JPH07283434A - ダイヤモンド発光素子 - Google Patents
ダイヤモンド発光素子Info
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- JPH07283434A JPH07283434A JP6920194A JP6920194A JPH07283434A JP H07283434 A JPH07283434 A JP H07283434A JP 6920194 A JP6920194 A JP 6920194A JP 6920194 A JP6920194 A JP 6920194A JP H07283434 A JPH07283434 A JP H07283434A
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- H10H20/011—Manufacture or treatment of bodies, e.g. forming semiconductor layers
- H10H20/014—Manufacture or treatment of bodies, e.g. forming semiconductor layers having light-emitting regions comprising only Group IV materials
-
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- H10H20/80—Constructional details
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- H10H20/80—Constructional details
- H10H20/84—Coatings, e.g. passivation layers or antireflective coatings
Landscapes
- Led Devices (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低駆動電圧で高輝度の発光が得られるダイヤ
モンド発光素子を提供する。 【構成】 銅板1上に導電性基板2が配置されており、
両者はオーミック接合されている。導電性基板2の上に
は第1ダイヤモンド層3が形成されており、第1ダイヤ
モンド層3のB原子濃度は1019cm-3以上である。第
1ダイヤモンド層3上には更に第2ダイヤモンド層4が
形成されており、この第2ダイヤモンド層4は1011c
m-2以上の結晶欠陥密度を有する。第2ダイヤモンド層
4の上には第2電極5が形成されている。この第2電極
5と銅板1との間に電源6を接続し、電圧を印加する
と、第1ダイヤモンド層3のホールと第2電極5の電子
とが第2ダイヤモンド層4の欠陥準位を介して結合して
発光する。この場合に、第2ダイヤモンド層4中の欠陥
準位は増加しているので、低駆動電圧でも高輝度が得ら
れる。
モンド発光素子を提供する。 【構成】 銅板1上に導電性基板2が配置されており、
両者はオーミック接合されている。導電性基板2の上に
は第1ダイヤモンド層3が形成されており、第1ダイヤ
モンド層3のB原子濃度は1019cm-3以上である。第
1ダイヤモンド層3上には更に第2ダイヤモンド層4が
形成されており、この第2ダイヤモンド層4は1011c
m-2以上の結晶欠陥密度を有する。第2ダイヤモンド層
4の上には第2電極5が形成されている。この第2電極
5と銅板1との間に電源6を接続し、電圧を印加する
と、第1ダイヤモンド層3のホールと第2電極5の電子
とが第2ダイヤモンド層4の欠陥準位を介して結合して
発光する。この場合に、第2ダイヤモンド層4中の欠陥
準位は増加しているので、低駆動電圧でも高輝度が得ら
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光材料にダイヤモンド
を使用した高輝度のダイヤモンド発光素子に関する。
を使用した高輝度のダイヤモンド発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドは約5.4eVの広いバン
ドギャップを有しており、短波長領域での発光が可能で
あるため、ダイヤモンドを発光材料として使用した発光
素子の開発が進められている。
ドギャップを有しており、短波長領域での発光が可能で
あるため、ダイヤモンドを発光材料として使用した発光
素子の開発が進められている。
【0003】図11乃至図13は従来のダイヤモンドを
発光材料に使用した発光素子であって、特にEL発光素
子を示すものである(特開平3−281594)。図1
1のEL発光素子においては、ダイヤモンド発光層51
の上面及び下面に夫々電極52が形成されている。
発光材料に使用した発光素子であって、特にEL発光素
子を示すものである(特開平3−281594)。図1
1のEL発光素子においては、ダイヤモンド発光層51
の上面及び下面に夫々電極52が形成されている。
【0004】また、図12に示すEL発光素子は、ダイ
ヤモンド発光層51の下面に電極52が形成されている
と共に、発光層51の上面には絶縁層53が形成され、
更に絶縁層53の上には電極52が形成されている。
ヤモンド発光層51の下面に電極52が形成されている
と共に、発光層51の上面には絶縁層53が形成され、
更に絶縁層53の上には電極52が形成されている。
【0005】更に、図13に示す発光素子は、ダイヤモ
ンド発光層51を挟むようにして1対の絶縁層53が形
成されており、各絶縁層53の上には電極52が形成さ
れている。
ンド発光層51を挟むようにして1対の絶縁層53が形
成されており、各絶縁層53の上には電極52が形成さ
れている。
【0006】これらのダイヤモンド発光層51には、
N、B、Al、P、As、Sb、Ga又はIn等の不純
物がドーピングされており、これらの不純物が発光中心
となる。
N、B、Al、P、As、Sb、Ga又はIn等の不純
物がドーピングされており、これらの不純物が発光中心
となる。
【0007】このように構成された各発光素子におい
て、1対の電極52間に交流電界を印加することにより
ダイヤモンド層51からの発光が得られる。
て、1対の電極52間に交流電界を印加することにより
ダイヤモンド層51からの発光が得られる。
【0008】図14乃至図16はいずれも従来の他の発
光素子を示す断面図である(特開平1−10289
3)。図14はEL素子構造の発光素子を示す断面図で
ある。この発光素子の半導体ダイヤモンド発光層54は
Al又はBがドーピングされた半導体ダイヤモンドによ
り形成され、この半導体ダイヤモンド発光層54の全面
は、絶縁層55により被覆されている。この絶縁層55
の下面には金属電極56が形成されており、絶縁層55
の上面には透明電極57が形成されている。
光素子を示す断面図である(特開平1−10289
3)。図14はEL素子構造の発光素子を示す断面図で
ある。この発光素子の半導体ダイヤモンド発光層54は
Al又はBがドーピングされた半導体ダイヤモンドによ
り形成され、この半導体ダイヤモンド発光層54の全面
は、絶縁層55により被覆されている。この絶縁層55
の下面には金属電極56が形成されており、絶縁層55
の上面には透明電極57が形成されている。
【0009】この場合に、透明電極57と金属電極56
との間に交流電界を印加することにより、半導体ダイヤ
モンド発光層54が発光する。
との間に交流電界を印加することにより、半導体ダイヤ
モンド発光層54が発光する。
【0010】また、図15はMS構造(電極/半導体ダ
イヤモンド)の発光素子を示す断面図である。この発光
素子は基板58の下面の所定領域に金属電極56が形成
されている。そして、基板58の上面には半導体ダイヤ
モンド発光層54が形成されており、更にこの半導体ダ
イヤモンド発光層54の上面の所定領域には金属電極5
6が形成されている。
イヤモンド)の発光素子を示す断面図である。この発光
素子は基板58の下面の所定領域に金属電極56が形成
されている。そして、基板58の上面には半導体ダイヤ
モンド発光層54が形成されており、更にこの半導体ダ
イヤモンド発光層54の上面の所定領域には金属電極5
6が形成されている。
【0011】この、MS構造の発光素子は1対の金属電
極56間に順方向電流を流すと半導体ダイヤモンド発光
層54が発光する(キャリア注入型)。即ち、発光はバ
ンドギャップ中に形成されたドナ準位とAl又はBによ
るアクセプタ準位を介した電子遷移により、ホールと電
子とが結合して発光する。
極56間に順方向電流を流すと半導体ダイヤモンド発光
