JPH07285148A - インサート成形システム - Google Patents

インサート成形システム

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Publication number
JPH07285148A
JPH07285148A JP7826594A JP7826594A JPH07285148A JP H07285148 A JPH07285148 A JP H07285148A JP 7826594 A JP7826594 A JP 7826594A JP 7826594 A JP7826594 A JP 7826594A JP H07285148 A JPH07285148 A JP H07285148A
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JP
Japan
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cutting
cut
predetermined
wire rod
molding
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Application number
JP7826594A
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English (en)
Inventor
Keizo Sotozono
啓三 外園
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Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、長い複数本の線材を成形前に金型
近傍で所定の切断長さに切断して複数のカット材とする
ことにより、多数のピン状ワークを容易に金型に供給で
きるようにして、ピン状ワークを用いた高品質の複合部
品をインサート成形することができるインサート成形シ
ステムを提供することを目的とする。 【構成】 ワーク供給装置が、予め所定断面形状に成形
された切断長さより長い複数本の線材1を、その先端側
から所定の送り量で搬送して成形金型の近傍に供給する
線材供給手段3L、3Rと、成形金型の近傍に設けら
れ、線材供給手段3L、3Rから供給される複数本の線
材1を所定の切断長さに切断して複数のカット材11と
する切断手段4L、4R、5L、5Rと、該複数のカッ
ト材11を並列する所定姿勢で成形金型にセットするセ
ット手段と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インサート成形システ
ム、特に略ピン状のワークを用いたインサート成形によ
って複合部品を製造するインサート成形システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電気・電子部品等の製造をはじめ
とする各種の分野で、インサート成形により製造した複
合部品を用いることで、製品の小型化と組立コストの低
減とが図られている。また、この複合部品の製造には、
射出成形機と、ローダ、アンローダおよび材料送り装置
等の自動機とからなるインサート成形システムが多用さ
れている。
【0003】この種のインサート成形システムとして
は、例えば帯状の金属材料にプレス加工を施して複数の
微小ワークを連設した材料、すなわちフープ材を使用す
るものがある。この成形システムでは、連続材であるフ
ープ材を成形金型に通してワーク供給と成形品の取り出
しや搬送を容易にすることができるが、搬送方向の両端
でワークが突出しない複合部材を成形する際などに、フ
ープ材に製品の種類に応じ所定間隔で端子部を切り落と
して窓穴をあけ、樹脂成形部の逃しとしているのでワー
クの歩留りが悪くなるという問題がある。
【0004】そこで、あまり細くないピン状のワークを
樹脂部材にインサートしたい場合、例えば雌側の導電穴
に抜き差しされる複数のコネクタピンを有するコネクタ
部材を製造するような場合、打ち込み穴を設けた比較的
硬い樹脂部材に、予め所定形状に加工したピン状のワー
クを打ち込んで複合部材を製造している。この場合、ピ
ン状ワークを突起等により軸方向所定位置で拡径させて
