JPH07276160A - 自動部品締結機 - Google Patents

自動部品締結機

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JPH07276160A
JPH07276160A JP6064895A JP6489594A JPH07276160A JP H07276160 A JPH07276160 A JP H07276160A JP 6064895 A JP6064895 A JP 6064895A JP 6489594 A JP6489594 A JP 6489594A JP H07276160 A JPH07276160 A JP H07276160A
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JP
Japan
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torque
tightening
motor
fastening
waveform
Prior art date
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Application number
JP6064895A
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English (en)
Inventor
Masatomo Adachi
正知 足立
Takeshi Matsumiya
毅 松宮
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Nittoseiko Co Ltd
Original Assignee
Nittoseiko Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作者が締付け時のトルク波形を視覚的に観
察することができることによって、締付異常が発生した
ときその原因を早く究明できる自動部品締結機を提供す
る。 【構成】 回転駆動するモータ6と、ワークを締結する
部品にモータ6の回転駆動力を伝達する工具10と、工
具10の軸トルクを検出する軸トルク検出手段11,1
2,30,43〜47と、部品締結開始後、軸トルク検
出手段が検出するトルク値が所定の値に達した時に、モ
ータ6の駆動を停止させモータ停止手段と、締め付け時
に時間を計上するタイマと、軸トルク検出手段が検出し
た軸トルクを、タイマが計上する時間と対応させてRA
M52に蓄積するデータ蓄積手段と、RAM52に蓄積
されたデータを読み出して、トルク波形として視覚的に
表示する表示手段60と、を備えることを特徴とする自
動部品締結機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ねじ締め機、自動
キャップ締め機などの自動部品締結機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動ねじ締め機や自動キャップ締め機等
の自動部品締結装置は、モータによりドライバビットや
キャップドライバ等の工具を回転させて、ねじやキャッ
プ等の部品でワークを締付ける。ここで、締付けトルク
を制御する場合には、この工具に加わる負荷に応じて変
動するモータの負荷電流を検出し、この検出値が、希望
締付トルク値に対応する所定の電流値に達した時に、モ
ータの駆動を停止させるようにした装置、あるいは、工
具に加わる軸トルクを、磁歪センサーや歪ゲージなどの
トルク検出器により検出し、これが一定の値に達すれば
モータの駆動を停止させるようにした装置が一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のトルクコント
ロール機構付の自動部品締結装置で、部品をワークに締
付けるとき、締結終了後の部品の締付けトルクは、所定
の希望締付トルク値と一致するのが望ましいが、実際上
は、ワークの状態や、芯が合っていない、或はねじやキ
ャップ等の部品のばらつき等、様々な原因によって、所
望の締付けトルク値で部品を締付けることができないこ
ともある。このような締付異常が発生した場合、操作者
がその原因を究明する必要が生じる。
【0004】操作者が原因を究明する際、部品、被締結
材、締結材の状態等を観察して原因を究明するという方
法もあるが、この方法だけで原因を究明しようとする
と、究明に長い時間がかかり作業が長く中断されやす
い。本発明は、このような課題に鑑み、操作者が締付け
時のトルク波形を視覚的に観察することができることに
よって、締付異常が発生したときその原因を早く究明で
きる自動部品締結機を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる請求項1記載の自動部品締結機は、
回転駆動するモータと、ワークを締結する部品にモータ
の回転駆動力を伝達する工具と、工具の軸トルクを検出
する軸トルク検出手段と、部品締結開始後、軸トルク検
出手段が検出するトルク値が所望の値に達した時に、モ
ータの駆動を停止させるモータ停止手段と、締付け時に
時間を計上するタイマと、軸トルク検出手段が検出した
軸トルクを、タイマが計上する時間と対応させてメモリ
に蓄積するデータ蓄積手段と、メモリに蓄積されたデー
タを読み出して、トルク波形として視覚的に表示する表
示手段と、を備えることを特徴としている。
【0006】ここで、表示手段が表示するトルク波形
は、締付け開始から終了までの全体のトルク波形全体
(図18参照)であってもよいし、トルク波形の中から
締付異常の解析に役立つ部分を抽出して表示させてもよ
い。また、請求項2記載の自動部品締結機は、請求項1
記載の自動部品締結機に対して、更に、締付異常を検出
する締付異常検出手段を備え、表示手段は、締付異常検
出手段が締付異常を検出した時に、メモリに蓄積された
データを読み出して、トルク波形として視覚的に表示す
る手段であることを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の自動部品締結機は、
請求項1記載の自動部品締結機に対して、表示手段は、
メモリに蓄積するデータを締付け過程において逐次トル
ク波形として視覚的に表示する手段であることを特徴と
している。
【0008】
【作用】上記構成によれば、請求項1記載の自動部品締
結機において、部品締結開始後、軸トルク検出手段が検
出するトルク値が所望の値に達したとき、モータ停止手
段がモータの駆動を停止する。締付け時には、タイマは
時間を計上し、データ蓄積手段は軸トルク検出手段が検
出した軸トルクのデータを、タイマが計上する時間と対
応させてメモリに蓄積する。
【0009】そして、表示手段は、メモリに蓄積された
データを読み出して、トルク波形として表示する。従っ
て、この表示されたトルク波形を操作者が観察して、締
付異常の原因解析を行うことができる。また、請求項2
記載の自動部品締結機は、締付け時において、締付異常
が発生すれば、締付異常検出手段がそれを検出する。そ
して、表示手段は、締付異常検出手段が締付異常を検出
した時に、メモリに蓄積されたデータを読み出して、ト
ルク波形として視覚的に表示する。従って、トルク波形
が表示されるときは、締付異常が発生したときである。
【0010】また、請求項3記載の自動部品締結機にお
ける表示手段は、メモリに蓄積するデータを、締付け過
程において逐次トルク波形として視覚的に表示する。従
って、操作者は、締付け過程においてもリアルタイムで
表示されるトルク波形を観察し、締付異常を発見するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。 [実施例1]予め設定された指示に従って、トルク波形
をLCDに表示、或はプリンタで印字する例。
【0012】図1は、本発明に係る自動部品締結機の一
例の自動ねじ締め機の外観を示す正面図(a)及び側面
図(b)であり、図2は、この自動ねじ締め機の構成を
示すブロック図である。図1に示すように、この自動ね
じ締め機は、自動ねじ締め機本体1と、本体1をコント
ロールする制御ボックス16と、電源ボックス17とか
ら構成されており、制御ボックス16と電源ボックス1
7は、本体1の上部に設置されている。
【0013】図2に示すように、自動ねじ締め機本体1
は、フレーム13(図2では省略)に取付けられた昇降
駆動源2と、昇降駆動源2によって昇降するドライバ台
3と、ドライバ台3上に取付けられたドライバ本体4
と、ワークを締結するねじ(不図示)にドライバ本体4
の回転駆動力を伝達するドライバビット10とから構成
されている。
【0014】ドライバ本体4は、円筒状のギアケース5
を介して、ドライバ台3上に固定されており、ドライバ
本体4とドライバビット10は、昇降駆動源2によって
ドライバ台3と共に昇降する。ドライバ本体4は、回転
駆動するモータ6と、モータ6の回転駆動力を減速しな
がら伝達する減速部7と、減速部7からの回転駆動力を
さらに大きく減速しながら伝達する差動遊星ギア機構2
0とから構成されている。そして、差動遊星ギア機構2
0は、その下部に出力軸24を有しており、ドライバビ
ット10は、ジョイントユニット9によって出力軸24
に連結されている。
【0015】モータ6は、例えばDCサーボモータであ
る。また、減速部7内には潤滑オイルが充填されてい
る。差動遊星ギア機構20は、その中心部に位置する太
陽ギア21aと、太陽ギア21aの周囲を等間隔をおい
て噛合するように配置された3個の遊星ギア21bと、
3個の遊星ギア21bの外側を囲むリングギア部21c
とを有し、このリングギア部21cには、遊星ギア21
bと噛合する内噛部が形成されている。
【0016】太陽ギア21aは、連結具22によって減
速部7の出力軸8と連結されて共に回転するようになっ
ており、リングギア部21cは、連結具22を包囲する
円筒状の歪み管11を介して、減速部7の下側面に取付
られている。3個の遊星ギア21bの各回転軸は、遊星
ギア台23によって支持されており、この遊星ギア台2
3の下面に上記出力軸24が取付られている。
【0017】このような構成の差動遊星ギア機構20に
よって、減速部7の出力軸8の回転駆動力は、所定比に
大きく減速されて出力軸24に伝達され、さらに、ドラ
イバビット10に伝達されるようになっている。歪み管
11は、リングギア部21cに加わる反力トルクに応じ
て歪むものであって、この歪み管11には、その歪み量
を電圧信号に変換する歪みゲージ12が貼付けられてお
り、この歪み管11と歪みゲージ12とにより軸トルク
検出手段が構成されている。そして、この電圧信号を制
御装置30によって処理することによって、ドライバビ
ット10の軸トルク値を検出できるようになっている。
【0018】なお、図1に示すように、上記フレーム1
3とワークを載置するテーブル14は、コラム15によ
って支持されている。制御装置30は、図2に示すよう
に、中枢である制御部50と、モータ6を駆動するモー
タ駆動部31と、モータ駆動部31にパワーを供給する
パワー供給部32と、作業スタート指令を出力する作業
スタート部33と、作業スタート指令を受けて昇降駆動
源2を駆動する昇降駆動源駆動部34と、ドライバビッ
ト10が原位置にあるかどうか検出する原位置検出部3
5と、ねじ締め結果の良否判定結果等を出力させる良否
判定出力部36と、締付異常があったときにこれを検出
する締付異常検出部37と、フォトカプラ38と、締付
けトルク値等を表示する表示部39と、テンキー41に
よりねじ締め情報を設定する設定部40と、設定部40
の入力回路42と、歪みゲージ12により検出された電
圧信号を増幅する増幅部43と、この電圧信号を軸トル
ク値として検出するためにこれを補正する補正部44
と、この信号のノイズ分を除去するフィルタ部45と、
一定時間毎にサンプルホールドするS/H回路46と、
A/D変換部47と、制御部50のRAM52をバック
アップするバッテリ48と、トルク波形を表示するLC
D60及びプリンタ70と、LCD用のインターフェー
ス61及びプリンタ用のインターフェース(セントロニ
クス方式準拠)71とから構成されており、制御部50
と、モータ駆動部31,作業スタート部33,昇降駆動
源駆動部34,原位置検出部35,良否判定出力部36
と,締付異常検出部37の間に、フォトカプラ38が介
在することにより、互いに電気的に絶縁された状態で信
号が伝達されている。
【0019】制御部50は、モータ駆動部31にモータ
6の速度指令値を与える速度指令部51と、RAM52
と、ROM53とを有している。そして、A/D変換部
47から読み込まれたトルク値は、制御部50のタイマ
が計上する所定時間毎に、RAM52に記憶されるよう
になっている。また、RAM52は、ねじ締め情報の設
定データ等も記憶する。ROM53は、ねじ締めやトル
ク波形を表示するための制御プログラムの他に、ねじ締
め情報の設定データを処理するプログラムを格納してい
る(図4〜図9参照)。
【0020】ねじ締め情報としては、仮締めトルク値、
本締めトルク値、仮締め完了後の再スタート待時間、下
限トルク値、上限トルク値及び逆転時間等があり、その
他の設定データとして、LCD60へのトルク波形表示
の有無、プリンタ70でのトルク波形印字の有無等があ
る。締付異常検出部37は、例えば、締付け時における
ねじの高さを検出することによってねじ浮きの有無を検
出する機構である。具体的には、図には示さないが、例
えば、ドライバ本体4の上下方向の位置を検出する機構
を設けて、締付け途中の適当な時(例えば仮締め終了
時)にドライバ本体4が正常な上下位置にあるかをチェ
ックし、正常位置になければ締付異常信号を発して制御
部50に締付異常を知らせるという機構である。
【0021】モータ駆動部31は、モータ6の正逆転駆
動に適するように、トランジスタ4個或いは8個を使っ
たH回路(図19参照)を採用しているので、モータ6
の正逆転に対し迅速に応答することができる。A/D変
換部47は、高速A/Dコンバータを採用しているの
で、ねじ締めトルクの変動に対して正確に追従し、トル
ク値を読み込んでいくことができる。
【0022】良否判定出力部36は、ねじ締め結果の良
否判定出力の他に検出したトルク値をアナログ出力でき
るので、ねじ締め過程のモニタリングを行うことも可能
である。また、表示部39は、ねじ締め結果のトルク値
表示の他、ねじ締め結果の良否判定等のイルミネーショ
ン表示等もすることができ、ねじ締めの品質管理を担っ
ている。
【0023】なお、制御装置30の主要部は、制御ボッ
クス16の中に格納されており、パワー供給部32は電
源ボックス17に格納されている。図3は、制御ボック
ス16の正面図(a)及び背面図(b)である。図3に
示すように、制御ボックス16の正面には、テンキー4
1、表示部39、LCD60が設置されており、表示部
39、LCD60は、操作者がねじ締め操作しながら見
やすい位置に設置されいる。また、制御ボックス16の
背面にはプリンタ70からの用紙を排出するプリンタ用
紙出口72の他、歪みゲージ12をつなぐセンサ用端子
81、外部との入出力端子82、モータ電源用端子8
3、モータ用端子84等が設置されており、プリンタ7
0がトルク波形をプリントしてプリンタ用紙出口72か
ら排出し、操作者に提供することができるようになって
いる。
【0024】図18は、この自動ねじ締め機におけるト
ルク波形の一例である。トルク波形L1は正常時のトル
ク波形を示し、次のように変化している。モータの駆動
開始(図中P0)した後、ねじ込みの間はトルク値がほ
とんど上昇しないが、ねじの頭部座面がワークに到達す
ると(図中P1)、ドライバビット10に係るトルク値
が増加する。仮締め時には、検出トルク値が予め設定さ
れた仮締めトルク値91に達したとき(図中P2)にモ
ータ6をOFFするが、検出トルク値はさらに、オーバ
ーシュート分92加わり仮締めピークトルク値93まで
上昇し、その後下降する。続いて、仮締め完了後の再ス
タート待時間97が経過した時(図中P3)、モータ6
をONし、本締めを開始するが、本締め時にも、検出ト
ルク値が予め設定された本締めトルク値94に達したと
き(図中P4)にモータ6をOFFする。検出トルク値
はさらに、若干のオーバーシュート分95が加わった本
締めピークトルク値96まで上昇し、その後下降する。
そして、モータ6を逆転してドライバビット10の食い
付きを解除する。
【0025】ここで、例えばねじ浮きが発生した時に
は、図中点線で示すトルク波形L2のように、正常時の
トルク波形L1と比べて、山がゆるやかである等の特微
を示す。従って、締付異常が生じた場合には、LCD6
0に表示されるトルク波形、あるいはプリンタ70から
のプリント用紙に印字されるトルク波形を観察すること
によって、締付異常の原因を早く究明することができ
る。
【0026】なお、下限トルク値及び上限トルク値は、
本締め時に検出された本締めピークトルク値の許容範囲
を設定するものであり、この下限トルク値と上限トルク
値の間に入っていれば、良否判定出力部36によりOK
の判定が出力される。また、逆転時間は、本締め終了
後、ねじ頭とドライバビット10の食い付きを解除する
ために、モータ6を短時間逆転させる時間である。
【0027】次に、フローチャートに基づいて、自動ね
じ締め機の動作を説明する。図4〜7は、制御部50に
よるねじ締め及びトルク波形表示の制御を示すフローチ
ャートである。初期状態においては、RAM52の所定
エリアに、ねじ締め情報のデータが書き込まれている。
設定データの変更を行う場合には、オペレータがテンキ
ー41を操作して、ねじ締め情報を設定する。設定デー
タの変更指令があれば(S1)、後述する設定データ変
更のサブルーチンを実行する(S2)。
【0028】設定データの変更指令がなければ、原位置
検出部35によりドライバ台3が原位置にあるのを確認
した後(S3)、作業スタート部33からの作業スター
ト指令を待つ(S4)。作業スタート指令が出れば、R
AM52の所定エリアに書き込まれている設定データ
(仮締めトルク値、本締めトルク値、下限トルク値、上
限トルク値、再スタート待時間、逆転時間、LCD60
へのトルク波形表示の有無、プリンタ70でのトルク波
形印字の有無等)を読み込む(S5)。
【0029】昇降駆動源駆動部34が、昇降駆動源2を
駆動することにより、ドライバビット10を下降させ
(S6)、モータ駆動部31からのモータ正転駆動指令
によってモータ6の正転を開始する(S7)。そして、
割り込み許可の指令を行う。この割り込み許可から割り
込み禁止(S20参照)までの間は、所定の時間間隔で
割り込み処理のサブルーチンを行うことによって、トル
ク値を時刻と対応させてRAM52に書き込む(S
8)。
【0030】図8は、この割り込み処理のサブルーチン
のフローチャートである。割り込み処理では、歪みゲー
ジ12からの信号を、A/D変換部47でA/D変換し
てトルク値として読み出し、読み出した時刻と対応させ
てRAM52に書き込む(S51〜S53)。また、ス
テップS7のモータ正転開始後、トルク値としてRAM
52に書き込んだ最新のトルク値を読み出し(S9)、
予め設定した仮締めトルク値に達するまで待ち(S1
0)、検出するトルク値が仮締めトルク値に達すると、
モータ駆動部31に回転停止指令を送りモータ6の駆動
を停止させる(S11)。それと共に、再スタート待タ
イマを時間計上し(S12)、予め設定した仮締め完了
後の再スタート待時間に達すれば(S13)、モータ6
を正転駆動させて本締めを開始する(S14)。
【0031】本締めにおいても、同様にトルク値として
RAM52に書き込んだ最新のトルク値を読み出し(S
15)、その値が予め設定した本締めトルク値に達する
まで待ち(S16)、検出トルク値が本締めトルク値に
達すると、モータ駆動部31に回転停止指令を送りモー
タ6への駆動電流供給を停止させる(S17)。そし
て、トルク値としてRAM52に書き込んだトルク値か
ら本締めピークトルク値を検出する(S18)。
【0032】モータ6が停止するのを待ち(S19)、
停止すれば、割り込みの禁止を行い、ステップS8で始
めたトルク値の書き込みを終了する(S20)。そし
て、ステップS18で検出した本締めピークトルク値を
表示部39に表示する(S21)。また、良否判定出力
部36は、この本締めピークトルク値が予め設定したト
ルク値の許容範囲内(下限トルク値と上限トルク値の
間)にあるか否かを判断し(S22,S24)、許容範
囲内になければ表示部39に下限又は上限の異常表示を
行い(S23,S25)、許容範囲内にあれば表示部3
9にOK表示を行い(S26)、良否判定結果を出力す
る(S27)。
【0033】本締め終了後、モータ逆転指令に基づい
て、予め設定された逆転時間だけモータ6を短時間逆転
させ、ねじ頭とドライバビット10の食い付きを解除す
る。また、モータ逆転指令と同時期にビット上昇復帰指
令を出して、昇降駆動源2を駆動することにより、ドラ
イバ本体4と共にドライバビット10を上昇させ、ねじ
頭からドライバビット10を離し、モータ6の駆動を停
止する(S28〜S32)。
【0034】予めトルク波形表示が有りと設定されてい
る場合は、RAM52に書き込まれている所定時間間隔
毎のトルク値のデータを読み出し(S33,S34)、
LCD60へトルク波形を表示する(S35,S3
6)。また、予めトルク波形の印字有りと設定されてい
る場合は、RAM52に書き込まれている所定時間間隔
毎のトルク値のデータを読み出し(S37,S38)、
プリンタ70でのトルク波形を印字する(S39,S4
0)。以上で、1サイクルの動作を完了する。
【0035】図9は、上記ステップS2の設定データ変
更のサブルーチンを示すフローチャートである。RAM
52の所定エリアに書き込まれた設定データを変更する
場合は、仮締めトルク値、本締めトルク値、下限トルク
値、上限トルク値、仮締め完了後の再スタート待時間、
逆転時間、表示の有無、印字の有無の中の変更したい項
目を読み出して、テンキー41で所望の値に変更するこ
とが可能である(S61〜76)。
【0036】以上のような自動ねじ締め機によれば、ね
じ締め後にトルク波形をLCD60に表示させたり、プ
リンタ70で印字させたりできるので、操作者はそのト
ルク波形を観察することにより、ねじ締め異常が生じた
ときにその原因を究明することができる。 [実施例2]締付異常を検出した場合に、自動的にトル
ク波形をLCDに表示させる例。
【0037】本実施例の自動ねじ締め機の全体構成は、
実施例1の自動ねじ締め機と同様である。但し、設定デ
ータの中で、表示の有無は設定されない。また、制御部
のねじ締め及びトルク波形表示の制御は、実施例1の制
御部のねじ締め及びトルク波形表示の制御フローチャー
ト中、図7のステップS33〜S36の代わりに、図1
0に示すステップS81〜S84が実行され、それ以外
は同様である。即ち実施例1においては、設定データ中
の表示の有無に従ってLCD60にトルク波形の表示が
行われたが、本実施例においては、ステップS22〜S
27での良否判定結果が不良の場合にだけLCD60に
トルク波形の表示が行われる。なお、プリンタ70での
トルク波形印字は、実施例1と同様、設定データ中の印
字の有無に従って行われる。
【0038】このように、本実施例の自動ねじ締め機
は、良否判定結果が不良の場合に、自動的にトルク波形
をLCD60に表示するので、LCD60にトルク波形
が表示されたときは良否判定結果が不良である。従っ
て、操作者は、LCD60にトルク波形が表示されるの
を見ることにより締付け不良の発生を知ることができる
と共に、表示されたトルク波形を観察することにより不
良の原因の究明を行うことができる。
【0039】なお、本実施例においては、ステップS2
2〜S27での良否判定結果が不良の場合、自動的にト
ルク波形をLCD60に表示させる例を示したが、締付
異常検出部37で異常を検出した時に自動的にトルク波
形をLCD60に表示させることも同様に可能である。 [実施例3]締付異常を検出した場合、自動的にトルク
波形をプリンタで印字させる例。
【0040】本実施例の自動ねじ締め機の全体構成も、
実施例1の自動ねじ締め機と同様である。但し、設定デ
ータの中で、印字の有無は設定されない。また、制御部
のねじ締め及びトルク波形表示の制御は、実施例1の制
御部のねじ締め及びトルク波形表示の制御フローチャー
ト中、図7のステップS37〜S40の代わりに、図1
1のステップS91〜S94が実行され、それ以外は同
様である。即ち実施例1においては、設定データ中の印
字の有無に従ってプリンタ70でトルク波形の印字が行
われたが、本実施例においては、ステップS22〜S2
7での良否判定結果が不良の場合にだけ印字が行われ
る。なお、LCD60へのトルク波形表示は、実施例1
と同様、設定データ中の表示の有無に従って行われる。
【0041】このように、本実施例の自動ねじ締め機
は、良否判定結果が不良の場合に自動的にトルク波形を
プリンタ70で印字するので、操作者が印字されたトル
ク波形を観察することにより、締付け不良の発生を知る
ことができると共に、印字されたトルク波形を観察する
ことにより締付け不良の原因の究明を行うことができ
る。
【0042】なお、本実施例においても同様に、締付異
常検出部37で異常を検出した時に自動的にトルク波形
をプリンタ70でプリントさせることも可能である。 [実施例4]リアルタイムでLCDにトルク波形を表示
させ、締付異常発生時には、モータの駆動を強制的に停
止させ、自動的にトルク波形をプリンタで印字させる
例。
【0043】本実施例の自動ねじ締め機の全体構成も、
実施例1の自動ねじ締め機と同様である。但し、本実施
例の設定データとして、実施例1で用いたねじ締め情報
(仮締めトルク値、本締めトルク値、仮締め完了後の再
スタート待時間、下限トルク値、上限トルク値、逆転時
間等)は同様に設定するが、表示の有無、印字の有無の
設定は行わない。
【0044】図12〜15は、本実施例の自動ねじ締め
機の制御部によるねじ締め及びトルク波形表示の制御を
示すフローチャートである。ステップS101〜S10
7のスタートからモータ正転開始までについては、実施
例1のステップS1〜S7と同様である。そして、割り
込み許可の指令を行う。この割り込み許可から割り込み
禁止(S122参照)までの間は、所定の時間間隔で、
割り込み処理のサブルーチンを行うことによって、トル
ク値を時刻と対応させてRAM52に書き込むと共に、
LCD60にリアルタイムでトルク波形の表示を行う
(S108)。
【0045】図16は、この割り込み処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。割り込み処理では、歪みゲ
ージ12からの信号を、A/D変換部47でA/D変換
してトルク値として読み出し、読み出した時刻と対応さ
せてRAM52に書き込み、そのRAM52に書き込ん
だデータに基づいて、リアルタイムでトルク波形の表示
を行う(S151〜S154)。
【0046】次に、ステップS107のモータ正転開始
後、実施例1のステップS9〜S17と同様に、仮締め
及び本締めを行うが(S109〜S119)、仮締め時
に、モータを正転させてから、読み出したトルク値が仮
締めトルク値に達してモータ6の駆動を停止するまでの
間(S109〜S112)、あるいは、本締め時に、モ
ータを正転させてから、読み出したトルク値が本締めト
