JPH07276538A - 炭素繊維強化プラスチック製ロール及びその製造方法 - Google Patents
炭素繊維強化プラスチック製ロール及びその製造方法Info
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- JPH07276538A JPH07276538A JP6101636A JP10163694A JPH07276538A JP H07276538 A JPH07276538 A JP H07276538A JP 6101636 A JP6101636 A JP 6101636A JP 10163694 A JP10163694 A JP 10163694A JP H07276538 A JPH07276538 A JP H07276538A
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- Japan
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- carbon fiber
- reinforced plastic
- fiber reinforced
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 炭素繊維強化プラスチック製金属被覆ロール
に関し、メッキの容易な管体及び製造方法を提供する。 【構成】 フィラメント・ワインディング法により周方
向巻きされてなる炭素繊維強化プラスチック製管体層
と、外接する金属メッキ層よりなることを特徴とする炭
素繊維強化プラスチック製ロール。及び管体の表層の炭
素繊維が、フィラメント・ワインディング法によって、
周方向巻きされてなる炭素繊維強化プラスチック製管体
を成形し、電気メッキ法により該管体の外表面に金属を
被覆することを特徴とする炭素繊維強化プラスチック製
ロールの製造方法。 【効果】 最外層の炭素繊維が周方向巻きされることに
より、その上に直接電気メッキすることが可能になる。
に関し、メッキの容易な管体及び製造方法を提供する。 【構成】 フィラメント・ワインディング法により周方
向巻きされてなる炭素繊維強化プラスチック製管体層
と、外接する金属メッキ層よりなることを特徴とする炭
素繊維強化プラスチック製ロール。及び管体の表層の炭
素繊維が、フィラメント・ワインディング法によって、
周方向巻きされてなる炭素繊維強化プラスチック製管体
を成形し、電気メッキ法により該管体の外表面に金属を
被覆することを特徴とする炭素繊維強化プラスチック製
ロールの製造方法。 【効果】 最外層の炭素繊維が周方向巻きされることに
より、その上に直接電気メッキすることが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
製金属被覆ロールに関するものである。
製金属被覆ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷機、圧延機や製紙機械、フィルム製
造機械等に使用されるロールには、従来より鉄製ロール
が用いられており、低慣性や軽量性が要求される場合に
はアルミニウム製ロールが使用されている。
造機械等に使用されるロールには、従来より鉄製ロール
が用いられており、低慣性や軽量性が要求される場合に
はアルミニウム製ロールが使用されている。
【0003】最近では、更に回転慣性の低減や撓みの減
少、軽量化を目指して、比強度・比剛性に優れる炭素繊
維強化プラスチック(CFRP)を用いた、CFRP製
ロールが提供されている。
少、軽量化を目指して、比強度・比剛性に優れる炭素繊
維強化プラスチック(CFRP)を用いた、CFRP製
ロールが提供されている。
【0004】CFRP製ロールは、フィラメント・ワイ
ンディング(FW)法と呼称される方法により製造され
る場合が多い。
ンディング(FW)法と呼称される方法により製造され
る場合が多い。
【0005】FW法は、炭素繊維ストランドを、液状の
熱硬化性樹脂を含浸しつつ芯金(マンドレル)に捲きつ
けた後、樹脂を加熱硬化し、芯金を抜き取る(脱芯)こ
とにより製造される。
熱硬化性樹脂を含浸しつつ芯金(マンドレル)に捲きつ
けた後、樹脂を加熱硬化し、芯金を抜き取る(脱芯)こ
とにより製造される。
【0006】かかるCFRP製ロールは、表面硬度向上
や平滑性向上の観点から、工業用クロムメッキ等の金属
被覆が行なわれる場合が多い。
や平滑性向上の観点から、工業用クロムメッキ等の金属