抜け止めし、ピン状ワークの両端部には面取り形状にし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように突起等により部分的に拡径したコネクタピンを比
較的硬い樹脂部材に打ち込むと、その工程が成形工程と
は別に必要であるばかりか、拡径部の打ち込み時の圧入
によって割れが生じ易いという問題がある。さらに、樹
脂部品側の穴とコネクタピンとの間の隙間がばらつくた
め、例えば半田メッキ時のフラックスがコンタクト部分
にまで入り込んでしまうといった問題も生ずる。また、
コネクタピンに突起等が設けられるため、所謂パーツフ
ィーダを利用したワーク供給が容易でなく、必要ピン数
分のコネクタピンを平行に整列するのも困難である。こ
のため、上述のようなピンを用いる複合部品をインサー
ト成形することができなかった。
【0006】そこで本発明は、長い複数本の線材を成形
前に金型近傍で所定の切断長さに切断して複数のカット
材とすることにより、多数のピン状ワークを容易に金型
に供給できるようにして、ピン状ワークを用いた高品質
の複合部品をインサート成形することができるインサー
ト成形システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、所定の切断長さに切断された複数
本の略ピン状のワークを成形金型に供給するワーク供給
装置と、ワークを成形金型内に保持しつつ該金型内に所
定の樹脂を充填して前記ワークおよび樹脂からなる複合
部品を成形する成形機と、を備えたインサート成形シス
テムにおいて、前記ワーク供給装置が、予め所定断面形
状に成形された前記切断長さより長い複数本の線材を、
その先端側から所定の送り量で搬送して成形金型の近傍
に供給する線材供給手段と、前記成形金型の近傍に設け
られ、線材供給手段から供給される複数本の線材を所定
の切断長さに切断して複数のカット材とする切断手段
と、該複数のカット材を並列する所定姿勢で成形金型に
セットするセット手段と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記切断手段が、前記線材供給手段により
成形金型近傍に供給された複数本の線材の先端部を衝止
してその先端位置を所定位置に規定する先端位置規定部
を有することを特徴とするものであり、請求項3記載の
発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記切断
手段が、先端位置から前記切断長さの範囲にある切断長
さ領域の線材を所定の並列面に沿って保持する保持部
と、前記切断長さ領域より後続の線材の先端部を前記並
列面に沿って保持する切断部と、を有し、該保持部と該
切断部とが該並列面と略直交する方向に相対移動して、
該後続の線材と切断長さ領域の線材とを切断することを
特徴とするものであり、請求項4記載の発明は、請求項
1〜3記載の何れか記載の発明において、前記線材が、
前記切断長さを形成ピッチとして複数のくびれ部を予め
形成したものであることを特徴とするものであり、請求
項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記
複数のカット材が並列する方向で複数のカット材を1組
として複数組のカット材を所定間隔で整列させる整列手
段を設け、前記セット手段が該整列させた複数組のカッ
ト材を成形金型にセットすることを特徴とするものであ
る。
【0009】なお、供給される線材に予め前記くびれ部
が形成されていない場合には、前記複合部品の種類を入
力操作に応じて選択する選択手段と、前記複合部品の種
類毎に前記切断長さとそれに対応する成形条件とを記憶
する記憶手段と、選択手段および記憶手段からの情報に
基づき、選択された複合部品に対応する前記切断長さお
よび成形条件を設定し、少なくとも前記成形機、線材供
給手段、切断手段およびセット手段の作動を制御する制
御手段と、を設けることができる。勿論、製品の種類に
応じて、成形機に至る直前の線材に必要ピッチでくびれ
部加工をすることもできる。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、ピン状ワークの長さ
である切断長さより長い複数本の線材が、その先端側か
ら所定の送り量で成形金型に搬送されて、所定の長さに
切断された複数のカット材となり、これら複数のカット
材が並列する所定姿勢で成形金型にセットされる。した
がって、多数のピン状ワークを所望の姿勢を維持しなが
