JPH0727863Y2 - 石留め用指輪ホルダ - Google Patents

石留め用指輪ホルダ

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JPH0727863Y2
JPH0727863Y2 JP4566791U JP4566791U JPH0727863Y2 JP H0727863 Y2 JPH0727863 Y2 JP H0727863Y2 JP 4566791 U JP4566791 U JP 4566791U JP 4566791 U JP4566791 U JP 4566791U JP H0727863 Y2 JPH0727863 Y2 JP H0727863Y2
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arm
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雅三 田▲崎▼
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有限会社瑞穂工芸
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、宝石を指輪台の止め金
具に取付ける石留め作業の際に指輪台を固定する石留め
用指輪ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドやルビーなどの指輪は、例
えばプラチナなどからなる指輪台に宝石を載置し、指輪
台の止め金具(爪)をポンチでかしめて宝石を固定する
石留め作業を経て完成品とされる。この石留め作業は小
さな宝石に対して、止め金具をポンチで打ち付けてかし
める緻密な作業であるので指輪台を確実に固定する必要
がある。このため、固定具を用いて指輪台をしっかりと
固定し、この固定された指輪台に宝石を載置して石留め
作業を行なっていた。
【0003】従来、このような指輪台の固定具として
は、図4に示されるようなものが用いられていた。この
固定具11は、全体がステンレスからなり、底部12が
半球状をなし、ゴム製の環状の台座13上に載置され
る。底部12の上面には、本体14が回動可能に接続さ
れている。本体14の上面には、直径方向にあり溝16
が形成されており、このあり溝16に、一対のアーム1
5、17の下部がスライド可能に取付けられている。そ
して、アーム15、17の図示しない下部に、ボールネ
ジ18が螺合して貫通しており、その場合、ボールネジ
18とアーム15の螺合部と、ボールネジ18とアーム
17の螺合部とは、ネジ溝の方向が逆になっている。ボ
ールネジ18の端部には、ハンドル21の軸19が着脱
自在に嵌合するようになっており、ハンドル21を回す
ことにより、ボールネジ18が回転して、ボールネジ1
8に螺合するアーム15、16が近接し、離反するよう
になっている。
【0004】図5に示すように、この固定具11を用い
る場合、指輪台33は、一対の拡径部材23、25と、
円筒部材31とによって固定されるようになっている。
拡径部材23、25は、全体として円柱形をなし、その
先端部27、29が先細りした円錐形をなし、基端部に
は切欠き26、28が形成されている。円筒部材31
は、プラスチックからなるC字形の円筒形状をなし、そ
の外周に指輪台33を装着された後、前記拡径部材2
3、25の先端部27、29を両端から挿入されるよう
になっている。拡径部材23、25は、上記切欠き2
6、28の部分をアーム15、17の上面角部に当接さ
れて、アーム15、17に挟まれるようにして支持され
る。
【0005】したがって、ハンドル21を回してアーム
15、17を近接させると、拡径部材23、25の先端
部27、29が、円筒部材31に入り込み、円筒部材3
1が拡径されて指輪台33が固定されるようになってい
る。作業者は、この状態で、固定具11の全体を台座1
3上で回転、傾動させ、更に本体14を底部12に対し
て回転させることにより、指輪台33を所定の方向に向
けて、石留め作業を行うようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
固定具11は、全体が極めて大きく、重量も重いもので
あるため、台座13上で回転、傾動させるのに多大の力
を必要とし、また、底部12に対して本体14を回転さ
せるのにも、多大の力を必要としていた。このため、石
留め作業中に不用意に力を入れて手首等を痛めることも
あった。更に、指輪台33の取付け、取外しの度に、ハ
ンドル21を取付けて、ボールネジ18を回す必要があ
り、作業性もよくなかった。
【0007】したがって、本考案の目的は、取り扱い性
が良好で、指輪台の交換も容易になされ、作業性のよい
石留め用指輪ホルダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の石留め用指輪ホルダは、作業台上に置かれ
る基台と、この基台上に開閉可能に立設された一対のア
ームと、これらのアーム先端にそれぞれ取付けられた弾
性材質からなる押え部材と、前記アーム間に取付けられ
て前記アームを閉じる方向に付勢するスプリングとを備
え、前記押え部材は、水平な軸を介して前記アームに回
