JPH07282206A - カード処理システム - Google Patents

カード処理システム

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JPH07282206A
JPH07282206A JP6072145A JP7214594A JPH07282206A JP H07282206 A JPH07282206 A JP H07282206A JP 6072145 A JP6072145 A JP 6072145A JP 7214594 A JP7214594 A JP 7214594A JP H07282206 A JPH07282206 A JP H07282206A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数種のカードに対して加工を施すシステムに
おいて、指定された種類とは異なる種類のカードに加工
が施されることを回避する。 【構成】入力装置11から入力されるカードの種類に応じ
て、供給部1a,1b,1cのいずれかからカードを排
出させる。そして、前記排出されたカードに磁気記録,
プリント,オーバーコートの加工を施す。ここで、加工
に移行する前に、前記排出されたカードに予め付与され
ている種類を示す情報を読取り、前記入力装置11を介し
て入力された種類に一致しているか否かを判別する。そ
して、カードの種類が異なる場合には、当該カードの加
工を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカード処理システムに関
し、詳しくは、複数種のカードを選択的に加工手段に供
給して処理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の種類のカードに対してそれ
ぞれに対応する加工(プリント等)を施して複数種のカ
ード(例えばIDカード,キャッシュカード,プリペイ
トカード等)を作成する装置として、実開平5−121
72号公報に開示されるようなものがあった。
【0003】前記実開平5−12172号公報に開示さ
れるカード作成装置は、カードを種類別に格納し排出す
る複数のカード供給部を備え、所望のカードが格納され
ているカード供給部からカードを排出させた後、該排出
されたカードの磁気ストライプをエンコードし、また、
所要の印刷を行い、更に、オーバーコートを施して、ス
トッカに移送させる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に複数種のカードに対して加工を施して複数種のカード
を作成するシステムにおいては、指令に応じてカード供
給部から排出されるカードが実際に指令に対応する種類
のものでないと、異なったカードに対して加工が施され
て、所望のものとは異なるカードを作成することになっ
てしまう。
【0005】例えば、各カード供給部に対してセットす
るカードの種類を特定し、カードの種類の指定をカード
供給部の指定として行なわせる構成の場合、カードカー
トリッジをカード供給部にセットするときに、人為的な
ミスによって所期の組み合わせとは異なるカード供給部
にカードカートリッジをセットしてしまうと、指令に対
応するカード供給部によってカードの排出を行なわせて
も、実際には指令とは異なるカードが排出されることに
なってしまう。
【0006】かかる問題点の解決策として、各カード供
給部に対して特定のカードカートリッジのみがセットで
きるように、前記カード供給部とカードカートリッジと
の係合部に所定の組み合わせのときにのみセットを許容
するような突起或いは窪みを設けることが従来行なわれ
ていた。しかしながら、かかる構成では、カード供給部
とカードカートリッジとの相関が固定され、カードカー
トリッジを任意のカード供給部にセットすることができ
ず、また、同一種のカードカートリッジを複数個セット
したいというような要求の変更にも対応することができ
ないという問題が生じる。
【0007】また、カードカートリッジとこれに格納す
るカードの種類との相関も固定されることになるから、
カードカートリッジをリサイクルさせて用いる場合のカ
ードカートリッジに対するカードの詰め直し作業におい
て、カードカートリッジを仕分けし、カードカートリッ
ジとカードの種類との相関を確認しながらカードの詰め
直し作業を行なう必要があり、ここで、間違ったカード
を詰めた場合には、詰めたカードを取り出して再度詰め
直しを行なわなくてはならず、詰め直し作業が煩雑にな
るという問題がある。更に、カードカートリッジを別の
種類のカードの格納に使用する変更が簡単にはできない
ため、カードの種類の変更や増加に柔軟に対応できない
という汎用性の面での問題も生じる。
【0008】一方、カード供給部とカードカートリッジ
とが所期の組み合わせとなるように正しくセットして
も、カード供給部の誤動作によって、指令に対応するカ
ード供給部とは異なるカード供給部からカードが排出さ
れてしまう惧れがあった。また、人為的なミスによって