被覆が行なわれる場合が多い。
【0007】金属被覆は、電気メッキ法により行なわれ
ることが多く、例えば工業用クロムメッキの場合には、
下地メッキとして、銅メッキ、ニッケルメッキ、あるい
はその両方が施される場合が多い。
ることが多く、例えば工業用クロムメッキの場合には、
下地メッキとして、銅メッキ、ニッケルメッキ、あるい
はその両方が施される場合が多い。
【0008】CFRPにメッキを施す方法としては、例
えば特開昭50―56331号公報や特開昭60―77
977号公報のように、金属等と樹脂の混合体をCFR
P管体の表層に塗布する方法や、特開昭55―1106
48号公報のように化学メッキを施す方法など、何らか
の下地処理を施すことが提案されている。
えば特開昭50―56331号公報や特開昭60―77
977号公報のように、金属等と樹脂の混合体をCFR
P管体の表層に塗布する方法や、特開昭55―1106
48号公報のように化学メッキを施す方法など、何らか
の下地処理を施すことが提案されている。
【0009】しかしながら、このような方法は下地処理
工程が必要になる上に、処理自体が高価な場合が多いた
め、必然的に製造コストが高くなるという欠点を有して
いた。
工程が必要になる上に、処理自体が高価な場合が多いた
め、必然的に製造コストが高くなるという欠点を有して
いた。
【0010】一方、炭素繊維の導電性を利用して直接C
FRP上に電気メッキを施す方法も知られており、例え
ば特開昭51―150581号公報などに開示されてい
る。
FRP上に電気メッキを施す方法も知られており、例え
ば特開昭51―150581号公報などに開示されてい
る。
【0011】しかしながら該方法は、簡便にメッキがで
きるという長所を有するものの、特開昭60―7797
7号公報の中で言及されているように、CFRP表面が
不均一なため、メッキされない部分ができ易く、メッキ
が困難であるという欠点があった。
きるという長所を有するものの、特開昭60―7797
7号公報の中で言及されているように、CFRP表面が
不均一なため、メッキされない部分ができ易く、メッキ
が困難であるという欠点があった。
【0012】これは、炭素繊維部分にのみメッキされ、
樹脂部分にはメッキされないことによる。これはロール
製造に適したFW法を用いる場合では、特に顕著であっ
た。
樹脂部分にはメッキされないことによる。これはロール
製造に適したFW法を用いる場合では、特に顕著であっ
た。
【0013】従って、全面をメッキ被膜が覆うために
は、非常に厚くメッキする必要があった。
は、非常に厚くメッキする必要があった。
【0014】これは、時間と製造コストがかかる上、軽
量であるというCFRPロールの特性を損なうものであ
った。また、このように厚くメッキしても、最後までメ
ッキが覆われずに下地が残る場合も多かった。
量であるというCFRPロールの特性を損なうものであ
った。また、このように厚くメッキしても、最後までメ
ッキが覆われずに下地が残る場合も多かった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みてなされたものであり、管体表面に簡便且つ確実
に、直接電気メッキを施したCFRP製金属被覆ロール
及びその製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
鑑みてなされたものであり、管体表面に簡便且つ確実
に、直接電気メッキを施したCFRP製金属被覆ロール
及びその製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、最外層の
炭素繊維が、フィラメント・ワインディング法により周
方向巻きされてなる炭素繊維強化プラスチック製管体層
と、該管体層に外接する金属メッキ層よりなることを特
徴とする炭素繊維強化プラスチック製ロール。
炭素繊維が、フィラメント・ワインディング法により周
方向巻きされてなる炭素繊維強化プラスチック製管体層
と、該管体層に外接する金属メッキ層よりなることを特
徴とする炭素繊維強化プラスチック製ロール。
【0017】及び、管体の表層の炭素繊維が、フィラメ
ント・ワインディング法によって、周方向巻きされてな
る炭素繊維強化プラスチック製管体を成形した後、機械
加工によって該管体の外表面の樹脂層を除いて周方向に
配向されてなる炭素繊維を露出せしめ、引き続いて電気
メッキ法により該管体の外表面に金属を被覆することを
特徴とする炭素繊維強化プラスチック製ロールの製造方
