JPH07285444A - ステアリングホイールの位置調整装置 - Google Patents
ステアリングホイールの位置調整装置Info
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- JPH07285444A JPH07285444A JP8177594A JP8177594A JPH07285444A JP H07285444 A JPH07285444 A JP H07285444A JP 8177594 A JP8177594 A JP 8177594A JP 8177594 A JP8177594 A JP 8177594A JP H07285444 A JPH07285444 A JP H07285444A
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- Japan
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- steering wheel
- steering
- shaft
- steering shaft
- adjusting device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステアリングシャフトの高さを変化させても
ステアリングホイールを運転者が運転し易い姿勢に常に
保つことができるステアリングホイールの位置調整装置
を提供する。 【構成】 ステアリングホイール11の動作を伝達する
ステアリングシャフト10を車両の上下方向に位置調整
可能としたステアリングホイールの位置調整装置におい
て、ステアリングホイール11の高さと垂直面に対する
傾斜角φとの関係を、運転者の肩を中心とした手首の移
動軌跡に合わせて調整可能とする。
ステアリングホイールを運転者が運転し易い姿勢に常に
保つことができるステアリングホイールの位置調整装置
を提供する。 【構成】 ステアリングホイール11の動作を伝達する
ステアリングシャフト10を車両の上下方向に位置調整
可能としたステアリングホイールの位置調整装置におい
て、ステアリングホイール11の高さと垂直面に対する
傾斜角φとの関係を、運転者の肩を中心とした手首の移
動軌跡に合わせて調整可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
の位置調整装置に関する。
の位置調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステアリングホイールの位置調整装置と
して、例えば図14に示すものが知られている。この装
置では、ステアリングホイール1の動作を不図示のギア
ボックス側へ伝達するステアリングシャフト2が、上方
軸2a、中間軸2bおよび下方軸2cに3分割され、上
方軸2aと中間軸2bが自在継手3で回動可能に連結さ
れ、中間軸2bと下方軸2cがスプライン結合によって
軸方向へ相対移動可能に連結されている。上方軸2aの
外周にはハウジング4が上方軸2aに対して相対回転可
能かつ軸方向には上方軸2aと一体に移動可能に取付け
られ、このハウジング4と一体に設けられたブラケット
5と、車体に固定されたステアリングコラム6とがリン
ク部材7a,7bを介して連結されている。このような
装置において、ステアリングホイール1が運転者側(図
の矢印X方向)へ引き上げられると、リンク部材7aが
軸7a1を中心としてステアリングコラム6の溝6aに
案内されながら回動する。この動作に伴って、中間軸2
bが下方軸2cから引き出されつつ中間軸2bと上方軸
2aとが自在継手3の部分で回動し、ステアリングホイ
ール1の高さと傾きが同時に変化する(特開昭60−1
93763号、同60−193762号公報参照)。
して、例えば図14に示すものが知られている。この装
置では、ステアリングホイール1の動作を不図示のギア
ボックス側へ伝達するステアリングシャフト2が、上方
軸2a、中間軸2bおよび下方軸2cに3分割され、上
方軸2aと中間軸2bが自在継手3で回動可能に連結さ
れ、中間軸2bと下方軸2cがスプライン結合によって
軸方向へ相対移動可能に連結されている。上方軸2aの
外周にはハウジング4が上方軸2aに対して相対回転可
能かつ軸方向には上方軸2aと一体に移動可能に取付け
られ、このハウジング4と一体に設けられたブラケット
5と、車体に固定されたステアリングコラム6とがリン
ク部材7a,7bを介して連結されている。このような
装置において、ステアリングホイール1が運転者側(図
の矢印X方向)へ引き上げられると、リンク部材7aが
軸7a1を中心としてステアリングコラム6の溝6aに
案内されながら回動する。この動作に伴って、中間軸2
bが下方軸2cから引き出されつつ中間軸2bと上方軸
2aとが自在継手3の部分で回動し、ステアリングホイ
ール1の高さと傾きが同時に変化する(特開昭60−1
93763号、同60−193762号公報参照)。
【0003】なお、ステアリングホイールの傾きを調整
可能とした例としては、上記の他に、特開昭57−51
575号公報、特公昭47−25653号公報、特公昭
51−13294号公報、特公昭54−12688号公
報、実開昭47−30327号公報に記載のものがあ
る。
可能とした例としては、上記の他に、特開昭57−51
575号公報、特公昭47−25653号公報、特公昭
51−13294号公報、特公昭54−12688号公
報、実開昭47−30327号公報に記載のものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図15は、車両に乗車
した運転者がドライビングポジションを調整する手順を
示すものである。一般に、運転者は、まずシートスライ
ド機構を操作してブレーキペダル等が踏やすい位置に運
転席をスライドさせる(ステップS1)。次いで、周囲
の見やすさ、ヘッドルームの量、運転姿勢が適切となる
ように、シートリフターやリクライニング機構で運転席
の座面の高さや背もたれの傾きを調整する(ステップS
2)。そして、スピードメータ等の計器類や方向指示灯
等のモニタランプ類が見やすくなるように、ステアリン
グコラムのチルト機構でステアリングコラムの高さ(傾
き)を調整し(ステップS3)、最後に、ステアリング
のテレスコピック機構でステアリングホイールをステア
リングシャフトの軸方向へ移動させるか、あるいは運転
席のリクライニング機構で背もたれの傾きを変化させ
て、腕の曲り具合が適切となるようにステアリングホイ
ールまでの距離を調整する(ステップS4)。この時点
でドライビングポジションが適切であれば調整を終了
し、不具合が残っていれば調整を繰り返す(ステップS
5)。
した運転者がドライビングポジションを調整する手順を
示すものである。一般に、運転者は、まずシートスライ
ド機構を操作してブレーキペダル等が踏やすい位置に運
転席をスライドさせる(ステップS1)。次いで、周囲
の見やすさ、ヘッドルームの量、運転姿勢が適切となる
ように、シートリフターやリクライニング機構で運転席
の座面の高さや背もたれの傾きを調整する(ステップS
2)。そして、スピードメータ等の計器類や方向指示灯
等のモニタランプ類が見やすくなるように、ステアリン
グコラムのチルト機構でステアリングコラムの高さ(傾
き)を調整し(ステップS3)、最後に、ステアリング
のテレスコピック機構でステアリングホイールをステア
リングシャフトの軸方向へ移動させるか、あるいは運転
席のリクライニング機構で背もたれの傾きを変化させ
て、腕の曲り具合が適切となるようにステアリングホイ
ールまでの距離を調整する(ステップS4)。この時点
でドライビングポジションが適切であれば調整を終了
し、不具合が残っていれば調整を繰り返す(ステップS
5)。
【0005】ここで、上述した図14に示す従来の位置
調整装置を用いてステアリングコラムの高さ調整(ステ
ップS3)を行なう場合、ステアリングホイール1の傾
斜角φを変化させる自在継手3がステアリングホイール
1よりも車両前方(図の左方)に設けられているため
に、ステアリングホイール1を常に適切な姿勢に保つこ
とが難しい。以下、この点を図16および図17により
説明する。なお、ステアリングホイールの傾斜角φと
は、図14から明らかなように、ステアリングホイール
1の垂直面に対する傾斜角度をいう。
調整装置を用いてステアリングコラムの高さ調整(ステ
ップS3)を行なう場合、ステアリングホイール1の傾
斜角φを変化させる自在継手3がステアリングホイール
1よりも車両前方(図の左方)に設けられているため
に、ステアリングホイール1を常に適切な姿勢に保つこ
とが難しい。以下、この点を図16および図17により
説明する。なお、ステアリングホイールの傾斜角φと
は、図14から明らかなように、ステアリングホイール
1の垂直面に対する傾斜角度をいう。
【0006】図16は、ステアリングホイール1の自在
継手3を中心とした回動動作と、運転者Dの肩を中心と
した手首WRの動きとの関係を模式的に示したものであ
る。この図から明らかなように、自在継手3を中心とし
てステアリングホイール1の傾きを調整した場合、ステ
アリングホイール1の高さが増加するほど傾斜角φも増
加する。一方、運転者Dの手首WRは、腕の曲りが具合
がほぼ一定であれば肩の一点Eを中心とした円を描くよ
うに移動する。このため、手首WRの動きとステアリン
グホイール1の傾きの変化とが一致せず、ステアリング
ホイール1を高くすれば手首WRが伸び、低くすれば手
首WRが窮屈となる。この点を実験で確認した結果を図
17に示す。この図は、ステアリングホイールの高さを
変化させたときの操舵し易いステアリングホイールの傾
斜角を主観評価で求めた結果を示すものである。この結
果からも、ステアリングホイールを高くするほど傾斜角
を小さくすべき点が明らかであり、図16に示すステア
リングホイール1の傾きの変化は、理想的な変化に対し
て正反対である。
継手3を中心とした回動動作と、運転者Dの肩を中心と
した手首WRの動きとの関係を模式的に示したものであ
る。この図から明らかなように、自在継手3を中心とし
てステアリングホイール1の傾きを調整した場合、ステ
アリングホイール1の高さが増加するほど傾斜角φも増
加する。一方、運転者Dの手首WRは、腕の曲りが具合
がほぼ一定であれば肩の一点Eを中心とした円を描くよ
うに移動する。このため、手首WRの動きとステアリン
グホイール1の傾きの変化とが一致せず、ステアリング
ホイール1を高くすれば手首WRが伸び、低くすれば手
首WRが窮屈となる。この点を実験で確認した結果を図
17に示す。この図は、ステアリングホイールの高さを
変化させたときの操舵し易いステアリングホイールの傾
斜角を主観評価で求めた結果を示すものである。この結
果からも、ステアリングホイールを高くするほど傾斜角
を小さくすべき点が明らかであり、図16に示すステア
リングホイール1の傾きの変化は、理想的な変化に対し
て正反対である。
【0007】さらに、上述した図14の装置では、自在
継手3からステアリングホイール1までの長さが相当あ
るため、車体やインストルメントパネルとステアリング
シャフト2とが干渉し易く、傾斜角φの調整範囲を十分
に取れない等、設計上の制約が大きい。さらに、図18
に示すように、ステアリングホイール1の傾斜角を小さ
くすると上方軸2aと中間軸2bとの屈折角θAが大き
くなり、操舵反力に対する違和感が無視できないほど大
きくなる。
継手3からステアリングホイール1までの長さが相当あ
るため、車体やインストルメントパネルとステアリング
シャフト2とが干渉し易く、傾斜角φの調整範囲を十分
に取れない等、設計上の制約が大きい。さらに、図18
に示すように、ステアリングホイール1の傾斜角を小さ
くすると上方軸2aと中間軸2bとの屈折角θAが大き
くなり、操舵反力に対する違和感が無視できないほど大
きくなる。
【0008】本発明の目的は、ステアリングシャフトの
高さを変化させてもステアリングホイールを運転者が運
転し易い姿勢に常に保つことができるステアリングホイ
ールの位置調整装置を提供することにある。
高さを変化させてもステアリングホイールを運転者が運
転し易い姿勢に常に保つことができるステアリングホイ
ールの位置調整装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、請求項1の発明は、ステアリング
ホイール11の動作を伝達するステアリングシャフト1
0を車両の上下方向に位置調整可能としたステアリング
ホイールの位置調整装置に適用される。そして、ステア
リングホイール11の高さと垂直面に対する傾斜角φと
の関係を、運転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合
わせて調整可能として上述した目的を達成する。図4に
対応付けて説明すると、請求項2の発明では、請求項1
の装置において、ステアリングシャフト10の高さが増
加するほどステアリングホイール11の傾斜角φを減少
させる連係手段30を設けた。請求項3の発明では、請
求項2の装置において、連係手段が、ステアリングシャ
フト10が車両の上方へ移動するほどステアリングホイ
ール11が傾斜角φの減少する方向へ移動するように、
ステアリングシャフト10の上下方向の動作をステアリ
ングホイール11の傾斜角φの変化動作に変換する動作
方向変換機構30を備えている。図5に対応付けて説明
すると、請求項4の発明では、請求項2の装置におい
て、連係手段が、ステアリングシャフト10の高さを検
出する検出手段43と、検出手段43の検出結果に基づ
いて、ステアリングシャフト10が車両の上方へ移動す
るほどステアリングホイール11を傾斜角φが減少する
方向へ駆動する駆動手段41とを備えている。請求項5
の発明では、請求項1〜4の装置において、ステアリン
グホイール11の傾斜角を調整する際の回転中心が、ス
テアリングホイール11とステアリングシャフト10と
の連結位置から運転者側の領域に設定されている。請求
項6の発明は、ステアリングホイール11の動作を伝達
するステアリングシャフト10を車両の上下方向に位置
調整可能としたステアリングホイールの位置調整装置に
適用される。そして、ステアリングホイール11の垂直
面に対する傾斜角φを、ステアリングホイール11とス
テアリングシャフト10との連結位置から運転者側の領
域に設定された回転中心Cの回りに調整可能として上述
した目的を達成する。
応付けて説明すると、請求項1の発明は、ステアリング
ホイール11の動作を伝達するステアリングシャフト1
0を車両の上下方向に位置調整可能としたステアリング
ホイールの位置調整装置に適用される。そして、ステア
リングホイール11の高さと垂直面に対する傾斜角φと
の関係を、運転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合
わせて調整可能として上述した目的を達成する。図4に
対応付けて説明すると、請求項2の発明では、請求項1
の装置において、ステアリングシャフト10の高さが増
加するほどステアリングホイール11の傾斜角φを減少
させる連係手段30を設けた。請求項3の発明では、請
求項2の装置において、連係手段が、ステアリングシャ
フト10が車両の上方へ移動するほどステアリングホイ
ール11が傾斜角φの減少する方向へ移動するように、
ステアリングシャフト10の上下方向の動作をステアリ
ングホイール11の傾斜角φの変化動作に変換する動作
方向変換機構30を備えている。図5に対応付けて説明
すると、請求項4の発明では、請求項2の装置におい
て、連係手段が、ステアリングシャフト10の高さを検
出する検出手段43と、検出手段43の検出結果に基づ
いて、ステアリングシャフト10が車両の上方へ移動す
るほどステアリングホイール11を傾斜角φが減少する
方向へ駆動する駆動手段41とを備えている。請求項5
の発明では、請求項1〜4の装置において、ステアリン
グホイール11の傾斜角を調整する際の回転中心が、ス
テアリングホイール11とステアリングシャフト10と
の連結位置から運転者側の領域に設定されている。請求
項6の発明は、ステアリングホイール11の動作を伝達
するステアリングシャフト10を車両の上下方向に位置
調整可能としたステアリングホイールの位置調整装置に
適用される。そして、ステアリングホイール11の垂直
面に対する傾斜角φを、ステアリングホイール11とス
テアリングシャフト10との連結位置から運転者側の領
域に設定された回転中心Cの回りに調整可能として上述
した目的を達成する。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、ステアリングシャフト1
0の上下方向の位置を調整したとき、それに合わせてス
テアリングホイール11の高さと傾斜角との関係を、運
転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うように調整
できる。請求項2の発明では、ステアリングシャフト1
0の高さを調整すると、連係手段30によりステアリン
グホイール11の傾斜角φが、運転者の肩を中心とした
手首の移動軌跡に合うように調整される。請求項3の発
明では、ステアリングシャフト10を上下に移動させる
と、その動作が動作変換機構30によりステアリングホ
イール11の傾斜角φを変化させる動作に変換され、ス
テアリングシャフト10の高さに応じてステアリングホ
イール11の傾斜角φが運転者の肩を中心とした手首の
移動軌跡に合うように調整される。請求項4の発明で
は、ステアリングシャフト10の高さが検出手段43で
検出され、駆動手段41により、その高さに応じた傾斜
角φが得られるようにステアリングホイール11が駆動
される。請求項5,6の発明では、ステアリングシャフ
ト10とステアリングホイール11との連結位置よりも
運転者側の領域に設定された回転中心Cの回りにステア
リングホイール11が回動して傾斜角φが調整される。
0の上下方向の位置を調整したとき、それに合わせてス
テアリングホイール11の高さと傾斜角との関係を、運
転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うように調整
できる。請求項2の発明では、ステアリングシャフト1
0の高さを調整すると、連係手段30によりステアリン
グホイール11の傾斜角φが、運転者の肩を中心とした
手首の移動軌跡に合うように調整される。請求項3の発
明では、ステアリングシャフト10を上下に移動させる
と、その動作が動作変換機構30によりステアリングホ
イール11の傾斜角φを変化させる動作に変換され、ス
テアリングシャフト10の高さに応じてステアリングホ
イール11の傾斜角φが運転者の肩を中心とした手首の
移動軌跡に合うように調整される。請求項4の発明で
は、ステアリングシャフト10の高さが検出手段43で
検出され、駆動手段41により、その高さに応じた傾斜
角φが得られるようにステアリングホイール11が駆動
される。請求項5,6の発明では、ステアリングシャフ
ト10とステアリングホイール11との連結位置よりも
運転者側の領域に設定された回転中心Cの回りにステア
リングホイール11が回動して傾斜角φが調整される。
【0011】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0012】
−第1実施例− 以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実施例を説明