ら容易に成形金型に供給できる。
【0011】請求項2記載の発明では、供給された複数
の線材の先端部を突き当てて揃え、その突き当てられた
先端位置が切断時の位置基準とされる。したがって、複
数の線材をその先端位置から一定の長さに揃えて切断す
ることができる。請求項3記載の発明では、必要とする
切断長さの範囲が保持部によって保持されるとともに後
続の線材が切断部によって保持され、保持部と切断部と
が線材の並列面と略直交する方向に相対移動して線材が
切断される。したがって、並列された複数の線材を同時
に簡単に切断することができる。
【0012】請求項4記載の発明では、線材に複数のく
びれ部が切断長さと同じピッチで形成される。したがっ
て、カッター等の切断工具がなくとも、保持部と切断部
とを相対移動させて各線材のくびれ部にて切断すること
により、線材からピン状ワークを容易に作製することが
でき、しかもピン状ワークを面取りした形状とすること
ができる。
【0013】請求項5記載の発明では、複数のカット材
を1組として複数組のカット材が所定間隔で成形金型に
セットされる。したがって、線材供給数を多くすること
なく、多数個取りの金型に対応可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1〜図6は請求項1〜5記載の発明に
係るインサート成形システムの一実施例を示す図であ
る。まず、その構成を説明する。
【0015】図1〜図6において、1は、予め所定の形
成ピッチのくびれ部1aを有するとともに、予め所定断
面形状に成形されている線材で、所定の切断長さMより
も長い長さを有し、線材供給装置60のリール2L、2
Rから繰り出されるようになっている。また、この線材
1には、くびれ部1aとくびれ部1aとの間に図示しな
い従来と同様の抜け止め用の凸部又は凹部が設けられて
いる。フィードユニット3L、3R(線材供給手段)は
リール2L、2Rから繰り出された複数の線材1を図示
しない成形金型の近傍の所定位置に供給するようになっ
ており、繰り出し量は後述するコントローラによって調
整できるようになっている。スライダ7L、7R(整列
手段)は、線材1よりわずかに大径で、かつ、切断長さ
Mよりも短い深さの複数のセット孔8を有しており、セ
ット孔8の底面8a(先端位置規定部)は、線材1を所
定の切断長さMに切断するときの位置基準となるように
なっている。すなわち、フィードユニット3L、3Rに
よって成形金型近傍の所定位置に供給された複数の線材
1が、スライダ7L、7Rに設けられたセット孔8に挿
入されたとき、セット孔8の底面8aが線材1の先端部
を衝止して、その先端位置を所定位置である底面8aに
規定するようになっている。上側カットユニット4L、
4R(切断部)および下側カットユニット5L、5R
(保持部)は、成形金型の近傍に、かつ、フィードユニ
ット3L、3Rとスライダ7L、7Rとの間に設けら
れ、先端位置が規定された複数の線材1を所定間隔で一
列に保持するようになっている。下側カットユニット5
L、5Rは、2枚の板材が線材1の径よりもわずかに大
きな隙間をおいて対抗して設けられた構成となってお
り、並列された一群の線材1が、その並列された状態で
挿入できるようになっている。そして、線材1がスライ
ダ7L、7Rに挿入されたとき、線材1の先端位置から
所定の切断長さMの範囲にある切断長さ領域の線材1を
所定の並列面(図1(a)中X1方向およびX2方向を
含む面)に沿って十分線材1を保持することができると
ともに、線材1が切断された後にはカット材11となっ
た線材1がスライダ7L、7RとともにX1方向あるい
はX2方向に移動できるようになっている。上側カット
ユニット4L、4Rは、線材1の径よりわずかに大きい
径の貫通孔が一群の複数の線材1の数と同数だけ設けら
れており、切断長さMの領域より後続の線材の先端部を
下側カットユニット5L、5Rと同じ並列面に沿って保
持することができるようになっているとともに、フィー
ドユニット3L、3Rから線材1が繰り出されるときに
は、線材1を貫通孔で支持しつつ滑らかに繰り出せるよ
うになっている。そして、上側カットユニット4L、4
Rは、図3中Y方向に移動することができるようになっ
ている。この下側カットユニット5L、5Rと上側カッ
トユニット4L、4Rとで切断手段を構成しており、各
々線材1を保持したまま、線材1の並列面と略直交する
