JPH0727162A - 微小振幅用ダンパー - Google Patents

微小振幅用ダンパー

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JPH0727162A
JPH0727162A JP5175535A JP17553593A JPH0727162A JP H0727162 A JPH0727162 A JP H0727162A JP 5175535 A JP5175535 A JP 5175535A JP 17553593 A JP17553593 A JP 17553593A JP H0727162 A JPH0727162 A JP H0727162A
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working fluid
chamber
damper
fluid chamber
bellows
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Nobuyuki Kobayashi
信之 小林
Hiroyoshi Kobayashi
博栄 小林
Osamu Saito
修 斉藤
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IHI Corp
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Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は原子力プラントの冷却水循環
ポンプやその配管系に発生する微小な振動を効果的に抑
制することができる微小振幅用ダンパーを提供すること
にある。 【構成】 本発明は固定フランジ1と可動フランジ2間
で発生する微小振動を抑制する微小振幅用ダンパーにお
いて、上記固定フランジ1と可動フランジ2間に伸縮自
在な内外2重のベローズ筒体3,5を設け、該内外ベロ
ーズ筒体3,5間に外側作動流体室9を形成すると共
に、該内側ベローズ筒体5内にを設けて、その内部を空
気室8と内側作動流体室7に区画形成して、上記内外の
作動流体室7,9にそれぞれ作動流体Sを充填し、かつ
上記内側ベローズ筒体5に、上記内外の作動流体室7,
9内の作動流体Sを流通するオリフィス手段4を設けた
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化学プラント、火力及び
原子力発電施設等に設置される冷却水循環ポンプや配管
系に発生する微小な振動を抑制したり、又、舶用エンジ
ンなどの配管系の振動抑制、エンジン本体などにも供す
ることができるための微小振幅用ダンパーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、化学プラント、火力及び原子力
プラントに設置される冷却水循環ポンプやその配管系は
建家等の固定系に複数の架台やストラッドなどの支持装
置によって支持されると共に、メカニカルスナッバー等
の制振装置によって発生した振動が効果的に減衰されて
振動に対する安全性が確保されている。このメカニカル
スナッバーは周知のように、地震やポンプ駆動時等に発
生する動的な変位に対してはこれを受けて減衰させるこ
とにより、冷却水循環ポンプや配管系等の支持対象物の
破損を防止すると共に、冷却水の上昇によって高熱化す
ることにより発生する熱膨張などの静的な変位に対して
はこれを許容するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このメカニ
カルスナッバーは地震やポンプ振動等の大きな振動に対
しては有効に作用するが、これは連結部や内部に機械的
なガタや摩擦を有するため、0.1〜0.2mm程度の
微小な振動を止めることは不可能であった。特に、極め
て高い安全性が要求される原子力プラントの冷却水循環
ポンプにおいては、このような微小な振動の連続が大き
な影響を与える場合がある。
【0004】そこで、本発明は上記の問題点を有効に解
決するために案出されたものであり、その目的は原子力
プラントの冷却水循環ポンプやその配管系に発生する微
小な振動を効果的に抑制することができる微小振幅用ダ
ンパーを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は固定フランジと可動フランジ間で微小振動を
抑制する微小振幅用ダンパーにおいて、上記固定フラン
ジと可動フランジ間に伸縮自在な内外2重のベローズ筒
体を設け、該内外ベローズ筒体間に外側作動流体室を形
成すると共に、該内側ベローズ筒体内に閉塞板を設け
て、その内部を吸排気口を通じて外部と連通する空気室
と内側作動流体室に区画形成して、上記内外の作動流体
室にそれぞれ作動流体を充填し、かつ上記内外の作動流
体室内の作動流体を流通するオリフィス手段を設けたも
のであり、また、上記作動流体として、印加される電界
強度によって粘性が連続的に変化する電気粘性流体を用
いたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、振動によって圧縮及び引張荷
重、すなわち可動フランジが固定フランジに対して近接
離反移動すると、内側ベローズ筒体内の空気室の空気が
膨張収縮することにより、内外ベローズ筒体間の外側作
動流体室内及び内側ベローズ筒体内の内側作動流体室内
の圧力が交互に変化することになる。そして、この圧力
変化によって両作動流体室内の粘性を有する作動流体が
オリフィス手段を通過して両作動流体室内を交互に往復
移動する際に、このオリフィス手段が作動流体の流動抵
抗となって可動フランジの近接離反移動、すなわち振動
が減衰されて抑制されることになる。また、この作動流
体として粘性を有する通常の流体の代りに電気粘性流体
を用いることにより、印加される電圧に応じて作動流体
の流動抵抗が変化するため、振動減衰性能を連続的に可
変させることもできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0008】図1〜図3は本発明に係る微小振幅用ダン
パーAの一実施例を示したものである。図示するよう
に、この微小振幅用ダンパーAは、建家の壁面Bに固定
される固定フランジ1と、冷却水循環ポンプや配管系等
の支持対象物Cに接続される可動フランジ2間に、伸縮
自在な外側ベローズ筒体3が設けられており、可動フラ