する。図1に示すように、本実施例ではステアリングシ
ャフト10とステアリングホイール11とが、ステアリ
ングホイール11のボス部110内に配置された自在継
手12を介して連結されている。図2にも示すように、
自在継手12は、ステアリングシャフト10の軸端に固
定されたジョイント120と、ジョイント120の先端
内面間に配設された一対の第1の軸121と、これら第
1の軸121の回りに回動自在に設けられた一対のスイ
ベル部材122と、これらスイベル部材122間に第1
の軸121と直交させて挿通された第2の軸123とを
有するもので、第2の軸123の両端部がステアリング
ホイール11のボス部110に設けられた取付穴110
aに嵌合されてステアリングホイール11と連結されて
いる。第2の軸123はスイベル部材122に対して自
身の軸線回りに回転自在とされ、この第2の軸123の
回転と、上述したスイベル部材122の第1の軸121
を中心とした回転とによって、ステアリングホイール1
1の回転動作に拘わりなくステアリングシャフト10の
軸線に対するステアリングホイール11の軸線の屈折角
が一定に保たれる。
する。図1に示すように、本実施例ではステアリングシ
ャフト10とステアリングホイール11とが、ステアリ
ングホイール11のボス部110内に配置された自在継
手12を介して連結されている。図2にも示すように、
自在継手12は、ステアリングシャフト10の軸端に固
定されたジョイント120と、ジョイント120の先端
内面間に配設された一対の第1の軸121と、これら第
1の軸121の回りに回動自在に設けられた一対のスイ
ベル部材122と、これらスイベル部材122間に第1
の軸121と直交させて挿通された第2の軸123とを
有するもので、第2の軸123の両端部がステアリング
ホイール11のボス部110に設けられた取付穴110
aに嵌合されてステアリングホイール11と連結されて
いる。第2の軸123はスイベル部材122に対して自
身の軸線回りに回転自在とされ、この第2の軸123の
回転と、上述したスイベル部材122の第1の軸121
を中心とした回転とによって、ステアリングホイール1
1の回転動作に拘わりなくステアリングシャフト10の
軸線に対するステアリングホイール11の軸線の屈折角
が一定に保たれる。
【0013】なお、図2から明らかなように、第2の軸
123はステアリングシャフト10の直径に比べて十分
に長く形成されている。これにより、ボス部110の直
径が拡大し、その内部にエアバックやインフレータ等の
エアバックモジュールが装着可能となる。また、第2の
軸123をボス部110の側方から抜き差しするために
取付穴110aはボス部110の外周面に開口させて設
けられ、この開口部に止めねじ111が捩じ込まれて第
2の軸123が軸方向に拘束されている。ステアリング
シャフト10の下端側(図1の左方)には不図示の自在
継手が設けられ、この自在継手を中心としてステアリン
グシャフト10は上下に揺動可能とされている。
123はステアリングシャフト10の直径に比べて十分
に長く形成されている。これにより、ボス部110の直
径が拡大し、その内部にエアバックやインフレータ等の
エアバックモジュールが装着可能となる。また、第2の
軸123をボス部110の側方から抜き差しするために
取付穴110aはボス部110の外周面に開口させて設
けられ、この開口部に止めねじ111が捩じ込まれて第
2の軸123が軸方向に拘束されている。ステアリング
シャフト10の下端側(図1の左方)には不図示の自在
継手が設けられ、この自在継手を中心としてステアリン
グシャフト10は上下に揺動可能とされている。
【0014】図1および図3に示すように、ステアリン
グシャフト10の外周はコラムチューブ13で覆われて
いる。コラムチューブ13はステアリングシャフト10
とともに上下方向へ揺動可能で、ステアリングシャフト
10の回転に対しては静止状態に保持され、軸方向へは
ステアリングシャフト10に対して相対移動不可能に設
けられている。コラムチューブ13の軸端の外周には可
動筒14が軸方向へ摺動可能に嵌合され、その上部外周
にはブラケット15が一体に固定されている。ブラケッ
ト15は不等長のリンク部材16,17を介してステア
リングコラム18と連結されている。なお、図3から明
らかなようにリンク部材16は車幅方向に2本並べて設
けられている。リンク部材17も同様である。リンク部
材16,17は、可動筒14をコラムチューブ13に沿
って摺動させたとき、ステアリングコラム18のリンク
部材16との連結点CP1側がリンク部材17との連結
点CP2側よりも車両の上下方向に大きく変位するよう
に、それぞれの長さや取付け位置が定められている。ス
テアリングコラム18によってステアリングホイール1
1の自在継手12を中心とした自由な回動が規制され、
傾斜角φがステアリングコラム18の傾きに応じた一定
の値に保たれる。
グシャフト10の外周はコラムチューブ13で覆われて
いる。コラムチューブ13はステアリングシャフト10
とともに上下方向へ揺動可能で、ステアリングシャフト
10の回転に対しては静止状態に保持され、軸方向へは
ステアリングシャフト10に対して相対移動不可能に設
けられている。コラムチューブ13の軸端の外周には可
動筒14が軸方向へ摺動可能に嵌合され、その上部外周
にはブラケット15が一体に固定されている。ブラケッ
ト15は不等長のリンク部材16,17を介してステア
リングコラム18と連結されている。なお、図3から明
らかなようにリンク部材16は車幅方向に2本並べて設
けられている。リンク部材17も同様である。リンク部
材16,17は、可動筒14をコラムチューブ13に沿
って摺動させたとき、ステアリングコラム18のリンク
部材16との連結点CP1側がリンク部材17との連結
点CP2側よりも車両の上下方向に大きく変位するよう
に、それぞれの長さや取付け位置が定められている。ス
テアリングコラム18によってステアリングホイール1
1の自在継手12を中心とした自由な回動が規制され、
傾斜角φがステアリングコラム18の傾きに応じた一定
の値に保たれる。
【0015】可動筒14の下部には、ロック解除レバー
19がピン20を中心として回動可能に取付けられてい
る。ロック解除レバー19の一端には把持部190が、
他端には鋸歯状の凹凸部191が形成されている。コラ
ムチューブ13の下面側には凹凸部191と噛合可能な
鋸歯状の凹凸部130が形成されている。図1において
ロック解除レバー19がピン20の回りに時計方向へ回
動すると、凹凸部130,191が噛み合って可動筒1
4がコラムチューブ13上を摺動不可能となる。ロック
解除レバー19と可動筒14との間には、ロック解除レ
バー19を凹凸部130,191が噛み合う方向へピン
20の回りに回転付勢する引張りばね21が張設されて
いる。なお、IPは車両のインストルメントパネルであ
る。
19がピン20を中心として回動可能に取付けられてい
る。ロック解除レバー19の一端には把持部190が、
他端には鋸歯状の凹凸部191が形成されている。コラ
ムチューブ13の下面側には凹凸部191と噛合可能な
鋸歯状の凹凸部130が形成されている。図1において
ロック解除レバー19がピン20の回りに時計方向へ回
動すると、凹凸部130,191が噛み合って可動筒1
4がコラムチューブ13上を摺動不可能となる。ロック
解除レバー19と可動筒14との間には、ロック解除レ
バー19を凹凸部130,191が噛み合う方向へピン
20の回りに回転付勢する引張りばね21が張設されて
いる。なお、IPは車両のインストルメントパネルであ
る。
【0016】以上の構成の装置において、ロック解除レ
バー19の把持部190を運転者側(図1の右方)へ引
き寄せると、凹凸部130,191の噛み合いが外れて
可動筒14がコラムチューブ13上を摺動可能となる。
この状態で、可動筒14をコラムチューブ13に沿って
車両前方(図1の左方)へ押し込むと、上述したリンク
部材16との連結点CP1側が連結点CP2側よりも車
両の下方へ相対的に下降し、これに伴ってステアリング
ホイール11の傾斜角φが増加する。反対に、可動筒1
4をコラムチューブ13に沿って運転者側(図1の右
方)へ引き上げると、連結点CP1側が連結点CP2側
よりも車両の上方へ相対的に大きく上昇し、ステアリン
グホイール11の傾斜角φが減少する。
バー19の把持部190を運転者側(図1の右方)へ引
き寄せると、凹凸部130,191の噛み合いが外れて
可動筒14がコラムチューブ13上を摺動可能となる。
この状態で、可動筒14をコラムチューブ13に沿って
車両前方(図1の左方)へ押し込むと、上述したリンク
部材16との連結点CP1側が連結点CP2側よりも車
両の下方へ相対的に下降し、これに伴ってステアリング
ホイール11の傾斜角φが増加する。反対に、可動筒1
4をコラムチューブ13に沿って運転者側(図1の右
方)へ引き上げると、連結点CP1側が連結点CP2側
よりも車両の上方へ相対的に大きく上昇し、ステアリン
グホイール11の傾斜角φが減少する。
【0017】傾斜角φが変化する際のステアリングホイ
ール11の回転中心はボス部110内、詳しくは自在継
手12の第1の軸121および第2の軸123の軸線の
交点Cであるから、ステアリングホイール11の傾斜角
φが変化してもステアリングホイール11の高さは変化
しない。したがって、図1に実線で示すようにステアリ
ングシャフト10の上方への揺動に合わせて傾斜角φを
小さく、図1に二点鎖線で示すようにステアリングシャ
フト10の下方への揺動に合わせて傾斜角φを大きく設
定して、ステアリングホイール11の高さと傾きとの関
係を運転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うよう
