JPH07265437A - 体腔拡張用バルーンカテーテル - Google Patents
体腔拡張用バルーンカテーテルInfo
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Abstract
かも偏心あるいは蛇行した狭窄部位にでも、良好に挿通
させることができる体腔拡張用バルーンカテーテルを提
供すること。 【構成】 血管32内に挿入されて膨張することによ
り、体腔内流路を拡張するバルーン部4と、当該バルー
ン部4に流体を導入してバルーン部4を膨らます第1ル
ーメン14が形成してあるカテーテル管6と、バルーン
部4およびカテーテル管6の内部を軸方向に延び、第2
ルーメン12が形成してある内管10とを有する拡張用
バルーンカテーテル。内管10の先端部が、他の内管部
分よりも柔軟に構成してあり、その柔軟性に富んだ先端
部の範囲が、少なくともバルーン部の先端部との接続
部、好ましくは、開口端からバルーン部の長手方向中央
付近まで、あるいは開口端からバルーン部の基端部とカ
テーテル管との接続部付近までの範囲である。
Description
入されて膨張することにより、体腔内流路を拡張するバ
ルーンカテーテルに係り、さらに詳しくは、たとえば血
管内の狭窄部を治療するために、この狭窄部を拡張し、
狭窄部末梢側における血流の改善を図る用途に用いられ
るバルーンカテーテルに関する。
内に挿入し、バルーン部を膨らますことにより狭窄部を
拡張し、狭窄部末梢側における血流の改善を図るための
バルーンカテーテルとして、オーバー・ザ・ワイヤ型又
はモノレール型のバルーンカテーテルが多く使用されて
いる。これらのタイプのバルーンカテーテルでは、先に
ガイドワイヤを血管内狭窄部へ通過させておき、次にこ
のガイドワイヤに沿ってバルーンカテーテルを狭窄部ま
で送り込み、バルーン部を膨らますことにより狭窄部を
拡張する。
内部にガイドワイヤを挿通することができるルーメンが
形成してある内管と、この内管に同軸的に装着されたカ
テーテル管と、先端部および基端部を有し、基端部がカ
テーテル管の先端部に取り付けられ、先端部が内管の先
端部外周に取り付けられた折り畳み可能なバルーン部と
を有する。
操作性の点では、優れた効果を有している。これらのタ
イプのバルーンカテーテルにより、血管内の狭窄部を拡
張し、狭窄部末梢側の血流改善を図るためには、血管内
の狭窄した部分に前もって挿入されたガイドワイヤに沿
ってカテーテルを前進させ、バルーン部を血管の狭窄部
に正確に位置させることが重要である。
窄部は、必ずしも血管の中心軸と一致して形成されると
は限らず、偏心して形成されたり、蛇行した血管内に形
成されていることが多い。このような場合に、従来の体
腔拡張用バルーンカテーテルでは、剛性が十分低くない
ので、偏心または蛇行した血管内に形成された狭窄部内
に都合良く案内させることが困難であり、挿通性の点で
難点を有していた。
剛性を低下させ、柔軟性を増大させることも考えられ
る。ところが、バルーンカテーテル全体を過度に柔軟に
すると、カテーテルの手元を押す力がバルーンカテーテ
ルの先端まで伝達されず、結果として狭塞した血管内に
挿入させることが困難になり、挿入作業性が低下する。
れ、カテーテルを押す力が都合良くバルーン部先端まで
伝達され、血管などの体腔内への挿入作業性に優れ、し
かも偏心あるいは蛇行した狭窄部位にでも、良好に挿通
させることができる体腔拡張用バルーンカテーテルを提
供することを目的とする。
成するために、本発明に係る体腔拡張用バルーンカテー
テルは、血管などの体腔内に挿入されて膨張することに
より、体腔内流路を拡張するバルーン部と、このバルー
ン部の基端に先端が接続され、当該バルーン部に流体を
導入してバルーン部を膨らます第1ルーメンが形成して
あるカテーテル管と、先端部に開口端が形成してあり、
その先端部の外周に前記バルーン部の先端部が接続さ
れ、前記バルーン部およびカテーテル管の内部を軸方向
に延び、第2ルーメンが形成してある内管とを有する体
腔拡張用バルーンカテーテルであって、前記内管の先端
部が、他の内管部分よりも柔軟に構成してあり、その柔
軟性に富んだ先端部の範囲が、開口端から少なくとも2
mm以上、40mm以下の範囲であることを特徴とする。別
言すれば、柔軟性を有する先端部の範囲は、少なくとも
バルーン部の先端部との接続部、好ましくは、開口端か
