JPH0727450A - 冷凍機の抽気装置における圧力制御機構および圧力制御方法 - Google Patents
冷凍機の抽気装置における圧力制御機構および圧力制御方法Info
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- JPH0727450A JPH0727450A JP17551693A JP17551693A JPH0727450A JP H0727450 A JPH0727450 A JP H0727450A JP 17551693 A JP17551693 A JP 17551693A JP 17551693 A JP17551693 A JP 17551693A JP H0727450 A JPH0727450 A JP H0727450A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 未公知の先願(特願平4−181035号)
に係る抽気技術を、さらに改良して、抽気系統内の圧力
分布を制御し、混合ガス(冷媒ガス+非凝縮性ガス)の
逆流を防止する。 【構成】 圧縮機12にバイパス管路Byを設け、その
中に第2の電磁弁51とオリフィス52とを設けて、上
記圧縮機12がアイドリング運転(バイパス運転)中
も、その吸込側Inの圧力を適正に保つ。上記第2の電
磁弁51は、自動制御器61により、第1の電磁弁15
が閉じられたとき開かれる。第3の電磁弁53および補
助オリフィス54は、精溜器9内の圧力に応じて、若し
くは吸込側Inの圧力に応じて、前記の圧力制御を補助
してファインコントロールする。
に係る抽気技術を、さらに改良して、抽気系統内の圧力
分布を制御し、混合ガス(冷媒ガス+非凝縮性ガス)の
逆流を防止する。 【構成】 圧縮機12にバイパス管路Byを設け、その
中に第2の電磁弁51とオリフィス52とを設けて、上
記圧縮機12がアイドリング運転(バイパス運転)中
も、その吸込側Inの圧力を適正に保つ。上記第2の電
磁弁51は、自動制御器61により、第1の電磁弁15
が閉じられたとき開かれる。第3の電磁弁53および補
助オリフィス54は、精溜器9内の圧力に応じて、若し
くは吸込側Inの圧力に応じて、前記の圧力制御を補助
してファインコントロールする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば冷凍機における
がごとく蒸発→圧縮→凝縮→減圧→(蒸発)の冷凍サイ
クルに従って循環している冷媒ガスなどの有用ガスの中
から、空気などの無用・有害な混入ガス(以下、非凝縮
性ガスという)を抽出して大気中に放出するための抽気
装置内における圧力分布を制御する方法、および、上記
の発明方法を実施するに好適なように構成した装置に関
するものである。
がごとく蒸発→圧縮→凝縮→減圧→(蒸発)の冷凍サイ
クルに従って循環している冷媒ガスなどの有用ガスの中
から、空気などの無用・有害な混入ガス(以下、非凝縮
性ガスという)を抽出して大気中に放出するための抽気
装置内における圧力分布を制御する方法、および、上記
の発明方法を実施するに好適なように構成した装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例の抽気装置を備えた冷凍機
を模式的に描いた系統図である。冷凍機1内の冷媒ガス
は圧縮機1cで加圧され、凝縮器1aで熱を奪われて液
化し、蒸発器1bで熱を奪って気化し、この冷凍サイク
ルを連続的に繰り返す。上記の冷媒ガスに非凝縮性ガス
が混入すると冷凍系の効率を低下させたり、冷凍機の構
成部品の腐食を誘発したりするので、この冷凍機1内の
冷媒ガス中から非凝縮性ガスを排除する必要が有る。上
記非凝縮性ガスは一般に冷媒ガスよりも軽いので、該冷
媒ガスと混合した状態で凝縮器1aに溜まる。上記の混
合ガスは圧縮機2で加圧され、冷却器3で冷却されて気
液分離気(略称分離器)4に導かれる。冷却器3で冷却
されて凝縮した冷媒は分離器4の底部に溜まり、フロー
ト式の弁7を経て冷凍機1の蒸発器1bに還流する。前
記混合ガス中の非凝縮性ガスおよび未凝縮冷媒ガスは分
離器4内に貯溜されるので、その圧力は次第に上昇す
る。上記分離器4内の圧力は圧力センサ5で検出され、
所定圧力に達すると放出ユニット6が作動して該分離器
4内の気体が大気中に放出される。
を模式的に描いた系統図である。冷凍機1内の冷媒ガス
は圧縮機1cで加圧され、凝縮器1aで熱を奪われて液
化し、蒸発器1bで熱を奪って気化し、この冷凍サイク
ルを連続的に繰り返す。上記の冷媒ガスに非凝縮性ガス
が混入すると冷凍系の効率を低下させたり、冷凍機の構
成部品の腐食を誘発したりするので、この冷凍機1内の
冷媒ガス中から非凝縮性ガスを排除する必要が有る。上
記非凝縮性ガスは一般に冷媒ガスよりも軽いので、該冷
媒ガスと混合した状態で凝縮器1aに溜まる。上記の混
合ガスは圧縮機2で加圧され、冷却器3で冷却されて気
液分離気(略称分離器)4に導かれる。冷却器3で冷却
されて凝縮した冷媒は分離器4の底部に溜まり、フロー
ト式の弁7を経て冷凍機1の蒸発器1bに還流する。前
記混合ガス中の非凝縮性ガスおよび未凝縮冷媒ガスは分
離器4内に貯溜されるので、その圧力は次第に上昇す
る。上記分離器4内の圧力は圧力センサ5で検出され、
所定圧力に達すると放出ユニット6が作動して該分離器
4内の気体が大気中に放出される。
【0003】図7は前掲の図6と異なる従来例を示す。
この従来例では分離器4に冷却用のジャケット8を設け
るとともに、冷凍機1の凝縮器1a内の液状冷媒を上記
冷却ジャケット8に導入して、該ジャケット内で気化さ
せて蒸発器1bに還流させ、気化熱を奪って分離器4を
冷却している。21はオリフィスである。この種の従来
例では前記従来例(図6)に示した圧縮機2は省略さ
れ、冷却器3の作用はジャケット8で行われる。分離器
4内はジャケット8で凝縮器1aよりも低温に冷却され
るので、該分離器4内の圧力も凝縮器1aよりも低くな
り、該凝縮器内の混合ガス(漏入した非凝縮性ガスと冷
媒ガスとの混合ガス)が分離器4内に流入する。この図
7の従来例における分離器4内は前掲の図6の従来例よ
りも低温(例えば10〜20℃)に冷却されるのが通例
である。しかし、冷凍機1内の冷媒ガス中に非凝縮性ガ
スが混入した混合ガスをジャケット8で冷却しても混合
ガス中の冷媒ガスの全部が液化するわけではなく、放出
ユニット6から大気中に放出される非凝縮性ガス中に冷
媒ガスが含まれている。
この従来例では分離器4に冷却用のジャケット8を設け
るとともに、冷凍機1の凝縮器1a内の液状冷媒を上記
冷却ジャケット8に導入して、該ジャケット内で気化さ
せて蒸発器1bに還流させ、気化熱を奪って分離器4を
冷却している。21はオリフィスである。この種の従来
例では前記従来例(図6)に示した圧縮機2は省略さ
れ、冷却器3の作用はジャケット8で行われる。分離器
4内はジャケット8で凝縮器1aよりも低温に冷却され
るので、該分離器4内の圧力も凝縮器1aよりも低くな
り、該凝縮器内の混合ガス(漏入した非凝縮性ガスと冷
媒ガスとの混合ガス)が分離器4内に流入する。この図
7の従来例における分離器4内は前掲の図6の従来例よ
りも低温(例えば10〜20℃)に冷却されるのが通例
である。しかし、冷凍機1内の冷媒ガス中に非凝縮性ガ
スが混入した混合ガスをジャケット8で冷却しても混合
ガス中の冷媒ガスの全部が液化するわけではなく、放出
ユニット6から大気中に放出される非凝縮性ガス中に冷
媒ガスが含まれている。
【0004】例えば容量300RTの冷凍機(1RTは
3024キロカロリー/時)は約500キログラムの冷
媒を収蔵しているが、1年間に10〜15%が減量す
る。この減量の、かなりの部分は抽気の際に非凝縮性ガ