カードカートリッジに所期の種類とは異なるカードが格
納される場合や、所期の種類のカードの中に種類の異な
るカードが混在する可能性があり、この場合には、たと
え的確にカードカートリッジを選択し、カード供給部が
適性に動作したとしても、指令とは異なるカードが排出
されて所望のカードを作成させることができなくなって
しまう。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、カードカートリッジのセット位置の誤り、カード
排出の誤動作、カードカートリッジに対するカード詰め
直し作業のミスなどがあって、指令とは異なる種類のカ
ードが排出されたことを確実に検知できるようにするこ
とを目的とする。また、指令とは異なるカードが排出さ
れたときに、かかるカードに対して通常に加工が施され
て、正規に作成されたカードに混入してしまうことを回
避できるようにすることを目的とする。
【0010】更に、所望の種類のカード排出を可能にし
つつカードカートリッジのセット位置の自由度を確保で
きるようにし、かつ、カードカートリッジに対するカー
ドの詰め直し作業を簡略化し、カードカートリッジの汎
用性を高めることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかるカード処理システムは、図1に示すように構成
される。図1において、入力手段は、加工順にカードの
種類と加工情報とを入力するための手段である。
【0012】また、複数のカード供給手段は、それぞれ
カードを種類別に格納するカードカートリッジを保持
し、前記入力手段から入力されたカードの種類に従って
カードを排出する。そして、カード加工手段は、前記排
出されたカードに対して、前記入力手段から入力された
加工情報に基づいて加工を施す。
【0013】一方、カード識別手段は、前記排出された
カードの種類を識別し、カードエラー判定手段は、カー
ド識別手段で識別されたカードの種類と、前記入力手段
から入力されたカードの種類とが不一致であるときに、
エラー信号を出力する。請求項2の発明にかかるカード
処理システムでは、前記カードカートリッジに格納され
るカードに予め種類情報が付与されており、前記カード
識別手段が、前記排出されたカードに付与されている前
記種類情報を識別することによりカードの種類を識別す
る構成とした。
【0014】請求項3の発明にかかるカード処理システ
ムでは、前記カードカートリッジが、格納するカードの
種類に応じて予め決められたカード供給手段に保持され
る構成であり、前記カード識別手段が、前記複数のカー
ド供給手段のいずれによってカードが排出されたかによ
ってカードの種類を識別する構成とした。請求項4の発
明にかかるカード処理システムでは、前記複数のカード
供給手段において、前記カードカートリッジそれぞれ
が、格納するカードの種類に対応する識別マークを有す
ると共に、該カードカートリッジの識別マークを識別す
るカートリッジ識別手段を備え、前記入力手段から入力
されたカードの種類に対応する識別マークを有するカー
ドカートリッジを選択し、該選択したカードカートリッ
ジを保持するカード供給手段からカードを排出させる構
成とした。
【0015】請求項5の発明にかかるカード処理システ
ムでは、前記カードエラー判定手段によるエラー信号の
非出力時にのみ、当該カードの前記カード加工手段によ
る加工を許可するカード加工許可手段を設けて構成され
る。請求項6の発明にかかるカード処理システムでは、
前記カードエラー判定手段によるエラー信号の出力の有
無に基づいて、前記加工手段で加工されたカードを分別
するエラーカード分別手段を設けて構成される。
【0016】一方、請求項7の発明にかかるカード処理
システムは、図2に示すように構成される。図2におい
て、入力手段は、加工順にカードの種類と加工情報とを
入力するための手段である。また、複数のカード供給手
段は、格納するカードの種類に対応する識別マークを有
するカードカートリッジをそれぞれ保持し、該カードカ
ートリッジからカードを排出する。
【0017】また、カートリッジ識別手段は、前記カー
ドカートリッジの識別マークを識別し、カード排出制御
手段は、前記入力手段から入力されたカードの種類に対
応する識別マークを有するカードカートリッジを前記カ
ードカートリッジ識別手段による識別結果に基づいて選
択し、該選択したカードカートリッジを保持するカード
供給手段からカードを排出させる。
【0018】そして、カード加工手段は、前記排出され
たカードに対して、前記入力手段から入力された加工情
報に基づいて加工を施す。請求項8の発明にかかるカー
ド処理システムでは、前記カードカートリッジが有する
識別マークを、白黒の塗り分けマークとし、前記カート
リッジ識別手段が識別マークからの反射光に基づいて識
別マークを識別する構成とした。
【0019】
【作用】請求項1の発明にかかるカード処理システムに
よると、カードカートリッジを保持するカード供給手段
が複数設けられ、各カード供給手段のカードカートリッ
