JPH11262529A - バルーンカテーテル - Google Patents
バルーンカテーテルInfo
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- JPH11262529A JPH11262529A JP10089306A JP8930698A JPH11262529A JP H11262529 A JPH11262529 A JP H11262529A JP 10089306 A JP10089306 A JP 10089306A JP 8930698 A JP8930698 A JP 8930698A JP H11262529 A JPH11262529 A JP H11262529A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルーンカテーテルの挿入特性に優れ、バル
ーン部の近位端側ネック部の強度を向上させ、しかもキ
ンクし難い押し込み特性に優れたバルーンカテーテルを
提供すること。 【解決手段】 バルーン用ルーメン14が長手方向に沿
って形成してある第1管状部材6と、バルーン用ルーメ
ン14を通して送られてくる流体により外方に膨らむこ
とが可能なバルーン部4と、バルーン部4の内部を軸方
向に延び、内部に少なくとも一つのガイドワイヤ用ルー
メン12が軸方向に形成してある第2管状部材11とを
有し、第2管状部材11の遠位端部にバルーン部4の遠
位端部が接合し、第2管状部材11の近位端部と第1管
状部材6の遠位端部とが、軸方向に沿って所定距離で重
なることにより、重複部分51が形成してあり、重複部
分51を覆うように、バルーン部4の近位端側ネック部
5が接合してあり、第1管状部材6の遠位端部外周に
は、第2管状部材11の近位端部の外周の一部が入り込
む凹部60が軸方向に沿って形成してある。
ーン部の近位端側ネック部の強度を向上させ、しかもキ
ンクし難い押し込み特性に優れたバルーンカテーテルを
提供すること。 【解決手段】 バルーン用ルーメン14が長手方向に沿
って形成してある第1管状部材6と、バルーン用ルーメ
ン14を通して送られてくる流体により外方に膨らむこ
とが可能なバルーン部4と、バルーン部4の内部を軸方
向に延び、内部に少なくとも一つのガイドワイヤ用ルー
メン12が軸方向に形成してある第2管状部材11とを
有し、第2管状部材11の遠位端部にバルーン部4の遠
位端部が接合し、第2管状部材11の近位端部と第1管
状部材6の遠位端部とが、軸方向に沿って所定距離で重
なることにより、重複部分51が形成してあり、重複部
分51を覆うように、バルーン部4の近位端側ネック部
5が接合してあり、第1管状部材6の遠位端部外周に
は、第2管状部材11の近位端部の外周の一部が入り込
む凹部60が軸方向に沿って形成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば血管拡張
用バルーンカテーテルとして好適に用いられるバルーン
カテーテルに係り、さらに詳しくは、いわゆるモノレー
ル方式のバルーンカテーテルの改良に関する。
用バルーンカテーテルとして好適に用いられるバルーン
カテーテルに係り、さらに詳しくは、いわゆるモノレー
ル方式のバルーンカテーテルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療技術は、低侵襲治療に向かう
傾向にある。たとえば冠状動脈の狭窄は、以前の冠状動
脈バイパス手術に代わって、血管拡張用バルーンカテー
テルによって処置されることが多くなってきている。こ
の治療方法は、経済的な利点と共に、患者の負担を大き
く軽減するために、ますます適用範囲を拡大している。
それと共に、さらに高効率で簡単な冠状動脈の狭窄拡張
に用いるバルーンカテーテルの構造が求められている。
傾向にある。たとえば冠状動脈の狭窄は、以前の冠状動
脈バイパス手術に代わって、血管拡張用バルーンカテー
テルによって処置されることが多くなってきている。こ
の治療方法は、経済的な利点と共に、患者の負担を大き
く軽減するために、ますます適用範囲を拡大している。
それと共に、さらに高効率で簡単な冠状動脈の狭窄拡張
に用いるバルーンカテーテルの構造が求められている。
【0003】血管内の狭窄部を治療するために、血管内
に挿入し、バルーン部を膨らますことにより狭窄部を拡
張し、狭窄部末梢側における血流の改善を図るための、
いわゆるPTCAバルーンカテーテルとして、オーバー
・ザ・ワイヤ方式のバルーンカテーテルとモノレール方
式のバルーンカテーテルとがある。これらの方式のバル
ーンカテーテルでは、いずれも、先にガイドワイヤを血
管内狭窄部へ通過させておき、次にこのガイドワイヤに
沿ってバルーンカテーテルを狭窄部まで送り込み、バル
ーン部を膨らますことにより狭窄部を拡張する。その際
に、狭窄部の拡張は、血管を傷つけないように、段階的
に行う必要があり、最初は小さい外径のバルーン部を持
つバルーンカテーテルをガイドワイヤに沿って挿入し、
順次大きな外径のバルーン部を持つバルーンカテーテル
と交換する。
に挿入し、バルーン部を膨らますことにより狭窄部を拡
張し、狭窄部末梢側における血流の改善を図るための、
いわゆるPTCAバルーンカテーテルとして、オーバー
・ザ・ワイヤ方式のバルーンカテーテルとモノレール方
式のバルーンカテーテルとがある。これらの方式のバル
ーンカテーテルでは、いずれも、先にガイドワイヤを血
管内狭窄部へ通過させておき、次にこのガイドワイヤに
沿ってバルーンカテーテルを狭窄部まで送り込み、バル
ーン部を膨らますことにより狭窄部を拡張する。その際
に、狭窄部の拡張は、血管を傷つけないように、段階的
に行う必要があり、最初は小さい外径のバルーン部を持
つバルーンカテーテルをガイドワイヤに沿って挿入し、
順次大きな外径のバルーン部を持つバルーンカテーテル
と交換する。
【0004】オーバー・ザ・ワイヤ方式のバルーンカテ
ーテルは、カテーテル管の全長にわたりガイドワイヤ用
ルーメンが形成してあり、そのルーメン内に沿ってガイ
ドワイヤを挿通し、そのガイドワイヤに沿ってバルーン
部を狭窄部へと案内する。そして、小さい外径のバルー
ン部を持つバルーンカテーテルによる血管拡張を行った
後、さらに大きな外径のバルーン部を持つバルーンカテ
ーテルと交換する。その際に、ガイドワイヤに沿ってバ
ルーンカテーテルを引き抜くので、ガイドワイヤの近位
端は、体外側に、カテーテル管の全長以上に延びている
ことが必要である。そうでないと、ガイドワイヤの遠位
端を狭窄部に残したままバルーンカテーテルを交換する
ことはできない。
ーテルは、カテーテル管の全長にわたりガイドワイヤ用
ルーメンが形成してあり、そのルーメン内に沿ってガイ
ドワイヤを挿通し、そのガイドワイヤに沿ってバルーン
部を狭窄部へと案内する。そして、小さい外径のバルー
ン部を持つバルーンカテーテルによる血管拡張を行った
後、さらに大きな外径のバルーン部を持つバルーンカテ
ーテルと交換する。その際に、ガイドワイヤに沿ってバ
ルーンカテーテルを引き抜くので、ガイドワイヤの近位
端は、体外側に、カテーテル管の全長以上に延びている
ことが必要である。そうでないと、ガイドワイヤの遠位
端を狭窄部に残したままバルーンカテーテルを交換する
ことはできない。
【0005】これに対して、たとえば特開昭63−28
8167号公報に示すモノレール方式のバルーンカテー
テルでは、カテーテル管の途中に、開口部を形成し、そ
の開口部からガイドワイヤ挿通用ルーメンを通して、バ
ルーン部の遠位端まで導いている。このため、この方式
のバルーンカテーテルでは、バルーンカテーテルの交換
のために体外側に延びるガイドワイヤの長さは、開口部
からバルーン遠位端までの長さに相当する長さよりも少
し長い程度で良く、他の方式のものに比較して、短くす
ることができる。このため操作性に優れている。
8167号公報に示すモノレール方式のバルーンカテー
テルでは、カテーテル管の途中に、開口部を形成し、そ
の開口部からガイドワイヤ挿通用ルーメンを通して、バ
ルーン部の遠位端まで導いている。このため、この方式
のバルーンカテーテルでは、バルーンカテーテルの交換
のために体外側に延びるガイドワイヤの長さは、開口部
からバルーン遠位端までの長さに相当する長さよりも少
し長い程度で良く、他の方式のものに比較して、短くす
ることができる。このため操作性に優れている。
【0006】また、このようなモノレール方式のバルー
ンカテーテルは、米国特許第4,762,129号公
報、米国特許第5,061,273号公報、特開平9−
276411号公報にも示されている。
ンカテーテルは、米国特許第4,762,129号公
報、米国特許第5,061,273号公報、特開平9−
276411号公報にも示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭63
−288167号公報に示すバルーンカテーテルでは、
オーバー・ザ・ワイヤ方式のものに比較して、構造的に
無理があり、挿入性などの操作性に問題があった。これ
を改善するために、カテーテル管を構成する管状部材と
して、硬度および弾性などが異なる異種材料を接続し、
遠位端部で可撓性があり、近位端部で剛性のあるカテー
テル管を実現している。しかしながら、このようなカテ
ーテル管の構造では、異種材料の接合部において、硬度
変化が急であり、理想的な操作性とは言い難い。また、
接合部を完全になめらかに仕上げることが困難なため、
カテーテルの挿入特性が悪くなりやすい。
−288167号公報に示すバルーンカテーテルでは、
オーバー・ザ・ワイヤ方式のものに比較して、構造的に
無理があり、挿入性などの操作性に問題があった。これ
を改善するために、カテーテル管を構成する管状部材と
して、硬度および弾性などが異なる異種材料を接続し、
遠位端部で可撓性があり、近位端部で剛性のあるカテー
テル管を実現している。しかしながら、このようなカテ
ーテル管の構造では、異種材料の接合部において、硬度
変化が急であり、理想的な操作性とは言い難い。また、
接合部を完全になめらかに仕上げることが困難なため、
カテーテルの挿入特性が悪くなりやすい。
【0008】米国特許第4,762,129号公報に示
すバルーンカテーテルでは、バルーン拡張ルーメンが形
成された拡張用管状部材と、ガイドワイヤ挿通ルーメン
が形成されたワイヤ用管状部材とが、軸方向に沿って所
定距離で重なり、その重複部分の一部を覆うように、バ
ルーン部の近位端側ネック部が接合してある。しかし、
この公報に示すバルーンカテーテルでは、バルーン部の
近位端から近位端方向に延びる拡張用管状部材の外径
が、ワイヤ用管状部材との重複部分に比べて著しく細
く、キンク(折れ曲がり)し易いという課題を有する。
すバルーンカテーテルでは、バルーン拡張ルーメンが形
成された拡張用管状部材と、ガイドワイヤ挿通ルーメン
が形成されたワイヤ用管状部材とが、軸方向に沿って所
定距離で重なり、その重複部分の一部を覆うように、バ
ルーン部の近位端側ネック部が接合してある。しかし、
この公報に示すバルーンカテーテルでは、バルーン部の
近位端から近位端方向に延びる拡張用管状部材の外径
が、ワイヤ用管状部材との重複部分に比べて著しく細
く、キンク(折れ曲がり)し易いという課題を有する。
【0009】また、米国特許第5,061,273号公
報に示すバルーンカテーテルでは、バルーン部の近位端
よりもさらに近位端側の位置で、バルーン拡張ルーメン
が形成された拡張用管状部材と、ガイドワイヤ挿通ルー
メンが形成されたワイヤ用管状部材とを、軸方向に沿っ
て所定距離で重ならせている。そのために、その重なり
部分の外径が大きくなり、挿入特性に難点がある。その
重なり部分の外径を小さくするために、その重なり部分
よりもさらに近位端に位置する拡張用管状部材の外径を
小さくすると、やはりキンクし易いという課題がある。