層54が発光する(キャリア注入型)。即ち、発光はバ
ンドギャップ中に形成されたドナ準位とAl又はBによ
るアクセプタ準位を介した電子遷移により、ホールと電
子とが結合して発光する。
【0012】更に、図16はMIS構造(電極/アンド
ープ絶縁性ダイヤモンド/半導体ダイヤモンド)の発光
素子を示す断面図である。この発光素子は図15に示す
MS構造の発光素子において、半導体ダイヤモンド発光
層54と金属電極56との間にアンドープ絶縁性ダイヤ
モンド層59が形成されたものである。
ープ絶縁性ダイヤモンド/半導体ダイヤモンド)の発光
素子を示す断面図である。この発光素子は図15に示す
MS構造の発光素子において、半導体ダイヤモンド発光
層54と金属電極56との間にアンドープ絶縁性ダイヤ
モンド層59が形成されたものである。
【0013】そして、このMIS構造の発光素子は、M
S構造の発光素子と同様に、1対の金属電極56間に順
方向電流を流すことにより半導体ダイヤモンド発光層5
4が発光する(キャリア注入型)。即ち、発光はバンド
ギャップ中に形成されたドナ準位とAl又はBによるア
クセプタ準位を介した電子遷移により、ホールと電子と
がこれらの準位を介して結合して発光する。
S構造の発光素子と同様に、1対の金属電極56間に順
方向電流を流すことにより半導体ダイヤモンド発光層5
4が発光する(キャリア注入型)。即ち、発光はバンド
ギャップ中に形成されたドナ準位とAl又はBによるア
クセプタ準位を介した電子遷移により、ホールと電子と
がこれらの準位を介して結合して発光する。
【0014】また、図17乃至図19はいずれも他の従
来の発光素子を示す断面図である(特開平3−1220
93)。図17に示した発光素子は、基板60上にダイ
ヤモンド発光層61が形成され、そのダイヤモンド発光
層61の上面に金属電極62が局部的に形成されてい
る。
来の発光素子を示す断面図である(特開平3−1220
93)。図17に示した発光素子は、基板60上にダイ
ヤモンド発光層61が形成され、そのダイヤモンド発光
層61の上面に金属電極62が局部的に形成されてい
る。
【0015】一方、図18に示した発光素子は、図17
に示した発光素子に対し、基板60とダイヤモンド発光
層61との間に低抵抗膜63を形成したものである。
に示した発光素子に対し、基板60とダイヤモンド発光
層61との間に低抵抗膜63を形成したものである。
【0016】また、図19に示した発光素子は、図18
に示した発光素子に対し、ダイヤモンド発光層61と金
属電極62との間に絶縁膜又は半導体膜64を形成した
ものである。
に示した発光素子に対し、ダイヤモンド発光層61と金
属電極62との間に絶縁膜又は半導体膜64を形成した
ものである。
【0017】なお、図17乃至図19に示した発光素子
いずれも基板60と金属電極62との間に順方向電流を
流すことにより発光する。そして、ダイヤモンド発光層
61にBをドーピングした場合は、各発光素子は緑色に
発光する。また、発光層61の合成時に原料ガス中にO
2 を添加して欠陥の導入を助長した場合は、各発光素子
は赤色に発光する。更に、原料ガス中にH2 Oを添加す
ることにより欠陥の導入を抑制した場合は、各発光素子
は青色に発光する。
いずれも基板60と金属電極62との間に順方向電流を
流すことにより発光する。そして、ダイヤモンド発光層
61にBをドーピングした場合は、各発光素子は緑色に
発光する。また、発光層61の合成時に原料ガス中にO
2 を添加して欠陥の導入を助長した場合は、各発光素子
は赤色に発光する。更に、原料ガス中にH2 Oを添加す
ることにより欠陥の導入を抑制した場合は、各発光素子
は青色に発光する。
【0018】図20は他の発光素子の断面図を示す(特
開平3−222376)。この発光素子は、導電性基板
65の下面の所定領域に金属電極66が形成されている
と共に、導電性基板65の上面にはp型又はn型の半導
体ダイヤモンド発光層67が形成されている。半導体ダ
イヤモンド発光層67の上面にはアンドープ絶縁性ダイ
ヤモンド膜68が形成されており、更にこのアンドープ
絶縁性ダイヤモンド膜68の上面の所定領域に金属電極
66が形成されている。
開平3−222376)。この発光素子は、導電性基板
65の下面の所定領域に金属電極66が形成されている
と共に、導電性基板65の上面にはp型又はn型の半導
体ダイヤモンド発光層67が形成されている。半導体ダ
イヤモンド発光層67の上面にはアンドープ絶縁性ダイ
ヤモンド膜68が形成されており、更にこのアンドープ
絶縁性ダイヤモンド膜68の上面の所定領域に金属電極
66が形成されている。
【0019】このような発光素子の1対の電極66間に
順方向に電圧を印加することにより、半導体ダイヤモン
ド発光層67中の欠陥準位を介して電子とホールとが結
合することにより発光する。
順方向に電圧を印加することにより、半導体ダイヤモン
ド発光層67中の欠陥準位を介して電子とホールとが結
合することにより発光する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の発光素子は夫々以下に示す問題点を有している。
図11乃至図14に示したEL素子は駆動電圧が300
V以上と高く、実用には適さない。
従来の発光素子は夫々以下に示す問題点を有している。
図11乃至図14に示したEL素子は駆動電圧が300
V以上と高く、実用には適さない。
【0021】また、図15及び図16に示した発光素子
においては、発光にはN等の混入によりダイヤモンド発
光層54に形成されたドナ準位が関与しているが、この
ドナ準位の密度が低いため、輝度が低いという難点があ
る。
においては、発光にはN等の混入によりダイヤモンド発
光層54に形成されたドナ準位が関与しているが、この
ドナ準位の密度が低いため、輝度が低いという難点があ
る。
【0022】更に、図17乃至図19に示した発光素子
においては、Bをドーピングした場合及び原料ガスへH
2 Oを添加した場合は、発光に関与する欠陥準位の生成
が抑制されるため、十分に高い輝度を得ることができな
い。また、O2 を添加して欠陥準位の生成を促進した場
合においても、欠陥準位の密度が低く、輝度が低いとい
う欠点がある。
においては、Bをドーピングした場合及び原料ガスへH
2 Oを添加した場合は、発光に関与する欠陥準位の生成
が抑制されるため、十分に高い輝度を得ることができな
い。また、O2 を添加して欠陥準位の生成を促進した場
合においても、欠陥準位の密度が低く、輝度が低いとい
う欠点がある。
【0023】更にまた、図20に示した発光素子におい
て、発光に関与する欠陥準位は結晶欠陥に起因するが、
欠陥準位の密度が低く、輝度が低い。
て、発光に関与する欠陥準位は結晶欠陥に起因するが、
欠陥準位の密度が低く、輝度が低い。
【0024】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、駆動電圧が低いと共に、輝度が高いダイヤ
モンド発光素子を提供することを目的とする。
のであって、駆動電圧が低いと共に、輝度が高いダイヤ
モンド発光素子を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダイヤモン
ド発光素子は、半導体の第1ダイヤモンド層と、この半
導体第1ダイヤモンド層に積層された第2ダイヤモンド
層と、前記第1及び第2ダイヤモンド層に個別に給電す
る第1及び第2電極とを有し、前記第2ダイヤモンド層
は1011cm-2以上の欠陥密度を有することを特徴とす
る。
ド発光素子は、半導体の第1ダイヤモンド層と、この半
導体第1ダイヤモンド層に積層された第2ダイヤモンド
層と、前記第1及び第2ダイヤモンド層に個別に給電す
る第1及び第2電極とを有し、前記第2ダイヤモンド層
は1011cm-2以上の欠陥密度を有することを特徴とす
る。
【0026】また、前記第2ダイヤモンド層には、B、
Li,Be、O、F、P、Si、N、As及びAlから
なる群から選択された少なくとも1種の不純物をドーピ
ングすることもできる。この第2ダイヤモンド層の厚さ
は、0.001乃至100μmであることが好ましい。
Li,Be、O、F、P、Si、N、As及びAlから
なる群から選択された少なくとも1種の不純物をドーピ
ングすることもできる。この第2ダイヤモンド層の厚さ
は、0.001乃至100μmであることが好ましい。
【0027】更に、前記第1ダイヤモンド層は1019c
m-3以上のBを含む半導体層とすることができる。
m-3以上のBを含む半導体層とすることができる。
【0028】更にまた、前記第1電極は前記第1ダイヤ
モンド層に接触するオーミック電極とすることができ
る。
モンド層に接触するオーミック電極とすることができ