方向に相対移動することにより、すなわち、図3に示す
ように、下側カットユニット5L、5Rが線材1を保持
しつつ固定されたまま、上側カットユニット4L、4R
がY方向へ移動することにより、線材1を切断して、複
数のカット材11とすることができるようになってい
る。同図において、スライダ7L、7Rのセット孔8に
挿入された線材1のくびれ部1aが、線材1の先端部が
セット孔8の底面8aに衝止するとき、上側カットユニ
ット4L、4Rと下側カットユニット5L、5Rとの境
界領域と略同じ高さ(位置)となるように、スライダ7
L、7Rのセット孔8の深さおよび下側カットユニット
5L、5Rの厚さが規定されており、上側カットユニッ
ト4L、4Rと下側カットユニット5L、5Rとが相対
移動するとき、複数の線材1はくびれ部1aで、すなわ
ち所定の切断長さMで切断されるようになっている。ま
た、スライダ7L、7Rに設けられたセット孔8は、所
定間隔でカット材11が並列する方向に一列に並んで設
けられて一群の孔を構成しており、その一群の孔には複
数のカット材11を一組として挿入することができるよ
うになっている。そして、このようなセット孔8の孔群
がカット材11が並列する方向に所定間隔Pで設けられ
ており、その孔群に対応して複数組のカット材11を所
定間隔で整列させることができるようになっている。ま
た、スライダ7Lの端部にはボールネジ9Lとサーボモ
ータ10Lが、スライダ7Rの端部にはボールネジ9R
とサーボモータ10Rが接続されており、1組のカット
材11がスライダ7L、7Rに挿入されるとサーボモー
タ10L、10Rが回転してボールネジ9L、9Rによ
り、スライダ7Lを図中X1方向に、スライダ7Rを図
中X2方向に送ることができるようになっている。そし
て、スライダ7L、7Rに整列された複数組のカット材
11は、後述するワーク供給用機械式チャック13(セ
ット手段)によって、成形金型にセットする(据え置
く)ことができるようになっている。
【0016】図4に示すように、成形金型の下金型12
(成形金型)の近傍には、更に、ワークとしてのカット
材11をX1、X2方向と直交するZ方向に搬送し、複
数のカット材11を成形金型の下金型12上に所定位置
でセットするワーク供給用機械式チャック13と、成形
金型の下金型12上から成形品を取り出す公知の機械式
チャック14とが設けられている。機械式チャック13
は、1組又は複数組のカット材11を吸着する1つ又は
複数の吸着部13aを有しており、多くとも所定数(成
形金型の最大取り数/吸着部の数)だけ吸着搬送動作を
することによって、カット材11を成形金型の下金型1
2にセットできるようになっている。搬送動作は、ボー
ルネジ17をサーボモータ18が駆動することにより行
われる。また、ワーク供給用機械式チャック13はロボ
ットアーム15によって、機械式チャック14はロボッ
トアーム16によって、それぞれ移動可能に支持されて
いる。また、19は、成形金型から取り出された図示し
ない複合部品をX1方向およびX2方向と平行に搬送す
る搬送コンベアである。そして、これらフィードユニッ
ト3L、3R、上側カットユニット4L、4R、下側カ
ットユニット5L、5R、スライダ7L、7R、ワーク
供給用機械式チャック13、機械式チャック14、搬送
コンベア19およびロボットアーム15、16等からワ
ーク供給装置が構成される。
【0017】成形機50の射出機構部51や型締め機構
部52(何れも詳細は図示していない)については公知
であり、詳述しないが、成形機50は、成形金型にカッ
ト材11がセットされたときに、型締め機構部52によ
ってこの成形金型を型締めし、カット材11を成形金型
内に保持しつつ、射出機構部51によって成形金型内の
複数のキャビティに溶融状態の所定の樹脂を射出充填す
る。そして、その樹脂が冷却により固化すると、カット
材11および前記樹脂の固化した樹脂部からなる複数の
複合部品が複数個(本実施例では8個)できあがる。こ
れらの複合部品は機械式チャック14により成形金型の
外部に取り出され、最終的なインサート成形品である製
品となる。
【0018】このような成形機50の成形動作は、制御
手段としての図示しないコントローラによって制御され
るようになっている。このコントローラは、各種センサ
情報および成形機50の操作盤53からの運転条件に関
する設定情報を入力し、成形機50の本体部とこれに付