に容易に調整できる。傾斜角φの調整後は、ロック解除
レバー19を図1の時計方向に戻して凹凸部191,1
30を噛み合わせ、可動筒14の摺動を阻止する。な
お、ステアリングホイール11の高さが増加するほど傾
斜角φが減少すれば、ステアリングホイール11が常に
運転者の頭部を向くので、エアバック作動時の効果が常
に最大限に発揮される。
ール11の回転中心はボス部110内、詳しくは自在継
手12の第1の軸121および第2の軸123の軸線の
交点Cであるから、ステアリングホイール11の傾斜角
φが変化してもステアリングホイール11の高さは変化
しない。したがって、図1に実線で示すようにステアリ
ングシャフト10の上方への揺動に合わせて傾斜角φを
小さく、図1に二点鎖線で示すようにステアリングシャ
フト10の下方への揺動に合わせて傾斜角φを大きく設
定して、ステアリングホイール11の高さと傾きとの関
係を運転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うよう
に容易に調整できる。傾斜角φの調整後は、ロック解除
レバー19を図1の時計方向に戻して凹凸部191,1
30を噛み合わせ、可動筒14の摺動を阻止する。な
お、ステアリングホイール11の高さが増加するほど傾
斜角φが減少すれば、ステアリングホイール11が常に
運転者の頭部を向くので、エアバック作動時の効果が常
に最大限に発揮される。
【0018】本実施例では、ステアリングシャフト10
の軸端に設けた可動筒14およびステアリングコラム1
8のみを移動させて傾斜角φを調整するので、図14に
示す従来例と比較した場合、傾斜角φの調整時の可動部
分がインストルメントパネルIPや車体と干渉するおそ
れが低く、設計上の制約が少ない。なお、本実施例で
は、ステアリングホイール11の自在継手12を中心と
した回転により、ステアリングシャフト10の軸線とス
テアリングホイール11の軸線とがずれて操舵時の操作
反力に違和感が生じる可能性がある。しかしながら、そ
のずれ角は従来よりも小さい。すなわち、図18に示す
装置において、自在継手3を中心に上方軸2aを角度θ
Aだけ屈折させたときのステアリングホイール1の傾き
を本実施例の装置で得るためには、ステアリングホイー
ル1を上方軸2aと直交する方向から角度θBだけ傾け
れば足り、この屈折角θBは上記の屈折角θAよりも常に
小さい(θB<θA)。そして、屈折角θB自体も十分に
小さい(一般自動車の場合、最大でも10゜程度)の
で、本実施例で操舵反力の違和感が問題となるおそれは
ない。
の軸端に設けた可動筒14およびステアリングコラム1
8のみを移動させて傾斜角φを調整するので、図14に
示す従来例と比較した場合、傾斜角φの調整時の可動部
分がインストルメントパネルIPや車体と干渉するおそ
れが低く、設計上の制約が少ない。なお、本実施例で
は、ステアリングホイール11の自在継手12を中心と
した回転により、ステアリングシャフト10の軸線とス
テアリングホイール11の軸線とがずれて操舵時の操作
反力に違和感が生じる可能性がある。しかしながら、そ
のずれ角は従来よりも小さい。すなわち、図18に示す
装置において、自在継手3を中心に上方軸2aを角度θ
Aだけ屈折させたときのステアリングホイール1の傾き
を本実施例の装置で得るためには、ステアリングホイー
ル1を上方軸2aと直交する方向から角度θBだけ傾け
れば足り、この屈折角θBは上記の屈折角θAよりも常に
小さい(θB<θA)。そして、屈折角θB自体も十分に
小さい(一般自動車の場合、最大でも10゜程度)の
で、本実施例で操舵反力の違和感が問題となるおそれは
ない。
【0019】−第2実施例− 図4を参照して本発明の第2実施例を説明する。図4に
おいて上述した第1実施例と共通する部分には同一符号
を付し、説明を省略する。図4から明らかなように、本
実施例ではインストルメントパネルIP、コラムチュー
ブ13およびステアリングコラム18がリンク機構30
で連結されている。リンク機構30は、一端側がインス
トルメントパネルIPに回動自在に連結され、他端側が
コラムチューブ13に設けられたブラケット31の長孔
310に摺動自在に嵌め込まれたリンク部材32と、コ
ラムチューブ13の上端とステアリングコラム18のイ
ンストルメントパネルIP側の端部とに回動自在に連結
されたリンク部材33と、リンク部材32の長孔310
側の端部とリンク部材33の中間部とに回動自在に連結
されたリンク部材34とを備える。
おいて上述した第1実施例と共通する部分には同一符号
を付し、説明を省略する。図4から明らかなように、本
実施例ではインストルメントパネルIP、コラムチュー
ブ13およびステアリングコラム18がリンク機構30
で連結されている。リンク機構30は、一端側がインス
トルメントパネルIPに回動自在に連結され、他端側が
コラムチューブ13に設けられたブラケット31の長孔
310に摺動自在に嵌め込まれたリンク部材32と、コ
ラムチューブ13の上端とステアリングコラム18のイ
ンストルメントパネルIP側の端部とに回動自在に連結
されたリンク部材33と、リンク部材32の長孔310
側の端部とリンク部材33の中間部とに回動自在に連結
されたリンク部材34とを備える。
【0020】ステアリングコラム18は、ステアリング
ホイール11の操作に十分に耐えられるようにインスト
ルメントパネルIPに支持されている。すなわち、イン
ストルメントパネルIPにはステアリングコラム18を
車幅方向(図において紙面と直交する方向)に挟むよう
に一対のブラケット36が設けられている(図では片側
のみ示す)。そして、ブラケット36に設けられた溝3
60には、ステアリングコラム18の両側面に突設した
ピン180が嵌合し、これにより溝360の長手方向以
外へのステアリングコラム18の遊動が阻止されてい
る。溝360は、後述するステアリングコラム18の移
動軌跡に合わせて形成されている。
ホイール11の操作に十分に耐えられるようにインスト
ルメントパネルIPに支持されている。すなわち、イン
ストルメントパネルIPにはステアリングコラム18を
車幅方向(図において紙面と直交する方向)に挟むよう
に一対のブラケット36が設けられている(図では片側
のみ示す)。そして、ブラケット36に設けられた溝3
60には、ステアリングコラム18の両側面に突設した
ピン180が嵌合し、これにより溝360の長手方向以
外へのステアリングコラム18の遊動が阻止されてい
る。溝360は、後述するステアリングコラム18の移
動軌跡に合わせて形成されている。
【0021】このように構成された装置では、不図示の
自在継手を中心にステアリングシャフト10を図4
(b)に示す状態から図4(a)に示す状態へ向けて上
方へ揺動させると、リンク部材32がインストルメント
パネルIPとの連結点CP3を中心に反時計方向へ回動
し、リンク部材32,34の連結点CP4が長孔310
に沿ってステアリングホイール11側へ移動する。同時
にリンク部材34が連結点CP4を中心に反時計方向へ
回動する。これらの動作によりリンク部材33がコラム
チューブ13との連結点CP5を中心として時計方向へ
回動し、そのステアリングコラム18との連結点CP6
が上方へ押し上げられてステアリングホイール11の傾
斜角φが減少する。ステアリングシャフト10を下方へ
揺動させたときは、リンク機構30が反対方向へ作動し
てステアリングホイール11の傾斜角φが増加する。
自在継手を中心にステアリングシャフト10を図4
(b)に示す状態から図4(a)に示す状態へ向けて上
方へ揺動させると、リンク部材32がインストルメント
パネルIPとの連結点CP3を中心に反時計方向へ回動
し、リンク部材32,34の連結点CP4が長孔310
に沿ってステアリングホイール11側へ移動する。同時
にリンク部材34が連結点CP4を中心に反時計方向へ
回動する。これらの動作によりリンク部材33がコラム
チューブ13との連結点CP5を中心として時計方向へ
回動し、そのステアリングコラム18との連結点CP6
が上方へ押し上げられてステアリングホイール11の傾
斜角φが減少する。ステアリングシャフト10を下方へ
揺動させたときは、リンク機構30が反対方向へ作動し
てステアリングホイール11の傾斜角φが増加する。
【0022】以上のように、本実施例ではステアリング
シャフト10の上方への揺動動作に連係してステアリン
グホイール11の傾斜角φが減少するから、ステアリン
グシャフト10の高さ調整に連係して、ステアリングホ
イール11の傾きが運転者の肩を中心とした手首の移動
軌跡に合うように調整される。ステアリングシャフト1
0の高さと傾斜角φの変化との関係が図17と一致する
ようにリンク部材32,33,34の長さや取付け位置
等を設定すれば理想的である。
シャフト10の上方への揺動動作に連係してステアリン
グホイール11の傾斜角φが減少するから、ステアリン
グシャフト10の高さ調整に連係して、ステアリングホ
イール11の傾きが運転者の肩を中心とした手首の移動
軌跡に合うように調整される。ステアリングシャフト1
0の高さと傾斜角φの変化との関係が図17と一致する
ようにリンク部材32,33,34の長さや取付け位置
等を設定すれば理想的である。
【0023】この実施例では、リンク機構30が連係手
段および動作変換機構を構成する。なお、本実施例でも
上述した第1実施例と同様の理由により、図14に示す
従来例と比較して傾斜角φの調整時の可動部分がインス
トルメントパネルIPや車体と干渉するおそれが低く、
設計上の制約が少ない。また、操舵反力に違和感が生じ
るおそれもない。
段および動作変換機構を構成する。なお、本実施例でも
上述した第1実施例と同様の理由により、図14に示す
従来例と比較して傾斜角φの調整時の可動部分がインス