る。
【0029】更にまた、前記第1ダイヤモンド層を導電
性基板の上に形成し、前記第1電極を前記導電性基板に
より構成することができる。
性基板の上に形成し、前記第1電極を前記導電性基板に
より構成することができる。
【0030】更にまた、前記第1及び第2半導体並びに
第1及び第2電極は、その一部又は全面がアンドープダ
イヤモンド、酸化珪素、酸化アルミニウム、窒化珪素及
び窒化アルミニウムからなる群から選択された少なくと
も1種の材料からなる単層又は積層膜の絶縁性保護膜に
より被覆することができる。
第1及び第2電極は、その一部又は全面がアンドープダ
イヤモンド、酸化珪素、酸化アルミニウム、窒化珪素及
び窒化アルミニウムからなる群から選択された少なくと
も1種の材料からなる単層又は積層膜の絶縁性保護膜に
より被覆することができる。
【0031】
【作用】本発明に係るダイヤモンド発光素子において
は、半導体の第1ダイヤモンド層上に第2ダイヤモンド
層が形成されており、両層がダイヤモンドで形成されて
いるため、第2ダイヤモンド層が絶縁体又は半導体であ
っても、第1ダイヤモンド層から第2ダイヤモンド層へ
キャリア(ホール)を注入することができる。
は、半導体の第1ダイヤモンド層上に第2ダイヤモンド
層が形成されており、両層がダイヤモンドで形成されて
いるため、第2ダイヤモンド層が絶縁体又は半導体であ
っても、第1ダイヤモンド層から第2ダイヤモンド層へ
キャリア(ホール)を注入することができる。
【0032】そして、第1電極と第2電極との間に、例
えば、第1ダイヤモンド層側から第2ダイヤモンド層側
に電流が流れるように電圧を印加すると、第1ダイヤモ
ンド層から第2ダイヤモンド層へホールが移動し、第2
電極から第2ダイヤモンド層へ電子が移動する。そし
て、第2ダイヤモンド層中の欠陥準位を介してホールと
電子とが結合して発光する。このように、本発明の発光
素子は、キャリア注入型の発光素子であるので、EL素
子と異なり、高い励起エネルギーを必要とせず、低い駆
動電圧で発光し、高い輝度が得られる。即ち、本発明に
係るダイヤモンド発光素子の駆動電圧は約10V以上
と、EL素子の場合よりも低く、駆動方法にもよるが、
高々1000Vである。電力の供給方法は直流、交流又
は直流と交流との組み合わせのいずれでもよい。
えば、第1ダイヤモンド層側から第2ダイヤモンド層側
に電流が流れるように電圧を印加すると、第1ダイヤモ
ンド層から第2ダイヤモンド層へホールが移動し、第2
電極から第2ダイヤモンド層へ電子が移動する。そし
て、第2ダイヤモンド層中の欠陥準位を介してホールと
電子とが結合して発光する。このように、本発明の発光
素子は、キャリア注入型の発光素子であるので、EL素
子と異なり、高い励起エネルギーを必要とせず、低い駆
動電圧で発光し、高い輝度が得られる。即ち、本発明に
係るダイヤモンド発光素子の駆動電圧は約10V以上
と、EL素子の場合よりも低く、駆動方法にもよるが、
高々1000Vである。電力の供給方法は直流、交流又
は直流と交流との組み合わせのいずれでもよい。
【0033】また、本発明に係るダイヤモンド発光素子
においては、第2ダイヤモンド層に意図的に結晶欠陥が
導入されており、その欠陥密度が1011cm-2以上に規
定されている点が従来のダイヤモンド発光素子とは根本
的に異なる。そして、第1電極と第2電極との間に電圧
を印加すると、第1ダイヤモンド層中のホールと第2電
極中の電子とが第2ダイヤモンド層中の欠陥準位を介し
て遷移し結合する。この結合を介する欠陥準位の密度が
高いため、ホールと電子との結合が多量に行われる。こ
の結果、高輝度の発光が生じる。この場合に、所望の高
輝度の発光を得るためには、結晶欠陥密度が1011cm
-2以上であることが必要である。
においては、第2ダイヤモンド層に意図的に結晶欠陥が
導入されており、その欠陥密度が1011cm-2以上に規
定されている点が従来のダイヤモンド発光素子とは根本
的に異なる。そして、第1電極と第2電極との間に電圧
を印加すると、第1ダイヤモンド層中のホールと第2電
極中の電子とが第2ダイヤモンド層中の欠陥準位を介し
て遷移し結合する。この結合を介する欠陥準位の密度が
高いため、ホールと電子との結合が多量に行われる。こ
の結果、高輝度の発光が生じる。この場合に、所望の高
輝度の発光を得るためには、結晶欠陥密度が1011cm
-2以上であることが必要である。
【0034】
【実施例】次に、本発明について更に詳細に説明する。
上述の如く、第2ダイヤモンド層は1011cm-2以上の
結晶欠陥密度を有するが、この第2ダイヤモンド層の形
成方法は種々選択することができる。例えば、公知のマ
イクロ波プラズマCVD(化学気相蒸着)法、ECR
(電子サイクロトロン共鳴)プラズマCVD法、DC
(直流)プラズマCVD法、RF(高周波)プラズマC
VD法、DCプラズマジェットCVD法、熱フィラメン
トCVD法、電子衝撃CVD法及び燃焼法等の種々の気
相合成方法により第2ダイヤモンド層を形成することが
でき、第2ダイヤモンド層に1011cm-2以上の結晶欠
陥密度が導入されるように合成条件が設定されていれ
ば、いずれの方法を使用してもよい。
上述の如く、第2ダイヤモンド層は1011cm-2以上の
結晶欠陥密度を有するが、この第2ダイヤモンド層の形
成方法は種々選択することができる。例えば、公知のマ
イクロ波プラズマCVD(化学気相蒸着)法、ECR
(電子サイクロトロン共鳴)プラズマCVD法、DC
(直流)プラズマCVD法、RF(高周波)プラズマC
VD法、DCプラズマジェットCVD法、熱フィラメン
トCVD法、電子衝撃CVD法及び燃焼法等の種々の気
相合成方法により第2ダイヤモンド層を形成することが
でき、第2ダイヤモンド層に1011cm-2以上の結晶欠
陥密度が導入されるように合成条件が設定されていれ
ば、いずれの方法を使用してもよい。
【0035】なお、この結晶欠陥の導入は、第2ダイヤ
モンド層の合成時に原料ガス中のCを含む化合物ガスの
濃度を増加させることにより行うことができる。この場
合の化合物ガスとしては、メタン、エタン及びプロパン
等の炭化水素ガス並びにメタノール及びエタノール等の
アルコール類並びに二酸化炭素及び一酸化炭素等のガス
を使用することができる。
モンド層の合成時に原料ガス中のCを含む化合物ガスの
濃度を増加させることにより行うことができる。この場
合の化合物ガスとしては、メタン、エタン及びプロパン
等の炭化水素ガス並びにメタノール及びエタノール等の
アルコール類並びに二酸化炭素及び一酸化炭素等のガス
を使用することができる。
【0036】また、第2ダイヤモンド層の合成時に、原
料ガス中にB、Li、Be、O、F、P、Si、N、A
s及びAlからなる群から選択された少なくとも1種の
不純物を含むガスを添加することにより、結晶欠陥を第
2ダイヤモンド層中に導入することができる。特に、B
を他の不純物元素と共にドーピングすることにより、第
2ダイヤモンド層中にアクセプタ準位が形成され、欠陥
準位とアクセプタ準位とを同時に形成することができ
る。これにより、波長が異なった発光が得られる。
料ガス中にB、Li、Be、O、F、P、Si、N、A
s及びAlからなる群から選択された少なくとも1種の
不純物を含むガスを添加することにより、結晶欠陥を第
2ダイヤモンド層中に導入することができる。特に、B
を他の不純物元素と共にドーピングすることにより、第
2ダイヤモンド層中にアクセプタ準位が形成され、欠陥
準位とアクセプタ準位とを同時に形成することができ
る。これにより、波長が異なった発光が得られる。
【0037】第2ダイヤモンド層の厚さは0.001乃
至100μmであることが好ましい。第2ダイヤモンド
層の厚さが0.001μm未満の場合は、トンネル効果
により第2電極と第1ダイヤモンド層との間をキャリア
が直接透過し、発光効率が低下する。また、第2ダイヤ
モンド層の厚さが100μmを超えると、直列抵抗が増
大して電流が減少するため、輝度が低下する。
至100μmであることが好ましい。第2ダイヤモンド
層の厚さが0.001μm未満の場合は、トンネル効果
により第2電極と第1ダイヤモンド層との間をキャリア
が直接透過し、発光効率が低下する。また、第2ダイヤ
モンド層の厚さが100μmを超えると、直列抵抗が増
大して電流が減少するため、輝度が低下する。
【0038】一方、第1ダイヤモンド層を1019cm-3
以上のBを含む半導体層とすることにより、第2ダイヤ
モンド層に大電流を流すことができ、輝度が一層高ま
る。この第1ダイヤモンド層は、第2ダイヤモンド層と
同様に、公知の気相合成法により形成することができ
る。この場合に、原料ガスにはCを含む化合物ガス、B
を含む化合物ガス及び水素ガスの混合ガスを使用する。
