JPH07283611A - 誘電体共振器装置 - Google Patents
誘電体共振器装置Info
- Publication number
- JPH07283611A JPH07283611A JP7310994A JP7310994A JPH07283611A JP H07283611 A JPH07283611 A JP H07283611A JP 7310994 A JP7310994 A JP 7310994A JP 7310994 A JP7310994 A JP 7310994A JP H07283611 A JPH07283611 A JP H07283611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric resonator
- dielectric
- substrate
- conductor
- resonators
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を増大させず、製造コストを下げ、
小型で且つ特性の設定または調整が容易な誘電体共振器
装置を提供する。 【構成】 複数の誘電体共振器R1,R2,R3を基板
20上に接合し、基板20に設けた補助導体を介して各
誘電体共振器間を結合させ、基板20に設けた補助導体
の一部を回路基板などに表面実装する際の信号入出力導
体として用いる。 【効果】 従来のシールド用金属ケースや取り付けブラ
ケットが不要であり、製造コストが安く、小型で且つ種
々の段数の共振器を持つ誘電体共振器装置を、それぞれ
の段数の共振器に専用の金型を必要とせずに容易に製造
することができ、さらに、各共振器の共振周波数と共振
器間の結合度とを互いに独立して設定または調整できる
誘電体共振器装置が得られる。
小型で且つ特性の設定または調整が容易な誘電体共振器
装置を提供する。 【構成】 複数の誘電体共振器R1,R2,R3を基板
20上に接合し、基板20に設けた補助導体を介して各
誘電体共振器間を結合させ、基板20に設けた補助導体
の一部を回路基板などに表面実装する際の信号入出力導
体として用いる。 【効果】 従来のシールド用金属ケースや取り付けブラ
ケットが不要であり、製造コストが安く、小型で且つ種
々の段数の共振器を持つ誘電体共振器装置を、それぞれ
の段数の共振器に専用の金型を必要とせずに容易に製造
することができ、さらに、各共振器の共振周波数と共振
器間の結合度とを互いに独立して設定または調整できる
誘電体共振器装置が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の誘電体共振器
で構成した誘電体共振器装置に関する。
で構成した誘電体共振器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の誘電体共振器を組み合
わせて1つの誘電体共振器装置を構成したものとして、
複数の誘電体同軸共振器の内導体形成孔に結合端子を挿
入し、これとは別に誘電体基板に各種導体を設けて結合
容量を形成し、これらの複数の誘電体同軸共振器と結合
用基板を1つの金属ケース内に配置するとともに、各誘
電体同軸共振器の内導体形成孔に挿入した結合端子を結
合基板の各導体に半田付けして構成したものがある。ま
た、個別の誘電体共振器を用いるのではなく、直方体形
状の誘電体ブロックの内部に複数の内導体を設け、外面
に外導体とともに信号入出力導体を形成して、複数段の
共振器から成る誘電体同軸共振器を構成したものもあ
る。
わせて1つの誘電体共振器装置を構成したものとして、
複数の誘電体同軸共振器の内導体形成孔に結合端子を挿
入し、これとは別に誘電体基板に各種導体を設けて結合
容量を形成し、これらの複数の誘電体同軸共振器と結合
用基板を1つの金属ケース内に配置するとともに、各誘
電体同軸共振器の内導体形成孔に挿入した結合端子を結
合基板の各導体に半田付けして構成したものがある。ま
た、個別の誘電体共振器を用いるのではなく、直方体形
状の誘電体ブロックの内部に複数の内導体を設け、外面
に外導体とともに信号入出力導体を形成して、複数段の
共振器から成る誘電体同軸共振器を構成したものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の誘電体共振器装
置では部品点数が非常に多くて全体に大型であり、また
組み立て工数が多いため製造コストも嵩むといった欠点
がある。後者の誘電体共振器装置ではシールド用の金属
ケースや回路基板に実装する際の取り付けブラケットも
不要であり表面実装が容易であるが、共振器の数の異な
るものを得ようとすれば、それぞれの金型を用意する必
要があった。そのため、多種類の特性の異なる誘電体共
振器装置を製造する場合には、多数の金型を必要とし、
製造コストが嵩む問題があった。また、各金型の寸法お
よび形状によって共振器間の距離などが決定されるた
め、それぞれの共振器間の結合度の設定が容易ではな
く、しかも各共振器間の結合度の設定または調整と各共
振器の共振周波数の設定または調整が、その構造上相互
に関連しており、一方が変わると他方も変わり、双方を
独立して設定または調整するのが容易ではなかった。
置では部品点数が非常に多くて全体に大型であり、また
組み立て工数が多いため製造コストも嵩むといった欠点
がある。後者の誘電体共振器装置ではシールド用の金属
ケースや回路基板に実装する際の取り付けブラケットも
不要であり表面実装が容易であるが、共振器の数の異な
るものを得ようとすれば、それぞれの金型を用意する必
要があった。そのため、多種類の特性の異なる誘電体共
振器装置を製造する場合には、多数の金型を必要とし、
製造コストが嵩む問題があった。また、各金型の寸法お
よび形状によって共振器間の距離などが決定されるた
め、それぞれの共振器間の結合度の設定が容易ではな
く、しかも各共振器間の結合度の設定または調整と各共
振器の共振周波数の設定または調整が、その構造上相互
に関連しており、一方が変わると他方も変わり、双方を
独立して設定または調整するのが容易ではなかった。
【0004】この発明の目的は、このような従来の問題
を解消するものであり、部品点数を増大させず、製造コ
ストを下げ、小型で且つ特性の設定または調整が容易な
誘電体共振器装置を提供することにある。
を解消するものであり、部品点数を増大させず、製造コ
ストを下げ、小型で且つ特性の設定または調整が容易な
誘電体共振器装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る誘電体共振器装置は、複数の誘電体共振器を基板上に
配置した誘電体共振器装置であって、各誘電体共振器
は、内部に内導体を有し、互いに対向する第1面と第2
面およびこの第1面と第2面間に延びる側面に外導体を
有し、且つその一側面にのみ前記内導体との間で静電容
