JPH07283113A - アパーチャ及びその製造方法 - Google Patents
アパーチャ及びその製造方法Info
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- JPH07283113A JPH07283113A JP7058394A JP7058394A JPH07283113A JP H07283113 A JPH07283113 A JP H07283113A JP 7058394 A JP7058394 A JP 7058394A JP 7058394 A JP7058394 A JP 7058394A JP H07283113 A JPH07283113 A JP H07283113A
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- pattern
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- metal element
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】荷電ビームが照射された際にチャージアップが
発生したり加熱によるパターン歪みが発生したりせず、
また製造工程中で不要な応力の発生も無く、そして製造
プロセスを根本的に変更する必要も無いようにし、且つ
一括露光法等に使用出来るうえに作製も容易である、と
いうアパーチャとその製造方法を提供する。 【構成】荷電ビームが通過出来る部分と出来ない部分と
からなるパターン領域を持つ第一部材と、それを支持す
る第二部材とからなるアパーチャで、パターン領域を含
めた第一部材の表面と該第二部材との表面には、金属元
素を含有する膜が形成されていることを特徴とする。
発生したり加熱によるパターン歪みが発生したりせず、
また製造工程中で不要な応力の発生も無く、そして製造
プロセスを根本的に変更する必要も無いようにし、且つ
一括露光法等に使用出来るうえに作製も容易である、と
いうアパーチャとその製造方法を提供する。 【構成】荷電ビームが通過出来る部分と出来ない部分と
からなるパターン領域を持つ第一部材と、それを支持す
る第二部材とからなるアパーチャで、パターン領域を含
めた第一部材の表面と該第二部材との表面には、金属元
素を含有する膜が形成されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路等に代
表される、微細なパターンの形成に用いられる、成形ビ
ーム方式の荷電ビーム露光装置におけるアパーチャおよ
びその製造技術に関わり、特に高密度な繰り返しパター
ン作製に際し、描画速度向上を図るため、ビーム形成手
段の改良を図ったアパーチャおよびその製造方法に関す
る。
表される、微細なパターンの形成に用いられる、成形ビ
ーム方式の荷電ビーム露光装置におけるアパーチャおよ
びその製造技術に関わり、特に高密度な繰り返しパター
ン作製に際し、描画速度向上を図るため、ビーム形成手
段の改良を図ったアパーチャおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路のパターンは、年々微細
化の傾向にあり、複雑化してきている。このようなパタ
ーンを荷電ビーム露光装置を用いて(使用目的から、通
常は非常に微細な)パターンを描画により形成するため
に、同一のパターンで繰り返し使用される単一の図形あ
るいは図形群などをアパーチャに設けておき、当該アパ
ーチャを介して、一回のショットでひと纏まりのパター
ンを描画する露光方式が提案されている。そしてこの露
光方式は、例えば、一括露光法、ブロック露光法、セル
プロジェクション法、あるいはキャラクタプロジェクシ
ョン法、と称されている。尚、荷電ビームの代表例とし
ては、電子線(電子ビーム)、荷電粒子ビームあるいは
イオンビームが挙げられる。
化の傾向にあり、複雑化してきている。このようなパタ
ーンを荷電ビーム露光装置を用いて(使用目的から、通
常は非常に微細な)パターンを描画により形成するため
に、同一のパターンで繰り返し使用される単一の図形あ
るいは図形群などをアパーチャに設けておき、当該アパ
ーチャを介して、一回のショットでひと纏まりのパター
ンを描画する露光方式が提案されている。そしてこの露
光方式は、例えば、一括露光法、ブロック露光法、セル
プロジェクション法、あるいはキャラクタプロジェクシ
ョン法、と称されている。尚、荷電ビームの代表例とし
ては、電子線(電子ビーム)、荷電粒子ビームあるいは
イオンビームが挙げられる。
【0003】従来のビーム露光方式のうち、一般にポイ
ントビーム方式と称されるものの場合にはアパーチャは
丸い孔を、また、一般に可変成形ビーム方式と称される
ものの場合にはアパーチャは矩形の孔をそれぞれ形成し
てあるものを使用し、これを荷電ビーム露光装置内に装
填して露光していた。一方、(本発明が係わる)前記の
一括露光法等の方式が、前記従来のビーム露光方式と最
も大きく異なる点は、荷電ビーム露光装置内に装填され
るアパーチャにろある。つまり、この一括露光法等の場
合のアパーチャは、露光に繰り返し使われる単一の図形
や、あるいは複数個の図形の組み合わせからなる図形群
を、一つのアパーチャ内に作り込んでおくことにより、
それらの図形又は図形群を一回のショットで纏めて露光
し、これにより所望するパターンを描画してしまう、と
いう考え方であり、この方式によると露光工程のスルー
プットを飛躍的に向上させることが出来る。
ントビーム方式と称されるものの場合にはアパーチャは
