JPH07264Y2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH07264Y2
JPH07264Y2 JP1990063756U JP6375690U JPH07264Y2 JP H07264 Y2 JPH07264 Y2 JP H07264Y2 JP 1990063756 U JP1990063756 U JP 1990063756U JP 6375690 U JP6375690 U JP 6375690U JP H07264 Y2 JPH07264 Y2 JP H07264Y2
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和利 高山
一喜 宮入
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形金型に関し、更に詳細には、型開の際
に、ランナー枝等と成形品とを切断した後、成形品を取
り出す射出成形金型に関する。
(従来の技術) 従来、射出成形が完了して射出成形金型(以下、金型と
称することがある)から取り出される成形品には、ラン
ナー枝等が付着しており、取出された後に、人手によっ
て成形品とランナー枝等とを切断・分離していた。
また、成形品の形状等を変更せんとする場合には、金型
全体の交換が必要であった。
しかし、人手不足の下で多品種少量生産を行うことが要
求される現在においては、従来の金型では前記の要求に
対応することできない。
このため、本願出願人は、先に特願昭61−16577号明細
書において、従来の射出成形金型の前述した欠点を解消
し得る第4図に示す射出成形金型を提案した。
この金型は、固定型30と可動型32との間に中間型31が設
けられている金型本体に、キャビティを形成する入子型
38が組み込まれており、型開の際に、固定型30と中間型
31との間が開き、固定型30と中間型31との間に形成され
るキャビティに至る樹脂通路59内の樹脂から成るランナ
ー枝34等を固定型30側に一時的にロックし、ランナー枝
34等と成形品33とを切断した後、中間型31と可動型32と
の間が開き成形品33を取り出す射出成形金型である。
前記金型において、ランナー枝34等を固定型30側に一時
的にロックするアンダーカットをランナー枝34に形成す
るため、樹脂通路59に臨むようにアンダーカット形成部
55が設けられている。
このため、型開の際に、ランナー枝34等は固定型側に一
時的にロックされ、ランナー枝34等が成形品33から切断
された後、ランナーストッパープレート36と固定板54と
の間が開き固定型30からランナー枝34等が取り外される
のである。
尚、入子型38′は代用金型であり、凹部60によって形成
されるダミーランナー枝34′も、ランナー枝34と同様
に、型開の際に固定型側に一時的にロックされて凹部60
から取り出される。
(考案が解決しようとする課題) 前記射出成形金型によれば、型開の際に、成形品がラン
ナー枝等と分離されて取り出すことができ、且つ成形品
の形状等を変更せんとする場合にも、入子型のみを交換
することによって対応することができるため、人手不足
の下での多品種少量生産の要求に対応することができ
る。
唯、前記射出成形金型において、入子型38は任意に変更
できるものの、アンダーカット形成部55は固定型側に固
定されているため、アンダーカット形成部55の変更は不
可能であった。
ところが、入子型を変更する際には、樹脂の種類も同時
に変更することが多いが、変更する樹脂の種類によって
は、型開の際に、ランナー枝等のアンダーカット部分が
割れ或いは変形し易くなり、ランナー枝等と成形品との
切断が不可能となることがある。
このため、使用できる樹脂の種類が制限され、入子型が
組込まれている金型の特性を充分に発揮でない場合のあ
ることが判明した。
そこで、本考案の目的は、採用する樹脂の種類に係わら
ず、ランナー枝等と成形品とを確実に切断することがで
き、入子型を具備する金型の特性を充分に発揮できる射
出成形金型を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案者等は、前記目的を達成すべく、鋭意検討した結
果、アンダーカット形成部を樹脂の種類によって適宜変
更し、樹脂の種類に適合するアンダーカットをランナー
枝等に形成することによって、型開の際に、ランナー枝
等と成形品とを確実に切断できることを見い出し、本考
案に到達した。
即ち、本考案は、固定型と可動型との間に中間型が設け
られている金型本体に、キャビティを形成する入子型が
組込まれており、且つ型開の際に、固定型と中間型との
間が開き、固定型と中間型との間に形成されるキャビテ
ィに至る樹脂通路内の樹脂から成るランナー枝等を固定
型側に一時的にロックし、ランナー枝等と成形品とを切
断した後、中間型と可動型との間に開き成形品を取出す
射出成形金型において、該固定型側で且つ樹脂通路を臨
む位置に、ランナー枝等を固定型側に一時的にロックす
るためのアンダーカットをランナー枝等に形成すべく設
けられたアンダーカット形成用カートリッジが、固定型
と中間型との間から固定型側に着脱自在に取り付けられ
ていることを特徴とする射出成形金型にある。
かかる構成を有する本考案において、アンダーカット形