設されたワーク供給装置30、すなわちフィードユニッ
ト3L、3R、上側カットユニット4L、4R、下側カ
ットユニット5L、5R、スライダ7L、7R、ワーク
供給用機械式チャック13、機械式チャック14、搬送
コンベア19およびロボットアーム15、16を作動さ
せるための各部材に指令信号を出力するものであり、図
示しないCPU、メモリ(ROM、RAM等)、I/O
回路、シーケンサ回路および電磁弁アンプ等を有してい
る。操作盤53には、成形条件を設定する設定器および
ラップトップコンピュータなどの外部送信手段から条件
データを入力するための通信コネクタの他、成形機50
の自動運転モードと調整運転モードを選択操作する選択
操作スイッチが設けられており、コントローラは操作盤
53からの入力データに基づき、ROMに格納された所
定のプログラムに従ってRAM等とデータの授受を行い
ながら各作動部を制御するための信号をCPUにより生
成し、これに対応する指令信号を出力する。そして、コ
ントローラは、操作盤53内のスイッチ等により自動運
転モードが指定されたとき、成形機50に自動的に射出
成形をさせるとともに、各自動機を所定のタイミングで
動作させる。
【0019】また、操作盤53は複合部品の種類(成形
する製品の種類)を入力操作に応じて選択する選択手段
としての機能を有している。具体的には、例えば操作盤
53内の選択スイッチを押したときに操作盤内の表示画
面にリストアップされる製品の種類の中から1つの種類
を選択するか、あるいは、選択したい種類の選択操作キ
ーを押すことで行なう。新しい製品について前記切断長
さ、取り数およびそれに対応する他の成形条件を入力す
るときには、操作盤53によりあるいは外部の送信手段
から、前記コントローラに入力する。そして、前記コン
トローラは、複合部品の種類毎に前記切断長さとそれに
対応する成形条件とをメモリに記憶し、操作盤53およ
び前記メモリからの情報に基づいて、選択された複合部
品に対応する前記切断長さおよび成形条件を設定し、成
形機50と前記ワーク供給装置の作動を制御する。
【0020】次に、作用を説明する。まず、複数の線材
1が、線材供給装置60のリール2a、2bからフィー
ドユニット3L、3Rによって繰り出され、スライダ7
L、7Rのセット孔8に挿入されるとともに、セット孔
8の底面8aに突き当てられる。このとき、線材1の先
頭面をくびれ部1aで切断しておくと、セット孔8の底
面8aに突き当てたとき、複数の線材1のくびれ部1a
の高さ(位置)がX1方向およびX2方向と平行に同じ
高さで揃うようになる。セット孔8の底面8aに突き当
てられて止まった複数の線材1は、上側カットユニット
4L、4Rおよび下側カットユニット5L、5Rによっ
て線材1同士が所定の間隔になるよう並置されるととも
に、線材1のくびれ部1aを境界として、スライダ7
L、7R側が下側カットユニット5L、5Rに保持さ
れ、フィードユニット3L、3R側が上側カットユニッ
ト4L、4Rに保持される。次いで、下側カットユニッ
ト5L、5Rを固定したまま、上側カットユニット4
L、4Rを線材1の並列方向とは直交する方向(Y方
向)に相対移動させると、線材1はそのくびれ部1aで
切断され、カット材11(ピン状のワーク)となる。こ
のとき、線材1にはくびれ部1aが形成されており、か
つ、そのくびれ部1aの部分に上側カットユニット4
L、4Rと下側カットユニット5L、5Rとの相対移動
による剪断応力が作用するので、線材1をそのくびれ部
1aの部分で容易に切断することができる。カット材1
1が形成されると、スライダ7Lが所定ピッチPでX1
方向に送られるとともに、スライダ7Rが所定ピッチP
でX2方向に送られ、複数の線材1の切断された先端下
にスライダ7L、7Rに形成されたセット孔8が配置さ
れる。次いで、フィードユニット3L、3Rによって線
材1が繰り出されセット孔8に挿入され、上述と同様の
手順によってカット材11がスライダ7L、7Rのセッ
ト孔8にセットされる。このようにして、スライダ7L
は順次所定ピッチPでX1方向に送られ、セット孔8に
カット材11がセットされるとともに、スライダ7Rは
順次所定ピッチPでX2方向に送られ、セット孔8にカ
ット材11がセットされる。カット材11のスライダ7
L、7Rのセット孔8へのセットが終了すると、図1
(b)の中央の図のように、スライダ7Lと、スライダ
