JPH07263278A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

Info

Publication number
JPH07263278A
JPH07263278A JP4954394A JP4954394A JPH07263278A JP H07263278 A JPH07263278 A JP H07263278A JP 4954394 A JP4954394 A JP 4954394A JP 4954394 A JP4954394 A JP 4954394A JP H07263278 A JPH07263278 A JP H07263278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
layers
electrodes
layer
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4954394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Fujishiro
義和 藤城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP4954394A priority Critical patent/JPH07263278A/ja
Publication of JPH07263278A publication Critical patent/JPH07263278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波領域でのフィルタ特性を改善する。 【構成】 コンデンサ層C1は、コンデンサ電極5及び
6が誘電体層101を介して面対向している。コンデン
サ層C2はコンデンサ電極7及び8は誘電体層102を
介して面対向している。コンデンサ層C1は、コンデン
サ電極5が長さ方向Xの一辺aに導出され、コンデンサ
電極6が幅方向Yの辺cに導出されている。コンデンサ
層C2は、コンデンサ電極7が長さ方向Xの他辺bに導
出され、コンデンサ電極8が幅方向Yの辺cにそれぞれ
導出されている。端子電極2〜4は基体1の長さ方向X
の辺a及び幅方向Yの辺cに設けられ、コンデンサ電極
5〜8に導通している。導体9は長さ方向Xの両辺a及
びbに設けられた端子電極2及び3を互いに導通してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタ等に用いられ
るコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンデンサにおいて、所望のフ
ィルタ特性を得るため、自己共振周波数の異なる複数の
コンデンサを組み合わせることは、従来より広く行なわ
れている。コンデンサの組み合わせに当たり、基板専有
面積を減少させる手段として、複数のコンデンサを積層
する構造もよく知られている。実開平1ー60526号
公報はこのようなコンデンサを開示している。複数のコ
ンデンサのそれぞれは、基板の長さ方向の両端に端子電
極を有し、積層された場合に、これらの端子電極を、例
えば半田付け等の手段によって互いに結合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平1ー60526
号公報等で開示されているコンデンサは、複数のコンデ
ンサを積層する場合に、基板の長さ方向の両端に設けら
れた端子電極を互いに結合する構造であるため、隣接す
るコンデンサは両者間にある薄い誘電体層の厚みによっ
て隔てられているだけである。このため、互いに結合さ
れた端子電極を介して、複数のコンデンサが相互に影響
し合う。例えば、一方のコンデンサに流れるべき電流
が、共通に接続されている端子電極を介して他方のコン
デンサに影響を与えるようなものである。このようなコ
ンデンサ相互間の影響は良好なフィルタ特性を得るため
の障害となる。
【0004】しかも、両コンデンサ間の影響の程度は、
周波数が高くなるほど大きくなる傾向にあるから、デジ
タル回路等の高周波領域で用いられるコンデンサでは、
特に大きな問題になる。
【0005】本発明の課題は、新規な電極構造を有する
コンデンサを提供することである。
【0006】本発明のもう一つの課題は、フィルタとし
て適したコンデンサを提供することである。
【0007】本発明の更にもう一つの課題は、小型、薄
型のコンデンサを提供することである。
