JPH07274447A - 高速直流電動発電機 - Google Patents
高速直流電動発電機Info
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- JPH07274447A JPH07274447A JP7930994A JP7930994A JPH07274447A JP H07274447 A JPH07274447 A JP H07274447A JP 7930994 A JP7930994 A JP 7930994A JP 7930994 A JP7930994 A JP 7930994A JP H07274447 A JPH07274447 A JP H07274447A
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- JP
- Japan
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- commutator
- speed
- rotor
- brush
- motor generator
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、整流子とブラシとの間の摩擦を低
減し、駆動力の低減を防止し、摩耗を低減した高速直流
電動発電機を提供する。 【構成】 本発明は、回転子2に隣接して整流子4を回
転軸1に固定し、ブラシ5を整流子4の外周面に摺接し
て配置する。整流子4は、ジルコニアから作製され、緻
密質セラミックスから作製されたリング部と複数の歯部
14とから成る非導電性部材8及び歯部14間に配設さ
れた多孔質セラミックスに鉄金属を含浸させた導電性部
材15を有する。回転子2と整流子4とは導線6,16
で電気的に接続されている。ブラシ5は、グラファイト
とMgP2 を合成した粉末及び銅粉末から構成されてい
る。
減し、駆動力の低減を防止し、摩耗を低減した高速直流
電動発電機を提供する。 【構成】 本発明は、回転子2に隣接して整流子4を回
転軸1に固定し、ブラシ5を整流子4の外周面に摺接し
て配置する。整流子4は、ジルコニアから作製され、緻
密質セラミックスから作製されたリング部と複数の歯部
14とから成る非導電性部材8及び歯部14間に配設さ
れた多孔質セラミックスに鉄金属を含浸させた導電性部
材15を有する。回転子2と整流子4とは導線6,16
で電気的に接続されている。ブラシ5は、グラファイト
とMgP2 を合成した粉末及び銅粉末から構成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、整流子とブラシとの
間の摺接面を低摩擦に構成した高速直流電動発電機に関
する。
間の摺接面を低摩擦に構成した高速直流電動発電機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電動発電機では、回転子にコ
イルを配設し、そのコイルに電流を流してステータに配
置された電磁石との作用により駆動力を得ている。ま
た、永久磁石を回転子とした発電機或いは電動機は、高
い出力と構造の簡単さという特徴を有することから、最
近、工業用機器に多く使用されるようになった。ところ
が、発電機における回転子のトルクと回転の上昇を制御
するために、ステータコイルに周波数と電圧及び電流を
変化させ、それらの回転とトルクを適正に制御するた
め、インバータを設ける必要製があり、その構造が大変
複雑になるという欠点がある。
イルを配設し、そのコイルに電流を流してステータに配
置された電磁石との作用により駆動力を得ている。ま
た、永久磁石を回転子とした発電機或いは電動機は、高
い出力と構造の簡単さという特徴を有することから、最
近、工業用機器に多く使用されるようになった。ところ
が、発電機における回転子のトルクと回転の上昇を制御
するために、ステータコイルに周波数と電圧及び電流を
変化させ、それらの回転とトルクを適正に制御するた
め、インバータを設ける必要製があり、その構造が大変
複雑になるという欠点がある。
【0003】そこで、発電機に組み込まれている永久磁
石の磁束密度を変換する方法が種々に考えられている。
例えば、発電機において、永久磁石の回転子とステータ
コアの間に大きな隙間を形成し、この隙間に磁力の良く
通る材料を置き、回転子を軸方向に引き抜く方法が知ら
れている。例えば、実開平2−146975号公報に開
示された小型発電機は、ガバナウエイトを一対のリンク
で軸支したガバナ機構を介して主軸とロータが連結され
ており、主軸の回転数に応じてガバナウエイトを遠心力
で主軸から離間してリンク間の角度を縮小させ、ロータ
をステータから抜け出る方向に移動させるものである。
