JPH0726567A - 家屋建築物の地中梁基礎施工法 - Google Patents

家屋建築物の地中梁基礎施工法

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JPH0726567A
JPH0726567A JP17513593A JP17513593A JPH0726567A JP H0726567 A JPH0726567 A JP H0726567A JP 17513593 A JP17513593 A JP 17513593A JP 17513593 A JP17513593 A JP 17513593A JP H0726567 A JPH0726567 A JP H0726567A
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Yukio Nakagawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性に優れ、大規模の地震による負荷や大規
模家屋建築物の荷重にも耐え得る家屋建築物の基礎を提
供することを目的とする。 【構成】 鉄柱の低部側面30aにH形鋼梁材32を固
着して地中梁の骨格を形成するとともに、当該地中梁の
骨格を鉄筋34にて包囲し、これにコンクリートを打っ
て一体の地中梁18とし、更に当該地中梁18であって
鉄柱30の下部に、地中梁を固定載置するための基礎1
6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の基礎の施工
に関するものであり、強度性、耐震性に優れる家屋建築
物の地中梁基礎の施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家屋建築の基礎施工として
は、所定の位置に根切りを行った後、割りぐり張りを行
い、当該根切り上に所定の高さと幅でコンクリートを打
設して基礎梁材とする方法が一般に行われている。
【0003】しかし、かかる基礎施工法によれば、地震
等の様に過度の負担が基礎にかかった場合や大規模な家
屋を建築した場合にその荷重を吸収しきれず基礎のコン
クリートが裂損し、ひいては家屋の崩壊につながるとい
う欠点があった。
【0004】かかる欠点を取り除くことを目的として、
従来は家屋建築物の基礎として一般的ではなかった地中
梁を用いたものに特公平2−36742号公報記載の発
明がある。
【0005】かかる発明は、地中梁たるH形鋼を基礎中
に埋め込み、基礎の強度を向上させて地震や建物の加重
によって発生する基礎の裂損を防止しようとするもので
ある。
【0006】しかし、前記特公平2−36742号公報
に紹介されている発明にあっては、鉄柱は基礎コンクリ
ートによって埋設されてはいるものの、基礎コンクリー
ト中では単にH形鋼梁材上に載置されているだけに過ぎ
ず、また基礎コンクリート中は無筋の状態であるため必
ずしも強度的に十分なものであるとはいえない。従っ
て、大型の地震や大規模な家屋の重みによって、かかる
埋設部の基礎コンクリートに過度の応力がかかった場合
裂損をなしH形鋼梁材と柱脚部の係合が解かれ、未だ家
屋の崩壊につながる虞がある。
【0007】また、柱脚部をH形鋼梁材上に載置する場
合には、H形鋼梁材の高さ、および鉄柱の安定を確保す
るために当該鉄柱を地中に埋没するのが妥当とされる高
さまで根切り底全体を掘り下げなければなければならな
い。
【0008】更に、基礎上に建て上げる家屋の規模によ
っては柱脚部にかかる重量は多大であり、前記発明によ
る基礎では剛性に欠け建物の重量を支えることができな
い。そのため、土地の有効利用を図って家屋建築にあっ
ても家屋の大型化が進む大都市近郊にあってはこの様な
基礎工法の利用は行えない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の家屋
建築物用地中梁施工法は、上記欠点を取り除くために、
鉄柱の低部側面にH形鋼梁材を固着して地中梁の骨格を
形成するとともに、当該地中梁の骨格を鉄筋にて包囲
し、これにコンクリートを打って一体の地中梁とし、更
に当該地中梁であって柱脚部の下部に、地中梁を固定載
置するための基礎を設けることによって、強度的に優
れ、しかも施工に際しては、柱脚部以外の根切りを浅く
し得る家屋建築物用の地中梁基礎施工法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる建築物の地中梁施工法は、地表に家
屋建築物の地中梁基礎を埋設するための根切りを行い、
当該根切りの根切り底であって柱脚部を載置する部分を
他の部分より深く掘り下げた後、根切り底全体に割りぐ
り等を行い、その上部に捨てコンクリートを打設し、前
記根切り底の柱脚部が載置される部分の捨てコンクリー
ト上部に更に基礎用コンクリートを打設して、割りぐ
り、捨てコンクリート、基礎用コンクリートを一体的に
形成して柱脚部を載置する基礎を構成し、更に鉄柱の低
部側面にH形鋼梁材を固着して鉄柱相互間をH形梁材に
よって相互に連結して地中梁の骨格としたものを前記基
礎上に載置し、前記地中梁の骨格を補強用鉄筋にて包囲
するとともに地中梁の骨格および補強用鉄筋の周囲にコ
ンクリートを打設して基礎と一体の地中梁基礎を構成す
ることを特徴とする。
【0011】また、柱脚部を載置する基礎は、根切り底
に杭打ちを行った後に割りぐり等を行い、その上部に捨
てコンクリート、基礎用コンクリートを打設して一体的
に成型した杭打ち基礎とすれば好適である。
【0012】
【作用】本発明に係る家屋建築物の地中梁施工法によれ
ば、地中梁の柱脚部は強靭な基礎上に固定載置されてお
り、しかも地中梁は、地中梁骨格、補強用鉄筋およびコ
ンクリートにより一体的に構成された強度の高いもので
あるので、地震等により必要以上の負荷がかかった場合
や基礎上に建ち上げる家屋を大規模なものとして大きな
重量負荷がかかった場合であっても裂損しない地中梁基
礎を施工できる。
【0013】また、鉄柱の低部側面にH形鋼梁材を固着
したことにより、鉄柱の安定上妥当な高さまで鉄柱を地
中に埋没させた場合であっても梁部分を埋設する根切り
を浅くすることができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を添附図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明にかかる家屋建築物の地中
梁施工法によって施工された地中梁の柱脚部の断面図で
あり、図2は本発明にかかる地中梁の柱脚部分の骨格を
示す斜視図である。図中、参照符号12は地中梁柱脚部
を示す。かかる地中梁柱脚部12の施工に際しては、ま
ず地表14に基礎16および地中梁18を埋設するため
の根切りを行い、溝20を設ける。その後、溝20の底
部全体に割りぐり張りを行い割りぐり石層24となし、
これをつき固めた後捨てコンクリートを打って溝20の
底面全体に捨てコンクリート層26を形成する。そし
て、溝20の基礎16を埋設する部分には更に基礎用の
コンクリートを打って基礎用コンクリート層28を構成
し、割りぐり石層24、捨てコンクリート層26、基礎
コンクリート層28よりなる基礎16を構成する。
【0016】前記の地中梁柱脚部12を載置する基礎
は、構築される建築物が木造建築物のような場合にあっ
てはこれをベタ基礎、布基礎等の直接基礎とすることも
可能であるが、より剛性を高めるためにはこれを杭打ち
基礎とすれば好適である。この場合には、基礎を埋設す
る部分の根切り底に杭22を建築基準法に定める深さま
で杭打ちした後に割りぐり等を行い、その上部に捨てコ
ンクリート、基礎用コンクリートを打設して杭打ち基礎
を成型する。
【0017】尚、杭打ち基礎の施工に際しては、杭22
の地表側一端が割りぐり石層24、捨てコンクリート層
26を貫通し、基礎コンクリート層28中に埋没するよ
うに施工することで、かかる杭打ち基礎をより強固なも
のとすることがで、また、杭22の地表側端部のコンク
リートをはつり、埋込み鉄筋を露出させて基礎コンクリ
ート層に定着させることにより杭打ち基礎を更に強固な
ものとすることができる。
【0018】前記の作業が完了した後、鉄柱30の低部
側面30aにH形鋼梁材32を固着する。鉄柱30の低
部側面30aとH形鋼梁材32の固着は、高力ボルトの
様な係合部材を用いても良く、また、熔接により熔着し
ても良い。ボルト等の係合部材を用いて両者の固着を行
う場合にあっては、予め工場等にて相互の結合部分にボ
ルト穴等を設けておけば現場での作業効率の向上を図る
ことができる。
【0019】以上の作業により、鉄柱30とH形鋼梁材
32により形成された地中梁骨格をクレーン等により懸
吊し、鉄柱30が基礎16上に垂直に載置されるように
これを溝20内に配置する。
【0020】尚、地中梁の骨格を溝20内に配置するに
際しては、前記方法に限らず、予め鉄柱30およびH形
鋼梁材32を溝20内に配置しておき、これらを溝20
内でボルト止めや熔接等により固着しても良い。
【0021】更に、前記作業の後、補強用鉄筋34にて
地中梁の骨格を包囲する。補強用鉄筋34の一部は、H
型鋼梁材32の腹部分に設けた孔を貫通する巾止筋34
aとすれば、後にコンクリートを打って地中梁を形成し
た際に、H型鋼梁材32とこれを包囲する鉄筋34の係
合はより強力なものとなる。その後、前記補強用鉄筋3
4の両側面にコンクリート成型用の型わくを配置してコ
ンクリートを打ち、コンクリートの乾燥後、型わくを取
り去って地中梁18を形成する。
【0022】この様に、鉄柱30、H形鋼梁材32およ
び補強用鉄筋34はコンクリートを介して一体となって
いるため、地中梁18の強度を向上させることができる
とともに、杭打ち基礎16と地中梁18もコンクリート
によって相互に固定され一体的に形成されているので、
家屋の重量負荷や地震等により必要以上の負荷が基礎に
かかった場合であっても本発明による地中梁基礎は裂損
することはない。従って、本発明の施工法によれば木造
建築物以外の建築物(2階建て以上の建物等)について
も対応でき、大規模化の進む大都市近郊の家屋について
も有効に利用し得る。
【0023】尚、鉄柱30内はそのままの状態では内部
が空洞となりに剛性に欠けるので、鉄柱30内にもコン
クリートを打設しておけば、捩れ強度の向上等その剛性
を高めることができる。
【0024】図3は、本発明の施工実施状態を示す参考
図である。
【0025】図3に示すように本発明の施工法によれば
床下梁36と地表の間に設けることができる高さとして
建築基準法が認める最大1.5mの高さを確保すること
ができるので、かかる空間を駐車場、物置等のスペース
として有効に利用することができる。
【0026】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが本発明は前述した実施例に限定されるものでな
く、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の設計例が可
能である。
【0027】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明の家屋建築物用地中梁施工法によれば、鉄柱の低部
側面にH形鋼梁材を固着して地中梁の骨格を形成すると
ともに、当該地中梁の骨格を鉄筋にて包囲し、これにコ
ンクリートを打って一体の地中梁とし、更に当該地中梁
であって柱脚部の下部に、地中梁を固定載置するための
基礎を設けることによって、強度的に優れ、しかも施工
に際しては地中梁を埋設する部分以外の根切りを浅くし
得る家屋建築物用の地中梁基礎施工法を提供することが
できた。
【0028】更に、柱脚部を載置するための基礎を杭打
ち基礎とすることによって、より強度の向上した家屋建
築物用の地中梁基礎施工法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって施工された地中梁の柱脚部の断
面図である。
【図2】本発明にかかる地中梁の柱脚部分の骨格を示す
斜視図である。
【図3】本発明の施工実施状態を示す参考図である。
【符号の説明】 12 地中梁柱脚部 14 地表 16 基礎 18 地中梁 20 溝 22 杭 24 割りぐり石層 26 捨てコンクリート層 28 基礎コンクリート層 30 鉄柱 30a 鉄柱の低部側面 32 H型鋼梁材 34 補強用鉄筋 34a 巾止筋 36 床下梁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表に家屋建築物の地中梁基礎を埋設す
    るための根切りを行い、当該根切りの根切り底であって
    柱脚部を載置する部分を他の部分より深く掘り下げた
    後、根切り底全体に割りぐり等を行い、その上部に捨て
    コンクリートを打設し、前記根切り底の柱脚部が載置さ
    れる部分の捨てコンクリート上部に更に基礎用コンクリ
    ートを打設して、割りぐり、捨てコンクリート、基礎用
    コンクリートを一体的に形成して柱脚部を載置する基礎
    を構成し、更に鉄柱の低部側面にH形鋼梁材を固着して
    鉄柱相互間をH形梁材によって相互に連結して地中梁の
    骨格としたものを前記基礎上に載置し、前記地中梁の骨
    格を補強用鉄筋にて包囲するとともに地中梁の骨格およ
    び補強用鉄筋の周囲にコンクリートを打設して基礎と一
    体の地中梁基礎を構成することを特徴とする家屋建築物
    の地中梁基礎施工法。
  2. 【請求項2】 柱脚部を載置する基礎は、根切り底に杭
    打ちを行った後に割りぐり等を行い、その上部に捨てコ
    ンクリート、基礎用コンクリートを打設して一体的に成
    型した杭打ち基礎であることを特徴とする請求項1記載
    の家屋建築物の地中梁基礎施工法。
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CN116876644A (zh) * 2023-06-10 2023-10-13 中铁建(无锡)工程科技发展有限公司 一种预制房屋的施工方法

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JPS6026724A (ja) * 1983-07-23 1985-02-09 Tokuichi Fujikawa 鉄骨建築構造物と合成地中梁との一体化工法

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