JPH11512281A - 化学発光システム用のシグナル発生酵素としてのバナジウムブロモペルオキシダーゼの使用、試験キットおよび分析方法 - Google Patents

化学発光システム用のシグナル発生酵素としてのバナジウムブロモペルオキシダーゼの使用、試験キットおよび分析方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明の水性組成物、試験キットおよび方法を用いて、分析物の存在下で検出可能な化学発光シグナルを生成させることにより、過酸化水素またはバナジウムブロモペルオキシダーゼを検出することができる。2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン誘導体;ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン供給源;およびペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物を含んで成る組成物を使うことにより、シグナル発生並びに反応速度論が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】 化学発光システム用のシグナル発生酵素としてのバナジウム ブロモペルオキシダーゼの使用、試験キットおよび分析方法発明の分野 本発明は、シグナル発生酵素としてバナジウムブロモペルオキシダーゼを使っ た、化学発光組成物、試験キットおよび様々な分析物の検出方法に関する。発明の背景 水性液体中の分析物(analyte)の濃度に比例して検出可能な出力を生じるこ とのできる試薬の組合せと該液体とを接触させることにより水性液体の定量また は定性分析を実施することは周知の技術である。1つの有用なアッセイ形式は、 適当な試薬と接触すると、分析物が適当な酵素の存在下で酸素と反応して、分析 物の濃度に比例して過酸化水素を生成するという酵素反応を利用するものである 。次いで、試験液体中の分析物の濃度に比例した過酸化水素の反応により、検出 可能な生成物が誘導される。このようにしてグルコース、トリグリセリド、尿酸 、コレステロールおよびクレアチンキナーゼのような分析物を検出することがで きる。それらのアッセイでは一般にペルオキシダーゼが用いられる。 別のアッセイ形式では、系に既に添加されている過酸化水素の存在下でペルオ キシダーゼを反応させて特定の分析物の量を測定する。例えば、そのようなアッ セイの代表として、標識としてペルオキシダーゼを使用する特異的結合アッセイ におけるリガンドの特異的結合が挙げられる。この場合の測定は溶液中で、表面 上で、または診 断試験装置中で実施することができる。このアッセイにより生成されるシグナル は、周知のシグナル発生試薬を使った比色シグナル、化学発光シグナルまたは蛍 光シグナルのいずれかであり得る。 着目の分析物の存在の結果として光の放出を生むペルオキシダーゼ依存性の発 光または発光測定アッセイには幾つかの主要なタイプがある。これらのアッセイ は化学発光アッセイとしても知られており、例えはKricKa他への米国特許第4,72 9,950号明細書およびその中に引用された文献中に記載されている。様々な芳香 族アミン類およびフェノール類、例えば4−ヨードフェノールが、そのようなア ッセイにおいて光の生成を増強するのに有用である(Kricka他への米国特許第4, 598,044号明細書を参照のこと)。Friedman他への米国特許第5,372,931号明細書 は、シグナルの発生を増強するために或る種の4′−ヒドロキシおよびアルコキ シ置換フェニルまたはナフチル電子移動剤を使用する水性組成物を開示している 。 従来技術の増強型ペルオキシダーゼ依存性化学発光システムは、イムノアッセ イに適当な光シグナルを生じるけれども、従来技術の試薬製剤は幾つかの既知の 欠点を有する。例えば、上述したような化学発光増強剤を含む試薬組成物は一層 複雑であり、貯蔵不安定になりやすい。従来技術の製剤においては数種類の試薬 の活性を厳密に調節する必要があるので、相当な製造上の問題が生じる。 更に、従来技術のシグナル速度論はペルオキシダーゼレベルの強関数であり、 これは非線形の検量線をもたらし得る。 最近、BulterおよびWalkerは、過酸化水素と臭化物アニオンの存在下で、有力 な酸化剤である活性臭素種を触媒的に生成する、水生および海生藻類から抽出さ れたバナジウムブロモペルオキシダーゼ酵素群並びに陸生地衣類および真菌類か ら抽出された幾つかを記載した。(Butler他,Chem.Revs.,93,pp.1937-1944 ,1993および その中の参考文献;並びにWever他,Blochem.Phys.Acta,830 pp.181-186,1 985およびその中の参考文献を参照のこと)。前述した両文献とも参考として本 明細書中に組み込まれる。 大部分のハロペルオキシダーゼが抱える問題の1つは、それらの最適pHが一 般に低いpH域、即ち3〜5にあることである。これは、ペルオキシアニオンに 依存するペルオキシダーゼを使用する化学発光システムに問題を提供する。ヒド ロペルオキシドは典型的には約11.5のpKaを有するためである。バナジウムブ ロモペルオキシダーゼは、約6〜10のpH域で効率的に作用する。 