らバルーン部の長手方向中央付近まで、あるいは開口端
からバルーン部の基端部とカテーテル管との接続部付近
までの範囲である。
で、血管内への良好な挿入作業性と、偏心あるいは蛇行
した狭窄部への良好な挿通性との双方を実現できる。前
記内管の先端部は、可塑剤に浸漬することで柔軟にする
ことができる。また、別の手段として、内管の先端部
を、他の内管部分よりも柔軟性に富んだ材質の柔軟チュ
ーブで構成し、この柔軟チューブを、内管の先端部に接
続しても良い。柔軟にされた先端部のJIS硬度(D硬
さをいう。以下同じ。)は、50〜70、好ましくは5
5〜65である。これに対して、先端部以外のJIS硬
度は、65〜80、好ましくは70〜75である。この
ようなJIS硬度範囲で、先端部を他の内管部分に比較
して柔軟にすることで、血管内への良好な挿入作業性
と、偏心あるいは蛇行した狭窄部への良好な挿通性との
双方を実現できる。
外周に、先端部の柔軟性を向上させるためのスリットを
互い違いに形成しても良い。このスリットは、内管内に
形成された第2ルーメンとは連通しない。さらにまた別
の手段として、内管の先端部の外周に、内管の長手方向
に沿って直進状またはスパイラル状に伸びる複数の凹部
を形成しても良い。この凹部は、内管内に形成された第
2ルーメンとは連通しない。また、別の手段として、内
管の先端部の肉厚を、他の内管部分に比較して、ステッ
プ状あるいはテーパ状に薄く構成しても良い。
柔軟にすることで、内管が狭窄部形状に合わせて屈曲し
ても、内管の内部に形成された第2ルーメンの通路断面
は、滑らかであり、ガイドワイヤが内管の内部に引っか
かることはない。本発明に係る体腔拡張用バルーンカテ
ーテルでは、内管の先端部のみが、所定の範囲で、他の
内管部分よりも柔軟に構成してあるので、体腔拡張用バ
ルーンカテーテルの先端部分のみが柔軟になり、血管な
どの体腔に対して偏心あるいは蛇行した狭窄部位にで
も、良好に挿通させることができる。また、内管の先端
以外の部分の剛性は、十分に確保されているので、バル
ーンカテーテルを血管などの体腔内に挿入する際にも、
先端が狭塞部に当たっても押戻されることなく、挿入す
ることができる。
ーテルを、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明す
る。図1に示す本実施例に係るバルーンカテーテル2
は、たとえば経皮的冠動脈形成術(PTCA)、四肢等
の血管の拡張術、上部尿管の拡張術、腎血管拡張術など
の方法に用いられ、血管あるいはその他の体腔に形成さ
れた狭窄部を拡張するために用いられる。以下の説明で
は、本実施例のバルーンカテーテル2をPTCAに用い
る場合を例として説明する。
は、バルーン部4と、カテーテル管6と、分岐部8と、
内管10とを有する。カテーテル管6の先端部には、バ
ルーン部4の基端部5が接続してあり、カテーテル管6
の基端部には、分岐部8が接続してある。
の先端部外周に接続してある。バルーン部4と内管10
との接続およびバルーン部4とカテーテル管6との接続
は、熱融着または接着などの接合手段で行われる。内管
10の内部には、ガイドワイヤなどを挿通するための第
2ルーメン12が形成してある。内管10は、バルーン
部4、カテーテル管6および分岐部8の内部を略同軸状
態で軸方向に延びている。カテーテル管6の内部では、
カテーテル管6と内管10との間に、第1ルーメンが形
成してある。第1ルーメン14には、分岐部8に形成し
てある拡張ポート16が連通し、そこから圧力流体が導
入され、折り畳まれたバルーン部4を膨らますようにな
っている。
内に導入される圧力流体としては、特に限定されない
が、たとえば放射線不透過性媒体と生理食塩水との50
/50混合水溶液などが用いられる。放射線不透過性媒
体を含ませるのは、バルーンカテーテル2の使用時に、
放射線を用いてバルーン部4およびカテーテル管6の位
置を造影するためである。バルーン部4を膨らますため
の圧力流体の圧力は、特に限定されないが、絶対圧で3
〜12気圧、好ましくは、4〜8気圧程度である。
に、内管10の軸心に沿ってガイドポート18が形成し
てある。このガイドポート18が、内管10内に形成し
てある第2ルーメン12内に連通するように、内管10
の基端部側開口端が分岐部8に接続してある。カテーテ
ル管6と分岐部8との接続および内管10と分岐部8と