【0008】本発明の更にもう一つの課題は、コンデン
サ電極の重なり面積、誘電体層の厚みまたは層数を選択
することにより、フィルタ特性を広範囲に設定し得るコ
ンデンサを提供することである。
【0009】本発明の更にもう一つの課題は、端子電極
を通してコンデンサ層によって得られた静電容量を外部
に取り出すチップ型のコンデンサを提供することであ
る。
【0010】本発明の更にもう一つの課題は、コンデン
サ層相互間の影響が小さく、特に、デジタル回路等の高
周波領域で用いられた場合に優れたフィルタ特性を示す
コンデンサを提供することである。
【0011】本発明の更にもう一つの課題は、コンデン
サ電極間にインダクタンスを生じさせ、一層優れたフィ
ルタ特性を得るようにしたコンデンサを提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るコンデンサは、一つの基体と、複数
のコンデンサ層と、複数の端子電極と、少なくとも一つ
の導体とを含んでおり、前記コンデンサ層は、互いに積
層されて前記基体を構成し、前記コンデンサ層のそれぞ
れは、対のコンデンサ電極を有し、前記対のコンデンサ
電極が誘電体層を介して面対向しており、前記コンデン
サ層は、第1の組と、第2の組とを含んでおり、第1の
組に属するコンデンサ層は、前記基体の厚み方向の面上
に長さ方向及び幅方向を想定したとき、前記コンデンサ
電極の一方が長さ方向の一辺に導出され、前記コンデン
サ電極の他方が幅方向の両辺の少なくとも一辺に導出さ
れており、第2の組に属するコンデンサ層は、前記コン
デンサ電極の一方が長さ方向の他辺に導出され、前記コ
ンデンサ電極の他方が幅方向の両辺の少なくとも一辺に
それぞれ導出されており、前記端子電極は、前記基体の
長さ方向の両辺及び前記コンデンサ電極の導出された幅
方向の辺にそれぞれ設けられ、前記コンデンサ電極のそ
れぞれに導通しており、前記導体は、前記基体によって
支持され長さ方向の両辺に設けられた前記端子電極を互
いに導通している。
【0013】好ましい実施例では、前記第1の組に属す
るコンデンサ層及び前記第2の組に属するコンデンサ層
のうち、互いに隣り合うコンデンサ層は、隣接するコン
デンサ電極が互いに接続されている。
【0014】別の好ましい実施例では、前記第1の組に
属するコンデンサ層及び前記第2の組に属するコンデン
サ層のうち、互いに隣り合うコンデンサ層は、隣接する
コンデンサ電極が前記基体の幅方向の少なくとも一辺に
間隔を隔てて導出されている。
【0015】別の好ましい例では、前記第1の組に属す
るコンデンサ層及び前記第2の組に属するコンデンサ層
のうち、互いに隣り合うコンデンサ層は、両層間に位置
するコンデンサ電極を共用している。
【0016】別の好ましい例では、前記コンデンサ層の
うち、前記導体と隣り合うコンデンサ層は、前記導体と
隣接するコンデンサ電極が、前記導体と接続されてい
る。
【0017】別の好ましい実施例では、前記導体は、前
記端子電極間の距離よりも長いパターンを有することが
ある。
【0018】好ましくは、前記コンデンサ層は、前記誘
電体層が磁器でなり、一体に燒結されている。
【0019】
【作用】複数のコンデンサ層を有しているから、コンデ
ンサ層のそれぞれの容量値選択により自己共振周波数を
調整でき、したがって、フィルタとして適したコンデン
サが得られる。
【0020】コンデンサ層は、互いに積層されて基体を
構成しているから、小型、薄型のコンデンサが得られ
る。
【0021】コンデンサ層のそれぞれは、対のコンデン
サ電極を有し、対のコンデンサ電極が誘電体層を介して
面対向しているから、対のコンデンサ電極の重なり面
積、誘電体層の厚み、誘電体層の誘電率によって定まる
静電容量を持つコンデンサが得られる。従って、対のコ
ンデンサ電極の重なり面積及び誘電体層の厚みまたは誘
電体層の誘電率を選択することにより、フィルタ特性を
広範囲に設定できる。しかも、上述のような構成のコン
デンサ層を複数有するので、層数の選択により、静電容
量を調整し、フィルタ特性を更に広範囲に設定できる。
【0022】端子電極は、長さ方向の両辺及び幅方向の
辺にそれぞれ設けられ、コンデンサ電極のそれぞれに導
通しているから、端子電極を通してコンデンサ層によっ
て得られた静電容量を外部に取り出すチップ型のコンデ
ンサを実現できる。
【0023】複数のコンデンサ層は、第1の組と、第2
の組とに分かれており、第1の組に属するコンデンサ層
は、コンデンサ電極の一方が長さ方向の一辺に導出さ
れ、他方が幅方向の辺に導出されており、第2の組に属