ルク値に達してモータ6の駆動を停止するまでの間(S
116〜S117)に、締付異常検出部37が締付異常
を検出した場合は、検出した時点でステップS119に
進みモータ6の駆動を停止する(S111,S11
8)。
【0047】次のステップS120〜S134において
は、実施例1のステップS18〜S32と同様にピーク
トルク値等の表示やモータ6の逆転を行う。次に、ステ
ップS111或はS118において締付異常があった場
合は(S135)、RAM52に書き込まれている所定
時間間隔毎のトルク値のデータを読み出し(S13
6)、プリンタ70でのトルク波形を印字する(S13
7,S138)。以上で、1サイクルの動作を完了す
る。
【0048】図17は、ステップS102の設定データ
変更のサブルーチンを示すフローチャートである。この
設定データの変更のフローチャートは、実施例1の図9
のフローチャートの中で、表示の有無、印字の有無の項
目は無いが、それ以外は同様である(S161〜S17
0)。このように、本実施例の自動ねじ締め機は、ねじ
締め動作に伴ってリアルタイムでトルク波形がLCD6
0に表示されるので、操作者がこのトルク波形を観察す
ることにより、締付過程中に発生する締付異常を発見す
ることができる。
【0049】また、締付異常発生時には、モータ6の駆
動が停止すると共に、自動的にトルク波形がプリンタ7
0によって印字される。従って、締付異常発生時におけ
る締付作業の中断を迅速に行うことができると共に、表
示されるトルク波形は異常発生時点までの波形であるの
で、このトルク波形の終端は、締付異常発生時点を示し
ており、それだけトルク波形から異常の原因を究明しや
すい。
【0050】なお、上記実施例1〜4の締付異常検出部
37の機構として、ねじの高さを検出してねじ浮きを検
出する機構を示したが、締付異常を検出する機構はこれ
に限定されない。例えば、制御部50において、読み込
んだトルク値から、そのトルク値の変化の勾配を検出
し、勾配が所定の範囲内にない場合にねじ浮きと判断し
締付異常としたり(図18参照:トルク波形L1の山と
比べてトルク波形L2の山は勾配が小さい)、仮締め完
了時のオーバーシュート分(92)による締付完了の誤
検出、或はモータ駆動開始時の無負荷状態のトルク値即
ちトルク値の零点の異常を検出することも可能である。
【0051】また、上記実施例1〜4のモータ6とし
て、DCサーボモータ以外にACサーボモータ等を用い
ても同様に実施可能である。さらに、モータ6にエンコ
ーダ(図示せず)を付設して前記トルク値とともにエン
コーダからの角度情報をRAM52に蓄積してもよい。
また、上記実施例1〜4の自動ねじ締め機のトルク値検
出は、歪み管11と歪みゲージ12からなるトルクセン
サを用いて行っているが、トルクセンサを用いずに、D
Cモータの駆動電流からトルク値を検出する機構を有す
る自動ねじ締め機においても同様に実施可能である。こ
の場合は、図19に示すように、トルクセンサの代わり
に、モータ駆動部31のH回路に駆動電流検出部100
を設置し、モータ6の駆動電流を、電圧信号に変換して
増幅部43に送るようにすることによってトルク検出機
構を構成し、それ以外の構成は、上記実施例1〜4の自
動ねじ締め機と同様にすればよい。
【0052】また、トルク波形を表示或は印字する手段
としては、LCDやプリンタには限らず、CRTやレコ
ーダ等でも同様に実施可能であるが、自動ねじ締め機の
見やすい位置に取付けることを考慮すると、CRTより
もLCDの方が、またレコーダよりもプリンタの方が設
置スペースが小さく軽量であり好ましい。また、上記実
施例1〜4においては、自動ねじ締め機の例を示した
が、自動キャップ締め機の場合も同様に実施可能であ
る。
【0053】また、多軸ドライバを有する自動ねじ締め
機の場合においても、同様に実施可能である。多軸ドラ
イバの場合は、1つのLCDまたは1つのプリンタを、
接続する軸を切り換えるようにすれば、軸毎にLCDま
たはプリンタを設けなくても、軸毎のトルク波形を表示
または印字することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自動
部品締結機は、LCDやプリンタ等の表示手段或は記録
(印字)手段によってトルク波形を表示或は印字するの
で、部品の締付異常が生じた場合、表示されたトルク波
形を操作者が観察することによって、締付異常の原因を
早く究明することができ、締付異常による作業の中断時
間を短縮することができる。
【0055】ここで、締付異常が発生したときにトルク
波形を表示させるようにすることもでき、その場合は、
トルク波形が表示されたことをもって、操作者が締付異
常の発生を知ることができる。また、締付過程において
トルク波形を逐次表示させることもできる。この場合
は、作業者が締付過程においてトルク波形を観察するこ
とができるので、締付過程中に発生する締付異常を、リ
アルタイムで表示されるトルク波形から発見することも
できる。
【0056】また、締付異常発生時にモータを駆動停止
させると共に、トルク波形を表示させるようにすること
もできる。この場合は、締付異常発生時における締付作
業の中断を迅速に行うと共に、表示されるトルク波形の
終端が締付異常発生時点を示すので、それだけトルク波
形を解析して締付異常の原因を究明しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動ねじ締め機の外観
を示す正面図及び側面図である。
【図2】図1に示す自動ねじ締め機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】実施例1の自動ねじ締め機の制御ボックスの正
面図及び背面図である。
【図4】実施例1の自動ねじ締め機のねじ締め及びトル
ク波形表示の制御を示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートの続きである。
【図6】図5のフローチャートの続きである。
【図7】図6のフローチャートの続きである。
【図8】実施例1の自動ねじ締め機の割り込み処理のサ
ブルーチンのフローチャートである。
【図9】図4のステップS2の設定データ変更のサブル
ーチンのフローチャートである。
【図10】実施例2の自動ねじ締め機のねじ締め及びト
ルク波形表示の制御の一部を示すフローチャートであ
る。
【図11】実施例3の自動ねじ締め機のトルク波形表示
の制御の一部を示すフローチャートである。
【図12】実施例3の自動ねじ締め機のねじ締め及びト
ルク波形表示の制御を示すフローチャートである。
【図13】図12のフローチャートの続きである。
【図14】図13のフローチャートの続きである。
【図15】図14のフローチャートの続きである。
【図16】実施例3の自動ねじ締め機の割り込み処理の
サブルーチンのフローチャートである。
【図17】図12のステップS102の設定データ変更
のサブルーチンのフローチャートである。
【図18】時間とトルク値の関係を示すトルク波形の一
例である。
【図19】モータ駆動部31のH回路及び駆動電流検出
部100の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 自動ねじ締め機本体 6 モータ 10 ドライバビット 11 歪み管 12 歪みゲージ 30 制御装置 37 締付異常検出部 43 増幅部 44 補正部 45 フィルタ部 46 S/H回路 47 A/D変換部 60 LCD 70 プリンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動するモータと、 ワークを締結する部品に前記モータの回転駆動力を伝達
    する工具と、 前記工具の軸トルクを検出する軸トルク検出手段と、 軸トルク検出手段により検出されるトルク値が所望の値
    に達した時に、前記モータの駆動を停止させるモータ停
    止手段と、 締付け時に時間を計上するタイマと、 軸トルク検出手段が検出した軸トルクを、前記タイマが
    計上する時間と対応させてメモリに蓄積するデータ蓄積
    手段と、 前記メモリに蓄積されたデータを読み出して、トルク波
    形として視覚的に表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする自動部品締結機。
  2. 【請求項2】 前記自動部品締結機は、 更に、締付異常を検出する締付異常検出手段を備え、 前記表示手段は、締付異常検出手段が締付異常を検出し
    た時に、前記メモリに蓄積されたデータを読み出して、
    トルク波形として視覚的に表示する手段であることを特
    徴とする請求項1記載の自動部品締結機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の表示手段は、 前記メモリに蓄積するデータを締付け過程において逐次
    トルク波形として視覚的に表示する手段であることを特
    徴とする請求項1記載の自動部品締結機。
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