また、この公報に示す技術では、バルーン部の近位端側
ネック部の強度を向上させることはできない。
報に示すバルーンカテーテルでは、バルーン部の近位端
よりもさらに近位端側の位置で、バルーン拡張ルーメン
が形成された拡張用管状部材と、ガイドワイヤ挿通ルー
メンが形成されたワイヤ用管状部材とを、軸方向に沿っ
て所定距離で重ならせている。そのために、その重なり
部分の外径が大きくなり、挿入特性に難点がある。その
重なり部分の外径を小さくするために、その重なり部分
よりもさらに近位端に位置する拡張用管状部材の外径を
小さくすると、やはりキンクし易いという課題がある。
また、この公報に示す技術では、バルーン部の近位端側
ネック部の強度を向上させることはできない。
【0010】さらに、特開平9−276411号公報に
示すバルーンカテーテルでは、カテーテル管を構成する
二つの管状部材の端部を別の管状部材で覆うようにして
あるため、その部分の外径が段差状に太くなり、バルー
ンカテーテルの挿入性に難点がある。
示すバルーンカテーテルでは、カテーテル管を構成する
二つの管状部材の端部を別の管状部材で覆うようにして
あるため、その部分の外径が段差状に太くなり、バルー
ンカテーテルの挿入性に難点がある。
【0011】また、この公報に示す技術では、バルーン
部の近位端側ネック部の強度を向上させることはできな
い。
部の近位端側ネック部の強度を向上させることはできな
い。
【0012】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、バルーンカテーテルの挿入特性に優れ、バルーン部
の近位端側ネック部の強度を向上させ、しかもキンクし
難い押し込み特性に優れたバルーンカテーテルを提供す
ることを目的とする。
れ、バルーンカテーテルの挿入特性に優れ、バルーン部
の近位端側ネック部の強度を向上させ、しかもキンクし
難い押し込み特性に優れたバルーンカテーテルを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係るバルーンカテーテルは、
内部に少なくとも1つのバルーン用ルーメンが長手方向
に沿って形成してある第1管状部材と、前記第1管状部
材に形成されたバルーン用ルーメンと内部が連通し、そ
のバルーン用ルーメンを通して送られてくる流体により
外方に膨らむことが可能なバルーン部と、前記バルーン
部の内部を軸方向に延び、内部に少なくとも一つのガイ
ドワイヤ用ルーメンが軸方向に形成してある第2管状部
材とを有し、前記第2管状部材の遠位端部にバルーン部
の遠位端部が接合してあり、前記第2管状部材の近位端
部と第1管状部材の遠位端部とが、軸方向に沿って所定
距離で重なることにより、重複部分が形成してあり、前
記重複部分の少なくとも一部を覆うように、前記バルー
ン部の近位端側ネック部が、当該重複部分の少なくとも
一部に直接または間接に接合してあり、前記第1管状部
材の遠位端部外周には、前記第2管状部材の近位端部の
外周の一部が入り込む凹部が軸方向に沿って形成してあ
ることを特徴とする。
に、本発明の第1の観点に係るバルーンカテーテルは、
内部に少なくとも1つのバルーン用ルーメンが長手方向
に沿って形成してある第1管状部材と、前記第1管状部
材に形成されたバルーン用ルーメンと内部が連通し、そ
のバルーン用ルーメンを通して送られてくる流体により
外方に膨らむことが可能なバルーン部と、前記バルーン
部の内部を軸方向に延び、内部に少なくとも一つのガイ
ドワイヤ用ルーメンが軸方向に形成してある第2管状部
材とを有し、前記第2管状部材の遠位端部にバルーン部
の遠位端部が接合してあり、前記第2管状部材の近位端
部と第1管状部材の遠位端部とが、軸方向に沿って所定
距離で重なることにより、重複部分が形成してあり、前
記重複部分の少なくとも一部を覆うように、前記バルー
ン部の近位端側ネック部が、当該重複部分の少なくとも
一部に直接または間接に接合してあり、前記第1管状部
材の遠位端部外周には、前記第2管状部材の近位端部の
外周の一部が入り込む凹部が軸方向に沿って形成してあ
ることを特徴とする。
【0014】本発明の第2の観点に係るバルーンカテー
テルは、内部に少なくとも1つのバルーン用ルーメンが
長手方向に沿って形成してある第1管状部材と、前記第
1管状部材に形成されたバルーン用ルーメンと内部が連
通し、そのバルーン用ルーメンを通して送られてくる流
体により外方に膨らむことが可能なバルーン部と、前記
バルーン部の内部を軸方向に延び、内部に少なくとも一
つのガイドワイヤ用ルーメンが軸方向に形成してある第
2管状部材とを有し、前記第2管状部材の遠位端部にバ
ルーン部の遠位端部が接合してあり、前記第2管状部材
の近位端部と第1管状部材の遠位端部とが、軸方向に沿
って所定距離で重なることにより、重複部分が形成して
あり、前記重複部分の少なくとも一部を覆うように、前
記バルーン部の近位端側ネック部が、当該重複部分の少
なくとも一部に直接または間接に接合してあり、前記第
1管状部材が、当該第1管状部材の遠位端部に向けて外
径が小さくなるテーパ部を少なくとも一部に有すること
を特徴とする。
テルは、内部に少なくとも1つのバルーン用ルーメンが
長手方向に沿って形成してある第1管状部材と、前記第
1管状部材に形成されたバルーン用ルーメンと内部が連
通し、そのバルーン用ルーメンを通して送られてくる流
体により外方に膨らむことが可能なバルーン部と、前記
バルーン部の内部を軸方向に延び、内部に少なくとも一
つのガイドワイヤ用ルーメンが軸方向に形成してある第
2管状部材とを有し、前記第2管状部材の遠位端部にバ
ルーン部の遠位端部が接合してあり、前記第2管状部材
の近位端部と第1管状部材の遠位端部とが、軸方向に沿
って所定距離で重なることにより、重複部分が形成して
あり、前記重複部分の少なくとも一部を覆うように、前
記バルーン部の近位端側ネック部が、当該重複部分の少
なくとも一部に直接または間接に接合してあり、前記第
1管状部材が、当該第1管状部材の遠位端部に向けて外
径が小さくなるテーパ部を少なくとも一部に有すること
を特徴とする。
【0015】前記第2管状部材は、当該第2管状部材の
近位端部に向けて外径が小さくなるテーパ部を少なくと
も一部に有することが好ましい。
近位端部に向けて外径が小さくなるテーパ部を少なくと
も一部に有することが好ましい。
【0016】前記重複部分の長さは、特に限定されない
が、好ましくは2mm以上500mm以下である。この
重複部分の長さが短すぎると、管状部材相互の接合強度
が不十分になる傾向にあり、長すぎる場合には、材料の
無駄になる。
が、好ましくは2mm以上500mm以下である。この
重複部分の長さが短すぎると、管状部材相互の接合強度
が不十分になる傾向にあり、長すぎる場合には、材料の
無駄になる。
【0017】バルーン部の近位端側ネック部の軸方向長
さは、前記重複部分の軸方向長さよりも長くても短くて
も良いが、長い方が好ましい。ただし、ネック部があま
りに長いと、材料の無駄であることから、好ましくは5
00mm以下である。ネック部が前記重複部分の長さよ
りも長い方が好ましい理由は、そのように構成すること
で、重複部分における外径が変化する段差部分がネック
部内に位置することになるからである。このため、バル
ーンカテーテルの挿入特性がさらに向上する。
さは、前記重複部分の軸方向長さよりも長くても短くて
も良いが、長い方が好ましい。ただし、ネック部があま
りに長いと、材料の無駄であることから、好ましくは5
00mm以下である。ネック部が前記重複部分の長さよ
りも長い方が好ましい理由は、そのように構成すること
で、重複部分における外径が変化する段差部分がネック
部内に位置することになるからである。このため、バル
ーンカテーテルの挿入特性がさらに向上する。
【0018】前記凹部は、第1管状部材の遠位端部外周
の一部を軸方向に沿って潰すことにより形成することが
好ましい。管状部材の遠位端部を潰すことにより凹部を
形成することで、管状部材の遠位端部の機械的強度が高
まる。
の一部を軸方向に沿って潰すことにより形成することが
好ましい。管状部材の遠位端部を潰すことにより凹部を
形成することで、管状部材の遠位端部の機械的強度が高
まる。
【0019】前記凹部の軸方向長さは、前記重複部分の
長さよりも長いことが好ましい。また、本発明の第2の
観点において、第1管状部材の遠位端部に向けて外径が
小さくなるテーパ部の軸方向長さは、前記重複部分の長
さよりも長いことが好ましい。このように構成すること
で、軸方向重複部の外径をあまり太くすることなく、ネ
ック部とネック部よりも近位端側の管状部材との機械的
強度を向上させることができる。しかも、第2管状部材
に形成されたガイドワイヤ用ルーメンの近位端開口部か
らガイドワイヤを取り出し易くなる。
長さよりも長いことが好ましい。また、本発明の第2の
観点において、第1管状部材の遠位端部に向けて外径が
小さくなるテーパ部の軸方向長さは、前記重複部分の長
さよりも長いことが好ましい。このように構成すること
で、軸方向重複部の外径をあまり太くすることなく、ネ
ック部とネック部よりも近位端側の管状部材との機械的
強度を向上させることができる。しかも、第2管状部材
に形成されたガイドワイヤ用ルーメンの近位端開口部か
らガイドワイヤを取り出し易くなる。
【0020】また、第2管状部材に形成されたガイドワ
イヤ用ルーメンの近位端開口部は、管状部材の端部を斜
めに切断することにより得られる傾斜した開口部である
ことが好ましい。傾斜した開口部の方が、ガイドワイヤ
を取り出し易くなる。
イヤ用ルーメンの近位端開口部は、管状部材の端部を斜
めに切断することにより得られる傾斜した開口部である
ことが好ましい。傾斜した開口部の方が、ガイドワイヤ
を取り出し易くなる。
【0021】前記第1管状部材と第2管状部材とは、同
じ材質でも良いが、異なる材質であることが好ましい。
たとえば第2管状部材は、第1管状部材よりも可撓性
(「柔軟性」を含む)に優れた材質で構成してあること
が好ましい。または第1管状部材の材質が、第2管状部
材の硬度よりも高い材質であることが好ましい。このよ
うに構成することで、バルーンカテーテルの可撓性が遠
位端側で向上する。また、第2管状部材の外径は、第1
管状部材の基準外径よりも小さいことが好ましい。第1
管状部材の遠位端部に凹部が形成してある場合には、基
準外径とは、凹部が形成されていない部分の外径であ
り、テーパ部が形成してある場合には、最大外径を意味
する。第2管状部材の外径が、第1管状部材の基準外径
よりも小さいことが好ましい理由は、そのように構成す
ることで、第2管状部材の可撓性が第1管状部材に比較
して向上するからである。また、バルーンカテーテルの
可撓性が遠位端側で向上することが好ましいのは、バル
ーンカテーテルの血管などへの挿入特性が向上するから
である。
じ材質でも良いが、異なる材質であることが好ましい。
たとえば第2管状部材は、第1管状部材よりも可撓性
(「柔軟性」を含む)に優れた材質で構成してあること
が好ましい。または第1管状部材の材質が、第2管状部
材の硬度よりも高い材質であることが好ましい。このよ
うに構成することで、バルーンカテーテルの可撓性が遠
位端側で向上する。また、第2管状部材の外径は、第1
管状部材の基準外径よりも小さいことが好ましい。第1
管状部材の遠位端部に凹部が形成してある場合には、基
準外径とは、凹部が形成されていない部分の外径であ
り、テーパ部が形成してある場合には、最大外径を意味
する。第2管状部材の外径が、第1管状部材の基準外径
よりも小さいことが好ましい理由は、そのように構成す
ることで、第2管状部材の可撓性が第1管状部材に比較
して向上するからである。また、バルーンカテーテルの
可撓性が遠位端側で向上することが好ましいのは、バル
ーンカテーテルの血管などへの挿入特性が向上するから
である。
【0022】管状部材相互の接合手段としては、接着や
融着などの手段を採用することができる。重複部分の少
なくとも一部に外側からバルーン部の近位端側ネック部
を直接または間接に接合するための手段としては、接着
や融着、あるいは熱収縮チューブを用いた加熱融着など
の手段を採用することができる。
融着などの手段を採用することができる。重複部分の少
なくとも一部に外側からバルーン部の近位端側ネック部
を直接または間接に接合するための手段としては、接着
や融着、あるいは熱収縮チューブを用いた加熱融着など
の手段を採用することができる。
【0023】管状部材とバルーン部の近位端側ネック部
との間に隙間が生じる場合には、接着剤やシーラントな
どの充填剤を隙間に充填しても良い。
との間に隙間が生じる場合には、接着剤やシーラントな
どの充填剤を隙間に充填しても良い。
【0024】重複部分の外周の少なくとも一部には、補
強ワイヤを巻回し、その外周に、バルーン部の近位端側
ネック部を被せて接合しても良い。補強ワイヤを用いる
ことで、相互に接着や融着が困難な、異種または同種の
管状部材同士の接合が容易になる。
強ワイヤを巻回し、その外周に、バルーン部の近位端側
ネック部を被せて接合しても良い。補強ワイヤを用いる
ことで、相互に接着や融着が困難な、異種または同種の
管状部材同士の接合が容易になる。
【0025】バルーン部の近位端側ネック部は、その内
径が軸方向に沿って一定であっても良いが、近位端側に
向けて内径が大きくなるテーパ状に成形しても良い。テ
ーパ状に成形すると、バルーンカテーテルの製造時に、
重複部分の上にネック部を被せ易くなり、その作業性が
向上する。
径が軸方向に沿って一定であっても良いが、近位端側に
向けて内径が大きくなるテーパ状に成形しても良い。テ
ーパ状に成形すると、バルーンカテーテルの製造時に、
重複部分の上にネック部を被せ易くなり、その作業性が
向上する。
【0026】
【作用】本発明の第1の観点に係るバルーンカテーテル
では、第1管状部材の遠位端部外周に、前記第2管状部
材の近位端部の外周の一部が入り込む凹部が軸方向に沿
って形成してある。このため、第1管状部材の遠位端部
と第2管状部材の近位端部との重複部分の外径の増大を
必要最小限にすることができる。しかも、バルーン部の
近位端側ネック部内で、これら管状部材相互を接合して
いるので、段差が少なく、バルーンカテーテルの血管内
などへの挿入特性が向上する。
では、第1管状部材の遠位端部外周に、前記第2管状部
材の近位端部の外周の一部が入り込む凹部が軸方向に沿
って形成してある。このため、第1管状部材の遠位端部
と第2管状部材の近位端部との重複部分の外径の増大を
必要最小限にすることができる。しかも、バルーン部の
近位端側ネック部内で、これら管状部材相互を接合して
いるので、段差が少なく、バルーンカテーテルの血管内
などへの挿入特性が向上する。
【0027】また、重複部分を介して、第1管状部材と
第2管状部材とを接合しているので、接着や融着が困難
な材質で構成してある管状部材でも接合が容易であると
共に、長手方向に沿って急激な固さ変化も少ない。
第2管状部材とを接合しているので、接着や融着が困難
な材質で構成してある管状部材でも接合が容易であると
共に、長手方向に沿って急激な固さ変化も少ない。
【0028】また、重複部分の少なくとも一部を覆うよ
うに、前記バルーン部の近位端側ネック部を接合するこ
とで、ネック部の強度が向上する。
うに、前記バルーン部の近位端側ネック部を接合するこ
とで、ネック部の強度が向上する。
【0029】さらに、第1管状部材の遠位端部にのみ凹
部が形成してあり、それ以外の部分には凹部が形成され
ておらず、第1管状部材に形成されたバルーン用ルーメ
ンの流路断面積を十分大きくすることができ、ルーメン
の流路抵抗を低減することができる。さらにまた、凹部
が形成されていない部分では、第1管状部材の外径およ
び/または肉厚を十分大きくすることができ、キンクす
ることを有効に防止することができる。また、バルーン
カテーテルの押し込み特性(腰の強さ/プッシャブリテ
ィ)も良好である。なお、第1管状部材の機械的強度を
さらに向上させるために、その管状部材の内部に補強用
線材(たとえば金属ワイヤ)を長手方向に配置しても良
いし、管状部材の内部に補強用繊維を編み込んでも良
い。
部が形成してあり、それ以外の部分には凹部が形成され
ておらず、第1管状部材に形成されたバルーン用ルーメ
ンの流路断面積を十分大きくすることができ、ルーメン
の流路抵抗を低減することができる。さらにまた、凹部
が形成されていない部分では、第1管状部材の外径およ
び/または肉厚を十分大きくすることができ、キンクす
ることを有効に防止することができる。また、バルーン
カテーテルの押し込み特性(腰の強さ/プッシャブリテ
ィ)も良好である。なお、第1管状部材の機械的強度を
さらに向上させるために、その管状部材の内部に補強用
線材(たとえば金属ワイヤ)を長手方向に配置しても良
いし、管状部材の内部に補強用繊維を編み込んでも良
い。
【0030】本発明の第2の観点に係るバルーンカテー
テルでは、第1管状部材の遠位端部が、当該第1管状部
材の遠位端部に向けて外径が小さくなるテーパ部を少な
くとも一部に有する。このため、第1管状部材の遠位端
部と第2管状部材の近位端部との重複部分の外径の増大
を必要最小限にすることができる。しかも、バルーン部
の近位端側ネック部内で、これら管状部材相互を接合し
ているので、段差が少なく、バルーンカテーテルの血管
内などへの挿入特性が向上する。
テルでは、第1管状部材の遠位端部が、当該第1管状部
材の遠位端部に向けて外径が小さくなるテーパ部を少な
くとも一部に有する。このため、第1管状部材の遠位端
部と第2管状部材の近位端部との重複部分の外径の増大
を必要最小限にすることができる。しかも、バルーン部
の近位端側ネック部内で、これら管状部材相互を接合し
ているので、段差が少なく、バルーンカテーテルの血管
内などへの挿入特性が向上する。
【0031】また、重複部分を介して、第1管状部材と
第2管状部材とを接合しているので、接着や融着が困難
な材質で構成してある管状部材でも接合が容易であると
共に、長手方向に沿って急激な固さ変化も少ない。
第2管状部材とを接合しているので、接着や融着が困難
な材質で構成してある管状部材でも接合が容易であると
共に、長手方向に沿って急激な固さ変化も少ない。
【0032】また、重複部分の少なくとも一部を覆うよ
うに、前記バルーン部の近位端側ネック部を接合するこ
とで、ネック部の強度が向上する。
うに、前記バルーン部の近位端側ネック部を接合するこ
とで、ネック部の強度が向上する。
【0033】さらに、第1管状部材の遠位端部に向けて
外径が小さくなるテーパ部を有するので、第1管状部材
に形成されたバルーン用ルーメンの流路断面積が小さく
なる部分を必要最小限にすることができ、ルーメンの流
路抵抗を低減することができる。さらにまた、第1管状
部材の遠位端部に形成されたテーパ部よりも近位端側で
は、第1管状部材の外径および/または肉厚を十分大き
くすることができ、キンクすることを有効に防止するこ
とができる。また、バルーンカテーテルの押し込み特性
も良好である。なお、第1管状部材の機械的強度をさら
に向上させるために、その管状部材の内部に補強用線材
(たとえば金属ワイヤ)を長手方向に配置しても良い
し、管状部材の内部に補強用繊維を編み込んでも良い。
外径が小さくなるテーパ部を有するので、第1管状部材
に形成されたバルーン用ルーメンの流路断面積が小さく
なる部分を必要最小限にすることができ、ルーメンの流
路抵抗を低減することができる。さらにまた、第1管状
部材の遠位端部に形成されたテーパ部よりも近位端側で
は、第1管状部材の外径および/または肉厚を十分大き
くすることができ、キンクすることを有効に防止するこ
とができる。また、バルーンカテーテルの押し込み特性
も良好である。なお、第1管状部材の機械的強度をさら
に向上させるために、その管状部材の内部に補強用線材
(たとえば金属ワイヤ)を長手方向に配置しても良い
し、管状部材の内部に補強用繊維を編み込んでも良い。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
形態に基づき説明する。
【0035】第1実施形態 図1は本発明の1実施形態に係るバルーンカテーテルの
要部概略断面図、図2は図1のII−II線に沿う要部断面
図、図3は図1のIII−III線に沿う要部断面図、図4は
図1のIV−IV線に沿う断面図、図5(A)は第1管状部
材と第2管状部材との接合部の要部分解斜視図、同図
(B)は第1管状部材の遠位端部に凹部を成形するため
の方法の一例を示す要部斜視図、図6は本発明の他の実
施形態に係る第1管状部材と第2管状部材との接合部の
要部分解斜視図、図7はバルーンカテーテルの使用位置
を示す概略図、図8(A)〜(C)はバルーンカテーテ
ルの使用状態を示す要部断面図である。
要部概略断面図、図2は図1のII−II線に沿う要部断面
図、図3は図1のIII−III線に沿う要部断面図、図4は
図1のIV−IV線に沿う断面図、図5(A)は第1管状部
材と第2管状部材との接合部の要部分解斜視図、同図
(B)は第1管状部材の遠位端部に凹部を成形するため
の方法の一例を示す要部斜視図、図6は本発明の他の実
施形態に係る第1管状部材と第2管状部材との接合部の
要部分解斜視図、図7はバルーンカテーテルの使用位置
を示す概略図、図8(A)〜(C)はバルーンカテーテ
ルの使用状態を示す要部断面図である。
【0036】図1に示す本実施形態に係るバルーンカテ
ーテル2は、たとえば経皮的冠動脈形成術(PTC
A)、四肢等の血管の拡張術、上部尿管の拡張術、腎血
管拡張術などの方法に用いられ、血管あるいはその他の
体腔に形成された狭窄部を拡張するために用いられる。
以下の説明では、本実施形態のバルーンカテーテル2を
PTCAに用いる場合を例として説明する。
ーテル2は、たとえば経皮的冠動脈形成術(PTC
A)、四肢等の血管の拡張術、上部尿管の拡張術、腎血
管拡張術などの方法に用いられ、血管あるいはその他の
体腔に形成された狭窄部を拡張するために用いられる。
以下の説明では、本実施形態のバルーンカテーテル2を
PTCAに用いる場合を例として説明する。
【0037】本実施形態の拡張用バルーンカテーテル2
は、いわゆるモノレール方式のバルーンカテーテルであ
り、バルーン部4と、カテーテル管としての第1管状部
材6と、コネクタ8とを有する。
は、いわゆるモノレール方式のバルーンカテーテルであ
り、バルーン部4と、カテーテル管としての第1管状部
材6と、コネクタ8とを有する。
【0038】本実施形態では、第1管状部材6の遠位端
部には、図5(A)に示すように、管状部材を構成する
円形チューブの遠位端部の外周の一部が軸方向に沿って
押し潰されることにより、凹部60が軸方向に沿って形
成してある。また、この凹部60の軸方向終焉部には、
傾斜面62が成形してある。この凹部60には、第2管
状部材11の近位端部が装着可能になっている。凹部6
0の内径は、第2管状部材11の外径程度であることが
好ましい。凹部60の深さは、第2管状部材11の近位
端部を凹部60内に装着した場合に、図3に示すよう
に、第2管状部材11の外周の約1/3以上、好ましく
は1/2以上を囲む程度の深さであることが好ましい。
部には、図5(A)に示すように、管状部材を構成する
円形チューブの遠位端部の外周の一部が軸方向に沿って
押し潰されることにより、凹部60が軸方向に沿って形
成してある。また、この凹部60の軸方向終焉部には、
傾斜面62が成形してある。この凹部60には、第2管
状部材11の近位端部が装着可能になっている。凹部6
0の内径は、第2管状部材11の外径程度であることが
好ましい。凹部60の深さは、第2管状部材11の近位