の接続は、熱融着または接着などの手段により行われ
る。
の膜体で構成され、その膜厚は、特に限定されないが、
15〜200μm、好ましくは百数十μm程度が好まし
い。バルーン部4は、筒状であれば、特に限定されず、
円筒または多角筒形状でも良い。また、膨張時のバルー
ン部4の外径は、血管の内径などの因子によって決定さ
れ、1.5〜4.0mm程度が好ましい。このバルーン部
4の軸方向長さは、血管内狭窄部の大きさなどの因子に
よって決定され、特に限定されないが、15〜50mm、
好ましくは20〜40mmである。膨張する前のバルーン
部4は、内管10の周囲に折り畳まれて巻き付けられ、
カテーテル管6の外径と同等以下になっている。
の可撓性を有する材質であることが好ましく、たとえば
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリア
ミド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミ
ドエラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴムなど
が使用でき、好ましくは、ポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート、ポリアミドである。
と同様な材質で構成されて良く、好ましくは、ポリエチ
レン、ポリアミド、ポリイミドで構成される。カテーテ
ル管6の外径は、軸方向に均一でも良いが、バルーン部
4側近傍で小さく、その他の部分で大きくなるように、
途中に段部またはテーパ部を形成しても良い。第1ルー
メン14の流路断面を大きくすることにより、バルーン
部4を収縮させる時間を短縮するためである。バルーン
部4は、約1分程度膨張した後、すぐに収縮させること
が必要だからであり、末梢側への血流を確保するためで
ある。
の接続部近傍では、0.6〜1.0mm程度が好ましく、
分岐部8側では、0.8〜1.2mm程度が好ましい。カ
テーテル管6の肉厚は、0.05〜0.15mm程度が好
ましい。内管10は、たとえばカテーテル管6と同様な
材質で構成されて良く、好ましくはポリエチレン、ポリ
アミド、ポリイミドで構成される。この内管10の内径
は、ガイドワイヤを挿通できる径であれば特に限定され
ず、たとえば0.15〜1.0mm、好ましくは0.25
〜0.6mmである。この内管10の肉厚は、0.05〜
0.15mmが好ましい。内管10の全長は、血管内に挿
入されるバルーンカテーテル2の軸方向長さなどに応じ
て決定され、特に限定されないが、たとえば120〜1
50mm、好ましくは130〜140mm程度である。
してある。この開口端20からガイドワイヤを内管10
の第2ルーメン12内に差し込むことが可能になってい
る。バルーン部4内に位置する内管10の周囲には、一
箇所または複数箇所に放射線不透過性マーカー22を装
着することもできる。このマーカー22としては、たと
えば金、白金、タングステン、イリジウムあるいはこれ
らの合金などで構成される金属チューブ、金属スプリン
グなどをもちいることができる。このマーカー22をバ
ルーン部内の内管10の周囲に付けることで、バルーン
カテーテル2の使用時のX線透視下で、バルーン部4の
位置を検出することができる。
ポリアミド、ポリサルホン、ポリアクリレート、メタク
リレート−ブチレン−スチレン共重合体などの熱可塑性
樹脂で好適に成形される。本実施例では、内管10の先
端部の柔軟性が、他の内管部分に比較して、大きくして
ある。柔軟性を大きくした内管10の先端部の範囲は、
少なくともバルーン部4の先端部7との接続部の範囲
A、好ましくは、開口端20からバルーン部4の長手方
向中央付近までの範囲B、あるいは開口端20からバル
ーン部4の基端部とカテーテル管6との接続部付近まで
の範囲Cである。すなわち内管先端部の開口端から2mm
以上40mm以下、好ましくは3mm〜25mmの範囲であ
る。
た狭塞部や蛇行した狭塞部に事前に挿入されたガイドワ
イヤーに沿ってバルーンカテーテルが進む。もし、カテ
ーテルの先端が柔軟でなければ先端部が小さな半径で曲
がれず、又、仮に曲げられたとしても、周囲の血管壁や
内挿するガイドワイヤーと大きな摩擦抵抗を生じる。こ
のため、カテーテルを押す力がほとんどこの摩擦力と平
衡してしまい、結果としてカテーテが先へ進まなくな
