JPH0728664Y2 - 継電器のコイル端子固定構造 - Google Patents
継電器のコイル端子固定構造Info
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- JPH0728664Y2 JPH0728664Y2 JP1988106323U JP10632388U JPH0728664Y2 JP H0728664 Y2 JPH0728664 Y2 JP H0728664Y2 JP 1988106323 U JP1988106323 U JP 1988106323U JP 10632388 U JP10632388 U JP 10632388U JP H0728664 Y2 JPH0728664 Y2 JP H0728664Y2
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
(産業上の利用分野) この考案は、コイルに通電することによって可動接点を
固定接点に対して離間接触させることにより当該接点を
通る回路を開閉する継電器に係り、とくに、ボビンに捲
着したコイルの端部を接続しかつ電源供給用端子に接触
するコイル端子をボビンに固定するのに利用される継電
器のコイル端子固定構造に関するものである。 (従来の技術) この種の継電器には、例えばボビンに捲着したコイル
と、前記コイルの端部を接続しかつ電源供給用端子に接
触するコイル端子と、固定接点および可動接点を備え、
前記コイルと鉄心とによって構成された電磁石を励磁・
消磁させることによって、可動接点を固定接点に対して
接触および離間させ、この継電器の接点が接続される回
路を閉塞および開放するようにしたものがある。 従来、このような継電器にあっては、前記コイル端子を
ボビンに固定するに際して、例えば第7図および第8図
に示す固定構造が採用されていた。 すなわち、図に示すコイル端子の固定構造は、上フラン
ジ100aおよび下フランジ100bの間にコイル101を捲着し
たボビン100の下フランジ100bの下面に複数個の突起100
cを形成すると共に、前記下フランジ100bに形成した切
欠100dを通して導かれたコイル端部101aを一端側に固定
しかつ他端側で図示しない電源接続用端子に接続するコ
イル端子102の中間部分に複数個の貫通孔102aを形成
し、このコイル端子102の貫通孔102aを前記ボビン100の
突起100cに嵌合させた状態で前記突起100cを熱加締する
ことによって、コイル端子102をボビン100に固定するも
のである。 この場合、コイル端部101aのコイル端子102へ固定は、
図に示すように、コイル端子102の一端側に形成した突
出切片102bの先端を折り曲げてコイル端部101aを挾持し
たり、あるいは、前記突出切片102bにコイル101aを巻付
けた後半田付したりすることによって行っていた。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来の継電器のコイル端子固定構造
では、先述した説明から明らかなように、複数ケ所で熱
加締を行う必要があったため、その分だけコイル端子10
1の固定作業に多くの工数を必要とするうえ、自動組付
けによる固定も困難であるという課題があった。 また、コイル端子102の一端側に形成した突出切片102b
にコイル端部101aを固定するのに半田付けを必要とする
場合には、この半田付け作業をボビン100にコイル端子1
02を固定したのちに行うため、このとき生じる熱によっ
て加締部分が軟化することにより、コイル端子102とボ
ビン100との間にがたつきが生じたり、コイル端子102が
ボビン100から外れてしまったりすることがあるという
課題も合わせて有していた。 (考案の目的) この考案は、以上のような従来の課題に着目してなされ
たものであり、コイル端子の固定作業を簡単なものとし
て、作業工数の低減化を図ると共に自動組付けをも実現
し、加えて、例えばコイル端子にコイル端部を固定する
に際して半田付けを必要とする場合であっても、コイル
端子のボビンへの良好な固定状態に変化を来たすことの
ない継電器のコイル端子固定構造を提供することを目的
としている。
固定接点に対して離間接触させることにより当該接点を
通る回路を開閉する継電器に係り、とくに、ボビンに捲
着したコイルの端部を接続しかつ電源供給用端子に接触
するコイル端子をボビンに固定するのに利用される継電
