JPH07285158A - 熱可塑性樹脂シートの製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂シートの製造方法

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JPH07285158A
JPH07285158A JP6081342A JP8134294A JPH07285158A JP H07285158 A JPH07285158 A JP H07285158A JP 6081342 A JP6081342 A JP 6081342A JP 8134294 A JP8134294 A JP 8134294A JP H07285158 A JPH07285158 A JP H07285158A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
extruder
resin layer
thermoplastic
resin
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Pending
Application number
JP6081342A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Uno
拓明 宇野
Akitaka Miyake
顕隆 三宅
Tomoko Uematsu
朋子 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な方法でむらなくシボ加工を施すことが
でき、すぐれた艶消し感を得ることのできる熱可塑性樹
脂シートの製造方法を提供する。 【構成】 図1に示す装置を用いて、樹脂1(第1熱可
塑性樹脂)を押出機Aにより、樹脂3(第2熱可塑性樹
脂)を押出機Bにより、金型内滞留時間27秒として共
押出成形された厚み400μmの積層体を引取り速度5
m/分で引取りながら引取りロール4を通過直後に第2
の熱可塑性樹脂層を剥離し、第1の熱可塑性樹脂層から
なる巻取り幅400mmの熱可塑性樹脂シートの巻重体
7を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の内装やオフィ
スオートメーション機器、家電製品などのハウジング、
文具、サニタリー、日用品、内装用建材などの成形品と
して使用され、すぐれた艶消し感を有する熱可塑性樹脂
シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂フイルムの表面に皮革様の艶消
し感を付与するために、熱可塑性エラストマー層の表面
をエンボス加工用ロールを用いて機械的にシボ加工する
方法(特公平1−14023号公報)、熱可塑性樹脂に
粒子状の充填剤を混入することにより、該樹脂層内部に
ボイドを形成させ、該ボイドを圧潰して凹凸模様を得る
方法(特開平3−269182号公報)、又、ビーズ顔
料を放射線硬化型ビヒクルに添加してなる艶消し塗料に
よる塗膜をフイルム表面に形成する方法(特開平2−4
1243号公報)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平1−140
23号公報に記載の方法では、エンボス模様の転写性が
悪く、シボにむらが生じやすく、充分な艶消し感が得ら
れず、シートの厚みむらによってシボむらが発生する。
特開平3−269182号公報記載の方法では、充填剤
の添加により樹脂層の強度が低下し、又、充填剤がブロ
ッキングすることにより外観が悪くなる。又、特開平2
−41243号公報記載の方法によると、塗料に用いる
溶剤が散乱し作業環境が悪いという欠点があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解消し、簡単
な方法でむらのないシボ加工を施すことができ、すぐれ
た艶消し感を得ることのできる熱可塑性樹脂シートの製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明熱可塑性樹脂シー
トの製造方法は、第1の熱可塑性樹脂と、該第1の熱可
塑性樹脂との粘度差が3000ポイズ以上であり、該第