スに随伴して大気中に放散されたものと推察される。こ
のようにして冷媒ガスが大気中に放散されることは経済
的にも不都合であるが、オゾン層破壊を招くので放置で
きない。以上に述べた冷媒ガスの随伴放出を格段に減少
せしめるには、分離器4内に溜まった気体を直接的に大
気中に放出することなく、更に精溜器(強冷凍機能を備
えた分離器)に導いて混入している冷媒ガスを液化させ
ることにより、より高精度の分溜(精溜)を行なった後
に大気中に放出することが有効である。この技術は本発
明者らが創作して別途出願中の未公知の発明(特願平4
−181035号)である。以下、これを先願の発明と
呼ぶ。
3024キロカロリー/時)は約500キログラムの冷
媒を収蔵しているが、1年間に10〜15%が減量す
る。この減量の、かなりの部分は抽気の際に非凝縮性ガ
スに随伴して大気中に放散されたものと推察される。こ
のようにして冷媒ガスが大気中に放散されることは経済
的にも不都合であるが、オゾン層破壊を招くので放置で
きない。以上に述べた冷媒ガスの随伴放出を格段に減少
せしめるには、分離器4内に溜まった気体を直接的に大
気中に放出することなく、更に精溜器(強冷凍機能を備
えた分離器)に導いて混入している冷媒ガスを液化させ
ることにより、より高精度の分溜(精溜)を行なった後
に大気中に放出することが有効である。この技術は本発
明者らが創作して別途出願中の未公知の発明(特願平4
−181035号)である。以下、これを先願の発明と
呼ぶ。
【0005】図8は先願の発明に係る抽気装置の実施例
を示す。本実施例は、図7の従来例に先願の発明を適用
して改良したものであって、図7と同一の図面参照符号
を付した構成部分(本図8の左半部)は前記従来例にお
けると同様ないし類似である。分離器4内の上部空間に
貯まった気体は、これを直接的には大気中に放出するこ
と無く、電磁弁15を介して精溜器9に導く。仮想線で
示した圧縮機12,ドライヤ13については後述する。
上記精溜器9は冷却管9aを内蔵していて、冷熱源10
から低温流体流10aの供給を受ける。上記の冷熱源1
0は圧縮機10b,冷却器10cを備えており、前述の
冷却管9aと接続されて閉回路を形成し、1組の独立し
た小形冷凍機を構成している。
を示す。本実施例は、図7の従来例に先願の発明を適用
して改良したものであって、図7と同一の図面参照符号
を付した構成部分(本図8の左半部)は前記従来例にお
けると同様ないし類似である。分離器4内の上部空間に
貯まった気体は、これを直接的には大気中に放出するこ
と無く、電磁弁15を介して精溜器9に導く。仮想線で
示した圧縮機12,ドライヤ13については後述する。
上記精溜器9は冷却管9aを内蔵していて、冷熱源10
から低温流体流10aの供給を受ける。上記の冷熱源1
0は圧縮機10b,冷却器10cを備えており、前述の
冷却管9aと接続されて閉回路を形成し、1組の独立し
た小形冷凍機を構成している。
【0006】精溜器9内に導かれた気体は僅少量の冷媒
ガスを含む非凝縮性気体であるが、精溜器9内で冷却管
9aに触れて冷却されると、含有していた冷媒ガスは液
化して該精溜槽9内の底部に溜まる。この液化した冷媒
液はフロート式の弁9dを経て冷凍機1の冷凍系内に回
収される。このようにして冷媒ガスをほぼ完全に除去さ
れて、ほぼ純粋な非凝縮性ガスは精溜器9の上部空間内
に貯められ、次第に圧力が高くなってゆく。そして、圧
力センサ9bの検出信号値が所定値を越えると放出弁9
cが開かれて大気中に放出される。
ガスを含む非凝縮性気体であるが、精溜器9内で冷却管
9aに触れて冷却されると、含有していた冷媒ガスは液
化して該精溜槽9内の底部に溜まる。この液化した冷媒
液はフロート式の弁9dを経て冷凍機1の冷凍系内に回
収される。このようにして冷媒ガスをほぼ完全に除去さ
れて、ほぼ純粋な非凝縮性ガスは精溜器9の上部空間内
に貯められ、次第に圧力が高くなってゆく。そして、圧
力センサ9bの検出信号値が所定値を越えると放出弁9
cが開かれて大気中に放出される。
【0007】先願発明の実施例(図8)において、仮想
線で示したドライヤ13又はドライヤ13′を設けて、
分離器4から精溜器9に送入される気体中の水蒸気を除
去すると、非凝縮性ガス中に含まれていた水蒸気が精溜
器9内で結霜する心配が無くなる。精溜器内で霜を生じ
ると弁類の作動を阻害したり冷却管9aの熱伝導を妨げ
たりするので不都合であるから、上記のドライヤ13ま
たは13′を設けて結霜を防止すると先願に係る発明装
置の作動信頼性が向上する。また、分離器4と精溜器9
とを結ぶ管路中に、仮想線で示した圧縮機12を設ける
と、精溜器9内の非凝縮性ガスが圧縮されて高密度とな
り、非凝縮性ガスと冷媒ガスとの混合ガス中における冷
媒ガスの混入比率を低くし、冷媒ガスの放出を抑制し得
る。図8について説明した圧縮機12は、後述するとこ
ろの本発明が解決しようとする課題と密接に関連する。
ドライヤ13または13′は、解決しようとする課題と
の関連性が少ないので、本図において仮想線で示した。
線で示したドライヤ13又はドライヤ13′を設けて、
分離器4から精溜器9に送入される気体中の水蒸気を除
去すると、非凝縮性ガス中に含まれていた水蒸気が精溜
器9内で結霜する心配が無くなる。精溜器内で霜を生じ
ると弁類の作動を阻害したり冷却管9aの熱伝導を妨げ
たりするので不都合であるから、上記のドライヤ13ま
たは13′を設けて結霜を防止すると先願に係る発明装
置の作動信頼性が向上する。また、分離器4と精溜器9
とを結ぶ管路中に、仮想線で示した圧縮機12を設ける
と、精溜器9内の非凝縮性ガスが圧縮されて高密度とな
り、非凝縮性ガスと冷媒ガスとの混合ガス中における冷
媒ガスの混入比率を低くし、冷媒ガスの放出を抑制し得
る。図8について説明した圧縮機12は、後述するとこ
ろの本発明が解決しようとする課題と密接に関連する。
ドライヤ13または13′は、解決しようとする課題と
の関連性が少ないので、本図において仮想線で示した。
【0008】図8の系統図について以上に説明したごと
く、先願の発明は分離器4による粗製蒸溜と精溜器9に
よる精製蒸溜とをシリースに行うものであるから、分離
器4が本来の目的(粗製蒸溜)を果たすことを前提とし
て精溜器9による精製蒸溜の効果が発揮される。従っ
て、混合ガスが分離器4を素通りすることは好ましくな
い。こうした観点から、上記分離器4の混合ガス流入管
路中に電磁弁14を設けて、電磁弁15を開くときは電
磁弁14を閉じることが望ましい。これにより、混合ガ
スが分離器4を素通りしなくなり、精溜器9は所期の機
能を完全に果たす。
く、先願の発明は分離器4による粗製蒸溜と精溜器9に
よる精製蒸溜とをシリースに行うものであるから、分離
器4が本来の目的(粗製蒸溜)を果たすことを前提とし
て精溜器9による精製蒸溜の効果が発揮される。従っ
て、混合ガスが分離器4を素通りすることは好ましくな
い。こうした観点から、上記分離器4の混合ガス流入管
路中に電磁弁14を設けて、電磁弁15を開くときは電
磁弁14を閉じることが望ましい。これにより、混合ガ
スが分離器4を素通りしなくなり、精溜器9は所期の機
能を完全に果たす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した先願に係
る発明の抽気装置は、分離器4から直接的に混合ガスを
大気中に放出することなく、該分離器4内の混合ガスを
精溜器9に導いて強冷し、かつ、圧縮機12によって上
記混合ガスが加圧される。混合ガス中の冷媒ガスの含有
率は温度−圧力によって定まり、低温・高圧において含
有率は低くなる。本発明者は、図8の構成よりなる抽気
装置を実用に供して、随伴放出される冷媒ガス含有率の
低減という所期の目的が達成されたことを確認するとと