法である。
ント・ワインディング法によって、周方向巻きされてな
る炭素繊維強化プラスチック製管体を成形した後、機械
加工によって該管体の外表面の樹脂層を除いて周方向に
配向されてなる炭素繊維を露出せしめ、引き続いて電気
メッキ法により該管体の外表面に金属を被覆することを
特徴とする炭素繊維強化プラスチック製ロールの製造方
法である。
【0018】以下、図面を用いて本発明の内容を詳細に
説明する。
説明する。
【0019】図1は、本発明のロールの断面の一部を示
す図である。1はCFRPの管体であり、その外周に
は、導電化処理層等を介することなく、直接、電気メッ
キによる金属被覆2が施されている。
す図である。1はCFRPの管体であり、その外周に
は、導電化処理層等を介することなく、直接、電気メッ
キによる金属被覆2が施されている。
【0020】かかるロールは、以下の方法により製造さ
れる。
れる。
【0021】図2は、本発明に供されるCFRP製管体
1を示す斜視図である。表層の炭素繊維は、FW法によ
り周方向巻きされている。
1を示す斜視図である。表層の炭素繊維は、FW法によ
り周方向巻きされている。
【0022】管体1は、表層部分の炭素繊維が、FW法
で周方向巻きされたものであればどのようなものでも使
用可能である。
で周方向巻きされたものであればどのようなものでも使
用可能である。
【0023】例えば、全体の繊維をFW法で一体的に製
造されたもののほか、FW法、またはシート・ワインデ
ィング法などの他の方法で製造したCFRP製管体の表
層に、必要に応じて研削加工した後、更にその上にFW
法で炭素繊維を周方向巻きすることによっても製造する
ことができる。
造されたもののほか、FW法、またはシート・ワインデ
ィング法などの他の方法で製造したCFRP製管体の表
層に、必要に応じて研削加工した後、更にその上にFW
法で炭素繊維を周方向巻きすることによっても製造する
ことができる。
【0024】この場合、周方向巻きとは、マンドレル1
回転毎に、巻き付ける繊維束の幅(バンド幅)以下の幅
でトラバースさせる方法であり、通常は軸に対し90°
に近い方向に巻き付けられる。
回転毎に、巻き付ける繊維束の幅(バンド幅)以下の幅
でトラバースさせる方法であり、通常は軸に対し90°
に近い方向に巻き付けられる。
【0025】管体1に用いられる炭素繊維は、どのよう
なものでも使用可能である。PAN系炭素繊維、ピッチ
系炭素繊維や、その他の炭素繊維を使用することができ
る。また、その引張り強度、引張り弾性率等は、設計条
件により決定すれば良い。
なものでも使用可能である。PAN系炭素繊維、ピッチ
系炭素繊維や、その他の炭素繊維を使用することができ
る。また、その引張り強度、引張り弾性率等は、設計条
件により決定すれば良い。
【0026】管体1に用いられる樹脂は、通常のCFR
Pに用いられるものであればどのようなものでも使用可
能であり、エポキシ樹脂を初めとして、不飽和ポリエス
テル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂といった熱
硬化性樹脂のほか、ポリエーテルエーテルケトンなどの
熱可塑性樹脂も用いることができる。
Pに用いられるものであればどのようなものでも使用可
能であり、エポキシ樹脂を初めとして、不飽和ポリエス
テル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂といった熱
硬化性樹脂のほか、ポリエーテルエーテルケトンなどの
熱可塑性樹脂も用いることができる。
【0027】管体1の外表面は、機械加工により、周方
向に配向されてなる炭素繊維が露出されるまで研削され
る。研削は、常法によれば良く、サンディング、ショッ
トブラスト、円筒研削盤、旋盤等が用いられる。
向に配向されてなる炭素繊維が露出されるまで研削され
る。研削は、常法によれば良く、サンディング、ショッ
トブラスト、円筒研削盤、旋盤等が用いられる。
【0028】周方向巻きされた表層の厚さは、研削後に
0.1mm以上、好ましくは0.5mm以上あれば本発
明の効果を有効に発揮することができる。
0.1mm以上、好ましくは0.5mm以上あれば本発
明の効果を有効に発揮することができる。
【0029】表面を研削された管体1は、電気メッキ工
程に供される。電気メッキは、常法により、該管体1を
陰極として、メッキ液中で通電することにより行なわれ
る。
程に供される。電気メッキは、常法により、該管体1を