器のコイル端子固定構造に関するものである。 (従来の技術) この種の継電器には、例えばボビンに捲着したコイル
と、前記コイルの端部を接続しかつ電源供給用端子に接
触するコイル端子と、固定接点および可動接点を備え、
前記コイルと鉄心とによって構成された電磁石を励磁・
消磁させることによって、可動接点を固定接点に対して
接触および離間させ、この継電器の接点が接続される回
路を閉塞および開放するようにしたものがある。 従来、このような継電器にあっては、前記コイル端子を
ボビンに固定するに際して、例えば第7図および第8図
に示す固定構造が採用されていた。 すなわち、図に示すコイル端子の固定構造は、上フラン
ジ100aおよび下フランジ100bの間にコイル101を捲着し
たボビン100の下フランジ100bの下面に複数個の突起100
cを形成すると共に、前記下フランジ100bに形成した切
欠100dを通して導かれたコイル端部101aを一端側に固定
しかつ他端側で図示しない電源接続用端子に接続するコ
イル端子102の中間部分に複数個の貫通孔102aを形成
し、このコイル端子102の貫通孔102aを前記ボビン100の
突起100cに嵌合させた状態で前記突起100cを熱加締する
ことによって、コイル端子102をボビン100に固定するも
のである。 この場合、コイル端部101aのコイル端子102へ固定は、
図に示すように、コイル端子102の一端側に形成した突
出切片102bの先端を折り曲げてコイル端部101aを挾持し
たり、あるいは、前記突出切片102bにコイル101aを巻付
けた後半田付したりすることによって行っていた。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来の継電器のコイル端子固定構造
では、先述した説明から明らかなように、複数ケ所で熱
加締を行う必要があったため、その分だけコイル端子10
1の固定作業に多くの工数を必要とするうえ、自動組付
けによる固定も困難であるという課題があった。 また、コイル端子102の一端側に形成した突出切片102b
にコイル端部101aを固定するのに半田付けを必要とする
場合には、この半田付け作業をボビン100にコイル端子1
02を固定したのちに行うため、このとき生じる熱によっ
て加締部分が軟化することにより、コイル端子102とボ
ビン100との間にがたつきが生じたり、コイル端子102が
ボビン100から外れてしまったりすることがあるという
課題も合わせて有していた。 (考案の目的) この考案は、以上のような従来の課題に着目してなされ
たものであり、コイル端子の固定作業を簡単なものとし
て、作業工数の低減化を図ると共に自動組付けをも実現
し、加えて、例えばコイル端子にコイル端部を固定する
に際して半田付けを必要とする場合であっても、コイル
端子のボビンへの良好な固定状態に変化を来たすことの
ない継電器のコイル端子固定構造を提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段) この考案は、フランジを有するボビンと、上記ボビンに
巻回されたコイルと、上記ボビンのフランジに保持さ
れ、上記コイルと電気的に接続されたコイル端子と、上
記コイル端子と電気的に接続された電源用接片とを備え
ている継電器におけるコイル端子の固定構造であって、
上記ボビンのフランジには、コイル端子固定用突起が形
成され、上記コイル端子は、ばね性を有する金属からな
り、上記ボビンのフランジに対向しかつ接して配置され
る平板部と、この平板部から起立して形成され、上記電
源用接片を弾性的に挾持し、当該電源用接片に電気的に
接続される端子接続部と、上記平板部の一方の端部に連
なって形成され、上記コイルの端部が巻回され電気的に
接続され、かつ、端子接続部の起立方向とは逆方向に曲
げられたコイル端部接続片と、上記平板部の他方の端部
に連なって形成され、端子接続部の起立方向と同一方向
に曲げられた湾曲部と、コイル端部接続片と端子接続部
との間において平板部から端子接続部の起立方向とは逆
方向に突出して形成された一対の突片からなり、上記ボ
ビンのフランジに形成されたコイル端子固定用突起を圧
接状態で把持する突起把持部とを備えている構成とする
ことによって、この構成を従来の課題を解決するための
手段としたことを特徴としている。 (作用) この考案に係る継電器のコイル端子固定構造では、ボビ
ンのフランジに形成したコイル端子固定用突起をコイル
端子に形成した突起把持部で把持したときに前記突起把