ジそれぞれに種類の異なるカードを格納させておくこと
で、複数種のカードを選択的に排出させることができる
ようになっている。
【0020】前記カードの選択は、入力手段に入力され
たカードの種類に従って行なわれるが、実際に排出され
たカードの種類を識別し、前記入力された所期の種類に
一致しているか否かが判定され、不一致のときにはエラ
ー信号が出力される。即ち、カード供給手段が誤動作し
た場合、カードカートリッジに対して格納されたカード
の種類が違っている場合、更に、カード供給手段とカー
ドカートリッジとの組み合わせが違っている場合などで
は、入力されたカードの種類とは異なる種類のカードが
排出されてしまう可能性があるが、実際に排出されたカ
ードが所期の種類のものであるかが確認され、間違って
いる場合にはエラー信号が発せられる構成とした。
【0021】請求項2の発明にかかるカード処理システ
ムでは、カードカートリッジに格納されるカードに、例
えば色,バーコード或いはカードに設けられた記憶媒体
に対するエンコード情報として種類情報を予め付与して
おき、排出されたカードに付与されている種類情報を読
み取ることで、所望の種類のカードであるか否かをカー
ド単位で判別する構成とした。
【0022】請求項3の発明にかかるカード処理システ
ムでは、各カード供給手段からは一定の種類のカードが
排出されるものと仮定し、入力されたカードの種類に対
応するカード供給手段からカードが排出されなかったと
きには、カード供給手段の誤動作によって、所期のカー
ド供給手段からのカード排出が得られなかったものと判
断する。
【0023】請求項4の発明にかかるカード処理システ
ムでは、カード供給手段が保持するカードカートリッジ
に格納しているカードの種類を示す識別マークが付けら
れており、かかる識別マークを識別することで、カード
供給手段とカードカートリッジとの組み合わせがばらば
らであっても、所期のカードカートリッジからカードを
排出させることができる構成とした。そして、人為的な
ミスによってカードカートリッジに付けられた識別マー
クに対応しないカードが格納されている場合、及び、前
記カードカートリッジの識別マークの識別を誤った場合
には、排出後のカード識別によって、かかるミスが判定
される。
【0024】請求項5の発明にかかるカード処理システ
ムでは、排出されたカードの種類が、入力手段を介して
指定された所期の種類と異なっていてエラー信号が出力
されたときには、かかるカードに対する加工を禁止し、
誤った種類のカードに対する加工を未然に回避する構成
とした。請求項6の発明にかかるカード処理システムで
は、排出されたカードの種類が、入力手段を介して指定
された所期の種類と異なっていてエラー信号が出力され
たときには、加工後に正規の種類のカードと分別して、
正規に加工が施されたカード中に、種類を誤って加工さ
れたカードが混入することを回避する構成とした。
【0025】請求項7の発明にかかるカード処理システ
ムでは、カード供給手段が保持するカードカートリッジ
に格納しているカードの種類を示す識別マークが付けら
れており、かかる識別マークを識別することで、カード
供給手段とカードカートリッジとの組み合わせがばらば
らであっても、所期のカードカートリッジからカードを
排出させることができる構成とし、カード供給手段に対
してカードカートリッジをセットするときの人為的なミ
スによって、要求とは異なるカードが排出されてしまう
ことを回避できるようにした。
【0026】請求項8の発明にかかるカード処理システ
ムでは、前記カードカートリッジに付ける識別マークを
白黒の塗り分けマークとし、これを光学的に識別する構
成とした。かかる構成では、前記識別マークを例えばシ
ールとしてカードカートリッジに貼付することが可能で
あり、カードカートリッジとカードの種類との組み合わ
せを容易に変更することが可能となる。
【0027】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図3は、
本実施例のカード処理システムの外観を示す斜視図であ
り、加工対象のカードCを複数枚格納するカードカート
リッジをそれぞれ着脱可能に保持する3つの供給部1
a,1b,1c(カード供給手段)、カードCの磁気記
録部に情報を記録させる磁気記録部2、カードCに所要
事項を印刷するプリント部3、プリント後のカードCに
オーバーコートを施すオーバーコート部4、前記供給部
1a,1b,1cから排出されたカードCを前記磁気記
録部部2,プリント部3,オーバーコート部4の順に搬
送する搬送部5から構成されている。
【0028】前記3つの供給部1a,1b,1cのカー
ドカートリッジそれぞれには、相互に異なる3種類のカ
ードCが格納されており、所望の種類のカードを格納し
たカードカートリッジを保持する供給部1a,1b,1
cによってカードカートリッジからカードCを排出さ
せ、カードの種類に対応して入力される加工情報に従っ
て磁気記録部2及びプリント部3(カード加工手段)に
おける処理が施され、処理が終了したカードCはストッ
