JPH07266049A - 回動電極型溶接トーチのチップ - Google Patents
回動電極型溶接トーチのチップInfo
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- JPH07266049A JPH07266049A JP8224494A JP8224494A JPH07266049A JP H07266049 A JPH07266049 A JP H07266049A JP 8224494 A JP8224494 A JP 8224494A JP 8224494 A JP8224494 A JP 8224494A JP H07266049 A JPH07266049 A JP H07266049A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤ送給性の向上を図るとともに、溶接ス
パッタの付着による開先壁面との短絡の危険性を防止
し、耐久性のある回動電極型溶接トーチのチップを提供
する。 【構成】 チップ11が互いに着脱自在な基部12と先
端部13とから成り、基部12には軸芯方向に沿ってワ
イヤ径より大径の貫通孔14が形成され、また先端部1
3の基部側には軸芯方向に沿って先端が丸味を帯びてテ
ーパー17を有するワイヤ径より大径のテーパー孔18
が途中まで穿設されるとともに先端側には軸芯方向に対
して適宜の角度を持たせたワイヤ径よりわずかに大きく
テーパー孔18の先端に連通するワイヤ導出孔19が形
成され、更に基部12及び先端部13の表面に絶縁コー
ティング層22が形成されている。
パッタの付着による開先壁面との短絡の危険性を防止
し、耐久性のある回動電極型溶接トーチのチップを提供
する。 【構成】 チップ11が互いに着脱自在な基部12と先
端部13とから成り、基部12には軸芯方向に沿ってワ
イヤ径より大径の貫通孔14が形成され、また先端部1
3の基部側には軸芯方向に沿って先端が丸味を帯びてテ
ーパー17を有するワイヤ径より大径のテーパー孔18
が途中まで穿設されるとともに先端側には軸芯方向に対
して適宜の角度を持たせたワイヤ径よりわずかに大きく
テーパー孔18の先端に連通するワイヤ導出孔19が形
成され、更に基部12及び先端部13の表面に絶縁コー
ティング層22が形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消耗電極式アーク溶接に
おけるウィービング方式の回動電極型溶接トーチのチッ
プに関する。
おけるウィービング方式の回動電極型溶接トーチのチッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、狭開先に対し消耗電極式アーク溶
接を行うにあたっては、狭開先壁面における満足な溶込
みを得るためにウィービング操作が行われる溶接トーチ
が用いられており、チップを軸芯周りに回動させてワイ
ヤをウィービングさせる回動電極型溶接トーチの先端に
取付けられるチップは、図7,図8縦断面図に示すよう
に、その軸芯より外方に偏芯したワイヤ導出孔を有して
いる。すなわち図7において、チップ101は軸芯から
直線状にワイヤ径よりわずかに大きな孔径を有するワイ
ヤ導出孔102が偏芯して貫通され、チップ101の基
端部にはワイヤの送給が容易となるようにテーパー10
3による加工が施されており、この基端部の外周部には
取付け用のねじ104が設けられている。また図8にお
いて、チップ201はチップ201自体をも湾曲変形さ
せてワイヤ径よりわずかに大きな孔径を有するワイヤ導
出孔202を偏芯させており、チップ101と同様にそ
の基端部にはテーパー203による加工が施され、外周
部には取付け用のねじ204が設けられている。しかし
てこのようなチップ101,201は狭い幅の深い開先
を対象とするためチップ直径を極力小さくする必要があ
り、またワイヤ導出孔102,202の偏芯角度は開先
壁面に向けられるワイヤの角度に対応しており、ワイヤ
送給性を阻害しない範囲で偏芯角度を極力大きくした方
が狭開先特有の溶込み不良等の溶接欠陥を防止する効果
が大きい。
接を行うにあたっては、狭開先壁面における満足な溶込
みを得るためにウィービング操作が行われる溶接トーチ
が用いられており、チップを軸芯周りに回動させてワイ
ヤをウィービングさせる回動電極型溶接トーチの先端に
取付けられるチップは、図7,図8縦断面図に示すよう
に、その軸芯より外方に偏芯したワイヤ導出孔を有して
いる。すなわち図7において、チップ101は軸芯から
直線状にワイヤ径よりわずかに大きな孔径を有するワイ
ヤ導出孔102が偏芯して貫通され、チップ101の基
端部にはワイヤの送給が容易となるようにテーパー10
3による加工が施されており、この基端部の外周部には
取付け用のねじ104が設けられている。また図8にお
いて、チップ201はチップ201自体をも湾曲変形さ
せてワイヤ径よりわずかに大きな孔径を有するワイヤ導
出孔202を偏芯させており、チップ101と同様にそ
の基端部にはテーパー203による加工が施され、外周
部には取付け用のねじ204が設けられている。しかし
てこのようなチップ101,201は狭い幅の深い開先
を対象とするためチップ直径を極力小さくする必要があ
り、またワイヤ導出孔102,202の偏芯角度は開先
壁面に向けられるワイヤの角度に対応しており、ワイヤ
送給性を阻害しない範囲で偏芯角度を極力大きくした方
が狭開先特有の溶込み不良等の溶接欠陥を防止する効果
が大きい。
【0003】しかしながら、従来のチップ101にあっ
ては、その基端部から先端部に向かって斜めに直線上に
貫通するワイヤ導出孔102が設けられているので、チ
ップ101の直径が制限されることから偏芯角度に制限
が生じ、チップ101の回動によって生ずる円弧状の軌
跡の径も小さいままである。この円弧の径すなわちウィ
ービング幅を広くするためワイヤ突出長さを長くするこ
ともできるが、シールド不良等によりアークが不安定と
なって溶接欠陥を発生しやすいという欠点がある。また
製造にあたり細径ドリルを斜め方向に長く使うことが必
要で、ドリルが折損しやすいという問題もある。一方従
来のチップ201にあっては、チップ201自体を湾曲
変形させているので、製造上、偏芯角度が一定しないこ
とから、チップ201と開先壁面とが接触し短絡の危険
性が大きいという問題がある。
ては、その基端部から先端部に向かって斜めに直線上に
貫通するワイヤ導出孔102が設けられているので、チ
ップ101の直径が制限されることから偏芯角度に制限
が生じ、チップ101の回動によって生ずる円弧状の軌
跡の径も小さいままである。この円弧の径すなわちウィ
ービング幅を広くするためワイヤ突出長さを長くするこ
ともできるが、シールド不良等によりアークが不安定と
なって溶接欠陥を発生しやすいという欠点がある。また
製造にあたり細径ドリルを斜め方向に長く使うことが必
要で、ドリルが折損しやすいという問題もある。一方従
来のチップ201にあっては、チップ201自体を湾曲
変形させているので、製造上、偏芯角度が一定しないこ
とから、チップ201と開先壁面とが接触し短絡の危険
性が大きいという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、ワイヤ送給性の向上を
図るとともに、溶接スパッタの付着による開先壁面との
短絡の危険性を防止し、耐久性のある回動電極型溶接ト
ーチのチップを提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、ワイヤ送給性の向上を
図るとともに、溶接スパッタの付着による開先壁面との
短絡の危険性を防止し、耐久性のある回動電極型溶接ト
ーチのチップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、互
いに着脱自在な基部と先端部とから成り、上記基部には
軸芯方向に沿ってワイヤ径より大径の貫通孔が形成さ
れ、また上記先端部の基部側には軸芯方向に沿って先端
が丸味を帯びてテーパーを有するワイヤ径より大径のテ
ーパー孔が途中まで穿設されるとともに先端側には軸芯
