JPH07285205A - 写真フイルム用下引きフイルム - Google Patents

写真フイルム用下引きフイルム

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JPH07285205A
JPH07285205A JP6080368A JP8036894A JPH07285205A JP H07285205 A JPH07285205 A JP H07285205A JP 6080368 A JP6080368 A JP 6080368A JP 8036894 A JP8036894 A JP 8036894A JP H07285205 A JPH07285205 A JP H07285205A
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JP
Japan
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film
mol
undercoat
polyethylene
naphthalate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6080368A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadami Miura
定美 三浦
Satoshi Kitazawa
諭 北澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光剤層への接着性に優れ、かつ透明性に優
れた写真フイルム用下引きフイルムを提供する。 【構成】 ポリエチレン―2,6―ナフタレートフイル
ムの少くとも片面に、バインダー樹脂を含む造膜温度が
0〜90℃の水性液を用いて下引き塗布層を積層した写
真フイルム用下引きフイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真フイルム用下引きフ
イルムに関し、さらに詳しくは感光剤層に対する接着性
に優れ、かつ透明性に優れ、写真フイルム用として有用
な下引きフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】X線用フイルム、製版用フイルム、撮影
用ロールフイルムなどの写真フイルムに用いられる基材
フイルムとしては、従来からトリアセテートフイルムが
広く用いられている。
【0003】このトリアセテートフイルムは、その製造
工程で有機溶剤を使用するため、溶剤回収を完全に行な
い、環境を汚染することがないように注意しなければな
らない。特に、最近は環境破壊の問題が関心を集めてお
り、環境汚染の恐れがある有機溶剤を使用することは、
なるべく避けたいとする傾向が強くなってきている。
【0004】一方、このような有機溶剤を使用せずに、
溶融押出法により製膜を行うことのできるフイルムとし
て、ポリエチレンテレフタレートフイルムがあり、写真
フイルムの基材フイルムとして、一部で使用されるよう
になってきている。
【0005】しかしながら、ポリエチレンテレフタレー
トフイルムは、カール(巻き癖)を生じ、かつこれを取
り除くのが難しいという問題がある。即ち、写真フイル
ムの基材フイルムは、一旦、ロール状に巻き取った形で
貯蔵され、そこからフイルムを取り出して、適当な大き
さに切断し、X線用フイルム、製版用フイルム、カット
フイルムなどの平坦なシート状フイルムとして使用され
る。また、ロールフイルムの場合は、ロール状にパトロ
ーネ中に収納されたネガフイルムを、撮影現像定着後、
一定の長さに切断して、フイルムアルバムにいれてシー
ト状で保存することになる。ところが、ポリエチレンテ
レフタレートフイルムの場合は、ロール状に巻き取った
ときのカール(巻きぐせカール)が残存し、切断してシ
ート状にした後でもカールしてしまうという問題があ
る。
【0006】このようなカールの問題を解決する方法と
して、ガラス転移温度よりも5〜30℃低い温度で長時
間にわたってフイルムを加熱処理する方法が提案されて
いるが不満足であった。
【0007】また、ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トフイルムを基材フイルムとして用いることも提案され
てきたが、加工特性と感光剤接着力とをバランス化させ
ることは難しかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術の問題点を解消し、感光剤層への接着力を改
良しかつ透明性に優れた写真フイルム用下引きフイルム
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、ポリエチレン―2,6―ナフタレート
フイルムの少くとも片面に、バインダー樹脂を含む造膜
温度が0〜90℃の水性液を用いて下引き塗布層を積層
した写真フイルム用下引きフイルムによって達成され
る。
【0010】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレートは、ポリエチレン―2,6―ナフタレートホ
モポリマーのみらなず、少割合(例えば10モル%以
下、更には5モル%以下)の第三成分で変性されたポリ
エチレン―2,6―ナフタレートコポリマーや少割合
(例えば20重量%以下、更には10重量%以下)の第
三成分を混合したブレンドポリマーも包含する。
【0011】かかるポリエチレン―2,6―ナフタレー
トは基本的には公知であり、また公知の方法で製造する
ことができる。例えばポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートは、一般に、2,6―ナフタレンジカルボン酸又は
そのエステル形成性誘導体とエチレングリコール又はそ
のエステル形成性誘導体とを、触媒の存在下で縮重合反
応させることによって製造される。コポリマーを製造す
る場合には、第三成分を縮重合反応が完了するまでの段