カ6に収容される。
【0029】図4は、上記図3に示したカード処理シス
テムの構成ブロック図であり、入力装置11(入力手段)
によって、作業者が、加工順にカードCの種類と加工情
報(印刷事項,磁気記録内容等)とを入力する。入力装
置11によって入力されたカードCの種類は、供給制御ユ
ニット12に出力される。前記供給制御ユニット12は、前
記入力されたカードCの種類に応じて対応するカードC
を格納したカードカートリッジを保持する供給部1a,
1b,1cに対してカードCの排出を指令する。
【0030】即ち、予め各供給部1a,1b,1cにセ
ットするカードカートリッジそれぞれに格納させるカー
ドCの種類を特定しておけば、入力されたカードCの種
類に対応する供給部1a,1b,1cを特定することが
でき、前記供給制御ユニット12は、入力された種類のカ
ードCを格納する供給部1a,1b,1cを特定し、カ
ード排出指令を出力する。
【0031】一方、前記入力装置11によって入力された
加工情報は、前記磁気記録部2及びプリント部3に出力
され、前記加工情報に従ってエンコード及びプリントが
行なわれる。ここで、前記各供給部1a,1b,1cの
カードカートリッジに格納されるカードCには、その種
類を示す種類情報が予め付与されている。前記種類情報
としては、カードCに予めプリントされている色,マー
ク,文字やバーコード等、磁気カードの磁気記憶部に或
いはICカードのICにエンコードされたカードの種類
を示すデータなどを用いることができる。
【0032】例えば、カードCの種類が色で表される場
合には、各カードカートリッジにはそれぞれに同一色が
プリントされたカードが複数枚格納されることになる。
一方、前記供給部1a,1b,1cから排出されたカー
ドCが磁気記録部2に搬送される前の段階で、前記カー
ドCに付与された種類情報を読み取るための種類検出部
13(カード識別手段)を設けてある。
【0033】カードCに付与される種類の情報が色や文
字情報やマークである場合には、前記種類検出部13を光
電変換装置とし、かかる光電変換装置による光電変換に
よって前記種類情報を読み取ることができ、また、バー
コードとして種類の情報が付与される場合には、バーコ
ードリーダーを前記種類検出部13として設ければ良く、
更に、ICカードのICに種類情報がコード記録されて
いるときにはICの読取り装置を前記種類検出部13とす
れば良い。
【0034】また、磁気カードの磁気記憶部にカードの
種類の情報が記録されている場合には、専用の磁気読取
り装置を設けても良いが、前記磁気記録部2に読取り機
能を持たせ、加工情報に対応する磁気記録を行なう前
に、磁気記録されているカードCの種類を読み取らせる
ようにしても良い。そして、エラー検出部14(カードエ
ラー判定手段)では、図5のフローチャートに示すよう
にして、前記供給部1a,1b,1cから排出されたカ
ードCが所期の種類のカードCであるか否かを判別す
る。
【0035】まず、エラー検出部14は、前記入力装置11
を介して入力されたカードCの種類を読み込む(S
1)。次いで、かかる入力データに対応して前記供給部
1a,1b,1cから排出されたカードCの種類を、前
記種類検出部13で検出した結果を読み込む(S2)。そ
して、入力装置11を介して指定されたカードCの種類
と、実際に供給部1a,1b,1cから排出されたカー
ドCの種類とが一致しているか否かを判別する(S
3)。
【0036】ここで、指定の種類と実際に検出された種
類とが一致する場合には、そのまま加工処理に移行させ
ることで、所望のカードを作成させることができるが、
種類が不一致である場合には、カードCの種類と加工情
報とが対応しなくなってしまい、間違ったカードCが作
成されることになってしまう。そこで、供給部1a,1
b,1cから排出されたカードCの種類が間違ってい
て、指定された種類と一致しない場合には、カードCの
種類が間違っていることを示すエラー信号を出力し、か
かるエラー信号に基づいて前記不一致をランプやブザ
ー、又は、モニタ上へのエラーメッセージの表示等によ
って警報すると共に、システムの動作を停止させて、当
該カードCに対して加工が施されることがないようにす
る(S4)。従って、排出されたカードCの種類が指定
に適合している場合にのみ、カードCの加工段階への移
行が許可されることになる(カード加工許可手段)。
【0037】かかる構成によって、種類の異なるカード
Cに対して通常に加工が施されて、最終的に所望のもの
とは異なるカードCが作成されてしまうことが回避され
ることになり、ストッカ6に誤って作成されたカードC
が混入することを防止できる。例えば、上記実施例で
は、各供給部1a,1b,1cにセットされるカードカ
ートリッジそれぞれには一定の種類のカードを格納させ
ることになっているが、カードカートリッジに対するカ
ードの詰め込み作業における人為的なミスによって異な
る種類のカードCが混在する可能性がある。
【0038】この場合、上記の図5のフローチャートに
示した制御によって、前記混在していた種類の異なるカ