方向に対して適宜の角度を持たせたワイヤ径よりわずか
に大きく上記テーパー孔の先端に連通するワイヤ導出孔
が形成され、更に上記基部及び先端部の表面に絶縁コー
ティング層が形成されたことを特徴とする。
いに着脱自在な基部と先端部とから成り、上記基部には
軸芯方向に沿ってワイヤ径より大径の貫通孔が形成さ
れ、また上記先端部の基部側には軸芯方向に沿って先端
が丸味を帯びてテーパーを有するワイヤ径より大径のテ
ーパー孔が途中まで穿設されるとともに先端側には軸芯
方向に対して適宜の角度を持たせたワイヤ径よりわずか
に大きく上記テーパー孔の先端に連通するワイヤ導出孔
が形成され、更に上記基部及び先端部の表面に絶縁コー
ティング層が形成されたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明回動電極型溶接トーチのチップにおいて
は、基部にワイヤ径より大径の貫通孔が形成されるとと
もに先端部に大径のテーパー孔が形成されることで、狭
開先内で溶接を行う場合でも、ワイヤを簡単にしかも確
実に挿入することができ、チップ交換時にあってもワイ
ヤの狙い位置の再現精度が高くなってワイヤ送給性が良
好となる。またチップを互いに着脱自在な基部と先端部
とに分割したことで、加工が容易となり、比較的消耗し
やすい先端部のみを耐磨耗性に優れた材料として性能ア
ップが図れる。また基部と先端部を一体とする手段とし
て絶縁コーティング層を表面に形成させたことで、スパ
ッタの付着が減少し、狭開先溶接時のチップの耐久性向
上と短絡などの溶接不具合を防止できる。
は、基部にワイヤ径より大径の貫通孔が形成されるとと
もに先端部に大径のテーパー孔が形成されることで、狭
開先内で溶接を行う場合でも、ワイヤを簡単にしかも確
実に挿入することができ、チップ交換時にあってもワイ
ヤの狙い位置の再現精度が高くなってワイヤ送給性が良
好となる。またチップを互いに着脱自在な基部と先端部
とに分割したことで、加工が容易となり、比較的消耗し
やすい先端部のみを耐磨耗性に優れた材料として性能ア
ップが図れる。また基部と先端部を一体とする手段とし
て絶縁コーティング層を表面に形成させたことで、スパ
ッタの付着が減少し、狭開先溶接時のチップの耐久性向
上と短絡などの溶接不具合を防止できる。
【0007】
【実施例】本発明回動電極型溶接トーチのチップの一実
施例を図面について説明すると、図1は本チップの縦断
面図、図2は同上の分解図、図3は本チップの製作要領
の説明図、図4は本チップを適用した回動電極型溶接ト
ーチの斜視図、図5は図4のV部の拡大断面図、図6は
図5のVI−VIに沿った断面図である。
施例を図面について説明すると、図1は本チップの縦断
面図、図2は同上の分解図、図3は本チップの製作要領
の説明図、図4は本チップを適用した回動電極型溶接ト
ーチの斜視図、図5は図4のV部の拡大断面図、図6は
図5のVI−VIに沿った断面図である。
【0008】まず図1〜図3において、本実施例の回動
電極型溶接トーチのチップ11は互いに着脱自在な基部
12と先端部13とから成っており、基部12は貫通孔
14が形成された円筒形状をなし、上部には後述するチ
ップ回転駆動軸33(図4参照)に取付けるためのねじ
15が形成され、下部には先端部13を取付けるための
ねじ16が形成されている。なお貫通孔14は基部12
の軸芯方向に沿ってワイヤ径より大きな径となってい
る。一方チップ11の先端部13は基部12側から軸芯
方向に沿って先端が丸味を帯びてテーパーを有する図示
しないキリによって加工され、先端にテーパー17を有
するワイヤ径より大きな径のテーパー孔18が先端部1
3の途中まで穿設されている。また先端部13の先端側
から軸芯方向に対して任意の角度を持たせたワイヤ径よ
りわずかに大きくテーパー孔18の先端に連通するワイ
ヤ導出孔19が形成されている。そして先端部13のテ
ーパー孔18の内周には基部12のねじ16と螺合する
ねじ20が形成されている。
電極型溶接トーチのチップ11は互いに着脱自在な基部
12と先端部13とから成っており、基部12は貫通孔
14が形成された円筒形状をなし、上部には後述するチ
ップ回転駆動軸33(図4参照)に取付けるためのねじ
15が形成され、下部には先端部13を取付けるための
ねじ16が形成されている。なお貫通孔14は基部12
の軸芯方向に沿ってワイヤ径より大きな径となってい
る。一方チップ11の先端部13は基部12側から軸芯
方向に沿って先端が丸味を帯びてテーパーを有する図示
しないキリによって加工され、先端にテーパー17を有
するワイヤ径より大きな径のテーパー孔18が先端部1
3の途中まで穿設されている。また先端部13の先端側
から軸芯方向に対して任意の角度を持たせたワイヤ径よ
りわずかに大きくテーパー孔18の先端に連通するワイ
ヤ導出孔19が形成されている。そして先端部13のテ
ーパー孔18の内周には基部12のねじ16と螺合する
ねじ20が形成されている。
【0009】また先端部13の先端は2R程度に丸味を
持たせた構造とし、基部12と先端部13を螺合させた
後、図3に示すように、ワイヤ導出孔19にマスキング
用ワイヤ21を挿入し、基部12と先端部13の表面に
対して絶縁コーティング層22を施す。この絶縁コーテ
ィング層22のコーティング材としては、例えば初層2
3に金属粉末(Ni−Al系又はNi−Cr系)を、2
層目24は金属とセラミックスの混合粉末(金属75
%,セラミックス25%)を、3層目25は金属とセラ
ミックスの混合粉末(金属50%,セラミックス50
%)を、4層目26は金属とセラミックスの混合粉末
(金属25%,セラミックス75%)を、最終層27は
セラミックス(Al2 O3 100%)をそれぞれ使用
する。これは、導電率の良いチップ11の金属表面に対
して、絶縁物の接着性を確保するとともに高温にさらさ
れるチップ11の絶縁コーティング層22の剥離や割れ
を防止するものである。なんとなれば、チップ11に直
接Al2 O3 等のセラミックスをコーティングした場
合、金属とセラミックスの熱膨張差によって剥離,割
れ,欠落が生ずるからである。なお絶縁コーティング層
22は、図3に示すように、コーティング用ジグ28に
チップ11と螺合させチップ11表面にショットブラス
トを施した後、コーティング用ジグ28を図示しないモ
ーターで回転させながらプラズマ溶射にて施工し、基部
12と先端部13を絶縁コーティング層22によって一
体とする。
持たせた構造とし、基部12と先端部13を螺合させた
後、図3に示すように、ワイヤ導出孔19にマスキング
用ワイヤ21を挿入し、基部12と先端部13の表面に
対して絶縁コーティング層22を施す。この絶縁コーテ
ィング層22のコーティング材としては、例えば初層2
3に金属粉末(Ni−Al系又はNi−Cr系)を、2
層目24は金属とセラミックスの混合粉末(金属75
%,セラミックス25%)を、3層目25は金属とセラ
ミックスの混合粉末(金属50%,セラミックス50
%)を、4層目26は金属とセラミックスの混合粉末
(金属25%,セラミックス75%)を、最終層27は
セラミックス(Al2 O3 100%)をそれぞれ使用
する。これは、導電率の良いチップ11の金属表面に対
して、絶縁物の接着性を確保するとともに高温にさらさ
れるチップ11の絶縁コーティング層22の剥離や割れ
を防止するものである。なんとなれば、チップ11に直
接Al2 O3 等のセラミックスをコーティングした場
合、金属とセラミックスの熱膨張差によって剥離,割
れ,欠落が生ずるからである。なお絶縁コーティング層
22は、図3に示すように、コーティング用ジグ28に
チップ11と螺合させチップ11表面にショットブラス
トを施した後、コーティング用ジグ28を図示しないモ
ーターで回転させながらプラズマ溶射にて施工し、基部
12と先端部13を絶縁コーティング層22によって一
体とする。
【0010】なおこのチップ11における諸寸法を例示
すると、ワイヤ径φ=1.2 mmのステンレス用コアードワ
イヤを対象とした場合、基部12の貫通孔14は直径φ
=2.0 〜3.0 mmのキリを用いて形成し、また先端部13
のテーパー孔18は基部12側には先端にR=0.5 〜1.
0 mmでテーパー角度5°〜10°,直径φ=2.0 〜3.0
mmのキリを用いて有底状の穴を形成する。そして先端側
には軸芯から偏芯させて任意の角度例えば5°〜20°
をもってワイヤ導出孔19を形成しテーパー孔18と連
通させる。この場合ワイヤ導出孔19の直径はφ=2.0
〜2.5 mmに形成し、またチップ11の先端部13先端は
R=2.0 〜3.0 mmの丸味を持たせる加工を施す。更に材
料について付言すれば、チップ11はCu−Wを用いる
が、Be−Cu,Ag−W等の耐磨耗性を有する比較的
導電率の良い好適な合金材料にて形成することができ
る。そしてチップ11は基部12と先端部13とで同一
の材料を用いる必要はなく、比較的消耗しやすい先端部
13のみに耐磨耗性に優れた材料を用い基部12には安
価な材料を用いることで、チップ11のコストを低くす
ることもできる。
すると、ワイヤ径φ=1.2 mmのステンレス用コアードワ
イヤを対象とした場合、基部12の貫通孔14は直径φ
=2.0 〜3.0 mmのキリを用いて形成し、また先端部13
のテーパー孔18は基部12側には先端にR=0.5 〜1.
0 mmでテーパー角度5°〜10°,直径φ=2.0 〜3.0
mmのキリを用いて有底状の穴を形成する。そして先端側
には軸芯から偏芯させて任意の角度例えば5°〜20°
をもってワイヤ導出孔19を形成しテーパー孔18と連
通させる。この場合ワイヤ導出孔19の直径はφ=2.0
〜2.5 mmに形成し、またチップ11の先端部13先端は
R=2.0 〜3.0 mmの丸味を持たせる加工を施す。更に材
料について付言すれば、チップ11はCu−Wを用いる
が、Be−Cu,Ag−W等の耐磨耗性を有する比較的
導電率の良い好適な合金材料にて形成することができ
る。そしてチップ11は基部12と先端部13とで同一
の材料を用いる必要はなく、比較的消耗しやすい先端部
13のみに耐磨耗性に優れた材料を用い基部12には安
価な材料を用いることで、チップ11のコストを低くす
ることもできる。
【0011】次に図4〜図6において、このチップ11
が適用される回動電極型溶接トーチを説明すると、31
はチップ11に送給されるワイヤ、32はトーチ本体、
33は先端にチップ11を取付けトーチ本体32に嵌合
したチップ回転駆動軸で歯車34及び回転円板35と連
結されている。回転円板35にはフォトマイクロセンサ
ー36の光を通す孔又は溝が設けられており、フォトマ
イクロセンサー36は支持台37にチップ回転角度が調
整可能であるように固定されトーチ本体32に取付けら
れている。38はチップ回転駆動用のモーター39と直
結した歯車であって、歯車34と噛み合っている。従っ
てモーター39の駆動により歯車38,34を介してチ
ップ回転駆動軸33が回動され、この場合の回動角度は
回転円板35に対するフォトマイクロセンサー36によ
る相対位置にて調整される。また40はシールドガス供
給管で、シールドガス導入管41から供給されたシール
ドガスはトーチ本体32先端のシールドノズル42から
噴出する。43はトーチ水冷用の冷却水入口で、給水管
44及び排水管45を通り冷却水出口46から排水され
る。
が適用される回動電極型溶接トーチを説明すると、31
はチップ11に送給されるワイヤ、32はトーチ本体、
33は先端にチップ11を取付けトーチ本体32に嵌合
したチップ回転駆動軸で歯車34及び回転円板35と連
結されている。回転円板35にはフォトマイクロセンサ
ー36の光を通す孔又は溝が設けられており、フォトマ
イクロセンサー36は支持台37にチップ回転角度が調
整可能であるように固定されトーチ本体32に取付けら
れている。38はチップ回転駆動用のモーター39と直
結した歯車であって、歯車34と噛み合っている。従っ
てモーター39の駆動により歯車38,34を介してチ
ップ回転駆動軸33が回動され、この場合の回動角度は
回転円板35に対するフォトマイクロセンサー36によ
る相対位置にて調整される。また40はシールドガス供
給管で、シールドガス導入管41から供給されたシール
ドガスはトーチ本体32先端のシールドノズル42から
噴出する。43はトーチ水冷用の冷却水入口で、給水管
44及び排水管45を通り冷却水出口46から排水され
る。
【0012】しかしてこのような回動電極型溶接トーチ
のチップ11のウィービング作動においては、図5及び
図6に示すように、モーター39の回転により歯車3
8,34を介してチップ回転駆動軸33が適宜の角度回
動すると、チップ11が回動しワイヤ31が31aの位
置に変化し、すなわちチップ11の先端に送給されるワ
イヤ31が任意の角度で穿設されたワイヤ導出孔19か
ら開先47の壁面と前層の溶接金属のなす角度に向けて
送給され、チップ回転駆動軸33を適宜の角度で回動,
反転することによりワイヤ31も先端は円弧又は半円弧
を描いてウィービングを行う。
のチップ11のウィービング作動においては、図5及び
図6に示すように、モーター39の回転により歯車3
8,34を介してチップ回転駆動軸33が適宜の角度回
動すると、チップ11が回動しワイヤ31が31aの位
置に変化し、すなわちチップ11の先端に送給されるワ
イヤ31が任意の角度で穿設されたワイヤ導出孔19か
ら開先47の壁面と前層の溶接金属のなす角度に向けて
送給され、チップ回転駆動軸33を適宜の角度で回動,
反転することによりワイヤ31も先端は円弧又は半円弧
を描いてウィービングを行う。
【0013】かくしてこのようなチップ11によれば、
チップ11を基部12と先端部13の2分割としたこと
で、加工が容易となり、またワイヤ導出孔19に至る過
程がテーパー17であるため、ワイヤ31の狙い位置の
再現精度が高くかつ送給性の向上が図れ、更にチップ1
1先端側から任意の角度でワイヤ導出孔19を穿設でき
るため、チップ11の交換時においても開先の壁面に対
する適正アーク位置を容易に保持することができるとと
もに溶込み不良等の溶接欠陥発生を防止することができ
る。なおワイヤ導出孔19をチップ11の途中で軸芯よ
り外方に任意に屈曲させる構造としたので、ワイヤ31
は強制的に曲げられスプリングバックによって常にワイ
ヤ導出孔19の壁面に接触し安定した給電を行うことが
できる。更にまたチップ11を基部12と先端部13の
2分割とし比較的消耗しやすい先端部13のみに耐磨耗
性に優れた材料を用いることも可能であり、チップ11
の寿命等の性能面で加工コストの低減を図ることができ
る。なおまた基部12と先端部13を一体とし先端部1
3に丸味を持たせたので、絶縁コーティング層22の剥
離や割れを防止できるとともにスパッタの付着が減少
し、スパッタが付着したとしても短絡の危険性を防止で
きる。
チップ11を基部12と先端部13の2分割としたこと
で、加工が容易となり、またワイヤ導出孔19に至る過
程がテーパー17であるため、ワイヤ31の狙い位置の
再現精度が高くかつ送給性の向上が図れ、更にチップ1
1先端側から任意の角度でワイヤ導出孔19を穿設でき
るため、チップ11の交換時においても開先の壁面に対
する適正アーク位置を容易に保持することができるとと
もに溶込み不良等の溶接欠陥発生を防止することができ
る。なおワイヤ導出孔19をチップ11の途中で軸芯よ
り外方に任意に屈曲させる構造としたので、ワイヤ31
は強制的に曲げられスプリングバックによって常にワイ
ヤ導出孔19の壁面に接触し安定した給電を行うことが
できる。更にまたチップ11を基部12と先端部13の
2分割とし比較的消耗しやすい先端部13のみに耐磨耗
性に優れた材料を用いることも可能であり、チップ11
の寿命等の性能面で加工コストの低減を図ることができ
る。なおまた基部12と先端部13を一体とし先端部1
3に丸味を持たせたので、絶縁コーティング層22の剥
離や割れを防止できるとともにスパッタの付着が減少
し、スパッタが付着したとしても短絡の危険性を防止で
きる。
【0014】
【発明の効果】要するに本発明によれば、互いに着脱自
在な基部と先端部とから成り、上記基部には軸芯方向に
沿ってワイヤ径より大径の貫通孔が形成され、また上記
先端部の基部側には軸芯方向に沿って先端が丸味を帯び
てテーパーを有するワイヤ径より大径のテーパー孔が途
中まで穿設されるとともに先端側には軸芯方向に対して
適宜の角度を持たせたワイヤ径よりわずかに大きく上記
テーパー孔の光端に連通するワイヤ導出孔が形成され、
更に上記基部及び先端部の表面に絶縁コーティング層が
形成されたことにより、ワイヤ送給性の向上を図るとと
もに、溶接スパッタの付着による開先壁面との短絡の危
険性を防止し、耐久性のある回動電極型溶接トーチのチ
ップを得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
在な基部と先端部とから成り、上記基部には軸芯方向に
沿ってワイヤ径より大径の貫通孔が形成され、また上記
先端部の基部側には軸芯方向に沿って先端が丸味を帯び
てテーパーを有するワイヤ径より大径のテーパー孔が途
中まで穿設されるとともに先端側には軸芯方向に対して
適宜の角度を持たせたワイヤ径よりわずかに大きく上記
テーパー孔の光端に連通するワイヤ導出孔が形成され、
更に上記基部及び先端部の表面に絶縁コーティング層が
形成されたことにより、ワイヤ送給性の向上を図るとと
もに、溶接スパッタの付着による開先壁面との短絡の危
険性を防止し、耐久性のある回動電極型溶接トーチのチ
ップを得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
【図1】本発明回動電極型溶接トーチのチップの一実施
例の縦断面図である。
例の縦断面図である。
【図2】同上の分解図である。
【図3】本チップの製作要領の説明図である。
【図4】本チップを適用した回動電極型溶接トーチの斜
視図である。
視図である。
【図5】図4のV部の拡大断面図である。
【図6】図5のVI−VIに沿った断面図である。
【図7】従来のチップの縦断面図である。
【図8】従来の他のチップの縦断面図である。
11 チップ 12 基部 13 先端部 14 貫通孔 17 テーパー 18 テーパー孔 19 ワイヤ導出孔 22 絶縁コーティング層 31 ワイヤ 32 トーチ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩渕 寛 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 松本 勝 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに着脱自在な基部と先端部とから成
り、上記基部には軸芯方向に沿ってワイヤ径より大径の
貫通孔が形成され、また上記先端部の基部側には軸芯方
向に沿って先端が丸味を帯びてテーパーを有するワイヤ
径より大径のテーパー孔が途中まで穿設されるとともに
先端側には軸芯方向に対して適宜の角度を持たせたワイ
ヤ径よりわずかに大きく上記テーパー孔の先端に連通す
るワイヤ導出孔が形成され、更に上記基部及び先端部の
表面に絶縁コーティング層が形成されたことを特徴とす
る回動電極型溶接トーチのチップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224494A JPH07266049A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 回動電極型溶接トーチのチップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224494A JPH07266049A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 回動電極型溶接トーチのチップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07266049A true JPH07266049A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13769017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8224494A Withdrawn JPH07266049A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 回動電極型溶接トーチのチップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07266049A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011177721A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Komatsu Ltd | 溶接用チップ |
| KR101403283B1 (ko) * | 2012-07-19 | 2014-06-02 | 주식회사 포스코 | 용접토치 |
| CN119016840A (zh) * | 2024-10-24 | 2024-11-26 | 中国核工业二四建设有限公司 | 一种焊炬及焊接机床 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP8224494A patent/JPH07266049A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011177721A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Komatsu Ltd | 溶接用チップ |
| KR101403283B1 (ko) * | 2012-07-19 | 2014-06-02 | 주식회사 포스코 | 용접토치 |
| CN119016840A (zh) * | 2024-10-24 | 2024-11-26 | 中国核工业二四建设有限公司 | 一种焊炬及焊接机床 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |