JPH072725A - 静菌活性、抗ウィルス活性、抗生物質活性及び抗真菌活性に関連した瘢痕形成活性を有するトランス及びシス型のトラウマチン酸塩 - Google Patents
静菌活性、抗ウィルス活性、抗生物質活性及び抗真菌活性に関連した瘢痕形成活性を有するトランス及びシス型のトラウマチン酸塩Info
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- JPH072725A JPH072725A JP5317322A JP31732293A JPH072725A JP H072725 A JPH072725 A JP H072725A JP 5317322 A JP5317322 A JP 5317322A JP 31732293 A JP31732293 A JP 31732293A JP H072725 A JPH072725 A JP H072725A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】種々の皮膚病に対して有効な瘢痕形成活性と鎮
痛活性の双方の活性をもち、更に防腐活性及び/または
抗菌活性をもつ薬剤を提供する。 【構成】一般式(I)又は(II) (ここでBは以下の(a)から(d)のいずれか1つに
より定義される生物学的に活性な陽イオンである。
(a)第4アンモニウム陽イオン;(b)炭素数1から
20の直鎖状又は分岐状のモノ−、ジ−、トリ−、アル
カノ−ルアミンの陽イオン;(c)生物学的活性を有す
る第1、第2、第3アミンの陽イオン;(d)銀又は亜
鉛である金属陽イオン)で示されるトランス及びシス型
トラウマチン酸塩。
痛活性の双方の活性をもち、更に防腐活性及び/または
抗菌活性をもつ薬剤を提供する。 【構成】一般式(I)又は(II) (ここでBは以下の(a)から(d)のいずれか1つに
より定義される生物学的に活性な陽イオンである。
(a)第4アンモニウム陽イオン;(b)炭素数1から
20の直鎖状又は分岐状のモノ−、ジ−、トリ−、アル
カノ−ルアミンの陽イオン;(c)生物学的活性を有す
る第1、第2、第3アミンの陽イオン;(d)銀又は亜
鉛である金属陽イオン)で示されるトランス及びシス型
トラウマチン酸塩。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚病治療におけるトラ
ウマチン酸塩に関するものであり、更に詳しくは、静菌
活性、抗生物質活性、抗真菌活性あるいは抗ウィルス活
性に関連したトラウマチン酸の瘢痕形成作用に関するも
のである。
ウマチン酸塩に関するものであり、更に詳しくは、静菌
活性、抗生物質活性、抗真菌活性あるいは抗ウィルス活
性に関連したトラウマチン酸の瘢痕形成作用に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】皮膚はその薄さにもかかわらず、外部環
境から人の器官を保護することに関し重要な役割を果し
ている。事実、皮膚被膜の大部分に重症な障害を受けた
場合、例えばやけどをしたような場合は、生命が危な
い。
境から人の器官を保護することに関し重要な役割を果し
ている。事実、皮膚被膜の大部分に重症な障害を受けた
場合、例えばやけどをしたような場合は、生命が危な
い。
【0003】保護というこの全体的な役割は異なった方
法によって行なわれており、個々に考察すると、多くの
皮膚の機能を表わすものである。
法によって行なわれており、個々に考察すると、多くの
皮膚の機能を表わすものである。
【0004】皮膚は牽引に対して著しい抵抗性を示し、
更には、角質層細胞の指状突起鉗合や、真皮を満たすコ
ラーゲンの存在、弾性細胞を含む繊維組織の特有の器官
にも寄与している。
更には、角質層細胞の指状突起鉗合や、真皮を満たすコ
ラーゲンの存在、弾性細胞を含む繊維組織の特有の器官
にも寄与している。
【0005】これらの性質により、皮膚は外傷性障害に
対し機械的な保護を示し、2種類のバリア機能を示す。
事実、水の分散(不感性発汗)や腺より分泌される異化
代謝産物の分散を行い、更には逆に環境中に存在する化
学物質、微生物、放射物の侵入を防ぐ。更に、皮膚は温
度を昇圧ホメオスタシスの維持に重要な役割を果たして
おり、析出や合成の機能も有している。即ち、皮膚は2
つの非常に重要な性質を持っており、それは、高等触覚
の中心としてのセンサ−の機能であり、そして、免疫応
答性細胞の中心としての免疫学的感受性のセンサーの機
能である。
対し機械的な保護を示し、2種類のバリア機能を示す。
事実、水の分散(不感性発汗)や腺より分泌される異化
代謝産物の分散を行い、更には逆に環境中に存在する化
学物質、微生物、放射物の侵入を防ぐ。更に、皮膚は温
度を昇圧ホメオスタシスの維持に重要な役割を果たして
おり、析出や合成の機能も有している。即ち、皮膚は2
つの非常に重要な性質を持っており、それは、高等触覚
の中心としてのセンサ−の機能であり、そして、免疫応
答性細胞の中心としての免疫学的感受性のセンサーの機
能である。
【0006】それ故皮膚の完全性の維持は、変化のない
上記の生理学的機能の維持につながる。
上記の生理学的機能の維持につながる。
【0007】創傷治癒のため、伝統的な医薬として、多
くの植物が、数世紀にわたり、抽出物や煎剤の形で使わ
れてきている。
くの植物が、数世紀にわたり、抽出物や煎剤の形で使わ
れてきている。
【0008】現在まで、アロエの浸剤や煎剤が、その消
炎、収れん、瘢痕形成効果故やけどの治療に使われてお
り、一方、アジアツボクサ(Asian centel
ic)やトリクチウム ブルガリス(tricticu
m vulgaris)の抽出液もまた瘢痕形成のため
の製薬生産のために使われる(M.Rodriguez
−Bigas et al.,Comparative
Evaluation of Aloe Vera
in the Management ofBurn
Wounds in Guinea Pigs,Pla
stic and Reconstructive S
urgery,1988)。
炎、収れん、瘢痕形成効果故やけどの治療に使われてお
り、一方、アジアツボクサ(Asian centel
ic)やトリクチウム ブルガリス(tricticu
m vulgaris)の抽出液もまた瘢痕形成のため
の製薬生産のために使われる(M.Rodriguez
−Bigas et al.,Comparative
Evaluation of Aloe Vera
in the Management ofBurn
Wounds in Guinea Pigs,Pla
stic and Reconstructive S
urgery,1988)。
【0009】最近、植物抽出物の異なる薬理作用を解明
するため、その薬理作用を起こしている物質を分離、同
定し、興味ある知見を得た。
するため、その薬理作用を起こしている物質を分離、同
定し、興味ある知見を得た。
【0010】トラウマチン酸の名前は、植物組織におい
て損傷を直すという性質から由来しており、トラウマチ
ン酸は、トリクチカム ブルガリス抽出物中やアロエの
浸剤中に活性物質として、確認されてきた。そして、多
くの特許の目的でもあった(Pancini:米国特許
第3720773号 ヘルペス性角膜炎の治療のための
トランス型トラウマチン酸第一コバルト)。化学的に言
って、トラウマチン酸や10−ドデセンジオ酸(10−
dodecendioic)は、12の炭素数の不飽和
結合を持つ、長い直鎖状のジカルボン酸である。トラウ
マチン酸の抗刺激活性は炭素鎖に沿って配置されている
カルボキシル基によると思われる(R.L.Golde
mberg et al.,Reduction of
topical irrifation,J.Che
m.Soc.,28,667−679,1977)。ト
ラウマチン酸の最初の同定は、English と B
onnernelによって記載されており(The W
ound Hormores of Plants,T
he Journal of Biological
Chemistry,vol.121,No2,193
7)、トラウマチン酸は、数種の植物によってそれら植
物の組織の損傷に反応して特異的に生産される植物性ホ
ルモンであり、創傷治癒に必要な細胞の増殖や分化を誘
発し、それに続く治癒のために、生理学的な刺激を作
る。
て損傷を直すという性質から由来しており、トラウマチ
ン酸は、トリクチカム ブルガリス抽出物中やアロエの
浸剤中に活性物質として、確認されてきた。そして、多
くの特許の目的でもあった(Pancini:米国特許
第3720773号 ヘルペス性角膜炎の治療のための
トランス型トラウマチン酸第一コバルト)。化学的に言
って、トラウマチン酸や10−ドデセンジオ酸(10−
dodecendioic)は、12の炭素数の不飽和
結合を持つ、長い直鎖状のジカルボン酸である。トラウ
マチン酸の抗刺激活性は炭素鎖に沿って配置されている
カルボキシル基によると思われる(R.L.Golde
mberg et al.,Reduction of
topical irrifation,J.Che
m.Soc.,28,667−679,1977)。ト
ラウマチン酸の最初の同定は、English と B
onnernelによって記載されており(The W
ound Hormores of Plants,T
he Journal of Biological
Chemistry,vol.121,No2,193
7)、トラウマチン酸は、数種の植物によってそれら植
物の組織の損傷に反応して特異的に生産される植物性ホ
ルモンであり、創傷治癒に必要な細胞の増殖や分化を誘
発し、それに続く治癒のために、生理学的な刺激を作
る。
【0011】トラウマチン酸は、植物によって、リノレ
イン酸の13−パーオキシリノレイン酸の酸化、それに
続くヒドロパーオキシーリアーゼの作用による酵素反応
により、作られる(Zimmerman D.C.,
C.A.Condron,Identificatio
n of Tranmatin,a Wound Ho
rmane,as 12−Oxo−trans−10−
dodecenoicAcid,Plant Phys
iol.63,536−541,1979)。創傷治癒
に対する同様の活性が、実験動物によって確認されてい
る。つまり、トランス−トラウマチン酸の局所投与によ
り、再上皮形成作用や抗刺激作用が確認され、更にイン
ビボでのヘルペス性角膜炎モデルにおいても局所及び全
身投与により効果が示された。(I.Miyamoto
et al.,Effects of cosmet
ics containing bioactives
ubstances on skin,J.Soc.C
osmet.Chem. Japan,Vol.22,
No4 1989).これらの薬理学的な効果はその
後、人においても確認された。トラウマチン酸は、再上
皮形成の時間を減少させ、恐らく皮膚組織の水分補給層
を増加させ、ケラチノサイト間の凝集力を促進し、水の
表皮への移行を促進することにより水腫性の状態を減少
させ、そして、最後には損傷部位の細胞代謝を増加させ
る。これによりトラウマチン酸をやけど治療に適用でき
る。
イン酸の13−パーオキシリノレイン酸の酸化、それに
続くヒドロパーオキシーリアーゼの作用による酵素反応
により、作られる(Zimmerman D.C.,
C.A.Condron,Identificatio
n of Tranmatin,a Wound Ho
rmane,as 12−Oxo−trans−10−
dodecenoicAcid,Plant Phys
iol.63,536−541,1979)。創傷治癒
に対する同様の活性が、実験動物によって確認されてい
る。つまり、トランス−トラウマチン酸の局所投与によ
り、再上皮形成作用や抗刺激作用が確認され、更にイン
ビボでのヘルペス性角膜炎モデルにおいても局所及び全
身投与により効果が示された。(I.Miyamoto
et al.,Effects of cosmet
ics containing bioactives
ubstances on skin,J.Soc.C
osmet.Chem. Japan,Vol.22,
No4 1989).これらの薬理学的な効果はその
後、人においても確認された。トラウマチン酸は、再上
皮形成の時間を減少させ、恐らく皮膚組織の水分補給層
を増加させ、ケラチノサイト間の凝集力を促進し、水の
表皮への移行を促進することにより水腫性の状態を減少
させ、そして、最後には損傷部位の細胞代謝を増加させ
る。これによりトラウマチン酸をやけど治療に適用でき
る。
【0012】有効な臨床上の結果もまた、乾癬の患者や
種々の起源の、アクネ、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、疥
癬の患者において観察され、又、ウィルス起源の病気で
ある、トラコーマ、ヘルペス性角膜炎、いぼの患者にお
いても観察された(Pancini 1973)。
種々の起源の、アクネ、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、疥
癬の患者において観察され、又、ウィルス起源の病気で
ある、トラコーマ、ヘルペス性角膜炎、いぼの患者にお
いても観察された(Pancini 1973)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の病気に関して
は、瘢痕形成活性と鎮痛活性の双方の活性をもち、更に
防腐活性及び/または抗菌活性をもつ薬剤が有効であ
る。それ故、トラウマチン酸の作用様式を広げることが
有効である。
は、瘢痕形成活性と鎮痛活性の双方の活性をもち、更に
防腐活性及び/または抗菌活性をもつ薬剤が有効であ
る。それ故、トラウマチン酸の作用様式を広げることが
有効である。
【0014】
【課題を解決するための手段】出願人は、意外にも以下
の一般式(I)又は(II)
の一般式(I)又は(II)
【0015】
【化9】
【0016】
【化10】 (ここでBは以下の(a)から(d)のいずれか1つに
より定義される生物学的に活性な陽イオンである。 (a)一般式(III )又は(IV)で示される第4アンモ
ニウム陽イオン
より定義される生物学的に活性な陽イオンである。 (a)一般式(III )又は(IV)で示される第4アンモ
ニウム陽イオン
【0017】
【化11】
【0018】
【化12】 〔ここでR1 ,R2 ,R3 及びR4 は以下の(i)又は
(ii)から選ばれ、それらは同じでも又、異なってもよ
い。
(ii)から選ばれ、それらは同じでも又、異なってもよ
い。
【0019】(i)炭素数1から20の直鎖状又は分岐
状のアルキル基であり、場合により、脂肪族鎖中にアリ
レノキシ基(arylenoxy)又はアルキレノキシ
基(alkylenoxy)(これらは場合によりアリ
ル基、アリロキシ基(alyloxy)、アルコキシ基
の少なくとも1つによって脂肪族鎖が置換されてもよ
い)のいずれか1を含んでもよい。
状のアルキル基であり、場合により、脂肪族鎖中にアリ
レノキシ基(arylenoxy)又はアルキレノキシ
基(alkylenoxy)(これらは場合によりアリ
ル基、アリロキシ基(alyloxy)、アルコキシ基
の少なくとも1つによって脂肪族鎖が置換されてもよ
い)のいずれか1を含んでもよい。
【0020】(ii)炭素数3から10のシクロアルキル
基 式(IV)中のR5 及びR6 はアミンの窒素原子とともに
ピリジシ環を形成し、R7 は炭素数1から20の直鎖状
又は分岐状のアルキル基である。〕 (b)炭素数1から20の直鎖状又は分岐状のモノ−、
ジ−、トリ−、アルカノ−ルアミンの陽イオン (c)以下の(i′)から(iv′)のいずれか1つによ
り定義される生物学的活性を有する第1、第2、第3ア
ミンの陽イオン (i′)殺菌活性、防腐活性、及び静菌活性 (ii′)抗生物質活性 (iii ′)抗ウィルス活性 (iv′)抗真菌活性 (d)銀又は亜鉛である金属陽イオン) で示されるトランス型及びシス型のトラウマチン酸塩
が、トラウマチン酸あるいは、考えうる陽イオンとして
の固有の活性を有しているばかりでなく、これらの性質
は、増幅され関連しているということを見い出した。
基 式(IV)中のR5 及びR6 はアミンの窒素原子とともに
ピリジシ環を形成し、R7 は炭素数1から20の直鎖状
又は分岐状のアルキル基である。〕 (b)炭素数1から20の直鎖状又は分岐状のモノ−、
ジ−、トリ−、アルカノ−ルアミンの陽イオン (c)以下の(i′)から(iv′)のいずれか1つによ
り定義される生物学的活性を有する第1、第2、第3ア
ミンの陽イオン (i′)殺菌活性、防腐活性、及び静菌活性 (ii′)抗生物質活性 (iii ′)抗ウィルス活性 (iv′)抗真菌活性 (d)銀又は亜鉛である金属陽イオン) で示されるトランス型及びシス型のトラウマチン酸塩
が、トラウマチン酸あるいは、考えうる陽イオンとして
の固有の活性を有しているばかりでなく、これらの性質
は、増幅され関連しているということを見い出した。
【0021】これらの特異的な性質は、驚くべきことで
ある。なぜなら、多くの防腐物質は局所的に使われた場
合にはしばしば創傷治癒を促進せず阻害するからであ
る。
ある。なぜなら、多くの防腐物質は局所的に使われた場
合にはしばしば創傷治癒を促進せず阻害するからであ
る。
【0022】本発明は皮膚病での治療において、治療薬
及びその使用法を提供するものであり、瘢痕形成作用と
鎮痛作用のためには静菌活性、抗生物質活性、抗ウィル
ス活性、抗真菌活性と関連することが重要である。
及びその使用法を提供するものであり、瘢痕形成作用と
鎮痛作用のためには静菌活性、抗生物質活性、抗ウィル
ス活性、抗真菌活性と関連することが重要である。
【0023】
【本発明の詳細な説明】本発明におけるトラウマチン酸
塩の特徴及び有利な点を以下更に詳しく説明する。
塩の特徴及び有利な点を以下更に詳しく説明する。
【0024】得られた生物学的活性によると、外傷性の
皮膚の損傷;創傷、感染性創傷、アクネ、脂漏性皮膚
炎、神経皮膚炎、種々の起源のかゆみ、疥癬、トラコー
マ、ヘルペス性角膜炎、いぼなどのウィルス起源の病
気;の治療においてこれらの化合物はかなり興味あるも
のであり、それは再上皮形成を促進するというものであ
る。
皮膚の損傷;創傷、感染性創傷、アクネ、脂漏性皮膚
炎、神経皮膚炎、種々の起源のかゆみ、疥癬、トラコー
マ、ヘルペス性角膜炎、いぼなどのウィルス起源の病
気;の治療においてこれらの化合物はかなり興味あるも
のであり、それは再上皮形成を促進するというものであ
る。
【0025】これらの明白な薬理学的治療効果に加え、
トラウマチン酸の効果に対して“水分補給”に関する臨
床での観察をもとにした一つの考えがある。それはハイ
ドロリピッド(hydrolipidic)な膜の変化により自己滅
菌能力の低下した皮膚や、細胞の弾性の減少によって引
き起こされる機械的外傷に対する抵抗性が低下した皮膚
にトラウマチン酸誘導体が有効であろうということであ
る。
トラウマチン酸の効果に対して“水分補給”に関する臨
床での観察をもとにした一つの考えがある。それはハイ
ドロリピッド(hydrolipidic)な膜の変化により自己滅
菌能力の低下した皮膚や、細胞の弾性の減少によって引
き起こされる機械的外傷に対する抵抗性が低下した皮膚
にトラウマチン酸誘導体が有効であろうということであ
る。
【0026】一般式(I)のトラウマチン酸塩のBが、
第4アンモニウム陽イオンである場合は、その第4アン
モニウムは好ましくはヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、オクチル−ト
リメチルアンモニウム、あるいはそれらの混合物、セト
リミド(cetrimide)、ベンジルジメチルヘキ
サデシルアンモニウム、ベンジルジメチルドデシルアン
モニウム、ベンジルジメチルオクチルアンモニウムある
いはそれらの混合物、ベンゼソニウム、メチルベンゼソ
ニウム、セチルピリジニウム、セチルジメチルアンモニ
ウム、ドデシルジメチル(2−フェノキシエチル)−ア
ンモニウム、ヘキサデシル(2−ヒドロオキシクロロヘ
キシル)ジメチル−アンモニウムの一つから選ばれる。
第4アンモニウム陽イオンである場合は、その第4アン
モニウムは好ましくはヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、オクチル−ト
リメチルアンモニウム、あるいはそれらの混合物、セト
リミド(cetrimide)、ベンジルジメチルヘキ
サデシルアンモニウム、ベンジルジメチルドデシルアン
モニウム、ベンジルジメチルオクチルアンモニウムある
いはそれらの混合物、ベンゼソニウム、メチルベンゼソ
ニウム、セチルピリジニウム、セチルジメチルアンモニ
ウム、ドデシルジメチル(2−フェノキシエチル)−ア
ンモニウム、ヘキサデシル(2−ヒドロオキシクロロヘ
キシル)ジメチル−アンモニウムの一つから選ばれる。
【0027】これらの第4アンモニウム陽イオンのすべ
てが、防腐性、殺菌性の性質を有しており、又同様な性
質が銀や亜鉛の陽イオンにも認められる。
てが、防腐性、殺菌性の性質を有しており、又同様な性
質が銀や亜鉛の陽イオンにも認められる。
【0028】Bが、(b)として定義されるアミンから
形成される陽イオンの場合は、Bは、好ましくはエタノ
ールアミン、2−プロパノールアミン、ジエタノールア
ミン、ジ−2−プロパノールアミンより成る群より選ば
れる。
形成される陽イオンの場合は、Bは、好ましくはエタノ
ールアミン、2−プロパノールアミン、ジエタノールア
ミン、ジ−2−プロパノールアミンより成る群より選ば
れる。
【0029】(c)(i′)に属する殺菌性、防腐性、
静菌性活性を有するアミンは、もちろん、Goodma
nとGilman“The Pharmacologi
cal Basis of Therepantic
s”1990版 第6部(Chemotherapy
of Microbial diseases) 第4
5章及び48章によって定義されているものを挙げるこ
とができるが、好ましくは、クロロヘキシジン、マフェ
ニド、ヘキサメチルパラロサニリン、アミナクリン、エ
トキサゼン、フェナゾピリジンから成る群より選ばれ
る。エソキサジンやフェナゾピリジンのようなアミン類
のいくつかは、鎮痛活性及び/または抗炎症活性を有す
るものでもよい。
静菌性活性を有するアミンは、もちろん、Goodma
nとGilman“The Pharmacologi
cal Basis of Therepantic
s”1990版 第6部(Chemotherapy
of Microbial diseases) 第4
5章及び48章によって定義されているものを挙げるこ
とができるが、好ましくは、クロロヘキシジン、マフェ
ニド、ヘキサメチルパラロサニリン、アミナクリン、エ
トキサゼン、フェナゾピリジンから成る群より選ばれ
る。エソキサジンやフェナゾピリジンのようなアミン類
のいくつかは、鎮痛活性及び/または抗炎症活性を有す
るものでもよい。
【0030】(c)(ii′)に属する抗生物質活性を有
するアミンは、前述の“The Pharmacolo
gical Basis of Therepanti
cs”の第6部の第45,47,48章によって定義さ
れているものを挙げることができるが、好ましくは、ア
ミカシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ベカナミシ
ン、ネオマイシン、ストレプトマイシン、トブラミシ
ン、リンコマイシン、クリンダミシン、エリスロマイシ
ン、コリスチン、ポリミキシンB、テトラサイクリン、
クロロテトラサイクリン、ロリテトラサイクリン、オキ
シテトラサイクリン、スペクチノマイシン、バイオマイ
シン、バカンピシリン、スタリマイシン(ジスタミシン
A)より成る群より選ばれる。
するアミンは、前述の“The Pharmacolo
gical Basis of Therepanti
cs”の第6部の第45,47,48章によって定義さ
れているものを挙げることができるが、好ましくは、ア
ミカシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ベカナミシ
ン、ネオマイシン、ストレプトマイシン、トブラミシ
ン、リンコマイシン、クリンダミシン、エリスロマイシ
ン、コリスチン、ポリミキシンB、テトラサイクリン、
クロロテトラサイクリン、ロリテトラサイクリン、オキ
シテトラサイクリン、スペクチノマイシン、バイオマイ
シン、バカンピシリン、スタリマイシン(ジスタミシン
A)より成る群より選ばれる。
【0031】(c)(iii ′)の抗ウィルス活性を有す
るアミンは、前記GoodmanとGilmanの本の
第XI部、第50章中の記載によって定義されているもの
を挙げることができるが、特に好ましくはトロマンタジ
ンである。
るアミンは、前記GoodmanとGilmanの本の
第XI部、第50章中の記載によって定義されているもの
を挙げることができるが、特に好ましくはトロマンタジ
ンである。
【0032】(c)(iv′)のの生物活性を有するアミ
ンは、前記GoodmanとGilmanの本の第11
部、第51章の記載によって定義されているものを挙げ
ることができるが、好ましくは、ミコナゾール、エコナ
ゾール、クロロミコナゾール、クロロミダゾール、イソ
コナゾール、ビフォナゾール、ジアンサゾール、ハレサ
ゾール、ヘキセチジン)より成る群より選ばれる。
ンは、前記GoodmanとGilmanの本の第11
部、第51章の記載によって定義されているものを挙げ
ることができるが、好ましくは、ミコナゾール、エコナ
ゾール、クロロミコナゾール、クロロミダゾール、イソ
コナゾール、ビフォナゾール、ジアンサゾール、ハレサ
ゾール、ヘキセチジン)より成る群より選ばれる。
【0033】以下実施例により更に詳しく本発明を説明
するが、本発明の目的は以下の実施例に限定されるもの
ではない。
するが、本発明の目的は以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0034】
1.トラウマチン酸誘導体の調製 (実施例1) ヘキサデシルトリメチルアンモニウム−
トランス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を50mlの水に懸濁し、4℃に冷却する。7.3g
(20mmol)のヘキサデシルトリメチルアンモニウ
ム臭化物水溶液100mlを4℃に冷却した陰イオン交
換樹脂 DowexをOH- 型にしたもの35mlを充
填したカラムで溶出した。臭素陰イオンを除去した溶出
液をトラウマチン酸懸濁液中に入れ、4℃で、攪拌を行
った。得られた溶液を凍結乾燥した。純品7.7gが回
収できた。
トランス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を50mlの水に懸濁し、4℃に冷却する。7.3g
(20mmol)のヘキサデシルトリメチルアンモニウ
ム臭化物水溶液100mlを4℃に冷却した陰イオン交
換樹脂 DowexをOH- 型にしたもの35mlを充
填したカラムで溶出した。臭素陰イオンを除去した溶出
液をトラウマチン酸懸濁液中に入れ、4℃で、攪拌を行
った。得られた溶液を凍結乾燥した。純品7.7gが回
収できた。
【0035】ヘキサデシルトリメチル−アンモニウム−
トランス−トラウマチン酸の物理化学的性質は以下の通
りであった。
トランス−トラウマチン酸の物理化学的性質は以下の通
りであった。
【0036】物性 :白い粉末 分子式 :C50H102 N2 O4 分子量 :795.38 元素分析 :C=75.50%、H=12.93%、N
=3.52%、O=8.05%
(計算値) C=75.20%、H=13.11%、N=3.47
%、O=8.22% (実
測値) 有機溶媒に対する溶解性 :>20mg/ml(エタノ
ール中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー : Rf=0.67(トラウマチン酸) Rf=0.18(セトリミド(cetrimide)) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
=3.52%、O=8.05%
(計算値) C=75.20%、H=13.11%、N=3.47
%、O=8.22% (実
測値) 有機溶媒に対する溶解性 :>20mg/ml(エタノ
ール中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー : Rf=0.67(トラウマチン酸) Rf=0.18(セトリミド(cetrimide)) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
【0037】(実施例2) ベンジルメチルヘキサデシ
ルアンモニウム−トランス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を50mlの水に懸濁し、4℃に冷却する。8.28
g(20mmol)のベンジルメチルヘキサデシルアン
モニウム塩化物水溶液90ml及び10mlのエタノー
ルを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 DowexをO
H- 型にしたもの35mlを充填したカラムで溶出し
た。塩素陰イオンを除去した溶出液をトラウマチン酸懸
濁液中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を
凍結乾燥した。純品9.2gが回収できた。
ルアンモニウム−トランス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を50mlの水に懸濁し、4℃に冷却する。8.28
g(20mmol)のベンジルメチルヘキサデシルアン
モニウム塩化物水溶液90ml及び10mlのエタノー
ルを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 DowexをO
H- 型にしたもの35mlを充填したカラムで溶出し
た。塩素陰イオンを除去した溶出液をトラウマチン酸懸
濁液中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を
凍結乾燥した。純品9.2gが回収できた。
【0038】ベンジルメチルヘキサデシルアンモニウム
−トランス−トラウマチン酸の物理化学的性質は以下の
通りであった。
−トランス−トラウマチン酸の物理化学的性質は以下の
通りであった。
【0039】物性 :非結晶性の白い潮解粉末 分子式 :C62H110 N2 O4 分子量 :947.58 元素分析 :C=78.59%、H=11.70%、N
=2.96%、O=6.75%
(計算値) C=78.30%、H=11.81%、N=2.89
%、O=6.81% (実
測値) 有機溶媒に対する溶解性 :>20mg/ml(エタノ
ール中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー : Rf=0.67(トラウマチン酸) Rf=0.63(ベンジルジメチルーヘキサデシルーア
ンモニウム) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
=2.96%、O=6.75%
(計算値) C=78.30%、H=11.81%、N=2.89
%、O=6.81% (実
測値) 有機溶媒に対する溶解性 :>20mg/ml(エタノ
ール中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー : Rf=0.67(トラウマチン酸) Rf=0.63(ベンジルジメチルーヘキサデシルーア
ンモニウム) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
【0040】(実施例3) 銀トランス−トラウマチン
酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を遮光状態にて、4℃の20mlの水に懸濁し、1N
のNaOHにて中和する。得られた懸濁液を4℃に保
ち、窒素にさらし、3.4gのAgNO3 を20mlの
水に溶解した溶液を撹拌しながらゆっくりと添加した。
得られた沈殿を濾過により分離し、10mlの冷水にて
3回洗浄した。その後真空下で乾燥させた。乾燥物4.
1gが回収できた。
酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を遮光状態にて、4℃の20mlの水に懸濁し、1N
のNaOHにて中和する。得られた懸濁液を4℃に保
ち、窒素にさらし、3.4gのAgNO3 を20mlの
水に溶解した溶液を撹拌しながらゆっくりと添加した。
得られた沈殿を濾過により分離し、10mlの冷水にて
3回洗浄した。その後真空下で乾燥させた。乾燥物4.
1gが回収できた。
【0041】銀トランスートラウマチン酸の物理化学的
性質は以下の通りであった。
性質は以下の通りであった。
【0042】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C12H18O4 Ag2 分子量 :442.02 元素分析 :C=32.61%、H=4.10%、O=
14.48%、Ag=48.81%
(計算値) C=32.29%、H=4.21%、O=14.82
%、Ag=48.68% (実
測値) トラウマチン酸 :51.65%(遊離の酸と
して) 水に対する溶解性 :難溶性(>10mg/m
l、5%NH3 中) 有機溶媒に対する溶解性 :難溶性(DMSO、エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
14.48%、Ag=48.81%
(計算値) C=32.29%、H=4.21%、O=14.82
%、Ag=48.68% (実
測値) トラウマチン酸 :51.65%(遊離の酸と
して) 水に対する溶解性 :難溶性(>10mg/m
l、5%NH3 中) 有機溶媒に対する溶解性 :難溶性(DMSO、エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
【0043】(実施例4) 亜鉛トランス−トラウマチ
ン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃の20mlの水に懸濁し、1NのNaOHにて
中和する。得られた懸濁液に、2.28g(10mmo
l)のZnSO4 を20mlの水に溶解した溶液を撹拌
しながらゆっくりと添加し、4℃に保持し撹拌し続け
た。得られた混合液を40℃で3時間加熱し、その後4
℃にて15時間冷却した。沈殿を濾過により分離し、1
0mlの冷水にて3回洗浄した。その後、真空下で乾燥
させた。乾燥物2.65gが回収できた。
ン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃の20mlの水に懸濁し、1NのNaOHにて
中和する。得られた懸濁液に、2.28g(10mmo
l)のZnSO4 を20mlの水に溶解した溶液を撹拌
しながらゆっくりと添加し、4℃に保持し撹拌し続け
た。得られた混合液を40℃で3時間加熱し、その後4
℃にて15時間冷却した。沈殿を濾過により分離し、1
0mlの冷水にて3回洗浄した。その後、真空下で乾燥
させた。乾燥物2.65gが回収できた。
【0044】亜鉛トランスートラウマチン酸の物理化学
的性質は以下の通りであった。
的性質は以下の通りであった。
【0045】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C12H18O4 Zn 分子量 :291.67 元素分析 :C=49.42%、H=6.22%、O=
21.94%、Zn=22.42%
(計算値) C=49.11%、H=6.23%、O=21.82
%、Zn=22.84% (実
測値) トラウマチン酸 :78.27%(遊離の酸と
して) 水に対する溶解性 :難溶性(>10mg/m
l、5%NH3 中) 有機溶媒に対する溶解性 :難溶性(DMSO、エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
21.94%、Zn=22.42%
(計算値) C=49.11%、H=6.23%、O=21.82
%、Zn=22.84% (実
測値) トラウマチン酸 :78.27%(遊離の酸と
して) 水に対する溶解性 :難溶性(>10mg/m
l、5%NH3 中) 有機溶媒に対する溶解性 :難溶性(DMSO、エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
【0046】(実施例5) ベンゼソニウム−トランス
−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を50mlの水に懸濁し、4℃に冷却する。9.0g
(20mmol)のベンゼソニウム塩化物水溶液90m
lを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 DowexをO
H- 型にしたもの35mlを充填したカラムで溶出し
た。塩素を除去した溶出液をトラウマチン酸懸濁液中に
入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を凍結乾燥
した。乾燥物10.5gが回収できた。
−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を50mlの水に懸濁し、4℃に冷却する。9.0g
(20mmol)のベンゼソニウム塩化物水溶液90m
lを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 DowexをO
H- 型にしたもの35mlを充填したカラムで溶出し
た。塩素を除去した溶出液をトラウマチン酸懸濁液中に
入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を凍結乾燥
した。乾燥物10.5gが回収できた。
【0047】ベンゼソニウム−トランス−トラウマチン
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
【0048】物性 :潮解固形物 分子式 :C66H102 N2 O8 分子量 :1051.56 元素分析 :C=75.39%、H=9.78%、N=
2.66%、O=12.17%
(計算値) C=75.31%、H=9.84%、N=2.58%、
O=12.27% (実測値) トラウマチン酸 :21.71% ベンゼソニウム :85.23%(ベンゼソニ
ウム塩化物として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(エタノ
ール中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.53(ベンゼソニウム) 展開溶媒 :エタノール/H2 O/酢酸 =70:2
0:10
2.66%、O=12.17%
(計算値) C=75.31%、H=9.84%、N=2.58%、
O=12.27% (実測値) トラウマチン酸 :21.71% ベンゼソニウム :85.23%(ベンゼソニ
ウム塩化物として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(エタノ
ール中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.53(ベンゼソニウム) 展開溶媒 :エタノール/H2 O/酢酸 =70:2
0:10
【0049】(実施例6) トブラマイシン−トランス
−トラウマチン酸の調製 11.4g(50mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃にて200mlの冷水に懸濁する。14.3g
(20mmol)のトブラマイシン硫酸塩水溶液200
mlを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 Dowexを
OH- 型にしたもの150mlを充填したカラムで溶出
した。硫酸塩を除去した溶出液をトラウマチン酸懸濁液
中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を凍結
乾燥した。乾燥物20.2gが回収できた。
−トラウマチン酸の調製 11.4g(50mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃にて200mlの冷水に懸濁する。14.3g
(20mmol)のトブラマイシン硫酸塩水溶液200
mlを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 Dowexを
OH- 型にしたもの150mlを充填したカラムで溶出
した。硫酸塩を除去した溶出液をトラウマチン酸懸濁液
中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を凍結
乾燥した。乾燥物20.2gが回収できた。
【0050】トブラマイシン−トランス−トラウマチン
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
【0051】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C96H174 N10O38 分子量 :2076.5 元素分析 :C=55.53%、H=8.45%、N=
6.75%、O=29.28%
(計算値) C=55.26%、H=8.68%、N=6.96%、
O=29.10% (実測値) トラウマチン酸 :54.97%(遊離の酸と
して) トブラマイシン :68.64%(トブラマイ
シン硫酸塩として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.05(トブラマイシン) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/28%NH3
=50:40:10
6.75%、O=29.28%
(計算値) C=55.26%、H=8.68%、N=6.96%、
O=29.10% (実測値) トラウマチン酸 :54.97%(遊離の酸と
して) トブラマイシン :68.64%(トブラマイ
シン硫酸塩として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.05(トブラマイシン) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/28%NH3
=50:40:10
【0052】(実施例7) ゲンタマイシン−トランス
−トラウマチン酸の調製 11.4g(50mmol)のトランス−トラウマチン
酸を200mlの水に懸濁し、4℃に冷却した。14.
4g(20mmol)のゲンタマイシン硫酸塩水溶液2
00mlを4℃に冷却した、陰イオン交換樹脂 Dow
exをOH- 型にしたもの150mlを充填したカラム
で溶出した。硫酸塩を除去した溶出液をトラウマチン酸
懸濁液中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液
を凍結乾燥した。乾燥物20.6gが回収できた。
−トラウマチン酸の調製 11.4g(50mmol)のトランス−トラウマチン
酸を200mlの水に懸濁し、4℃に冷却した。14.
4g(20mmol)のゲンタマイシン硫酸塩水溶液2
00mlを4℃に冷却した、陰イオン交換樹脂 Dow
exをOH- 型にしたもの150mlを充填したカラム
で溶出した。硫酸塩を除去した溶出液をトラウマチン酸
懸濁液中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液
を凍結乾燥した。乾燥物20.6gが回収できた。
【0053】ゲンタマイシン−トランス−トラウマチン
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
【0054】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C102 H186 N10O34 分子量 :2096.7 元素分析 :C=58.43%、H=8.94%、N=
6.68%、O=25.95%
(計算値) C=58.21%、H=9.05%、N=6.59%、
O=26.17% (実測値) トラウマチン酸 :54.44%(遊離の酸とし
て) ゲンタマイシン :68.97%(ゲンタマイシン
C1硫酸塩として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 指標としてニンヒドリンを用い、標準として用いたゲン
タマイシン硫酸塩は3つの染色が観察された 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/28%NH3
=1:1:1
6.68%、O=25.95%
(計算値) C=58.21%、H=9.05%、N=6.59%、
O=26.17% (実測値) トラウマチン酸 :54.44%(遊離の酸とし
て) ゲンタマイシン :68.97%(ゲンタマイシン
C1硫酸塩として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 指標としてニンヒドリンを用い、標準として用いたゲン
タマイシン硫酸塩は3つの染色が観察された 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/28%NH3
=1:1:1
【0055】(実施例8) リンコマイシン−トランス
−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を100mlの水に懸濁し、4℃に冷却した。8.8
6g(20mmol)のリンコマイシン塩酸塩水溶液1
00mlを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 Dowe
xをOH- 型にしたもの35mlを充填したカラムで溶
出した。塩酸塩を除去した溶出液をトラウマチン酸懸濁
液中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を凍
結乾燥した。乾燥物10.1gが回収できた。
−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を100mlの水に懸濁し、4℃に冷却した。8.8
6g(20mmol)のリンコマイシン塩酸塩水溶液1
00mlを4℃に冷却した陰イオン交換樹脂 Dowe
xをOH- 型にしたもの35mlを充填したカラムで溶
出した。塩酸塩を除去した溶出液をトラウマチン酸懸濁
液中に入れ、4℃で、攪拌を行った。得られた溶液を凍
結乾燥した。乾燥物10.1gが回収できた。
【0056】リンコマイシン−トランス−トラウマチン
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
【0057】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C48H88N4 O16S2 分子量 :1041.38 元素分析 :C=55.36%、H=8.52%、N=
5.38%、O=24.58%、S=6.16%
(計算値) C=54.98%、H=8.69%、N=5.31%、
O=25.01%、S=6.01% (実測値) トラウマチン酸 :21.92%(遊離の酸と
して) リンコマイシン :85.08%(リンコマイ
シン塩酸塩として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.61(リンコマイシン) 展開溶媒 :エタノール/H2 O/酢酸=70:20:
10
5.38%、O=24.58%、S=6.16%
(計算値) C=54.98%、H=8.69%、N=5.31%、
O=25.01%、S=6.01% (実測値) トラウマチン酸 :21.92%(遊離の酸と
して) リンコマイシン :85.08%(リンコマイ
シン塩酸塩として) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.61(リンコマイシン) 展開溶媒 :エタノール/H2 O/酢酸=70:20:
10
【0058】(実施例9) エリスロマイシン−トラン
ス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃にて100mlの水/エタノール(2:1)混
合液に懸濁した。14.7g(20mmol)の遊離の
エリスロマイシン添加し、得られた混合液を撹拌しなが
ら、4℃で3時間、25℃で1晩保存した。その後、2
00mlの水を加え、混合液を容量が約100mlにな
るまで、真空下で濃縮し、4℃に冷却した。沈殿を濾過
により分離し、10mlの冷水にて3回洗浄した。その
後、真空下で乾燥させた。乾燥物16.3gが回収でき
た。エリスロマイシン−トランス−トラウマチン酸の物
理化学的性質は以下の通りであった。
ス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃にて100mlの水/エタノール(2:1)混
合液に懸濁した。14.7g(20mmol)の遊離の
エリスロマイシン添加し、得られた混合液を撹拌しなが
ら、4℃で3時間、25℃で1晩保存した。その後、2
00mlの水を加え、混合液を容量が約100mlにな
るまで、真空下で濃縮し、4℃に冷却した。沈殿を濾過
により分離し、10mlの冷水にて3回洗浄した。その
後、真空下で乾燥させた。乾燥物16.3gが回収でき
た。エリスロマイシン−トランス−トラウマチン酸の物
理化学的性質は以下の通りであった。
【0059】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C86H154 N2 O30 分子量 :1696.19 元素分析 :C=60.90%、H=9.15%、N=
1.65%、O=28.3%
(計算値) C=60.60%、H=9.32%、N=1.58%、
O=28.5% (実測値) トラウマチン酸 :13.46%(遊離の酸と
して) エリスロマイシン :86.54%(遊離基とし
て) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O、エタノール中) 水に対する溶解性 :難溶性 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.86(エリスロマイシン) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3 =80:25:2:1
1.65%、O=28.3%
(計算値) C=60.60%、H=9.32%、N=1.58%、
O=28.5% (実測値) トラウマチン酸 :13.46%(遊離の酸と
して) エリスロマイシン :86.54%(遊離基とし
て) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O、エタノール中) 水に対する溶解性 :難溶性 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.86(エリスロマイシン) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3 =80:25:2:1
【0060】(実施例10) ロリテトラサイクリンー
トランス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を、窒素流下、遮光状態にて、4℃にて200mlの
水に懸濁した。10.6g(20mmol)のロリテト
ラサイクリン水溶液100mlを前記懸濁液に、ゆっく
りと30分かけて添加した。得られた混合液を凍結乾燥
した。乾燥物12.6gが回収できた。ロリテトラサイ
クリンートランスートラウマチン酸の物理化学的性質は
以下の通りであった。
トランス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を、窒素流下、遮光状態にて、4℃にて200mlの
水に懸濁した。10.6g(20mmol)のロリテト
ラサイクリン水溶液100mlを前記懸濁液に、ゆっく
りと30分かけて添加した。得られた混合液を凍結乾燥
した。乾燥物12.6gが回収できた。ロリテトラサイ
クリンートランスートラウマチン酸の物理化学的性質は
以下の通りであった。
【0061】物性 :非結晶性の黄褐色の粉末 分子式 :C66H86N6 O20 分子量 :1283.5 元素分析 :C=61.77%、H=6.75%、N=
6.55%、O=24.93%
(計算値) C=61.62%、H=6.90%、N=6.49%、
O=24.99% (実測値) トラウマチン酸 :17.79%(遊離の酸と
して) ロリテトラサイクリン :82.21%(遊離基とし
て) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.53(ロリテトラサイクリン) 展開溶媒 :ブタノール/酢酸/H2 O=4:2:2
6.55%、O=24.93%
(計算値) C=61.62%、H=6.90%、N=6.49%、
O=24.99% (実測値) トラウマチン酸 :17.79%(遊離の酸と
して) ロリテトラサイクリン :82.21%(遊離基とし
て) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.53(ロリテトラサイクリン) 展開溶媒 :ブタノール/酢酸/H2 O=4:2:2
【0062】(実施例11) クロロヘキシジン−トラ
ンス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃にて100mlの水/エタノール(2:1)混
合液に懸濁した。5.05g(10mmol)の遊離の
クロロヘキシジンを添加し、得られた混合液を撹拌しな
がら、4℃で3時間、25℃で1晩保存した。その後、
200mlの水を加え、混合液を容量が約100mlに
なるまで、真空下で濃縮し、4℃に冷却した。沈殿を濾
過により分離し、10mlの冷水にて3回洗浄した。そ
の後、真空下で乾燥させた。乾燥物6.8gが回収でき
た。クロロヘキシジン−トランス−トラウマチン酸の物
理化学的性質は以下の通りであった。
ンス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を4℃にて100mlの水/エタノール(2:1)混
合液に懸濁した。5.05g(10mmol)の遊離の
クロロヘキシジンを添加し、得られた混合液を撹拌しな
がら、4℃で3時間、25℃で1晩保存した。その後、
200mlの水を加え、混合液を容量が約100mlに
なるまで、真空下で濃縮し、4℃に冷却した。沈殿を濾
過により分離し、10mlの冷水にて3回洗浄した。そ
の後、真空下で乾燥させた。乾燥物6.8gが回収でき
た。クロロヘキシジン−トランス−トラウマチン酸の物
理化学的性質は以下の通りであった。
【0063】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C34H50N10O4 Cl2 分子量 :733.75 元素分析 :C=55.66%、H=6.87%、N=
19.09%、O=8.72%、Cl=9.66%
(計算値) C=55.38%、H=6.99%、N=18.92
%、O=8.96%、Cl=9.75% (実
測値) トラウマチン酸 :31.11%(遊離の酸と
して) クロロヘキシジン :68.98%(遊離基とし
て) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :難溶性 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.77(クロロヘキシジン) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/28%NH3
=50:40:10
19.09%、O=8.72%、Cl=9.66%
(計算値) C=55.38%、H=6.99%、N=18.92
%、O=8.96%、Cl=9.75% (実
測値) トラウマチン酸 :31.11%(遊離の酸と
して) クロロヘキシジン :68.98%(遊離基とし
て) 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(DMS
O中) 水に対する溶解性 :難溶性 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.77(クロロヘキシジン) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/28%NH3
=50:40:10
【0064】(実施例12) エタノールアミンートラ
ンス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を、4℃にて100mlの水に懸濁した。遊離基であ
る1.23gのエタノールアミンを含む水溶液20ml
を前記懸濁液に、ゆっくりと30分かけて添加した。得
られた混合液を凍結乾燥した。乾燥物3.5gが回収で
きた。
ンス−トラウマチン酸の調製 2.28g(10mmol)のトランス−トラウマチン
酸を、4℃にて100mlの水に懸濁した。遊離基であ
る1.23gのエタノールアミンを含む水溶液20ml
を前記懸濁液に、ゆっくりと30分かけて添加した。得
られた混合液を凍結乾燥した。乾燥物3.5gが回収で
きた。
【0065】エタノールアミンートランスートラウマチ
ン酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
ン酸の物理化学的性質は以下の通りであった。
【0066】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C16H34N2 O6 分子量 :350.46 元素分析 :C=54.84%、H=9.78%、N=
7.99%、O=27.39%
(計算値) C=54.58%、H=9.84%、N=8.02%、
O=27.62% (実測値) トラウマチン酸 :65.14%(遊離の酸と
して) エタノールアミン :34.86%(遊離基とし
て) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
7.99%、O=27.39%
(計算値) C=54.58%、H=9.84%、N=8.02%、
O=27.62% (実測値) トラウマチン酸 :65.14%(遊離の酸と
して) エタノールアミン :34.86%(遊離基とし
て) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3
【0067】(実施例13) ミコナゾールートランス
−トラウマチン酸の調製 9.58g(20mmol)のミコナゾール硝酸塩を3
00mlの水に懸濁し、5mlの30%NH4 OH添加
した。得られた混合液を100mlのクロロホルムで3
回抽出し、更に有機相を3回50mlの水で洗浄し、N
a2 SO4 を用いた無水状態にさらし、その後回収し真
空下で蒸留した。
−トラウマチン酸の調製 9.58g(20mmol)のミコナゾール硝酸塩を3
00mlの水に懸濁し、5mlの30%NH4 OH添加
した。得られた混合液を100mlのクロロホルムで3
回抽出し、更に有機相を3回50mlの水で洗浄し、N
a2 SO4 を用いた無水状態にさらし、その後回収し真
空下で蒸留した。
【0068】2.28g(10mmol)のトランスー
トラウマチン酸を200mlのエタノールに溶解したそ
の残渣に加えた。得られた混合液を真空下で蒸留し、残
渣を真空下で乾燥させた。乾燥物20.5が回収でき
た。
トラウマチン酸を200mlのエタノールに溶解したそ
の残渣に加えた。得られた混合液を真空下で蒸留し、残
渣を真空下で乾燥させた。乾燥物20.5が回収でき
た。
【0069】ミコナゾールートランスートラウマチン酸
の物理化学的性質は以下の通りであった。
の物理化学的性質は以下の通りであった。
【0070】物性 :白い非結晶性粉末 分子式 :C48H48N4 O6 Cl8 分子量 :1060.6 元素分析 :C=54.36%、H=4.56%、N=
5.28%、O=9.05%、Cl=26.74%
(計算値) C=54.52%、H=4.61%、N=5.17%、
O=9.20%、Cl=26.50% (実測値) トラウマチン酸 :78.47%(遊離の酸と
して) ミコナゾール :21.53%(遊離基とし
て) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.93(ミコナゾール) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=80:25:2:1 2.生物活性の測定 上記の方法により調製した試料を以下の薬理学的試験に
より生物活性を検討した。それらはすべてトラウマチン
酸の塩である。
5.28%、O=9.05%、Cl=26.74%
(計算値) C=54.52%、H=4.61%、N=5.17%、
O=9.20%、Cl=26.50% (実測値) トラウマチン酸 :78.47%(遊離の酸と
して) ミコナゾール :21.53%(遊離基とし
て) 水に対する溶解性 :>10mg/ml 有機溶媒に対する溶解性 :>10mg/ml(エタノ
ール中) 薄層クロマトグラフィー :Rf=0.67(トラウマ
チン酸) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=50:40:7:3 Rf=0.93(ミコナゾール) 展開溶媒 :クロロホルム/メタノール/H2 O/28
%NH3=80:25:2:1 2.生物活性の測定 上記の方法により調製した試料を以下の薬理学的試験に
より生物活性を検討した。それらはすべてトラウマチン
酸の塩である。
【0071】これらの検討は調製した化合物の瘢痕形成
活性と殺菌活性の両方の評価をするために行った。瘢痕
形成活性は、トラウマチン酸のそれと比べて評価し、殺
菌活性については同様の活性を有している類似物質に対
して評価した。検討はインビトロで行った。
活性と殺菌活性の両方の評価をするために行った。瘢痕
形成活性は、トラウマチン酸のそれと比べて評価し、殺
菌活性については同様の活性を有している類似物質に対
して評価した。検討はインビトロで行った。
【0072】(実施例14) トラウマチン酸塩のマウ
ス3T3繊維芽細胞の増殖に対する影響 (a)細胞の調製 マウス3T3繊維芽細胞を10%牛血清を含有するDM
EM培地を入れた6ウェルのプレートに、40,000
/mlの密度となる様に播種し培養した。24時間培養
後、90ウェルを分け本発明の化合物の検討のために用
いた。化合物をそれぞれ0.1、1.0、10μg/m
lの濃度となるように加え、48時間及び72時間培養
し、評価を行った。 (b)化合物の溶解 ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(ETA)トラウ
マチン酸:水に溶解し、最終濃度が0.1、1.0、1
0μg/mlとなる様に連続的に希釈を行った。 エタ
ノールアミントラウマチン酸:水に溶解し、最終濃度が
0.1、1.0、10μg/mlとなる様に連続的に希
釈した。
ス3T3繊維芽細胞の増殖に対する影響 (a)細胞の調製 マウス3T3繊維芽細胞を10%牛血清を含有するDM
EM培地を入れた6ウェルのプレートに、40,000
/mlの密度となる様に播種し培養した。24時間培養
後、90ウェルを分け本発明の化合物の検討のために用
いた。化合物をそれぞれ0.1、1.0、10μg/m
lの濃度となるように加え、48時間及び72時間培養
し、評価を行った。 (b)化合物の溶解 ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(ETA)トラウ
マチン酸:水に溶解し、最終濃度が0.1、1.0、1
0μg/mlとなる様に連続的に希釈を行った。 エタ
ノールアミントラウマチン酸:水に溶解し、最終濃度が
0.1、1.0、10μg/mlとなる様に連続的に希
釈した。
【0073】トラウマチン酸:水酸化ナトリウムで中和
し、水に溶解した。その後、最終濃度が0.1、1.
0、10μg/mlとなる様に連続的に培地で希釈し
た。
し、水に溶解した。その後、最終濃度が0.1、1.
0、10μg/mlとなる様に連続的に培地で希釈し
た。
【0074】各化合物は、細胞を24時間培養後に、添
加した。
加した。
【0075】細胞数は、24、48、72時間の培養後
にニュートラル・レッドによる生存細胞染色を行い比色
分析により測定した。 (c)結果 結果を表1に示した。
にニュートラル・レッドによる生存細胞染色を行い比色
分析により測定した。 (c)結果 結果を表1に示した。
【0076】
【表1】 これらの化合物は用量依存的に作用した。特にヘキサデ
シルトリメチルアンモニウム(ETA)トラウマチン
酸、エタノールアミントラウマチン酸、トラウマチン酸
は0.1μg/mlの濃度において、統計的な著しい増
加傾向によらず細胞増殖に効果を示した。1.0μg/
mlの濃度においては、ETAトラウマチン酸>エタノ
ールアミントラウマチン酸=トラウマチン酸の順に細胞
増殖に効果を示した。高濃度(10μg/ml)におい
ては、それらの化合物の効果は減少か、少なくても細胞
増殖については増加傾向は示さない傾向にあった。生物
学的な観点から言えば、それらの化合物は24時間後に
すでに対照群に比べ高い効果を示しているが、48時間
後においてもっとも著しい効果を示した。もう一方の比
較実験を細胞がコンフルエントになる状態で行った。ヘ
キサデシルトリメチルアンモニウムトラウマチン酸、エ
タノールアミントラウマチン酸、トラウマチン酸で処理
した細胞は、細胞がコンフルエントに達するのに必要な
時間が減少され、その効果はヘキサデシルトリメチルア
ンモニウムトラウマチン酸、エタノールアミントラウマ
チン酸>トラウマチン酸の順であった。
シルトリメチルアンモニウム(ETA)トラウマチン
酸、エタノールアミントラウマチン酸、トラウマチン酸
は0.1μg/mlの濃度において、統計的な著しい増
加傾向によらず細胞増殖に効果を示した。1.0μg/
mlの濃度においては、ETAトラウマチン酸>エタノ
ールアミントラウマチン酸=トラウマチン酸の順に細胞
増殖に効果を示した。高濃度(10μg/ml)におい
ては、それらの化合物の効果は減少か、少なくても細胞
増殖については増加傾向は示さない傾向にあった。生物
学的な観点から言えば、それらの化合物は24時間後に
すでに対照群に比べ高い効果を示しているが、48時間
後においてもっとも著しい効果を示した。もう一方の比
較実験を細胞がコンフルエントになる状態で行った。ヘ
キサデシルトリメチルアンモニウムトラウマチン酸、エ
タノールアミントラウマチン酸、トラウマチン酸で処理
した細胞は、細胞がコンフルエントに達するのに必要な
時間が減少され、その効果はヘキサデシルトリメチルア
ンモニウムトラウマチン酸、エタノールアミントラウマ
チン酸>トラウマチン酸の順であった。
【0077】これらのデータは、これらの化合物が瘢痕
形成過程を促進するということを示している。
形成過程を促進するということを示している。
【0078】(実施例15) トラウマチン酸塩のマウ
スBalb/c3T3繊維芽細胞の増殖に対する影響 (a)細胞増殖 マウスBalb/c3T3繊維芽細胞をペニシリン(1
00単位/ml)とストレプマイシン(0.1mg/m
l)添加したDMEM培地で増殖させた。本実験の目的
のため、細胞は、直径6.4mmの培養皿(培養皿当た
り5000細胞)に播種し、1晩培養した。24時間後
に、培地を捨て、検討する化合物を10%の牛胎児血清
の存在下で添加した。
スBalb/c3T3繊維芽細胞の増殖に対する影響 (a)細胞増殖 マウスBalb/c3T3繊維芽細胞をペニシリン(1
00単位/ml)とストレプマイシン(0.1mg/m
l)添加したDMEM培地で増殖させた。本実験の目的
のため、細胞は、直径6.4mmの培養皿(培養皿当た
り5000細胞)に播種し、1晩培養した。24時間後
に、培地を捨て、検討する化合物を10%の牛胎児血清
の存在下で添加した。
【0079】細胞を37℃、5%CO2 −空気の条件で
4時間(t0)、24時間(t1)、48時間(t2)
培養し、細胞密度をクリスタルバイオレット(15分間
室温で処理し、570nmの吸収を測定)を用いた比色
測定により測定した。 (b)化合物の溶解 化合物は0.05%DMSO溶液中にて最終濃度が10
-5M、10-6M、10 -7Mとなるように10%の牛胎児
血清を含有したDMEM培地+DMSOの溶液に溶解し
た。 (c)結果 細胞数を播種の4時間、24時間、48時間後に測定し
た。
4時間(t0)、24時間(t1)、48時間(t2)
培養し、細胞密度をクリスタルバイオレット(15分間
室温で処理し、570nmの吸収を測定)を用いた比色
測定により測定した。 (b)化合物の溶解 化合物は0.05%DMSO溶液中にて最終濃度が10
-5M、10-6M、10 -7Mとなるように10%の牛胎児
血清を含有したDMEM培地+DMSOの溶液に溶解し
た。 (c)結果 細胞数を播種の4時間、24時間、48時間後に測定し
た。
【0080】細胞増殖は、t2/t1の比(%)にて評
価した。結果を表2に示した。
価した。結果を表2に示した。
【0081】
【表2】 表2によると全試験量において、リンコマイシントラウ
マチン酸>ロリテトラサイクリントラウマチン酸>エリ
スロマイシントラウマチン酸の順に細胞増殖を促進し、
この効果は、トラウマチン酸のそれに比べ確実であっ
た。
マチン酸>ロリテトラサイクリントラウマチン酸>エリ
スロマイシントラウマチン酸の順に細胞増殖を促進し、
この効果は、トラウマチン酸のそれに比べ確実であっ
た。
【0082】(実施例16) マウス繊維芽細胞L92
9細胞の培養 (a)細胞増殖 神経連繋組織よりクローン化されたマウス繊維芽細胞L
929細胞をペニシリン(100単位/ml)及びスト
レプマイシン(0.1mg/ml)を含有したEagl
e’s MEM培地に懸濁し、培養皿に培養皿当たり1
0000細胞となるように播種し、1晩培養した。24
時間後、培地を捨て、試験化合物を添加した。細胞密度
は37℃、5%CO2 −空気の条件で4時間(t0)及
び24時間(t1)培養後に、クリスタルバイオレット
(15分間、室温で処理し570nmの吸収を測定)を
用いて比色測定により測定した。 (b)化合物の溶解 化合物、ベンゼソニウムトラウマチン酸、ゲンタマイシ
ントラウマチン酸を10-6M、10-7M、10-8Mの濃
度となるように水に溶解した。一方トラウマチン酸は同
様の濃度となるようにDMSO中に溶解した。 (結果)播種4時間後(t0)及び24時間後(t1)
に細胞数を測定した。細胞増殖は、t1/t0比(%)
として評価した。結果を表3に示した。
9細胞の培養 (a)細胞増殖 神経連繋組織よりクローン化されたマウス繊維芽細胞L
929細胞をペニシリン(100単位/ml)及びスト
レプマイシン(0.1mg/ml)を含有したEagl
e’s MEM培地に懸濁し、培養皿に培養皿当たり1
0000細胞となるように播種し、1晩培養した。24
時間後、培地を捨て、試験化合物を添加した。細胞密度
は37℃、5%CO2 −空気の条件で4時間(t0)及
び24時間(t1)培養後に、クリスタルバイオレット
(15分間、室温で処理し570nmの吸収を測定)を
用いて比色測定により測定した。 (b)化合物の溶解 化合物、ベンゼソニウムトラウマチン酸、ゲンタマイシ
ントラウマチン酸を10-6M、10-7M、10-8Mの濃
度となるように水に溶解した。一方トラウマチン酸は同
様の濃度となるようにDMSO中に溶解した。 (結果)播種4時間後(t0)及び24時間後(t1)
に細胞数を測定した。細胞増殖は、t1/t0比(%)
として評価した。結果を表3に示した。
【0083】
【表3】 表3によれば、ベンゾソニウムトラウマチン酸>ゲンタ
マイシントラウマチン酸の順にて用量依存的に細胞増殖
を促進した。またその効果はトラウマチン酸のものより
も高かった。
マイシントラウマチン酸の順にて用量依存的に細胞増殖
を促進した。またその効果はトラウマチン酸のものより
も高かった。
【0084】上記の結果より、化合物を塩化(salifica
tion)することにより、そのもとの化合物に比べ、細胞
増殖効果が増加するということが示された。
tion)することにより、そのもとの化合物に比べ、細胞
増殖効果が増加するということが示された。
【0085】(実施例17) トラウマチン酸塩の殺菌
活性− 寒天−細菌の拡散法 − (a)バクテリア懸濁液の調製 トリプトンダイズ寒天拡散培地ATCC(Americ
an Type Cutture Collectio
n)中に以下の標準バクテリア株を播種し、最終濃度が
106 cfu/g(コロニー形成単位)になるように調
整した。 Pseudomonas Aeruginosa ATCC35422 Cepacia 〃 25416 Maltophilia 〃 13637 Staphylococcus Aureus 〃 65380 〃 Epidermidis 〃 14990 Streptococcus Fecalis 〃 29212 Escherichia Cole 〃 35248 Candida Albicans 〃 10231 Aspergillus Niger 〃 16404 (b)プレートの調製 20mlの培地を入れた標準の直径をもつ2つのウェル
をもつそれぞれのプレートを用意し、これらの各ウェル
に200μgの上記バクテリア溶液を播種した。それぞ
れの化合物について2枚のプレートを用意し、異なった
濃度で検討を行った。それぞれの株に対し、各プレート
を対照(滅菌水を播種したもの)と比較した。播種後、
拡散をよくするためプレートを冷蔵庫に移し、一時的に
バクテリアの成長を止めた。
活性− 寒天−細菌の拡散法 − (a)バクテリア懸濁液の調製 トリプトンダイズ寒天拡散培地ATCC(Americ
an Type Cutture Collectio
n)中に以下の標準バクテリア株を播種し、最終濃度が
106 cfu/g(コロニー形成単位)になるように調
整した。 Pseudomonas Aeruginosa ATCC35422 Cepacia 〃 25416 Maltophilia 〃 13637 Staphylococcus Aureus 〃 65380 〃 Epidermidis 〃 14990 Streptococcus Fecalis 〃 29212 Escherichia Cole 〃 35248 Candida Albicans 〃 10231 Aspergillus Niger 〃 16404 (b)プレートの調製 20mlの培地を入れた標準の直径をもつ2つのウェル
をもつそれぞれのプレートを用意し、これらの各ウェル
に200μgの上記バクテリア溶液を播種した。それぞ
れの化合物について2枚のプレートを用意し、異なった
濃度で検討を行った。それぞれの株に対し、各プレート
を対照(滅菌水を播種したもの)と比較した。播種後、
拡散をよくするためプレートを冷蔵庫に移し、一時的に
バクテリアの成長を止めた。
【0086】化合物ヘキサデシルトリメチルアンモニウ
ム(ETA)トラウマチン酸とベンジルジメチルヘキサ
デシルアンモニウム(BMA)トラウマチン酸;対照と
して、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム臭化物とベ
ンジルジメチルヘキサデシルアンモニウム塩化物を脱イ
オン水に0.1、0.5、1.0%となるように溶解し
た。 (c)指標 殺菌効果は対照(濁りなし)に対して、ウェルのまわり
に広がったバクテリアの濁りを測定することにより評価
した。 (d)結果 結果を表4及び表5に示す。
ム(ETA)トラウマチン酸とベンジルジメチルヘキサ
デシルアンモニウム(BMA)トラウマチン酸;対照と
して、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム臭化物とベ
ンジルジメチルヘキサデシルアンモニウム塩化物を脱イ
オン水に0.1、0.5、1.0%となるように溶解し
た。 (c)指標 殺菌効果は対照(濁りなし)に対して、ウェルのまわり
に広がったバクテリアの濁りを測定することにより評価
した。 (d)結果 結果を表4及び表5に示す。
【0087】
【表4】
【0088】
【表5】 表4及び表5の結果を分析すると、本発明の化合物であ
るヘキサデシルトリメチルアンモニウムトラウマチン酸
とベンジルジメチルヘキサデシルアンモニウムトラウマ
チン酸は、比較化合物であるヘキサデシルトリメチルア
ンモニウム臭化物とベンジルジメチルヘキサデシルアン
モニウム塩化物と同様の殺菌活性及び静菌活性を有して
いることが示された。そしてこのことは又、元来の生物
学的性質を変えることなく塩化ができることを示してい
る。
るヘキサデシルトリメチルアンモニウムトラウマチン酸
とベンジルジメチルヘキサデシルアンモニウムトラウマ
チン酸は、比較化合物であるヘキサデシルトリメチルア
ンモニウム臭化物とベンジルジメチルヘキサデシルアン
モニウム塩化物と同様の殺菌活性及び静菌活性を有して
いることが示された。そしてこのことは又、元来の生物
学的性質を変えることなく塩化ができることを示してい
る。
【0089】(実施例18) 静菌活性を示す最小濃度
(BMC)の検討 (a)用いた培地等 1.培養液:トリプトンダイズ培地 (バイオジュネテ
ィックス社) 2.生理食塩水:100mlの脱イオン・滅菌水に0.
9gのNaClを溶解 3.Mc ファーランド溶液:99.5mlの1%H2
SO4 溶液に1mlの1.175%のBaCl2 溶液を
加える。 (b)バクテリア懸濁液の調製 American Type Culture Col
lection(ATCC)より好気性グラム陽性菌及
びグラム陰性菌を含む以下の標準微生物株を取得した。
(BMC)の検討 (a)用いた培地等 1.培養液:トリプトンダイズ培地 (バイオジュネテ
ィックス社) 2.生理食塩水:100mlの脱イオン・滅菌水に0.
9gのNaClを溶解 3.Mc ファーランド溶液:99.5mlの1%H2
SO4 溶液に1mlの1.175%のBaCl2 溶液を
加える。 (b)バクテリア懸濁液の調製 American Type Culture Col
lection(ATCC)より好気性グラム陽性菌及
びグラム陰性菌を含む以下の標準微生物株を取得した。
【0090】 Pseudomonas Aeruginosa ATCC5422 Safilococcus Aureus 〃 5380 Staphylococcus Epidermidis 〃 14990 Bacillus Subtilis 〃 6633 Escherichia Coli 〃 35218 Candida Albicans 〃 10231 種々の標準株(5℃でトリプトンダイズ寒天に保存して
おいた)をトリプトンダイズ培地(TBS)に入れた培
養液を調製し、37℃で12時間培養した。
おいた)をトリプトンダイズ培地(TBS)に入れた培
養液を調製し、37℃で12時間培養した。
【0091】各培養液を10ml取り出し、10mlの
滅菌生理食塩水を用いて3500r.p.mで3日遠心
洗浄した。沈殿物をMc ファーランド標準液(懸濁液
の力価が10-7〜10-8ufc/mlでなければならな
い)に適した濃度の懸濁液となる様に生理食塩水に懸濁
した。 (c)試験化合物の溶液の調製 トラウマチン酸塩の保存溶液(滅菌水に5%になるよう
に溶解したものであり、塩の水への溶解性が近い場合は
1N HClを加えてあるもの)を調整し、5℃に保存
した。
滅菌生理食塩水を用いて3500r.p.mで3日遠心
洗浄した。沈殿物をMc ファーランド標準液(懸濁液
の力価が10-7〜10-8ufc/mlでなければならな
い)に適した濃度の懸濁液となる様に生理食塩水に懸濁
した。 (c)試験化合物の溶液の調製 トラウマチン酸塩の保存溶液(滅菌水に5%になるよう
に溶解したものであり、塩の水への溶解性が近い場合は
1N HClを加えてあるもの)を調整し、5℃に保存
した。
【0092】以下のトラウマチン酸塩を用いた ヘキサデシルトリメチルアンモニウムトラウマチン酸 ベンジルジメチルヘキサデシルアンモニウムトラウマチ
ン酸 亜鉛トラウマチン酸 銀トラウマチン酸 クロロヘキシジントラウマチン酸 ベンゼソニウムトラウマチン酸 ゲンタマイシントラウマチン酸 エリスロマイシントラウマチン酸 トブラマイシントラウマチン酸 リンコマイシントラウマチン酸 ロリテトラサイクリントラウマチン酸 保存溶液に溶解した化合物を5mlのトリプトンダイズ
培地を入れた試験管に加え、最終濃度が10000、5
000、1000、200、40、2、0.4、0.0
5μg/mlとなるようにした(培地の最小希釈は1/
10である)。 (d)静菌活性を示す最小濃度(BMC)の評価 50μlの菌懸濁液を化合物の入った試験管に加え37
℃で培養した。24時間後、及び48時間後にMc フ
ァーランド標準液を用いて濃度測定を行った。培養後、
懸濁液を緩やかに攪拌した。各懸濁液50μlを5μl
のトリプトンダイズの入った試験管に植え37℃で培養
した。濃度測定は48時間後に行った。
ン酸 亜鉛トラウマチン酸 銀トラウマチン酸 クロロヘキシジントラウマチン酸 ベンゼソニウムトラウマチン酸 ゲンタマイシントラウマチン酸 エリスロマイシントラウマチン酸 トブラマイシントラウマチン酸 リンコマイシントラウマチン酸 ロリテトラサイクリントラウマチン酸 保存溶液に溶解した化合物を5mlのトリプトンダイズ
培地を入れた試験管に加え、最終濃度が10000、5
000、1000、200、40、2、0.4、0.0
5μg/mlとなるようにした(培地の最小希釈は1/
10である)。 (d)静菌活性を示す最小濃度(BMC)の評価 50μlの菌懸濁液を化合物の入った試験管に加え37
℃で培養した。24時間後、及び48時間後にMc フ
ァーランド標準液を用いて濃度測定を行った。培養後、
懸濁液を緩やかに攪拌した。各懸濁液50μlを5μl
のトリプトンダイズの入った試験管に植え37℃で培養
した。濃度測定は48時間後に行った。
【0093】BMCは2つの濃度測定評価を比較するこ
とによって決定した。 (e)結果 結果を表6に示した。
とによって決定した。 (e)結果 結果を表6に示した。
【0094】
【表6】 すべての試験化合物が、表6に示すように静菌活性を示
した。この効果は試験した種々の菌株に対してそれぞれ
特有のものであった。それぞれの塩の静菌活性は、それ
ぞれの陰イオンのstechimetnicな濃度と同
様であった。
した。この効果は試験した種々の菌株に対してそれぞれ
特有のものであった。それぞれの塩の静菌活性は、それ
ぞれの陰イオンのstechimetnicな濃度と同
様であった。
【0095】上記の検討により、ここに記した新たなト
ラウマチン酸塩が、細胞増殖を促進し、静菌活性を有す
るということが示された。更に、上記の検討により、塩
化によって陰イオンが寄与している特有の効果が変化し
ないことが示された。
ラウマチン酸塩が、細胞増殖を促進し、静菌活性を有す
るということが示された。更に、上記の検討により、塩
化によって陰イオンが寄与している特有の効果が変化し
ないことが示された。
【0096】以上のすべての結果よりトラウマチン酸の
塩化による本発明の化合物が、顕著な殺菌活性に関連し
た特有の特筆すべき瘢痕形成活性を有することが示され
た。これらの効果は、殺菌効果を伴った組織の修復過程
の促進が望まれている場合、そして、外科手術において
使われている局所的防腐剤がしばしば損傷の治癒を促進
せず阻害する(Mayers,Jawetz,Gold
fien Farmacologia Medica
chap.58 Ed.Piccin,1975)こと
を考え合わせると前期の病気において使用することは有
利である。それ故、本発明の塩は人の治療において、外
科手術、フィステル、壊死過程、潰瘍ジストロフィー変
質(熱帯潰瘍(tropid sores)、とこず
れ、やけど、瘻刺(fistulous stab)及
び亀裂)、あるいは、アクネ、脂漏性皮膚炎、神経皮膚
炎、アレルギー性のかゆみ、中毒による皮膚異常のよう
に上皮の再形成の過程において、再活性化が要求される
ようなもの、トラコーマ、ヘルペス性角膜炎、いぼのよ
うなウィルス起源のものの結果としての損傷や感性した
損傷の治療にとって有効である。更には、皮膚層の再生
の遅れや変化、皮膚のhydrolipidicな層の
変化(例えば、皮膚の老化、メイクアップや化粧品の過
剰使用によるダメージ)に関係した病状にも有効であ
る。
塩化による本発明の化合物が、顕著な殺菌活性に関連し
た特有の特筆すべき瘢痕形成活性を有することが示され
た。これらの効果は、殺菌効果を伴った組織の修復過程
の促進が望まれている場合、そして、外科手術において
使われている局所的防腐剤がしばしば損傷の治癒を促進
せず阻害する(Mayers,Jawetz,Gold
fien Farmacologia Medica
chap.58 Ed.Piccin,1975)こと
を考え合わせると前期の病気において使用することは有
利である。それ故、本発明の塩は人の治療において、外
科手術、フィステル、壊死過程、潰瘍ジストロフィー変
質(熱帯潰瘍(tropid sores)、とこず
れ、やけど、瘻刺(fistulous stab)及
び亀裂)、あるいは、アクネ、脂漏性皮膚炎、神経皮膚
炎、アレルギー性のかゆみ、中毒による皮膚異常のよう
に上皮の再形成の過程において、再活性化が要求される
ようなもの、トラコーマ、ヘルペス性角膜炎、いぼのよ
うなウィルス起源のものの結果としての損傷や感性した
損傷の治療にとって有効である。更には、皮膚層の再生
の遅れや変化、皮膚のhydrolipidicな層の
変化(例えば、皮膚の老化、メイクアップや化粧品の過
剰使用によるダメージ)に関係した病状にも有効であ
る。
【0097】これらの症状のための本発明の化合物の投
与形態としては、非経口投与(筋肉内投与のためのバイ
アル)及び局所投与(クリーム、軟膏、ゲル、溶液)を
挙げることができる。
与形態としては、非経口投与(筋肉内投与のためのバイ
アル)及び局所投与(クリーム、軟膏、ゲル、溶液)を
挙げることができる。
【0098】治療効果を奏するための投与量は病気の型
により、又、その程度により、更には患者の状態(年
令、併発している症状)により選択される。投与量は好
ましくは100から300mg/日であり、投与期間は
病気の型により選択されるが、2週間より短くはない。
により、又、その程度により、更には患者の状態(年
令、併発している症状)により選択される。投与量は好
ましくは100から300mg/日であり、投与期間は
病気の型により選択されるが、2週間より短くはない。
【0099】以下に式(I)のトラウマチン酸塩のいく
つかを活性成分として含有した製剤例を示すが、本発明
は以下の例に限定されるものではない。 (製剤例1) 100gのクリームを含んだチューブ製剤 ETAトラウマチン酸 1.75g セトステアリルアルコール 7.00g イソプロピルミリスチン酸 7.00g パラフィン液 7.00g ホワイトビースワックス 3.00g グリセロール 3.00g セトマクロゴール100 2.20g 香料 34152(ICSA) 0.10g ブチルヒドロオキシトルエン 0.01g に蒸留水を加え100gとする。 (製剤例2) ネブライザー製剤 10mlの溶液の入ったボトル製剤 ETAトラウマチン酸 175mg NaCl 90mg Na2 HPO4 300mg NaH2 PO4 25mg 蒸留水 9415mg
つかを活性成分として含有した製剤例を示すが、本発明
は以下の例に限定されるものではない。 (製剤例1) 100gのクリームを含んだチューブ製剤 ETAトラウマチン酸 1.75g セトステアリルアルコール 7.00g イソプロピルミリスチン酸 7.00g パラフィン液 7.00g ホワイトビースワックス 3.00g グリセロール 3.00g セトマクロゴール100 2.20g 香料 34152(ICSA) 0.10g ブチルヒドロオキシトルエン 0.01g に蒸留水を加え100gとする。 (製剤例2) ネブライザー製剤 10mlの溶液の入ったボトル製剤 ETAトラウマチン酸 175mg NaCl 90mg Na2 HPO4 300mg NaH2 PO4 25mg 蒸留水 9415mg
【0100】 (製剤例3) 腔用クリーム 100gの製剤組成 BMAトラウマチン酸 1.75g グリコールエチレンアミノフェノール 12.2g プロピレングリコール 11.25g ホワイトミネラルゼリー 6.5g セチルステアリルスルフェートナトリウム塩 2.73g セチルステアリルアルコール 19.57g デシルオレエート 8.5g メチル−p−ヒドロキシベンゾエート 69mg プロピル−p−ヒドロキシベンゾエート 29mg 蒸留水にて100gにする。 (製剤例4) 圧注製剤 100mlの製剤組成 ETAトラウマチン酸 17.5g 香料 5mg 蒸留水にて100mlとする。
【0101】
【発明の効果】本発明のトラウマチン酸塩は静菌活性、
抗ウィルス活性、抗生物質活性及び抗真菌活性に関連し
た瘢痕形成活性を有しているので、外科手術、フィステ
ル、壊死過程、潰瘍ジストロフィー変質、アクネ、脂漏
性皮膚炎、神経皮膚炎、発生アレルギー性のかゆみ、中
毒による皮膚異常、トラコーマ、ヘルペス性角膜炎、い
ぼ、皮膚老化、メイクアップや化粧品の過剰使用による
ダメージ等の皮膚病の治療薬として有効である。
抗ウィルス活性、抗生物質活性及び抗真菌活性に関連し
た瘢痕形成活性を有しているので、外科手術、フィステ
ル、壊死過程、潰瘍ジストロフィー変質、アクネ、脂漏
性皮膚炎、神経皮膚炎、発生アレルギー性のかゆみ、中
毒による皮膚異常、トラコーマ、ヘルペス性角膜炎、い
ぼ、皮膚老化、メイクアップや化粧品の過剰使用による
ダメージ等の皮膚病の治療薬として有効である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 211/63 C07D 213/20 (72)発明者 ガブリエレ マルコロンゴ イタリア国、35020 カッラーラ サン ジョルジョ、ストラデ インテルネ、5 テッラ
Claims (18)
- 【請求項1】 一般式(I)又は(II) 【化1】 【化2】 (ここでBは以下の(a)から(d)のいずれか1つに
より定義される生物学的に活性な陽イオンである。 (a)一般式(III )又は(IV)で示される第4アンモ
ニウム陽イオン 【化3】 【化4】 〔ここでR1 ,R2 ,R3 及びR4 は以下の(i)又は
(ii)から選ばれ、それらは同じでも又、異なってもよ
い。 (i)炭素数1から20の直鎖状又は分岐状のアルキル
基であり、場合により、脂肪族鎖中にアリレノキシ基
(arylenoxy)又はアルキレノキシ基(alk
ylenoxy)(これらは場合によりアリル基、アリ
ロキシ基(alyloxy)、アルコキシ基の少なくと
も1つによって脂肪族鎖が置換されてもよい)のいずれ
か1を含んでもよい。 (ii)炭素数3から10のシクロアルキル基 式(IV)中のR5 及びR6 はアミンの窒素原子とともに
ピリジシ環を形成し、R7 は炭素数1から20の直鎖状
又は分岐状のアルキル基である。〕 (b)炭素数1から20の直鎖状又は分岐状のモノ−、
ジ−、トリ−、アルカノ−ルアミンの陽イオン (c)以下の(i′)から(iv′)のいずれか1つによ
り定義される生物学的活性を有する第1、第2、第3ア
ミンの陽イオン (i′)殺菌活性、防腐活性、及び静菌活性 (ii′)抗生物質活性 (iii ′)抗ウィルス活性 (iv′)抗真菌活性 (d)銀又は亜鉛である金属陽イオン) で示されるトランス及びシス型トラウマチン(traumati
c )酸塩類。 - 【請求項2】 Bが、ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、オクチルトリ
メチルアンモニウム、あるいはそれらの混合物、ベンジ
ルジメチルヘキサドデシルアンモニウム、ベンジルジメ
チルドデシルアンモニウム、ベンジルジメチルオクチル
アンモニウム、あるいはそれらの混合物、ベンゼソニウ
ム(benzethonium)、メチルベンゼソニウ
ム(methylbenzethonium)、セチル
ピリジニウム、セチルジメチルアンモニウム、ドデシル
ジメチル(2−フェノキシエチル)−アンモニウム、ヘ
キサデシル(2−ヒドロキシクロロヘキシル)ジメチル
アンモニウムよりなる群より選ばれることを特徴とする
請求項1記載のトラウマチン酸塩。 - 【請求項3】 Bが(b)で定義される陽イオンであ
り、かつ、エタノールアミン、2−プロパノールアミ
ン、ジエタノールアミン、ジ−2−プロパノールアミン
より成る群より選ばれることを特徴とする請求項1記載
のトラウマチン酸塩。 - 【請求項4】 Bが(c)で定義される生物学的に活性
なアミンから成る陽イオンであり、かつ、(i′)によ
り定義される生物学的活性を有しており、該アミンが、
クロロヘキシジン、マフェニド(mafenide)、
ヘキサメチルパラロサニリン(hexamethylp
ararosaniline)、アミナクリン(ami
nacrine)、フェナゾピリジン、エソキサゼン
(ethoxazene)よりなる群より選ばれること
を特徴とする請求項1記載のトラウマチン酸塩。 - 【請求項5】 Bが(c)により定義される生物学的に
活性なアミンから成る陽イオンであり、かつ(ii′)に
より定義される生物学的活性を有しており、該アミン
は、アミカシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ベカ
ナミシン(bekanamycin)、ネオマイシ
ン)、ストレプトマイシン、トブラミシン、リンコマイ
シン、クリンダミシン、エリスロマイシン、コリスチ
ン、ポリミキシンB、テトラサイクリン、クロロテトラ
サイクリン、ロリテトラサイクリン、オキシテトラサイ
クリン、スペクチノマイシン、バイオマイシン、バカン
ピシリン、スタリマイシン(stallimyci
n)、(ジスタマイシン(Distamycine)
A)より成る群より選ばれることを特徴とする請求項1
記載のトラウマリン酸塩。 - 【請求項6】 Bが(c)により定義される生物学的に
活性なアミンから成る陽イオンであり、かつ(iii ′)
により定義される生物学的活性を有しており、該アミン
がトロマンタジン(tromantadine)である
ことを特徴とする請求項1記載のトラウマチン酸塩。 - 【請求項7】 Bが(c)により定義される生物学的に
活性なアミンから成り、かつ(iv′)により定義される
生物学的活性を有しており、該アミンが、ミコナゾール
(miconazole)、エコナゾール(econa
zole)、クロロミコナゾール(chlormico
nazole)、クロロミダゾール(chlormid
azole)、イソコナゾール(isoconazol
e)、ビフォナゾール(bifonazole)、ジア
ンサゾール(diamthazole)、ハレサゾール
(halethazole)、ヘキセチジン(hexe
tidine)より成る群より選ばれることを特徴とす
る請求項1記載のトラウマチン酸塩。 - 【請求項8】 一般式(I)又は(II) 【化5】 【化6】 (ここでBは以下の(a)から(d)のいずれか1つに
より定義される生物学的に活性な陽イオンである。 (a)一般式(III )又は(IV)で示される第4アンモ
ニウム陽イオン 【化7】 【化8】 〔ここでR1 ,R2 ,R3 及びR4 は以下の(i)又は
(ii)から選ばれ、それらは同じでも又、異なってもよ
い。 (i)炭素数1から20の直鎖状又は分岐状のアルキル
基であり、場合により、脂肪族鎖中にアリレノキシ基
(arylenoxy)又はアルキレノキシ基(alk
ylenoxy)(これらは場合によりアリル基、アリ
ロキシ基(alyloxy)、アルコキシ基の少なくと
も1つによって脂肪族鎖が置換されてもよい)のいずれ
か1を含んでもよい。 (ii)炭素数3から10のシクロアルキル基 式(IV)中のR5 及びR6 はアミンの窒素原子とともに
ピリジシ環を形成し、R7 は炭素数1から20の直鎖状
又は分岐状のアルキル基である。〕 (b)炭素数1から20の直鎖状又は分岐状のモノ−、
ジ−、トリ−、アルカノ−ルアミンの陽イオン (c)以下の(i′)から(iv′)のいずれか1つによ
り定義される生物学的活性を有する第1、第2、第3ア
ミンの陽イオン (i′)殺菌活性、防腐活性、及び静菌活性 (ii′)抗生物質活性 (iii ′)抗ウィルス活性 (iv′)抗真菌活性 (d)銀又は亜鉛である金属陽イオン) で示されるトランス及び/又はシストラウマチン酸塩を
少なくとも一種有効成分として含んでおり、皮膚病の治
療のための薬剤として任意な結合剤及び/又は賦形剤と
組み合わせることもでき、かつ、瘢痕形成活性のために
静菌活性、抗生物質活性、抗真菌活性、抗ウィルス活性
を有していることを特徴とする治療薬。 - 【請求項9】 外科手術、フィステル、壊死過程、潰瘍
ジストロフィー変質、アクネ、脂漏性皮膚炎、神経皮膚
炎、発生アレルギー性のかゆみ、中毒による皮膚異常、
トラコーマ、ヘルペス性角膜炎、いぼ、皮膚老化、メイ
クアップや化粧品の過剰使用によるダメージの結果とし
て起こる損傷及び感染による損傷に対する治療のために
用いる請求項8記載の治療薬。 - 【請求項10】 Bがヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、オクチルトリ
メチルアンモニウム、あるいはそれらの混合物、ベンジ
ルジメチルヘキサデシルアンモニウム、ベンジルジメチ
ルドデシルアンモニウム、ベンジルジメチルオクチルア
ンモニウム、あるいはそれらの混合物、ベンゼソニウ
ム、メチルベンゼソニウム、セチルピリジニウム、セチ
ルジメチルアンモニウム、ドデシルジメチル(2−フェ
ノキシエチル)−アンモニウム、ヘキサデシル(2−ヒ
ドロキシクロロヘキシル)ジメチル−アンモニウムから
成る群より選ばれる第4アンモニウム陽イオンであるこ
とを特徴とする請求項8記載の治療薬。 - 【請求項11】 Bが(b)により定義される陽イオン
であり、かつエタノールアミン、2−プロパノールアミ
ン、ジエタノールアミン、ジー2−プロパノールアミン
より成る群より選ばれることを特徴とする請求項8記載
の治療薬。 - 【請求項12】 Bが(c)により定義される生物学的
に活性なアミンより成る陽イオンであり、かつ、
(i′)により定義される生物学的活性を有し、該アミ
ンは、クロロヘキシジン、マフェニド、ヘキサメチルパ
ラロサニリン、アミナクリン、フェナゾピリジン、エソ
キサゼンより成る群より選ばれることを特徴とする請求
項8記載の治療薬。 - 【請求項13】 Bが(c)により定義される生物学的
に活性なアミンより成る陽イオンであり、かつ、(i
i′)により定義される生物学的活性を有し、該アミン
は、アミカシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ベカ
ナマイシン、ネオマイシン、ストレプトマイシン、トブ
ラマイシン、リンコマイシン、クリンダミシン、エリス
ロマイシン、コリスチン、ポリミキシンB、テトラサイ
クリン、クロロテトラサイクリン、ロリテトラサイクリ
ン、オキシテトラサイクリン、スペクチノマイシン、バ
イオマイシン、バカンピシリン、スタリマイシン(ジス
タマイシン A)より成る群より選ばれることを特徴と
する請求項8記載の治療薬。 - 【請求項14】 Bが(c)により定義される生物学的
に活性なアミンより成る陽イオンであり、かつ、(iii
′)により定義される生物学的活性を有し、該アミン
がトロマンタジンであることを特徴とする請求項8記載
の治療薬。 - 【請求項15】 Bが(c)により定義される生物学的
に活性なアミンより成る陽イオンであり、かつ、(i
v′)により定義される生物学的活性を有し、該アミン
が、ミコナゾール、エコナゾール、クロロミコナゾー
ル、クロロミダゾール、イソコナゾール、ビフォナゾー
ル、ジアンサゾール、ハレサゾール、ヘキセチジンより
成る群より選ばれることを特徴とする請求項8記載の治
療薬。 - 【請求項16】 請求項8記載の非経口投与治療薬。
- 【請求項17】 非経口投与が筋肉内投与である請求項
16記載の治療薬。 - 【請求項18】 局所投与される請求項8記載の治療
薬。
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