JPH07270416A - 酵素免疫測定法 - Google Patents
酵素免疫測定法Info
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- JPH07270416A JPH07270416A JP6498694A JP6498694A JPH07270416A JP H07270416 A JPH07270416 A JP H07270416A JP 6498694 A JP6498694 A JP 6498694A JP 6498694 A JP6498694 A JP 6498694A JP H07270416 A JPH07270416 A JP H07270416A
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- Japan
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- luciferase
- enzyme
- thiol group
- antibody
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 細菌由来のルシフェラーゼを使用する酵素免
疫測定法において、酵素活性の失活を伴わない方法を提
供する。 【構成】 ルシフェラーゼを標識酵素とする酵素標識抗
体又は酵素標識抗原を使用する酵素免疫測定法におい
て、細菌由来のルシフェラーゼを用い、チオール基を導
入する架橋試薬を用いてルシフェラーゼにチオール基を
導入した後、チオール基に特異的に反応する酸化剤又は
メルカプチド形成剤を添加して前記ルシフェラーゼ中の
チオール基を保護した後、二価性架橋剤を用いて前記ル
シフェラーゼに抗体又は抗原を結合させ、その後還元剤
を加えてチオール基保護基を解離せしめることにより酵
素標識抗体又は酵素標識抗原を調製する酵素免疫測定
法。
疫測定法において、酵素活性の失活を伴わない方法を提
供する。 【構成】 ルシフェラーゼを標識酵素とする酵素標識抗
体又は酵素標識抗原を使用する酵素免疫測定法におい
て、細菌由来のルシフェラーゼを用い、チオール基を導
入する架橋試薬を用いてルシフェラーゼにチオール基を
導入した後、チオール基に特異的に反応する酸化剤又は
メルカプチド形成剤を添加して前記ルシフェラーゼ中の
チオール基を保護した後、二価性架橋剤を用いて前記ル
シフェラーゼに抗体又は抗原を結合させ、その後還元剤
を加えてチオール基保護基を解離せしめることにより酵
素標識抗体又は酵素標識抗原を調製する酵素免疫測定
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細菌由来のルシフェラ
ーゼの酵素活性の失活を防止して迅速な測定をすること
ができる酵素免疫測定法に関する。
ーゼの酵素活性の失活を防止して迅速な測定をすること
ができる酵素免疫測定法に関する。
【0002】
【従来の技術】IgE抗体等の生体内微量物質を測定し
て病気の診断等に用いる臨床化学分析は近年その開発が
進み、そのうち免疫測定法は、血清等の複雑な生体混合
物中から免疫反応で特異的に微量物質を同定できること
から重視されはじめている。上記免疫測定法の中でも、
標識酵素を用いる酵素免疫測定法は、放射性同位元素を
用いることもなく廉価で危険な廃棄物を伴わず、しかも
測定感度、精度ともに放射性同位元素を用いる測定法と
同程度であることから注目されている。
て病気の診断等に用いる臨床化学分析は近年その開発が
進み、そのうち免疫測定法は、血清等の複雑な生体混合
物中から免疫反応で特異的に微量物質を同定できること
から重視されはじめている。上記免疫測定法の中でも、
標識酵素を用いる酵素免疫測定法は、放射性同位元素を
用いることもなく廉価で危険な廃棄物を伴わず、しかも
測定感度、精度ともに放射性同位元素を用いる測定法と
同程度であることから注目されている。
【0003】上記酵素免疫測定法において、酵素として
発光酵素であるウミホタル由来のルシフェラーゼを使用
して測定効果を上げる技術が特開平5−113443号
公報に開示されている。しかしながら、上記ウミホタル
由来のルシフェラーゼは糖蛋白質であり、遺伝子組み換
え技術を応用するとしても遺伝子宿主として大腸菌等の
細菌を用いることができず大量生産をすることができな
い点、また基質であるルシフェリンの化学合成が煩雑で
ある点、等の問題があった。
発光酵素であるウミホタル由来のルシフェラーゼを使用
して測定効果を上げる技術が特開平5−113443号
公報に開示されている。しかしながら、上記ウミホタル
由来のルシフェラーゼは糖蛋白質であり、遺伝子組み換
え技術を応用するとしても遺伝子宿主として大腸菌等の
細菌を用いることができず大量生産をすることができな
い点、また基質であるルシフェリンの化学合成が煩雑で
ある点、等の問題があった。
【0004】一方、同じルシフェラーゼであっても細菌
由来のものは、遺伝子組み換え技術を応用することがで
き大量生産に優れている。しかしながら、酵素の化学修
飾により活性が失活するため、抗体又は抗原との結合を
必要とする酵素免疫測定法においては使用することが困
難であった。
由来のものは、遺伝子組み換え技術を応用することがで
き大量生産に優れている。しかしながら、酵素の化学修
飾により活性が失活するため、抗体又は抗原との結合を
必要とする酵素免疫測定法においては使用することが困
難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、細菌由来のルシフェラーゼを使用する酵素免疫測定
法において、酵素活性の失活を伴わない方法を提供する
ことを目的とする。
み、細菌由来のルシフェラーゼを使用する酵素免疫測定
法において、酵素活性の失活を伴わない方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ルシフ
ェラーゼを標識酵素とする酵素標識抗体又は酵素標識抗
原を使用する酵素免疫測定法において、細菌由来のルシ
フェラーゼを用い、チオール基を導入する架橋試薬を用
いてルシフェラーゼにチオール基を導入した後、チオー
ル基に特異的に反応する酸化剤又はメルカプチド形成剤
を添加して前記ルシフェラーゼ中のチオール基を保護し
た後、二価性架橋剤を用いて前記ルシフェラーゼに抗体
又は抗原を結合させ、その後還元剤を加えてチオール基
保護基を解離せしめることるより酵素標識抗体又は酵素
標識抗原を調製するところに存する。
ェラーゼを標識酵素とする酵素標識抗体又は酵素標識抗
原を使用する酵素免疫測定法において、細菌由来のルシ
フェラーゼを用い、チオール基を導入する架橋試薬を用
いてルシフェラーゼにチオール基を導入した後、チオー
ル基に特異的に反応する酸化剤又はメルカプチド形成剤
を添加して前記ルシフェラーゼ中のチオール基を保護し
た後、二価性架橋剤を用いて前記ルシフェラーゼに抗体
又は抗原を結合させ、その後還元剤を加えてチオール基
保護基を解離せしめることるより酵素標識抗体又は酵素
標識抗原を調製するところに存する。
【0007】本発明においては、細胞由来のルシフェラ
ーゼを使用する。上記細菌由来ルシフェラーゼを生産す
る方法としては、野性型細菌又は遺伝子組換え体のいず
れを用いてもよく、野性型細菌としては、例えば、ビブ
リオ ハルベイ(Vibrio harveyi)、ビ
ブリオ フィチェリ(Vibrio ficher
i)、フォトバクテリウム フォスフォレウム(Pho
tobacteriumphosphoreum)等が