石の磁束密度を変換する方法が種々に考えられている。
例えば、発電機において、永久磁石の回転子とステータ
コアの間に大きな隙間を形成し、この隙間に磁力の良く
通る材料を置き、回転子を軸方向に引き抜く方法が知ら
れている。例えば、実開平2−146975号公報に開
示された小型発電機は、ガバナウエイトを一対のリンク
で軸支したガバナ機構を介して主軸とロータが連結され
ており、主軸の回転数に応じてガバナウエイトを遠心力
で主軸から離間してリンク間の角度を縮小させ、ロータ
をステータから抜け出る方向に移動させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
発電機のような誘導発電機は、制御装置が大型になると
共に、制御が複雑になるという問題がある。また、従
来、直流電動発電機も数多く開発されているが、整流子
とブラシとの摩擦が大きく、また摩耗が大きいという問
題がある。
発電機のような誘導発電機は、制御装置が大型になると
共に、制御が複雑になるという問題がある。また、従
来、直流電動発電機も数多く開発されているが、整流子
とブラシとの摩擦が大きく、また摩耗が大きいという問
題がある。
【0005】従来の直流電動発電機では、回転子の回転
数が大きくなると、回転子のコイルに流す電流が大きく
なる程、整流子とブラシとの間に発生する放電等が増大
し、ブラシ部の摩耗が増大し、ブラシの耐久性が大きな
問題になる。言い換えれば、直流電動発電機についての
最大の欠点は、ブラシと整流子とのフリクションと両者
間の接点の摩耗等のトラブルの発生にある。
数が大きくなると、回転子のコイルに流す電流が大きく
なる程、整流子とブラシとの間に発生する放電等が増大
し、ブラシ部の摩耗が増大し、ブラシの耐久性が大きな
問題になる。言い換えれば、直流電動発電機についての
最大の欠点は、ブラシと整流子とのフリクションと両者
間の接点の摩耗等のトラブルの発生にある。
【0006】そこで、この発明の目的は、直流電動発電
機における整流子とブラシとの間の摺接面を低摩擦に構
成したものであり、整流子に対するブラシの摩擦係数を
小さくし、ブラシの摩耗を低減し、ブラシと整流子との
間の電流の流れをスムースにするため、ブラシと整流子
との材質を最適材料に選定して適正化を図ると共に、整
流子とブラシとの間の構造を低摩擦に構成し、ブラシと
整流子との摺接部の耐摩耗性、耐久性を向上させた高速
直流電動発電機を提供することである。
機における整流子とブラシとの間の摺接面を低摩擦に構
成したものであり、整流子に対するブラシの摩擦係数を
小さくし、ブラシの摩耗を低減し、ブラシと整流子との
間の電流の流れをスムースにするため、ブラシと整流子
との材質を最適材料に選定して適正化を図ると共に、整
流子とブラシとの間の構造を低摩擦に構成し、ブラシと
整流子との摺接部の耐摩耗性、耐久性を向上させた高速
直流電動発電機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、機台に回転可能に支持された回転軸、該回
転軸に取り付けられた軸に平行に配線した導線と透磁性
材から成る回転子、該回転子の外周に配置されたステー
タコアとステータコイルから成るステータ、前記回転子
に隣接して前記回転軸に固定された整流子、及び該整流
子の外周面に摺接して配置されているブラシを有する高
速直流電動発電機において、前記整流子は緻密質セラミ
ックスから成る非導電性部材と多孔質セラミックスに金
属を含浸させた導電性部材とを交互に配設され、前記回
転子内の導線と前記整流子の前記導電性部材とは導電部
材で電気的に接続され、前記ブラシはグラファイトとM
gP2 を合成した粉末及び銅粉末を焼結した材料から構
成されていることを特徴とする高速直流電動発電機に関
する。
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、機台に回転可能に支持された回転軸、該回
転軸に取り付けられた軸に平行に配線した導線と透磁性
材から成る回転子、該回転子の外周に配置されたステー
タコアとステータコイルから成るステータ、前記回転子
に隣接して前記回転軸に固定された整流子、及び該整流
子の外周面に摺接して配置されているブラシを有する高
速直流電動発電機において、前記整流子は緻密質セラミ
ックスから成る非導電性部材と多孔質セラミックスに金
属を含浸させた導電性部材とを交互に配設され、前記回
転子内の導線と前記整流子の前記導電性部材とは導電部
材で電気的に接続され、前記ブラシはグラファイトとM
gP2 を合成した粉末及び銅粉末を焼結した材料から構
成されていることを特徴とする高速直流電動発電機に関
する。
【0008】また、この高速直流電動発電機において、
前記整流子を構成する緻密質セラミックスと多孔質セラ
ミックスとは部分安定化ジルコニアであり、前記多孔質
セラミックスに含浸された金属は鉄を主成分とし、Z
n,Alを含む合金である。
前記整流子を構成する緻密質セラミックスと多孔質セラ
ミックスとは部分安定化ジルコニアであり、前記多孔質
セラミックスに含浸された金属は鉄を主成分とし、Z
n,Alを含む合金である。
【0009】また、この高速直流電動発電機において、
前記整流子を構成する部分安定化ジルコニアの成分は、
Y2 O3 、Al2 O3 及びFe3 O4 を含み、主成分が
ジルコニアから構成されている。
前記整流子を構成する部分安定化ジルコニアの成分は、
Y2 O3 、Al2 O3 及びFe3 O4 を含み、主成分が
ジルコニアから構成されている。
【0010】また、この高速直流電動発電機において、
前記ブラシは、グラファイトとMgP2 とを含む混合粉
末と銅粉末とを混練し、加熱して焼き固められている。
前記ブラシは、グラファイトとMgP2 とを含む混合粉
末と銅粉末とを混練し、加熱して焼き固められている。
【0011】また、この高速直流電動発電機において、
前記回転子は積層した珪素鋼板の外周を補強筒体で補強
されており、前記導電部材の一部は前記珪素鋼板の外周
部に穿孔した孔に配置されている導線で作製されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高速
直流電動発電機。
前記回転子は積層した珪素鋼板の外周を補強筒体で補強
されており、前記導電部材の一部は前記珪素鋼板の外周
部に穿孔した孔に配置されている導線で作製されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高速
直流電動発電機。
【0012】
【作用】この発明による高速直流電動発電機は、上記の
ように構成されており、次のように作用する。即ち、こ
の高速直流電動発電機は、回転子に隣接して整流子を回
転軸に固定し、該整流子の外周面に摺接してブラシを配
置し、前記整流子の緻密質セラミックからなる非導電性
部材の歯部間に多孔質セラミックスに金属を含浸させた
導電性部材を配置し、前記ブラシをグラファイトとMg
P2 を合成した粉末と銅粉末とから構成したので、グラ
ファイトとMgP2 は固体潤滑剤として機能し、前記整
流子の高速回転に対して良好な潤滑を行うことができ
る。即ち、グラファイトとMgP2 とから成る固体潤滑
剤は、その摩擦係数が常温で0.08であり、高温で
0.04と小さくなり、高温即ち高速回転時に良好な潤
滑を行うことができ、整流子とブラシとの間に発生する
摩擦を低減し、該摩擦による回転軸の回転力即ち駆動力
の損失を低減でき、摩耗が低減できる。
ように構成されており、次のように作用する。即ち、こ
の高速直流電動発電機は、回転子に隣接して整流子を回
転軸に固定し、該整流子の外周面に摺接してブラシを配
置し、前記整流子の緻密質セラミックからなる非導電性
部材の歯部間に多孔質セラミックスに金属を含浸させた
導電性部材を配置し、前記ブラシをグラファイトとMg
P2 を合成した粉末と銅粉末とから構成したので、グラ
ファイトとMgP2 は固体潤滑剤として機能し、前記整
流子の高速回転に対して良好な潤滑を行うことができ
る。即ち、グラファイトとMgP2 とから成る固体潤滑
剤は、その摩擦係数が常温で0.08であり、高温で
0.04と小さくなり、高温即ち高速回転時に良好な潤
滑を行うことができ、整流子とブラシとの間に発生する
摩擦を低減し、該摩擦による回転軸の回転力即ち駆動力
の損失を低減でき、摩耗が低減できる。
【0013】また、前記整流子は、緻密質セラミックと
多孔質セラミックスとは部分安定化ジルコニアであり、
その多孔質セラミックスには鉄金属が含浸されている
が、ジルコニアと鉄との線膨張係数がほぼ同一であるの
で、熱応力による変形がほとんど発生せず、熱影響のな
い強固な複合材による整流子が構成できる。また、前記
整流子を構成する鉄とZn,Alを含む合金と前記ブラ
シを構成するグラファイトとは、なじみ性が良好であ
り、共孔性が良好であり、前記整流子と前記ブラシとの
間に電流火花が発生しても鉄材が焼損することはない。
多孔質セラミックスとは部分安定化ジルコニアであり、
その多孔質セラミックスには鉄金属が含浸されている
が、ジルコニアと鉄との線膨張係数がほぼ同一であるの
で、熱応力による変形がほとんど発生せず、熱影響のな
い強固な複合材による整流子が構成できる。また、前記
整流子を構成する鉄とZn,Alを含む合金と前記ブラ
シを構成するグラファイトとは、なじみ性が良好であ
り、共孔性が良好であり、前記整流子と前記ブラシとの
間に電流火花が発生しても鉄材が焼損することはない。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による高速
直流電動発電機の実施例を説明する。図1はこの発明に
よる高速直流電動発電機の一実施例を示す断面図、図2
は図1の線A−Aにおける断面図、及び図3は図1の線
B−Bにおける断面図である。
直流電動発電機の実施例を説明する。図1はこの発明に
よる高速直流電動発電機の一実施例を示す断面図、図2
は図1の線A−Aにおける断面図、及び図3は図1の線
B−Bにおける断面図である。
【0015】この高速直流電動発電機については、図示
していないが、ハウジングに軸受を介して回転軸1が回
転可能に支持されており、例えば、ターボチャージャ、
エネルギー回収装置、エンジン、コジェネレーション型
エンジン等に組み込まれて回転を電気エネルギーに変換
したり、或いは回転軸1に回転力を与えたりする回転電
機に適用できるものである。
していないが、ハウジングに軸受を介して回転軸1が回
転可能に支持されており、例えば、ターボチャージャ、
エネルギー回収装置、エンジン、コジェネレーション型
エンジン等に組み込まれて回転を電気エネルギーに変換
したり、或いは回転軸1に回転力を与えたりする回転電
機に適用できるものである。
【0016】この高速直流電動発電機は、回転軸1に取
り付けられたロータ即ち回転子2、該回転子2の外周に
配置されたハウジング、ベース、支持体等の機台(図示
せず)に固定された固定子即ちステータ3、回転子2に
隣接して回転軸1に固定された整流子4、及び該整流子
4の外周面に摺接して配置されているブラシ5を有して
いる。回転子2と整流子4とは、回転軸1に固定された
緻密質セラミックスから成るスリーブ17によって連結
され、一体的に回転するように構成されている。また、
回転子2と整流子4との外側端面にはナット11が回転
軸1に螺入され、回転子2と整流子4とが軸方向に相対
的に移動して分解しないように、回転子2と整流子4と
は軸方向に固定されている。
り付けられたロータ即ち回転子2、該回転子2の外周に
配置されたハウジング、ベース、支持体等の機台(図示
せず)に固定された固定子即ちステータ3、回転子2に
隣接して回転軸1に固定された整流子4、及び該整流子
4の外周面に摺接して配置されているブラシ5を有して
いる。回転子2と整流子4とは、回転軸1に固定された
緻密質セラミックスから成るスリーブ17によって連結
され、一体的に回転するように構成されている。また、
回転子2と整流子4との外側端面にはナット11が回転
軸1に螺入され、回転子2と整流子4とが軸方向に相対
的に移動して分解しないように、回転子2と整流子4と
は軸方向に固定されている。
【0017】この高速直流電動発電機において、ステー
タ3は、ハウジング、ベース、支持体等の機台(図示せ
ず)に固定されたステータコア12と該ステータコア1
2の界磁コア20に巻き付けられたステータコイル13
とから構成されている。回転子2は、積層された多数の
珪素鋼板7を有する。これらの珪素鋼板7は両側の珪素
鋼板7に配置されたプレート9,18によって固定され
ている。積層された珪素鋼板7の外周面には、カーボン
ファイバー、高張力綱等の磁性材から成る補強円筒体1
9で補強されている。また、積層された珪素鋼板7の外
周部には孔が貫通して穿孔されており、これらの孔には
導電部材としての導線16を構成するため、銅或いはア
ルミニウム合金が流し込まれている。
タ3は、ハウジング、ベース、支持体等の機台(図示せ
ず)に固定されたステータコア12と該ステータコア1
2の界磁コア20に巻き付けられたステータコイル13
とから構成されている。回転子2は、積層された多数の
珪素鋼板7を有する。これらの珪素鋼板7は両側の珪素
鋼板7に配置されたプレート9,18によって固定され
ている。積層された珪素鋼板7の外周面には、カーボン
ファイバー、高張力綱等の磁性材から成る補強円筒体1
9で補強されている。また、積層された珪素鋼板7の外
周部には孔が貫通して穿孔されており、これらの孔には
導電部材としての導線16を構成するため、銅或いはア
ルミニウム合金が流し込まれている。
【0018】この高速直流電動発電機において、整流子
4は、非導電性部材8と導電性部材15とから成る分割
機能を有し、同一材料のセラミックスから作製された円
筒体に形成されている。非導電性部材8は、緻密質セラ
ミックからなるリング部21と該リング部21から周方
向に隔置して外向きに延びる歯部14から構成されてい
る。また、リング部21は、回転軸1に固定されたスリ
ーブ17と一体構造に構成されている。導電性部材15
は、歯部14間に配設された多孔質セラミックスに金属
を含浸させて構成されている。整流子4を構成する緻密
質セラミック及び多孔質セラミックスは、部分安定化ジ
ルコニアであり、部分安定化ジルコニアの多孔質セラミ
ックスに含浸された金属は、鉄Feを主成分とし、Z
n,Al等とを含む合金である。また、回転子2の導電
性部材の導線16と整流子4の導電性部材の導線6と
は、導電部材22によって電気的に接続されている。
4は、非導電性部材8と導電性部材15とから成る分割
機能を有し、同一材料のセラミックスから作製された円
筒体に形成されている。非導電性部材8は、緻密質セラ
ミックからなるリング部21と該リング部21から周方
向に隔置して外向きに延びる歯部14から構成されてい
る。また、リング部21は、回転軸1に固定されたスリ
ーブ17と一体構造に構成されている。導電性部材15
は、歯部14間に配設された多孔質セラミックスに金属
を含浸させて構成されている。整流子4を構成する緻密
質セラミック及び多孔質セラミックスは、部分安定化ジ
ルコニアであり、部分安定化ジルコニアの多孔質セラミ
ックスに含浸された金属は、鉄Feを主成分とし、Z
n,Al等とを含む合金である。また、回転子2の導電
性部材の導線16と整流子4の導電性部材の導線6と
は、導電部材22によって電気的に接続されている。
【0019】この高速直流電動発電機において、ブラシ
5は、固定されたエンドブラケット10に固定されてお
り、グラファイトとMgP2 を合成した混合粉末と銅粉
末とを固めて作製されている。グラファイトとMgP2
との混合材は、固体潤滑剤としての機能を有しており、
高温で摩擦係数が低下するので、高速回転して温度上昇
するものには最適である。即ち、グラファイトとMgP
2 との混合材は、常温では摩擦係数が0.08であるの
に対し、温度上昇して高温になると、摩擦係数が0.0
4に低下し、流体潤滑と同等の摩擦係数値になる。従っ
て、グラファイトとMgP2 との混合材を相対回転する
整流子4とブラシ5との間の摺接面に適用すると、摩擦
係数が低下し、摩擦による整流子4の駆動力の損失を低
減でき、しかも、摩耗が極めて少なくなる。
5は、固定されたエンドブラケット10に固定されてお
り、グラファイトとMgP2 を合成した混合粉末と銅粉
末とを固めて作製されている。グラファイトとMgP2
との混合材は、固体潤滑剤としての機能を有しており、
高温で摩擦係数が低下するので、高速回転して温度上昇
するものには最適である。即ち、グラファイトとMgP
2 との混合材は、常温では摩擦係数が0.08であるの
に対し、温度上昇して高温になると、摩擦係数が0.0
4に低下し、流体潤滑と同等の摩擦係数値になる。従っ
て、グラファイトとMgP2 との混合材を相対回転する
整流子4とブラシ5との間の摺接面に適用すると、摩擦
係数が低下し、摩擦による整流子4の駆動力の損失を低
減でき、しかも、摩耗が極めて少なくなる。
【0020】この高速直流電動発電機について、緻密質
セラミックと多孔質セラミックスとから成る整流子4
は、次のような成分を有している。整流子4を構成する
部分安定化ジルコニアの成分は、Y2 O3 、Al2 O3
及びFe3 O4 を含み、その他がジルコニアで構成され
ている。整流子4を作製するには、緻密質セラミックと
多孔質セラミックスとを構成する成形体を交互に積層し
て円筒状成形体を形成し、該円筒状成形体を焼結して円
筒状焼結体を作った後、該円筒状焼結体を真空炉内にて
溶融したFe中に浸漬し、多孔質セラミックスの多孔質
部へ鉄Feを主成分とし、Zn,Al等とを含む合金を
含浸させる。この時、Fe材にはグラファイトを混合さ
せる。
セラミックと多孔質セラミックスとから成る整流子4
は、次のような成分を有している。整流子4を構成する
部分安定化ジルコニアの成分は、Y2 O3 、Al2 O3
及びFe3 O4 を含み、その他がジルコニアで構成され
ている。整流子4を作製するには、緻密質セラミックと
多孔質セラミックスとを構成する成形体を交互に積層し
て円筒状成形体を形成し、該円筒状成形体を焼結して円
筒状焼結体を作った後、該円筒状焼結体を真空炉内にて
溶融したFe中に浸漬し、多孔質セラミックスの多孔質
部へ鉄Feを主成分とし、Zn,Al等とを含む合金を
含浸させる。この時、Fe材にはグラファイトを混合さ
せる。
【0021】また、ブラシ5は、グラファイトとMgP
2 を10%含む混合粉末(80%)と、銅粉末(20
%)とを混練し、加熱し、焼き固めて作製されている。
グラファイトは、Feとのなじみ性が良いので、整流子
4を構成する多孔質セラミックスの気孔中に含浸したF
e合金との共孔性が良く、また、整流子4とブラシ5と
の間に発生する多量の電流火花があっても、Fe材が焼
損することはない。従って、整流子4とブラシ5とを上
記材料によって作製することによって、両者間に安定し
た電気接点を構成することができ、しかも、整流子4を
構成しているジルコニアZrO2 と鉄Feとは線膨張係
数がほぼ同一であるので、整流子4が熱応力を受けて破
損することがなく、熱に対して強固な複合材によって整
流子4が作製されることになる。
2 を10%含む混合粉末(80%)と、銅粉末(20
%)とを混練し、加熱し、焼き固めて作製されている。
グラファイトは、Feとのなじみ性が良いので、整流子
4を構成する多孔質セラミックスの気孔中に含浸したF
e合金との共孔性が良く、また、整流子4とブラシ5と
の間に発生する多量の電流火花があっても、Fe材が焼
損することはない。従って、整流子4とブラシ5とを上
記材料によって作製することによって、両者間に安定し
た電気接点を構成することができ、しかも、整流子4を
構成しているジルコニアZrO2 と鉄Feとは線膨張係
数がほぼ同一であるので、整流子4が熱応力を受けて破
損することがなく、熱に対して強固な複合材によって整
流子4が作製されることになる。
【0022】
【発明の効果】この発明による高速直流電動発電機は、
上記のように構成されており、次のような効果を有す
る。即ち、この高速直流電動発電機は、上記のように、
整流子のリング部と歯部とを緻密質セラミックスと前記
歯部間に配設された導電性部材を金属を含浸させた多孔
質セラミックスとで構成し、ブラシをグラファイトとM
gP2 を合成した粉末及び銅粉末から構成したので、前
記ブラシと前記整流子との間の摩擦を低減でき、前記整
流子の駆動力の損失を低減し、しかも摩耗を低減でき
る。従って、この高速直流電動発電機は、ターボチャー
ジャ、エネルギー回収装置、エンジン、コジェネレーシ
ョン型エンジン等に組み込んで、回転軸の回転を電気エ
ネルギーに変換したり、或いは電気エネルギーを回転軸
の回転に変換する回転電機として極めて好ましいもので
ある。しかも、この高速直流電動発電機は、直流回転電
機であるので、交流機のように制御装置が大型化するこ
とがなく、また容易に制御することができる。
上記のように構成されており、次のような効果を有す
る。即ち、この高速直流電動発電機は、上記のように、
整流子のリング部と歯部とを緻密質セラミックスと前記
歯部間に配設された導電性部材を金属を含浸させた多孔
質セラミックスとで構成し、ブラシをグラファイトとM
gP2 を合成した粉末及び銅粉末から構成したので、前
記ブラシと前記整流子との間の摩擦を低減でき、前記整
流子の駆動力の損失を低減し、しかも摩耗を低減でき
る。従って、この高速直流電動発電機は、ターボチャー
ジャ、エネルギー回収装置、エンジン、コジェネレーシ
ョン型エンジン等に組み込んで、回転軸の回転を電気エ
ネルギーに変換したり、或いは電気エネルギーを回転軸
の回転に変換する回転電機として極めて好ましいもので
ある。しかも、この高速直流電動発電機は、直流回転電
機であるので、交流機のように制御装置が大型化するこ
とがなく、また容易に制御することができる。
【0023】また、この高速直流電動発電機において、
前記整流子は、部分安定化ジルコニアとその多孔質部に
含浸された鉄金属で構成されているので、熱影響を受け
ない極めて強固に構成することができる。また、部分安
定化ジルコニアは、ジルコニアと、Y2 O3 、Al2 O
3 及びFe3 O4 から構成できる。更に、前記ブラシ
は、グラファイトとMgP2 とを含む混合粉末と銅粉末
とを混練し、加熱して焼き固められているので、前記ブ
ラシが固体潤滑剤で作製されていることになり、前記整
流子が高速回転して高温になったとしても、前記整流子
と前記ブラシとの摺接間の摩擦が大きくなることはな
く、摩擦係数が低減することになり、高速回転電機に極
めて好ましいものとなる。
前記整流子は、部分安定化ジルコニアとその多孔質部に
含浸された鉄金属で構成されているので、熱影響を受け
ない極めて強固に構成することができる。また、部分安
定化ジルコニアは、ジルコニアと、Y2 O3 、Al2 O
3 及びFe3 O4 から構成できる。更に、前記ブラシ
は、グラファイトとMgP2 とを含む混合粉末と銅粉末
とを混練し、加熱して焼き固められているので、前記ブ
ラシが固体潤滑剤で作製されていることになり、前記整
流子が高速回転して高温になったとしても、前記整流子
と前記ブラシとの摺接間の摩擦が大きくなることはな
く、摩擦係数が低減することになり、高速回転電機に極
めて好ましいものとなる。
【図1】この発明による高速直流電動発電機の一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1の線A−Aにおける断面図である。
【図3】図1の線B−Bにおける断面図である。
1 回転軸 2 回転子 3 ステータ 4 整流子 5 ブラシ 6,16 導線 7 珪素鋼板 8 非導電性部材 12 ステータコア 13 ステータコイル 14 歯部 15 導電性部材 19 補強円筒体 21 リング部
Claims (5)
- 【請求項1】 機台に回転可能に支持された回転軸、該
回転軸に取り付けられた導線と透磁性材から成る回転
子、該回転子の外周に配置されたステータコアとステー
タコイルから成るステータ、前記回転子に隣接して前記
回転軸に固定された整流子、及び該整流子の外周面に摺
接して配置されているブラシを有する高速直流電動発電
機において、前記整流子は緻密質セラミックスから成る
非導電性部材と多孔質セラミックスに金属を含浸させた
導電性部材とを交互に配設され、前記回転子内の導線と
前記整流子の前記導電性部材とは導電部材で電気的に接
続され、前記ブラシはグラファイトとMgP2 を合成し
た粉末及び銅粉末を焼結した材料から構成されているこ
とを特徴とする高速直流電動発電機。 - 【請求項2】 前記整流子を構成する緻密質セラミック
スと多孔質セラミックスとは部分安定化ジルコニアであ
り、前記多孔質セラミックスに含浸された金属は鉄を主
成分とし、Zn,Alを含む合金であることを特徴とす
る請求項1に記載の高速直流電動発電機。 - 【請求項3】 前記整流子を構成する部分安定化ジルコ
ニアの成分は、Y2O3 、Al2 O3 及びFe3 O4 を
含み、主成分がジルコニアから構成されていることを特
徴とする請求項1又は2に記載の高速直流電動発電機。 - 【請求項4】 前記ブラシは、グラファイトとMgP2
とを含む混合粉末と銅粉末とを混練し、加熱して焼き固
められていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の高速直流電動発電機。 - 【請求項5】 前記回転子は積層した珪素鋼板の外周を
補強筒体で補強されており、前記導電部材の一部は前記
珪素鋼板の外周部に穿孔した孔に配置されている導線で
作製されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載の高速直流電動発電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7930994A JPH07274447A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 高速直流電動発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7930994A JPH07274447A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 高速直流電動発電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07274447A true JPH07274447A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13686261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7930994A Pending JPH07274447A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 高速直流電動発電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07274447A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102576968A (zh) * | 2009-09-23 | 2012-07-11 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于在电机中传输电流的换向器 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP7930994A patent/JPH07274447A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102576968A (zh) * | 2009-09-23 | 2012-07-11 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于在电机中传输电流的换向器 |
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