量を形成する結合用導体を有して成り、前記基板は、各
誘電体共振器の前記結合用導体に導通して誘電体共振器
間を結合させ、一部を外部に対する信号入出力導体とし
て用いる複数の補助導体を有して成り、隣接する誘電体
共振器の側面同士を近接させた状態でこれらの複数の誘
電体共振器を前記基板上に接合したことを特徴とする。
る誘電体共振器装置は、複数の誘電体共振器を基板上に
配置した誘電体共振器装置であって、各誘電体共振器
は、内部に内導体を有し、互いに対向する第1面と第2
面およびこの第1面と第2面間に延びる側面に外導体を
有し、且つその一側面にのみ前記内導体との間で静電容
量を形成する結合用導体を有して成り、前記基板は、各
誘電体共振器の前記結合用導体に導通して誘電体共振器
間を結合させ、一部を外部に対する信号入出力導体とし
て用いる複数の補助導体を有して成り、隣接する誘電体
共振器の側面同士を近接させた状態でこれらの複数の誘
電体共振器を前記基板上に接合したことを特徴とする。
【0006】請求項2に係る誘電体共振器装置は、請求
項1記載のものにおいて、前記基板を多層配線基板から
構成し、その多層配線基板の内層に前記補助導体を設け
たことを特徴とする。
項1記載のものにおいて、前記基板を多層配線基板から
構成し、その多層配線基板の内層に前記補助導体を設け
たことを特徴とする。
【0007】請求項3に係る誘電体共振器装置は、請求
項1または2記載のものにおいて、前記補助導体をイン
ダクタンス素子またはキャパシタンス素子として形成し
たことを特徴とする。
項1または2記載のものにおいて、前記補助導体をイン
ダクタンス素子またはキャパシタンス素子として形成し
たことを特徴とする。
【0008】請求項4に係る誘電体共振器装置は、請求
項1、2または3記載のものにおいて、前記結合用導体
を各誘電体共振器毎に複数個設けるとともに、同一の誘
電体共振器における各結合用導体の面積を異ならせたこ
とを特徴とする。
項1、2または3記載のものにおいて、前記結合用導体
を各誘電体共振器毎に複数個設けるとともに、同一の誘
電体共振器における各結合用導体の面積を異ならせたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明の請求項1に係る誘電体共振器装置で
は、複数の誘電体共振器が基板上に配置されることによ
って1つの誘電体共振器装置を構成する。各誘電体共振
器の内部には内導体が形成され、互いに対向する第1面
と第2面およびこの第1面と第2面間に延びる側面に外
導体が形成され、且つその1側面にのみ内導体との間で
静電容量を形成する結合用導体が形成されている。一方
の基板には複数の補助導体が形成されていて、隣接する
誘電体共振器の側面同士が近接する状態で複数の誘電体
共振器が基板上に接合された状態で、基板に設けた補助
導体は各誘電体共振器の結合用導体に導通して、誘電体
共振器間を結合させるとともに、その一部は外部に対す
る信号入出力導体として作用する。このように各誘電体
共振器は個別に構成されるため、各段の共振器の共振器
周波数と共振器間の結合度をそれぞれ独立して個別に容
易に設定または調整することができる。しかも誘電体共
振器装置自体をそのまま実装基板に表面実装することが
できるため、従来のようなシールド用金属ケースや取り
付けブラケットも不要となる。
は、複数の誘電体共振器が基板上に配置されることによ
って1つの誘電体共振器装置を構成する。各誘電体共振
器の内部には内導体が形成され、互いに対向する第1面
と第2面およびこの第1面と第2面間に延びる側面に外
導体が形成され、且つその1側面にのみ内導体との間で
静電容量を形成する結合用導体が形成されている。一方
の基板には複数の補助導体が形成されていて、隣接する
誘電体共振器の側面同士が近接する状態で複数の誘電体
共振器が基板上に接合された状態で、基板に設けた補助
導体は各誘電体共振器の結合用導体に導通して、誘電体
共振器間を結合させるとともに、その一部は外部に対す
る信号入出力導体として作用する。このように各誘電体
共振器は個別に構成されるため、各段の共振器の共振器
周波数と共振器間の結合度をそれぞれ独立して個別に容
易に設定または調整することができる。しかも誘電体共
振器装置自体をそのまま実装基板に表面実装することが
できるため、従来のようなシールド用金属ケースや取り
付けブラケットも不要となる。
【0010】請求項2に係る誘電体共振器装置では、多
層配線基板の内層に前記補助導体が設けられているた
め、基板上に複数の誘電体共振器が接合された状態で、
各誘電体共振器の結合用導体間が多層配線基板の内層を
介して接続(結合)される。そのため、複数の誘電体共
振器が対向する基板表面に設けられている他の導体の影
響を受けずに、各誘電体共振器の結合用導体間が接続
(結合)される。
層配線基板の内層に前記補助導体が設けられているた
め、基板上に複数の誘電体共振器が接合された状態で、
各誘電体共振器の結合用導体間が多層配線基板の内層を
介して接続(結合)される。そのため、複数の誘電体共
振器が対向する基板表面に設けられている他の導体の影
響を受けずに、各誘電体共振器の結合用導体間が接続
(結合)される。
【0011】請求項3に係る誘電体共振器装置では、前
記補助導体はインダクタンス素子またはキャパシタンス
素子として作用し、誘電体共振器間がインダクタンス素
子またはキャパシタンス素子を介して結合される。これ
により例えば有極の帯域通過フィルタが構成される。
記補助導体はインダクタンス素子またはキャパシタンス
素子として作用し、誘電体共振器間がインダクタンス素
子またはキャパシタンス素子を介して結合される。これ
により例えば有極の帯域通過フィルタが構成される。
【0012】請求項4に係る誘電体共振器装置では、各
誘電体共振器における結合用導体の面積に応じて結合用
導体と内導体間の静電容量が定まるため、結合用導体の
面積によって、その結合用導体が形成された誘電体共振
器と他の誘電体共振器間の結合容量の設定または調整を
行うことができる。
誘電体共振器における結合用導体の面積に応じて結合用
導体と内導体間の静電容量が定まるため、結合用導体の
面積によって、その結合用導体が形成された誘電体共振
器と他の誘電体共振器間の結合容量の設定または調整を
行うことができる。
【0013】
【実施例】第1の実施例である誘電体共振器装置の構成
を図1〜図7に示す。
を図1〜図7に示す。
【0014】図1は誘電体共振器装置の外観斜視図であ
る。図1においてR1,R2,R3はそれぞれ個別の誘
電体共振器、20はこれらの誘電体共振器を接合する基
板である。
る。図1においてR1,R2,R3はそれぞれ個別の誘
電体共振器、20はこれらの誘電体共振器を接合する基
板である。
【0015】図2は図1に示した3つの誘電体共振器の
構造を示す代表する1つの誘電体共振器の外観斜視図で
