JPH07283055A - 希土類永久磁石の湿式成形装置 - Google Patents

希土類永久磁石の湿式成形装置

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JPH07283055A
JPH07283055A JP6616594A JP6616594A JPH07283055A JP H07283055 A JPH07283055 A JP H07283055A JP 6616594 A JP6616594 A JP 6616594A JP 6616594 A JP6616594 A JP 6616594A JP H07283055 A JPH07283055 A JP H07283055A
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JP
Japan
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oil
rare earth
earth permanent
permanent magnet
upper punch
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Application number
JP6616594A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Mikamoto
司 三家本
Hiroyuki Hagiwara
弘之 萩原
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 希土類永久磁石の湿式成形方法において、希
土類永久磁石用の微粉と鉱物油、合成油あるいは植物油
の混合物を成形用金型キャビティに注入充填し、加圧成
形する際、成形作業上の安全を確保し、酸化されない均
一な密度の成形体が得られ、希土類永久磁石として満足
な磁気特性を得ることを目的とする。 【構成】 鉱物油、合成油あるいは植物油を収容する成
形体保管容器と該容器まで成形体を保持、移送する手段
を有する成形体の取り出し装置を設け、上パンチ下面と
ダイ上面間に、走行自在でかつ加圧成形時には上パンチ
上面に密着し、キャビティの面を成す濾過フィルターを
設け、さらに中空の上パンチ内と、油回収手段及び真空
ポンプを配管により連通することを特徴とする希土類永
久磁石の湿式成形装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RCo5系、R2Co17
系あるいはR−Fe−B系(RはYを含む希土類元素の
少なくとも1種類以上)希土類永久磁石の湿式成形装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】希土類永久磁石は、金属原料を溶解し、
鋳型に注湯して得られるインゴットを粉砕、成形、焼
結、熱処理、加工して製造する。希土類永久磁石の成形
装置のひとつとして、希土類永久磁石用微粉を溶媒に分
散させた混合物を磁場中で加圧成形する、いわゆる湿式
成形装置が知られている。従来の湿式成形装置として
は、特開昭57−64500号公報、特開昭60−70
101号公報、特開昭62−119905号公報及び特
公昭59−15162号公報等に種々示されているが、
一般的には、図2の様な構成となる。まず希土類永久磁
石用微粉と溶媒を混合し、混合物7とする。金型キャビ
ティ11は、混合物7の溶媒を吸引濾過する濾過フィル
タ3、濾過フィルタ3接触面に吸引用の孔2を設けた上
パンチ1、混合物7を注入充填するための注入孔5を設
けたダイ4、下パンチ6で構成する。中空の上パンチ1
内は、配管10により真空ポンプ12に連通する。上記
構成による成形動作は次の通りである。ダイ4を必要な
充填深さまで上昇し、濾過フィルタ3付き上パンチ1を
ダイ4上面まで下降し密着させ、キャビティ11を形成
し、加圧成形時に希土類永久磁石用微粉の配向が維持で
きるよう配向磁場を印加した状態で、混合物7を加圧手
段8を用いて金型キャビティ11内に注入充填後、上パ
ンチ1をダイ4と共に下降させ、濾過フィルタ3から配
管10と真空ポンプ12を用い、混合物中の溶媒を濾過
しながら加圧成形し、上パンチ1と下パンチ6を上昇さ
せ成形体を取り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】湿式成形の目的の主要
なものに、溶媒による希土類永久磁石用微粉の酸化防止
が有り、溶媒として鉱物油、合成油あるいは植物油が用
いられている。成形体には、約10重量%の鉱物油、合
成油あるいは植物油が含まれ、空気中の酸素と水分によ
る成形体の酸化が防止されている。しかし、成形体を長
時間空気中に放置すると、成形体表面の鉱物油、合成油
あるいは植物油が蒸発し、酸化防止の機能が低下すると
いう問題があった。濾過フィルタは、上パンチの形状に
合わせて切断し、上パンチ下面に取り付けて用い、濾過
フィルタの目詰まりが生じる前に手作業で交換するが、
上下パンチ間に手を入れるという安全上の問題があっ
た。真空ポンプでは、加圧成形時に濾過フィルタで濾過
された混合物中の鉱物油、合成油あるいは植物油が、配
管から真空ポンプに蓄積され真空ポンプの排気速度、真
空度を劣化させ、加圧成形時の濾過性能劣化による成形
体密度の不均一を生じるという問題があった。以上の様
に、従来の技術では、成形体の酸化と密度不均一によ
り、希土類永久磁石として満足な磁気特性を得られない
という問題と、安全上の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉱物油、合成
油あるいは植物油を収容する成形体保管容器と該容器ま
で成形体を保持、移送する手段を有する成形体の取り出
し装置を設け、上パンチ下面とダイ上面間に、走行自在
でかつ加圧成形時には上パンチ上面に密着し、キャビテ
ィの面を成す濾過フィルターを設け、さらに中空の上パ
ンチ内と、油回収手段及び真空ポンプを配管により連通
することを特徴とする。
【0005】
【実施例】本発明の実施例について、図1に基づいて詳
述する。図1は、成形装置全体を示す。金型キャビティ
11(寸法:直径28mm、深さ4mm)を構成するた
めに、濾過フィルタ30接触面に孔2を設けた上パンチ
1、注入孔5を設けたダイ4、下パンチ6を設け、金型
キャビティ11の上下に配向コイル9a,9bを設け
る。本実施例では、金型キャビティ11の形状を円盤形
状としたが、これに限定されるものでは無く、他の形状
も容易に適応できる。上パンチ1と金型キャビティ11
の間に濾過フィルタ30を設ける。ダイ4に隣接して、
成形体取り出し装置40と鉱物油、合成油あるいは植物
油51を保持する成形体保管容器50を設ける。成形体
の取り出し装置40としては、油圧、空圧シリンダある
いはモータとラックピニオンなどの組み合わせによるプ
ッシャあるいは把持ハンドによる取りまわし装置を用い
る。上パンチ1の中空部は、配管10により油回収容器
13及び真空ポンプ12に連通する。油回収器による油
回収方法は、目的を満たせば特に限定しない。また、上
パンチ1の濾過フィルタ30接触面は、孔2の孔径を2
mm以下にした多孔板または多孔質板とする。
【0006】ダイ4の注入孔5には、希土類永久磁石用
微粉と鉱物油、合成油あるいは植物油を混合した混合物
7を充填した加圧手段8(シリンダ)を連結する。加圧
手段8の加圧源には油圧等を用いる。また、注入孔5の
位置は、加圧成形時に上昇する下パンチ6により加圧成
形開始後に閉塞する位置に設ける。すなわち、混合物7
を金型キャビティ11に注入する時点では下パンチ6上
面は注入孔5よりも下に位置するが、成形開始後に下パ
ンチ6はダイ4に対し相対的に上昇し、成形完了時は下
パンチ6側面で注入孔5を閉塞する構造とする。注入孔
5の数、大きさは、成形体の形状により決定し、成形体
重量が大きくなるほどその断面積を大とする。また、金
型キャビティ11平面内における混合物7の注入の不均
一を防止するため、水平方向の面積に対して注入孔5の
数、注入方向を最適化する必要がある。
【0007】濾過フィルタ30には、鉱物油、合成油あ
るいは植物油に犯されず安定な材料を選定し、使用する
希土類永久磁石用微粉が通過しない目開きのものを使用
する。また、濾過フィルタ30は一方向に長尺の帯状と
し、送り出し装置と巻取り装置が付随する。濾過フィル
タ30の材質としては、ステンレス、ポリプロピレン、
ナイロン、フッ素樹脂等が使用できる。本実施例では、
厚さ1mmの布製で目開き2μmのものを用いた。
【0008】希土類永久磁石用微粉と鉱物油、合成油あ
るいは植物油との混合物7を金型キャビティ11に注入
する場合、希土類永久磁石用微粉の濃度は空気中の酸素
あるいは水分による酸化を防止しかつ流動性をそこなわ
ない程度の濃度である60から80重量%に調整するの
が望ましい。希土類永久磁石用微粉の濃度が50重量%
未満では、混合物中の希土類永久磁石用微粉と溶媒であ
る鉱物油、合成油あるいは植物油が分離し、混合物7の
定量供給性が低下する。また希土類永久磁石用微粉の濃
度が80重量%より多い場合、溶媒である鉱物油、合成
油あるいは植物油の割合が少なすぎて混合物7の供給に
切れを生じ、同じく定量供給が困難になる。本実施例で
は、濃度を70重量%とした。
【0009】混合物7を作製するのに使用する溶媒であ
る鉱物油、合成油あるいは植物油は、塩素基やフッソ基
を含まない芳香族系炭化水素、ナフテン系炭化水素、直
鎖パラフィン系炭化水素、側鎖パラフィン系炭化水素、
オレフィン系炭化水素の内の少なくとも1種類もしくは
2種類以上の混合物を主成分とし、分留点が400℃以
下、常温での動粘度が10cSt以下のものとされる。
使用する鉱物油、合成油あるいは植物油の分留点が40
0℃より高く、また常温での動粘度が10cStよりも
大きい場合には焼結体内部の残留炭素量の増大を招き、
その結果磁気特性が低下する。
【0010】また、本発明に用いる植物油は植物の種子
等から抽出される油を指し、その種類も特定の植物に限
定されるものではないが、例えば大豆油、コ−ン油、べ
に花油、ひまわり油、ゴマ油、椿油などがあげられる。
また、前記植物油の2種類以上の混合物、さらに植物油
の少なくとも1種類以上を主成分とし、これに必要な添
加物を加えたものなども使用できる。希土類永久磁石用
微粉と鉱物油、合成油あるいは植物油との混合方法は特
に限定されるものではないが、加圧手段8への供給にあ
たってはミキサ−等で混合し固形分と液体成分が分離し
ないように調整する必要がある。
【0011】原料に用いる希土類永久磁石用微粉は、窒
素ガス雰囲気中でジェットミル粉砕された平均粒径が
5.0μmのもので、その組成は重量百分率でNd2
8.0%、Pr2.5%、Dy1.3%、B1.0%、
Nb1.0%、Co4.0%、Al0.2%、Ga0.
1%、残部Feのものである。粉砕はジェットミルに限
定されるものではなく、ボ−ルミル、振動ミル、アトラ
イタ−などの粉砕機に鉱物油、合成油あるいは植物油を
溶媒として使用し、この中へ希土類永久磁石粗粉を所定
量投入して粉砕し、混合物7を調整することができる。
【0012】次に作用について説明する。ダイ4を必要
な充填深さまで上昇させた後、上パンチ1を濾過フィル
タ30を介してダイ4上面まで降下し密着させ、金型キ
ャビティ11を形成する。この時、混合物7の注入孔5
は下パンチ6上面よりも上に配置し、金型キャビティ1
1と加圧手段8が配管を経由して連通するよう構成す
る。次に上パンチ2の中空部に連通する油回収器13及
び真空ポンプ12を作動させるとともに、配向コイル9
a,9bに通電して、金型キャビテイ11に配向磁場を
形成する。金型キャビティ11内に混合物7を加圧手段
8により注入充填完了後、上パンチ1を濾過フィルタ3
0、ダイ4と共に下降させ、濾過フィルタ30を介し
て、混合物7中の鉱物油、合成油あるいは植物油を濾過
しながら加圧成形する。この時下パンチ6はダイ4に対
して相対的に上昇し、成形完了時は下パンチ6側面で注
入孔5を閉塞することにより、注入孔5側への7混合物
の逃げを防止し得られる成形体密度を均一に保つ。ま
た、濾過フィルタで濾過した鉱物油、合成油あるいは植
物油は、配管10を通り油回収器13にて回収され、真
空ポンプ12には到達しないため、真空ポンプ12の性
能劣化を引き起こさない。
【0013】次に、上パンチ1及び下パンチ6により所
定時間加圧成形した後、上パンチ1を上昇させ、ダイ4
を下降して成形体を下パンチ6上に露出させる。次に、
成形体の取り出し装置40を作動させて成形体を保持
し、鉱物油、合成油あるいは植物油51を保持する成形
体保管容器50に移送、浸漬収納し、成形体の酸化によ
る磁気特性劣化を防ぐ。また、濾過フィルタ30は、成
形時の濾過を繰り返して目詰まりを生じる前に、送り出
し装置31と巻き取り装置32を作動させ、新生濾過フ
ィルタ面を使用できる状態にする。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、成
形作業上の安全を確保し、酸化されない均一な密度の成
形体が得られ、希土類永久磁石として満足な磁気特性を
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いる希土類永久磁石成形装
置の全体図
【図2】従来用いた希土類永久磁石成形装置の全体図
【符号の説明】
1 上パンチ 2 孔 3 濾過フィルタ(単体布) 4 ダイ 5 注入孔 6 下パンチ 7 混合物 8 加圧手段 9a,9b 配向コイル 10 配管 11 キャビティ 12 真空ポンプ 13 油回収器 30 濾過フィルタ(連続布) 31 送り出し装置 32 巻き取り装置 40 取り出し装置 50 成形体保管容器 51 鉱物油、合成油あるいは植物油

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RCo5系、R2Co17系あるいはR−F
    e−B系(RはYを含む希土類元素の少なくとも1種類
    以上)希土類永久磁石用微粉と鉱物油、合成油あるいは
    植物油を混合し、この混合物を配向磁場を印加した状態
    で金型キャビテイ内に注入充填後、加圧成形して成形体
    を形成する希土類永久磁石の湿式成形装置において、鉱
    物油、合成油あるいは植物油を収容する成形体保管容器
    と該容器まで成形体を保持、移送する手段を有する成形
    体の取り出し装置を設けたことを特徴とする希土類永久
    磁石の湿式成形装置。
  2. 【請求項2】 上パンチ下面とダイ上面間に、走行自在
    でかつ加圧成形時には上パンチ上面に密着し、キャビテ
    ィの面を成す濾過フィルターを設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の希土類永久磁石の湿式成形装置。
  3. 【請求項3】 中空の上パンチ内と、油回収手段及び真
    空ポンプを配管により連通することを特徴とする請求項
    1及び2に記載の希土類永久磁石の湿式成形装置。
JP6616594A 1994-04-04 1994-04-04 希土類永久磁石の湿式成形装置 Pending JPH07283055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238206A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Tdk Corp 湿式成形装置及び湿式成形方法
JP2018078190A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 Tdk株式会社 希土類磁石の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238206A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Tdk Corp 湿式成形装置及び湿式成形方法
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