するコンデンサ層はコンデンサ電極の一方が長さ方向の
他辺に導出され、他方が幅方向の辺にそれぞれ導出され
ており、端子電極は基体の長さ方向の両辺にそれぞれ独
立して設けられ、コンデンサ電極のそれぞれに導通して
いるから、異なる組に属するコンデンサ層間では、それ
ぞれのコンデンサ電極の一方が、長さ方向にとられた距
離をおいて隔てられる。このため、コンデンサが薄い誘
電体層厚によって隔てられているだけの従来例と異なっ
て、コンデンサ層相互間の影響が著しく小さくなる。具
体的には、第1の組に属するコンデンサ層に流れ込むべ
き電流が、端子電極を経由して、第2の組に属するコン
デンサ層に流れ込むような現象が抑制される。このた
め、良好なフィルタ特性を得ることができる。この作用
効果は、デジタル回路等の高周波領域で用いられるコン
デンサにおいて、極めて大きな長所になる。
【0024】導体は、基体の長さ方向の両辺に設けられ
た端子電極を互いに導通しているので、デジタル回路等
の高周波領域で用いられた場合、導体がその長さに応じ
たインダクタンス値を持つインダクタとして作用し、長
さ方向の両辺に位置するコンデンサ電極間にインダクタ
ンスを接続した回路が得られる。このため、一層優れた
フィルタ特性を得ることができる。導体は基体の表面に
設けられていてもよいし、基体の内部に埋設されていて
もよい。導体が基体の表面に設けられている場合は、基
体焼成後に導体を付与できるので、導体用材料の選択幅
が拡がる。導体が基体の内部に埋設されている場合は、
モノリシックな構造となるので、信頼性が向上する。
【0025】第1の組に属するコンデンサ層及び第2の
組に属するコンデンサ層のうち、互いに隣り合うコンデ
ンサ層の隣接するコンデンサ電極が導通されている好ま
しい例では、第1の組に属するコンデンサ層と第2の組
に属するコンデンサ層との間に静電容量を発生しない。
このため、第1の組に属するコンデンサ層によって取得
される静電容量と、第2の組に属するコンデンサ層によ
る静電容量が互いに独立して設定できるようになり、設
計通りのフィルタ特性を容易に得ることができるように
なる。
【0026】第1の組に属するコンデンサ層及び記第2
の組に属するコンデンサ層のうち、互いに隣り合うコン
デンサ層において隣接するコンデンサ電極が基体の幅方
向の少なくとも一辺に間隔を隔てて導出されている例で
は、隣り合うコンデンサ層において隣接するコンデンサ
電極を、回路基板上の導体パターンで接続することによ
り、両コンデンサ電極を等電位に保ち、コンデンサ層間
に容量が形成されるのを阻止できる。
【0027】第1の組に属するコンデンサ層及び第2の
組に属するコンデンサ層のうち、互いに隣り合うコンデ
ンサ層が、両層間に位置するコンデンサ電極を共用して
いる例では、コンデンサ電極数を減少させ、薄型化及び
コストダウンを達成できる。
【0028】コンデンサ層のうち、導体と隣り合うコン
デンサ層において、導体と隣接するコンデンサ電極が導
体と接続されている例では、導体とコンデンサ電極との
間に貫通コンデンサが発生するのを阻止し、所望のフィ
ルタ特性を得ることができる。
【0029】導体が端子電極間の距離よりも長いパター
ンを有する好ましい例では、導体によるインダクタンス
値を増大させ、フィルタ特性を向上させることができ
る。
【0030】誘電体層が磁器で構成されている場合は、
モノリシックなコンデンサ構造となり、信頼性が高くな
ると共に、薄型になる。
【0031】
【実施例】図1は本発明に係るコンデンサの分解斜視
図、図2は図1に示したコンデンサの外観斜視図、図3
は図1及び図2に示したコンデンサの電気的等価回路図
である。実施例に示すコンデンサは、一つの基体1と、
複数のコンデンサ層C1及びC2と、複数の端子電極2
〜4と、少なくとも一つの導体9とを含んでいる。コン
デンサ層C1及びC2は、互いに積層されて基体1を構
成している。コンデンサ層C1及びC2の内、コンデン
サ層C1は、対のコンデンサ電極5及び6を有する。対
のコンデンサ電極5及び6は誘電体層101を介して面
対向している。コンデンサ層C2は、対のコンデンサ電
極7及び8を有する。対のコンデンサ電極7及び8は誘
電体層102を介して面対向している。これらのコンデ
ンサ層C1及びC2は基体1の厚み方向に層状に積層さ
れている。
【0032】コンデンサ層C1及びC2は、第1の組
と、第2の組とに分かれており、第1の組に属するコン
デンサ層C1は、基体1の厚み方向の面上に長さ方向X
及び幅方向Yを想定したとき、コンデンサ電極5が長さ