ある。このように各誘電体共振器は角柱状の誘電体の内
部に軸方向に内導体形成孔2を設け、誘電体の外面に外
導体6を形成して成る。
構造を示す代表する1つの誘電体共振器の外観斜視図で
ある。このように各誘電体共振器は角柱状の誘電体の内
部に軸方向に内導体形成孔2を設け、誘電体の外面に外
導体6を形成して成る。
【0016】図3は図2に示した誘電体共振器の構造を
示す平面図である。図3において(S1),(S6),
(S5),(S4)は図2に示した1つの誘電体共振器
の各面S1,S6,S5,S4からそれぞれ見た平面図
である。このように誘電体の第1面S1とこれに対向す
る第2面S2および第1面S1と第2面S2間に延びる
四側面S3,S4,S5,S6にそれぞれ外導体を形成
し、誘電体の内部には内周面に内導体を形成した内導体
形成孔2を設けている。また一側面S5には外導体6か
ら絶縁状態で結合用導体7,8を形成している。
示す平面図である。図3において(S1),(S6),
(S5),(S4)は図2に示した1つの誘電体共振器
の各面S1,S6,S5,S4からそれぞれ見た平面図
である。このように誘電体の第1面S1とこれに対向す
る第2面S2および第1面S1と第2面S2間に延びる
四側面S3,S4,S5,S6にそれぞれ外導体を形成
し、誘電体の内部には内周面に内導体を形成した内導体
形成孔2を設けている。また一側面S5には外導体6か
ら絶縁状態で結合用導体7,8を形成している。
【0017】図4は基板の平面図であり、(A)は誘電
体共振器の接合面、(B)は基板の左側面、(C)は基
板の底面、(D)は基板の右側面をそれぞれ示す。基板
20の上下面および端面のほぼ全面にはアース導体21
を形成していて、上面に補助導体24,25を、また上
面から端面を介して下面にかけて補助導体22,23を
それぞれアース導体21から絶縁状態で形成している。
この4つの補助導体22,23,24,25は3つの誘
電体共振器の各結合用導体と電気的に接続する。このう
ち特に補助導体22,23は回路基板などに対する信号
入出力導体としても用いる。
体共振器の接合面、(B)は基板の左側面、(C)は基
板の底面、(D)は基板の右側面をそれぞれ示す。基板
20の上下面および端面のほぼ全面にはアース導体21
を形成していて、上面に補助導体24,25を、また上
面から端面を介して下面にかけて補助導体22,23を
それぞれアース導体21から絶縁状態で形成している。
この4つの補助導体22,23,24,25は3つの誘
電体共振器の各結合用導体と電気的に接続する。このう
ち特に補助導体22,23は回路基板などに対する信号
入出力導体としても用いる。
【0018】図5は図1に示した誘電体共振器装置のY
1−Y1部分の断面図である。このように誘電体1の中
心には内導体形成孔2を設けていて、その内面に内導体
非形成部5により分離した内導体3,4を形成し、内導
体3,4間にストレー容量Csを形成している。この例
では、内導体3は誘電体の第2面S2を短絡面、内導体
非形成部5を開放端とするλ/4長共振導体として作用
する。
1−Y1部分の断面図である。このように誘電体1の中
心には内導体形成孔2を設けていて、その内面に内導体
非形成部5により分離した内導体3,4を形成し、内導
体3,4間にストレー容量Csを形成している。この例
では、内導体3は誘電体の第2面S2を短絡面、内導体
非形成部5を開放端とするλ/4長共振導体として作用
する。
【0019】図6は図1に示した誘電体共振器装置のY
2−Y2部分の断面図である。このように各誘電体共振
器の内導体3の開放端付近と結合用導体7,8間にそれ
ぞれ静電容量が生じる。また、誘電体共振器R1の結合
用導体7,8は基板側の補助導体22,24に導通さ
せ、誘電体共振器R2の結合用導体7,8は基板側の補
助導体24,25に導通させ、誘電体共振器R3の結合
用導体7,8は基板側の補助導体25,23に導通させ
ている。基板20としてはセラミック基板やガラス・エ
ポキシ基板などを用いるが、セラミック基板に対して誘
電体共振器を接合する場合は、無機系の導電性ペースト
を塗布して乾燥硬化後、焼き付ければよく、ガラス・エ
ポキシ基板に対して誘電体共振器を接合する場合には、
高温半田ペースト(クリーム半田)を用いて両者を接合
し、その後加熱することにより半田溶融接合を行えばよ
い。
2−Y2部分の断面図である。このように各誘電体共振
器の内導体3の開放端付近と結合用導体7,8間にそれ
ぞれ静電容量が生じる。また、誘電体共振器R1の結合
用導体7,8は基板側の補助導体22,24に導通さ
せ、誘電体共振器R2の結合用導体7,8は基板側の補
助導体24,25に導通させ、誘電体共振器R3の結合
用導体7,8は基板側の補助導体25,23に導通させ
ている。基板20としてはセラミック基板やガラス・エ
ポキシ基板などを用いるが、セラミック基板に対して誘
電体共振器を接合する場合は、無機系の導電性ペースト
を塗布して乾燥硬化後、焼き付ければよく、ガラス・エ
ポキシ基板に対して誘電体共振器を接合する場合には、
高温半田ペースト(クリーム半田)を用いて両者を接合
し、その後加熱することにより半田溶融接合を行えばよ
い。
【0020】図7は図1および図6に示した誘電体共振
器装置の等価回路図である。ここでCsは各誘電体共振
器の内導体3−4間に生じるストレー容量である。また
Ce,C12,C21,C23,C32,Ceは図6に
示した各内導体と結合用導体間に生じる静電容量であ
る。このようにして3つの誘電体共振器を結合して成る
3段の帯域通過フィルタとして作用する誘電体共振器装
置を得る。
器装置の等価回路図である。ここでCsは各誘電体共振
器の内導体3−4間に生じるストレー容量である。また
Ce,C12,C21,C23,C32,Ceは図6に
示した各内導体と結合用導体間に生じる静電容量であ
る。このようにして3つの誘電体共振器を結合して成る
3段の帯域通過フィルタとして作用する誘電体共振器装
置を得る。
【0021】次に第2の実施例である誘電体共振器装置
の構成を図8〜図12に示す。
の構成を図8〜図12に示す。
【0022】図8は誘電体共振器装置の外観斜視図であ
る。図8においてR1,R2,R3はそれぞれ個別の誘
電体共振器、20はこれらの誘電体共振器を接合する基
板である。
る。図8においてR1,R2,R3はそれぞれ個別の誘
電体共振器、20はこれらの誘電体共振器を接合する基
板である。
【0023】図9は図8に示した3つの誘電体共振器の
構造を示す代表する1つの誘電体共振器の外観斜視図で
ある。このように各誘電体共振器は角柱状の誘電体の内
部に軸方向に内導体形成孔2を設け、誘電体の外面に外
導体6を形成して成る。
構造を示す代表する1つの誘電体共振器の外観斜視図で
ある。このように各誘電体共振器は角柱状の誘電体の内
部に軸方向に内導体形成孔2を設け、誘電体の外面に外
導体6を形成して成る。
