JPH07270126A - 農産物の検査装置 - Google Patents
農産物の検査装置Info
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- JPH07270126A JPH07270126A JP6104494A JP6104494A JPH07270126A JP H07270126 A JPH07270126 A JP H07270126A JP 6104494 A JP6104494 A JP 6104494A JP 6104494 A JP6104494 A JP 6104494A JP H07270126 A JPH07270126 A JP H07270126A
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Landscapes
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 農産物に汚れが付着している場合等であって
も農産物の寸法を正確に測定できる。 【構成】 赤外線を吸収し易い材料で形成され、農産物
14を保持可能であり、農産物14を保持した際には輪
郭線が農産物14の輪郭線より外側に位置する保持部1
2と、保持部12へ赤外線を照射するための照射手段1
6と、カメラ18と、画像処理装置24a、24b、2
6を備え、農産物14の寸法を求める。
も農産物の寸法を正確に測定できる。 【構成】 赤外線を吸収し易い材料で形成され、農産物
14を保持可能であり、農産物14を保持した際には輪
郭線が農産物14の輪郭線より外側に位置する保持部1
2と、保持部12へ赤外線を照射するための照射手段1
6と、カメラ18と、画像処理装置24a、24b、2
6を備え、農産物14の寸法を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農産物の検査装置に関
し、さらに詳細には赤外線を用いた農産物の検査装置に
関する。
し、さらに詳細には赤外線を用いた農産物の検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農産物の外形寸法および形状を測
定し、当該農産物の検査や選別を行うための農産物の検
査装置は、次のような構成が一般的に採用されている。
すなわち、農産物の検査装置は、農産物を保持可能であ
り、農産物を保持した際には輪郭線が農産物の輪郭線よ
り外側に位置する保持部と、保持部へ可視光線を照射す
るための照射手段と、農産物および保持部から反射され
た可視光線の反射光を受光し、保持部および農産物の画
像を構成するアナログ画像信号を生成する受光手段と、
アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する変換
手段と、ディジタル画像信号を、保持部および農産物の
画像を構成する多値画像データとして記憶するための第
1の記憶手段と、多値画像データを、保持部の画像デー
タと農産物の画像データに区分するため予め定められて
いる閾値データが記憶される第2の記憶手段と、農産物
の画像データに基づき、農産物の寸法を求めるための演
算手段と、求められた農産物の寸法を出力するための出
力手段と、受光手段が生成したアナログ画像信号を、変
換手段を介してディジタル画像信号に変換し、第1の記
憶手段へ多値画像データとして記憶し、閾値データを基
に農産物の寸法を求め、求めた寸法を出力手段へ出力す
る制御手段とから構成される。
定し、当該農産物の検査や選別を行うための農産物の検
査装置は、次のような構成が一般的に採用されている。
すなわち、農産物の検査装置は、農産物を保持可能であ
り、農産物を保持した際には輪郭線が農産物の輪郭線よ
り外側に位置する保持部と、保持部へ可視光線を照射す
るための照射手段と、農産物および保持部から反射され
た可視光線の反射光を受光し、保持部および農産物の画
像を構成するアナログ画像信号を生成する受光手段と、
アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する変換
手段と、ディジタル画像信号を、保持部および農産物の
画像を構成する多値画像データとして記憶するための第
1の記憶手段と、多値画像データを、保持部の画像デー
タと農産物の画像データに区分するため予め定められて
いる閾値データが記憶される第2の記憶手段と、農産物
の画像データに基づき、農産物の寸法を求めるための演
算手段と、求められた農産物の寸法を出力するための出
力手段と、受光手段が生成したアナログ画像信号を、変
換手段を介してディジタル画像信号に変換し、第1の記
憶手段へ多値画像データとして記憶し、閾値データを基
に農産物の寸法を求め、求めた寸法を出力手段へ出力す
る制御手段とから構成される。
【0003】上記各構成要素の一具体例を挙げると、保
持部は例えばベルトコンベア等を用いて形成された搬送
台であり、照射手段は例えば検査位置にある搬送台を照
明する蛍光ランプであり、受光手段および変換手段は例
えば検査位置にある搬送台を撮影可能な位置に配置さ
れ、捕らえた画像をディジタル信号である多値画像デー
タとして出力可能なテレビカメラであり、第1の記憶手
段および第2の記憶手段はRAM等のメモリであり、演
算手段および制御手段はマイクロコンピュータであり、
出力手段はCRTやプリンタ等である。また、被検査物
である農産物としては野菜や果実などが対象となる。な
お、本例ではテレビカメラが変換手段と受光手段とを構
成しているが、受光手段をアナログ画像信号を出力する
テレビカメラで構成し、電子回路により構成した変換手
段をテレビカメラと別体に設けてアナログ画像信号をデ
ィジタル画像信号に変換するようにしても良い。
持部は例えばベルトコンベア等を用いて形成された搬送
台であり、照射手段は例えば検査位置にある搬送台を照
明する蛍光ランプであり、受光手段および変換手段は例
えば検査位置にある搬送台を撮影可能な位置に配置さ
れ、捕らえた画像をディジタル信号である多値画像デー
タとして出力可能なテレビカメラであり、第1の記憶手
段および第2の記憶手段はRAM等のメモリであり、演
算手段および制御手段はマイクロコンピュータであり、
出力手段はCRTやプリンタ等である。また、被検査物
である農産物としては野菜や果実などが対象となる。な
お、本例ではテレビカメラが変換手段と受光手段とを構
成しているが、受光手段をアナログ画像信号を出力する
テレビカメラで構成し、電子回路により構成した変換手
段をテレビカメラと別体に設けてアナログ画像信号をデ
ィジタル画像信号に変換するようにしても良い。
【0004】この構成により、蛍光ランプは可視光線を
搬送台上に載置された農産物へ照射し、その反射光をテ
レビカメラが捕らえ、搬送台および農産物の画像をディ
ジタル信号である多値画像データを出力し、マイクロコ
ンピュータがテレビカメラから出力される多値画像デー
タをRAMに記憶させ、既にRAMの他の領域に記憶さ
れている閾値データを基に多値画像データを二値化(保
持部の画像データと農産物の画像データとを区分け)し
て農産物の輪郭線を演算し、農産物の寸法を求めること
ができる。さらに、農産物の選別の基準となる外形寸法
データも合わせてRAMの領域に記憶させておき、求め
た農産物の寸法と比較することで、寸法を測定した農産