持部はコイル端子固定用突起を圧接状態で把持すること
となり、コイル端子はボビンに強く固定された状態とな
る。 このとき、例えば、コイル端子の端子接続部に電源用接
片を挿入する際に、電源用接片からコイル端子に押圧力
が加えられると、この押圧力は平板部を介してボビンの
フランジにかかることとなり、コイル端子固定用突起に
は無理な力がかからないこととなる。 つまり、コイル端子はほとんど変形しないので、突起把
持部でコイル端子固定用突起を圧接把持するだけで、す
なわち、簡単な構成でコイル端子はボビンに固定される
こととなる。 また、上記のように、コイル端子に押圧力が加えられた
としても、コイル端部接続片は端子接続部とは逆方向に
曲げられていることから、この力がコイル端部に直接影
響を及ぼすことはなく、したがって、コイルの断線も防
止されることとなる。 さらに、コイル端子固定用突起にコイル端子の突起把持
部を嵌合させる際には、まず、コイル端子の平板部がフ
ランジに接触し、次いで突起把持部がコイル端子固定用
突起に嵌合するが、この間、平板部がガイドの役割を果
たすうえ、コイル端子の端部には湾曲部が設けてあるの
で、平板部がガイドとなっているときに、端部がフラン
ジにひっかかるといったことがなく、その結果、コイル
端子固定用突起と突起把持部との嵌合作業は、支障なく
スムーズに行われることとなる。 さらにまた、コイル端子をボビンに固定したのち、前記
コイル端子にコイル端部を半田付けによって接続する場
合には、コイル端子固定用突起がコイル端子を介して伝
導される熱によって僅かに軟化することもありうるかも
知れないが、このコイル端子固定用突起は、コイル端子
の突起把持部に圧接状態で把持されているため、コイル
端子固定用突起の軟化によって、当該コイル端子固定用
突起と突起把持部との間にがたつきが生じるような隙間
が形成されることはなく、従って、コイル端子のボビン
への固定状態は変化を来たすことなく維持される。 (実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図ないし第6図はこの考案に係る継電器のコイル端
子固定構造を示し、第1図に示す継電器1は、フレーム
組付け体11と、ベース組付け体31と、ケース51とを備
え、フレーム組付け体1とベース組付け体31とを相互に
組付けて、前記フレーム組付け体11をケース51で覆った
構成をなすものである。 前記フレーム組付け体11は、逆L字形をなすフレーム12
にボビン13と可動接片14とを備えている。 前記ボビン13は前記フレーム12の水平部分に吊下げられ
た状態で固定してあり、このボビン13の円形状の上フラ
ンジ13aと矩形状の下フランジ13bとの間にはコイル15が
捲着してある。また、このボビン13の下フランジ13bに
は、前記コイル15の両コイル端部(片側のみ図示)15a
を各々接続する一対のコイル端子(片側のみ図示)16を
備えている。 このコイル端子16はばね性を有する金属からなり、第4
図および第5図にも示すように、その平板部16aの前端
(第5図左端)側に下向湾曲部16bを備えていると共
に、後端側にコイル端部15aを接続しかつ下向湾曲部16b
とは反対方向に起立するコイル端部接続片16cを備えて
いる。また、このコイル端子16は、平板部16aの中間部
分の前端寄りの部位に、前記平板部16aから下向湾曲部1
6bと同一方向に起立して形成した後述する電源用接片35
と嵌合する端子接続部16dを備えていると共に、この端
子接続部16dと前記コイル端部接続片16cとの間には、平
板部16aから下向湾曲部16bとは反対方向に起立して形成
した突起把持部16eを備えている。この突起把持部16e
は、前記平板部16aの両側に備えた突片16f,16fを各々湾
曲させ、当該突片16f,16fの先端同士を接近させた状態
で平板部16aの上側に位置させてなるものである。 また、ボビン13は、第1図,第2図(ボビン13の平面
図)および第3図(ボビン13の正面図)に示すように、
前記下フランジ13bの手前側および奥側(第2図左右
側)の縁部の左端(第2図下端)にそれぞれ形成したコ
イル端子16の突起把持部16eの最大巾よりも若干大きい
巾を有するコイル端子固定用突起13cを備えており、コ
イル端子16をボビン13の下フランジ13bに固定するに際
しては、コイル端子固定用突起13cに、コイル端子16の
突起把持部16eを第6図に示すようにして嵌挿把持する
