JPH0728363A - 複写機診断装置 - Google Patents

複写機診断装置

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JPH0728363A
JPH0728363A JP5171571A JP17157193A JPH0728363A JP H0728363 A JPH0728363 A JP H0728363A JP 5171571 A JP5171571 A JP 5171571A JP 17157193 A JP17157193 A JP 17157193A JP H0728363 A JPH0728363 A JP H0728363A
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JP5171571A
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Tatsuya Mazaki
達也 真崎
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機の保守・点検作業を一定のレベルで容
易に実施できるように保守点検員を支援する。 【構成】 複写機1から定時的に出力される構成部品2
の状態情報および異状時に出力される異状状態情報を記
憶装置5に記憶し、分析・診断プログラム8に従って、
記憶装置5に記憶された定時状態情報および異状時状態
情報に基づいて複写機1の状態の内容と変化・履歴を分
析・評価して複写機1の保守に必要な診断結果情報を出
力し、複写機1から出力した印刷物の品質評価を入力し
て複写機1に施すべき各種調整値を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機の保守点検のレ
ベルアップを計る複写機診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、専門の点検員による定期的な点
検作業時に、その時点の供用中複写機の状態を観察、点
検した上で適切な処置を施している。そのため、点検対
象複写機の前回点検実施時点から、次の点検時点までの
複写機構成部品および複写機全体としての状態の変動や
トラブルの発生状況等を把握する手段は特になく、専門
の点検員が必要に応じて推測・判断している。
【0003】また、複写機の印刷品質の経時変化に対す
る対処は各点検員の独自の経験的な判断に頼っているの
が現状であり、特に画一化された一定の手法はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、点検
対象複写機の構成部品および複写機全体としての状態
は、点検を実施する各時点だけの離散的な状態データと
してしか把握できないために、複写機に潜在する問題の
発見が遅れるなど、点検作業が必ずしも最適なものとは
なり得なかった。
【0005】即ち、ある一定の時間をおいて行われる定
期的な点検作業時という特定時点での各構成部品の状況
から、その対象複写機の定常的な状態を推測、判断せざ
るを得ないということが、点検作業レベルをより向上さ
せるための問題点となっていた。また、専門の点検員が
有する定期検査に関する専門的または経験的な知識は点
検員により差があるため、定期検査作業のレベルにばら
つきが発生してしまうなどといった問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたもので、複写機構成部品および複写機全体
の保守・点検作業を一定のレベルで容易に実施できるよ
うにユーザ側の保守点検員あるいは専門の保守点検員を
支援する複写機診断装置の提供を目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
複写機診断装置は、複写機から定時的に出力される構成
部品の状態情報および異状時に出力される異状状態情報
を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された定時状
態情報および異状時状態情報に基づいて複写機の状態の
内容と変化・履歴を分析・評価して複写機の保守に必要
な診断結果情報を出力し、複写機から出力した印刷物の
品質評価を入力して複写機に施すべき各種調整値を出力
する診断手段とからなることを特徴とする構成によっ