挙げられる。また遺伝子組換え体としては、上記細菌よ
り酵素生産をコードする遺伝子をクローニングした大腸
菌等の細菌を用いることができる。
ーゼを使用する。上記細菌由来ルシフェラーゼを生産す
る方法としては、野性型細菌又は遺伝子組換え体のいず
れを用いてもよく、野性型細菌としては、例えば、ビブ
リオ ハルベイ(Vibrio harveyi)、ビ
ブリオ フィチェリ(Vibrio ficher
i)、フォトバクテリウム フォスフォレウム(Pho
tobacteriumphosphoreum)等が
挙げられる。また遺伝子組換え体としては、上記細菌よ
り酵素生産をコードする遺伝子をクローニングした大腸
菌等の細菌を用いることができる。
【0008】上記ルシフェラーゼを生産する細菌は、ま
ず、LB培地等を用いて培養し、培養液を7000〜1
0000rpm程度の速度で遠心分離操作し、沈殿する
菌体を回収する。この菌体を、例えば、超音波処理によ
る物理的方法、リゾチーム・EDTA等の化学的処理等
により粉砕し、8000〜12000rpm程度の速度
の遠心分離操作により上清液を回収し、これを菌体抽出
液とする。この菌体抽出液を限外ろ過法等にかけて低分
子物質等を除去した後、イオン交換カラムクロマトグラ
フィー(DEAEセファロース等)、ゲルろ過カラムク
ロマトグラフィー(Sephacryl S−200
等)を用いて精製する。
ず、LB培地等を用いて培養し、培養液を7000〜1
0000rpm程度の速度で遠心分離操作し、沈殿する
菌体を回収する。この菌体を、例えば、超音波処理によ
る物理的方法、リゾチーム・EDTA等の化学的処理等
により粉砕し、8000〜12000rpm程度の速度
の遠心分離操作により上清液を回収し、これを菌体抽出
液とする。この菌体抽出液を限外ろ過法等にかけて低分
子物質等を除去した後、イオン交換カラムクロマトグラ
フィー(DEAEセファロース等)、ゲルろ過カラムク
ロマトグラフィー(Sephacryl S−200
等)を用いて精製する。
【0009】上記ルシフェラーゼ精製法以外にもアフィ
ニティカラムクロマトグラフィー等による精製法も適用
することができる。精製後の酵素はSDSポリアクリル
アミドゲル電気泳動により純度を確認することができ
る。
ニティカラムクロマトグラフィー等による精製法も適用
することができる。精製後の酵素はSDSポリアクリル
アミドゲル電気泳動により純度を確認することができ
る。
【0010】上記ルシフェラーゼは、溶液に溶解して、
架橋剤と反応させチオール基を導入する。上記反応は、
例えば、ルシフェラーゼを100mMりん酸緩衝液(p
H7.0)等の溶液に溶解し、これに同じ緩衝液又は有
機溶媒等に溶解した上記架橋剤を添加して一定時間イン
キュベートし、必要に応じてアセチル基除去剤を加え
て、さらにインキュベートしてすることができる。上記
架橋剤としては、チオール基以外の官能基、例えば、ア
ミノ基等に特異的に反応して、チオール基を形成するも
のであれば特に限定されない。例えば、S−アセチルメ
ルカプトスクシニクアンヒドライド、N−スクシンイミ
ディル−S−アセチルチオアセート、N−スクシンイミ
ディル−S−アセチル−メルカプトアセート、メチル−
3−(4′−ジチオピリジル)プロピオンイミデイト、
メチル−4−メルカプトブチルイミデイト、メチル−3
−メルカプトプロピオンイミデイト、イミノチオラン、
N−スクシンイミディル−3−(4′−ジチオピリジ
ル)プロピオンイミデイト等が挙げられ、好ましくは、
S−アセチルメルカプトスクシニクアンヒドライド、N
−スクシンイミディル−S−アセチルチオアセート、N
−スクシンイミディル−S−アセチル−メルカプトアセ
ート等である。
架橋剤と反応させチオール基を導入する。上記反応は、
例えば、ルシフェラーゼを100mMりん酸緩衝液(p
H7.0)等の溶液に溶解し、これに同じ緩衝液又は有
機溶媒等に溶解した上記架橋剤を添加して一定時間イン
キュベートし、必要に応じてアセチル基除去剤を加え
て、さらにインキュベートしてすることができる。上記
架橋剤としては、チオール基以外の官能基、例えば、ア
ミノ基等に特異的に反応して、チオール基を形成するも
のであれば特に限定されない。例えば、S−アセチルメ
ルカプトスクシニクアンヒドライド、N−スクシンイミ
ディル−S−アセチルチオアセート、N−スクシンイミ
ディル−S−アセチル−メルカプトアセート、メチル−
3−(4′−ジチオピリジル)プロピオンイミデイト、
メチル−4−メルカプトブチルイミデイト、メチル−3
−メルカプトプロピオンイミデイト、イミノチオラン、
N−スクシンイミディル−3−(4′−ジチオピリジ
ル)プロピオンイミデイト等が挙げられ、好ましくは、
S−アセチルメルカプトスクシニクアンヒドライド、N
−スクシンイミディル−S−アセチルチオアセート、N
−スクシンイミディル−S−アセチル−メルカプトアセ
ート等である。
【0011】上記ルシフェラーゼと架橋剤との反応は、
ルシフェラーゼのモル濃度:架橋剤のモル濃度=1:5
〜1:500においてするのが好ましく、より好ましく
は、1:20〜1:200である。反応温度は10〜4
0℃が好ましく、より好ましくは20〜30℃である。
反応時間は、試薬により異なるが、通常は1〜300分
が好ましく、より好ましくは15〜60分である。
ルシフェラーゼのモル濃度:架橋剤のモル濃度=1:5
〜1:500においてするのが好ましく、より好ましく
は、1:20〜1:200である。反応温度は10〜4
0℃が好ましく、より好ましくは20〜30℃である。
反応時間は、試薬により異なるが、通常は1〜300分
が好ましく、より好ましくは15〜60分である。
【0012】上記架橋剤S−アセチルメルカプトスクシ
ニクアンヒドライド、N−スクシンイミディル−S−ア
セチルチオアセート、N−スクシンイミディル−S−ア
セチル−メルカプトアセート等により導入されたチオー
ル基は、アセチル基によりブロックされているため、ア
セチル基除去剤を加えて、さらにインキュベートする。
上記アセチル基除去剤は特に限定されず、例えば、ハイ
ドロキシルアミン等が挙げられる。インキュベートは上
記ハイドロキシルアミン等を0.01〜1モル/l、好
ましくは0.05〜0.2モル/lの濃度で添加し、2
0〜40℃、好ましくは25〜35℃で、5〜60分、
好ましくは10〜30分行う。
ニクアンヒドライド、N−スクシンイミディル−S−ア
セチルチオアセート、N−スクシンイミディル−S−ア
セチル−メルカプトアセート等により導入されたチオー
ル基は、アセチル基によりブロックされているため、ア
セチル基除去剤を加えて、さらにインキュベートする。
上記アセチル基除去剤は特に限定されず、例えば、ハイ
ドロキシルアミン等が挙げられる。インキュベートは上
記ハイドロキシルアミン等を0.01〜1モル/l、好
ましくは0.05〜0.2モル/lの濃度で添加し、2
0〜40℃、好ましくは25〜35℃で、5〜60分、
好ましくは10〜30分行う。
【0013】上記反応が完結した後、チオール基を導入
したルシフェラーゼと未反応の架橋剤、アセチル基除去
剤等の分離には、分子量の相違に基づく分離方法(例え
ば、透析法、限外ろ過膜法、ゲルろ過カラムクロマトグ
ラフィー等)、酵素に特異的な抗体を用いたアフィニテ
ィカラムクロマトグラフィー等を用いることができる
が、ゲルろ過カラムクロマトグラフィー法が好ましい。
したルシフェラーゼと未反応の架橋剤、アセチル基除去
剤等の分離には、分子量の相違に基づく分離方法(例え
