JPH07286268A - アルミニウムスパッタリングターゲット及び表示デバイスの製造方法 - Google Patents
アルミニウムスパッタリングターゲット及び表示デバイスの製造方法Info
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- JPH07286268A JPH07286268A JP10468294A JP10468294A JPH07286268A JP H07286268 A JPH07286268 A JP H07286268A JP 10468294 A JP10468294 A JP 10468294A JP 10468294 A JP10468294 A JP 10468294A JP H07286268 A JPH07286268 A JP H07286268A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スパッタリング法による基板への配線膜の形
成において、薄膜の電気抵抗の増大を抑制しつつヒロッ
クの発生を低減させることができ、ガラス基板、石英基
板、透明フィルム基板等の表示デバイス用基板への配線
膜形成に好適に使用することができるアルミニウムスパ
ッタリングターゲット及びこのターゲットを用いた表示
用デバイスの製造方法を提供する。 【構成】 純度99.995%以上のアルミニウムにS
c又はSc合金をSc量が全体の10ppm以上0.5%
以下の重量割合となるように添加したアルミニウムスパ
ッタリングターゲットとする。Sc合金としてはScS
i、ScCu、ScTi等を用いる。また、上記ターゲ
ットを用いてスパッタリング法により基板上に配線膜を
形成する。
成において、薄膜の電気抵抗の増大を抑制しつつヒロッ
クの発生を低減させることができ、ガラス基板、石英基
板、透明フィルム基板等の表示デバイス用基板への配線
膜形成に好適に使用することができるアルミニウムスパ
ッタリングターゲット及びこのターゲットを用いた表示
用デバイスの製造方法を提供する。 【構成】 純度99.995%以上のアルミニウムにS
c又はSc合金をSc量が全体の10ppm以上0.5%
以下の重量割合となるように添加したアルミニウムスパ
ッタリングターゲットとする。Sc合金としてはScS
i、ScCu、ScTi等を用いる。また、上記ターゲ
ットを用いてスパッタリング法により基板上に配線膜を
形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主となる相が純アルミ
ニウムからなるアルミニウムスパッタリングターゲット
に関する。詳しくは、スパッタリング法によってガラス
基板、石英基板、透明フィルム基板等の表示デバイス用
基板に配線膜を形成する際に特に好適に使用されるアル
ミニウムスパッタリングターゲットに関する。また、本
発明は、上記アルミニウムスパッタリングターゲットを
用いた表示デバイスの製造方法に関する。
ニウムからなるアルミニウムスパッタリングターゲット
に関する。詳しくは、スパッタリング法によってガラス
基板、石英基板、透明フィルム基板等の表示デバイス用
基板に配線膜を形成する際に特に好適に使用されるアル
ミニウムスパッタリングターゲットに関する。また、本
発明は、上記アルミニウムスパッタリングターゲットを
用いた表示デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス基板、石英基板、透明フィルム基
板等の表示デバイス用基板や、LSI等の半導体装置で
は、素子相互間及び素子と外部との間の配線は、まずス
パッタリング法により1μm厚み程度の一様な薄膜とし
て形成され、その後リソグラフィー等によって微細な配
線パターンに形成される。スパッタリング法において
は、目的とする配線組成に従ってスパッタリングターゲ
ットが適宜選択される。例えば、表示デバイス用基板や
LSIにおいてアルミニウム又はアルミニウム合金から
なる配線膜を形成するためには、アルミニウム又はアル
ミニウム合金からなるターゲットが使用される。
板等の表示デバイス用基板や、LSI等の半導体装置で
は、素子相互間及び素子と外部との間の配線は、まずス
パッタリング法により1μm厚み程度の一様な薄膜とし
て形成され、その後リソグラフィー等によって微細な配
線パターンに形成される。スパッタリング法において
は、目的とする配線組成に従ってスパッタリングターゲ
ットが適宜選択される。例えば、表示デバイス用基板や
LSIにおいてアルミニウム又はアルミニウム合金から
なる配線膜を形成するためには、アルミニウム又はアル
ミニウム合金からなるターゲットが使用される。
