JPH07267109A - 電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング制御装置

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JPH07267109A
JPH07267109A JP8400894A JP8400894A JPH07267109A JP H07267109 A JPH07267109 A JP H07267109A JP 8400894 A JP8400894 A JP 8400894A JP 8400894 A JP8400894 A JP 8400894A JP H07267109 A JPH07267109 A JP H07267109A
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JP
Japan
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assist
vehicle speed
output shaft
characteristic map
control means
Prior art date
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Application number
JP8400894A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yamashita
豊 山下
Yoshitaka Ijima
淑隆 井島
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車速に応じたアシスト特性マップ
を使用し、車速によるフィーリングの変化を改善でき、
アシストフィーリングを向上し得ることを目的としてい
る。 【構成】 このため、入力軸と出力軸との変位量と電動
機のアシスト量とからなるアシスト特性マップを有しこ
のアシスト特性マップに沿ってアシスト開始点からアシ
スト停止点まで電動パワーステアリング制御によりステ
アリングホイールの操作力のアシストを行う制御手段を
設け、制御手段に車速センサからの検出信号に応じてア
シスト特性マップを変更する機能を付加して設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動パワーステアリン
グ制御装置に係り、特に車速に応じてアシスト特性マッ
プを変更し、アシストフィーリングを向上させる電動パ
ワーステアリング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリング制御装置は、運
転者がステアリングホイールを操作するトルクに基づき
モータのアシスト量を制御している。このステアリング
ホイールの操作トルクは、ステアリングホイール側の軸
である入力軸とステアリングギヤ、つまりタイヤ側の軸
である出力軸とをトーションバー等の弾性体で連結し、
ステアリングホイールを操作した際に、入力軸と出力軸
間に発生した変位量から測定している。
【0003】前記電動パワーステアリング制御装置とし
ては、特開平1−218973号公報に開示されるもの
がある。この公報に開示される電動パワーステアリング
制御装置は、操舵トルク検出器が入力軸と出力軸とを連
結する弾性体の弾性変形に応じて操舵トルクを検出する
とともにクラッチが弾性体の弾性変形により出力軸と電
動モータの断続を制御するようにし、クラッチの断続が
制御される弾性体の弾性変形が、操舵トルク検出器が操
舵トルクを検出して電動モータの回転を回転を開始され
る時の弾性体の弾性変形よりも小さくし、電動パワース
テアリングをコンパクト化するとともに、操舵フィーリ
ングを向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電動
パワーステアリング制御装置においては、上述の特開平
1−218973号公報に開示される如く、3ウェイ方
式のクラッチのON/OFF点のトルク値よりも大なる
トルク値において電動モータの駆動及び停止が行われて
いる。
【0005】すなわち、前記クラッチのON/OFF点
のトルク値よりも大なるトルク値にアシスト停止点であ
る電動モータの駆動停止点を設定するとともに、この電
動モータの停止点のトルク値よりも大なるトルク値にア
シスト開始点である電動モータの駆動開始点を設定し、
前記クラッチがONするトルク値よりも大きなトルク値
で電動モータを駆動させるとともに、クラッチがOFF
するトルク値よりも大きなトルク値で電動モータを停止
させている。
【0006】この結果、車速が大、つまり車両の高速時
には、低速時と同一のアシスト開始点のトルク値に設定
されていると、ステアリングホイールを少許切った際に
電動モータによるアシストが開始されることとなり、直
進安定性が悪いという不都合がある。
【0007】また、逆に、高速時の直進安定性を良好と
すべくアシスト開始点のトルク値を設定すると、低速時
にアシスト遅れが生ずこととなり、ステアリングホイー
ルを切る際にしばらくの間重量感があり、ハンドル操作
フィーリングが悪化するという不都合がある。
【0008】更に、前記3ウェイ方式のクラッチのロッ
ト差や経年変化により、クラッチON/OFF点のトル
ク値に変動が生ずるものであるが、この時にアシスト開
始点とアシスト停止点との夫々のトルク値を設定するこ
とが困難であった。つまり、例えばアシスト開始点とア
シスト停止点との夫々のトルク値を小さく設定すると、
クラッチON/OFF点のトルク値とアシスト開始点の
トルク値との設定位置が逆転したり、微小なものとな
り、クラッチのON動作する前にアシストが開始された
り、あるいはクラッチがON動作した直後に大なるアシ
ストが開始されることとなり、特に大なるトルクを必要
とする低速時にアシスト変動が大となり、アシストフィ
ーリングが悪化するという不都合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両のステアリングホイー
ルに接続される入力軸とステアリングギヤに接続される
出力軸とを弾性体を介して相対回転可能に軸支して設
け、前記入力軸と出力軸との相対回転による弾性体の変
位量が設定値以下である場合に出力軸に対して離脱され
るとともに前記入力軸と出力軸との相対回転による弾性
体の変位量が設定値を越えた場合に出力軸に係合される
クラッチ機構を設け、このクラッチ機構により出力軸へ
の回転力の伝達を断続される電動機を設け、前記入力軸
と出力軸との相対回転による弾性体の変位量が設定値を
越えた際に前記電動機の駆動力を前記クラッチ機構を介
して出力軸に伝達することによりステアリングホイール
の操作力をアシストする電動パワーステアリング制御装
置において、車速を検出する車速センサを設け、前記入
力軸と出力軸との変位量と電動機のアシスト量とからな
るアシスト特性マップを有しこのアシスト特性マップに
沿ってアシスト開始点からアシスト停止点まで電動パワ
ーステアリング制御により前記ステアリングホイールの
操作力のアシストを行う制御手段を設け、この制御手段
には前記車速センサからの検出信号に応じて前記アシス
ト特性マップを変更する機能を付加して設けたことを特
徴とする。
【0010】
【作用】上述の如く発明したことにより、電動パワース
テアリング制御を行う際には、車速センサからの検出信
号に応じてアシスト特性マップを変更し、アシストフィ
ーリングを向上させている。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】図1〜図12はこの発明の第1実施例を示
すものである。図2において、2はパワーステアリング
制御装置、4は車両、6はステアリングホイールであ
る。
【0013】前記パワーステアリング制御装置2は、ス
テアリングホイール6とステアリングギヤ8とをステア
リングコラム10により連絡して設け、このステアリン
グコラム10を、ステアリングホイール6側の軸である
入力軸12と、ステアリングギヤ8、つまりタイヤ14
側の軸である出力軸16と、入力軸12と出力軸16と
を連結するトーションバー等の弾性体18とからなる。
【0014】そして、前記入力軸12と出力軸16との
相対回転による弾性体18の変位量が設定値を越えた際
に後述するモータ24の駆動力を後述するクラッチ機構
38を介して出力軸16に伝達することによりステアリ
ングホイール6の操作力をアシストする構成を有してい
る。
【0015】前記ステアリングコラム10にトルクセン
サであるステアリングセンサ20と減速機構22と電動
機であるモータ24とを取付ける。
【0016】また、このモータ24を制御手段26に接
続して設け、制御手段26には、図2及び図3に示す如
く、例えばスピードメータ等の車速センサ28と、ステ
アリングセンサ20と、ジェネレータ30と、エンジン
回転数センサ32と、イグニションスイッチ34を介し
てバッテリ36とが夫々接続されている。
【0017】そして、前記モータ24を、図3に示す如
く、車速センサ28とステアリングセンサ20との信号
に基づき、制御手段26により駆動する。このとき、モ
ータ24の回転は、3ウェイクラッチであるクラッチ機
構38を通し、ステアリングコラム10に伝わり、ハン
ドル操作をアシストしている。
【0018】前記ステアリングコラム10は、図4に示
す如く、アッパハウジング40とロアハウジング42と
により包囲されており、アッパハウジング40内に筒状
の入力軸12を支持して設けるとともに、ロアハウジン
グ42内に軸受44を介して出力軸16を支持して設
け、入力軸12の端部を出力軸16内に摺動自在に嵌入
する。そして、入力軸12内部に弾性体18を位置させ
この弾性体18の一端を入力軸12に固定するととも
に、他端を出力軸16に固定して設ける。
【0019】このため、ステアリングホイール6を操作
すると、弾性体18が僅かに捻れ、入力軸12と出力軸
16とに変位が生ずる。この変位量が弾性体18の弾性
特性によって設定される一定値を越えると、機械的に3
ウェイ方式のクラッチ機構38が連結されることとな
り、モータ24の駆動力が出力軸16に伝達される。つ
まり、クラッチ機構38は、前記入力軸12と出力軸1
6との相対回転による弾性体18の変位量が設定値以下
である場合に出力軸16に対して離脱させるとともに、
前記入力軸12と出力軸16との相対回転による弾性体
18の変位量が設定値を越えた場合に出力軸16に係合
させるものである。
【0020】前記モータ24には、図5に示す如く、モ
ータ24の軸部46に前記減速機構22が設けられてお
り、この減速機構22は、モータ24の軸部46に装着
されるウォームギヤ48と、このウォームギヤ48に噛
合すべく前記ステアリングコラム10外周に配設される
3ウェイ方式のクラッチ機構38のウォームホイール5
0とからなり、モータ24の駆動力を減速してクラッチ
機構38のウォームホイール50に伝達する。
【0021】また、前記ステアリングセンサ20は、図
8に示す如く、センサ本体52と、このセンサ本体52
から入力軸12及び出力軸16側に突出する軸部54
と、軸部54を中心として回転する板部材56と、この
板部材56から飛び出し入力軸12外周の第1スライダ
58に接触するセンシング部60とを有する。
【0022】図4に示す如く、第1スライダ58と第2
スライダ62とをC字状のリング64にて固定し、第2
スライダ62にボール66を接触させて設け、このボー
ル66を移動させる溝部68を前記入力軸12に形成す
る。溝部68は、図9〜図11に示す如く、スクリュの
ねじ溝状の如く、入力軸12の長手方向に対して所定の
角度を有している。
【0023】このとき、ステアリングホイール6が操作
されて入力軸12と出力軸16とに捻れが発生すると、
ボール66は溝部68を沿って移動し、このボール66
の移動に伴って第1、第2スライダ58、62が入力軸
12の軸方向にスライド移動するものである。そして、
第1、第2スライダ58、62の入力軸12の軸方向へ
のスライド移動により、前記センシング部60も移動
し、板部材56を介して軸部54が回転する。この軸部
54の回転量を前記ステアリングセンサ20が検出し、
前記制御手段26に検出信号を送信している。
【0024】前記クラッチ機構38は、図6及び図7に
示す如く、前記ウォームホイール50と、ウォームホイ
ール50内且つ同心状態に配設される外側保持器70
と、外側保持器70内且つ同心状態に配設される内側保
持器72と、ウォームホイール50と出力軸16間に配
設されるスプラグである転動体74と、前記入力軸12
と外側保持器70とを連結する連結ピン76と、転動体
74を連結ピン76側に押圧するバネ78とからなる。
【0025】前記転動体74の長さは、出力軸16とウ
ォームホイール50との距離よりも少許小なる寸法と
し、ステアリングホイール6が操作されていない状態に
おいて、ウォームホイール50と出力軸16間の転動体
74は、回転力を伝達しない、いわゆるクラッチ開放時
(図6参照)となる。
【0026】また、前記制御手段26は、トルクセンサ
値たる入力軸12と出力軸16との変位量と電動機であ
るモータ24の電流値たるアシスト量とからなるアシス
ト特性マップを有し、このアシスト特性マップに沿って
アシスト開始点からアシスト停止点まで電動パワーステ
アリング制御(EPS)により前記ステアリングホイー
ルの操作力のアシストを行うものである。
【0027】そして、この制御手段26には、前記車速
センサ28からの検出信号に応じて前記アシスト特性マ
ップを変更する機能を付加する構成とする。
【0028】詳述すれば、前記制御手段26に、前記車
速センサ28からの検出信号に応じて前記アシスト特性
マップのアシスト開始点TRSA、TLSA及びアシスト停
止点TRSP、TLSPの夫々のトルク値を増減させる機能
を付加するものである。
【0029】すなわち、前記入力軸12と出力軸16と
の変位量とモータ24のアシスト量とからなるアシスト
特性マップには、右切り用のクラッチON/OFF点T
R1と左切り用のクラッチON/OFF点TL1とが設
定されている。
【0030】以下、右切りに関してのみ説明するが、左
切りのものは、図1のアシスト特性マップに実線で示す
如く、右切りのものに対して点対称位置に設定されるこ
とにより、説明は省略する。
【0031】前記アシスト特性マップは以下の如く予め
設定されている。つまり、右切り用のクラッチON/O
FF点TR1よりも大なるトルク値にモータ24の駆動
停止点であるアシスト停止点TRSPが設定されるととも
に、このアシスト停止点TRSPよりも大なるトルク値に
モータ24の駆動開始点であるアシスト開始点TRSA
設定され、アシスト上限のトルク値TR2、TR3が夫
々設定されている。
【0032】そして、前記車速センサ28からの検出信
号を制御手段26に入力し、制御手段26によってアシ
スト開始点TRSAとアシスト停止点TRSPとを所定の幅
を有する車速関数TRSA(V)、TRSP(V)とし、車
速に応じてアシスト開始点TRSA及びアシスト停止点T
SPを変化させるものである。
【0033】そして、例えばアシスト開始点TRSAの車
速関数TRSA(V)及びアシスト停止点TRSPの車速関
数TRSP(V)を、低速時には夫々のトルク値が小とな
り、且つ高速時には夫々のトルク値が大となるように設
定する。
【0034】次に作用について説明する。
【0035】前記ステアリングホイール6を操作し入力
軸12を、図7の矢印A方向に回転させると、外側保持
器70が連結ピン76を介して入力軸12と同一方向
(矢印A1)に回転する。
【0036】そして、前記転動体74は、外側保持器7
0に固定されているバネ78の付勢力によって押圧さ
れ、図7の1点鎖線状態から実線状態に傾斜する。
【0037】このとき、入力軸12と出力軸16との変
位量が一定値を越えると、転動体74がウォームホイー
ル50と出力軸16間に噛み合うこととなり、クラッチ
機構の接続時となって矢印Bに示す如く、ウォームホイ
ール50の回転を出力軸16に伝達している。
【0038】一方、図示しないモータ等の電動機の駆動
系に異常が発生し、ウォームホイール50がロックされ
作動しない状態となる場合があるが、この際には連結ピ
ン76が出力軸16のポケット穴(図示せず)側面に接
触し、入力軸12が直接出力軸16に回転を伝達する。
この回転は、転動体74を出力軸16とウォームホイー
ル50の結合から開放するように作用する。このような
作用が生ずるため、駆動系がロック状態となっても、手
動での操舵が可能となる。
【0039】また、参考までに、前記ステアリングホイ
ール6の操作におけるボール66とこのボール66が係
合する溝部68とについて説明する。
【0040】ステアリングホイール6が操作されない、
つまりハンドル中立位置においては、図9に示す如く、
溝部68の中央部位にボール66が位置することとな
る。
【0041】そして、ステアリングホイール6を操作
し、ハンドル左回転時とすると、図10に示す如く、ス
テアリングホイール6の操作によって操作トルクが発生
し、弾性体18が捻れ、入力軸12と出力軸16とに相
対変位が生じ、ボール66が溝部68内を上方向に移動
することとなり、第1スライダ58と第2スライダ62
とが上方向にスライド移動し、第1スライダ58に接触
するステアリングセンサ20の板部材56を上方向に回
転させる。
【0042】逆に、前記ステアリングホイール6を操作
し、ハンドル右回転時とすると、図11に示す如く、ス
テアリングホイール6の操作によって操作トルクが発生
し、弾性体18が捻れ、入力軸12と出力軸16とに相
対変位が生じ、ボール66が溝部68内を下方向に移動
することとなり、第1スライダ58と第2スライダ62
とが下方向にスライド移動し、第1スライダ58に接触
するステアリングセンサ20の板部材56を下方向に回
転させている。
【0043】また、図12の電動パワーステアリング制
御装置の制御用フローチャートに沿って説明する。
【0044】先ず、例えば前記イグニションスイッチ3
4のON動作によって電動パワーステアリング制御(E
PS)の制御用プログラムがスタート(100)する
と、トルクセンサ値、つまり前記入力軸12と出力軸1
6との変位量がクラッチON/OFF値である右切り用
のクラッチON/OFF点TR1あるいは左切り用のク
ラッチON/OFF点TL1のトルク値よりも小さいか
否かの判断(102)を行う。
【0045】この制御用フローチャートにおいては、ス
テアリングホイール6の右切り操作及び左切り操作と
は、トルク値の絶対値を比較する同一の制御であること
により、左切り操作についての動作説明を省略する。
【0046】上述の判断(102)がNOの場合には、
現在設定されているアシスト特性マップにより電動パワ
ーステアリング制御(EPS)を行い(104)、リタ
ーン(108)に移行させる。
【0047】また、判断(102)がYESの場合に
は、車速センサ28からの検出信号に応じて制御手段2
6によりアシスト特性マップを選択する(106)。
【0048】すなわち、車速センサ28からの検出信号
に応じてアシスト特性マップの車速関数TRSA(V)内
のアシスト開始点TRSAと車速関数TRSP(V)内のア
シスト停止点TRSPとを変化させ、低速時に、図1に破
線で示す如く、アシスト開始点TRSAとアシスト停止点
TRSPとの夫々のトルク値を小とし、高速時には、図1
に1点鎖線で示す如く、アシスト開始点TRSAとアシス
ト停止点TRSPとの夫々のトルク値を大としている。
【0049】上述の車速に応じたアシスト特性マップの
選択処理(106)の後に、リターン(108)に移行
させる。
【0050】そして、次回の電動パワーステアリング制
御(EPS)時には、車速に応じて選択したアシスト特
性マップが使用され、車速に応じたアシスト開始点TR
SAからアシストを開始してアシスト上限のトルク値TR
2に向かってアシスト量を増加させるとともに、アシス
ト上限のトルク値TR2からトルク値TR3に移行させ
た後に、トルク値TR3から車速に応じたアシスト停止
点TRSPに向かってアシスト量を減少させ、車速に応じ
たアシスト停止点TRSPにてアシストを停止させる。
【0051】これにより、前記車速センサ28からの検
出信号に応じてアシスト特性マップを変更させることが
でき、車速に応じたアシスト特性マップを使用し得て、
車速によるフィーリングの変化を改善でき、アシストフ
ィーリングを向上させることができ、実用上有利であ
る。
【0052】また、低速時にアシスト特性マップのアシ
スト開始点TRSAとアシスト停止点TRSPとの夫々のト
ルク値を小とするとともに、高速時にはアシスト特性マ
ップのアシスト開始点TRSAとアシスト停止点TRSP
の夫々のトルク値を大とすることにより、低速時に素早
いアシストを行うことができ、重量感のあるハンドル操
作時間を微小とし得て、フィーリングを向上させること
ができ、実用上有利であるとともに、高速時には小なる
ハンドル操作ではモータ24によるアシストが開始され
ず、直進安定性を向上し得るものである。
【0053】更に、前記制御手段26内の制御用プログ
ラムの変更のみで対処することができることにより、構
成が複雑化することがなく、コストを低廉に維持し得
て、経済的にも有利である。
【0054】図13はこの発明の第2実施例を示すもの
である。この第2実施例において、上述第1実施例と同
一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
【0055】上述第1実施例においては、前記制御手段
26に、車速センサ28からの検出信号に応じてアシス
ト特性マップのアシスト開始点TRSA、TLSA及びアシ
スト停止点TRSP、TLSPの夫々のトルク値を増減させ
る機能を付加する構成としたが、この第2実施例の特徴
とするところは、図示しない制御手段に、上述第1実施
例のものと同様に、車速センサからの検出信号に応じて
アシスト特性マップのアシスト開始点TRSA、TLSA
びアシスト停止点TRSP、TLSPの夫々のトルク値を増
減させる機能を付加するとともに、増減させたアシスト
開始点TRSA、TLSA及びアシスト停止点TRSP、TL
SPの夫々のトルク値のヒステリシス幅をアシスト上限の
トルク値TR2、TL2、TR3、TL3まで一定とす
る機能を付加する構成とした点にある。
【0056】すなわち、図13に示す如く、前記車速セ
ンサからの検出信号を制御手段に入力し、制御手段によ
ってアシスト開始点TRSAとアシスト停止点TRSPとを
所定の幅を有する車速関数TRSA(V)、TRSP(V)
とし、車速に応じてアシスト開始点TRSA及びアシスト
停止点TRSPを変化させた際に、所定の幅であるヒステ
リシス幅をアシスト上限のトルク値TR2、TL2、T
R3、TL3まで一定に反映させて設定するものであ
る。
【0057】また、車速関数TRSA(V)、TL
SA(V)、TRSP(V)、TLSP(V)の設定は、上述
第1実施例のものと同様に、例えば、低速時には夫々の
トルク値が小となり、且つ高速時には夫々のトルク値が
大となるように設定する。
【0058】さすれば、前記車速センサからの検出信号
に応じてアシスト特性マップを変更させることができ、
車速に応じたアシスト特性マップを使用し得て、上述第
1実施例のものと同様に、車速によるフィーリングの変
化を改善でき、アシストフィーリングを向上させること
ができ、実用上有利である。
【0059】また、低速時にアシスト特性マップの車速
関数TRSA(V)、TLSA(V)、TRSP(V)、TL
SP(V)のトルク値を小とするとともに、高速時には夫
々のトルク値を大とすることにより、上述第1実施例の
ものと同様に、低速時に素早いアシストを行うことがで
き、重量感のあるハンドル操作時間を微小とし得て、フ
ィーリングを向上させることができ、実用上有利である
とともに、高速時には小なるハンドル操作ではモータに
よるアシストが開始されず、直進安定性を向上し得るも
のである。
【0060】更に、車速に応じてアシスト開始点TRSA
及びアシスト停止点TRSPを変化させた際に、ヒステリ
シス幅をアシスト上限のトルク値TR2、TL2、TR
3、TL3まで一定に反映させて設定することにより、
車速に応じたアシスト上限のトルク値TR2、TL2、
TR3、TL3を車速関数TR2(V)、TL2
(V)、TR3(V)、TL3(V)によって得ること
ができ、図13に示す如く、モータのアシスト量の増減
線分の傾斜状態を略同一にでき、ハンドル操作時のフィ
ーリングを略同一とし得る。
【0061】更にまた、前記制御手段内の制御用プログ
ラムの変更のみで対処することができることにより、上
述第1実施例のものと同様に、構成が複雑化することが
なく、コストを低廉に維持し得て、経済的にも有利であ
る。
【0062】なお、この発明は上述第1、第2実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【0063】例えば、この発明の第1実施例において
は、アシスト開始点TRSAの車速関数TRSA(V)及び
アシスト停止点TRSPの車速関数TRSP(V)を、低速
時には夫々のトルク値が小となり、且つ高速時には夫々
のトルク値が大となるように設定したが、逆に、低速時
に夫々のトルク値が大となり、且つ高速時には夫々のト
ルク値が小となるように設定することも可能である。さ
すれば、クラッチ機構のロット差や経年変化によって生
ずるクラッチON/OFF点のトルク値とアシスト開始
点のトルク値との設定位置が逆転したり、微小なものと
なるという不具合を解消し得るものであり、特に大なる
トルクを必要とする低速時のアシスト変動を小とし、ア
シストフィーリングの向上に寄与するものである。
【0064】また、この発明の第1及び第2実施例にお
いては、アシスト特性マップに予めヒステリシスを設定
し、アシスト開始点TRSA、TLSAとアシスト停止点T
SP、TLSP、及びアシスト上限のトルク値TR2、T
L2、TR3、TL3とを夫々異なるトルク値に設定し
たアシスト特性マップを使用したが、ヒステリシスを設
けず、アシスト開始点TRSAとアシスト停止点TRSP
を同一に設定するとともに、アシスト開始点TLSAとア
シスト停止点TLSPとを同一に設定し、しかもアシスト
上限のトルク値において、TR2=TR3、TL2=T
L3に設定したアシスト特性マップを使用することも可
能である。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、電動機の駆動力をクラッチ機構を介して出力軸に伝
達することによりステアリングホイールの操作力をアシ
ストする電動パワーステアリング制御装置において、車
速を検出する車速センサを設け、入力軸と出力軸との変
位量と電動機のアシスト量とからなるアシスト特性マッ
プを有しこのアシスト特性マップに沿ってアシスト開始
点からアシスト停止点まで電動パワーステアリング制御
によりステアリングホイールの操作力のアシストを行う
制御手段を設け、制御手段に車速センサからの検出信号
に応じてアシスト特性マップを変更する機能を付加して
設けたので、前記車速センサからの検出信号に応じてア
シスト特性マップを変更させることができ、車速に応じ
たアシスト特性マップを使用し得て、車速によるフィー
リングの変化を改善でき、アシストフィーリングを向上
させ得て、実用上有利である。また、前記制御手段内の
制御用プログラムの変更のみで対処することができるこ
とにより、構成が複雑化することがなく、コストを低廉
に維持し得て、経済的にも有利である。
【0066】また、前記制御手段に、前記車速センサか
らの検出信号に応じて前記アシスト特性マップのアシス
ト開始点及びアシスト停止点の夫々のトルク値を増減さ
せる機能を付加する構成とすれば、低速時にアシスト特
性マップのアシスト開始点とアシスト停止点との夫々の
トルク値を小とするとともに、高速時にはアシスト特性
マップのアシスト開始点とアシスト停止点との夫々のト
ルク値を大とすべく設定した際に、低速時に素早いアシ
ストを行うことができ、重量感のあるハンドル操作時間
を微小とし得て、フィーリングを向上させることができ
とともに、高速時には小なるハンドル操作では電動機に
よるアシストが開始されず、直進安定性を向上し得て、
しかも、逆に、低速時に夫々のトルク値が大となり、且
つ高速時には夫々のトルク値が小となるように設定する
と、クラッチ機構のロット差や経年変化によって生ずる
クラッチON/OFF点のトルク値とアシスト開始点の
トルク値との設定位置が逆転したり、微小なものとなる
という不具合を解消し得て、特に大なるトルクを必要と
する低速時のアシスト変動を小とし、アシストフィーリ
ングの向上に寄与し得る。また、前記制御手段内の制御
用プログラムの変更のみで対処することができることに
より、構成が複雑化することがなく、コストを低廉に維
持し得て、経済的にも有利である。
【0067】更に、前記制御手段に、前記車速センサか
らの検出信号に応じて前記アシスト特性マップのアシス
ト開始点及びアシスト停止点の夫々のトルク値を増減さ
せるとともに増減させたアシスト開始点及びアシスト停
止点の夫々のトルク値のヒステリシス幅をアシスト上限
のトルク値まで一定とする機能を付加する構成とすれ
ば、車速に応じたアシスト上限のトルク値を得ることが
でき、電動機のアシスト量の増減線分の傾斜状態を略同
一にでき、ハンドル操作時のフィーリングを略同一とし
得る。また、前記制御手段内の制御用プログラムの変更
のみで対処することができることにより、構成が複雑化
することがなく、コストを低廉に維持し得て、経済的に
も有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の入力軸と出力軸との変
位量(トルクセンサ値)とモータのアシスト量(モータ
電流値)との関係を示す図である。
【図2】車両の概略斜視図である。
【図3】電動パワーステアリング制御装置の回路図であ
る。
【図4】コラム部の拡大断面図である。
【図5】図4のV−V線による断面図である。
【図6】3ウェイクラッチの開放時の図5の矢視〓部分
の拡大図である。
【図7】3ウェイクラッチの接続時を示す拡大図であ
る。
【図8】図4の〓−〓線による断面図である。
【図9】ステアリングホイールを操作しないハンドル中
立位置におけるボールと溝部との要部切欠き断面図であ
る。
【図10】ステアリングホイールを操作したハンドル左
回転時におけるボールと溝部との要部切欠き断面図であ
る。
【図11】ステアリングホイールを操作したハンドル右
回転時におけるボールと溝部との要部切欠き断面図であ
る。
【図12】電動パワーステアリング制御装置の制御用フ
ローチャートである。
【図13】この発明の第2実施例の入力軸と出力軸との
変位量(トルクセンサ値)とモータのアシスト量(モー
タ電流値)との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 パワーステアリング制御装置 4 車両 6 ステアリングホイール 8 ステアリングギヤ 10 ステアリングコラム 12 入力軸 16 出力軸 18 弾性体 20 ステアリングセンサ 22 減速機構 24 モータ 26 制御手段 28 車速センサ 32 エンジン回転数センサ 34 イグニションスイッチ 36 バッテリ 38 クラッチ機構 48 ウォームギヤ 50 ウォームホイール 66 ボール 68 溝部 70 外側保持器 72 内側保持器 74 転動体 76 連結ピン 78 バネ
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図8】
【図4】
【図5】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図6】
【図7】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリングホイールに接続され
    る入力軸とステアリングギヤに接続される出力軸とを弾
    性体を介して相対回転可能に軸支して設け、前記入力軸
    と出力軸との相対回転による弾性体の変位量が設定値以
    下である場合に出力軸に対して離脱されるとともに前記
    入力軸と出力軸との相対回転による弾性体の変位量が設
    定値を越えた場合に出力軸に係合されるクラッチ機構を
    設け、このクラッチ機構により出力軸への回転力の伝達
    を断続される電動機を設け、前記入力軸と出力軸との相
    対回転による弾性体の変位量が設定値を越えた際に前記
    電動機の駆動力を前記クラッチ機構を介して出力軸に伝
    達することによりステアリングホイールの操作力をアシ
    ストする電動パワーステアリング制御装置において、車
    速を検出する車速センサを設け、前記入力軸と出力軸と
    の変位量と電動機のアシスト量とからなるアシスト特性
    マップを有しこのアシスト特性マップに沿ってアシスト
    開始点からアシスト停止点まで電動パワーステアリング
    制御により前記ステアリングホイールの操作力のアシス
    トを行う制御手段を設け、この制御手段には前記車速セ
    ンサからの検出信号に応じて前記アシスト特性マップを
    変更する機能を付加して設けたことを特徴とする電動パ
    ワーステアリング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記車速センサからの
    検出信号に応じて前記アシスト特性マップのアシスト開
    始点及びアシスト停止点の夫々のトルク値を増減させる
    機能を有する制御手段である特許請求の範囲の請求項1
    に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記車速センサからの
    検出信号に応じて前記アシスト特性マップのアシスト開
    始点及びアシスト停止点の夫々のトルク値を増減させる
    とともに増減させたアシスト開始点及びアシスト停止点
    の夫々のトルク値のヒステリシス幅をアシスト上限のト
    ルク値まで一定とする機能を有する制御手段である特許
    請求の範囲の請求項1に記載の電動パワーステアリング
    制御装置。
JP8400894A 1994-03-30 1994-03-30 電動パワーステアリング制御装置 Pending JPH07267109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101698419B (zh) 2009-11-17 2012-05-23 深圳格尔汽车智能装备有限公司 汽车转向传感器

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