従来技術において開示された水性シグナル発生組成物は多くの分析方法におい て顕著な性質を示すけれども、この技術分野においては更なる改良がまだ必要で ある。例えば、より単純なシグナル発生組成物、即ち、米国特許第5,372,931号 明細書に記載された電子移動剤を使用しないもの、を提供する必要がある。更に 、既知の従来法に比べて改善された酵素安定性、より大きい感度、および改善さ れたシグナル出力を有する水性組成物を開発する必要性がまだある。発明の要約 本発明において、約6.5〜約10のpHを有する、化学発光シグナルを生成する 水性分析用組成物を提供することにより、分析用組成物および分析方法への更な る改善の必要性を満たす。詳しくは、上記特性を有する本発明の化学発光シグナ ル発生組成物は、次のものを含んで成る: (a) バナジウムブロモペルオキシダーゼの触媒活性に応じてシグナルを与える 化学発光シグナル発生試薬であって、2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジ オン誘導体であるシグナル発生試薬; (b) ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン供 給源;および (c) ペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物。 本発明はまた、バナジウムブロモペルオキシダーゼの触媒活性の結果としての 分析物の測定用の診断試験キットも提供する。本発明のこの態様によれば、診断 試験キットは下記の成分を含んで成る: (i) 上述のシグナル発生組成物、および (ii)バナジウムブロモペルオキシダーゼまたはバナジウムブロモペルオキシ ダーゼで標識された特異的結合分子。 本発明の別の面によれば、バナジウムブロモペルオキシダーゼに応じて検出可 能なシグナルを生成する方法が提供される。より詳しくは、本発明の方法は、 (A) 上述のシグナル発生組成物の存在下でバナジウムブロモペルオキシダー ゼを反応させ;そして (B) 前記バナジウムブロモペルオキシダーゼの測度として生成した化学発光 シグナルを測定する ことを含んで成る。 本発明は更に、特異的結合リガンドの測定のための特異的結合アッセイであっ て、 (A) 特異的結合リガンドを該リガンドに特異的なレセプターと共に複合体形 成させて特異的結合複合体を形成せしめ; (B) 前記レセプターと接合されているか、または前記特異的結合リガンドも しくは前記レセプターのいずれかと反応する特異的結合分子と接合されているバ ナジウムブロモペルオキシダーゼにより前記特異的結合複合体を標識し; (C) 複合体形成しなかった材料をバナジウムブロモペルオキシダーゼ標識複 合体から分離し、前記複合体を上述のシグナル発生組成物と接触させ;そして (D) 特異的結合リガンドの測度として生成したシグナルを測定する ことを含んで成る特異的結合アッセイを提供する。 本発明は、様々な化学発光アッセイの使用に関連した既知の従来技術の利点の 全てを提供するが、反応スキームにおいて種々のバナジウムブロモペルオキシダ ーゼ化合物を使用する。既知の従来技術の利点の全てを提供することに加えて、 本発明のシグナル発生組成物を使用することによって該アッセイがより高感度に なるということを更に認識すべきである。 また、本発明の組成物は、発光シグナルがより長期間に渡り一定の強度に保持 されるという安定な速度論を証明する。更に、本発明のより単純な組成物は有機 増強剤化合物に対する必要条件を取り除く。図面の簡単な説明 図1は、本発明の組成物および米国特許第5,372,931号明細書の実施例1に記 載の対照組成物を使って得られた化学発光シグナルを表すグラフである。 図2は、本発明の組成物および米国特許第5,372,931号明細書の実施例1に記 載の対照組成物を使って得られたシグナル対ノイズ比(S/N比)を表すグラフ である。 図3は、本発明のシグナル発生組成物を使ったバナジウムブロモペルオキシダ ーゼ反応の速度論を表すグラフである。 図4は、同濃度のバナジウムブロモペルオキシダーゼに比較した、50,000アト モルでの米国特許第5.371,931号明細書の実施例1に記載のHRP対照組成物の シグナル出力を表すグラフである。発明の詳細な説明 本発明は、バナジウムブロモペルオキシダーゼの存在に応じて化学発光シグナ ルを生成するように考案された任意の分析方法において有利に実施することがで きる。そのようなアッセイは、有機もしくは無機過酸化物(例えば過酸化水素) またはバナジウムブロモペルオキシダーゼの検出、あるいはバナジウムブロモペ ルオキシダーゼや過酸化水素以外の非免疫学的分析物の検出を伴うことができる 。特に、本発明は化学発光シグナルを生じる特異的結合アッセイの実施に有用で ある。 アッセイは定性的もしくは定量的またはその両方であることができ、ヒトまた は動物の生物学的液体、廃液、食品、環境廃水、化学処理液および当業者に容易 に明らかである他の検体をはじめとする水性液体中の、生物学的または化学的物 質(すなわち、分析物)を検出するのに用いることができる。 本発明を用いて、過酸化水素(または別の過酸化物)を測定することができる 。その上、本発明は、過酸化水素を生成することができる分析物を測定するのに 用いることができ、すなわち該分析物は適当なシグナル発生試薬とバナジウムブ ロモペルオキシダーゼの存在下で過酸化水素を生じる1または複数の反応に加わ る。