JPH07272250A - 磁気記録媒体および記録再生方法 - Google Patents
磁気記録媒体および記録再生方法Info
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- JPH07272250A JPH07272250A JP6064841A JP6484194A JPH07272250A JP H07272250 A JPH07272250 A JP H07272250A JP 6064841 A JP6064841 A JP 6064841A JP 6484194 A JP6484194 A JP 6484194A JP H07272250 A JPH07272250 A JP H07272250A
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- magnetic
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明性、帯電防止性、表面性及び走行耐久性
に優れた磁気記録媒体を提供し、また、電磁変換特性や
媒体の耐久性といった基本的特性を損なうことなく正確
な磁気ヘッドの位置決めを行うことが出来る記録再生方
法を提供する。 【構成】 磁気記録層と透明性非磁性支持体との間に光
透過性の導電性中間層を形成してなる磁気記録媒体にお
いて、前記磁気記録層は、一次粒子径が0.1μm以下
の磁性粉と、平均一次粒子径が100nm以上でB.
E.T.比表面積が15m2/g以下のカーボンブラッ
クとを含有し、前記カーボンブラックの量は、前記磁性
粉に対して1〜4重量%であることを特徴とする磁気記
録媒体、及び、この磁気記録媒体を用いて、700nm
以上の波長の光による光トラッキングサーボを行なう記
録再生方法
に優れた磁気記録媒体を提供し、また、電磁変換特性や
媒体の耐久性といった基本的特性を損なうことなく正確
な磁気ヘッドの位置決めを行うことが出来る記録再生方
法を提供する。 【構成】 磁気記録層と透明性非磁性支持体との間に光
透過性の導電性中間層を形成してなる磁気記録媒体にお
いて、前記磁気記録層は、一次粒子径が0.1μm以下
の磁性粉と、平均一次粒子径が100nm以上でB.
E.T.比表面積が15m2/g以下のカーボンブラッ
クとを含有し、前記カーボンブラックの量は、前記磁性
粉に対して1〜4重量%であることを特徴とする磁気記
録媒体、及び、この磁気記録媒体を用いて、700nm
以上の波長の光による光トラッキングサーボを行なう記
録再生方法
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光を用いてヘッドの位
置決めを行うのに好適な磁気記録媒体に関し、また、該
磁気記録媒体を用いた記録再生方法に関する。
置決めを行うのに好適な磁気記録媒体に関し、また、該
磁気記録媒体を用いた記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサなどの
情報記録のために、フロッピーディスク装置が大量に使
用されている。通常のフロッピーディスク装置では、ヘ
ッドの位置決めがステップモータを用いたオープンルー
プ制御によって行われるので、トラック密度の向上に限
界がある。
情報記録のために、フロッピーディスク装置が大量に使
用されている。通常のフロッピーディスク装置では、ヘ
ッドの位置決めがステップモータを用いたオープンルー
プ制御によって行われるので、トラック密度の向上に限
界がある。
【0003】近年、磁気記録媒体に溝を設け、記録・再
生ヘッドと一体的に設けられた光学的センサで溝位置を
読み取ることによるヘッド位置の計測技術が提案されて
いる。この技術によれば、フロッピーディスク装置でも
クローズドループ制御によるヘッドの位置決めが可能に
なり、位置決め精度の向上により、従来のフロッピーデ
ィスク装置に比して1桁高いトラック密度が実現でき
る。
生ヘッドと一体的に設けられた光学的センサで溝位置を
読み取ることによるヘッド位置の計測技術が提案されて
いる。この技術によれば、フロッピーディスク装置でも
クローズドループ制御によるヘッドの位置決めが可能に
なり、位置決め精度の向上により、従来のフロッピーデ
ィスク装置に比して1桁高いトラック密度が実現でき
る。
【0004】上記原理を応用するフロッピーディスク装
置では、トラックピッチに従って媒体上に多数の溝を設
けると共に、記録・再生ヘッドと一体の発光素子、受光
素子及び光学系を採用する。発光素子から照射された光
が媒体で反射され又は媒体を透過し、これを光学系及び
受光素子で検出して溝位置を読み取ることにより、位置
信号を生成してトラッキング制御を行う。
置では、トラックピッチに従って媒体上に多数の溝を設
けると共に、記録・再生ヘッドと一体の発光素子、受光
素子及び光学系を採用する。発光素子から照射された光
が媒体で反射され又は媒体を透過し、これを光学系及び
受光素子で検出して溝位置を読み取ることにより、位置
信号を生成してトラッキング制御を行う。
【0005】図3は、上記原理による従来の情報記録装
置のサーボ信号検出部を成す受光素子の受光面と記録媒
体のトラックとの相対配置を模式的に示す平面図であ
る。同図において、記録媒体から反射される光は、記録
トラック43を挟む2本のピット列42により構成され
るサーボ信号を信号成分として含む。受光素子41は、
正方格子状に配列された4個の単位素子A〜Dからな
り、媒体からの反射光を受け光の明暗から成る4個の信
号A〜Dを出力する。信号処理回路において、受光素子
41の出力から信号Bと信号Aとの差、及び信号Cと信
号Dとの差が演算される。
置のサーボ信号検出部を成す受光素子の受光面と記録媒
体のトラックとの相対配置を模式的に示す平面図であ
る。同図において、記録媒体から反射される光は、記録
トラック43を挟む2本のピット列42により構成され
るサーボ信号を信号成分として含む。受光素子41は、
正方格子状に配列された4個の単位素子A〜Dからな
り、媒体からの反射光を受け光の明暗から成る4個の信
号A〜Dを出力する。信号処理回路において、受光素子
41の出力から信号Bと信号Aとの差、及び信号Cと信
号Dとの差が演算される。
【0006】図4はその信号処理回路の構成を示すブロ
ック図である。ヘッドが記録媒体中心から半径Rのトラ
ック位置に在るとき、減算器52で信号Bから信号Aを
差し引くことによりcos(2πR/P)に比例する信号を、ま
た、減算器53で信号Cから信号Dを差し引くことによ
りsin(2πR/P)に比例する信号を夫々得る(Pはトラッ
クピッチを表す)。一方、目標値Tの二進符号を、sin
及びcos表を夫々書き込んだROM54、55のアドレ
ス端子に与えることにより、sin(2πT/P)と、cos(2πT/
P)とを表わす二進符号を作る。この二進符号を乗算型D
A変換器(DAC)56、57によりアナログ信号に変
換すると同時に、減算器52、53から得られる各信号
との乗算を夫々行い、その積の差を減算器58で演算し
て、次式に示す位置誤差信号を得る。
ック図である。ヘッドが記録媒体中心から半径Rのトラ
ック位置に在るとき、減算器52で信号Bから信号Aを
差し引くことによりcos(2πR/P)に比例する信号を、ま
た、減算器53で信号Cから信号Dを差し引くことによ
りsin(2πR/P)に比例する信号を夫々得る(Pはトラッ
クピッチを表す)。一方、目標値Tの二進符号を、sin
及びcos表を夫々書き込んだROM54、55のアドレ
ス端子に与えることにより、sin(2πT/P)と、cos(2πT/
P)とを表わす二進符号を作る。この二進符号を乗算型D
A変換器(DAC)56、57によりアナログ信号に変
換すると同時に、減算器52、53から得られる各信号
との乗算を夫々行い、その積の差を減算器58で演算し
て、次式に示す位置誤差信号を得る。
【0007】
【数1】cos(2πT/P)sin(2πR/P)−sin(2πT/P)cos(2π
R/P)=sin((2πR/P)-(2πT/P))≒2π(R-T)/P これをトラッキング制御装置にフィードバックすること
により、誤差が0に近く精度の高いトラッキング制御が
行われる。
R/P)=sin((2πR/P)-(2πT/P))≒2π(R-T)/P これをトラッキング制御装置にフィードバックすること
により、誤差が0に近く精度の高いトラッキング制御が
行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような光による
トラッキングサーボ方式では、磁気記録媒体の透明性が
大きな問題となる。即ち、光によるトラッキングサーボ
方式では、磁気記録媒体に照射した光の反射光又は透過
光を検出し、溝の存在するところとしないところとの光
反射率又は光透過率の差に基づいてトラッキングを行
う。従って、特に透過光を検出する場合、磁気記録媒体
の透明性が低いと、溝の存在するところとしないところ
との光透過率の差が極めて小さくなってしまうため、正
確なトラッキングが行えない。実際、透過光によってト
ラッキングを行う場合、光透過率とサーボ信号出力とは
ほぼ比例関係にあり、媒体におけるサーボトラッキング
の成否には、磁気記録媒体の透明性の良否が最も大きな
問題点の1つとなる。
トラッキングサーボ方式では、磁気記録媒体の透明性が
大きな問題となる。即ち、光によるトラッキングサーボ
方式では、磁気記録媒体に照射した光の反射光又は透過