もに、下記のごとき改良の余地が有ることも確認した。
抽気操作は、冷凍機1の運転を継続しつつ行われ、分離
器4内の圧力が所定の値まで上昇したことを圧力センサ
5が検知すると電磁弁15が開かれ、該分離器4内の圧
力が降下すると上記電磁弁15が閉じられる。この開閉
頻度は、冷凍機内の冷媒中に混入している非凝縮性ガス
の量、その他の運転条件によって変化するが、一般に開
弁時間は例えば5秒間というように非常に短く、閉弁時
間は例えば2分間というように比較的長い。ただし、比
較的長いというのは開弁時間に比して長いということで
あって、開閉の1サイクルは2分間強である。このた
め、前記電磁弁15が閉じている間、圧縮機12は、そ
の吸込側を閉塞された高真空状態となり、圧縮機の軸封
装置のシール機能を損うなどの問題が発生する。実際問
題としては該圧縮機12に内蔵されている安全装置が作
動して自動的に停止し、前記電磁弁15の開弁に伴って
自動的に運転が再開される。その結果、圧縮機12は数
分間ごとに起動,停止を頻繁に繰り返す。このように圧
縮機12が短いサイクルで起動,停止を繰り返すこと
は、該圧縮機12の給油に関する問題、および駆動手段
に関する問題を生じる。すなわち、該圧縮機12を駆動
している電動機が頻繁に回転,停止を繰り返すと電動機
のコイルを焼損するのみでなく、電源電圧の変動を生じ
させるなど、近隣機器に対しても悪影響を及ぼす虞れが
有る。これらの技術的問題は、冷却手段(例えば冷却ジ
ャケット8)を備えたサーマルパージ形の分離器4を備
えた抽気装置に先願の発明を適用して精溜器9,圧縮機
12,冷熱源10を設けた場合に生じるものである。
る発明の抽気装置は、分離器4から直接的に混合ガスを
大気中に放出することなく、該分離器4内の混合ガスを
精溜器9に導いて強冷し、かつ、圧縮機12によって上
記混合ガスが加圧される。混合ガス中の冷媒ガスの含有
率は温度−圧力によって定まり、低温・高圧において含
有率は低くなる。本発明者は、図8の構成よりなる抽気
装置を実用に供して、随伴放出される冷媒ガス含有率の
低減という所期の目的が達成されたことを確認するとと
もに、下記のごとき改良の余地が有ることも確認した。
抽気操作は、冷凍機1の運転を継続しつつ行われ、分離
器4内の圧力が所定の値まで上昇したことを圧力センサ
5が検知すると電磁弁15が開かれ、該分離器4内の圧
力が降下すると上記電磁弁15が閉じられる。この開閉
頻度は、冷凍機内の冷媒中に混入している非凝縮性ガス
の量、その他の運転条件によって変化するが、一般に開
弁時間は例えば5秒間というように非常に短く、閉弁時
間は例えば2分間というように比較的長い。ただし、比
較的長いというのは開弁時間に比して長いということで
あって、開閉の1サイクルは2分間強である。このた
め、前記電磁弁15が閉じている間、圧縮機12は、そ
の吸込側を閉塞された高真空状態となり、圧縮機の軸封
装置のシール機能を損うなどの問題が発生する。実際問
題としては該圧縮機12に内蔵されている安全装置が作
動して自動的に停止し、前記電磁弁15の開弁に伴って
自動的に運転が再開される。その結果、圧縮機12は数
分間ごとに起動,停止を頻繁に繰り返す。このように圧
縮機12が短いサイクルで起動,停止を繰り返すこと
は、該圧縮機12の給油に関する問題、および駆動手段
に関する問題を生じる。すなわち、該圧縮機12を駆動
している電動機が頻繁に回転,停止を繰り返すと電動機
のコイルを焼損するのみでなく、電源電圧の変動を生じ
させるなど、近隣機器に対しても悪影響を及ぼす虞れが
有る。これらの技術的問題は、冷却手段(例えば冷却ジ
ャケット8)を備えたサーマルパージ形の分離器4を備
えた抽気装置に先願の発明を適用して精溜器9,圧縮機
12,冷熱源10を設けた場合に生じるものである。
【0010】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、混合ガスを強冷して冷媒ガスの含有率を減少
させる精溜器(9)、および該精溜器内のガス圧を上昇
させて冷媒ガスの分圧を相対的に低下させる圧縮機(1
2)を備えた抽気装置に適用され、その第1の目的は、
前記圧縮機(12)を頻繁に起動,停止せしめること無
く、しかも該圧縮機を早期に損耗せしめる等の問題を発
生する虞れ無く、電磁弁(15)を開閉作動せしめる技
術を提供するにある。
であって、混合ガスを強冷して冷媒ガスの含有率を減少
させる精溜器(9)、および該精溜器内のガス圧を上昇
させて冷媒ガスの分圧を相対的に低下させる圧縮機(1
2)を備えた抽気装置に適用され、その第1の目的は、
前記圧縮機(12)を頻繁に起動,停止せしめること無
く、しかも該圧縮機を早期に損耗せしめる等の問題を発
生する虞れ無く、電磁弁(15)を開閉作動せしめる技
術を提供するにある。
【0011】また、第2の目的は、前記電磁弁15の開
閉に伴って、分離器(4)近傍の圧力バランスが崩れて
気体の逆流を生じる虞れを無くする技術を提供すること
にある。この第2の目的は、前記第1の目的を達成する
ための手段に付随する問題の解決に関するものである。
上記第1,第2の目的を達成するため、本発明は上記電
磁弁(15)以外に新たな電磁弁を設けるので、これと
区別するため、上記電磁弁(15)を、以下、第1の電
磁弁と呼ぶ。
閉に伴って、分離器(4)近傍の圧力バランスが崩れて
気体の逆流を生じる虞れを無くする技術を提供すること
にある。この第2の目的は、前記第1の目的を達成する
ための手段に付随する問題の解決に関するものである。
上記第1,第2の目的を達成するため、本発明は上記電
磁弁(15)以外に新たな電磁弁を設けるので、これと
区別するため、上記電磁弁(15)を、以下、第1の電
磁弁と呼ぶ。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的(精溜器を備
えた抽気装置における圧縮機を保護する)を達成するた
め、第1の発明は、冷凍機内に漏入した非凝縮性ガスと
冷媒ガスとの混合ガスを抽出して分離器(4)に導くと
ともにこれを冷却して冷媒ガスの一部を液化せしめ、こ
れを冷凍機に還流せしめ、かつ、残余の混合ガスを圧縮
機(12)によって加圧し、精溜器(9)で強冷して、
上記残余のガス中の冷媒ガスの一部を液化させ、上記精
溜器内のガス圧が所定圧力となったとき該精溜器内のガ
スを放出ユニット(9c)から大気中に放出する抽気装
置において、前記の分離器(4)と前記圧縮機(12)
との間に第1の電磁弁(15)を設けるとともに、上記
の圧縮機(12)の吸込側と吐出側とを連通するバイパ
ス管路(By)を設けて、該バイパス管路に第2の電磁
弁(51)を介挿接続し、自動制御器(61)によって
前記第1,第2の電磁弁を連動的に開閉制御し、第1の
電磁弁が閉じているときは第2の電磁弁を開いて前記圧
縮機(12)を保護することを特徴とする。
えた抽気装置における圧縮機を保護する)を達成するた
め、第1の発明は、冷凍機内に漏入した非凝縮性ガスと
冷媒ガスとの混合ガスを抽出して分離器(4)に導くと
ともにこれを冷却して冷媒ガスの一部を液化せしめ、こ
れを冷凍機に還流せしめ、かつ、残余の混合ガスを圧縮
機(12)によって加圧し、精溜器(9)で強冷して、
上記残余のガス中の冷媒ガスの一部を液化させ、上記精
溜器内のガス圧が所定圧力となったとき該精溜器内のガ
スを放出ユニット(9c)から大気中に放出する抽気装
置において、前記の分離器(4)と前記圧縮機(12)
との間に第1の電磁弁(15)を設けるとともに、上記
の圧縮機(12)の吸込側と吐出側とを連通するバイパ
ス管路(By)を設けて、該バイパス管路に第2の電磁
弁(51)を介挿接続し、自動制御器(61)によって
前記第1,第2の電磁弁を連動的に開閉制御し、第1の
電磁弁が閉じているときは第2の電磁弁を開いて前記圧
縮機(12)を保護することを特徴とする。
【0013】又、第2の発明は、前記のバイパス管路
(By)中に前記第2の電磁弁(51)と直列に、該バ
イパス管路内の流量を抑制する手段を設けて、上記第2
の電磁弁が開かれているときも上記のバイパス管路内に
差圧を発生せしめて、前記圧縮機(12)の吸込側に接
続されている分離器(4)内の圧力よりも、該圧縮機の
吸込側の圧力を低く保つことを特徴とする。
(By)中に前記第2の電磁弁(51)と直列に、該バ
イパス管路内の流量を抑制する手段を設けて、上記第2
の電磁弁が開かれているときも上記のバイパス管路内に
差圧を発生せしめて、前記圧縮機(12)の吸込側に接
続されている分離器(4)内の圧力よりも、該圧縮機の
吸込側の圧力を低く保つことを特徴とする。
【0014】
【作用】第1の発明によると、第1の電磁弁が閉じてい
るとき第2の電磁弁が開かれて圧縮機のバイパス管路が
連通されるので、該圧縮機を連続的に運転しても、吸込
側を閉塞された形にはならず、運転上の障害を生じたり
安全装置が作動したりする虞れが無い。また、第1の電
磁弁が開かれると第2の電磁弁が閉じてバイパス管路が
閉塞される。バイパス管路が閉塞されると、該バイパス
管路が設けられていない状態と等価になって、圧縮機は
本来の機能を果たし、精溜器内の混合ガスの圧力を上昇
させて冷媒ガスの分圧を相対的に低下させ、随伴放出さ
れる冷媒ガスの含有率を減少させる。
るとき第2の電磁弁が開かれて圧縮機のバイパス管路が
連通されるので、該圧縮機を連続的に運転しても、吸込
側を閉塞された形にはならず、運転上の障害を生じたり
安全装置が作動したりする虞れが無い。また、第1の電
磁弁が開かれると第2の電磁弁が閉じてバイパス管路が
閉塞される。バイパス管路が閉塞されると、該バイパス
管路が設けられていない状態と等価になって、圧縮機は
本来の機能を果たし、精溜器内の混合ガスの圧力を上昇
させて冷媒ガスの分圧を相対的に低下させ、随伴放出さ
れる冷媒ガスの含有率を減少させる。
【0015】また、第2の発明は、上記第1の発明に併
用され、第2の電磁弁が開かれている状態においてバイ
パス管路の流通抵抗を適宜に調整し、圧縮機の吐出側と
吸込側との差圧を自動的に適正値に保って、分離器近傍
の圧力分布を制御し、特に、第1の電磁弁が開弁したと
き混合ガスが逆流する虞れを無くする。
用され、第2の電磁弁が開かれている状態においてバイ
パス管路の流通抵抗を適宜に調整し、圧縮機の吐出側と
吸込側との差圧を自動的に適正値に保って、分離器近傍
の圧力分布を制御し、特に、第1の電磁弁が開弁したと
き混合ガスが逆流する虞れを無くする。
【0016】
【実施例】図5は第1の発明に係る圧力制御機構の系統
図を示し、先願の発明(特願平4−181035号)の
実施例である図8の系統図に第1の発明を適用して改良
した1例である。次に、図8に比して異なる点、すなわ
ち、第1の発明を適用して改良した事項について述べ
る。圧縮機12の吸入側の個所Inと、吐出側とを接続
するバイパス管路Byを設ける。該圧縮機12の吐出側
は精溜器9に連通されているので、本実施例のバイパス
管路Byは前記の個所Inと精溜器9との間に設けられ
ている。上記バイパス管路Byの途中に第2の電磁弁5
1が介挿接続されている。本実施例(図5)において、
先願の発明の実施例(図8)に示したドライヤ13を設
けることが望ましいが、図面を簡潔にするため本図5に
はドライヤ13を省略してある。自動制御器61は、分
離器4の圧力センサ5の出力信号を入力され、前記第1
の電磁弁15および第2の電磁弁51に制御信号を与え
る。分離器4内に混合ガスが溜まって内圧が上昇し、所
定の圧力に達すると第1の電磁弁15が開かれる(この
作動は先願の発明におけると類似である)これと同時に
第2の電磁弁51が閉じられる。第1の電磁弁15が開
かれると分離器4内の混合ガスが圧縮機12に吸入され
て精溜器9内に送入されるので、該分離器4内の圧力は
急速に下降し、圧力センサ5が圧力降下を表わす検出信
号を出力すると自動制御器61は上記第1の電磁弁を閉
じるとともに第2の電磁弁51を開く。この間、圧縮機
12は継続して運転されているが、第1の電磁弁15の
閉弁と同時に第2の電磁弁51が開かれるので、該圧縮
機12の吸込側が閉塞された状態とはならない。第1の
発明を適用することによって上述のごとく圧縮機12が
保護されるので、該圧縮機12を頻繁に起動,停止する
必要が無く、従って頻繁に起動・停止を繰り返すことに
起因する種々の障害を発生する虞れも無い。
図を示し、先願の発明(特願平4−181035号)の
実施例である図8の系統図に第1の発明を適用して改良
した1例である。次に、図8に比して異なる点、すなわ
ち、第1の発明を適用して改良した事項について述べ
る。圧縮機12の吸入側の個所Inと、吐出側とを接続
するバイパス管路Byを設ける。該圧縮機12の吐出側
は精溜器9に連通されているので、本実施例のバイパス
管路Byは前記の個所Inと精溜器9との間に設けられ
ている。上記バイパス管路Byの途中に第2の電磁弁5
1が介挿接続されている。本実施例(図5)において、
先願の発明の実施例(図8)に示したドライヤ13を設
けることが望ましいが、図面を簡潔にするため本図5に
はドライヤ13を省略してある。自動制御器61は、分
離器4の圧力センサ5の出力信号を入力され、前記第1
の電磁弁15および第2の電磁弁51に制御信号を与え
る。分離器4内に混合ガスが溜まって内圧が上昇し、所
定の圧力に達すると第1の電磁弁15が開かれる(この
作動は先願の発明におけると類似である)これと同時に
第2の電磁弁51が閉じられる。第1の電磁弁15が開
かれると分離器4内の混合ガスが圧縮機12に吸入され
て精溜器9内に送入されるので、該分離器4内の圧力は
急速に下降し、圧力センサ5が圧力降下を表わす検出信
号を出力すると自動制御器61は上記第1の電磁弁を閉
じるとともに第2の電磁弁51を開く。この間、圧縮機
12は継続して運転されているが、第1の電磁弁15の
閉弁と同時に第2の電磁弁51が開かれるので、該圧縮
機12の吸込側が閉塞された状態とはならない。第1の
発明を適用することによって上述のごとく圧縮機12が
保護されるので、該圧縮機12を頻繁に起動,停止する
必要が無く、従って頻繁に起動・停止を繰り返すことに
起因する種々の障害を発生する虞れも無い。
【0017】第1の発明は上記のごとく優れた実用的効
果を奏するが、さらに次のような点に改良の余地が有
る。図5に示した第1の発明において、第1の電磁弁1
5が閉じられているときは第2の電磁弁が開かれてい
る。このため、圧縮機12を運転しても、その吸込側I
nの圧力(吸込圧力)はあまり低くならない。このよう
な状態で第1の電磁弁15が開かれると、混合ガスが矢
印r方向に逆流する虞れが有る。
果を奏するが、さらに次のような点に改良の余地が有
る。図5に示した第1の発明において、第1の電磁弁1
5が閉じられているときは第2の電磁弁が開かれてい
る。このため、圧縮機12を運転しても、その吸込側I
nの圧力(吸込圧力)はあまり低くならない。このよう
な状態で第1の電磁弁15が開かれると、混合ガスが矢
印r方向に逆流する虞れが有る。
【0018】図1は第2の発明の系統図であって、図5
に示した第1発明の実施例に第2の発明を適用して改良
した1例である。次に、図5に比して異なる点、すなわ
ち第2の発明を適用して改良した事項について述べる。 (図1参照)バイパス管路Byの途中に、第2の電磁弁
51と直列に固定オリフィス52を介挿接続する。本発
明において固定オリフィスとは、自動可変オリフィスの
対語である。すなわち、手動操作で調節し得る構造であ
っても、作動中に流体抵抗が変化しないオリフィスは本
