JPH072665U - 自動車用パーキングロック機構の案内構造 - Google Patents

自動車用パーキングロック機構の案内構造

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JPH072665U JP3687493U JP3687493U JPH072665U JP H072665 U JPH072665 U JP H072665U JP 3687493 U JP3687493 U JP 3687493U JP 3687493 U JP3687493 U JP 3687493U JP H072665 U JPH072665 U JP H072665U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で、成形や組み付けが容易にでき
る自動車用パーキングロック機構を提供する。 【構成】 ミッションケース1を、ケース本体2と、こ
のケース本体2の開口3を閉じるケースカバー4とで構
成する。車輪と互いに連動するパーキングギヤ21側に
カム係合してこれをロックさせるロックカム38を上記
ミッションケース1内に設ける。上記ロックカム38を
上記カム係合させる方向に案内する案内部材52を上記
ケースカバー4の内面側に一体的に突設する。上記案内
部材52の突出端53を同上ケースカバー4のケース本
体2側の接合面50と面一、もしくは、この接合面50
よりも同上ケースカバー4の内側に位置させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用パーキングロック機構において、車輪と互いに連動する パーキングギヤ側にカム係合して、このパーキングギヤ側をロックさせるロック カムを設け、このロックカムを上記カム係合させる方向に案内する案内部材を設 けた案内構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記パーキングロック機構の案内構造には、従来、実開昭61‐22958号 公報で示されるものがある。
【0003】 これによれば、ミッションケース内に、走行用の車輪と互いに連動するパーキ ングギヤと、このパーキングギヤ側と係脱自在にカム係合するロックカムとが収 容されている。また、上記ロックカムを案内する案内部材が上記ミッションケー スの内面側に突設されている。
【0004】 そして、上記カム係合で上記パーキングギヤ側がロックさせられ、これにより 、上記車輪がロックさせられて、駐車中の自動車が停車状態に保たれるようにな っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成では、案内部材がミッションケースとは別体に設けら れ、同上案内部材が上記ミッションケースの内面に突設されたボス部に対し、ボ ルトによってねじ止めされている。
【0006】 このため、上記案内部材やボルト等によって、パーキングロック機構の部品点 数が多くなり、その構成が複雑になると共に、その成形や組み付け作業が煩雑に なるという問題がある。
【0007】 そこで、上記案内部材をミッションケースの内面に一体成形することが考えら れる。
【0008】 しかし、単に一体成形すると、ミッションケースの機械加工をしようとすると き、加工具が上記案内部材と干渉し合って、ミッションケースの成形作業が煩雑 になるおそれがある。
【0009】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、構成が簡単で、成 形や組み付けが容易にできる自動車用パーキングロック機構の提供を目的とする 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、ミッションケース を、ケース本体と、このケース本体の開口を閉じるケースカバーとで構成し、車 輪と互いに連動するパーキングギヤ側にカム係合してこれをロックさせるロック カムを上記ミッションケース内に設けた場合において、上記ロックカムを上記カ ム係合させる方向に案内する案内部材を上記ケースカバーの内面側に一体的に突 設し、この案内部材の突出端を上記ケースカバーのケース本体側の端面と面一、 もしくは、この端面よりも同上ケースカバーの内側に位置させた点にある。
【0011】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。
