JPH07278033A - 2,3,3−トリヨードアリルアルコールの凝集防止法および製剤 - Google Patents
2,3,3−トリヨードアリルアルコールの凝集防止法および製剤Info
- Publication number
- JPH07278033A JPH07278033A JP6065009A JP6500994A JPH07278033A JP H07278033 A JPH07278033 A JP H07278033A JP 6065009 A JP6065009 A JP 6065009A JP 6500994 A JP6500994 A JP 6500994A JP H07278033 A JPH07278033 A JP H07278033A
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- tiaa
- calcium carbonate
- triiodoallyl alcohol
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- alcohol
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2,3,3−トリヨードアリルアルコール分
子の凝集を有効に防止する方法および製剤の提供。 【構成】 2,3,3−トリヨードアリルアルコールと
炭酸カルシウムとを粉砕混合する。
子の凝集を有効に防止する方法および製剤の提供。 【構成】 2,3,3−トリヨードアリルアルコールと
炭酸カルシウムとを粉砕混合する。
Description
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明は、2,3,3−トリヨー
ドアリルアルコール(TIAA)の凝集を防止する方法
に関する。
ドアリルアルコール(TIAA)の凝集を防止する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】TIAAは殺菌活性を有する化合物であ
り、種々の分野で殺菌剤として広く用いられている。こ
のTIAAは保存中、帯電によると思われる凝集の発生
が指摘されている。これは、TIAAの分子中のヨウ素
原子が電子吸引性であることから、分子中で電荷の偏り
が生じることによると考えられる。すなわち、TIAA
分子が極性分子となると、TIAA分子同士またはTI
AA分子と他の分子とが引き合い、または、空気中の水
分子を引き付ける吸湿によって凝集してしまうものと考
えられる。
り、種々の分野で殺菌剤として広く用いられている。こ
のTIAAは保存中、帯電によると思われる凝集の発生
が指摘されている。これは、TIAAの分子中のヨウ素
原子が電子吸引性であることから、分子中で電荷の偏り
が生じることによると考えられる。すなわち、TIAA
分子が極性分子となると、TIAA分子同士またはTI
AA分子と他の分子とが引き合い、または、空気中の水
分子を引き付ける吸湿によって凝集してしまうものと考
えられる。
【0003】このような性質を有するTIAA分子は従
って、最終製品に加工される前に再度均一に混合し直す
ための粉砕工程を必要としている。しかし、こうした工
程が必要であることは製造コストを増大させる。また、
この工程によっても凝集の解消が十分でないと最終製品
の品質のばらつきの原因となってしまい好ましくない。
って、最終製品に加工される前に再度均一に混合し直す
ための粉砕工程を必要としている。しかし、こうした工
程が必要であることは製造コストを増大させる。また、
この工程によっても凝集の解消が十分でないと最終製品
の品質のばらつきの原因となってしまい好ましくない。
【0004】さらに、TIAAは最終製品とされた後
も、その分子中の電荷の偏りに起因してその最終製品中
でTIAA分子または他の分子と凝集することがさらに
観察された。最終製品を使用前に再粉砕などすることも
考えられるが、製造工程が繁雑となる。従って、このよ
うな最終製品における凝集を有効に防止することも最終
製品の品質の保持から重要であるといえる。
も、その分子中の電荷の偏りに起因してその最終製品中
でTIAA分子または他の分子と凝集することがさらに
観察された。最終製品を使用前に再粉砕などすることも
考えられるが、製造工程が繁雑となる。従って、このよ
うな最終製品における凝集を有効に防止することも最終
製品の品質の保持から重要であるといえる。
【0005】[発明の概要]
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、TI
AA分子の凝集を有効に防止する方法の提供をその目的
としている。また本発明は、TIAA分子の凝集が有効
に防止されたTIAA製剤の提供をその目的としてい
る。
AA分子の凝集を有効に防止する方法の提供をその目的
としている。また本発明は、TIAA分子の凝集が有効
に防止されたTIAA製剤の提供をその目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、今般、T