【0024】図10は図9に示した誘電体共振器の構造
を示す平面図である。図10において(S1),(S
6),(S5),(S4)は図9に示した1つの誘電体
共振器の各面S1,S6,S5,S4からそれぞれ見た
平面図である。このように誘電体の第1面S1とこれに
対向する第2面S2および第1面S1と第2面S2間に
延びる四側面S3,S4,S5,S6にそれぞれ外導体
を形成し、誘電体の内部には内周面に内導体を形成した
内導体形成孔2を設けている。また一側面S5には外導
体6から絶縁状態で結合用導体7,8を形成している。
第1の実施例として図3に示した例と異なり、この第2
の実施例では側面S5において結合用導体7,8の周囲
に外導体が取り囲むように形成し、側面S6およびS4
には全面に外導体を形成している。
を示す平面図である。図10において(S1),(S
6),(S5),(S4)は図9に示した1つの誘電体
共振器の各面S1,S6,S5,S4からそれぞれ見た
平面図である。このように誘電体の第1面S1とこれに
対向する第2面S2および第1面S1と第2面S2間に
延びる四側面S3,S4,S5,S6にそれぞれ外導体
を形成し、誘電体の内部には内周面に内導体を形成した
内導体形成孔2を設けている。また一側面S5には外導
体6から絶縁状態で結合用導体7,8を形成している。
第1の実施例として図3に示した例と異なり、この第2
の実施例では側面S5において結合用導体7,8の周囲
に外導体が取り囲むように形成し、側面S6およびS4
には全面に外導体を形成している。
【0025】図11は基板の平面図であり、(A)は誘
電体共振器の接合面、(B)は基板の左側面、(C)は
基板の底面、(D)は基板の右側面をそれぞれ示す。基
板20の上下面および端面のほぼ全面にはアース導体2
1を形成していて、上面に補助導体24,25,26,
27,28,29を、また端面から下面にかけて補助導
体22,23をそれぞれアース導体21から絶縁状態で
形成している。この6つの補助導体24,25,26,
27,28,29は3つの誘電体共振器の各結合用導体
と電気的に接続する。補助導体22,23は回路基板な
どに対する信号入出力導体として用いる。
電体共振器の接合面、(B)は基板の左側面、(C)は
基板の底面、(D)は基板の右側面をそれぞれ示す。基
板20の上下面および端面のほぼ全面にはアース導体2
1を形成していて、上面に補助導体24,25,26,
27,28,29を、また端面から下面にかけて補助導
体22,23をそれぞれアース導体21から絶縁状態で
形成している。この6つの補助導体24,25,26,
27,28,29は3つの誘電体共振器の各結合用導体
と電気的に接続する。補助導体22,23は回路基板な
どに対する信号入出力導体として用いる。
【0026】図12は図8に示した誘電体共振器装置の
Y−Y部分の断面図である。このように各誘電体共振器
の内導体3の開放端付近と結合用導体7,8間にそれぞ
れ静電容量が生じる。一方、基板20は多層配線基板で
あり、その上層に補助導体24,25,26,27,2
8,29などを形成し、内層に補助導体30,31,3
2,33を形成し、さらに下層に補助導体22,23お
よびアース導体21を形成している。図に示すように上
層の補助導体24,29はビアホールを介して内層の補
助導体30,33に接続している。また上層の補助導体
25,26はそれぞれビアホールを介して中層の補助導
体31に接続し、同様に補助導体27,28はそれぞれ
ビアホールを介して中層の補助導体32に接続してい
る。この多層配線基板20は、例えばセラミックグリー
ンシートへ所定パターンの導電ペーストを印刷して積層
後に焼成することにより構成する。
Y−Y部分の断面図である。このように各誘電体共振器
の内導体3の開放端付近と結合用導体7,8間にそれぞ
れ静電容量が生じる。一方、基板20は多層配線基板で
あり、その上層に補助導体24,25,26,27,2
8,29などを形成し、内層に補助導体30,31,3
2,33を形成し、さらに下層に補助導体22,23お
よびアース導体21を形成している。図に示すように上
層の補助導体24,29はビアホールを介して内層の補
助導体30,33に接続している。また上層の補助導体
25,26はそれぞれビアホールを介して中層の補助導
体31に接続し、同様に補助導体27,28はそれぞれ
ビアホールを介して中層の補助導体32に接続してい
る。この多層配線基板20は、例えばセラミックグリー
ンシートへ所定パターンの導電ペーストを印刷して積層
後に焼成することにより構成する。
【0027】図12に示すように、3つの誘電体共振器
R1,R2,R3を基板20上に接合することによっ
て、誘電体共振器R1の結合用導体7,8は基板側の補
助導体24,25に導通し、誘電体共振器R2の結合用
導体7,8は基板側の補助導体26,27に導通し、誘
電体共振器R3の結合用導体7,8は基板側の補助導体
28,29に導通する。このように構成したことによ
り、各誘電体共振器の結合用導体の形成面において、そ
の結合用導体の周囲に外導体が存在する場合であって
も、基板20の中層に設けた補助導体を介して、隣接す
る誘電体共振器間が容量結合する。これにより、図7と
同様の等価回路図で示される誘電体共振器装置を得る。
R1,R2,R3を基板20上に接合することによっ
て、誘電体共振器R1の結合用導体7,8は基板側の補
助導体24,25に導通し、誘電体共振器R2の結合用
導体7,8は基板側の補助導体26,27に導通し、誘
電体共振器R3の結合用導体7,8は基板側の補助導体
28,29に導通する。このように構成したことによ
り、各誘電体共振器の結合用導体の形成面において、そ
の結合用導体の周囲に外導体が存在する場合であって
も、基板20の中層に設けた補助導体を介して、隣接す
る誘電体共振器間が容量結合する。これにより、図7と
同様の等価回路図で示される誘電体共振器装置を得る。
【0028】次に、第3の実施例である誘電体共振器装
置の構成を図13〜図15に示す。
置の構成を図13〜図15に示す。
【0029】図13は第2の実施例において示した図1
2に対応する誘電体共振器装置の断面図である。第2の
実施例で示した誘電体共振器装置と異なる点は、基板2
0の構造である。即ちこの第3の実施例では、基板20
の内層に補助導体31,32を形成するとともに、両補
助導体に対向する位置の他の内層に補助導体34を形成
している。この構造により、補助導体31−34間およ
び32−34間にそれぞれ静電容量を形成している。
2に対応する誘電体共振器装置の断面図である。第2の
実施例で示した誘電体共振器装置と異なる点は、基板2
0の構造である。即ちこの第3の実施例では、基板20
の内層に補助導体31,32を形成するとともに、両補
助導体に対向する位置の他の内層に補助導体34を形成
している。この構造により、補助導体31−34間およ