丸い孔を、また、一般に可変成形ビーム方式と称される
ものの場合にはアパーチャは矩形の孔をそれぞれ形成し
てあるものを使用し、これを荷電ビーム露光装置内に装
填して露光していた。一方、(本発明が係わる)前記の
一括露光法等の方式が、前記従来のビーム露光方式と最
も大きく異なる点は、荷電ビーム露光装置内に装填され
るアパーチャにろある。つまり、この一括露光法等の場
合のアパーチャは、露光に繰り返し使われる単一の図形
や、あるいは複数個の図形の組み合わせからなる図形群
を、一つのアパーチャ内に作り込んでおくことにより、
それらの図形又は図形群を一回のショットで纏めて露光
し、これにより所望するパターンを描画してしまう、と
いう考え方であり、この方式によると露光工程のスルー
プットを飛躍的に向上させることが出来る。
【0004】この一括露光法等の方式に使用されるアパ
ーチャのうちの従来のものは、図3(a)に示すよう
に、支持基板として厚いSi基板1を用意しておき、図
3(a)に示すようにバックエッチングストッパ8を形
成し、図3(c)に示すようにその上にパターン作製層
となるSi基板を貼り合わせ、次いで適当な厚さまで研
磨した後、図3(d)に示すように裏側からバックエッ
チングのためのマスキングパターン9を形成してから、
Si基板の結晶方位に従った化学エッチングを行ない、
繰り返し使用される図形ならびに図形群を図3(e)に
示すようにパターン作製層に作り込む。ここで、場合に
よってはその上から金属元素を含有する膜を形成するこ
とによって構成する。そして、アパーチャを例えば電子
線描画装置に装填して実際に使用する際には、パターン
作製層の開口部以外の領域でにおいては荷電ビーム(代
表例としては電子線)が照射されることになる。
ーチャのうちの従来のものは、図3(a)に示すよう
に、支持基板として厚いSi基板1を用意しておき、図
3(a)に示すようにバックエッチングストッパ8を形
成し、図3(c)に示すようにその上にパターン作製層
となるSi基板を貼り合わせ、次いで適当な厚さまで研
磨した後、図3(d)に示すように裏側からバックエッ
チングのためのマスキングパターン9を形成してから、
Si基板の結晶方位に従った化学エッチングを行ない、
繰り返し使用される図形ならびに図形群を図3(e)に
示すようにパターン作製層に作り込む。ここで、場合に
よってはその上から金属元素を含有する膜を形成するこ
とによって構成する。そして、アパーチャを例えば電子
線描画装置に装填して実際に使用する際には、パターン
作製層の開口部以外の領域でにおいては荷電ビーム(代
表例としては電子線)が照射されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 (イ)電子線描画の際のSi基板のチャージアップの発
生を問題視する場合、パターン作製層がSi製であるこ
とから、その導電性はあまり高いものが得られず、むし
ろ電気抵抗率は比較的に高いといってよい。つまり、そ
のSi基板の電気抵抗率は、少なくとも室温では2×1
010μΩ・cmである。そのためチャージアップ発生に
より、パターンが正確には転写露光され難くなる可能性
があり、ひどい場合には全く転写されなくなる。 (ロ)貼り合わせ時に加熱を行なうことや、SiとSi
との間にSi酸化膜を介すことなどから応力が発生して
パターンが歪む。 (ハ)電子線を照射することにより、アパーチャが加熱
され、パターンが歪み、ひどい場合にはパターンが溶解
する。 (ニ)上記(イ)〜(ニ)に記載の問題点を解決しよう
とする際に根本的に作製プロセスを変更しなければなら
ない。 以上(イ)〜(ニ)に記載の問題点が生じていた。
生を問題視する場合、パターン作製層がSi製であるこ
とから、その導電性はあまり高いものが得られず、むし
ろ電気抵抗率は比較的に高いといってよい。つまり、そ
のSi基板の電気抵抗率は、少なくとも室温では2×1
010μΩ・cmである。そのためチャージアップ発生に
より、パターンが正確には転写露光され難くなる可能性
があり、ひどい場合には全く転写されなくなる。 (ロ)貼り合わせ時に加熱を行なうことや、SiとSi
との間にSi酸化膜を介すことなどから応力が発生して
パターンが歪む。 (ハ)電子線を照射することにより、アパーチャが加熱
され、パターンが歪み、ひどい場合にはパターンが溶解
する。 (ニ)上記(イ)〜(ニ)に記載の問題点を解決しよう
とする際に根本的に作製プロセスを変更しなければなら
ない。 以上(イ)〜(ニ)に記載の問題点が生じていた。
【0006】本発明は前記一括露光法等に使用されてい
た従来のアパーチャの問題点(イ)〜(ニ)を解決し、
且つ一括露光法等に使用出来るうえに作製も容易であ
る、というアパーチャとその製造方法を提供することを
目的とする。
た従来のアパーチャの問題点(イ)〜(ニ)を解決し、
且つ一括露光法等に使用出来るうえに作製も容易であ
る、というアパーチャとその製造方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決する手段】前記課題を解決する為に本発明
が提供する手段とは、すなわち、少なくとも、荷電ビー
ムが通過出来る部分と出来ない部分とが選択的にパター
ン状に形成されたパターン領域を持つ第一部材と、該第
一部材を支持する第二部材とからなるアパーチャにおい
て、該パターン領域を含めた該第一部材の表面と該第二
部材の表面には、金属元素を含有する膜が形成されてい
ることを特徴とするアパーチャである。
が提供する手段とは、すなわち、少なくとも、荷電ビー
ムが通過出来る部分と出来ない部分とが選択的にパター