1の熱可塑性樹脂に対する粘度比が1.3以上で、50
000ポイズ以下の粘度を有し、且つ、第1の熱可塑性
樹脂とは接着性のない第2の熱可塑性樹脂とを、金型内
での滞留時間を5秒以上、60秒以下として共押出して
冷却した後、第2の熱可塑性樹脂層を剥離除去すること
を特徴とするものである。
【0006】本発明で使用する第1及び第2の熱可塑性
樹脂としては、従来公知のものが挙げられ、例えば、低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミ
ド、ポリスチレン、ポリビニルアセテート、ポリアクリ
ロニトリル、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱
可塑性ウレタンエラストマー及びその共重合体が含まれ
る。このうち、第1の熱可塑性樹脂として、耐擦過傷
性、柔軟性にすぐれた熱可塑性ウレタンエラストマー
を、第2の熱可塑性樹脂として、剥離時の柔軟性にすぐ
れた熱可塑性ポリオレフィンエラストマーを用いるのが
好ましい。
【0007】本発明で使用する第2の熱可塑性樹脂の溶
融粘度は、成形時のシリンダー先端部温度における剪断
粘度をJIS K7199に準じて測定したもので、そ
の溶融粘度が50000ポイズ以下に限定される。溶融
粘度が50000ポイズを超えると押出成形が困難とな
る。
【0008】又、低粘度である第1の熱可塑性樹脂と、
高粘度である第2の熱可塑性樹脂との溶融粘度差は30
00ポイズ以上に限定される。溶融粘度差が3000ポ
イズよりも小さいと表面の凹凸が荒くなり、艶消し感が
充分に得られない。
【0009】更に、低粘度である第1の熱可塑性樹脂に
対する第2の熱可塑性樹脂の溶融粘度比は1.3以上に
限定される。溶融粘度比が1.3よりも小さいと表面の
凹凸が荒くなり、艶消し感が充分に得られない。
【0010】上記第1の熱可塑性樹脂と第2の熱可塑性
樹脂との接着力は、JIS K7221で規定される剥
離強度が10kgf以下とする。この剥離強度が10k
gf以上のものを用いると第2熱可塑性樹脂を除去でき
なかったり、できたとしても艶消し感が充分に得られな
い。
【0011】本発明で使用する共押出法とは、複数の押
出機により複数の樹脂層を同時に押出して一体に積層す
る方法であり、例えば、マルチマニホールドダイによる
方法、フィードブロックダイによる方法等が挙げられ
る。共押出成形時の金型内滞留時間は、5秒以上60秒
以下に限定される。金型内滞留時間が5秒以下になると
艶消し感が充分に得られず、60秒を超えると生産性が
悪くなる。
【0012】尚、共押出成形時の樹脂温度及び金型温度
は、使用する樹脂により異なるが、一般には150〜2
50℃であり、樹脂の溶融挙動により適宜調整する。
【0013】第1及び第2の熱可塑性樹脂層の厚みは特
に限定しないが、好ましくは第1の熱可塑性樹脂層/第
2の熱可塑性樹脂層の比が5以上である。この比が5未
満であると表面の凹凸が不充分となり、艶消し感が充分
に得られない。
【0014】本発明で行う第2の熱可塑性樹脂層の除去
方法は特に限定はなく、第1の熱可塑性樹脂層と第2の
熱可塑性樹脂層とをそれぞれ別の巻取りロールに巻取
り、第2の熱可塑性樹脂層をリサイクルして使用しても
よい。
【0015】
【作用】第1の熱可塑性樹脂との粘度差が3000ポイ
ズ以上であり、第1の熱可塑性樹脂に対する粘度比が
1.3以上で、50000ポイズ以下の粘度を有する第
2の熱可塑性樹脂と、第1の熱可塑性樹脂とを、金型内
での滞留時間が5秒以上、60秒以下として共押出しす
るので、第1の熱可塑性樹脂層と第2の熱可塑性樹脂層
との界面には細かい凹凸が形成される。第1の熱可塑性
樹脂と第2の熱可塑性樹脂とは互いに接着性がないので
これを冷却した後、第2の熱可塑性樹脂層を剥離除去す
ることができ、低粘度である第1の熱可塑性樹脂層及び
高粘度である第2の熱可塑性樹脂層の剥離面は細かい凹
凸による艶消し状態となる。
【0016】
〔原料樹脂〕
樹脂1:熱可塑性ウレタンエラストマー(日本ミラクト
ラン社製,商品名:ミラクトランE990P) 樹脂2:熱可塑性ウレタンエラストマー(旭硝子社製,
商品名:ユーファインPN3429) 樹脂3:熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(三井