び32−34間にそれぞれ静電容量を形成している。
【0030】図14は図13に示した誘電体共振器装置
の等価回路図である。図14においてCsは各誘電体共
振器の共振導体として作用する内導体の先端に生じるス
トレー容量である。またCe,C12,C21,C2
3,C32,Ceは図13に示した各内導体と結合用導
体間に生じる静電容量、C122は補助導体31−34
間に生じる静電容量、C233は補助導体32−34間
に生じる静電容量である。このようにして、3つの誘電
体共振器を静電容量を介して順次結合させるとともに、
1段目と3段目を静電容量C122およびC233を介
して結合させたことにより、通過帯域の低域側に減衰極
が生じる。
の等価回路図である。図14においてCsは各誘電体共
振器の共振導体として作用する内導体の先端に生じるス
トレー容量である。またCe,C12,C21,C2
3,C32,Ceは図13に示した各内導体と結合用導
体間に生じる静電容量、C122は補助導体31−34
間に生じる静電容量、C233は補助導体32−34間
に生じる静電容量である。このようにして、3つの誘電
体共振器を静電容量を介して順次結合させるとともに、
1段目と3段目を静電容量C122およびC233を介
して結合させたことにより、通過帯域の低域側に減衰極
が生じる。
【0031】図15はその周波数対減衰量の特性を示
す。このようにして通過帯域の低域側を急峻に減衰させ
る帯域通過フィルタとして作用する誘電体共振器装置を
得る。
す。このようにして通過帯域の低域側を急峻に減衰させ
る帯域通過フィルタとして作用する誘電体共振器装置を
得る。
【0032】なお、第3の実施例では、キャパシタンス
素子として作用する補助導体を基板の内層に設けた例を
示したが、キャパシタンス素子として作用する補助導体
を基板の上層に設け、各誘電体共振器にはキャパシタン
ス素子として作用する補助導体部分に対向する領域を除
いて外導体を形成するようにしてもよい。
素子として作用する補助導体を基板の内層に設けた例を
示したが、キャパシタンス素子として作用する補助導体
を基板の上層に設け、各誘電体共振器にはキャパシタン
ス素子として作用する補助導体部分に対向する領域を除
いて外導体を形成するようにしてもよい。
【0033】次に、第4の実施例である誘電体共振器装
置の構成を図16〜図19に示す。
置の構成を図16〜図19に示す。
【0034】図16は第2の実施例において示した図1
2に対応する誘電体共振器装置の断面図である。第2の
実施例で示した誘電体共振器装置と異なる点は、基板2
0の構造である。即ちこの第4の実施例では、基板20
の内層に補助導体31,32を形成するとともに、両補
助導体間にインダクタンス素子として作用する補助導体
35を形成している。
2に対応する誘電体共振器装置の断面図である。第2の
実施例で示した誘電体共振器装置と異なる点は、基板2
0の構造である。即ちこの第4の実施例では、基板20
の内層に補助導体31,32を形成するとともに、両補
助導体間にインダクタンス素子として作用する補助導体
35を形成している。
【0035】図17は基板20の内層における補助導体
の形状を示す平面図である。このように補助導体31−
32間にインダクタンス素子とし作用する補助導体35
を形成する。
の形状を示す平面図である。このように補助導体31−
32間にインダクタンス素子とし作用する補助導体35
を形成する。
【0036】図18はこの第4の実施例に係る誘電体共
振器装置の等価回路図である。図18においてLは上記
補助導体35によるインダクタンス素子である。その他
の構成は図14に示したものと同様である。このように
して、3つの誘電体共振器を静電容量を介して順次結合
させるとともに、1段目と3段目をインダクタンス素子
Lを介して結合させたことにより、通過帯域の高域側に
減衰極が生じる。
振器装置の等価回路図である。図18においてLは上記
補助導体35によるインダクタンス素子である。その他
の構成は図14に示したものと同様である。このように
して、3つの誘電体共振器を静電容量を介して順次結合
させるとともに、1段目と3段目をインダクタンス素子
Lを介して結合させたことにより、通過帯域の高域側に
減衰極が生じる。
【0037】図19はその周波数対減衰量の特性を示
す。このようにして通過帯域の高域側を急峻に減衰させ
る帯域通過フィルタとして作用する誘電体共振器装置を
得る。
す。このようにして通過帯域の高域側を急峻に減衰させ
る帯域通過フィルタとして作用する誘電体共振器装置を
得る。
【0038】なお、第4の実施例では、インダクタンス
素子として作用する補助導体を基板の内層に設けた例を
示したが、インダクタンス素子として作用する補助導体
を基板の上層に設け、各誘電体共振器にはインダクタン
ス素子として作用する補助導体部分に対向する領域を除
いて外導体を形成するようにしてもよい。
素子として作用する補助導体を基板の内層に設けた例を
示したが、インダクタンス素子として作用する補助導体
を基板の上層に設け、各誘電体共振器にはインダクタン
ス素子として作用する補助導体部分に対向する領域を除
いて外導体を形成するようにしてもよい。
【0039】次に第5の実施例である誘電体共振器装置
の構成を図20〜図21に示す。
の構成を図20〜図21に示す。
【0040】図20は第2の実施例として示した図10
に対応する誘電体共振器の各面の平面図である。図10
に示した例と異なる点は、補助導体7,8を誘電体共振
器の配列方向に配置するのではなく、内導体の軸方向に
配置していることである。
に対応する誘電体共振器の各面の平面図である。図10
に示した例と異なる点は、補助導体7,8を誘電体共振
器の配列方向に配置するのではなく、内導体の軸方向に
配置していることである。
【0041】図21は第2の実施例として図11に示し
た図に対応する基板の各面の平面図である。このように
誘電体共振器側の結合用導体の位置に応じて、基板側の
補助導体24,25,26,27,28,29の位置を
それぞれ定め、基板20の内層において補助導体30,
31,32,33を設け、補助導体30により補助導体
25−22間を接続し、補助導体31により補助導体2
4−27間を接続し、補助導体32により補助導体26
−29間を接続し、さらに補助導体33により補助導体
28−23間をそれぞれ接続している。このように構成
することによって、隣接する誘電体共振器間が容量結合
し、図7と同様の等価回路図で示される誘電体共振器装
置を得る。
た図に対応する基板の各面の平面図である。このように
誘電体共振器側の結合用導体の位置に応じて、基板側の
補助導体24,25,26,27,28,29の位置を
それぞれ定め、基板20の内層において補助導体30,
31,32,33を設け、補助導体30により補助導体
25−22間を接続し、補助導体31により補助導体2