光を検出し、溝の存在するところとしないところとの光
反射率又は光透過率の差に基づいてトラッキングを行
う。従って、特に透過光を検出する場合、磁気記録媒体
の透明性が低いと、溝の存在するところとしないところ
との光透過率の差が極めて小さくなってしまうため、正
確なトラッキングが行えない。実際、透過光によってト
ラッキングを行う場合、光透過率とサーボ信号出力とは
ほぼ比例関係にあり、媒体におけるサーボトラッキング
の成否には、磁気記録媒体の透明性の良否が最も大きな
問題点の1つとなる。
【0009】従来のフロッピーディスクにおいては、帯
電を防止する等の目的でカーボンブラックを磁気記録層
中に含有させて導電性を付与しており、その結果、その
透明性は極めて悪く、例えば830nmの光に対する透
過率は高々5%程度となっている。そのため、カーボン
ブラックを用いることなく導電性を付与するために、磁
気記録層とそれを支持する非磁性支持体との間に中間層
を設け、中間層に導電性の金属、金属化合物、樹脂等を
含有させることによって磁気記録媒体に導電性を付与す
ることが検討されている。このような磁気記録媒体は、
導電性と透明性とを兼ね備えたものとなる。
電を防止する等の目的でカーボンブラックを磁気記録層
中に含有させて導電性を付与しており、その結果、その
透明性は極めて悪く、例えば830nmの光に対する透
過率は高々5%程度となっている。そのため、カーボン
ブラックを用いることなく導電性を付与するために、磁
気記録層とそれを支持する非磁性支持体との間に中間層
を設け、中間層に導電性の金属、金属化合物、樹脂等を
含有させることによって磁気記録媒体に導電性を付与す
ることが検討されている。このような磁気記録媒体は、
導電性と透明性とを兼ね備えたものとなる。
【0010】しかしながら、本発明者の検討の結果、上
記のようなカーボンブラックを実質的に含まない磁気記
録媒体においては、媒体表面の表面性や走行耐久性が悪
く、磁気記録媒体に要求される基本的特性を満足するこ
とが困難であることが分かった。
記のようなカーボンブラックを実質的に含まない磁気記
録媒体においては、媒体表面の表面性や走行耐久性が悪
く、磁気記録媒体に要求される基本的特性を満足するこ
とが困難であることが分かった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みなされたもので、その目的は、透明性、帯電防止性、
表面性及び走行耐久性に優れた磁気記録媒体を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、電磁変換特性
や媒体の耐久性といった基本的特性を損なうことなく正
確な磁気ヘッドの位置決めを行うことが出来る記録再生
方法を提供することにある。
みなされたもので、その目的は、透明性、帯電防止性、
表面性及び走行耐久性に優れた磁気記録媒体を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、電磁変換特性
や媒体の耐久性といった基本的特性を損なうことなく正
確な磁気ヘッドの位置決めを行うことが出来る記録再生
方法を提供することにある。
【0012】即ち、本発明の要旨は、磁気記録層と透明
性非磁性支持体との間に光透過性の導電性中間層を形成
してなる磁気記録媒体において、前記磁気記録層は、一
次粒子径が0.1μm以下の磁性粉と、平均一次粒子径
が100nm以上でB.E.T.比表面積が15m2/
g以下のカーボンブラックとを含有し、前記カーボンブ
ラックの量は、前記磁性粉に対して1〜4重量%である
ことを特徴とする磁気記録媒体、に存する。
性非磁性支持体との間に光透過性の導電性中間層を形成
してなる磁気記録媒体において、前記磁気記録層は、一
次粒子径が0.1μm以下の磁性粉と、平均一次粒子径
が100nm以上でB.E.T.比表面積が15m2/
g以下のカーボンブラックとを含有し、前記カーボンブ
ラックの量は、前記磁性粉に対して1〜4重量%である
ことを特徴とする磁気記録媒体、に存する。
【0013】また、本発明の他の要旨は、磁気記録媒体
に実質的に接触する磁気ヘッドを用いて、磁気記録媒体
への磁気信号の記録および/または磁気記録媒体に記録
された磁気信号の再生を行なう記録再生方法において、
前記磁気記録媒体は、磁気記録層と透明性非磁性支持体
との間に光透過性の導電性中間層を有しており、かつ、
前記磁気記録媒体には、他の部分と光学的性質の異なる
ことによって識別される光学符号が記録されており、前
記磁気記録層は、一次粒子径が0.1μm以下の磁性粉
と、平均一次粒子径が100nm以上でB.E.T.比
表面積が15m2/g以下のカーボンブラックとを含有
し、前記カーボンブラックの量は、前記磁性粉に対して
1〜4重量%であり、700nm以上の波長の光を前記
磁気記録媒体に照射して前記磁気記録媒体に記録された
前記光学符号を読み取ることによって、前記磁気記録媒
体に対する前記磁気ヘッドの位置に対応する位置信号を
生成し、前記位置信号に基づいて前記磁気ヘッドの前記
磁気記録媒体に対する位置決めを行うことを特徴とする
記録再生方法、に存する。
に実質的に接触する磁気ヘッドを用いて、磁気記録媒体
への磁気信号の記録および/または磁気記録媒体に記録
された磁気信号の再生を行なう記録再生方法において、
前記磁気記録媒体は、磁気記録層と透明性非磁性支持体
との間に光透過性の導電性中間層を有しており、かつ、
前記磁気記録媒体には、他の部分と光学的性質の異なる
ことによって識別される光学符号が記録されており、前
記磁気記録層は、一次粒子径が0.1μm以下の磁性粉
と、平均一次粒子径が100nm以上でB.E.T.比
表面積が15m2/g以下のカーボンブラックとを含有
し、前記カーボンブラックの量は、前記磁性粉に対して
1〜4重量%であり、700nm以上の波長の光を前記
磁気記録媒体に照射して前記磁気記録媒体に記録された
前記光学符号を読み取ることによって、前記磁気記録媒
体に対する前記磁気ヘッドの位置に対応する位置信号を
生成し、前記位置信号に基づいて前記磁気ヘッドの前記
磁気記録媒体に対する位置決めを行うことを特徴とする
記録再生方法、に存する。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。図1は、
本発明の磁気記録媒体の基本的構成を示す模式的断面図
である。透明性を有する非磁性支持体11上には、光透
過性の導電性中間層12が設けられ、さらに中間層12
上には、磁気記録層13が設けられている。中間層12
は、非磁性支持体11と磁気記録層13との間であれば
どこに形成されていてもよく、例えば、非磁性支持体1
1と中間層12との間に易接着層が設けられていてもよ
い。また、磁気記録層13の上にさらに保護層が設けら
れていてもよい。
本発明の磁気記録媒体の基本的構成を示す模式的断面図
である。透明性を有する非磁性支持体11上には、光透
過性の導電性中間層12が設けられ、さらに中間層12
上には、磁気記録層13が設けられている。中間層12
は、非磁性支持体11と磁気記録層13との間であれば
どこに形成されていてもよく、例えば、非磁性支持体1
1と中間層12との間に易接着層が設けられていてもよ
い。また、磁気記録層13の上にさらに保護層が設けら
れていてもよい。
【0015】磁気記録層は、非磁性支持体の両面または
片面に形成することができる。両面に磁気記録層を形成
した場合、少なくともその一方の磁気記録層と非磁性支
持体との間に光透過性の導電性中間層を設ければよい
が、好ましくはそれぞれの面に導電性中間層を設ける。
非磁性支持体の片面にのみ磁気記録層を形成した場合、
その反対面にバック層を設けることもできる。
片面に形成することができる。両面に磁気記録層を形成
した場合、少なくともその一方の磁気記録層と非磁性支
持体との間に光透過性の導電性中間層を設ければよい
が、好ましくはそれぞれの面に導電性中間層を設ける。
非磁性支持体の片面にのみ磁気記録層を形成した場合、
その反対面にバック層を設けることもできる。
【0016】本発明の磁気記録媒体において、磁気記録
層は、一次粒子径が0.1μm以下の磁性粉と、平均一
次粒子径が100nm以上でB.E.T.比表面積が1
5m 2/g以下のカーボンブラックとを含有する。本発
明で用いる磁性粉としては、一次粒子径が0.1μm以
下であれば、特に大きな制限はなく、各種の磁性粉を用
いることができる。一次粒子径が0.1μmより大きい
と磁気記録層さらには磁気記録媒体全体の透明性が低下
する。また、一次粒子径が0.1μm以下の場合、好ま
しい透明性が得られるだけでなく、記録波長を短くする
ことができるので磁気記録媒体の記録密度を上げること
ができる。具体的な磁性粉の例としては、例えばFe、
Ni、Co、Fe−Co合金、Fe−Ni合金、Fe−
Co−Ni合金、Fe−Ni−Zn合金、Fe−Co−
Ni−Cr合金、Co−Ni合金等のFe、Ni、Co
等の強磁性金属或いはこれらを主成分とする磁性合金の
粉末、γ−Fe2O3、Fe3O4、Co含有γ−Fe
2O3、Co含有Fe3O4等の酸化鉄磁性粉、CrO2、
バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の金
属酸化物系磁性粉等の各種の強磁性粉末が挙げられる。
磁性粉の使用量は、強磁性粉末の量として、磁気記録層
中の含有量が50〜90重量%、特に55〜85重量%