【0003】スパッタリングに際しては、スパッタリン
グターゲットを負電位に、薄膜を形成すべき基板を正電
位に維持して、Ar等のスパッタガスを導入した真空槽
内に双方を対向させて配置する。ターゲット及び基板の
間の電界によりグロー放電が生じ、スパッタガスはこの
放電によりイオン化される。生じたイオンは、電界によ
り加速されてターゲットのスパッタ面に照射され、スパ
ッタ面からターゲット物質を蒸発させる。蒸発したター
ゲット物質は、スパッタ面に対向して配された基板上に
堆積して薄膜を形成する。
グターゲットを負電位に、薄膜を形成すべき基板を正電
位に維持して、Ar等のスパッタガスを導入した真空槽
内に双方を対向させて配置する。ターゲット及び基板の
間の電界によりグロー放電が生じ、スパッタガスはこの
放電によりイオン化される。生じたイオンは、電界によ
り加速されてターゲットのスパッタ面に照射され、スパ
ッタ面からターゲット物質を蒸発させる。蒸発したター
ゲット物質は、スパッタ面に対向して配された基板上に
堆積して薄膜を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、スパッタリング
法によってガラス基板、石英基板、透明フィルム基板等
の表示デバイス用基板に配線膜を形成するためのアルミ
ニウムスパッタリングターゲットとしては、主としてL
SI用に開発された純度99.995%以上の純アルミ
ニウム又はこれに1重量%程度のSi等を添加したアル
ミニウム合金が使用されている。
法によってガラス基板、石英基板、透明フィルム基板等
の表示デバイス用基板に配線膜を形成するためのアルミ
ニウムスパッタリングターゲットとしては、主としてL
SI用に開発された純度99.995%以上の純アルミ
ニウム又はこれに1重量%程度のSi等を添加したアル
ミニウム合金が使用されている。
【0005】しかし、上述した従来のLSI用アルミニ
ウムスパッタリングターゲットを用いて表示デバイス用
基板に薄膜を形成した場合、後加工等における加熱処理
の過程で基板側の熱収縮や基板と薄膜との熱膨張率の違
いなどに起因して薄膜上にヒロック(薄膜上に生じた高
さ数百〜1万 程度の突起)が多く生じ、このヒロック
が薄膜上に形成した保護膜を貫通してリーク路となり、
表示デバイスの特性劣化を引き起こすという問題があっ
た。この場合、LSI等の半導体ではヒロックによる不
良が発生したとしても冗長回路を設けることによりその
不良を回避できるが、表示デバイスではヒロックの発生
によってデバイス全体が不良になるため、ヒロックによ
るデメリットがきわめて大きかった。
ウムスパッタリングターゲットを用いて表示デバイス用
基板に薄膜を形成した場合、後加工等における加熱処理
の過程で基板側の熱収縮や基板と薄膜との熱膨張率の違
いなどに起因して薄膜上にヒロック(薄膜上に生じた高
さ数百〜1万 程度の突起)が多く生じ、このヒロック
が薄膜上に形成した保護膜を貫通してリーク路となり、
表示デバイスの特性劣化を引き起こすという問題があっ
た。この場合、LSI等の半導体ではヒロックによる不
良が発生したとしても冗長回路を設けることによりその
不良を回避できるが、表示デバイスではヒロックの発生
によってデバイス全体が不良になるため、ヒロックによ
るデメリットがきわめて大きかった。
【0006】また、ヒロックの発生を低減させる目的
で、Ta等を添加したアルミニウムスパッタリングター
ゲットを用いて表示デバイス用基板に薄膜を形成するこ
とも行われている。しかし、Ta等を添加したアルミニ
ウムスパッタリングターゲットを用いた場合、薄膜の電
気抵抗が大きくなり、表示デバイス、特に大型の表示デ
バイスの動作遅延を引き起こすという問題があった。
で、Ta等を添加したアルミニウムスパッタリングター
ゲットを用いて表示デバイス用基板に薄膜を形成するこ
とも行われている。しかし、Ta等を添加したアルミニ
ウムスパッタリングターゲットを用いた場合、薄膜の電
気抵抗が大きくなり、表示デバイス、特に大型の表示デ
バイスの動作遅延を引き起こすという問題があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、薄膜の電気抵抗の増大を抑制しつつヒロックの発生
を低減させることができ、表示デバイス用基板への配線
膜形成に好適に使用することができるアルミニウムスパ
ッタリングターゲットを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、上記アルミニウムスパッタリングターゲ
ットを用いて特性劣化が生じにくい表示デバイスを得る
ことが可能な表示デバイスの製造方法を提供することを