IAA分子と炭酸カルシウムとを混合することでTIA
Aの凝集が効果的に防止できることを見出した。本発明
はこの知見に基づくものである。
IAA分子と炭酸カルシウムとを混合することでTIA
Aの凝集が効果的に防止できることを見出した。本発明
はこの知見に基づくものである。
【0007】すなわち、本発明によるTIAAの凝集防
止法は、TIAAと炭酸カルシウムとを粉砕混合するこ
とを含んでなるもの、である。さらに本発明によるTI
AA組成物は、TIAAと炭酸カルシウムとを混合して
なるもの、である。
止法は、TIAAと炭酸カルシウムとを粉砕混合するこ
とを含んでなるもの、である。さらに本発明によるTI
AA組成物は、TIAAと炭酸カルシウムとを混合して
なるもの、である。
【0008】本発明によれば、TIAAの凝集を有効に
防止でき、その結果TIAAの保存安定性を高めること
ができる。さらに、TIAAを最終製品とする際の再分
散工程を省略することができ、また最終製品中において
もTIAAの凝集の防止が可能となる。
防止でき、その結果TIAAの保存安定性を高めること
ができる。さらに、TIAAを最終製品とする際の再分
散工程を省略することができ、また最終製品中において
もTIAAの凝集の防止が可能となる。
【0009】[発明の具体的説明]本発明においては、
TIAAと炭酸カルシウムとを混合し、TIAAと炭酸
カルシウムとを、共存させる。本発明の好ましい態様に
よれば、TIAAと炭酸カルシウムとの混合比は、重量
比で3:7〜7:3の範囲とするのが好ましく、より好
ましくは2:3〜3:2、最も好ましくは1:1であ
る。
TIAAと炭酸カルシウムとを混合し、TIAAと炭酸
カルシウムとを、共存させる。本発明の好ましい態様に
よれば、TIAAと炭酸カルシウムとの混合比は、重量
比で3:7〜7:3の範囲とするのが好ましく、より好
ましくは2:3〜3:2、最も好ましくは1:1であ
る。
【0010】TIAAと炭酸カルシウムの混合方法は両
者を均一に混合できるものである限り特に限定されない
が、例えば、乾式混合の場合、移動(対流)混合、剪断
混合、拡散混合等の機構に基づいた、容器回転型混合
機、容器固定型混合機(機械的攪拌式、気流攪拌式、無
攪拌式等)から任意に選択することができる。しかし、
TIAAと炭酸カルシウムの比重が異なるため、攪拌羽
根付きまたは攪拌媒体を使用できる容器回転型の混合機
が、混合方法としてより好ましい。また、TIAAと炭
酸カルシウムとの混合は、粉砕をかねるものであっても
よい。
者を均一に混合できるものである限り特に限定されない
が、例えば、乾式混合の場合、移動(対流)混合、剪断
混合、拡散混合等の機構に基づいた、容器回転型混合
機、容器固定型混合機(機械的攪拌式、気流攪拌式、無
攪拌式等)から任意に選択することができる。しかし、
TIAAと炭酸カルシウムの比重が異なるため、攪拌羽
根付きまたは攪拌媒体を使用できる容器回転型の混合機
が、混合方法としてより好ましい。また、TIAAと炭
酸カルシウムとの混合は、粉砕をかねるものであっても
よい。
【0011】TIAAと炭酸カルシウムの粒子径は、そ
のTIAAの用途および最終製品の形態を考慮して適宜
決定されてよいが、両者の粒径が0.1μm〜200μ
m程度の分布範囲にあるとより効果的にTIAAの凝集
を防止でき、更に0.5μm〜50μm程度の分布範囲
にあるのが好ましい。
のTIAAの用途および最終製品の形態を考慮して適宜
決定されてよいが、両者の粒径が0.1μm〜200μ
m程度の分布範囲にあるとより効果的にTIAAの凝集
を防止でき、更に0.5μm〜50μm程度の分布範囲
にあるのが好ましい。
【0012】下記の理論に拘束されるわけではないが、
炭酸カルシウムが上記防菌防黴活性を有する化合物の分
子間に介在することで、効率よく分子間の結合を阻害
し、その凝集を防止しているものと考えられる。
炭酸カルシウムが上記防菌防黴活性を有する化合物の分
子間に介在することで、効率よく分子間の結合を阻害
し、その凝集を防止しているものと考えられる。
【0013】本発明による凝集防止が施されたTIAA
はそのまま利用することが出来るが、またそれを原料と
して最終製品の形態に加工されてもよい。利用の際、T
IAAは炭酸カルシウムを除いて用いられてよいが、事
実上は炭酸カルシウムを含んだまま利用されることとな
ろう。
はそのまま利用することが出来るが、またそれを原料と
して最終製品の形態に加工されてもよい。利用の際、T
IAAは炭酸カルシウムを除いて用いられてよいが、事
実上は炭酸カルシウムを含んだまま利用されることとな
ろう。
【0014】TIAAの凝集の防止は、これが粉末の形
態にある場合にまず必要となるものであるが、TIAA
が乳化剤、水和剤、油溶性剤、水性または油性懸濁剤な
どの形態とされた場合であっても、その中で凝集を有効
に防止することが期待される。従って、TIAAと炭酸
カルシウムとからなるTIAA製剤の形態は粉末以外の
乳化剤、水和剤、油溶性剤、水性または油性懸濁剤など
であってもよい。