物を大きさや形で選別することもできる。
搬送台上に載置された農産物へ照射し、その反射光をテ
レビカメラが捕らえ、搬送台および農産物の画像をディ
ジタル信号である多値画像データを出力し、マイクロコ
ンピュータがテレビカメラから出力される多値画像デー
タをRAMに記憶させ、既にRAMの他の領域に記憶さ
れている閾値データを基に多値画像データを二値化(保
持部の画像データと農産物の画像データとを区分け)し
て農産物の輪郭線を演算し、農産物の寸法を求めること
ができる。さらに、農産物の選別の基準となる外形寸法
データも合わせてRAMの領域に記憶させておき、求め
た農産物の寸法と比較することで、寸法を測定した農産
物を大きさや形で選別することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た農産物の検査装置では、保持部に保持された農産物
へ、農産物の色彩や表面形状によって反射光の強さが大
きく変わる可視光線を照射しているため、受光手段が出
力する農産物や保持部の画像を構成するアナログ画像信
号のレベル、さらには変換手段が出力する多値画像デー
タも農産物の色や表面形状に影響されて大きく変動す
る。これにより、予め設定された閾値データを基に保持
部の画像データと農産物の画像データに区分する際に、
正確な区分けが行えないという課題がある。特に色が保
持部の色に近い特定の農産物を検査する場合や、保持部
や農産物に塵や汚れ等が付着している場合や、表面形状
が可視光線を反射し難い形状の場合には、正確な区分け
ができない。従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、保持部や農産物に汚れ
が付着している場合や、表面の色彩や形状が種々な農産
物に対しても良好な検査が行える農産物の検査装置を提
供することにある。
た農産物の検査装置では、保持部に保持された農産物
へ、農産物の色彩や表面形状によって反射光の強さが大
きく変わる可視光線を照射しているため、受光手段が出
力する農産物や保持部の画像を構成するアナログ画像信
号のレベル、さらには変換手段が出力する多値画像デー
タも農産物の色や表面形状に影響されて大きく変動す
る。これにより、予め設定された閾値データを基に保持
部の画像データと農産物の画像データに区分する際に、
正確な区分けが行えないという課題がある。特に色が保
持部の色に近い特定の農産物を検査する場合や、保持部
や農産物に塵や汚れ等が付着している場合や、表面形状
が可視光線を反射し難い形状の場合には、正確な区分け
ができない。従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、保持部や農産物に汚れ
が付着している場合や、表面の色彩や形状が種々な農産
物に対しても良好な検査が行える農産物の検査装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。本発明に係る第1の農産物
の検査装置では、赤外線を吸収し易い材料で形成される
と共に、農産物を保持可能であり、該農産物を保持した
際には輪郭線が農産物の輪郭線より外側に位置する保持
部と、前記保持部へ赤外線を照射するための照射手段
と、前記農産物および前記保持部から反射された前記赤
外線の反射光を受光し、保持部および農産物の画像を構
成するアナログ画像信号を生成する受光手段と、前記ア
ナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する変換手
段と、前記ディジタル画像信号を、前記保持部および農
産物の画像を構成する多値画像データとして記憶するた
めの第1の記憶手段と、前記多値画像データを、前記保
持部の画像データと前記農産物の画像データに区分する
ため予め定められている閾値データが記憶される第2の
記憶手段と、前記多値画像データと閾値データに基づ
き、多値画像データを、前記保持部の画像データと前記
農産物の画像データに区分し、該農産物の画像データに
基づいて農産物の寸法を求めるための演算手段と、求め
られた前記農産物の寸法を出力するための出力手段と、
前記受光手段が生成したアナログ画像信号を、前記変換
手段を介して前記ディジタル画像信号に変換し、前記第
1の記憶手段へ多値画像データとして記憶し、前記閾値
データを基に前記農産物の寸法を求め、求めた該寸法を
前記出力手段へ出力する制御手段とを具備することを特
徴とする。
するため次の構成を備える。本発明に係る第1の農産物
の検査装置では、赤外線を吸収し易い材料で形成される
と共に、農産物を保持可能であり、該農産物を保持した
際には輪郭線が農産物の輪郭線より外側に位置する保持
部と、前記保持部へ赤外線を照射するための照射手段
と、前記農産物および前記保持部から反射された前記赤
外線の反射光を受光し、保持部および農産物の画像を構
成するアナログ画像信号を生成する受光手段と、前記ア
ナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する変換手
段と、前記ディジタル画像信号を、前記保持部および農
産物の画像を構成する多値画像データとして記憶するた
めの第1の記憶手段と、前記多値画像データを、前記保
持部の画像データと前記農産物の画像データに区分する
ため予め定められている閾値データが記憶される第2の
記憶手段と、前記多値画像データと閾値データに基づ
き、多値画像データを、前記保持部の画像データと前記
農産物の画像データに区分し、該農産物の画像データに
基づいて農産物の寸法を求めるための演算手段と、求め
られた前記農産物の寸法を出力するための出力手段と、
前記受光手段が生成したアナログ画像信号を、前記変換
手段を介して前記ディジタル画像信号に変換し、前記第
1の記憶手段へ多値画像データとして記憶し、前記閾値
データを基に前記農産物の寸法を求め、求めた該寸法を
前記出力手段へ出力する制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0007】また、本発明に係る第2の農産物の検査装
置では、赤外線を吸収し易い材料で形成されると共に、
農産物を保持可能であり、該農産物を保持した際には輪
郭線が農産物の輪郭線より外側に位置する保持部と、前
記保持部へ赤外線を照射するための照射手段と、前記農
産物および前記保持部から反射された前記赤外線の反射
光を受光し、保持部および農産物の画像を構成するアナ
ログ画像信号を生成する受光手段と、前記アナログ画像
信号をディジタル画像信号に変換する変換手段と、前記
ディジタル画像信号を、前記保持部および農産物の画像
を構成する多値画像データとして記憶するための第1の
記憶手段と、前記多値画像データを、前記保持部の画像
データと前記農産物の画像データに区分するため予め定
められている閾値データが記憶される第2の記憶手段
と、基準となる農産物の予め定められている基準寸法デ
ータが記憶される第3の記憶手段と、前記多値画像デー
タと閾値データに基づき、多値画像データを、前記保持
部の画像データと前記農産物の画像データに区分し、該
農産物の画像データに基づいて農産物の寸法を求め、求
めた寸法を前記基準寸法データと比較するための演算手
段と、求められた前記農産物の寸法について前記基準寸
法データとの比較結果を出力するための出力手段と、前