て、前記目的を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】以上の構成により、診断手段は、記憶装置に記
憶された複写機から定時的に出力された構成部品の状態
情報および異状時に出力された異状状態情報に基づい
て、複写機の過去から点検時までの各状態に加えて変動
経歴をも正確に把握し判断資料として分析し評価するこ
とにより、従来は点検時の状態情報に基づく点検員の個
人的なムラの有る判断であったのとは異なり、対象複写
機の現在状態と、潜在的な問題点を的確に把握して出し
た複写機の保守に必要な診断結果情報の出力であり、当
面の保守作業だけでなく、以降の保守計画の立案にも非
常に有効な情報を提供することができる。
【0009】また、診断手段は、複写機から出力した印
刷物の品質評価を入力して複写機に施すべき各種調整値
を出力することにより、点検員の有する専門的・経験的
な知識量の差によるレベルのばらつきを無くして、複写
機の印刷出力の経時変化に対して点検員は適切な処置を
施すことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の複写機診断装置の実施例を説
明する。
【0011】(第1実施例)図1は第1実施例の構成を
示すブロック図である。
【0012】2は点検対象の複写機1の状態データ監視
対象である各構成部品、3は前記構成部品2に接続され
各構成部品2の状態を検知するセンサーを示す。センサ
ー信号処理部4は定期的にセンサー3からの信号を取り
込み、複写機1から取り外しが可能な記憶装置5に記録
する。また、紙づまりなどが起きた時などに、複写機1
の動作制御部6から発生されるエラー信号等もセンサー
信号処理部4を通じて取り込まれ記憶装置5に記録され
る。
【0013】センサー信号処理部4は、センサー3から
の定期的な信号取り込みを制御する手段、センサー信号
を一定のフォーマットに変換する手段、そして記憶容量
を消費した時点でエラー信号を発生する手段等を有して
いる。基本的には記憶装置5の記憶容量は複写機1の定
期点検実施時点間に発生する履歴情報データを格納する
のに充分な容量を有している。また、記憶装置5は必要
に応じて複写機利用者により取り替え、更新が可能な構
成となっている。
【0014】状態データを記憶する記憶装置5は複写機
診断装置の構成部品であり、不揮発性のメモリ等を利用
したもので、複写機1からの物理的な取り外しが可能
で、定期点検実施時にパーソナルコンピューターなど汎
用コンピューター7で構成した複写機診断装置と接続す
ることが可能なものである。
【0015】点検実施時には、記憶装置5を複写機1か
ら取り外して前記汎用コンピューター7に接続し、記憶
された状態データを汎用コンピューター7側に受け渡
す。この汎用コンピューター7にソフトウエア的に前記
状態データを分析、診断処理する分析・診断プログラム
8が設けてある。点検員はこの汎用コンピューター7に
備えた分析・診断プログラム8により複写機1の状態デ
ータの分析・診断を実施する。
【0016】また、複写機1の診断モード内に設けられ
た印刷品質の診断用出力モードにより複写機1の出力手
段10から得られる品質評価用出力11を、汎用コンピ
ューター7上の分析・診断プログラム8の提示するガイ
ドラインに沿って点検員が目視により評価を行い、各種
評価値を入力する。
【0017】状態データの分析・診断プログラム8は、
専門の点検員による定期点検作業を支援し、その作業を
より効果的なものとする機能を有する。点検員は分析・
診断プログラム8により得られる診断結果を基に、対象
複写機1の点検調整作業を実施するとともに、今後の保
守計画を立案する。分析・診断プログラム8は点検員と
の対話的なインターフェースにより診断処理を進めるこ
とで、点検員としての経験が浅い点検員でもシステム側
からの支援により、経験豊富な点検員と同等のレベルで
点検調整作業を行うことができる。
【0018】各点検実施時点で分析・診断されたデータ
は汎用コンピューター7上の2次記憶装置9に累積格納
されて、必要な時点での抽出・参照を可能としている。
【0019】図2は、複写機診断装置を構成する汎用コ
ンピューターによる分析・診断プログラムの処理フロー
を示すフローチャートである。
【0020】ステップS1で行う状態データ時刻歴編集
処理では、(1)状態データ記憶装置5から各データ種
別ごとにデータを読み込み、前回点検実施時点から今回
点検実施時点までの点検対象期間の時刻歴順にデータを
編集する機能。(2)時刻歴に編集された各データの変
動範囲、変化率、変動ピーク数等を分析し、データの変
動特性を把握する機能。(3)点検対象期間の変動特性
を、当該複写機の典型的な変動特性との比較を行い、そ
の偏差特性(特性範囲逸脱回数、逸脱の度合など)を把
握する機能とを有し、各特性値を変動特性偏差として編
集する。
【0021】ステップS4の検査対象複写機の環境条件
問診処理は選択処理部であり、対象複写機の第1回目点
検時、また設置条件に変化がある場合以外は基本的に行
う必要は無い。第2回目以降は第1回目に登録されたデ
ータを呼び出すことでこの処理をスキップすることが可
能である。本処理部にて扱う問診データは、(1)温度
・湿度など絶対的な量で表わされるもの、(2)振動や
衝撃など一時的、瞬間的な事象発生の有無、(3)設置
床剛性、設置床水平度、主電源安定性など定常的な事象
の程度、の3種類のカテゴリーに分けられて、点検員と
対話的にデータ入力が行われる。特に、(3)の程度入
力では絶対的な数値指定ではなく、‘ややある’、‘非
常にある’などと言ったあいまいな尺度表現での入力を
行い、その度合はステップS6の分析・診断処理部の各
分析レベルの診断処理のパラメーターとして使われる。
以上のデータが環境データ特性として編集される。
【0022】ステップS5の最新状態データ編集処理部
では、各データ種毎の最新情報をそれぞれ抽出し、最新
状態データとして編集する。更に複写機の複写モードに
て出力される印刷品質診断用出力の目視による主観的な
診断結果を本処理部にて取り込む。
【0023】ステップS6の分析・診断処理部において
は、事象の分析レベルを3段階に分けて分析・診断を実
施する。分析レベルは事象の顕在度から以下のように分
類する。(1)特性の単独事象の発生の有無だけによ
り、必要な処理が直ちに特定できる最も顕在化している
レベル。(2)複数の事象の連鎖的な因果性からある一
つの問題点が特定できる中間的に顕在化しているレベ
ル。(3)複数の独立した事象の並列的な発生からある
一つの問題点が特定できるような最も潜在的なレベル。
以上の3レベルの内、(1),(2)の事象に関しては
熟練した点検員の専門的・経験的な知識を抽出し、一定
のルール(例えば、Aと言う事象が発生しているならば
処置Bを行うという形式)に従った表現方法で処理系を
記述する。一方、(3)の並列発生事象からの問題点の
特定の処理は点検員の専門的・経験的な知識の記述方法
では必ずしも効果的に表現できないことから、生体の神
経細胞回路における情報の並列分散処理形式をソフトウ
エア的に応用した処理系となる。
【0024】前記処理形式は一般的に、処理単位が相互
結合し、その処理単位の集まりが任意の初期設定状態
(入力値)から欲する最終状態(出力値)に遷移する形
式と処理単位が階層的に結合され入力層から出力層に向
って処理が行われる形式のものが考えられ、本分析・診
断処理部では後者の階層構造形式による処理系である。
【0025】最終的な分析・診断結果は、点検対象の複
写機が有する問題点とその程度、またその問題点に対処
するための適切な処置方法、そして潜在的な問題点を診
断した上での今後の保守計画などから構成し、ステップ
S7の結果出力処理を通じて汎用コンピューター上のデ
ィスプレイまたはプリンターなどの出力装置に出力す
る。
【0026】処理フローの最終ステップS8の入出力デ
ータ編集処理部では、点検対象複写機1から取り外され
汎用コンピューター7に接続されている入力データが格
納された記憶装置5内のデータの編集と一連の処理によ
り得られた分析・診断結果の編集・記録を行う。
【0027】そして、前記取り外し可能な記憶装置5内
の情報を点検対象複写機1の設置環境条件データだけを
残してブランクとし、点検実施以降の履歴情報を格納す
る容量を確保する。分析・診断に用いられた点検対象複
写機1の履歴情報と分析・診断プログラム8により得ら
れた結果を汎用コンピューター7が有する2次記憶装置
9に累積記録し、前記点検対象の複写機1の保守・点検
履歴情報として蓄える。
【0028】上記の構成により、複写機1の構成部品2
および複写機全体の保守診断、点検作業が正しく容易に
行えるよう点検員を支援しレベルアップすることができ
る。
【0029】(第2実施例)図3は、第2実施例の構成
を示すブロック図であり、前記第1実施例と同一または