端部を凹部60内に装着した場合に、図3に示すよう
に、第2管状部材11の外周の約1/3以上、好ましく
は1/2以上を囲む程度の深さであることが好ましい。
【0039】第1管状部材6の遠位端部に図5(A)に
示す凹部60を成形するには、たとえば、まず、図5
(B)に示すように、第1管状部材6となる断面円形の
チューブ6’を成形する。その後に、このチューブ6’
の遠位端部と、第2管状部材11の外径と略同じ外径の
金属棒56とを、チューブ状の金属製型58の内部に挿
入し、加熱成形する。その後、金属製型58からチュー
ブ6’の端部を取り出し、金属棒56を外せば、図5
(A)に示す凹部60が形成される。なお、図5(B)
に示すように、金属棒56の後端部に傾斜面56aを形
成しておくことで、図5(A)に示す傾斜面62の傾斜
角度を制御することもできる。金属製型58の内径は、
チューブ6’の外径と略同一か、それより僅かに大きい
程度である。
示す凹部60を成形するには、たとえば、まず、図5
(B)に示すように、第1管状部材6となる断面円形の
チューブ6’を成形する。その後に、このチューブ6’
の遠位端部と、第2管状部材11の外径と略同じ外径の
金属棒56とを、チューブ状の金属製型58の内部に挿
入し、加熱成形する。その後、金属製型58からチュー
ブ6’の端部を取り出し、金属棒56を外せば、図5
(A)に示す凹部60が形成される。なお、図5(B)
に示すように、金属棒56の後端部に傾斜面56aを形
成しておくことで、図5(A)に示す傾斜面62の傾斜
角度を制御することもできる。金属製型58の内径は、
チューブ6’の外径と略同一か、それより僅かに大きい
程度である。
【0040】図1および3に示すように、第1管状部材
6の遠位端部に形成してある凹部60内に第2管状部材
11の近位端部が収容され、軸方向に沿って第1管状部
材6と第2管状部材11との重複部分51が形成され
る。その重複部分51の軸方向長さをL2とする。
6の遠位端部に形成してある凹部60内に第2管状部材
11の近位端部が収容され、軸方向に沿って第1管状部
材6と第2管状部材11との重複部分51が形成され
る。その重複部分51の軸方向長さをL2とする。
【0041】その重複部分51の外周には、図3に示す
ように、必要に応じて、補強用ワイヤ50が巻回され、
重複部分51において、第1管状部材6の遠位端部と第
2管状部材11の近位端部とを接合している。第1管状
部材6と第2管状部材11との隙間や補強用ワイヤ50
との隙間には、接着剤やシーラントなどの充填剤52が
充填してあり、これらを密封的に接合してある。補強用
ワイヤ50は、重複部分51の外周の軸方向に沿って全
ての部分に巻回しても良いが、一部のみに巻回しても良
い。また、第1管状部材6と第2管状部材11とが接着
や熱融着により容易に接合できる材質の組み合わせで構
成してある場合には、補強用ワイヤ50は、必ずしも装
着しなくても良い。
ように、必要に応じて、補強用ワイヤ50が巻回され、
重複部分51において、第1管状部材6の遠位端部と第
2管状部材11の近位端部とを接合している。第1管状
部材6と第2管状部材11との隙間や補強用ワイヤ50
との隙間には、接着剤やシーラントなどの充填剤52が
充填してあり、これらを密封的に接合してある。補強用
ワイヤ50は、重複部分51の外周の軸方向に沿って全
ての部分に巻回しても良いが、一部のみに巻回しても良
い。また、第1管状部材6と第2管状部材11とが接着
や熱融着により容易に接合できる材質の組み合わせで構
成してある場合には、補強用ワイヤ50は、必ずしも装
着しなくても良い。
【0042】この重複部分51の外周の軸方向の一部
に、補強用ワイヤ50を介して、または補強用ワイヤ5
0を介することなく、バルーン部4の近位端側ネック部
5が接合してある。そのネック部5の接合は、接着剤に
よる接合、熱融着による接合、または熱収縮チューブ5
4による接合のいずれでも良い。また、バルーン部4の
近位端側ネック部5の接合は、第1管状部材6と第2管
状部材11との接合と同時に行っても良い。熱収縮チュ
ーブ54は、接合後に取り除いても良い。なお、ネック
部5の軸方向長さをL1(図1参照)とする。
に、補強用ワイヤ50を介して、または補強用ワイヤ5
0を介することなく、バルーン部4の近位端側ネック部
5が接合してある。そのネック部5の接合は、接着剤に
よる接合、熱融着による接合、または熱収縮チューブ5
4による接合のいずれでも良い。また、バルーン部4の
近位端側ネック部5の接合は、第1管状部材6と第2管
状部材11との接合と同時に行っても良い。熱収縮チュ
ーブ54は、接合後に取り除いても良い。なお、ネック
部5の軸方向長さをL1(図1参照)とする。
【0043】図1に示すように、バルーン部4の遠位端
側ネック部7は、第2管状部材11の遠位端部の外周に
熱融着、接着または熱収縮チューブによる接合のいずれ
かの手段により接合してあり、バルーン部4の内部空間
は、第1管状部材6の遠位端側開口18との連通を除
き、密封空間となっている。また、第1管状部材6の近
位端部には、コネクタ8が接続してある。
側ネック部7は、第2管状部材11の遠位端部の外周に
熱融着、接着または熱収縮チューブによる接合のいずれ
かの手段により接合してあり、バルーン部4の内部空間
は、第1管状部材6の遠位端側開口18との連通を除
き、密封空間となっている。また、第1管状部材6の近
位端部には、コネクタ8が接続してある。
【0044】バルーン部4は、両端部が縮径された筒状
の膜体で構成され、その膜厚は、特に限定されないが、
15〜300μm、好ましくは30〜150μmであ
る。バルーン部4は、筒状であれば、特に限定されず、
円筒または多角筒形状でも良い。また、膨張時のバルー
ン部4の外径は、血管の内径などの因子によって決定さ
れ、通常1.5〜10.0mm程度、好ましくは、3〜
7mmが好ましい。このバルーン部4の軸方向長さは、
血管内狭窄部の大きさなどの因子によって決定され、特
に限定されないが、15〜50mm、好ましくは20〜4
0mmである。膨張する前のバルーン部4は、重複部分5
1および第2管状部材11の周囲に折り畳まれて巻き付
けられ、可能な限り外径が小さくなっている。なお、バ
ルーン部4が拡張した状態を、図4に示す。図4に示す
ように、バルーン部4の軸芯と、第2管状部材11の軸
芯とは、同心状であることが好ましいが、必ずしも同心
状でなくても良い。
の膜体で構成され、その膜厚は、特に限定されないが、
15〜300μm、好ましくは30〜150μmであ
る。バルーン部4は、筒状であれば、特に限定されず、
円筒または多角筒形状でも良い。また、膨張時のバルー
ン部4の外径は、血管の内径などの因子によって決定さ
れ、通常1.5〜10.0mm程度、好ましくは、3〜
7mmが好ましい。このバルーン部4の軸方向長さは、
血管内狭窄部の大きさなどの因子によって決定され、特
に限定されないが、15〜50mm、好ましくは20〜4
0mmである。膨張する前のバルーン部4は、重複部分5
1および第2管状部材11の周囲に折り畳まれて巻き付
けられ、可能な限り外径が小さくなっている。なお、バ
ルーン部4が拡張した状態を、図4に示す。図4に示す
ように、バルーン部4の軸芯と、第2管状部材11の軸
芯とは、同心状であることが好ましいが、必ずしも同心
状でなくても良い。
【0045】バルーン部4を構成する材質は、ある程度
の可撓性を有する材質であることが好ましく、たとえば
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のエチレンと
他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、
ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラ
ストマー、シリコーンゴム、天然ゴムなどが使用でき、
好ましくは、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアミドである。
の可撓性を有する材質であることが好ましく、たとえば
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のエチレンと
他のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、
ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラ
ストマー、シリコーンゴム、天然ゴムなどが使用でき、
好ましくは、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアミドである。
【0046】第1管状部材6は、たとえばバルーン部4
と同様な材質で構成されて良いが、可撓性を有する材質
で構成されることが好ましく、たとえばポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミ
ドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマ
ー、シリコーンゴム、天然ゴムなどが使用でき、好まし
くは、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミドで構成さ
れる。また、第2管状部材11は、第1管状部材6と同
じ材質で構成しても良いが、他の材質で構成することが
好ましい。たとえば第2管状部材11を、第1管状部材
6よりも軟質の合成樹脂で構成することが好ましい。
と同様な材質で構成されて良いが、可撓性を有する材質
で構成されることが好ましく、たとえばポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミ
ドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマ
ー、シリコーンゴム、天然ゴムなどが使用でき、好まし
くは、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミドで構成さ
れる。また、第2管状部材11は、第1管状部材6と同
じ材質で構成しても良いが、他の材質で構成することが
好ましい。たとえば第2管状部材11を、第1管状部材
6よりも軟質の合成樹脂で構成することが好ましい。
【0047】第2管状部材11を構成する軟質の合成樹
脂としては、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、
ポリエチレンなどのJIS硬度が70A〜95A程度の
ものを用いることができ、第1管状部材6を構成する硬
質の合成樹脂としては、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリエチレンなどのJIS硬度が50D〜7
5Dのものを用いることができる。
脂としては、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、
ポリエチレンなどのJIS硬度が70A〜95A程度の
ものを用いることができ、第1管状部材6を構成する硬
質の合成樹脂としては、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリエチレンなどのJIS硬度が50D〜7
5Dのものを用いることができる。
【0048】この第2管状部材11の内部には、その長
手方向に沿って、ガイドワイヤ用ルーメン12が形成し
てあり、その遠位端開口部20と近位端開口部21とで
外部と連通している。このガイドワイヤ用ルーメン12
は、遠位端開口部20と近位端開口部21とを通して、
ガイドワイヤ42が挿通される部分であり、その内径
は、ガイドワイヤ42を挿通できる径であれば特に限定
されず、たとえば0.15〜1.0mm、好ましくは0.