記受光手段が生成したアナログ画像信号を、前記変換手
段を介して前記ディジタル画像信号に変換し、前記第1
の記憶手段へ多値画像データとして記憶し、前記閾値デ
ータを基に前記農産物の画像データを区分し、前記演算
手段を介して当該農産物の画像データから農産物の寸法
を求めると共に、求めた該寸法を前記基準寸法データと
比較し、比較結果を前記出力手段へ出力する制御手段と
を具備することを特徴とする。
置では、赤外線を吸収し易い材料で形成されると共に、
農産物を保持可能であり、該農産物を保持した際には輪
郭線が農産物の輪郭線より外側に位置する保持部と、前
記保持部へ赤外線を照射するための照射手段と、前記農
産物および前記保持部から反射された前記赤外線の反射
光を受光し、保持部および農産物の画像を構成するアナ
ログ画像信号を生成する受光手段と、前記アナログ画像
信号をディジタル画像信号に変換する変換手段と、前記
ディジタル画像信号を、前記保持部および農産物の画像
を構成する多値画像データとして記憶するための第1の
記憶手段と、前記多値画像データを、前記保持部の画像
データと前記農産物の画像データに区分するため予め定
められている閾値データが記憶される第2の記憶手段
と、基準となる農産物の予め定められている基準寸法デ
ータが記憶される第3の記憶手段と、前記多値画像デー
タと閾値データに基づき、多値画像データを、前記保持
部の画像データと前記農産物の画像データに区分し、該
農産物の画像データに基づいて農産物の寸法を求め、求
めた寸法を前記基準寸法データと比較するための演算手
段と、求められた前記農産物の寸法について前記基準寸
法データとの比較結果を出力するための出力手段と、前
記受光手段が生成したアナログ画像信号を、前記変換手
段を介して前記ディジタル画像信号に変換し、前記第1
の記憶手段へ多値画像データとして記憶し、前記閾値デ
ータを基に前記農産物の画像データを区分し、前記演算
手段を介して当該農産物の画像データから農産物の寸法
を求めると共に、求めた該寸法を前記基準寸法データと
比較し、比較結果を前記出力手段へ出力する制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0008】また、前記赤外線を、近赤外線とすると、
野菜や果実等の農産物に含有されている葉緑素は近赤外
線の領域で強い反射を起こすので農産物の色彩による反
射光の変動が略一定となり、農産物の多値画像データが
揃うので二値化し易くなる。さらに、前記保持部を、黒
色のゴム板等の黒色または黒色に近い板で構成すると、
黒色または黒色に近い板は赤外線を吸収するため、農産
物から多値画像データと保持部からの多値画像データと
の間の差が大きくなり、一層二値化し易くなる。
野菜や果実等の農産物に含有されている葉緑素は近赤外
線の領域で強い反射を起こすので農産物の色彩による反
射光の変動が略一定となり、農産物の多値画像データが
揃うので二値化し易くなる。さらに、前記保持部を、黒
色のゴム板等の黒色または黒色に近い板で構成すると、
黒色または黒色に近い板は赤外線を吸収するため、農産
物から多値画像データと保持部からの多値画像データと
の間の差が大きくなり、一層二値化し易くなる。
【0009】
【作用】第1の農作物の検査装置では、照射手段が保持
部と農作物に赤外線を照射する。赤外線は保持部では吸
収されて反射光量が少なく、また葉緑素が含まれる農産
物では農産物の色や表面形状によらず反射光量が大きな
ものとなる。受光手段が保持部と農作物からその反射光
を受光し、保持部と農作物の画像を構成するアナログ画
像信号を生成する。制御手段は、変換手段を介してアナ
ログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、多値画像
データとして第1の記憶手段へ記憶し、演算手段を介し
て予め定められ第2の記憶手段へ記憶されている閾値デ
ータと多値画像データに基づき、多値画像データを保持
部と農産物の画像データに区分し、当該農産物の画像デ
ータを基に農産物の寸法を求め、当該寸法を出力手段へ
出力する。
部と農作物に赤外線を照射する。赤外線は保持部では吸
収されて反射光量が少なく、また葉緑素が含まれる農産
物では農産物の色や表面形状によらず反射光量が大きな
ものとなる。受光手段が保持部と農作物からその反射光
を受光し、保持部と農作物の画像を構成するアナログ画
像信号を生成する。制御手段は、変換手段を介してアナ
ログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、多値画像
データとして第1の記憶手段へ記憶し、演算手段を介し
て予め定められ第2の記憶手段へ記憶されている閾値デ
ータと多値画像データに基づき、多値画像データを保持
部と農産物の画像データに区分し、当該農産物の画像デ
ータを基に農産物の寸法を求め、当該寸法を出力手段へ
出力する。
【0010】第2の農作物の検査装置では、さらに基準
となる農産物の予め定められている基準寸法データを第
3の記憶手段へ記憶し、演算手段を介して多値画像デー
タと閾値データに基づき、多値画像データを、保持部の
画像データと農産物の画像データに区分し、農産物の画
像データに基づいて農産物の寸法を求め、求めた寸法を
基準寸法データと比較して、比較結果を出力手段へ出力
する。
となる農産物の予め定められている基準寸法データを第
3の記憶手段へ記憶し、演算手段を介して多値画像デー
タと閾値データに基づき、多値画像データを、保持部の
画像データと農産物の画像データに区分し、農産物の画
像データに基づいて農産物の寸法を求め、求めた寸法を
基準寸法データと比較して、比較結果を出力手段へ出力
する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて説明する。なお、本発明において農産物とは、植
物である野菜や果実のことである。また、基本的な構成
は従来例と略同様であり、照射手段を可視光線を照射す
る蛍光ランプに代えて、赤外線を照射する赤外線ランプ
等の赤外および近赤外照明装置とした構成に一番の特徴
がある。まず、図1と共に農産物の検査装置10の構成
について説明する。12は保持部の一例である搬送台で
あり、赤外線を吸収し易い材料(ゴム材料等)で形成さ
れると共に、農産物14を保持可能であり、農産物14
を保持した際には輪郭線が農産物14の輪郭線より外側
に位置する外形に形成されている。特に搬送台12は、
後述する赤外および近赤外照明装置からの光の反射率を
一層低くするために黒色等の濃い色を着色しておくと良
い。また、搬送台12の中央部分は凹状に形成され、農
産物14を保持した際には搬送時に農産物14が台から
落ちないような構成となっている。
づいて説明する。なお、本発明において農産物とは、植
物である野菜や果実のことである。また、基本的な構成
は従来例と略同様であり、照射手段を可視光線を照射す
る蛍光ランプに代えて、赤外線を照射する赤外線ランプ
等の赤外および近赤外照明装置とした構成に一番の特徴
がある。まず、図1と共に農産物の検査装置10の構成
について説明する。12は保持部の一例である搬送台で
あり、赤外線を吸収し易い材料(ゴム材料等)で形成さ
れると共に、農産物14を保持可能であり、農産物14
を保持した際には輪郭線が農産物14の輪郭線より外側
に位置する外形に形成されている。特に搬送台12は、
