JPH0728612B2 - 被覆材 - Google Patents

被覆材

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JPH0728612B2
JPH0728612B2 JP4026164A JP2616492A JPH0728612B2 JP H0728612 B2 JPH0728612 B2 JP H0728612B2 JP 4026164 A JP4026164 A JP 4026164A JP 2616492 A JP2616492 A JP 2616492A JP H0728612 B2 JPH0728612 B2 JP H0728612B2
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JP
Japan
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film
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resin
cellulose
coating
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JP4026164A
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Inventor
康亘 中越
Original Assignee
株式会社日本ポリテック
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は流滴促進用被覆材に係
り、農作物のハウス栽培においてハウスを構成する被覆
材に流滴促進性能を付与せしめることによって、地面よ
り発生する水蒸気が被覆材の内面に結露し、この結露水
が下部に落下してハウス内の農作物に病害が発生して収
率が低下するのを防止することのできる流滴促進用被覆
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、農業用ハウスにおける
流滴促進剤としては、一般に界面活性剤を混入したポリ
塩化ビニルフィルムが広く使用されている。これは使い
易く、コスト的にも安価であるという特徴を有するが、
流滴性能の持続期間が1年程度しかなく、また、フィル
ム自体の寿命も2〜3年と短いという欠点があり、さら
にこのフィルムの産業廃棄物としての処理が近年問題に
なっている。
【0003】ポリエチレン系フィルムも上記と同様の品
質を有するが、光の透過率が低く、使用寿命がさらに短
いことから汎用性に乏しい。
【0004】さらに、近年ポリエステルフィルムが被覆
材として使用されるようになってきているが、流滴性能
はポリ塩化ビニルフィルムと同じように短期間しか発揮
されない。特に結露を考慮した被覆材としてポリビニル
アルコールの吸水性を利用した被覆材が用いられている
が、これは少量の結露には効果を発揮するが、大量で連
続的な結露が発生した場合には結露吸収の低下はまぬが
れない。また、ポリビニルアルコールタイプは乾燥時に
は硬くなり、取扱いが難しい。
【0005】上記したタイプの被覆材以外に、長期耐久
性被覆材としてガラス、FRP、アクリル樹脂板、ポリ
カーボネート樹脂板などがあるが、価格的に高価である
ことや、柔軟性がないために一般的なパイプハウスには
使用できない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、流滴促進用
被覆材における上記のような問題点に鑑みて結露の流滴
促進効果が永続的に発揮できて、かつ経済性をも兼ね備
えた被覆材を得るべく鋭意検討の結果、この発明に至っ
たものである。
【0007】即ち、この発明は図に示すように表面から
膜厚の20〜60%の深さまでケン化処理されたセルロ
ース系フィルム1の裏面に光透過率が30〜80%、引
裂き強度が縦、横ともに1.0Kg/3cm以上を有す
る織布または不織布を補強材2として積層し、さらに該
補強材の他面側に透明な合成樹脂膜層3を被覆してなる
3層構造の流滴促進用被覆材を提供するものである。
【0008】
【作用】この発明は被覆材として内面の永久的に結露を
流化させる表面層に部分ケン化したセルロース系フィル
ムを使用することにより、被覆材の内面での結露の発生
を防ぎ、結露水を連続的に外部に流出させることで結露
の落下およびハウス内の高湿度化を防ぐとともに、結露
による光散乱を防ぎ、ハウス内への光透過率を高めるこ
とにより、多湿によって生ずるカビに起因する農作物の
病害や光線不足による発育不良など生産性の低下を排除
することができるのである。
【0009】この発明で使用する表面から膜厚の20〜
60%の深さまで部分ケン化処理するセルロース系フィ
ルム1としては、セルロースジアセテート、セルロース
トリアセテート、あるいはセルロースプロピオネートフ
ィルムなどがあり、これらを水酸化ナトリウムおよび/
または水酸化カリウムを所要量加えた水溶液中、または
それにベンジルアルコールを添加した水溶液中で浸漬処
理することによりケン化が行われるが、その際上記アル
カリ水溶液の濃度、浸漬温度や浸漬時間をコントロール
することによって上記ケン化処理するフィルムの膜厚の
20〜60%の範囲内の深さまでの部分ケン化を任意に
行うことができる。
【0010】上記で部分ケン化したセルロース系フィル
ム1の補強材2として該フィルム1の裏面に積層する光
透過率が30〜80%で、引裂き強度が縦、横ともに
1.0Kg/3cm以上を有する織布または不織布とし
ては、ポリエステル繊維を主体に用いたものが強度的
に、また経済性からも好ましく、他にレーヨン、ナイロ
ン、ポリプロピレン、綿等の単独または混合繊維も使用
できる。光透過率は使用される糸の太さ、繊維密度(空
間率)、厚さなどによって調整される。
【0011】部分ケン化したセルロース系フィルム1と
積層した織布または不織布2の他面側に耐候性、耐久
性、耐汚染性を付与せしめるために被覆する合成樹脂膜