トルメントパネルIPや車体と干渉するおそれが低く、
設計上の制約が少ない。また、操舵反力に違和感が生じ
るおそれもない。
【0024】−第3実施例− 図5を参照して本発明の第3実施例を説明する。図5に
おいて上述した第1実施例と共通する部分には同一符号
を付し、説明を省略する。図5に示すように、本実施例
は、上述した第1実施例の装置の可動筒14をインスト
ルメントパネルIPに取付けた駆動モータ41で摺動さ
せるものである。すなわち、駆動モータ41の出力軸4
10には駆動レバー42が一体に回動可能に取付けら
れ、その先端がブラケット15とリンク部材16との連
結点CP7に回動自在に連結されている。また、ステア
リングシャフト10の傾斜角を検出する角度センサ43
が設けられ、この角度センサ43が検出した傾斜角に関
する信号はコントローラ44に入力される。コントロー
ラ44は、ステアリングシャフト10が下方へ揺動した
ときは駆動モータ41をその出力軸410が図の時計方
向へ回動するように駆動し、ステアリングシャフト10
が下方へ揺動したときは上記と反対方向へ駆動モータ4
1を駆動する。
おいて上述した第1実施例と共通する部分には同一符号
を付し、説明を省略する。図5に示すように、本実施例
は、上述した第1実施例の装置の可動筒14をインスト
ルメントパネルIPに取付けた駆動モータ41で摺動さ
せるものである。すなわち、駆動モータ41の出力軸4
10には駆動レバー42が一体に回動可能に取付けら
れ、その先端がブラケット15とリンク部材16との連
結点CP7に回動自在に連結されている。また、ステア
リングシャフト10の傾斜角を検出する角度センサ43
が設けられ、この角度センサ43が検出した傾斜角に関
する信号はコントローラ44に入力される。コントロー
ラ44は、ステアリングシャフト10が下方へ揺動した
ときは駆動モータ41をその出力軸410が図の時計方
向へ回動するように駆動し、ステアリングシャフト10
が下方へ揺動したときは上記と反対方向へ駆動モータ4
1を駆動する。
【0025】以上のような駆動モータ41の動作制御に
より、ステアリングシャフト10が上方へ揺動したとき
には可動筒14が図に実線で示すようにステアリングホ
イール11側へ移動してステアリングホイール11の傾
斜角φが減少する。反対にステアリングシャフト10が
下方へ揺動したときには可動筒14が図に二点鎖線で示
すようにステアリングホイール11から離れる方向へ移
動してステアリングホイール11の傾斜角φが増加す
る。したがって、ステアリングシャフト10の高さ調整
に連係して、ステアリングホイール11の傾きが運転者
の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うように自動的に
調整される。この場合も、ステアリングシャフト10の
高さと傾斜角φの変化との関係が図17と一致するよう
に、モータ41の駆動量、リンク部材16,17の長さ
や取付け位置等を設定すれば理想的である。
より、ステアリングシャフト10が上方へ揺動したとき
には可動筒14が図に実線で示すようにステアリングホ
イール11側へ移動してステアリングホイール11の傾
斜角φが減少する。反対にステアリングシャフト10が
下方へ揺動したときには可動筒14が図に二点鎖線で示
すようにステアリングホイール11から離れる方向へ移
動してステアリングホイール11の傾斜角φが増加す
る。したがって、ステアリングシャフト10の高さ調整
に連係して、ステアリングホイール11の傾きが運転者
の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うように自動的に
調整される。この場合も、ステアリングシャフト10の
高さと傾斜角φの変化との関係が図17と一致するよう
に、モータ41の駆動量、リンク部材16,17の長さ
や取付け位置等を設定すれば理想的である。
【0026】本実施例では、可動筒14、リンク部材1
6,17、ステアリングコラム18、駆動モータ41、
角度センサ43およびコントローラ44が連係手段を、
角度センサ43が検出手段を、駆動モータ41が駆動手
段を構成する。
6,17、ステアリングコラム18、駆動モータ41、
角度センサ43およびコントローラ44が連係手段を、
角度センサ43が検出手段を、駆動モータ41が駆動手
段を構成する。
【0027】上述した第1実施例〜第3実施例ではリン
ク機構によりステアリングコラム18を揺動させたが、
歯車やカムなどの機構に代えてもよい。
ク機構によりステアリングコラム18を揺動させたが、
歯車やカムなどの機構に代えてもよい。
【0028】−第4実施例− 図6〜図8により本発明の第4実施例を説明する。図6
に示すように、本実施例では、ステアリングシャフト5
0とステアリングホイール51とが、ステアリングホイ
ール51のボス部510内に設けられた自在継手52を
介して連結されている。自在継手52は、ステアリング
シャフト50に固定される第1ジョイント520と、第
1ジョイント520の先端内面間に配設される第1の軸
521と、第1の軸521の中央の貫通孔521a(図
7参照)に第1の軸521と軸線を直交させて挿通され
た第2の軸522と、第2の軸522の両端に取付けら
れた第2ジョイント523と、第2ジョイント523か
ら突設されたねじ軸524とを備える。ねじ軸524
は、ステアリングホイール51のボス部510の中心に
設けられた凹所511内に嵌入し、凹所511内のナッ
ト512とねじ軸524とが螺合されて自在継手52と
ステアリングホイール51とが連結される。なお、51
3は凹所511を覆うセンターキャップである。
に示すように、本実施例では、ステアリングシャフト5
0とステアリングホイール51とが、ステアリングホイ
ール51のボス部510内に設けられた自在継手52を
介して連結されている。自在継手52は、ステアリング
シャフト50に固定される第1ジョイント520と、第
1ジョイント520の先端内面間に配設される第1の軸
521と、第1の軸521の中央の貫通孔521a(図
7参照)に第1の軸521と軸線を直交させて挿通され
た第2の軸522と、第2の軸522の両端に取付けら
れた第2ジョイント523と、第2ジョイント523か
ら突設されたねじ軸524とを備える。ねじ軸524
は、ステアリングホイール51のボス部510の中心に
設けられた凹所511内に嵌入し、凹所511内のナッ
ト512とねじ軸524とが螺合されて自在継手52と
ステアリングホイール51とが連結される。なお、51
3は凹所511を覆うセンターキャップである。
【0029】第2ジョイント523は第1ジョイント5
21に対して第1の軸521および第2の軸522の軸
線回りに回転自在とされている。これらの回転によりス
テアリングホイール51の回転動作に拘わりなくステア
リングシャフト50の軸線に対するステアリングホイー
ル51の軸線の屈折角が一定に保持される。図7に示す
ように、第1の軸521には貫通孔521aからステア
リングシャフト50側へ延びる切欠521bが形成され
ている。衝突等でステアリングシャフト51に車両前方
(図6の左方)への急激な力が加わると、第2の軸52
2が切欠521bを変形させつつ第1の軸521から車
両前方へ脱出し、ステアリングホイール51へ入力され
たエネルギが吸収される。
21に対して第1の軸521および第2の軸522の軸
線回りに回転自在とされている。これらの回転によりス
テアリングホイール51の回転動作に拘わりなくステア
リングシャフト50の軸線に対するステアリングホイー
ル51の軸線の屈折角が一定に保持される。図7に示す
ように、第1の軸521には貫通孔521aからステア
リングシャフト50側へ延びる切欠521bが形成され
ている。衝突等でステアリングシャフト51に車両前方
(図6の左方)への急激な力が加わると、第2の軸52
2が切欠521bを変形させつつ第1の軸521から車
両前方へ脱出し、ステアリングホイール51へ入力され
たエネルギが吸収される。
【0030】図6に示すように、ステアリングシャフト
50の外周はコラムチューブ53で覆われている。コラ
ムチューブ53はステアリングシャフト50とともに上
下方向へ揺動可能で、ステアリングシャフト50の回転
に対しては静止状態に保持され、軸方向へはステアリン
グシャフト50に対して相対移動不可能に設けられてい
る。図8にも示すように、コラムチューブ53の軸端に
は半球面540を備えた軸受部材54が取付けられ、そ
の外周にはアジャスタ55が嵌合されている。軸受部材
54は、半球面540の中心線上に設けられた雌ねじ5
41がコラムチューブ53の軸端の雄ねじ530と螺合
されてコラムチューブ53と同軸に連結されている。こ
の状態で自在継手52の第1の軸521および第2の軸
522の軸線の交点Cと、半球面540の中心とが一致
する。なお、軸受部材54をコラムチューブ53と一体
とせず、ねじ結合により着脱可能としたのは、軸受部材
54の組み付けに先立ってアジャスタ55をコラムチュ
ーブ53の軸端から装着可能として組立性を向上させる
とともに、コラムチューブ53や軸受部材54の製造を
容易とするためである。
50の外周はコラムチューブ53で覆われている。コラ
ムチューブ53はステアリングシャフト50とともに上
下方向へ揺動可能で、ステアリングシャフト50の回転
に対しては静止状態に保持され、軸方向へはステアリン
グシャフト50に対して相対移動不可能に設けられてい
る。図8にも示すように、コラムチューブ53の軸端に
は半球面540を備えた軸受部材54が取付けられ、そ
の外周にはアジャスタ55が嵌合されている。軸受部材
54は、半球面540の中心線上に設けられた雌ねじ5
41がコラムチューブ53の軸端の雄ねじ530と螺合
されてコラムチューブ53と同軸に連結されている。こ