発明における固定オリフィスに含まれる。(以下、固定
オリフィスを単にオリフィスと略称することあり)。次
に、本図1の作動について、図5(第1の発明)と対比
しつつ説明する。第1の電磁弁15が開かれている間は
第2の電磁弁51が閉じられているので、オリフィス5
2の有無に拘らずバイパス管路Byは閉塞され、圧縮機
12は本来の機能(分離器4内の混合ガスを吸込,圧送
して精溜器9に供給すること)を果たす。第1の電磁弁
15が閉じられて第2の電磁弁51が開かれている状態
において、図5(第1の発明)においては圧縮機12の
吸込側の個所Inが精溜器9内とほぼ同じ圧力(例えば
0.5Kgf/cm2gというように比較的高圧)になっ
ている。これに比して図1(第2の発明)においては、
バイパス管路Byを通る循環流(矢印s)にオリフィス
52の流通抵抗に因る圧力降下を生じ、圧縮機12の吸
込側Inは精溜器9内よりも低圧に保たれる。このた
め、第1の電磁弁15が開弁されたとき、圧力分布の逆
転に因る混合ガスの逆流は著しく軽減され、殆ど実害を
生じない。抽気装置の運転条件は必ずしも一定ではな
く、従って第1の電磁弁15と第2の電磁弁51とが交
互に開閉されるサイクルタイムも変動する。従って、前
記の吸込側の個所Inを最適圧力に保つことは容易では
ない。該個所Inの圧力が高すぎると混合ガスの逆流を
生じる虞れ無しとしない。また、上記の個所Inの圧力
が低すぎると、圧縮機12および圧縮機駆動用電動機な
どにトラブルを生じる虞れ無しとしない。すなわち、抽
気は一般的に1カ月に1回〜2回程度行うため抽気装置
としての停止時間が長い。この停止期間中に精溜器9内
の圧力が大気圧程度に低下していることも無しとしな
い。また、開放点検査整備後の抽気操作の際は精溜器9
内の圧力が大気圧となっている。この状態における抽気
装置の挙動を考察すると、次のごとくである。分離器4
内に混合ガスが溜って、その圧力が次第に上昇し、0.1
Kgf/cm2gに達して第1の電磁弁15が開かれる
と、圧縮機12の運転が開始される。しかし、上記第1
の電磁弁15の開弁時間は、例えば5秒間というように
短く、このため精溜器9内の圧力は殆ど上昇しない。こ
のため、第1の電磁弁15が開弁し、第2の電磁弁51
が開弁した時の各部の圧力は、次のごとくである。
に示した第1発明の実施例に第2の発明を適用して改良
した1例である。次に、図5に比して異なる点、すなわ
ち第2の発明を適用して改良した事項について述べる。 (図1参照)バイパス管路Byの途中に、第2の電磁弁
51と直列に固定オリフィス52を介挿接続する。本発
明において固定オリフィスとは、自動可変オリフィスの
対語である。すなわち、手動操作で調節し得る構造であ
っても、作動中に流体抵抗が変化しないオリフィスは本
発明における固定オリフィスに含まれる。(以下、固定
オリフィスを単にオリフィスと略称することあり)。次
に、本図1の作動について、図5(第1の発明)と対比
しつつ説明する。第1の電磁弁15が開かれている間は
第2の電磁弁51が閉じられているので、オリフィス5
2の有無に拘らずバイパス管路Byは閉塞され、圧縮機
12は本来の機能(分離器4内の混合ガスを吸込,圧送
して精溜器9に供給すること)を果たす。第1の電磁弁
15が閉じられて第2の電磁弁51が開かれている状態
において、図5(第1の発明)においては圧縮機12の
吸込側の個所Inが精溜器9内とほぼ同じ圧力(例えば
0.5Kgf/cm2gというように比較的高圧)になっ
ている。これに比して図1(第2の発明)においては、
バイパス管路Byを通る循環流(矢印s)にオリフィス
52の流通抵抗に因る圧力降下を生じ、圧縮機12の吸
込側Inは精溜器9内よりも低圧に保たれる。このた
め、第1の電磁弁15が開弁されたとき、圧力分布の逆
転に因る混合ガスの逆流は著しく軽減され、殆ど実害を
生じない。抽気装置の運転条件は必ずしも一定ではな
く、従って第1の電磁弁15と第2の電磁弁51とが交
互に開閉されるサイクルタイムも変動する。従って、前
記の吸込側の個所Inを最適圧力に保つことは容易では
ない。該個所Inの圧力が高すぎると混合ガスの逆流を
生じる虞れ無しとしない。また、上記の個所Inの圧力
が低すぎると、圧縮機12および圧縮機駆動用電動機な
どにトラブルを生じる虞れ無しとしない。すなわち、抽
気は一般的に1カ月に1回〜2回程度行うため抽気装置
としての停止時間が長い。この停止期間中に精溜器9内
の圧力が大気圧程度に低下していることも無しとしな
い。また、開放点検査整備後の抽気操作の際は精溜器9
内の圧力が大気圧となっている。この状態における抽気
装置の挙動を考察すると、次のごとくである。分離器4
内に混合ガスが溜って、その圧力が次第に上昇し、0.1
Kgf/cm2gに達して第1の電磁弁15が開かれる
と、圧縮機12の運転が開始される。しかし、上記第1
の電磁弁15の開弁時間は、例えば5秒間というように
短く、このため精溜器9内の圧力は殆ど上昇しない。こ
のため、第1の電磁弁15が開弁し、第2の電磁弁51
が開弁した時の各部の圧力は、次のごとくである。
【0019】精溜器9内の圧力は約0Kgf/cm2g 圧縮機12の吸込圧力は、例えば−650mmHg 圧縮機12の吸込圧力が過度に低い(一般的に−600
Kgf/cm2gよりも低圧)と、圧縮機の運転に支障を
生じるので、該圧縮機12の運転を継続するためには、
該圧縮機12の吸込側圧力が適正値となるような手段を
講じる必要が有る。
Kgf/cm2gよりも低圧)と、圧縮機の運転に支障を
生じるので、該圧縮機12の運転を継続するためには、
該圧縮機12の吸込側圧力が適正値となるような手段を
講じる必要が有る。
【0020】図2は第2の発明に関する、上記と異なる
実施例を示し、図1の構成に第3の電磁弁および補助オ
リフィスを付加した系統図である。本図2に示した第2
の電磁弁51およびオリフィス52は前掲の図1に示し
た構成部材であって、自動制御器61によって前記実施
例(図1)におけると同様に制御される。本実施例にお
いては上記オリフィス52と並列に、第3の電磁弁53
を備えた補助オリフィス54が接続されている。本例に
おける自動制御器61は、圧力センサ9bから精溜器9
内の圧力を表わす信号を入力され、該精溜器9内の圧力
に応じて第3の電磁弁53を開閉制御する。本実施例に
おいては、精溜器9内の圧力が所定圧力P1よりも低圧
になると第3の電磁弁が開かれ、所定圧力P2よりも高
圧になると閉じられる。上記P1,P2の値は任意に設定
することができるが、本発明者の試験,研究によると、 P1>1.0Kgf/cm2g 望ましくはP1≒1.4
Kgf/cm2g P2<3.0Kgf/cm2g 望ましくはP2≒1.9
Kgf/cm2g とすると好結果が得られる。これは、第3の電磁弁53
を開弁している状態で精溜器内圧力が3.0Kgf/cm
2g以上になると、これに伴って圧縮機の吸込側Inの
圧力も高くなって、第1の電磁弁51が開弁したとき混
合ガス逆流の虞れを生じるからであり、第3の電磁弁5
3が閉弁している状態では精溜器内圧力が1.0Kgf
/cm2g以下では圧縮機12の吸込圧力が低下しすぎる
からである。
実施例を示し、図1の構成に第3の電磁弁および補助オ
リフィスを付加した系統図である。本図2に示した第2
の電磁弁51およびオリフィス52は前掲の図1に示し
た構成部材であって、自動制御器61によって前記実施
例(図1)におけると同様に制御される。本実施例にお
いては上記オリフィス52と並列に、第3の電磁弁53
を備えた補助オリフィス54が接続されている。本例に
おける自動制御器61は、圧力センサ9bから精溜器9
内の圧力を表わす信号を入力され、該精溜器9内の圧力
に応じて第3の電磁弁53を開閉制御する。本実施例に