25〜0.6mmである。このルーメン14の内径は、軸
方向に沿って均一であることが好ましい。また、この第
2管状部材11の肉厚は、第2管状部材11として必要
な機械的強度を有するように決定され、好ましくは20
〜400μm、さらに好ましくは40〜150μmであ
る。
手方向に沿って、ガイドワイヤ用ルーメン12が形成し
てあり、その遠位端開口部20と近位端開口部21とで
外部と連通している。このガイドワイヤ用ルーメン12
は、遠位端開口部20と近位端開口部21とを通して、
ガイドワイヤ42が挿通される部分であり、その内径
は、ガイドワイヤ42を挿通できる径であれば特に限定
されず、たとえば0.15〜1.0mm、好ましくは0.
25〜0.6mmである。このルーメン14の内径は、軸
方向に沿って均一であることが好ましい。また、この第
2管状部材11の肉厚は、第2管状部材11として必要
な機械的強度を有するように決定され、好ましくは20
〜400μm、さらに好ましくは40〜150μmであ
る。
【0049】また、第1管状部材6の内部には、その長
手方向に沿って、バルーン用ルーメン14が形成してあ
る。このバルーン用ルーメン14は、コネクタ8に形成
してある拡張ポート16と連通し、そこから圧力流体が
導入され、第1管状部材6の遠位端部開口部18を通し
て、バルーン内に圧力流体を導入し、折り畳まれたバル
ーン部4を膨らますようになっている。
手方向に沿って、バルーン用ルーメン14が形成してあ
る。このバルーン用ルーメン14は、コネクタ8に形成
してある拡張ポート16と連通し、そこから圧力流体が
導入され、第1管状部材6の遠位端部開口部18を通し
て、バルーン内に圧力流体を導入し、折り畳まれたバル
ーン部4を膨らますようになっている。
【0050】拡張ポート16を通してバルーン用ルーメ
ン14内に導入される圧力流体としては、特に限定され
ないが、たとえば放射線不透過性媒体と生理食塩水との
50/50混合水溶液などが用いられる。放射線不透過
性媒体を含ませるのは、バルーンカテーテル2の使用時
に、放射線を用いてバルーン部4および第1管状部材6
の位置を造影するためである。バルーン部4を膨らます
ための圧力流体の圧力は、特に限定されないが、絶対圧
で3〜12気圧、好ましくは、4〜8気圧程度である。
ン14内に導入される圧力流体としては、特に限定され
ないが、たとえば放射線不透過性媒体と生理食塩水との
50/50混合水溶液などが用いられる。放射線不透過
性媒体を含ませるのは、バルーンカテーテル2の使用時
に、放射線を用いてバルーン部4および第1管状部材6
の位置を造影するためである。バルーン部4を膨らます
ための圧力流体の圧力は、特に限定されないが、絶対圧
で3〜12気圧、好ましくは、4〜8気圧程度である。
【0051】図1に示すコネクタ8は、たとえばポリカ
ーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアクリレ
ート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体な
どの熱可塑性樹脂で好適に成形される。
ーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアクリレ
ート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体な
どの熱可塑性樹脂で好適に成形される。
【0052】バルーン用ルーメン14は、第1管状部材
6の遠位端部外周に形成してある凹部60以外の部分に
おいて、円形断面の流路を有し、その内径は、好ましく
は0.3〜3mm、さらに好ましくは0.5〜1.5m
mである。また、第1管状部材6の肉厚は、第1管状部
材6として必要な機械的強度が得られるように決定さ
れ、好ましくは40〜500mm、さらに好ましくは8
0〜300mmである。
6の遠位端部外周に形成してある凹部60以外の部分に
おいて、円形断面の流路を有し、その内径は、好ましく
は0.3〜3mm、さらに好ましくは0.5〜1.5m
mである。また、第1管状部材6の肉厚は、第1管状部
材6として必要な機械的強度が得られるように決定さ
れ、好ましくは40〜500mm、さらに好ましくは8
0〜300mmである。
【0053】第1管状部材6は、曲がりくねった血管内
に沿って挿入される部分であり、可撓性が要求される。
また、この第1管状部材6は、バルーン部4を血管内の
所定位置に位置させるための操作力を伝達する部分でも
ある。そのため、第1管状部材6は、適度な可撓性と、
キンクせずに操作力を伝達できる程度の強度(押し込み
特性)とが必要とされる。第1管状部材6を構成するチ
ューブ単体として、押し込み特性が足りない場合には、
図2に示すように、第1管状部材6のルーメン14内に
補強用金属線材43を挿入しても良い。
に沿って挿入される部分であり、可撓性が要求される。
また、この第1管状部材6は、バルーン部4を血管内の
所定位置に位置させるための操作力を伝達する部分でも
ある。そのため、第1管状部材6は、適度な可撓性と、
キンクせずに操作力を伝達できる程度の強度(押し込み
特性)とが必要とされる。第1管状部材6を構成するチ
ューブ単体として、押し込み特性が足りない場合には、
図2に示すように、第1管状部材6のルーメン14内に
補強用金属線材43を挿入しても良い。
【0054】本実施形態では、凹部60が形成されてい
ない部分の第1管状部材6の外径D1は、第2管状部材
11の外径D2に比較して大きいことが好ましく、好ま
しく気はD2の30〜100%程度大きいことが好まし
い。このように構成することで、バルーンカテーテル2
の遠位端部側で柔軟性が向上し、バルーンカテーテル2
の血管内への挿入特性が向上する。また、第1管状部材
6のバルーン用ルーメン14の流路断面積を大きくする
ことができる。
ない部分の第1管状部材6の外径D1は、第2管状部材
11の外径D2に比較して大きいことが好ましく、好ま
しく気はD2の30〜100%程度大きいことが好まし
い。このように構成することで、バルーンカテーテル2
の遠位端部側で柔軟性が向上し、バルーンカテーテル2
の血管内への挿入特性が向上する。また、第1管状部材
6のバルーン用ルーメン14の流路断面積を大きくする
ことができる。
【0055】本実施形態において、図1に示す重複部分
51の軸方向長さL2は、好ましくは2mm以上500
mm以下である。この重複部分の長さが短すぎると、管
状部材相互の接合強度が不十分になる傾向にあり、長す
ぎる場合には、材料の無駄になる。また、バルーン部4
の近位端側ネック部5の軸方向長さL1は、本実施形態
では、重複部分の軸方向長さよりも短く構成してあり、
100〜300mm程度の長さである。
51の軸方向長さL2は、好ましくは2mm以上500
mm以下である。この重複部分の長さが短すぎると、管
状部材相互の接合強度が不十分になる傾向にあり、長す
ぎる場合には、材料の無駄になる。また、バルーン部4
の近位端側ネック部5の軸方向長さL1は、本実施形態
では、重複部分の軸方向長さよりも短く構成してあり、
100〜300mm程度の長さである。
【0056】また、第1管状部材6の遠位端がネック部
5からバルーン部4の内部に突出する長さL3は、バル
ーン部の長さにもよるが、本実施形態では、0〜10m
mである。この長さL3が長すぎると、第2管状部材1
1が単独で存在する部分が短くなり過ぎて好ましくな
い。さらに、第2管状部材11の近位端がネック部5の
近位端から突出する長さL4は、0〜500mm、好ま
しくは50〜350mmである。この長さL4が、あま
りに大きすぎると、モノレール方式のバルーンカテーテ
ルとすることにより、体外側に延びるガイドワイヤ42
の長さを短くするという効果が少なくなる。
5からバルーン部4の内部に突出する長さL3は、バル
ーン部の長さにもよるが、本実施形態では、0〜10m
mである。この長さL3が長すぎると、第2管状部材1
1が単独で存在する部分が短くなり過ぎて好ましくな
い。さらに、第2管状部材11の近位端がネック部5の
近位端から突出する長さL4は、0〜500mm、好ま
しくは50〜350mmである。この長さL4が、あま
りに大きすぎると、モノレール方式のバルーンカテーテ
ルとすることにより、体外側に延びるガイドワイヤ42
の長さを短くするという効果が少なくなる。
【0057】さらにまた、第1管状部材6の遠位端部に
形成してある凹部60の軸方向長さは、重複部分51の
軸方向長さL2よりも所定距離L5だけ長いことが好ま
しい。その場合の所定距離L5とは、好ましくは2〜3
00mmである。この所定距離L5を持たせることで、
第2管状部材11の近位端開口21からのガイドワイヤ
42の取り出し、または差し込みがスムーズになる。ま
た、図6に示すように、第2管状部材11aの近位端開
口部21aの端面を傾斜面にすることでも、近位端開口
21aからのガイドワイヤ42の取り出し、または差し
込みがスムーズになる。
形成してある凹部60の軸方向長さは、重複部分51の
軸方向長さL2よりも所定距離L5だけ長いことが好ま
しい。その場合の所定距離L5とは、好ましくは2〜3
00mmである。この所定距離L5を持たせることで、
第2管状部材11の近位端開口21からのガイドワイヤ
42の取り出し、または差し込みがスムーズになる。ま
た、図6に示すように、第2管状部材11aの近位端開
口部21aの端面を傾斜面にすることでも、近位端開口
21aからのガイドワイヤ42の取り出し、または差し
込みがスムーズになる。
【0058】次に、図1に示す実施形態のバルーンカテ
ーテル2を用いて、PTCA治療を行う方法について説
明する。
ーテル2を用いて、PTCA治療を行う方法について説
明する。
【0059】まず、バルーンカテーテル2内の空気をで
きる限り除去する。そこで、コネクタ8の膨張ポート1
6には、シリンジなどの吸引・注入手段を取り付け、シ
リンジ内に血液造影剤(たとえばヨウ素含有)などの液
体を入れ、吸引および注入を繰り返し、バルーン用ルー
メン14およびバルーン部4内の空気を液体と置換す
る。
きる限り除去する。そこで、コネクタ8の膨張ポート1
6には、シリンジなどの吸引・注入手段を取り付け、シ
リンジ内に血液造影剤(たとえばヨウ素含有)などの液
体を入れ、吸引および注入を繰り返し、バルーン用ルー
メン14およびバルーン部4内の空気を液体と置換す
る。
【0060】バルーンカテーテル2を動脈血管内に挿入