後述する赤外および近赤外照明装置からの光の反射率を
一層低くするために黒色等の濃い色を着色しておくと良
い。また、搬送台12の中央部分は凹状に形成され、農
産物14を保持した際には搬送時に農産物14が台から
落ちないような構成となっている。
【0012】16は照射手段の一例である赤外および近
赤外照明装置であり、搬送台12上に赤外線を照射す
る。赤外および近赤外照明装置には通常、出力する光線
の波長が750ナノミリメートル(以下単に「nm」)
から1ミリメートルの範囲のランプを使用すれば良い
が、特に農産物14には葉緑素が含まれており、この葉
緑素は近赤外線(波長が750nm〜2500nm)の
領域で強い反射帯を持つと同時に、一定の反射をするこ
とに着目して、本実施例では近赤外線を出力する赤外線
ランプ16を使用する。これにより、農産物14からの
反射光の光量が略一定となり、安定して二値化すること
が可能となる。また、照射手段に赤外線ランプを使用す
ると、ゴム製の搬送台12や、果実や野菜等の農産物1
4に付着している泥等の汚れは赤外線の反射率が低く、
農産物14からの反射光量との間の差が大きくなり二値
化するのに有効である。18は受光手段の一例であるC
CDカメラであり、農産物14および搬送台12からの
反射光を受光し、農産物14および搬送台12の画像を
構成するアナログ画像信号を生成する機能を有する。ま
た20は赤外線フィルタであり、CCDカメラ18のレ
ンズ先端に設けられ、赤外線ランプ16から照射された
赤外線の反射光のみがCCDカメラ18へ入力されるよ
うにしている。なお、赤外線フィルタ20は必ずしも使
用するを要しない。22は変換手段としてのアナログ/
ディジタル変換回路(以下単に「A/D回路」)であ
り、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する
機能を有する。
赤外照明装置であり、搬送台12上に赤外線を照射す
る。赤外および近赤外照明装置には通常、出力する光線
の波長が750ナノミリメートル(以下単に「nm」)
から1ミリメートルの範囲のランプを使用すれば良い
が、特に農産物14には葉緑素が含まれており、この葉
緑素は近赤外線(波長が750nm〜2500nm)の
領域で強い反射帯を持つと同時に、一定の反射をするこ
とに着目して、本実施例では近赤外線を出力する赤外線
ランプ16を使用する。これにより、農産物14からの
反射光の光量が略一定となり、安定して二値化すること
が可能となる。また、照射手段に赤外線ランプを使用す
ると、ゴム製の搬送台12や、果実や野菜等の農産物1
4に付着している泥等の汚れは赤外線の反射率が低く、
農産物14からの反射光量との間の差が大きくなり二値
化するのに有効である。18は受光手段の一例であるC
CDカメラであり、農産物14および搬送台12からの
反射光を受光し、農産物14および搬送台12の画像を
構成するアナログ画像信号を生成する機能を有する。ま
た20は赤外線フィルタであり、CCDカメラ18のレ
ンズ先端に設けられ、赤外線ランプ16から照射された
赤外線の反射光のみがCCDカメラ18へ入力されるよ
うにしている。なお、赤外線フィルタ20は必ずしも使
用するを要しない。22は変換手段としてのアナログ/
ディジタル変換回路(以下単に「A/D回路」)であ
り、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する
機能を有する。
【0013】24aは第1の記憶手段としての第1のメ
モリであり、RAM24の所定の領域に配されている。
第1のメモリ24aはカメラ18が捕らえた視野に対応
するX−Y座標系メモリ空間に形成されており、各座標
位置に相当するメモリにはディジタル画像信号が、搬送
台12および農産物14の画像を構成する一画素毎の多
値画像データとして記憶される。24bは第2の記憶手
段としての第2のメモリであり、RAM24の所定の領
域に配されている。この第1のメモリ24aには、多値
画像データを、搬送台12の画像データと農産物14の
画像データに区分するため予め定められている閾値デー
タが記憶される。24cは第3の記憶手段としての第3
のメモリであり、選別や検査の際の基準となる農産物の
予め定められている基準寸法データが記憶される。この
基準寸法データは単に良否を判定する場合であれば1つ
であっても良いし、また選別の際には選別のランク数に
応じた数の寸法データを記憶しておけば良い。
モリであり、RAM24の所定の領域に配されている。
第1のメモリ24aはカメラ18が捕らえた視野に対応
するX−Y座標系メモリ空間に形成されており、各座標
位置に相当するメモリにはディジタル画像信号が、搬送
台12および農産物14の画像を構成する一画素毎の多
値画像データとして記憶される。24bは第2の記憶手
段としての第2のメモリであり、RAM24の所定の領
域に配されている。この第1のメモリ24aには、多値
画像データを、搬送台12の画像データと農産物14の
画像データに区分するため予め定められている閾値デー
タが記憶される。24cは第3の記憶手段としての第3
のメモリであり、選別や検査の際の基準となる農産物の
予め定められている基準寸法データが記憶される。この
基準寸法データは単に良否を判定する場合であれば1つ
であっても良いし、また選別の際には選別のランク数に
応じた数の寸法データを記憶しておけば良い。
【0014】26はCPU(マイクロコンピュータ)で
あり、多値画像データと閾値データに基づき、多値画像
データを、搬送台12の画像データと農産物14の画像
データに区分し、農産物14の画像データに基づいて農
産物14の寸法を求め、求めた寸法を基準寸法データと
比較するための演算手段としての機能と、後述する制御
手段としての機能とを有している。CPU26は農産物
14の画像データを区分する際には、第2のメモリ24
bに記憶された画像データを構成する各画素の多値画像
データに対して閾値データで二値化を行い、閾値データ
より値の大きい画素の集合としての画像データを農産物
14の画像データとして、RAM24の他の領域(第4
のメモリ24d)に記憶する。さらに農産物14の寸法
を求める際には、第1のメモリ24aと同様にX−Y座
標系メモリ空間に形成された第4のメモリ24dに記憶
された画像データに対してX方向および/またはY方向
から走査を行い、例えば各X方向、Y方向の最大値を持
って農産物14の寸法としている。
あり、多値画像データと閾値データに基づき、多値画像
データを、搬送台12の画像データと農産物14の画像
データに区分し、農産物14の画像データに基づいて農
産物14の寸法を求め、求めた寸法を基準寸法データと
比較するための演算手段としての機能と、後述する制御
手段としての機能とを有している。CPU26は農産物
14の画像データを区分する際には、第2のメモリ24
bに記憶された画像データを構成する各画素の多値画像
データに対して閾値データで二値化を行い、閾値データ
より値の大きい画素の集合としての画像データを農産物
14の画像データとして、RAM24の他の領域(第4
のメモリ24d)に記憶する。さらに農産物14の寸法
を求める際には、第1のメモリ24aと同様にX−Y座
標系メモリ空間に形成された第4のメモリ24dに記憶
された画像データに対してX方向および/またはY方向