ようにしている。この場合、まず、コイル端子16の平板
部16aが下フランジ13bの下面に接触し、こののち、この
平板部16aがガイドの役目を果たすうえ、コイル端子16
の前端に下向湾曲部16bが形成してあるため、前記嵌挿
時に、コイル端子16の前端が下フランジ13bの下面に引
掛ったりすることがなく、コイル端子固定用突起13cに
対する突起把持部16eの嵌挿作業は円滑に行われること
となる。 このようにしてコイル端子16をボビン13に固定すると、
当該コイル端子16の突起把持部16eがばね性を有してい
ることによって、突起把持部16eの突片16f,16fは互いに
拡がった状態でコイル端子固定用突起13cに当接するた
め、すなわち、突起把持部16eが圧接状態でコイル端子
固定用突起13cを把持するため、このコイル端子16が振
動や衝撃などの外力でボビン13から外れてしまうことは
ない。 また、コイル端子16の平板部16aが下フランジ13bの下面
に接触していると共に、コイル端部接続片16cが端子接
続部16dとは反対方向に曲げられているので、例えば、
電源用接片35のコイル端子16への挿入時にコイル端子16
に押圧力が加えられると、この押圧力は平板部16aを介
して下フランジ13bにかかることとなり、コイル固定用
突起13cには無理な力がかかることはなく、コイル端子1
6が変形することもないので、上記のように、突起把持
部16eでコイル端子固定用突起13cを圧接把持するという
簡単な構成でコイル端子16はボビン13に固定されること
となる。 さらに、上記押圧力はコイル端部接続片16cに直接伝わ
らないのでコイル15の断線も回避されることとなる。 さらにまた、後述するように、コイル端部接続片16cに
コイル端部15aを半田付け固定する際に、熱によってコ
イル端子固定用突起13cが若干軟化することがあったと
しても、突起把持部16eのコイル端子固定用突起13cに対
する圧接状態は大きく劣化しないため、コイル端子16の
固定状態が悪化することはない。 上記のようにしてボビン13に固定したコイル端子16のコ
イル端部接続片16cは、コイル端部15aを巻付けて半田付
け接続した後、上方向に折曲されることによって、前記
フレーム12にコイル15が接触しないようにしてある。 さらに、前記ボビン13の下フランジ13bの右端には、略
L字形をなす第1固定接片17が設けてあり、その水平部
分には下向接点18が設けてある。 前記可動接片14は、板ばねを略L字形に形成したもので
あり、その水平部分をボビン13の下方に位置させるよう
にして垂直部分をフレーム12に固定してある。また、こ
の可動接片14の水平部分には、前記ボビン13に捲着した
コイル15の励磁時に吸引されるアーマチュア19が設けて
あると共に、この水平部分の先端には、前記第1固定接
片17に設けた下向接点18に対向する上向接点20が設けて
ある。 一方、ベース組付け体31は、矩形のベース32に、垂直状
態の第2固定接片33と、水平状態の第3固定接片34と、
一対の電源用接片(片側のみ図示)35とを組付けると共
に、ベース32の下方に端子カバー36を嵌合したものであ
り、第2,第3固定接片33、34および電源用接片35は、そ
れぞれベース32を貫通して端子カバー36内に延出する回
路接続用端子33a,34a(回路接続用端子33aのみ図示)お
よび電源供給用端子35aを一体で有している。 そして、前記フレーム12の垂直部分の下端をベース32の
図示しないフレーム固定孔に嵌合することによって、フ
レーム組付け体11をベース組付け体31に組付けた際に
は、前記第2固定接片33が第1固定接片17に接触すると
共に、第3固定接片34の上方折曲部分が可動接片14に接
触し、さらに、電源用接片35がコイル端子16の端子接続
部16dに接続するようになっている。 前記ケース51は、ベース32の外側に嵌合すスカート51a
を有しており、このスカート51aの内側に設けた図示し
ないベース係合部をベース32に設けた図示しないケース
係合部に係合させることによって、ベース32に固定する
ようにしてある。 このような構成の継電器1は、電源供給用端子35aから
コイル端子16を通してコイル15に電源を供給すると、コ
イル15が励磁することによって可動接片14のアーマチュ
ア19がコイル15側に吸引され、前記可動接片14の上向接
点20が第1固定接片17の下向接点18に接触することによ