するには、まず、セルジンガー法などにより、血管内に
ガイドカテーテル用ガイドワイヤ(図示せず)を、その
先端がたとえば心臓の近くまで届くように挿入する。そ
の後、ガイドカテーテル用ガイドワイヤに沿って、図7
に示すガイドカテーテル32を、動脈血管34内に挿入
し、その先端を狭窄部36を有する心臓38の冠動脈入
口40に位置させる。なお、狭窄部36は、たとえば血
栓または動脈硬化などにより形成される。
するには、まず、セルジンガー法などにより、血管内に
ガイドカテーテル用ガイドワイヤ(図示せず)を、その
先端がたとえば心臓の近くまで届くように挿入する。そ
の後、ガイドカテーテル用ガイドワイヤに沿って、図7
に示すガイドカテーテル32を、動脈血管34内に挿入
し、その先端を狭窄部36を有する心臓38の冠動脈入
口40に位置させる。なお、狭窄部36は、たとえば血
栓または動脈硬化などにより形成される。
【0061】次に、ガイドカテーテル用ガイドワイヤの
みを抜き取り、それよりも細いバルーンカテーテル用ガ
イドワイヤ42をガイドカテーテル32に沿って挿入
し、その先端を狭窄部36を通過する位置まで差し込
む。
みを抜き取り、それよりも細いバルーンカテーテル用ガ
イドワイヤ42をガイドカテーテル32に沿って挿入
し、その先端を狭窄部36を通過する位置まで差し込
む。
【0062】その後、ガイドワイヤ42の遠位端を、図
1に示すバルーンカテーテル2の遠位開口部20に差し
込み、ガイドワイヤ用ルーメン12内に通し、近位端開
口部21から引き出す。そして、バルーン部4が折り畳
まれた状態で、バルーンカテーテル2を、ガイドワイヤ
42に沿って、図7に示すガイドカテーテル32内に通
す。そして、バルーンカテーテル2のバルーン部4を、
図7に示すように、狭窄部36の手前まで差し込む。
1に示すバルーンカテーテル2の遠位開口部20に差し
込み、ガイドワイヤ用ルーメン12内に通し、近位端開
口部21から引き出す。そして、バルーン部4が折り畳
まれた状態で、バルーンカテーテル2を、ガイドワイヤ
42に沿って、図7に示すガイドカテーテル32内に通
す。そして、バルーンカテーテル2のバルーン部4を、
図7に示すように、狭窄部36の手前まで差し込む。
【0063】その後、図8(A)および(B)に示すよ
うに、バルーンカテーテル2の折り畳まれたバルーン部
4をガイドワイヤ42に沿って、狭窄部36間に差し込
む。
うに、バルーンカテーテル2の折り畳まれたバルーン部
4をガイドワイヤ42に沿って、狭窄部36間に差し込
む。
【0064】次に、図8(C)に示すように、バルーン
部4の位置をX線透視装置などで観察しながら、狭窄部
36の中央部にバルーン部4を正確に位置させる。その
位置でバルーン部4を膨らますことにより、血管32の
狭窄部36を広げ、良好な治療を行うことができる。な
お、バルーン部4を膨らますには、図1に示す膨張ポー
ト16からバルーン用ルーメン14を通して、バルーン
部4内に液体を注入することにより行う。
部4の位置をX線透視装置などで観察しながら、狭窄部
36の中央部にバルーン部4を正確に位置させる。その
位置でバルーン部4を膨らますことにより、血管32の
狭窄部36を広げ、良好な治療を行うことができる。な
お、バルーン部4を膨らますには、図1に示す膨張ポー
ト16からバルーン用ルーメン14を通して、バルーン
部4内に液体を注入することにより行う。
【0065】この膨張時間は、特に限定されないが、た
とえば約1分間程度である。その後、迅速にバルーン部
4から液体を抜いてバルーン部を収縮させ、拡張された
狭窄部36の末梢側の血流を確保する。狭窄部36の拡
張は、血管34を傷つけないように、段階的に行う必要
があり、最初は小さい外径のバルーン部4を持つバルー
ンカテーテル2をガイドワイヤ42に沿って挿入し、順
次大きな外径のバルーン部4を持つバルーンカテーテル
2と交換する。その際に、本実施形態に係るバルーンカ
テーテル2は、モノレール方式のバルーンカテーテルで
あることから、ガイドワイヤ用ルーメン12の長さに相
当する部分より僅かに長い程度にガイドワイヤ42の近
位端部を体外側に延ばしておくだけで、バルーンカテー
テルの交換作業を行うことができる。
とえば約1分間程度である。その後、迅速にバルーン部
4から液体を抜いてバルーン部を収縮させ、拡張された
狭窄部36の末梢側の血流を確保する。狭窄部36の拡
張は、血管34を傷つけないように、段階的に行う必要
があり、最初は小さい外径のバルーン部4を持つバルー
ンカテーテル2をガイドワイヤ42に沿って挿入し、順
次大きな外径のバルーン部4を持つバルーンカテーテル
2と交換する。その際に、本実施形態に係るバルーンカ
テーテル2は、モノレール方式のバルーンカテーテルで
あることから、ガイドワイヤ用ルーメン12の長さに相
当する部分より僅かに長い程度にガイドワイヤ42の近
位端部を体外側に延ばしておくだけで、バルーンカテー
テルの交換作業を行うことができる。
【0066】本実施形態に係るバルーンカテーテル2で
は、第1管状部材6の遠位端部外周に、第2管状部材1
1の近位端部の外周の一部が入り込む凹部60が軸方向
に沿って形成してある。このため、第1管状部材6の遠
位端部と第2管状部材11の近位端部との重複部分51
の外径の増大を必要最小限にすることができる。しか
も、バルーン部4の近位端側ネック部5内で、これら管
状部材6,11相互を接合しているので、段差が少な
く、バルーンカテーテル2の血管内などへの挿入特性が
向上する。
は、第1管状部材6の遠位端部外周に、第2管状部材1
1の近位端部の外周の一部が入り込む凹部60が軸方向
に沿って形成してある。このため、第1管状部材6の遠
位端部と第2管状部材11の近位端部との重複部分51
の外径の増大を必要最小限にすることができる。しか
も、バルーン部4の近位端側ネック部5内で、これら管
状部材6,11相互を接合しているので、段差が少な
く、バルーンカテーテル2の血管内などへの挿入特性が
向上する。
【0067】また、重複部分51の少なくとも一部を覆
うように、バルーン部4の近位端側ネック部5を接合す
ることで、ネック部5の強度が向上する。
うように、バルーン部4の近位端側ネック部5を接合す
ることで、ネック部5の強度が向上する。
【0068】さらに、第1管状部材6の遠位端部にのみ
凹部60が形成してあり、それ以外の部分には凹部が6
0形成されておらず、第1管状部材6に形成されたバル
ーン用ルーメン14の流路断面積を十分大きくすること
ができ、ルーメン14の流路抵抗を低減することができ
る。さらにまた、凹部60が形成されていない部分で
は、第1管状部材6の外径および/または肉厚を十分大
きくすることができ、キンクすることを有効に防止する
ことができる。また、バルーンカテーテル2の押し込み
特性も良好である。
凹部60が形成してあり、それ以外の部分には凹部が6
0形成されておらず、第1管状部材6に形成されたバル
ーン用ルーメン14の流路断面積を十分大きくすること
ができ、ルーメン14の流路抵抗を低減することができ
る。さらにまた、凹部60が形成されていない部分で
は、第1管状部材6の外径および/または肉厚を十分大
きくすることができ、キンクすることを有効に防止する
ことができる。また、バルーンカテーテル2の押し込み
特性も良好である。
【0069】第2実施形態 図9は本発明の他の実施形態に係るバルーンカテーテル
の要部概略断面図である。図9に示すように、本実施形
態に係るバルーンカテーテル2aは、図1に示すバルー
ンカテーテル2の変形例であり、第2管状部材11aを
軸方向に真っ直ぐに配置すると共に、第1管状部材6と
第2管状部材11aとの重複部分51aの軸方向長さL
2’を、近位端側ネック部5の長さL1よりも短くして
ある。それら以外は、図1に示すバルーンカテーテル2
と同じ構成を有するので、共通する部材には、共通する
部材符号を付し、その説明は一部省略する。
の要部概略断面図である。図9に示すように、本実施形
態に係るバルーンカテーテル2aは、図1に示すバルー
ンカテーテル2の変形例であり、第2管状部材11aを
軸方向に真っ直ぐに配置すると共に、第1管状部材6と
第2管状部材11aとの重複部分51aの軸方向長さL
2’を、近位端側ネック部5の長さL1よりも短くして
ある。それら以外は、図1に示すバルーンカテーテル2
と同じ構成を有するので、共通する部材には、共通する
部材符号を付し、その説明は一部省略する。
【0070】本実施形態では、重複部分51aの軸方向
長さL2’は、200〜250mm程度であり、ネック
部5のバルーン内部側端部から距離L3’の位置に、第
1管状部材6の遠位端開口部18が位置するようになっ
ている。この距離L3’は、ネック部5の軸方向長さL
1の20〜80%程度が好ましい。このように第1管状
部材6の遠位端開口部18をネック部5の軸方向内部に
位置させることで、重複部分51aにおける外径が変化
する段差部分がネック部5内に位置することになり、バ
ルーンカテーテル2aの挿入特性がさらに向上する。
長さL2’は、200〜250mm程度であり、ネック
部5のバルーン内部側端部から距離L3’の位置に、第
1管状部材6の遠位端開口部18が位置するようになっ
ている。この距離L3’は、ネック部5の軸方向長さL
1の20〜80%程度が好ましい。このように第1管状
部材6の遠位端開口部18をネック部5の軸方向内部に
位置させることで、重複部分51aにおける外径が変化
する段差部分がネック部5内に位置することになり、バ
ルーンカテーテル2aの挿入特性がさらに向上する。
【0071】本実施形態に係るバルーンカテーテル2a
のその他の構成および作用効果は、前記第1実施形態の
場合と同様である。
のその他の構成および作用効果は、前記第1実施形態の
場合と同様である。
【0072】第3実施形態 図10は本発明の他の実施形態に係るバルーンカテーテ
ル2bの要部断面図である。
ル2bの要部断面図である。
【0073】図10に示すように、本実施形態に係るバ
ルーンカテーテル2bは、図1または図9に示すバルー
ンカテーテル2,2aの変形例であり、第1管状部材6
bの遠位端部に、その遠位端部に向けて外径が小さくな
るテーパ部を形成すると共に、第2管状部材11bを、
近位端に向けて外径および内径が小さくなるテーパ状チ
ューブで構成してある。それら以外は、図1に示すバル
ーンカテーテル2または図9に示すバルーンカテーテル
2aと同じ構成を有するので、共通する部材には、共通
する部材符号を付し、その説明は一部省略する。
ルーンカテーテル2bは、図1または図9に示すバルー
ンカテーテル2,2aの変形例であり、第1管状部材6
bの遠位端部に、その遠位端部に向けて外径が小さくな
るテーパ部を形成すると共に、第2管状部材11bを、
近位端に向けて外径および内径が小さくなるテーパ状チ
ューブで構成してある。それら以外は、図1に示すバル
ーンカテーテル2または図9に示すバルーンカテーテル
2aと同じ構成を有するので、共通する部材には、共通
する部材符号を付し、その説明は一部省略する。
【0074】本実施形態では、第1管状部材6bの内部
に軸方向に沿って形成してあるバルーン用ルーメン14
bも遠位端側に向けてテーパ状に小さくしてある。ま
た、第2管状部材11bの内部に軸方向に沿って形成し
てあるガイドワイヤ用ルーメン12bは、近位端側に向
けて小さくしてある。
に軸方向に沿って形成してあるバルーン用ルーメン14
bも遠位端側に向けてテーパ状に小さくしてある。ま
た、第2管状部材11bの内部に軸方向に沿って形成し
てあるガイドワイヤ用ルーメン12bは、近位端側に向
けて小さくしてある。
【0075】これら管状部材6bおよび11bのテーパ
角度は、特に限定されないが、軸方向に沿って単位長さ
100mm当たり、外径または内径が0〜50%程度小
さくなる程度のテーパ角度である。ガイドワイヤ用ルー
メン12bにおける最小内径部は、第2管状部材11b
の近位端開口部21の位置に形成され、その最小内径
は、ガイドワイヤ42が挿通可能な程度に決定される。
また、バルーン用ルーメン6bにおける最小内径部は、
第1管状部材6bの遠位端開口部18の位置に形成さ
れ、その最小内径は、圧力流体がバルーン部4の内部に
問題なく導入されるように決定される。なお、管状部材
6bのテーパ部は、チューブの端部を加熱しながら軸方
向に引っ張り成形することなどで成形することができ
る。また、管状部材11bを構成するテーパ状チューブ
は、押出成形などで成形する際に、押出速度一定で引き
出し速度を変化させることなどにより成形することがで
きる。
角度は、特に限定されないが、軸方向に沿って単位長さ
100mm当たり、外径または内径が0〜50%程度小
さくなる程度のテーパ角度である。ガイドワイヤ用ルー
メン12bにおける最小内径部は、第2管状部材11b
の近位端開口部21の位置に形成され、その最小内径
は、ガイドワイヤ42が挿通可能な程度に決定される。
また、バルーン用ルーメン6bにおける最小内径部は、
第1管状部材6bの遠位端開口部18の位置に形成さ
れ、その最小内径は、圧力流体がバルーン部4の内部に
問題なく導入されるように決定される。なお、管状部材
6bのテーパ部は、チューブの端部を加熱しながら軸方
向に引っ張り成形することなどで成形することができ
る。また、管状部材11bを構成するテーパ状チューブ
は、押出成形などで成形する際に、押出速度一定で引き
出し速度を変化させることなどにより成形することがで
きる。
【0076】本実施形態に係るバルーンカテーテル2b
では、第1管状部材6bの遠位端部が、当該第1管状部
材6bの遠位端部に向けて外径が小さくなるテーパ部を
有し、第2管状部材11bが、近位端に向けて外径およ
び内径が小さくなるテーパ状チューブで構成してある。
このため、第1管状部材6bの遠位端部と第2管状部材
11bの近位端部との重複部分51bの外径の増大を必
要最小限にすることができる。重複部分51bの横断面
を図11(A)に示す。
では、第1管状部材6bの遠位端部が、当該第1管状部
材6bの遠位端部に向けて外径が小さくなるテーパ部を
有し、第2管状部材11bが、近位端に向けて外径およ
び内径が小さくなるテーパ状チューブで構成してある。
このため、第1管状部材6bの遠位端部と第2管状部材
11bの近位端部との重複部分51bの外径の増大を必
要最小限にすることができる。重複部分51bの横断面
を図11(A)に示す。
【0077】また、本実施形態では、バルーン部4の近
位端側ネック部5内で、これら管状部材6b,11bの
相互を接合しているので、段差が少なく、バルーンカテ
ーテル2bの血管内などへの挿入特性が向上する。
位端側ネック部5内で、これら管状部材6b,11bの
相互を接合しているので、段差が少なく、バルーンカテ
ーテル2bの血管内などへの挿入特性が向上する。
【0078】また、重複部分51bを介して、第1管状
部材6bと第2管状部材11bとを接合しているので、
接着や融着が困難な材質で構成してある管状部材6b,
11bでも接合が容易であると共に、長手方向に沿って
急激な固さ変化も少ない。
部材6bと第2管状部材11bとを接合しているので、
接着や融着が困難な材質で構成してある管状部材6b,
11bでも接合が容易であると共に、長手方向に沿って
急激な固さ変化も少ない。
【0079】また、重複部分51bの少なくとも一部を
覆うように、バルーン部4の近位端側ネック部5を接合
することで、ネック部5の強度が向上する。
覆うように、バルーン部4の近位端側ネック部5を接合
することで、ネック部5の強度が向上する。
【0080】さらに、第1管状部材6bの遠位端部に向
けて外径が小さくなるテーパ部を有するので、第1管状
部材6bに形成されたバルーン用ルーメン6bの流路断
面積が小さくなる部分を必要最小限にすることができ、
ルーメン6bの流路抵抗を低減することができる。さら
にまた、第1管状部材6bの遠位端部に形成されたテー
パ部よりも近位端側では、第1管状部材6bの外径およ
び/または肉厚を十分大きくすることができ、キンクす
ることを有効に防止することができる。また、バルーン
カテーテル2bの押し込み特性も良好である。
けて外径が小さくなるテーパ部を有するので、第1管状
部材6bに形成されたバルーン用ルーメン6bの流路断
面積が小さくなる部分を必要最小限にすることができ、
ルーメン6bの流路抵抗を低減することができる。さら
にまた、第1管状部材6bの遠位端部に形成されたテー
パ部よりも近位端側では、第1管状部材6bの外径およ
び/または肉厚を十分大きくすることができ、キンクす
ることを有効に防止することができる。また、バルーン
カテーテル2bの押し込み特性も良好である。
【0081】本実施形態に係るバルーンカテーテル2b
のその他の構成および作用効果は、前記第1実施形態の
場合と同様である。
のその他の構成および作用効果は、前記第1実施形態の
場合と同様である。
【0082】その他の実施形態 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。
はなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。
【0083】たとえば、図11(B)に示すように、第
1管状部材6cの遠位端部の重複部分51cに形成する
凹部60cの断面形状を扇形状とし、第2管状部材11
cの遠位端部の断面形状を、同じ扇形状に成形しても良
い。その場合には、これら管状部材6c,11cの間の
隙間が小さくなる。なお、各ルーメン12c,14cの
形状も、扇形状となる。
1管状部材6cの遠位端部の重複部分51cに形成する
凹部60cの断面形状を扇形状とし、第2管状部材11
cの遠位端部の断面形状を、同じ扇形状に成形しても良
い。その場合には、これら管状部材6c,11cの間の
隙間が小さくなる。なお、各ルーメン12c,14cの
形状も、扇形状となる。
【0084】また、図11(C)に示すように、第1管
状部材6dの遠位端部の重複部分51dに形成する凹部
60dの断面形状を半円形状とし、第2管状部材11d
の遠位端部の断面形状を、同じ半円形状に成形しても良
い。その場合にも、これら管状部材6d,11dの間の
隙間が小さくなる。なお、各ルーメン12d,14dの
形状も、半円形状となる。
状部材6dの遠位端部の重複部分51dに形成する凹部
60dの断面形状を半円形状とし、第2管状部材11d
の遠位端部の断面形状を、同じ半円形状に成形しても良
い。その場合にも、これら管状部材6d,11dの間の
隙間が小さくなる。なお、各ルーメン12d,14dの
形状も、半円形状となる。
【0085】また、図12に示すように、第1管状部材
6eを、その全長にわたり、二以上のルーメン14eお
よび14e’を有する複数ルーメンチューブで構成し、
そのうちの1のルーメン14eをバルーン用ルーメンと
し、他のルーメン14e’内には、補強用金属線材43
を、第1管状部材6eの長手方向に沿って挿入しても良
い。なお、本実施形態では、第1管状部材6eとして、
少なくとも重複部分51eにおいて、断面楕円形状の複
数ルーメンチューブを用いたが、第1管状部材6eの断
面形状は、楕円形に限らず、円形またはその他の形状で
あっても良い。
6eを、その全長にわたり、二以上のルーメン14eお
よび14e’を有する複数ルーメンチューブで構成し、
そのうちの1のルーメン14eをバルーン用ルーメンと
し、他のルーメン14e’内には、補強用金属線材43
を、第1管状部材6eの長手方向に沿って挿入しても良
い。なお、本実施形態では、第1管状部材6eとして、
少なくとも重複部分51eにおいて、断面楕円形状の複
数ルーメンチューブを用いたが、第1管状部材6eの断
面形状は、楕円形に限らず、円形またはその他の形状で
あっても良い。
【0086】また、本実施形態では、少なくとも重複部
分51eにおいて、ガイドワイヤ用ルーメン12eを持
つ第2管状部材11eの断面形状も楕円形としたが、楕
円形に限らず、円形またはその他の形状であっても良
い。これら第1管状部材6eと第2管状部材11eとの
重複部分51eの外周には、必要に応じて、補強用ワイ
ヤ50が巻回され、第1管状部材6eと第2管状部材1
1eとの隙間や補強用ワイヤ50との隙間には、接着剤
やシーラントなどの充填剤52が充填してあり、これら
を密封的に接合してある。
分51eにおいて、ガイドワイヤ用ルーメン12eを持
つ第2管状部材11eの断面形状も楕円形としたが、楕
円形に限らず、円形またはその他の形状であっても良
い。これら第1管状部材6eと第2管状部材11eとの
重複部分51eの外周には、必要に応じて、補強用ワイ
ヤ50が巻回され、第1管状部材6eと第2管状部材1
1eとの隙間や補強用ワイヤ50との隙間には、接着剤
やシーラントなどの充填剤52が充填してあり、これら
を密封的に接合してある。
【0087】本実施形態に係るバルーンカテーテルで
は、前記実施形態に係るバルーンカテーテルと同様な作
用を奏する他に、第1管状部材6eの強度や曲げ易さ