石油化学社製,商品名:ミラストマー8030N)50
重量部、熱可塑性ポリオレフィンエラ ストマー(三井石油化学社製,ミラストマー5030
N)30重量部、直鎖状低密度ポリエチレン(三井石油
化学社製,商品名:UZ2921L)10重量部、ポリ
プロピレン(三井石油化学社製,商品名:F650)1
0重量部の混合物 樹脂4:酸変性ポリエチレン(三井石油化学社製,商品
名:アドマーQF551) 樹脂5:低密度ポリエチレン(三井石油化学社製,商品
名:ミラソン12)
【0017】図1は本発明の熱可塑性樹脂シートを製造
する装置を説明するための説明図であり、該装置と押出
条件を説明する。1は押出機A(図示略)から押出され
た第1の熱可塑性樹脂の流路であり、押出機Aは口径4
0mm,L/D=26,圧縮比:3(プラスチック工学
研究所社製,商品名:GT−40)のものである。10
は押出機B(図示略)から押出された第2の熱可塑性樹
脂の流路であり、押出機Bは口径50mm,L/D=2
6,圧縮比:3(プラスチック工学研究所社製,商品
名:GT−50)のものである。3はダイスであり、5
流路のフィードブロックを備え、幅500mm、クリア
ランス0.8mm、ランド長160mm、ランド容積3
00cm3 の吐出口を有するものである(クローレン社
製,商品名:エポック3201)。
【0018】ダイス2から共押出成形された第1の熱可
塑性樹脂層5と第2の熱可塑性樹脂層6との積層体を冷
却ロール3を経て、引取りロール4を通過直後にこれら
樹脂層5、6を剥離し、巻き取ることにより第1の熱可
塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂シートの巻重体7が得ら
れるものである。8は剥離除去され巻重体として巻き取
った第2の熱可塑性樹脂層である。
【0019】(実施例1)図1に示す装置を用いて、樹
脂1(第1の熱可塑性樹脂)を押出機Aにより、樹脂3
(第2の熱可塑性樹脂)を押出機Bにより下記の条件で
共押出成形した。 金型内滞留時間:27秒 押出温度:(シリンダ先端部)押出機A;220℃,押
出機B;190℃,金型;200℃ 吐出量:40kg/hr(押出機A;6kg/hr,押
出機B;34kg/hr) 冷却ロール温度:60℃
【0020】このようにして共押出成形された厚み40
0μm(第1の熱可塑性樹脂層5;350μm,第2の
熱可塑性樹脂層6;50μm)の積層体を引取り速度5
m/分で引取りながら引取りロール4を通過直後に第2
の熱可塑性樹脂層6を剥離し、第1の熱可塑性樹脂層5
からなる巻取り幅400mmの熱可塑性樹脂シートの巻
重体7を得た。8は剥離除去された第2の熱可塑性樹脂
層である。
【0021】図2は上記共押出成形された積層体の拡大
断面図であり、第1の熱可塑性樹脂層5と第2の熱可塑
性樹脂層6との界面に細かな凹凸9の形成が確認され
た。
【0022】(実施例2)樹脂1を第1熱可塑性樹脂、
樹脂3を第2熱可塑性樹脂とし、押出機A及び押出機B
のシリンダー先端部温度をそれぞれ200℃とした以外
は実施例1と同じ条件で共押出成形した。
【0023】(実施例3)樹脂2を第1熱可塑性樹脂、
樹脂3を第2熱可塑性樹脂とし、押出機Aのシリンダー
先端部温度を230℃、押出機Bのシリンダー先端部温
度を200℃とした以外は実施例1と同じ条件で共押出
成形した。
【0024】(実施例4)樹脂1を第1熱可塑性樹脂、
樹脂5を第2熱可塑性樹脂とし、押出機Aのシリンダー
先端部温度を220℃、押出機Bのシリンダー先端部温
度を180℃とした以外は実施例1と同じ条件で共押出
成形した。
【0025】(比較例1)樹脂1を第1熱可塑性樹脂、
樹脂3を第2熱可塑性樹脂とし、押出機Aのシリンダー
先端部温度を190℃、押出機Bのシリンダー先端部温
度を200℃とした以外は実施例1と同じ条件で共押出
成形した。
【0026】(比較例2)樹脂2を第1熱可塑性樹脂、
樹脂3を第2熱可塑性樹脂とし、押出機Bのシリンダー
先端部温度を200℃とした以外は実施例1と同じ条件
で共押出成形した。
【0027】(比較例3)樹脂1を第1熱可塑性樹脂、
樹脂4を第2熱可塑性樹脂とし、押出機Aのシリンダー