となるようにするのが好ましい。
層は、一次粒子径が0.1μm以下の磁性粉と、平均一
次粒子径が100nm以上でB.E.T.比表面積が1
5m 2/g以下のカーボンブラックとを含有する。本発
明で用いる磁性粉としては、一次粒子径が0.1μm以
下であれば、特に大きな制限はなく、各種の磁性粉を用
いることができる。一次粒子径が0.1μmより大きい
と磁気記録層さらには磁気記録媒体全体の透明性が低下
する。また、一次粒子径が0.1μm以下の場合、好ま
しい透明性が得られるだけでなく、記録波長を短くする
ことができるので磁気記録媒体の記録密度を上げること
ができる。具体的な磁性粉の例としては、例えばFe、
Ni、Co、Fe−Co合金、Fe−Ni合金、Fe−
Co−Ni合金、Fe−Ni−Zn合金、Fe−Co−
Ni−Cr合金、Co−Ni合金等のFe、Ni、Co
等の強磁性金属或いはこれらを主成分とする磁性合金の
粉末、γ−Fe2O3、Fe3O4、Co含有γ−Fe
2O3、Co含有Fe3O4等の酸化鉄磁性粉、CrO2、
バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の金
属酸化物系磁性粉等の各種の強磁性粉末が挙げられる。
磁性粉の使用量は、強磁性粉末の量として、磁気記録層
中の含有量が50〜90重量%、特に55〜85重量%
となるようにするのが好ましい。
【0017】本発明の磁気記録媒体の磁気記録層に用い
るカーボンブラックは、平均一次粒子径が100nm以
上でB.E.T.比表面積が15m2以下のカーボンブ
ラックである。100nm未満の平均一次粒子径であっ
たり、15m2より大きなB.E.T.比表面積であっ
たりすると、摩擦特性の改良効果が無く、耐摩耗性が悪
い。このカーボンブラックの前記磁性粉に対する割合は
1〜4重量%とする。カーボンブラックの前記磁性粉に
対する割合が大きすぎると、十分な光透過性が得られな
いことがある。また、小さすぎる場合は、耐久性に悪影
響を及ぼす。
るカーボンブラックは、平均一次粒子径が100nm以
上でB.E.T.比表面積が15m2以下のカーボンブ
ラックである。100nm未満の平均一次粒子径であっ
たり、15m2より大きなB.E.T.比表面積であっ
たりすると、摩擦特性の改良効果が無く、耐摩耗性が悪
い。このカーボンブラックの前記磁性粉に対する割合は
1〜4重量%とする。カーボンブラックの前記磁性粉に
対する割合が大きすぎると、十分な光透過性が得られな
いことがある。また、小さすぎる場合は、耐久性に悪影
響を及ぼす。
【0018】本発明の磁気記録媒体においては、平均一
次粒子径が100nm以上でB.E.T.比表面積が1
5m2/g以下のカーボンブラック以外のカーボンブラ
ックを磁気記録層に含有させる必要は特にないが、帯電
防止効果をさらに向上させるため、磁気記録媒体の透明
性を損なわない範囲で含有させてもよい。この場合、例
えば平均一次粒子径が30nm以下でB.E.T.比表
面積が80m2/g以上のカーボンブラックを含有させ
た場合、その含有量は前記磁性粉に対して通常0〜1重
量%である。
次粒子径が100nm以上でB.E.T.比表面積が1
5m2/g以下のカーボンブラック以外のカーボンブラ
ックを磁気記録層に含有させる必要は特にないが、帯電
防止効果をさらに向上させるため、磁気記録媒体の透明
性を損なわない範囲で含有させてもよい。この場合、例
えば平均一次粒子径が30nm以下でB.E.T.比表
面積が80m2/g以上のカーボンブラックを含有させ
た場合、その含有量は前記磁性粉に対して通常0〜1重
量%である。
【0019】磁気記録層は、通常、上記の磁性粉、研磨
剤等を結合剤中に分散させたものである。結合剤として
は、従来公知のものが適宜使用される。例えば、ポリウ
レタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロースアセテート
ブチレート、セルロースジアセテート、ニトロセルロー
ス等のセルロース誘導体、塩化ビニル−酢酸ビニル系共
重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン系共重合体、塩化
ビニル−アクリル系共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ス
チレン−ブタジエン共重合体等の各種合成ゴム、エポキ
シ樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられ、これらを単独で
又は2種以上を混合して使用することができる。結合剤
は、磁気記録層中の含有量が2〜50重量%、好ましく
は5〜35重量%、さらに好ましくは5〜12重量%と
なるように使用するのが好ましい。
剤等を結合剤中に分散させたものである。結合剤として
は、従来公知のものが適宜使用される。例えば、ポリウ
レタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロースアセテート
ブチレート、セルロースジアセテート、ニトロセルロー
ス等のセルロース誘導体、塩化ビニル−酢酸ビニル系共
重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン系共重合体、塩化
ビニル−アクリル系共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ス
チレン−ブタジエン共重合体等の各種合成ゴム、エポキ
シ樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられ、これらを単独で
又は2種以上を混合して使用することができる。結合剤
は、磁気記録層中の含有量が2〜50重量%、好ましく
は5〜35重量%、さらに好ましくは5〜12重量%と
なるように使用するのが好ましい。
【0020】磁性塗料中に更に、イソシアネート基を複
数個有する低分子ポリイソシアネート化合物を含有させ
ることにより、磁気記録層内に三次元網目構造を形成さ
せ、その機械的強度を向上させることもできる。そのよ
うな低分子ポリイソシアネート化合物としては例えばト
リメチロールプロパンのトリレンジイソシアネートアダ
クト体等が挙げられる。このような低分子ポリイソシア
ネート化合物は、結合剤に対して5〜100重量%の割
合で使用するのが好ましい。
数個有する低分子ポリイソシアネート化合物を含有させ
ることにより、磁気記録層内に三次元網目構造を形成さ
せ、その機械的強度を向上させることもできる。そのよ
うな低分子ポリイソシアネート化合物としては例えばト
リメチロールプロパンのトリレンジイソシアネートアダ
クト体等が挙げられる。このような低分子ポリイソシア
ネート化合物は、結合剤に対して5〜100重量%の割
合で使用するのが好ましい。
【0021】本発明において、磁気記録層は、さらに、
研磨剤粒子、潤滑剤、分散剤等の各種添加剤を含有する
ことができる。研磨剤粒子は、その硬度が比較的高いも
のが好適に使用され、好ましくはモース硬度6以上のも
のを使用する。具体的には。例えば、Cr2O3、Si
C、アルミナ、溶融アルミナ、コランダム、窒化珪素等
が挙げられる。数平均粒子径が2μmをこえると磁気記
録媒体の耐久性が低下することがあるため、研磨剤粒子
の数平均粒子径は2μm以下が好ましい。研磨剤の使用
量は、磁気記録層中の含有量が1〜20重量%の範囲と
するのが好ましい。
研磨剤粒子、潤滑剤、分散剤等の各種添加剤を含有する
ことができる。研磨剤粒子は、その硬度が比較的高いも
のが好適に使用され、好ましくはモース硬度6以上のも
のを使用する。具体的には。例えば、Cr2O3、Si
C、アルミナ、溶融アルミナ、コランダム、窒化珪素等
が挙げられる。数平均粒子径が2μmをこえると磁気記
録媒体の耐久性が低下することがあるため、研磨剤粒子
の数平均粒子径は2μm以下が好ましい。研磨剤の使用
量は、磁気記録層中の含有量が1〜20重量%の範囲と
するのが好ましい。
【0022】潤滑剤としては、脂肪族系、フッ素系、シ
リコーン系又は炭化水素系等の各種の潤滑剤が使用でき
る。脂肪族系潤滑剤としては、例えば脂肪酸、脂肪酸金
属塩、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪族アルコー
ル等が挙げられる。脂肪酸としては、例えばオレイン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ベヘン酸等が挙げられる。脂肪酸金属塩として
は、例えばこれらの脂肪酸のマグネシウム塩、アルミニ
ウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。
脂肪酸エステルとしては、例えば前記脂肪酸のブチルエ
ステル、オクチルエステル或いはグリセリド等、脂肪酸
アミドとしては、例えば上記酸のアミドのほか、リノー
ル酸アミド、カプロン酸アミド等が挙げられる。脂肪族
アルコールとしては、例えばラウリルアルコール、ミリ
スチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリル
アルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。フッ
素系潤滑剤としては、例えばペルフルオロアルキルポリ
エーテル、ペルフルオロアルキルカルボン酸等が挙げら
れる。シリコーン系潤滑剤としては、例えばシリコーン