ードCが排出されたときに、通常に加工が施されてしま
うことが自動的に回避されることになる。また、上記実
施例では、各供給部1a,1b,1cにはそれぞれ特定
の種類カードCのみをセットさせることになっている
が、カードカートリッジのセット作業における人為的な
ミスによって、各供給部1a,1b,1cとカードカー
トリッジ(カードCの種類)との組み合わせを間違えた
場合にも、指定とは異なるカードCが排出されると、こ
れが確実に検知されて、種類の異なるカードCに通常に
加工が施されることが回避される。
【0039】更に、各供給部1a,1b,1cに対する
カードCのセットに人為的に何らの間違いがない場合で
あっても、供給制御ユニット12或いは供給部1a,1
b,1cの誤動作によって、指定された種類のカードC
がセットされている供給部とは異なる供給部が動作し、
指定された種類とは異なる種類のカードCが排出されて
しまう可能性もあるが、この場合でも、エラー検出部14
は、入力装置11から入力されたカードCの種類を直接的
に読み込み、これと検出結果とを比較するから、前記誤
動作による種類の不一致も確実に検知することができ
る。
【0040】ここで、入力装置11を介して指定されたカ
ードCの種類に対応する供給部とは異なる供給部からカ
ードCが排出された場合には、実際に排出されたカード
Cの種類を判別するまでもなく、そのカードCの種類は
間違っていることになる。従って、図6のフローチャー
トに示すように、カードCの種類指定(S11)に対して
実際にいずれの供給部1a,1b,1cからカードCが
排出されたかをエラー検出部14において監視し(S1
2)、指定された種類に対応する供給部とは異なる供給
部からカードCが排出されたときには(S13)、供給制
御ユニット12或いは供給部1a,1b,1cの誤作動等
によって、指定とは異なる種類のカードCが排出された
ものと見做してエラー信号を発生させ、上記実施例と同
様に、警報を発し、かつ、動作を停止させる(S14)よ
う構成しても良い。
【0041】前記供給部1a,1b,1cのいずれから
カードCが排出されたかは、各供給部1a,1b,1c
それぞれのカードC排出口等に設けたリミットスイッ
チ,光学スイッチで排出カードCを検知したり、カード
の排出動作を行なう駆動部の動きを検知したりして判別
することができる。また、供給制御ユニット12からの駆
動制御信号をエラー検出部14に取り込んで、前記駆動制
御信号に応じてカードCの排出を行なう供給部と、指定
種類に対応する供給部との一致・不一致を判別させる構
成とすることもできる。
【0042】上記構成の場合には、カードCに予め種類
情報を付与しておかなくても、種類指定に対応する供給
部とは異なる供給部からのカードCの排出によって、指
定とは異なる種類のカードCが加工部に搬送される前に
これを検知することができる。ところで、上記実施例で
は、各供給部1a,1b,1cそれぞれには、一定の種
類のカードCを格納したカードカートリッジをセットさ
せる構成としたが、人為的なミスの発生を防止するため
に、突起や窪みなどの機械的な係合関係によって供給部
とカードカートリッジとの一定の組み合わせのみが許容
されるようにし、各供給部に対して所期カードカートリ
ッジ以外はセットできない構成としても良い。
【0043】また、下記構成により、カードカートリッ
ジと供給部との任意の組み合わせを許容しつつ、指定に
対応するカードCを排出させることができるようにする
こともできる。例えばカードカートリッジ(カードC)
が3種類である場合には、図7(a),(b),(c)
に示すような3種類の識別マークをシールとして各カー
ドカートリッジの所定位置に貼り付ける。前記図7
(a),(b),(c)に示す識別マークは、四角の塗
り潰し領域を2つ並設し、かかる2つの四角い領域の白
黒の塗り分けによって、識別性を持たせたものであり、
図7では、右側のみの塗り潰し、両方とも空白、左側の
みの塗り潰しによって3種類に分けられるようにしてあ
る。
【0044】上記の図7に示すような識別マークであれ
ば、識別マークの作成が簡単に行なえ、かつ、識別マー
クの読取りが容易である。例えば、図7に示すような3
種類の識別マークをそれぞれに作成させても良いが、前
記四角の塗り潰し領域を両方共に空白としたシールを作
成し、カードカートリッジに対するカードCの詰め直し
作業時に、実際にカードカートリッジに詰めたカードC
の種類に応じて作業者が前記シール上の塗り潰し領域を
選択的に塗り潰すか又は黒シールを選択的に貼り付ける
作業を行なう構成とすることもできる。
【0045】また、かかる識別マークの読取り時には、
比較的広い領域における白・黒を判別すれば良いので、
センサと識別マークとの相対位置関係の精度をあまり必
要とせず、また、識別マークを読み取るためのセンサと
して簡単な構成のものを用いることができる。一方、各
供給部1a,1b,1cそれぞれには、前記識別マーク
の貼付位置に対応して一対の反射型フォトセンサ(投射
光の反射光を検知するフォトセンサ)を前記識別マーク