ば、透析法、限外ろ過膜法、ゲルろ過カラムクロマトグ
ラフィー等)、酵素に特異的な抗体を用いたアフィニテ
ィカラムクロマトグラフィー等を用いることができる
が、ゲルろ過カラムクロマトグラフィー法が好ましい。
【0014】本発明においては、上記チオール基を導入
したルシフェラーゼを溶液に溶解し、チオール基に特異
的に反応する酸化剤又はメルカプチド形成剤と反応させ
ることにより、ルシフェラーゼ中のチオール基を保護す
る。上記反応は、例えば、ルシフェラーゼを100mM
りん酸緩衝液(pH7.0)等の溶液に溶解し、これに
同じ緩衝液等に溶解した上記酸化剤又はメルカプチド形
成剤を添加して一定時間インキュベートしてすることが
できる。
したルシフェラーゼを溶液に溶解し、チオール基に特異
的に反応する酸化剤又はメルカプチド形成剤と反応させ
ることにより、ルシフェラーゼ中のチオール基を保護す
る。上記反応は、例えば、ルシフェラーゼを100mM
りん酸緩衝液(pH7.0)等の溶液に溶解し、これに
同じ緩衝液等に溶解した上記酸化剤又はメルカプチド形
成剤を添加して一定時間インキュベートしてすることが
できる。
【0015】上記チオール基に特異的に反応する酸化剤
としては、チオール基に特異的に反応してジスルフィド
を形成し、また還元剤等を添加することで保護基が解離
するものであれば特に限定されない。例えば、よう素、
フェリシアニド、四チオン酸ナトリウム、o−ヨードソ
安息香酸、過酸化水素、テトラニトリメタン、5,5−
ジチオビスニトロ安息香酸、2,2′−及び4,4′−
ジチオピリジン、2,2′−ジチオビス(5−ニトロピ
リジン)、6,6′−ジチオニコチン酸、β−ヒドロキ
シエチル−2,4−ジニトロフェニルジスルフィド、シ
スチン、酸化型グルタチオン、システアミン等が挙げら
れ、好ましくは、ジチオビスニトロ安息香酸、ジチオピ
リジン等である。
としては、チオール基に特異的に反応してジスルフィド
を形成し、また還元剤等を添加することで保護基が解離
するものであれば特に限定されない。例えば、よう素、
フェリシアニド、四チオン酸ナトリウム、o−ヨードソ
安息香酸、過酸化水素、テトラニトリメタン、5,5−
ジチオビスニトロ安息香酸、2,2′−及び4,4′−
ジチオピリジン、2,2′−ジチオビス(5−ニトロピ
リジン)、6,6′−ジチオニコチン酸、β−ヒドロキ
シエチル−2,4−ジニトロフェニルジスルフィド、シ
スチン、酸化型グルタチオン、システアミン等が挙げら
れ、好ましくは、ジチオビスニトロ安息香酸、ジチオピ
リジン等である。
【0016】上記チオール基に特異的に反応するメルカ
プチド形成剤は、チオール基に特異的に反応してメルカ
プチドを形成し、還元剤等を添加することで保護剤が解
離するものであれば特に限定されない。例えば、p−ク
ロロメルクリ安息香酸及びそのナトリウム塩、p−クロ
ロメルクリフェニルスルホン酸ナトリウム塩、サリルガ
ン、酢酸フェニル水銀;2−クロロメルクリ−4−ニト
ロフェノール、2−クロロメルクリ−4,6′−ジニト
ロフェノール、4−クロロメルクリ−2−ニトロフェノ
ール、2,6−ジクロロメルクリ−4−ニトロフェノー
ル、2−アセトキシメルクリ−3−ニトロフェノール等
の水銀化ニトロフェノール類;ジメチルアミノナフタレ
ン−システイン−Hg+ 等が挙げられ、好ましくは、p
−クロロメルクリ安息香酸及びそのナトリウム塩、p−
クロロメルクリフェニルスルホン酸ナトリウム塩であ
る。
プチド形成剤は、チオール基に特異的に反応してメルカ
プチドを形成し、還元剤等を添加することで保護剤が解
離するものであれば特に限定されない。例えば、p−ク
ロロメルクリ安息香酸及びそのナトリウム塩、p−クロ
ロメルクリフェニルスルホン酸ナトリウム塩、サリルガ
ン、酢酸フェニル水銀;2−クロロメルクリ−4−ニト
ロフェノール、2−クロロメルクリ−4,6′−ジニト
ロフェノール、4−クロロメルクリ−2−ニトロフェノ
ール、2,6−ジクロロメルクリ−4−ニトロフェノー
ル、2−アセトキシメルクリ−3−ニトロフェノール等
の水銀化ニトロフェノール類;ジメチルアミノナフタレ
ン−システイン−Hg+ 等が挙げられ、好ましくは、p
−クロロメルクリ安息香酸及びそのナトリウム塩、p−
クロロメルクリフェニルスルホン酸ナトリウム塩であ
る。
【0017】上記チオール基に特異的に反応する酸化剤
とルシフェラーゼとの反応は、ルシフェラーゼのモル濃
度:酸化剤のモル濃度=1:5〜1:500においてす
るのが好ましく、より好ましくは、1:20〜1:20
0である。反応温度は10℃〜40℃が好ましく、より
好ましくは20〜30℃である。反応時間は、条件によ
り異なるが、通常は1分〜300分が好ましく、より好
ましくは、15分〜40分である。
とルシフェラーゼとの反応は、ルシフェラーゼのモル濃
度:酸化剤のモル濃度=1:5〜1:500においてす
るのが好ましく、より好ましくは、1:20〜1:20
0である。反応温度は10℃〜40℃が好ましく、より
好ましくは20〜30℃である。反応時間は、条件によ
り異なるが、通常は1分〜300分が好ましく、より好
ましくは、15分〜40分である。
【0018】上記チオール基に特異的に反応するメルカ
プチド形成剤とルシフェラーゼとの反応は、ルシフェラ
ーゼのモル濃度:メルカプチド形成剤のモル濃度=1:
5〜1:500においてするのが好ましく、より好まし
くは、1:20〜1:200である。反応温度は10℃
〜40℃が好ましく、より好ましくは20〜30℃であ
る。反応時間は、条件により異なるが、通常は10分〜
24時間が好ましく、より好ましくは、30分〜120
分である。
プチド形成剤とルシフェラーゼとの反応は、ルシフェラ
ーゼのモル濃度:メルカプチド形成剤のモル濃度=1:
5〜1:500においてするのが好ましく、より好まし
くは、1:20〜1:200である。反応温度は10℃
〜40℃が好ましく、より好ましくは20〜30℃であ
る。反応時間は、条件により異なるが、通常は10分〜
24時間が好ましく、より好ましくは、30分〜120
分である。
【0019】上記反応の完結した後、チオール基を保護
したルシフェラーゼと未反応の酸化剤又はメルカプチド
形成剤等の分離には、分子量の相違に基づく分離方法
(例えば、透析法、限外ろ過膜法、ゲルろ過カラムクロ
マトグラフィー等)、酵素に特異的な抗体を用いたアフ
ィニティカラムクロマトグラフィー等を用いることがで
きるが、ゲルろ過カラムクロマトグラフィー法が好まし
い。
したルシフェラーゼと未反応の酸化剤又はメルカプチド
形成剤等の分離には、分子量の相違に基づく分離方法
(例えば、透析法、限外ろ過膜法、ゲルろ過カラムクロ
マトグラフィー等)、酵素に特異的な抗体を用いたアフ
ィニティカラムクロマトグラフィー等を用いることがで
きるが、ゲルろ過カラムクロマトグラフィー法が好まし
い。
【0020】本発明においては、上記チオール基を保護
したルシフェラーゼに二価性架橋剤の溶液を添加して一
定時間インキュベートした後、反応生成物を精製するこ
とによりルシフェラーゼと二価性架橋剤とを反応させ
る。
したルシフェラーゼに二価性架橋剤の溶液を添加して一
定時間インキュベートした後、反応生成物を精製するこ
とによりルシフェラーゼと二価性架橋剤とを反応させ
る。
【0021】上記二価性架橋剤は、特に限定されない
が、サクシミド基とマレイミド基を有した二価性架橋剤
が望ましく、例えば、N−スクシンイミデイル−2−マ
レイミドアセテート、N−スクシンイミデイル−4−マ
レイミドブチレート、N−スクシンイミデイル−6−マ
