JPH07282971A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPH07282971A JPH07282971A JP6069498A JP6949894A JPH07282971A JP H07282971 A JPH07282971 A JP H07282971A JP 6069498 A JP6069498 A JP 6069498A JP 6949894 A JP6949894 A JP 6949894A JP H07282971 A JPH07282971 A JP H07282971A
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- JP
- Japan
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- electromagnetic wave
- heating chamber
- opening
- electromagnetic
- waveguide
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は高周波加熱装置に関するもので、効
率的に食品5を加熱し加熱分布を均一にすることを目的
とする。 【構成】 マグネトロン1からの電磁波を導波管2によ
り開口部6、7を介して加熱室3内に導き食品5を加熱
するもので、開口遮蔽部8の動作で開口部6、7を開放
・遮蔽することにより見かけ上給電点を移動させて電界
を動かし、加熱の効率化と均一化を行う。
率的に食品5を加熱し加熱分布を均一にすることを目的
とする。 【構成】 マグネトロン1からの電磁波を導波管2によ
り開口部6、7を介して加熱室3内に導き食品5を加熱
するもので、開口遮蔽部8の動作で開口部6、7を開放
・遮蔽することにより見かけ上給電点を移動させて電界
を動かし、加熱の効率化と均一化を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品などの被加熱物を
加熱する高周波加熱装置の給電(加熱室への電磁波の入
れ方)構成に関し、特に加熱分布の均一化および加熱効
率向上を図った構成に関するものである。
加熱する高周波加熱装置の給電(加熱室への電磁波の入
れ方)構成に関し、特に加熱分布の均一化および加熱効
率向上を図った構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】代表的な高周波加熱装置である電子レン
ジは、従来は図24〜図26に示すような構成であっ
た。
ジは、従来は図24〜図26に示すような構成であっ
た。
【0003】図24の電子レンジはターンテーブルを用
いた一般的な構成である。ここでは電磁波放射部として
のマグネトロン1から出た電磁波は、導波管2を介して
伝送され、加熱室3内では加熱室3形状と開口部52の
位置で決まる定在波となって分布し、食品5は定在波の
電界成分と食品5の誘電損失に応じて発熱する。食品の
単位体積当たり吸収される電力P[W/m3]は、加え
られる電界の強さE[V/m]、周波数f[Hz]、お
よび食品の比誘電率εr、誘電正接tanδにより(数1)
として表される。食品5の加熱分布は電磁波の定在波分
布によって決まるため、加熱分布のむらを抑えるため
に、食品を乗せる置き台のターンテーブル15を回転運
動させて同心円上の加熱分布の均一化を図っている。
いた一般的な構成である。ここでは電磁波放射部として
のマグネトロン1から出た電磁波は、導波管2を介して
伝送され、加熱室3内では加熱室3形状と開口部52の
位置で決まる定在波となって分布し、食品5は定在波の
電界成分と食品5の誘電損失に応じて発熱する。食品の
単位体積当たり吸収される電力P[W/m3]は、加え
られる電界の強さE[V/m]、周波数f[Hz]、お
よび食品の比誘電率εr、誘電正接tanδにより(数1)
として表される。食品5の加熱分布は電磁波の定在波分
布によって決まるため、加熱分布のむらを抑えるため
に、食品を乗せる置き台のターンテーブル15を回転運
動させて同心円上の加熱分布の均一化を図っている。
【0004】
【数1】
【0005】また、他の均一化の手段として、加熱室3
内で金属板により電波を攪拌するスタラー方式や、導波
管2の出口自体の金属部を大きく回転させる回転導波管
方式と呼ばれるものもあったが、ターンテーブルタイプ
のものが最も多く商品化されている。
内で金属板により電波を攪拌するスタラー方式や、導波
管2の出口自体の金属部を大きく回転させる回転導波管
方式と呼ばれるものもあったが、ターンテーブルタイプ
のものが最も多く商品化されている。
【0006】図25は二つの開口部53、54を加熱室
3の側面に設けたタイプであるが、加熱分布は図24の
電子レンジとあまり変わらない。
3の側面に設けたタイプであるが、加熱分布は図24の
電子レンジとあまり変わらない。
【0007】図26は加熱効率をあげるために、モータ
56により導波管2内で金属片55を動かし、食品に応
じて整合状態(反射が少なく、電磁波がよく食品にはい
る状態)を切り替えるものである。
56により導波管2内で金属片55を動かし、食品に応
じて整合状態(反射が少なく、電磁波がよく食品にはい
る状態)を切り替えるものである。
【0008】図27は、平らな食品の代表である皿4上
のしゅうまい47を上から見た平面図を示す。これを図
24の電子レンジで加熱すると、図28の特性が得られ
る。図28の横軸は加熱終了時からの放置時間で、縦軸
は温度である。しゅうまい47の中央部48(斜線のあ
る部分)の4ケのしゅうまいの平均温度をd、しゅうま
い47の周囲部49(斜線の無い部分)の12ケのしゅ
うまいの平均温度をeとしており、周囲部49の方が中
央部48より熱くなることを示している。これは従来の
電子レンジでは、しゅうまいのような平らな食品が縁ば
かり加熱されて中央が加熱されにくいという特徴を示す
ものである。
のしゅうまい47を上から見た平面図を示す。これを図
24の電子レンジで加熱すると、図28の特性が得られ
る。図28の横軸は加熱終了時からの放置時間で、縦軸
は温度である。しゅうまい47の中央部48(斜線のあ
る部分)の4ケのしゅうまいの平均温度をd、しゅうま
い47の周囲部49(斜線の無い部分)の12ケのしゅ
うまいの平均温度をeとしており、周囲部49の方が中
央部48より熱くなることを示している。これは従来の
電子レンジでは、しゅうまいのような平らな食品が縁ば
かり加熱されて中央が加熱されにくいという特徴を示す
ものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、導波管と加熱室を接続して電磁波を加熱室
内に入れる場合、接続部(開口部)の位置を適切な位置
に選ばないと、狙った電界分布にならず、加熱分布も全
く推定できないという問題があった。
の構成では、導波管と加熱室を接続して電磁波を加熱室
内に入れる場合、接続部(開口部)の位置を適切な位置
に選ばないと、狙った電界分布にならず、加熱分布も全
く推定できないという問題があった。
【0010】特にターンテーブルタイプの多くは、給電
点(電磁波が加熱室に入るところ、一般には前述の開口
部)が天面上もしくは側面に位置して固定されており、
一度構成を決めれば加熱室内の定在波分布が常に一定で
あるように思えるが、実際は食品の形状や誘電定数によ
り電磁波の吸収度合いが変わるなど、給電点から遠ざか
るに従って定在波分布が乱れやすくなる。定在波分布が
乱れると、ますますねらった加熱分布にならない上、た
いていの電子レンジにおいては、食品の縁が熱くなり中
央部(特に底部)がなかなか熱くならない。この場合い
くらターンテーブルを回転させたとしても、回転中心か
ら見た半径方向の分布や上下方向の分布は改善されない
ので、根本的解決法として食品の中央部(特に底部)が
強く加熱される分布を強制的に作らない限り、使用者に
とって極めて不満の残る仕上がり状態になる。
点(電磁波が加熱室に入るところ、一般には前述の開口
部)が天面上もしくは側面に位置して固定されており、
一度構成を決めれば加熱室内の定在波分布が常に一定で
あるように思えるが、実際は食品の形状や誘電定数によ
り電磁波の吸収度合いが変わるなど、給電点から遠ざか
るに従って定在波分布が乱れやすくなる。定在波分布が
乱れると、ますますねらった加熱分布にならない上、た
いていの電子レンジにおいては、食品の縁が熱くなり中
央部(特に底部)がなかなか熱くならない。この場合い
くらターンテーブルを回転させたとしても、回転中心か
ら見た半径方向の分布や上下方向の分布は改善されない
ので、根本的解決法として食品の中央部(特に底部)が
強く加熱される分布を強制的に作らない限り、使用者に
とって極めて不満の残る仕上がり状態になる。
【0011】一方、給電点が底面中央にある場合は逆
に、その上に置かれる食品を電界が通過するので底面中
央部が熱くなりやすく縁がなかなか熱くならない。さら
に、底面の給電点が邪魔になるためにターンテーブルな
どの攪拌手段を構成するのが難しい。
に、その上に置かれる食品を電界が通過するので底面中
央部が熱くなりやすく縁がなかなか熱くならない。さら
に、底面の給電点が邪魔になるためにターンテーブルな
どの攪拌手段を構成するのが難しい。
【0012】またスタラーによる電磁波の攪拌や回転導
波管による給電点の移動のように、電磁波を強制的に極
端に移動させるものについては、上記の問題に加えて、
加熱室内に定在波が立ちにくく加熱室とマグネトロンと
の整合状態が悪くなり効率が落ちる課題を有していた。
効率が落ちると加熱時間が長くなり使用者の待ち時間が
長くなる問題や電力の無駄、マグネトロンの熱ストレス
が増えることで信頼性が落ちるなど種々の問題を引き起
こす。
波管による給電点の移動のように、電磁波を強制的に極
端に移動させるものについては、上記の問題に加えて、
加熱室内に定在波が立ちにくく加熱室とマグネトロンと
の整合状態が悪くなり効率が落ちる課題を有していた。
効率が落ちると加熱時間が長くなり使用者の待ち時間が