動可能に取付けられ、前記アームが閉じた状態で面接触
するように構成されていることを特徴とする。
【0009】本考案の好ましい態様においては、前記ア
ームの一方は、前記基台に固定されており、前記アーム
の他方は、前記基台に対して傾動可能に取付けられてお
り、前記他方のアームが傾動することにより、前記一対
のアームが開閉するようにされている。
【0010】本考案の更に好ましい態様においては、前
記アームの一方に端部を枢着されたレバーが設けられ、
このレバーに前記アームの他方に当接するカムが設けら
れ、前記レバーを回動させると、前記カムが前記アーム
の他方に当接して、前記一対のアームが開くようにされ
ている。
【0011】
【作用】本考案の石留め用指輪ホルダでは、一対のアー
ムをスプリングに抗して開き、各アームに取付けられた
押え部材の間に指輪台を挟み、スプリングによってアー
ムを閉じることにより、押え部材の間に指輪台を保持す
ることができる。
【0012】この場合、押え部材は、水平な軸を介して
アームに回動可能に取付けられ、互いに面接触するよう
になっているので、指輪台に対する保持力を高めること
ができる。また、指輪台を保持したときの石留め部分の
傾きを、押え部材をアームに対して回動させることによ
り、ある程度調節することができる。更に、押え部材
は、ゴム、木材等の弾性材質で形成されているので、指
輪台を損傷させることもない。
【0013】また、基台は、アーム等を安定して支持し
える程度の重量及び大きさのものであればよく、手軽に
持ち上げることができる程度の重量及び大きさとなるの
で、全体として極めて軽量なものとなる。したがって、
指輪台の向き等は、指輪ホルダ全体を動かして手軽に変
更することができ、手首等を痛める虞れもない。
【0014】本考案の好ましい態様において、アームの
一方を基台に対して固定し、アームの他方を基台に対し
て傾動可能とした場合には、指輪台を保持した状態で、
アームが基台に対して揺動してしまうことが防止される
ので、石留め作業中にアームが動いて宝石等を損傷する
虞れがなくなる。
【0015】本考案の更に好ましい態様において、アー
ムを開閉させるレバーを設けた場合は、スプリングの力
を強くしてもアームを容易に開くことができ、指輪台の
取付け、取外しを容易に行うことができる。
【0016】
【実施例】図1には、本考案の石留め用指輪ホルダの一
実施例が示されている。
【0017】この石留め用指輪ホルダ41は、直径10cm
程度の大きさの金属円板からなる基台42を有してい
る。基台42は、後述するアーム等を安定して支持で
き、しかも、片手で楽に持ち上げ、設置角度を変更でき
るような大きさ、重さとされることが好ましく、例えば
直径70〜150mm 、重量100 〜 900gのものが好ましく用
いられる。基台42上には、軸受43が取付けられ、こ
の軸受43に軸44が水平方向に挿通支持されている。
この軸44の両端には、平行に伸びる一対の角棒からな
るアーム45の下端が枢着されている。また、基台42
上には、軸受43と対向し、かつ、軸44と平行に角材
46が固設されており、この角材46の両端に、平行に
伸びる一対の角棒からなるアーム47の下端が固着され
ている。アーム47は、その下端面を基台42上に当接
され、基台42に対して実質的に固定されている。
【0018】アーム45を構成する一対の角棒の上端の
間には、硬質の合成ゴムからなるブロック状の押え部材
48が配置され、水平な軸49によりアーム45に回動
可能に取付けられている。これと対応して、アーム47
の上端にも、同じく硬質の合成ゴムからなるブロック状
の押え部材50が、水平な軸51を介して回動可能に取
付けられている。アーム45、47の間には、一対のス
プリング52が装着されており、アーム45、47を常
時閉じる方向に弾性的に付勢している。アーム45、4
7は、アーム45が軸44の部分で基台42に対して傾
動することにより、開閉動作を行う。
【0019】なお、一方のアーム45の上端一側部に
は、比較的短い角材からなる指当て52が固着されてい
る。この指当て52は、アーム45、47を開くとき、
指を当てて開き易くするためのものである。また、この
石留め用指輪ホルダ41は、少なくとも下半部外周を合
成樹脂等のカバーで覆われていてもよい。図中、33は
指輪台である。
【0020】上記の構成において、作業者は、アーム4
5、47を指で開き、指輪台33の石留め部を上方に向
けて、押え部材48、50の間に指輪台33を挟持させ
る。指輪台33は、スプリング52によりアーム45、
47が閉じることにより、押え部材48、50に挟まれ
て固定される。この場合、押え部材48、50が硬質の
合成ゴムからなるので、指輪台33を損傷することはな
い。また、押え部材48、50は、水平な軸49、51
により回動可能に取付けられているので、アーム45、
47が閉じるとき面接触し、したがって指輪台33を広
い面積で確実に保持することができる。更に、指輪台3
3を保持した状態で押え部材48、50を回動させるこ
とにより、指輪台33の傾きを作業し易い方向に多少調
節することができる。
【0021】この状態で、作業者は、指輪台33に宝石
を固定するための石留め作業を行うが、この石留め用指