以上のBを含む半導体層とすることにより、第2ダイヤ
モンド層に大電流を流すことができ、輝度が一層高ま
る。この第1ダイヤモンド層は、第2ダイヤモンド層と
同様に、公知の気相合成法により形成することができ
る。この場合に、原料ガスにはCを含む化合物ガス、B
を含む化合物ガス及び水素ガスの混合ガスを使用する。
【0039】また、第1ダイヤモンド層は、後述するダ
イヤモンド基板上にBをイオン注入して半導体化するこ
とにより形成してもよい。この場合に、B原子の濃度が
1019cm-3以上であればよい。これにより、気相合成
法により第1ダイヤモンド層を形成した場合と同様に、
第2ダイヤモンド層に大電流を流すことができ、輝度が
一層高まる。
イヤモンド基板上にBをイオン注入して半導体化するこ
とにより形成してもよい。この場合に、B原子の濃度が
1019cm-3以上であればよい。これにより、気相合成
法により第1ダイヤモンド層を形成した場合と同様に、
第2ダイヤモンド層に大電流を流すことができ、輝度が
一層高まる。
【0040】更に、第1ダイヤモンド層を導電性基板上
に形成することにより、第1電極を導電性基板により構
成することができる。
に形成することにより、第1電極を導電性基板により構
成することができる。
【0041】更にまた、ダイヤモンド発光素子を高温の
大気中等の腐食環境下で使用する場合は、ダイヤモンド
発光素子が損傷しないように、絶縁性保護膜を形成する
必要がある。この絶縁性保護膜で第1及び第2ダイヤモ
ンド層並びに第1及び第2電極の一部又は全面を被覆す
ることにより、ダイヤモンド発光素子が損傷を受けるこ
とを防止できる。この場合に、前記絶縁性保護膜は、ア
ンドープダイヤモンド、酸化珪素、酸化アルミニウム、
窒化珪素、窒化アルミニウム及び窒化硼素からなる群か
ら選択された少なくとも1種の材料により形成すること
ができ、これらの1種の材料の単層又は複数の材料の積
層膜とすることができる。
大気中等の腐食環境下で使用する場合は、ダイヤモンド
発光素子が損傷しないように、絶縁性保護膜を形成する
必要がある。この絶縁性保護膜で第1及び第2ダイヤモ
ンド層並びに第1及び第2電極の一部又は全面を被覆す
ることにより、ダイヤモンド発光素子が損傷を受けるこ
とを防止できる。この場合に、前記絶縁性保護膜は、ア
ンドープダイヤモンド、酸化珪素、酸化アルミニウム、
窒化珪素、窒化アルミニウム及び窒化硼素からなる群か
ら選択された少なくとも1種の材料により形成すること
ができ、これらの1種の材料の単層又は複数の材料の積
層膜とすることができる。
【0042】特に、熱膨張率及びダイヤモンド発光素子
と絶縁性保護膜との界面特性の点から、ダイヤモンド発
光素子上にアンドープダイヤモンド膜が形成され、更に
その上に窒化珪素膜が形成された構造又はダイヤモンド
発光素子上にアンドープダイヤモンド膜が形成され、更
にその上に窒化珪素膜が形成され、更にその上に酸化珪
素膜が形成された構造であることが好ましい。
と絶縁性保護膜との界面特性の点から、ダイヤモンド発
光素子上にアンドープダイヤモンド膜が形成され、更に
その上に窒化珪素膜が形成された構造又はダイヤモンド
発光素子上にアンドープダイヤモンド膜が形成され、更
にその上に窒化珪素膜が形成され、更にその上に酸化珪
素膜が形成された構造であることが好ましい。
【0043】以下、本発明の実施例について添付の図面
を参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1の実
施例に係るダイヤモンド発光素子を示す断面図である。
銅板1の上に導電性基板2が配置されており、この導電
性基板2の上に、第1ダイヤモンド層3及び第2ダイヤ
モンド層4が順次形成され、第2ダイヤモンド層4上に
透明電極5が局部的に形成されている。そして、透明電
極5と銅板1との間には電源6が接続されている。
を参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1の実
施例に係るダイヤモンド発光素子を示す断面図である。
銅板1の上に導電性基板2が配置されており、この導電
性基板2の上に、第1ダイヤモンド層3及び第2ダイヤ
モンド層4が順次形成され、第2ダイヤモンド層4上に
透明電極5が局部的に形成されている。そして、透明電
極5と銅板1との間には電源6が接続されている。
【0044】次に、このように構成された発光素子を製
造し、その特性を比較例と比較した結果について説明す
る。先ず、この発光素子の製造方法について説明する。
銅板1の上に導電性基板2を配置し、両者の間をAgペ
ーストによりオーミック接合した。この導電性基板2は
単結晶p型Si基板であり、比抵抗が約0.01Ω・c
mであると共に、その上面はダイヤモンドペーストで約
1時間研磨されている。そして、導電性基板2上に第1
ダイヤモンド層3を形成した。この第1ダイヤモンド層
3はマイクロ波CVD法を使用して気相合成されたp型
半導体層であり、下記の合成条件で形成されている。第1ダイヤモンド層の合成条件 反応ガス;CH4 濃度:0.5%、B2 H6 濃度:2p
pm、H2 基板温度;800℃ ガス圧力;35Torr 合成時間;14時間 膜厚;3μm ドーピング濃度;1020cm-3(SIMSによる測
定)。
造し、その特性を比較例と比較した結果について説明す
る。先ず、この発光素子の製造方法について説明する。
銅板1の上に導電性基板2を配置し、両者の間をAgペ
ーストによりオーミック接合した。この導電性基板2は
単結晶p型Si基板であり、比抵抗が約0.01Ω・c
mであると共に、その上面はダイヤモンドペーストで約
1時間研磨されている。そして、導電性基板2上に第1
ダイヤモンド層3を形成した。この第1ダイヤモンド層
3はマイクロ波CVD法を使用して気相合成されたp型
半導体層であり、下記の合成条件で形成されている。第1ダイヤモンド層の合成条件 反応ガス;CH4 濃度:0.5%、B2 H6 濃度:2p
pm、H2 基板温度;800℃ ガス圧力;35Torr 合成時間;14時間 膜厚;3μm ドーピング濃度;1020cm-3(SIMSによる測
定)。
【0045】そして、第1ダイヤモンド層3の上に第2
ダイヤモンド層4をマイクロ波CVD法により下記条件
で合成した。第2ダイヤモンド層の合成条件 反応ガス;CH4 濃度:0.5%、NH3 濃度:0.1
ppm、B2 H6 濃度:0.01ppm、H2 基板温度;800℃ ガス圧力;35Torr 合成時間;2時間 膜厚;0.5μm。
ダイヤモンド層4をマイクロ波CVD法により下記条件
で合成した。第2ダイヤモンド層の合成条件 反応ガス;CH4 濃度:0.5%、NH3 濃度:0.1
ppm、B2 H6 濃度:0.01ppm、H2 基板温度;800℃ ガス圧力;35Torr 合成時間;2時間 膜厚;0.5μm。
【0046】そして、この第2ダイヤモンド層4上に透
明電極5を局部的に形成した。この場合に、透明電極5
を形成する前に第2ダイヤモンド層4の上面をクロム酸
及び濃硫酸の混液で加熱洗浄し、次いで王水洗浄し、更
にRCA洗浄した。
明電極5を局部的に形成した。この場合に、透明電極5
を形成する前に第2ダイヤモンド層4の上面をクロム酸
及び濃硫酸の混液で加熱洗浄し、次いで王水洗浄し、更
にRCA洗浄した。
【0047】透明電極5の材料はITOであり、スパッ
タリング法により第2ダイヤモンド層4上に形成した。
透明電極5の形状は直径3mmの円形であり、そのパタ
ーン形成にはフォトリソグラフィ技術を使用した。な
お、透明電極5の材料はITOに限らず、SnO2 、Z
nO、SnO2-Sb及びCd2 SnO4 等を使用するこ
とができる。
タリング法により第2ダイヤモンド層4上に形成した。
透明電極5の形状は直径3mmの円形であり、そのパタ
ーン形成にはフォトリソグラフィ技術を使用した。な
お、透明電極5の材料はITOに限らず、SnO2 、Z
nO、SnO2-Sb及びCd2 SnO4 等を使用するこ
とができる。
【0048】次に、本実施例のダイヤモンド発光素子の
発光スペクトルを測定した結果について説明する。な
お、第1の比較例として第2ダイヤモンド層の気相合成
時に、第1の実施例で使用した反応ガスからNH3 を除
いたガスを使用し、その他は実施例と同様の方法でダイ
ヤモンド発光素子を作製したものを用意した。この第2
ダイヤモンド層の合成方法は従来技術と同様のものであ
る。この比較例のダイヤモンド発光素子についても発光
スペクトルを測定した。なお、実施例及び比較例のいず
れも透明電極5に40Vの負バイアスを印加して発光さ
せている。
発光スペクトルを測定した結果について説明する。な
お、第1の比較例として第2ダイヤモンド層の気相合成
時に、第1の実施例で使用した反応ガスからNH3 を除
いたガスを使用し、その他は実施例と同様の方法でダイ
ヤモンド発光素子を作製したものを用意した。この第2
ダイヤモンド層の合成方法は従来技術と同様のものであ
る。この比較例のダイヤモンド発光素子についても発光
スペクトルを測定した。なお、実施例及び比較例のいず
れも透明電極5に40Vの負バイアスを印加して発光さ
せている。
【0049】図2にこれらのダイヤモンド発光素子の発
光スペクトルを示す。図2は横軸に波長をとり、縦軸に
発光強度をとって発光強度の分布を示すグラフ図であ
る。実線7は本実施例のダイヤモンド発光素子の発光ス
ペクトルであり、実線8は第1の比較例の発光スペクト
ルである。
光スペクトルを示す。図2は横軸に波長をとり、縦軸に
発光強度をとって発光強度の分布を示すグラフ図であ
る。実線7は本実施例のダイヤモンド発光素子の発光ス
ペクトルであり、実線8は第1の比較例の発光スペクト
ルである。
【0050】図2から明らかなように、本実施例のダイ
ヤモンド発光素子の発光強度は、従来技術による第1の
比較例のダイヤモンド発光素子の発光強度の10倍以上
になっている。従って、本実施例のダイヤモンド発光素
子によれば、駆動電圧が低く、且つ輝度が高いダイヤモ
ンド発光素子を得ることができる。
ヤモンド発光素子の発光強度は、従来技術による第1の
比較例のダイヤモンド発光素子の発光強度の10倍以上
になっている。従って、本実施例のダイヤモンド発光素
子によれば、駆動電圧が低く、且つ輝度が高いダイヤモ
ンド発光素子を得ることができる。
【0051】一方、第2の比較例として、実施例の第2
ダイヤモンド層4と同一の条件でダイヤモンド層を形成
したEL素子を作製した。図3にこのEL素子の断面図
を示す。このEL素子は石英製の基板10上に形成され
ている。基板10上には透明電極11が形成され、更に
透明電極11の上には絶縁層12が形成されている。こ
の絶縁層12は酸化珪素からなる。そして、絶縁層12
の上にはダイヤモンド層13が形成されている。このダ
イヤモンド層13は第1の実施例のダイヤモンド発光素
子の第2ダイヤモンド層4と同じ条件で形成されてい
る。このダイヤモンド層13の上には絶縁層12が形成
され、絶縁層12の上にはAl電極14が形成されてい
る。
ダイヤモンド層4と同一の条件でダイヤモンド層を形成
したEL素子を作製した。図3にこのEL素子の断面図
を示す。このEL素子は石英製の基板10上に形成され
ている。基板10上には透明電極11が形成され、更に
透明電極11の上には絶縁層12が形成されている。こ
の絶縁層12は酸化珪素からなる。そして、絶縁層12
の上にはダイヤモンド層13が形成されている。このダ
イヤモンド層13は第1の実施例のダイヤモンド発光素
子の第2ダイヤモンド層4と同じ条件で形成されてい
る。このダイヤモンド層13の上には絶縁層12が形成
され、絶縁層12の上にはAl電極14が形成されてい
る。
【0052】このように構成されたダイヤモンド発光素
子の透明電極11とAl電極14との間に電源6を接続
し、周波数50Hz、電圧が250Vの交流電圧を印加
してダイヤモンド層13を発光させ、発光強度を測定し
た。この結果、第2の比較例の発光素子は第1実施例の
ダイヤモンド発光素子の約1/2の発光強度しか得られ
なかった。従って、キャリア注入型の発光素子である本
実施例のダイヤモンド発光素子は同じ条件で形成したダ
イヤモンド層13を備えて交流電圧で駆動されるEL素
子(図3)に比して、低い駆動電圧で高い輝度が得られ
ることがわかる。
子の透明電極11とAl電極14との間に電源6を接続
し、周波数50Hz、電圧が250Vの交流電圧を印加
してダイヤモンド層13を発光させ、発光強度を測定し
た。この結果、第2の比較例の発光素子は第1実施例の
ダイヤモンド発光素子の約1/2の発光強度しか得られ
なかった。従って、キャリア注入型の発光素子である本
実施例のダイヤモンド発光素子は同じ条件で形成したダ
イヤモンド層13を備えて交流電圧で駆動されるEL素
子(図3)に比して、低い駆動電圧で高い輝度が得られ
ることがわかる。
【0053】次に、第2ダイヤモンド層の結晶欠陥密度
の影響を調べるため、下記表1に示す5種類のダイヤモ
ンド発光素子を作成した。これらのダイヤモンド発光素
子の構造は図1に示すものと同一である。この実施例
2,3及び比較例3,4,5の第2ダイヤモンド層は、
その形成時にNH3 の濃度を下記表1に示すように種々
変えて気相合成されている。
の影響を調べるため、下記表1に示す5種類のダイヤモ
ンド発光素子を作成した。これらのダイヤモンド発光素
子の構造は図1に示すものと同一である。この実施例
2,3及び比較例3,4,5の第2ダイヤモンド層は、
その形成時にNH3 の濃度を下記表1に示すように種々
変えて気相合成されている。
【0054】そして、透過型電子顕微鏡(TEM)で実
施例2,3及び比較例3,4,5の第2ダイヤモンド層
4を観察すると、転位及び積層欠陥等によるコントラス
トが観察された。更に、結晶の欠陥密度も測定したの
で、その結果も併せて表1に示す。
施例2,3及び比較例3,4,5の第2ダイヤモンド層
4を観察すると、転位及び積層欠陥等によるコントラス
トが観察された。更に、結晶の欠陥密度も測定したの
で、その結果も併せて表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】そして、これらの発光素子について透明電
極5に40Vの負バイアスを印加して夫々の発光強度を
測定した。その測定結果を図4に示す。図4は横軸に波
長をとり、縦軸に発光強度をとって発光強度の分布を示
すグラフ図である。図4において実線15乃至19は夫
々実施例2,3、比較例3,4,5の発光スペクトルを
示している。
極5に40Vの負バイアスを印加して夫々の発光強度を
測定した。その測定結果を図4に示す。図4は横軸に波
長をとり、縦軸に発光強度をとって発光強度の分布を示
すグラフ図である。図4において実線15乃至19は夫
々実施例2,3、比較例3,4,5の発光スペクトルを
示している。
【0057】このグラフから明らかなように、実施例2
及び3においては、高輝度の発光が得られている。この
ように、第2ダイヤモンド層が1011cm-2以上の欠陥
密度を有するためには、第2ダイヤモンド層の気相合成
時に0.01ppm以上の濃度のNH3 を添加すること
が必要である。
及び3においては、高輝度の発光が得られている。この
ように、第2ダイヤモンド層が1011cm-2以上の欠陥
密度を有するためには、第2ダイヤモンド層の気相合成
時に0.01ppm以上の濃度のNH3 を添加すること
が必要である。
【0058】また、Li、Be、O、F、P、Si、A
s及びAlからなる群から選択された少なくとも1種の
不純物をドーピングした場合においても、第2ダイヤモ
ンド層の欠陥密度が1011cm-2以上のときは、Nをド
ーピングした場合の実施例2,3と同様に高輝度のダイ
ヤモンド発光素子が得られた。
s及びAlからなる群から選択された少なくとも1種の
不純物をドーピングした場合においても、第2ダイヤモ
ンド層の欠陥密度が1011cm-2以上のときは、Nをド
ーピングした場合の実施例2,3と同様に高輝度のダイ
ヤモンド発光素子が得られた。
【0059】更に、第2ダイヤモンド層の気相合成時
に、反応ガス中に不純物ガスを導入せず、反応ガス中の
炭素原子濃度を種々変化させた場合にも、第2ダイヤモ
ンド層の欠陥密度が1011cm-2以上であれば、高輝度
のダイヤモンド発光素子が得られた。
に、反応ガス中に不純物ガスを導入せず、反応ガス中の
炭素原子濃度を種々変化させた場合にも、第2ダイヤモ
ンド層の欠陥密度が1011cm-2以上であれば、高輝度
のダイヤモンド発光素子が得られた。
【0060】以上により、輝度の高いダイヤモンド発光
素子を作製するためには、第2ダイヤモンド層に1011
cm-2以上の欠陥密度を導入することが必要である。
素子を作製するためには、第2ダイヤモンド層に1011
cm-2以上の欠陥密度を導入することが必要である。
【0061】次に、第1ダイヤモンド層のB原子の濃度
の影響について説明する。第1の実施例において、第1
ダイヤモンド層3の気相合成時に使用した反応ガス中の
B2H6 濃度を下記表2に示すように変化させ、図1と
同様の構造を有する実施例7乃至11の5つのダイヤモ
ンド発光素子を作製した。そして、透明電極5に40V
の負バイアスを印加して夫々の実施例の発光スペクトル
を測定した。
の影響について説明する。第1の実施例において、第1
ダイヤモンド層3の気相合成時に使用した反応ガス中の
B2H6 濃度を下記表2に示すように変化させ、図1と
同様の構造を有する実施例7乃至11の5つのダイヤモ
ンド発光素子を作製した。そして、透明電極5に40V
の負バイアスを印加して夫々の実施例の発光スペクトル
を測定した。
【0062】
【表2】
【0063】この実施例4乃至8の発光強度を測定した
結果、実施例7及び8においては実施例4乃至6に比し
て高輝度の発光が得られた。従って、高輝度のダイヤモ
ンド発光素子を作製するためには、p型半導体である第
1ダイヤモンド層の形成時に1.0ppm以上のB2 H
6 ガスを添加して第1ダイヤモンド層を気相合成するこ
とが好ましい。即ち、このB原子濃度は1×1019cm
-3であることが好ましい。
結果、実施例7及び8においては実施例4乃至6に比し
て高輝度の発光が得られた。従って、高輝度のダイヤモ
ンド発光素子を作製するためには、p型半導体である第
1ダイヤモンド層の形成時に1.0ppm以上のB2 H
6 ガスを添加して第1ダイヤモンド層を気相合成するこ
とが好ましい。即ち、このB原子濃度は1×1019cm
-3であることが好ましい。
【0064】一方、第1ダイヤモンド層を形成する基板
の材料としては、Si、BN及びSiC等の半導体並び
にMo、Cu及びNi等の金属並びに石英ガラス、酸化
アルミニウム及び窒化珪素等の絶縁物並びにダイヤモン
ド等を使用することができる。
の材料としては、Si、BN及びSiC等の半導体並び
にMo、Cu及びNi等の金属並びに石英ガラス、酸化
アルミニウム及び窒化珪素等の絶縁物並びにダイヤモン
ド等を使用することができる。
【0065】特に、ダイヤモンド基板の場合、天然若し
くは高圧合成による単結晶ダイヤモンド、非ダイヤモン
ド基板上に形成された多結晶ダイヤモンド又は高配向性
ダイヤモンドが使用できる。そして、製造コストの面か
らは多結晶ダイヤモンド又は高配向性ダイヤモンドを使
用することが好ましく、また、品質の点からは、単結晶
ダイヤモンド又は高配向性ダイヤモンドを使用すること
が好ましい。
くは高圧合成による単結晶ダイヤモンド、非ダイヤモン
ド基板上に形成された多結晶ダイヤモンド又は高配向性
ダイヤモンドが使用できる。そして、製造コストの面か
らは多結晶ダイヤモンド又は高配向性ダイヤモンドを使
用することが好ましく、また、品質の点からは、単結晶
ダイヤモンド又は高配向性ダイヤモンドを使用すること
が好ましい。
【0066】なお、高配向性ダイヤモンドとは、気相合
成によって非ダイヤモンド基板上に形成されたダイヤモ
ンド薄膜において、その表面積の60%以上がダイヤモ
ンドの(100)結晶面又は(111)結晶面から構成
されており、隣接する(100)結晶面又は(111)
結晶面について、その結晶面方位を表すオイラー角
{α,β,γ}の差{Δα,Δβ,Δγ}が|Δα|≦
7°|Δβ|≦7°|Δγ|≦7°を同時に満足させる
ものである。
成によって非ダイヤモンド基板上に形成されたダイヤモ
ンド薄膜において、その表面積の60%以上がダイヤモ
ンドの(100)結晶面又は(111)結晶面から構成
されており、隣接する(100)結晶面又は(111)
結晶面について、その結晶面方位を表すオイラー角
{α,β,γ}の差{Δα,Δβ,Δγ}が|Δα|≦
7°|Δβ|≦7°|Δγ|≦7°を同時に満足させる
ものである。
【0067】図5は(100)結晶面が高度に配向した
ダイヤモンド薄膜の表面の構造を模式的に示す。薄膜面
内に相互に直交するX軸及びY軸を定義し、薄膜表面の
放線方向をZ軸と定義する。i番目及びそれに隣接する
j番目のダイヤモンド結晶面の結晶面方位を表す方位を
表すオイラー角を夫々{αi,βi,γi}、{αj,
βj,γj}とした。
ダイヤモンド薄膜の表面の構造を模式的に示す。薄膜面
内に相互に直交するX軸及びY軸を定義し、薄膜表面の
放線方向をZ軸と定義する。i番目及びそれに隣接する
j番目のダイヤモンド結晶面の結晶面方位を表す方位を
表すオイラー角を夫々{αi,βi,γi}、{αj,
βj,γj}とした。
【0068】なお、本発明の実施例に係るダイヤモンド
発光素子は第1の実施例の構造に限らない。図6乃至8
に他の構造のダイヤモンド発光素子を示す。図6に実施
例12のダイヤモンド発光素子を示す。
発光素子は第1の実施例の構造に限らない。図6乃至8
に他の構造のダイヤモンド発光素子を示す。図6に実施
例12のダイヤモンド発光素子を示す。
【0069】図6は平面型ダイヤモンド発光素子を示す
断面図である。このダイヤモンド発光素子は基板20の
上に第1ダイヤモンド層3が形成されている。この第1
ダイヤモンド層3は図1に示す発光素子の場合と同様の
方法で形成することができる。この第1ダイヤモンド層
3の上の一部に第2ダイヤモンド層4が形成されてい
る。この第2ダイヤモンド層4も図1に示す発光素子と
同様の方法により形成することができる。また、第2ダ
イヤモンド層4の上には電極5が形成されている。更
に、第1ダイヤモンド層3の上には第2ダイヤモンド層
4から離隔した位置にオーミック電極21が形成されて
いる。
断面図である。このダイヤモンド発光素子は基板20の
上に第1ダイヤモンド層3が形成されている。この第1
ダイヤモンド層3は図1に示す発光素子の場合と同様の
方法で形成することができる。この第1ダイヤモンド層
3の上の一部に第2ダイヤモンド層4が形成されてい
る。この第2ダイヤモンド層4も図1に示す発光素子と
同様の方法により形成することができる。また、第2ダ
イヤモンド層4の上には電極5が形成されている。更
に、第1ダイヤモンド層3の上には第2ダイヤモンド層
4から離隔した位置にオーミック電極21が形成されて
いる。
【0070】このように構成されたダイヤモンド発光素
子のオーミック電極21と第2電極5との間に電圧を印
加すると、キャリアが第1ダイヤモンド層3から第2ダ
イヤモンド層4に注入されて発光する。
子のオーミック電極21と第2電極5との間に電圧を印
加すると、キャリアが第1ダイヤモンド層3から第2ダ
イヤモンド層4に注入されて発光する。
【0071】次いで、図7を参照して本発明の他の実施
例のダイヤモンド発光素子について説明する。この発光
素子は第1ダイヤモンド層3を基板(図示せず)上に形
成した後、この基板を取り除いた構造のダイヤモンド発
光素子であり、縦型のダイヤモンド発光素子である。こ
のダイヤモンド発光素子は第1ダイヤモンド層3の下に
オーミック電極21が形成されている。また、第1ダイ
ヤモンド層3の上には第2ダイヤモンド層4が形成さ
れ、更にその上に第2電極5が形成されている。
例のダイヤモンド発光素子について説明する。この発光
素子は第1ダイヤモンド層3を基板(図示せず)上に形
成した後、この基板を取り除いた構造のダイヤモンド発
光素子であり、縦型のダイヤモンド発光素子である。こ
のダイヤモンド発光素子は第1ダイヤモンド層3の下に
オーミック電極21が形成されている。また、第1ダイ
ヤモンド層3の上には第2ダイヤモンド層4が形成さ
れ、更にその上に第2電極5が形成されている。
【0072】図6に示す実施例と同じく、ダイヤモンド
発光素子のオーミック電極21と第2電極5との間に電
圧を印加すると、キャリアが第1ダイヤモンド層3から
第2ダイヤモンド層4に注入されて発光する。
発光素子のオーミック電極21と第2電極5との間に電
圧を印加すると、キャリアが第1ダイヤモンド層3から
第2ダイヤモンド層4に注入されて発光する。
【0073】図8は本発明の更に他の実施例の横型のダ
イヤモンド発光素子を示す断面図である。このダイヤモ
ンド発光素子も図7に示す実施例と同じく、第1ダイヤ
モンド層3を基板(図示せず)上に形成した後、この基
板を取り除いた構造のダイヤモンド発光素子である。こ
のダイヤモンド発光素子は第1ダイヤモンド層3の上面
の一部に第2ダイヤモンド層4が形成されている。ま
た、第2ダイヤモンド層4の上には電極5が形成されて
いる。更に、第1ダイヤモンド層3の上の第2ダイヤモ
ンド層4から離隔した位置に、オーミック電極21が形
成されている。
イヤモンド発光素子を示す断面図である。このダイヤモ
ンド発光素子も図7に示す実施例と同じく、第1ダイヤ
モンド層3を基板(図示せず)上に形成した後、この基
板を取り除いた構造のダイヤモンド発光素子である。こ
のダイヤモンド発光素子は第1ダイヤモンド層3の上面
の一部に第2ダイヤモンド層4が形成されている。ま
た、第2ダイヤモンド層4の上には電極5が形成されて
いる。更に、第1ダイヤモンド層3の上の第2ダイヤモ
ンド層4から離隔した位置に、オーミック電極21が形
成されている。
【0074】この実施例のダイヤモンド発光素子もダイ
ヤモンド発光素子のオーミック電極21と第2電極5と
の間に電圧を印加すると、キャリアが第2ダイヤモンド
層に注入されて発光する。
ヤモンド発光素子のオーミック電極21と第2電極5と
の間に電圧を印加すると、キャリアが第2ダイヤモンド
層に注入されて発光する。
【0075】これらの図6乃至図8に示す実施例におい
ても、図1に示す第1の実施例と同様の効果を奏する。
また、図7,8に示す実施例は基板が取り除かれている
ため、発光素子が薄型化している。
ても、図1に示す第1の実施例と同様の効果を奏する。
また、図7,8に示す実施例は基板が取り除かれている
ため、発光素子が薄型化している。
【0076】また、本発明の実施例に係るダイヤモンド
発光素子は集積化して1次元又は2次元のディスプレイ
を形成することができる。図9は1次元ディスプレイの
斜視図を示す。1次元ディスプレイは導電性基板32上
に作製されており、この導電性基板32上に断面が矩形
の第1ダイヤモンド層33が一方向に延びるように形成
されている。そして、この第1ダイヤモンド層33の表
面及び側面を覆うように第2ダイヤモンド層34が形成
され、第2ダイヤモンド層34も第1ダイヤモンド層3
3の長手方向に沿って延びている。
発光素子は集積化して1次元又は2次元のディスプレイ
を形成することができる。図9は1次元ディスプレイの
斜視図を示す。1次元ディスプレイは導電性基板32上
に作製されており、この導電性基板32上に断面が矩形
の第1ダイヤモンド層33が一方向に延びるように形成
されている。そして、この第1ダイヤモンド層33の表
面及び側面を覆うように第2ダイヤモンド層34が形成
され、第2ダイヤモンド層34も第1ダイヤモンド層3
3の長手方向に沿って延びている。
【0077】そして、導電性基板32上には、第2ダイ
ヤモンド層34に接するようにして絶縁層22が形成さ
れている。また、第2ダイヤモンド層34上に、複数個
の透明電極35が相互に適長間隔をおいて形成されてい
る。この透明電極35はその長手方向が第2ダイヤモン
ド層34の長手方向と直角になっている。そして、透明
電極35の1端部は絶縁層22上に延びている。
ヤモンド層34に接するようにして絶縁層22が形成さ
れている。また、第2ダイヤモンド層34上に、複数個
の透明電極35が相互に適長間隔をおいて形成されてい
る。この透明電極35はその長手方向が第2ダイヤモン
ド層34の長手方向と直角になっている。そして、透明
電極35の1端部は絶縁層22上に延びている。
【0078】このように構成された1次元ディスプレイ
の夫々の電極35に夫々独立に電圧を印加することによ
り、夫々の電極の位置の第2ダイヤモンド層34の部分
を発光させ、1次元ディスプレイとして動作させること
が可能になる。
の夫々の電極35に夫々独立に電圧を印加することによ
り、夫々の電極の位置の第2ダイヤモンド層34の部分
を発光させ、1次元ディスプレイとして動作させること
が可能になる。
【0079】また、図10に2次元ディスプレイの斜視
図を示す。この2次元ディスプレイは平面状の第1ダイ
ヤモンド層36上に形成されている。この第1ダイヤモ
ンド層36の端部にはオーミック電極39が一方向に延
びるように形成されている。また、第1ダイヤモンド層
36上には複数の第2ダイヤモンド層37が配列されて
いる。第2ダイヤモンド層37は平面視で正方形の板状
をなし、第1ダイヤモンド層36の縦方向及び横方向に
等間隔で離隔して配置されている。各第2ダイヤモンド
層37の上には透明電極38が形成されている。この透
明電極38は配線(図示せず)により夫々電源に接続さ
れており、各透明電極38に独立に電圧を印加すること
により、第2ダイヤモンド層37を独立に発光させるこ
とができ、2次元のディスプレイとして動作させること
ができる。
図を示す。この2次元ディスプレイは平面状の第1ダイ
ヤモンド層36上に形成されている。この第1ダイヤモ
ンド層36の端部にはオーミック電極39が一方向に延
びるように形成されている。また、第1ダイヤモンド層
36上には複数の第2ダイヤモンド層37が配列されて
いる。第2ダイヤモンド層37は平面視で正方形の板状
をなし、第1ダイヤモンド層36の縦方向及び横方向に
等間隔で離隔して配置されている。各第2ダイヤモンド
層37の上には透明電極38が形成されている。この透
明電極38は配線(図示せず)により夫々電源に接続さ
れており、各透明電極38に独立に電圧を印加すること
により、第2ダイヤモンド層37を独立に発光させるこ
とができ、2次元のディスプレイとして動作させること
ができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発光する第2ダイヤモンド層が1011cm-2以上の結晶
欠陥密度を有するので、多数の欠陥準位を介して多数の
電子とホールとを結合することができ、低駆動電圧で高
輝度の発光が得られるダイヤモンド発光素子を得ること
ができる。
発光する第2ダイヤモンド層が1011cm-2以上の結晶
欠陥密度を有するので、多数の欠陥準位を介して多数の
電子とホールとを結合することができ、低駆動電圧で高
輝度の発光が得られるダイヤモンド発光素子を得ること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るダイヤモンド発光
素子を示す断面図である。
素子を示す断面図である。
【図2】ダイヤモンド発光素子の発光スペクトルを示す
グラフ図である。
グラフ図である。
【図3】比較例のダイヤモンド発光素子を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】ダイヤモンド発光素子の発光スペクトルを示す
グラフ図である。
グラフ図である。
【図5】高配向性ダイヤモンド膜を説明するための模式
図である。
図である。
【図6】本発明の他の実施例のダイヤモンド発光素子を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例のダイヤモンド発光素
子を示す断面図である。
子を示す断面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例のダイヤモンド発光素
子を示す断面図である。
子を示す断面図である。
【図9】本発明を1次元ディスプレイに適用した例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図10】本発明を2次元ディスプレイに適用した例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図11】従来のEL構造のダイヤモンド発光素子を示
す断面図である。
す断面図である。
【図12】同じく他のダイヤモンド発光素子を示す断面
図である。
図である。
【図13】同じく他のダイヤモンド発光素子を示す断面
図である。
図である。
【図14】従来のEL構造のダイヤモンド発光素子を示
す断面図である。
す断面図である。
【図15】従来のMS構造のダイヤモンド発光素子を示
す断面図である。
す断面図である。
【図16】従来のMIS構造のダイヤモンド発光素子を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図17】従来の他のダイヤモンド発光素子を示す断面
図である。
図である。
【図18】同じく他のダイヤモンド発光素子を示す断面
図である。
図である。
【図19】同じく他のダイヤモンド発光素子を示す断面
図である。
図である。
【図20】同じく他のダイヤモンド発光素子を示す断面
図である。
図である。
1;銅板 2,32,36,60;導電性基板 3,33,37;第1ダイヤモンド層 4,34;第2ダイヤモンド層 5;第2電極 6;電源 10,20,58,60;基板 11,35,38,57;透明電極 12,22,53,55;絶縁層 13;ダイヤモンド層 14;Al電極 21,39;オーミック電極 51,61;ダイヤモンド発光層 52;電極 54;半導体ダイヤモンド発光層 56,62;金属電極 57;絶縁性ダイヤモンド層 59;アンドープ絶縁性ダイヤモンド層 63;低抵抗膜 64;絶縁膜又は半導体膜
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体の第1ダイヤモンド層と、この半
導体第1ダイヤモンド層に積層された第2ダイヤモンド
層と、前記第1及び第2ダイヤモンド層に個別に給電す
る第1及び第2電極とを有し、前記第2ダイヤモンド層
は1011cm-2以上の欠陥密度を有することを特徴とす
るダイヤモンド発光素子。 - 【請求項2】 前記第2ダイヤモンド層には、B、L
i、Be、O、F、P、Si、N、As及びAlからな
る群から選択された少なくとも1種の不純物がドーピン