陰極として、メッキ液中で通電することにより行なわれ
る。
【0030】本発明に用いられるメッキ金属は、通常電
気メッキ法として用いられるものであればどのようなも
のでも可能であり、例えば銅メッキ、ニッケルメッキ、
クロムメッキ、金メッキ、銀メッキ、鉄メッキなどがあ
る。
気メッキ法として用いられるものであればどのようなも
のでも可能であり、例えば銅メッキ、ニッケルメッキ、
クロムメッキ、金メッキ、銀メッキ、鉄メッキなどがあ
る。
【0031】また、銅―ニッケル―クロムといった複層
のメッキも可能である。使用されるメッキ金属は、その
要求される特性によって決定すれば良い。
のメッキも可能である。使用されるメッキ金属は、その
要求される特性によって決定すれば良い。
【0032】メッキにより金属被覆2がなされた管体1
は、必要に応じて研磨等の工程を経て、ロールが得られ
る。
は、必要に応じて研磨等の工程を経て、ロールが得られ
る。
【0033】
【作用】本発明を用いることにより、従来に比べて容易
に、CFRP管体上に直接電気メッキを施したロールを
得ることができる。その理由は、以下の通りである。
に、CFRP管体上に直接電気メッキを施したロールを
得ることができる。その理由は、以下の通りである。
【0034】図3は、図1の拡大図であり、メッキ部分
を示す。CFRP1は炭素繊維3と樹脂4から構成され
ている。炭素繊維3は導電性を有し、樹脂4は導電性を
有しないため、表面を研削して炭素繊維を表面に露出せ
しめた管体を電気メッキ工程にかけた場合、初めは炭素
繊維上にのみメッキ被膜2が析出する(図3)。
を示す。CFRP1は炭素繊維3と樹脂4から構成され
ている。炭素繊維3は導電性を有し、樹脂4は導電性を
有しないため、表面を研削して炭素繊維を表面に露出せ
しめた管体を電気メッキ工程にかけた場合、初めは炭素
繊維上にのみメッキ被膜2が析出する(図3)。
【0035】メッキ被膜2の成長と共に、次第に炭素繊
維上のメッキ被膜が結合して、最終的にCFRPの全面
を覆うことになる(図4)。
維上のメッキ被膜が結合して、最終的にCFRPの全面
を覆うことになる(図4)。
【0036】しかしながら、従来のFW法では、表層が
不均一であり、樹脂の多い部分にはメッキが結合せず、
不メッキが残った。
不均一であり、樹脂の多い部分にはメッキが結合せず、
不メッキが残った。
【0037】表層の不均一性について調べた結果、炭素
繊維同士が30〜40μm程度離れている状態では、5
0μm程度の厚さにメッキするとメッキ被膜同士が結合
するが、炭素繊維同士が1mm以上離れていると、50
0μmあるいはそれ以上の厚さにメッキしてもメッキ被
膜同士は結合することがないことが明らかになった。
繊維同士が30〜40μm程度離れている状態では、5
0μm程度の厚さにメッキするとメッキ被膜同士が結合
するが、炭素繊維同士が1mm以上離れていると、50
0μmあるいはそれ以上の厚さにメッキしてもメッキ被
膜同士は結合することがないことが明らかになった。
【0038】従って、炭素繊維同士の間隔を常に20〜
30μm以下に保つことができれば、均一にメッキする
ことができる。
30μm以下に保つことができれば、均一にメッキする
ことができる。
【0039】しかしながら従来のFW法でロールを製造
すると、図5に示すように、繊維を巻き付けたときに繊
維束同士の交叉部分を生じる。交叉部分の拡大図を図
6、そのa―a’断面を図7に示す。
すると、図5に示すように、繊維を巻き付けたときに繊
維束同士の交叉部分を生じる。交叉部分の拡大図を図
6、そのa―a’断面を図7に示す。
【0040】交叉部分では繊維束が上から下、あるいは
下から上に移行するため、該移行部分には樹脂のみの部
分がおよそ幅1mmから数mmに亘って生成する。
下から上に移行するため、該移行部分には樹脂のみの部
分がおよそ幅1mmから数mmに亘って生成する。
【0041】該樹脂部分はその後の機械的研磨によって
も消失しないため、管体表面が不均一になり、直接電気
メッキすることはできなかった。
も消失しないため、管体表面が不均一になり、直接電気
メッキすることはできなかった。
【0042】それに対し本発明は、管体の表層の繊維を
周方向巻きすることにより、繊維束の交叉部分の生成が
防がれるため、炭素繊維同士の間隔が常に20〜30μ
m以下に保たれ、CFRPへの電気メッキが容易であ
る。
周方向巻きすることにより、繊維束の交叉部分の生成が
防がれるため、炭素繊維同士の間隔が常に20〜30μ
m以下に保たれ、CFRPへの電気メッキが容易であ