4−27間を接続し、補助導体32により補助導体26
−29間を接続し、さらに補助導体33により補助導体
28−23間をそれぞれ接続している。このように構成
することによって、隣接する誘電体共振器間が容量結合
し、図7と同様の等価回路図で示される誘電体共振器装
置を得る。
【0042】次に、第6の実施例である誘電体共振器装
置の構成を図22に示す。図22は第1の実施例として
示した図3に対応する誘電体共振器の各面の平面図であ
る。このように補助導体7,8の面積が異なるように予
め設定することによって、または補助導体7,8の面積
が異なるように切削加工により調整することによって、
各補助導体7,8と内導体間の静電容量の値を設定し調
整することができる。次に、第7の実施例である誘電体
共振器装置の構成を図23〜図25に示す。図23は誘
電体共振器装置全体の平面図であり、この誘電体共振器
装置はアンテナ共用器として用いる。図中R1,R2,
R3,R4はそれぞれ個別の誘電体共振器、20はこれ
らの誘電体共振器を接合する基板である。誘電体共振器
R1,R2は角柱状誘電体の内部に軸方向に内導体形成
孔を設け、その内導体形成孔に内導体と導通する端子T
を挿入している。誘電体共振器R3,R4は図2および
図3に示したと同様に構成している。43,44,4
5,46,47はそれぞれ基板20の図における上面に
設けた補助導体であり、補助電極43,44上に個別部
品としてのコンデンサC1,C2を接合し、補助電極4
3,44間に個別部品としてのインダクタL2を接合
し、補助電極44,45間に個別部品としてのインダク
タL1を接合している。また、誘電体共振器R1,R2
は基板20上面のアース導体21に接合するとともに、
端子TをコンデンサC1,C2にそれぞれ接続してい
る。誘電体共振器R3,R4は基板20上面のアース導
体21に接合するとともに、結合用導体7,8を補助導
体45,46,47にそれぞれ接続している。
置の構成を図22に示す。図22は第1の実施例として
示した図3に対応する誘電体共振器の各面の平面図であ
る。このように補助導体7,8の面積が異なるように予
め設定することによって、または補助導体7,8の面積
が異なるように切削加工により調整することによって、
各補助導体7,8と内導体間の静電容量の値を設定し調
整することができる。次に、第7の実施例である誘電体
共振器装置の構成を図23〜図25に示す。図23は誘
電体共振器装置全体の平面図であり、この誘電体共振器
装置はアンテナ共用器として用いる。図中R1,R2,
R3,R4はそれぞれ個別の誘電体共振器、20はこれ
らの誘電体共振器を接合する基板である。誘電体共振器
R1,R2は角柱状誘電体の内部に軸方向に内導体形成
孔を設け、その内導体形成孔に内導体と導通する端子T
を挿入している。誘電体共振器R3,R4は図2および
図3に示したと同様に構成している。43,44,4
5,46,47はそれぞれ基板20の図における上面に
設けた補助導体であり、補助電極43,44上に個別部
品としてのコンデンサC1,C2を接合し、補助電極4
3,44間に個別部品としてのインダクタL2を接合
し、補助電極44,45間に個別部品としてのインダク
タL1を接合している。また、誘電体共振器R1,R2
は基板20上面のアース導体21に接合するとともに、
端子TをコンデンサC1,C2にそれぞれ接続してい
る。誘電体共振器R3,R4は基板20上面のアース導
体21に接合するとともに、結合用導体7,8を補助導
体45,46,47にそれぞれ接続している。
【0043】図24は基板20の各面の平面図であり、
(A)は誘電体共振器の接合面、(B)は正面、(C)
は左側面、(D)は底面、(E)は右側面をそれぞれ示
す。このように基板の端面を介して底面にかけて、補助
導体43,45,47から信号入出力導体41,40,
42をそれぞれ引き出している。
(A)は誘電体共振器の接合面、(B)は正面、(C)
は左側面、(D)は底面、(E)は右側面をそれぞれ示
す。このように基板の端面を介して底面にかけて、補助
導体43,45,47から信号入出力導体41,40,
42をそれぞれ引き出している。
【0044】図25は図23に示した誘電体共振器装置
の等価回路図である。ここで、C1,C2は図23中の
コンデンサC1,C2であるが、C3,C4,C5は図
23に示した補助導体45,44,43と基板の底面側
のアース導体21間に生じる静電容量である。また、C
6,C7,C8,C9は誘電体共振器R3,R4の結合
用導体7,8とその内導体間に生じる静電容量である。
このようにして、誘電体共振器R1,R2を用いた2段
の共振器は帯域阻止フィルタとして作用し、誘電体共振
器R3,R4を用いた2段の共振器は帯域通過フィルタ
として作用し、この装置全体は信号入出力導体41,4
2,40をそれぞれTX端子,RX端子,ANT端子と
するアンテナ共用器として作用する。
の等価回路図である。ここで、C1,C2は図23中の
コンデンサC1,C2であるが、C3,C4,C5は図
23に示した補助導体45,44,43と基板の底面側
のアース導体21間に生じる静電容量である。また、C
6,C7,C8,C9は誘電体共振器R3,R4の結合
用導体7,8とその内導体間に生じる静電容量である。
このようにして、誘電体共振器R1,R2を用いた2段
の共振器は帯域阻止フィルタとして作用し、誘電体共振
器R3,R4を用いた2段の共振器は帯域通過フィルタ
として作用し、この装置全体は信号入出力導体41,4
2,40をそれぞれTX端子,RX端子,ANT端子と
するアンテナ共用器として作用する。
【0045】図23〜図25に示した第7の実施例では
受信側の帯域通過フィルタとして2つの誘電体共振器R
3,R4を用いたが、この部分を1つの誘電体共振器を
用いて1段の帯域通過フィルタとしてもよい。
受信側の帯域通過フィルタとして2つの誘電体共振器R
3,R4を用いたが、この部分を1つの誘電体共振器を
用いて1段の帯域通過フィルタとしてもよい。
【0046】なお、上述した各実施例では各誘電体共振
器として、誘電体共振器ブロックの第2面S2を短絡面
とするλ/4長の共振器を用いた例を示したが、誘電体
の第1面と第2面の両方に開放端を有するλ/2長の共
振器を構成したもの、または誘電体の第1面と第2面の
両方を短絡面としてλ/2長の共振器を構成したものを
用いてもよい。また、上述した各実施例では誘電体の第
1面と第2面の両面に外導体を形成した例を示したが、
誘電体の第1面と第2面の何れか一方または両方を外導
体の形成しない開放面とした誘電体共振器を用いること
もできる。さらに、各実施例では誘電体の第1面と第2
面間に延びる貫通孔を内導体形成孔としたが、内導体形
成孔は必ずしも貫通している必要はなく、誘電体内に設
けた空隙内に内導体を設ければよい。
器として、誘電体共振器ブロックの第2面S2を短絡面
とするλ/4長の共振器を用いた例を示したが、誘電体