方向Xの一辺aに導出され、コンデンサ電極6が幅方向
Yの両辺c、dの一辺cに導出されている。
【0033】第2の組に属するコンデンサ層C2は、コ
ンデンサ電極7が長さ方向Xの他辺bに導出され、コン
デンサ電極8が幅方向Yの両辺c、dの一辺cにそれぞ
れ導出されている。
【0034】端子電極2〜4の内、端子電極2はコンデ
ンサ層C1のコンデンサ電極5が導出されている基体1
の長さ方向Xの辺aに設けられ、コンデンサ層C1のコ
ンデンサ電極5に導通している。端子電極3はコンデン
サ層C2のコンデンサ電極7が導出されている基体の長
さ方向Xの辺bに設けられ、コンデンサ層C2のコンデ
ンサ電極7に導通している。端子電極4はコンデンサ層
C1のコンデンサ電極6及びコンデンサ層C2のコンデ
ンサ電極8が導出された基体1の幅方向Yの辺cに独立
して設けられ、コンデンサ層C1のコンデンサ電極6及
びコンデンサ層C2のコンデンサ電極8に導通してい
る。
【0035】導体9は、基体1によって支持され長さ方
向Xの両辺a及びbに設けられた端子電極2及び3を互
いに導通している。
【0036】上述したように、本発明に係るコンデンサ
は、複数のコンデンサ層C1及びC2を有しているか
ら、コンデンサ層C1及びC2のそれぞれの容量値選択
により自己共振周波数を調整でき、したがって、フィル
タとして適したコンデンサが得られる。複数のコンデン
サ層C1及びC2は積層されているから、小型、薄型の
コンデンサが得られる。
【0037】コンデンサ層C1及びC2のそれぞれは、
対のコンデンサ電極(5、6)及び(7、8)を有し、
対のコンデンサ電極(5、6)または(7、8)が誘電
体層101または102を介して面対向しているから、
対のコンデンサ電極(5、6)及び(7、8)の重なり
面積、誘電体層101、102の厚み及びその誘電率に
よって定まる静電容量を持つコンデンサが得られる。従
って、対のコンデンサ電極(5、6)及び(7、8)の
重なり面積及び誘電体層101、102の厚みを選択す
ることにより、目的とするフィルタ特性を広範囲に設定
できる。しかも、上述のような構成のコンデンサ層C
1、C2を複数有するので、層数の選択により、静電容
量を調整し、フィルタ特性を更に広範囲に設定できる。
【0038】端子電極2〜4は、基体1の長さ方向Xの
両辺a、b及びコンデンサ電極6、8の導出された幅方
向の辺cにそれぞれ設けられ、コンデンサ電極(5、
6)及び(7、8)のそれぞれに導通しているから、端
子電極2〜4を通してコンデンサ層C1及びC2によっ
て得られた静電容量を外部に取り出すチップ型のコンデ
ンサを実現できる。
【0039】複数のコンデンサ層C1及びC2は、第1
の組と、第2の組とに分かれており、第1の組に属する
コンデンサ層C1は、コンデンサ電極5が長さ方向Xの
一辺aに導出されており、第2の組に属するコンデンサ
層C2はコンデンサ電極7が長さ方向Xの他辺bに導出
されており、端子電極2及び3は基体1の長さ方向Xの
両辺a、bにそれぞれ独立して設けられ、コンデンサ電
極5及び7のそれぞれに導通しているから、異なる組に
属するコンデンサ層C1ーC2間では、それぞれのコン
デンサ電極5及び7が、長さ方向Xにとられた距離をお
いて隔てられる。このため、コンデンサが薄い誘電体層
厚によって隔てられているだけの従来例と異なって、コ
ンデンサ層C1ーC2相互間の影響が著しく小さくな
る。具体的には、第1の組に属するコンデンサ層C1に
流れ込むべき電流が、端子電極2または3を経由して、
第2の組に属するコンデンサ層C2に流れ込むような現
象が抑制される。このため、良好なフィルタ特性を得る
ことができる。この作用効果は、デジタル回路等の高周
波領域で用いられるコンデンサにおいて、極めて大きな
長所になる。
【0040】導体9は、基体1の長さ方向Xの両辺a、
bに設けられた端子電極2及び3を互いに導通している
ので、デジタル回路等の高周波領域で用いられた場合、
導体9がその長さに応じたインダクタンス値を持つイン
ダクタとして作用し、長さ方向Xの両辺a、bに位置す
るコンデンサ電極2ー3間にインダクタンスL1を接続
した図3に示すような回路が得られる。このため、一層
優れたフィルタ特性を得ることができる。
【0041】また、コンデンサ層C1、C2のうち、導
体9と隣り合うコンデンサ層C2において、導体9と隣
接するコンデンサ電極7が、長さ方向Xの辺bにおい
て、導体9と接続されている。このような構造である
と、導体9とコンデンサ電極7との間に貫通コンデンサ