る。ただし、先端付近のみでなくカテーテル全体を先端
と同様な柔軟さにしてしまうと、カテーテルを手元で押
した力は、全長にわたって伝達し、内挿するガイドワイ
ヤーに沿ってカテーテルをたわませ、多くの部位でガイ
ドワイヤとカテーテルの間で摩擦を生じせしめ、これま
た、カテーテルを押す力が充分カテーテル先端に伝達さ
れず、結果としてカテーテルが先へ進まなくなる。
範囲は開口端から少なくともバルーン部の先端部までが
必要であり、かつバルーン部先端部とカテーテル間との
接続部付近までの範囲、すなわち前記の開口端から12
〜40mmの長さの範囲で内管先端部に柔軟な部位が存在
することが望ましい。
る手段としては、内管10の先端部を、たとえばDOP
(フタル酸ジオクチル)、ジアリルフタレート、シリコ
ーンオイルなどの可塑剤に浸漬することが挙げられる。
柔軟にされた内管10の先端部のJIS硬度は、50〜
70、好ましくは55〜65である。JIS硬度が50
以下では、操作性の点で難点を有し、70以上では本発
明の所期の目的を十分に達成せず、好ましくない。
のJIS硬度は、65〜80、好ましくは70〜75で
ある。次に、図1に示す実施例のバルーンカテーテル2
を用いて、PTCA治療を行う方法について説明する。
きる限り除去する。そこで、分岐部8のガイドポート1
8から内管10内の第2ルーメン12に生理食塩水など
の液体を入れ、第2ルーメン12内の空気を置換する。
また、分岐部8の膨張ポートには、シリンジなどの吸引
・注入手段を取り付け、シリンジ内に血液造影剤(たと
えばヨウ素含有)などの液体を入れ、吸引および注入を
繰り返し、第1ルーメン14およびバルーン部4内の空
気を液体と置換する。
するには、まず、セルジンガー法などにより、血管内に
ガイドカテーテル用ガイドワイヤ(図示せず)を、その
先端がたとえば心臓の近くまで届くように挿入する。そ
の後、ガイドカテーテル用ガイドワイヤに沿って、図2
に示すガイドカテーテル32を、動脈血管34内に挿入
し、その先端を狭窄部36を有する心臓38の冠動脈入
口40に位置させる。なお、狭窄部36は、たとえば血
栓または動脈硬化などにより形成される。
みを抜き取り、それよりも細いバルーンカテーテル用ガ
イドワイヤ42をガイドカテーテル32に沿って挿入
し、その先端を狭窄部36を通過する位置まで差し込
む。その後、図2に示すガイドワイヤ42の基端を、図
1に示すバルーンカテーテル2の開口端20に差し込
み、内管10の第2ルーメン12内に通し、バルーン部
4が折り畳まれた状態で、バルーンカテーテル2を、図
2に示すガイドカテーテル32内に通す。そして、バル
ーンカテーテル2のバルーン部4を、図2に示すよう
に、狭窄部36の手前まで差し込む。
うに、バルーンカテーテル2の最先端に形成された内管
10の開口端20をガイドワイヤ42に沿って、狭窄部
36間に差し込む。その際に、本実施例では、内管10
の先端部が所定の範囲で柔軟に構成してあるので、仮に
狭窄部36が血管に対して偏心または蛇行していたとし
ても、先端部が狭窄部形状に合わせて屈曲し、少ない抵
抗力で、良好に狭窄部36を押し進めることができる。
し進める際に発生する反力は、ガイドカテーテル32の
先端側曲折部44(図2参照)が血管32の内壁に当接
することにより受けるので、この反力が小さいことが好
ましい。本実施例では、この反力が小さくなる。
部4の位置をX線透視装置などで観察しながら、狭窄部
36の中央部にバルーン部4を正確に位置させる。その
位置でバルーン部4を膨らますことにより、血管32の
狭窄部36を広げ、良好な治療を行うことができる。な
お、バルーン部4を膨らますには、図1に示す膨張ポー
ト16から第1ルーメン14を通して、バルーン部4内
に造影剤などの液体を注入することにより行う。
とえば約1分間程度である。その後、迅速にバルーン部
4から液体を抜いてバルーン部を収縮させ、拡張された
狭窄部36の末梢側の血流を確保する。バルーン部4の
膨張は、通常は、同一狭窄部36に対して一回である
が、狭窄部36の条件によっては、複数回でも良い。
る。なお、以下の実施例では、内管の先端部を柔軟にす
る手段が、上記実施例と相違するのみであり、その他の
部分は共通するので、その要部のみ説明する。図4
(A)および(Aa)に示す実施例では、内管10aの
先端部を、所定の範囲で柔軟性を高めるために、左右ス