の状態で自在継手52の第1の軸521および第2の軸
522の軸線の交点Cと、半球面540の中心とが一致
する。なお、軸受部材54をコラムチューブ53と一体
とせず、ねじ結合により着脱可能としたのは、軸受部材
54の組み付けに先立ってアジャスタ55をコラムチュ
ーブ53の軸端から装着可能として組立性を向上させる
とともに、コラムチューブ53や軸受部材54の製造を
容易とするためである。
【0031】アジャスタ55は、その内周に形成された
溝550が軸受部材54に設けられたリブ542と嵌合
することにより、軸受部材54に対してリブ542の長
手方向(図6の矢印A方向)に相対移動可能でステアリ
ングシャフト50の軸線回りには相対回転不可能とされ
ている。アジャスタ55の下面側にはロックねじ56が
捩じ込まれ、このロックねじ56の先端が軸受部材54
に形成された複数のロック穴543のいずれかに嵌入し
て半球面540上でのアジャスタ55の移動が阻止され
る。アジャスタ55の外周にはステアリングホイール5
1のボス部510がアジャスタ55上を軸線回りに回転
自在に装着される。アジャスタ55の端面551により
ステアリングホイール51の自在継手52を中心とした
自由な回転が規制され、傾斜角φがアジャスタ55の傾
きに応じた一定の値に保たれる。
溝550が軸受部材54に設けられたリブ542と嵌合
することにより、軸受部材54に対してリブ542の長
手方向(図6の矢印A方向)に相対移動可能でステアリ
ングシャフト50の軸線回りには相対回転不可能とされ
ている。アジャスタ55の下面側にはロックねじ56が
捩じ込まれ、このロックねじ56の先端が軸受部材54
に形成された複数のロック穴543のいずれかに嵌入し
て半球面540上でのアジャスタ55の移動が阻止され
る。アジャスタ55の外周にはステアリングホイール5
1のボス部510がアジャスタ55上を軸線回りに回転
自在に装着される。アジャスタ55の端面551により
ステアリングホイール51の自在継手52を中心とした
自由な回転が規制され、傾斜角φがアジャスタ55の傾
きに応じた一定の値に保たれる。
【0032】以上の構成の装置において、ロックねじ5
6を緩めてアジャスタ55を半球面540上で摺動させ
ると、ステアリングホイール51の傾斜角φがアジャス
タ55の傾きに応じて変化する。この傾斜角が変化する
際のステアリングホイール51の回転中心は、ボス部5
10内、詳しくは自在継手52の第1の軸521および
第2の軸123の軸線の交点Cにあるから、ステアリン
グホイール51の傾斜角φが変化してもステアリングホ
イール51の高さが変化しない。したがって、ステアリ
ングシャフト50の上方への揺動に合わせて傾斜角φを
小さく、ステアリングシャフト50の下方への揺動に合
わせて傾斜角φを大きく設定して、ステアリングホイー
ル51の高さと傾きとの関係を運転者の肩を中心とした
手首の移動軌跡に合うように容易に調整できる。傾斜角
φの調整後は、ロックねじ56を締付けてアジャスタ5
5の位置を固定する。
6を緩めてアジャスタ55を半球面540上で摺動させ
ると、ステアリングホイール51の傾斜角φがアジャス
タ55の傾きに応じて変化する。この傾斜角が変化する
際のステアリングホイール51の回転中心は、ボス部5
10内、詳しくは自在継手52の第1の軸521および
第2の軸123の軸線の交点Cにあるから、ステアリン
グホイール51の傾斜角φが変化してもステアリングホ
イール51の高さが変化しない。したがって、ステアリ
ングシャフト50の上方への揺動に合わせて傾斜角φを
小さく、ステアリングシャフト50の下方への揺動に合
わせて傾斜角φを大きく設定して、ステアリングホイー
ル51の高さと傾きとの関係を運転者の肩を中心とした
手首の移動軌跡に合うように容易に調整できる。傾斜角
φの調整後は、ロックねじ56を締付けてアジャスタ5
5の位置を固定する。
【0033】本実施例では、傾斜角φを調整するための
部材が自在継手52の周囲に集中し、ステアリングシャ
フト50上には何等特別の部材が存在しないので、傾斜
角φの調整時の可動部分がインストルメントパネルIP
や車体と干渉するおそれが第1実施例〜第3実施例にも
増して低くなる。ステアリングシャフト50の軸線に対
してステアリングホイール51の軸線が傾いても、操舵
反力の違和感が問題とならない点は上述した第1実施例
と同様である。
部材が自在継手52の周囲に集中し、ステアリングシャ
フト50上には何等特別の部材が存在しないので、傾斜
角φの調整時の可動部分がインストルメントパネルIP
や車体と干渉するおそれが第1実施例〜第3実施例にも
増して低くなる。ステアリングシャフト50の軸線に対
してステアリングホイール51の軸線が傾いても、操舵
反力の違和感が問題とならない点は上述した第1実施例
と同様である。
【0034】本実施例では上述した第1実施例とは異な
る自在継手52を用いたが、図9に示すように第1実施
例〜第3実施例と共通の自在継手12を用いてもよい。
これによれば、図2で既に説明したようにステアリング
ホイール51のボス部510の面積を拡大できるから、
ボス部510内にエアバック57やインフレータ58等
のエアバックモジュールが装着可能となる。
る自在継手52を用いたが、図9に示すように第1実施
例〜第3実施例と共通の自在継手12を用いてもよい。
これによれば、図2で既に説明したようにステアリング
ホイール51のボス部510の面積を拡大できるから、
ボス部510内にエアバック57やインフレータ58等
のエアバックモジュールが装着可能となる。
【0035】−第5実施例− 図10および図11を参照して本発明の第5実施例を説
明する。図10および図11において上述した第4実施
例と共通する部分には同一符号を付し、説明を省略す
る。本実施例は、上述した図6〜図8に示す第4実施例
の装置に対して、アジャスタ55の下端にガイドピン5
52が設けられている。ガイドピン552の端部はイン
ストルメントパネルIPに取付けられたブラケット61
の長孔610に嵌入され、この長孔610内でのガイド
ピン552の位置に応じてアジャスタ55の角度が変化
する。長孔610の形状は、ステアリングシャフト50
が上方へ揺動するほどアジャスタ55が図10の時計方
向へ回動するように設定されている。なお、ステアリン
グホイール51のボス部510の内部機構は図6と同じ
であるため図示を省略した。ただし、ロックねじ56お
よびロック穴543は省略されている。ブラケット61
は、好ましくはアジャスタ55を車幅方向(図10にお
いて紙面と直交する方向)に挟み込むように左右一対設
けるが、スペースの制約がある場合は片側のみでもよ
い。
明する。図10および図11において上述した第4実施
例と共通する部分には同一符号を付し、説明を省略す
る。本実施例は、上述した図6〜図8に示す第4実施例
の装置に対して、アジャスタ55の下端にガイドピン5
52が設けられている。ガイドピン552の端部はイン
ストルメントパネルIPに取付けられたブラケット61
の長孔610に嵌入され、この長孔610内でのガイド
ピン552の位置に応じてアジャスタ55の角度が変化
する。長孔610の形状は、ステアリングシャフト50
が上方へ揺動するほどアジャスタ55が図10の時計方
向へ回動するように設定されている。なお、ステアリン
グホイール51のボス部510の内部機構は図6と同じ
であるため図示を省略した。ただし、ロックねじ56お
よびロック穴543は省略されている。ブラケット61
は、好ましくはアジャスタ55を車幅方向(図10にお
いて紙面と直交する方向)に挟み込むように左右一対設
けるが、スペースの制約がある場合は片側のみでもよ
い。
【0036】以上の構成によれば、図10に二点鎖線で
示すようにステアリングシャフト50が上方へ揺動した
ときは、アジャスタ55が図10の時計方向へ回動して
ステアリングホイール51の傾斜角が減少する。反対
に、図10に実線で示すようにステアリングシャフト5
0が下方へ揺動したときは、アジャスタ55が図10の
反時計方向へ回動してステアリングホイール51の傾斜
角が増加する。したがって、ステアリングシャフト50
の高さ調整に連係して、運転者の肩を中心とした手首の
移動軌跡に合うようにステアリングホイール51の傾き
が調整される。この例でも、ステアリングシャフト50
の高さの変化とステアリングホイール51の傾斜角の変
化との関係が図17と一致するように長孔610を形成
すれば理想的である。ただし、体格差等の個人差に応じ
て図17の曲線が変化するので、ブラケット61を交換
可能としたり、長孔610の形状を可変に設けるとよ
い。
示すようにステアリングシャフト50が上方へ揺動した
ときは、アジャスタ55が図10の時計方向へ回動して
ステアリングホイール51の傾斜角が減少する。反対
に、図10に実線で示すようにステアリングシャフト5
0が下方へ揺動したときは、アジャスタ55が図10の
反時計方向へ回動してステアリングホイール51の傾斜
角が増加する。したがって、ステアリングシャフト50
の高さ調整に連係して、運転者の肩を中心とした手首の
移動軌跡に合うようにステアリングホイール51の傾き
が調整される。この例でも、ステアリングシャフト50
の高さの変化とステアリングホイール51の傾斜角の変
化との関係が図17と一致するように長孔610を形成
すれば理想的である。ただし、体格差等の個人差に応じ
て図17の曲線が変化するので、ブラケット61を交換
可能としたり、長孔610の形状を可変に設けるとよ
い。
【0037】−第6実施例− 図12および図13を参照して本発明の第6実施例を説
明する。図12および図13に示すように、この実施例
では、ステアリングホイール70が、ホイール本体71
と、スポークステイ72とに分離可能とされている。図