階で添加し反応させるとよく、またブレンドポリマーを
製造する場合には成膜前の段階で第三成分のポリマーを
混合するとよい。
【0012】好適な第三成分としては、二価のエステル
形成性官能基を有する化合物、例えばシュウ酸、アジピ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,7
―ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカル
ボン酸等の如きジカルボン酸またはその低級アルキルエ
ステル;p―オキシ安息香酸、p―オキシエトキシ安息
香酸等の如きオキシカルボン酸またはその低級アルキル
エステル;あるいはプロピレングリコール、トリメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチ
レングリコール、ネオペンチルグリコール等の如き二価
アルコール類等を挙げることができる。
【0013】また、ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トは、例えば安息香酸、メトキシポリアルキレングリコ
ールなどの一官能性化合物によって末端の水酸基および
/またはカルボキシル基の一部または全部を封鎖したも
のであってもよく、あるいは例えば極く少量のグリセリ
ン、ペンタエリスリートル等の如き三官能以上のエステ
ル形成性化合物で実質的に線状のポリマーが得られる範
囲内で変性されたものでもよい。
【0014】このポリエチレン―2,6―ナフタレート
中には酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタン、カオ
リン等の如き無機フィラー、架橋アクリル樹脂、架橋ポ
リスチレン、メラミン樹脂、シリコーン樹脂等の如き有
機フィラー、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
着色剤、滑剤、蛍光増白剤等を添加することができる。
【0015】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフイルムは従来から知られている方法で製造
することができる。例えば、ポリエチレン―2,6―ナ
フタレートを乾燥後溶融し、冷却ドラム上に押出し急冷
して未延伸フイルムとし、次いで該未延伸フイルムを2
軸方向に延伸し、さらに熱処理することで製造すること
ができる。その際、延伸倍率は面積倍率で6〜40倍と
し、縦方向の延伸倍率は2〜5倍、横方向の延伸倍率は
2〜8倍とするのが好ましい。また延伸温度は(Tg−
10)〜(Tg+70)℃(但し、Tgはポリエチレン
―2,6―ナフタレートの二次転移点(℃)である)と
するのが好ましく、2軸延伸後200℃以上で熱固定す
ることが好ましい。
【0016】本発明では、かかるポリエチレン―2,6
―ナフタレートフイルムの少なくとも片面に下引き塗布
層を積層せしめるが、下引き塗布剤としては0〜90℃
の造膜温度を有する、水性液を用いる。
【0017】ここで造膜温度とは、バインダー樹脂を含
む水性液を塗布し乾燥する際に、ビヒクルが連続被膜を
形成しうる最低乾燥温度のことをいう。この温度が0℃
未満ではフイルムのアニーリング時に下引き塗布層がブ
ロッキングをおこし易くなる。一方90℃を超えるとき
は塗布層が不均一となり、フイルムの透明性や接着性が
不良となる。10〜80℃の造膜温度を有するバインダ
ー樹脂の水性液を用いると、下引き塗布層の耐ブロッキ
ング性、フイルムの透明性や接着性が良好となるため更
に好ましい。
【0018】本発明におけるバインダー樹脂としては、
上記造膜温度を形成する比較的軟化点の低い熱可塑性樹
脂や熱硬化性樹脂を用いることができ、例えばポリエス
テル、ポリウレタン、ポリエステルウレタン、ポリエー
テル、ビニル共重合体、アクリル系共重合体等を挙げる
ことができる。
【0019】下引き塗布剤(水性液)としては、これら
の樹脂の水溶液、エマルジョン、水分散液が水性液とし
て用いられる。
【0020】かかる水性液は、アニオン型界面活性剤、
カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤等の界面
活性剤を必要量添加して用いることができる。
【0021】かかる界面活性剤としては、塗布液の表面
張力を50dyne/cm以下に、好ましくは40dy
ne/cm以下に降下でき、ポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフイルムへの濡れを促進するものが好まし
く、例えばポリアルキレンオキシド、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アルキル硫酸塩、アル
キルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、第4級
アンモニウムクロライド塩、アルキルアミン塩酸等を挙
げることができる。
【0022】さらに、水性液には他の添加剤、例えば帯
電防止剤、紫外線吸収剤、顔料、有機フィラー、無機フ
ィラー、潤滑剤、ブロッキング防止剤、分散剤等を添加
することができる。
【0023】前記塗布剤は結晶配向が完了する前のポリ
エチレン―2,6―ナフタレートフイルム、例えば未延
伸フイルム、一軸延伸フイルム、結晶配向が完了してい
ない二軸延伸フイルム等の片面又は両面に塗布すること
が好ましい。
【0024】上記塗布液の固形分濃度は、通常30重量
%以下であり、10重量%以下が更に好ましい。塗布量
は走行しているフイルム1m2 当り0.5〜20g、更
に1〜10gが好ましい。
【0025】下引き塗布層を積層せしめた二軸延伸フイ
ルムは、好ましくは80〜130℃の温度で更にアニー
リング処理されることが好ましい。
【0026】かくして得られる本発明の下引きフイルム
は感光剤層との接着力が優れ、かつ透明性に優れたもの
であり、写真フイルム用下引きフイルムとして有用であ