が発生するのを阻止し、所望のフィルタ特性を得ること
ができる。
【0042】導体9は基体1の表面に設けられていても
よいし、基体1の内部に埋設されていてもよい。導体9
が基体1の表面に設けられている場合は、基体1の焼成
後に導体を付与できるので、導体用材料の選択幅が拡が
る。導体9が基体1の内部に埋設されている場合は、モ
ノリシックな構造となるので、信頼性が向上する。導体
9は複数本設けることもできる。
【0043】図1に示す実施例では、第1の組に属する
コンデンサ層C1及び第2の組に属するコンデンサ層C
2のうち、互いに隣り合うコンデンサ層C1、C2の隣
接するコンデンサ電極6及び8は、幅方向の一辺cにお
いて、端子電極4によって互いに接続されており、した
がって等電位にある。このような構造であると、第1の
組に属するコンデンサ層C1と第2の組に属するコンデ
ンサ層C2との間に静電容量を発生しない。このため、
第1の組に属するコンデンサ層C1によって取得される
静電容量と、第2の組に属するコンデンサ層C2による
静電容量が互いに独立して設定できるようになり、設計
通りのフィルタ特性を容易に得ることができるようにな
る。
【0044】コンデンサ層C1及びC2のコンデンサ電
極6及び8は基体1の同一辺cに導出され、端子電極4
によって結線されているので、コンデンサ層C1及びC
2のそれぞれのコンデンサ電極6及び8を相互に結線す
る距離が最小になり高周波特性が向上する。また、回路
基板への実装後にコンデンサ層C1及びC2のそれぞれ
のコンデンサ電極6及び8を相互に結線する必要がなく
なるので、回路基板への実装作業が容易になる。
【0045】誘電体層101及び102は誘電体磁器で
構成できる。誘電体層101及び10が磁器で構成され
ている場合は、モノリシックなコンデンサ構造となり、
信頼性が高くなると共に、薄型になる。誘電体層101
及び102を構成するのに適した誘電体磁器の例は、例
えば酸化チタン、チタン酸バリウム等の高誘電率の誘電
体磁器である。かかる材料選定により、高いフィルタ特
性を得ることができることは勿論であり、更に、ペース
ト印刷または塗布工程によって形成できるので、信頼性
が向上する。例えば、誘電体磁器ペーストをドクターブ
レード法、スクリーン印刷法またはロールコータ法等に
よってシート化し、このシート上に導体層をスクリーン
印刷等によって所定のパターンとなるように塗布し、積
層、焼成等の必要な工程を経ることにより、能率良く製
造することができる。このため、部品点数が非常に少な
く、製造、加工が容易で量産性に富む高信頼度のコンデ
ンサを実現することが可能になる。容量取得に寄与しな
い最外側に位置する層103及び106は、誘電体層1
01及び102が誘電体磁器でなる場合、同質の磁器ま
たは異質の磁器によって形成できる。中間層104及び
105についても同様である。
【0046】コンデンサ電極5〜8は、誘電体層101
及び102を誘電体磁器で構成した場合、その焼成温度
に耐え得る金属材料、例えば金、白金、パラジウムもし
くはこれらの合金またはこれらと銀との合金微粉末を導
電成分とする導電性ペーストを、スクリーン印刷等の手
段によって所定のパターンとなるように塗布し、焼成時
に同時に焼付けして形成することができる。端子電極2
〜3は焼成後に銀ペーストまたは銅等の卑金属ペースト
を塗布し焼付けることによって形成する。
【0047】図4は本発明に係るコンデンサの別の実施
例を示す分解斜視図である。図において、図1と同一の
参照符号は同一性のある構成部分を示している。この実
施例では、導体9は端子電極2ー3間の距離よりも長い
パターンを有する。このようなパターンの代表例とし
て、実施例では、蛇行するパターンを有している。これ
により、導体9によるインダクタンス値を増大できる。
【0048】図5は本発明に係るコンデンサの更に別の
実施例を示す分解斜視図である。この実施例では、総数
6つのコンデンサ層C11〜C13及びC21〜C23
を含んでいる。コンデンサ層C11〜C13及びC21
〜C23は、コンデンサ層C11〜C13によって構成
される第1の組C1と、コンデンサ層C21〜C23に
よって構成される第2の組C2とを含んでいる。第1の
組C1に属するコンデンサ層C11〜C13のそれぞれ
は、対のコンデンサ電極5及び6を有し、対のコンデン
サ電極5及び6が誘電体層101を介して面対向し、基
体1の厚み方向に層状に積層されている。第2の組C2
に属するのコンデンサ層C21〜C23のそれぞれは、
