JPH0728313A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0728313A
JPH0728313A JP5168019A JP16801993A JPH0728313A JP H0728313 A JPH0728313 A JP H0728313A JP 5168019 A JP5168019 A JP 5168019A JP 16801993 A JP16801993 A JP 16801993A JP H0728313 A JPH0728313 A JP H0728313A
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JP
Japan
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image forming
optical path
spectral filter
optical system
light
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Pending
Application number
JP5168019A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Sekiya
忠行 関矢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色の再現・消去を選択できるようにすると共
に、省電力化及び温度上昇を抑制できるようにする。 【構成】 光学系で読み取った原稿像を感光体101の
表面に露光して潜像を形成する画像形成装置において、
原稿の反射光の所定の波長域を透過させる分光フィルタ
263を結像光路内へ挿入、退避を任意に行えるように
し、かつ分光フィルタ263が前記結像光路内に在ると
きには露光ランプの光量を増加させ、色原稿時の感光体
の有効感度波長域の光カットに伴う光量不足を補う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定色に対する再現、
消去を自在に指定可能な画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えば電子写真方式の複
写機にあっては、通常、白黒原稿、カラー原稿を問わず
再現画像(コピー画像)は白黒であり、現像機は黒トナ
ーのみを備えている。一方、カラー原稿を再現する複写
機には、複数色の複数の現像機を備えたカラー複写機が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、原稿によって
は、赤色で文章の訂正や追加が行われたもの、罫線を付
したもの、或いは朱肉で捺印したものなどがあり、再現
時に消去したい場合もあればそのまま再現したい場合も
ある。ところが、従来、再現、消去を任意に選択する機
能は設けられていなかった。
【0004】また、モノクロ以外の有色原稿を再現する
機能を備えていても、再現はモノクロであるケースが殆
どであるにもかかわらず、色の再現性を良好にするた
め、従来は一律に分光フィルタを設けていた。このた
め、感光体の有効感度波長域の光がカットされ、その分
だけ原稿を照射する照明光源のワット数を上げる必要が
あり、装置内の温度上昇を招き易かった。
【0005】さらに、光学系には、熱による影響を低減
するため、殆どの複写機に冷却ファンが設けられている
が、その風流によって光学系内部に埃が侵入するという
問題もある。
【0006】そこで、本発明の目的は、色の再現・消去
を選択できるようにする画像形成装置を提供することに
ある。
【0007】また、本発明の他の目的は、省電力化及び
温度上昇を抑制できるようにする画像形成装置を提供す
ることにある。
【0008】さらに、本発明の他の目的は、光学系の汚
れを低減することのできる画像形成装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、光学系で読み取った原稿像を感光体
の表面に露光して潜像を形成する画像形成装置におい
て、原稿の反射光の所定の波長域を透過させる分光フィ
ルタの結像光路内への挿入または退避を選択する切換手
段と、前記分光フィルタが前記結像光路内にあるときに
露光ランプの光量を増加させる駆動手段とを設けるよう
にしている。
【0010】光学系内の温度上昇の防止は、前記光学系
を冷却する冷却ファンを備え、前記分光フィルタが前記
