JPH0728302A - 帯電部材、帯電装置、画像形成装置、及びプロセス カートリッジ - Google Patents

帯電部材、帯電装置、画像形成装置、及びプロセス カートリッジ

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JPH0728302A
JPH0728302A JP5193094A JP19309493A JPH0728302A JP H0728302 A JPH0728302 A JP H0728302A JP 5193094 A JP5193094 A JP 5193094A JP 19309493 A JP19309493 A JP 19309493A JP H0728302 A JPH0728302 A JP H0728302A
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voltage
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Erika Asano
えりか 浅野
Hiroaki Ogata
寛明 緒方
Michihito Yamazaki
道仁 山崎
Hiroki Kisu
浩樹 木須
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Canon Inc
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動電圧印加方式の、帯電部材、帯電装置、
該帯電装置を用いた画像形成装置やプロセスカートリッ
ジについて、サイクルムラ、干渉縞及び帯電音の問題を
解決し、かつ帯電部材を被帯電体(像担持体)に所定に
確実に設置できるようにして装置の信頼性を確保するこ
と。 【構成】 振動電圧が印加される帯電部材2の最も下流
側の帯電面2a上で、該帯電部材の帯電面と被帯電体1
表面とのなす距離が該帯電部材の該被帯電体の面移動方
向に対し上流部分で下流部分より小さい領域を有し、か
つ下流部分で該距離が概ね一定である領域を持ち、該被
帯電体1に対して実質的に3個所14・14・14で当
接していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電部材、帯電装置、
画像形成装置、及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】より詳しくは、 a.振動電圧(時間と共に電圧値が周期的に変化する電
圧)を印加し、被帯電体に当接もしくは近接させて被帯
電体面を帯電する帯電部材、 b.振動電圧を帯電部材に印加し、この帯電部材を被帯
電体に当接もしくは近接させて被帯電体面を帯電する帯
電装置、 c.像担持体面を該帯電装置で帯電し、その帯電面に画
像情報の書き込みをして画像形成を実行する画像形成装
置、 d.少なくとも、像担持体と、該像担持体の帯電手段と
して該帯電装置とを包含し、画像形成装置に対して着脱
されるプロセスカートリッジに関する。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真装置(複写機・
レーザービームプリンターなど)、静電記録装置等の画
像形成装置において、感光体・誘電体等の像担持体、そ
の他の被帯電体を帯電処理(除電処理も含む)する手段
としては、コロナ放電装置を用い該装置から発生するコ
ロナに被帯電体面をさらす非接触式の帯電手段が広く利
用されていた。
【0004】近時は接触式の帯電手段(接触帯電)の採
用が進められている。接触帯電は、ローラ型・ブレード
型などの帯電部材(接触帯電部材、導電性部材)に電圧
を印加しこの帯電部材を被帯電体に当接もしくは近接さ
せて被帯電体面を帯電するものである。
【0005】ここで、帯電部材は被帯電体面に必ずしも
接触している必要はなく、帯電部材と被帯電体面との間
に、ギャップ間電圧と補正パッシェンカーブで決まる放
電可能領域さえ確実に保証されれば、非接触(近接)で
も構わないもので、この場合も接触帯電の範疇とする。
【0006】接触帯電は、非接触帯電のコロナ放電装置
に比べて、被帯電体面に所望の電位を得るのに必要とさ
れる印加電圧の低電圧化がはかれること、帯電過程で発
生するオゾン量がごく微量でありオゾン除去フィルター
の必要性がなくなること、そのため装置の排気系の構成
が簡略化されること、メンテナンスフリーであること、
構成が簡単であること、等の長所を有している。
【0007】接触帯電に関し、本出願人が先に提案(特
開昭63ー149669号公報等)したように、振動電
圧、特には、直流電圧を印加したときの被帯電体の帯電
開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する振動電圧を
帯電部材に印加して帯電を実行させる方式(振動電圧印
加方式、以下AC印加方式と記す)は、均一な帯電(除
電)処理をすることが可能であり、有効である。
【0008】振動電圧は振動電圧成分(以下、AC成分
と記す)、もしくは該AC成分と直流電圧成分(目標帯
電電位に相当する電圧、以下DC成分と記す)との重畳
電圧であり、AC成分の波形としては正弦波・矩形波・
三角波など適宜である。直流電源を周期的にオン・オフ
することによって形成された矩形波電圧であってもよ
い。
【0009】図7に像担持体の帯電手段として上述のA
C印加方式の接触帯電装置を採用した画像形成装置の一
例の概略構成を示した。本例の画像形成装置は電子写真
プロセス利用のレーザービームプリンターである。
【0010】1は被帯電体としてのドラム型の電子写真
感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印Aの時
計方向に所定の周速度(プロセススピード)にて回転駆
動される。
【0011】20は帯電部材としての帯電ローラ(導電
性ローラ)であり、芯金棒21と、その外周に形成した
導電性ゴム製等の導電性ローラ体22とよりなる。この
帯電ローラ20は芯金棒21の両端部にそれぞれ作用さ
せた押し圧ばね23の押し圧力で感光ドラム1面に対し
て所定の押し圧力をもって圧接しており、本例の場合は
感光ドラム1の回転にともない従動回転する。
【0012】4は帯電ローラ20に対する電圧印加電源
であり、この電源4により帯電ローラ2の芯金棒21に
接触させた接点板ばね3を介して感光ドラム1の帯電開
始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vppを有するAC成
分VacとDC成分Vdcとの重畳電圧(Vac+Vd
c)が帯電ローラ20に印加されて、回転駆動されてい
る感光ドラム1の外周面がAC印加方式で均一に接触帯