長くなる問題や電力の無駄、マグネトロンの熱ストレス
が増えることで信頼性が落ちるなど種々の問題を引き起
こす。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、ねら
った電界分布をたてて被加熱物の加熱分布を均一にする
とともに、効率的に加熱室内に電磁波を供給して加熱効
率の高い高周波加熱装置を実現することを目的とする。
った電界分布をたてて被加熱物の加熱分布を均一にする
とともに、効率的に加熱室内に電磁波を供給して加熱効
率の高い高周波加熱装置を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波加熱装置
は上記目的を達成するため、下記構成とした。
は上記目的を達成するため、下記構成とした。
【0015】すなわち、被加熱物を出し入れする加熱室
と、電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射
部から放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部
と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制
御部とを有し、前記開口部のうちの一つの開口部を前記
加熱室底面の中央部(縦の中央かつ横の中央)に第一の
開口部を有する構成とした。
と、電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射
部から放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部
と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制
御部とを有し、前記開口部のうちの一つの開口部を前記
加熱室底面の中央部(縦の中央かつ横の中央)に第一の
開口部を有する構成とした。
【0016】また、被加熱物を出し入れする底面が長方
形の加熱室と、電磁波を放射する電磁波放射部と、前記
電磁波放射部から放射される電磁波を前記加熱室内に導
く導波管と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射を制
御する制御部とを有し、前記加熱室底面と前記導波管と
を長方形の開口部で接続し、前記加熱室底面のすべての
辺が開口部のいずれかの辺と平行にする構成とした。
形の加熱室と、電磁波を放射する電磁波放射部と、前記
電磁波放射部から放射される電磁波を前記加熱室内に導
く導波管と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射を制
御する制御部とを有し、前記加熱室底面と前記導波管と
を長方形の開口部で接続し、前記加熱室底面のすべての
辺が開口部のいずれかの辺と平行にする構成とした。
【0017】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部と、前
記複数の開口部の少なくとも一つを遮蔽する開口遮蔽部
と、前記開口遮蔽部を駆動する駆動部と、前記電磁波放
射部からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部
とを有する構成とした。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部と、前
記複数の開口部の少なくとも一つを遮蔽する開口遮蔽部
と、前記開口遮蔽部を駆動する駆動部と、前記電磁波放
射部からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部
とを有する構成とした。
【0018】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部
を有し、任意の一つの開口部を除く他の開口部を遮蔽し
た場合に整合を取る(定格出力が出る)構成とした。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部
を有し、任意の一つの開口部を除く他の開口部を遮蔽し
た場合に整合を取る(定格出力が出る)構成とした。
【0019】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前記加熱
室底面の中央部(縦の中央かつ横の中央)以外の位置の
回転軸を中心に回転することで前記開口部を遮蔽する開
口遮蔽部と、前記開口遮蔽部を前記回転軸を中心に回転
駆動する駆動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の放
射や前記駆動部を制御する制御部とを有する構成とし
た。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前記加熱
室底面の中央部(縦の中央かつ横の中央)以外の位置の
回転軸を中心に回転することで前記開口部を遮蔽する開
口遮蔽部と、前記開口遮蔽部を前記回転軸を中心に回転
駆動する駆動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の放
射や前記駆動部を制御する制御部とを有する構成とし
た。
【0020】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前記開口
部を一定速度の回転運動で遮蔽する開口遮蔽部と、前記
開口遮蔽部を回転駆動する駆動部と、前記電磁波放射部
からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部とを
有する構成とした。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前記開口
部を一定速度の回転運動で遮蔽する開口遮蔽部と、前記
開口遮蔽部を回転駆動する駆動部と、前記電磁波放射部
からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部とを
有する構成とした。
【0021】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前記開口
部を遮蔽する円板形状の開口遮蔽部と、前記開口遮蔽部
を駆動する駆動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の
放射や前記駆動部を制御する制御部とを有する構成とし
た。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前記開口
部を遮蔽する円板形状の開口遮蔽部と、前記開口遮蔽部
を駆動する駆動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の
放射や前記駆動部を制御する制御部とを有する構成とし
た。
【0022】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、樹脂など
の電磁波透過部と金属などの電磁波遮断部からなり前記
開口部を遮蔽する開口遮蔽部と、前記開口遮蔽部を駆動
する駆動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射や
前記駆動部を制御する制御部とを有する構成とした。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、樹脂など
の電磁波透過部と金属などの電磁波遮断部からなり前記
開口部を遮蔽する開口遮蔽部と、前記開口遮蔽部を駆動
する駆動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射や
前記駆動部を制御する制御部とを有する構成とした。
【0023】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部と、前
記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部と
を有し、前記被加熱物の底部中央に最も近い位置にある
開口部の開口面積を最小にする構成とした。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部と、前
記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部と
を有し、前記被加熱物の底部中央に最も近い位置にある
開口部の開口面積を最小にする構成とした。
【0024】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部
を有し、前記被加熱物の底部中央に最も近い位置にある
開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を取らな
い(定格出力が出ない)構成とした。
電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部か
ら放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前
記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部
を有し、前記被加熱物の底部中央に最も近い位置にある
開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を取らな
い(定格出力が出ない)構成とした。
【0025】さらに、被加熱物を出し入れする加熱室
と、電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射
部から放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前
記開口部を一定でない速度で運動しながら遮蔽する開口
遮蔽部と、前記開口遮蔽部を駆動する駆動部と、前記電
磁波放射部からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する
制御部とを有する構成とした。