レイミドヘキサノエート、N−スルホスクシンイミデイ
ル−6−マレイミドヘキサノエート、N−スクシンイミ
デイル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン
−1−カルボキシレート、N−スルホスクシンイミデイ
ル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1
−カルボキシレート、N−スクシンイミデイル−4−
(N−マレイミドメチル)ベンゾエート、N−スクシン
イミデイル−3−マレイミドベンゾエート、N−スクシ
ンイミデイル−4−(N−マレイミドフェニル)−4−
ブチレート等が挙げられるが、水溶性であること、pH
安定性がよいこと等から特に望ましいのは、N−スルホ
スクシンイミデイル−6−マレイミドヘキサノエート、
N−スクシンイミデイル−4−(N−マレイミドメチ
ル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート、N−スル
ホスクシンイミデイル−4−(N−マレイミドメチル)
シクロヘキサン−1−カルボキシレートである。
が、サクシミド基とマレイミド基を有した二価性架橋剤
が望ましく、例えば、N−スクシンイミデイル−2−マ
レイミドアセテート、N−スクシンイミデイル−4−マ
レイミドブチレート、N−スクシンイミデイル−6−マ
レイミドヘキサノエート、N−スルホスクシンイミデイ
ル−6−マレイミドヘキサノエート、N−スクシンイミ
デイル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン
−1−カルボキシレート、N−スルホスクシンイミデイ
ル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1
−カルボキシレート、N−スクシンイミデイル−4−
(N−マレイミドメチル)ベンゾエート、N−スクシン
イミデイル−3−マレイミドベンゾエート、N−スクシ
ンイミデイル−4−(N−マレイミドフェニル)−4−
ブチレート等が挙げられるが、水溶性であること、pH
安定性がよいこと等から特に望ましいのは、N−スルホ
スクシンイミデイル−6−マレイミドヘキサノエート、
N−スクシンイミデイル−4−(N−マレイミドメチ
ル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート、N−スル
ホスクシンイミデイル−4−(N−マレイミドメチル)
シクロヘキサン−1−カルボキシレートである。
【0022】上記二価性架橋剤の溶液としては、例え
ば、100mMりん酸緩衝液(pH7.0)等が挙げら
れ、上記反応は、例えば、20〜40℃で10〜30分
程度インキュベートした後、ゲルろ過法で反応生成物を
精製することにより完結させることができる。上記ゲル
ろ過法はファルマシア社製のPD−10等のパック型簡
便ゲルろ過法等も応用することができる。
ば、100mMりん酸緩衝液(pH7.0)等が挙げら
れ、上記反応は、例えば、20〜40℃で10〜30分
程度インキュベートした後、ゲルろ過法で反応生成物を
精製することにより完結させることができる。上記ゲル
ろ過法はファルマシア社製のPD−10等のパック型簡
便ゲルろ過法等も応用することができる。
【0023】上記反応の詳細な方法については、「生物
化学実験法27 酵素標識法」(石川栄治著、学会出版
センター 1991)51〜151頁に記載されている
方法に準拠して行うことができる。
化学実験法27 酵素標識法」(石川栄治著、学会出版
センター 1991)51〜151頁に記載されている
方法に準拠して行うことができる。
【0024】本発明においては、上記で得た二価性架橋
剤を結合させたチオール基保護ルシフェラーゼについ
て、例えば、100mMりん酸緩衝液(pH6.5)等
への必要な緩衝液交換を行った後、抗体又は抗原と反応
させる。
剤を結合させたチオール基保護ルシフェラーゼについ
て、例えば、100mMりん酸緩衝液(pH6.5)等
への必要な緩衝液交換を行った後、抗体又は抗原と反応
させる。
【0025】上記抗体は、ルシフェラーゼに結合した架
橋剤と反応するチオール基を出現させるため適宜還元し
て用いる。上記抗体としては、ポリクローナル抗体、モ
ノクローナル抗体のいずれを用いることもでき、例え
ば、IgG、F(ab′)2 、F(ab′)等が挙げら
れる。これらの抗体の調製法及び還元法については、
「生物化学実験法27 酵素標識法」(石川栄治著、学
会出版センター 1991)31〜50頁に記載されて
いる方法に準拠して行うことができる。
橋剤と反応するチオール基を出現させるため適宜還元し
て用いる。上記抗体としては、ポリクローナル抗体、モ
ノクローナル抗体のいずれを用いることもでき、例え
ば、IgG、F(ab′)2 、F(ab′)等が挙げら
れる。これらの抗体の調製法及び還元法については、
「生物化学実験法27 酵素標識法」(石川栄治著、学
会出版センター 1991)31〜50頁に記載されて
いる方法に準拠して行うことができる。
【0026】上記還元型抗体は、例えば、100mMり
ん酸緩衝液(pH6.5)等の溶液に溶解してルシフェ
ラーゼと反応させる。ルシフェラーゼ:抗体の量比は、
1:1〜5:1が好ましく、反応は、20〜40℃程度
で10〜60分行い、さらに4℃程度で一晩反応させる
のが好ましい。
ん酸緩衝液(pH6.5)等の溶液に溶解してルシフェ
ラーゼと反応させる。ルシフェラーゼ:抗体の量比は、
1:1〜5:1が好ましく、反応は、20〜40℃程度
で10〜60分行い、さらに4℃程度で一晩反応させる
のが好ましい。
【0027】上記抗原は、ルシフェラーゼに結合した二
価性架橋剤と反応させるためにチオール基を有したもの
が望ましいが、チオール基を有さないものについても、
S−アセチルメルカプトスクシニックアンヒドライド等
を用いてチオール基を導入し、これを用いることもでき
る。上記抗原とルシフェラーゼとの反応及びその条件に
ついては、上記抗体の反応及び反応条件と同様である。
価性架橋剤と反応させるためにチオール基を有したもの
が望ましいが、チオール基を有さないものについても、
S−アセチルメルカプトスクシニックアンヒドライド等
を用いてチオール基を導入し、これを用いることもでき
る。上記抗原とルシフェラーゼとの反応及びその条件に
ついては、上記抗体の反応及び反応条件と同様である。
【0028】本発明においては、ルシフェラーゼと二価
性架橋剤を介して結合した上記抗体又は上記抗原の溶液
に、還元剤を加えてチオール基保護基を解離せしめる。
上記還元剤としては、チオール基とチオール基保護基と
のジスルフィド結合又はメルカプチド結合を20〜40
℃、30分〜4時間程度の温和な条件で開裂せしめるも
のが望ましく、例えば、β−メルカプトエタノール、β
−メルカプトエチルアミン、ジチオスレイトール、ジチ
オエリスリトール、水素化ほう素ナトリウム、モノチオ
リン酸、亜硫酸塩、チオグリコール酸、還元型グルタチ
オン等が挙げられる。好ましくは、β−メルカプトエタ
ノール、β−メルカプトエチルアミン、ジチオスレイト
ール、ジチオエリスリトール等である。
性架橋剤を介して結合した上記抗体又は上記抗原の溶液
に、還元剤を加えてチオール基保護基を解離せしめる。
上記還元剤としては、チオール基とチオール基保護基と
のジスルフィド結合又はメルカプチド結合を20〜40
℃、30分〜4時間程度の温和な条件で開裂せしめるも
のが望ましく、例えば、β−メルカプトエタノール、β
−メルカプトエチルアミン、ジチオスレイトール、ジチ