り、この継電器1の接点を通る回路を閉状態にする。 なお、この考案に係る継電器のコイル端子固定構造の詳
細な構成が、上記した実施例に限定されることはない。
巻回されたコイルと、上記ボビンのフランジに保持さ
れ、上記コイルと電気的に接続されたコイル端子と、上
記コイル端子と電気的に接続された電源用接片とを備え
ている継電器におけるコイル端子の固定構造であって、
上記ボビンのフランジには、コイル端子固定用突起が形
成され、上記コイル端子は、ばね性を有する金属からな
り、上記ボビンのフランジに対向しかつ接して配置され
る平板部と、この平板部から起立して形成され、上記電
源用接片を弾性的に挾持し、当該電源用接片に電気的に
接続される端子接続部と、上記平板部の一方の端部に連
なって形成され、上記コイルの端部が巻回され電気的に
接続され、かつ、端子接続部の起立方向とは逆方向に曲
げられたコイル端部接続片と、上記平板部の他方の端部
に連なって形成され、端子接続部の起立方向と同一方向
に曲げられた湾曲部と、コイル端部接続片と端子接続部
との間において平板部から端子接続部の起立方向とは逆
方向に突出して形成された一対の突片からなり、上記ボ
ビンのフランジに形成されたコイル端子固定用突起を圧
接状態で把持する突起把持部とを備えている構成とする
ことによって、この構成を従来の課題を解決するための
手段としたことを特徴としている。 (作用) この考案に係る継電器のコイル端子固定構造では、ボビ
ンのフランジに形成したコイル端子固定用突起をコイル
端子に形成した突起把持部で把持したときに前記突起把
持部はコイル端子固定用突起を圧接状態で把持すること
となり、コイル端子はボビンに強く固定された状態とな
る。 このとき、例えば、コイル端子の端子接続部に電源用接
片を挿入する際に、電源用接片からコイル端子に押圧力
が加えられると、この押圧力は平板部を介してボビンの
フランジにかかることとなり、コイル端子固定用突起に
は無理な力がかからないこととなる。 つまり、コイル端子はほとんど変形しないので、突起把
持部でコイル端子固定用突起を圧接把持するだけで、す
なわち、簡単な構成でコイル端子はボビンに固定される
こととなる。 また、上記のように、コイル端子に押圧力が加えられた
としても、コイル端部接続片は端子接続部とは逆方向に
曲げられていることから、この力がコイル端部に直接影
響を及ぼすことはなく、したがって、コイルの断線も防
止されることとなる。 さらに、コイル端子固定用突起にコイル端子の突起把持
部を嵌合させる際には、まず、コイル端子の平板部がフ
ランジに接触し、次いで突起把持部がコイル端子固定用
突起に嵌合するが、この間、平板部がガイドの役割を果
たすうえ、コイル端子の端部には湾曲部が設けてあるの
で、平板部がガイドとなっているときに、端部がフラン
ジにひっかかるといったことがなく、その結果、コイル
端子固定用突起と突起把持部との嵌合作業は、支障なく
スムーズに行われることとなる。 さらにまた、コイル端子をボビンに固定したのち、前記
コイル端子にコイル端部を半田付けによって接続する場
合には、コイル端子固定用突起がコイル端子を介して伝
導される熱によって僅かに軟化することもありうるかも
知れないが、このコイル端子固定用突起は、コイル端子
の突起把持部に圧接状態で把持されているため、コイル
端子固定用突起の軟化によって、当該コイル端子固定用
突起と突起把持部との間にがたつきが生じるような隙間
が形成されることはなく、従って、コイル端子のボビン
への固定状態は変化を来たすことなく維持される。 (実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図ないし第6図はこの考案に係る継電器のコイル端
子固定構造を示し、第1図に示す継電器1は、フレーム
組付け体11と、ベース組付け体31と、ケース51とを備
え、フレーム組付け体1とベース組付け体31とを相互に
組付けて、前記フレーム組付け体11をケース51で覆った
構成をなすものである。 前記フレーム組付け体11は、逆L字形をなすフレーム12
にボビン13と可動接片14とを備えている。 前記ボビン13は前記フレーム12の水平部分に吊下げられ
た状態で固定してあり、このボビン13の円形状の上フラ
ンジ13aと矩形状の下フランジ13bとの間にはコイル15が
捲着してある。また、このボビン13の下フランジ13bに
は、前記コイル15の両コイル端部(片側のみ図示)15a
を各々接続する一対のコイル端子(片側のみ図示)16を