おいては、精溜器9内の圧力が所定圧力P1よりも低圧
になると第3の電磁弁が開かれ、所定圧力P2よりも高
圧になると閉じられる。上記P1,P2の値は任意に設定
することができるが、本発明者の試験,研究によると、 P1>1.0Kgf/cm2g 望ましくはP1≒1.4
Kgf/cm2g P2<3.0Kgf/cm2g 望ましくはP2≒1.9
Kgf/cm2g とすると好結果が得られる。これは、第3の電磁弁53
を開弁している状態で精溜器内圧力が3.0Kgf/cm
2g以上になると、これに伴って圧縮機の吸込側Inの
圧力も高くなって、第1の電磁弁51が開弁したとき混
合ガス逆流の虞れを生じるからであり、第3の電磁弁5
3が閉弁している状態では精溜器内圧力が1.0Kgf
/cm2g以下では圧縮機12の吸込圧力が低下しすぎる
からである。
【0021】図3は第2の発明に係る図2の実施例の作
動原理を示し、オリフィスおよび補助オリフィスの開閉
状態と、バイパス管路内における圧力降下との関係を示
す図表である。この図表において横軸は、バイパス管路
Byの流入側に相当する精溜器9内の圧力を示してい
る。そして縦軸は、バイパス管路Byの流出側に相当す
る前記の個所In、すなわち圧縮機12の吸込側圧力を
示している。カーブVは、オリフィス52の流路を開閉
している第2の電磁弁51のみが開き、補助オリフィス
54の流路を開閉している第3の電磁弁53が閉じてい
るときの圧力バランスを表わしている。またカーブW
は、上記第2,第3の電磁弁の両方が開いてオリフィス
52と補助オリフィス54との両方を混合ガスが流通し
得る状態における圧力バランスを表わしている。本図表
に平行斜線を付して示した上限,下限は、それぞれ制御
目標の上限と下限とを示している。いま、第2の電磁弁
51が開いてオリフィス52の流路が開放され、第3の
電磁弁53も開いて補助オリフィス54の流路も開放さ
れた状態を考える。圧縮機12の吐出側である精溜器9
内圧力と、該圧縮機吸込側圧力とのバランス点は、図3
のカーブW上の何処がである。この状態で抽気運転を続
けると、精溜器内圧力は次第に上昇し、これに伴って圧
縮機吸込側圧力も上昇する。すなわち、図3のカーブW
上のバランス点は矢印a方向に移動する。上記のごとく
圧力バランスが変化して、図3に示した上限に達する
と、第3の電磁弁53が閉じられて補助オリフィス54
の流路が閉塞される。この作用を図3について見ると、
カーブWの右上端に達したバランス点が、矢印bのごと
く移動してカーブV上に乗り移る。カーブV上を右上方
向に移動したバランス点が上限に達すると、その圧力を
圧力センサ9bが検出し、放出ユニット9cが精溜器内
のガスを放出する。このようにして、圧縮機12の吸込
側Inの圧力は平行斜線を付して示した上限と下限との
間に保たれる。その結果、該圧縮機12の吸込側圧力が
過度に上昇して混合ガスの逆流を招く虞れが無い。図3
について以上に説明した圧力制御は、精溜器内圧力(横
軸)を基準として補助オリフィス54の流通制御(すな
わち第3の電磁弁53の開閉制御)を行なったが、上述
の作動原理から容易に理解されるごとく、図3における
縦軸(圧縮機吸込側圧力)を基準として圧力制御を行な
うことも可能である。次に、圧縮機の吸込側圧力を基準
とした実施例について説明する。
動原理を示し、オリフィスおよび補助オリフィスの開閉
状態と、バイパス管路内における圧力降下との関係を示
す図表である。この図表において横軸は、バイパス管路
Byの流入側に相当する精溜器9内の圧力を示してい
る。そして縦軸は、バイパス管路Byの流出側に相当す
る前記の個所In、すなわち圧縮機12の吸込側圧力を
示している。カーブVは、オリフィス52の流路を開閉
している第2の電磁弁51のみが開き、補助オリフィス
54の流路を開閉している第3の電磁弁53が閉じてい
るときの圧力バランスを表わしている。またカーブW
は、上記第2,第3の電磁弁の両方が開いてオリフィス
52と補助オリフィス54との両方を混合ガスが流通し
得る状態における圧力バランスを表わしている。本図表
に平行斜線を付して示した上限,下限は、それぞれ制御
目標の上限と下限とを示している。いま、第2の電磁弁
51が開いてオリフィス52の流路が開放され、第3の
電磁弁53も開いて補助オリフィス54の流路も開放さ
れた状態を考える。圧縮機12の吐出側である精溜器9
内圧力と、該圧縮機吸込側圧力とのバランス点は、図3
のカーブW上の何処がである。この状態で抽気運転を続
けると、精溜器内圧力は次第に上昇し、これに伴って圧
縮機吸込側圧力も上昇する。すなわち、図3のカーブW
上のバランス点は矢印a方向に移動する。上記のごとく
圧力バランスが変化して、図3に示した上限に達する
と、第3の電磁弁53が閉じられて補助オリフィス54
の流路が閉塞される。この作用を図3について見ると、
カーブWの右上端に達したバランス点が、矢印bのごと
く移動してカーブV上に乗り移る。カーブV上を右上方
向に移動したバランス点が上限に達すると、その圧力を
圧力センサ9bが検出し、放出ユニット9cが精溜器内
のガスを放出する。このようにして、圧縮機12の吸込
側Inの圧力は平行斜線を付して示した上限と下限との
間に保たれる。その結果、該圧縮機12の吸込側圧力が
過度に上昇して混合ガスの逆流を招く虞れが無い。図3
について以上に説明した圧力制御は、精溜器内圧力(横
軸)を基準として補助オリフィス54の流通制御(すな
わち第3の電磁弁53の開閉制御)を行なったが、上述
の作動原理から容易に理解されるごとく、図3における
縦軸(圧縮機吸込側圧力)を基準として圧力制御を行な
うことも可能である。次に、圧縮機の吸込側圧力を基準
とした実施例について説明する。
【0022】図2に仮想線で示した圧力センサPを設け
て、圧縮機12の吸込側Inの圧力を検出して自動制御
器61に入力させる。該自動制御器61は、検出圧力が
P3以下になると第3の電磁弁53を開いて補助オリフ
ィス54を開放し、検出圧力がP4以上になると第3の
電磁弁53を閉じて補助オリフィス54の流路を閉塞す
る。上記の値P3,P4は任意に設定することができる
が、本発明者の試験,研究によると、 P3>−600mmHg P4<±0mmHg とすると好結果が得られる。
て、圧縮機12の吸込側Inの圧力を検出して自動制御
器61に入力させる。該自動制御器61は、検出圧力が
P3以下になると第3の電磁弁53を開いて補助オリフ
ィス54を開放し、検出圧力がP4以上になると第3の
電磁弁53を閉じて補助オリフィス54の流路を閉塞す
る。上記の値P3,P4は任意に設定することができる
が、本発明者の試験,研究によると、 P3>−600mmHg P4<±0mmHg とすると好結果が得られる。
【0023】吸込側圧力が±0mmHg以上であると逆流
を生じる虞れが有り、また−600mmHg以上の高真空
になると圧縮機12の吸込圧力の許容限度以下になる虞
れが有るからである。
を生じる虞れが有り、また−600mmHg以上の高真空
になると圧縮機12の吸込圧力の許容限度以下になる虞
れが有るからである。
【0024】図4は第2の発明に係る冷凍機の抽気装置
を示し、前記と異なる実施例の系統図である。この実施
例の構成を図1の実施例に比較すると、固定オリフィス
52を調圧弁55で代替したものと等価である。本例の
調圧弁55は減圧弁形の調圧弁であって、自動制御器6
1の直接的な制御を受けないで、第1の電磁弁15が開
かれているとき、該減圧弁形調圧弁の下流側(すなわち
圧縮機12の吸込側In)の圧力を±0mmHg〜−60
0mmHgに調圧するように調整しておく。このように構
成しても、図2実施例と同様の作用,効果が得られる。
を示し、前記と異なる実施例の系統図である。この実施