オエリスリトール、水素化ほう素ナトリウム、モノチオ
リン酸、亜硫酸塩、チオグリコール酸、還元型グルタチ
オン等が挙げられる。好ましくは、β−メルカプトエタ
ノール、β−メルカプトエチルアミン、ジチオスレイト
ール、ジチオエリスリトール等である。
【0029】上記チオール基保護基の解離は、上記還元
剤を加えた後、一定時間インキュベートして完結させる
ことができる。還元剤の添加量は、ルシフェラーゼのモ
ル濃度:還元剤のモル濃度=1:20〜1:2000が
好ましく、より好ましくは、1:50〜1:500であ
る。反応温度は10〜40℃が好ましく、より好ましく
は20〜30℃である。反応時間は還元剤により異なる
が10分〜24時間が好ましく、より好ましくは30分
〜120分である。
剤を加えた後、一定時間インキュベートして完結させる
ことができる。還元剤の添加量は、ルシフェラーゼのモ
ル濃度:還元剤のモル濃度=1:20〜1:2000が
好ましく、より好ましくは、1:50〜1:500であ
る。反応温度は10〜40℃が好ましく、より好ましく
は20〜30℃である。反応時間は還元剤により異なる
が10分〜24時間が好ましく、より好ましくは30分
〜120分である。
【0030】上記反応の後の反応生成物の精製は、特に
限定されないが、例えば、分子量の相違に基づく分離方
法(透析法、限外ろ過膜法、ゲルろ過カラムクロマトグ
ラフィー等)が簡便で効率がよい。ゲルろ過法カラムク
ロマトグラフィー法が最適である。
限定されないが、例えば、分子量の相違に基づく分離方
法(透析法、限外ろ過膜法、ゲルろ過カラムクロマトグ
ラフィー等)が簡便で効率がよい。ゲルろ過法カラムク
ロマトグラフィー法が最適である。
【0031】上記により調製した細菌由来ルシフェラー
ゼ標識抗体又は細菌由来ルシフェラーゼ標識抗原を用い
た酵素免疫測定法は、1ステップ法、2ステップ法どち
らにも応用可能であるが、迅速な測定が行える点で1ス
テップ法が好ましい。
ゼ標識抗体又は細菌由来ルシフェラーゼ標識抗原を用い
た酵素免疫測定法は、1ステップ法、2ステップ法どち
らにも応用可能であるが、迅速な測定が行える点で1ス
テップ法が好ましい。
【0032】1ステップ酵素免疫測定法とは、抗体又は
抗原を吸着させた支持体に、定量したい抗原又は抗体及
び酵素標識抗体又は酵素標識抗原を反応させ、反応終了
後、被検体である抗原又は抗体に吸着せず遊離している
酵素標識抗体又は酵素標識抗原を除去し、その後、被検
体である抗原又は抗体に吸着した酵素標識抗体又は酵素
標識抗原の酵素活性を測定して定量する方法である。
抗原を吸着させた支持体に、定量したい抗原又は抗体及
び酵素標識抗体又は酵素標識抗原を反応させ、反応終了
後、被検体である抗原又は抗体に吸着せず遊離している
酵素標識抗体又は酵素標識抗原を除去し、その後、被検
体である抗原又は抗体に吸着した酵素標識抗体又は酵素
標識抗原の酵素活性を測定して定量する方法である。
【0033】2ステップ酵素免疫測定法とは、抗体又は
抗原を吸着させた支持体に、定量したい抗原又は抗体を
反応させ、反応終了後洗浄し、その後酵素標識抗体又は
酵素標識抗原を反応させ、反応終了後、被検体である抗
原又は抗体に吸着せず遊離している酵素標識抗体又は酵
素標識抗原を除去し、その後、被検体である抗原又は抗
体に吸着した酵素標識抗体又は酵素標識抗原の酵素活性
を測定して定量する方法である。
抗原を吸着させた支持体に、定量したい抗原又は抗体を
反応させ、反応終了後洗浄し、その後酵素標識抗体又は
酵素標識抗原を反応させ、反応終了後、被検体である抗
原又は抗体に吸着せず遊離している酵素標識抗体又は酵
素標識抗原を除去し、その後、被検体である抗原又は抗
体に吸着した酵素標識抗体又は酵素標識抗原の酵素活性
を測定して定量する方法である。
【0034】本発明の細菌由来ルシフェラーゼ標識抗体
又は細菌由来ルシフェラーゼ標識抗原を用いた酵素免疫
測定法は、抗原抗体反応が飽和状態に達していない反応
開始直後の生成複合体量に基づく発光をも検出できるた
め、迅速な測定が可能である。
又は細菌由来ルシフェラーゼ標識抗原を用いた酵素免疫
測定法は、抗原抗体反応が飽和状態に達していない反応
開始直後の生成複合体量に基づく発光をも検出できるた
め、迅速な測定が可能である。
【0035】
【作用】細菌由来のルシフェラーゼが抗体又は抗原と結
合した後に活性が消失するのは、抗体又は抗原と結合さ
せるために添加する二価性架橋剤によりルシフェラーゼ
の活性中心付近のチオール基が化学修飾されるためであ
る。そこで、二価性架橋剤と反応させる前に、先ずチオ
ール基を導入する架橋試薬を用いて、チオール基を導入
した後、チオール基を保護基により保護し、その後二価
性架橋剤と反応させ、しかる後に上記保護基を解離させ
て酵素標識抗体又は酵素標識抗原を取得したところ、充
分の活性を有するものが得られ、迅速で高感度の酵素免
疫測定法が提供できるようになった。
合した後に活性が消失するのは、抗体又は抗原と結合さ
せるために添加する二価性架橋剤によりルシフェラーゼ
の活性中心付近のチオール基が化学修飾されるためであ
る。そこで、二価性架橋剤と反応させる前に、先ずチオ
ール基を導入する架橋試薬を用いて、チオール基を導入
した後、チオール基を保護基により保護し、その後二価
性架橋剤と反応させ、しかる後に上記保護基を解離させ
て酵素標識抗体又は酵素標識抗原を取得したところ、充
分の活性を有するものが得られ、迅速で高感度の酵素免
疫測定法が提供できるようになった。
【0036】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1 細菌由来ルシフェラーゼ標識抗HBs抗体によるHBs
の測定法 1.細菌由来ルシフェラーゼの取得 特開平2−2363号公報に開示された方法により、形
質転換体を培養し、組み換え型のルシフェラーゼを精製
した。形質転換した大腸菌pLUX1802を、0.1
mM IPTG添加LB培地(1%バクトペプトン、
0.5%酵母エキス、1%NaCl)5l、37℃で8
時間培養した後、8000rpmで10分間遠心分離を
行った。集菌した菌体を10.8gを50mMりん酸緩
衝液20mlに縣濁し、超音波処理を10分間行い破砕
した。破砕液を10000rpmで20分間、遠心分離
操作し上清液約20mlを回収し、これを菌体破砕液と
した。菌体破砕液を下記条件にて、イオン交換カラムク
ロマトグラフィーにより精製した。
く説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1 細菌由来ルシフェラーゼ標識抗HBs抗体によるHBs
の測定法 1.細菌由来ルシフェラーゼの取得 特開平2−2363号公報に開示された方法により、形
質転換体を培養し、組み換え型のルシフェラーゼを精製
した。形質転換した大腸菌pLUX1802を、0.1
mM IPTG添加LB培地(1%バクトペプトン、
0.5%酵母エキス、1%NaCl)5l、37℃で8
時間培養した後、8000rpmで10分間遠心分離を
行った。集菌した菌体を10.8gを50mMりん酸緩
衝液20mlに縣濁し、超音波処理を10分間行い破砕
した。破砕液を10000rpmで20分間、遠心分離
操作し上清液約20mlを回収し、これを菌体破砕液と
した。菌体破砕液を下記条件にて、イオン交換カラムク
ロマトグラフィーにより精製した。
【0037】カラム担体:Mono Q HR16/1
0(ファルマシア社製) 溶離液:A液 50mMりん酸緩衝液(pH7.0) B液 350mMりん酸緩衝液(pH7.0) 溶出 :A液からB液へのリニアグラジエント 流速 :3ml/分