を、ルーメン14e’内に挿入された補強用金属線材4
3により調節することができる。
は、前記実施形態に係るバルーンカテーテルと同様な作
用を奏する他に、第1管状部材6eの強度や曲げ易さ
を、ルーメン14e’内に挿入された補強用金属線材4
3により調節することができる。
【0088】図12は、本発明の他の実施形態に係るバ
ルーンカテーテルの第1管状部材6fの横断面を示す。
この実施形態では、バルーン用ルーメン14fが形成し
てある第1管状部材6fの外周に、補強用金属線材43
を長手方向に沿って直線状または螺旋状に配置し、補強
用金属線材43を含む第1管状部材6fの外周を熱収縮
チューブ70で一体的に覆っている。
ルーンカテーテルの第1管状部材6fの横断面を示す。
この実施形態では、バルーン用ルーメン14fが形成し
てある第1管状部材6fの外周に、補強用金属線材43
を長手方向に沿って直線状または螺旋状に配置し、補強
用金属線材43を含む第1管状部材6fの外周を熱収縮
チューブ70で一体的に覆っている。
【0089】熱収縮チューブ70としては、特に限定さ
れないが、シリコーン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル、四フッ化エチレン−六フッ化プロ
ピレン共重合樹脂(FEP)、四フッ化エチレン−エチ
レン共重合樹脂(ETFE)等のフッ素樹脂、好ましく
はシリコーンが用いられる。
れないが、シリコーン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル、四フッ化エチレン−六フッ化プロ
ピレン共重合樹脂(FEP)、四フッ化エチレン−エチ
レン共重合樹脂(ETFE)等のフッ素樹脂、好ましく
はシリコーンが用いられる。
【0090】本実施形態に係るバルーンカテーテルで
は、前記実施形態に係るバルーンカテーテルと同様な作
用を奏する他に、第1管状部材6fの強度や曲げ易さ
を、熱収縮チューブ70により第1管状部材6fの外周
に一体化された補強用金属線材43により調節すること
ができる。
は、前記実施形態に係るバルーンカテーテルと同様な作
用を奏する他に、第1管状部材6fの強度や曲げ易さ
を、熱収縮チューブ70により第1管状部材6fの外周
に一体化された補強用金属線材43により調節すること
ができる。
【0091】なお、本発明に係るバルーンカテーテルの
具体的な用途は、PTCA治療に限定されず、その他の
治療に用いても良い。
具体的な用途は、PTCA治療に限定されず、その他の
治療に用いても良い。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、バルーンカテーテルの挿入特性に優れ、バルーン部
の近位端側ネック部の強度を向上させ、しかもキンクし
難い押し込み特性に優れたバルーンカテーテルを提供す
ることができる。
ば、バルーンカテーテルの挿入特性に優れ、バルーン部
の近位端側ネック部の強度を向上させ、しかもキンクし
難い押し込み特性に優れたバルーンカテーテルを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係るバルーンカ
テーテルの要部概略断面図である。
テーテルの要部概略断面図である。
【図2】 図2は図1のII−II線に沿う要部断面図であ
る。
る。
【図3】 図3は図1のIII−III線に沿う要部断面図で
ある。
ある。
【図4】 図4は図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 図5(A)は第1管状部材と第2管状部材と
の接合部の要部分解斜視図、同図(B)は第1管状部材
の遠位端部に凹部を成形するための方法の一例を示す要
部斜視図である。
の接合部の要部分解斜視図、同図(B)は第1管状部材
の遠位端部に凹部を成形するための方法の一例を示す要
部斜視図である。
【図6】 図6は本発明の他の実施形態に係る第1管状
部材と第2管状部材との接合部の要部分解斜視図であ
る。
部材と第2管状部材との接合部の要部分解斜視図であ
る。
【図7】 図7はバルーンカテーテルの使用位置を示す
概略図である。
概略図である。
【図8】 図8(A)〜(C)はバルーンカテーテルの
使用状態を示す要部断面図である。
使用状態を示す要部断面図である。
【図9】 図9は本発明の他の実施形態に係るバルーン
カテーテルの要部概略断面図である。
カテーテルの要部概略断面図である。
【図10】 図10は本発明の他の実施形態に係るバル
ーンカテーテル2bの要部断面図である。
ーンカテーテル2bの要部断面図である。
【図11】 図11(A)〜(C)は本発明の他の実施
形態に係るバルーンカテーテルの重複部分の横断面図で
ある。
形態に係るバルーンカテーテルの重複部分の横断面図で
ある。
【図12】 図12は本発明の他の実施形態に係るバル
ーンカテーテルの重複部分の横断面図である。
ーンカテーテルの重複部分の横断面図である。
【図13】 図13は本発明の他の実施形態に係るバル
ーンカテーテルの第1管状部材の横断面図である。
ーンカテーテルの第1管状部材の横断面図である。
2… バルーンカテーテル 4… バルーン部 5… 近位端側ネック部 6,6a〜6f… 第1管状部材 7… 遠位端側ネック部 8… コネクタ 11,11a〜11e… 第2管状部材 12,12a〜12e… ガイドワイヤ用ルーメン 14,14a〜14f… バルーン用ルーメン 18,20… 遠位端開口部 21… 近位端開口部 32… ガイドカテーテル 34… 血管 36… 狭窄部 42… ガイドワイヤ 51,51a〜51f… 重複部 60,60c,60d… 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 隆司 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 日 本ゼオン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に少なくとも1つのバルーン用ルー
メンが長手方向に沿って形成してある第1管状部材と、 前記第1管状部材に形成されたバルーン用ルーメンと内
部が連通し、そのバルーン用ルーメンを通して送られて
くる流体により外方に膨らむことが可能なバルーン部
と、 前記バルーン部の内部を軸方向に延び、内部に少なくと
も一つのガイドワイヤ用ルーメンが軸方向に形成してあ
る第2管状部材とを有し、 前記第2管状部材の遠位端部にバルーン部の遠位端部が
接合してあり、 前記第2管状部材の近位端部と第1管状部材の遠位端部
とが、軸方向に沿って所定距離で重なることにより、重
複部分が形成してあり、 前記重複部分の少なくとも一部を覆うように、前記バル
ーン部の近位端側ネック部が、当該重複部分の少なくと
も一部に直接または間接に接合してあり、 前記第1管状部材の遠位端部外周には、前記第2管状部
材の近位端部の外周の一部が入り込む凹部が軸方向に沿
って形成してあることを特徴とするバルーンカテーテ
ル。 - 【請求項2】 内部に少なくとも1つのバルーン用ルー
メンが長手方向に沿って形成してある第1管状部材と、 前記第1管状部材に形成されたバルーン用ルーメンと内
部が連通し、そのバルーン用ルーメンを通して送られて
くる流体により外方に膨らむことが可能なバルーン部
と、 前記バルーン部の内部を軸方向に延び、内部に少なくと
も一つのガイドワイヤ用ルーメンが軸方向に形成してあ
る第2管状部材とを有し、 前記第2管状部材の遠位端部にバルーン部の遠位端部が
接合してあり、 前記第2管状部材の近位端部と第1管状部材の遠位端部
とが、軸方向に沿って所定距離で重なることにより、重
複部分が形成してあり、 前記重複部分の少なくとも一部を覆うように、前記バル
ーン部の近位端側ネック部が、当該重複部分の少なくと
も一部に直接または間接に接合してあり、 前記第1管状部材が、当該第1管状部材の遠位端部に向
けて外径が小さくなるテーパ部を少なくとも一部に有す
ることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 【請求項3】 前記第2管状部材が、当該第2管状部材
の近位端部に向けて外径が小さくなるテーパ部を少なく
とも一部に有することを特徴とする請求項2に記載のバ
ルーンカテーテル。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10089306A JPH11262529A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | バルーンカテーテル |
| US09/646,396 US6503223B1 (en) | 1998-03-18 | 1999-03-18 | Balloon catheter |
| PCT/JP1999/001347 WO1999047203A1 (en) | 1998-03-18 | 1999-03-18 | Balloon catheter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10089306A JPH11262529A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | バルーンカテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262529A true JPH11262529A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13966991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10089306A Pending JPH11262529A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | バルーンカテーテル |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6503223B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11262529A (ja) |
| WO (1) | WO1999047203A1 (ja) |
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