7Rとが並列する位置関係になる。次いで、ロボットア
ーム15によってワーク供給用機械式チャック13が並
列状態となったスライダ7L、7R上に移動される。ス
ライダ7L、7Rのセット孔8に挿入されたカット材1
1は機械式チャック13によってつかみ上げられて、ス
ライダ7L、7Rから離脱させられる。次いで、近傍に
ある成形金型の下金型12の上まで移動させられ(図4
中Z方向)、下金型12の取付孔12aにカット材11
がセットされる。次いで、機械式チャック13が下金型
12上から退避されると、下金型12上に図示しない成
形金型の上金型が降下してきて、射出成形キャビティが
形成され、次いで公知の射出成形法により樹脂が射出さ
れ複合部品の成形作業が行われる。射出成形作業が終了
し、複合部品が冷却すると成形金型の上金型と下金型1
2との係合が解かれ、複合部品は機械式チャック14に
より下金型12から離脱される。下金型12から離脱し
た複合部品は搬送コンベア19上に載置され、成形装置
50から運び出される。
【0021】このように本実施例においては、ピン状ワ
ークの長さである切断長さMより長い複数本の線材1
を、その先端側から所定の送り量で成形金型に搬送し、
所定の長さに切断して複数のカット材11とし、これら
複数のカット材11が並列する所定姿勢で成形金型にセ
ットするので、多数のピン状ワークを所望の姿勢を維持
しながら容易に成形金型に供給できる。したがって、成
形しようとする複合部品の材料が線材1であっても、容
易に射出成形で複合部品を成形することができる。
【0022】また、供給された複数の線材1の先端部を
スライダ7L、7Rのセット孔8の底面8aに突き当て
て揃え、その突き当てられた先端位置が切断時の位置基
準となるので、複数の線材1を各線材1のくびれ部1a
で、すなわち、その先端位置から一定の長さに揃えて切
断することができ、容易に同一寸法のカット材11を得
ることができる。
【0023】また、線材1の必要とする切断長さMの範
囲を下側カットユニット5L、5Rによって保持すると
ともに後続の線材1を上側カットユニット4L、4Rに
よって保持し、下側カットユニット5L、5Rと上側カ
ットユニット4L、4Rとが線材1の並列面と略直交す
る方向に相対移動して線材を切断するので、並列された
複数の線材を同時に簡単に切断することができ、生産性
向上に寄与する。
【0024】また、線材1に複数のくびれ部1aを切断
長さMと同じピッチで形成するので、カッター等の切断
工具がなくとも、上側カットユニット4L、4Rと下側
カットユニット5L、5Rとを相対移動させて切断する
ことにより、線材1からピン状ワークであるカット材1
1を容易に作製することができ、ワーク作製工程を簡略
化することができるとともに、ピン状ワークの両端を面
取りした形状にすることができる。
【0025】更に、複数のカット材11を1組として複
数組のカット材11をスライダ7L、7Rが所定間隔で
成形金型にセットするので、供給数の限定された複数の
線材1であっても、多数個取りの金型に対応可能とな
り、生産性を向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ピン状ワ
ークの長さである切断長さより長い複数本の線材を、そ
の先端側から所定の送り量で成形金型に搬送し、所定の
長さに切断して複数のカット材とし、これら複数のカッ
ト材が並列する所定姿勢で成形金型にセットするので、
多数のピン状ワークを所望の姿勢を維持しながら容易に
成形金型に供給でき、成形しようとする複合部品の材料
が線材であっても、容易に射出成形で複合部品を成形す
ることができる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、供給された
複数の線材の先端部を先端位置規定部に突き当てて揃
え、その突き当てられた先端位置が切断時の位置基準と
なるので、常に複数の線材をその先端位置から一定の長
さに揃えて切断することができ、容易に同一寸法のカッ
ト材を得ることができる。請求項3記載の発明によれ
ば、線材の必要とする切断長さの範囲を保持部によって
保持するとともに後続の線材を切断部によって保持し、
保持部と切断部とが線材の並列面と略直交する方向に相
対移動して線材を切断するので、並列された複数の線材
を同時に簡単に切断することができ、生産性向上に寄与