と、電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射
部から放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管
と、前記加熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前
記開口部を一定でない速度で運動しながら遮蔽する開口
遮蔽部と、前記開口遮蔽部を駆動する駆動部と、前記電
磁波放射部からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する
制御部とを有する構成とした。
【0026】
【作用】本発明は上記構成によって下記の作用を有す
る。
る。
【0027】すなわち、加熱室と導波管とを複数の開口
部で接続し、加熱室底面の中央部(縦の中央かつ横の中
央)に第一の開口部を有する構成としたので、第一の開
口部で食品の底面中央部を加熱するとともに、その他の
開口部で食品の縁を加熱することができる。
部で接続し、加熱室底面の中央部(縦の中央かつ横の中
央)に第一の開口部を有する構成としたので、第一の開
口部で食品の底面中央部を加熱するとともに、その他の
開口部で食品の縁を加熱することができる。
【0028】また、長方形の加熱室底面と導波管とを長
方形の開口部で接続し、加熱室底面のすべての辺が開口
部のいずれかの辺と平行にする構成としたので、電磁波
放射部から放射された電磁波により開口部をはさみ込む
様に逆向きの強電界が発生し、加熱室を空胴共振器と考
えて計算した時のようなねらった電界分布が加熱室底面
上に定在波分布として生じる。
方形の開口部で接続し、加熱室底面のすべての辺が開口
部のいずれかの辺と平行にする構成としたので、電磁波
放射部から放射された電磁波により開口部をはさみ込む
様に逆向きの強電界が発生し、加熱室を空胴共振器と考
えて計算した時のようなねらった電界分布が加熱室底面
上に定在波分布として生じる。
【0029】また、開口遮蔽部で複数の開口部の少なく
とも一つ以上を遮蔽するので、遮蔽されていない開口部
ごとに生じる定在波分布をきりかえたり、いろいろな定
在波を混在させることができる。
とも一つ以上を遮蔽するので、遮蔽されていない開口部
ごとに生じる定在波分布をきりかえたり、いろいろな定
在波を混在させることができる。
【0030】また、複数の開口部を有し、任意の一つの
開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を取る
(定格出力が出る)構成としたので、どの開口部から給
電された場合でも効率よく被加熱物を加熱することがで
きる。
開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を取る
(定格出力が出る)構成としたので、どの開口部から給
電された場合でも効率よく被加熱物を加熱することがで
きる。
【0031】また、開口遮蔽部は加熱室底面の中央部
(縦の中央かつ横の中央)以外の位置の回転軸を中心に
回転することで開口部を遮蔽するので、開口部を加熱室
底面の中央部も含めたいろいろなところに設けることが
できる。
(縦の中央かつ横の中央)以外の位置の回転軸を中心に
回転することで開口部を遮蔽するので、開口部を加熱室
底面の中央部も含めたいろいろなところに設けることが
できる。
【0032】また、開口遮蔽部は開口部を一定速度の回
転運動で遮蔽するので、たとえばモータのような一定速
度で回転する駆動部で実現できる。
転運動で遮蔽するので、たとえばモータのような一定速
度で回転する駆動部で実現できる。
【0033】また、円板形状の開口遮蔽部で開口部を遮
蔽するので、角の無い開口遮蔽部が実現できる。
蔽するので、角の無い開口遮蔽部が実現できる。
【0034】また、開口遮蔽部は樹脂などの電磁波透過
部と金属などの電磁波遮断部からなるので、駆動部によ
りその位置が変わると、電磁波の透過と遮断の状態を変
えることができる。
部と金属などの電磁波遮断部からなるので、駆動部によ
りその位置が変わると、電磁波の透過と遮断の状態を変
えることができる。
【0035】また、複数の開口部の開口面積について、
被加熱物の底部中央に最も近い位置にある開口部の開口
面積を最小にする構成としたので、最小の開口部から出
る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なくするこ
とができる。
被加熱物の底部中央に最も近い位置にある開口部の開口
面積を最小にする構成としたので、最小の開口部から出
る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なくするこ
とができる。
【0036】また、被加熱物の底部中央に最も近い位置
にある開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を
取らない(定格出力が出ない)構成としたので、この時
に出る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なくす
ることができる。
にある開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を
取らない(定格出力が出ない)構成としたので、この時
に出る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なくす
ることができる。
【0037】さらに、開口遮蔽部は一定でない速度で運
動しながら開口部を遮蔽するので、開口部ごとに、開放
動作・遮蔽動作に要する時間や開放している時間・遮蔽
している時間を変えることができる。
動しながら開口部を遮蔽するので、開口部ごとに、開放
動作・遮蔽動作に要する時間や開放している時間・遮蔽
している時間を変えることができる。
【0038】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0039】図1は本発明の高周波加熱装置の断面図で
ある。図1において、電磁波放射部としてのマグネトロ
ン1から出た電磁波は、導波管2を介して加熱室3内に
置かれた皿4上の食品5を加熱する。導波管2と加熱室
3とを接続し電磁波を導く開口部6、7は、第一の開口
部6を加熱室3の中央に、第二の開口部7をマグネトロ
ン1寄りに構成し、導波管2内を伝搬する電磁波におけ
る電界の弱い部分(節)と、加熱室2内に定在波として
分布する電磁波における電界の弱い部分(節)とを接続
するように構成している。(このことは後ほど図10で
詳しく説明する。)一方、食品5の加熱効率や加熱分布
を良くするため、開口部6、7を覆うように開口遮蔽部
8があり、その構造は円板形状で、電磁波を吸収しにく
い低損失の材料からなる電磁波透過部9と、金属からな
る電磁波遮断部10とを有し、電磁波を吸収しにくい低
損失の材料からなる回転軸11により回転する。回転軸
11は、開口部6、7の間の位置で加熱室3と導波管2
を貫通し、駆動部であるモータ12に接続されて回転駆
動されている。この回転に応じて、導波管2から加熱室
3内に入る見かけ上の電磁波の透過できる開口位置が変
化し(第一の開口部6と第二の開口部7が切り換わ
り)、電界分布を変化させている。(このことは後ほど
図5、6で詳しく説明する。)また同時に回転軸11は
第一の歯車13とも接続されており、第一の歯車13の
回転により第二の歯車14に回転力が伝わる。第二の歯
車14は、ターンテーブル15と接続されており、食品
5を回転させることで回転中心から見た同心円方向の均
一化を図るものであるが、歯数を第一の歯車13の歯数
とは異ならせる(この実施例の場合は第二の歯車14の
歯数のほうを多くしている)ことで、より一層の均一化
を図るものである。また、形状認識センサ16が食品5
の形状を認識して制御部17に信号を送り、制御部17
はその信号に応じてマグネトロン1やモータ12やマグ
ネトロン冷却用の冷却ファン18の動作などを制御して
いる。この場合、あらかじめ食品の形状に応じて最適な
給電方法(開口部6、7の切り替えパターン、マグネト
ロン1の電磁波放射パターンなど)を設定しておいて、
形状認識センサ16からの信号により切り替えるもので
ある。さらに安全のため底面カバー19で開口遮蔽部8
などを覆うように構成し、支持部20でターンテーブル
15を保持する構成としている。
ある。図1において、電磁波放射部としてのマグネトロ
ン1から出た電磁波は、導波管2を介して加熱室3内に
置かれた皿4上の食品5を加熱する。導波管2と加熱室
3とを接続し電磁波を導く開口部6、7は、第一の開口
部6を加熱室3の中央に、第二の開口部7をマグネトロ
ン1寄りに構成し、導波管2内を伝搬する電磁波におけ
る電界の弱い部分(節)と、加熱室2内に定在波として
分布する電磁波における電界の弱い部分(節)とを接続
するように構成している。(このことは後ほど図10で
詳しく説明する。)一方、食品5の加熱効率や加熱分布
を良くするため、開口部6、7を覆うように開口遮蔽部
8があり、その構造は円板形状で、電磁波を吸収しにく
い低損失の材料からなる電磁波透過部9と、金属からな
る電磁波遮断部10とを有し、電磁波を吸収しにくい低
損失の材料からなる回転軸11により回転する。回転軸
11は、開口部6、7の間の位置で加熱室3と導波管2
を貫通し、駆動部であるモータ12に接続されて回転駆
動されている。この回転に応じて、導波管2から加熱室
3内に入る見かけ上の電磁波の透過できる開口位置が変
化し(第一の開口部6と第二の開口部7が切り換わ
り)、電界分布を変化させている。(このことは後ほど
図5、6で詳しく説明する。)また同時に回転軸11は
第一の歯車13とも接続されており、第一の歯車13の
回転により第二の歯車14に回転力が伝わる。第二の歯
車14は、ターンテーブル15と接続されており、食品
5を回転させることで回転中心から見た同心円方向の均
一化を図るものであるが、歯数を第一の歯車13の歯数
とは異ならせる(この実施例の場合は第二の歯車14の
歯数のほうを多くしている)ことで、より一層の均一化