から走査を行い、例えば各X方向、Y方向の最大値を持
って農産物14の寸法としている。
【0015】28は出力手段としてのモニタディスプレ
イ(以下単に「モニタ」)であり、求められた農産物の
寸法について基準寸法データとの比較結果を出力した
り、また第4のメモリ24dに記憶された農産物14の
画像データを白黒の映像として出力する機能を有する。
またCPU26は、制御手段としての機能も有し、CC
Dカメラ18が生成したアナログ画像信号を、A/D回
路22を介してディジタル画像信号に変換し、第1のメ
モリ24aへ多値画像データとして記憶したり、また演
算されメモリに記憶された結果をモニタ28へ出力す
る。また、30はROMまたはディスクであり、CPU
26のオペレーティングシステムや動作を規定する制御
プログラムが予め記憶されている。また、32はキーボ
ード等の入力手段であり、CPU26に対するコマンド
やデータを外部から入力するためのものである。
イ(以下単に「モニタ」)であり、求められた農産物の
寸法について基準寸法データとの比較結果を出力した
り、また第4のメモリ24dに記憶された農産物14の
画像データを白黒の映像として出力する機能を有する。
またCPU26は、制御手段としての機能も有し、CC
Dカメラ18が生成したアナログ画像信号を、A/D回
路22を介してディジタル画像信号に変換し、第1のメ
モリ24aへ多値画像データとして記憶したり、また演
算されメモリに記憶された結果をモニタ28へ出力す
る。また、30はROMまたはディスクであり、CPU
26のオペレーティングシステムや動作を規定する制御
プログラムが予め記憶されている。また、32はキーボ
ード等の入力手段であり、CPU26に対するコマンド
やデータを外部から入力するためのものである。
【0016】次に、上記の構成を有する農産物の検査装
置10の動作について説明する。電源が投入され、CP
U26が起動すると、CPU26はROMまたはディス
ク30から制御プログラム等を読出し、RAM24の内
容をクリアし(ステップ100)、外部から入力手段3
2を介して閾値データや基準寸法データが入力されるま
で待機する(ステップ102)。なお、予めROMまた
はディスク30に閾値データや基準寸法データを記憶さ
せておいても良い。この場合にはステップ102を実行
せずに次のステップに進むか、このステップ102にお
いてROMまたはディスク30の内容をRAM24の所
定の領域に転送し、記憶させる動作を行う。また、電源
が投入された後には、赤外線ランプ16が赤外線を搬送
台12上に照射し始め、CCDカメラ18は取り込んだ
映像をアナログ画像信号を出力し始める。また、A/D
回路22も入力されるアナログ画像信号をディジタル画
像信号に変換し出力し始める。
置10の動作について説明する。電源が投入され、CP
U26が起動すると、CPU26はROMまたはディス
ク30から制御プログラム等を読出し、RAM24の内
容をクリアし(ステップ100)、外部から入力手段3
2を介して閾値データや基準寸法データが入力されるま
で待機する(ステップ102)。なお、予めROMまた
はディスク30に閾値データや基準寸法データを記憶さ
せておいても良い。この場合にはステップ102を実行
せずに次のステップに進むか、このステップ102にお
いてROMまたはディスク30の内容をRAM24の所
定の領域に転送し、記憶させる動作を行う。また、電源
が投入された後には、赤外線ランプ16が赤外線を搬送
台12上に照射し始め、CCDカメラ18は取り込んだ
映像をアナログ画像信号を出力し始める。また、A/D
回路22も入力されるアナログ画像信号をディジタル画
像信号に変換し出力し始める。
【0017】次に、CPU26は、ディジタル画像信号
を、第1のメモリ24aに多値画像データとして記憶し
(ステップ104)、第2のメモリ24bに記憶されて
いる閾値データを読みだして第1のメモリ24aに記憶
された多値画像データに対して二値化を行い、搬送台1
2の画像データと農産物14の画像データとを区分し
て、農産物14の画像データを第4のメモリ24dに記
憶する(ステップ106)。続いて、第4のメモリ24
dに記憶された農産物14の画像データに対して寸法を
求め(ステップ108)、第3のメモリ24cから基準
寸法データを読みだして比較し(ステップ110)、当
該農産物14の選別、または検査の当否を判定すると共
にモニタ28へその結果を出力する(ステップ11
2)。
を、第1のメモリ24aに多値画像データとして記憶し
(ステップ104)、第2のメモリ24bに記憶されて
いる閾値データを読みだして第1のメモリ24aに記憶
された多値画像データに対して二値化を行い、搬送台1
2の画像データと農産物14の画像データとを区分し
て、農産物14の画像データを第4のメモリ24dに記
憶する(ステップ106)。続いて、第4のメモリ24
dに記憶された農産物14の画像データに対して寸法を
求め(ステップ108)、第3のメモリ24cから基準
寸法データを読みだして比較し(ステップ110)、当
該農産物14の選別、または検査の当否を判定すると共
にモニタ28へその結果を出力する(ステップ11
2)。
【0018】
【表1】 表1は、図1の検査装置と従来の検査装置を用いて各種
農産物に対して行った農産物の寸法の測定実験の結果を
まとめたものである。なお、本実験に使用した農産物1
4は、表面の色が赤色系の林檎と、表面の色が緑色系の
ピーマンと、表面が凹凸に形成されているアボガドと、
表面が無数の毛で覆われてるキウイである。また、A/
D回路22には8ビットのA/Dコンバータが使用され
ている。また、従来では、赤色系の農産物はカメラ18
のレンズ前面に赤フィルタを、緑色系の農産物はレンズ
前面に緑フィルタを装着し映像の写る範囲を広げる手法
が多く採用されていたので、本実験でも可視光線を使用
する際には各フィルタを装着して実験を行った。表1の
実験結果から、実施例に係る検査装置10では、表面が
曲面に形成された林檎やピーマン、さらには表面が光を
非常に反射し難いアボガドやキウイであっても忠実に農
産物の大きさを測定することができていることが判る。
なお、表1中の数字は、実際の実験対象物の寸法に対し
て測定で得られた寸法の比率を100分率で示したもの
である。
農産物に対して行った農産物の寸法の測定実験の結果を
まとめたものである。なお、本実験に使用した農産物1
4は、表面の色が赤色系の林檎と、表面の色が緑色系の
ピーマンと、表面が凹凸に形成されているアボガドと、
表面が無数の毛で覆われてるキウイである。また、A/
D回路22には8ビットのA/Dコンバータが使用され
ている。また、従来では、赤色系の農産物はカメラ18
のレンズ前面に赤フィルタを、緑色系の農産物はレンズ
前面に緑フィルタを装着し映像の写る範囲を広げる手法
が多く採用されていたので、本実験でも可視光線を使用
する際には各フィルタを装着して実験を行った。表1の
実験結果から、実施例に係る検査装置10では、表面が
曲面に形成された林檎やピーマン、さらには表面が光を
非常に反射し難いアボガドやキウイであっても忠実に農
産物の大きさを測定することができていることが判る。
なお、表1中の数字は、実際の実験対象物の寸法に対し
て測定で得られた寸法の比率を100分率で示したもの
である。
【0019】次に、表1の内の各農産物において、検査