0(ファルマシア社製) 溶離液:A液 50mMりん酸緩衝液(pH7.0) B液 350mMりん酸緩衝液(pH7.0) 溶出 :A液からB液へのリニアグラジエント 流速 :3ml/分
【0038】カラムより溶出される液を3mlずつ分取
し、それぞれについて発光活性を測定し、活性を示す液
を回収し、限外ろ過膜にて濃縮し、100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)で希釈した。精製ルシフェラーゼ8
4mgを得た。なお、発光測定はNADH−FMNオキ
シドレダクターゼ、フラビンモノヌクレオチドを適当量
添加した後、Bio−orbit社製のルミノメーター
L−1251に装着し、分注装置を用いてNADHを添
加し、直後から測定を開始し、添加後1分間の発光量の
積算値を測定した。
し、それぞれについて発光活性を測定し、活性を示す液
を回収し、限外ろ過膜にて濃縮し、100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)で希釈した。精製ルシフェラーゼ8
4mgを得た。なお、発光測定はNADH−FMNオキ
シドレダクターゼ、フラビンモノヌクレオチドを適当量
添加した後、Bio−orbit社製のルミノメーター
L−1251に装着し、分注装置を用いてNADHを添
加し、直後から測定を開始し、添加後1分間の発光量の
積算値を測定した。
【0039】2.ルシフェラーゼへのチオール基の導入 精製したルシフェラーゼ4.0mg/ml 1.0ml
にS−アセチルメルカプトスクシニクアンヒドライド
(アルドリッチ社製)17.4mg/N,N−ジメチル
フォルムアミド100μl液を5μl添加し、30℃で
45分間インキュベートした。インキュベート終了後、
塩化ヒドロキシルアンモニウム(ナカライテスク社製)
0.1モル/l及びEDTA(ナカライテスク社製)
0.01モル/l水溶液を0.1ml添加し30℃で1
5分間インキュベートした。終了後、ファルマシア社製
PD−10カラムにて精製し、チオール基を導入したル
シフェラーゼ1.75mg/ml液2.1mlを得た。
この液をCENTRICON−30(アミコン社製)を
用いて濃縮し、ルシフェラーゼ3.4mg/ml液を1
ml回収した。なお、ルシフェラーゼ1分子当たり導入
されたチオール基の数は平均1.9個であった。
にS−アセチルメルカプトスクシニクアンヒドライド
(アルドリッチ社製)17.4mg/N,N−ジメチル
フォルムアミド100μl液を5μl添加し、30℃で
45分間インキュベートした。インキュベート終了後、
塩化ヒドロキシルアンモニウム(ナカライテスク社製)
0.1モル/l及びEDTA(ナカライテスク社製)
0.01モル/l水溶液を0.1ml添加し30℃で1
5分間インキュベートした。終了後、ファルマシア社製
PD−10カラムにて精製し、チオール基を導入したル
シフェラーゼ1.75mg/ml液2.1mlを得た。
この液をCENTRICON−30(アミコン社製)を
用いて濃縮し、ルシフェラーゼ3.4mg/ml液を1
ml回収した。なお、ルシフェラーゼ1分子当たり導入
されたチオール基の数は平均1.9個であった。
【0040】3.ルシフェラーゼのチオール基の保護 精製したルシフェラーゼ3.4mg/ml 1.0ml
に5,5′−ジチオビスニトロ安息香酸(和光純薬社
製)4mg/100mMりん酸緩衝液(pH7.0)1
ml液を0.26ml添加し、25℃で30分間インキ
ュベートした。インキュベート終了後、ファルマシア社
製PD−10カラムにて精製し、チオール基を保護した
ルシフェラーゼ1.44mg/ml液2.0mlを得
た。保護されたチオール基の数はルシフェラーゼ1分子
当たり14個であり、また酵素活性は完全に消失してい
た。
に5,5′−ジチオビスニトロ安息香酸(和光純薬社
製)4mg/100mMりん酸緩衝液(pH7.0)1
ml液を0.26ml添加し、25℃で30分間インキ
ュベートした。インキュベート終了後、ファルマシア社
製PD−10カラムにて精製し、チオール基を保護した
ルシフェラーゼ1.44mg/ml液2.0mlを得
た。保護されたチオール基の数はルシフェラーゼ1分子
当たり14個であり、また酵素活性は完全に消失してい
た。
【0041】4.ルシフェラーゼのマレイミド化 上記3.で得たチオール基保護ルシフェラーゼ液1.8
mlにN−スルホスクシンイミデイル−6−マレイミド
ヘキサノエート(同仁化学社製)0.8mg/100m
Mりん酸緩衝液(pH7.0)1ml液を115μl添
加し、25℃で30分間インキュベートした。インキュ
ベート終了後ファルマシア社製PD−10カラムにてゲ
ルろ過精製し、マレイミド化したルシフェラーゼ0.7
22mg/ml液3.2mlを得た。導入されたマレイ
ミド基の数はルシフェラーゼ1分子当たり1.8個であ
った。
mlにN−スルホスクシンイミデイル−6−マレイミド
ヘキサノエート(同仁化学社製)0.8mg/100m
Mりん酸緩衝液(pH7.0)1ml液を115μl添
加し、25℃で30分間インキュベートした。インキュ
ベート終了後ファルマシア社製PD−10カラムにてゲ
ルろ過精製し、マレイミド化したルシフェラーゼ0.7
22mg/ml液3.2mlを得た。導入されたマレイ
ミド基の数はルシフェラーゼ1分子当たり1.8個であ
った。
【0042】5.抗HBs抗体のFab′の調製 ウサギ産生抗HBs抗体を常法通り、ペプシン(和光純
薬社製)処理することにより得たF(ab′)2 を用い
て調製した。F(ab′)2 0.97mg/ml液1.
7mlをミリポア社のウルトラフリーを用いて緩衝液交
換した。緩衝液は100mMりん酸緩衝液(pH6.
0)に0.1MのNaClを添加した液に交換した。
0.1Mメルカプトエチルアミン(和光純薬社製)と
0.01MEDTAを添加した同緩衝液100μlをこ
のF(ab′)2 液に添加し、37℃、90分間インキ
ュベートした。インキュベート終了後、ファルマシア社
製FPLCシステム(カラム担体:Superose−
12)により精製した。溶離液を100mMりん酸緩衝
液(pH6.0)として、溶出される画分を回収した。
その結果、Fab′0.49mg/ml液を2.8ml
回収した。この液をアミンコ社製のCENTRIP−3
0で濃縮し、1.0mlに濃縮した。Fab′に含まれ
るチオール基はFab′1分子当たり1.0個であっ
た。
薬社製)処理することにより得たF(ab′)2 を用い
て調製した。F(ab′)2 0.97mg/ml液1.
7mlをミリポア社のウルトラフリーを用いて緩衝液交
換した。緩衝液は100mMりん酸緩衝液(pH6.
0)に0.1MのNaClを添加した液に交換した。
0.1Mメルカプトエチルアミン(和光純薬社製)と
0.01MEDTAを添加した同緩衝液100μlをこ
のF(ab′)2 液に添加し、37℃、90分間インキ
ュベートした。インキュベート終了後、ファルマシア社
製FPLCシステム(カラム担体:Superose−
12)により精製した。溶離液を100mMりん酸緩衝
液(pH6.0)として、溶出される画分を回収した。
その結果、Fab′0.49mg/ml液を2.8ml
回収した。この液をアミンコ社製のCENTRIP−3
0で濃縮し、1.0mlに濃縮した。Fab′に含まれ
るチオール基はFab′1分子当たり1.0個であっ
た。
【0043】6.酵素標識抗体の調製 上記4.で作成したマレイミド化ルシフェラーゼ液1.