対のコンデンサ電極7及び8を有し、対のコンデンサ電
極7及び8が誘電体層102を介して面対向し、基体1
の厚み方向に層状に積層されている。端子電極2〜4と
コンデンサ電極(5、6)及び(7、8)との接続関係
及び端子電極2及び3と導体9との接続関係は、図1に
示した実施例と同様である。
【0049】図5に示す実施例の場合、第1の組に属す
るコンデンサ層C11〜C13と、第2の組に属するコ
ンデンサ層C21〜C23が、それぞれ3層のコンデン
サ層によって構成されているから、各組で得られる静電
容量を、コンデンサ層の数に応じて増大させることがで
きる。図示はされていないが、より多数のコンデンサ層
を備えることもできる。
【0050】図6は本発明に係るコンデンサの更に別の
実施例を示す斜視図、図7は図6に示したコンデンサの
外観斜視図、図8は図6及び図7に示したコンデンサの
電気的等価回路図である。この実施例では、第1の組に
属するコンデンサ層C1及び第2の組に属するコンデン
サ層C2に備えられたコンデンサ電極6、8のそれぞれ
は、辺cに導出されている。端子電極41、42は2つ
の辺c、dのそれぞれに設けられ、コンデンサ電極6、
8のそれぞれに導通している。上述のような構造である
と、回路基板上の導体パターンによって、端子電極41
及び42を互いに接続することができる。これにより、
図1〜図3に示したコンデンサと等価のコンデンサを得
ることができる。
【0051】図9は本発明に係るコンデンサの別の実施
例を示す分解斜視図、図10は図9に示したコンデンサ
の外観斜視図、図11は図9及び図10に示したコンデ
ンサの電気的等価回路図である。コンデンサ層C1はコ
ンデンサ電極6の幅方向Xの両辺を、誘電体101の両
辺c、dに導出してある。コンデンサ層C2はコンデン
サ電極8の幅方向の両辺を、誘電体層10の両辺c、d
に導出してある。隣接するコンデンサ電極6及び8は、
端子電極41及び42によって互いに接続されているか
ら、等電位になる。これにより、図10及び図11に示
したコンデンサが得られる。
【0052】図12は本発明に係るコンデンサの別の実
施例を示す分解斜視図である。この実施例では、互いに
隣り合うコンデンサ層C1及びC2が、両層間に位置す
るコンデンサ電極6(または8)を共用している。この
ような構造であると、図1と図12との比較から明らか
なように、コンデンサ電極6または8の何れか一方を省
略し、コンデンサ電極数を減少させ、薄型化及びコスト
ダウンを達成できる。図12は図1に対する変形例を示
しているけれども、図4〜図6及び図9の実施例におい
ても、隣り合うコンデンサ層C1及びC2において、両
層間に位置するコンデンサ電極6(または8)を共用す
ることができる。
【0053】図示はされていないけれども、全ての実施
例を通して、他の回路素子、例えば、インダクタ、抵抗
もしくは各種半導体素子またはこれらの組み合わせを含
むこともできる。このような複合型の場合、基体は磁性
層を含むこともある。
【0054】
【効果】以上述べたように、本発明によれば、次のよう
な効果が得られる。 (a)新規な電極構造を有するコンデンサを提供でき
る。 (b)フィルタとして適したコンデンサを提供できる。 (c)小型、薄型のコンデンサを提供できる。 (d)コンデンサ電極の重なり面積及び誘電体層の厚み
を選択することにより、目的とするフィルタ特性を広範
囲に設定し得るコンデンサを提供できる。 (e)端子電極を通してコンデンサ層によって得られた
静電容量を外部に取り出すチップ型のコンデンサを提供
できる。 (f)コンデンサ層相互間の影響が小さく、特に、デジ
タル回路等の高周波領域で用いられた場合に優れたフィ
ルタ特性を示すコンデンサを提供できる。 (g)コンデンサ電極間にインダクタンスを生じさせ、
一層優れたフィルタ特性を得るようにしたコンデンサを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンデンサの分解斜視図である。
【図2】図1に示したコンデンサの外観斜視図である。
【図3】図1及び図2に示したコンデンサの電気的等価
回路図である。
【図4】本発明に係るコンデンサの別の実施例を示す分
解斜視図である。
【図5】本発明に係るコンデンサの別の実施例を示す分
解斜視図である。
【図6】本発明に係るコンデンサの別の実施例を示す分
解斜視図である。
【図7】図6に示したコンデンサの外観斜視図である。
【図8】図6及び図7に示したコンデンサの電気的等価
回路図である。
【図9】本発明に係るコンデンサの別の実施例を示す分