目的とする。
で、薄膜の電気抵抗の増大を抑制しつつヒロックの発生
を低減させることができ、表示デバイス用基板への配線
膜形成に好適に使用することができるアルミニウムスパ
ッタリングターゲットを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、上記アルミニウムスパッタリングターゲ
ットを用いて特性劣化が生じにくい表示デバイスを得る
ことが可能な表示デバイスの製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するために鋭意研究を行った結果、一定以
上の純度を有するアルミニウムに微量添加金属として天
然ではアルミニウムにほとんど含まれることのないSc
又はその合金を特定の重量割合で添加した場合、アルミ
ニウム合金の特徴である低い電気抵抗を維持しつつ、膜
表面のヒロックの発生を抑制できることを知見し、本発
明をなすに至った。
記目的を達成するために鋭意研究を行った結果、一定以
上の純度を有するアルミニウムに微量添加金属として天
然ではアルミニウムにほとんど含まれることのないSc
又はその合金を特定の重量割合で添加した場合、アルミ
ニウム合金の特徴である低い電気抵抗を維持しつつ、膜
表面のヒロックの発生を抑制できることを知見し、本発
明をなすに至った。
【0009】したがって、本発明は、純度99.995
%以上のアルミニウムにSc又はSc合金をSc量が全
体の10ppm以上0.5%以下の重量割合となるように
添加してなることを特徴とするアルミニウムスパッタリ
ングターゲットを提供する。
%以上のアルミニウムにSc又はSc合金をSc量が全
体の10ppm以上0.5%以下の重量割合となるように
添加してなることを特徴とするアルミニウムスパッタリ
ングターゲットを提供する。
【0010】また、本発明は、上記アルミニウムスパッ
タリングターゲットを用い、スパッタリング法によって
基板に配線膜を形成することを特徴とする表示デバイス
の製造方法を提供する。
タリングターゲットを用い、スパッタリング法によって
基板に配線膜を形成することを特徴とする表示デバイス
の製造方法を提供する。
【0011】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明のアルミニウムスパッタリングターゲットは、主と
なる相が純度99.995%以上のアルミニウムからな
る。言い換えれば、上記アルミニウムには、不純物とし
て0.005%未満のZn、Cr、Mg、Ni、Mn等
が含まれていてもよい。純度が99.995%未満のア
ルミニウムでは、形成される配線膜の品質が低下する。
発明のアルミニウムスパッタリングターゲットは、主と
なる相が純度99.995%以上のアルミニウムからな
る。言い換えれば、上記アルミニウムには、不純物とし
て0.005%未満のZn、Cr、Mg、Ni、Mn等
が含まれていてもよい。純度が99.995%未満のア
ルミニウムでは、形成される配線膜の品質が低下する。
【0012】本発明のアルミニウムスパッタリングター
ゲットは、上述した純度99.995%以上のアルミニ
ウムにSc又はSc合金が添加されている。Sc合金と
しては、好ましくはScSi、ScCu及びScTiか
ら選ばれる1種以上が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。本発明では、Sc及びSc合金のいず
れを添加した場合でも同様の効果を得ることができる。
ゲットは、上述した純度99.995%以上のアルミニ
ウムにSc又はSc合金が添加されている。Sc合金と
しては、好ましくはScSi、ScCu及びScTiか
ら選ばれる1種以上が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。本発明では、Sc及びSc合金のいず
れを添加した場合でも同様の効果を得ることができる。
【0013】Sc又はSc合金は、Sc量がアルミニウ
ムスパッタリングターゲット全体の10ppm以上0.5
%以下の重量割合となるように添加する。Sc量が10
ppm未満ではヒロックが多く発生するという問題が生
じ、0.5%を超えると配線膜を形成したときに配線抵
抗が増大するという問題が生じる。より好ましいSc量
は、100ppm以上0.3%以下、特に100ppm以上
0.2%以下である。なお、Sc又はSc合金を添加す
るアルミニウムに不純物として極微量のScが含まれて
いることがあるが、この場合には不純物として存在する
Scを含めた合計量が上記割合となるようにすることが
望ましい。
ムスパッタリングターゲット全体の10ppm以上0.5