そのような分析物は、本明細書中では「バナジウムブロモペルオキシダーゼ に触媒上関連した分析物」と見なされる。 好ましい態様では、本発明のシグナル発生組成物は、特異的結合リガンド、ま たは対応するそのレセプター(すなわち、該リガンドと特異的に結合する物質) の測定に有用である。そのようなリガンドとしては、抗体、抗体断片、および他 のタンパク質(リポタンパク質、血液タンパク質、酵素および糖タンパク質を含 む)、ハプテン、薬物、ホルモン、ステロイド、毒素、ウイルス、細菌、ビタミ ン、糖類(多糖類を含む)、脂質、核酸、非タンパク様血液成分、または当業者 に容易に判るようなそれらの任意成分が挙げられるが、それに限定されない。 上述したように、本発明は、約6.5〜約10のpHを有する、化学発光シグナル 発生のための分析用組成物であって、 (a) バナジウムブロモペルオキシダーゼの触媒活性に応じてシグナルを提供す る化学発光シグナル発生試薬であって、2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジン ジオン誘導体であるシグナル発生試薬; (b) ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン供給源;および (c) ペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物 を含んで成る組成物に関する。 前に指摘したように、本発明のシグナル発生組成物は、その成分の1つとして 、2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン誘導体(本明細書中では“DP D”とも言う)を含有する。化学発光反応において励起状態に変換され、次いで 光の放出を伴いながら非励起状態に戻ることができるいずれの遊離型または複合 型DPDでも、本発明の実施に有用である。相当な数のそういった化合物が当技 術分野において知られており、それらとしてはKricka他への米国特許第4,598,04 4号明細書およびGrundermann他,Chemiluminescence in Organic Chemistry,Sp ringer-Verlag,Berlin,1987,204-207頁に記載されたものが挙げられる。 そのような化合物は一般に「ルミノール型ヒドラジン類」として知られており 、その例としてフタル酸ヒドラジン、ナフタレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラ ジン、アントラセン−2,3−ジカルボン酸ヒドラジン、フェナントレン−1, 2−ジカルボン酸ヒドラジン、フルオレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジン、 ベンゾ〔g,h, i〕ペリレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジン、コロネン−1,2−ジカルボ ン酸ヒドラジン、および当業者に容易に明白である他のものが挙げられる。 特に、本発明において使用できるDPDは次の構造式により定義される: 上式中、Z1,Z2,Z3およびZ4は独立に水素;約1〜約6個の炭素原子を含む アルキル、例えばメチル、エチル、イソプロピル、−ブチル、sec−ペンチル およびヘキシル;約2〜約6個の炭素原子を含むアルケニル、例えばエテニル、 1−プロペニル、イソブテニル、2−(N,N−ジイソプロピルアミノ)ビニル 、2−(N,N−ジイソブチルアミノ)ビニル、2−(N,N−ジイソペンチル アミノ)ビニルおよび2−ヘキセニル;ヒドロキシ;約1〜約6個の炭素原子を 含むアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、−ブトキシお よびヘキソキシ;カルボキシ;アルキルまたはアルカノイルで置換されたアミノ を含めたアミノ、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、アミド(例えばアセトア ミドおよびヘキサナミド)、ジメチルアミノ、ジエチルアミノおよびジイソブチ ルアミノ;または置換されたアミノアリールを含めたアミノアリール、例えばp −(N,N−ジメチルアミノ)フェニル、p−(N,N−ジエチルアミノ)フェ ニルおよび5−アミノ−2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン−8−イ ル(ルミニルとしても知られる)である。 Z1とZ2の少なくとも一方がアミノ(前に定義したような置換アミノを含む) 、共役アミノアルケニル(上述したような置換アミ ノアルケニルを含む)またはアミノアリール、例えばp−(N,N−ジメチルア ミノ)フェニル、p−(N,N−ジエチルアミノ)フェニルおよび5−アミノ− 2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン−8−イルである。本明細書中で 用いる「共役アミノアルケニル」とは、アミノ基からアルケニル基を経由してそ れが置換基として結合しているフタラジンジオンの芳香環へと電子共鳴すること のできる一価の基を言い、その例としては、例えば、ジアルキルアミノビニル基 、例えば2−(N,N−ジイソプロピルアミノ)ビニル、2−(N,N−ジイソ ブチルアミノ)ビニルおよび2−(N,N−ジイソペンチルアミノ)ビニル;並 びにジアルキルアミノブタジエニル基、例えば4−(N,N−ジエチルアミノ) −1,3−ブタジエン−1−イルが挙げられる。 あるいは、Z1,Z2,Z3およびZ4のいずれか2つの隣接した基、いずれか3 つの隣接した基または全ての基(すなわち、2つもしくは3つの隣接基の組合せ 、または4つ全部の基)が一緒になって、1または複数の芳香環を含む縮合環系 を形成することができる。そのような縮合環は1または複数のヒドロキシにより 、アミノ(上述したような置換または非置換の)によりまたは約1〜約4個の炭 素原子を有するアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシおよびイソプロポキシに より、置換されてもよい。好ましくは、そのような縮合環は1または複数の第一 級、第二級もしくは第三級アミン、ヒドロキシまたはアルコキシにより置換され る。 代表的な有用DPD化合物としては、ルミノール、イソルミノール、N−(4 −アミノブチル)−N−エチルイソルミノールヘミスクシンイミド、N−(6− アミノヘキシル)−N−エチルイソルミノール、N−エチルイソルミノールおよ び7−ジメチルアミノナフタレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジドが挙げられ るが、それら に限定されない。ルミノール〔5−アミノ−2,3−ジヒドロ−1,4−フタラ ジンジオン〕およびイソルミノール〔6−アミノ−2,3−ジヒドロ−1,4− フタラジンジオン〕が好ましく、ルミノールが最も好ましい。 他の有用なDPD化合物の群はGundermann他の上記刊行物の中に記載されてお り、その例としては、置換または非置換フタル酸ヒドラジド、アントラセン−2 ,3−ジカルボン酸ヒドラジド、フェナントレンジカルボン酸ヒドラジド、フル オレン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジド、ベンゾ〔g,h,i〕ペリレン−1 ,2−ジカルボン酸ヒドラジドおよびコロネン−1,2−ジカルボン酸ヒドラジ ド、例えば次の構造により表されるもの、が挙げられる: 本発明において有用であると当業者が認める別のフタラジンジオン類似体とし ては、Masuya他への欧州特許出願第91310875.9号、およびYamaguchiへの米国特 許第5,324,835号明細書の中に開示されているものが挙げられる。前記刊行物の 内容は参考として本明細書中に組み込まれる。 上記に示した化合物は商業的に入手可能であるか、または当業者に周知である 従来の出発物質および手順を使って調製することができる。 本発明のシグナル発生組成物の第二成分は、ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン 供給源または擬ハロゲン供給源である。本明細書中で用いる「ハロゲンまたはハ ロゲン供給源」という語は、本発明の組成物に加えるとハロゲンアニオン、すな わちフッ化物、塩化物、臭化物またはヨウ化物アニオンを生成する任意の物質を 意味する。これは塩化物、臭化物およびヨウ化物のようなハロゲンを包含する。 ハロゲン供給源は金属または非金属塩、非限定的例として、アンモニウム、アル キルアンモニウム、置換アルキルアンモニウム、アリールアンモニウム、置換ア リールアンモニウム、ヒドラジニウム、オキソニウム、トロピリウム、スルホニ ウム塩、を含んで成ってもよい。典型的には、ハロゲン供給源は第IA族金属塩 として組成物に添加されるが、第IA族金属塩に限定されるわけではない。本発 明の特に好ましい態様では、ハロゲン供給源はNaBrまたは臭化アン モニウムである。 本明細書中で用いる「擬ハロゲンまたは擬ハロゲン供給源」という語は、本発 明の組成物に加えるとハロゲンと同等である高い電子親和力を有するアニオンを 提供する任意の物質を意味する。擬ハロゲン供給源は典型的には、第IA族金属 化合物であるが、それに限定されないということに注意すべきである。分析用シ グナル発生組成物中に存在することができる適当な擬ハロゲンとしては、CN-,S CN-,OCN-,アジド、イソニトリル等が挙げられるが、それらに限定されない。 それらの擬ハロゲンのうちSCN-が特に好ましい。 本発明の分析用組成物の第三成分は、ペルオキシドまたはペルオキシド生成試 薬配合物である。「ペルオキシド」という語は、従来技術において典型的に用い られている無機または有機ペルオキシド化合物を包含する。ペルオキシド生成試 薬配合物とは、本発明の組成物に加えるとペルオキシドを生じることができる任 意の試薬配合物を包含する意味である。そのようなペルオキシド生成試薬配合物 は当業者に周知であり、非限定例としては、ペルボレート、ペルアセテート、尿 素ペルオキシド、および有機ペルオキシド、例えば過酸、ペルオキシ安息香酸お よびオキソン、並びにヒドロペルオキシドが挙げられる。 本発明の分析用組成物は、約6.0〜約8.0のpKaを有する1または複数の適当な 生物学的緩衝剤を使って、通常約6.5〜約10、より好ましくは約6.8〜約8.0のpH に緩衝化される。それらの緩衝剤は当業界で周知のものである。そのような緩衝 剤の典型例としては、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−HCI〔Tris-HC l〕;2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸〔MES〕;ピペラジン−N,N′ −ビス(2−エタンスルホン酸)〔PIPES〕;3−(N−モルホリノ)−2−ヒ ドロキシプロパンスルホン酸〔MOPSO〕;リン酸 塩緩衝剤などが挙げられるが、それらに限定されない。上述した生物学的緩衝剤 のうち、Tris-HClが特に好ましい。 本発明の分析用組成物は、有機溶剤、例えばテトラヒドロフラン、アセトニト リル、ヘキサン、ヘキサンの異性体、メタノール、エタノール、プロパノール、 イソプロパノールまたはブタノール等を含んでもよい。本発明の分析用組成物は 任意の相溶性の比率で有機溶剤の混合物または水−有機溶剤混合物を含んで成る ことができ、その比率は必要ならば当業者により周知であるように特定の用途に 合わせて決定することができる。 本発明のシグナル発生組成物中の各成分の量は、それの意図する用途、試薬類 の特定感度、および当業者に良く判るような他の要因によって異なり得る。よっ て、次の一般的範囲は当業者への指標を与えるものであって、本発明の実施を制 限するものではない。 具体的には、所望のpHを維持するのに必要である緩衝剤の量を決定する方法は 周知であることから、本発明において使われる緩衝剤の量は当業者には容易に明 らかである。シグナル発生化合物であるDPDの量は、通常は少なくとも約0.01 ミリモル濃度であり、約0.1〜約10ミリモル濃度の範囲が好ましい。 第二成分、すなわちハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン 供給源については、通常少なくとも約0.1ミリモル濃度の量で存在する。より好 ましくは、ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン供給源はシ グナル発生組成物中に約50ミリモル〜約100ミリモル濃度の量で存在する。 第三成分、すなわちペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物について は、該成分は少なくとも約0.02ミリモル濃度の量でシグナル発生組成物中に存在 する。より好ましくは、ペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物は約0. 5ミリモル〜約1.0ミリモ ル濃度の量で存在する。 本発明は、遊離形のまたは特異的結合分子(例えば抗体、アビジンまたはビオ チン)との標識接合体としてのバナジウムブロモペルオキシダーゼ(VBrPO)と 、上述したシグナル発生組成物とを含有するバナジウムブロモペルオキシダーゼ 含有水性組成物も提供する。そのような組成物も、本発明のシグナル発生組成物 について上述したのと同様に緩衝化することができる。バナジウムブロモペルオ キシダーゼまたはバナジウムブロモペルオキシダーゼ標識特異的結合分子および シグナル発生組成物の量は、当業者に容易に明白であろう。 上述の組成物の他に、本発明は、様々な分析方法(後述)を実施するのに有用 であるキット、装置および使用説明書も提供する。個別のまたは一緒にプレミッ クスしたキット成分の包装は当業者に周知である。 一態様では、キットは上述のシグナル発生組成物と、バナジウムブロモペルオ キシダーゼまたはバナジウムブロモペルオキシダーゼ標識特異的結合分子とを含 んで成る。「特異的結合分子」とは、レセプターと特異的に結合するであろう任 意の生物学的または化学的化合物を意味する。特に有用な標識された特異的結合 分子はバナジウムブロモペルオキシダーゼ標識タンパク質またはオリゴヌクレオ チドである。そのようなタンパク質としては抗体およびアビジンが挙げられる。 与えられた特異的結合分子に対する適当なレセプターは当業者に周知であり、従 ってここでは記載しない。アッセイに有用な他の成分(例えば界面活性剤)を本 発明の試験キットの中に含めることができる。 本発明の別のキットは、本発明のシグナル発生組成物のみを含んで成る。 本明細書中で用いる「バナジウムブロモペルオキシダーゼ」とは、ルミノール のような物質の酸化を触媒して適当なシグナルを生成する任意のバナジウムハロ ペルオキシダーゼ作用を有する物質(酵素または他のもの)を意味する。本発明 において使用することができるタンパク様バナジウムブロモペルオキシダーゼ化 合物の特定例はButler他,Chem.Rev.,93,1937-1944頁(1993)中に見つけるこ とができ、非限定例としてアスコフィルム・ノドサム(Ascophyllum nodosum) 、セラミルム・ルブルム(Ceramirum rubrum)、ラミナリア・サッカリナ(Lami naria saccharina )、フカス・ディスチクス(Fucus distichus)、コラリナ・ ピルリフェラ(Corallina pilurifera)、コラリナ・オフィシナリス(Corallin a officinalis )、マクロシスチス・ピリフェラ(Macrocystis pyrifera)等か ら得られる酵素が挙げられる。 非タンパク様バナジウムブロモペルオキシダーゼ化合物である、Buller他(前 掲)、de Boer,FEBS,235,93-97頁(1988)およびRehder他,Inorganica Chom. Acta,136,L7-L10,1987に記載されたもの(これらの参考文献は全て本明細書 中に組み込まれる)を本発明において使うこともできる。この非限定例としては 、VO(Salen)〔Salen=オキソ−N,N′−ビス(サリチリデン)エチレンジアミ ン〕およびVO(MeOX)2〔MeOX=オキソビス(2−メチルキノリン−8−オラート 〕、VO(HSP)(OEt)(HOEt)〔HSP=N−(2−ヒドロキシフェニルサリチリデンジ エンアミン)〕が挙げられる。それらの非タンパク様バナジウムブロモペルオキ シダーゼ化合物のうち、VO(HSP)(OEt)(HOEt)が好ましい。 本発明において使われるバナジウムブロモペルオキシダーゼの量は、反応に使 われる別の成分の量によって広範囲に渡り異なることができる。有用な量は当業 者に容易に明白であろうが、最少量は一 般にフェントモル範囲にあるだろう。 試験キットの別の態様は、シグナル発生組成物の各成分、および当業者に容易 に判るような追加の随意成分を含んで成ることができる。本発明の或る方法では 、バナジウムブロモペルオキシダーゼは臨床分析用に「遊離形」(未接合形)で 使われる。しかしながら、特異的結合方法では、バナジウムブロモペルオキシダ ーゼは特異的結合リガンドもしくはそのためのレセプターとの接合体として、ま たは該リガンドもしくはレセプターのいずれかと反応する特異的結合分子との接 合体として使われる。このようなアッセイでは、リガンドとレセプターは複合体 を形成し、それによって該複合体のまたは複合体形成してない物質の最終検出の ためにバナジウムブロモペルオキシダーゼで標識される。前記接合体の調製は、 様々な既知技術を使って達成することができる(例えば、Yoshitake他,Eur.J .Biochem.,101 395,1979およびKondo他への米国特許第5,106,732号明細書を 参照のこと)。 様々な特異的結合アッセイ形式が本発明の実施に有用であり、その例としては 、核酸ハイブリダイゼーションアッセイ、免疫化学アッセイ(例えばエンザイム イムノアッセイおよびサンドイッチアッセイ)および当業界で周知の他のものが 挙げられる。そのようなアッセイは一般に例えば米国特許第4,598,004号、Holia n他への米国特許第4,745,077号、Shih他への米国特許第5,077,198号、Mauck他へ の米国特許第5,085,986号、Matthews他,Anal.Biochem.,169 1-25頁(1988)、 WO 88/01302(1988年2月25日公開)、Warren他への米国特許第5,082,780号、お よびWuへの米国特許第5,387,510号明細書の中に記載されている。 上述したように、本発明は更に、バナジウムブロモペルオキシダーゼに応じて 検出可能なシグナルを生成する方法であって、 (i)(a)2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン誘導体を含んで成る化 学発光シグナル発生試薬;(b)ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬 ハロゲン供給源;および(c)ペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬の存在下 でバナジウムブロモペルオキシダーゼを反応させて検出可能な化学発光シグナル を生成せしめ;そして (ii)前記バナジウムブロモペルオキシダーゼの測度として、生成した化学発 光シグナルを測定する ことを含んで成る方法を提供する。 本発明の方法の前に、増幅方法、例えばMullis他への米国特許第4,965,188号 明細書に記載されているようなポリメラーゼ連鎖反応(PCRとして一般に知ら れている)およびWeiss,Science,251 1292-3頁,1991年により概説されてい るリガーゼ連鎖反応、を先に行って、標的核酸の量を増やした後で、本発明のシ グナル発生組成物を使ってそれを検出することができる。 従って、本発明の方法は、種々様々な化学的および生物学的材料、例えばアミ ノ酸、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質(酵素、アビジン、抗体および抗原 性タンパク質を含む)、炭水化物(単糖類、多糖類、リポ多糖類を含む)、ホル モン(例えばヒト絨毛性性腺剌激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、黄体形成ホル モン、チロキシン、ろ胞刺激ホルモン、副甲状腺ホルモンおよび成長ホルモン) 、代謝産物(例えばグルコース、ラクテートおよびピルベート)、オリゴヌクレ オチド、核酸、ビタミン(例えばB12およびビオチン)、様々な生物体(微生物 を含む)からの完全細胞、および薬物(麻酔薬、治療薬および乱用薬物)のいず れの検出にも使うことができる。 特に有用な本発明の特異的結合方法は、着目のリガンドが同時にまたは所望の 順序で少なくとも第一および第二のレセプターと複合 体を形成するサンドイッチアッセイとして当業界で知られているものである。前 記レセプターのうちの1つは、吸着により、共有結合または他の既知の接着方法 により適当な支持体(例えばマイクロタイタープレート;重合体粒子、磁性粒子 またはガラス粒子;フィルム;膜;濾紙;および当業界で周知の他のもの)上に 固定化されているか、または追加の複合体形成もしくは反応を通して固定化する ことができる。例えば、レセプターを、支持体上に固定化されているそれの対応 するレセプター成分(例えばアビジン)と反応する特異的結合成分(例えば、ビ オチン)を使って標識することができる。 サンドイッチアッセイでは、着目のリガンドのための第二のレセプターをバナ ジウムブロモペルオキシダーゼで標識することができ、または追加の特異的結合 反応を通してバナジウムブロモペルオキシダーゼで標識する(例えばアビジン− ビオチン複合体を通してリガンドを標識する)ことができる。標識の検出は、上 述したシグナル発生組成物を使って達成される。好ましい態様では、着目のリガ ンドは、抗体が反応性である抗原性物質、または相補的核酸(例えばオリゴヌク レオチド)がハイブリダイズできる核酸である。 次の実施例は本発明の範囲を例示するために与えられる。それらの実施例は例 示目的にのみ与えられるのであって、その中に具体的に表現されている発明をそ れだけに限定すべきではない。 別記したもの以外の全ての試薬および装置は、イーストマン・コダック・カン パニーまたは他の商業源から入手した。 実施例1 水性化学発光組成物の調製 化学発光シグナルを提供する水性組成物を次のようにして調製した: 0.05M Tris-HCl緩衝剤中に10μMのジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA )と0.01MのNaBrを含有する緩衝液(pH 8.0)を調製した。 二液型混合物からシグナル発生組成物を調製した。第一液は1.0 mMのルミノー ルNaを含み、第二液は1.0 mM H2O2を含み、両者とも上記緩衝液中に調製した。 それらの二液を使用直前に混合した。次いで約5〜約50,000アトモルの範囲の既 知濃度のバナジウムブロモペルオキシダーゼを添加した。 バナジウムブロモペルオキシダーゼ(原液;4℃で貯蔵)を0.05M Tris-HCl, pH 8.0,0.01%ウシ血清アルブミン(BSA)中に系列希釈した。それらの酵素 溶液を、上記のシグナル発生組成物の入った不透明マイクロタイタープレートに ピペットで添加した。 次いでDYNATECH(商標)ML3000ルミノメーターを使って37℃で組成物の化学発 光シグナルを測定した。 図1は、バナジウムブロモペルオキシダーゼについての上記条件下での化学発 光出力(t=5.0分で1.0秒積分)並びに米国特許第5,372,931号明細書の実施例 1の水性化学発光組成物を使った西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)につい てのシグナル出力を示す。この図面は、本発明のシグナル発生組成物が、第5,37 2,931号特許に必要とされる増強剤または電子移動剤を必要とすることなく、同 米国特許明細書中に開示された組成物に匹敵するシグナルを生成することを示す 。 図2は、前記第5,372,931 号特許明細書に開示された組成物に比較した、本発 明のシグナル発生組成物を使った場合のシグナル対ノイズ比(S/N比)、およ び大幅に減少したバックグラウンドという追加の利点を示す。 表1のデータ(pH 7.5およびpH 8.0の前記緩衝液中)は、本発明 の組成物を使って生じた相対化学発光シグナルおよびシグナル対ノイズ比(S/ N比)を示す。バナジウムブロモペルオキシダーゼを、4−ヨードフェニル〔AM ERLITE(商標)系〕または3′−クロロ−4′−ヒドロキシアセトアニリドを使 う西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)増強系と比較した。表1に示した結果 は、本発明のバナジウムブロモペルオキシダーゼ系が従来技術に開示されたHR P増強系よりも10倍低濃度(すなわち10分の1の濃度)の酵素レベルを検出す ることができることを指摘する。 実施例2 水性化学発光組成物の調製 化学発光シグナルを与える水性組成物を次のようにして調製した: 0.05M MES緩衝剤中に10μMのジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)と0. 05MのNaBrを含有する緩衝液(pH 7.0)を調製した。 二液型混合物からシグナル発生組成物を調製した。第一液は1.0mMのルミノー ルNaと300 μM の3′−Cl−4′−ヒドロキシアセトアニリドまたは4−ヨード フェノールのいずれかの増強剤を含んだ。第二液は1.0 mM H2O2を含んだ。両液 とも上記緩衝液中に調製した。それらの二液を使用直前に混合した。次いで約5 〜約50,000アトモルの範囲の既知濃度のバナジウムブロモペルオキシダーゼを添 加した。 バナジウムブロモペルオキシダーゼ(原液;4℃で貯蔵)を0.05M Tris-HCl, pH 8.0,0.01%ウシ血清アルブミン(BSA)中に系列希釈した。それらの酵素 溶液を、上記のシグナル発生組成物の入った不透明マイクロタイタープレートに ピペットで添加した。対照の場合には、第一液が増強剤を全く含まなかった。 次いでDYNATECH(商標)ML3000ルミノメーターを使って37℃でt =5.0分で1.0秒積分を使って組成物の化学発光シグナルを測定した。 表2は、本発明のバナジウムブロモペルオキシダーゼ系がHRP系で使われる 増強剤によって正の効果を受けないことを示す。 前記第5,372,931号米国特許明細書に開示されたHRP系を上回る本発明の別 の利点は、図3および4に示されるように、様々な濃度での系の速度論が長期間 に渡り本質的に一定に保持されることである。これは、従来技術のHRP系を使 ったシグナルが劇的に且つ即座に減衰する一方で、本発明の組成物を使って得ら れたシグナルはまったく一定のままであることを示す図4により明白に例証され る。 上記態様および実施例は本発明の範囲と精神を例示するために与えられる。そ れらの態様および実施例は、当業者に別の態様および実施例を明らかにするであ ろう。それらの別の態様および実施例は本発明の考えの中に含まれる。従って、 本発明は添付の請求の範囲によってのみ制限されるだろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 フリードマン,アラン エリック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,サマーシアー ドライブ 120 (72)発明者 グロールクス,サラ フィンガー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14519, オンタリオ,フィッシャー ロード 6794 (72)発明者 バトラー,アリソン アメリカ合衆国,カリフォルニア 93111, サンタバーバラ,サン アントニオ クリ ーク ロード 1263

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約6.5〜約10のpHを有する、化学発光シグナルを与える分析用組成物であ って、 (a) バナジウムブロモペルオキシダーゼの触媒活性に応じてシグナルを与える 化学発光シグナル発生試薬であって、2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジ オン誘導体を含んで成るシグナル発生試楽; (b) ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン供給源;および (c) ペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物 を含んで成る分析用組成物。 2.前記ハロゲン供給源が金属塩または非金属塩である、請求項1に記載の分 析用組成物。 3.前記ハロゲン供給源がNaBrである、請求項2に記載の分析用組成物。 4.前記擬ハロゲン供給源がそれの配位子の1つとしてCN-,SCN-,OCN-,ア ジドまたはイソニトリルを含有する金属化合物である、請求項1に記載の分析用 組成物。 5.水性混合物を更に含んで成る、請求項1に記載の分析用組成物。 6.水性有機溶剤混合物を更に含んで成る、請求項1に記載の分析用組成物。 7.バナジウムブロモペルオキシダーゼまたはバナジウムブロモペルオキシダ ーゼ標識特異的結合分子を更に含んで成る、請求項1に記載の分析用組成物。 8.前記バナジウムブロモペルオキシダーゼがタンパク様または 非タンパク様である、請求項7に記載の分析用組成物。 9.バナジウムブロモペルオキシダーゼの触媒活性の結果として分析物の測定 を行うための診断試験キットであって、 (i)(a) バナジウムブロモペルオキシダーゼの触媒活性に応じてシグナルを 与える化学発光シグナル発生試薬であって、2,3−ジヒドロ−1,4−フタラ ジンジオン誘導体を含んで成るシグナル発生試薬; (b) ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン供給源; および (c) ペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物 を含んで成る、約6.5〜約10のpHを有する化学発光シグナルを与える分析用組成 物 を含んで成る診断試験キット。 10.特異的結合リガンドを特異的結合相手と反応させて特異的結合複合体を形 成せしめそして前記複合体を検出することを含んで成り、ここで前記特異的結合 複合体を検出するための標識としてペルオキシダーゼを使用する特異的結合リガ ンドの測定のための特異的結合アッセイにおいて、前記標識としてバナジウムブ ロモペルオキシダーゼを使用し、そしてバナジウムブロモペルオキシダーゼ標識 特異的結合複合体を (a) 2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン誘導体を含んで成る化学発 光シグナル発生試薬; (b) ハロゲン、擬ハロゲン、ハロゲン供給源または擬ハロゲン供給源;および (c) ペルオキシドまたはペルオキシド生成試薬配合物 と接触せしめて検出可能な化学発光シグナルを生じさせることを特徴とする改良 方法。
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