装置10のディジタル画像信号の波形と、従来の検査装
置のディジタル画像信号の波形とを比較して見る。な
お、従来のディジタル画像信号は、赤フィルタを用いた
場合と緑フィルタを用いた場合とフィルタを用いない場
合の内で最も結果が良かったものとする。また、各グラ
フはA/D回路22からのディジタル画像信号の多値画
像データを示すグラフである。また、各農産物が配され
た搬送台12上には、反射率が略どの波長帯域でも一定
な基準片を載せ、そのディジタル画像信号のレベルが一
定となるようにカメラ18の入力光量を調整している。
また、各グラフは搬送台12上に農産物14と上記基準
片15とを載せ、X軸上に沿って走査した場合の映像レ
ベルを示すものである。
装置10のディジタル画像信号の波形と、従来の検査装
置のディジタル画像信号の波形とを比較して見る。な
お、従来のディジタル画像信号は、赤フィルタを用いた
場合と緑フィルタを用いた場合とフィルタを用いない場
合の内で最も結果が良かったものとする。また、各グラ
フはA/D回路22からのディジタル画像信号の多値画
像データを示すグラフである。また、各農産物が配され
た搬送台12上には、反射率が略どの波長帯域でも一定
な基準片を載せ、そのディジタル画像信号のレベルが一
定となるようにカメラ18の入力光量を調整している。
また、各グラフは搬送台12上に農産物14と上記基準
片15とを載せ、X軸上に沿って走査した場合の映像レ
ベルを示すものである。
【0020】図3と図4は農産物が林檎の場合であり、
図3は検査装置からのディジタル画像信号を、図4は従
来の検査装置からのディジタル画像信号を示す。従来の
検査装置では図4に示すように、林檎の表面が球面に形
成されているので反射光は縁部に近づくに従って次第に
少なくなり(縁部から中央部分にかけてのディジタル値
の変化が緩い)、閾値データを用いて二値化する場合に
はこの閾値データをどの値に設定するかで、大きく林檎
の輪郭線が変化して、正確な輪郭線を求めることが難し
い。なお、この実験では林檎が赤色系であるので赤フィ
ルタをカメラ18の全面に配して測定している。一方、
本実施例に係る検査装置10では図3に示すように、林
檎に含まれる葉緑素が近赤外線を一定の率で反射するの
で林檎の表面形状によらず、縁部も中央部分も略一定の
値である。言い換えれば、縁部での信号の立ち上がりが
可視光線の場合と比べて急峻とすることができ、林檎の
輪郭線が閾値データの広い範囲に亘り殆ど変わらない。
従って、正確な林檎の輪郭線を検出することができ、確
実な選別や検査が行える。なお、図3と図4中のAは実
験の際に使用した基準片での反射光を示す。以下の実験
でも同様である。
図3は検査装置からのディジタル画像信号を、図4は従
来の検査装置からのディジタル画像信号を示す。従来の
検査装置では図4に示すように、林檎の表面が球面に形
成されているので反射光は縁部に近づくに従って次第に
少なくなり(縁部から中央部分にかけてのディジタル値
の変化が緩い)、閾値データを用いて二値化する場合に
はこの閾値データをどの値に設定するかで、大きく林檎
の輪郭線が変化して、正確な輪郭線を求めることが難し
い。なお、この実験では林檎が赤色系であるので赤フィ
ルタをカメラ18の全面に配して測定している。一方、
本実施例に係る検査装置10では図3に示すように、林
檎に含まれる葉緑素が近赤外線を一定の率で反射するの
で林檎の表面形状によらず、縁部も中央部分も略一定の
値である。言い換えれば、縁部での信号の立ち上がりが
可視光線の場合と比べて急峻とすることができ、林檎の
輪郭線が閾値データの広い範囲に亘り殆ど変わらない。
従って、正確な林檎の輪郭線を検出することができ、確
実な選別や検査が行える。なお、図3と図4中のAは実
験の際に使用した基準片での反射光を示す。以下の実験
でも同様である。
【0021】図5と図6は農産物がピーマンの場合であ
り、図5は本実施例に係る検査装置からのディジタル画
像信号を、図6は従来の検査装置からのディジタル画像
信号を示し、検査結果は前述した林檎の場合と略同様と
なる。従来の検査装置では図6に示すように、ピーマン
の表面にはX軸に沿った溝が複数あるので反射光はX軸
方向に沿ってバラツキがあり、閾値データを用いて二値
化する場合にはこの閾値データをどの値に設定するか
で、大きく輪郭線が変化して、正確な輪郭線を求めるこ
とが難しい。なお、この実験では赤フィルタをカメラ1
8の全面に配して測定している。一方、本実施例に係る
検査装置10では図5に示すように、ピーマンに含まれ
る葉緑素が近赤外線を一定の率で反射するので表面形状
によらず、縁部も中央部分も略一定の値であるディジタ
ル画像信号を得られる。
り、図5は本実施例に係る検査装置からのディジタル画
像信号を、図6は従来の検査装置からのディジタル画像
信号を示し、検査結果は前述した林檎の場合と略同様と
なる。従来の検査装置では図6に示すように、ピーマン
の表面にはX軸に沿った溝が複数あるので反射光はX軸
方向に沿ってバラツキがあり、閾値データを用いて二値
化する場合にはこの閾値データをどの値に設定するか
で、大きく輪郭線が変化して、正確な輪郭線を求めるこ
とが難しい。なお、この実験では赤フィルタをカメラ1
8の全面に配して測定している。一方、本実施例に係る
検査装置10では図5に示すように、ピーマンに含まれ
る葉緑素が近赤外線を一定の率で反射するので表面形状
によらず、縁部も中央部分も略一定の値であるディジタ
ル画像信号を得られる。
【0022】図7と図8は農産物がアボガドの場合であ
り、図7は本実施例に係る検査装置からのディジタル画
像信号を、図8は従来の検査装置からのディジタル画像
信号を示す。従来の検査装置では図8に示すように、ア
ボガドの表面形状は無数の凹凸で形成されているため、
反射光のレベルが低下してディジタル画像信号の出力レ
ベルも低下しており、さらには凹凸のために出力レベル
にバラツキが生じている。従って、やはり閾値データを
用いて二値化する場合にはこの閾値データをどの値に設
定するかで、大きく輪郭線が変化して、正確な輪郭線を
求めることが難しい。なお、この実験では赤フィルタを
カメラ18の全面に配して測定している。一方、本実施
例に係る検査装置10では図7に示すように、アボガド
に含まれる葉緑素が近赤外線を一定の率で反射するので
表面形状によらず、縁部も中央部分も略一定の値である
ディジタル画像信号を得られる。
り、図7は本実施例に係る検査装置からのディジタル画
像信号を、図8は従来の検査装置からのディジタル画像
信号を示す。従来の検査装置では図8に示すように、ア
ボガドの表面形状は無数の凹凸で形成されているため、
反射光のレベルが低下してディジタル画像信号の出力レ
ベルも低下しており、さらには凹凸のために出力レベル
にバラツキが生じている。従って、やはり閾値データを
用いて二値化する場合にはこの閾値データをどの値に設
定するかで、大きく輪郭線が変化して、正確な輪郭線を
求めることが難しい。なお、この実験では赤フィルタを
カメラ18の全面に配して測定している。一方、本実施
例に係る検査装置10では図7に示すように、アボガド
に含まれる葉緑素が近赤外線を一定の率で反射するので
表面形状によらず、縁部も中央部分も略一定の値である
ディジタル画像信号を得られる。
【0023】図9と図10は農産物がキウイの場合であ