ンジ2が固定フランジ1に対して近接離反自在となって
いる。また、外側ベローズ筒体3内には、その内部を区
画する円板状のオリフィス手段4と、このオリフィス手
段4と上記固定フランジ1間を接続する内側ベローズ筒
体5が設けられており、これらオリフィス手段4と内側
ベローズ筒体5によって、その内部は外側流体作動室9
と可動フランジ側流体作動室10とに区画形成されてい
る。また、この内側ベローズ筒体5内の略中央部には閉
塞体6が設けられており、オリフィス手段4側が内部作
動流体室7に、固定フランジ1側が空気室8に区画形成
されている。そして、これら外側流体作動室9、可動フ
ランジ側流体作動室10、内側作動流体室7内には高粘
性の作動流体Sが充填されている。
【0009】また、図2に示すように、円板状のオリフ
ィス手段4の中心部とその周縁部には、複数のオリフィ
ス11a,11b,11b…が形成されており、外側流
体作動室9と可動フランジ側流体作動室10間及び可動
フランジ側流体作動室10と内部作動流体室7間でそれ
ぞれ作動流体Sが相互に流通するようになっている。
【0010】また、固定フランジ1には空気室に連通さ
れた吸排気孔12が形成されており、空気室8が大気開
放されている。尚、この吸排気孔12は固定フランジ1
に形成する必要はなく、チューブ状の配管(図示せず)
等を用いて空気室8から直接、外側流体作動室9及び外
側ベローズ筒体3を貫通させて形成しても、また場合に
よって空気室8内を密閉状態にしても良い。また、これ
ら外側ベローズ筒体3及び内側ベローズ筒体5は周知の
金属ベローズであり、その長さ方向には伸縮自在である
が、半径方向の伸縮膨張には極めて剛な性質を有してい
る。
【0011】次に、本実施例の作用を説明する。
【0012】先ず、図4に示すように、流体の流れやモ
ータ(図示せず)等の駆動による振動の際に、引張応
力、すなわち可動フランジ2が固定フランジ1の反対方
向に引き寄せられることによって外側ベローズ筒体3が
伸びると、外側流体作動室9内及びこれと連通している
可動フランジ側流体作動室10が負圧状態になり、ま
た、これと同時に、この可動フランジ側流体作動室10
と連通している内側作動流体室7及び空気室8内部も負
圧状態になる。すると、外部の空気が吸排気孔12から
空気室8内へ流入して、空気室8が膨張して容積が増え
るのに伴って、内側作動流体室7内の作動流体Sがオリ
フィス手段4の中心部のオリフィス11aから可動フラ
ンジ側流体作動室10側を経由して再びオリフィス11
b,11b…を通過して外側流体作動室9内へ流れるこ
とになる。そして、この作動流体Sがオリフィス11a
及び11b,11b…を流れる際に、これが流動抵抗と
なって可動フランジ2の固定フランジ1側の反対方向へ
の離反移動が抑制されて引張応力が減衰される。
【0013】反対に、圧縮応力、すなわち可動フランジ
2が固定フランジ1側へ引き寄せられた場合には、図5
に示すように、外側流体作動室9、可動フランジ側流体
作動室10、可動フランジ側流体作動室10の内部の圧
力が上昇し、空気室8内の空気が排気されて収縮するこ
とにより、作動流体Sが上記の場合と反対方向に流れ、
これが流動抵抗となって可動フランジ2の固定フランジ
1側への近接移動が抑制されて圧縮応力が減衰される。
【0014】そして、これらの作用が短時間で交互に行
われることにより、可動フランジ2、すなわち、図3に
示すような振動部Cの微小振動が効果的に減衰抑制され
ることになる。尚、本実施例では、可動フランジ2側に
発生した振動の場合の作用を説明したが、地震等によっ
て建家B側に設けられた固定フランジ1側に振動が発生
した場合も全く同様な作用によって振動が減衰抑制され
るのは勿論である。また、使用する作動流体の粘性やオ
リフィスの大きさを任意に設定することで所望の減衰性
能を得ることも可能である。
【0015】配管が温度応力などにより熱変形するとき
は、その動きは極めて緩慢なものであるためオリフィス
部での流動抵抗はほとんど生じないので変形に対する抵
抗はベローズのばね力のみである。このばね力は配管の
剛性によるそれと比較すると充分小さいため、配管に悪
影響を与えない。また、ベローズの山数、径、板厚を適
当に選ぶことによって、熱変形のような大きなゆっくり
した変形を許容しながら微小な振動変位を減衰させるダ
ンパーが実現できる。
【0016】次に、図6は本発明の第二の実施例を示し
たものである。
【0017】図示するように、本実施例では作動流体S
に接触するオリフィス手段4に電極13,13を設ける
と共に、作動流体Sとして電気粘性流体(ER流体)を
用いたものである。この電気粘性流体は周知のように印
加される電界強度によって見掛けの粘性が連続的に変化
する性質を有したものであり、通常、絶縁性の分散媒中
に澱粉、セルロース、アルミナ、イオン交換樹脂等の固
定粒子を分散させたものである。
【0018】従って、本実施例ではコントローラ14か
ら電極13,13に印加する電圧を制御することによっ
て作動流体Sの見掛けの粘性が連続的に変化することに
なり、任意の減衰係数を得ることのできる可変ダンパー
を構成することができる。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、原子力プ
ラントの冷却水循環ポンプやその配管系に発生する微小
な振動を効果的に抑制すると共に、また、必要に応じて
減衰性能を任意に可変することができる等といった優れ
た効果を有する。
【0020】また、本発明の作用上の特徴から、プラン
ト類の配管系のみならず船舶用エンジンなどの振動制
御、エンジンの防振マウントなどにも供することができ
ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1中A−A矢視図である。
【図3】本発明装置の取付状態の一実施例を示す説明図
である。
【図4】引張応力が加わったときの作用を示す説明図で
ある。
【図5】圧縮応力が加わったときの作用を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定フランジ 2 可動フランジ 3 内側ベローズ筒体 4 オリフィス手段 5 外側ベローズ筒体 6 閉塞板 7 内側作動流体室 8 空気室 9 外側作動流体室 S 作動流体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 9/53 F16L 3/20 3/215

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フランジと可動フランジ間で微小振
    動を抑制する微小振幅用ダンパーにおいて、上記固定フ
    ランジと可動フランジ間に伸縮自在な内外2重のベロー
    ズ筒体を設け、該内外ベローズ筒体間に外側作動流体室
    を形成すると共に、該内側ベローズ筒体内に閉塞板を設
    けて、その内部を吸排気口を通じて外部と連通する空気
    室と内側作動流体室に区画形成して、上記内外の作動流
    体室にそれぞれ作動流体を充填し、かつ上記内外の作動
    流体室内の作動流体を流通するオリフィス手段を設けた
    ことを特徴とする微小振幅用ダンパー。
  2. 【請求項2】 上記作動流体として、印加される電界強
    度によって粘性が連続的に変化する電気粘性流体を用い
    たことを特徴とする請求項1記載の微小振幅用ダンパ
    ー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105041942A (zh) * 2015-06-29 2015-11-11 上海交通大学 一种无摩擦流体阻尼隔振器
CN105840724A (zh) * 2016-05-06 2016-08-10 上海交通大学 一种含有流体阻尼的双层网结构减振器
JP2019199880A (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 株式会社ミツトヨ ベローズ式ダンパ

Cited By (4)

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CN105041942A (zh) * 2015-06-29 2015-11-11 上海交通大学 一种无摩擦流体阻尼隔振器
CN105041942B (zh) * 2015-06-29 2018-01-19 上海交通大学 一种无摩擦流体阻尼隔振器
CN105840724A (zh) * 2016-05-06 2016-08-10 上海交通大学 一种含有流体阻尼的双层网结构减振器
JP2019199880A (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 株式会社ミツトヨ ベローズ式ダンパ

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