備えている。 このコイル端子16はばね性を有する金属からなり、第4
図および第5図にも示すように、その平板部16aの前端
(第5図左端)側に下向湾曲部16bを備えていると共
に、後端側にコイル端部15aを接続しかつ下向湾曲部16b
とは反対方向に起立するコイル端部接続片16cを備えて
いる。また、このコイル端子16は、平板部16aの中間部
分の前端寄りの部位に、前記平板部16aから下向湾曲部1
6bと同一方向に起立して形成した後述する電源用接片35
と嵌合する端子接続部16dを備えていると共に、この端
子接続部16dと前記コイル端部接続片16cとの間には、平
板部16aから下向湾曲部16bとは反対方向に起立して形成
した突起把持部16eを備えている。この突起把持部16e
は、前記平板部16aの両側に備えた突片16f,16fを各々湾
曲させ、当該突片16f,16fの先端同士を接近させた状態
で平板部16aの上側に位置させてなるものである。 また、ボビン13は、第1図,第2図(ボビン13の平面
図)および第3図(ボビン13の正面図)に示すように、
前記下フランジ13bの手前側および奥側(第2図左右
側)の縁部の左端(第2図下端)にそれぞれ形成したコ
イル端子16の突起把持部16eの最大巾よりも若干大きい
巾を有するコイル端子固定用突起13cを備えており、コ
イル端子16をボビン13の下フランジ13bに固定するに際
しては、コイル端子固定用突起13cに、コイル端子16の
突起把持部16eを第6図に示すようにして嵌挿把持する
ようにしている。この場合、まず、コイル端子16の平板
部16aが下フランジ13bの下面に接触し、こののち、この
平板部16aがガイドの役目を果たすうえ、コイル端子16
の前端に下向湾曲部16bが形成してあるため、前記嵌挿
時に、コイル端子16の前端が下フランジ13bの下面に引
掛ったりすることがなく、コイル端子固定用突起13cに
対する突起把持部16eの嵌挿作業は円滑に行われること
となる。 このようにしてコイル端子16をボビン13に固定すると、
当該コイル端子16の突起把持部16eがばね性を有してい
ることによって、突起把持部16eの突片16f,16fは互いに
拡がった状態でコイル端子固定用突起13cに当接するた
め、すなわち、突起把持部16eが圧接状態でコイル端子
固定用突起13cを把持するため、このコイル端子16が振
動や衝撃などの外力でボビン13から外れてしまうことは
ない。 また、コイル端子16の平板部16aが下フランジ13bの下面
に接触していると共に、コイル端部接続片16cが端子接
続部16dとは反対方向に曲げられているので、例えば、
電源用接片35のコイル端子16への挿入時にコイル端子16
に押圧力が加えられると、この押圧力は平板部16aを介
して下フランジ13bにかかることとなり、コイル固定用
突起13cには無理な力がかかることはなく、コイル端子1
6が変形することもないので、上記のように、突起把持
部16eでコイル端子固定用突起13cを圧接把持するという
簡単な構成でコイル端子16はボビン13に固定されること
となる。 さらに、上記押圧力はコイル端部接続片16cに直接伝わ
らないのでコイル15の断線も回避されることとなる。 さらにまた、後述するように、コイル端部接続片16cに
コイル端部15aを半田付け固定する際に、熱によってコ
イル端子固定用突起13cが若干軟化することがあったと
しても、突起把持部16eのコイル端子固定用突起13cに対
する圧接状態は大きく劣化しないため、コイル端子16の
固定状態が悪化することはない。 上記のようにしてボビン13に固定したコイル端子16のコ
イル端部接続片16cは、コイル端部15aを巻付けて半田付
け接続した後、上方向に折曲されることによって、前記
フレーム12にコイル15が接触しないようにしてある。 さらに、前記ボビン13の下フランジ13bの右端には、略
L字形をなす第1固定接片17が設けてあり、その水平部
分には下向接点18が設けてある。 前記可動接片14は、板ばねを略L字形に形成したもので
あり、その水平部分をボビン13の下方に位置させるよう
にして垂直部分をフレーム12に固定してある。また、こ
の可動接片14の水平部分には、前記ボビン13に捲着した
コイル15の励磁時に吸引されるアーマチュア19が設けて
あると共に、この水平部分の先端には、前記第1固定接
片17に設けた下向接点18に対向する上向接点20が設けて
ある。 一方、ベース組付け体31は、矩形のベース32に、垂直状