る。
【0043】また、炭素繊維の表面密度が高いため、接
着部分の割合が高くなり、従来の方法よりも高い密着強
度が得られる。
着部分の割合が高くなり、従来の方法よりも高い密着強
度が得られる。
【0044】さらに、FW法では製造時に管体中に空気
を巻き込み易いため、それが気泡(ボイド)となって残
留し、表面を研削した場合にはそのボイドがCFRP管
体表面に窪み(ピンホール)として表出する。
を巻き込み易いため、それが気泡(ボイド)となって残
留し、表面を研削した場合にはそのボイドがCFRP管
体表面に窪み(ピンホール)として表出する。
【0045】この部分は、メッキがされにくく、また、
品質上も問題であった。本発明は、それに対し、管体製
造時に繊維を周方向に捲きつけるため、繊維に張力をか
けやすい。
品質上も問題であった。本発明は、それに対し、管体製
造時に繊維を周方向に捲きつけるため、繊維に張力をか
けやすい。
【0046】従って、空気を巻き込みつつ捲かれた管体
に、張力をかけつつ最外層を捲きつけることで、管体を
搾る効果が発生し、巻き込まれた空気を追い出すことが
でき、表層でのボイドの発生を非常に小さく抑えること
ができる。
に、張力をかけつつ最外層を捲きつけることで、管体を
搾る効果が発生し、巻き込まれた空気を追い出すことが
でき、表層でのボイドの発生を非常に小さく抑えること
ができる。
【0047】また、円筒研削盤での研削加工時にCFR
Pが欠落して溝状の欠陥になる場合があるが、周方向に
巻くことにより、研削方向に対する強度を増すため、欠
落はほとんど起こすことがない。
Pが欠落して溝状の欠陥になる場合があるが、周方向に
巻くことにより、研削方向に対する強度を増すため、欠
落はほとんど起こすことがない。
【0048】このため表面性状の良好な管体を歩留り良
く得ることができる。従って、本管体は、メッキせず
に、CFRP管体の表面を研削しただけで用いられる用
途にも使用することができるものである。
く得ることができる。従って、本管体は、メッキせず
に、CFRP管体の表面を研削しただけで用いられる用
途にも使用することができるものである。
【0049】
【0050】
【実施例1】直径90mm、長さ1000mmのマンド
レルに、PAN系炭素繊維(東レ社製商品名トレカT3
00)を、液状エポキシ樹脂を含浸させながら、軸に対
し±15゜の角度に、4mmの厚さに捲き付けた。
レルに、PAN系炭素繊維(東レ社製商品名トレカT3
00)を、液状エポキシ樹脂を含浸させながら、軸に対
し±15゜の角度に、4mmの厚さに捲き付けた。
【0051】その上に、周方向に、2mmの厚さに捲き
付けた後、加熱硬化し、マンドレルを脱芯して管体を得
た。表層は、樹脂が全面に覆っていた。
付けた後、加熱硬化し、マンドレルを脱芯して管体を得
た。表層は、樹脂が全面に覆っていた。
【0052】その後、ステンレス(SUS 304)製
ジャーナルを取り付け、円筒研削盤を用いた研削加工に
より、1mm研削して外径100mmとし、ロールとし
ての精度を出すと共に、周方向に巻いた炭素繊維を露出
させた。管体表面には、ピンホールはほとんど見られな
かった。
ジャーナルを取り付け、円筒研削盤を用いた研削加工に
より、1mm研削して外径100mmとし、ロールとし
ての精度を出すと共に、周方向に巻いた炭素繊維を露出
させた。管体表面には、ピンホールはほとんど見られな
かった。
【0053】これを常法により硫酸銅溶液中で50μm
の厚さまで電気銅メッキを行なった。
の厚さまで電気銅メッキを行なった。
【0054】その結果、表層は完全に銅メッキ層に覆わ
れた。
れた。
【0055】
【比較例】実施例1において、繊維を±15°に6mm
巻き付けて、管体を作製し、以下、同様の工程を行なっ
た。
巻き付けて、管体を作製し、以下、同様の工程を行なっ
た。
【0056】研削後の管体の表面にはおよそ0.5mm
直径のピンホールが数箇所見られた。400μm厚まで
メッキしても、20箇所程度、幅1mmから3mm程度
の不メッキ部分が残存した。
直径のピンホールが数箇所見られた。400μm厚まで
メッキしても、20箇所程度、幅1mmから3mm程度
の不メッキ部分が残存した。
【0057】
【発明の効果】本発明を用いることにより、簡便な方法
でCFRP上に均一にメッキすることができ、導電化処
理が不要であるため、メッキロールの製造コストの低減
が可能である。また、密着強度の向上が可能である。
でCFRP上に均一にメッキすることができ、導電化処