成用カートリッジが固定型側に螺着されていること、及
び/又はアンダーカット成形用カートリッジの樹脂通路
側の側面に、前記カートリッジの取付け・取外し用の工
具を挿入する工具挿入穴が設けられていることが、前記
カートリッジの取付け・取外しを容易に行うことができ
る。
また、アンダーカット形成用カートリッジに溶融樹脂が
射出する射出孔が穿設されていることによって、使用し
ていた樹脂と溶融粘度等の特性が大幅に異なる樹脂に変
更する場合であっても、変更した樹脂に適合する射出孔
が穿設されたアンダーカット形成用カートリッジに交換
するだけで容易に対応することができる。
(作用) 本考案によれば、射出成形に用いる樹脂の種類等の変更
に伴い、アンダーカット形成用カートリッジを交換し、
樹脂の種類等に応じた適正なアンダーカットをランナー
枝等に形成することができる。
このため、型開の際のアンダーカットの割れ或いは変形
に起因するランナー枝等を固定型側にロックできない事
態を防止でき、ランナー枝等と成形品とを確実に切断で
きる。
その結果、入子型の金型における、樹脂の制限等を解消
することができ、入子型の金型の特性を充分に発揮させ
ることが可能となった。
(実施例) 本考案を図面に用いて更に詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す部分断面図であり、
固定型30と可動型32(図示せず)との間に入子38が組み
込まれている中間型31が設けられている。
この固定型30内には、ホットランナマニホールド10中に
樹脂路19が形成され、前記樹脂路19の先端には側面にヒ
ータ14に巻き付けられているホットノズル12が固定型板
54及びストリッパープレート36に亘って設けられてい
る。
この様に、樹脂路19は加熱されており、樹脂路19中の樹
脂は溶融状態で保持される。
かかるホットノズル12の先端には、アンダーカット形成
カートリッジA(以下、カートリッジAと称することが
ある)が端面を樹脂通路59に臨むようにノズルブッシュ
16に取り付けられている。
このカートリッジAは、第2図(a)(b)に示す様
に、中央部に溶融樹脂を樹脂通路59に射出する射出孔20
が穿設され、且つノズルブッシュ16の端面から樹脂通路
59側に円錐台形状の先端部26が突出している。
かかる形状の先端部26において、樹脂通路59側程、横断
面積が大であるために先端部26の側面部によって、アン
ダーカットをランナー枝等に形成することができる。
この様なカートリッジAは、固定型側に設けられたノズ
ルブッシュ16に固定型と中間型との間から着脱可能に螺
着されており、先端部26の樹脂通路59側端面に開口され
ている工具挿入穴18、18・・に工具を挿入しカートリッ
ジAを回転させることによって、容易に着脱することが
できる。
ところで、溶融樹脂のキャビティへの射出速度は、得ら
れる成形品の品質を左右する。
一方、樹脂の種類が異なると、一般的に、溶融粘度等の
特性も異なる。
通常、使用樹脂の種類を変更した場合、キャビティへの
射出速度を適正値に保つべく、射出温度等を変更するこ
とが行われている。
この様な温度変更のみでは、キャビティへの射出速度等
を調整できない場合には、溶融樹脂を射出する射出孔の
孔径を変更することで対応せざるを得ない。
しかし、第4図に示す従来の金型では、溶融樹脂を射出
する射出孔部が固定型30に固定されており、固定型30全
体を交換しない限り、その射出孔の孔径を変更すること
は不可能なため、大巾に特性を異にする樹脂への変更は
実質的に行うことができず、使用可能の樹脂の種類は制
限されている。
この点、本実施例においては、溶融樹脂を射出する射出
孔20が穿設されているカートリッジAが、固定型側に設
けられたノズルブッシュ16に、固定型と中間型との間か
ら着脱自在に設けられている。
このため、カートリッジAを交換するだけで、成形に使
用する樹脂の種類等による特性に応じて、適切な孔径の
射出孔20に容易に変更することができ、使用できる樹脂
の種類が大幅に拡大することができる。
尚、カートリッジAに設ける射出孔20の孔径は、粘性が
低い溶融樹脂の場合には小さく、粘性が高い場合には大
きいものを用いる。例えば、射出孔20の射出側先端にお
ける孔径が、ポリエチレン等の汎用プラスチック場合に
は、直径約1.5mm、ポリブチレンテレフタレート等のエ
ンジニアリングプラスチックの場合には、直径約3mmが
適切である。
本実施例の金型においては、第1図に示す如く、樹脂通
路59に臨む他の位置に、アンダーカット形成カートリッ
ジB(以下、カートリッジBと称することがある)が取
り付けられている。
このカートリッジBは、第3図(a)(b)に示す様
に、端部の一方に樹脂通路59側に円錐台形状の先端部28
が形成され、且つ他方の端部が固定型30に固着されてい
るランナロックピン22の先端に螺着されている。
かかる形状の先端部28において、樹脂通路59側程、横断
面積が大となるため、先端部28の側面によってランナー
枝等にアンダーカットを形成することができる。
この様なカートリッジBは、先端部28の端面に開口する
横断面形状が六角形の工具挿入穴24に工具を挿入し回転
させることによって、ランナロックピン22に固定型と中