の第1面と第2面の両方に開放端を有するλ/2長の共
振器を構成したもの、または誘電体の第1面と第2面の
両方を短絡面としてλ/2長の共振器を構成したものを
用いてもよい。また、上述した各実施例では誘電体の第
1面と第2面の両面に外導体を形成した例を示したが、
誘電体の第1面と第2面の何れか一方または両方を外導
体の形成しない開放面とした誘電体共振器を用いること
もできる。さらに、各実施例では誘電体の第1面と第2
面間に延びる貫通孔を内導体形成孔としたが、内導体形
成孔は必ずしも貫通している必要はなく、誘電体内に設
けた空隙内に内導体を設ければよい。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、従来のシールド用金
属ケースや取り付けブラケットが不要であり、製造コス
トが安く、小型で且つ種々の段数の共振器を持つ誘電体
共振器装置を、それぞれの段数の共振器に専用の金型を
必要とせずに容易に製造することができ、さらに、各共
振器の共振周波数と共振器間の結合度とを互いに独立し
て設定または調整できる誘電体共振器装置が得られる。
属ケースや取り付けブラケットが不要であり、製造コス
トが安く、小型で且つ種々の段数の共振器を持つ誘電体
共振器装置を、それぞれの段数の共振器に専用の金型を
必要とせずに容易に製造することができ、さらに、各共
振器の共振周波数と共振器間の結合度とを互いに独立し
て設定または調整できる誘電体共振器装置が得られる。
【0048】特に請求項2に係る誘電体共振器装置で
は、複数の誘電体共振器が対向する基板表面に設けられ
ている他の導体の影響を受けないため、基板上に導体パ
ターンを形成する際の自由度が増す。また、結合用導体
を形成する側面に隣接する他の側面には全面に外導体を
形成することができるため、誘電体共振器の外導体パタ
ーンの形成が容易となる。
は、複数の誘電体共振器が対向する基板表面に設けられ
ている他の導体の影響を受けないため、基板上に導体パ
ターンを形成する際の自由度が増す。また、結合用導体
を形成する側面に隣接する他の側面には全面に外導体を
形成することができるため、誘電体共振器の外導体パタ
ーンの形成が容易となる。
【0049】また請求項3に係る誘電体共振器装置で
は、別個の個別部品を付加することなく、例えば通過帯
域の低域または高域に減衰極を有する帯域通過フィルタ
として作用する誘電体共振器装置が容易に得られる。
は、別個の個別部品を付加することなく、例えば通過帯
域の低域または高域に減衰極を有する帯域通過フィルタ
として作用する誘電体共振器装置が容易に得られる。
【0050】さらに請求項4に係る誘電体共振器装置で
は、結合用導体の面積によって、その結合用導体が形成
された誘電体共振器と他の誘電体共振器間の結合容量の
設定または調整を行うことができ、所望の特性を有する
誘電体共振器装置が容易に得られる。
は、結合用導体の面積によって、その結合用導体が形成
された誘電体共振器と他の誘電体共振器間の結合容量の
設定または調整を行うことができ、所望の特性を有する
誘電体共振器装置が容易に得られる。
【図1】第1の実施例に係る誘電体共振器装置の外観斜
視図である。
視図である。
【図2】図1に示す誘電体共振器装置の一部を構成する
1つ誘電体共振器の外観斜視図である。
1つ誘電体共振器の外観斜視図である。
【図3】図2に示す誘電体共振器の各面の平面図であ
る。
る。
【図4】図1に示す誘電体共振器装置の一部を構成する
基板の各面の平面図である。
基板の各面の平面図である。
【図5】図1におけるY1−Y1部分の断面図である。
【図6】図1におけるY2−Y2部分の断面図である。
【図7】第1の実施例に係る誘電体共振器装置の等価回
路図である。
路図である。
【図8】第2の実施例に係る誘電体共振器装置の外観斜
視図である。
視図である。
【図9】図8に示す誘電体共振器装置の一部を構成する
1つ誘電体共振器の外観斜視図である。
1つ誘電体共振器の外観斜視図である。
【図10】図9に示す誘電体共振器の各面の平面図であ
る。
る。
【図11】図8に示す誘電体共振器装置の一部を構成す
る基板の各面の平面図である。
る基板の各面の平面図である。
【図12】図8におけるY−Y部分の断面図である。
【図13】第3の実施例に係る誘電体共振器装置の断面
図である。
図である。
【図14】第3の実施例に係る誘電体共振器装置の等価
回路図である。
回路図である。
【図15】第3の実施例に係る誘電体共振器装置の特性
図である。
図である。
【図16】第4の実施例に係る誘電体共振器装置の断面
図である。
図である。
【図17】第4の実施例に係る誘電体共振器装置の基板
の内層における補助導体の形状を示す平面図である。
の内層における補助導体の形状を示す平面図である。
【図18】第4の実施例に係る誘電体共振器装置の等価
回路図である。
回路図である。
【図19】第4の実施例に係る誘電体共振器装置の特性
図である。
図である。
【図20】第5の実施例に係る誘電体共振器装置におけ
る誘電体共振器の各面の平面図である。
る誘電体共振器の各面の平面図である。
【図21】第5の実施例に係る誘電体共振器装置の基板
の各面の平面図である。
の各面の平面図である。
【図22】第6の実施例に係る誘電体共振器装置の一部
を構成する1つ誘電体共振器の各面の平面図である。
を構成する1つ誘電体共振器の各面の平面図である。
【図23】第7の実施例に係る誘電体共振器装置の平面
図である。
図である。
【図24】第7の実施例に係る誘電体共振器装置の基板
の各面の平面図である。
の各面の平面図である。
【図25】第7の実施例に係る誘電体共振器装置の等価
回路図である。
回路図である。
R1,R2,R3−誘電体共振器 1−誘電体 2−内導体形成孔 3,4−内導体 5−内導体非形成部 6−外導体 7,8−結合用導体 20−基板 21−アース導体 22〜35−補助導体 22,23−(信号入出力導体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 7/04
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の誘電体共振器を基板上に配置した
誘電体共振器装置であって、 各誘電体共振器は、内部に内導体を有し、互いに対向す
る第1面と第2面およびこの第1面と第2面間に延びる
側面に外導体を有し、且つその一側面にのみ前記内導体
との間で静電容量を形成する結合用導体を有して成り、 前記基板は、各誘電体共振器の前記結合用導体に導通し
て誘電体共振器間を結合させ、一部を外部に対する信号
入出力導体として用いる複数の補助導体を有して成り、 隣接する誘電体共振器の側面同士を近接させた状態でこ
れらの複数の誘電体共振器を前記基板上に接合したこと
を特徴とする誘電体共振器装置。 - 【請求項2】 前記基板は多層配線基板から成り、該多