輪ホルダ41は、全体がコンパクトで軽量であるため、
作業しつつ片手で持ち上げて作業台上に置き直すことに
より、指輪台33の向きを容易に変えることができ、作
業性が良好である。また、石留め作業が終了して指輪台
33を交換するときにも、アーム45、47をスプリン
グ52に抗して開くだけでよく、交換作業を迅速に行う
ことができる。したがって、従来の固定具を利用した場
合に比べて、作業能率を大幅に向上することができた。
【0022】図2、3には、本考案による石留め用指輪
ホルダの更に他の実施例が示されている。なお、図中、
前記実施例と実質的に同一部分には、同符号を付してそ
の説明を省略することにする。
【0023】この石留め用指輪ホルダ61は、基本的に
は前記実施例のものと同様な構造をなしているが、アー
ム45、47を開閉させるためのレバー62を設けた点
が異なっている。レバー62は、その一端を軸63を介
してアーム45の中間部に枢着され、他端はアーム47
方向に延出されている。また、レバー62の中間部に
は、斜めに伸びるカム板64が固着されており、このカ
ム板64の傾斜面がアーム47の中間部に取付けられた
軸65に当接している。したがって、レバー62を図3
中の矢印A方向に押すと、カム板64が軸65に当接し
てアーム45を押す力が作用し、スプリング52に抗し
てアーム45、47を開くことができる。このようなレ
バー62を設けることにより、スプリング52の弾性力
を高めてもアーム45、47を容易に開くことができ
る。
【0024】更に、この実施例では、図2に示すよう
に、アーム47の両側からアーム45の方向に伸びるガ
イド板66が設けられている。ガイド板66は、アーム
47に一端を固定され、他端はアーム45の側面に当接
している。したがって、アーム45が軸44の部分で回
動し、アーム47に対して開閉するとき、ガイド板66
によって左右のガタ付きを防止することができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の石留め用
指輪ホルダによれば、一対のアームを開いて弾性材質か
らなる押え部材の間に指輪台を容易に固定することがで
き、全体が軽量コンパクトであるため、石留め作業をし
つつ、片手でホルダを動かして指輪台の向きを容易に変
更することができる。したがって、石留め作業の能率を
高めることができる。また、押え部材は、水平な軸を介
してアームに回動可能に取付けられ、互いに面接触する
ようになっているので、指輪台に対する保持力を高める
ことができ、更に、押え部材は、弾性材質で形成されて
いるので、指輪台を損傷させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の石留め用指輪ホルダの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】本考案の石留め用指輪ホルダの他の実施例を示
す斜視図である。
【図3】同石留め用指輪ホルダの側面図である。
【図4】従来の石留め作業に用いられている固定具を示
す斜視図である。
【図5】図4に示す固定具における指輪台の固定方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
41 指輪ホルダ 42 基台 43 軸受 44 軸 45、47 アーム 48、50 押え部材 49、51 軸 52 スプリング 62 レバー 64 カム板 63、65 軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台上に置かれる基台と、この基台上
    に開閉可能に立設された一対のアームと、これらのアー
    ム先端にそれぞれ取付けられた弾性材質からなる押え部
    材と、前記アーム間に取付けられて前記アームを閉じる
    方向に付勢するスプリングとを備え、前記押え部材は、
    水平な軸を介して前記アームに回動可能に取付けられ、
    前記アームが閉じた状態で面接触するように構成されて
    いることを特徴とする石留め用指輪ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記アームの一方は、前記基台に固定さ
    れており、前記アームの他方は、前記基台に対して傾動
    可能に取付けられており、前記他方のアームが傾動する
    ことにより、前記一対のアームが開閉する請求項1記載
    の石留め用指輪ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記アームの一方に端部を枢着されたレ
    バーが設けられ、このレバーに前記アームの他方に当接
    するカムが設けられ、前記レバーを回動させると、前記
    カムが前記アームの他方に当接して、前記一対のアーム
    が開くようにされている請求項1又は2記載の石留め用
    指輪ホルダ。
JP4566791U 1991-05-21 1991-05-21 石留め用指輪ホルダ Expired - Fee Related JPH0727863Y2 (ja)

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