例の構成を図1の実施例に比較すると、固定オリフィス
52を調圧弁55で代替したものと等価である。本例の
調圧弁55は減圧弁形の調圧弁であって、自動制御器6
1の直接的な制御を受けないで、第1の電磁弁15が開
かれているとき、該減圧弁形調圧弁の下流側(すなわち
圧縮機12の吸込側In)の圧力を±0mmHg〜−60
0mmHgに調圧するように調整しておく。このように構
成しても、図2実施例と同様の作用,効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】第1の発明によると、第1の電磁弁が閉
じているとき第2の電磁弁が開かれて圧縮機のバイパス
管路が連通されるので、該圧縮機を連続的に運転して
も、吸込側を閉塞された形にはならず、圧縮機に不具合
を生じたり安全装置が作動したりする虞れが無い。ま
た、第1の電磁弁が開かれると第2の電磁弁が閉じてバ
イパス管路が閉塞される。バイパス管路が閉塞される
と、該バイパス管路が設けられていない状態と等価にな
って、圧縮機は本来の機能を果たし、精溜器内の混合ガ
スの圧力を上昇させて冷媒ガスの分圧を相対的に低下さ
せ、随伴放出される冷媒ガスの含有率を減少させる。
じているとき第2の電磁弁が開かれて圧縮機のバイパス
管路が連通されるので、該圧縮機を連続的に運転して
も、吸込側を閉塞された形にはならず、圧縮機に不具合
を生じたり安全装置が作動したりする虞れが無い。ま
た、第1の電磁弁が開かれると第2の電磁弁が閉じてバ
イパス管路が閉塞される。バイパス管路が閉塞される
と、該バイパス管路が設けられていない状態と等価にな
って、圧縮機は本来の機能を果たし、精溜器内の混合ガ
スの圧力を上昇させて冷媒ガスの分圧を相対的に低下さ
せ、随伴放出される冷媒ガスの含有率を減少させる。
【0026】また第2の発明は、上記第1の発明に併用
され、第2の電磁弁が開かれている状態においてバイパ
ス管路の流通抵抗を適宜に調整し、圧縮機の吐出側と吸
入側との差圧を自動的に適正値に保って、分離器および
圧縮機近傍の圧力分布を制御し、特に、第1の電磁弁が
開弁したとき混合ガスが逆流する虞れを無くし、また、
精溜器9の圧力が低い場合に、圧縮機の吸入側圧力を限
度以下に低下させないように自動的に制御するという優
れた実用的効果を奏する。
され、第2の電磁弁が開かれている状態においてバイパ
ス管路の流通抵抗を適宜に調整し、圧縮機の吐出側と吸
入側との差圧を自動的に適正値に保って、分離器および
圧縮機近傍の圧力分布を制御し、特に、第1の電磁弁が
開弁したとき混合ガスが逆流する虞れを無くし、また、
精溜器9の圧力が低い場合に、圧縮機の吸入側圧力を限
度以下に低下させないように自動的に制御するという優
れた実用的効果を奏する。
【図1】第2の発明の系統図であって、図5に示した第
1の発明の実施例に第2の発明を適用して改良した1例
である。
1の発明の実施例に第2の発明を適用して改良した1例
である。
【図2】第2の発明に関する、上記と異なる実施例を示
し、図1の構成に第3の電磁弁および補助オリフィスを
付加した系統図である。
し、図1の構成に第3の電磁弁および補助オリフィスを
付加した系統図である。
【図3】第2の発明に係る図2の実施例の作動原理を示
し、オリフィスおよび補助オリフィスの開閉状態と、バ
イパス管路内における圧力降下との関係を示す図表であ
る。
し、オリフィスおよび補助オリフィスの開閉状態と、バ
イパス管路内における圧力降下との関係を示す図表であ
る。
【図4】第2の発明に係る冷凍機の抽気装置を示し、前
記と異なる実施例の系統図である。
記と異なる実施例の系統図である。
【図5】第1の発明に係る圧力制御機構の系統図を示
し、先願の発明(特願平4−181035号)の実施例
である図8の系統図に第1の発明を適用して改良した1
例である。
し、先願の発明(特願平4−181035号)の実施例
である図8の系統図に第1の発明を適用して改良した1
例である。
【図6】従来例の抽気装置を備えた冷凍機を模式的に描
いた系統図である。
いた系統図である。
【図7】前掲の図6と異なる従来例を示す系統図であ
る。
る。
【図8】先願の発明に係る抽気装置の実施例を示す系統
図である。
図である。
1…冷凍機、1a…凝縮器、1b…蒸発器、1c…圧縮
機、2…圧縮機、4…分離器、6…放出ユニット、7…
フロート式の弁、8…冷却ジャケット、9…精溜器、9
a…冷却管、9c…放出ユニット、10…冷熱源、10
a…低温流体、10b…圧縮機、10c…冷却器、12
…圧縮機、13,13′…ドライヤ、14…電磁弁、1
5…第1の電磁弁、51…第2の電磁弁、52…固定オ
リフィス、53…第3の電磁弁、54…補助オリフィ
ス、55…調圧弁、61…自動制御器、By…バイパス
管路、In…圧縮機の吸込側、P…圧力センサ、s…バ
イパス管路を通る循環流、V…固定オリフィスが開放さ
れて補助オリフィスが閉塞された状態における圧力バラ
ンスを示すカーブ、W…固定オリフィスおよび補助オリ
フィスが開放された状態における圧力バランスを示すカ
ーブ、a…カーブV上の初期値を示す圧力バランス点、
b…圧力制御範囲の下限における圧力バランス点。
機、2…圧縮機、4…分離器、6…放出ユニット、7…
フロート式の弁、8…冷却ジャケット、9…精溜器、9
a…冷却管、9c…放出ユニット、10…冷熱源、10
a…低温流体、10b…圧縮機、10c…冷却器、12
…圧縮機、13,13′…ドライヤ、14…電磁弁、1
5…第1の電磁弁、51…第2の電磁弁、52…固定オ
リフィス、53…第3の電磁弁、54…補助オリフィ
ス、55…調圧弁、61…自動制御器、By…バイパス
管路、In…圧縮機の吸込側、P…圧力センサ、s…バ
イパス管路を通る循環流、V…固定オリフィスが開放さ
れて補助オリフィスが閉塞された状態における圧力バラ
ンスを示すカーブ、W…固定オリフィスおよび補助オリ
フィスが開放された状態における圧力バランスを示すカ
ーブ、a…カーブV上の初期値を示す圧力バランス点、
b…圧力制御範囲の下限における圧力バランス点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮武 輝佳 東京都港区高輪2−20−36 日立ビル施設 エンジニアリング株式会社内
Claims (18)
- 【請求項1】 冷凍機内に漏入した非凝縮性ガスと冷媒
ガスとの混合ガスを抽出して分離器(4)に導くととも
にこれを冷却して冷媒ガスの一部を液化せしめ、これを
冷凍機に還流せしめ、かつ、残余の混合ガスを圧縮機
(12)によって加圧し、精溜器(9)で強冷して、上
記残余の混合ガス中の冷媒ガスの一部を液化させ、上記
精溜器内のガス圧が所定圧力となったとき該精溜器内の
ガスを放出ユニット(9c)から大気中に放出する抽気
装置において、 前記の分離器(4)と前記圧縮機(12)との間に第1
の電磁弁(15)を設けるとともに、上記の圧縮機(1
2)の吸込側と吐出側とを連通するバイパス管路(B
y)を設けて、該バイパス管路に第2の電磁弁(51)
を介挿接続し、 かつ、前記第1の電磁弁(15)が閉じたとき第2の電
磁弁(51)を開かせる自動制御器(61)を設けたこ
とを特徴とする、冷凍機の抽気装置における圧力制御機
構。 - 【請求項2】 前記のバイパス管路(By)中に前記第
2の電磁弁(51)と直列に、該バイパス管路内の流量
を抑制する手段を設けて前記圧縮機(12)の吸込側圧
力を下降させるようにしたことを特徴とする、請求項1
に記載した冷凍機の抽気装置における圧力制御機構。 - 【請求項3】 前記のバイパス管路(By)内の流量を
制限する手段は、1個の固定オリフィス、若しくは、直
列に接続された複数個の固定オリフィスであることを特
徴とする、請求項2に記載した冷凍機の抽気装置におけ