態にある場合にまず必要となるものであるが、TIAA
が乳化剤、水和剤、油溶性剤、水性または油性懸濁剤な
どの形態とされた場合であっても、その中で凝集を有効
に防止することが期待される。従って、TIAAと炭酸
カルシウムとからなるTIAA製剤の形態は粉末以外の
乳化剤、水和剤、油溶性剤、水性または油性懸濁剤など
であってもよい。
【0015】
【実施例】実施例 TIAAを125kgおよび炭酸カルシウム125kg
をコニカルブレンダーによって4時間混合し、ホソカワ
ミクロンAP−1型(スクリーンメッシュ2mm)を用い
て粉砕した。製造後、混合物を目視によって観察した
が、フロック状のものは生じていなかった。
をコニカルブレンダーによって4時間混合し、ホソカワ
ミクロンAP−1型(スクリーンメッシュ2mm)を用い
て粉砕した。製造後、混合物を目視によって観察した
が、フロック状のものは生じていなかった。
【0016】さらに、得られた混合物の任意の10か所
から10mgを取り出した。このサンプルを2,4−ジ
オキサンで抽出し、抽出液中のTIAAの量をHPLC
で定量した(カラム:TSKgel ODS120T
M)。その結果、任意の10か所における試料中のTI
AAの含有量は平均値の±10%の範囲にあり、TIA
Aが均一に分散されていることが確認された。
から10mgを取り出した。このサンプルを2,4−ジ
オキサンで抽出し、抽出液中のTIAAの量をHPLC
で定量した(カラム:TSKgel ODS120T
M)。その結果、任意の10か所における試料中のTI
AAの含有量は平均値の±10%の範囲にあり、TIA
Aが均一に分散されていることが確認された。
【0017】さらに上記混合物を3か月間常温で保存し
た。保存後も肉眼ではフロック状のものは観察されなか
った。一方、TIAA原体を3か月間保存したものに
は、所々に小さなフロックが観察された。
た。保存後も肉眼ではフロック状のものは観察されなか
った。一方、TIAA原体を3か月間保存したものに
は、所々に小さなフロックが観察された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川 口 昭 弘 福岡県北九州市小倉北区中島二丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松 本 邦 臣 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】2,3,3−トリヨードアリルアルコール
と炭酸カルシウムとを混合することを含んでなる、2,
3,3−トリヨードアリルアルコールの凝集防止法。 - 【請求項2】2,3,3−トリヨードアリルアルコール
と炭酸カルシウムとを、重量比で3:7〜7:3の混合
比で混合する、請求項1記載の凝集防止法。 - 【請求項3】2,3,3−トリヨードアリルアルコール
と炭酸カルシウムとを混合してなる、2,3,3−トリ
ヨードアリルアルコール製剤。 - 【請求項4】2,3,3−トリヨードアリルアルコール
と炭酸カルシウムとを、重量比で3:7〜7:3の比で
含んでなる、請求項3記載の2,3,3−トリヨードア
リルアルコール製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6065009A JPH07278033A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 2,3,3−トリヨードアリルアルコールの凝集防止法および製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6065009A JPH07278033A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 2,3,3−トリヨードアリルアルコールの凝集防止法および製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07278033A true JPH07278033A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13274565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6065009A Pending JPH07278033A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 2,3,3−トリヨードアリルアルコールの凝集防止法および製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07278033A (ja) |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6065009A patent/JPH07278033A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040116 |