%以下の重量割合となるように添加する。Sc量が10
ppm未満ではヒロックが多く発生するという問題が生
じ、0.5%を超えると配線膜を形成したときに配線抵
抗が増大するという問題が生じる。より好ましいSc量
は、100ppm以上0.3%以下、特に100ppm以上
0.2%以下である。なお、Sc又はSc合金を添加す
るアルミニウムに不純物として極微量のScが含まれて
いることがあるが、この場合には不純物として存在する
Scを含めた合計量が上記割合となるようにすることが
望ましい。
【0014】本発明においてアルミニウムにSc合金を
添加する場合、Sc以外の合金成分、例えばSi、C
u、Ti等の合計量は、アルミニウムスパッタリングタ
ーゲット全体の0.5%以下とすることが好ましい。な
お、Sc又はSc合金を添加するアルミニウムに不純物
として微量のSi、Cu、Ti等が含まれている場合、
この不純物のSi、Cu、Ti等を含めた合計量が上記
割合となるようにすることが望ましい。
添加する場合、Sc以外の合金成分、例えばSi、C
u、Ti等の合計量は、アルミニウムスパッタリングタ
ーゲット全体の0.5%以下とすることが好ましい。な
お、Sc又はSc合金を添加するアルミニウムに不純物
として微量のSi、Cu、Ti等が含まれている場合、
この不純物のSi、Cu、Ti等を含めた合計量が上記
割合となるようにすることが望ましい。
【0015】本発明のアルミニウムスパッタリングター
ゲットは、例えば、以下のようにして得ることができ
る。まず、純度99.995%以上のアルミニウムにS
c又はSc合金を添加した後溶解し、連続鋳造法により
直径が100〜200mmの鋳塊を製造する。次に、一次
熱処理として450〜600℃の温度で5時間以上の加
熱を行い、これによって添加金属の均質化を図った後、
水冷等によって急冷する。さらに、鍛造、圧延等の塑性
加工により50〜90%の圧縮を加えてから、二次熱処
理として280〜450℃で5〜30分間加熱する。得
られた素材を機械加工等することにより、所定のターゲ
ット形状及び寸法となるように仕上げる。
ゲットは、例えば、以下のようにして得ることができ
る。まず、純度99.995%以上のアルミニウムにS
c又はSc合金を添加した後溶解し、連続鋳造法により
直径が100〜200mmの鋳塊を製造する。次に、一次
熱処理として450〜600℃の温度で5時間以上の加
熱を行い、これによって添加金属の均質化を図った後、
水冷等によって急冷する。さらに、鍛造、圧延等の塑性
加工により50〜90%の圧縮を加えてから、二次熱処
理として280〜450℃で5〜30分間加熱する。得
られた素材を機械加工等することにより、所定のターゲ
ット形状及び寸法となるように仕上げる。
【0016】また、本発明の表示デバイスの製造方法
は、前述した本発明のアルミニウムスパッタリングター
ゲットを用い、スパッタリング法によって基板に配線
膜、特にゲート電極用配線膜や配線用配線膜を形成する
ものである。この場合、基板としてはガラス基板、石英
基板、透明フィルム基板等の任意の表示デバイス用基板
を用いることができる。また、スパッタリング法として
は二極グロー放電スパッタリング法等の任意のスパッタ
リング法を使用することができる。
は、前述した本発明のアルミニウムスパッタリングター
ゲットを用い、スパッタリング法によって基板に配線
膜、特にゲート電極用配線膜や配線用配線膜を形成する
ものである。この場合、基板としてはガラス基板、石英
基板、透明フィルム基板等の任意の表示デバイス用基板
を用いることができる。また、スパッタリング法として
は二極グロー放電スパッタリング法等の任意のスパッタ
リング法を使用することができる。
【0017】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0018】以下のようにして実施例1〜4のアルミニ
ウムスパッタリングターゲットを製造した。まず、純度
99.995%のアルミニウムにScを表1に示す重量
割合となるように添加した後溶解し、連続鋳造法により
鋳塊を製造した。次に、得られた鋳塊に一次熱処理とし
て540℃で12時間の熱処理を行った後、これを水中
に投入して室温まで急冷した。さらに、圧縮率を70%
とする圧縮加工を行った後、二次熱処理として400℃
で15分間の熱処理を行った。この鋳塊から機械加工に
よってターゲットを仕上げた。各ターゲットは、直径2
50mm、厚み15mmの円板形状とした。
ウムスパッタリングターゲットを製造した。まず、純度
99.995%のアルミニウムにScを表1に示す重量
割合となるように添加した後溶解し、連続鋳造法により