を図るものである。また、形状認識センサ16が食品5
の形状を認識して制御部17に信号を送り、制御部17
はその信号に応じてマグネトロン1やモータ12やマグ
ネトロン冷却用の冷却ファン18の動作などを制御して
いる。この場合、あらかじめ食品の形状に応じて最適な
給電方法(開口部6、7の切り替えパターン、マグネト
ロン1の電磁波放射パターンなど)を設定しておいて、
形状認識センサ16からの信号により切り替えるもので
ある。さらに安全のため底面カバー19で開口遮蔽部8
などを覆うように構成し、支持部20でターンテーブル
15を保持する構成としている。
【0040】図2は、図1のA−A’断面構成図であ
る。加熱室3の底面上の中央部(縦の中央かつ横の中
央)に第一の開口部6の中央があり、それよりマグネト
ロン1寄りに第二の開口部7がある。開口部6、7はそ
れぞれ長方形状で、同じく長方形状の加熱室3底面と四
辺が平行である。
る。加熱室3の底面上の中央部(縦の中央かつ横の中
央)に第一の開口部6の中央があり、それよりマグネト
ロン1寄りに第二の開口部7がある。開口部6、7はそ
れぞれ長方形状で、同じく長方形状の加熱室3底面と四
辺が平行である。
【0041】図3は、図1のB−B’断面構成図であ
る。開口遮蔽部8が開口部6、7を覆っており、円状の
電磁波透過部9上に半円状の電磁波遮断部10を有し、
回転軸11により回転する。図3の場合、電磁波遮断部
10のため、導波管2内の電磁波は第一の開口部6から
は加熱室3内に入りにくく、第二の開口部7からは入り
やすい状態となっている。一方、回転軸11が半回転す
ると逆に、導波管2内の電磁波は第一の開口部6からは
加熱室3内に入りやすく、第二の開口部7からは入りに
くい状態となる。よって開口遮蔽部8の回転により見か
け上開口部6、7が切り換わることになる。
る。開口遮蔽部8が開口部6、7を覆っており、円状の
電磁波透過部9上に半円状の電磁波遮断部10を有し、
回転軸11により回転する。図3の場合、電磁波遮断部
10のため、導波管2内の電磁波は第一の開口部6から
は加熱室3内に入りにくく、第二の開口部7からは入り
やすい状態となっている。一方、回転軸11が半回転す
ると逆に、導波管2内の電磁波は第一の開口部6からは
加熱室3内に入りやすく、第二の開口部7からは入りに
くい状態となる。よって開口遮蔽部8の回転により見か
け上開口部6、7が切り換わることになる。
【0042】ここで本実施例では、一つの回転軸11で
開口遮蔽部8とターンテーブル15の両方を回転させる
構成である。もちろん別々に回転軸を設けてより一層の
均一化をねらう構成にしてもよい。また、開口遮蔽部8
を加熱室3内で回転する構成にしているが、導波管2内
で左右に直線運動する構成にしてもよい。また、モータ
12についても簡単なACモータで一定速度の回転をさ
せる構成がもっとも簡単であるが、ステッピングモータ
を使ってこまめに制御してより一層均一化をねらっても
よい。また、第二の開口部7を加熱室3の底面に構成し
ているが、加熱室3の他の壁面に構成してもよい。また
形状認識センサ16の信号をもとに制御する構成として
いるが、他のセンシング手段で検出部を構成してもよ
い。
開口遮蔽部8とターンテーブル15の両方を回転させる
構成である。もちろん別々に回転軸を設けてより一層の
均一化をねらう構成にしてもよい。また、開口遮蔽部8
を加熱室3内で回転する構成にしているが、導波管2内
で左右に直線運動する構成にしてもよい。また、モータ
12についても簡単なACモータで一定速度の回転をさ
せる構成がもっとも簡単であるが、ステッピングモータ
を使ってこまめに制御してより一層均一化をねらっても
よい。また、第二の開口部7を加熱室3の底面に構成し
ているが、加熱室3の他の壁面に構成してもよい。また
形状認識センサ16の信号をもとに制御する構成として
いるが、他のセンシング手段で検出部を構成してもよ
い。
【0043】図4〜図9は、高周波加熱装置の内部の電
界と食品の誘電損失の関係をシミュレーションした結果
を示す構成図である。
界と食品の誘電損失の関係をシミュレーションした結果
を示す構成図である。
【0044】図4は、本発明の一実施例の高周波加熱装
置の斜視図である。図1と寸法関係などは等しい構成
で、(マグネトロン1を示していないが)給電点21か
ら電磁波が励振されることとしている。
置の斜視図である。図1と寸法関係などは等しい構成
で、(マグネトロン1を示していないが)給電点21か
ら電磁波が励振されることとしている。
【0045】図5、図6は、図4の高周波加熱装置の電
界分布(ただし食品の無い場合)をシミュレーション
し、C−C’で切断した斜視図で、共振状態において生
じる電界を等電界強度線で示している。(年輪状の模様
の込み入ったところほど電界が強い(腹)と考えれば良
い)これはすなわち開口部の位置による電界分布の違い
を示す。
界分布(ただし食品の無い場合)をシミュレーション
し、C−C’で切断した斜視図で、共振状態において生
じる電界を等電界強度線で示している。(年輪状の模様
の込み入ったところほど電界が強い(腹)と考えれば良
い)これはすなわち開口部の位置による電界分布の違い
を示す。
【0046】図5は、第一の開口部6だけが開放されて
いる場合を示し、加熱室3内のx方向に電界の腹が4
つ、y方向に電界の腹が3つ、z方向に電界の腹が1つ
生じている。
いる場合を示し、加熱室3内のx方向に電界の腹が4
つ、y方向に電界の腹が3つ、z方向に電界の腹が1つ
生じている。
【0047】図6は、第二の開口部7だけが開放されて
いる場合を示し、加熱室3内のx方向に電界の腹が5
つ、y方向に電界の腹が1つ、z方向に電界の腹が1つ
生じている。
いる場合を示し、加熱室3内のx方向に電界の腹が5
つ、y方向に電界の腹が1つ、z方向に電界の腹が1つ
生じている。
【0048】図7は、図4の高周波加熱装置内で加熱さ
れる平らな形状の食品22(しゅうまいなど)の斜視図
である。
れる平らな形状の食品22(しゅうまいなど)の斜視図
である。
【0049】図8および図9は、図7の食品を図4の高
周波加熱装置の第一の開口部6上に置いて電磁波を入れ
た場合の、誘電損失の分布をシミュレーションし、D−
D’で切断した斜視図である。斜線部分ほど損失があり
温度上昇すると考えられる。
周波加熱装置の第一の開口部6上に置いて電磁波を入れ
た場合の、誘電損失の分布をシミュレーションし、D−
D’で切断した斜視図である。斜線部分ほど損失があり
温度上昇すると考えられる。
【0050】図8は、第一の開口部6だけが開放されて
いる場合を示し、食品22の中央底部23が加熱される
ことを示す。
いる場合を示し、食品22の中央底部23が加熱される
ことを示す。
【0051】図9は、第二の開口部7だけが開放されて
いる場合を示し、食品22の端部24が加熱されること
を示す。
いる場合を示し、食品22の端部24が加熱されること
を示す。
【0052】ここで、なぜ、図5、図6のような電界分
布や図8、図9のような損失の分布が得られるかについ
て説明を加える。
布や図8、図9のような損失の分布が得られるかについ
て説明を加える。
【0053】まず、導波管2内の電磁波の伝搬について
説明する。図10〜図12は一実施例における高周波加
熱装置の要部断面構成図であり、図1、図4と寸法など
は同じとし、図10では簡単にマグネトロン1と導波管
2と加熱室3と第一の開口部6のみを示している。マグ
ネトロン1の給電点21と開口部6の中心25との距離
Ltは、導波管2内を左方向に向かって伝送する電磁波
の波長(管内波長)をλgとして表すと、λg/4の奇数
倍の距離である。これは、電磁波が導波管2内を伝送す
るときに、導波管2の形状で決まる管内波長λgに基づ
いて強弱を繰り返しながら図2の左方向に進み、λg/
4の奇数倍の位置で必ず電界が弱くなる(導波管内の伝
送では磁界と電界の位相は一致し、磁界も弱くなる)た
めに選んでいるのである。ここでは、Lt=λg/4×
9としている。また実線の矢印が強い電界の向きを示し
ており、電界(および磁界)の向きはλg/2毎に逆向
きとなるので、給電点21からλg/2離れるごとに矢
印の向きが逆になっているが、それぞれが2.45GHz
の周波数で反転をくり返すものである。図10では電界
(および磁界)の弱いところで加熱室3の開口部6と接
続されているため、導波管2内の電界を乱す事なく効率
よく加熱室3内に電磁波が入る。
説明する。図10〜図12は一実施例における高周波加
熱装置の要部断面構成図であり、図1、図4と寸法など
は同じとし、図10では簡単にマグネトロン1と導波管
2と加熱室3と第一の開口部6のみを示している。マグ
ネトロン1の給電点21と開口部6の中心25との距離
Ltは、導波管2内を左方向に向かって伝送する電磁波
の波長(管内波長)をλgとして表すと、λg/4の奇数
倍の距離である。これは、電磁波が導波管2内を伝送す
るときに、導波管2の形状で決まる管内波長λgに基づ
いて強弱を繰り返しながら図2の左方向に進み、λg/
4の奇数倍の位置で必ず電界が弱くなる(導波管内の伝
送では磁界と電界の位相は一致し、磁界も弱くなる)た
めに選んでいるのである。ここでは、Lt=λg/4×
9としている。また実線の矢印が強い電界の向きを示し
ており、電界(および磁界)の向きはλg/2毎に逆向
きとなるので、給電点21からλg/2離れるごとに矢
印の向きが逆になっているが、それぞれが2.45GHz
の周波数で反転をくり返すものである。図10では電界
(および磁界)の弱いところで加熱室3の開口部6と接
続されているため、導波管2内の電界を乱す事なく効率
よく加熱室3内に電磁波が入る。
【0054】ここで導波管2内を伝搬する管内波長λg
の定義は、図4、図10に合わせて説明すると、導波管
2の奥行をa、厚みをb、奥行方向の電波の強弱の山の
数をm、厚み方向の電磁波の強弱の山の数をn、真空で
の電磁波の波長をλ≒122mmとすれば、(数2)とな
る。一般にm=1、n=0が多く採用され、このときは
(数3)となる。具体的な値としてa=80mm、b=4
0mmならλg≒188mm程度である。(ただし寸法はす