解斜視図である。
【図10】図9に示したコンデンサの外観斜視図であ
る。
【図11】図9及び図10に示したコンデンサの電気的
等価回路図である。
【図12】本発明に係るコンデンサの別の実施例を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 基体 C1及びC2 コンデンサ層 2〜4 端子電極 5〜8 コンデンサ電極 9 導体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの基体と、複数のコンデンサ層と、
    複数の端子電極と、少なくとも一つの導体とを含むコン
    デンサであって、 前記コンデンサ層は、互いに積層されて前記基体を構成
    し、前記コンデンサ層のそれぞれは、対のコンデンサ電
    極を有し、前記対のコンデンサ電極が誘電体層を介して
    面対向しており、 前記コンデンサ層は、第1の組と、第2の組とを含んで
    おり、第1の組に属するコンデンサ層は、前記基体の厚
    み方向の面上に長さ方向及び幅方向を想定したとき、前
    記コンデンサ電極の一方が長さ方向の一辺に導出され、
    前記コンデンサ電極の他方が幅方向の両辺の少なくとも
    一辺に導出されており、第2の組に属するコンデンサ層
    は、前記コンデンサ電極の一方が長さ方向の他辺に導出
    され、前記コンデンサ電極の他方が幅方向の両辺の少な
    くとも一辺にそれぞれ導出されており、 前記端子電極は、前記基体の長さ方向の両辺及び前記コ
    ンデンサ電極の導出された幅方向の辺にそれぞれ設けら
    れ、前記コンデンサ電極のそれぞれに導通しており、 前記導体は、前記基体によって支持され長さ方向の両辺
    に設けられた前記端子電極を互いに導通しているコンデ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記第1の組に属するコンデンサ層及び
    前記第2の組に属するコンデンサ層のうち、互いに隣り
    合うコンデンサ層は、隣接するコンデンサ電極が互いに
    接続されている請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記第1の組に属するコンデンサ層及び
    前記第2の組に属するコンデンサ層のうち、互いに隣り
    合うコンデンサ層は、隣接するコンデンサ電極が前記基
    体の幅方向の少なくとも一辺に間隔を隔てて導出されて
    いる請求項1に記載のコンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記第1の組に属するコンデンサ層及び
    前記第2の組に属するコンデンサ層のうち、互いに隣り
    合うコンデンサ層は、両層間に位置するコンデンサ電極
    を共用している請求項1に記載のコンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記コンデンサ層のうち、前記導体と隣
    り合うコンデンサ層は、前記導体と隣接するコンデンサ
    電極が、前記導体と接続されている請求項1に記載のコ
    ンデンサ。
  6. 【請求項6】 前記導体は、前記端子電極間の距離より
    も長いパターンを有する請求項1に記載のコンデンサ。
  7. 【請求項7】 前記コンデンサ層は、前記誘電体層が磁
    器でなり、一体に燒結されている請求項1に記載のコン
    デンサ。
JP4954394A 1994-03-18 1994-03-18 コンデンサ Pending JPH07263278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4954394A JPH07263278A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4954394A JPH07263278A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 コンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07263278A true JPH07263278A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12834114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4954394A Pending JPH07263278A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07263278A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305423A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Hitachi Metals Ltd ローパスフィルタおよびそれを用いた高周波スイッチモジュール