センサとして設けておく。
【0046】ここで、予め前記3種類の識別マークとカ
ードCの種類との対応関係を設定しておけば、前記識別
マークセンサ(カートリッジ識別手段)で検出された識
別マークが前記図7(a),(b),(c)に示す識別
マークのいずれであるかによってカードカートリッジの
種類、換言すれば、カードCの種類を特定できることに
なる。
【0047】この場合、カードカートリッジが供給部1
a,1b,1cにセットされている状態で、カードカー
トリッジ(カードC)の種類を判別できるから、供給部
1a,1b,1cとカードカートリッジの種類との組み
合わせを予め決めておく必要はなく、任意の供給部1
a,1b,1cに対して任意のカードカートリッジをセ
ットすることが許容される。
【0048】実際のカードC排出処理においては、図8
のフローチャートに示すように、指定されたカードCの
種類(S21)に対応するカードカートリッジを、前記識
別マークの読取り(S22)によって特定し(S23)、該
特定されたカードカートリッジを保持している供給部1
a,1b,1cに対して排出指令を出力させる(S24:
カード排出制御手段)構成とすれば良い。
【0049】従って、供給部1a,1b,1cに対する
カードカートリッジのセット時のミスで、指定とは異な
るカードCが排出されるという問題は上記構成ではなく
なり、指定とは異なる種類のカードCが排出されてしま
う可能性を低くすることができる。但し、カードカート
リッジに対するカードCの詰め込み作業において人為的
ミスがあり、各カードカートリッジに所期の種類とは異
なるカードCが格納され又は混入している場合には、カ
ードカートリッジを正しく識別できても指定とは異なる
カードCが排出されることになってしまう。
【0050】しかしながら、上記のように種類検出部13
を設け、実際に排出されたカードCの種類が合っている
か否かを判別する構成としてあれば、最終的に種類の異
なるカードCに通常に加工が施されてしまうこともな
い。更に、前記反射型フォトセンサの劣化(発光ダイオ
ードの発光光量の漸減等)や、識別マークの汚れなどに
よって、カードカートリッジの識別マークによる識別能
力が低下し、誤ったカードカートリッジを選択して種類
の異なるカードCが排出されることがあっても、前記種
類検出部13の検出によって、最終的に種類の異なるカー
ドCに通常に加工が施されてしまうことは回避される。
【0051】また、前記識別マークによりカードカート
リッジ(格納カードC)の種類を判別させる構成であれ
ば、カードカートリッジにカードCを詰め直す作業のと
きに、詰め直すカードCの種類を変わっても、これに対
応して識別マークのシールを貼り替えれば良いので、作
業が簡略化される。即ち、カードカートリッジをリサイ
クルして用いる場合に、例えば古い識別マークを全て除
去し、カードカートリッジとカードCの種類との対応関
係を無視して詰め直し作業を行い、詰め直し作業が終了
した段階で、格納されているカードCの種類に対応する
識別マークを各カードカートリッジに貼付させる構成と
することができるので、カードカートリッジとカードC
の種類との相関に煩わされることなく、詰め直し作業を
行なえるようになる。
【0052】従って、カードカートリッジに対する識別
マークの付与と、該識別マークの識別によるカードカー
トリッジの判別は、前記種類検出部13によって供給部か
ら排出されたカードCの種類を判別する構成を備えない
場合にも、上記の効果を発揮する。尚、カードカートリ
ッジに付ける識別マークは、バーコードであっても良い
し、また、磁気テープなどの貼付などによって磁気情報
として付与するものであっても良く、これらの場合には
識別マークを判別する装置として、バーコードリーダー
や磁気リーダーを設ければ良い。但し、識別マークをシ
ールとして貼付できるようにするなど、識別マークの変
更が容易に行なえる構成であることが好ましい。
【0053】ところで、前記図4に示す構成では、供給
部1a,1b,1cから排出されたカードCの種類を、
加工前の段階で種類検出部13で検出させる構成とした
が、図9に示すように、加工終了後(オーバーコート部
4の後)に種類検出部13による検出が行なわれるように
構成し、入力装置11を介して指定された種類のカードC
に実際に加工がなされたか否かを判別させる構成として
も良い。
【0054】そして、図9に示す構成においては、図10
のフローチャートに示すようにして、エラー検出及びエ
ラー発生時の処置を行なうものとする。即ち、磁気記
録,プリント,オーバーコートの一連の加工が終了する
と(S31)、入力装置11を介して指定されたカードCの
種類を読み込むと共に(S32)、予めカードCに付与さ
れている種類情報を種類検出部13で読み取った結果を読
み込む(S33)。
【0055】そして、読み取られた実際のカードCの種
類と、指定された種類とが一致しているか否かを判別し
(S34)、一致している場合には、正規に処理されたカ
ードC専用のストッカ6aに加工済のカードCを搬送さ