ン状に形成されたパターン領域を持つ第一部材と、該第
一部材を支持する第二部材とからなるアパーチャにおい
て、該パターン領域を含めた該第一部材の表面と該第二
部材の表面には、金属元素を含有する膜が形成されてい
ることを特徴とするアパーチャである。
【0008】好ましくは請求項2に記載の、前記金属元
素を含有する膜が導電性材料であることを特徴とする請
求項1記載のアパーチャである。
素を含有する膜が導電性材料であることを特徴とする請
求項1記載のアパーチャである。
【0009】また、好ましくは請求項3に記載の、前記
金属元素を含有する膜は、前記第一部材もしくは第二部
材をなす主材料よりも導電性が高いことを特徴とする請
求項1又は2に記載のアパーチャである。
金属元素を含有する膜は、前記第一部材もしくは第二部
材をなす主材料よりも導電性が高いことを特徴とする請
求項1又は2に記載のアパーチャである。
【0010】また、好ましくは請求項4に記載の、前記
金属元素を含有する膜は、前記パターン領域よりも熱伝
導度が高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載のアパーチャである。
金属元素を含有する膜は、前記パターン領域よりも熱伝
導度が高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載のアパーチャである。
【0011】また、好ましくは請求項5に記載の、前記
金属元素を含有する膜と前記パターン領域との各部分に
使用される主な材料は、少なくとも絶対温度273Kか
ら373Kの範囲では熱による線膨張率の差が5×10
-6/K以下であることを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載のアパーチャである。
金属元素を含有する膜と前記パターン領域との各部分に
使用される主な材料は、少なくとも絶対温度273Kか
ら373Kの範囲では熱による線膨張率の差が5×10
-6/K以下であることを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載のアパーチャである。
【0012】あるいは請求項6に記載の、少なくとも、
(イ)前記第一部材用材料と第二部材用材料とを接着す
る工程、(ロ)該第二部材用材料中の支持領域を残し
て、該第一部材用材料が露出するまで第二部材用材料を
エッチングし、第二部材の開口部を形成する工程、
(ハ)該第一部材用材料に、荷電ビームが通過出来る部
分と出来ない部分とを選択的にパターン状に形成しパタ
ーン領域を得る工程、(ニ)表面に前記金属元素を含有
する膜を形成する工程、以上(イ)から(ニ)を具備す
ることを特徴し、請求項1乃至5のいずれかに記載のア
パーチャの製造方法である。
(イ)前記第一部材用材料と第二部材用材料とを接着す
る工程、(ロ)該第二部材用材料中の支持領域を残し
て、該第一部材用材料が露出するまで第二部材用材料を
エッチングし、第二部材の開口部を形成する工程、
(ハ)該第一部材用材料に、荷電ビームが通過出来る部
分と出来ない部分とを選択的にパターン状に形成しパタ
ーン領域を得る工程、(ニ)表面に前記金属元素を含有
する膜を形成する工程、以上(イ)から(ニ)を具備す
ることを特徴し、請求項1乃至5のいずれかに記載のア
パーチャの製造方法である。
【0013】
【作用】本発明によれば、 (i)作製したアパーチャ表面全面にアパーチャの主た
る材料であるSiよりも電気伝導度が高い金属を形成す
るため、電子は該表面金属元素を含有する膜からアース
に流れるためチャージアップが発生しない。そのため転
写パターンの歪みが防止出来る。 (ii)作製したアパーチャ表面全面にアパーチャの主た
る材料であるSiよりも熱伝導度が高い金属を形成する
ため、熱は該表面金属元素を含有する膜から放散され
る。そのため、アパーチャの歪みが防止出来る。 (iii)作製したアパーチャ表面全面にアパーチャの主た
る材料であるSiと同等の線膨張率の金属を形成するた
め、アパーチャに応力が発生しない。そのため、アパー
チャの歪みが防止出来る。 (iv)従来のアパーチャの工程で出来上がったものの表
面全体に該金属元素を含有する膜を製膜するだけである
ため従来のアパーチャ工程を変更する必要がない。 という作用が生じる。なお、第一部材あるいは第二部材
をなす主たる材料とは、Si単結晶以外であっても、裏
面側の開口部の(ウェット)エッチング時に図1(d)
のように異方性エッチングが出来且つ上面のパターン形
成時に微細パターンを良好に作製できるという性質をも
つものであれば、Si単結晶とほぼ同様であることから
やはり好適に使用できる。このような例としては、Ga
As単結晶が挙げられる。
る材料であるSiよりも電気伝導度が高い金属を形成す
るため、電子は該表面金属元素を含有する膜からアース
に流れるためチャージアップが発生しない。そのため転
写パターンの歪みが防止出来る。 (ii)作製したアパーチャ表面全面にアパーチャの主た
る材料であるSiよりも熱伝導度が高い金属を形成する
ため、熱は該表面金属元素を含有する膜から放散され
る。そのため、アパーチャの歪みが防止出来る。 (iii)作製したアパーチャ表面全面にアパーチャの主た
る材料であるSiと同等の線膨張率の金属を形成するた
め、アパーチャに応力が発生しない。そのため、アパー
チャの歪みが防止出来る。 (iv)従来のアパーチャの工程で出来上がったものの表
面全体に該金属元素を含有する膜を製膜するだけである
ため従来のアパーチャ工程を変更する必要がない。 という作用が生じる。なお、第一部材あるいは第二部材
