JPH0728618B2 - クローン増殖による種苗の生産方法 - Google Patents
クローン増殖による種苗の生産方法Info
- Publication number
- JPH0728618B2 JPH0728618B2 JP2173550A JP17355090A JPH0728618B2 JP H0728618 B2 JPH0728618 B2 JP H0728618B2 JP 2173550 A JP2173550 A JP 2173550A JP 17355090 A JP17355090 A JP 17355090A JP H0728618 B2 JPH0728618 B2 JP H0728618B2
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- Japan
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- cut
- tochu
- tree
- shoot
- hypocotyl
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- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、クローン増殖による杜仲(Eucommia ulmoi
des)ないしその類似樹種の精英樹種苗の大量生産方法
に関する。
des)ないしその類似樹種の精英樹種苗の大量生産方法
に関する。
[従来技術および解決すべき課題] 一般に、植物は、個々の固体ごとに、葉の大きさ、樹
形、葉の密度などを異にする。このような差異は、個々
の固体の持つ遺伝的形態に起因する。したがって、杜仲
をお茶として用いるほかに、健康食品や機能性食品の有
用成分の生産原料として用いる場合には、生産量および
その質の両面で優れた樹すなわち精英樹を栽培すればよ
いことは明らかである。
形、葉の密度などを異にする。このような差異は、個々
の固体の持つ遺伝的形態に起因する。したがって、杜仲
をお茶として用いるほかに、健康食品や機能性食品の有
用成分の生産原料として用いる場合には、生産量および
その質の両面で優れた樹すなわち精英樹を栽培すればよ
いことは明らかである。
しかし、種子からの繁殖で得られたものは遺伝的には雑
種であり、すべてが精英樹ではない。また、挿し木の方
法は杜仲には適せず、接ぎ木の方法も杜仲の大量生産に
は難点がある。
種であり、すべてが精英樹ではない。また、挿し木の方
法は杜仲には適せず、接ぎ木の方法も杜仲の大量生産に
は難点がある。
この発明は、上記のごとき実情に鑑み、クーロン増殖に
よる杜仲の精英樹種苗の大量生産方法を提供することを
目的とする。
よる杜仲の精英樹種苗の大量生産方法を提供することを
目的とする。
[課題の解決手段] この発明は、上記目的を達成すべく研究を重ねた結果、
杜仲の種子から胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸
長させたものは、胚軸からの発根を容易になし得るもの
であり、一方、杜仲精英樹の当年枝から組織培養によっ
て誘導したシュートは、培養条件を調整することによっ
て大量生産できるという知見を得て完成するに至ったも
のである。
杜仲の種子から胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸
長させたものは、胚軸からの発根を容易になし得るもの
であり、一方、杜仲精英樹の当年枝から組織培養によっ
て誘導したシュートは、培養条件を調整することによっ
て大量生産できるという知見を得て完成するに至ったも
のである。
すなわち、この発明による方法は、 種子から胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ
てこれを切断し、 一方、成木から組織培養によってシュートを誘導してこ
れを切断し、 得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ木体を発根させる、 クローン増殖による種苗の生産方法である。
てこれを切断し、 一方、成木から組織培養によってシュートを誘導してこ
れを切断し、 得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ木体を発根させる、 クローン増殖による種苗の生産方法である。
この発明による種苗の生産方法が適用できる代表的な樹
種は杜仲であるが、この発明の方法は杜仲以外にも杜仲
に類似した生育特性を有する樹種に対して適用できる。
組織培養によってシュートを誘導すべき成木の部位とし
ては、成木とりわけ精英樹から伸長した当年枝が好まし
い。
種は杜仲であるが、この発明の方法は杜仲以外にも杜仲
に類似した生育特性を有する樹種に対して適用できる。
組織培養によってシュートを誘導すべき成木の部位とし
ては、成木とりわけ精英樹から伸長した当年枝が好まし
い。
培養基としては、胚培養用およびシュート誘導用の通常
の培地、たとえば、表1に示すB−5(Gamborg)1966
または表2に示すWPM(Woody plant medium)1982をベ
ースとした組成に、植物ホルモン(生長調整物質)とし
てオーキシンおよびサイトカイニンを添加したものがよ
く用いられる。オーキシンとしては、NAA(ナフタレン
酢酸)、IAA(インドール酢酸)、2,4−D(2,4−ジク
ロロフェノキシ酢酸)、CPA(4−クロロフェノキシ酢
酸)、IBA(インドール酪酸)などがよく用いられる。
また、サイトカイニンとしては、6−BA(N6−ベンジル
アデニン)、カイネチン(N6−フルフリルアミノプリ
ン)、2ip(N6−r,r−ジメチルアリルアミノプリン)、
ゼアチンなどがよく用いられる。
の培地、たとえば、表1に示すB−5(Gamborg)1966