電処理される。
【0013】一方、コンピューター・ワードプロセッサ
ー・画像読み取り装置等のホスト装置(不図示)から目
的の画像(印字)情報の時系列電気デジタル画素信号が
レーザースキャナ(不図示)に入力され、コントローラ
ーにより制御された該レーザースキャナから該入力画素
信号に対応して一定の印字密度Ddpiで画像変調され
たレーザー光5が出力され、前記回転感光ドラム1の帯
電処理面に対して該出力レーザー光5によるライン走査
(ドラム母線方向の主走査露光)がなされることで、目
的の画像情報の書き込みがなされて回転感光ドラム1面
に該画像情報の静電潜像が形成される。
【0014】その潜像が現像器の現像スリーブ6により
反転現像でトナー像として可視化され、そのトナー像
が、不図示の給紙部から感光ドラム1と転写ローラ8と
の圧接ニップ部(転写部位)に所定のタイミングで給送
された転写材7に順次に転写されていく。
【0015】トナー像転写を受けた転写材7は感光ドラ
ム1面から分離されて不図示の定着手段へ搬送され、ト
ナー像定着を受けて画像形成物として出力される。また
転写材分離後の回転感光ドラム1面はクリーニング器
(クリーナ)のクリーニングブレード9で転写残りトナ
ー等の残留付着物の除去を受けて清掃され、繰り返して
作像に供される。
【0016】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、上記の
ようなAC印加方式の帯電装置を像担持体の帯電手段と
して利用した前記のような画像形成装置についての問題
点として次のような事項が挙げられる。
【0017】例えば、横線パターン画像を出力させたと
き、横線パターン間隔が、帯電ローラなどの接触帯電部
材に電圧を印加する電源のAC成分周波数で決まる感光
ドラム表面電位のムラ(サイクルムラ)に近くなると、
画像面に「干渉縞」(モアレ)が発生してしまうことで
ある。
【0018】電源のAC成分周波数は、部品精度から、
決められた値からプラス・マイナス10%はバラツキを
もっており、電源によっては横線の空間周波数に近接し
てしまい、レベルのひどい干渉縞が発生することもあっ
た。
【0019】また、本出願人はこの干渉縞の対策のため
プロセススピードに応じて帯電部材に印加する電源のA
C成分周波数を大きくする方式を先に提案した。しかし
ながら、画像形成装置の高速化にともない、近年のよう
にプロセススピードが速くなってくると、一次の電源周
波数に起因して発生する所謂「帯電音」も一次周波数の
増大にともない大きくなり問題となった。
【0020】A.「サイクルムラ」の発生原因 接触帯電部材を用いた場合、前述したように、干渉縞の
原因になる一次電源の周波数に起因するサイクルムラが
発生する。ここではサイクルムラの発生原因を説明す
る。
【0021】(1)ギャップ間距離[z(x)]とドラ
ム上位値[x] 図8に示すように、感光ドラム1と帯電ローラ20との
最近接点で、感光ドラム1上の点を(0,0)とし、そ
こから感光ドラム1上xmm下流に離れた点と、帯電ロ
ーラ20との表面までの最短距離をz[x]とする。
【0022】従って、感光ドラム1上xの点のz[x]
は、xの位置から帯電ローラ20の中心を仰ぐ線分の帯
電ローラ20との交点までの距離となる。
【0023】rdは感光ドラム1の半径、rrは帯電ロ
ーラ20の半径である。その関係を図9のグラフ(1)
に示す。縦軸はz[x]、横軸はxを表す。
【0024】 z[x]=|rd×exp{xi/rd}−(rd+rr)|−rr ・・・(1) xi:虚数 (2)補正パッシェンカーブ[vp(x)] 次に、感光ドラム1上の点xに於ける補正パッシェンカ
ーブを図9のグラフ(2)に示す。縦軸は放電開始電圧
vp(x)、横軸はxを表す。
【0025】 vp(x)=312+6200z(x) ・・・(2) (3)印加電圧[vq(t,n)] 帯電部材20に−1500vのパルス状のバイアスを印
加したときの場合について考える。
【0026】図9のグラフ(3)に於て、縦軸は印加電
圧vq(t,n)=−1500v、横軸はxを示す。
【0027】(4)ギャップ間電圧[vg(x,n)] 感光ドラム1上の点xに於ける帯電部材20とのギャッ
プ間電圧[vg(x,n)]は以下の様に表すことが出
来る。
【0028】 vg(x,n)={vq(t,n)−vs(x−vps×t,n−1)} /{L/(ez(x))+1)} ・・・(3) vps:プロセススピード L:感光層の厚み e:比誘電率 n:サンプリングの回数 vs(x−vps×t,n−1)に於て、n=1の場
合、vs=0、つまり初期に於て感光ドラムの表面電位
はゼロとする。その関係を図9のグラフ(4)に示す。
縦軸はギャップ間電圧[vg(x)]を表し、横軸はx
を示す。
【0029】(5)放電後ギャップ間電圧[vgp
(x,n)] ギャップ間電圧[vg(x,n)]と 補正パッシェンカーブ[vp(x)](破線) を重ね合わせて図9のグラフ(5)に示す。
【0030】縦軸はvp(x)/vg(x,n)、横軸
はxを示す。
【0031】グラフ(5)に於て、ギャップ間電圧[v
g(x,n)]の絶対値が補正パッシェンカーブ[vp
(x)]の絶対値よりも大きい場合には、その部分で放
電が行われる。そして、ギャップ間電圧[vg(x,
n)]は補正パッシェンカーブ[vp(x)]の電圧に
まで低下する。
【0032】これを放電後ギャップ間電圧[vgp
(x,n)]と呼び、図9のグラフ(6)に示す。縦軸
はvgp(x,n)、横軸はxを示す。
【0033】以上をまとめると式(4)〜(6)にな
る。
【0034】 1) |vg(x,n)|≦vp(x) ---> vgp(x,n)=vg(x,n)・・・(4) 2) vg(x,n)>0 vg(x,n)>vp(x) ---> vgp(x,n)=vp(x)・・・(5) 3) vg(x,n)≦0 vg(x,n)<−vp(x) ---> vgp(x,n)=vp(x)・・・(6) (6)感光ドラム上表面電位[vs(x,n)] 放電後ギャップ間電圧[vgp(x,n)]が求められ
ると、感光ドラム上表面電位[vs(x,n)]は、ギ
ャップ間電圧[vg(x,n)]の式を利用して求める
ことが出来る。
【0035】 vs(x,n)= vq(t,n)−vgp(x,n)/{1/(L/ez(x)+1)} ・・・(7) 感光ドラム上表面電位[vs(x,n)]を図9のグラ
フ(7)に示す。縦軸はvs(x,n)、横軸はxを示
す。
【0036】(7)t秒後の感光ドラム上表面電位[v
s(x−vps×t,n)] 感光ドラム上に出来た表面電位はt秒後には感光ドラム
の回転によりグラフの右側に移動する。その時の感光ド
ラム上表面電位 [vs(x−vps×t,n)] を図9のグラフ(8)に示す。縦軸はvs(x−vps