することができる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、線材に複数
のくびれ部を切断長さと同じピッチで形成するので、カ
ッター等の切断工具がなくても、切断部と保持部とを相
対移動させて切断することにより、容易に線材からピン
状ワークであるカット材を得ることができ、ワーク作製
工程を簡略化することができる。また、ピン状ワークの
両端を面取りした形状にすることができる。
【0029】請求項5記載の発明によれば、複数のカッ
ト材を1組として複数組のカット材を整列手段が所定間
隔で成形金型にセットするので、線材供給数を所定数に
抑えてシステムの小型化を図りつつ、多数個取りの金型
に対応することができ、生産性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインサート成形システムの一実施
例の要部構成を示す図であり、(a)は、その正面図
を、(b)はその上面図を示している。
【図2】本発明に係るインサート成形システムの一実施
例の全体構成を示す図である。
【図3】一実施例の切断手段の概略機構を示す側方断面
図である。
【図4】一実施例のワーク供給用機械式チャックおよび
成形品取り出し用機械式チャックを示す要部側面図であ
る。
【図5】一実施例の成形金型の下金型の上面図である。
【図6】一実施例の成形機の正面図である。
【符号の説明】
1 線材 1a くびれ部 3L、3R フィードユニット(線材供給手段) 4L、4R 上側カットユニット(切断手段、切断
部) 5L、5R 下側カットユニット(切断手段、保持
部) 7L、7R スライダ(整列手段) 8 セット孔 8a 底面(先端位置規定部) 11 カット材 12 下金型(成形金型) 13 ワーク供給用機械式チャック(セット手段) 30 ワーク供給装置 50 成形機 M 切断長さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の切断長さに切断された複数本の略ピ
    ン状のワークを成形金型に供給するワーク供給装置と、 ワークを成形金型内に保持しつつ該金型内に所定の樹脂
    を充填して前記ワークおよび樹脂からなる複合部品を成
    形する成形機と、を備えたインサート成形システムにお
    いて、 前記ワーク供給装置が、 予め所定断面形状に成形された前記切断長さより長い複
    数本の線材を、その先端側から所定の送り量で搬送して
    成形金型の近傍に供給する線材供給手段と、 前記成形金型の近傍に設けられ、線材供給手段から供給
    される複数本の線材を所定の切断長さに切断して複数の
    カット材とする切断手段と、 該複数のカット材を並列する所定姿勢で成形金型にセッ
    トするセット手段と、を備えたことを特徴とするインサ
    ート成形システム。
  2. 【請求項2】前記切断手段が、前記線材供給手段により
    成形金型近傍に供給された複数本の線材の先端部を衝止
    してその先端位置を所定位置に規定する先端位置規定部
    を有することを特徴とする請求項1記載のインサート成
    形システム。
  3. 【請求項3】前記切断手段が、先端位置から前記切断長
    さの範囲にある切断長さ領域の線材を所定の並列面に沿
    って保持する保持部と、前記切断長さ領域より後続の線
    材の先端部を前記並列面に沿って保持する切断部と、を
    有し、該保持部と該切断部とが該並列面と略直交する方
    向に相対移動して、該後続の線材と切断長さ領域の線材
    とを切断することを特徴とする請求項1又は2記載のイ
    ンサート成形システム。
  4. 【請求項4】前記線材が、前記切断長さを形成ピッチと
    して複数のくびれ部を予め形成したものであることを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載のインサート成形
    システム。
  5. 【請求項5】前記複数のカット材が並列する方向で複数
    のカット材を1組として複数組のカット材を所定間隔で
    整列させる整列手段を設け、 前記セット手段が該整列させた複数組のカット材を成形
    金型にセットすることを特徴とする請求項1記載のイン
    サート成形システム。
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