リット50および上下スリット52を、所定間隔で互い
違いに形成してある。これらスリット50,52は、内
管10aの内部に形成してある第2ルーメン12内とは
連通しない深さに形成される。このようにスリット5
0,52を互い違いに配置するのは、内管10bの先端
部のキンクなどを防止するためである。
の幅あるいは間隔を適切に調節することで、内管10a
の先端部の柔軟性、すなわち曲げ剛性を適切に調節する
ことができる。これらスリット50,52は、エキシマ
レーザなどを用いたレーザ加工などにより容易に形成す
ることができる。
の先端部の外周に、所定の範囲で柔軟性を向上させるた
めに、内管の長手方向に沿って直進状に伸びる複数の凹
部54を形成してある。その結果、内管10bの先端部
分の断面形状は、星型形状になる。これら凹部54の深
さは、これら凹部54が第2ルーメン12と連通しない
程度の深さに設定される。凹部54の断面形状は、V溝
形状に限らず、U溝形状あるいはその他の形状でも良
い。凹部54の伸延方向を、内管10bの長手方向とし
たのは、内管10bの先端部のキンクなどを防止するた
めである。
は間隔を適切に調節することで、内管10bの先端部の
柔軟性、すなわち曲げ剛性を適切に調節することができ
る。これら凹部54は、エキシマレーザなどを用いたレ
ーザ加工などにより容易に形成することができる。また
は、星型の通過溝を有するダイを用いて成形加工により
形成することもできる。
の先端部の外周に、所定の範囲で柔軟性を向上させるた
めに、内管の長手方向に沿ってスパイラル状に伸びる複
数の凹部56を形成してある。その結果、内管10cの
先端部分の断面形状は、星型形状になる。これら凹部5
6の深さは、これら凹部56が第2ルーメン12と連通
しない程度の深さに設定される。凹部56の断面形状
は、V溝形状に限らず、U溝形状あるいはその他の形状
でも良い。凹部56の延伸方向を、内管10bの長手方
向に沿ってスパイラル状としたのは、内管10cの先端
部のキンクなどを防止するためである。
は間隔を適切に調節することで、内管10cの先端部の
柔軟性、すなわち曲げ剛性を適切に調節することができ
る。これら凹部56は、エキシマレーザなどを用いたレ
ーザ加工などにより容易に形成することができる。また
は、星型の通過溝を有するダイを用いて成形加工により
形成することもできる。
の先端部を、所定の範囲で柔軟性を向上させるために、
ステップ状に薄く構成してある。そのステップ状に薄く
構成された先端薄肉部58の肉厚t1 は、内管10dの
先端部の柔軟性を所定範囲で向上させるように決定され
るが、具体的には、内管10dのその他の部分の肉厚T
に比較して、30〜80%、好ましくは40〜70%で
ある。
ッチング処理により形成することができる。図5(E)
に示す実施例では、内管10eの先端部を、所定の範囲
で柔軟性を向上させるために、テーパ状に薄く構成して
ある。そのテーパ状に薄く構成された先端テーパ部60
の最先端側肉厚t2 は、内管10eの先端部の柔軟性を
所定範囲で向上させるように決定されるが、具体的に
は、内管10eのその他の部分の肉厚Tに比較して、2
0〜60%、好ましくは30〜50%である。
エッチング処理により形成することができる。図5
(F)に示す実施例では、内管10fの先端部を、所定
の範囲で柔軟性を向上させるために、他の内管部分より
も柔軟性に富んだ材質の柔軟チューブ62で構成し、こ
の柔軟チューブ62を、内管10fの先端部に接続す
る。柔軟チューブ62としては、内管10fの他の部分
がポリアミドで構成される場合に、ポリアミドエラスト
マーで構成されるチューブを用いることができる。この
柔軟チューブ62と内管10fとの接続部には、嵌合部
を形成することが好ましく、これらは接着または熱融着
される。この接続部の外周には、図1に示すマーカー2
2が位置することが好ましい。接続部の強度を向上させ
るためである。
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。次に、本発明をさらに具体的な実施例を比
較例との関係において説明するが、本発明は、これら実
施例に限定されない。
し、この比較例では、内管10として、外径0.8mmの
ポリアミド製チューブを用い、その全体のJIS硬度を
71とした。カテーテルの先端部のバルーン部4はポリ