る。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。なお、例中の特性は次の方法で評価した。
【0028】(1)接着性 (イ)感光性乳剤の調製 1Nの臭化アンモニウム溶液10ml、1Nのヨウ化カ
リウム0.5ml、ゼラチン6gと水40mlを混合
し、40〜50℃に保って撹拌下に1Nアンモニウム性
硝酸銀溶液10mlを2分かけて滴下して感光性乳剤N
を調製した。 (ロ)接着性の評価 サンプルフイルムの下引き層塗布面に、上記(イ)で調
製した感光性乳剤Nを塗布し、乾燥して3μmの厚さの
膜を形成させた。次にPH11の水酸化ナトリウム水溶
液に32℃で2分間浸漬した。更にPH4.2の酢酸水
溶液(酢酸ナトリウム1%含有)に32℃で2分間浸漬
した。その後水洗し、一日風乾した後、セルロースを貼
り、剥離テストを行った。剥離状態により3段階の評価
をつける。 A:塗膜が全く剥がれない。 B:塗膜の一部が剥がれる。 C:塗膜の全部が剥がれる。
【0029】(2)光線透過率(透明性) カットシート状フイルムの光線透過率を可視光紫外光分
光光度計で測定した。
【0030】(3)造膜温度 温度勾配を有する金属プレート上に、ドクターブレード
を使用してバインダー樹脂を含む水性液をキャストし、
乾燥した後、形成被膜が連続被膜を形成する状態を被膜
の透明性より判定し、連続被膜を形成する最低温度を金
属プレートの温度から読み取りこの温度を造膜温度とし
た。なお、造膜温度が0℃以下の場合は、エタノールを
10wt%含む水性液を使用して測定した。
【0031】[実施例1]固有粘度0.65のポリエチ
レン―2,6―ナフタレートを溶融し、冷却ドラム上に
押出しキャストして未延伸フイルムを作った。次いで、
この未延伸フイルムを縦方向に3.1倍延伸した後、メ
タクリル酸プロピル(50モル%)、アクリル酸ソーダ
(10モル%)、メタクリル酸グリシジル(15モル
%)、β−ヒドリキシヘキシルアクリレート(15モル
%)、N−メトキシメチルアクリルアミド(10モル
%)共重合体85重量%及びポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル(15wt%)からなるバインダー組
成物(A―1)の4%水性液(造膜温度:51℃)をフ
イルムの片面に塗布した。続いて乾燥後横方向に3.2
倍延伸し、242℃で熱処理して二軸延伸フイルムを得
た。このフイルムの接着性及び光線透過率を表1に示
す。
【0032】[比較例1]実施例1において塗布液を塗
布しない以外は同様にして二軸延伸フイルムを得た。こ
の結果を表1に示す。
【0033】[実施例2〜8および比較例2]実施例1
において塗布物とその厚さを変える以外は同様にして二
軸延伸フイルムを得た。この結果を表1に示す。
【0034】[比較例3]実施例1において塗布液を変
えて(A−5)の塗布液で塗布を試みたが、塗布液が不
安定で均一な塗膜を得るに至らなかった。
【0035】
【表1】
【0036】符号の説明 A―2:メタクリル酸エチル(50モル%)、アクリル
酸アンモニウム(10モル%)、2―エチルヘキシルア
クリレート(20モル%)、N―メトキシメチルアクリ
ルアミド(10モル%)、アクリル酸ブチル(10モル
%)共重合体85重量%及びポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル15重量%からなる組成物(塗布液の
造膜温度:39℃)。
【0037】A―3:クロトン酸ブチル(2モル%)、
アクリル酸メチル(3モル%)、2―エチルヘキシルメ
タクリレート(5モル%)、アクリル酸カリ(10モル
%)、N−メチロールメタクリルアミド(10モル
%)、メタクリル酸グリシジル(70モル%)共重合体
85重量%及びポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル15重量%からなる組成物(塗布液の造膜温度:6
2℃)。
【0038】A―4:メタクリル酸メチル(55モル
%)、アクリル酸ソーダ(5モル%)、アクリルアミド
(5モル%)、ポリスチレンスルホン酸ソーダ(25モ
ル%)、メタクリル酸(10モル%)共重合体85重量
%及びポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル15
重量%からなる組成物(塗布液の造膜温度:102
℃)。
【0039】A―5:アクリル酸ブチル(40モル
%)、2―エチルヘキシルアクリレート(30モル
%)、アクリル酸アンモニウム(10モル%)、アクリ
ル酸エチル(10モル%)、メタクリル酸プロピル(1
0モル%)共重合体85重量%及びポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル15重量%からなる組成物(A
―5)のエタノール10%混合水性液(塗布液の造膜温
度:−3℃)。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、感光剤層への接着性に
優れ、かつ透明性に優れた写真フイルム用下引きフイル
ムを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン―2,6―ナフタレートフ
    イルムの少くとも片面に、バインダー樹脂を含む造膜温
    度が0〜90℃の水性液を用いて下引き塗布層を積層し
    た写真フイルム用下引きフイルム。
JP6080368A 1994-04-19 1994-04-19 写真フイルム用下引きフイルム Pending JPH07285205A (ja)

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JP6080368A JPH07285205A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 写真フイルム用下引きフイルム

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