オイル、変性シリコーンオイル等が挙げられる。また、
二硫化モリブデン、二硫化タングステン等の固形滑剤や
燐酸エステル等も使用できる。炭化水素系潤滑剤として
は、例えばパラフィン、スクアラン、ワックス等が挙げ
られる。潤滑剤の使用量は、磁気記録層中の含有量が通
常0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%の範
囲とする。なお、磁気記録層を2層に積層形成する場
合、上層と下層とで、潤滑剤の含有量を変えても良い。
リコーン系又は炭化水素系等の各種の潤滑剤が使用でき
る。脂肪族系潤滑剤としては、例えば脂肪酸、脂肪酸金
属塩、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪族アルコー
ル等が挙げられる。脂肪酸としては、例えばオレイン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ベヘン酸等が挙げられる。脂肪酸金属塩として
は、例えばこれらの脂肪酸のマグネシウム塩、アルミニ
ウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。
脂肪酸エステルとしては、例えば前記脂肪酸のブチルエ
ステル、オクチルエステル或いはグリセリド等、脂肪酸
アミドとしては、例えば上記酸のアミドのほか、リノー
ル酸アミド、カプロン酸アミド等が挙げられる。脂肪族
アルコールとしては、例えばラウリルアルコール、ミリ
スチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリル
アルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。フッ
素系潤滑剤としては、例えばペルフルオロアルキルポリ
エーテル、ペルフルオロアルキルカルボン酸等が挙げら
れる。シリコーン系潤滑剤としては、例えばシリコーン
オイル、変性シリコーンオイル等が挙げられる。また、
二硫化モリブデン、二硫化タングステン等の固形滑剤や
燐酸エステル等も使用できる。炭化水素系潤滑剤として
は、例えばパラフィン、スクアラン、ワックス等が挙げ
られる。潤滑剤の使用量は、磁気記録層中の含有量が通
常0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%の範
囲とする。なお、磁気記録層を2層に積層形成する場
合、上層と下層とで、潤滑剤の含有量を変えても良い。
【0023】分散剤としては、カプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸等の炭素数
12〜18の脂肪酸、この脂肪酸のアルカリ金属または
アルカリ土類金属塩からなる金属石鹸、レシチン等が使
用される。分散剤の使用量は、通常、磁気記録層中の含
有量が0〜20重量%の範囲とする。磁気記録層の厚さ
は、乾燥厚さとして、通常0.6〜0.9μm程度とす
る。厚すぎると光透過性が悪化することがあり、また、
薄すぎると耐久性や出力が低下することがある。
酸、ミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸等の炭素数
12〜18の脂肪酸、この脂肪酸のアルカリ金属または
アルカリ土類金属塩からなる金属石鹸、レシチン等が使
用される。分散剤の使用量は、通常、磁気記録層中の含
有量が0〜20重量%の範囲とする。磁気記録層の厚さ
は、乾燥厚さとして、通常0.6〜0.9μm程度とす
る。厚すぎると光透過性が悪化することがあり、また、
薄すぎると耐久性や出力が低下することがある。
【0024】本発明の磁気記録媒体では、磁気記録層と
透明性非磁性支持体との間に光透過性の導電性中間層を
設ける。導電性中間層は、通常、導電性を有する金属若
しくは金属化合物の粉末または導電性樹脂と結合剤樹脂
とを主体とする。導電性を有する金属若しくは金属化合
物の粉末としては、例えば、銀、白金等の金属や、酸化
錫、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、チタン酸カ
リウム等の金属化合物等が挙げられる。また、酸化錫等
の金属化合物にアンチモンやアルミニウム等をドーピン
グしたものも用いることができる。好ましくは、体積抵
抗が0.05〜50Ω・cmである金属若しくは金属化
合物を用いる。また、これらの一次粒子径としては、光
透過性の点から、0.5μm以下、特に0.01〜0.
5μm程度が好ましい。
透明性非磁性支持体との間に光透過性の導電性中間層を
設ける。導電性中間層は、通常、導電性を有する金属若
しくは金属化合物の粉末または導電性樹脂と結合剤樹脂
とを主体とする。導電性を有する金属若しくは金属化合
物の粉末としては、例えば、銀、白金等の金属や、酸化
錫、酸化亜鉛、酸化チタン、硫酸バリウム、チタン酸カ
リウム等の金属化合物等が挙げられる。また、酸化錫等
の金属化合物にアンチモンやアルミニウム等をドーピン
グしたものも用いることができる。好ましくは、体積抵
抗が0.05〜50Ω・cmである金属若しくは金属化
合物を用いる。また、これらの一次粒子径としては、光
透過性の点から、0.5μm以下、特に0.01〜0.
5μm程度が好ましい。
【0025】導電性中間層に用いる結合剤樹脂として
は、磁気記録層に用いたものと同様の各種の結合剤樹脂
を使用することができる。導電性中間層の膜厚は、乾燥
厚さとして、通常0.01〜5μmであり、好ましくは
0.05〜1μmである。膜厚が大きすぎると光透過性
が低下することがある。また、小さすぎると有効な導電
性が得られないことがある。
は、磁気記録層に用いたものと同様の各種の結合剤樹脂
を使用することができる。導電性中間層の膜厚は、乾燥
厚さとして、通常0.01〜5μmであり、好ましくは
0.05〜1μmである。膜厚が大きすぎると光透過性
が低下することがある。また、小さすぎると有効な導電
性が得られないことがある。
【0026】導電性中間層の光透過率は、導電性中間層
一層だけの光透過率として、通常、700〜900n
m、特に830nmの光に対して50%以上、好ましく
は70%以上である。本発明の磁気記録媒体に用いる透
明性非磁性支持体としては、光透過性を有していれば磁
気記録媒体一般に使用できる支持体が使用可能であり、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト等のポリエステル類、ポリプロピレン、ポリエチレン
等のポリオレフィン類、セルロースアセテート等のセル
ロース誘導体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイ
ミド等の種々のプラスチック、その他ガラス等も使用す
ることができる。用いる非磁性支持体の光透過率は、通
常、700〜900nmの波長範囲、特に830nmの
光に対して70%以上であることが好ましく、特に85
%以上であることが好ましい。非磁性支持体の厚さは、
支持体として使用可能な厚さであり、かつ前記光透過率
を満足する厚さであればよく、通常30〜80μm程度
とする。
一層だけの光透過率として、通常、700〜900n
m、特に830nmの光に対して50%以上、好ましく
は70%以上である。本発明の磁気記録媒体に用いる透
明性非磁性支持体としては、光透過性を有していれば磁
気記録媒体一般に使用できる支持体が使用可能であり、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト等のポリエステル類、ポリプロピレン、ポリエチレン
等のポリオレフィン類、セルロースアセテート等のセル
ロース誘導体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイ
ミド等の種々のプラスチック、その他ガラス等も使用す
ることができる。用いる非磁性支持体の光透過率は、通
常、700〜900nmの波長範囲、特に830nmの
光に対して70%以上であることが好ましく、特に85
%以上であることが好ましい。非磁性支持体の厚さは、
支持体として使用可能な厚さであり、かつ前記光透過率
を満足する厚さであればよく、通常30〜80μm程度
とする。
【0027】本発明の磁気記録媒体の磁気記録層及び導
電性中間層は、通常、それぞれ、構成する各成分を含む
塗料を、混練、分散し、非磁性支持体上に塗布した後、
乾燥することによって形成される。導電性中間層、磁気
記録層のそれぞれの形成後にカレンダー処理を施して、
その表面を平滑化することも推奨される。混練、分散、
乾燥、カレンダー処理の方法、各成分の添加順序等に特
に制限はなく、従来公知の各種の方法を用いることがで
きる。
電性中間層は、通常、それぞれ、構成する各成分を含む
塗料を、混練、分散し、非磁性支持体上に塗布した後、
乾燥することによって形成される。導電性中間層、磁気
記録層のそれぞれの形成後にカレンダー処理を施して、
その表面を平滑化することも推奨される。混練、分散、
乾燥、カレンダー処理の方法、各成分の添加順序等に特
に制限はなく、従来公知の各種の方法を用いることがで
きる。
【0028】塗布の方法としては、エアードクターコー
ティング、ブレードコーティング、リバースロールコー
ティング、グラビアコーティング等、通常適用される各
種の方法が採用される。塗料を複数層塗布する場合、下
層塗布液と上層塗布液を湿潤状態で同時に塗布してもよ
いし、各層を逐次塗布しても良い。上記塗料の溶剤とし
ては、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン等のケトン類、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等
のエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族系炭化水素類、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類等従
来公知のものが挙げられ、これらを単独でまたは混合し
て用いることができる。
ティング、ブレードコーティング、リバースロールコー
ティング、グラビアコーティング等、通常適用される各
種の方法が採用される。塗料を複数層塗布する場合、下
層塗布液と上層塗布液を湿潤状態で同時に塗布してもよ
いし、各層を逐次塗布しても良い。上記塗料の溶剤とし
ては、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン等のケトン類、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等
のエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族系炭化水素類、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類等従
来公知のものが挙げられ、これらを単独でまたは混合し
て用いることができる。
【0029】本発明の磁気記録媒体の透過率は、波長7
00〜900nmの範囲、特に830nmの光に対し
て、20%以上であることが好ましく、後述する光学符
号の付された部分を除き、通常は20〜35%とするの
が好ましい。本発明の磁気記録媒体には、他の部分と光
学的性質の異なることによって識別されるトラッキング
サーボ用光学符号を記録することができる。この光学符
号を光によって読み取ることによって、正確なトラッキ
ングが可能となる。光学符号は、例えば、媒体表面上に
適当な幅及び深さを有する溝によって記録することがで
きる。また、媒体中に色素を含有する色素含有層を設
け、これの所定部分に光を照射して光学的性質を変化さ
せることによって光学符号を記録することもできる。光
学符号は、他の部分と光透過率や光反射率等の光学的性
質が異なることによって識別される。例えば、光学符号
の部分は、他の部分より光透過率や光反射率が高い部分
又は低い部分とすることができる。
00〜900nmの範囲、特に830nmの光に対し
て、20%以上であることが好ましく、後述する光学符
号の付された部分を除き、通常は20〜35%とするの
が好ましい。本発明の磁気記録媒体には、他の部分と光
学的性質の異なることによって識別されるトラッキング
サーボ用光学符号を記録することができる。この光学符
号を光によって読み取ることによって、正確なトラッキ
ングが可能となる。光学符号は、例えば、媒体表面上に
適当な幅及び深さを有する溝によって記録することがで
きる。また、媒体中に色素を含有する色素含有層を設
け、これの所定部分に光を照射して光学的性質を変化さ
せることによって光学符号を記録することもできる。光
学符号は、他の部分と光透過率や光反射率等の光学的性
質が異なることによって識別される。例えば、光学符号
の部分は、他の部分より光透過率や光反射率が高い部分
又は低い部分とすることができる。
【0030】媒体中に色素を含有する色素含有層を設け
る場合、色素含有層は、磁気記録層あるいは導電性中間
層を兼ねていてもよく、また、色素含有層をそれ以外の
層として単独に設けてもよい。用いる色素としては、光
照射等により光学的性質が変化するものであれば特に限
定されず、適宜選択決定すればよい。具体的には、シア
ニン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン系、アゾ
系、アントラキノン系、ナフトキノン系、ピリリウム
系、アズレニウム系、スクワリリウム系、インドフェノ
ール系、インドアニリン系、トリアリールメタン系等各
種公知の色素が使用される。
る場合、色素含有層は、磁気記録層あるいは導電性中間
層を兼ねていてもよく、また、色素含有層をそれ以外の
層として単独に設けてもよい。用いる色素としては、光
照射等により光学的性質が変化するものであれば特に限
定されず、適宜選択決定すればよい。具体的には、シア
ニン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン系、アゾ
系、アントラキノン系、ナフトキノン系、ピリリウム
系、アズレニウム系、スクワリリウム系、インドフェノ
ール系、インドアニリン系、トリアリールメタン系等各
種公知の色素が使用される。
【0031】支持体上に色素含有層を設けるには、従来
公知の塗布方法を適用することができる。塗布液を調製
するために用いられる樹脂や溶剤等は、前述したような
従来公知のものが単独でまたは混合して使用される。色
素の含有量は、用いる色素の種類、色素含有層の厚み、
検出器の性能等により異なるが、通常、光照射により光
透過率、光反射率等が測定可能な程度に変化する量含有
させればよい。
公知の塗布方法を適用することができる。塗布液を調製
するために用いられる樹脂や溶剤等は、前述したような
従来公知のものが単独でまたは混合して使用される。色
素の含有量は、用いる色素の種類、色素含有層の厚み、
検出器の性能等により異なるが、通常、光照射により光
透過率、光反射率等が測定可能な程度に変化する量含有
させればよい。
【0032】光学符号の記録のパターンは、それによっ
て磁気記録媒体の位置が識別できるものであれば、どの
ようなものであってもよいが、例えば、特開平2−31
387号明細書に記載されているように、円盤状の媒体
に対して同心円上に多数の同種の光学符号(この場合、
溝)を配列することが挙げられる。溝を形成する方法と
しては、溝部を凸に形成した金型を媒体に押し当てて金
型形状を媒体に転写する方法(スタンピング加工)、レ
ーザー光線を照射し、磁気記録層の一部を分解除去する
方法(レーザー加工)等が挙げられる。ここで形成され
る溝は、通常、媒体表面に20〜21μmピッチで同心
円状に設けられ、幅4.6〜5.0μm、長さ20〜2
1μm、深さ0.2μm以上である。溝部における光透
過率は、35%以上であることが好ましく、また、溝部
と溝のない部分との透過率が10%以上のコントラスト
を生じることが好ましい。
て磁気記録媒体の位置が識別できるものであれば、どの
ようなものであってもよいが、例えば、特開平2−31
387号明細書に記載されているように、円盤状の媒体
に対して同心円上に多数の同種の光学符号(この場合、
溝)を配列することが挙げられる。溝を形成する方法と
しては、溝部を凸に形成した金型を媒体に押し当てて金
型形状を媒体に転写する方法(スタンピング加工)、レ
ーザー光線を照射し、磁気記録層の一部を分解除去する
方法(レーザー加工)等が挙げられる。ここで形成され
る溝は、通常、媒体表面に20〜21μmピッチで同心
円状に設けられ、幅4.6〜5.0μm、長さ20〜2
1μm、深さ0.2μm以上である。溝部における光透
過率は、35%以上であることが好ましく、また、溝部
と溝のない部分との透過率が10%以上のコントラスト
を生じることが好ましい。
【0033】また、異なる周波数をもつ2つの光学符号
を1つのサーボトラックに設け、各サーボトラック毎に
それらの間の位相差を順次異ならせて記録することもで
きる。この場合において、2つの光学符号に相当するそ
れぞれの周波数成分を合成して得られた信号を、サーボ
トラックの幅や深さ(光学符号が溝の場合)に対応させ
て記録する、または、PWM変調させた二値信号として
記録することによって、1つの光学符号として記録する
こともできる。いずれの場合も、トラッキングは、2つ
の光学符号または周波数成分の位相差を検出することに
よって行われる。
を1つのサーボトラックに設け、各サーボトラック毎に
それらの間の位相差を順次異ならせて記録することもで
きる。この場合において、2つの光学符号に相当するそ
れぞれの周波数成分を合成して得られた信号を、サーボ
トラックの幅や深さ(光学符号が溝の場合)に対応させ
て記録する、または、PWM変調させた二値信号として
記録することによって、1つの光学符号として記録する
こともできる。いずれの場合も、トラッキングは、2つ
の光学符号または周波数成分の位相差を検出することに
よって行われる。
【0034】本発明の記録再生方法は、上述の磁気記録
媒体を用いて、光トラッキングサーボをかけて磁気ヘッ
ドの位置を正確に決めながら、磁気記録媒体への磁気信
号の記録および/または磁気記録媒体に記録された磁気
信号の再生を行なうものである。本発明の記録再生方法
においては、用いる磁気記録媒体が透明性に優れている
ので、そこに記録された光学符号が容易に検知でき、従
って、正確なトラッキングを行うことができる。また、
用いる磁気記録媒体が帯電防止性、表面性及び走行耐久
性にも優れているので、電磁変換特性や磁気ヘッドとの
接触に対する媒体の耐久性といった基本的特性に優れた
記録再生を行うことができる。
媒体を用いて、光トラッキングサーボをかけて磁気ヘッ
ドの位置を正確に決めながら、磁気記録媒体への磁気信
号の記録および/または磁気記録媒体に記録された磁気
信号の再生を行なうものである。本発明の記録再生方法
においては、用いる磁気記録媒体が透明性に優れている
ので、そこに記録された光学符号が容易に検知でき、従
って、正確なトラッキングを行うことができる。また、
用いる磁気記録媒体が帯電防止性、表面性及び走行耐久
性にも優れているので、電磁変換特性や磁気ヘッドとの
接触に対する媒体の耐久性といった基本的特性に優れた
記録再生を行うことができる。
【0035】磁気ヘッドとしては、磁気記録媒体に記録
された磁気信号を読み込みおよび/または磁気記録媒体
に磁気信号を記録し得るものであれば制限はなく、従来
用いられているリング型ヘッド等各種のものが用いられ
る。磁気信号の記録再生の方法も、従来の方法を採用す
ることができ、例えばリング型ヘッドを用いた場合、そ
のギャップに生じさせた磁界によって磁気記録媒体に磁
気信号を記録し、他方、磁気記録媒体に記録された磁気
信号によって生じた磁界をギャップによって検出するこ
とによって磁気信号を読み込む。
された磁気信号を読み込みおよび/または磁気記録媒体
に磁気信号を記録し得るものであれば制限はなく、従来
用いられているリング型ヘッド等各種のものが用いられ
る。磁気信号の記録再生の方法も、従来の方法を採用す
ることができ、例えばリング型ヘッドを用いた場合、そ
のギャップに生じさせた磁界によって磁気記録媒体に磁
気信号を記録し、他方、磁気記録媒体に記録された磁気
信号によって生じた磁界をギャップによって検出するこ
とによって磁気信号を読み込む。
【0036】用いる磁気記録媒体は特に700nm以上
の波長の光に対して透明性が大きいため、本発明の記録
再生方法では、磁気記録媒体に記録された光学符号を7
00nm以上の波長の光を用いて読み取る。波長は、7
00nm以上であれば特に制限はないが、700〜90
0nmの光は半導体レーザーや赤外LED等として商業
的に得やすい。
の波長の光に対して透明性が大きいため、本発明の記録
再生方法では、磁気記録媒体に記録された光学符号を7
00nm以上の波長の光を用いて読み取る。波長は、7
00nm以上であれば特に制限はないが、700〜90
0nmの光は半導体レーザーや赤外LED等として商業
的に得やすい。
【0037】光学符号は、例えば、媒体に照射した70
0nm以上の波長の光の反射光または透過光を受光素子
を用いて検知することによって読み取られる。本発明で
は、磁気記録媒体の透明性が高いので特に透過光を用い
た場合に有効である。本発明の記録再生方法では、磁気
記録媒体に記録された前記光学符号を、通常、ヘッドと
一体に設けられた発光素子及び受光素子で読み取ること
によって、媒体に対する磁気ヘッドの位置に対応する位
置信号を生成し、この位置信号に基づいて磁気ヘッドの
媒体に対する位置決めを行う。
0nm以上の波長の光の反射光または透過光を受光素子
を用いて検知することによって読み取られる。本発明で
は、磁気記録媒体の透明性が高いので特に透過光を用い
た場合に有効である。本発明の記録再生方法では、磁気
記録媒体に記録された前記光学符号を、通常、ヘッドと
一体に設けられた発光素子及び受光素子で読み取ること
によって、媒体に対する磁気ヘッドの位置に対応する位
置信号を生成し、この位置信号に基づいて磁気ヘッドの
媒体に対する位置決めを行う。
【0038】位置決め方法としては、媒体に記録されて
いる光学符号に応じて従来公知の各種の方法を採用でき
る。例えば、前記従来技術の説明で記載したような、4
分割のフォトダイオードを用いて目標値との差を演算す
る方法が採用できる。また、前述したような、2つの光
学符号または2種の周波数成分を合成した光学符号をサ
ーボトラック毎にその位相差を順次変えて媒体に記録し
た場合は、この位相差を検出することによって位置信号
が生成される。
いる光学符号に応じて従来公知の各種の方法を採用でき
る。例えば、前記従来技術の説明で記載したような、4
分割のフォトダイオードを用いて目標値との差を演算す
る方法が採用できる。また、前述したような、2つの光
学符号または2種の周波数成分を合成した光学符号をサ
ーボトラック毎にその位相差を順次変えて媒体に記録し
た場合は、この位相差を検出することによって位置信号
が生成される。
【0039】図2は、位相差の読み取り方法を例示する
ための、円盤状磁気記録媒体の一部を示す模式的平面図
である。注記したように図面上で左右方向が媒体の進行
方向を示している。また、それに直交する方向即ち上下
方向がトラッキング方向を示している。同図では、記録
媒体上のサーボトラック1〜5が例示されており、光学
符号として、第一の光学符号21と第二の光学符号22
とが記録されている。第一の光学符号21は、媒体進行
方向に沿って所定の間隔で記録されており、第一の光学
符号21の周期的な繰り返しからなる第一の光学パター
ン31を構成している。第二の光学符号22は、媒体進
行方向に沿って所定の間隔で記録されており、第二の光
学符号22の周期的な繰り返しからなる第二の光学パタ
ーン32を構成している。第一の光学パターン31の1
列と第二の光学パターン32の1列とからなる1組が各
トラックに記録されている。各トラックの幅は6μmで
ある。
ための、円盤状磁気記録媒体の一部を示す模式的平面図
である。注記したように図面上で左右方向が媒体の進行
方向を示している。また、それに直交する方向即ち上下
方向がトラッキング方向を示している。同図では、記録
媒体上のサーボトラック1〜5が例示されており、光学
符号として、第一の光学符号21と第二の光学符号22
とが記録されている。第一の光学符号21は、媒体進行
方向に沿って所定の間隔で記録されており、第一の光学
符号21の周期的な繰り返しからなる第一の光学パター
ン31を構成している。第二の光学符号22は、媒体進
行方向に沿って所定の間隔で記録されており、第二の光
学符号22の周期的な繰り返しからなる第二の光学パタ
ーン32を構成している。第一の光学パターン31の1
列と第二の光学パターン32の1列とからなる1組が各
トラックに記録されている。各トラックの幅は6μmで
ある。
【0040】第一の光学パターン31は、各トラック毎
に相互に位相が同じ符号として記録される。また、第二
の光学パターン32は、第一の光学パターン31とは異
なる周波数を有する。即ち、第一の光学パターン31の
波長をλとすると、第二の光学パターン32の波長はλ
/2である。第二の光学パターン32は、トラック毎に
順次その位相がλ/8づつ変化している。媒体の走行に
より、第一の光学パターン31と第二の光学パターン3
2とに相当する交流信号が検出器から出力されるが、こ
れらの光学パターンの周波数は異なるため、出力信号に
は二種類の周波数の信号が含まれる。
に相互に位相が同じ符号として記録される。また、第二
の光学パターン32は、第一の光学パターン31とは異
なる周波数を有する。即ち、第一の光学パターン31の
波長をλとすると、第二の光学パターン32の波長はλ
/2である。第二の光学パターン32は、トラック毎に
順次その位相がλ/8づつ変化している。媒体の走行に
より、第一の光学パターン31と第二の光学パターン3
2とに相当する交流信号が検出器から出力されるが、こ
れらの光学パターンの周波数は異なるため、出力信号に
は二種類の周波数の信号が含まれる。
【0041】第一の光学パターン31と第二の光学パタ
ーン32とは、トラッキング方向に交互に記録され、そ
の幅はそれぞれ3μmである。また、その長さは、媒体
の750rpmの回転によって40Hz及び20Hzの
信号を発生させるような長さである。図2では、光学パ
ターン31と32との位相差は、トラック1では0、ト
ラック2ではλ/8、トラック3ではλ/4であり、以
後、光学パターン31および32は、トラック毎にその
位相差がλ/8づつ順次ずれて記録されている。
ーン32とは、トラッキング方向に交互に記録され、そ
の幅はそれぞれ3μmである。また、その長さは、媒体
の750rpmの回転によって40Hz及び20Hzの
信号を発生させるような長さである。図2では、光学パ
ターン31と32との位相差は、トラック1では0、ト
ラック2ではλ/8、トラック3ではλ/4であり、以
後、光学パターン31および32は、トラック毎にその
位相差がλ/8づつ順次ずれて記録されている。
【0042】磁気ヘッドと一体的に移動する、光学符号
を検出するための検出器(発光素子及び受光素子)の光
照射位置23が図示のトラック位置に在るものとして模
式的に示されている。光照射位置23に照射された光の
透過光又は反射光を受光素子によって検出して得られる
電気信号が、その後の信号処理回路の入力信号”i”と
して利用される。
を検出するための検出器(発光素子及び受光素子)の光
照射位置23が図示のトラック位置に在るものとして模
式的に示されている。光照射位置23に照射された光の
透過光又は反射光を受光素子によって検出して得られる
電気信号が、その後の信号処理回路の入力信号”i”と
して利用される。
【0043】光照射位置23が、例えば、トラック2の
真上にある場合を考える。この時、検出器の出力は、ト
ラック2の光学パターンの組合わせに対応する信号であ
る。今、磁気ヘッドが移動して光照射位置23がトラッ
ク1の方向に移動すると、検出器の出力には、トラック
1の光学パターンの組合せによる信号成分が重畳するの
で、光学パターン32に対応する短波長成分の位相が進
む。逆に、磁気ヘッドが移動して光照射位置23がトラ
ック3の方向に移動すると、検出器の出力には、トラッ
ク3の光学パターンの組合せによる信号成分が重畳する
ので、光学パターン32に対応する短波長成分の位相が
遅れる。
真上にある場合を考える。この時、検出器の出力は、ト
ラック2の光学パターンの組合わせに対応する信号であ
る。今、磁気ヘッドが移動して光照射位置23がトラッ
ク1の方向に移動すると、検出器の出力には、トラック
1の光学パターンの組合せによる信号成分が重畳するの
で、光学パターン32に対応する短波長成分の位相が進
む。逆に、磁気ヘッドが移動して光照射位置23がトラ
ック3の方向に移動すると、検出器の出力には、トラッ
ク3の光学パターンの組合せによる信号成分が重畳する
ので、光学パターン32に対応する短波長成分の位相が
遅れる。
【0044】このように、情報記録媒体の光学パターン
はトラック毎に位相差を変えて記録してあるので、検出
される2つの光学パターンの信号の位相差δは、検出器
の移動方向に従って増加又は減少する。従って、信号処
理回路によりその位相差δに相当する位置信号を生成す
ることで、トラック位置を示す信号が得られる。例え
ば、トラック位置の関数としての信号”sinδ”及び”c
osδ”は、レゾルバ或いはエンコーダの信号として位置
制御に広く使用されており、信号処理回路の出力は、各
種の公知の位置制御方法に基づくトラッキング制御装置
の入力信号として用いることができる。
はトラック毎に位相差を変えて記録してあるので、検出
される2つの光学パターンの信号の位相差δは、検出器
の移動方向に従って増加又は減少する。従って、信号処
理回路によりその位相差δに相当する位置信号を生成す
ることで、トラック位置を示す信号が得られる。例え
ば、トラック位置の関数としての信号”sinδ”及び”c
osδ”は、レゾルバ或いはエンコーダの信号として位置
制御に広く使用されており、信号処理回路の出力は、各
種の公知の位置制御方法に基づくトラッキング制御装置
の入力信号として用いることができる。
【0045】位相差は、例えば、検出器によって検出さ
れた信号を、フィルター等の周波数分離手段によって、
媒体上の光学パターンに対応する2つの周波数成分に分
離し、これを位相差検出手段で検出することによって検
出される。具体的には、例えば、次のようにすることが
できる。即ち、検出器によって検出された信号よりバン
ドパスフィルターを用いて長波長成分を取り出し、これ
を元の信号から減算することにより短波長成分を取り出
す。長波長成分を二値化した後、PLL回路により4逓倍
し、タイミング生成回路により、短波長成分と同じ周波
数で位相がπ/2だけ異なる2つのタイミング信号を生成
する。これを用いて、短波長成分を同期整流することに
より、位相差に対応するSIN及びCOS信号を得る。
れた信号を、フィルター等の周波数分離手段によって、
媒体上の光学パターンに対応する2つの周波数成分に分
離し、これを位相差検出手段で検出することによって検
出される。具体的には、例えば、次のようにすることが
できる。即ち、検出器によって検出された信号よりバン
ドパスフィルターを用いて長波長成分を取り出し、これ
を元の信号から減算することにより短波長成分を取り出
す。長波長成分を二値化した後、PLL回路により4逓倍
し、タイミング生成回路により、短波長成分と同じ周波
数で位相がπ/2だけ異なる2つのタイミング信号を生成
する。これを用いて、短波長成分を同期整流することに
より、位相差に対応するSIN及びCOS信号を得る。
【0046】この出力は、ヘッド位置決め手段に入力さ
れ、ヘッド位置決め手段は、磁気ヘッドを位置決めす
る。例えば、前記位相差に対応するSIN及びCOS信号をA/
D変換してDSPに入力し、ゼロ点と振幅の補正を行なった
後、アークタンジェント演算により位相差を演算する。
これを、SIN及びCOS信号の波数を計数するカウンタの値
と結合して位置信号とする。磁気ヘッドの制御は、例え
ば、通常のPIDアルゴリズムにより、推力指令値を演算
し、D/A変換器、電力増幅器を経由してリニアアクチュ
エーターを操作する。
れ、ヘッド位置決め手段は、磁気ヘッドを位置決めす
る。例えば、前記位相差に対応するSIN及びCOS信号をA/
D変換してDSPに入力し、ゼロ点と振幅の補正を行なった
後、アークタンジェント演算により位相差を演算する。
これを、SIN及びCOS信号の波数を計数するカウンタの値
と結合して位置信号とする。磁気ヘッドの制御は、例え
ば、通常のPIDアルゴリズムにより、推力指令値を演算
し、D/A変換器、電力増幅器を経由してリニアアクチュ
エーターを操作する。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって制限されるものではない。なお、実施
例中の「部」はすべて「重量部」を示す。 実施例1 導電性の金属化合物である酸化錫(粒子径0.03μ
m)を含む下記組成の塗料を調製し、厚さ62μmのポ
リエステル支持体上に乾燥後の膜厚で0.5μm厚とな
るように中間層として両面塗布した。その上側に、下記
組成の磁性塗料をボールミルにて混練分散した塗液を乾
燥後の膜厚で0.8μm厚となるように磁気記録層とし
て両面塗布した。
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって制限されるものではない。なお、実施
例中の「部」はすべて「重量部」を示す。 実施例1 導電性の金属化合物である酸化錫(粒子径0.03μ
m)を含む下記組成の塗料を調製し、厚さ62μmのポ
リエステル支持体上に乾燥後の膜厚で0.5μm厚とな
るように中間層として両面塗布した。その上側に、下記
組成の磁性塗料をボールミルにて混練分散した塗液を乾
燥後の膜厚で0.8μm厚となるように磁気記録層とし
て両面塗布した。
【0048】
【表1】導電性中間層用塗料組成 酸化錫(一次粒子径0.03μm) 100部 結合剤樹脂 15部 メチルエチルケトン(MEK) 90部 シクロヘキサノン (CHN) 90部
【0049】
【表2】 磁気記録層用塗料(磁性塗料)組成 六方晶系磁性粉 100部 (バリウムフェライト;SEMによる画像解析で求めた一次粒子径=0.0 5μm) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 4部 ポリウレタン 4部 ポリイソシアネート 2部 大粒径カーボンブラック 3部 (コロンビアンカーボン社製、MT;平均一次粒子径350nm,B.E. T.比表面積7m2/g) 小粒径カーボンブラック 1部 (三菱化成製、#3250B;平均一次粒子径30nm,B.E.T.比表 面積250m2/g) アルミナ 5部 (住友化学工業製、HIT30;数平均粒子径=0.50μm) ブチルステアレート 5部 MEK 140部 CHN 140部 カレンダー処理による平面平滑化処理を行なった後、
3.5”ディスクに打ち抜き、フロッピーディスクを製
造した。
3.5”ディスクに打ち抜き、フロッピーディスクを製
造した。
【0050】実施例2 磁気記録層に小粒径カーボンブラックを添加しなかった
こと以外は実施例1と同様にしてフロッピーディスクを
製造した。 比較例1 磁気記録層に大粒径カーボンブラックを添加しなかった
こと以外は実施例1と同様にしてフロッピーディスクを
製造した。 比較例2 磁気記録層に添加した大粒径カーボンブラックの量を5
部としたこと以外は実施例1と同様にしてフロッピーデ
ィスクを製造した。製造されたフロッピーディスクの評
価結果を表−1に示す。
こと以外は実施例1と同様にしてフロッピーディスクを
製造した。 比較例1 磁気記録層に大粒径カーボンブラックを添加しなかった
こと以外は実施例1と同様にしてフロッピーディスクを
製造した。 比較例2 磁気記録層に添加した大粒径カーボンブラックの量を5
部としたこと以外は実施例1と同様にしてフロッピーデ
ィスクを製造した。製造されたフロッピーディスクの評
価結果を表−1に示す。
【0051】
【表3】
【0052】各評価項目について、その測定方法を以下
に示す。表面固有抵抗は、JIS規格に従い、媒体の両
端に交流電圧を印加し高抵抗測定機により求めた。表面
固有抵抗は小さいほど帯電防止効果が優れていることを
示す。光透過率は、830nmの波長の光を用いて測定
し、入射光に対する透過光の割合を求めた。表面性(R
a)は、テーラーホブソン社製タリステップ触針型表面
粗さ計を用いて測定した。走行耐久性は、温度60℃、
相対湿度30%の雰囲気中でドライブに装着し5日間走
行させた後、媒体表面に傷が発生しなかったものを○と
し、傷が発生したものを×とした。
に示す。表面固有抵抗は、JIS規格に従い、媒体の両
端に交流電圧を印加し高抵抗測定機により求めた。表面
固有抵抗は小さいほど帯電防止効果が優れていることを
示す。光透過率は、830nmの波長の光を用いて測定
し、入射光に対する透過光の割合を求めた。表面性(R
a)は、テーラーホブソン社製タリステップ触針型表面
粗さ計を用いて測定した。走行耐久性は、温度60℃、
相対湿度30%の雰囲気中でドライブに装着し5日間走
行させた後、媒体表面に傷が発生しなかったものを○と
し、傷が発生したものを×とした。
【0053】表−1の結果より明らかなように、実施例
1及び2の媒体は良好な表面固有抵抗、光透過率、表面
性及び走行耐久性を示す。また、実施例1及び2で得ら
れた媒体の表面に、幅5μm、長さ20μm、深さ0.
4μmの溝を設けた場合、溝のある部分と溝のない部分
との光透過率の差は10%以上となり、明確なコントラ
ストが得られた。
1及び2の媒体は良好な表面固有抵抗、光透過率、表面
性及び走行耐久性を示す。また、実施例1及び2で得ら
れた媒体の表面に、幅5μm、長さ20μm、深さ0.
4μmの溝を設けた場合、溝のある部分と溝のない部分
との光透過率の差は10%以上となり、明確なコントラ
ストが得られた。
【0054】さらに、透明性の非磁性支持体上に色素含
有層(色素としてポリメチン系色素を使用)を設け、そ
の上に実施例1及び2と同様の導電性中間層および磁気
記録層を設けた後、マスクを介して光を照射することに
よりメディア表面の円周方向に長さ20μm、幅5μm
のサ−ボ情報を設けたフロッピ−ディスクを製造した。
この場合も、光を照射した部分と光を照射しなかった部
分との光透過率の差は10%以上となり、明確なコント
ラストが得られた。
有層(色素としてポリメチン系色素を使用)を設け、そ
の上に実施例1及び2と同様の導電性中間層および磁気
記録層を設けた後、マスクを介して光を照射することに
よりメディア表面の円周方向に長さ20μm、幅5μm
のサ−ボ情報を設けたフロッピ−ディスクを製造した。
この場合も、光を照射した部分と光を照射しなかった部
分との光透過率の差は10%以上となり、明確なコント
ラストが得られた。
【0055】実施例3 実施例1及び2で得られた媒体表面に溝を形成する方
法、非磁性支持体の上に色素含有層(色素としてポリ
メチン系色素を使用)を設け、その上に実施例1及び2
と同様の中間層及び磁気記録層を設けた後マスクを介し
て光を照射する方法、の2つの方法それぞれによって、
図2のような光学符号を有する円盤状の磁気記録媒体を
製造し、3.5”フロッピーディスクとした。通常の磁
気ヘッド、830nmのレーザー光を照射する発光素子
と、フロッピーディスクを介して該発光素子と対向配置
され、前記レーザー光のフロッピーディスクからの透過
光を検出する受光素子とを有し、前記磁気ヘッドと一体
に設けられた検出器、検出器からの出力を周波数分離し
位相差δに相当する位置信号を生成する信号処理回路、
及び、磁気ヘッドをトラッキング方向に駆動する駆動系
を有する磁気記録装置に、前記のフロッピーディスクを
装着し、磁気ヘッドの位置制御を試みた。その結果、正
確なトラッキングが行なわれていることが確認された。
法、非磁性支持体の上に色素含有層(色素としてポリ
メチン系色素を使用)を設け、その上に実施例1及び2
と同様の中間層及び磁気記録層を設けた後マスクを介し
て光を照射する方法、の2つの方法それぞれによって、
図2のような光学符号を有する円盤状の磁気記録媒体を
製造し、3.5”フロッピーディスクとした。通常の磁
気ヘッド、830nmのレーザー光を照射する発光素子
と、フロッピーディスクを介して該発光素子と対向配置
され、前記レーザー光のフロッピーディスクからの透過
光を検出する受光素子とを有し、前記磁気ヘッドと一体
に設けられた検出器、検出器からの出力を周波数分離し
位相差δに相当する位置信号を生成する信号処理回路、
及び、磁気ヘッドをトラッキング方向に駆動する駆動系
を有する磁気記録装置に、前記のフロッピーディスクを
装着し、磁気ヘッドの位置制御を試みた。その結果、正
確なトラッキングが行なわれていることが確認された。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、透明性、帯電防止性、
表面性及び走行耐久性に優れた磁気記録媒体が提供され
る。このような磁気記録媒体に、他の部分と光学的性質
の異なることによって識別されるトラッキングサーボ用
光学符号を記録すれば、サーボトラッキングが容易な磁
気記録媒体が得られる。また、磁性粉の一次粒子径を
0.1μm以下としたので、記録波長を短くすることが
でき、磁気記録媒体の記録密度を上げることができる。
表面性及び走行耐久性に優れた磁気記録媒体が提供され
る。このような磁気記録媒体に、他の部分と光学的性質
の異なることによって識別されるトラッキングサーボ用
光学符号を記録すれば、サーボトラッキングが容易な磁
気記録媒体が得られる。また、磁性粉の一次粒子径を
0.1μm以下としたので、記録波長を短くすることが
でき、磁気記録媒体の記録密度を上げることができる。
【0057】また、本発明によれば、電磁変換特性や媒
体の耐久性といった基本的特性を損なうことなく正確な
磁気ヘッドの位置決めを行うことが出来る記録再生方法
が提供される。従って、媒体のトラック密度の増加にも
対応でき、正確なサーボトラッキングが可能となる。
体の耐久性といった基本的特性を損なうことなく正確な
磁気ヘッドの位置決めを行うことが出来る記録再生方法
が提供される。従って、媒体のトラック密度の増加にも
対応でき、正確なサーボトラッキングが可能となる。
【図1】本発明の磁気記録媒体の基本的構成を示す模式
的断面図。
的断面図。
【図2】位相差の読み取り方法を例示するための、磁気
記録媒体の模式的平面図。
記録媒体の模式的平面図。
【図3】情報記録装置のサーボ信号検出部を成す受光素
子の受光面と記録媒体のトラックとの相対配置を模式的
に示す平面図。
子の受光面と記録媒体のトラックとの相対配置を模式的
に示す平面図。
【図4】信号処理回路の構成を示すブロック図。
11 非磁性支持体 12 導電性中間層 13 磁気記録層 21 第1の光学符号 22 第2の光学符号
Claims (6)
- 【請求項1】 磁気記録層と透明性非磁性支持体との間
に光透過性の導電性中間層を形成してなる磁気記録媒体
において、前記磁気記録層は、一次粒子径が0.1μm
以下の磁性粉と、平均一次粒子径が100nm以上で
B.E.T.比表面積が15m2/g以下のカーボンブ
ラックとを含有し、前記カーボンブラックの量は、前記
磁性粉に対して1〜4重量%であることを特徴とする磁
気記録媒体。 - 【請求項2】 光透過率が、700〜900nmの光に
対して20%以上であることを特徴とする請求項1に記
載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 他の部分と光学的性質の異なることによ
って識別されるトラッキングサーボ用光学符号が記録さ
れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気
記録媒体。 - 【請求項4】 トラッキングサーボ用光学符号は、磁気
記録媒体の表面に設けられた溝によって記録されている
ことを特徴とする請求項3に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項5】 磁気記録媒体中に色素を含有する色素含
有層が設けられており、トラッキングサーボ用光学符号
は、前記色素含有層の所定部分への光照射による該所定
部分の光学的性質の変化によって記録されていることを
特徴とする請求項3に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項6】 磁気記録媒体に実質的に接触する磁気ヘ
ッドを用いて、磁気記録媒体への磁気信号の記録および
/または磁気記録媒体に記録された磁気信号の再生を行
なう記録再生方法において、 前記磁気記録媒体は、磁気記録層と透明性非磁性支持体
との間に光透過性の導電性中間層を有しており、かつ、 前記磁気記録媒体には、他の部分と光学的性質の異なる
ことによって識別される光学符号が記録されており、 前記磁気記録層は、一次粒子径が0.1μm以下の磁性
粉と、平均一次粒子径が100nm以上でB.E.T.
比表面積が15m2/g以下のカーボンブラックとを含
有し、前記カーボンブラックの量は、前記磁性粉に対し
て1〜4重量%であり、 700nm以上の波長の光を前記磁気記録媒体に照射し
て前記磁気記録媒体に記録された前記光学符号を読み取
ることによって、前記磁気記録媒体に対する前記磁気ヘ
ッドの位置に対応する位置信号を生成し、 前記位置信号に基づいて前記磁気ヘッドの前記磁気記録
媒体に対する位置決めを行うことを特徴とする記録再生
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6064841A JPH07272250A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 磁気記録媒体および記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6064841A JPH07272250A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 磁気記録媒体および記録再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07272250A true JPH07272250A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13269865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6064841A Pending JPH07272250A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 磁気記録媒体および記録再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07272250A (ja) |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6064841A patent/JPH07272250A/ja active Pending
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