JPH07269627A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents
減衰力調整式油圧緩衝器Info
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- JPH07269627A JPH07269627A JP6085591A JP8559194A JPH07269627A JP H07269627 A JPH07269627 A JP H07269627A JP 6085591 A JP6085591 A JP 6085591A JP 8559194 A JP8559194 A JP 8559194A JP H07269627 A JPH07269627 A JP H07269627A
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Abstract
よび縮み側の減衰力をピストン速度にかかわらず直接制
御する。 【構成】 シリンダ2内にピストン3を嵌装する。シリ
ンダ上下室2a,2b間を逆止弁7,9 とオリフィス8,10とを
有する第1、第2連通路5,6 で連通させる。第1連通路
5にポペット弁17を設け、第2連通路にポペット弁19を
設ける。ピストン部材16によりポペット弁17,19の背面
側の圧力室を第1室15a と第2室15b とに画成する。ポ
ペット弁17,19とピストン部材16との間に第1、第2ば
ね部材18,20を介装する。第2リリーフ弁27で第2室15
b の圧力を調整すると、シリンダ上室2aと第2室15b の
圧力に応じてポペット弁17が開き伸び側の減衰力を直接
制御できる。第1リリーフ弁26で第1室15a の圧力を調
整すると、シリンダ下室2bと第1室15a の圧力に応じて
ポペット弁19が開き伸び側の減衰力を直接制御できる。
Description
装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関するもの
である。
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性をよくするために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
入したシリンダ内に、ピストンロッドが連結されたピス
トンを摺動可能に嵌装し、このピストンにより画成され
るシリンダ内の2室を主油液通路およびバイパス通路で
連通させ、主油液通路には大きな減衰力を発生する減衰
力発生機構(オリフィス、ディスクバルブ等)を設け、
バイパス通路には減衰力の小さい減衰力発生機構および
バイパス通路を開閉する減衰力調整弁を設けた構成とな
っている。
合、ピストンロッドの伸縮にともなうピストンの摺動に
よってシリンダ内の油液が主にバイパス通路を流通して
伸び側、縮み側共に小さな減衰力を発生し、減衰力特性
はソフト特性となる。また、減衰力調整弁を閉じた場
合、ピストンロッドの伸縮にともなうピストンの摺動に
よって、シリンダ内の油液が主油液通路のみを流通して
伸び側、縮み側共に大きな減衰力を発生し減衰力特性は
ハード特性となる。このように、減衰力調整弁を開閉す
ることにより減衰力特性を切換えることができる。
減衰力特性を選択することにより、路面の凹凸による振
動を吸収して乗り心地を向上させることができ、また、
旋回時、加速時、制動時および高速走行時にはハード側
の減衰力特性を選択することにより車体の姿勢変化を抑
えて操縦安定性を向上させることができる。さらに、減
衰力調整式油圧緩衝器に制御装置およびアクチュエータ
を組合せて、路面状況、走行状況等に応じてリアルタイ
ムで減衰力を自動的に切換えることにより、乗り心地お
よび操縦安定性を向上させるようにしたサスペンション
制御装置がある。
御装置においては、油圧緩衝器の減衰力特性を伸び側と
縮み側とで大小異なる種類の組合わせ(例えば、伸び側
がハード特性のとき縮み側はソフト特性、伸び側がソフ
ト特性のとき縮み側がハード特性の組合せ)を設定でき
るようにすることにより、路面状況、走行状況の変化に
対して迅速に適切な減衰力が得られ、乗り心地および操
縦安定性を効果的に向上させることができることが知ら
れている。
2系統のバイパス通路を設け、それぞれのバイパス通路
の通路面積を調整することにより、伸び側と縮み側とで
大小異なる種類の減衰力特性を設定できるようにした減
衰力調整式油圧緩衝器が種々提案されている。
この種の減衰力調整式油圧緩衝器では、減衰力調整弁に
よってバイパス通路の通路面積を調整するようにしてい
るため、発生する減衰力はピストン速度の大きさに応じ
て変化する。したがって、従来の減衰力調整は、ピスト
ン速度を変数とした減衰係数を調整するものであり、減
衰力を直接制御するためには、上記のようなサスペンシ
ョン制御装置による減衰力の制御では、先ず油圧緩衝器
のピストン速度を検出し、そのピストン速度の入力に対
して所望の減衰力が生じるような減衰係数を演算し、さ
らに、減衰力調整弁がこの演算された減衰係数に相当す
る開度となるようにアクチュエータを駆動するという手
順をとらなければならない。このため、制御回路の負担
が大きく、路面状況、走行状況の変化に応じた減衰力の
迅速な切り換えが困難になるという問題がある。
11号において、ピストン速度にかかわらず減衰力を直
接制御することができる減衰力調整式油圧緩衝器を提案
している。そして、本発明は、さらに、減衰力調整機構
を簡単な構造として小型化した減衰力調整式油圧緩衝器
を提供することを目的とする。
めに、第1の発明の減衰力調整式油圧緩衝器は、油液が
封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装
され前記シリンダ内を2室に画成するピストンと、一端
が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部ま
で延ばされたピストンロッドと、前記シリンダ内の2室
を連通させる第1および第2連通路と、前記第1連通路
に設けられ前記ピストンロッドの伸び行程時の油液の流
通のみを許容する逆止弁および該逆止弁をバイパスする
オリフィスと、前記第2連通路に設けられ前記ピストン
ロッドの縮み行程時の油液の流通のみを許容する逆止弁
および該逆止弁をバイパスするオリフィスと、前記第1
連通路の逆止弁およびオリフィスの上流側に配置され伸
び行程時の油液の圧力を受けて開弁して減衰力を発生さ
せる伸び側減衰力調整弁と、前記第2連通路の逆止弁お
よびオリフィスの上流側に配置され縮み行程時の油液の
圧力を受けて開弁して減衰力を発生させる縮み側減衰力
調整弁と、前記伸び側減衰力調整弁および縮み側減衰力
調整弁の背面側に形成された圧力室と、該圧力室に摺動
可能に嵌装され前記圧力室内を前記第1連通路に連通す
る第1室と前記第2連通路に連通する第2室とに画成す
るピストン部材と、該ピストン部材の一端部と前記伸び
側減衰力調整弁の弁体との間に介装される第1ばね部材
と、前記ピストン部材の他端部と前記縮み側減衰力調整
弁の弁体との間に介装される第2ばね部材と、前記圧力
室の第1室と縮み行程時に低圧となる第1低圧室とを連
通し、該第1室から該第1低圧室へのみ油液の流通を許
す第1リリーフ通路と、前記圧力室の第2室と伸び行程
時に低圧となる第2低圧室とを連通し、該第2室から該
第2低圧室へのみ油液の流通を許す第2リリーフ通路
と、前記第1リリーフ通路を開閉して前記第1室の圧力
を調整する第1リリーフ弁と、前記第2リリーフ通路を
開閉して前記第2室の圧力を調整する第2リリーフ弁と
を備え、前記圧力室の第1室の圧力を前記ピストン部材
および第2ばね部材を介して前記縮み側減衰力調整弁の
弁体に閉弁方向に作用させ、第2室の圧力を前記ピスト
ン部材および第1ばね部材を介して前記伸び側減衰力調
整弁の弁体に閉弁方向に作用させるようにしたことを特
徴とする。
上記第1の発明に加えて、前記ピストン部材の内部に形
成された、前記第1リリーフ通路および第2リリーフ通
路を介して第1低圧室および第2低圧室に連通されるリ
リーフ室と、前記ピストン部材に設けられ第1弁体の一
方への移動により前記圧力室の第1室内の圧力を前記リ
リーフ室へリリーフして調整する第1リリーフ弁および
第2弁体の他方への移動により第2室の圧力を前記リリ
ーフ室へリリーフして調整する第2リリーフ弁と、作動
ロッドが前記第1および第2弁体に連結され通電電流に
応じて前記第1および第2リリーフ弁の一方を閉じてリ
リーフ圧を調整すると他方が開き、他方を閉じてリリー
フ圧を調整すると一方が開くようにした比例ソレノイド
とを備えてなることを特徴とする。
上記第2の発明に加えて、比例ソレノイドの作動ロッド
に連結され、前記作動ロッドが原位置にあるとき閉弁し
て前記リリーフ室と第1および第2リリーフ通路との連
通を遮断し、通電により前記作動ロッドが所定以上移動
したとき開弁するフェールセーフ弁を設けたことを特徴
とする
ば、ピストンロッドの伸び行程時には、油液がシリンダ
内の一方の室から第1連通路を通って他方の室へ流れ、
一方の室側の圧力に応じた開度で伸び側減衰力調整弁が
開いて減衰力が発生する。また、シリンダ内の一方の室
の圧力が第2連通路のオリフィスを通して圧力室の第2
室に伝わる。そして、第2室の圧力が第2リリーフ弁の
リリーフ圧まで上昇し、この圧力がピストン部材および
第1ばね部材を介して伸び側減衰力調整弁の弁体を閉弁
方向に付勢して開度を調整する。よって、第2リリーフ
弁のリリーフ圧を調整することによりピストン速度にか
かわらず伸び側の減衰力を直接制御することができる。
ピストンロッドの縮み行程時には、油液がシリンダ内の
他方の室から第2連通路を通って一方の室へ流れ、他方
の室側の圧力に応じた開度で縮み側減衰力調整弁が開い
て減衰力が発生する。また、シリンダ内の他方の室の圧
力が第1連通路のオリフィスを通して圧力室の第1室に
伝わる。そして、第1室の圧力が第1リリーフ弁のリリ
ーフ圧まで上昇し、この圧力がピストン部材および第2
ばね部材を介して縮み側減衰力調整弁の弁体を閉弁方向
に付勢して開度を調整する。よって、第1リリーフ弁の
リリーフ圧を調整することによりピストン速度にかかわ
らず縮み側の減衰力を直接制御することができる。さら
に、伸び側減衰力調整弁および縮み側減衰力調整弁の背
面側に圧力室を形成し、ピストン部材で画成された第1
室および第2室の圧力を調整することによって伸び側お
よび縮み側の減衰力を制御するようにしているので、伸
び側および縮み側の減衰力調整機構を一体化して小型化
することができる。
れば、ピストンロッドの伸び行程時には、油液がシリン
ダ内の一方の室から第1連通路を通って他方の室へ流
れ、一方の室側の圧力に応じた開度で伸び側減衰力調整
弁が開いて減衰力が発生する。また、シリンダ内の一方
の室の圧力が第2連通路のオリフィスを通して圧力室の
第2室に伝わる。そして、第2室の圧力が第2リリーフ
弁のリリーフ圧まで上昇し、この圧力がピストン部材お
よび第1ばね部材を介して伸び側減衰力調整弁を閉弁方
向に付勢して開度を調整する。よって、第2リリーフ弁
のリリーフ圧を調整することによりピストン速度にかか
わらず伸び側の減衰力を直接制御することができる。ピ
ストンロッドの縮み行程時には、油液がシリンダ内の他
方の室から第2連通路を通って一方の室へ流れ、他方の
室側の圧力に応じた開度で縮み側減衰力調整弁が開いて
減衰力が発生する。また、シリンダ内の他方の室の圧力
が第1連通路のオリフィスを通して圧力室の第1室に伝
わる。そして、第1室の圧力が第1リリーフ弁のリリー
フ圧まで上昇し、この圧力がピストン部材および第2ば
ね部材を介して縮み側減衰力調整弁を閉弁方向に付勢し
て開度を調整する。よって、第1リリーフ弁のリリーフ
圧を調整することによりピストン速度にかかわらず縮み
側の減衰力を直接制御することができる。このとき、比
例ソレノイドへの通電により作動ロッドを移動させて第
1および第2リリーフ弁の一方を閉じると他方が開き、
一方を開くと他方が閉じるので、伸び側と縮み側とで大
小異なる種類の減衰力特性を設定することができる。さ
らに、伸び側減衰力調整弁および縮み側減衰力調整弁の
背面側に圧力室を形成し、ピストン部材で画成された第
1室および第2室の圧力を調整することによって伸び側
および縮み側の減衰力を制御するようにしているので、
伸び側および縮み側の減衰力調整機構を一体化して小型
化することができる。
れば、上記第2の発明による作用に加えて、比例ソレノ
イドに通電しない状態のとき、フェールセーフ弁がリリ
ーフ室と第1および第2リリーフ通路との連通を遮断し
て第1および第2リリーフ弁のリリーフを停止するの
で、伸び側、縮み側共に減衰力が最大となる。
に説明する。
る。図1に示すように減衰力調整式油圧緩衝器1は、油
液が封入されたシリンダ2内にピストン3が摺動可能に
嵌装されており、このピストン3によってシリンダ2内
がシリンダ上室2aとシリンダ下室2bの2室に画成されて
いる。ピストン3には、ピストンロッド4の一端が連結
されており、ピストンロッド4の他端は、シリンダ2の
端部に設けられたロッドガイドおよびシール部材(図示
せず)に挿通されてシリンダ2の外部まで延ばされてい
る。
リンダ下室2bとを連通させる第1連通路5および第2連
通路6が設けられている。第1連通路には、シリンダ上
室2a側からシリンダ下室2b側への油液の流通のみを許容
する逆止弁7および逆止弁7をバイパスするオリフィス
8が設けられている。第2連通路には、シリンダ下室2b
側からシリンダ上室2a側への油液の流通のみを許容する
逆止弁9および逆止弁9をバイパスするオリフィス10が
設けられている。第1連通路5の逆止弁7およびオリフ
ィス8の上流側と、第2連通路6の逆止弁9およびオリ
フィス10の上流側とには後述する減衰力調整機構11が設
けられている。また、シリンダ下室2bには、ピストンロ
ッド4の伸縮にともなうシリンダ2内の容積変化をガス
の圧縮、膨張によって補償するリザーバ12が互いに並列
に配置されたオリフィス13および逆止弁14を介して接続
されている。
成するガイド15内にピストン部材16が摺動可能に嵌装さ
れ、圧力室がピストン部材16によって第1連通路5に連
通する第1室15a と第2連通路6に連通する第2室15b
との2室に画成されている。
衰力調整弁であるポペット17が移動可能に案内され、ポ
ペット17とピストン部材16の一端部との間には第1ばね
部材18が介装されており、第1連通路5のシリンダ上室
2a側の油液の圧力を受けてポペット17が第1ばね部材18
の弾性力に抗して開弁方向に移動することにより第1連
通路5の通路面積を調整するようになっている。また、
ポペット17は、第1室15a 側からシリンダ上室2a側への
油液の流通を阻止する逆止弁として作用するようになっ
ている。
衰力調整弁としてポペット19が移動可能に案内され、ポ
ペット19とピストン部材16の他端部との間に第2ばね部
材20が介装されており、第2連通路6のシリンダ下室2b
側の油液の圧力を受けてポペット19が第2ばね部材20の
弾性力に抗して開弁方向に移動することにより第2連通
路6の通路面積を調整するようになっている。また、ポ
ペット19は、第2室側からシリンダ下室2b側への油液の
流通を阻止する逆止弁として作用するようになってい
る。そして、ガイド15内の伸び側のポペット弁17および
縮み側のポペット弁19の背面側に圧力室が形成されてい
る。
b とは、第1室15a 側から第2室15b 側への油液の流通
のみを許容する逆止弁21を有する第1リリーフ圧通路22
および第2室15b 側から第1室15a 側への油液の流通の
みを許容する逆止弁23を有する第2リリーフ圧通路24に
よって互いに連通されている。また、第1リリーフ圧通
路22には、後述する電磁式比例制御弁25の第1リリーフ
弁26が接続されており、第2リリーフ圧通路24には、電
磁式比例制御弁25の第2リリーフ弁27が接続されてい
る。 そして、第1室15a は、前記第1リリーフ圧通路
22、逆止弁21、第2室15b 及び第2連通路6の第2室15
b を介して縮み行程時に低圧となる第1低圧室としての
上室2aと連通され、前記第1リリーフ圧通路22、第2室
15b 及び第2連通路6の下流側6aで本発明の第1リリー
フ通路を構成している。また、第2室15b は、前記第2
リリーフ圧通路24、逆止弁23、第1室15a 及び第1連通
路5の第1室15a の下流側5aを介して伸び行程時に低圧
となる低圧室としての上室2aと連通され、前記第2リリ
ーフ圧通路24、第1室15a 及び第1連通路5の下流側5a
で本発明の第2リリーフ通路を構成している。
を開閉するニードル28がプランジャ29の一端側に設けら
れ、第2リリーフ弁27を開閉するニードル30がプランジ
ャ29の他端側に設けられている。そして、比例ソレノイ
ド31への通電電流に応じた推力でプランジャ29を移動さ
せニードル28を閉弁方向に付勢することにより第1リリ
ーフ弁26のリリーフ圧を調整し、また、ニードル30を閉
弁方向に付勢することにより第2リリーフ弁27のリリー
フ圧を調整するようになっている。このとき、第1リリ
ーフ弁26および第2リリーフ弁27のどちらか一方を閉じ
ると他方が開くようになっている。
ついて次に説明する。
力調整機構11のポペット19が逆止弁として作用して第2
連通路6を閉鎖するので、シリンダ上室2a側の油液がポ
ペット17および逆止弁7を開いて第1連通路5を通って
低圧となるシリンダ下室2b側へ流れ、ポペット17の開度
に応じて減衰力が発生する。このとき、ピストンロッド
4がシリンダ上室2aから退出した分の油液が、逆止弁14
を開いてリザーバからシリンダ下室2bに円滑に補給され
るので、シリンダ下室2b側が過度に負圧となることがな
く油液に気泡が混入するのを防止することができる。
の圧力によりポペット17が第1ばね部材18の弾性力に抗
して開弁方向に移動する。また、シリンダ上室2a側の油
液の圧力は、第2連通路6のオリフィス10を介して第2
室15b に作用してピストン部材16をポペット17側へ移動
させ第1ばね部材18を圧縮する。このとき、第2室15b
内の圧油は、その圧力が電磁式比例制御弁25の第2リリ
ーフ弁27のリリーフ圧に達すると第2リリーフ通路24を
通って第1室15a 、第1連通路5の下流側5aを介して低
圧となる下室2bへリリーフされるので、比例ソレノイド
31への通電電流によって第2リリーフ弁27のリリーフ圧
を調整することにより第2室15b の圧力を任意に設定す
ることができる。そして、ポペット17がシリンダ上室2b
側の圧力と第2室15b の圧力によって圧縮された第1ば
ね部材18の弾性力とがバランスする位置まで移動して第
1連通路5の通路面積が決定される。このようにして、
シリンダ上室2aの圧力に応じてポペット17の開度が変化
することによりピストン速度にかかわらず所定の減衰力
が発生し、この減衰力は第2リリーフ弁27のリリーフ圧
を調整することにより直接制御することができる。
力調整機構11のポペット17が逆止弁として作用して第1
連通路5を閉鎖するので、シリンダ下室2b側の油液がポ
ペット19および逆止弁9を開いて第2連通路6を通って
低圧となるシリンダ上室2a側へ流れ、ポペット19の開度
に応じて減衰力が発生する。このとき、ピストンロッド
4がシリンダ上室2a内に侵入した分の油液がオリフィス
13により適度な抵抗をともなってシリンダ下室2bからリ
ザーバ12へ流れるので、シリンダ上室2a側が過度に負圧
となることがなく油液に気泡が混入するのを防止するこ
とができる。
の圧力によりポペット19が第1ばね部材18の弾性力に抗
して開弁方向に移動する。また、シリンダ下室2b側の油
液の圧力は、第1連通路5のオリフィス8を介して第1
室15a に作用してピストン部材16をポペット19側へ移動
させ第2ばね部材20を圧縮する。このとき、第1室15a
内の油液は、その圧力が電磁式比例制御弁25の第1リリ
ーフ弁26のリリーフ圧に達すると第1リリーフ通路22を
通って第2室15b 、第2の連通路の下流側6aを介して低
圧となる上室2aへリリーフされるので、比例ソレノイド
31への通電電流によって第1リリーフ弁26のリリーフ圧
を調整することにより第1室15a の圧力を任意に設定す
ることができる。そして、ポペット19が、シリンダ下室
2b側の圧力と第2室15b の圧力によって圧縮された第1
ばね部材18の弾性力とがバランスする位置まで移動して
第2連通路6の通路面積が決定される。このようにし
て、シリンダ下室2bの圧力に応じてポペット19の開度が
変化することによりピストン速度にかかわらず所定の減
衰力が発生し、この減衰力は第1リリーフ弁26のリリー
フ圧を調整することにより直接制御することができる。
制御弁の第2リリーフ弁27のリリーフ圧により第2室15
b の圧力を調整して伸び側の減衰力を制御する場合、第
1リリーフ弁26は開いた状態となるので縮み側の減衰力
は小さくなる。また、第1リリーフ弁26のリリーフ圧に
より第1室15a の圧力を調整して縮み側の減衰力を制御
する場合、第2リリーフ弁17は開いた状態となるので伸
び側の減衰力は小さくなる。よって、伸び側と縮み側と
で大小異なる種類の減衰力を発生させることができサス
ペンション制御に適した減衰力特性を得ることができ
る。
に、ピストン部材16、ポペット17およびポペット19を設
け、電磁式比例制御弁25の第1、第2リリーフ弁26,27
によりピストンロッド4の伸縮行程時に第1室15a と第
2室15b とに交互にパイロット圧を作用させて伸び側お
よび縮み側の減衰力を調整するようにしているので、伸
び側と縮み側の減衰力調整機構を一体として小型化する
ことができる。
の間に第1ばね部材18,20を介装しているので、高周波
の入力に対して第1室15a および第2室15b に作用する
パイロット圧に応答後れが生じた場合でも、第1ばね部
材18,20が撓むことにより減衰力の過度の上昇を防止す
ることができる。そして、第1連通路5を伸び行程時に
減衰力を発生するための通路として使用すると共に、第
1連通路5の第1室15a の下流側5aを縮み行程時に第1
室15a に圧力を導く通路として兼用する構成であるた
め、通路構成が簡略化できる。同様に、第2連通路6を
縮み行程時に減衰力を発生するための通路として使用す
ると共に、第2連通路6の第2室15b の下流側6aを伸び
行程時に第2室15b に圧力を導く通路として兼用する構
成であるため、通路構成が簡略化できる。さらに、圧力
室としての第1室15a ,第2室15b が流路を形成し、油
液が流れるように構成されているので、シリンダ2内や
圧力室等で発生するダストが第1室15a ,第2室15b に
滞留することがなく、ダストが詰まって減衰力が低下す
る等の問題が生じることがない。
よび図3を用いて説明する。
式油圧緩衝器32は、シリンダ33の外側に内筒34を設け、
さらに、内筒34の外側に外筒35を設けた3重筒構造にな
っており、シリンダ33と内筒34との間には、シリンダ33
の側壁に設けられた通路36aを介してシリンダ33内の上
部に連通する環状通路36が形成され、内筒34と外筒35と
の間にはリザーバ室37が形成されている。
に嵌装されており、このピストン38によってシリンダ33
内がシリンダ上室33a とシリンダ下室33b との2室に画
成されている。ピストン38には、ピストンロッド39の一
端がナット40によって連結されており、ピストンロッド
39の他端側は、シリンダ33の上端部に設けられたロッド
ガイド41およびシール部材42を貫通してシリンダ33の外
部まで延ばされている。シリンダ33の下端部には、ベー
スバルブ43が設けられており、このベースバルブ43を介
してシリンダ下室33b とリザーバ室37とが適度な流通抵
抗をもって連通されている。そして、シリンダ33内には
油液が封入され、リザーバ室37内には油液およびガスが
封入されており、ピストンロッド39の伸縮によるシリン
ダ33内の容積変化をリザーバ室37内のガスの圧縮、膨張
によって補償するようになっている。
ンダ下室33b とを連通させる伸び側通路44および縮み側
通路45が設けられている。伸び側通路44には、シリンダ
上室33a 内の圧力が所定値を越えたときシリンダ上室33
a 側からシリンダ下室2b側への油液の流通を許容して減
衰力を発生させるディスクバルブ46が設けられており、
縮み側通路45には、シリンダ下室33b 内の圧力が所定値
を越えたときシリンダ下室33b 側からシリンダ上室33a
側への油液の流通を許容して減衰力を発生させるディス
クバルブ47が設けられている。
筒状の通路部材48が嵌合されており、内筒34および外筒
35の下端部が通路部材48の上端部に嵌合されている。そ
して、シリンダ33と通路部材48の間に環状通路36が延ば
されており、通路部材48の側壁を軸方向に貫通するリザ
ーバ通路48a によってリザーバ室37がベースバルブ43を
介してシリンダ下室33b に連通されている。
続してシリンダ上室33a とシリンダ下室33b とを連通さ
せる減衰力調整機構49が設けられている。減衰力調整機
構49は、通路部材48の側壁に、略円筒状のケース50の一
端が結合されており、ケース50内には有底筒状のバルブ
ケース51が挿入されている。そして、バルブケース51の
底部に設けられた通路52によりバルブケース51の内部と
シリンダ下室33b とが連通され、ケース50とバルブケー
ス51との間に環状通路36に連通する通路53が形成されて
いる。ケース50の他端部には、後述する比例ソレノイド
54が結合されている。バルブケース51内には、底部側か
ら順に、バルブケース51の内部を仕切るバルブ部材55a
,55b 、略円筒状のガイド部材56およびバルブ部材57a
,57b が嵌合されている。ガイド部材56内には、ピス
トン部材58が摺動可能に嵌装され、ピストン部材58によ
ってガイド部材56内に形成される圧力室が第1室56a と
第2室56b との2室に画成されている。
とを連通させるバルブ通路59が設けられている。バルブ
ケース51とガイド部材56との間には、第1室56a に連通
する通路60が設けられている。バルブ部材55b には通路
60と通路52とを連通させるバルブ通路61が設けられてい
る。そして、環状通路36、通路53、バルブ通路59、第1
室56a 、通路60、バルブ通路61および通路52によってシ
リンダ上室33a とシリンダ下室33b とを連通させる第1
連通路を構成している。バルブ部材55b には、バルブ通
路61の通路53側から通路52側への油液の流通のみを許容
する、すなわち、第1連通路のシリンダ上室33a 側から
シリンダ下室33b 側への油液の流通のみを許容する逆止
弁62および逆止弁62をバイパスするオリフィス63が設け
られている。
とを連通させるバルブ通路64が設けられている。バルブ
ケース51とガイド部材56との間には、第2室56b に連通
する通路65が設けられている。バルブ部材57b には通路
65と通路53とを連通させるバルブ通路66が設けられてい
る。そして、通路52、通路53、バルブ通路64、第2室56
b 、通路65、バルブ通路66および通路53によってシリン
ダ下室33b とシリンダ上室33a とを連通させる第2連通
路を構成している。バルブ部材57b には、バルブ通路66
の通路65側から通路53側への油液の流通のみを許容す
る、すなわち、第2連通路のシリンダ下室33b 側からシ
リンダ上室33a 側への油液の流通のみを許容する逆止弁
67および逆止弁67をバイパスするオリフィス68が設けら
れている。
ダ上室33a 側の油液の圧力を受けて撓んで開弁しバルブ
通路59の通路面積を調整する伸び側減衰力調整弁として
ディスクバルブ69が設けられている。このディスクバル
ブ69は、第1連通路のシリンダ下室33b 側からシリンダ
上室33a 側への油液の流通を阻止する逆止弁として作用
するようになっている。また、バルブ部材57a には、第
2連通路のシリンダ下室33b 側の油液の圧力を受けて撓
んで開弁しバルブ通路64の通路面積を調整する縮み側減
衰力調整弁としてディスクバルブ70が設けられている。
このディスクバルブ70は、第2連通路のシリンダ上室33
a 側からシリンダ下室3b側への油液の流通を阻止する逆
止弁として作用するようになっている。
み側のディスクバルブ69,70の背面側に圧力室が形成さ
れている。なお、図中、71,72はディスクバルブ69,70
をバルブ部材55a ,57a に取付けるためのボルトであ
る。
を介してディスクバルブ69に当接され、他端部が第2ば
ね部材74を介してディスクバルブ70に当接されている。
そして、ピストン部材58がディスクバルブ69側に移動し
て第1ばね部材73を圧縮することによりディスクバルブ
69を閉弁方向に付勢し、ディスクバルブ70側に移動して
第2ばね部材74を圧縮することによりディスクバルブ70
を閉弁方向に付勢するようになっている。
をリリーフする第1リリーフ弁75および第2室56b 内の
圧油をリリーフする第2リリーフ弁76が設けられてい
る。第1リリーフ弁75は、ピストン部材58にプラグ77を
取付けてリリーフ室78を形成し、プラグ77に設けた第1
室56a とリリーフ室78とを連通させる弁孔79a をニード
ル80によって開閉するようにしたニードル弁である。第
2リリーフ弁76は、ピストン部材58に設けた第2室56b
とリリーフ室78とを連通させる弁孔79b 弁孔79bをニー
ドル81によって開閉するニードル弁である。ニードル80
は弁孔79a からリリーフ室78に挿入された比例ソレノイ
ド54の作動ロッド82の中間部に連結され、また、ニード
ル81は作動ロッド82の先端部に形成されており、作動ロ
ッド82を移動させて第1リリーフ弁75および第2リリー
フ弁76のどちらか一方を閉じると他方が開くようになっ
ている。作動ロッド82は、ニードル80に連結された板ば
ね83によって所定位置に弾性的に支持されている。
作動ロッド82に通電電流に比例した推力を発生させるも
のであり、作動ロッド82を第1室56a 側に付勢してニー
ドル79の開弁圧を変化させることにより第1リリーフ弁
75のリリーフ圧を調整し、また、第2室56b 側に付勢し
てニードル80の開弁圧を変化させることにより第2リリ
ーフ弁76のリリーフ圧を調整するようになっている。
に連通する通路84,85が設けられており、ガイド部材56
の側壁には、通路84,85に常時連通し、リリーフ室78を
第1室56a に連通させる第1リリーフ通路86およびリリ
ーフ室78を第2室56b に連通させる第2リリーフ通路87
が設けられている。第1リリーフ通路86には、リリーフ
室77側から第1室56a 側への油液の流通のみを許容する
逆止弁88が設けられ、第2リリーフ通路87には、リリー
フ室77側から第2室56b 側への油液の流通のみを許容す
る逆止弁89が設けられている。
ついて次に説明する。
力調整機構49のディスクバルブ70が逆止弁として作用し
てバルブ通路64(第2連通路)を閉鎖するので、ピスト
ン38の摺動によってシリンダ上室33a 側の油液が通路36
a 、環状通路36、減衰力調整機構49の通路53、バルブ通
路59、第1室56a 、通路60、バルブ通路61および通路52
(第1連通路)を通ってシリンダ下室33b 側へ流れ、こ
のとき、ディスクバルブ69および逆止弁62が開いてディ
スクバルブ69の開度に応じて減衰力が発生する。
53からオリフィス68を通り、バルブ通路66および通路65
を通って第2室56b に流入してピストン部材58をディス
クバルブ69側へ移動させ第2ばね部材74を圧縮する。第
2室56b 内の油液はその圧力がリリーフ圧に達すると、
第1リリーフ弁75を開いてリリーフ室78へ流れ、さら
に、逆止弁88を開いて第1リリーフ通路86を通って第1
室56a 、通路60を介して第2低圧室としてのシリンダ下
室33b へリリーフされるので、第2室56b の圧力は、比
例ソレノイド54への通電電流によって第1リリーフ弁75
のリリーフ圧を調整することにより任意に設定すること
ができる。そして、ディスクバルブ69が、シリンダ上室
33a 側の圧力と、ディスクバルブ69自体の弾性力および
第2室56bの圧力によって圧縮された第2ばね部材74の
弾性力とがバランスする位置まで開弁して減衰力が決定
される。このようにして、シリンダ上室33a 側の圧力に
応じてディスクバルブ69の開度が変化することによりピ
ストン速度にかかわらず所定の減衰力が発生し、この減
衰力は、比例ソレノイド54への通電電流により第2リリ
ーフ弁76のリリーフ圧を調整することによって直接制御
することができる。
となった場合には、ピストン38のディスクバルブ46が開
いてシリンダ上室33a の油液が伸び側通路44を通って直
接シリンダ下室33b へ流れることにより減衰力が発生す
る。
力調整機構49のディスクバルブ69が逆止弁として作用し
てバルブ通路59(第1連通路)を閉鎖するので、ピスト
ン38の摺動によってシリンダ下室33b 側の油液が減衰力
調整機構49の通路52、バルブ通路64、第2室56b 、通路
65、バルブ通路66通路53を通り、さらに、環状通路36お
よび通路36a (第2連通路)を通ってシリンダ上室33a
側へ流れ、このとき、ディスクバルブ70および逆止弁67
が開いてディスクバルブ70の開度に応じて減衰力が発生
する。
52からオリフィス63を通り、バルブ通路61および通路60
を通って第1室56a に流入してピストン部材58をディス
クバルブ70側へ移動させ第1ばね部材73を圧縮する。第
1室56a 内の油液はその圧力がリリーフ圧に達すると、
第1リリーフ弁75を開いてリリーフ室78へ流れ、さら
に、逆止弁89を開いて第2リリーフ通路87を通って第2
室56b 、通路65を介して第1の低圧室としてのシリンダ
上室33a へリリーフされるので、第1室56a の圧力は、
比例ソレノイド54への通電電流によって第1リリーフ弁
75のリリーフ圧を調整することにより任意に設定するこ
とができる。そして、ディスクバルブ70が、シリンダ下
室33b 側の圧力と、ディスクバルブ70自体の弾性力およ
び第1室56a の圧力によって圧縮された第1ばね部材73
の弾性力とがバランスする位置まで開弁して減衰力が決
定される。このようにして、シリンダ下室33b の圧力に
応じてディスクバルブ70の開度が変化することによりピ
ストン速度にかかわらず所定の減衰力が発生し、この減
衰力は、比例ソレノイド54への通電電流により第1リリ
ーフ弁75のリリーフ圧を調整することによって直接制御
することができる。
となった場合には、ピストン38のディスクバルブ47が開
いてシリンダ下室33b の油液が縮み側通路45を通って直
接シリンダ上室33a へ流れることにより減衰力が発生す
る。
フ弁76のリリーフ圧により第2室56b の圧力を調整して
伸び側の減衰力を制御する場合、第1リリーフ弁75は開
いた状態となるので縮み側の減衰力は小さくなる。ま
た、第1リリーフ弁75のリリーフ圧により第1室56a の
圧力を調整して縮み側の減衰力を制御する場合、第2リ
リーフ弁76は開いた状態となるので伸び側の減衰力は小
さくなる。よって、伸び側と縮み側とで大小異なる種類
の減衰力を発生させることができサスペンション制御に
適した減衰力特性を得ることができる。
リリーフ弁75,76によりピストンロッド4の伸縮行程時
に第1室56a と第2室56b とに交互にパイロット圧を作
用させて伸び側および縮み側の減衰力を調整するように
しているので、伸び側と縮み側の減衰力調整機構を一体
として小型化することができる。
9,70との間に第1ばね部材73および第2ばね部材74を
介装しているので、高周波の入力に対して第1室56a お
よび第2室56b に作用するパイロット圧に応答後れが生
じた場合でも、第1ばね部材73および第2ばね部材74が
撓むことにより減衰力の過度の上昇を防止することがで
きる。
し図6を参照して説明する。なお、第3実施例は、上記
第2実施例に対して、第1、第2リリーフ弁の構造が異
なるのみであるから、以下、第2実施例のものと同様の
部材には同一の番号を付し、異なる部分についてのみ詳
細に説明する。
材58には、第1室56a 内の圧油をリリーフする第1リリ
ーフ弁90および第2室56b 内の圧油をリリーフする第2
リリーフ弁91が設けられている。第1リリーフ弁90は弁
孔79a をニードル92によって開閉するニードル弁であ
り、第2リリーフ弁91は弁孔79b をニードル93によって
開閉するニードル弁である。ピストン部材58のリリーフ
室78内には、環状の弁座部材94が設けられており、弁座
部材94とピストン部材58との間に環状の板ばね95の外周
部が挾持され、また、プラグ77との間に環状の弁ばね96
の外周部が挾持されている。ニードル92は、板ばね95の
内周部に取付けられており、板ばね95の弾性力により所
定のセット荷重をもって閉弁位置に付勢されている。ニ
ードル93は、弁ばね96の内周部に取付けられて開弁位置
に弾性的に保持されており、また、弁座部材94および弁
ばね96によりフェールセーフ弁を形成しており、弁ばね
96が弁座部材94に当接してリリーフ室78と通路84,85と
を遮断している。そして、弁ばね96を撓ませてニードル
93を閉弁位置に移動させると、弁ばね96が弁座部材94か
ら離間してリリーフ室78と通路84,85とを連通させるよ
うになっている。
79a からリリーフ室内に挿入され、ニードル92に挿通さ
れて先端部がニードル93の背面側に当接されている。ま
た、作動ロッド97の中間部には、ニードル92の前面側に
対向させて段部98が形成されている。そして、比例ソレ
ノイド54に通電して作動ロッド97を弁孔79b 側へ移動さ
せると、先ず、ニードル93が閉弁方向に移動し弁ばね96
が撓んで弁座部材94から離間し、作動ロッド97の段部98
がニードル92に当接し、この状態では第1リリーフ弁90
のリリーフ圧が最大で第2リリーフ弁91が開いた状態と
なるようになっている。作動ロッド97の推力が大きくな
ると、その分第1リリーフ弁90のリリーフ圧が低くな
り、さらに、推力が大きくなると、第1リリーフ弁90が
開き第2リリーフ弁91が閉じて、その後第2リリーフ弁
91のリリーフ圧が高くなるようになっている。
ついて次に説明する。
の通電により作動ロッド97を移動させて第2リリーフ弁
91のリリーフ圧を調整することによって伸び側の減衰力
をピストン速度にかかわらず直接制御することができ、
第1リリーフ弁90のリリーフ圧を調整することによって
縮み側の減衰力をピストン速度にかかわらず直接制御す
ることができる。
Iと減衰力Fとの関係は、図6に示すように、非通電状
態(通電電流I=0)では、弁ばね96がリリーフ室78と
通路84,85との連通を遮断するので第2リリーフ弁91の
リリーフ圧が大きくなり伸び側の減衰力は最大となる。
一方、ニードル92が板ばね96により所定のセット荷重を
もって閉弁位置に付勢されているので、第1リリーフ弁
90のリリーフ圧が大きくなり縮み側の減衰力も最大とな
る。
ッド97を移動させ段部98をニードル92に当接させると
(通電電流I=I1)、弁ばね96が弁座部材94から離間し
てリリーフ室78と通路84,85とが連通されるので第2リ
リーフ弁91が開いて伸び側の減衰力が最小となる。一
方、作動ロッド97によりニードル92が開弁方向に付勢さ
れるので、その分第1リリーフ弁90のリリーフ圧が低く
なり縮み側の減衰力がハード側の所定減衰力となる。
の推力の増加にともない第1リリーフ弁90のリリーフ圧
が低くなり、通電電流Iに比例して縮み側の減衰力が小
さくなる。そして、通電電流IがI2に達すると、作動ロ
ッド97が板ばね96を撓ませニードル92を移動させ第1リ
リーフ弁90が開いて伸び側の減衰力が最小となり、一
方、作動ロッド97の移動により、ニードル93が閉弁位置
に移動して第2リリーフ弁91が閉じる。
ロッド97の推力の増加にともない第2リリーフ弁91のリ
リーフ圧が高くなり、通電電流Iに比例して伸び側の減
衰力が大きくなる。そして、通電電流IがI3に達したと
き伸び側の減衰力が最大となる。
縮み側とで大小異なる種類の減衰力特性を設定すること
ができる。また、伸び側と縮み側の減衰力調整機構を一
体として小型化することができる。さらに、比例ソレノ
イド54に通電しない状態のとき、伸び側、縮み側共に減
衰力が最大となるので、断線等により比例ソレノイド54
への通電が行われなくなった場合には、伸び側および縮
み側の減衰力が最大となり、車両の操縦安定性を確保し
てフェールセーフを実現することができる。また、比例
ソレノイド54の推力が不安定な小電流域(I≦I1)で
は、弁ばね96の開閉のみを行い減衰力調整を行わず、推
力が安定する通電電流IがI1からI3の範囲で減衰力調整
を行うので、線形でヒステリシスの小さい電流と減衰力
特性との関係を得ることができる。
圧室をピストンの上室とし、第2低圧室をピストンの下
室としたものを示したが、これに限ることはなく、図7
(図1と同一部材には同一符号を付し説明は省略す
る。)に示すように、第1室15aとリザーバ12とを連通
する第1リリーフ通路としての連通路101 と、第2室15
bとリザーバ12とを連通する第2リリーフ通路としての
連通路102 とを設けて、第1低圧室と第2低圧室とを常
に圧力が低いリザーバとして構成してもよい。
から第1低圧室へ、または、該第2室から第2低圧室へ
のみ油液の流通を許すために、連通路101, 102に逆止弁
を設けてもよいが、リザーバは常に低い圧力であるた
め、逆止弁を設けなくても油液が逆流して減衰力特性に
影響することはほとんど無いので図7に示すように連通
路101, 102に逆止弁を設けなくてもよい。
整式油圧緩衝器によれば、第1および第2リリーフ弁の
リリーフ圧を調整することにより、伸び側および縮み側
の減衰力をピストン速度にかかわらず直接制御すること
ができるので、サスペンション制御装置に適用した場
合、ピストン速度を検出することなく減衰力を直接制御
でき、コントローラの負担を軽減することができる。ま
た、伸び側および縮み側の減衰力調整機構を一体化して
小型化することができる。 さらに、第1連通路を伸び
行程時に減衰力を発生するための通路として使用すると
共に、第1連通路の第1室の下流側を縮み行程時に第1
室に圧力を導く通路として兼用する構成であるため、通
路構成が簡略化できる。同様に、第2連通路を縮み行程
時に減衰力を発生するための通路として使用すると共
に、第2連通路の第2室の下流側を伸び行程時に第2室
に圧力を導く通路として兼用する構成であるため、通路
構成が簡略化できる。第2の発明の減衰力調整式油圧緩
衝器によれば、伸び側と縮み側とで大小異なる種類の減
衰力特性を設定することができ、サスペンション制御に
適した減衰力特性を得ることができる。さらに、第3の
発明の減衰力調整式によれば、比例ソレノイドに通電し
ない状態のとき、フェールセーフ弁がリリーフ室と第1
および第2リリーフ通路との連通を遮断して第1および
第2リリーフ弁のリリーフを停止するので、伸び側、縮
み側共に減衰力が最大となり、車両の操縦安定性を確保
してフェールセーフを実現することができる。
の回路図である。
の側面の縦断面図である。
である。
の要部である減衰力調整機構の側面の横断面図である。
の比例ソレノイドへの通電電流と伸び側および縮み側の
減衰力との関係を示す図である。
の拡大図である。
の比例ソレノイドへの通電電流と伸び側および縮み側の
減衰力との関係を示す図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 油液が封入されたシリンダと、該シリン
ダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成
するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が
前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッドと、
前記シリンダ内の2室を連通させる第1および第2連通
路と、前記第1連通路に設けられ前記ピストンロッドの
伸び行程時の油液の流通のみを許容する逆止弁および該
逆止弁をバイパスするオリフィスと、前記第2連通路に
設けられ前記ピストンロッドの縮み行程時の油液の流通
のみを許容する逆止弁および該逆止弁をバイパスするオ
リフィスと、前記第1連通路の逆止弁およびオリフィス
の上流側に配置され伸び行程時の油液の圧力を受けて開
弁して減衰力を発生させる伸び側減衰力調整弁と、前記
第2連通路の逆止弁およびオリフィスの上流側に配置さ
れ縮み行程時の油液の圧力を受けて開弁して減衰力を発
生させる縮み側減衰力調整弁と、前記伸び側減衰力調整
弁および縮み側減衰力調整弁の背面側に形成された圧力
室と、該圧力室に摺動可能に嵌装され前記圧力室内を前
記第1連通路に連通する第1室と前記第2連通路に連通
する第2室とに画成するピストン部材と、該ピストン部
材の一端部と前記伸び側減衰力調整弁の弁体との間に介
装される第1ばね部材と、前記ピストン部材の他端部と
前記縮み側減衰力調整弁の弁体との間に介装される第2
ばね部材と、前記圧力室の第1室と縮み行程時に低圧と
なる第1低圧室とを連通し、該第1室から該第1低圧室
へのみ油液の流通を許す第1リリーフ通路と、前記圧力
室の第2室と伸び行程時に低圧となる第2低圧室とを連
通し、該第2室から該第2低圧室へのみ油液の流通を許
す第2リリーフ通路と、前記第1リリーフ通路を開閉し
て前記第1室の圧力を調整する第1リリーフ弁と、前記
第2リリーフ通路を開閉して前記第2室の圧力を調整す
る第2リリーフ弁とを備え、前記圧力室の第1室の圧力
を前記ピストン部材および第2ばね部材を介して前記縮
み側減衰力調整弁の弁体に閉弁方向に作用させ、第2室
の圧力を前記ピストン部材および第1ばね部材を介して
前記伸び側減衰力調整弁の弁体に閉弁方向に作用させる
ようにしたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。 - 【請求項2】 前記ピストン部材の内部に形成された、
前記第1リリーフ通路および第2リリーフ通路を介して
第1低圧室および第2低圧室に連通されるリリーフ室
と、前記ピストン部材に設けられ第1弁体の一方への移
動により前記圧力室の第1室内の圧力を前記リリーフ室
へリリーフして調整する第1リリーフ弁および第2弁体
の他方への移動により第2室の圧力を前記リリーフ室へ
リリーフして調整する第2リリーフ弁と、作動ロッドが
前記第1および第2弁体に連結され通電電流に応じて前
記第1および第2リリーフ弁の一方を閉じてリリーフ圧
を調整すると他方が開き、他方を閉じてリリーフ圧を調
整すると一方が開くようにした比例ソレノイドとを備え
てなることを特徴とする請求項1に記載の減衰力調整式
油圧緩衝器。 - 【請求項3】 比例ソレノイドの作動ロッドに連結さ
れ、前記作動ロッドが原位置にあるとき閉弁して前記リ
リーフ室と第1および第2リリーフ通路との連通を遮断
し、通電により前記作動ロッドが所定以上移動したとき
開弁するフェールセーフ弁を設けたことを特徴とする請
求項2に記載の減衰力調整式油圧緩衝器。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08559194A JP3265523B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
| US08/246,299 US5586627A (en) | 1993-05-20 | 1994-05-19 | Hydraulic shock absorber of damping force adjustable type |
| DE4417796A DE4417796C2 (de) | 1993-05-20 | 1994-05-20 | Hydraulischer Schwingungsdämpfer mit einstellbarer Dämfpungskraft |
| KR1019940011022A KR0131280B1 (ko) | 1993-05-20 | 1994-05-20 | 감쇠력 조정형 유압완충기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08559194A JP3265523B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07269627A true JPH07269627A (ja) | 1995-10-20 |
| JP3265523B2 JP3265523B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=13863067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08559194A Expired - Fee Related JP3265523B2 (ja) | 1993-05-20 | 1994-03-31 | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3265523B2 (ja) |
Cited By (4)
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