×t,n)、横軸はxを示す。x方向の移動距離はvp
s×tとなる。
【0037】(8)印加電圧[vq(t,n)]が交流
の場合 帯電部材に印加される交流バイアスは以下の様に表され
る。
【0038】 vq(t,n)=1/2×vppsin(2πft(n−1))+dc ・・・(8) vpp:印加バイアスのピーク間電圧 f:印加バイアスの周波数 t:1/4f--- 一周期の四分の一 n:サンプリングの回数 dc:直流成分 vppが2000v、fが350Hz、nが1、dcが
−600vの場合をグラフを図10のグラフ(1)に示
す。
【0039】印加バイアスを1/4f毎のパルスバイア
スで代用したのは、プロセススピードに対し一次バイア
スの周波数が十分に速いため、感光ドラムの表面電位の
変化を十分に追随できるからである。縦軸は印加電圧を
示し、横軸はxを示す。
【0040】(9)n=8のシミュレーション結果 図10のグラフ(1)からグラフ(8)はnを1から8
まで変化させたときの感光ドラム上表面電位[vs
(x,n)]のシミュレーション結果である。
【0041】グラフの縦軸は感光ドラム上表面電位[v
s(x,n)]、横軸はxを表している。
【0042】グラフ(1)--- n=1の場合、帯電部材
20から感光ドラム1表面に印加される電圧は−600
v、従って感光ドラム表面には、数十ボルトの表面電位
しか帯電されない。
【0043】グラフ(2)--- n=2の場合、t秒後、
印加電圧は−1600vになり、感光ドラム上広範な領
域にわたり帯電される。
【0044】グラフ(3)--- n=3の場合、さらにt
秒後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始
電圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面
電位は変化することはなく、ただプロセススピードに応
じて右側に移動するだけである。
【0045】グラフ(4)--- n=4の場合、さらにt
秒後、印加電圧は+400vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で放
電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電位
は変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移動
する。
【0046】グラフ(5)--- n=5の場合、さらにt
秒後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始
電圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面
電位は変化することはなく、ただプロセススピードに応
じて右側に移動するだけである。
【0047】グラフ(6)--- n=6の場合、さらにt
秒後、印加電圧は−1600vになる。このとき、印加
電圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で
放電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電
位は変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移
動する。
【0048】グラフ(7)--- n=7の場合、さらにt
秒後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始
電圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面
電位は変化することはなく、ただプロセススピードに応
じて右側に移動するだけである。
【0049】グラフ(8)--- n=8の場合、さらにt
秒後、印加電圧は+400vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で放
電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電位
は変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移動
する。
【0050】またグラフ(8)中Eで示す部分がサイク
ルムラのピーク間電圧となる。このEの部分を拡大した
のが図11のグラフである。
【0051】縦軸は感光ドラム表面電位vs[x]、横
軸はxをしめす。
【0052】従来例ではピーク間電圧(V-cycle-pp)は
約77vであった。
【0053】このサイクルムラはプロセススピードが速
いときや、一次電源の周波数が相対的に小さいときに
は、帯電部材20による感光ドラム上表面電位の充放電
のピッチが大きくなるので結果的にサイクルムラのピー
クツーピーク(PEAK TO PEAK)も大きくなり、サイクル
ムラが目立つようになるのである。
【0054】B.「干渉縞」の発生原因 接触帯電では、コロナ帯電と異なり、感光ドラム1と帯
電ローラ20による帯電距離が非常に狭いため、電源4
の変動影響を受け安い。つまり感光ドラム1上の暗部電
位VD は印加電源4の振動電圧成分周波数fとプロセス
スピードVpで決まる空間波長λsp(=Vp/ f)の
サイクルムラと呼ばれる帯電ムラを有している。
【0055】また帯電ローラ20は耐久によりローラ表
面にトナー・シリカ・紙粉等が部分的に付着し、その部
分が余分な静電容量を持つようになる。従って同じ電圧
を帯電ローラ20の芯金棒21に印加しても感光ドラム
1上に誘起される表面電位は帯電ローラ20表面に余分
な静電容量がある部分は、それがない部分と比べて、位
相がずれてしまうのである。
【0056】以上説明したように、一枚のプリント画像
上に同じラインピッチの線が印字されているにもかかわ
らず、鮮明に現像される部分と、されない部分が混在す
るため干渉縞が目だつのである。
【0057】干渉縞発生点は以下の式で求めることがで
きるので、干渉縞の発生を避けるためには適正な周波数
を選択すればよい。即ち、ライン走査のライン幅をn
と、ラインとラインの間隔mの和をN(最小ラインピッ
チのN倍(=n+m)、言い替えれば複数ラインの一周
期ドット数を示す)とする。一次周波数をfとする。
【0058】 f=Vp/(25. 4/D×N/M) ・・・(10) また電源4の振動電圧成分(AC成分)は正弦波だけで
なく、三角波、さらには直流電圧をスイッチングするこ
とにより得られる矩形波等でも同様なことがいえる。
【0059】しかしながら、プロセススピードの速い高
速機の場合は干渉縞を避けるには一次電源周波数を高く
する必要があり、その増大に伴って「帯電音」という問
題を生じる。このような帯電音は感光ドラムの内部に防
振部材を挿入するなどの方法により低減できるが、その
一方で感光ドラムの変形、重量化、製造コスト等の点で
問題がある。
【0060】そこで本発明はAC印加方式の、帯電部
材、帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置やプロ
セスカートリッジについて、上記のようなサイクルム
ラ、干渉縞及び帯電音の問題を解決し、かつ帯電部材を
被帯電体(像担持体)に所定に確実に設置できるように
して装置の信頼性を確保することを目的とする。
【0061】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
特徴とする、帯電部材、帯電装置、画像形成装置、及び
プロセスカートリッジである。
【0062】(1)振動電圧を印加し、被帯電体に当接
もしくは近接させて被帯電体面を帯電する帯電部材であ
り、該帯電部材の最も下流側の帯電面上で、該帯電部材
の帯電面と該被帯電体表面とのなす距離が該帯電部材の
該被帯電体の面移動方向に対し上流部分で下流部分より
小さい領域を有し、かつ下流部分で該距離が概ね一定で
ある領域を持ち、該被帯電体に対して実質的に3個所で
当接していることを特徴とする帯電部材。
【0063】(2)前記帯電部材が被帯電体の面移動方
向の上流側2個所、下流側1個所で当接していることを
特徴とする(1)に記載の帯電部材。
【0064】(3)前記帯電部材の被帯電体に対する上
流側と下流側の当接位置が被帯電体上、同一円周上にな
いことを特徴とする(2)に記載の帯電部材。
【0065】(4)帯電部材に印加される振動電圧は、
直流電圧を印加したときの被帯電体の帯電開始電圧の2
倍以上のピーク間電圧を有することを特徴とする(1)
に記載の帯電部材。
【0066】(5)前記被帯電体が画像形成装置におけ
る回転する像担持体であることを特徴とする(1)に記
載の帯電部材。
【0067】(6)振動電圧を帯電部材に印加し、この
帯電部材を被帯電体に当接もしくは近接させて被帯電体
面を帯電する帯電装置において、帯電部材は、該帯電部
材の最も下流側の帯電面上で、該帯電部材の帯電面と該
被帯電体表面とのなす距離が該帯電部材の該被帯電体の
面移動方向に対し上流部分で下流部分より小さい領域を
有し、かつ下流部分で該距離が概ね一定である領域を持
ち、該被帯電体に対して実質的に3個所で当接している
ことを特徴とする帯電装置。
【0068】(7)前記帯電部材が被帯電体の面移動方
向の上流側2個所、下流側1個所で当接していることを
特徴とする(6)に記載の帯電装置。
【0069】(8)前記帯電部材の被帯電体に対する上
流側と下流側の当接位置が被帯電体上、同一円周上にな
いことを特徴とする(7)に記載の帯電装置。
【0070】(9)帯電部材に印加される振動電圧は、
直流電圧を印加したときの被帯電体の帯電開始電圧の2
倍以上のピーク間電圧を有することを特徴とする(6)
に記載の帯電装置。
【0071】(10)前記被帯電体が画像形成装置にお
ける回転する像担持体であることを特徴とする(6)に
記載の帯電装置。
【0072】(11)像担持体面を帯電装置で帯電し、
その帯電面に画像情報の書き込みをして画像形成を実行
する画像形成装置において、前記帯電装置は、振動電圧
を帯電部材に印加し、この帯電部材を像担持体に当接も
しくは近接させて像担持体面を帯電する帯電装置であ
り、帯電部材は、該帯電部材の最も下流側の帯電面上
で、該帯電部材の帯電面と該像担持体表面とのなす距離
が該帯電部材の該像担持体の面移動方向に対し上流部分
で下流部分より小さい領域を有し、かつ下流部分で該距
離が概ね一定である領域を持ち、該像担持体に対して実
質的に3個所で当接していることを特徴とする画像形成
装置。
【0073】(12)前記帯電部材が像担持体の面移動
方向の上流側2個所、下流側1個所で当接していること
を特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
【0074】(13)前記帯電部材の像担持体に対する
上流側と下流側の当接位置が像担持体上、同一円周上に
ないことを特徴とする(12)に記載の画像形成装置。
【0075】(14)帯電部材に印加される振動電圧
は、直流電圧を印加したときの像担持体の帯電開始電圧
の2倍以上のピーク間電圧を有することを特徴とする
(11)に記載の画像形成装置。
【0076】(15)前記像担持体が回転体であること
を特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
【0077】(16)像担持体面の帯電面に対する画像
情報の書き込みがライン走査でなされることを特徴とす
る(11)に記載の画像形成装置。
【0078】(17)少なくとも、像担持体と、該像担
持体の帯電装置とを包含し、画像形成装置に対して着脱
されるプロセスカートリッジにおいて、前記帯電装置
は、振動電圧を帯電部材に印加し、この帯電部材を像担
持体に当接もしくは近接させて像担持体面を帯電する帯
電装置であり、帯電部材は、該帯電部材の最も下流側の
帯電面上で、該帯電部材の帯電面と該像担持体表面との
なす距離が該帯電部材の該像担持体の面移動方向に対し
上流部分で下流部分より小さい領域を有し、かつ下流部
分で該距離が概ね一定である領域を持ち、該像担持体に
対して実質的に3個所で当接していることを特徴とする
プロセスカートリッジ。
【0079】(18)前記帯電部材が像担持体の面移動
方向の上流側2個所、下流側1個所で当接していること
を特徴とする(17)に記載のプロセスカートリッジ。
【0080】(19)前記帯電部材の像担持体に対する
上流側と下流側の当接位置が像担持体上、同一円周上に
ないことを特徴とする(18)に記載のプロセスカート
リッジ。
【0081】(20)帯電部材に印加される振動電圧
は、直流電圧を印加したときの像担持体の帯電開始電圧
の2倍以上のピーク間電圧を有することを特徴とする
(17)に記載のプロセスカートリッジ。
【0082】(21)前記像担持体が回転体であること
を特徴とする(17)に記載のプロセスカートリッジ。
【0083】
【作用】AC印加方式の、帯電部材、帯電装置、該帯電
装置を用いた画像形成装置やプロセスカートリッジにつ
いて、上記の構成にすることにより、サイクルムラが目
立ちにくくなり、印加周波数も小さくすることが可能に
なり、干渉縞を問題にならないレベルに抑えることが可
能になった。
【0084】そして、サイクルムラのピーク間電圧を小
さくできると言うことは、同一のプロセススピードに於
て印加周波数を落とせる事と同等である。その結果、帯
電音も小さくすることが可能になった。
【0085】また、帯電部材を被帯電体(像担持体)に
対して3箇所で当接させて被帯電体(像担持体)表面と
の距離を所望の値になるように設置することで、帯電部
材を被帯電体(像担持体)に対して所定に確実に設置で
き、装置の信頼性を確保することができた。
【0086】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図3) 図1の(a)は、本発明の一実施例としての画像形成装
置の概略構成図、(b)は帯電部材と感光ドラムの位置
関係を示す斜視図である。
【0087】本例の画像形成装置は像担持体の帯電手段
として接触帯電装置を用いた電子写真プロセスによるレ
ーザービームプリンターであり、前述図7のプリンター
と共通の構成部材・部分には同一の符号を付して再度の
説明を省略する。
【0088】像担持体としての回転ドラム型の電子写真
感光体(感光ドラム)1は、本例のものはアルミニウム
製のドラム基体1bの外周面に感光体層として有機光導
電体(opc)層1aを形成してなる、外径30mmの
もので、矢印Aの時計方向に所定のプロセススピードV
ps(周速度)をもって回転駆動される。
【0089】2は帯電部材としての、金属板・導電プラ
スチック・導電ゴム等からなる電極板であり、その帯電
面2aを感光ドラム1とはスペーサー14でドラム回転
方向に対して、上流側で約50μm、下流側で約300
μmを持たせて対向配設してある。そして、図1の
(b)のように、該帯電部材2はドラム回転方向の上流
側で2点、下流側で1点での計3点で感光ドラム1に当
接されている。
【0090】接触帯電において、前述したように、帯電
部材は必ずしも被帯電体に接触している必要はなく、非
接触でもよく、何れにしても、 ギャップ間電圧[vg(x,n)]と 補正パッシェンカーブ[vp(x)] で決まる放電可能領域さえ確実に保証されればよい。
【0091】また、この時、図示されるように、帯電部
材2と感光ドラム1との最近接部からドラム回転方向に
対して下流に向かって引いた接線Sに対し、ドラム面と
同じ側に帯電面があるように構成すれば、放電幅がさら
に広くとれ均一な帯電を行なうことができる。
【0092】この帯電部材2に対して電源4から振動電
圧(Vac+Vdc)を印加することで回転感光ドラム
1をAC印加方式で帯電処理させている。
【0093】(1)ギャップ間距離[z(x)]とドラ
ム上位値[x] 図1の(a)に示すように、感光ドラム1と帯電部材2
の最近接点の感光ドラム上の点を(0,0)とし、そこ
から感光ドラム上xmm下流に離れた点と、帯電部材2
との表面までの最短距離をz[x]とする。
【0094】(2)補正パッシェンカーブ[vp
(x)] 下式(12)は感光ドラム1上の点xに於ける補正パッ
シェンカーブを示す。
【0095】 vp(x)=312+6200z(x) ・・・(12) (3)印加電圧[vq(t,n)] が交流の場合 帯電部材に印加される交流バイアスは以下の様に表され
る。
【0096】 vq(t,n)=1/2×vppsin(2πft(n−1))+dc ・・・(13) vpp:印加バイアスのピーク間電圧 f:印加バイアスの周波数 t:1/4f--- 一周期の四分の一 n:サンプリングの回数 dc:直流成分 vppは2200v、fは350Hz、nは1、dcは
−600vとした。
【0097】印加バイアスを1/ 4f 毎のパルスバイア
スで代用したのは、プロセススピードに対し一次バイア
スの周波数が十分に速いため、感光ドラムの表面電位の
変化を十分に追随できるからである。
【0098】(4)ギャップ間電圧[vg(x,n)] 感光ドラム1上の点xに於ける、帯電部材2とのギャッ
プ間電圧 [vg(x)] は以下の様に表すことが出来る。
【0099】 vg(x,n)={vq(t,n)−vs(x−vps×t,n−1)} /{L/(ez(x))+1} ・・・(14) vps:プロセススピード L:感光層の厚み e:比誘電率 vs(x−vps×t,n−1)に於て、n=1の場合
vs=0、つまり初期に於て感光ドラムの表面電位はゼ
ロとする。
【0100】(5)放電後ギャップ間電圧[vgp
(x,n)] ギャップ間電圧[vg(x,n)]の絶対値が補正パッ
シェンカーブ[vp(x)]の絶対値よりも大きい場合
には、その部分で放電が行われる。そして、ギャップ間
電圧[vg(x,n)]は補正パッシェンカーブ[vp
(x)]の電圧にまで低下する。これを放電後ギャップ
間電圧[vgp(x,n)]と呼ぶ。
【0101】 1) |vg(x,n)|≦vp(x) ---> vgp(x,n)=vg(x,n)・・・(15) 2) vg(x,n)>0 vg(x,n)>vp(x) ---> vgp(x,n)=vp(x) ・・・(16) 3) vg(x,n)≦0 vg(x,n)<−vp(x) ---> vgp(x,n)=vp(x) ・・・(17) (6)感光ドラム上表面電位[vs(x,n)] 放電後ギャップ間電圧[vgp(x,n)]が求められ
ると、感光ドラム上表面電位[vs(x,n)]は、ギ
ャップ間電圧[vg(x,n)]の式を利用して求める
ことが出来る。
【0102】 vs(x,n)= vq(t,n)−vgp(x,n)/{1/(L/ez(x)+1)} ・・・(18) 感光ドラム上表面電位[vs(x,n)]を図2のグラ
フ(1)に示す。縦軸はvs(x,n)、横軸はxを示
す。
【0103】(7)t秒後の感光ドラム上表面電位[v
s(x−vps×t,n)] 感光ドラム上に出来た表面電位はt秒後には感光ドラム
の回転によりグラフの右側に移動する。その時の感光ド
ラム上表面電位[vs(x−vps×t,n)]を図2
のグラフ(2)に示す。x方向の移動距離はvps×t
となる。
【0104】シミュレーション結果 次に、nを1から6まで変化させたときの感光ドラム上
表面電位 [vs(x,n)] のシミュレーション結果を図2のグラフ(1)からグラ
フ(6)に示す。グラフの縦軸は感光ドラム上表面電位
[vs(x,n)]、横軸はxを表している。
【0105】グラフ(1)--- n=1の場合、帯電部材
から感光ドラム表面に印加される電圧は−600v、従
って感光ドラム表面には、数十ボルトの表面電位しか帯
電されない。
【0106】グラフ(2)--- n=2の場合、t秒後、
印加電圧は−1700vになり、感光ドラム上広範な領
域にわたり帯電される。
【0107】グラフ(3)--- n=3の場合、さらにt
秒後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始
電圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面
電位は変化することはなく、ただプロセススピードに応
じて右側に移動するだけである。
【0108】グラフ(4)--- n=4の場合、さらにt
秒後、印加電圧は+500vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で放
電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電位
は変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移動
する。
【0109】グラフ(5)--- n=5の場合、さらにt
秒後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始
電圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面
電位は変化することはなく、ただプロセススピードに応
じて右側に移動するだけである。
【0110】グラフ(6)--- n=6の場合、さらにt
秒後、印加電圧は−1700vになる。このとき、印加
電圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で
放電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電
位は変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移
動する。
【0111】またグラフ(6)のFで示す部分がサイク
ルムラのピーク間電圧となる。このFの部分を拡大した
のが図3のグラフである。縦軸は感光ドラム表面電位、
横軸はxをしめす。従来と違って本実施例ではピーク間
電圧(V-cycle-pp)はほぼ0vであった。
【0112】さらにグラフ(6)のGの領域では、感光
ドラムの表面電位は帯電部材2によって充電、放電を繰
り返すので、電位均し効果は従来通りに認められる。
【0113】上記の系で、画像を出力したところ、ハー
フトーン画像でもサイクルムラは全く認められず、更に
感光ドラムのメモリーの無い、良好な画像が得られた。
【0114】即ち、AC印加方式の、帯電部材、該帯電
部材を被帯電体に当接もしくは接近させて被帯電体面を
帯電する帯電装置、或は該帯電装置を像担持体の帯電手
段とする画像形成装置やプロセスカートリッジにおい
て、帯電部材は、該帯電部材最も下流側の帯電面上で、
該帯電部材の帯電面と該被帯電体表面とのなす距離が該
帯電部材の該被帯電体の面移動方向に対し上流部分で下
流部分より小さい領域を有しかつ下流部分で該距離が概
ね一定である領域を持つことを特徴とすることで、サイ
クルムラが目だちにくくなり、印加周波数も小さくする
ことが可能になった。その結果、干渉縞、帯電音を問題
にならないレベルに抑えることが可能になった。
【0115】また、上記のような帯電部材を非画像域の
3点で保持しドラムに設置するため前記帯電部材は画像
域において感光ドラムと非接触であるので帯電ローラ等
の接触帯電に比べて融着の発生を抑制できる。
【0116】また、感光ドラム上を均一に帯電するに
は、特に帯電部材(帯電板)と感光ドラムの上流側の距
離が長手方向において一定であることが望ましいため、
帯電部材をドラム回転方向に対し上流側で2点、下流側
で1点の計3点において保持することにより、帯電部材
上流側での位置精度が上がり、放電領域である微小な空
隙が安定して得られる。
【0117】3点で保持することにより、例えば最大通
紙巾が大きくなって帯電部材の寸法精度が出にくい場合
でも、上流側の距離を一定にすることが可能である。
【0118】更に、図1の(b)において14´に示す
第4のスーペーサーを追加して帯電部材2に4ケ所のス
ペーサー14・14・14・14´を設けても、感光ド
ラム1が駆動を始めると、実質的には3点で支持される
ことになる。従って、このように第4のスペーサー14
´を設けていても同様な効果が得られる。
【0119】さらに、サイクルムラのピーク間電圧を小
さくできると言うことは、同一のプロセススピードに於
て印加周波数を落とせると言うことである。その結果、
帯電音も小さくすることが可能になった。
【0120】図1の装置についてAC成分周波数を35
0Hzから200Hzに落した系を無響室にセットし、
上記の条件に於ける騒音をISO 7779の6項に従
い測定した。その結果、従来法で55dB近くあった騒
音が、33dBにまで小さくなった。また、出力画像の
干渉縞も全く目だたなかった。
【0121】本実施例で挙げた帯電部材は、従来の帯電
ローラ等と比較しても成形も容易でコストも安くなる。
又、感光ドラムに対しても非接触のため耐久による摩耗
や劣化がなくリサイクルする場合においても有利であ
る。
【0122】〈実施例2〉(図4) 本実施例は前述実施例1の装置について、被帯電体とし
ての像担持体(感光ドラム)面に存在することのあるピ
ンホール等の欠陥部に帯電部材2からその部分に電流リ
ーク等の異常放電が生じないようにする等の目的で、帯
電部材2の表面に薄い保護層15を設けてある。該保護
層15はエピクロルヒドリンゴム、トレジン等の高抵抗
層である。
【0123】本実施例でも前実施例1と同様に、帯電部
材2を3点で保持して感光ドラム1面に設置してある。
このような帯電部材2を用いても、前実施例1と同様に
サイクルムラが帯電ローラ等に比べて小さくなるので、
干渉縞も目立たなくなり、周波数を低くすることが可能
なため帯電音も低減できる。又、ドラム1にピンホール
等の欠陥があった場合でも、その部分でのリーク放電を
防止できる。
【0124】本実施例のように、帯電部材2の表面に高
抵抗層15を設けた場合でも、前実施例1と同様に、特
にドラム回転方向上流側での帯電部材2と感光ドラム1
との距離を長手方向で均一にすることが望ましいため、
ドラム回転方向上流側で2点、下流側1点にスペーサー
14等を用いて保持することにより、帯電後の感光ドラ
ム1の表面電位は安定したものが得られサイクルムラを
小さくできる。
【0125】〈実施例3〉(図5) 本実施例は、感光ドラム1と帯電部材2の接点より下流
にしか帯電部材が無いものである。この場合、帯電部材
を非常にコンパクトに作ることが可能になる。更に帯電
部材2の端部は図のようにC,D間でRになっている
が、このような構造の物でも感光ドラム1上のサイクル
ムラのピーク間電圧は放電領域の含まれる帯電部材2の
B,C間の形状で決定されるので、サイクルムラのほと
んど目立たない感光ドラム上表面電位を形成することが
可能になる。
【0126】本実施例でも前述の実施例1と同様に帯電
部材2をドラム回転方向に対して上流側で2点、下流側
で1点でスペーサー14によって感光ドラム表面との距
離を一定の値に保っている。3点保持により、特に上流
側での位置精度を上げられるため安定した帯電を行なう
ことができる。
【0127】更に、3つのスペーサー14の長手方向の
位置関係において、上流側の1つと下流側の1つの当接
位置が重ならないように配置すれば、同一部分での摺擦
による感光ドラム表層の摩耗も軽減される。ドラムの片
側だけがより多く摩耗して、長手方向の帯電部材と感光
ドラムの距離が一定でなくなるのを防止できる。
【0128】〈実施例4〉(図6) 本実施例は本発明に従う接触帯電装置を像担持体の帯電
手段として用いている画像形成装置のプロセスカートリ
ッジである。
【0129】本実施例のプロセスカートリッジは、像担
持体としての回転ドラム型の電子写真感光体1、帯電部
材としての帯電板2、現像器10、クリーニング器12
の4つのプロセス機器を包含させてなるものである。
【0130】帯電部材2は前述実施例1と同様の構成の
ものである。
【0131】現像器10において、6は現像スリーブ、
16は現像剤(トナー)Tの収容容器、17は該容器1
6内のトナー撹拌回転部材であり、トナーTを撹拌する
と共に現像スリーブ方向へ送り出す役目をしている。1
8は現像スリーブ6上にトナーTを均一な厚みにコート
するための現像ブレードである。
【0132】クリーニング器12において、9はクリー
ニングブレード、19はクリーニングブレード9で回収
されたトナーを溜めるトナー溜である。
【0133】25はプロセスカートリッジのドラムシャ
ッターであり、実線示の開き状態から2点鎖線示の閉じ
状態に開閉自在である。プロセスカートリッジが画像形
成装置本体(不図示)から取り出された状態においては
2点鎖線示の閉じ状態にあり、感光ドラム1の外部露出
部分面を隠散して感光ドラム面を保護している。
【0134】プロセスカートリッジを画像形成装置本体
に装着するときはシャッター25を実線示のように開き
状態にする、或いはプロセスカートリッジの装着過程で
シャッター25が自動的に開き動作して、プロセスカー
トリッジが正規に装着されると、感光ドラム1の外部露
出部分面が画像形成装置本体側の転写ローラ8に圧接し
た状態になる。
【0135】またプロセスカートリッジと画像形成装置
本体とが機械的・電気的にカップリングして、画像形成
装置本体側の駆動機構でプロセスカートリッジ側の感光
ドラム1・現像スリーブ6・撹拌棒17等の駆動が可能
となり、また画像形成装置本体側の電気回路によりプロ
セスカートリッジ側の帯電部材2への帯電バイアスの印
加、現像スリーブ6への現像バイアスの印加等が可能と
なり、画像形成動作を実行できる状態になる。
【0136】26はプロセスカートリッジのクリーニン
グ器12と現像器10との間に設けた露光用通路であ
り、画像形成装置本体側のレーザースキャナ(不図示)
からの出力レーザー光5がこの露光用通路26を通して
プロセスカートリッジ内に入光して感光ドラム1面が走
査露光される。
【0137】このような構成になっているために、サイ
クルムラのピーク間電圧が非常に小さく、従って干渉縞
がほとんど目だたないプリントが取れるプロセスカート
リッジを供給することが可能になった。
【0138】なお、本発明において「ライン走査」とは
レーザービームをポリゴンミラーの回転より像担持体の
長手方向(母線方向)に照射することに限らず、LED
素子を像担持体の長手方向に並べたLEDヘッドを対向
配置させてコントローラーの信号によりランプをオン・
オフさせることでラインを記録することを含むものとす
る。
【0139】更に、像担持体としては感光ドラムに限ら
ず絶縁体のものを使用することもできる。この場合は帯
電部材の像担持体面移動方向下流側にピン状の電極を像
担持体長手方向に並べて対向配置したマルチスタイラス
の記録ヘッドを設けて帯電後に潜像を形成すればよい。
また本発明の画像形成装置は正規現像にも反転現像にも
適用可能であることはもちろんである。
【0140】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、AC印加
方式の、帯電部材、帯電装置、該帯電装置を用いた画像
形成装置やプロセスカートリッジについて、帯電部材と
して従来の帯電ローラ、或いは該帯電ローラを用いた帯
電装置や画像形成装置などにおいて、サイクルムラが少
なくなり、印加周波数も小さくすることが可能になっ
た。その結果、干渉縞を防止することが可能になり、ま
た帯電音を問題にならないレベルまでに改善できた。
【0141】さらに、該帯電部材においては、被帯電体
(像担持体)の面移動方向(ドラム回転方向)の上流側
の被帯電体部分との距離を一定にすることが重要であ
り、その距離の保持手段として該帯電部材を3点で保持
し被帯電体に設置することにより、該帯電部材と被帯電
体との位置精度が上がり、特に上流側での該帯電部材と
被帯電体との距離を安定させて所望に保つことができ
て、帯電ムラの少ない良好な帯電が行なえ、装置の信頼
性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1の実施例装置の概略図、(b)
は感光ドラムと帯電部材との配置関係を示した斜視図
【図2】 グラフ(1)乃至同(6)は感光ドラム上表
面電位のシミュレーション結果のグラフ
【図3】 図3のグラフ(6)中のF部分拡大グラフ
【図4】 第2の実施例装置の要部の概略図
【図5】 第3の実施例装置の要部の概略図
【図6】 第4の実施例装置(プロセスカートリッジ)
の概略図
【図7】 従来装置の一例の概略図
【図8】 帯電部材が帯電ローラである場合のxとz
[x]の説明図
【図9】 グラフ(1)乃至同(8)はそれぞれ各種フ
ァクターの関係グラフ
【図10】 グラフ(1)乃至同(8)はそれぞれ感光
ドラム上表面電位のシミュレーション結果のグラフ
【図11】 図10のグラフ(8)中のE部分拡大グラ
【符号の説明】
1 像担持体としての感光ドラム 2 帯電部材 4 バイアス電源 5 レーザー光、 6 現像スリーブ 7 転写材 8 転写ローラ 9 クリーニングブレード 14・14´ スペーサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/18 7428−2H G03G 15/00 556 (72)発明者 木須 浩樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動電圧を印加し、被帯電体に当接もし
    くは近接させて被帯電体面を帯電する帯電部材であり、 該帯電部材の最も下流側の帯電面上で、該帯電部材の帯
    電面と該被帯電体表面とのなす距離が該帯電部材の該被
    帯電体の面移動方向に対し上流部分で下流部分より小さ
    い領域を有し、かつ下流部分で該距離が概ね一定である
    領域を持ち、該被帯電体に対して実質的に3個所で当接
    していることを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 前記帯電部材が被帯電体の面移動方向の
    上流側2個所、下流側1個所で当接していることを特徴
    とする請求項1に記載の帯電部材。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材の被帯電体に対する上流側
    と下流側の当接位置が被帯電体上、同一円周上にないこ
    とを特徴とする請求項2に記載の帯電部材。
  4. 【請求項4】 帯電部材に印加される振動電圧は、直流
    電圧を印加したときの被帯電体の帯電開始電圧の2倍以
    上のピーク間電圧を有することを特徴とする請求項1に
    記載の帯電部材。
  5. 【請求項5】 前記被帯電体が画像形成装置における回
    転する像担持体であることを特徴とする請求項1に記載
    の帯電部材。
  6. 【請求項6】 振動電圧を帯電部材に印加し、この帯電
    部材を被帯電体に当接もしくは近接させて被帯電体面を
    帯電する帯電装置において、 帯電部材は、該帯電部材の最も下流側の帯電面上で、該
    帯電部材の帯電面と該被帯電体表面とのなす距離が該帯
    電部材の該被帯電体の面移動方向に対し上流部分で下流
    部分より小さい領域を有し、かつ下流部分で該距離が概
    ね一定である領域を持ち、該被帯電体に対して実質的に
    3個所で当接していることを特徴とする帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記帯電部材が被帯電体の面移動方向の
    上流側2個所、下流側1個所で当接していることを特徴
    とする請求項6に記載の帯電装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電部材の被帯電体に対する上流側
    と下流側の当接位置が被帯電体上、同一円周上にないこ
    とを特徴とする請求項7に記載の帯電装置。
  9. 【請求項9】 帯電部材に印加される振動電圧は、直流
    電圧を印加したときの被帯電体の帯電開始電圧の2倍以
    上のピーク間電圧を有することを特徴とする請求項6に
    記載の帯電装置。
  10. 【請求項10】 前記被帯電体が画像形成装置における
    回転する像担持体であることを特徴とする請求項6に記
    載の帯電装置。
  11. 【請求項11】 像担持体面を帯電装置で帯電し、その
    帯電面に画像情報の書き込みをして画像形成を実行する
    画像形成装置において、 前記帯電装置は、振動電圧を帯電部材に印加し、この帯
    電部材を像担持体に当接もしくは近接させて像担持体面
    を帯電する帯電装置であり、 帯電部材は、該帯電部材の最も下流側の帯電面上で、該
    帯電部材の帯電面と該像担持体表面とのなす距離が該帯
    電部材の該像担持体の面移動方向に対し上流部分で下流
    部分より小さい領域を有し、かつ下流部分で該距離が概
    ね一定である領域を持ち、該像担持体に対して実質的に
    3個所で当接していることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記帯電部材が像担持体の面移動方向
    の上流側2個所、下流側1個所で当接していることを特
    徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記帯電部材の像担持体に対する上流
    側と下流側の当接位置が像担持体上、同一円周上にない
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 帯電部材に印加される振動電圧は、直
    流電圧を印加したときの像担持体の帯電開始電圧の2倍
    以上のピーク間電圧を有することを特徴とする請求項1
    1に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記像担持体が回転体であることを特
    徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 像担持体面の帯電面に対する画像情報
    の書き込みがライン走査でなされることを特徴とする請
    求項11に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも、像担持体と、該像担持体
    の帯電装置とを包含し、画像形成装置に対して着脱され
    るプロセスカートリッジにおいて、 前記帯電装置は、振動電圧を帯電部材に印加し、この帯
    電部材を像担持体に当接もしくは近接させて像担持体面
    を帯電する帯電装置であり、 帯電部材は、該帯電部材の最も下流側の帯電面上で、該
    帯電部材の帯電面と該像担持体表面とのなす距離が該帯
    電部材の該像担持体の面移動方向に対し上流部分で下流
    部分より小さい領域を有し、かつ下流部分で該距離が概
    ね一定である領域を持ち、該像担持体に対して実質的に
    3個所で当接していることを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
  18. 【請求項18】 前記帯電部材が像担持体の面移動方向
    の上流側2個所、下流側1個所で当接していることを特
    徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記帯電部材の像担持体に対する上流
    側と下流側の当接位置が像担持体上、同一円周上にない
    ことを特徴とする請求項18に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  20. 【請求項20】 帯電部材に印加される振動電圧は、直
    流電圧を印加したときの像担持体の帯電開始電圧の2倍
    以上のピーク間電圧を有することを特徴とする請求項1
    7に記載のプロセスカートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記像担持体が回転体であることを特
    徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
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