JPH07274906A - 包装食品 - Google Patents

包装食品

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JPH07274906A
JPH07274906A JP7033148A JP3314895A JPH07274906A JP H07274906 A JPH07274906 A JP H07274906A JP 7033148 A JP7033148 A JP 7033148A JP 3314895 A JP3314895 A JP 3314895A JP H07274906 A JPH07274906 A JP H07274906A
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千香子 保芦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変化のある食感を有する包装食品を提供す
る。 【構成】 この包装食品23は、棒状に成形されたごぼう
19と、このごぼう19を覆うように、ごぼう19の軸方向に
押出し成形された魚肉、カニ肉、エビ肉、イカ肉、畜肉
のすり身から選ばれるペースト状食品素材18と、このペ
ースト状食品素材18の外周を覆い、封止された筒状フィ
ルム17とから構成され、加熱処理によってペースト状食
品素材18がゲル化されている。ごぼう19は2本以上であ
ってもよく、また、必ずしも中心部に埋設されていなく
てもよい。筒状フィルム17としては、可食性フィルムを
用いるのが好ましい。この包装食品23は、比較的歯ごた
えのあるごぼう19と、歯ざわりのやわらかいペースト状
食品素材18とにより、変化に富んだ食感を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状フィルムを利用し
た包装食品に関する。
【0002】
【従来の技術】筒状フィルムの中に魚肉、畜肉等のすり
身を充填させた包装食品は種々知られており、そのうち
古くはソーセージが挙げられる。このソーセージは、畜
肉を加工処理して天然腸などに充填したものであり、従
来からある包装食品の一種である。また、近年、畜肉す
り身中に、例えばチーズなどの他の食品素材を入れたソ
ーセージも提案されている。すなわち、二重円筒状のノ
ズルの外周部から畜肉すり身を押出し、それと同時に中
心部からチーズを押出して筒状フィルムに充填したもの
である。
【0003】このような筒状フィルムで包んだ食品は、
包装によって保存性を良好にでき、フィルムが可食性の
場合は、包装を剥がさずにそのまま食べられる便利さも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、異なる
食品素材を複合して筒状フィルムに充填する場合、従来
はいずれもペースト状の食品素材を用いていたため、最
終的に得られる各食品素材のテクスチャー等の食感が同
質のものとなり、食感に変化をもたらすことができなか
った。そこで、食感に変化を持たせるには、食品素材の
選択を異質なものとすればよいが、その製造がノズルか
らの同時押し出し成形によるため、一方の食品素材を例
えば固形状のものとすることは成形上極めて困難と考え
られ、全く試みられていないのが現状であった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解消し、テ
クスチャー等の異なった変化のある食感を有する包装食
品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による包装食品は、1本又は2本以上の棒状に成
形されたごぼうと、このごぼうを覆うように、上記ごぼ
うの軸方向に沿って押出し成形された魚肉、カニ肉、エ
ビ肉、イカ肉、畜肉のすり身から選ばれたペースト状食
品素材と、上記ペースト状食品素材の外周を覆い、封止
された筒状フィルムとを備え、加熱処理によって上記ペ
ースト状食品素材がゲル化されていることを特徴とす
る。
【0007】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て詳細に説明する。本発明においてごぼうとしては、棒
状に成形したものを、1本又は2本以上用いる。
【0008】本発明においてペースト状食品素材として
は、カニ肉、エビ肉、イカ肉、畜肉のすり身から選ばれ
たものが使用される。これらはいずれも加熱処理により
ゲル化可能なものである。この場合、魚肉すり身は、例
えばスケソウダラ、グチ、サメ、ホッケ等の原料魚また
はそれらより製造したすり身に、食塩を2 〜 4重量%添
加し、さらに必要に応じて澱粉、グルタミン酸ソーダ、
グリシン、砂糖、卵白、油脂等の副原料と水を添加し、
攪拌機等によって練成することにより調製することがで
きる。また、畜肉のすり身は、例えば鳥肉、豚肉、牛
肉、羊肉、馬肉、魚肉等の原料肉に、食塩、硝石、亜硝
酸ナトリウム等を添加して塩漬けし、肉ひき機を用いて
細かく肉ひきし、さらに、澱粉、植物性蛋白等の副原
料、香辛料、着色料、合成保存料、乳化安定剤等を添加
し、攪拌機等で練成することにより調製することができ
る。
【0009】これらのペースト状食品は、ごぼうの軸方
向に沿って押出し成形して、ごぼうを覆うようにする。
【0010】本発明において筒状フィルムとしては、可
食性フィルムを用いるのが好ましいが、必ずしも可食性
である必要はなく、可食性でない合成樹脂フィルムを用
いてもよい。可食性の筒状フィルムとしては、例えば、
豚、羊等の腸からなる天然フィルムやオブラート、アミ
ロースフィルム、アルギン酸フィルム、プルランフィル
ム、コラーゲンフィルム等の合成フィルムが使用される
が、品質が均一で成形が容易なものがより好ましく、中
でも熱収縮性を有するコラーゲンフィルムが特に好まし
い。
【0011】本発明の包装食品は、例えば、環状ノズル
に、予め一端を閉塞させておいた筒状フィルムを装着
し、環状ノズルの吐出口からペースト状食品素材を押出
すと同時に、1本又は2本以上の棒状に成形されたごぼ
うを環状ノズルの内側の挿通孔から供給して、ペースト
状食品素材がごぼうの回りを覆い、更にその外周を筒状
フィルムが覆った状態とした後、筒状フィルムを例えば
所定の長さ毎にねじって封止し、次いで、加熱処理して
ペースト状食品素材をゲル化させることにより製造する
ことができる。
【0012】
【作用】本発明の包装食品は、棒状に成形された歯ごた
えのあるごぼうが、その繊維状の組織を破壊されること
なく、歯ざわりのやわらかいペースト状食品素材で覆わ
れ、それらの外周が筒状フィルムで覆われてなっている
ので、これを食すると、比較的やわらかいペースト状食
品素材を噛み切った後に、繊維質で歯ごたえのあるごぼ
うを噛み切ることになるので、変化に富んだテクスチャ
ーおよび風味が得られる。
【0013】また、筒状フィルムで包まれているので、
包装によって保存性を良好にできる。なお、好ましい態
様において、フィルムが可食性の場合は、包装を剥がさ
ずにそのまま食べられる便利さもある。
【0014】
【実施例】図1、2には、本発明の包装食品を製造する
方法の一例が示されている。図1は、本発明の包装食品
を製造する方法の一例を示す斜視図であり、図2は、図
1による製造過程の断面図である。
【0015】図1、2に示す環状ノズル11は、外筒12と
内筒13とを一方の端部で一体的に接合し、内筒13の内側
に挿通孔14を形成し、外筒12と内筒13の他方の端部に環
状の吐出口15を形成し、外筒12に上記吐出口15に連通す
る供給管16を接続してなっている。なお、供給管16は図
示を省略した攪拌機等に接続されている。図1の例で
は、環状ノズル11が円形状をなしているが、これに限ら
ず、例えば、楕円形状の外、三角形状、四角形状その他
の多角形状のものであってもよい。
【0016】本発明の包装食品を製造するには、まず、
環状ノズル11外周の吐出口15の外周に、筒状フィルム17
を蛇腹状に折り畳んだ状態で装着しておき、ごぼう19は
挿通孔14に通して配置しておく。また、吐出口15には、
攪拌機等から供給管16を経由させてペースト状食品素材
18を満たしておく。この場合、ごぼう19は挿通孔14内の
中心部に配置する必要はなく、挿通孔14の中心から偏心
していてもよい。
【0017】この状態で、環状ノズル11の吐出口15から
ペースト状食品素材18を押出し、同時にごぼう19を筒状
フィルム17内に供給する。ごぼう19の筒状フィルム17へ
の供給は、例えば図2に示すように、環状ノズル11をA
方向に平行移動させるか、あるいは、ごぼう19の上下位
置に複数の鼓形状のローラ20を当接配置し、このローラ
20を矢印方向に回転させて、ごぼう19を筒状フィルム17
方向に移動させることにより行なう。ペースト状食品素
材18の押出しと、ごぼう19の供給に伴って、筒状フィル
ム17は押出し方向に延出し、筒状フィルム17内には、ペ
ースト状食品素材18とごぼう19が充填される。これによ
り、筒状フィルム17内で、ペースト状食品素材18がごぼ
う19の回りを包んだ状態に成形される。このような両者
の充填に伴ない、筒状フィルム17の延出を補助する必要
があるが、例えば、その補助を、鼓形状のローラ21ある