JP2005142587A (ja) * 2005-01-21 2005-06-02 Murata Mfg Co Ltd 積層コンデンサ
JP4925185B2 (ja) * 2004-08-25 2012-04-25 株式会社村田製作所 ノイズフィルタアレイ
JP2015019036A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミックキャパシタ及びその実装基板
JP2016067021A (ja) * 2013-05-09 2016-04-28 株式会社村田製作所 Lc並列共振素子および帯域阻止フィルタ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305423A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Hitachi Metals Ltd ローパスフィルタおよびそれを用いた高周波スイッチモジュール
JP4925185B2 (ja) * 2004-08-25 2012-04-25 株式会社村田製作所 ノイズフィルタアレイ
JP2005142587A (ja) * 2005-01-21 2005-06-02 Murata Mfg Co Ltd 積層コンデンサ
JP2016067021A (ja) * 2013-05-09 2016-04-28 株式会社村田製作所 Lc並列共振素子および帯域阻止フィルタ
JP2015019036A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミックキャパシタ及びその実装基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4746557A (en) LC composite component
US4322698A (en) Laminated electronic parts and process for making the same
US6525628B1 (en) Surface mount RC array with narrow tab portions on each of the electrode plates
CN100378877C (zh) 复合元件及其制造方法
JPS631724B2 (ja)
JPH07326536A (ja) セラミックコンデンサ
KR20100044132A (ko) 적층 콘덴서의 제조 방법
JPH07272975A (ja) 複合コンデンサ
US7012501B2 (en) Electrical multi-layer component
JPH07202618A (ja) チップ型フィルタ−
JPH0897070A (ja) セラミックコンデンサ
JP2001210544A (ja) チップ積層セラミックコンデンサ
US20060170010A1 (en) Electrical component and switching mechanism
JP2007035877A (ja) 積層コンデンサ
JPS5923458B2 (ja) 複合部品
JPH1167586A (ja) チップ型ネットワーク電子部品
JPH0817675A (ja) チップ型積層セラミックコンデンサ
JP2506608B2 (ja) 積層lcフィルタ部品
JPH0410676Y2 (ja)
JPH07169651A (ja) 積層チップフィルタ
JP2958804B2 (ja) 積層チップコモンモードチョークコイル
JPS5933248B2 (ja) 複合電子部品
JPH0410674Y2 (ja)
JPH11329852A (ja) 複合部品およびその製造方法
JPH07201635A (ja) セラミックコンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020724