をなす主たる材料とは、Si単結晶以外であっても、裏
面側の開口部の(ウェット)エッチング時に図1(d)
のように異方性エッチングが出来且つ上面のパターン形
成時に微細パターンを良好に作製できるという性質をも
つものであれば、Si単結晶とほぼ同様であることから
やはり好適に使用できる。このような例としては、Ga
As単結晶が挙げられる。
【0014】
<実施例>図1は、本発明の一実施例を示した工程図で
ある。まず、図1(a)に示すように、500μm厚の
<100>Si上に0.5μmのSi窒化膜4を形成した
支持基板1とパターン形成層用に薄いSi基板2を用意
した。このSi基板2は後の工程で20μm厚以下、好
ましくは5〜10μm程度まで研磨を行なうため、作業
上問題ない厚さであればなるべく5〜10μm厚に近い
方がよく本実施例では約100μm厚のものを使用し
た。
ある。まず、図1(a)に示すように、500μm厚の
<100>Si上に0.5μmのSi窒化膜4を形成した
支持基板1とパターン形成層用に薄いSi基板2を用意
した。このSi基板2は後の工程で20μm厚以下、好
ましくは5〜10μm程度まで研磨を行なうため、作業
上問題ない厚さであればなるべく5〜10μm厚に近い
方がよく本実施例では約100μm厚のものを使用し
た。
【0015】次いで、図1(b)に示すように、支持基
板1とSi基板2とをメルトさせて貼り合わせる。次に
図1(c)に示すように、貼り合わせたSi基板2の部
分を厚さ15μmまで研磨する。その後支持基板1に開口
部3を形成する。この開口部3は上部に形成するパター
ンの大きさよりも大きければ良く、本実施例では500
μm□とした。この際、この開口部3の形成方法は、従
来公知のフォトリソグラフィの手法を使用した。すなわ
ち、基板にレジストを塗布し、アライナで、露光を行な
い、レジストを現像、ドライエッチング装置にてSi窒
化膜4のエッチングを行ない、レジストを剥離するとい
う方法で作製した。
板1とSi基板2とをメルトさせて貼り合わせる。次に
図1(c)に示すように、貼り合わせたSi基板2の部
分を厚さ15μmまで研磨する。その後支持基板1に開口
部3を形成する。この開口部3は上部に形成するパター
ンの大きさよりも大きければ良く、本実施例では500
μm□とした。この際、この開口部3の形成方法は、従
来公知のフォトリソグラフィの手法を使用した。すなわ
ち、基板にレジストを塗布し、アライナで、露光を行な
い、レジストを現像、ドライエッチング装置にてSi窒
化膜4のエッチングを行ない、レジストを剥離するとい
う方法で作製した。
【0016】その後図1(d)に示すように、エッチン
グ治具5を使用し、Si窒化膜4をマスクとして開口部
3の部分をエッチングする。この際に、エッチング治具
5には加熱したKOH水溶液が満たされており、支持基
板1は面方位<100>であるために、前記エッチング
は厚さ方向には他の方向と比較して格段に速い速度でエ
ッチングが進んでゆき、最終的には図1(e)のように
Si窒化膜4が露出するところで(実用上の)エッチン
グ停止が起こる。
グ治具5を使用し、Si窒化膜4をマスクとして開口部
3の部分をエッチングする。この際に、エッチング治具
5には加熱したKOH水溶液が満たされており、支持基
板1は面方位<100>であるために、前記エッチング
は厚さ方向には他の方向と比較して格段に速い速度でエ
ッチングが進んでゆき、最終的には図1(e)のように
Si窒化膜4が露出するところで(実用上の)エッチン
グ停止が起こる。
【0017】図1(f)に示すように、エッチングを行
なった開口部3と反対側のSi基板1上にパターン6を
形成した。但しその際、あらかじめ後の工程で形成する
金属元素を含有する膜7の膜厚分だけパターン幅を広げ
て形成を行なった。ここでは、従来公知のリソグラフィ
手法を使用した。すなわち、Si基板2上に電子線レジ
スト(東レ株式会社製、商品名:EBR−900)を約
1μmの膜厚で塗布し、電子線描画装置(株式会社日立
製作所製、商品名:HL−700)によりパターンを描
画する。この時の描画パターンの線幅は後の工程で形成
する金属元素を含有する膜7の厚さの2倍、すなわち1
μmだけオフセットしたものとした。
なった開口部3と反対側のSi基板1上にパターン6を
形成した。但しその際、あらかじめ後の工程で形成する
金属元素を含有する膜7の膜厚分だけパターン幅を広げ
て形成を行なった。ここでは、従来公知のリソグラフィ
手法を使用した。すなわち、Si基板2上に電子線レジ
スト(東レ株式会社製、商品名:EBR−900)を約
1μmの膜厚で塗布し、電子線描画装置(株式会社日立
製作所製、商品名:HL−700)によりパターンを描
画する。この時の描画パターンの線幅は後の工程で形成
する金属元素を含有する膜7の厚さの2倍、すなわち1
μmだけオフセットしたものとした。
【0018】次いで、所定の現像処理の後に、ドライエ
ッチング装置(GCA製、商品名:WE616)にてチ
ャンバ内にSF6 ガスを導入してSi基板2のエッチン
グを行ない、その後に、SF6 ガスに換えてC2 F6 ガ
スを導入しSi窒化膜4のエッチングを行ない、レジス
トパターンを除去した。
ッチング装置(GCA製、商品名:WE616)にてチ
ャンバ内にSF6 ガスを導入してSi基板2のエッチン
グを行ない、その後に、SF6 ガスに換えてC2 F6 ガ
スを導入しSi窒化膜4のエッチングを行ない、レジス
トパターンを除去した。
【0019】この段階では、従来のアパーチャと同じ構
成のものが出来上がった。尚、これまでの工程、つまり
図1(a)〜図1(e)の工程は、工程が前後に適宜に
入れ替わっても構わない。順序を入れ換えた工程を例示
すると、まず支持基板1を用意してこの上に開口部3を
設け、次に支持基板1とSi基板2とをメルトして貼り
合わせ適当な厚さまで研磨を行ない、次にSi基板2上
に微細パターンを形成し、支持基板1に形成した開口部
3をマスクにして支持基板1のエッチングを行なう、と
いうものでもよい。
成のものが出来上がった。尚、これまでの工程、つまり
図1(a)〜図1(e)の工程は、工程が前後に適宜に
入れ替わっても構わない。順序を入れ換えた工程を例示
すると、まず支持基板1を用意してこの上に開口部3を
設け、次に支持基板1とSi基板2とをメルトして貼り
合わせ適当な厚さまで研磨を行ない、次にSi基板2上
に微細パターンを形成し、支持基板1に形成した開口部
3をマスクにして支持基板1のエッチングを行なう、と
いうものでもよい。
【0020】次に、このアパ−チャの表面(本実施例で
は全面)に金属元素を含有する膜を成膜する。ここで膜
の材料はタングステン(W)を使用した。Wは、ここで
のアパーチャの主たる材料であるSiと比較して、 (1)電気伝導度が高い。電気抵抗率(単位:μΩ・c
m)で示すと、Siが2×1010であるのに対して、W
は5.5である。 (2)熱伝導度が高い。熱伝導度(単位:cal/cm
・deg)は、Siが0.20であるのに対して、Wは
0.39である。 (3)Siと同等の線膨張率を持つ。線膨張率(単位:
無次元)は、Siが9.6×10-6であるのに対して、
Wは4.5×10-6である。(出展:金属データブック
(丸善)) という物性を持っている。
は全面)に金属元素を含有する膜を成膜する。ここで膜
の材料はタングステン(W)を使用した。Wは、ここで
のアパーチャの主たる材料であるSiと比較して、 (1)電気伝導度が高い。電気抵抗率(単位:μΩ・c
m)で示すと、Siが2×1010であるのに対して、W
は5.5である。 (2)熱伝導度が高い。熱伝導度(単位:cal/cm
・deg)は、Siが0.20であるのに対して、Wは
0.39である。 (3)Siと同等の線膨張率を持つ。線膨張率(単位:
無次元)は、Siが9.6×10-6であるのに対して、
Wは4.5×10-6である。(出展:金属データブック
(丸善)) という物性を持っている。
【0021】図1(g)に示すように、従来公知のLP
CVD法を用いて、W製の膜を基板表面の全面に成膜し
た。すなわち、基板をLPCVD装置の石英管内に入
れ、装置にWF6 ガスとSiH4 ガスを1:1の割合で
導入し約800℃に加熱して数分間の成膜を行なった。
この際、成膜したW膜の膜厚は0.5μmであった。
CVD法を用いて、W製の膜を基板表面の全面に成膜し
た。すなわち、基板をLPCVD装置の石英管内に入
れ、装置にWF6 ガスとSiH4 ガスを1:1の割合で
導入し約800℃に加熱して数分間の成膜を行なった。
この際、成膜したW膜の膜厚は0.5μmであった。
【0022】パターン部開口部は、あらかじめ1μmの
オフセットを設けておいたのでパターン開口部境界の左
右(あるいは上下)両方に0.5μmずつW膜を成膜す
ることが出来、設計寸法どおりの線幅となった。この際
に、金属元素を含有する膜の成膜方法としては、従来公
知の他の方法(例えばメッキ法を)用いても構わない。
以上で本発明に係わるアパーチャが完成した。出来上が
ったアパーチャを電子線描画装置に装填して露光を行な
ったところ、チャージアップは発生せず、且つ基板の歪
みや転写パターンの歪みも観測ず、また良好な転写結果
も得られた。
オフセットを設けておいたのでパターン開口部境界の左
右(あるいは上下)両方に0.5μmずつW膜を成膜す
ることが出来、設計寸法どおりの線幅となった。この際
に、金属元素を含有する膜の成膜方法としては、従来公
知の他の方法(例えばメッキ法を)用いても構わない。
以上で本発明に係わるアパーチャが完成した。出来上が
ったアパーチャを電子線描画装置に装填して露光を行な
ったところ、チャージアップは発生せず、且つ基板の歪
みや転写パターンの歪みも観測ず、また良好な転写結果
も得られた。
【0023】<実施例2>まず、図2(a)に示すよう
に、500μm厚で面方位が<100>のSi基板上に
0.5μmのSi窒化膜4を形成した支持基板1と、パ
ターン形成層用として薄いSi基板2を用意した。この
Si基板2は、後の工程で、20μm厚以下まで、そし
て好ましくは5〜10μm程度まで研磨により薄くす
る。このことから、Si基板2の元々の厚さは、製造作
業上で問題のない範囲の厚さで、且つなるべくは5〜1
0μm厚に近い方がよい。この為、本実施例ではSi基
板2として100μm厚のものを使用した。
に、500μm厚で面方位が<100>のSi基板上に
0.5μmのSi窒化膜4を形成した支持基板1と、パ
ターン形成層用として薄いSi基板2を用意した。この
Si基板2は、後の工程で、20μm厚以下まで、そし
て好ましくは5〜10μm程度まで研磨により薄くす
る。このことから、Si基板2の元々の厚さは、製造作
業上で問題のない範囲の厚さで、且つなるべくは5〜1
0μm厚に近い方がよい。この為、本実施例ではSi基
板2として100μm厚のものを使用した。
【0024】図2(b)に示すように、支持基板1とS
i基板2とをメルトさせて貼り合わせる。次に図2
(c)に示すように、貼り合わせたSi基板2の部分を
厚さ15μmまで研磨する。その後、支持基板1に開口
部3を形成する。この開口部3は、その上方に形成する
パターンの大きさよりも大きければよく、本実施例では
500μm□とした。この際、この開口部3の形成方法
としては、従来公知のフォトリソグラフィ手法を使用し
た。すなわち、基板にレジストを塗布し、アライナを用
い、露光を行ない、レジストを現像し、ドライエッチン
グ装置でSi窒化膜4のエッチングを行ない、レジスト
を剥離し作製した。
i基板2とをメルトさせて貼り合わせる。次に図2
(c)に示すように、貼り合わせたSi基板2の部分を
厚さ15μmまで研磨する。その後、支持基板1に開口
部3を形成する。この開口部3は、その上方に形成する
パターンの大きさよりも大きければよく、本実施例では
500μm□とした。この際、この開口部3の形成方法
としては、従来公知のフォトリソグラフィ手法を使用し
た。すなわち、基板にレジストを塗布し、アライナを用
い、露光を行ない、レジストを現像し、ドライエッチン
グ装置でSi窒化膜4のエッチングを行ない、レジスト
を剥離し作製した。
【0025】その後図2(d)に示すように、エッチン
グ治具5を使用し、Si窒化膜4をマスクとして開口部
3の部分をエッチングする。この際エッチング治具5に
は加熱したKOH水溶液が満たされており、支持基板1
は面方位は<100>であるためエッチングは厚さ方向
に進んでゆき、最終的には図2(e)のようにSi窒化
膜4の部分で止まる。
グ治具5を使用し、Si窒化膜4をマスクとして開口部
3の部分をエッチングする。この際エッチング治具5に
は加熱したKOH水溶液が満たされており、支持基板1
は面方位は<100>であるためエッチングは厚さ方向
に進んでゆき、最終的には図2(e)のようにSi窒化
膜4の部分で止まる。
【0026】図2(f)に示すように、エッチングを行
なった開口部3と反対側のSi基板1上にパターン6を
形成した。但しその際、あらかじめ後の工程で形成する
金属元素を含有する膜7の膜厚分だけパターン幅を広げ
て形成を行なった。この際、従来公知のリソグラフィ手
法を用いて行なった。すなわち、Si基板2上に電子線
レジスト(東レ株式会社製、商品名:EBR−900)
を約1μmの膜厚で塗布し、電子線描画装置(株式会社
日立製作所製、商品名:H−700)によりパターンを
描画する。この時の描画パターンの線幅は後の工程で形
成する金属元素を含有する膜7の厚さの2倍、すなわち
1μmだけオフセットしたものとした。
なった開口部3と反対側のSi基板1上にパターン6を
形成した。但しその際、あらかじめ後の工程で形成する
金属元素を含有する膜7の膜厚分だけパターン幅を広げ
て形成を行なった。この際、従来公知のリソグラフィ手
法を用いて行なった。すなわち、Si基板2上に電子線
レジスト(東レ株式会社製、商品名:EBR−900)
を約1μmの膜厚で塗布し、電子線描画装置(株式会社
日立製作所製、商品名:H−700)によりパターンを
描画する。この時の描画パターンの線幅は後の工程で形
成する金属元素を含有する膜7の厚さの2倍、すなわち
1μmだけオフセットしたものとした。
【0027】所定の現像処理後、ドライエッチング装置
(GCA製、商品名:WE616)にてチャンバ内にS
F6 ガスを導入してSi基板2のエッチングを行ない、
また、C2 F6 ガスを導入しSi窒化膜4のエッチング
を行なった後にレジストパターンを除去した。この段階
で、従来とは同じ構成に属するアパーチャが出来上がっ
たことになる。ここまでの工程、すなわち図2(a)〜
図2(e)の工程は適宜に多少前後しても構わない。
(GCA製、商品名:WE616)にてチャンバ内にS
F6 ガスを導入してSi基板2のエッチングを行ない、
また、C2 F6 ガスを導入しSi窒化膜4のエッチング
を行なった後にレジストパターンを除去した。この段階
で、従来とは同じ構成に属するアパーチャが出来上がっ
たことになる。ここまでの工程、すなわち図2(a)〜
図2(e)の工程は適宜に多少前後しても構わない。
【0028】次に、金属元素を含有する膜7の成膜を行
なう。本実施例ではMoを使用した。Moはアパーチャ
の主たる材料であるSiと比較して、 (4)電気伝導度が高い。電気抵抗率(単位:μΩ・c
m)で示すと、Siが2×1010であるのに対して、M
oは5.7である。 (5)熱伝導度が高い。熱伝導度(単位:cal/cm
・deg)は、Siが0.20であるのに対して、Mo
は0.34である。 (6)Siと同等の線膨張率を持つ。線膨張率(単位:
無次元)は、Siが9.6×10-6であるのに対して、
Moは5.1×10-6である。(出展:金属データブッ
ク(丸善)) という物性を持っている。
なう。本実施例ではMoを使用した。Moはアパーチャ
の主たる材料であるSiと比較して、 (4)電気伝導度が高い。電気抵抗率(単位:μΩ・c
m)で示すと、Siが2×1010であるのに対して、M
oは5.7である。 (5)熱伝導度が高い。熱伝導度(単位:cal/cm
・deg)は、Siが0.20であるのに対して、Mo
は0.34である。 (6)Siと同等の線膨張率を持つ。線膨張率(単位:
無次元)は、Siが9.6×10-6であるのに対して、
Moは5.1×10-6である。(出展:金属データブッ
ク(丸善)) という物性を持っている。
【0029】図2(g)に示すように、従来公知のメッ
キ法で、Mo膜を作成途中の前記アパーチャ基板の表面
全面に成膜した。ここで、メッキ液の組成は、 ・三酸化モリブデン 36g/l ・水酸化カリウム 430g/l ・アンモニア水(28%) 400ml ・蟻酸(87%) 540ml であり、めっき浴のpHは5.8、温度は35℃、電流
密度は50A/dm2 の条件で数分間のメッキを行なっ
た。この際に、成膜したMo膜の膜厚は0.5μmであ
った。
キ法で、Mo膜を作成途中の前記アパーチャ基板の表面
全面に成膜した。ここで、メッキ液の組成は、 ・三酸化モリブデン 36g/l ・水酸化カリウム 430g/l ・アンモニア水(28%) 400ml ・蟻酸(87%) 540ml であり、めっき浴のpHは5.8、温度は35℃、電流
密度は50A/dm2 の条件で数分間のメッキを行なっ
た。この際に、成膜したMo膜の膜厚は0.5μmであ
った。
【0030】パターン部開口部は、あらかじめ1μmの
オフセットを設けておいたのでパターン開口部境界の左
右(あるいは上下)両方に0.5μmずつMo膜を成膜
することが出来、設計寸法どおりの線幅となった。この
際、金属元素を含有する膜の成膜方法は従来公知の他の
方法(例えばCVD法)を用いてもよい。これで本発明
に係わるアパーチャは完成した。尚、当該アパーチャを
電子線描画装置に装填して描画を行なってみたところ、
チャージアップは発生せず、基板の歪みや転写パターン
の歪みも観測されず、且つ良好な転写結果が得られた。
オフセットを設けておいたのでパターン開口部境界の左
右(あるいは上下)両方に0.5μmずつMo膜を成膜
することが出来、設計寸法どおりの線幅となった。この
際、金属元素を含有する膜の成膜方法は従来公知の他の
方法(例えばCVD法)を用いてもよい。これで本発明
に係わるアパーチャは完成した。尚、当該アパーチャを
電子線描画装置に装填して描画を行なってみたところ、
チャージアップは発生せず、基板の歪みや転写パターン
の歪みも観測されず、且つ良好な転写結果が得られた。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、当該アパーチャを荷電
ビーム露光装置に装填して露光を行なった際に、熱伝導
率のよい物質を具備しているため、該アパーチャ絞りの
熱による変形および溶解は発生しないという効果を得ら
れた。また、当該アパーチャを荷電ビーム露光装置に装
填して露光を行なった際に、金属元素を含有する膜が主
たる材料であるSiと同等の線膨張率を有しているため
に、アパーチャの歪みが発生しない(実用上は歪みの発
生が皆無とみなせる)という効果が得られた。また、当
該アパーチャを荷電ビーム露光装置に装填して露光を行
なった際に、金属元素を含有する膜が導電性を有してい
るために、チャージアップも生じないという効果が得ら
れた。しかも、前記の効果を達成するのに大がかりな製
造工程の変更は必要なかった。総じて、(前記の) (イ)電子線描画の際のSi基板のチャージアップの発
生を問題視する場合、パターン作製層がSi製であるこ
とから、その導電性はあまり高いものが得られず、むし
ろ電気抵抗率は比較的に高いといってよい。つまり、そ
のSi基板の電気抵抗率は、少なくとも室温では2×1
010μΩ・cmである。そのためチャージアップ発生に
より、パターンが正確には転写露光され難くなる可能性
があり、ひどい場合には全く転写されなくなる。 (ロ)貼り合わせ時に加熱を行なうことや、SiとSi
との間にSi酸化膜を介すことなどから応力が発生して
パターンが歪む。 (ハ)電子線を照射することにより、アパーチャが加熱
され、パターンが歪み、ひどい場合にはパターンが溶解
する。 (ニ)上記(イ)〜(ニ)に記載の問題点を解決しよう
とする際に根本的に作製プロセスを変更しなければなら
ない。 という以上(イ)〜(ニ)に記載の問題点を解決するこ
とが出来、且つ一括露光法等に使用されるうえに作製も
容易である、というアパーチャとその製造方法を提供す
ることが出来た。
ビーム露光装置に装填して露光を行なった際に、熱伝導
率のよい物質を具備しているため、該アパーチャ絞りの
熱による変形および溶解は発生しないという効果を得ら
れた。また、当該アパーチャを荷電ビーム露光装置に装
填して露光を行なった際に、金属元素を含有する膜が主
たる材料であるSiと同等の線膨張率を有しているため
に、アパーチャの歪みが発生しない(実用上は歪みの発
生が皆無とみなせる)という効果が得られた。また、当
該アパーチャを荷電ビーム露光装置に装填して露光を行
なった際に、金属元素を含有する膜が導電性を有してい
るために、チャージアップも生じないという効果が得ら
れた。しかも、前記の効果を達成するのに大がかりな製
造工程の変更は必要なかった。総じて、(前記の) (イ)電子線描画の際のSi基板のチャージアップの発
生を問題視する場合、パターン作製層がSi製であるこ
とから、その導電性はあまり高いものが得られず、むし
ろ電気抵抗率は比較的に高いといってよい。つまり、そ
のSi基板の電気抵抗率は、少なくとも室温では2×1
010μΩ・cmである。そのためチャージアップ発生に
より、パターンが正確には転写露光され難くなる可能性
があり、ひどい場合には全く転写されなくなる。 (ロ)貼り合わせ時に加熱を行なうことや、SiとSi
との間にSi酸化膜を介すことなどから応力が発生して
パターンが歪む。 (ハ)電子線を照射することにより、アパーチャが加熱
され、パターンが歪み、ひどい場合にはパターンが溶解
する。 (ニ)上記(イ)〜(ニ)に記載の問題点を解決しよう
とする際に根本的に作製プロセスを変更しなければなら
ない。 という以上(イ)〜(ニ)に記載の問題点を解決するこ
とが出来、且つ一括露光法等に使用されるうえに作製も
容易である、というアパーチャとその製造方法を提供す
ることが出来た。
【図1】本発明のアパーチャ及びその製造方法に係わる
一実施例について、断面図を用いてその製造工程の概要
を示す説明図である。
一実施例について、断面図を用いてその製造工程の概要
を示す説明図である。
【図2】本発明のアパーチャ及びその製造方法に係わる
別の一実施例について、断面図を用いてその製造工程の
概要を示す説明図である。
別の一実施例について、断面図を用いてその製造工程の
概要を示す説明図である。
【図3】従来の技術のアパーチャ及びその製造方法に係
わる一例について、断面図を用いてその製造工程の概要
を示す説明図である。
わる一例について、断面図を用いてその製造工程の概要
を示す説明図である。
1・・・支持基板 2・・・Si基板 3・・・開口部 4・・・Si窒化膜 5・・・エッチング治具 6・・・パターン 7・・・金属元素を含有する膜 8・・・バックエッチングストッパ 9・・・マスキングパターン
Claims (6)
- 【請求項1】少なくとも、荷電ビームが通過出来る部分
と出来ない部分とが選択的にパターン状に形成されたパ
ターン領域を持つ第一部材と、該第一部材を支持する第
二部材とからなるアパーチャにおいて、 該パターン領域を含めた該第一部材の表面と該第二部材
の表面には、金属元素を含有する膜が形成されているこ
とを特徴とするアパーチャ。 - 【請求項2】前記金属元素を含有する膜が導電性材料で
あることを特徴とする請求項1記載のアパーチャ。 - 【請求項3】前記金属元素を含有する膜は、前記第一部
材もしくは第二部材をなす主材料よりも導電性が高いこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載のアパーチャ。 - 【請求項4】前記金属元素を含有する膜は、前記パター
ン領域よりも熱伝導度が高いことを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載のアパーチャ。 - 【請求項5】前記金属元素を含有する膜と前記パターン
領域との各部分に使用される主な材料は、少なくとも絶
対温度273Kから373Kの範囲では熱による線膨張
率の差が5×10-6/K以下であることを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載のアパーチャ。 - 【請求項6】少なくとも、(イ)前記第一部材用材料と
第二部材用材料とを接着する工程、(ロ)該第二部材用
材料中の支持領域を残して、該第一部材用材料が露出す
るまで第二部材用材料をエッチングし、第二部材の開口
部を形成する工程、(ハ)該第一部材用材料に、荷電ビ
ームが通過出来る部分と出来ない部分とを選択的にパタ
ーン状に形成しパターン領域を得る工程、(ニ)表面に
前記金属元素を含有する膜を形成する工程、以上(イ)
から(ニ)を具備することを特徴し、請求項1乃至5の
いずれかに記載のアパーチャの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7058394A JPH07283113A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | アパーチャ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7058394A JPH07283113A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | アパーチャ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283113A true JPH07283113A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13435732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7058394A Pending JPH07283113A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | アパーチャ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07283113A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002353124A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Toppan Printing Co Ltd | 荷電ビーム投影露光用マスクの製造方法 |
| US7183043B2 (en) | 2000-08-14 | 2007-02-27 | Universitat Kassel | Shadow mask and method for producing a shadow mask |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP7058394A patent/JPH07283113A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7183043B2 (en) | 2000-08-14 | 2007-02-27 | Universitat Kassel | Shadow mask and method for producing a shadow mask |
| JP2002353124A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Toppan Printing Co Ltd | 荷電ビーム投影露光用マスクの製造方法 |
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