べて板厚を含まない内寸とする。)
の定義は、図4、図10に合わせて説明すると、導波管
2の奥行をa、厚みをb、奥行方向の電波の強弱の山の
数をm、厚み方向の電磁波の強弱の山の数をn、真空で
の電磁波の波長をλ≒122mmとすれば、(数2)とな
る。一般にm=1、n=0が多く採用され、このときは
(数3)となる。具体的な値としてa=80mm、b=4
0mmならλg≒188mm程度である。(ただし寸法はす
べて板厚を含まない内寸とする。)
【0055】
【数2】
【0056】
【数3】
【0057】次に、この時の加熱室3内の電磁波の共振
について説明する。図10の場合、加熱室3内の電磁波
は共振状態を起こそうとするが、開口部6を挟み込むよ
うな逆向きの強電界26、27(実線矢印)が生じ、加
熱室3内の開口部6で電界が弱く(節に)なるような共
振状態で安定する。このときもっとも効率よく加熱室3
内に電磁波が入ることになる。(ただし共振状態では、
導波管2内のような伝送状態とは異なり、電界と磁界の
位相は90°ずれる。)共振状態は加熱室形状と開口部
の位置によって決まるのだが、この時加熱室3内の電界
分布を示す図11(及び図5)の場合、加熱室のx方向
に四つ、y方向に三つ、z方向に一つの強電界が発生し
ている。これは共振状態となったために加熱室内に電磁
波が定在波として分布することによって起こる電界の腹
であり、この腹の数をモードと呼ぶ。通常、加熱室3形
状を三次元で表し、各方向の寸法をx、y、zとする
時、それぞれの方向に電界の腹がm、n、pだけあれ
ば、そのモードは(mnp)であるという。本実施例で
は、加熱室3の底面の奥行きxと幅yの中心位置に第一
の開口部6の中心位置を一致させていると同時に、開口
部6を挟み込むように強電界が発生するように(開口部
6で節となるように)構成しているので、奥行きx方向
には偶数のモード(m;偶数)が立ちやすく、かつ幅y
方向には奇数のモード(n;奇数)が立ちやすくなると
同時に、他のモードが立ちにくくなる。図5がモード
(431)であると同様に、図6がモード(511)だ
ということも容易にわかる。
について説明する。図10の場合、加熱室3内の電磁波
は共振状態を起こそうとするが、開口部6を挟み込むよ
うな逆向きの強電界26、27(実線矢印)が生じ、加
熱室3内の開口部6で電界が弱く(節に)なるような共
振状態で安定する。このときもっとも効率よく加熱室3
内に電磁波が入ることになる。(ただし共振状態では、
導波管2内のような伝送状態とは異なり、電界と磁界の
位相は90°ずれる。)共振状態は加熱室形状と開口部
の位置によって決まるのだが、この時加熱室3内の電界
分布を示す図11(及び図5)の場合、加熱室のx方向
に四つ、y方向に三つ、z方向に一つの強電界が発生し
ている。これは共振状態となったために加熱室内に電磁
波が定在波として分布することによって起こる電界の腹
であり、この腹の数をモードと呼ぶ。通常、加熱室3形
状を三次元で表し、各方向の寸法をx、y、zとする
時、それぞれの方向に電界の腹がm、n、pだけあれ
ば、そのモードは(mnp)であるという。本実施例で
は、加熱室3の底面の奥行きxと幅yの中心位置に第一
の開口部6の中心位置を一致させていると同時に、開口
部6を挟み込むように強電界が発生するように(開口部
6で節となるように)構成しているので、奥行きx方向
には偶数のモード(m;偶数)が立ちやすく、かつ幅y
方向には奇数のモード(n;奇数)が立ちやすくなると
同時に、他のモードが立ちにくくなる。図5がモード
(431)であると同様に、図6がモード(511)だ
ということも容易にわかる。
【0058】参考までに、食品が加熱室3内に無くて、
加熱室3が直方体の場合は、加熱室3を空胴共振器と考
えることができて、加熱室3の寸法と開口部の位置によ
り、立ちうるモードを求めることができる。加熱室3寸
法をx、y、zとし、各方向に立つモードの数は(数
4)を満たすm、n、pの組合せとなる。(x、y、z
はmm単位、m、n、pは整数)
加熱室3が直方体の場合は、加熱室3を空胴共振器と考
えることができて、加熱室3の寸法と開口部の位置によ
り、立ちうるモードを求めることができる。加熱室3寸
法をx、y、zとし、各方向に立つモードの数は(数
4)を満たすm、n、pの組合せとなる。(x、y、z
はmm単位、m、n、pは整数)
【0059】
【数4】
【0060】一方、食品がある場合は、食品の誘電率に
よる波長圧縮の影響などで(数4)からずれが生じる。
しかし食品があっても、開口部付近では(数4)を満た
すモードが立とうとしており、開口部から離れた位置で
はモードが乱されることが多いということが、実験的に
わかってきている。よってλ≒122mmでモード(43
1)を立てるための一例として、(数4)をほぼ満たす
寸法のx=330mm、y=300mm、z=215mmなど
を選ぶことができる。
よる波長圧縮の影響などで(数4)からずれが生じる。
しかし食品があっても、開口部付近では(数4)を満た
すモードが立とうとしており、開口部から離れた位置で
はモードが乱されることが多いということが、実験的に
わかってきている。よってλ≒122mmでモード(43
1)を立てるための一例として、(数4)をほぼ満たす
寸法のx=330mm、y=300mm、z=215mmなど
を選ぶことができる。
【0061】図12は、加熱室3の中央付近(すなわち
第一の開口部6の上部)に平らな(背の低い)食品22
を置いたときに電界がどのように曲げられるかを示す図
である。食品22が開口部6をはさみ込むように生じた
一対の逆向きの強電界26、27を押し曲げて、食品内
強電界28を起こし、食品内強電界28と食品22の誘
電定数により(数1)に示した電力Pに基づいて加熱さ
れる。このとき食品22の中央下部に発熱部29が生
じ、縁が煮える事なく食品22の内部が加熱される。こ
れが図8で示した損失の分布となるのである。但しこの
時は、食品22の中央下部が熱すぎて縁が冷たいという
事で、今までの電子レンジとは正反対の問題が起きる。
よって前述のような第二の開口部7との切り替えで均一
化をねらうのである。経験上、加熱室3底面の中央(食
品の真下)の開口部で無い限り(図9の場合もそうであ
るが)、食品22は必ず縁が熱くなる。これは底面中央
以外の位置の開口部では、食品22自身により加熱室3
内の電界分布が乱され、開口部から離れたところでは食
品の縁を覆うような向きにしか電界が起こらないという
事が原因であろう。加熱室3底面の中央(食品の真下)
の開口部6の場合も開口部から遠ざかるにつれて電界分
布が乱れるが、開口部6付近は安定した強電界26、2
7が保たれるため、縁が煮える事なく食品22の内部が
加熱されるのである。(図12では、図11と異なる電
界は強電界変形部30だけのように示しているが、極端
な場合は加熱室3天面の四つの強電界31が三つや二つに
なってしまう可能性もある。)また一般に食品は加熱室
3の中央に置かれるので、第一の開口部6は加熱室3底
面の中央にしなければならないが、第二の開口部7は取
り付け位置に自由度が有ることもわかってきている。
第一の開口部6の上部)に平らな(背の低い)食品22
を置いたときに電界がどのように曲げられるかを示す図
である。食品22が開口部6をはさみ込むように生じた
一対の逆向きの強電界26、27を押し曲げて、食品内
強電界28を起こし、食品内強電界28と食品22の誘
電定数により(数1)に示した電力Pに基づいて加熱さ
れる。このとき食品22の中央下部に発熱部29が生
じ、縁が煮える事なく食品22の内部が加熱される。こ
れが図8で示した損失の分布となるのである。但しこの
時は、食品22の中央下部が熱すぎて縁が冷たいという
事で、今までの電子レンジとは正反対の問題が起きる。
よって前述のような第二の開口部7との切り替えで均一
化をねらうのである。経験上、加熱室3底面の中央(食
品の真下)の開口部で無い限り(図9の場合もそうであ
るが)、食品22は必ず縁が熱くなる。これは底面中央
以外の位置の開口部では、食品22自身により加熱室3
内の電界分布が乱され、開口部から離れたところでは食
品の縁を覆うような向きにしか電界が起こらないという
事が原因であろう。加熱室3底面の中央(食品の真下)
の開口部6の場合も開口部から遠ざかるにつれて電界分
布が乱れるが、開口部6付近は安定した強電界26、2
7が保たれるため、縁が煮える事なく食品22の内部が
加熱されるのである。(図12では、図11と異なる電
界は強電界変形部30だけのように示しているが、極端
な場合は加熱室3天面の四つの強電界31が三つや二つに
なってしまう可能性もある。)また一般に食品は加熱室
3の中央に置かれるので、第一の開口部6は加熱室3底
面の中央にしなければならないが、第二の開口部7は取
り付け位置に自由度が有ることもわかってきている。
【0062】以上のように、第一の実施例によって、本
第1、3、5、6、7、8の発明で加熱の均一化が図れ
ることがわかる。
第1、3、5、6、7、8の発明で加熱の均一化が図れ
ることがわかる。
【0063】図13〜16は加熱室3の断面図であり、
壁面にある開口部の位置によって電界の立ち方がどのよ
うに変わるかについて説明する。
壁面にある開口部の位置によって電界の立ち方がどのよ
うに変わるかについて説明する。
【0064】加熱室3を空胴共振器として(数4)に従
うモードを立てるには、図13〜15の様に開口部の位
置を決めるのがよい。(ただしここでは簡単のため二次
元で考えることにする) 図13は、開口部32をはさみこむように逆向きの強電
界33、34を起こし、(22*)のモードを立ててい
る。このように(偶数、偶数、*)のモードが同様に立
てられる事は容易に考えられる。
うモードを立てるには、図13〜15の様に開口部の位
置を決めるのがよい。(ただしここでは簡単のため二次
元で考えることにする) 図13は、開口部32をはさみこむように逆向きの強電
界33、34を起こし、(22*)のモードを立ててい
る。このように(偶数、偶数、*)のモードが同様に立
てられる事は容易に考えられる。
【0065】図14は、開口部35をはさみこむように