12(b)に示すように、ホイール本体71は、ホーン
スイッチ等が内蔵されるセンターパッド部710と、セ
ンターパッド部710と適当本数(図では2本)のスポ
ーク711を介して連結されたホイール712とを有
し、ホイール712の下端には小径の連結軸713が設
けられている。一方、図12(c)に示すように、スポ
ークステイ72は、ステアリングシャフト73の軸端に
ナット720で固定され、その下端にはホイール712
の連結軸713を把持するためのホイール把持部721
がホイール712の外形形状に合わせて形成されてい
る。図13(b)に詳しく示すように、ホイール把持部
721の裏面側には固定片722がボルト723で固定
され、これら固定片722とホイール把持部721との
間に連結軸713が挟み込まれてホイール本体71とス
ポークステイ72とが連結される。
明する。図12および図13に示すように、この実施例
では、ステアリングホイール70が、ホイール本体71
と、スポークステイ72とに分離可能とされている。図
12(b)に示すように、ホイール本体71は、ホーン
スイッチ等が内蔵されるセンターパッド部710と、セ
ンターパッド部710と適当本数(図では2本)のスポ
ーク711を介して連結されたホイール712とを有
し、ホイール712の下端には小径の連結軸713が設
けられている。一方、図12(c)に示すように、スポ
ークステイ72は、ステアリングシャフト73の軸端に
ナット720で固定され、その下端にはホイール712
の連結軸713を把持するためのホイール把持部721
がホイール712の外形形状に合わせて形成されてい
る。図13(b)に詳しく示すように、ホイール把持部
721の裏面側には固定片722がボルト723で固定
され、これら固定片722とホイール把持部721との
間に連結軸713が挟み込まれてホイール本体71とス
ポークステイ72とが連結される。
【0038】固定片722にはロックレバー74のねじ
軸740がねじ込まれ、その先端は連結軸713と接離
可能とされている。なお、75はステアリングシャフト
70を覆うコラムチューブである。ステアリングシャフ
ト73とコラムチューブ75とは車両の上下方向へ一体
的に揺動可能とされ、コラムチューブ75はステアリン
グシャフト73の回転に対して静止状態に保持され、軸
方向にはステアリングシャフト73に対して相対移動不
可能とされている。
軸740がねじ込まれ、その先端は連結軸713と接離
可能とされている。なお、75はステアリングシャフト
70を覆うコラムチューブである。ステアリングシャフ
ト73とコラムチューブ75とは車両の上下方向へ一体
的に揺動可能とされ、コラムチューブ75はステアリン
グシャフト73の回転に対して静止状態に保持され、軸
方向にはステアリングシャフト73に対して相対移動不
可能とされている。
【0039】以上の構成において、ロックレバー74を
ねじ軸740が緩む方向へ操作すると、ホイール本体7
1が連結軸713を中心として回動可能となり、ステア
リングホイール70の傾斜角φを任意に調整できる。調
整後は、ロックレバー74をねじ軸740がねじ込まれ
る方向へ操作してねじ軸740で連結軸713を強固に
押し付け、ホイール本体71の連結軸713の回りの回
動を阻止する。図13(c)は図13(a)の状態より
も傾斜角φを小さく設定した例である。なお、ステアリ
ングシャフト73の軸線方向と直交する面に対するステ
アリングホイール70の傾斜角θBは、上述した第1実
施例で説明したように最大でも10゜程度であるため、
操舵反力の違和感は問題とならない程度である。
ねじ軸740が緩む方向へ操作すると、ホイール本体7
1が連結軸713を中心として回動可能となり、ステア
リングホイール70の傾斜角φを任意に調整できる。調
整後は、ロックレバー74をねじ軸740がねじ込まれ
る方向へ操作してねじ軸740で連結軸713を強固に
押し付け、ホイール本体71の連結軸713の回りの回
動を阻止する。図13(c)は図13(a)の状態より
も傾斜角φを小さく設定した例である。なお、ステアリ
ングシャフト73の軸線方向と直交する面に対するステ
アリングホイール70の傾斜角θBは、上述した第1実
施例で説明したように最大でも10゜程度であるため、
操舵反力の違和感は問題とならない程度である。
【0040】本実施例は簡単な構造なため、ステアリン
グホイールの慣性質量を小さくできる。ステアリングシ
ャフト73とステアリングホイール70とを従来通りス
テアリングホイール70の中央に配置したナット720
で固定する構造としたので、既存のステアリング装置の
ステアリングシャフトに取付け可能である。
グホイールの慣性質量を小さくできる。ステアリングシ
ャフト73とステアリングホイール70とを従来通りス
テアリングホイール70の中央に配置したナット720
で固定する構造としたので、既存のステアリング装置の
ステアリングシャフトに取付け可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ステアリングホイールの高さと傾斜角との関係
を運転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うように
調整できるので、ステアリングシャフトの高さを変化さ
せてもステアリングホイールを運転者が運転し易い姿勢
に常に保つことができる。請求項2,3,4の発明で
は、ステアリングシャフトの高さを調整すると、それに
連係してステアリングシャフトが運転者の肩を中心とし
た手首の移動軌跡に合うように調整されるので、一回の
調整でステアリングホイールの高さと傾斜角とを最適に
設定できる。特に請求項3の発明ではステアリングシャ
フトの上下方向の移動動作をステアリングホイールの動
作に変換するので、ステアリングホイールの傾斜角を変
化させる駆動源を別に用意しなくてよい。一方、請求項
4の発明では、ステアリングシャフトの動作をステアリ
ングホイール側へ機械的に伝達する必要がないので、複
雑な機構が不要となる。請求項5,6の発明では、ステ
アリングシャフトとステアリングホイールとの連結位置
よりも運転者側の領域に設定された回転中心の回りにス
テアリングホイールが回動して傾斜角が調整されるの
で、傾斜角の調整時にステアリングホイールの高さの変
化が運転者の肩を中心とした手首の動きと逆行すること
がなく、ステアリングホイールの高さと傾斜角との関係
を容易に最適に設定できる。
よれば、ステアリングホイールの高さと傾斜角との関係
を運転者の肩を中心とした手首の移動軌跡に合うように
調整できるので、ステアリングシャフトの高さを変化さ
せてもステアリングホイールを運転者が運転し易い姿勢
に常に保つことができる。請求項2,3,4の発明で
は、ステアリングシャフトの高さを調整すると、それに
連係してステアリングシャフトが運転者の肩を中心とし
た手首の移動軌跡に合うように調整されるので、一回の
調整でステアリングホイールの高さと傾斜角とを最適に
設定できる。特に請求項3の発明ではステアリングシャ
フトの上下方向の移動動作をステアリングホイールの動
作に変換するので、ステアリングホイールの傾斜角を変
化させる駆動源を別に用意しなくてよい。一方、請求項
4の発明では、ステアリングシャフトの動作をステアリ
ングホイール側へ機械的に伝達する必要がないので、複
雑な機構が不要となる。請求項5,6の発明では、ステ
アリングシャフトとステアリングホイールとの連結位置
よりも運転者側の領域に設定された回転中心の回りにス
テアリングホイールが回動して傾斜角が調整されるの
で、傾斜角の調整時にステアリングホイールの高さの変
化が運転者の肩を中心とした手首の動きと逆行すること
がなく、ステアリングホイールの高さと傾斜角との関係
を容易に最適に設定できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る装置のステアリング
シャフトに沿った垂直断面図。
シャフトに沿った垂直断面図。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図。
【図4】本発明の第2実施例に係る装置のステアリング
シャフトに沿った垂直断面図で、(a)はステアリング
シャフトを上方へ揺動させた状態を、(b)はステアリ
ングシャフトを下方へ揺動させた状態を示す。
シャフトに沿った垂直断面図で、(a)はステアリング
シャフトを上方へ揺動させた状態を、(b)はステアリ
ングシャフトを下方へ揺動させた状態を示す。
【図5】本発明の第3実施例に係る装置のステアリング
シャフトに沿った垂直断面図。
シャフトに沿った垂直断面図。
【図6】本発明の第4実施例に係る装置のステアリング
シャフトに沿った垂直断面図。
シャフトに沿った垂直断面図。
【図7】図6の自在継手52の第1の軸と第2の軸との
接合部分の詳細を示す図。
接合部分の詳細を示す図。
【図8】本発明の第4実施例に係る装置の主要部分の分
解斜視図。
解斜視図。
【図9】図6の自在継手52を図1,図2の自在継手1
2に変更した変形例を示す図。
2に変更した変形例を示す図。
【図10】本発明の第5実施例に係る装置のステアリン
グシャフトに沿った垂直断面図。
グシャフトに沿った垂直断面図。
【図11】図10のアジャスタ55の斜視図。
【図12】本発明の第6実施例におけるステアリングホ
イールの概略構成を示す図で、(a)はステアリングホ
イールの外観を示す斜視図、(b)はステアリングホイ
ールのホイール本体側の斜視図、(c)はスポークステ
イ側の斜視図。
イールの概略構成を示す図で、(a)はステアリングホ
イールの外観を示す斜視図、(b)はステアリングホイ
ールのホイール本体側の斜視図、(c)はスポークステ
イ側の斜視図。
【図13】本発明の第6実施例に係る装置をステアリン