層配線基板の内層に前記補助導体を設けたことを特徴と
する請求項1記載の誘電体共振器装置。 - 【請求項3】 前記補助導体をインダクタンス素子また
はキャパシタンス素子として形成したことを特徴とする
請求項1または2記載の誘電体共振器装置。 - 【請求項4】 前記結合用導体を各誘電体共振器毎に複
数個設けるとともに、同一の誘電体共振器における各結
合用導体の面積を異ならせたことを特徴とする請求項
1、2または3記載の誘電体共振器装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7310994A JPH07283611A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 誘電体共振器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7310994A JPH07283611A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 誘電体共振器装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283611A true JPH07283611A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13508797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7310994A Pending JPH07283611A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 誘電体共振器装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07283611A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09186503A (ja) * | 1995-12-21 | 1997-07-15 | Samsung Electro Mech Co Ltd | セラミック誘電体フィルター |
| EP1643584B1 (en) * | 2004-09-30 | 2009-09-09 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Balanced filter device |
-
1994
- 1994-04-12 JP JP7310994A patent/JPH07283611A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09186503A (ja) * | 1995-12-21 | 1997-07-15 | Samsung Electro Mech Co Ltd | セラミック誘電体フィルター |
| EP1643584B1 (en) * | 2004-09-30 | 2009-09-09 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Balanced filter device |
| US7868718B2 (en) | 2004-09-30 | 2011-01-11 | Taiyo Yuden, Co., Ltd. | Balanced filter device |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6414567B2 (en) | Duplexer having laminated structure | |
| JP2002057543A (ja) | 積層型lc部品 | |
| US6759926B2 (en) | LC filter circuit, monolithic LC composite component, multiplexer, and radio communication device | |
| US20030043759A1 (en) | LC filter circuit, laminated LC composite component, multiplexer, and radio communication device | |
| JP3230353B2 (ja) | アンテナ共用器 | |
| JP3448341B2 (ja) | 誘電体フィルタ装置 | |
| JPH0730305A (ja) | 誘電体フィルターおよび誘電体フィルターを用いたトランシーバー | |
| KR100744203B1 (ko) | 수동 부품 | |
| KR0141975B1 (ko) | 절연된 필터 단을 갖는 다단 모노리딕식 세라믹 대역 소거 필터 | |
| US20030129957A1 (en) | Multilayer LC filter | |
| JPH10163708A (ja) | 有極型誘電体フィルタ及びこれを用いた誘電体デュプレクサ | |
| JP3955212B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP3204753B2 (ja) | 共用器 | |
| US7782157B2 (en) | Resonant circuit, filter circuit, and multilayered substrate | |
| US6369668B1 (en) | Duplexer and communication apparatus including the same | |
| JPH07245505A (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JPH03252201A (ja) | 帯域減衰フィルタ | |
| JP3650433B2 (ja) | アンテナスイッチ | |
| JP2710904B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH07131204A (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JP2666092B2 (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JPH05191103A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH11261398A (ja) | 複合スイッチ回路及び複合スイッチ回路部品 | |
| JP2561607Y2 (ja) | 誘電体帯域阻止フィルタ | |
| JPH07170108A (ja) | 誘電体共振器を有するバンドパスフィルタ |