逆向きの強電界36、37を起こし、(23*)のモー
ドを立てている。このように(偶数、奇数、*)(奇
数、偶数、*)のモードが同様に立てられる事は容易に
考えられる。
逆向きの強電界36、37を起こし、(23*)のモー
ドを立てている。このように(偶数、奇数、*)(奇
数、偶数、*)のモードが同様に立てられる事は容易に
考えられる。
【0066】図15は、開口部38をはさみこむように
逆向きの強電界39、40を起こし、(33*)のモー
ドを立てている。(奇数、奇数、*)のモードが同様に
立てられる事は容易に考えられる。
逆向きの強電界39、40を起こし、(33*)のモー
ドを立てている。(奇数、奇数、*)のモードが同様に
立てられる事は容易に考えられる。
【0067】ところが図16は、開口部41をはさみこむ
ように逆向きの強電界42、43を起こそうとするが、
(数4)に従うモードにはならず、電界分布が推定でき
ない。これは加熱室3壁面と開口部41が平行でないから
である。
ように逆向きの強電界42、43を起こそうとするが、
(数4)に従うモードにはならず、電界分布が推定でき
ない。これは加熱室3壁面と開口部41が平行でないから
である。
【0068】以上のように、本第2の発明によって、加
熱室3壁面と開口部6、7を平行にすることで、図5、
図6、図13、図14、図15などのようなねらった通
りの電界が起こせる事がわかる。
熱室3壁面と開口部6、7を平行にすることで、図5、
図6、図13、図14、図15などのようなねらった通
りの電界が起こせる事がわかる。
【0069】図17に、本第4の発明の一実施例の加熱
効率を表す特性図を示す。図17はマグネトロン1から
見た反射の状態(整合状態)を示すスミスチャートであ
り、斜線部は高効率領域44(加熱室3内にもっとも効率
的に電磁波が入る領域)である。このとき第一の開口部
6、第二の開口部7のみがそれぞれ開放されている場合
の反射の特性を45、46として、いずれも高効率領域44に
有り定格出力が出るように整合を取っている。よって前
述のように均一加熱ができると同時に加熱効率を高くす
ることができる図18は、図27の16ケのしゅうまい
47を、本発明の第一の実施例の高周波加熱装置で加熱
した時の温度ばらつきを示す特性図である。加熱終了時
からの放置時間を横軸に、温度を縦軸に取ると、しゅう
まい47の中央部48の4ケの平均温度dと、しゅうま
い47の周囲部49の12ケの平均温度eとが、ほぼ同
じ温度になっており図28より均一加熱が進んだことを
示す。
効率を表す特性図を示す。図17はマグネトロン1から
見た反射の状態(整合状態)を示すスミスチャートであ
り、斜線部は高効率領域44(加熱室3内にもっとも効率
的に電磁波が入る領域)である。このとき第一の開口部
6、第二の開口部7のみがそれぞれ開放されている場合
の反射の特性を45、46として、いずれも高効率領域44に
有り定格出力が出るように整合を取っている。よって前
述のように均一加熱ができると同時に加熱効率を高くす
ることができる図18は、図27の16ケのしゅうまい
47を、本発明の第一の実施例の高周波加熱装置で加熱
した時の温度ばらつきを示す特性図である。加熱終了時
からの放置時間を横軸に、温度を縦軸に取ると、しゅう
まい47の中央部48の4ケの平均温度dと、しゅうま
い47の周囲部49の12ケの平均温度eとが、ほぼ同
じ温度になっており図28より均一加熱が進んだことを
示す。
【0070】但し、複数開口でそれぞれ整合を取れば必
ず図18のようになるとは言えない。第一の開口部6、
第二の開口部7がそれぞれ、中央部48、周囲部49を
加熱する傾向があるのは間違いないが、まったく同じス
ピードで昇温するとは限らない。たとえば図19のよう
に、中央部48の平均温度dが周囲部49の平均温度e
より大きいこと(従来の特性の図28とは逆転)が起こ
りうる。何故ならば、しゅうまいの数が周囲部49は12
ケなのに対して中央部48は4ケしかなく、それぞれの開
口部6、7から同じ量の電磁波が加熱室3内に入ったと
しても中央部48の方が速く昇温するかも知れないから
である。よって中心温度と周囲温度の上昇のバランスを
変える解決策として、本第9、10の発明の一実施例及
び、本第3の発明の他の実施例を図20〜22に示す。
ず図18のようになるとは言えない。第一の開口部6、
第二の開口部7がそれぞれ、中央部48、周囲部49を
加熱する傾向があるのは間違いないが、まったく同じス
ピードで昇温するとは限らない。たとえば図19のよう
に、中央部48の平均温度dが周囲部49の平均温度e
より大きいこと(従来の特性の図28とは逆転)が起こ
りうる。何故ならば、しゅうまいの数が周囲部49は12
ケなのに対して中央部48は4ケしかなく、それぞれの開
口部6、7から同じ量の電磁波が加熱室3内に入ったと
しても中央部48の方が速く昇温するかも知れないから
である。よって中心温度と周囲温度の上昇のバランスを
変える解決策として、本第9、10の発明の一実施例及
び、本第3の発明の他の実施例を図20〜22に示す。
【0071】図20には、図2の構成とは異なって、第
一の開口部6の開口面積を第二の開口部7の開口面積よ
り小さくすることで、第一の開口部6から加熱室3内に
入る電磁波の量を絞った例を示す。その結果、中心温度
の上昇を抑えることで、図19のような特性を図18の
ような特性に最適化することができる。
一の開口部6の開口面積を第二の開口部7の開口面積よ
り小さくすることで、第一の開口部6から加熱室3内に
入る電磁波の量を絞った例を示す。その結果、中心温度
の上昇を抑えることで、図19のような特性を図18の
ような特性に最適化することができる。
【0072】図21には、図17での特性とは異なっ
て、第一の開口部6での反射の状態(整合状態)をずら
した例を示す。第二の開口部7での特性46は高効率領域
に保ったまま、第一の開口部6での特性45を図21のよ
うにずらすのである。図20の効果と同様、第一の開口
部6から加熱室3内に入る電磁波が減り(反射が増え
て)中心温度の上昇を抑えることで、図19のような特
性を図18のような特性に最適化することができる。
て、第一の開口部6での反射の状態(整合状態)をずら
した例を示す。第二の開口部7での特性46は高効率領域
に保ったまま、第一の開口部6での特性45を図21のよ
うにずらすのである。図20の効果と同様、第一の開口
部6から加熱室3内に入る電磁波が減り(反射が増え
て)中心温度の上昇を抑えることで、図19のような特
性を図18のような特性に最適化することができる。
【0073】図22、23には、開口部6、7の開放時
間の比率を変える例を示す。図23は図22のf−f’
断面図である。図22は図2の構成とは異なって、電磁
波遮断部10が遮断突出部50と遮断開口部51を有す
る工夫をしている。この場合、開口遮蔽部8が一回転す
る間の大半の時間は第二の開口部7が開放されており、
遮断突出部50が第二の開口部7上にあり遮断開口部51
が第一の開口部6上にあるときだけ、第一の開口部6が
開放される。その結果、中心温度の上昇を抑え、かつ周
囲温度の上昇を促進することで、図19のような特性を
図18のような特性に最適化することができる。
間の比率を変える例を示す。図23は図22のf−f’
断面図である。図22は図2の構成とは異なって、電磁
波遮断部10が遮断突出部50と遮断開口部51を有す
る工夫をしている。この場合、開口遮蔽部8が一回転す
る間の大半の時間は第二の開口部7が開放されており、
遮断突出部50が第二の開口部7上にあり遮断開口部51
が第一の開口部6上にあるときだけ、第一の開口部6が
開放される。その結果、中心温度の上昇を抑え、かつ周
囲温度の上昇を促進することで、図19のような特性を
図18のような特性に最適化することができる。
【0074】また図示しないが、本第11の発明の一実
施例として、モータ12としてステッピングモータを用
いて、開口遮蔽部8の回転が一定でなく、開口部6、7
の遮蔽と開放を切り替える途中段階の時間を極力短くす
る構成が考えられる。たとえば図17のように、開口部
6、7のどちらかだけの特性45、46を実現できたと
しても、切り替える途中段階(たとえば開口部6、7が
それぞれ半分ずつ開放されている場合)では反射が増え
て効率が落ちる可能性が高い。よってそのタイミングだ
け開口遮蔽部8を高速動作させ、極力、加熱効率を落と
さないようにすることができる。
施例として、モータ12としてステッピングモータを用
いて、開口遮蔽部8の回転が一定でなく、開口部6、7
の遮蔽と開放を切り替える途中段階の時間を極力短くす
る構成が考えられる。たとえば図17のように、開口部
6、7のどちらかだけの特性45、46を実現できたと
しても、切り替える途中段階(たとえば開口部6、7が
それぞれ半分ずつ開放されている場合)では反射が増え
て効率が落ちる可能性が高い。よってそのタイミングだ
け開口遮蔽部8を高速動作させ、極力、加熱効率を落と
さないようにすることができる。
【0075】さて、本実施例では平らな食品を例に挙
げ、加熱効率の向上と加熱分布の均一化について述べ
た。しかし食品にはさまざまな種類や形状があり、加え
て皿の影響も考えなければならない。よって、本実施例
以外の例として、食品に応じて開口部6、7の開放時間
のバランスを変えるなど、最適化のためにいろいろな方
法が考えられることを付け加えておく。
げ、加熱効率の向上と加熱分布の均一化について述べ
た。しかし食品にはさまざまな種類や形状があり、加え
て皿の影響も考えなければならない。よって、本実施例
以外の例として、食品に応じて開口部6、7の開放時間
のバランスを変えるなど、最適化のためにいろいろな方
法が考えられることを付け加えておく。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高周波加熱
装置には以下の効果がある。
装置には以下の効果がある。
【0077】(1)加熱室と導波管とを複数の開口部で
接続し、加熱室底面の中央部(縦の中央かつ横の中央)
に第一の開口部を有する構成としたので、第一の開口部
で被加熱物の底面中央部を加熱するとともに、その他の