1mlと上記5.で調製したFab′液0.5mlを混
合し、25℃、30分間インキュベートした。さらに一
晩4℃でインキュベートした。
1mlと上記5.で調製したFab′液0.5mlを混
合し、25℃、30分間インキュベートした。さらに一
晩4℃でインキュベートした。
【0044】7.還元剤の添加 上記6.で調製した酵素標識抗体液に、ジチオスレイト
ール(和光純薬社製)0.02MとEDTA0.01M
を含んだ100mMりん酸緩衝液0.2mlを添加し、
25℃、90分間インキュベートした。インキュベート
終了後、ファルマシア社製FPLCシステム(カラム担
体:Superose−12)により精製し、酵素標識
抗体4mlを回収した。同液を100mMりん酸緩衝液
(pH7.0)、100mMNaCl、0.1%ウシ血
清アルブミンで10μg/mlとなるように希釈して評
価した。同液を93ml得た。
ール(和光純薬社製)0.02MとEDTA0.01M
を含んだ100mMりん酸緩衝液0.2mlを添加し、
25℃、90分間インキュベートした。インキュベート
終了後、ファルマシア社製FPLCシステム(カラム担
体:Superose−12)により精製し、酵素標識
抗体4mlを回収した。同液を100mMりん酸緩衝液
(pH7.0)、100mMNaCl、0.1%ウシ血
清アルブミンで10μg/mlとなるように希釈して評
価した。同液を93ml得た。
【0045】8.HBsの検出 上記5.のウサギ産生抗HBsポリクローナル抗体のF
(ab′)2 画分を10mMりん酸緩衝液(pH7.
0)、100mMNaClを用いて10μg/mlに調
製して、200μlをルシフェラーゼ活性測定用ポリス
チレンチューブに添加し、30℃、60分さらに4℃、
一晩インキュベートした。3mlの100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)、100mMNaClで3回洗浄し
た後、ブロッキング液として1%ウシ血清アルブミン添
加100mMりん酸緩衝液(pH7.0)、100mM
NaCl200μlをチューブに添加し、30℃、60
分インキュベートした。3mlの100mMりん酸緩衝
液(pH7.0)、100mMNaClで3回洗浄した
のち、実験に用いた。このチューブに100mMりん酸
緩衝液(pH7.0)、100mMNaCl、0.1%
ウシ血清アルブミンに溶解した各種濃度のHBsを添加
し、37℃で30分間インキュベートし、3mlの10
0mMりん酸緩衝液(pH7.0)、100mMNaC
l、0.1%ウシ血清アルブミンで2回洗浄した。上記
酵素標識抗体液を200μl添加し、15分間インキュ
ベートしたのち、3mlの100mMりん酸緩衝液(p
H7.0)、100mMNaCl、0.1%ウシ血清ア
ルブミンで2回洗浄した。100mMりん酸緩衝液(p
H7.0)、100mMNaCl、0.1%ウシ血清ア
ルブミンを200μl添加し、このチューブの発光を測
定した。
(ab′)2 画分を10mMりん酸緩衝液(pH7.
0)、100mMNaClを用いて10μg/mlに調
製して、200μlをルシフェラーゼ活性測定用ポリス
チレンチューブに添加し、30℃、60分さらに4℃、
一晩インキュベートした。3mlの100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)、100mMNaClで3回洗浄し
た後、ブロッキング液として1%ウシ血清アルブミン添
加100mMりん酸緩衝液(pH7.0)、100mM
NaCl200μlをチューブに添加し、30℃、60
分インキュベートした。3mlの100mMりん酸緩衝
液(pH7.0)、100mMNaClで3回洗浄した
のち、実験に用いた。このチューブに100mMりん酸
緩衝液(pH7.0)、100mMNaCl、0.1%
ウシ血清アルブミンに溶解した各種濃度のHBsを添加
し、37℃で30分間インキュベートし、3mlの10
0mMりん酸緩衝液(pH7.0)、100mMNaC
l、0.1%ウシ血清アルブミンで2回洗浄した。上記
酵素標識抗体液を200μl添加し、15分間インキュ
ベートしたのち、3mlの100mMりん酸緩衝液(p
H7.0)、100mMNaCl、0.1%ウシ血清ア
ルブミンで2回洗浄した。100mMりん酸緩衝液(p
H7.0)、100mMNaCl、0.1%ウシ血清ア
ルブミンを200μl添加し、このチューブの発光を測
定した。
【0046】なお、発光測定はNADH−FMNオキシ
ドレダクターゼ、フラビンモノヌクレオチドを適当量添
加した後、Bio−orbit社製のルミノメーターL
−1251に装着し、分注装置を用いてNADHを添加
し、直後から測定を開始し、添加後1分間の発光量の積
算値を測定した。その結果を表1に示した。
ドレダクターゼ、フラビンモノヌクレオチドを適当量添
加した後、Bio−orbit社製のルミノメーターL
−1251に装着し、分注装置を用いてNADHを添加
し、直後から測定を開始し、添加後1分間の発光量の積
算値を測定した。その結果を表1に示した。
【0047】
【表1】
【0048】実施例2 細菌由来ルシフェラーゼ標識抗HBs抗体によるHBs
の測定法 1.細菌由来ルシフェラーゼの取得 実施例1と同様に行った。
の測定法 1.細菌由来ルシフェラーゼの取得 実施例1と同様に行った。
【0049】2.ルシフェラーゼへのチオール基の導入 精製したルシフェラーゼ4.0mg/ml 1.0ml
にN−スクシンイミディル−S−アセチルチオアセート
(ベーリンガーマンハイム山之内社製)11.6mg/
エタノール100μl液を5μl添加し、25℃で30
分間インキュベートした。インキュベート終了後、塩化
ヒドロキシルアンモニウム(ナカライテスク社製)0.
1モル/l及びEDTA(ナカライテスク社製)0.0
1モル/l水溶液を0.1mlを添加し30℃で15分
間インキュベートした。インキュベート終了後、ファル
マシア社製PD−10カラムにて精製し、チオール基を
導入したルシフェラーゼ1.82mg/ml液2.1m
lを得た。この液をCENTRICON−30(アミコ
ン社製)を用いて濃縮し、ルシフェラーゼ3.4mg/
ml液を1ml回収した。なお、ルシフェラーゼ1分子
当たり導入されたチオール基の数は平均1.9個であっ
た。
にN−スクシンイミディル−S−アセチルチオアセート
(ベーリンガーマンハイム山之内社製)11.6mg/
エタノール100μl液を5μl添加し、25℃で30
分間インキュベートした。インキュベート終了後、塩化
ヒドロキシルアンモニウム(ナカライテスク社製)0.