または表2に示すWPM(Woody plant medium)1982をベ
ースとした組成に、植物ホルモン(生長調整物質)とし
てオーキシンおよびサイトカイニンを添加したものがよ
く用いられる。オーキシンとしては、NAA(ナフタレン
酢酸)、IAA(インドール酢酸)、2,4−D(2,4−ジク
ロロフェノキシ酢酸)、CPA(4−クロロフェノキシ酢
酸)、IBA(インドール酪酸)などがよく用いられる。
また、サイトカイニンとしては、6−BA(N6−ベンジル
アデニン)、カイネチン(N6−フルフリルアミノプリ
ン)、2ip(N6−r,r−ジメチルアリルアミノプリン)、
ゼアチンなどがよく用いられる。
[作用] この発明による杜仲種苗の生産方法では、杜仲の種子か
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ木本体
は容易に発根する。
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ木本体
は容易に発根する。
また、杜仲の成木から組織培養によってシュートを誘導
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ木体は、精英樹の優れた性質をそのまま保持する。
そして、切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ木体を発根させるので、生産量
およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗が
大量生産せられる。
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ木体は、精英樹の優れた性質をそのまま保持する。
そして、切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ木体を発根させるので、生産量
およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗が
大量生産せられる。
[実施例] つぎに、図示フローシートの実施例によりこの発明を具
体的に説明する。
体的に説明する。
添付の図面において、杜仲の種子から胚を取り出し、培
地に胚を置床すなわち挿し木して培養し、発芽を促し
た。この培地は、表1に示すB−5または表2に示すWP
Mの寒天培地に、サイトカイニンとして0.6mg/lの6−BA
(N6−ベンジルアデニン)を添加して調製したもの、ま
たはサイトカイニン無添加のものである。このようにし
て発芽してきた杜仲の上下胚軸をin vitroで十分に伸長
させた。こうして得られた伸長胚軸を切断して接ぎ木の
台木とした。
地に胚を置床すなわち挿し木して培養し、発芽を促し
た。この培地は、表1に示すB−5または表2に示すWP
Mの寒天培地に、サイトカイニンとして0.6mg/lの6−BA
(N6−ベンジルアデニン)を添加して調製したもの、ま
たはサイトカイニン無添加のものである。このようにし
て発芽してきた杜仲の上下胚軸をin vitroで十分に伸長
させた。こうして得られた伸長胚軸を切断して接ぎ木の
台木とした。
一方、樹齢3年の実生苗を温室内に搬入し、伸長してき
た当年枝を約30cmの長さに切り取り、この切り取り片を
2%のアンチフォルミン(次亜塩素酸ナトリウム溶液)
と共に20分間回転させることによって殺菌処理を行なっ
た。この殺菌処理品を剪定鋏で長さ3cm程度の多数の小
片に切り、これら小片を試験管内の培地に置床すなわち
挿し木した。この培地は、表1に示すB−5または表2
に示すWPMの寒天培地に、サイトカイニンとして0.6mg/l
の6−BA(N6−ベンジルアデニン)を添加して調製した
ものである。培養温度は25℃±2℃に維持した。こうし
て、当年枝の切り口部から、組織培養によってシュート
を誘導した。得られた誘導シュートを切断して接ぎ木の
接ぎ穂とした。
た当年枝を約30cmの長さに切り取り、この切り取り片を
2%のアンチフォルミン(次亜塩素酸ナトリウム溶液)
と共に20分間回転させることによって殺菌処理を行なっ
た。この殺菌処理品を剪定鋏で長さ3cm程度の多数の小
片に切り、これら小片を試験管内の培地に置床すなわち
挿し木した。この培地は、表1に示すB−5または表2
に示すWPMの寒天培地に、サイトカイニンとして0.6mg/l
の6−BA(N6−ベンジルアデニン)を添加して調製した
ものである。培養温度は25℃±2℃に維持した。こうし
て、当年枝の切り口部から、組織培養によってシュート
を誘導した。得られた誘導シュートを切断して接ぎ木の
接ぎ穂とした。
ついで、得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接
ぎ穂として両者を接ぎ木し、培地で接ぎ木体を培養し、
発根を促した。この培地は、表1に示すB−5または表
2に示すWPMの寒天培地に、オーキシンとして0.5mg/lの
NAA(ナフタレン酢酸)を添加して調製したもの、また
はオーキシン無添加のものである。ついで、これを馴化
可能な状態までin vitroで生育し、馴化して幼植物体を
得た。こうして、接ぎ木体を発根させた。
ぎ穂として両者を接ぎ木し、培地で接ぎ木体を培養し、
発根を促した。この培地は、表1に示すB−5または表
2に示すWPMの寒天培地に、オーキシンとして0.5mg/lの
NAA(ナフタレン酢酸)を添加して調製したもの、また
はオーキシン無添加のものである。ついで、これを馴化
可能な状態までin vitroで生育し、馴化して幼植物体を
得た。こうして、接ぎ木体を発根させた。
[発明の効果] この発明による杜仲種苗の生産方法では、杜仲の種子か
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ木体か