る圧力制御機構。 - 【請求項4】 前記の1個の固定オリフィス若しくは直
列に接続された複数個の固定オリフィスに対して、前記
第2の電磁弁(51)と別体の第3の電磁弁(53)が
設けられ、さらに、上記第3の電磁弁と直列に接続され
た補助オリフィス(54)を具備していることを特徴と
する、請求項3に記載した冷凍機の抽気装置における圧
力制御機構。 - 【請求項5】 前記の第3の電磁弁(53)は、精溜器
(9)内の圧力信号を入力される自動制御器によって開
閉制御され、圧縮機(12)の吸込圧力が所定の圧力範
囲に保たれる構造であることを特徴とする、請求項4に
記載した冷凍機の抽気装置における圧力制御機構。 - 【請求項6】 前記の第3の電磁弁(53)は、圧縮機
(12)の吸込圧力信号を入力される自動制御器によっ
て開閉制御され、該圧縮機吸込圧力が所定の圧力範囲に
保たれる構造であることを特徴とする、請求項4に記載
した冷凍機の抽気装置における圧力制御機構。 - 【請求項7】 前記の圧縮機(12)の吸込圧力を保持
すべき所定の圧力範囲が±0mmHg〜−600mmHgで
あることを特徴とする、請求項5および同6に記載した
冷凍機の抽気装置における圧力制御機構。 - 【請求項8】 前記のバイパス管路(By)中に、第2
の電磁弁(51)と直列に設けられる流量制御手段は、
調圧弁であることを特徴とする、請求項2に記載した冷
凍機の抽気装置における圧力制御機構。 - 【請求項9】 前記の調圧弁は減圧弁形の調圧弁であっ
て、圧縮機(12)の吸込側の圧力を±0mmHg〜−6
00mmHgに保つようになっていることを特徴とする、
請求項8に記載した冷凍機の抽気装置における圧力制御
機構。 - 【請求項10】 冷凍機内に漏入した非凝縮性ガスと冷
媒ガスとの混合ガスを抽出して分離器(4)に導くとと
もにこれを冷却して冷媒ガスの一部を液化せしめ、これ
を冷凍機に還流せしめ、かつ、残余の混合ガスを圧縮機
(12)によって加圧し、精溜器(9)で強冷して、上
記残余の混合ガス中の冷媒ガスの一部を液化させ、上記
精溜器内のガス圧が所定圧力となったとき該精溜器内の
ガスを放出ユニット(9c)から大気中に放出する抽気
装置において、 前記の分離器(4)と前記圧縮機(12)との間に第1
の電磁弁(15)を設けるとともに、上記の圧縮機(1
2)の吸込側と吐出側とを連通するバイパス管路(B
y)を設けて、該バイパス管路に第2の電磁弁(51)
を介挿接続し、 自動制御器(61)によって前記第1,第2の電磁弁を
連動的に開閉制御し、第1の電磁弁が閉じているときは
第2の電磁弁を開いて前記圧縮機(12)を保護するこ
とを特徴とする、冷凍機の抽気装置における圧力制御方
法。 - 【請求項11】 前記のバイパス管路(By)中に前記
第2の電磁弁(51)と直列に、該バイパス管路内の流
量を抑制する手段を設けて、上記第2の電磁弁が開かれ
ているときも上記のバイパス管路内に差圧を発生せしめ
て、前記圧縮機(12)の吸込側に接続されている分離
器(4)内の圧力よりも、該圧縮機の吸込側の圧力を低
く保つことを特徴とする、請求項10に記載した冷凍機
の抽気装置における圧力制御方法。 - 【請求項12】 前記のバイパス管路(By)内に、1
個の固定オリフィス、若しくは、直列に接続された複数
個の固定オリフィスを設けて該バイパス管路内の流量を
抑制することを特徴とする、請求項11に記載した冷凍
機の抽気装置における圧力制御方法。 - 【請求項13】 前記の1個の固定オリフィス若しくは
直列に接続された複数個の固定オリフィスに対して、前
記第2の電磁弁(51)と別体の第3の電磁弁(53)
を設けるとともに、上記第3の電磁弁と直列に接続され
た補助オリフィス(54)を設け、上記第3の電磁弁を
第2の電磁弁と別個に開閉制御することを特徴とする、
請求項12に記載した冷凍機の抽気装置における圧力制
御方法。 - 【請求項14】 前記の第3の電磁弁(53)を、精溜
器(9)内の圧力信号を入力される自動制御器によって
開閉制御し、圧縮機(12)の吸込圧力を所定の圧力範
囲に保つことを特徴とする、請求項13に記載した冷凍
機の抽気装置における圧力制御方法。 - 【請求項15】 前記の第3の電磁弁(53)を、圧縮
機(12)の吸込圧力信号を入力される自動制御器によ
って開閉制御し、該圧縮機吸込圧力を所定の圧力範囲に
保つことを特徴とする、請求項13に記載した冷凍機の
抽気装置における圧力制御方法。 - 【請求項16】 前記の圧縮機(12)の吸込圧力を保
持すべき所定の圧力範囲を、±0mmHg〜−600mmH
gとすることを特徴とする、請求項14および同15に
記載した冷凍機の抽気装置における圧力制御方法。 - 【請求項17】 前記のバイパス管路(By)中に、第
2の電磁弁(51)と直列に調圧弁を設けて、該バイパ
ス管路内の圧力降下を自動的に制御することを特徴とす
る、請求項11に記載した冷凍機の抽気装置における圧
力制御方法。 - 【請求項18】 前記の調圧弁として減圧弁を用い、圧
縮機(12)の吸込側圧力を±0mmHg〜−600mmH
gに保つことを特徴とする、請求項17に記載した冷凍
機の抽気装置における圧力制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17551693A JPH0727450A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 冷凍機の抽気装置における圧力制御機構および圧力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17551693A JPH0727450A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 冷凍機の抽気装置における圧力制御機構および圧力制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727450A true JPH0727450A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15997425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17551693A Pending JPH0727450A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 冷凍機の抽気装置における圧力制御機構および圧力制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727450A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115540414A (zh) * | 2021-06-30 | 2022-12-30 | 江苏航运职业技术学院 | 一种不凝性气体排放系统及排放控制方法 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP17551693A patent/JPH0727450A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115540414A (zh) * | 2021-06-30 | 2022-12-30 | 江苏航运职业技术学院 | 一种不凝性气体排放系统及排放控制方法 |
| CN115540414B (zh) * | 2021-06-30 | 2026-02-24 | 江苏航运职业技术学院 | 一种不凝性气体排放系统及排放控制方法 |
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