グされていることを特徴とする請求項1に記載のダイヤ
モンド発光素子。 - 【請求項3】 前記第2ダイヤモンド層の厚さは、0.
001乃至100μmであることを特徴とする請求項1
又は2に記載のダイヤモンド発光素子。 - 【請求項4】 前記第1ダイヤモンド層は1019cm-3
以上のBを含む半導体層であることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか1項に記載のダイヤモンド発光素
子。 - 【請求項5】 前記第1電極は前記第1ダイヤモンド層
に接触するオーミック電極であることを特徴とする請求
項1乃至4のいずれか1項に記載のダイヤモンド発光素
子。 - 【請求項6】 前記第1ダイヤモンド層は導電性基板の
上に形成されており、前記第1電極は前記導電性基板に
より構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の
いずれか1項に記載のダイヤモンド発光素子。 - 【請求項7】 前記第1及び第2ダイヤモンド層並びに
第1及び第2電極は、その一部又は全面がアンドープダ
イヤモンド、酸化珪素、酸化アルミニウム、窒化硼素、
窒化珪素及び窒化アルミニウムからなる群から選択され
た少なくとも1種の材料からなる単層又は積層膜の絶縁
性保護膜により被覆されていることを特徴とする請求項
1乃至6のいずれか1項に記載のダイヤモンド発光素
子。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6920194A JPH07283434A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | ダイヤモンド発光素子 |
| US08/598,618 US5612548A (en) | 1994-04-07 | 1996-02-12 | Diamond light-emitting element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6920194A JPH07283434A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | ダイヤモンド発光素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283434A true JPH07283434A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13395883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6920194A Pending JPH07283434A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | ダイヤモンド発光素子 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5612548A (ja) |
| JP (1) | JPH07283434A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10144474A (ja) * | 1996-11-15 | 1998-05-29 | Kobe Steel Ltd | ダイヤモンド膜を有する発光素子及び平面パネルディスプレイ |
| WO1999034646A1 (fr) * | 1997-12-29 | 1999-07-08 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Dispositif emetteur de rayons ultraviolets a diamant par injection de courant |
| JP2003092455A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Japan Science & Technology Corp | 半導体レーザ |
| JP2006222391A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Kobe Steel Ltd | ダイヤモンド紫外線発光素子 |
| JP2009033076A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Akitomo Tejima | ダイヤモンド発光素子 |
| WO2023228269A1 (ja) * | 2022-05-24 | 2023-11-30 | 日本電信電話株式会社 | 光増幅器および光増幅方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2790207B1 (en) * | 2005-06-20 | 2016-01-06 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Diamond semiconductor element and process for producing the same |
| US20080048192A1 (en) * | 2006-08-22 | 2008-02-28 | Chien-Min Sung | LED devices and associated methods |
| JP5244703B2 (ja) * | 2009-05-22 | 2013-07-24 | 昭和電工株式会社 | 発光ダイオード及び発光ダイオードランプ、並びに照明装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2961812B2 (ja) * | 1990-05-17 | 1999-10-12 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6920194A patent/JPH07283434A/ja active Pending
-
1996
- 1996-02-12 US US08/598,618 patent/US5612548A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10144474A (ja) * | 1996-11-15 | 1998-05-29 | Kobe Steel Ltd | ダイヤモンド膜を有する発光素子及び平面パネルディスプレイ |
| WO1999034646A1 (fr) * | 1997-12-29 | 1999-07-08 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Dispositif emetteur de rayons ultraviolets a diamant par injection de courant |
| US6433474B1 (en) | 1997-12-29 | 2002-08-13 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Current injection-type diamond ultraviolet light-emitting device |
| JP2003092455A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Japan Science & Technology Corp | 半導体レーザ |
| JP2006222391A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Kobe Steel Ltd | ダイヤモンド紫外線発光素子 |
| JP2009033076A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Akitomo Tejima | ダイヤモンド発光素子 |
| WO2023228269A1 (ja) * | 2022-05-24 | 2023-11-30 | 日本電信電話株式会社 | 光増幅器および光増幅方法 |
| JPWO2023228269A1 (ja) * | 2022-05-24 | 2023-11-30 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5612548A (en) | 1997-03-18 |
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