せる(S36)。一方、カードCの種類が指定に一致して
いない場合には、エラー信号を出力し、かかるエラー信
号に基づいて表示装置に対するエラーメッセージの表示
などによって作業者に警報を発すると共に、種類が指定
に一致していないと判別されたカードCを、前記ストッ
カ6aとは別に設けられたエラーカード専用のストッカ
6bに搬送させる(S35:エラーカード分別手段)。
【0056】即ち、指定に対応するカードCであるか否
かによって加工済みのカードCを分別し、該分別結果に
応じて異なるストッカ6a,6bに搬送させる構成とし
たものである。かかる構成によると、種類を間違えて供
給部1a,1b,1cから排出されたカードCに対して
加工が施されても、かかるカードCが正規に処理された
カードCの中に混入してしまうことがなく、種類間違い
のカードCが不容易に発行されてしまうことを防止でき
る。
【0057】また、上記実施例によると、種類が間違っ
ているか否かに関係なく、加工が順次行なわれるから、
種類間違えのカードCの排出によって処理動作が中断さ
れることがなく、エラーカードを後でまとめて再処理す
ることができる。尚、上記実施例では、供給部を3つ備
えたシステムを示したが、供給部の数を限定するもので
ないことは明らかであり、また、図5に示した供給部の
構成を限定するものでもない。
【0058】また、処理されるカードCは、磁気記録部
を備えたものに限らず、ICを埋め込んだICカード
や、磁気記録部やICなどを備えずにプリント加工のみ
を施すカードであっても良い。更に、加工後にカードC
の種類を判別する構成の場合には、上記のように種類が
一致しているか否かによって収容するストッカを切り換
える代わりに又は同時に、間違った種類のカードCに加
工が施されたものについて、穴開けやカットや折り曲げ
などの形状変更処理を施したり、また、色付けなどを行
なって、正規の種類のカードCに加工されたものと明確
に分別できるようにすることも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にか
かるカード処理システムによると、カードの種類の指定
に対して異なった種類のカードが供給手段から排出され
たときに、これを検知でき、種類の違うカードに加工が
施されてしまうことや、種類の違うカードに加工が施さ
れたものがそのまま通常に扱われてしまうことを回避で
きるようになるという効果がある。
【0060】請求項2の発明にかかるカード処理システ
ムによると、カードに対して予め種類情報が付与されて
いるから、原因を問わず結果的に種類の異なるカードが
排出された場合に、これを確実に検知できるという効果
がある。請求項3の発明にかかるカード処理システムに
よると、指定されたカードの種類に対応する供給手段以
外からカードが排出される異常が発生したときに、これ
を簡便に検知できるという効果がある。
【0061】請求項4及び7の発明にかかるカード処理
システムによると、カードカートリッジに付けられた識
別マークによってカードカートリッジ(カード)の種類
を判別して、排出動作を行なわせるから、カードカート
リッジをセットするときの人為的なミスによって種類の
異なるカードが排出されてしまうことを回避できるよう
になるという効果がある。
【0062】請求項5の発明にかかるカード処理システ
ムによると、種類の異なるカードが排出されたときに、
かかるカードに対する加工を禁止でき、種類の違うカー
ドに対する加工が施されてしまうことを未然に防止でき
るという効果がある。請求項6の発明にかかるカード処
理システムによると、種類の異なるカードが供給手段か
ら排出されてこれに加工が施されたときに、かかるカー
ドと正規の種類のカードに加工が施されたものとが混在
してしまうことを回避できるようになるという効果があ
る。
【0063】請求項8の発明にかかるカード処理システ
ムによると、カードカートリッジに付ける識別マークを
簡便に作成することができると共に、識別マークの読取
りが容易に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の構成を示すブロック図。
【図3】実施例のカード処理システムの基本構成を示す
斜視図。
【図4】同上実施例のシステム構成を示すブロック図。
【図5】カードに付与された種類情報に基づく判別制御
を示すフローチャート。
【図6】カード排出を行なった供給部に基づく種類判別
制御を示すフローチャート。
【図7】カードカートリッジに付けられる識別マークの
例を示す平面図。
【図8】識別マークを用いたカードカートリッジの判別
制御を示すフローチャート。
【図9】加工後にカードの種類を判別するシステムの構
成を示すブロック図。
【図10】加工後の種類判別による制御の様子を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1a,1b,1c 供給部 2 磁気記録部 3 プリント部 4 オーバーコート部 5 搬送部 6 ストッカ 11 入力装置 12 供給制御ユニット 13 種類検出部 14 エラー検出部 C カード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工順にカードの種類と加工情報とを入力