間型との間から容易に着脱することができる。
第2図及び第3図のカートリッジA及びカートリッジB
が装着されている第1図に示す金型において、型開する
際には、先ず固定型30と中間型31との間が開き、樹脂通
路59に形成されるランナー枝等がカートリッジA及びカ
ートリッジBによってアンダーカットが形成されている
ため、固定型30側にロックされる。
一方、成形品は中間型31と共に移動するため、成形品と
ランナー枝等とは切断される。
次いで、固定型板54とストリッパープレート36との間が
開き、カートリッジAおよびカートリッジBは固定型30
側に固定され、一方、ランナー枝等はストリッパープレ
ート36と共に移動する。
このため、ランナー枝等にはカートリッジAおよびカー
トリッジBとのアンダーカットに因る抗力よりも大なる
力が加えられ、ランナー枝等はカートリッジAおよびカ
ートリッジBから外されて金型外に取り出される。
ここで、樹脂の種類や入子型等の変更によってランナー
枝等に形成されるアンダーカットの大きさが不適正のと
き、型開の際に、固定型30側にランナー枝等を一時的に
ロックすることができず、成形品とランナー枝等とを切
断することができない場合がある。
また、固定型に一時的にロックしたランナー枝等のロッ
クを外し、金型外にランナー枝等を取り出す際にも、ラ
ンナー枝等のロックを外すことが困難となる場合もあ
る。
この点、本実施例においては、カートリッジA及びカー
トリッジBは固定型と中間型との間から固定型側に着脱
自在であるため、成形に使用する樹脂の種類や入子型に
応じて適切な大きさのアンダーカットをランナー枝等に
形成し得るカートリッジA又はカートリッジBに容易に
交換することができる。
このため、入子型や樹脂の種類等が変更されても、ラン
ナー枝等の一時的なロック及びロックの解除を確実に行
うことができる。
以上、述べてきた本実施例では、カートリッジA及びカ
ートリッジBを用いていたが、どちらか一方のカートリ
ッジを用いる場合にも、同様な効果を奏することができ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、アンダーカット形成用カートリッジを
固定側と中間型との間から固定型側に着脱できるため、
その交換が容易にできる。従って、入子型や樹脂の種類
が変更されても、アンダーカット形成用カートリッジの
交換によって容易に対応できる。すなわち、固定金型を
分解する等の作業を要せず、アンダーカット形成部を容
易に変更できるため、入子型の交換等に容易に対応で
き、ランナー枝等と成形品とを切断し、金型から成形品
とランナー枝等とを確実に分離して取り出すことができ
るため、樹脂の種類等の制限を解消することができる。
このため、入子型が組み込まれている射出成形金型の機
能を充分に発揮することができる。
また、アンダーカット形成用カートリッジに射出孔を穿
設した場合には、成形する樹脂の種類等による特性に応
じて、射出孔の孔径の変更を要するときにも、適切な孔
径の射出孔に容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分断面図、第2図は
第1図に示す金型に装着するアンダーカット形成カート
リッジを説明するための部分断面図及び平面図、第3図
は他のアンダーカット形成カートリッジを説明するため
の部分断面図、及び第4図は従来の金型の断面図を各々
示す。 図において A、B……アンダーカット形成カートリッジ、18、24…
…工具挿入穴、26、28……先端部、30……固定型、31…
…中間型、32……可動型、38……入子型、59……樹脂通

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型と可動型との間に中間型が設けられ
    ている金型本体に、キャビティを形成する入子型が組込
    まれており、且つ型開の際に、固定型と中間型との間が
    開き、固定型と中間型との間に形成されるキャビティに
    至る樹脂通路内の樹脂から成るランナー枝等を固定型側
    に一時的にロックし、ランナー枝等と成形品とを切断し
    た後、中間型と可動型との間が開き成形品を取り出す射
    出成形金型において、 該固定型側で且つ樹脂通路を臨む位置に、ランナー枝等
    を固定型側に一時的にロックするためのアンダーカット
    をランナー枝等に形成すべく設けられたアンダーカット
    形成用カートリッジが、固定型と中間型との間から固定
    型側に着脱可能に取付られていることを特徴とする射出
    成形金型。
  2. 【請求項2】アンダーカット形成用カートリッジが固定
    型側に螺着されている請求項1記載の射出成形金型。
  3. 【請求項3】アンダーカット形成用カートリッジの樹脂
    通路側の端面に、前記カートリッジの取付け・取外し用
    の工具を挿入する工具挿入穴が設けられている請求項第
    1項又は第2項記載の射出成形金型。
  4. 【請求項4】アンダーカット形成用カートリッジに溶融
    樹脂を射出する射出孔が穿設されている請求項第1項記
    載の射出成形金型。
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