エチレンで形成され、その長さは26mm、拡張時の外径
は3mm、肉厚は50μm であった。内管10及びカテー
テル管6との接続には接着材を用いた。なおカテーテル
管6としては、外径が1.2mmのポリアミド製チューブ
(全長にわたりJIS硬度71)を用いた。
80°Cに加温したDOP中に72時間浸して、先端の
柔軟さを増し、先端のJIS硬度を62とした以外は、
比較例1と同様にしてPTCAカテーテルを製造した。
て加工した以外は、比較例1と同様にしてPTCAカテ
ーテルを製造した。アルゴンフロライドエキシマレーザ
ーを、スリットを用いて制御しながら照射した。30W
の出力にて、約2000パルス照射して、カテーテル内
管の表面に、内管厚み100μmの約半分に相当する5
0μmの深さで、かつ幅50μmの凹みを、図4(A
a)に示すように、約1/4周を交互に、150μm間
隔で20本、即ち3mm(図1のAの範囲)の長さにわた
って設けた。
ル内管の表面の凹みは前記の如く4方向から照射して、
設けられた。実施例3 内管の先端部が、図4(D)に示す形状となるように、
内管の先端部を、加温したダイに通し加工した以外は、
比較例1と同様にしてPTCAカテーテルを製造した。
この時、内管の内径と同径のステンレス線を内管に入
れ、内管のつぶれを防止した。ダイの温度は155〜1
65°Cとし、内管の肉厚は加工前では100μmでだ
ったが、加工後には60μmとなった。該60μmに細
く加工された部分の長さは10mm(図1のBの範囲)で
あった。
リアミドエラストマー(JIS硬度63)のチューブを
ポリアミド(JIS硬度71)のチューブの先端に熱融
着で接続した以外は、比較例1と同様にしてPTCAカ
テーテルを製造した。ポリアミドエラストマーチューブ
の長さは25mm(図1のCの範囲)であった。
塩化ビニール製パイプの出口に図6(A)、(B)、
(C)に示すような内径及び形状を持つチューブを、そ
れぞれ連結し、全体を37°Cの温水中に浸した。図6
(A)に示すチューブは、内径15mmおよび100mmの
チューブと、内径15mmおよび長さ50mmのチューブ
を、約90°の角度で連結したチューブである。図6
(B)に示すチューブは、曲げ半径R=10mmで、その
長手方向にわたり3回曲折された長さ200mmおよび内
径1.5mmの波状のチューブである。図6(C)に示す
チューブは、入口側の径が、2.5mmで、その内径部分
の長さが60mmであり、出口側の内径が1.5mmであ
り、その部分の長さが40mmである偏心した狭塞部に相
当するチューブである。
(A)〜(C)に示す各々のチューブの出口迄、0.0
14インチのガイドワイヤを挿通しておき、このガイド
ワイヤに沿って、前述した実施例1〜4および比較例1
のPTCAカテーテルを、図6(D)に示すチューブの
入口から除々に進めていった。各々の通路の出口迄、前
記PTCAカテーテルの先端が挿入されるかどうかを観
察した。又、カテーテルを図6(D)に示すチューブの
入口付近で押す力の最大ピーク値をストレインゲージに
て測定した。結果を表1に示す。
た。カテーテルが完全に通過した例を、表1中の左の欄
に、又、その時の押す力のピーク値の平均値(成功例の
みの平均値)を右の欄に示した。表1に示す如き、従来
例に係る先端部が柔軟になっていないPTCAカテーテ
ル(比較例1)の挿入は、屈曲、湾曲又は狭塞した部位
には殆ど行えなかったのに対し、実施例1〜4において
は、約90°に屈曲したチューブ内でも過半数以上のカ
テーテルは挿入でき、蛇行チューブや狭塞チューブでは
殆ど挿入ができた。
ば、内管の先端部のみが、所定の範囲で、他の内管部分
よりも柔軟に構成してあるので、体腔拡張用バルーンカ
テーテルの先端部分のみが柔軟になり、血管などの体腔
に対して偏心あるいは蛇行した狭窄部位にでも、良好に
挿通させることができる。また、内管の先端以外の部分
の剛性は、十分に確保されているので、バルーンカテー
テルを血管などの体腔内に挿入する際にも、血流などに
押戻されることなく、しかもキンクすることなく、挿入
することができる。
ーンカテーテルの概略断面図である。
例を示す心臓付近の概略図である。
ーテルの一使用例を示す狭窄部付近の概略断面図であ
る。
張用バルーンカテーテルに用いる内管の先端部付近の要
部斜視図、同図(Aa)は同図(A)に示す内管の正面