鋳塊を製造した。次に、得られた鋳塊に一次熱処理とし
て540℃で12時間の熱処理を行った後、これを水中
に投入して室温まで急冷した。さらに、圧縮率を70%
とする圧縮加工を行った後、二次熱処理として400℃
で15分間の熱処理を行った。この鋳塊から機械加工に
よってターゲットを仕上げた。各ターゲットは、直径2
50mm、厚み15mmの円板形状とした。
【0019】次に、得られた実施例1〜4のアルミニウ
ムスパッタリングターゲットを用い、二極グロー放電ス
パッタリング法によってガラス基板(コーニング社製#
7059ガラス、1.1mm厚)上に薄膜を形成した。
スパッタリング装置としては日本真空技術株式会社製M
LX−3000を用い、成膜条件は以下の通りとした。
ムスパッタリングターゲットを用い、二極グロー放電ス
パッタリング法によってガラス基板(コーニング社製#
7059ガラス、1.1mm厚)上に薄膜を形成した。
スパッタリング装置としては日本真空技術株式会社製M
LX−3000を用い、成膜条件は以下の通りとした。
【0020】成膜条件 加熱温度:成膜時200℃ Ar圧力:4mTorr 成膜電力:6.5kw 成膜量:200nm
【0021】得られた各ガラス基板上の薄膜の比抵抗値
及びヒロック密度を下記方法で調べた。結果を表1に示
す。なお、比較例として、純アルミニウム(純度99.
995%以上のアルミニウム)のみからなる従来のLS
I用アルミニウムスパッタリングターゲットを用いて同
様に成膜した薄膜の測定結果を同表に示す。
及びヒロック密度を下記方法で調べた。結果を表1に示
す。なお、比較例として、純アルミニウム(純度99.
995%以上のアルミニウム)のみからなる従来のLS
I用アルミニウムスパッタリングターゲットを用いて同
様に成膜した薄膜の測定結果を同表に示す。
【0022】比抵抗値測定法 4探針法によって薄膜のシート抵抗(Ω/□)を計測す
るとともに、薄膜の厚みtを測定し、下記式によって薄
膜の比抵抗値を算出した。 薄膜の比抵抗値=薄膜のシート抵抗/t
るとともに、薄膜の厚みtを測定し、下記式によって薄
膜の比抵抗値を算出した。 薄膜の比抵抗値=薄膜のシート抵抗/t
【0023】ヒロック密度測定法 成膜を行ったガラス基板を窒素雰囲気中でランプによっ
て320℃に加熱し、ヒロックが発生しやすい条件に保
持した後、ガラス基板から試料を切り出し、原子間力顕
微鏡を用いて上記試料の薄膜のヒロック密度を測定し
た。この場合、薄膜の20μm×20μmの範囲をスキ
ャンすることにより薄膜表面の三次元プロファイルを
得、1000 以上の高さのヒロック数を計測した。
て320℃に加熱し、ヒロックが発生しやすい条件に保
持した後、ガラス基板から試料を切り出し、原子間力顕
微鏡を用いて上記試料の薄膜のヒロック密度を測定し
た。この場合、薄膜の20μm×20μmの範囲をスキ
ャンすることにより薄膜表面の三次元プロファイルを
得、1000 以上の高さのヒロック数を計測した。
【0024】
【表1】
【0025】表1の結果より、本発明のアルミニウムス
パッタリングターゲットを用いて成膜した薄膜は、純ア
ルミニウムからなるターゲットを用いた比較例に比べて
比抵抗値が大きく増大していないこと及びヒロック密度
が大きく減少していることがわかる。また、Sc添加量
を100ppm以上とすることにより、ヒロックの発生を
特に効果的に防止できることがわかる。
パッタリングターゲットを用いて成膜した薄膜は、純ア
ルミニウムからなるターゲットを用いた比較例に比べて
比抵抗値が大きく増大していないこと及びヒロック密度
が大きく減少していることがわかる。また、Sc添加量
を100ppm以上とすることにより、ヒロックの発生を
特に効果的に防止できることがわかる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアルミニ
ウムスパッタリングターゲットによると、薄膜表面のヒ
ロック発生密度を低減させることができるとともに、薄
膜の電気抵抗の増大を抑制することができる。したがっ
て、本発明のアルミニウムスパッタリングターゲット
は、ガラス基板、石英基板、透明フィルム基板といった
表示デバイス用基板に対する配線膜の形成に好適に使用
でき、表示デバイスの特性劣化を効果的に防止すること
ができる。また、本発明の表示デバイスの製造方法によ
れば、表面のヒロック発生密度が低減され、かつ電気抵
抗の増大が抑制された配線膜を有し、特性劣化が生じに
くい表示デバイスを得ることができる。
ウムスパッタリングターゲットによると、薄膜表面のヒ
ロック発生密度を低減させることができるとともに、薄
膜の電気抵抗の増大を抑制することができる。したがっ