    する入力手段と、 カードを種類別に格納するカードカートリッジを保持
    し、前記入力手段から入力されたカードの種類に従って
    カードを排出する複数のカード供給手段と、 前記排出されたカードに対して、前記入力手段から入力
    された加工情報に基づいて加工を施すカード加工手段
    と、 前記排出されたカードの種類を識別するカード識別手段
    と、 該カード識別手段で識別されたカードの種類と、前記入
    力手段から入力されたカードの種類とが不一致であると
    きに、エラー信号を出力するカードエラー判定手段と、 を含んで構成されたことを特徴とするカード処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記カードカートリッジに格納されるカー
    ドに予め種類情報が付与されており、前記カード識別手
    段が、前記排出されたカードに付与されている前記種類
    情報を識別することによりカードの種類を識別すること
    を特徴とする請求項1記載のカード処理システム。
  3. 【請求項3】前記カードカートリッジが、格納するカー
    ドの種類に応じて予め決められたカード供給手段に保持
    される構成であり、前記カード識別手段が、前記複数の
    カード供給手段のいずれによってカードが排出されたか
    によってカードの種類を識別することを特徴とする請求
    項1記載のカード処理システム。
  4. 【請求項4】前記複数のカード供給手段において、前記
    カードカートリッジそれぞれが、格納するカードの種類
    に対応する識別マークを有すると共に、該カードカート
    リッジの識別マークを識別するカートリッジ識別手段を
    備え、前記入力手段から入力されたカードの種類に対応
    する識別マークを有するカードカートリッジを選択し、
    該選択したカードカートリッジを保持するカード供給手
    段からカードを排出させることを特徴とする請求項1又
    は2のいずれかに記載のカード処理システム。
  5. 【請求項5】前記カードエラー判定手段によるエラー信
    号の非出力時にのみ、当該カードの前記カード加工手段
    による加工を許可するカード加工許可手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれかに記載
    のカード処理システム。
  6. 【請求項6】前記カードエラー判定手段によるエラー信
    号の出力の有無に基づいて、前記加工手段で加工された
    カードを分別するエラーカード分別手段を設けたことを
    特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれかに記載の
    カード処理システム。
  7. 【請求項7】加工順にカードの種類と加工情報とを入力
    する入力手段と、 格納するカードの種類に対応する識別マークを有するカ
    ードカートリッジを保持し、該カードカートリッジから
    カードを排出する複数のカード供給手段と、 前記カードカートリッジの識別マークを識別するカート
    リッジ識別手段と、 前記入力手段から入力されたカードの種類に対応する識
    別マークを有するカードカートリッジを前記カードカー
    トリッジ識別手段による識別結果に基づいて選択し、該
    選択したカードカートリッジを保持するカード供給手段
    からカードを排出させるカード排出制御手段と、 前記排出されたカードに対して、前記入力手段から入力
    された加工情報に基づいて加工を施すカード加工手段
    と、 を含んで構成されたことを特徴とするカード処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記カードカートリッジが有する識別マー
    クが、白黒の塗り分けマークであり、前記カートリッジ
    識別手段が識別マークからの反射光に基づいて識別マー
    クを識別することを特徴とする請求項4又は8のいずれ
    かに記載のカード処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002150237A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Kyodo Printing Co Ltd 非接触通信システム
JP2021026326A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 キヤノンファインテックニスカ株式会社 情報記録装置及び画像形成装置

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