層3としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ
素系樹脂、ポリエステル系樹脂あるいは酢酸ビニル系樹
脂などがあり、これらの樹脂をフィルム化するか、また
はこれら樹脂よりなる塗料のコーティングにより形成す
ればよい。また着色も可能であり、添加剤、顔料の選択
により特定波長の選択も可能である。
【0012】
【実施例】以下、この発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 水1000gに対し、水酸化ナトリウム150g、水酸
化カリウム150g、ベンジルアルコール30gを添加
した50℃の加温薬液中に裏面全面にポリエチレンフィ
ルムを仮貼着した厚み25μのセルローストリアセテー
トフィルムを30分間浸漬して表面から10μの深さま
で部分ケン化処理を行った。次いで、この部分ケン化処
理したセルローストリアセテートフィルムの裏面のポリ
エチレンフィルムを剥離し、該裏面側に光透過率70
%、密度30g/cm2 、引裂き強度が縦、横ともに
4.1Kg/3cmを有する厚さ0.2mmの不織布を
補強材として接着剤を介して積層し、さらにこの補強材
の裏面に耐候性にすぐれた透明性のよい100μ厚のア
クリル樹脂フィルムを積層してこの発明の被覆材を得
た。
【0013】得られた被覆材を部分ケン化したセルロー
ストリアセテートフィルム面を内側にしてトマト栽培の
パイプハウスの屋根材に用い、従来のポリ塩化ビニルフ
ィルムを屋根材としたパイプハウス内でのトマト栽培と
比較したところ、ハウス内への日光光線量が30%以上
増加してハウス内壁面の流適性が向上し、トマトの実入
りがよくなるとともに結露水の落下に起因する灰色カビ
などの病気の発生個数も従来のポリ塩化ビニルフィルム
を屋根材としたハウスでは50%以上であったものが、
20%以下にまで減少することが認められた。また、使
い終わった被覆材の燃焼テストを行ったところ、有毒ガ
スは一切検出されなかった。
【0014】実施例2 水1000gに対して水酸化ナトリウム100g、水酸
化カリウム200gを添加した60℃の加温薬液中にて
裏面をポリエチレンフィルムでマスキングした厚み35
μのセルロースジアセテートフィルムを45分間浸漬し
て表面から20μの深さまで部分ケン化処理を行った。
次いで、ポリエチレンフィルムを剥離した裏面側に光透
過率35%、密度50g/cm2 、引裂き強度が縦、横
ともに10Kg/3cmである厚み0.3mmのナイロ
ン繊維よりなるネット状織布を補強材として積層し、さ
らにその裏面にポリウレタン樹脂塗料をコーティング
し、加熱乾燥することにより耐候性がよく透明なポリウ
レタン塗膜層を形成してこの発明の被覆材を得た。
【0015】得られた被覆材を、その部分ケン化セルロ
ースジアセテートフィルム面を内面にして中心部分が高
く、両端がやや低くなるようにガラス製育苗用温室内に
保温用内張り材として使用し、冬期の夜間に重油にて保
温したところ、温室内面の流滴性が著しく改善され、育
苗床への結露水の落下は殆ど見られず、根腐れ病も全く
発生しなかった。また使用後の被覆材を燃焼したが、有
毒ガスは殆ど検出されなかった。なお、この発明で得ら
れる被覆材は、その光透過率が多少減退するが、アクリ
ルシート、ポリカーボネートシート、塩化ビニルシート
などのプラスチックシートやガラス板などに貼着して使
用することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の被覆材
は内面に水に親和性のある部分ケン化されたセルロース
系フィルムを用いることにより、永続的な流適性を付与
し、このフィルムを補強するための補強材として光透過
率の調整が可能な織布または不織布を積層し、さらにそ
の耐久性、耐候性を透明性のある合成樹脂膜層の積層に
よって与えられるようにしたので、農業用ハウス内での
流滴促進効果にすぐれ、結露に起因する光透過率の低
下、ならびに結露の落下による農作物の育成不良や病害
発生による生産性の低下を防止する点で大きな効果があ
ることが認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の流滴促進用被覆材の構成を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 部分ケン化セルロース系フィルム 2 補強材 3 合成樹脂膜層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面から膜厚の20〜60%の深さまで
    ケン化処理されたセルロース系フィルムの裏面に光透過
    率が30〜80%、引裂き強度が縦、横ともに1.0K
    g/3cm以上を有する織布または不織布を補強材とし
    て積層し、さらに該補強材の他面側に透明な合成樹脂膜
    層を被覆してなる流滴促進用被覆材。
  2. 【請求項2】 セルロース系フィルムがセルロースジア
    セテートフィルム、セルローストリアセテートフィルム
    あるいはセルロースプロピオネートフィルムである請求
    項1記載の流滴促進用被覆材。
  3. 【請求項3】 合成樹脂膜層がアクリル系樹脂、ウレタ
    ン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂あるいは
    酢酸ビニル系樹脂のフィルムまたはコーティングよりな
    る請求項1記載の流滴促進用被覆材。
JP4026164A 1992-01-16 1992-01-16 被覆材 Expired - Lifetime JPH0728612B2 (ja)

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JP2660490B2 (ja) 1994-09-27 1997-10-08 日本アイ・ビー・エム株式会社 図面候補線分抽出装置、図面候補線分抽出方法、ソリッド・モデル合成装置及びソリッド・モデル合成方法
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