相当部分は同一符号で示し、重複説明を省略する。
【0030】第2実施例では、状態データを記憶する記
憶装置5は不揮発性のメモリ等を利用したもので、定期
点検実施時にパーソナルコンピューターなど特定の汎用
コンピューター7で構成した複写機診断装置と通信ケー
ブル12を介して接続することが可能なものである。
【0031】記憶装置5を通信ケーブル12を介して前
記汎用コンピューター7に接続し、記憶された状態デー
タを汎用コンピューター7に受け渡す。この汎用コンピ
ューター7にソフトウエア的に前記状態データを分析、
診断処理する分析・診断プログラム8が設けられてい
る。点検員はこの汎用コンピューター7に備えた分析・
診断プログラム8により点検対象の複写機1の状態デー
タの分析・診断を実施する。
【0032】また、複写機の診断モード内に設けられた
印刷品質の診断用出力モードにより複写機1の出力手段
10から得られる品質評価用出力11を、汎用コンピュ
ーター7上の分析・診断プログラム8の提示するガイド
ラインに沿って点検員が目視により評価を行い、各種評
価値を入力する。
【0033】状態データの分析・診断処理プログラム8
は、専門の点検員による定期点検作業を支援し、その作
業をより効果的なものとする機能を有する。点検員は分
析・診断プログラム8により得られる診断結果を基に、
複写機1の点検作業を実施するとともに、今後の保守計
画を立案する。分析・診断プログラム8は点検員との対
話的なインターフェースにより診断処理を進めること
で、点検員としての経験が浅い点検員でもシステム側か
らの支援により、経験豊富な点検員と同等のレベルで点
検作業・診断を行うことができる。各点検時点で分析・
診断されたデータは汎用コンピューター7上の2次記憶
装置9に累積格納されて、必要な時点での抽出・参照を
可能としている。分析・診断プログラムの処理フローは
前記第1実施例に準ずる。
【0034】上記構成により、記録装置5を移設するこ
となく、第1実施例と同様な効果を発揮することができ
る。
【0035】(第3実施例)図4は、第3実施例の構成
を示すブロック図である。
【0036】22は複写機21の状態データを監視する
対象である各構成部品、23は前記構成部品22に接続
され各構成部品22の状態を検知するセンサーを示す。
センサー信号処理部24は、定期的にセンサー23から
の信号を取り込み、複写機コントロール装置26に接続
手段25を介して各種の信号データを転送する。また、
紙づまりなどが起きた時などに発生するエラー信号等も
センサー信号処理部24を通じて転送され、複写機コン
トロール装置26内に備えたハードディスクなど不揮発
性のメモリ手段27に記録・格納される。センサー信号
処理部24はセンサー23からの定期的な信号取り込み
を制御する機能そしてセンサー信号を一定のフォーマッ
トに変換する機能を兼ね備え、一定の形式にフォーマッ
トされた信号データを、複写機コントロール装置26へ
転送する。
【0037】複写機コントロール装置26の有するメモ
リ手段27に定期的に記録・累積されている信号データ
は、複写機コントロール装置26の制御手段28によ
り、複写機コントロール装置26が接続されるコンピュ
ーターネットワーク31上の小型コンピューター32で
構成した複写機診断装置から参照することができる。
【0038】点検作業を実施する利用者33は、小型コ
ンピューター32により構成した複写機診断装置から複
写機コントロール装置26上の診断プログラム29をユ
ーザーインターフェース機能30を通じて利用し、メモ
リ手段27に格納されている履歴データの診断を実施す
る。
【0039】診断プログラム29は履歴データから診断
した結果を、メモリ手段27に記憶するとともに、複写
機コントロール装置26を経由して複写機21に印刷出
力指示を行うこともできる。また、複写機コントロール
装置26のメモリ手段27に記録された、複写機21の
履歴情報データおよびその診断結果データが一定の容量
をオーバーするような際には、小型コンピューター32
から不要なデータを削除することも可能である。
【0040】点検員は診断プログラム29により得られ
る診断結果を基に、複写機21の点検調整作業を実施す
るとともに、今後の保守計画を立案する。診断プログラ
ム29は、点検員との対話的なインターフェース機能3
0により診断処理を進めることで、経験が浅い点検員で
も診断プログラム29側からの支援により、経験豊富な