結像光路内に挿入されるのに同期して前記冷却ファンを
駆動し或いは風量増加を行うことで達成される。
【0011】光学系内の光学製品の汚れの防止は、前記
分光フィルタとほぼ同一厚を有し、かつ無色透明な光透
過部材を前記結像光路内に挿入及び退避自在に配設する
ことで達成される。
【0012】結像光路内に分光フィルタを出し入れする
ことによる結像距離の変動の防止は、前記分光フィルタ
の前記結像光路への挿入・退避に応じて前記結像光路中
のミラーを移動させることにより達成される。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、色のある原稿(赤書き
の修正、訂正等や印鑑押捺等を含む原稿)を再現したい
場合にのみ分光フィルタを結像光路内に挿入し、かつ、
その挿入による光量低下を防ぐために露光ランプの電力
をアップする。これにより、省電力化の向上及び温度上
昇の防止が可能になる。
【0014】また、光学系に冷却ファンが設けられてい
る場合、この冷却ファンを常時稼働させると塵埃が光学
系に侵入し易くなるが、本発明によれば、必要時にのみ
冷却ファンを稼働させることができ、光学系への塵埃の
侵入を低減することが可能になる。
【0015】さらに、感光体側と光学系の仕切り部に設
けられた光透過部材は、シールとして機能し、感光体側
からトナーが結像光路に侵入するのを防止することが可
能になる。
【0016】また、分光フィルタは厚みを有し、かつ屈
折率を有することから、挿入時と退避時とでは結像距離
に変化を生じる。この分光フィルタの結像光路内への出
入に応じてミラーを移動させることにより、結像性能
(ピント及び倍率)の変動を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0018】図1は本発明による画像形成装置の主要部
の構成を示す正面断面図であり、図2はフィルタユニッ
トの主要部を示す斜視図、図3は図1の実施例のフィル
タユニットの構成を示す正面図である。
【0019】また、図12は本発明が適用される複写機
の概略を示す構成図であり、図13は図12における光
学系を示す正面断面図である。
【0020】図12に示すように、複写機は本体部10
0、光学系200、自動原稿供給装置(ADF)300
の3ブロックから構成されている。本体部100は、感
光体ドラム101、カラー現像機102、黒色現像機1
03、定着装置104、給紙カセット105,106、
メインモータ107等を備えて構成され、この上部に光
学系200が配設されている。
【0021】光学系200は、図13に示すように、原
稿を照明するための露光ランプ201、このランプの照
明による原稿からの反射光を所定方向へ反射させるミラ
ー202,203,204、ミラー204からの光像を
露光位置に結像させるレンズ205、このレンズ205
からの光を90°づつ反射させるミラー206,20
7、このミラー207からの光を露光位置へ導くミラー
208、及び外部から経路内へ冷却風を送り込む冷却フ
ァン209の各々を備えて構成されている。
【0022】以上の構成において、コンタクトガラス2
10上にセットされた原稿に対し、露光ランプ201及
びミラー202,203,204が点灯しながら一体的
に水平移動し、その過程で原稿からの反射光がミラー2
02,203,204を順次経由してレンズ205に入
射される。さらに、ミラー206,207,208を順
次経由して感光体ドラム101の露光位置へ導かれる。
感光体ドラム101は光学系200の走査開始に連動し
て回転し、露光の前に除電及び帯電処理がなされる。
【0023】露光によって感光体ドラム101に順次形
成された潜像は、感光体ドラム101の回転と共にカラ
ー現像機102及び黒色現像機103の対向位置へ到達
し、選択された現像機によって現像(顕像)が行われ
る。この現像によるトナー像は、タイミングをとって給
紙カセット105または給紙カセット106から給紙さ
れた転写用紙に対し転写チャージャによってトナー像が
転写される。転写用紙は、感光体ドラム101の表面か
ら剥離され、定着装置104へ送られて熱及び圧力によ
る像定着が行われ、外部の排紙トレイへ送り出される。
【0024】さらに、光学系200の動作について説明
すると、レンズ205は縮倍率に応じて図13の仮想線
(例えば、倍率2倍)位置または点線(例えば、1/2
倍)位置へ移動する。また、変倍時には、原稿と感光体
ドラム101の間の距離を大きくするパス補正を行うた
めに、キャリッジ211を駆動してミラー206,20
7を移動させる。
【0025】次に、図13(正面図)、図14(背面
図)及び図15(正面図)を参照してスキャナの構成に
ついて説明する。前フレーム212と後フレーム213
との間には、第1スキャナ214が摺動自在に装着され
ている。また、第1スキャナ214には、露光ランプ2
01、反射板215及びミラー202を装着すると共に
副走査方向中央部に自動濃度調整システム(ADS)を
作動させた時に、原稿濃度を検出するための光ファイバ
216が設けられている。
【0026】また、前フレーム212と後フレーム21
3には、第2スキャナ217が摺動自在に取り付けら
れ、この第2スキャナ217にはミラー203,204
が取り付けられている。さらに、第1スキャナ214に
は、センサブラケット218が取り付けられ、後フレー
ム213側には、センサブラケット218を挟んで対向
する発光素子及び受光素子からなる透過型フォトセンサ
で構成したスキャナホームポジションセンサ219が設
けられている。
【0027】第1スキャナ214及び第2スキャナ21
7を駆動するため、フラットタイプのサーボモータから
なるスキャナモータ220が後フレーム213に固定さ
れている。このスキャナモータ220の回転軸にはモー
タプーリ221が取り付けられている。
【0028】図16に示すように、スキャナモータ22
0のモータプーリ221と前フレーム212及び後フレ
ーム213の4隅に回転自在に装着された4個のプーリ
222,223,224,225と、第2スキャナ21
7の両側部に回転自在に装着されたプーリ226,22
7と、前フレーム212と後フレーム213の側面に回
転自在に装着されたターンプーリ228,229と、第
1スキャナ214の両側部との間に4本のワイヤ23
0,231,232,233が張架され、走査系の駆動
方式は両側ワイヤ駆動方式としてスキャナの軽量化及び
走査安定性を図り、低ジッタで低速から高速まで幅広く
対応できるように配慮している。
【0029】つまり、ワイヤ230は、一端がモータプ
ーリ221に固定され、他端がプーリ222,223,
224,225及びターンプーリ229を介して前フレ
ーム212の側面に固定されている。ワイヤ231は、
一端がモータプーリ221に固定され、他端はプーリ2
22,226及びターンプーリ228を介して後フレー
ム213の側面に固定されている。
【0030】また、ワイヤ232は、一端がモータプー
リ221に固定され、他端がプーリ225,224,2
27を介して引張コイルスプリング234の他端に係着
され、その中間部は第1スキャナ214の前側面に固定
されている。ワイヤ204は、一端がモータプーリ22
1に固定され、他端はプーリ225,226を介して一
端が後フレーム213の側面に係着した引張コイルスプ
リング235の他端に係着され、その中間部は第1スキ
ャナ214の前側面に固定されている。
【0031】このように構成されたスキャナ駆動機構に
おいては、スキャナモータ220を駆動制御してモータ
プーリ221を図16の矢印A方向に回転したときに
は、ワイヤ232,233がモータプーリ221に巻き
取られると同時にワイヤ230,231がモータプーリ
221から緩むので、図13に示す矢印Q方向(スキャ
ン方向)へ第1スキャナ214及び第2スキャナ217
が各々所定の移動量及び移動速度で移動し、原稿をスキ
ャンする。
【0032】同様に、スキャナモータ220を駆動制御
してモータプーリ221を図16の矢印B方向へ回転さ
せると、ワイヤ230,231がモータプーリ221に
巻き取られと同時にワイヤ232,233がモータプー
リ221から緩むので、第1スキャナ214及び第2ス
キャナ217は図13の矢印R方向(リターン方向)へ
リターンする。
【0033】なお、図13に示すように、ターンプーリ
229を回転自在に軸支したプーリ保持板236は、先
端部に形成した爪部237を前フレーム212に形成し
た長孔238に係合させ、後端フランジ部239に前フ
レーム212の立ち上がり部213に螺着した調整ねじ
240を回転させることにより、モータプーリ221の
位置すなわちワイヤ231,233の張力を調整できる
ようにしている。
【0034】次に、変倍動作について説明する。光学系
底板241に横架したガイドロッド242には、キャリ
ッジ211が摺動自在に装着され、このキャリッジ21
1にはミラー206及び207が取り付けられている。
そして、光学系底板241上には、ステッピングモータ
によるミラーモータ243が取り付けられている。この
ミラーモータ243の回転は、ギヤ244が一体に形成
されているプーリ245及びこのプーリ245とキャリ
ッジ211の間に張架したワイヤを介してキャリッジ2
11に伝達している。
【0035】また、キャリッジ211にはセンサブラケ
ット246が取り付けられ、光学系底板241上には、
センサブラケット246を挟んで対向する発光素子及び
受光素子からなる透過型センサで構成したミラーホーム
ポジション247が設けられている。さらに、光学系底
板241上に張架したガイドロッド242には、レンズ
ハウジング248を摺動自在に装着し、このレンズハウ
ジング248にはレンズ205が設けられている。
【0036】一方、光学系底板241にはレンズモータ
249が取り付けられ、このレンズモータ249の回転
はギヤ250、プーリ251,252、ワイヤ253の
各々を介してレンズハウジング248に伝達される。な
お、プーリホルダ254は、光学系底板241上に設け
たピン255との間に張架した引張コイルスプリング2
56によって図15の矢印方向に附勢されてプーリ25
2にテンションを与え、レンズハウジング248を縮小
側へ附勢している。
【0037】また、レンズハウジング248にはセンサ
ブラケット237が取り付けられ、光学系底板241上
にセンサブラケット237を挟んで対向する発光素子及
び受光素子からなる透過型センサで構成したレンズホー
ムポジションセンサ258が取り付けられている。な
お、センサブラケット237は、レンズハウジング24
8が等倍位置から拡大側に移ったときには常にレンズホ
ームポジションセンサ258内に入る長さに形成してい
る。これは、レンズハウジング248が等倍位置及び拡
大側と縮小側とのいずれに位置しているかを判定するた
めである。
【0038】このように構成された変倍機構において
は、拡大及び縮小をする変倍時には、レンズモータ24
9を駆動制御してレンズハウジング248、すなわちレ
ンズ205を移動させ、原稿とレンズ205との間の光
路長及びレンズ205と感光体ドラム101との間の光
路長を変化させる。
【0039】次に、変倍機構内のシェージング機構につ
いて説明する。レンズハウジング248の露光ランプ2
01側の前面には、2枚のシェージング板259が摺動
自在に装着され、このシェージング板259の下面に設
けたピン260を、レンズハウジング248を介して光
学系底板241に取り付けたカム板237に形成したシ
ェージング用カム溝262に係合している。したがっ
て、レンズハウジング248が縮小側に移動したときに
シェージング板259がシェージング用カム溝262に
したがって接近する方向に移動し、レンズ205の周囲
を遮蔽して縮小時の照度分布を均一化する。
【0040】次に、本発明の特徴部分について図1、図
2及び図3を参照して説明する。
【0041】図1に示すように、ミラー208と感光体
ドラム101の間には、分光フィルタ263が設けられ
ている。図2に示すように、分光フィルタ263の端部
には、ギヤ264が装着されている。そして、図3に示
すように、ギヤ264には扇形のギヤ265が噛合して
おり、その要の部分はハウジング266に軸支されてい
る。
【0042】ギヤ265の中間部にはバー状のリンク2
67の中間部が結合され、その一端にはソレノイド26
8の可動部が連結されている。さらに、リンク267の
他端にはコイルスプリング269が装着されている。
【0043】このような構成により、ソレノイド268
が励磁されると、その可動部が図3の左側へ移動し、こ
れに伴ってリンク267がコイルスプリング269に逆
らって左側へ移動する。この動きに伴ってギヤ265が
時計方向へ回転し、ギヤ264を反時計へ回転させる。
この回転により分光フィルタ263は図2に示す垂直位
置から水平位置へと姿勢を変える。この水平位置にある
ときが図1の点線位置であって分光フィルタ263が光
路内に介在した状態にあり、実線位置がソレノイド26
8の駆動前であって、分光フィルタ263は光路外にあ
る。
【0044】本発明の場合、分光フィルタ263を光路
内に配置するのは有色原稿のときのみであり、このとき
にのみ露光ランプ201の電源電圧を上げて光量アップ
を行う。このようにすることで省電力化を図ることがで
きると共に、装置内部の温度上昇を抑制することができ
る。
【0045】図4は本発明の他の実施例の主要部の構成
を示す正面断面図である。
【0046】本実施例は、分光フィルタ263が光路内
に在るとき、これに重なるようにして光透過部材270
を配設したところに特徴がある。この光透過部材270
は、無色透明な材料を用いて分光フィルタ263と同一
厚に作られており、ハウジング側に螺着されている略L
字形のホルダに接着固定され、光透過部材270は90
°の範囲で回動できるようになっている。通常コピー時
は、光透過部材270が結像光路内にあり、色再現モー
ドが選択されると分光フィルタ263が光路中にセット
される。
【0047】光透過部材270と分光フィルタ263は
同一厚であるので、結像光路パスのずれはなく、ピント
不良及び倍率のずれは生じない。また、露光の開口部
は、必ずどちらかでほぼ密閉されるので、感光体ドラム
101側から光学系200側にトナーが侵入するのを防
止することができる。なお、略L字形のホルダの切り換
え駆動部は、図3に示した構造と同一である。
【0048】なお、図2、図3に示すように、フィルタ
ホルダ部と、その切り換え駆動部とはユニット化されて
おり、フィルタホルダ部のみが複写機本体の側板間の内
側に入っており、側板の穴から手前に引き出して脱着が
できるようになっている。したがって、フィルタの清掃
や交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。た
だし、トナーが付着する感光体ドラム101に対向する
面は、ユニットを外すことなく感光体ドラム101を外
すことができ、清掃を行うことができる。
【0049】また、分光フィルタ263は、赤色及び青
色の再現性を良くするため、長波長及び短波長の光をカ
ットする特性を有したバンドパスフィルタであり、その
分光透過特性は図5に示す如くである。因みに、従来に
おいては、このような特性を有するフィルタを一律に装
着しており、感光体感度が広帯域であっても、白色原稿
に有効な光エネルギーがフィルタでカットされていたこ
とになる。
【0050】図6は複写機の光源として一般的に用いら
れているタングステンランプのエネルギー分布を示し、
可視光部(380〜760nm)においては長波長側ほ
どエネルギーが多いのが特徴である。図から明らかなよ
うに、950nm付近にピークがあり、380〜760
nmにおけるエネルギー量はランプの色温度によって異
なるが、一般に使用されている3000°K光源で16
%、そのうち長波長側(600〜760nm)が69%
を占めている。
【0051】一方、感光体においては、色原稿に対する
反射率は図7の如くであり、赤色原稿の反射光はおよそ
550〜600nm以上の長波長側の光である。青色原
稿については、赤色とほぼ補色の関係にあるので、50
0〜550nm以下の短波長側の光が多いので、両方の
色再現性を良くするのは難しく、バランスが必要になっ
てくる。
【0052】以上を総合すると、感光体が長波長側に高
感度を持てば持つほど赤色再現性が悪くなり、これを改
善するためにフィルタを設置すると、図8に示すよう
に、赤色再現性の向上と同時に光エネルギーの利用率が
低下し、感光体感度の低下を招くことになる。フィルタ
の組み合わせと感度の関係を示したのが図9の説明図で
ある。したがって、本発明のように、分光フィルタ26
3を必要に応じて挿入できるようにするのが望ましい。
【0053】図10は本発明における画像形成装置の操
作部を示す平面図である。
【0054】操作部400は、コピーの開始を指示する
ためのプリントキー401、コピー濃度を設定するため
の濃度切換キー402、濃度値の目安を示すLED(発
光ダイオード)403、色再現または色消去のいずれか
を指定するための色再現/色消去切換キー404(通常
は色消去モードで使用)、及びこの色再現/色消去切換
キー404によって色再現モードを選択したときに点灯
するLED405の各々を備えている。
【0055】発熱が著しい露光ランプ201による温度
上昇を防ぐために、通常、図12に示したような冷却フ
ァン209が設けられている。冷却ファン209は、従
来装置ではメインモータ107に同期させてプリントキ
ー401のオンに連動してコピー終了後にオフにさせて
いる。或いは、サーミスタ等の温度検出手段を光学系内
に設置し、設定温度値を検出したときに冷却ファン20
9をオンする制御が採用されていた。しかし、冷却ファ
ン209を設けると、この冷却ファン209の吸入口に
防塵フィルタを設けたとしても経時により光学系の汚れ
は避けられず、問題となっている。
【0056】そこで本発明では、温度上昇と光学系の汚
れを低減するため、露光ランプ201の印加電圧(電源
電圧)と冷却ファン209の制御を次のようにしてい
る。
【0057】まず、露光ランプ201の印加電圧は操作
部400で色消去モードを選択したとき、画像濃度切換
表示用のLED403の中央部が点灯するように設定す
る。色再現モードを選択すると、分光フィルタ263で
白色原稿に有効な光量がカットされるので、露光ランプ
印加電圧を色消去モードに比べて高くしている。この電
圧アップ量は、LED403の中央が標準濃度の画像に
なる値(色消去モード時と同一レベル)に設定する。
【0058】一方、冷却ファン209については、操作
部400で色消去モードが選択された場合、温度上昇は
殆ど問題がないので、冷却ファン209をオフまたは風
量を少なくしておき(すなわち、印加電圧を下げてお
き)、色再現モードを選択したときにのみ冷却ファン2
09をオンにする(または色消去モードよりも風量を多
くする)制御を実行する。この温度上昇と光学系の汚れ
を低減するための制御をタイムチャートで示したのが図
11である。
【0059】次に、フィルタ挿入時と退避時とにおける
光学結像距離の変化について説明する。分光フィルタ2
63の厚みをd、その屈折率をηとすると、フィルタ挿
入の有無による光学結像距離の変化Δdは次式で表され
る。
【0060】 Δd={1−(1/η)}d ・・・(1) 分光フィルタ263がフィルム状の薄い材料を用いた場
合、Δdは殆ど無視できるが、フィルムフィルタはガラ
スに比べ面精度が出し難く、また、内部歪みが出やすい
等の不具合があり、結像性能は劣っている。そこで、分
光フィルタ263として色ガラスや色蒸着を施したガラ
スを使用することが考えられる。ガラスでは強度を出す
ために、或る程度厚くする必要があり、フィルタの有無
で光学結像距離の差は無視できなくなる。光学結像距離
の変化は、ピントずれや倍率誤差を招くことになる。
【0061】本発明では、この問題を解決するため、色
再現モードが選択され、光路内に分光フィルタ263が
挿入された場合には、ミラー206,207を搭載した
キャリッジ211を同時に移動させ、光学結像距離をフ
ィルタ無しの場合と同じになるように補正している。キ
ャリッジ211の移動量は、ミラーが2枚であることか
ら(1)式で求まるΔdの1/2であり、その移動方向
は結像距離を短くする方向になる。
【0062】このようにして分光フィルタ263の有無
によって感光体表面への結像性能(ピント及び倍率)が
変わらないようにすることで、そのための専用部品を用
いることなく、変倍の制御をソフト的に行える結果、コ
ストダウンを図ることができる。
【0063】なお、各実施例における各種制御は、図示
しない制御回路を介して行われる。
【0064】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0065】請求項1の画像形成装置においては、光学
系で読み取った原稿像を感光体の表面に露光して潜像を
形成する画像形成装置において、原稿の反射光の所定の
波長域を透過させる分光フィルタの結像光路内への挿入
または退避を選択する切換手段と、前記分光フィルタが
前記結像光路内にあるときに露光ランプの光量を増加さ
せる駆動手段とを設けるようにしたので、省電力化の向
上及び温度上昇の防止が可能になる。
【0066】請求項2の画像形成装置においては、前記
光学系を冷却する冷却ファンを備え、前記分光フィルタ
が前記結像光路内に挿入されるのに同期して前記冷却フ
ァンを駆動し或いは風量増加を行うようにしたので、光
学系への塵埃の侵入を低減することが可能になる。
【0067】請求項3の画像形成装置においては、前記
分光フィルタとほぼ同一厚を有し、かつ無色透明な光透
過部材を前記結像光路内に挿入及び退避自在に配設する
ようにしたので、感光体側からトナーが結像光路に侵入
するのを防止することが可能になる。
【0068】請求項4の画像形成装置においては、前記
分光フィルタの前記結像光路への挿入・退避に応じて前
記結像光路中のミラーを移動させるようにしたので、結
像性能(ピント及び倍率)の変動を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の主要部の構成を示
す正面断面図である。
【図2】フィルタユニットの主要部を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の実施例のフィルタユニットの構成を示す
正面図である。
【図4】本発明の他の実施例の主要部の構成を示す正面
断面図である。
【図5】分光フィルタの分光透過特性の一例を示す特性
図である。
【図6】複写機の光源として一般的に用いられているタ
ングステンランプのエネルギー分布を示す特性図であ
る。
【図7】感光体の色原稿に対する反射率を示す特性図で
ある。
【図8】原稿の色に対する感光体の反射率を示す特性図
である。
【図9】光路内における分光フィルタの有無に応じた感
光体の感度を説明する説明図である。
【図10】本発明における画像形成装置の操作部を示す
平面図である。
【図11】温度上昇と光学系の汚れを低減するための本
発明の制御を示すタイムチャートである。
【図12】本発明が適用される複写機の概略を示す構成
図である。
【図13】図12における光学系の詳細を示す正面断面
図である。
【図14】図13の光学系の背面図である。
【図15】図13の光学系の平面図である。
【図16】光学系のスキャナ駆動機構を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
100 本体部 101 感光体ドラム 102 カラー現像機 103 黒色現像機 104 定着装置 105,106 給紙カセット 107 メインモータ107 200 光学系 202,203,204 ミラー 205 レンズ 206,207,208 ミラー 209 冷却ファン 212 前フレーム 213 後フレーム 214 第1スキャナ 217 第2スキャナ 220 スキャナモータ 221 モータプーリ 222,223,224,225 プーリ 226,227 プーリ 228,229 ターンプーリ 230,231,232,233 ワイヤ 263 分光フィルタ 264 ギヤ 265 ギヤ 266 ハウジング 267 リンク 268 ソレノイド 269 コイルスプリング 270 光透過部材 400 操作部 401 プリントキー 402 濃度切換キー 403 LED 404 色再現/色消去切換キー 405 LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 112 Z 21/00 376 2107−2H 21/20 21/00 538 2107−2H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系で読み取った原稿像を感光体の表
    面に露光して潜像を形成する画像形成装置において、原
    稿の反射光の所定の波長域を透過させる分光フィルタの
    結像光路内への挿入または退避を選択する切換手段と、
    前記分光フィルタが前記結像光路内にあるときに露光ラ
    ンプの光量を増加させる駆動手段とを備えていることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記光学系を冷却する冷却ファンと、こ
    の冷却ファンの駆動を制御する制御手段とを備え、この
    制御手段は、前記分光フィルタが前記結像光路内に挿入
    されるのに同期して前記冷却ファンを駆動し或いは風量
    が増加するように制御することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記分光フィルタとほぼ同一厚を有し、
    かつ無色透明な光透過部材と、この光透過部材を前記結
    像光路内に挿入及び退避させる手段とをさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記分光フィルタの前記結像光路への挿
    入・退避に応じて前記結像光路中のミラーを移動させる
    制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
JP5168019A 1993-07-07 1993-07-07 画像形成装置 Pending JPH0728313A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6762823B2 (en) 2000-06-15 2004-07-13 Canon Kabushiki Kaisha Illumination system and scanning exposure apparatus using the same

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