いは引張保持手段22により行なうことができる。ローラ
21で行なう場合は、ローラ21を、筒状フィルム17外周の
上下位置に当接配置し、矢印方向に回転させて送り出
す。
【0018】次いで、上記のように筒状フィルム17によ
って包装されたものを、所定の長さ毎にねじって封止
し、加熱処理してペースト状食品素材18をゲル化させる
ことにより、包装食品23を得ることができる。
【0019】図3、4には、上記の図1、2に示す製造
方法により製造された本発明の包装食品の一実施例が示
されている。図3は、図2のIII-III 線に沿った断面図
であり、図4は上記の製造方法により製造された本発明
の包装食品の側断面図である。
【0020】この包装食品23は、その中心部にごぼう19
が埋設され、このごぼう19の回りをゲル化されたペース
ト状食品素材18が覆い、その外周を筒状フィルム17が覆
っている。
【0021】ペースト状食品素材18としては、魚肉、カ
ニ肉、エビ肉、イカ肉、畜肉のすり身から選ばれたもの
が用いられ、筒状フィルム17としては可食性フィルムが
用いられている。
【0022】この包装食品23は、食したときに、比較的
歯ごたえのあるごぼう19と、歯ざわりのやわらかいゲル
化されたペースト状食品素材18との、それぞれ異ったテ
クスチャーが得られ、変化に富んだ噛みごたえを有して
いる。
【0023】図5には、本発明の包装食品を製造する方
法の他の例に用いる環状のノズルが示されている。
【0024】この環状のノズル11は、外筒12の内部に内
筒13が2 つ設けられ、これによって挿通孔14が2 つ形成
されている。そして、これらの挿通孔14から2本のごぼ
うをそれぞれ供給するようにされている。
【0025】この環状のノズル11を用い、上記2つの挿
通孔14から2本のごぼうをそれぞれ供給して、上記と同
様な方法で成形すれば、2本のごぼうの回りがペースト
状食品素材で覆われ、さらにその外周が筒状フィルムで
覆われた包装食品を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の包装食品
によれば、ペースト状食品素材のやわらかな歯ざわり
と、ごぼうの比較的固い歯ごたえにより、異なったテク
スチャー等を有する変化に富んだ食感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装食品を製造する方法の一例を示す
斜視図である。
【図2】図1による製造過程の断面図である。
【図3】本発明の包装食品の一実施例であって、図2の
III-III 線に沿った断面図である。
【図4】同実施例の側断面図である。
【図5】本発明の包装食品を製造する方法の他の例に用
いる環状のノズルを示す断面図である。
【符号の説明】
11 環状ノズル 14 挿通孔 15 吐出口 17 可食性フィルム 18 ペースト状食品素材 19 ごぼう 20、21 ローラ 23 包装食品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本又は2本以上の棒状に成形されたご
    ぼうと、このごぼうを覆うように、上記ごぼうの軸方向
    に沿って押出し成形された魚肉、カニ肉、エビ肉、イカ
    肉、畜肉のすり身から選ばれたペースト状食品素材と、
    上記ペースト状食品素材の外周を覆い、封止された筒状
    フィルムとを備え、加熱処理によって上記ペースト状食
    品素材がゲル化されていることを特徴とする包装食品。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項において、上記筒
    状フィルムは可食性フィルムである包装食品。
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Citations (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS478159U (ja) * 1971-02-17 1972-09-29
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JPS60237967A (ja) * 1984-05-11 1985-11-26 Osaka Kanetetsu Shokuhin Kk 可食フイルムに充填したハム風ねり製品
JPS6132087U (ja) * 1984-07-31 1986-02-26 冨士シ−ル工業株式会社 ペ−スト状食品の包装袋

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