らの発根を容易に行なうことができる。
ら胚を取り出してこれを培養し、胚軸を伸長させ、これ
を切断して台木として用いるので、得られた接ぎ木体か
らの発根を容易に行なうことができる。
また、杜仲の成木から組織培養によってシュートを誘導
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ木体に精英樹の優れた性質をそのまま保持させるこ
とができる。
し、これを切断して接ぎ穂として用いるので、得られた
接ぎ木体に精英樹の優れた性質をそのまま保持させるこ
とができる。
そして、切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ木体を発根させるので、生産量
およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗を
大量生産することができる。
て両者を接ぎ木し、接ぎ木体を発根させるので、生産量
およびその質の両面で優れた樹すなわち精英樹の種苗を
大量生産することができる。
かくして、この発明の方法によれば、杜仲の精鋭樹種苗
を大量生産して植樹することによって、杜仲の葉の生産
量を増大させることができ、その結果、杜仲栽培用地の
単位面積当たりの生産量を増大させて、土地の有効利用
を果たすことができる。
を大量生産して植樹することによって、杜仲の葉の生産
量を増大させることができ、その結果、杜仲栽培用地の
単位面積当たりの生産量を増大させて、土地の有効利用
を果たすことができる。
また、杜仲の精英樹は、有用成分の含有量の高い樹であ
るので、これを健康食品や機能性食品の分野に使用する
場合には、製品の大幅なコストダウンを達成することが
できる。
るので、これを健康食品や機能性食品の分野に使用する
場合には、製品の大幅なコストダウンを達成することが
できる。
さらに、この発明による杜仲種苗の生産方法は、杜仲以
外の樹木であって杜仲に類似した生育特性を有する樹種
に対しても適用することができ、このような樹種の大量
生産を行なうことができる。
外の樹木であって杜仲に類似した生育特性を有する樹種
に対しても適用することができ、このような樹種の大量
生産を行なうことができる。
図面はこの発明の実施例を示すフローシートである。
Claims (1)
- 【請求項1】種子から胚を取り出してこれを培養し、胚
軸を伸長させてこれを切断し、 一方、成木から組織培養によってシュートを誘導してこ
れを切断し、 得られた切断胚軸を台木とし切断シュートを接ぎ穂とし
て両者を接ぎ木し、接ぎ木体を発根させる、 クローン増殖による種苗の生産方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2173550A JPH0728618B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | クローン増殖による種苗の生産方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2173550A JPH0728618B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | クローン増殖による種苗の生産方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0463527A JPH0463527A (ja) | 1992-02-28 |
| JPH0728618B2 true JPH0728618B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=15962617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2173550A Expired - Fee Related JPH0728618B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | クローン増殖による種苗の生産方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728618B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103155807B (zh) * | 2011-12-13 | 2014-04-02 | 西北农林科技大学 | 一种植物愈伤组织嫁接方法及其装置 |
| CN103843553A (zh) * | 2013-08-07 | 2014-06-11 | 灵宝市天地科技生态有限责任公司 | 一种提高杜仲雄株丰产园产杜仲雄花产量的方法 |
| CN103583372B (zh) * | 2013-11-29 | 2015-05-13 | 陕西理工学院 | 杜仲离体快速繁殖的方法 |
| CN104686329A (zh) * | 2015-02-21 | 2015-06-10 | 杨业云 | 一种杜仲组织培养方法 |
| CN105284431B (zh) * | 2015-09-21 | 2017-10-13 | 梁世君 | 一种杜仲育苗方法 |
| CN111066506B (zh) * | 2019-12-12 | 2021-06-18 | 贵州大学 | 杜仲转基因抗性芽微嫁接繁殖方法 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP2173550A patent/JPH0728618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0463527A (ja) | 1992-02-28 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |