JPH07264101A - 自動等化装置 - Google Patents

自動等化装置

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Publication number
JPH07264101A
JPH07264101A JP6076622A JP7662294A JPH07264101A JP H07264101 A JPH07264101 A JP H07264101A JP 6076622 A JP6076622 A JP 6076622A JP 7662294 A JP7662294 A JP 7662294A JP H07264101 A JPH07264101 A JP H07264101A
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JP
Japan
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equalization
input signal
adaptive
peak value
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP6076622A
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English (en)
Inventor
Jun Ota
潤 太田
Akira Iketani
章 池谷
Noriyasu Echigo
紀康 越後
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6076622A priority Critical patent/JPH07264101A/ja
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  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 等化係数を適応的に変化させ、しかも受信信
号の大きな振幅変化やスパイク状ノイズなどの変動要素
に左右されない自動等化装置を実現すること。 【構成】 入力信号の劣化成分を適応的に補正する適応
等化手段12と、入力信号の波高値に基づいて適応等化
手段12における適応的補正を停止させる適応等化制御
手段13とを設ける。平常振幅範囲の入力信号に対して
は、一定周期毎に等化係数の補正をし、大きな振幅変化
やスパイク状ノイズが混入されるときには、前回の等化
係数を保持し、現時点での等化を停止する。こうすると
ヘッド・テープなどの伝送路の特性に適合した自動等化
を行うことができ、ノイズなどの外乱の影響がないよう
に動作させることができる。従って、等化誤差が小さく
なり、復号誤りを減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル記録若しくは
伝送された信号を再生又は受信する際に、劣化した信号
成分を効果的に等化・復元する自動等化装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープにデジタルデータを記録再生
する場合を考える。磁気記録の記録・再生系は一般に微
分特性を示すから、記録した記録符号系列を{bk }と
すると、波形干渉がないと場合の理想的な再生出力系列
{xk }は次の(1)式となる。
【数1】 ただし、添え字kを付した符号は、時刻(k・ TR )で
のサンプル値であり、TR は1ビット長(サンプリング
周期)を表わす。
【0003】実際には、磁気記録系での高周波成分減衰
特性のために、再生波形はなまった形となる。ここで、
孤立再生波形をh(t) とし、hi =h( i・ TR )と
すると、実際の受信系列{yk }は次の(2)式で表さ
れる。
【数2】 ただし、nk ’は雑音のサンプル値である。(2)式を
周波数成分で書き換えると、次の(3)式になる。
【数3】 なお、X(f)、H(f)、N'(f)及びY(f)は夫々
x(t)、h(t)、n’(t)及びy(t)をフーリ
エ変換した関数である。
【0004】デジタルVTRに要求されるような高密度
記録では、再生信号の振幅レベルに基づいた復号が必要
であり、このためには再生信号における波形干渉を除去
しなければならない。(3)式から分かるように、再生
過程で減衰した高周波成分を補正する関数を1/H
(f)と考え、この関数の特性を有する波形等化を行う
ことにより、次の(4)式に示す等化出力Z(f)が得
られ、波形干渉を除去できる。
【数4】 ただし、(4)式のN(f)は次の(5)式で定義され
る。
【数5】 ここで、N(f)を等化雑音という。このように、1/
H(f)の特性を有する波形等化器を用いることによっ
て、波形干渉は除去される。
【0005】しかしながらこのような方法では、事前に
磁気ヘッドと磁気テープ間の特性を知る必要がある。ま
た、異なる磁気テープを使用したときに、その等化特性
をダイナミックに変化させることができない。しかも、
個々の磁気テープの部分的な特性の劣化や、磁気ヘッド
の摩耗などによる特性の変化にも対応できない。
【0006】そのため、等化特性を変化させることので
きる自動等化装置が考案されているが、これらの方法の
概略を説明する。再生された受信系列を{yk }、等化
のタップ数をN、等化係数を{ci }(i=1,2,・・
・ ,N)とすると、時刻t=k・Tにおける等化器出力
{eqk }は次の(6)式によって表される。
【数6】
【0007】(6)式で定義された等化係数{ci }が
誤差を含むと考えた場合、その誤差を{ei }(i=
1,2,・・・ ,N)とすると、残留波形干渉を零にする
最適等化係数{ci ' }(i=1,2,・・・ ,N)を次
の(7)式で定義できる。
【数7】 また、(7)式を(6)式に代入することにより、次の
(8)式が得られる。
【数8】
【0008】また、受信系列{yk }のうち、真の信号
成分を{xk }、雑音成分を{nk}とすると、受信信
号yk は次の(9)式で表される。
【数9】 そして(8)式の最終式の第1項に(9)式を代入する
ことにより、次の(10)式が得られる。
【数10】
【0009】(10)式の最終式の第1項は、最適等化
係数{ci ' }と雑音のない信号成分{xk }とのたた
み込み和であるから、全く残留波形干渉がない理想的な
等化出力と見なせる。よって、この第1項は、0または
±Aの3値のみをとる。ただし、Aは等化信号の波高値
(0−P値)である。また、(10)式の最終式の第2
項以降をrk とすると、rk は次の(11)式となる。
【数11】
【0010】ここで、M個のサンプルに関する{rk
と{yk }の相互相関係数{mj }(i=1,2,・・・
,N)を次の(12)式の最初の数式のように定義
し、その値mj の値を求める。
【数12】 (12)式の最終式において、{nk }は異なるk間で
独立、{nk }と{xk }は互いに独立、{yk }も異
なるk間で独立であると仮定すると、(12)式の値は
次の(13)式で近似される。
【数13】
【0011】(13)式において、次の(14)式が成
立する。
【数14】 従って相互相関係数mj は次の(15)式で近似され
る。
【数15】 ここで、入力の自乗和sj を次の(16)式で定義する
と、
【数16】 等化係数の誤差(補正項)ej は次の(17)式のよう
になる。
【数17】
【0012】以上のような自動等化における理論式をま
とめると、次のようになる。まず等化出力を0又は±A
に仮判定し、この値を等化出力eqk から引く。(1
7)式で示すようにその結果(差分値)と入力との相互
相関係数と、入力の自乗和との比をとることによって補
正項ej を決定する。現時点での等化係数cj からこの
補正項ej を引くことによって、新しい等化係数cj
に更新する。このような処理を繰り返すことによって、
常に新しい等化係数cを用いた等化を行うことができ
る。
【0013】図7は、従来の自動等化装置の構成例を示
す概念図である。図7において、等化すべき信号は入力
信号端子1を介して適応等化手段2に入力される。適応
等化手段2における等化係数{ci }は、(1)〜(1
7)式で説明したように、受信系列{yk }が入力され
る度に適応的に変化・更新され、出力端子3より出力さ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような方法では、磁気テープなどの記録媒体上のドロッ
プアウトなどにより、再生出力(=受信出力yk )が急
激に減少した場合や、スパイク状のノイズが発生した場
合には、(14)式で用いた仮定自体が成り立たなくな
ってしまう。また、このような再生出力が自動等化装置
に入力されると、受信系列{yk }に含まれるノイズの
特性により、等化係数が決定されてしまう。よって、新
しい等化係数には大きな誤差が含まれ、この誤差を含ん
だ等化係数を用いて新たに作成された等化出力は正しい
ものといえず、非常に大きな等化誤差を含んでしまうと
いう問題点があった。
【0015】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、再生出力が急激に減少した場合
や、スパイク状のノイズが発生した場合にも、等化係数
を乱さないで、その直後から入力される受信系列に対
し、最適の自動等化を行うことのできる自動等化装置を
実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、入力信号の劣化成分を適応的に補正する適応等化手
段と、入力信号の波高値に基づいて適応等化手段におけ
る適応的補正を停止させる適応等化制御手段と、を具備
することを特徴とするものである。
【0017】本願の請求項2の発明では、適応等化手段
は、入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、等化手
段から出力された等化信号と入力信号とを基にして、等
化手段の等化係数を順次更新する等化係数更新手段と、
を具備するものであり、適応等化制御手段は、入力信号
の波高値を算出する波高値算出手段と、波高値算出手段
により順次算出される波高値を比較する波高値比較手段
と、波高値比較手段により入力信号の波高値が規定値よ
り高いと判定されたとき、等化係数の更新を停止する信
号を等化手段に出力する等化係数更新制御手段と、を具
備することを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項3の発明では、適応等化手段
は、入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、等化手
段から出力された等化信号と入力信号とを基にして、等
化手段の等化係数を順次更新する等化係数更新手段と、
を具備するものであり、適応等化制御手段は、入力信号
の波高値を算出する波高値算出手段と、波高値算出手段
により順次算出される波高値と入力信号の振幅とを比較
する信号比較手段と、信号比較手段により入力信号の波
高値が規定値より高いと判定されたとき、等化係数の更
新を停止する信号を等化手段に出力する等化係数更新制
御手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項4の発明は、入力信号の劣化
成分を適応的に補正する適応等化手段と、適応等化手段
の出力の波高値に基づいて適応等化手段における適応的
補正を停止させる適応等化制御手段と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0020】本願の請求項5の発明では、適応等化手段
は、入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、等化手
段から出力された等化信号と入力信号とを基にして、等
化手段の等化係数を順次更新する等化係数更新手段と、
を具備するものであり、適応等化制御手段は、等化手段
の出力の波高値を算出する波高値算出手段と、波高値算
出手段により順次算出される波高値を比較する波高値比
較手段と、波高値比較手段により等化手段の等化出力が
規定値より高いと判定されたとき、等化係数の更新を停
止する信号を等化手段に出力する等化係数更新制御手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項6の発明では、適応等化手段
は、入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、等化手
段から出力された等化信号と入力信号とを基にして、等
化手段の等化係数を順次更新する等化係数更新手段と、
を具備するものであり、適応等化制御手段は、等化手段
の波高値を算出する波高値算出手段と、波高値算出手段
により順次算出される波高値と入力信号の振幅とを比較
する信号比較手段と、信号比較手段により入力信号の波
高値が規定値より高いと判定されたとき、等化係数の更
新を停止する信号を等化手段に出力する等化係数更新制
御手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0022】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1〜3の
発明によれば、適応等化手段は入力信号の劣化成分を適
応的に補正するため等化係数を演算し、等化された信号
を出力する。入力信号にバースト状ノイズ又はインパル
スノイズが混入されたとき、適応等化制御手段は、一時
的に適応等化手段における適応的補正を停止させる。
【0023】又本願の請求項4〜6の発明によれば、適
応等化手段は入力信号の劣化成分を適応的に補正するた
め等化係数を演算し、等化された信号を出力する。入力
信号にバースト状ノイズ又はインパルスノイズが混入さ
れたとき、適応等化制御手段は適応等化手段の出力の波
高値に基づいて適応等化手段における適応的補正を一時
的に停止させる。
【0024】こうすると自動等化装置は波形の劣化成分
を適応的に補償すると共に、振幅変動やスパイク状ノイ
ズなどの突発的外乱要素にも左右されずに機能する。
【0025】
【実施例】まず、本願の請求項1の発明による自動等化
装置について図1を参照しつつ説明する。本図に示すよ
うに自動等化装置10は適応等化手段12と適応等化制
御手段13により構成される。入力端子11に入力され
た受信信号yk は適応等化手段12で等化され、等化係
数が適応的に変化・更新される。又受信信号yk は適応
等化制御手段13にも入力され、受信信号yk の波高値
に基づいて適応等化手段12の等化係数の補正を停止さ
せることができる。このような原理により、自動等化さ
れた信号は出力端子14から等化出力eqk として出力
され、受信信号に急激な振幅の変化などが生じた場合
に、等化係数の更新を中止し、等化係数の誤補正を防ぐ
ことができる。
【0026】次に図2,図3は第1実施例の自動等化装
置10Aの詳細構成を示すブロック図である。これらの
図において入力端子21に入力される受信系列{yk
は、シフトレジスタ22と波高値算出器23とに与えら
れる。シフトレジスタ22はN個の受信信号yを一時格
納する回路で、受信系列{yk-N ,・・・yk-3 ,y
k-2 ,yk-1 }の信号が各レジスタで保持される。一
方、波高値算出器23は受信系列{yk }における現時
点の波高値A’と前時点の波高値Aを算出する回路であ
る。ここで等化係数cの更新は受信信号yがM(>N)
ワード入力される毎に行われるものとし、その周期を等
化係数の更新周期TM とする。ここでは前時点と現時点
の時間間隔を更新周期TM に等しくしている。
【0027】シフトレジスタ22で保持された信号は等
化器24に与えられる。等化器24は乗算器25,等化
係数メモリ26,加算器27により構成される。等化係
数メモリ26は等化係数c1 ,c2 、c3 ,・・・cN
を保持するメモリで、その値は乗算器25に出力され
る。乗算器25はN個の乗算器25a,25b,25
c,・・・25nを有しており、例えば乗算器25aは
受信信号yk-1 と等化係数c1 とを乗算する。同様に乗
算器25bは受信信号yk-2 と等化係数c2 とを乗算
し、乗算器25nは受信信号yk-N と等化係数cN とを
乗算する。加算器27はN個の乗算器25a,25b,
25c,・・・25nの乗算結果を加算する回路であ
る。
【0028】次に波高値比較器28は波高値算出器23
から入力される波高値A,A’の比ρ(=A’/A)を
算出し、最適等化係数c’を生成する回路である。この
最適等化係数c’は等化係数更新制御器28aに与えら
れる。等化係数更新制御器28aは波高値比較器28に
より受信信号yの波高値が規定値より高ければ、等化係
数の更新を停止する信号を等化器24に出力し、波高値
が規定値より低ければ、等化係数の更新を続行する信号
を等化器24に出力する回路である。後述するように更
新された等化係数cj ’は等化係数更新制御器28aを
介して等化係数メモリ26に与えられる。
【0029】一方、波高値算出器29は等化器24から
入力される等化出力eqk に基づいて波高値を算出する
回路であり、その値は仮判定器30に与えられる。仮判
定器30は加算器27から入力された等化出力eqk
振幅を波高値Aと比較し、判定結果dk として0,+
A,−Aの何れかの値を出力する回路である。減算器3
1は等化出力eqk から判定結果dk を減算し、この値
を等化誤差rk として相関係数算出器32に出力する回
路である。
【0030】図3の相関係数算出器32は乗算器33と
バッファ35とにより構成され、相互相関係数mを算出
する回路である。乗算器33は乗算器25と同様にN個
の乗算器33a,33b,33c,・・・33nを有し
ており、例えば乗算器33aはシフトレジスタ22に保
持された受信信号yk-1 と等化誤差rk とを乗算する。
同様に乗算器33bは受信信号yk-2 と等化誤差rk
を乗算し、乗算器33nは受信信号yk-N と等化誤差r
k とを乗算する。バッファ35はN個の相互相関係数m
1 ,m2 ,m3 ,・・・mN を加算し、相互相関係数m
j (1≦j≦N)を出力する回路である。
【0031】さてシフトレジスタ22に保持された受信
系列{yk }は自乗和算出器36にも与えられる。自乗
和算出器36は自乗器37とバッファ38とにより構成
され、自乗和sj を算出する回路である。自乗器37は
N個の自乗器を有しており、各自乗器の出力(yk-1
2 ,・・・(yk-N 2 は、夫々自乗和s1 ,・・・s
N としてバッファ38に保持される。
【0032】除算器39は相関係数算出器32の相互相
関係数mj と自乗和算出器36の自乗和sj とを入力
し、mj /sj 値を演算し、これを等化係数の誤差ej
として減算器40に出力する回路である。減算器40は
等化係数cj から除算器39で演算された等化係数の誤
差ej を減算する回路で、その減算値は新たな等化係数
j ’として出力するものである。
【0033】このように構成された自動等化装置10A
の動作について説明する。入力端子21に入力された受
信系列{yj }(j=1,2,3・・・N)は、シフト
レジスタ22に入力され、次の受信信号yk が入力され
ようとしている。Nが等化のタップ数と等しいとする
と、シフトレジスタ22はNワードの容量を持ってい
る。ただし、シフトレジスタ22は新しい信号が入力さ
れると、最も古い情報を廃棄し、他の夫々の情報を1ワ
ードずつシフトし、入力された信号を最も新しい情報と
して保持する。
【0034】等化係数メモリ26は、前の時点で更新し
た等化係数{ci }(i=1,2,・・・ ,N)を保持し
ている。等化器24は、シフトレジスタ22から最新N
ワードの内容(yk-1 ,yk-2 ,・・・ ,yk-N )を入力
し、夫々の値と等化係数メモリ26に保持されている等
化係数{ci }とから、乗算器24と加算器26とを介
して、(6)式に示すように等化器出力eqk を演算
し、出力端子24aに出力する。
【0035】波高値算出器29では、入力信号のピーク
値の絶対値の平均値をとって、波高値Aを算出する。こ
こで新しい波高値Aは更新周期TM ごとに計算される。
仮判定器30は、等化器24の出力eqk と、参照値と
して波高値算出器29からの波高値Aとを入力し、0又
は±Aの3値のうち、何れか1つの値を仮判定結果dk
として出力すする。具体的には、eqk <−A/2の場
合にdk =−Aとし、−A/2<eqk <A/2の場合
にdk =0とし、A/2<eqk の場合にdk=Aと判
定する。減算器31は、等化器24の出力eqk と仮判
定器30の出力dk とを入力し、減算結果rk を出力す
る。減算結果rk は、(11)式に示すように雑音成分
を含む等化誤差である。
【0036】次に相関係数算出器32は、シフトレジス
タ22からの受信系列{yj }と減算器31からの等化
誤差rk とが入力される。今、初期状態として、等化係
数の更新周期が切り替わってバッファ35の内容はクリ
アされて0になっているとする。減算器31の出力rk
が相関係数算出器32に入力されると、その入力rk
シフトレジスタ22のj番目の情報yk-j とが乗算器3
3で乗算され、その乗算結果がバッファ35の内容に加
算される。このような信号処理を、等化誤差rk が入力
される毎に合計M回行う。シフトレジスタ22の各レジ
スタの信号は1回ごとにシフトされているので、バッフ
ァ35内には(12)式の第1式で表される相互相関係
数mj が格納される。ここでは1≦j≦Nの範囲におけ
るmj を求めなければならないので、夫々のjについて
上記の処理が行われる。また、M回目の加算が終わっ
て、相互相関係数mj が除算器39に出力されると、バ
ッファ35の内容は全てクリアされ0になる。
【0037】自乗和算出器36のバッファ38の内容
は、初期状態としてクリアされて0になっているとす
る。システムクロックに従って、シフトレジスタ22の
j番目の信号yk-j が自乗器37で自乗され、その計算
結果がバッファ38の内容に加算される。シフトレジス
タ22の中身は1回ごとにシフトされているので、バッ
ファ38内には(16)式によって定義されるMサンプ
ルの自乗和{sj }(j=1,2,・・・ ,N)が算出さ
れる。これも、1≦j≦Nの範囲におけるsj を求めな
ければならないので、夫々のjについて同様の動作が行
われる。M回目の加算が終わって、自乗和sj が除算器
39に出力されると、バッファ38の内容は全てクリア
されて0になる。
【0038】除算器39は、(17)式に従って、j毎
に等化係数の誤差{ej }(j=1,2,・・・ ,N)を
算出し、この値を等化係数の補正項として減算器40に
出力する。減算器40は、補正項{ej }と等化係数メ
モリ25に保持されている現時点での等化係数{cj
とを入力し、(7)式に示される等化係数{cj ' }を
算出する。
【0039】一方、図2の波高値算出器23に接続され
た波高値比較器28は、前時点での波高値Aと現時点で
の波高値A' の比を計算し、その値ρ=A' /Aに対し
ある一定値ν(>1)を設定する。等化係数更新制御手
段28aは、1/ν<ρ<νであれば振幅変化は許容範
囲であると判断し、減算器40で生成された等化係数
{cj ' }をそのまま等化係数メモリ26にコピーし、
新たな等化係数{cj }を設定する。また等化係数更新
制御手段28aは、ρ<1/ν又はν<ρであれば振幅
変化が大きいと判断し、等化係数メモリ26の内容を前
回通りに保持する。
【0040】このような動作を、M回の入力が終了する
たびに繰り返すことによって、波高値の変化に異常がな
い場合は、等化係数メモリ26内の等化係数{cj }を
次々に更新する。こうすると、記録媒体上のドロップア
ウトなどが主な原因で発生するバースト状のノイズの影
響は排除される。ここで、波高値算出器29、仮判定器
30、減算器31、相関係数算出器32、自乗和算出器
36、除算器39、減算器40は、等化器24から出力
された等化信号eqk と受信信号yとを基にして、等化
器24の等化係数を順次更新する等化係数更新手段を構
成している。
【0041】次に、図1の自動等化装置を具体化した第
2実施例を簡単に説明する。図4、図5は自動等化装置
10Bの詳細な構成を示すブロック図である。図4、図
5において、図1と同一部分は同一の符号を付け、その
部分の説明は省略する。本実施例は第1実施例の波高値
比較器28と等化係数更新制御器28aに代わって、信
号比較器41と等化係数更新制御器41aとが設けられ
ている。
【0042】信号比較器41は、波高値算出器23の出
力と受信信号yの値を比較する回路で、自動等化装置
(その1)10Aと同様に、入力信号の比がある一定幅
内にあれば異常としないが、それ以外であれば異常検出
信号を発生する回路である。信号比較器41が異常検出
信号を出力するとき、等化係数更新制御器41aは等化
係数メモリ26の内容を更新しない。つまり、信号自体
に大きなノイズが発生しない限りは、等化係数メモリ2
6内の等化係数{cj }が次々に更新される。このよう
な構成では主に、スパイク状のノイズの影響を排除でき
る。なお、ここでは、2つの実施例を別々に述べたが、
これらを組み合わせることによっても実現できる。
【0043】次に、請求項4の発明の自動等化装置につ
いて説明する。図6は本実施例の自動等化装置50の構
成を示す概念図である。本図において入力端子51に入
力された受信系列{yk }は適応等化手段52に与えら
れ、その等化係数が適応等化制御手段53に制御され、
出力端子54から出力される構成となっている。ここで
適応等化手段52及び適応等化制御手段53は、第1実
施例のものと同一であり、その構成の説明は省略する。
【0044】適応等化手段52の等化係数は、適応的に
変化・更新され、その等化係数は出力端子54から出力
されると共に、適応等化制御手段53にフィードバック
される。適応等化制御手段53では、等化信号の波高値
に基づいて適応等化手段52の等化係数の補正を停止さ
せることができる。
【0045】このような構成及び動作により、第1実施
例と同様に、受信信号に急激な振幅の変化などが生じた
場合に、等化係数の更新を中止し、等化係数の誤補正を
防ぐことができる。なおこの自動等化装置においても、
第1実施例と同様に適応等化制御手段53の構成が種々
考えられるが、ここでは詳細は省略する。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヘッド・
テープなどの伝送路の特性に適合した自動等化を行うこ
とができ、大きな振幅変化やスパイク状のノイズなどの
外乱の影響がないように自動等化装置を動作させること
ができる。従って、等化誤差が小さくなり、復号誤りを
減少させる効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1の発明による自動等化装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の自動等化装置の詳細な構成を示す
ブロック図(その1)である。
【図3】第1実施例の自動等化装置の詳細な構成を示す
ブロック図(その2)である。
【図4】第2実施例の自動等化装置の詳細な構成を示す
ブロック図(その1)である。
【図5】第2実施例の自動等化装置の詳細な構成を示す
ブロック図(その2)である。
【図6】本願の請求項4の発明による自動等化装置の構
成を示すブロック図である。
【図7】従来の自動等化装置の構成例を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
10,10A,10B,50 自動等化装置 11,21,51 入力端子 14,24a,54 出力端子 12,52 適応等化手段 13,53 適応等化制御手段 22 シフトレジスタ 23,29 波高値算出器 24 等化器 25,33 乗算器 26 等化係数メモリ 27 加算器 28 波高値比較器 30 仮判定器 31,40 減算器 32 相関係数算出器 36 自乗和算出器 37 自乗器 37 バッファ 39 除算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の劣化成分を適応的に補正する
    適応等化手段と、 前記入力信号の波高値に基づいて前記適応等化手段にお
    ける適応的補正を停止させる適応等化制御手段と、を具
    備することを特徴とする自動等化装置。
  2. 【請求項2】 前記適応等化手段は、 入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、 前記等化手段から出力された等化信号と前記入力信号と
    を基にして、前記等化手段の等化係数を順次更新する等
    化係数更新手段と、を具備するものであり、 前記適応等化制御手段は、 前記入力信号の波高値を算出する波高値算出手段と、 前記波高値算出手段により順次算出される波高値を比較
    する波高値比較手段と、 前記波高値比較手段により前記入力信号の波高値が規定
    値より高いと判定されたとき、等化係数の更新を停止す
    る信号を前記等化手段に出力する等化係数更新制御手段
    と、を具備するものであることを特徴とする請求項1記
    載の自動等化装置。
  3. 【請求項3】 前記適応等化手段は、 入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、 前記等化手段から出力された等化信号と前記入力信号と
    を基にして、前記等化手段の等化係数を順次更新する等
    化係数更新手段と、を具備するものであり、 前記適応等化制御手段は、 前記入力信号の波高値を算出する波高値算出手段と、 前記波高値算出手段により順次算出される波高値と前記
    入力信号の振幅とを比較する信号比較手段と、 前記信号比較手段により前記入力信号の波高値が規定値
    より高いと判定されたとき、等化係数の更新を停止する
    信号を前記等化手段に出力する等化係数更新制御手段
    と、を具備するものであることを特徴とする請求項1記
    載の自動等化装置。
  4. 【請求項4】 入力信号の劣化成分を適応的に補正する
    適応等化手段と、 前記適応等化手段の出力の波高値に基づいて前記適応等
    化手段における適応的補正を停止させる適応等化制御手
    段と、を具備することを特徴とする自動等化装置。
  5. 【請求項5】 前記適応等化手段は、 入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、 前記等化手段から出力された等化信号と前記入力信号と
    を基にして、前記等化手段の等化係数を順次更新する等
    化係数更新手段と、を具備するものであり、 前記適応等化制御手段は、 前記等化手段の出力の波高値を算出する波高値算出手段
    と、 前記波高値算出手段により順次算出される波高値を比較
    する波高値比較手段と、 前記波高値比較手段により前記等化手段の等化出力が規
    定値より高いと判定されたとき、等化係数の更新を停止
    する信号を前記等化手段に出力する等化係数更新制御手
    段と、を具備するものであることを特徴とする請求項4
    記載の自動等化装置。
  6. 【請求項6】 前記適応等化手段は、 入力信号の劣化成分を補正する等化手段と、 前記等化手段から出力された等化信号と前記入力信号と
    を基にして、前記等化手段の等化係数を順次更新する等
    化係数更新手段と、を具備するものであり、 前記適応等化制御手段は、 前記等化手段の波高値を算出する波高値算出手段と、 前記波高値算出手段により順次算出される波高値と前記
    入力信号の振幅とを比較する信号比較手段と、 前記信号比較手段により前記入力信号の波高値が規定値
    より高いと判定されたとき、等化係数の更新を停止する
    信号を前記等化手段に出力する等化係数更新制御手段
    と、を具備するものであることを特徴とする請求項4記
    載の自動等化装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6577461B2 (en) 1998-09-28 2003-06-10 Hitachi, Ltd. Magnetic disk drive
US6697976B1 (en) 1999-07-30 2004-02-24 Hitachi, Ltd. Performance evaluation method, performance evaluation system, and information storage apparatus using same
JP2008252642A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 中継装置
WO2008118714A3 (en) * 2007-03-23 2009-02-05 Rambus Inc Circuits, methods and systems for loss-of-signal detection and equalization
JP2011234010A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Fujitsu Ltd 適応等化回路及び受信回路
JP2015170898A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 株式会社エヌエイチケイアイテック 波形等化器およびofdm受信機

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