て、本発明のアルミニウムスパッタリングターゲット
は、ガラス基板、石英基板、透明フィルム基板といった
表示デバイス用基板に対する配線膜の形成に好適に使用
でき、表示デバイスの特性劣化を効果的に防止すること
ができる。また、本発明の表示デバイスの製造方法によ
れば、表面のヒロック発生密度が低減され、かつ電気抵
抗の増大が抑制された配線膜を有し、特性劣化が生じに
くい表示デバイスを得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 純度99.995%以上のアルミニウム
にSc又はSc合金をSc量が全体の10ppm以上0.
5%以下の重量割合となるように添加してなることを特
徴とするアルミニウムスパッタリングターゲット。 - 【請求項2】 Sc合金がScSi、ScCu及びSc
Tiから選ばれる1種以上である請求項1記載のアルミ
ニウムスパッタリングターゲット。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のアルミニウムスパ
ッタリングターゲットを用い、スパッタリング法によっ
て基板に配線膜を形成することを特徴とする表示デバイ
スの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10468294A JPH07286268A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | アルミニウムスパッタリングターゲット及び表示デバイスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10468294A JPH07286268A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | アルミニウムスパッタリングターゲット及び表示デバイスの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07286268A true JPH07286268A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14387247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10468294A Pending JPH07286268A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | アルミニウムスパッタリングターゲット及び表示デバイスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07286268A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0925564A (ja) * | 1995-07-06 | 1997-01-28 | Japan Energy Corp | アルミニウムまたはアルミニウム合金スパッタリングターゲット |
| WO2001073156A3 (en) * | 2000-03-28 | 2002-02-21 | Honeywell Int Inc | Method of forming aluminum targets |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP10468294A patent/JPH07286268A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0925564A (ja) * | 1995-07-06 | 1997-01-28 | Japan Energy Corp | アルミニウムまたはアルミニウム合金スパッタリングターゲット |
| WO2001073156A3 (en) * | 2000-03-28 | 2002-02-21 | Honeywell Int Inc | Method of forming aluminum targets |
| US7017382B2 (en) | 2000-03-28 | 2006-03-28 | Honeywell International Inc. | Methods of forming aluminum-comprising physical vapor deposition targets; sputtered films; and target constructions |
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