図、同図(B),(C)は、それぞれ本発明の他の実施
例に係る体腔拡張用バルーンカテーテルに用いる内管の
要部斜視図、同図(D)はさらにその他の実施例に係る
内管の要部断面図である。
その他の実施例に係る内管の要部断面図である。
に用いたチューブの要部斜視図である。
f… 内管 12… 第2ルーメン 14… 第1ルーメン 20… 開口端 22… マーカー 32… ガイドカテーテル 34… 血管 36… 狭窄部 50,52… スリット 54,56… 凹部 58… 先端薄肉部 60… 先端テーパ部 62… 柔軟チューブ
Claims (1)
- 【請求項1】 血管などの体腔内に挿入されて膨張する
ことにより、体腔内流路を拡張するバルーン部と、 このバルーン部の基端に先端が接続され、当該バルーン
部に流体を導入してバルーン部を膨らます第1ルーメン
が形成してあるカテーテル管と、 先端部に開口端が形成してあり、その先端部の外周に前
記バルーン部の先端部が接続され、前記バルーン部およ
びカテーテル管の内部を軸方向に延び、第2ルーメンが
形成してある内管とを有する体腔拡張用バルーンカテー
テルであって、 前記内管の先端部が、他の内管部分よりも柔軟に構成し
てあり、その柔軟性に富んだ先端部の範囲が、開口端か
ら少なくとも前記バルーンカ部の先端部との接続部まで
の範囲である体腔拡張用バルーンカテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6060469A JPH07265437A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 体腔拡張用バルーンカテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6060469A JPH07265437A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 体腔拡張用バルーンカテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07265437A true JPH07265437A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13143169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6060469A Pending JPH07265437A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 体腔拡張用バルーンカテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07265437A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007098163A (ja) * | 1996-01-11 | 2007-04-19 | Boston Scientific Scimed Inc | 体内挿入可能かつ膨張可能な処理デバイスを作製するための方法 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6060469A patent/JPH07265437A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007098163A (ja) * | 1996-01-11 | 2007-04-19 | Boston Scientific Scimed Inc | 体内挿入可能かつ膨張可能な処理デバイスを作製するための方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031224 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040204 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040401 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040407 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20040528 |