JPH07268392A - 透明固型石鹸 - Google Patents
透明固型石鹸Info
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- JPH07268392A JPH07268392A JP8248194A JP8248194A JPH07268392A JP H07268392 A JPH07268392 A JP H07268392A JP 8248194 A JP8248194 A JP 8248194A JP 8248194 A JP8248194 A JP 8248194A JP H07268392 A JPH07268392 A JP H07268392A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全性、透明性、固型性、経日安定性の諸
性質に加えて、低温下での溶解性及び起泡性について良
好な透明固型石鹸を提供するにある。 【構成】 炭素数が14〜18の直鎖飽和脂肪酸と炭
素数が14〜18のα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸
を主成分とすることを特徴とする。 【効果】 特に、低温下での溶解性及び起泡性につい
ての性能が向上されることから、その利用範囲及び態様
を従来品と比較してより拡めることができる。
性質に加えて、低温下での溶解性及び起泡性について良
好な透明固型石鹸を提供するにある。 【構成】 炭素数が14〜18の直鎖飽和脂肪酸と炭
素数が14〜18のα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸
を主成分とすることを特徴とする。 【効果】 特に、低温下での溶解性及び起泡性につい
ての性能が向上されることから、その利用範囲及び態様
を従来品と比較してより拡めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明状固型石鹸の改良
組成に関する。さらに詳しくは、安全性、透明性、経日
安定性に加えて、特に、固型性、低温下での溶解性及び
起泡性に優れた透明固型石鹸の新規な組成に関するもの
である。
組成に関する。さらに詳しくは、安全性、透明性、経日
安定性に加えて、特に、固型性、低温下での溶解性及び
起泡性に優れた透明固型石鹸の新規な組成に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、固型石鹸として透明状のものが高
品位品として洗顔石鹸、薬用石鹸などとして多々市販さ
れるに至っている。最近、この透明石鹸につき、刺激性
が少なくより安全なものが要求され、この要求に応じた
透明石鹸も提供されるに至っている。
品位品として洗顔石鹸、薬用石鹸などとして多々市販さ
れるに至っている。最近、この透明石鹸につき、刺激性
が少なくより安全なものが要求され、この要求に応じた
透明石鹸も提供されるに至っている。
【0003】この低刺激性の透明石鹸の従来例としては
特公昭57-61800号公報に記載の発明を挙げることができ
る。この発明は、直鎖飽和脂肪酸であって、かつ炭素数
の比較的に大きなミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸等のアルカリ塩で構成した混合脂肪酸からなる組
成について、上記した各直鎖飽和脂肪酸及びその対イオ
ンのモル比率を一定範囲に限定することによつてなるも
のである。
特公昭57-61800号公報に記載の発明を挙げることができ
る。この発明は、直鎖飽和脂肪酸であって、かつ炭素数
の比較的に大きなミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸等のアルカリ塩で構成した混合脂肪酸からなる組
成について、上記した各直鎖飽和脂肪酸及びその対イオ
ンのモル比率を一定範囲に限定することによつてなるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例におけ
る透明石鹸は、皮膚刺激性の極めて弱いものであるが、
なおも約30℃以下の低温下における溶解性と起泡性につ
いて劣る欠点がある。このような欠点は、実用上におい
て石鹸としての機能ともかかわる重要な問題点ともな
る。
る透明石鹸は、皮膚刺激性の極めて弱いものであるが、
なおも約30℃以下の低温下における溶解性と起泡性につ
いて劣る欠点がある。このような欠点は、実用上におい
て石鹸としての機能ともかかわる重要な問題点ともな
る。
【0005】そこで、本発明では透明固型石鹸として、
安全性、透明性、固型性、経日安定性の諸特性に加え
て、低温下での溶解性及び起泡性について良好なるもの
の提供を目的とした。
安全性、透明性、固型性、経日安定性の諸特性に加え
て、低温下での溶解性及び起泡性について良好なるもの
の提供を目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では透明固型石鹸につき次のような組成と
した。即ち、炭素数が14〜18の直鎖飽和脂肪酸と炭素数
が14〜18のα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸を主成分
とすることを特徴とする。
ため、本発明では透明固型石鹸につき次のような組成と
した。即ち、炭素数が14〜18の直鎖飽和脂肪酸と炭素数
が14〜18のα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸を主成分
とすることを特徴とする。
【0007】上記した本発明の組成において、直鎖飽和
脂肪酸及びα位分岐飽和脂肪酸として、炭素数が14のミ
リスチン酸、同16のパルチミン酸及び同18のステアリン
酸の群から選択される1又は2以上の脂肪酸をそれぞれ
混合して用いることができる。
脂肪酸及びα位分岐飽和脂肪酸として、炭素数が14のミ
リスチン酸、同16のパルチミン酸及び同18のステアリン
酸の群から選択される1又は2以上の脂肪酸をそれぞれ
混合して用いることができる。
【0008】なお、炭素数が14未満の脂肪酸では皮膚刺
激性が大きくなり好ましくない。また炭素数が18を超え
る脂肪酸では透明性が低下する。
激性が大きくなり好ましくない。また炭素数が18を超え
る脂肪酸では透明性が低下する。
【0009】また、石鹸分を構成する混合脂肪酸につい
て、α位分岐飽和脂肪酸は、重量比で、10%を超え、35
%未満の混合量で用いることができる。これが10%以下
の場合には低温下での起泡性が著しく悪くなり、また35
%以上の場合には固型性不良の原因となる。従って、こ
れらの欠点が生じない点から直鎖飽和脂肪酸とα位分岐
飽和脂肪酸との混合比は、85/15〜75/25の範囲とする
ことが好ましい。さらに、透明性及び低温下での起泡性
の点で80/20前後の混合量とすることが特に好ましい。
て、α位分岐飽和脂肪酸は、重量比で、10%を超え、35
%未満の混合量で用いることができる。これが10%以下
の場合には低温下での起泡性が著しく悪くなり、また35
%以上の場合には固型性不良の原因となる。従って、こ
れらの欠点が生じない点から直鎖飽和脂肪酸とα位分岐
飽和脂肪酸との混合比は、85/15〜75/25の範囲とする
ことが好ましい。さらに、透明性及び低温下での起泡性
の点で80/20前後の混合量とすることが特に好ましい。
【0010】また、上記した混合脂肪酸の対イオンとし
ては、ナトリウム、カリウム、エタノールアミン等の可
能なものを採用することができるが、皮膚刺激性につい
ての安全性の点でナトリウム及びカリウムであることが
好ましい。
ては、ナトリウム、カリウム、エタノールアミン等の可
能なものを採用することができるが、皮膚刺激性につい
ての安全性の点でナトリウム及びカリウムであることが
好ましい。
【0011】また、この対イオンがナトリウム及びカリ
ウムである場合には、重量比で、ナトリウムが95%未
満、またカリウムが45%未満の量で用いることができ
る。
ウムである場合には、重量比で、ナトリウムが95%未
満、またカリウムが45%未満の量で用いることができ
る。
【0012】ナトリウムが95%以上の場合、透明性及び
低温下での起泡性が悪くなり、またカリウムが45%以上
の場合、固定性不良の原因となるからである。従って、
ナトリウムとカリウムの配合割合は、上記した欠点が生
じない点で、対イオンモル比が90/10〜60/40の範囲で
あることが好ましい。
低温下での起泡性が悪くなり、またカリウムが45%以上
の場合、固定性不良の原因となるからである。従って、
ナトリウムとカリウムの配合割合は、上記した欠点が生
じない点で、対イオンモル比が90/10〜60/40の範囲で
あることが好ましい。
【0013】また、本発明においては、石鹸の透明性を
有効に得るために、グリセリン、ポリグリセリン(ジク
リセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサ
グリセリン等)、プロピレングリコール、ソルビット、
エチレングリコール等の多価アルコールを重量比で好ま
しくは5〜30%の範囲の量で加えることができる。
有効に得るために、グリセリン、ポリグリセリン(ジク
リセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサ
グリセリン等)、プロピレングリコール、ソルビット、
エチレングリコール等の多価アルコールを重量比で好ま
しくは5〜30%の範囲の量で加えることができる。
【0014】特に、ポリグリセリンによれば、より良好
な透明性と固型性を得ることができる。また、この多価
アルコールの量が30%を超える場合には当該石鹸が液状
化し、固型性が低下傾向となる。
な透明性と固型性を得ることができる。また、この多価
アルコールの量が30%を超える場合には当該石鹸が液状
化し、固型性が低下傾向となる。
【0015】また、本発明の石鹸成分として、次のよう
な公知の成分を本発明の前記した諸特性に支障のない程
度の量で適宜配合することができる。例えば、アニオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非
イオン界面活性剤、殺菌剤、保湿剤(ピロリドンカルボ
ン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン
酸、ポリオキシエチレンアルキルグルコシドエーテル
等。)、油分、香料、色素、キレート剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、生薬などの天然抽出物(レシチン、サ
ポニン、アロエ、オオバク、カミツレ等。)、非イオ
ン、カチオン若しくはアニオン性の水溶性高分子、乳酸
エステル等の使用性向上剤、ポリオキシエチレンアルキ
ル硫酸エステル塩等の起泡性向上剤などである。
な公知の成分を本発明の前記した諸特性に支障のない程
度の量で適宜配合することができる。例えば、アニオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非
イオン界面活性剤、殺菌剤、保湿剤(ピロリドンカルボ
ン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン
酸、ポリオキシエチレンアルキルグルコシドエーテル
等。)、油分、香料、色素、キレート剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、生薬などの天然抽出物(レシチン、サ
ポニン、アロエ、オオバク、カミツレ等。)、非イオ
ン、カチオン若しくはアニオン性の水溶性高分子、乳酸
エステル等の使用性向上剤、ポリオキシエチレンアルキ
ル硫酸エステル塩等の起泡性向上剤などである。
【0016】本発明の透明固型石鹸の製造には、前記し
た混合脂肪酸を調製してこれを原料に通常の枠練り法を
適用して石鹸膠を得て、以下、成熟、成型の過程を経る
方法によることができる。なお、前記した混合脂肪酸の
対イオンの調整及び多価アルコール等の混入は、通常ど
おり上記した石鹸膠を得る過程中で行なわれる。
た混合脂肪酸を調製してこれを原料に通常の枠練り法を
適用して石鹸膠を得て、以下、成熟、成型の過程を経る
方法によることができる。なお、前記した混合脂肪酸の
対イオンの調整及び多価アルコール等の混入は、通常ど
おり上記した石鹸膠を得る過程中で行なわれる。
【0017】
【作用】本発明では次のような作用が生じる。透明固型
石鹸における脂肪酸成分が、いずれも炭素数が14〜18の
直鎖飽和脂肪酸とα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸と
することにより、特に、低温下での溶解性と起泡性の向
上作用が生じる。
石鹸における脂肪酸成分が、いずれも炭素数が14〜18の
直鎖飽和脂肪酸とα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸と
することにより、特に、低温下での溶解性と起泡性の向
上作用が生じる。
【0018】また、上記の混合脂肪酸の対イオンがナト
リウムとカリウムであり、これらがモル比で90/10〜60
/40の範囲に調整される場合には、当該石鹸の透明性と
固型性につき、良好なものが得られる。
リウムとカリウムであり、これらがモル比で90/10〜60
/40の範囲に調整される場合には、当該石鹸の透明性と
固型性につき、良好なものが得られる。
【0019】また、ポリグリセリンが配合される場合に
は、当該石鹸の透明性がより改善される。
は、当該石鹸の透明性がより改善される。
【0020】
(実施例)炭素数が14〜16(以下、「C14」、「C1
6」、「C18」という。)のミリスチン酸、パルミチン
酸及びステアリン酸に相当する直鎖飽和脂肪酸とα位分
岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸を次表1の実施No.1〜5
に示す割合でそれぞれ調製した。
6」、「C18」という。)のミリスチン酸、パルミチン
酸及びステアリン酸に相当する直鎖飽和脂肪酸とα位分
岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸を次表1の実施No.1〜5
に示す割合でそれぞれ調製した。
【表1】
【0021】この混合脂肪酸にエタノールを15重量%
(以下、単に「%」とする。)量加え、これを反応釜中
で、50〜70℃下に混合加温し、これを水酸化ナトリウム
と水酸化カリウムの混合水溶液(ナトリウムとカリウム
とのモル比は75/25)で中和してそれぞれ石鹸分とし
た。
(以下、単に「%」とする。)量加え、これを反応釜中
で、50〜70℃下に混合加温し、これを水酸化ナトリウム
と水酸化カリウムの混合水溶液(ナトリウムとカリウム
とのモル比は75/25)で中和してそれぞれ石鹸分とし
た。
【0022】この石鹸分40%を65〜80℃に保ちつつ、こ
れにジグリセリン15%、精製糖15%、ソルビトール10%
及びイオン交換水残部を加え、それぞれ石鹸膠とした。
れにジグリセリン15%、精製糖15%、ソルビトール10%
及びイオン交換水残部を加え、それぞれ石鹸膠とした。
【0023】次いで、この石鹸膠について遊離アルカリ
を調整した後、これを所定の枠に流し込み、冷却、固
化、切断、乾燥、型打して透明固型石鹸をそれぞれ得
た。
を調整した後、これを所定の枠に流し込み、冷却、固
化、切断、乾燥、型打して透明固型石鹸をそれぞれ得
た。
【0024】これらの透明固型石鹸につき、安全性、透
明性、低温(25℃)及び高温(40℃)下の起泡性、固型
性さらに経日安定性をそれぞれ検査した結果を表1に示
した。
明性、低温(25℃)及び高温(40℃)下の起泡性、固型
性さらに経日安定性をそれぞれ検査した結果を表1に示
した。
【0025】なお、安全性は、動物テストによる皮膚一
次刺激性、皮膚累積刺激性テスト、及び人体バッチテス
トの結果を総合したものであり、皮膚刺激について、極
めて弱いものを◎、弱いものを○、ややありのものを
△、強いものを×、とした。
次刺激性、皮膚累積刺激性テスト、及び人体バッチテス
トの結果を総合したものであり、皮膚刺激について、極
めて弱いものを◎、弱いものを○、ややありのものを
△、強いものを×、とした。
【0026】また、透明性は、厚1mmの試片の可視光線
の透過率を測定し、透過率が40%以上を極めて良好とし
◎、30〜40%を良好とし○、20〜30%をやや劣るとし
△、20%以下若しくは結晶が発生した場合を×、とし
た。
の透過率を測定し、透過率が40%以上を極めて良好とし
◎、30〜40%を良好とし○、20〜30%をやや劣るとし
△、20%以下若しくは結晶が発生した場合を×、とし
た。
【0027】また、起泡性は、前記した透明固型石鹸の
1%水溶液を炭素カルシウム70ppmの人工硬水により調
製し、これを25℃又は40℃の温度状態の試料とし、この
試料を一定回転数のミキサーにより一定時間攪拌し、発
生した泡の量を測定した。この測定した起泡量が2200ml
以上のとき極めて良好とし◎、2000〜2200mlのとき良好
とし○、1800〜2000mlのときやや劣るとし△、1800ml以
下のとき劣るとし×、とした。
1%水溶液を炭素カルシウム70ppmの人工硬水により調
製し、これを25℃又は40℃の温度状態の試料とし、この
試料を一定回転数のミキサーにより一定時間攪拌し、発
生した泡の量を測定した。この測定した起泡量が2200ml
以上のとき極めて良好とし◎、2000〜2200mlのとき良好
とし○、1800〜2000mlのときやや劣るとし△、1800ml以
下のとき劣るとし×、とした。
【0028】また、固型性は、水中での溶け易さ及び型
打による可塑性を官能により総合評価し、極めて良好な
とき◎、良好なとき○、やや不良なとき△、不良なとき
×、とした。
打による可塑性を官能により総合評価し、極めて良好な
とき◎、良好なとき○、やや不良なとき△、不良なとき
×、とした。
【0029】また、経日安定性は、試料を包装し、これ
を37℃で2ケ月間放置し、透明性、色調及び匂いの変化
度合を観察し、その変化割合が極めて少ないとき◎、少
ないとき○、やや変化ありのとき△、大きいとき×、と
した。
を37℃で2ケ月間放置し、透明性、色調及び匂いの変化
度合を観察し、その変化割合が極めて少ないとき◎、少
ないとき○、やや変化ありのとき△、大きいとき×、と
した。
【0030】また、表1には比較例を実施No.6〜10に
示した。これらの比較例は前記した実施例とは脂肪酸成
分を除いて同一の組成により同様の製法によったもので
あり、また同様に諸特性を評価した。
示した。これらの比較例は前記した実施例とは脂肪酸成
分を除いて同一の組成により同様の製法によったもので
あり、また同様に諸特性を評価した。
【0031】この結果、実施No.1〜5の本発明に係る
組成の石鹸によれば、実施No.6の直 鎖飽和脂肪酸のみからなるものに比べ、低温起泡性につ
き著しく優れていることを確認できる。また、実施No.
7〜10の結果から、α位分岐飽和脂肪酸が混合脂肪酸に
ついて10%以下場合には低温起泡性につきやや劣る傾向
となり、またそれが60%以上となる場合には固型性不良
の原因となる。
組成の石鹸によれば、実施No.6の直 鎖飽和脂肪酸のみからなるものに比べ、低温起泡性につ
き著しく優れていることを確認できる。また、実施No.
7〜10の結果から、α位分岐飽和脂肪酸が混合脂肪酸に
ついて10%以下場合には低温起泡性につきやや劣る傾向
となり、またそれが60%以上となる場合には固型性不良
の原因となる。
【0032】(実施例2)C14〜C18の直鎖飽和脂肪酸
とα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸を次表2の実施例
No.11〜15に示す割合でそれぞれ調製し、この混合脂肪
酸にエタノールを15%量加え、これを反応釜中で、50〜
70℃下に混合加温して、これを表2に示すナトリウムと
カリウムの対イオンモル比率からなる苛性アルカリ水溶
液で中和してそれぞれ石鹸分とした。
とα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸を次表2の実施例
No.11〜15に示す割合でそれぞれ調製し、この混合脂肪
酸にエタノールを15%量加え、これを反応釜中で、50〜
70℃下に混合加温して、これを表2に示すナトリウムと
カリウムの対イオンモル比率からなる苛性アルカリ水溶
液で中和してそれぞれ石鹸分とした。
【表2】
【0033】この石鹸分40%を65〜80℃に保ちつつ、こ
れにテトラグリセリン15%、精製糖10%、ソルビトール
15%及びイオン交換水残部を加え、それぞれ石鹸膠とし
た。次いで、この石鹸膠について遊離アルカリを調整し
た後、これを所定の枠に流し込み、冷却、固化、切断、
乾燥、型打して透明固型石鹸をそれぞれ得た。
れにテトラグリセリン15%、精製糖10%、ソルビトール
15%及びイオン交換水残部を加え、それぞれ石鹸膠とし
た。次いで、この石鹸膠について遊離アルカリを調整し
た後、これを所定の枠に流し込み、冷却、固化、切断、
乾燥、型打して透明固型石鹸をそれぞれ得た。
【0034】これらの透明固型石鹸についても、実施例
1と同様に、安全性、透明性、起泡性、固型性及び経日
安定性につきそれぞれ評価して表2に示した。これらの
評価結果から、ナトリウムとカリウムの対イオンモル比
率が90/10〜60/40である場合には、諸特性につき良好
であった。
1と同様に、安全性、透明性、起泡性、固型性及び経日
安定性につきそれぞれ評価して表2に示した。これらの
評価結果から、ナトリウムとカリウムの対イオンモル比
率が90/10〜60/40である場合には、諸特性につき良好
であった。
【0035】また、表2に示す上記同様の製法による実
施No.16〜19の比較例についての評価から、ナトリウム
とカリウムとの対イオンモル比率が、ナトリウムについ
て95%以上の場合、透明性及び低温起泡性が低下し、ま
たその対イオンモル比率がカリウムについて45%以上の
場合、固型性不良の原因となることを確認できる。
施No.16〜19の比較例についての評価から、ナトリウム
とカリウムとの対イオンモル比率が、ナトリウムについ
て95%以上の場合、透明性及び低温起泡性が低下し、ま
たその対イオンモル比率がカリウムについて45%以上の
場合、固型性不良の原因となることを確認できる。
【0036】(実施例3)直鎖飽和脂肪酸(C14:C1
6:C18=40:10:10)とα位分岐飽和脂肪酸(C14:
C16:C18=10:10:20)の重量比60/40の混合脂肪酸
にエタノールを15%量加え、これを反応釜中で、50〜70
℃下に混合加温して、これをナトリウムとカリウムの対
イオンモル比率が75/25からなる苛性アルカリ水溶液で
中和し、これを石鹸分とした。
6:C18=40:10:10)とα位分岐飽和脂肪酸(C14:
C16:C18=10:10:20)の重量比60/40の混合脂肪酸
にエタノールを15%量加え、これを反応釜中で、50〜70
℃下に混合加温して、これをナトリウムとカリウムの対
イオンモル比率が75/25からなる苛性アルカリ水溶液で
中和し、これを石鹸分とした。
【0037】この石鹸分40%、精製糖10%、ソルビトー
ル15%イオン交換水20%、及びこれに次表3のように、
ジクリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘ
キサグリセリンから選択される1又は2以上のポリグリ
セリンと場合によってはこれにグリセリン、1,3−ブ
チレングリコールを加えたものを残部として、65〜80℃
下に混入して、それぞれ石鹸膠とした。
ル15%イオン交換水20%、及びこれに次表3のように、
ジクリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘ
キサグリセリンから選択される1又は2以上のポリグリ
セリンと場合によってはこれにグリセリン、1,3−ブ
チレングリコールを加えたものを残部として、65〜80℃
下に混入して、それぞれ石鹸膠とした。
【表3】
【0038】次いで、この石鹸膠について遊離アルカリ
を調整した後、これを所定の枠に流し込み、冷却、固
化、切断、乾燥、型打して透明固型石鹸をそれぞれ得
た。これらの透明固型石鹸についても、実施例1と同様
に、安全性、透明性、起泡性、固型性及び経日安定性に
つきそれぞれ評価して表3に示した。
を調整した後、これを所定の枠に流し込み、冷却、固
化、切断、乾燥、型打して透明固型石鹸をそれぞれ得
た。これらの透明固型石鹸についても、実施例1と同様
に、安全性、透明性、起泡性、固型性及び経日安定性に
つきそれぞれ評価して表3に示した。
【0039】また、表3には、上記同様の製法による実
施No.25〜28の比較例を示したが、比較例についての評
価結果との対比から、ポリグリセリンが組成成分として
含まれる場合には、上記した諸特性について良好である
けれども、ポリグリセリンが含まれない実施No.25〜28
の場合にはいずれも、特に透明性と固型性について劣る
ことを確認できる。
施No.25〜28の比較例を示したが、比較例についての評
価結果との対比から、ポリグリセリンが組成成分として
含まれる場合には、上記した諸特性について良好である
けれども、ポリグリセリンが含まれない実施No.25〜28
の場合にはいずれも、特に透明性と固型性について劣る
ことを確認できる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成されるか
ら、次のような効果が発揮される。先ず、透明固型石鹸
の脂肪酸を、C14〜C18の直鎖飽和脂肪酸とC14〜C18
のα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸により構成したこ
とから、安全性、透明性、高温起泡性、固型性、経日安
定性等の諸特性に加えて、さらに低温下での溶解性と起
泡性に優れた透明固型石鹸の提供が可能となった。これ
により、透明固型石鹸の利用範囲及び態様をより拡める
ことができる。
ら、次のような効果が発揮される。先ず、透明固型石鹸
の脂肪酸を、C14〜C18の直鎖飽和脂肪酸とC14〜C18
のα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸により構成したこ
とから、安全性、透明性、高温起泡性、固型性、経日安
定性等の諸特性に加えて、さらに低温下での溶解性と起
泡性に優れた透明固型石鹸の提供が可能となった。これ
により、透明固型石鹸の利用範囲及び態様をより拡める
ことができる。
【0041】また、上記した混合脂肪酸につき、直鎖飽
和脂肪酸とα位分岐飽和脂肪酸とを85/15〜50/50の範
囲の重量比率で構成する場合には、特に低温起泡性につ
き良好なものを安定的に得ることができ、また固型性不
良を解消できる。
和脂肪酸とα位分岐飽和脂肪酸とを85/15〜50/50の範
囲の重量比率で構成する場合には、特に低温起泡性につ
き良好なものを安定的に得ることができ、また固型性不
良を解消できる。
【0042】また、上記した混合脂肪酸の対イオンをナ
トリウムとカリウムとし、これらについてモル比率で90
/10〜60/40とする場合、透明性及び固型性につき、よ
り良好なものを得ることができる。
トリウムとカリウムとし、これらについてモル比率で90
/10〜60/40とする場合、透明性及び固型性につき、よ
り良好なものを得ることができる。
【0043】また、本発明の透明固型石鹸について、そ
の付加的組成成分として、ポリグリセリンを配合する場
合には、透明性及び固型性につき、より良好なものを得
ることができる。
の付加的組成成分として、ポリグリセリンを配合する場
合には、透明性及び固型性につき、より良好なものを得
ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 炭素数が14〜18の直鎖飽和脂肪酸と炭素
数が14〜18のα位分岐飽和脂肪酸との混合脂肪酸を主成
分とすることを特徴とする透明固型石鹸。 - 【請求項2】 直鎖飽和脂肪酸とα位分岐飽和脂肪酸と
が85/15〜50/50の重量比率で混合されてなることを特
徴とする請求項1の透明固型石鹸。 - 【請求項3】 混合脂肪酸の対イオンがナトリウム及び
カリウムであって、このナトリウムとカリウムのモル比
が90/10〜70/30であることを特徴とする請求項1又は
2の透明固型石鹸。 - 【請求項4】 2以上のグリセリンの縮重合によりなる
ポリグリセリンを含有することを特徴とする請求項1、
2又は3の透明固型石鹸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8248194A JPH07268392A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 透明固型石鹸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8248194A JPH07268392A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 透明固型石鹸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07268392A true JPH07268392A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13775715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8248194A Pending JPH07268392A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 透明固型石鹸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07268392A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010519351A (ja) * | 2007-02-15 | 2010-06-03 | イーコラブ インコーポレイティド | 速溶性固形洗剤 |
| JP2012087252A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Kao Corp | 枠練り石鹸 |
| EP4541340A1 (en) | 2023-10-21 | 2025-04-23 | Galaxy Surfactants Ltd. | A one pot process for preparing 'grit-free' solid cleansing compositions |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP8248194A patent/JPH07268392A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010519351A (ja) * | 2007-02-15 | 2010-06-03 | イーコラブ インコーポレイティド | 速溶性固形洗剤 |
| US9267097B2 (en) | 2007-02-15 | 2016-02-23 | Ecolab Usa Inc. | Fast dissolving solid detergent |
| US10005986B2 (en) | 2007-02-15 | 2018-06-26 | Ecolab Usa Inc. | Fast dissolving solid detergent |
| US10577565B2 (en) | 2007-02-15 | 2020-03-03 | Ecolab Usa Inc. | Fast dissolving solid detergent |
| US11261406B2 (en) | 2007-02-15 | 2022-03-01 | Ecolab Usa Inc. | Fast dissolving solid detergent |
| JP2012087252A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Kao Corp | 枠練り石鹸 |
| EP4541340A1 (en) | 2023-10-21 | 2025-04-23 | Galaxy Surfactants Ltd. | A one pot process for preparing 'grit-free' solid cleansing compositions |
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