点検員と同等のレベルで点検調整作業を行うことができ
る。
【0041】診断プログラム29で診断されたデータお
よびその結果は、複写機コントロール装置26内に備え
たメモリ手段27に累積格納され、必要な時点での抽出
・参照を可能とする。
【0042】図5は、複写機コントロール装置26に備
えた診断プログラム29の処理フローを示すフローチャ
ートである。
【0043】ステップS11の信号データの時刻歴編集
処理では、 (1)メモリ手段27から各データ種別にデータを読み
込み、前回点検実施時点から今回点検実施時点までの点
検対象期間の時刻歴順にデータを編集する機能 (2)時刻歴に編集された各データの変動範囲、変化
率、変動ピーク数等を分析し、データの変動特性を把握
する機能 (3)点検対象期間の変動特性を、複写機21の典型的
な変動特性との比較を行い、その偏差特性(特性範囲逸
脱回数、逸脱の度合など)を把握する機能を有し、各特
性値を編集する。
【0044】ステップS14の複写機の環境条件問診処
理は選択処理部であり、複写機21の第1回目点検時、
また設定条件に変化がある場合以外は基本的に行う必要
は無い。第2回目以降は第1回目に登録されたデータを
呼び出すことでこの処理をスキップすることが可能であ
る。本処理部にて扱う問診データは、 (1)温度・湿度など絶対的な量で表されるもの (2)振動や衝撃など一時的、瞬間的な事象発生の有無 (3)設置床剛性、設置床水平度、主電源安定性など定
常的な事象の程度の3種類のカテゴリーに分けられて、
点検員と対話的にデータ入力が行われる。特に、(3)
の程度入力では絶対的な数値指定ではなく、‘ややあ
る’、‘非常にある’などと言ったあいまいな尺度表現
での入力を行い、その度合はステップS16の分析・評
価処理部の各分析レベルの診断処理のパラメーターとし
て使われる。以上のデータが環境データ特性として編集
される。
【0045】ステップS15の最新状態データ編集処理
部では、各データ種毎の最新情報をそれぞれ抽出し、最
新状態データとして編集する。
【0046】ステップS16の分析・評価処理部におい
ては事象の分析レベルを3段階に分けて分析・診断を実
施する。分析レベルは事象の顕在度から以下のように分
類する。
【0047】(1)特定の単独事象の発生の有無だけに
より、必要な処置が直ちに特定できる最も顕在化してい
るレベル。
【0048】(2)複数の事象の連鎖的な因果性からあ
る一つの問題点が特定できる中間的に顕在化しているレ
ベル。
【0049】(3)複数の独立した事象の並列的な発生
からある一つの問題点を特定できるような最も潜在的な
レベル。
【0050】以上の3レベルの内、(1),(2)の事
象に関しては熟練した点検員の専門的・経験的な知識を
抽出し、一定のルール(例えば‘Aと言う事象が発生し
ているならば処理Bを行う’と言う形式)に従った表現
方法で処理系を記述する。一方、(3)の並列発生事象
からの問題点の特定の処理は、点検員の専門的・経験的
な知識の記述方法だけでは、必ずしも効果的に表現でき
ないことから、生体の神経細胞回路における情報の並列
分散処理形式を、ソフトウエア的に応用したニューラル
ネットワーク処理系を採用する。
【0051】最終的な分析・診断結果は、点検対象複写
機の有する問題点とその程度、またその問題点に対処す
るための適切な処置方法、そして潜在的な問題点を診断
した上での今後の保守計画などから構成し、ステップS
17の結果出力処理を通じて複写機コントロール装置2
6の表示装置、あるいは接続されている複写機21に印
刷出力する。
【0052】処理フローの最終ステップS18の入出力
データ編集処理部では、入力データが格納されている複
写機コントロール装置26のメモリ手段27内のデータ
の編集と、一連の処理により得られた分析・診断結果の
編集・記録を行う。分析・診断に用いられた複写機21
の履歴情報と分析・診断プログラムにより得られた結果
をメモリ手段27に累積記録し、複写機21の保守・点
検履歴情報として蓄える。
【0053】以上説明したように、本実施例によると、
コンピューターネットワーク31を利用して小型コンピ
ューター32によって構成される複写機診断装置によ
り、利用者、特に専門の点検員による定期的な点検作業
を支援し、その作業をより効果的なものとすることがで
きる。
【0054】(第4実施例)図6は第4実施例の構成を
示すブロック図であり、前記第3実施例と同一または相