グシャフトに沿った垂直断面にて示す図で、(a)はス
テアリングホイールをステアリングシャフトの軸線に対
して直交させた状態を示す図、(b)は(a)のB部を
拡大して示す図、(c)は(a)の状態から傾斜角φを
減少させた状態を示す図。
グシャフトに沿った垂直断面にて示す図で、(a)はス
テアリングホイールをステアリングシャフトの軸線に対
して直交させた状態を示す図、(b)は(a)のB部を
拡大して示す図、(c)は(a)の状態から傾斜角φを
減少させた状態を示す図。
【図14】従来装置のステアリングシャフトに沿った垂
直断面図。
直断面図。
【図15】運転者によるドライビングポジションの調整
手順を示すフローチャート。
手順を示すフローチャート。
【図16】従来装置におけるステアリングホイールの動
きと運転者の肩を中心とした手首の動きとの関係を示す
図。
きと運転者の肩を中心とした手首の動きとの関係を示す
図。
【図17】実験により求めたステアリングホイールの高
さと傾斜角との好ましい関係を示す図。
さと傾斜角との好ましい関係を示す図。
【図18】従来装置でステアリングホイールの傾斜角を
調整したときのステアリングシャフトの屈折角θAと、
本発明の装置で調整したときの屈折角θBとを対比して
示す図。
調整したときのステアリングシャフトの屈折角θAと、
本発明の装置で調整したときの屈折角θBとを対比して
示す図。
10,50,73 ステアリングシャフト 11,51,70 ステアリングホイール 12,52 自在継手 13,53,75 コラムチューブ 14 可動筒 16,17 リンク部材 18 ステアリングコラム 30 リンク機構 41 駆動モータ 43 角度センサ 54 軸受部材 55 アジャスタ 57 エアバック 71 ホイール本体 72 スポークステイ
Claims (6)
- 【請求項1】 ステアリングホイールの動作を伝達する
ステアリングシャフトを車両の上下方向に位置調整可能
としたステアリングホイールの位置調整装置において、 前記ステアリングホイールの高さと垂直面に対する傾斜
角との関係を、運転者の肩を中心とした手首の移動軌跡
に合わせて調整可能としたことを特徴とするステアリン
グホイールの位置調整装置。 - 【請求項2】 前記ステアリングシャフトの高さが増加
するほど前記ステアリングホイールの前記傾斜角を減少
させる連係手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
のステアリングホイールの位置調整装置。 - 【請求項3】 前記連係手段は、前記ステアリングシャ
フトが車両の上方へ移動するほど前記ステアリングホイ
ールが前記傾斜角の減少する方向へ移動するように、前
記ステアリングシャフトの上下方向の動作を前記ステア
リングホイールの前記傾斜角の変化動作に変換する動作
変換機構を備えることを特徴とする請求項2記載のステ
アリングホイールの位置調整装置。 - 【請求項4】 前記連係手段は、前記ステアリングシャ
フトの高さを検出する検出手段と、該検出手段の検出結
果に基づいて、前記ステアリングシャフトが車両の上方
へ移動するほど前記ステアリングホイールを前記傾斜角
が減少する方向へ駆動する駆動手段とを備えることを特
徴とする請求項2記載のステアリングホイールの位置調
整装置。 - 【請求項5】 前記ステアリングホイールの前記傾斜角
を調整する際の回転中心が、前記ステアリングホイール
とステアリングシャフトとの連結位置から運転者側の領
域に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載のステアリングホイールの位置調整装置。 - 【請求項6】 ステアリングホイールの動作を伝達する
ステアリングシャフトを車両の上下方向に位置調整可能
としたステアリングホイールの位置調整装置において、 前記ステアリングホイールの垂直面に対する傾きを、前
記ステアリングホイールと前記ステアリングシャフトと
の連結位置から運転者側の領域に設定された回転中心の
回りに調整可能としたことを特徴とするステアリングホ
イールの位置調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8177594A JPH07285444A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | ステアリングホイールの位置調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8177594A JPH07285444A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | ステアリングホイールの位置調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07285444A true JPH07285444A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13755861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8177594A Pending JPH07285444A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | ステアリングホイールの位置調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07285444A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007210448A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Works Bell:Kk | ステアリングホイールチルト装置 |
| JP2007246005A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Honda Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2008120178A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング操作位置調整装置 |
| JP2009101838A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Nsk Ltd | ステアリングコラム装置 |
| JP2009190700A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Honda Motor Co Ltd | 操舵装置 |
| JP2016022762A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | ステアリング装置 |
| CN114858476A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-05 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种用于方向盘人机验证的调节装置 |
| CN116654076A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-08-29 | 东风商用车有限公司 | 一种可调节的方向盘总成及车辆 |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP8177594A patent/JPH07285444A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007210448A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Works Bell:Kk | ステアリングホイールチルト装置 |
| JP2007246005A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Honda Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2008120178A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング操作位置調整装置 |
| JP2009101838A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Nsk Ltd | ステアリングコラム装置 |
| JP2009190700A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Honda Motor Co Ltd | 操舵装置 |
| JP2016022762A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | ステアリング装置 |
| CN114858476A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-05 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种用于方向盘人机验证的调节装置 |
| CN116654076A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-08-29 | 东风商用车有限公司 | 一种可调节的方向盘总成及车辆 |
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