開口部で被加熱物の縁を加熱するので、全体的に均一に
加熱することができる。
接続し、加熱室底面の中央部(縦の中央かつ横の中央)
に第一の開口部を有する構成としたので、第一の開口部
で被加熱物の底面中央部を加熱するとともに、その他の
開口部で被加熱物の縁を加熱するので、全体的に均一に
加熱することができる。
【0078】(2)長方形の加熱室底面のすべての辺が
長方形の開口部のいずれかの辺と平行にする構成とした
ので、電磁波放射部から放射された電磁波により開口部
をはさみ込む様に逆向きの強電界が発生し、加熱室を空
胴共振器と考えて計算した時のようなねらった電界分布
が加熱室底面上に定在波分布として生じる。よって加熱
室内のモードを(少なくとも開口部付近では)ねらった
通りのモードとすることができ、被加熱物をねらった通
りの加熱分布にすることができる。
長方形の開口部のいずれかの辺と平行にする構成とした
ので、電磁波放射部から放射された電磁波により開口部
をはさみ込む様に逆向きの強電界が発生し、加熱室を空
胴共振器と考えて計算した時のようなねらった電界分布
が加熱室底面上に定在波分布として生じる。よって加熱
室内のモードを(少なくとも開口部付近では)ねらった
通りのモードとすることができ、被加熱物をねらった通
りの加熱分布にすることができる。
【0079】(3)開口遮蔽部で複数の開口部の少なく
とも一つを遮蔽するので、遮蔽されていない開口部ごと
に生じる定在波分布を切り換えたり、いろいろな定在波
を混在させることができるため、被加熱物の加熱分布を
切り換えたり組み合わせたりして均一化することができ
る。
とも一つを遮蔽するので、遮蔽されていない開口部ごと
に生じる定在波分布を切り換えたり、いろいろな定在波
を混在させることができるため、被加熱物の加熱分布を
切り換えたり組み合わせたりして均一化することができ
る。
【0080】(4)複数の開口部を有し、任意の一つの
開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を取る
(定格出力が出る)構成としたので、どの開口部から給
電された場合でも効率よく被加熱物を加熱することがで
きる。よって加熱時間が短くて済み、使用者の待ち時間
を短くする効果がある。また同様に省電力化が図れる効
果がある。さらに同様に電波放射部の熱ストレスが減り
信頼性が増す。
開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を取る
(定格出力が出る)構成としたので、どの開口部から給
電された場合でも効率よく被加熱物を加熱することがで
きる。よって加熱時間が短くて済み、使用者の待ち時間
を短くする効果がある。また同様に省電力化が図れる効
果がある。さらに同様に電波放射部の熱ストレスが減り
信頼性が増す。
【0081】(5)開口遮蔽部は加熱室底面の中央部
(縦の中央かつ横の中央)以外の位置の回転軸を中心に
回転することで開口部を遮蔽するので、加熱室内の電界
分布を攪拌し、被加熱物の加熱分布を均一化できる。ま
た同様に開口部を加熱室底面の中央部に設けることがで
きるので、簡単な構成で、被加熱物の底面中央部を加熱
したり、加熱しなかったりを切り換えられるので、さら
に均一に加熱することができる。
(縦の中央かつ横の中央)以外の位置の回転軸を中心に
回転することで開口部を遮蔽するので、加熱室内の電界
分布を攪拌し、被加熱物の加熱分布を均一化できる。ま
た同様に開口部を加熱室底面の中央部に設けることがで
きるので、簡単な構成で、被加熱物の底面中央部を加熱
したり、加熱しなかったりを切り換えられるので、さら
に均一に加熱することができる。
【0082】(6)開口遮蔽部は開口部を一定速度の回
転運動で遮蔽するので、一定速度で回転させる駆動部で
実現できる。よって簡単な構成(安価で作りやすい構
成)で加熱室内の電界分布を攪拌し、被加熱物の加熱分
布を均一化できる。
転運動で遮蔽するので、一定速度で回転させる駆動部で
実現できる。よって簡単な構成(安価で作りやすい構
成)で加熱室内の電界分布を攪拌し、被加熱物の加熱分
布を均一化できる。
【0083】(7)円板形状の開口遮蔽部で開口部を遮
蔽するので、角の無い開口遮蔽部が実現できる。よって
簡単な構成(安価で作りやすい構成)で加熱室内の電界
分布を攪拌し、被加熱物の加熱分布を均一化できる効果
がある。また同様に角の無い開口遮蔽部なので、他の構
成要素との接触などで破損したりする危険が少なく、安
全性を高めることができる。
蔽するので、角の無い開口遮蔽部が実現できる。よって
簡単な構成(安価で作りやすい構成)で加熱室内の電界
分布を攪拌し、被加熱物の加熱分布を均一化できる効果
がある。また同様に角の無い開口遮蔽部なので、他の構
成要素との接触などで破損したりする危険が少なく、安
全性を高めることができる。
【0084】(8)開口遮蔽部は樹脂などの電磁波透過
部と金属などの電磁波遮断部とからなるので、駆動部に
よりその位置が変わると、電磁波の透過と遮断の状態を
変えることができる。よって加熱室内の定在波分布を切
り換えたり、いろいろな定在波を混在させたり、電界分
布を攪拌したりできるので、被加熱物の加熱分布を均一
化できる。また同様に、電磁波透過部により開口部と電
磁波遮断部の間のスパークを防止でき、安全性を高める
ことができる。
部と金属などの電磁波遮断部とからなるので、駆動部に
よりその位置が変わると、電磁波の透過と遮断の状態を
変えることができる。よって加熱室内の定在波分布を切
り換えたり、いろいろな定在波を混在させたり、電界分
布を攪拌したりできるので、被加熱物の加熱分布を均一
化できる。また同様に、電磁波透過部により開口部と電
磁波遮断部の間のスパークを防止でき、安全性を高める
ことができる。
【0085】(9)複数の開口部の開口面積について、
前記被加熱物の底面中央に最も近くにある開口部の開口
面積を最小にする構成としたので、最小の開口部から出
る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なくするこ
とができる。よって同じ開口面積では他の開口部より分
布への影響が大きすぎる、もっとも加熱室底面よりかつ
被加熱物よりにある開口部の分布への影響を抑制し、他
の開口部の分布への影響を高めることで、被加熱物の加
熱分布をより一層均一化できる。
前記被加熱物の底面中央に最も近くにある開口部の開口
面積を最小にする構成としたので、最小の開口部から出
る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なくするこ
とができる。よって同じ開口面積では他の開口部より分
布への影響が大きすぎる、もっとも加熱室底面よりかつ
被加熱物よりにある開口部の分布への影響を抑制し、他
の開口部の分布への影響を高めることで、被加熱物の加
熱分布をより一層均一化できる。
【0086】(10)前記被加熱物の底面中央に最も近
くにある開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合
を取らない(定格出力が出ない)構成としたので、この
時に出る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なく
することができる。よって同じ整合状態では他の開口部
より分布への影響が大きすぎる、前記被加熱物の底面中
央に最も近くにある開口部の分布への影響を抑制し、他
の開口部の分布への影響を高めることで、被加熱物の加
熱分布をより一層均一化できる。
くにある開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合
を取らない(定格出力が出ない)構成としたので、この
時に出る電磁波を他の開口部から出る電磁波より少なく
することができる。よって同じ整合状態では他の開口部
より分布への影響が大きすぎる、前記被加熱物の底面中
央に最も近くにある開口部の分布への影響を抑制し、他
の開口部の分布への影響を高めることで、被加熱物の加
熱分布をより一層均一化できる。
【0087】(11)開口遮蔽部は一定でない速度で運
動しながら開口部を遮蔽するので、開口部ごとに、開放
動作・遮蔽動作に要する時間や開放している時間・遮蔽
している時間を変えることができる。よって、安定して
電磁波が加熱室内に入らず定在波分布の立ちにくい開放
動作・遮蔽動作に要する時間や遮蔽している時間を短く
して、安定して電磁波が加熱室内に入り定在波分布の立
つ開放している時間を長くすることで効率よく被加熱物
を加熱することができる。よって加熱時間が短くて済
み、使用者の待ち時間を短くする効果がある。また同様
に省電力化が図れる効果がある。さらに同様に電波放射
部の熱ストレスが減り信頼性が増す効果がある。
動しながら開口部を遮蔽するので、開口部ごとに、開放
動作・遮蔽動作に要する時間や開放している時間・遮蔽
している時間を変えることができる。よって、安定して
電磁波が加熱室内に入らず定在波分布の立ちにくい開放
動作・遮蔽動作に要する時間や遮蔽している時間を短く
して、安定して電磁波が加熱室内に入り定在波分布の立
つ開放している時間を長くすることで効率よく被加熱物
を加熱することができる。よって加熱時間が短くて済
み、使用者の待ち時間を短くする効果がある。また同様
に省電力化が図れる効果がある。さらに同様に電波放射
部の熱ストレスが減り信頼性が増す効果がある。
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の断
面構成図
面構成図
【図2】同高周波加熱装置の断面構成図
【図3】同高周波加熱装置の断面構成図
【図4】同高周波加熱装置の斜視構成図
【図5】同高周波加熱装置の斜視断面構成図
【図6】同高周波加熱装置の斜視断面構成図
【図7】食品の斜視構成図
【図8】同食品の斜視断面構成図
【図9】同食品の斜視断面構成図
【図10】同高周波加熱装置の断面構成図
【図11】同高周波加熱装置の断面構成図
【図12】同高周波加熱装置の断面構成図
【図13】他の実施例の高周波加熱装置の断面構成図
【図14】他の実施例の高周波加熱装置の断面構成図
【図15】他の実施例の高周波加熱装置の断面構成図
【図16】他の実施例の高周波加熱装置の断面構成図
【図17】本第4の発明の一実施例における高周波加熱
装置の特性図
装置の特性図
【図18】本第1の発明の一実施例における高周波加熱
装置の特性図
装置の特性図
【図19】同高周波加熱装置の特性図
【図20】本第9の発明の一実施例における高周波加熱
装置の断面構成図
装置の断面構成図
【図21】本第10の発明の一実施例における高周波加
熱装置の特性図
熱装置の特性図
【図22】本第3の発明の他の実施例における高周波加
熱装置の断面構成図
熱装置の断面構成図
【図23】同高周波加熱装置の断面構成図
【図24】従来の高周波加熱装置の断面構成図
【図25】従来の他の高周波加熱装置の断面構成図
【図26】従来の他の高周波加熱装置の断面構成図
【図27】皿上のしゅうまいの構成図
【図28】従来の高周波加熱装置の特性図
1 マグネトロン(電磁波放射部) 2 導波管 3 加熱室 5 食品(被加熱物) 6 第一の開口部 7 第二の開口部 8 開口遮蔽部 9 電磁波透過部 10 電磁波遮断部 11 回転軸 12 モータ(駆動部) 16 形状認識センサ(検出部) 17 制御部
Claims (14)
- 【請求項1】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管とを接続する複数の開口部と、前記電磁
波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部とを有
し、前記開口部のうちの一つの開口部を前記加熱室底面
の中央部に設けた構成の高周波加熱装置。 - 【請求項2】被加熱物を出し入れする底面が長方形の加
熱室と、電磁波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波
放射部から放射される電磁波を前記加熱室内に導く導波
管と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射を制御する
制御部とを有し、前記加熱室底面と前記導波管とを長方
形の開口部で接続し、前記加熱室底面のすべての辺が開
口部のいずれかの辺と平行に構成した高周波加熱装置。 - 【請求項3】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管とを接続する複数の開口部と、前記複数
の開口部の少なくとも一つを遮蔽する開口遮蔽部と、前
記開口遮蔽部を駆動する駆動部と、前記電磁波放射部か
らの電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部とを有
する構成の高周波加熱装置。 - 【請求項4】前記開口部によって前記開口遮蔽部の遮蔽
時間が異なる構成とした請求項3記載の高周波加熱装
置。 - 【請求項5】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記電磁
波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部と、前記
加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部を有し、
任意の一つの開口部を除く他の開口部を遮蔽した場合に
整合を取る構成の高周波加熱装置。 - 【請求項6】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管とを接続する開口部と、前記加熱室底面
の中央部以外の位置の回転軸を中心に回転することで前
記開口部を遮蔽する開口遮蔽部と、前記開口遮蔽部を前
記回転軸を中心に回転駆動する駆動部と、前記電磁波放
射部からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部
とを有する構成の高周波加熱装置。 - 【請求項7】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管とを接続する開口部と、前記開口部を一
定速度の回転運動で遮蔽する開口遮蔽部と、前記開口遮
蔽部を回転駆動する駆動部と、前記電磁波放射部からの
電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部とを有する
構成の高周波加熱装置。 - 【請求項8】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管とを接続する開口部と、前記開口部を遮
蔽する円板形状の開口遮蔽部と、前記開口遮蔽部を駆動
する駆動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射や
前記駆動部を制御する制御部とを有する構成の高周波加
熱装置。 - 【請求項9】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管とを接続する開口部と、樹脂などの電磁
波透過部と金属などの電磁波遮断部からなり前記開口部
を遮蔽する開口遮蔽部と、前記開口遮蔽部を駆動する駆
動部と、前記電磁波放射部からの電磁波の放射や前記駆
動部を制御する制御部とを有する構成の高周波加熱装
置。 - 【請求項10】前記加熱室壁面と前記電磁波遮断部との
間に前記電磁波透過部を有する構成とした請求項9記載
の高周波加熱装置。 - 【請求項11】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁
波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放
射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加
熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部と、前記電
磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部とを有
し、前記被加熱物の底部中央に最も近い位置にある開口
部の開口面積を最小にする構成の高周波加熱装置。 - 【請求項12】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁
波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放
射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記電
磁波放射部からの電磁波の放射を制御する制御部と、前
記加熱室と前記導波管とを接続する複数の開口部を有
し、前記被加熱物の底部中央に最も近い位置にある開口
部を除く他の開口部を遮蔽した場合に整合を取らない構
成の高周波加熱装置。 - 【請求項13】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁
波を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放
射される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加
熱室と前記導波管とを接続する開口部と、前記開口部を
一定でない速度で運動しながら遮蔽する開口遮蔽部と、
前記開口遮蔽部を駆動する駆動部と、前記電磁波放射部
からの電磁波の放射や前記駆動部を制御する制御部とを
有する構成の高周波加熱装置。 - 【請求項14】前記被加熱物の物理量や前記加熱室内の
状態を検出する検出部を有し、前記検出部の出力に応じ
て前記開口遮蔽部を駆動する構成とした請求項3、4、
6、7、8、9、10、13のいづれか1項記載の高周
波加熱装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069498A JPH07282971A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 高周波加熱装置 |
| EP95934842A EP0788296B1 (en) | 1994-04-07 | 1995-10-19 | High-frequency heating device |
| US09/373,643 US6274859B1 (en) | 1994-04-07 | 1999-08-13 | High frequency heating apparatus for selective heating of a desired portion of an object |
| US09/373,644 US6172348B1 (en) | 1994-04-07 | 1999-08-13 | High frequency heating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069498A JPH07282971A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 高周波加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07282971A true JPH07282971A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13404452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6069498A Pending JPH07282971A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07282971A (ja) |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6069498A patent/JPH07282971A/ja active Pending
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