【0012】 なお、下記した括弧内の用語は、実用新案登録請求の範囲の用語に対応するも のである。
【0013】 ミッションケース1を、ケース本体2と、このケース本体2の開口3を閉じる ケースカバー4とで構成し、車輪と互いに連動するパーキングギヤ21側にカム 係合してこれをロックさせるロックカム38を上記ミッションケース1内に設け た場合において、上記ロックカム38を上記カム係合させる方向に案内する案内 部材52を上記ケースカバー4の内面側に一体的に突設してある。このため、上 記案内部材52がケースカバー4の内面側に一体成形された分、部品点数が少な くなる。
【0014】 また、上記案内部材52の突出端53を上記ケースカバー4のケース本体2側 の接合面(端面)50と面一、もしくは、この接合面(端面)50よりも同上ケ ースカバー4の内側に位置させてある。このため、上記ケースカバー4の成形時 において、そのケース本体2側の接合面(端面)50を機械加工しようとすると き、加工具が上記案内部材52の突出端53と干渉し合うことが防止される。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0016】 図中符号Tは自動車の動力伝達装置、1はミッションケースで、図1中矢印F rは自動車の前方を示している。また、下記する左右とは上記前方に向っての方 向(即ち、図2、図3に向っての方向)をいうものとする。
【0017】 上記ミッションケース1は、その前部を構成するケース本体2と、このケース 本体2の後部開口3を開閉自在とするケースカバー4とで構成されている。上記 開口3を閉じたケースカバー4は上記ケース本体2の後端面5に対しボルト6に より着脱自在にねじ止めされている。また、上記ケース本体2の前後中途部には 仕切壁7が一体成形されている。
【0018】 上記ミッションケース1内にはエンジンに連動する入力軸8と、この入力軸8 に摩擦クラッチ9を介して連動する出力軸10とが同軸上で軸受11,12によ り支承されている。また、上記出力軸10の上方には、この出力軸10と平行に 中間軸13が軸受14により支承され、上記中間軸13は図示しない車輪に互い に連動連結されている。上記出力軸10に駆動歯車15がスプライン16により 嵌合し、上記中間軸13に従動歯車17がスプライン18により嵌合し、これら 駆動歯車15と従動歯車17は互いに噛合している。
【0019】 そして、上記摩擦クラッチ9が接続動作すれば、エンジンの動力が出力軸10 、駆動歯車15、従動歯車17、および中間軸13を介して車輪に伝えられ、自 動車が走行可能とされる。
【0020】 上記構成において、自動車を駐車させたとき、その位置に自動車を制動可能と するパーキングロック機構20が設けられる。
【0021】 上記パーキングロック機構20は、パーキングギヤ21を有し、このパーキン グギヤ21は上記駆動歯車15と同軸上で、この駆動歯車15の側面に一体成形 されている。また、上記パーキングギヤ21の下方で、ミッションケース1に対 しパーキングロックポール23が枢支軸24により上下回動自在に枢支されてい る。
【0022】 上記パーキングロックポール23の上方回動で、このパーキングロックポール 23の回動端に形成された係合部25が上記パーキングギヤ21の歯溝に係脱自 在に係合することとなっている。そして、この係合で、上記パーキングギヤ21 がロックされることに伴い駆動歯車15、従動歯車17、および中間軸13を介 し車輪がロックされて、駐車中の自動車が、停止状態のままに保持されるように なっている。
【0023】 また、上記パーキングロックポール23の係合部25を、上記パーキングギヤ 21から離脱させるよう下方に向けて付勢するばね26が設けられている。そし て、上記パーキングギヤ21の自由状態では、このパーキングギヤ21の係合部 25は上記パーキングギヤ21から離脱している。
【0024】 上記ミッションケース1に対し、回動アーム28が枢支軸29により左右回動 自在に枢支され、上記回動アーム28には位置決めアーム30が一体成形されて いる。この位置決めアーム30の回動端には上記枢支軸29の周方向に複数の係 合溝31が形成されている。この係合溝31のいずれか1つに対し、ばね32に よる付勢力で弾性的に係合する係合体33が上記ミッションケース1に取り付け られている。
【0025】 上記位置決めアーム30に一端が連結され他端が運転者側に延びる操作杆34 が設けられ、この操作杆34の操作によって、上記位置決めアーム30が回動さ せられ、これに伴い上記回動アーム28が回動させられるようになっている。
【0026】 上記ミッションケース1内で、パーキングロックポール23の係合部25の下 方には、左右に延びるカム支軸37が設けられている。このカム支軸37の右端 は上記回動アーム28に連結され、左端側には、円錐台形状のロックカム38が 上記カム支軸37の軸方向に摺動自在に外嵌されている。
【0027】 上記カム支軸37の左端にはボス39が取り付けられ、このボス39と上記ロ ックカム38との間にばね40が介設されて、このばね40により、ロックカム 38が右方に向けて付勢されている。上記カム支軸37の左右中途部にはストッ パピン41が取り付けられ、このストッパピン41はロックカム38が所定寸法 以上に右方に移動することを阻止する。
【0028】 上記カム支軸37の右端側の下面を支承する支承軸43が設けられる。この支 承軸43は全体として円柱形をなし、その前端はケース本体2に形成された支持 孔44に嵌入されて抜け止めピン45で固定され、後端はケースカバー4に形成 された支持孔46に嵌脱自在に嵌入されて支持されている。この場合、上記支持 孔46は上記ケースカバー4の内面側に形成された円柱状ボス部47に形成され ている。
【0029】 上記支承軸43の前後中途部の上面には左右に延びる案内溝48が形成され、 この案内溝48は上方に向って開く半円形状をなして、その内面に上記カム支軸 37の右端側が左右摺動自在に支承されている。
【0030】 そして、自動車の走行中は、操作杆34は弾性的に右方に移動するようになっ ており、これにより、位置決めアーム30、回動アーム28、およびカム支軸3 7は図3中二点鎖線で示すところに位置させられる。また、これにより、ロック カム38はパーキングロックポール23の回動端から左方に離脱し、このパーキ ングロックポール23の回動端は上記案内溝48内のカム支軸37の右端側上面 にばね26の付勢力により圧接し、これにより、係合部25がパーキングギヤ2 1から下方に離脱させられている。つまり、車輪のロックが解除させられている 。
【0031】 自動車を駐車させようとして、運転者が操作杆34を左方に引張操作すると、 これに伴い、位置決めアーム30、回動アーム28、およびカム支軸37が図3 中実線と矢印Aで示すように位置変化し、ロックカム38がパーキングロックポ ール23の回動端に接近する。
【0032】 更に、同上操作杆34を左方に引張操作すると、これに伴い同上位置決めアー ム30、回動アーム28、およびカム支軸37が図3中一点鎖線と矢印Bとで示 すように位置変化する。
【0033】 すると、上記カム支軸37によりばね40を介しロックカム38が右方に押さ れ、これが案内溝48上に乗り上げ、これにより上昇したロックカム38がパー キングロックポール23の回動端にカム係合して、図3中一点鎖線と矢印Cで示 すように上記パーキングロックポール23を上方回動させる。すると、このパー キングロックポール23の係合部25がパーキングギヤ21の歯溝に係合して、 パーキングギヤ21がロックされ、つまり、これに連動する車輪がロックされて 、駐車状態の自動車が停止させられたままに制動される。
【0034】 なお、上記したようにカム支軸37によりばね40を介してロックカム38が 右方に押され、これに伴いパーキングロックポール23が上方回動させられたと き、その係合部25がパーキングギヤ21の歯先に当接したとすると、そこで、 案内溝48上へのロックカム38の乗り上げが阻止される。
【0035】 そして、その後、パーキングギヤ21が少し回転して、その歯溝が上記係合部 25に合致すれば、そこで、この係合部25が上記パーキングギヤ21の歯溝に 係合し、ここで、上記したようにこのパーキングギヤ21がロックされることと なっている。
【0036】 また、運転者が上記操作杆34を右方に移動させて、位置決めアーム30、回 動アーム28、およびカム支軸37を図3中一点鎖線で示すところに位置させれ ば、上記パーキングギヤ21のロックが解除され、つまり、車輪のロックが解除 されて元の状態に戻る。
【0037】 上記の場合、ロックカム38は、ケース本体2とケースカバー4の接合面50 を通る仮想平面51にほぼ平行に左右往復移動して、パーキングロックポール2 3を上下回動させるようになっている。
【0038】 上記ロックカム38を摺接させて、このロックカム38を上記仮想平面51に 沿うよう左右に案内する案内部材52が上記ケースカバー4の内面側に一体的に 突設されている。上記案内部材52は上記ロックカム38の左右往復移動軌跡に 沿うよう下方に向って突状の円弧形をなし、その右端は前記ボス部47に一体化 されている。
【0039】 上記案内部材52とボス部47の各突出端53の各前端は面一で、上記ケース カバー4のケース本体2側の端面たる接合面50とも面一となっており、つまり 、ケースカバー4の成形時に、上記接合面50と各突出端53とは同時に機械加 工されることとなっている。
【0040】 上記案内部材52はリブ形状をなしていて、ボス部47や他のリブ54と共に 、ケースカバー4を補強している。
【0041】 上記ケースカバー4の内面側には他の案内部材55が突設されている。この案 内部材55の突出端はケース本体2内に入り込み、上下回動するパーキングロッ クポール23の側面を摺接させて、このパーキングロックポール23を前後方向 で位置決めする。
【0042】 図1において、前記入力軸8はその軸心上に油孔56を有し、油ポンプから送 られてきた油57は上記油孔56、スプライン16、軸受12を順次通って、カ ム支軸37と案内溝48、ロックカム38と案内部材52、およびパーキングロ ックポール23と案内部材55の各摺接部を潤滑する。
【0043】 なお、前記案内部材52の突出端53は、ケースカバー4の接合面50よりも 同上ケースカバー4の内側に位置させてもよい。
【0044】
【考案の効果】
この考案によれば、ミッションケースを、ケース本体と、このケース本体の開 口を閉じるケースカバーとで構成し、車輪と互いに連動するパーキングギヤ側に カム係合してこれをロックさせるロックカムを上記ミッションケース内に設けた 場合において、上記ロックカムを上記カム係合させる方向に案内する案内部材を 上記ケースカバーの内面側に一体的に突設してある。
【0045】 このため、上記案内部材がケースカバーの内面側に一体成形された分、部品点 数が少なくなる。よって、パーキングロック機構の構成が簡単になると共に、そ の成形や組み付けが容易となる。
【0046】 また、上記案内部材の突出端を上記ケースカバーのケース本体側の端面と面一 、もしくは、この端面よりも同上ケースカバーの内側に位置させてある。このた め、上記ケースカバーの成形時において、そのケース本体側の端面を機械加工し ようとするとき、加工具が上記案内部材の突出端と干渉し合うことが防止される 。
【0047】 よって、上記案内部材の突出端が上記したように加工具と干渉し合わない分、 上記ケースカバーの成形が容易にでき、つまり、この点でも、パーキングロック 機構の成形が容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】ミッションケースの後面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】ケースカバーを内側からみた図である。
【符号の説明】
1 ミッションケース 2 ケース本体 3 開口 4 ケースカバー 7 仕切壁 20 パーキングロック機構 21 パーキングギヤ 23 パーキングロックポール 37 カム支軸 38 ロックカム 43 支承軸 47 ボス部 48 案内溝 50 接合面(端面) 51 仮想平面 52 案内部材 53 突出端 T 動力伝達装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケースを、一端に開口を有す
    るケース本体と、このケース本体の開口を開閉自在に閉
    じるケースカバーとで構成し、上記ミッションケース内
    に車輪と互いに連動するパーキングギヤと、上記ケース
    本体とケースカバーとの接合面を通る仮想平面にほぼ平
    行に往復移動して上記パーキングギヤ側と係脱自在にカ
    ム係合するロックカムとを収容し、上記カム係合で上記
    パーキングギヤ側がロックされるようにした自動車用パ
    ーキングロック機構の案内構造において、 上記ロックカムを上記仮想平面に沿うよう案内する案内
    部材を上記ケースカバーの内面側に一体的に突設し、こ
    の案内部材の突出端を上記ケースカバーのケース本体側
    の端面と面一、もしくは、この端面よりも同上ケースカ
    バーの内側に位置させた自動車用パーキングロック機構
    の案内構造。
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