当部分は同一符号で示し重複説明を省略する。
【0055】複写機コントロール装置26の有するメモ
リ手段27に定期的に記録・累積されている信号データ
は、複写機コントロール装置26の制御手段28によ
り、複写機コントロール装置26が接続されるコンピュ
ーターネットワーク31上の小型コンピューター32か
ら参照することができる。複写機診断装置を構成する小
型コンピューター32からは、複数の複写機コントロー
ル装置26,26aに備えたメモリ手段に格納されてい
る複写機21,21aの履歴情報データを参照すること
ができる。従って、コンピューターネットワーク31を
利用して、複数の複写機の分析・診断処理を一つの小型
コンピューター32で構成した複写機診断装置によって
行うことができる。
【0056】点検作業を実施する利用者33は小型コン
ピューター32からコンピューターネットワーク31を
介して複数の複写機コントロール装置に備えたメモリ手
段に記憶されている複写機の履歴情報データを記憶装置
34へ伝送・蓄積した上で、診断プログラム29を起動
する。利用者33は、診断プログラム29をユーザーイ
ンターフェース機能30を通じて利用し、記憶装置34
に格納された履歴データの分析・診断を実施する。診断
プログラム29は履歴データから診断した結果を、記憶
装置34に記録するとともに、複写機コントロール装置
26を経由して複写機21に印刷出力指示を行うことも
できる。また、複写機コントロール装置26に備えたメ
モリ手段27に記録された、複写機21の履歴情報デー
タが一定の容量をオーバーするような際には、小型コン
ピューター32から不要なデータを整理することも可能
である。
【0057】点検員は診断プログラム29により得られ
る診断結果を基に、複写機21の点検調整作業を実施す
るとともに、今後の保守計画を立案する。診断プログラ
ム29は、点検員との対話的なインターフェース機能3
0により診断処理を進めることで、経験が浅い点検員で
も診断プログラム29側からの支援により、経験豊富な
点検員と同等のレベルで点検調整作業を行うことができ
る。
【0058】診断プログラム29で診断されたデータお
よびその結果は、複写機コントロール装置26に備えた
メモリ手段27に累積格納され、必要な時点での抽出・
参照を可能とする。
【0059】診断プログラムの処理フローは前述した第
3実施例に準ずる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、供用中の複写機構成部
品および複写機全体の状態を観察・診断する定期的な点
検作業において、その作業実施時点から前回作業実施時
点までの供用中複写機の各種状態データの変動を、履歴
情報として記録することが可能となり、その変動特性か
ら対象複写機の現在状態と潜在的な問題点が把握でき、
複写機の点検保守作業や以降の保守計画の立案を非常に
効果的なものとすることができる。
【0061】また本発明によれば、得られた履歴情報を
複写機診断装置である汎用コンピューター上に構築され
た分析・診断プログラムにより処理し、対象複写機の有
する問題点をその程度、またその問題点に対する必要な
保守措置や今後の保守計画などから構成される分析・診
断結果を出力することができる。そして点検員のデータ
分析・診断作業を効果的に支援し、点検員の有する専門
的・経験的な知識量の差による分析・診断結果のレベル
のばらつきを押えることができる。
【0062】さらに、複写機の状態データの把握・評価
に加えて、複写機の診断モード内に設けられた印刷品質
評価・診断用の出力モードから印刷出力の目視による評
価結果を取り込み、分析・診断プログラムにより処理
し、必要な処置を提示することで点検員の調整作業を支
援することができる。
【0063】さらに、複写機診断装置を小型コンピュー
ター等により構成し、コンピューターネットワークに接
続された複数の複写機コントロール装置へのアクセスが
可能に構成できることから、複数の複写機の診断処理を
一箇所の小型コンピューターから集中的に実施すること
が可能となり、保守作業をより効果的に実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施例のフローチャートである。