先端部温度を200℃とした以外は実施例1と同じ条件
で共押出成形した。
【0028】(比較例4)樹脂1を押出機Aと上記ダイ
ス2を用いて下記条件で単層押出した後、シボロールに
よりシボ加工した。 金型内滞留時間:27秒 押出温度:シリンダー先端部温度200℃,金型温度2
00℃ 吐出量:40kg/hr 冷却ロール温度:60℃ 引取り速度:5m/分 シボロール温度:90℃ 平均シボ径:10μm
【0029】(比較例5)樹脂5を押出機Aと上記ダイ
ス2を用いて比較例4と同条件で単層押出した。シボ加
工は行わなかった。
【0030】以上実施例1〜4及び比較例1〜5で使用
した熱可塑性樹脂の粘度、得られた熱可塑性樹脂シート
の光沢度、剥離強度を測定した。結果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】〔注〕※1:JIS K7199に準じて
測定 ※2:JIS Z8741に準じて測定 ※3:JIS K7221に準じて測定
【0033】表1から判るように、実施例1〜4のもの
は第1の熱可塑性樹脂に対して溶融粘度差が3000ポ
イズ以上、粘度比が1.3以上である第2の熱可塑性樹
脂を用いたので、艶消し感のすぐれた熱可塑性樹脂シー
トが得られた。又、実施例4のものは、剥離した第2の
熱可塑性樹脂層も剥離面の光沢度が低く、該第2の熱可
塑性樹脂層も艶消し表面を有するシートとして使用する
ことが可能であった。
【0034】一方、比較例1〜3では第1の熱可塑性樹
脂に対して溶融粘度差が3000ポイズ未満、あるいは
粘度比が1.3未満である第2の熱可塑性樹脂を用いた
ので、艶消し感のよいシートは得られなかった。又、比
較例4、5のものは単層押出し後にシボロールでシボ加
工したので、充分な艶消し感は得られなかった。
【0035】
【発明の効果】第1の熱可塑性樹脂層と第2の熱可塑性
樹脂層とを共押出により積層するので、第2の熱可塑性
樹脂層を剥離した後の第1の熱可塑性樹脂層面には細か
い凹凸により、むらのないすぐれた艶消し状態を有する
熱可塑性樹脂シートが得られる。又、本発明の方法によ
れば、簡単な方法でむらのない艶消し感を得ることがで
きる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可塑性樹脂シートを製造する装置を
示す説明図。
【図2】積層体の拡大断面図。
【符号の説明】
1 :押出機A 10:押出機B 2 :ダイス 3 :冷却ロール 4 :引取りロール 5 :第1の熱可塑性樹脂層 6,8:第2の熱可塑性樹脂層 7 :巻重体 9 :凹凸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱可塑性樹脂と、該第1の熱可塑
    性樹脂との粘度差が3000ポイズ以上であり、該第1
    の熱可塑性樹脂に対する粘度比が1.3以上で、500
    00ポイズ以下の粘度を有し、且つ、第1の熱可塑性樹
    脂とは接着性のない第2の熱可塑性樹脂とを、金型内で
    の滞留時間を5秒以上、60秒以下として共押出して冷
    却した後、第2の熱可塑性樹脂層を剥離除去することを
    特徴とする熱可塑性樹脂シートの製造方法。
JP6081342A 1994-04-20 1994-04-20 熱可塑性樹脂シートの製造方法 Pending JPH07285158A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072001A (ja) * 2000-07-18 2003-03-12 Showa Denko Plastic Products Co Ltd 積層フィルム及びそれを用いた包装体
WO2013172633A1 (ko) * 2012-05-14 2013-11-21 주식회사 엘지화학 점착 제품의 제조 방법
JP2020187263A (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 大倉工業株式会社 キャリア層付きシームレスベルト、その製造方法及び画像形成装置用弾性層付き転写ベルトの製造方法

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