理が不要であるため、メッキロールの製造コストの低減
が可能である。また、密着強度の向上が可能である。
【0058】さらに、本発明により表面性状が良好で且
つ研削歩留の高いCFRP管体を得ることができる。
つ研削歩留の高いCFRP管体を得ることができる。
【図1】本発明のロールの断面図である。
【図2】本発明のロールに用いるCFRP製管体の斜視
図である。
図である。
【図3】CFRP上へのメッキ被膜の初期状態を示す概
念図である。
念図である。
【図4】CFRP上へのメッキ被膜が成長した状態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図5】従来のFW法の表層を示す模式図である。
【図6】図5の交叉部分の拡大図である。
【図7】図6のa―a’断面図である。
1 CFRP 2 メッキ被膜 3 炭素繊維 4 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 9/12 F16C 13/00 A 8613−3J // B29K 105:08 B29L 31:32 (72)発明者 圓井 健敏 東京都中央区銀座五丁目13番16号 新日鐵 化学株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 最外層の炭素繊維が、フィラメント・ワ
インディング法により周方向巻きされてなる炭素繊維強
化プラスチック製管体層と、該管体層に外接する金属メ
ッキ層よりなることを特徴とする炭素繊維強化プラスチ
ック製ロール。 - 【請求項2】 管体の表層の炭素繊維が、フィラメント
・ワインディング法によって、周方向巻きされてなる炭
素繊維強化プラスチック製管体を成形した後、機械加工
によって該管体の外表面の樹脂層を除いて周方向に配向
されてなる炭素繊維を露出せしめ、引き続いて電気メッ
キ法により該管体の外表面に金属を被覆することを特徴
とする炭素繊維強化プラスチック製ロールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101636A JPH07276538A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 炭素繊維強化プラスチック製ロール及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101636A JPH07276538A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 炭素繊維強化プラスチック製ロール及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07276538A true JPH07276538A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14305889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6101636A Pending JPH07276538A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 炭素繊維強化プラスチック製ロール及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07276538A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010223243A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Toyota Motor Corp | Frpタンクの製造装置及び製造方法 |
| WO2018003620A1 (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-04 | テクノロール株式会社 | めっき被覆ロールの製造方法及びめっき用水素ガス付着抑制機構 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP6101636A patent/JPH07276538A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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