JPH07269322A - 環形オイルクーラ - Google Patents

環形オイルクーラ

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JPH07269322A
JPH07269322A JP8745694A JP8745694A JPH07269322A JP H07269322 A JPH07269322 A JP H07269322A JP 8745694 A JP8745694 A JP 8745694A JP 8745694 A JP8745694 A JP 8745694A JP H07269322 A JPH07269322 A JP H07269322A
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Takashi Omae
貴志 大前
Yuji Matsuzaki
雄二 松崎
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Mahle Filter Systems Japan Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレートを積層したクーラエレメントをチャ
ンバ内に配設した環形オイルクーラのチャンバを、内、
外壁体を重ね間隔板と切欠きを設けた突出部とで内部を
区画した二重構造とし、チャンバの液密性を確保する。 【構成】 プレート1aを積層し第1水通路11、第2
水通路12とで積層空間を連通させたクーラエレメント
1を、上壁と周壁でなる内、外壁体2b、2aの一方の
周壁に切欠き2eを設けた突出部2dを設け上壁間に間
隔板3を配設して重ね合わせ周壁間に第1、第2水室2
5、26、上壁間に流入路23、流出路24を形成した
チャンバ2内に配設し、第1水通路11と流入路23を
連通し第2水通路12と流出路26を連通する。チャン
バ2の開放端に端板5を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば内燃機関に用
いられるプレートを多数積層してクーラエレメント内を
一層おきにオイル流路と水流路とに区画した環形のオイ
ルクーラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関などに装着される環形の
オイルクーラとして、オイルフィルタと共に内燃機関の
エンジンブロックに取付けられるものがある。例えば実
公平5ー5210号に示されたものがそれである。この
オイルクーラは、皿形環状のプレートを多数積層して形
成される各積層空間が交互にオイル流路と水流路をなし
たクーラエレメントを備えている。クーラエレメント内
には、オイル流路を貫通し各水流路に連通する二本の通
路すなわち第1、第2水通路と、水流路を貫通し各オイ
ル流路と連通する第1、第2オイル通路が形成されてい
る。クーラエレメントの下端には環状下端板が設けられ
第2オイル通路に対応する開口が穿設されている。クー
ラエレメントには上面と側面を覆って上端閉鎖の円筒形
のカバープレートが配設されそれらの間に水チャンバが
形成されている。水チャンバ内はカバープレート周壁の
凹溝と上壁とクーラエレメント上面との間に配設された
仕切プレートとで流入チャンバと流出チャンバとに仕切
られ、各々クーラエレメント上面で第1、第2水通路に
連通している。クーラエレメントの第1オイル通路は仕
切プレートで水チャンバと仕切られカバープレート上面
に形成されたオイル室に連通している。オイル室上面に
はクーラエレメントの中央に挿通されたコネクタパイプ
を介してオイルフィルタが取付けられている。
【0003】上記環形オイルクーラにあって、冷却水は
入口パイプから流入チャンバへ流入し上方へ流れクーラ
エレメント上端から第1水通路へ導入され、次いで、各
水流路に入りエンジンに送られ第2オイル通路から各オ
イル流路に流入されたオイルとの間で熱交換が行なわれ
プレート間を横断して第2水通路に流入し、第2水通路
を上昇し流出チャンバへ流れ込み出口パイプから排出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の環形オイル
クーラは、カバープレート周壁に形成された縦方向凹溝
でクーラエレメントとの間に形成される水チャンバの側
面部分を流入側と流出側とに区分しているが、積層プレ
ート各々の外周縁によって形成されるクーラエレメント
の凹凸をなす外周面に凹溝を当接させているため、水チ
ャンバの流入側と流出側との液密が確保しにくく、また
クーラエレメントにカバーを被装する際に凹凸の外周面
に沿ってカバーを嵌込まねばならず、凹溝やプレート外
周縁に無理な力が加わりクーラエレメントやカバープレ
ートが変形し、オイルクーラの熱交換性能が低下する恐
れがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の環形オイルクー
ラは、皿形環状のプレートを積層して形成した積層空間
を第1、第2オイル通路と第1、第2水通路とで一層お
きに連通させてオイル流路と水流路とに区画しクーラエ
レメントを形成する一方、上壁と周壁でなる内壁体に略
相似形の外壁体を上壁間に間隔板を介在させて被装し、
通孔およびオイル出口孔を上壁を貫通させて形成すると
ともにそれらと隔絶する流入路と流出路とを上壁間に形
成し、周壁の一方に開放端から上壁に向けて切欠きを形
成した突出部を二条設け他方の周壁に当接させて周壁間
に第1水室と第2水室とを形成し、さらに外壁体周壁に
水の流入口と流出口とを設けて流入口を第1水室を介し
て流入路と連通させるとともに流出口を第2水室を介し
て流出路に連通させてチャンバを形成し、前記クーラエ
レメントをチャンバ内へ配設して、チャンバ上壁にクー
ラエレメント上端面を当接させて流入路と流出路とを各
々第1、第2水通路に連通させさらにオイルの出口孔と
第1オイル通路とを連通させ、略皿状をなし中央に通孔
を設けその外側にオイルの流入口を設けた端板を前記ク
ーラエレメント下端面に当接させるとともにチャンバの
開放端に配設して流入口をクーラエレメントの第2オイ
ル通路に連通させ、さらに中央が窪んだ略深皿状をなし
中央に通孔を設けその周囲に供給孔を設けた冠板をチャ
ンバ上壁に通孔を重ねて配設し前記チャンバの出口孔と
連通する油室を形成したものである。
【0006】
【作用】上記環形オイルクーラのチャンバ内の周壁間に
形成される第1水室と第2水室とは、突出部を平坦曲面
をなす周壁に当接させて区画してあり、さらに突出部の
切欠きが周壁に対する接合端縁(すみ肉溶接部となる個
所)を大巾に増加させ突出部を周壁に二重に接合するよ
うに働き液密性の良好なものとなる。また、切欠きによ
って突出部がたわみやすくなり、内壁体と外壁体との嵌
合が容易に行なえチャンバの変形が回避される。
【0007】
【実施例】図1ないし図4に実施例のオイルクーラを示
す。プレート1aは薄板金属製で略皿状をなし中央に通
孔を設けてあり、積層して層状空間を形成しそれらが一
層おきにオイル流路21と水流路22とをなすとともに
中央に通孔10Aが貫通したクーラエレメント1を形成
している。クーラエレメント1内には、各々の水流路2
2を貫通し各々のオイル流路21と連通する第1オイル
通路13と第2オイル通路14とを設け、さらに、各オ
イル流路21を貫通し各水流路22と連通する第1水通
路11と第2水通路12とを設けてある。
【0008】クーラエレメント1はチャンバ2内に配設
される。チャンバ2は、図5に示す通り薄板金属製で略
カップ状の外壁体2aと略相似形の内壁体2bおよび間
隔板3でなる。内壁体2bは上壁に第1、第2オイル通
路13a、14aと第1、第2水通路11a、12aお
よび中央に通孔10aを穿設し、開放端に外壁体2aの
内径と等しく外側に張り出したフランジ部2cを設け、
周壁に上壁から開放端に亘り外壁体2aの内径と等しく
外側に突出する断面コ字状の突出部2dを二個所対称に
設けてある。突出部2dには周壁の開放端から上壁に向
けて細い切欠き2eが一条中央に設けてある。外壁体2
aは上壁の中央に通孔10cを穿設し、その外側にオイ
ルの出口孔13cを穿設し、周壁に水の流入口15と流
出口16とを設けてある。間隔板3は厚板金属製で円盤
の両側を平行に切断した略長円形をなし、中央に通孔を
設けその外側に第1、第2オイル通路13b、14bを
設け、さらに短径側に第1、第2通路11b、12bを
半円状に切欠いて設けてある。尚、内壁体に設けた突出
部を外壁体に内側に突出させて設けてもよく、突出部は
一個所が水の流入口と流出口を隔絶する位置に配設され
れば二箇所以上設けてもよい。これら内壁体2b、外壁
体2aおよび間隔板3は内壁体2bに外壁体2aを被装
し突出部2dを内壁体2b内周壁の流入口15と流出口
16との間に当接させ内壁体2bフランジ部2cを外壁
体2aの開放端内壁に嵌合させ、さらに上壁間に隔壁板
3を配設して、周壁間に水の流入口15と連通する第1
水室23と流出口16と連通する第2水室24とを形成
し、上壁間に水の流入路25と流出路26とそれらと隔
絶するオイルの出口孔13Aと中央通孔10Bとを両上
壁を貫通して形成する。流入口15と流出口16はそれ
ぞれ第1、第2水室23、24を介して各々流入路2
5、流出路26と連通する。外壁体2a上壁内面は隔壁
板3の第2オイル通路14bを閉塞する。流入口15、
流出口16にはそれぞれパイプ7、7を配設してある。
チャンバ2内のクーラエレメント1は、その上端面が内
壁体2b上壁に当接し、第1、第2水通路11、12が
各々流入路25および流出路26に連通し、第1オイル
通路13と出口孔13Aとが連通し、さらに中央の通孔
10Aとチャンバ2の通孔10Bとが連通する。
【0009】チャンバ2の上壁面には冠板4を配設して
ある。冠板4は、中央がすり鉢状に窪んだ深皿状をなし
その中心に通孔10Cを設け、窪みの傾斜面に多数の供
給孔4aを環状に設けてあり、チャンバ2との間に環状
の油室を形成し、通孔10Cとチャンバ2の通孔10B
とが重ねられこれらと隔絶して油室を介して供給孔4a
とチャンバ2のオイルの出口孔13Aとが連通する。
【0010】クーラエレメント1を内在させたチャンバ
2の開放端には端板5を嵌合させてある。端板5は薄板
金属製で略皿状をなし中央に通孔10Dを設け、その外
側にオイルの流入口14Cを穿設し、外周縁に下方に突
出する環状の凸部5aを設けてある。チャンバ2の開放
端に配設した端板5はクーラエレメント1下端面と当接
し各々の通孔10A、10Dどうしが連通するとともに
流入口14Cがクーラエレメント1の第2オイル通路1
4と連通する。
【0011】端板5の下面にはガイド体6を配設してあ
る。ガイド体6は中央に通孔10Eを設けその外側にオ
イルの入口孔14dを設け外周縁が下方に曲折した略皿
状の金属製のもので、通孔10Eと入口孔14dとが端
板5の通孔10Dと流入孔14Cとに各々連通してお
り、外周縁はシールパッキンを内接させて嵌込む案内部
をなす。
【0012】オイルクーラは、固着すべき部分にろう材
等の接合材を当てて、上記のように組立てた後加熱炉内
で接合する。この組立てに際し、周壁への当接を完全な
ものとするために突出部2dを圧入寸法に成形しても、
切欠き2eに寄って突出部2dは内方へたわむことがで
き、内壁体2dへの外壁体2aの被装が簡単におこなえ
る。従って、突出部2dは全面が外壁体2d内面に密着
しろう付けが完全にでき、外壁体2a内周壁面と内壁体
2b突出部2dとの当接部は切欠き2eの接合周縁の増
加によって、突出部2dは両側が接合されるだけでなく
切欠き2e縁も接合に関与しろう材が溜まるので液洩れ
のない接合がなされる。
【0013】オイルクーラはガイド体6にシールパッキ
ンが配設され、中央を貫通する通孔10にコネクタパイ
プ(図示せず)が挿通され、エンジンブロック(図示せ
ず)に締付けられる。冠板4にはオイルフィルタ(図示
せず)が重ねられる。
【0014】冷却水は流入口15に接続したパイプから
チャンバ2内の第1水室23に入り上昇し、上壁間に間
隔板3で仕切られた流入路25を経てクーラエレメント
1の第1水通路11に流入し、各水流路22を通過し第
2水通路12に集まり、上昇してチャンバ2内の流出路
26に流れ、第2水室24を経て流出口16のパイプ7
から排出される。一方、オイルはエンジンブロックから
オイルクーラ下端のガイド体6入口孔14dおよび端板
5の流入口14cを通ってクーラエレメント1の第2オ
イル通路14内に流入し上昇しながら各オイル流路21
に分配され冷却水との熱交換が行なわれ、反対側の第1
オイル通路13に集まりチャンバ2の出口孔13Aに流
れ、冠板4の油室4bに導入され供給孔4aを通過して
オイルフィルタに向う。オイルフィルタからのオイルは
中央の通孔10に挿通したコネクタパイプによってエン
ジンブロックへ戻される。
【0015】
【発明の効果】この発明の環形オイルクーラは、チャン
バを上壁と周壁からなる内壁体に略同形状で大きめの外
壁体を重ね上壁間に間隔板を配設し切欠きを設けた突出
部を周壁から突出させ対向周壁に当接させて形成したの
で、クーラエレメントの凹凸の外周面を必要とせずにチ
ャンバ内を完全に区画でき、加えて内壁体への外壁体の
被装に際し、切欠きによって突出部がたわみやすくなり
容易に被装できるとともに突出部や周壁の変形が回避で
き、さらに切欠きが周壁との接合をより強固なものと
し、第1水室と第2水室との間の水洩れを生ずることの
ない液密性の良好な環形オイルクーラが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す環形オイルクーラの縦断
正面図である。
【図2】図1のA−A線における縦断側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】本発明の実施例の分解斜視図である。
【図5】チャンバを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クーラエレメント 2 チャンバ 2a 外壁体 2b 内壁体 2d 突出部 3 間隔板 4 冠板 5 端板 10A、10B、10C、10D 通孔 11、11a 第1水通路 12、12a 第2水通路 13、13a、13b、13c 第1オイル通路 14、14a、14b、14c 第2オイル通路 23 第1水室 24 第2水室 25 流入路 26 流出路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿形環状のプレートを積層して形成した
    積層空間を第1、第2オイル通路と第1、第2水通路と
    で一層おきに連通させてオイル流路と水流路とに区画し
    クーラエレメントを形成する一方、上壁と周壁でなる内
    壁体に略相似形の外壁体を上壁間に間隔板を配設して被
    装し、通孔およびオイルの出口孔を上壁を貫通させて形
    成するとともにそれらと隔絶する流入路と流出路とを上
    壁間に形成し、周壁の一方に開放端から上壁に向けて切
    欠きを形成した突出部を二条設け他方の周壁に当接させ
    て周壁間に第1水室と第2水室とを形成し、さらに外壁
    体周壁に水の流入口と流出口とを設けて流入口を第1水
    室を介して流入路と連通させるとともに流出口を第2水
    室を介して流出路に連通させてチャンバを形成し、前記
    クーラエレメントをチャンバ内へ配設して、チャンバ上
    壁にクーラエレメント上端面を当接させて流入路と流出
    路とを各々第1、第2水通路に連通させさらにオイルの
    出口孔と第1オイル通路とを連通させ、略皿状をなし中
    央に通孔を設けその外側にオイルの流入口を設けた端板
    を前記クーラエレメント下端面に当接させるとともにチ
    ャンバの開放端に配設して流入口をクーラエレメントの
    第2オイル通路と連通させ、さらに中央が窪んだ略深皿
    状をなし中央に通孔を設けその周囲に供給孔を設けた冠
    板をチャンバ上壁に通孔を重ねて配設し前記チャンバの
    出口孔と連通する油室を形成した環状オイルクーラ。
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