【図3】 第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】 第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】 第3実施例のフローチャートである。
【図6】 第4実施例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 複写機 2,22 構成部品 3,23 センサー 4,21 センサー信号処理部 5 記憶装置 6 動作制御部 7 複写機診断装置(汎用コンピューター) 8 分析・診断プログラム 9 2次記憶装置 10 出力手段 11 評価用出力 12 通信ケーブル 21,21a 複写機 26,26a 複写機コントロール装置 27 メモリ手段 28 制御手段 29 診断プログラム 31 コンピューターネットワーク 32 複写機診断装置(小型コンピューター)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機から定時的に出力される構成部品
    の状態情報および異状時に出力される異状状態情報を記
    憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された定時状態情
    報および異状時状態情報に基づいて複写機の状態の内容
    と変化・履歴を分析・評価して複写機の保守に必要な診
    断結果情報を出力し、複写機から出力した印刷物の品質
    評価を入力して複写機に施すべき各種調整値を出力する
    診断手段とからなることを特徴とする複写機診断装置。
  2. 【請求項2】 記憶手段は、複写機に取付けて状態情報
    を記憶し、複写機から取外し診断手段に取付けて記憶し
    た情報を診断手段に入力することを特徴とする請求項1
    記載の複写機診断装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段は、複写機に取付けて状態情報
    を記憶し、通信線を介して診断手段に記憶した情報を入
    力することを特徴とする請求項1記載の複写機診断装
    置。
  4. 【請求項4】 複写機に接続したコントロール装置に備
    えて複写機から定時的に出力される構成部品の状態情報
    および異状時に出力される異状状態情報を記憶する記憶
    手段と、該記憶手段から複写機部品の定時状態情報およ
    び異状時状態情報を入力して状態の内容と変化・履歴を
    分析・評価して複写機の保守に必要な診断結果情報を出
    力する診断手段と、コンピュータネットワークにより前
    記診断手段にアクセスして前記記憶手段に記憶された複
    写機情報を診断手段に入力して複写機の状態の内容と変
    化・履歴を分析・評価して複写機の保守に必要な診断結
    果情報を出力するコンピュータとからなることを特徴と
    する複写機診断装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータは複数の診断手段に接続さ
    れ、複数の複写機の保守に必要な診断結果データを出力
    することを特徴とする請求項4記載の複写機診断装置。
JP5171571A 1993-07-12 1993-07-12 複写機診断装置 Withdrawn JPH0728363A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175328A (ja) * 1999-09-15 2001-06-29 Xerox Corp 電子システムのリアルタイム診断を行うためのハイブリッド診断方式のためのシステム及び方法
EP1139180A3 (en) * 2000-03-31 2003-10-22 NexPress Solutions LLC Detecting erratic resistance in temperature sensors
US8200101B2 (en) 2008-06-27 2012-06-12 Ricoh Company, Limited Condition determining system, method of detecting abnormality of condition determining system, and image forming apparatus

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