り、図9は本実施例に係る検査装置からのディジタル画
像信号を、図10は従来の検査装置からのディジタル画
像信号を示し、検査結果は前述したアボガドの場合と略
同様となる。従来の検査装置では図10に示すように、
キウイの表面形状は無数の毛で覆われているため、反射
光のレベルが低下してディジタル画像信号の出力レベル
も低下しており、さらには毛のために出力レベルにバラ
ツキが生じている。従って、やはり閾値データを用いて
二値化する場合にはこの閾値データをどの値に設定する
かで、大きく輪郭線が変化して、正確な輪郭線を求める
ことが難しい。なお、この実験ではフィルタは使用せず
に測定している。一方、本実施例に係る検査装置10で
は図9に示すように、キウイに含まれる葉緑素が近赤外
線を一定の率で反射するので表面形状によらず、縁部も
中央部分も略一定の値であるディジタル画像信号を得ら
れる。
り、図9は本実施例に係る検査装置からのディジタル画
像信号を、図10は従来の検査装置からのディジタル画
像信号を示し、検査結果は前述したアボガドの場合と略
同様となる。従来の検査装置では図10に示すように、
キウイの表面形状は無数の毛で覆われているため、反射
光のレベルが低下してディジタル画像信号の出力レベル
も低下しており、さらには毛のために出力レベルにバラ
ツキが生じている。従って、やはり閾値データを用いて
二値化する場合にはこの閾値データをどの値に設定する
かで、大きく輪郭線が変化して、正確な輪郭線を求める
ことが難しい。なお、この実験ではフィルタは使用せず
に測定している。一方、本実施例に係る検査装置10で
は図9に示すように、キウイに含まれる葉緑素が近赤外
線を一定の率で反射するので表面形状によらず、縁部も
中央部分も略一定の値であるディジタル画像信号を得ら
れる。
【0024】上記図3〜図10から、従来の可視光線を
用いた検査装置に種々のフィルタを使い分けて最も良好
な結果が得られるようにして得たディジタル画像信号と
比べても、近赤外線を用いた本実施例に係る検査装置1
0から得られるディジタル画像信号は農産物の種類や色
や表面形状に影響されず略一定の出力レベルを確保で
き、今回の実験で使用した農産物においては略100%
の検出率により寸法が測定できることがわかる。特に、
アボガドやキウイのように表面が光を反射しにくく、従
来では計測がしずらいものに対しても忠実に寸法を測定
できることがわかる。
用いた検査装置に種々のフィルタを使い分けて最も良好
な結果が得られるようにして得たディジタル画像信号と
比べても、近赤外線を用いた本実施例に係る検査装置1
0から得られるディジタル画像信号は農産物の種類や色
や表面形状に影響されず略一定の出力レベルを確保で
き、今回の実験で使用した農産物においては略100%
の検出率により寸法が測定できることがわかる。特に、
アボガドやキウイのように表面が光を反射しにくく、従
来では計測がしずらいものに対しても忠実に寸法を測定
できることがわかる。
【0025】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る農産物の検査装置を用いる
と、赤外線または近赤外線を用いているので、農産物を
保持する保持部や、農産物や支持部に付着した泥や塵等
の汚れでは赤外線または近赤外線を吸収するので、泥や
塵等の汚れに影響されることなく、正確な農産物の寸法
を求めることができ、確実な検査や選別が行える。ま
た、赤外線または近赤外線を用いると、農産物に含まれ
る葉緑素が近赤外線に対して一定の反射を示すことか
ら、農産物の表面形状にかかわらず正確な寸法を測定す
ることが可能となる。さらに、支持部を赤外線を吸収す
る黒色のゴム板を用いて形成すると、農産物の反射光と
の間に大きな差が生じるので一層農産物の寸法を確実に
測定でき、検査の確度を高めることが可能となるという
著効を奏する。
と、赤外線または近赤外線を用いているので、農産物を
保持する保持部や、農産物や支持部に付着した泥や塵等
の汚れでは赤外線または近赤外線を吸収するので、泥や
塵等の汚れに影響されることなく、正確な農産物の寸法
を求めることができ、確実な検査や選別が行える。ま
た、赤外線または近赤外線を用いると、農産物に含まれ
る葉緑素が近赤外線に対して一定の反射を示すことか
ら、農産物の表面形状にかかわらず正確な寸法を測定す
ることが可能となる。さらに、支持部を赤外線を吸収す
る黒色のゴム板を用いて形成すると、農産物の反射光と
の間に大きな差が生じるので一層農産物の寸法を確実に
測定でき、検査の確度を高めることが可能となるという
著効を奏する。
【図1】本発明に係る農産物の検査装置の一実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】表1に示した実験の際の、搬送台上での農産物
と基準片との配列を示す図である。
と基準片との配列を示す図である。
【図3】図1の検査装置を用い、林檎を測定した際のデ
ィジタル画像信号レベルを示すグラフである。
ィジタル画像信号レベルを示すグラフである。
【図4】従来の検査装置を用い、林檎を測定した際のデ
ィジタル画像信号レベルを示すグラフである。
ィジタル画像信号レベルを示すグラフである。
【図5】図1の検査装置を用い、ピーマンを測定した際
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
【図6】従来の検査装置を用い、ピーマンを測定した際
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
【図7】図1の検査装置を用い、アボガドを測定した際
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
【図8】従来の検査装置を用い、アボガドを測定した際
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
【図9】図1の検査装置を用い、キウイを測定した際の
ディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
ディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
【図10】従来の検査装置を用い、キウイを測定した際
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
のディジタル画像信号レベルを示すグラフである。
10 農産物の検査装置 12 搬送台 14 農産物 16 赤外線ランプ 18 カメラ 22 A/D回路 24a 第1のメモリ 24b 第2のメモリ 26 CPU 28 モニタ
Claims (4)
- 【請求項1】 赤外線を吸収し易い材料で形成されると
共に、農産物を保持可能であり、該農産物を保持した際
には輪郭線が農産物の輪郭線より外側に位置する保持部
と、 前記保持部へ赤外線を照射するための照射手段と、 前記農産物および前記保持部から反射された前記赤外線
の反射光を受光し、保持部および農産物の画像を構成す
るアナログ画像信号を生成する受光手段と、 前記アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する
変換手段と、 前記ディジタル画像信号を、前記保持部および農産物の
画像を構成する多値画像データとして記憶するための第
1の記憶手段と、 前記多値画像データを、前記保持部の画像データと前記
農産物の画像データに区分するため予め定められている
閾値データが記憶される第2の記憶手段と、 前記多値画像データと閾値データに基づき、多値画像デ
ータを、前記保持部の画像データと前記農産物の画像デ
ータに区分し、該農産物の画像データに基づいて農産物
の寸法を求めるための演算手段と、 求められた前記農産物の寸法を出力するための出力手段
と、 前記受光手段が生成したアナログ画像信号を、前記変換
手段を介して前記ディジタル画像信号に変換し、前記第
1の記憶手段へ多値画像データとして記憶し、前記閾値
データを基に前記農産物の寸法を求め、求めた該寸法を
前記出力手段へ出力する制御手段とを具備することを特
徴とする農産物の検査装置。 - 【請求項2】 赤外線を吸収し易い材料で形成されると
共に、農産物を保持可能であり、該農産物を保持した際
には輪郭線が農産物の輪郭線より外側に位置する保持部
と、 前記保持部へ赤外線を照射するための照射手段と、 前記農産物および前記保持部から反射された前記赤外線
の反射光を受光し、保持部および農産物の画像を構成す
るアナログ画像信号を生成する受光手段と、 前記アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する
変換手段と、 前記ディジタル画像信号を、前記保持部および農産物の
画像を構成する多値画像データとして記憶するための第
1の記憶手段と、 前記多値画像データを、前記保持部の画像データと前記
農産物の画像データに区分するため予め定められている
閾値データが記憶される第2の記憶手段と、 基準となる農産物の予め定められている基準寸法データ
が記憶される第3の記憶手段と、 前記多値画像データと閾値データに基づき、多値画像デ
ータを、前記保持部の画像データと前記農産物の画像デ
ータに区分し、該農産物の画像データに基づいて農産物
の寸法を求め、求めた寸法を前記基準寸法データと比較
するための演算手段と、 求められた前記農産物の寸法について前記基準寸法デー
タとの比較結果を出力するための出力手段と、 前記受光手段が生成したアナログ画像信号を、前記変換
手段を介して前記ディジタル画像信号に変換し、前記第
1の記憶手段へ多値画像データとして記憶し、前記閾値
データを基に前記農産物の画像データを区分し、前記演
算手段を介して当該農産物の画像データから農産物の寸
法を求めると共に、求めた該寸法を前記基準寸法データ
と比較し、比較結果を前記出力手段へ出力する制御手段
とを具備することを特徴とする農産物の検査装置。 - 【請求項3】 前記赤外線は、近赤外線であることを特
徴とする請求項1または2記載の農産物の検査装置。 - 【請求項4】 前記保持部は、黒色または黒色に近い板
であることを特徴とする請求項1、2または3記載の農
産物の検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6104494A JPH07270126A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 農産物の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6104494A JPH07270126A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 農産物の検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07270126A true JPH07270126A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13159854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6104494A Pending JPH07270126A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 農産物の検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07270126A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003075341A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Japan Science & Technology Corp | 溶存・懸濁性物質濃度を近赤外分光法によって計測する方法 |
| CN102621077A (zh) * | 2012-03-30 | 2012-08-01 | 江南大学 | 高光谱反射图像采集系统及基于该系统的玉米种子纯度无损检测方法 |
| JP2012208839A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Kobe Univ | 植物体の画像領域抽出方法、植物体の画像領域抽出装置、および植物体の生育監視システム |
| JP2018169171A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | Jfeスチール株式会社 | 鋼板形状計測装置及び鋼板形状矯正装置 |
| JP2020056620A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社ニコン | 形状測定装置、構造物製造システム、形状測定方法、固定部及び構造物製造方法 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6104494A patent/JPH07270126A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003075341A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Japan Science & Technology Corp | 溶存・懸濁性物質濃度を近赤外分光法によって計測する方法 |
| JP2012208839A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Kobe Univ | 植物体の画像領域抽出方法、植物体の画像領域抽出装置、および植物体の生育監視システム |
| CN102621077A (zh) * | 2012-03-30 | 2012-08-01 | 江南大学 | 高光谱反射图像采集系统及基于该系统的玉米种子纯度无损检测方法 |
| JP2018169171A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | Jfeスチール株式会社 | 鋼板形状計測装置及び鋼板形状矯正装置 |
| JP2020056620A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社ニコン | 形状測定装置、構造物製造システム、形状測定方法、固定部及び構造物製造方法 |
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