1モル/l及びEDTA(ナカライテスク社製)0.0
1モル/l水溶液を0.1mlを添加し30℃で15分
間インキュベートした。インキュベート終了後、ファル
マシア社製PD−10カラムにて精製し、チオール基を
導入したルシフェラーゼ1.82mg/ml液2.1m
lを得た。この液をCENTRICON−30(アミコ
ン社製)を用いて濃縮し、ルシフェラーゼ3.4mg/
ml液を1ml回収した。なお、ルシフェラーゼ1分子
当たり導入されたチオール基の数は平均1.9個であっ
た。
【0050】3.ルシフェラーゼのチオール基の保護 精製したルシフェラーゼ3.4mg/ml1.0mlに
4,4′−ジチオピリジン(和光純薬社製)2.2mg
/100mMりん酸緩衝液(pH7.0)1ml液を
0.42ml添加し、30℃で20分間インキュベート
した。インキュベート終了後、ファルマシア社製PD−
10カラムにて精製し、チオール基を保護したルシフェ
ラーゼ1.32mg/ml液2.0mlを得た。保護さ
れたチオール基の数はルシフェラーゼ1分子当たり14
個であり、また酵素活性は完全に消失していた。
4,4′−ジチオピリジン(和光純薬社製)2.2mg
/100mMりん酸緩衝液(pH7.0)1ml液を
0.42ml添加し、30℃で20分間インキュベート
した。インキュベート終了後、ファルマシア社製PD−
10カラムにて精製し、チオール基を保護したルシフェ
ラーゼ1.32mg/ml液2.0mlを得た。保護さ
れたチオール基の数はルシフェラーゼ1分子当たり14
個であり、また酵素活性は完全に消失していた。
【0051】4.ルシフェラーゼのマレイミド化 上記3.で得たチオール基保護ルシフェラーゼ液1.8
mlにN−スルホスクシンイミデイル−4−(N−マレ
イミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート
(PIERCE社製)0.8mg/100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)1ml液を108μl添加し、25
℃で30分間インキュベートした。インキュベート終了
後、ファルマシア社製PD−10カラムにてゲルろ過精
製し、マレイミド化したルシフェラーゼ0.708mg
/ml液3.2mlを得た。導入されたマレイミド基の
数はルシフェラーゼ1分子当たり1.5個であった。
mlにN−スルホスクシンイミデイル−4−(N−マレ
イミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート
(PIERCE社製)0.8mg/100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)1ml液を108μl添加し、25
℃で30分間インキュベートした。インキュベート終了
後、ファルマシア社製PD−10カラムにてゲルろ過精
製し、マレイミド化したルシフェラーゼ0.708mg
/ml液3.2mlを得た。導入されたマレイミド基の
数はルシフェラーゼ1分子当たり1.5個であった。
【0052】5.抗HBs抗体のFab′調製 実施例1と同様に行った。 6.酵素標識抗体の調製 上記4.で作成したマレイミド化ルシフェラーゼ液1.
1mlと上記5.で調製したFab′液0.5mlを混
合し、25℃、30分間インキュベートした。さらに一
晩4℃でインキュベートした。
1mlと上記5.で調製したFab′液0.5mlを混
合し、25℃、30分間インキュベートした。さらに一
晩4℃でインキュベートした。
【0053】7.還元剤の添加 上記6.で調製した酵素標識抗体液に、メルカプトエタ
ノール(和光純薬社製)0.02MとEDTA0.01
Mを含んだ100mMりん酸緩衝液0.2mlを添加
し、25℃、90分間インキュベートした。インキュベ
ート終了後、ファルマシア社製FPLCシステム(カラ
ム担体:Superose−12)により精製し、酵素
標識抗体4mlを回収した。同液を100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)、100mMNaCl、0.1%ウ
シ血清アルブミンで10μg/mlとなるように希釈し
て評価した。同液を88ml得た。 8.HBsの検出 実施例1と同様に行った。その結果を表2に示した。
ノール(和光純薬社製)0.02MとEDTA0.01
Mを含んだ100mMりん酸緩衝液0.2mlを添加
し、25℃、90分間インキュベートした。インキュベ
ート終了後、ファルマシア社製FPLCシステム(カラ
ム担体:Superose−12)により精製し、酵素
標識抗体4mlを回収した。同液を100mMりん酸緩
衝液(pH7.0)、100mMNaCl、0.1%ウ
シ血清アルブミンで10μg/mlとなるように希釈し
て評価した。同液を88ml得た。 8.HBsの検出 実施例1と同様に行った。その結果を表2に示した。
【0054】
【表2】
【0055】比較例1 チオール基を保護しないルシフェラーゼを用いたHBs
測定用酵素標識抗体の調製 1.細菌由来ルシフェラーゼの取得 実施例1と同様に行った。 2.ルシフェラーゼのマレイミド化 ルシフェラーゼ液1.8mlにN−スルホスクシンイミ
デイル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン
−1−カルボキシレート(PIERCE社製)0.8m
g/100mMりん酸緩衝液(pH7.0)1ml液を
108μl添加し、25℃で30分間インキュベートし
た。インキュベート終了後にファルマシア社製PD−1
0カラムにてゲルろ過精製した液を回収したが、それら
はいずれも分子量が30万以上の高分子であり、また酵
素活性が完全に失活したものであり、酵素の重合体と考
えられた。この液に実施例1で調製したFab′を添加
したが、結合体は全く得られなかった。
測定用酵素標識抗体の調製 1.細菌由来ルシフェラーゼの取得 実施例1と同様に行った。 2.ルシフェラーゼのマレイミド化 ルシフェラーゼ液1.8mlにN−スルホスクシンイミ
デイル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン
−1−カルボキシレート(PIERCE社製)0.8m
g/100mMりん酸緩衝液(pH7.0)1ml液を
108μl添加し、25℃で30分間インキュベートし
た。インキュベート終了後にファルマシア社製PD−1
0カラムにてゲルろ過精製した液を回収したが、それら
はいずれも分子量が30万以上の高分子であり、また酵
素活性が完全に失活したものであり、酵素の重合体と考
えられた。この液に実施例1で調製したFab′を添加
したが、結合体は全く得られなかった。
【0056】
【発明の効果】本発明の酵素免疫測定法は、ルシフェラ
ーゼにチオール基を導入し保護した後に酵素標識抗体又
は酵素標識抗原を調製してその後保護基を解離させたも
のであるので、細菌由来ルシフェラーゼの酵素活性の失
活がより少なく、迅速かつ効率がよい。
ーゼにチオール基を導入し保護した後に酵素標識抗体又
は酵素標識抗原を調製してその後保護基を解離させたも
のであるので、細菌由来ルシフェラーゼの酵素活性の失
活がより少なく、迅速かつ効率がよい。
Claims (1)
- 【請求項1】 ルシフェラーゼを標識酵素とする酵素標
識抗体又は酵素標識抗原を使用する酵素免疫測定法にお
いて、細菌由来のルシフェラーゼを用い、チオール基を
導入する架橋試薬を用いてルシフェラーゼにチオール基
を導入した後、チオール基に特異的に反応する酸化剤又
はメルカプチド形成剤を添加して前記ルシフェラーゼ中
のチオール基を保護した後、二価性架橋剤を用いて前記
ルシフェラーゼに抗体又は抗原を結合させ、その後還元
剤を加えてチオール基保護基を解離せしめることにより
酵素標識抗体又は酵素標識抗原を調製することを特徴と
する酵素免疫測定法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6498694A JPH07270416A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 酵素免疫測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6498694A JPH07270416A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 酵素免疫測定法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07270416A true JPH07270416A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13273893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6498694A Pending JPH07270416A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 酵素免疫測定法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07270416A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016129444A1 (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | コニカミノルタ株式会社 | 抗体結合蛍光体集積ナノ粒子、抗体結合蛍光体集積ナノ粒子の製造方法および免疫染色キット |
| JPWO2017056844A1 (ja) * | 2015-09-28 | 2018-07-12 | コニカミノルタ株式会社 | 前立腺癌の病理組織診断結果(グリーソンスコア)の推定方法 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6498694A patent/JPH07270416A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016129444A1 (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | コニカミノルタ株式会社 | 抗体結合蛍光体集積ナノ粒子、抗体結合蛍光体集積ナノ粒子の製造方法および免疫染色キット |
| JPWO2016129444A1 (ja) * | 2015-02-12 | 2017-11-24 | コニカミノルタ株式会社 | 抗体結合蛍光体集積ナノ粒子、抗体結合蛍光体集積ナノ粒子の製造方法および免疫染色キット |
| JPWO2017056844A1 (ja) * | 2015-09-28 | 2018-07-12 | コニカミノルタ株式会社 | 前立腺癌の病理組織診断結果(グリーソンスコア)の推定方法 |
| US11105807B2 (en) | 2015-09-28 | 2021-08-31 | Konica Minolta, Inc. | Method for estimating pathological tissue diagnosis result (Gleason score) of prostate cancer |
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