態の第2固定接片33と、水平状態の第3固定接片34と、
一対の電源用接片(片側のみ図示)35とを組付けると共
に、ベース32の下方に端子カバー36を嵌合したものであ
り、第2,第3固定接片33、34および電源用接片35は、そ
れぞれベース32を貫通して端子カバー36内に延出する回
路接続用端子33a,34a(回路接続用端子33aのみ図示)お
よび電源供給用端子35aを一体で有している。 そして、前記フレーム12の垂直部分の下端をベース32の
図示しないフレーム固定孔に嵌合することによって、フ
レーム組付け体11をベース組付け体31に組付けた際に
は、前記第2固定接片33が第1固定接片17に接触すると
共に、第3固定接片34の上方折曲部分が可動接片14に接
触し、さらに、電源用接片35がコイル端子16の端子接続
部16dに接続するようになっている。 前記ケース51は、ベース32の外側に嵌合すスカート51a
を有しており、このスカート51aの内側に設けた図示し
ないベース係合部をベース32に設けた図示しないケース
係合部に係合させることによって、ベース32に固定する
ようにしてある。 このような構成の継電器1は、電源供給用端子35aから
コイル端子16を通してコイル15に電源を供給すると、コ
イル15が励磁することによって可動接片14のアーマチュ
ア19がコイル15側に吸引され、前記可動接片14の上向接
点20が第1固定接片17の下向接点18に接触することによ
り、この継電器1の接点を通る回路を閉状態にする。 なお、この考案に係る継電器のコイル端子固定構造の詳
細な構成が、上記した実施例に限定されることはない。
以上説明してきたように、この考案は、上記した構成と
したため、コイル端子のボビンへの固定作業が容易にな
って工数の低減化が実現できると共に自動組付けも可能
となり、例えば、コイル端子にコイル端部を半田付け固
定する場合にも、熱の影響を受けることなくコイル端子
の固定状態を良好に維持することができるという極めて
優れた効果をもたらす。
したため、コイル端子のボビンへの固定作業が容易にな
って工数の低減化が実現できると共に自動組付けも可能
となり、例えば、コイル端子にコイル端部を半田付け固
定する場合にも、熱の影響を受けることなくコイル端子
の固定状態を良好に維持することができるという極めて
優れた効果をもたらす。
第1図はこの考案に係る継電器のコイル端子固定構造の
一実施例を示す継電器のケースおよび端子カバーを部分
的に破断した正面図、第2図および第3図は各々第1図
に示すボビンの平面図および正面図、第4図および第5
図は第1図に示すコイル端子の各々側面図および背面
図、第6図は第1図に示すコイル端子をボビンのコイル
端子固定用突起に固定する動作を説明する部分斜視図、
第7図および第8図は従来の継電器のコイル端子固定構
造を示すものであり、コイル端子を固定したボビンの各
々正面図および底面図である。 1…継電器、13…ボビン、13b…下フランジ、13c…コイ
ル端子固定用突起、15…コイル、15a…コイル端部、16
…コイル端子、16a…平板部、16b…湾曲部、16c…コイ
ル端部接続片、16d…端子接続部、16e…突起把持部、16
f…突片、35…電源用接片、35a…電源供給用端子。
一実施例を示す継電器のケースおよび端子カバーを部分
的に破断した正面図、第2図および第3図は各々第1図
に示すボビンの平面図および正面図、第4図および第5
図は第1図に示すコイル端子の各々側面図および背面
図、第6図は第1図に示すコイル端子をボビンのコイル
端子固定用突起に固定する動作を説明する部分斜視図、
第7図および第8図は従来の継電器のコイル端子固定構
造を示すものであり、コイル端子を固定したボビンの各
々正面図および底面図である。 1…継電器、13…ボビン、13b…下フランジ、13c…コイ
ル端子固定用突起、15…コイル、15a…コイル端部、16
…コイル端子、16a…平板部、16b…湾曲部、16c…コイ
ル端部接続片、16d…端子接続部、16e…突起把持部、16
f…突片、35…電源用接片、35a…電源供給用端子。
Claims (1)
- 【請求項1】フランジを有するボビンと、 上記ボビンに巻回されたコイルと、 上記ボビンのフランジに保持され、上記コイルと電気的
に接続されたコイル端子と、 上記コイル端子と電気的に接続された電源用接片とを備
えている継電器におけるコイル端子の固定構造であっ
て、 上記ボビンのフランジには、コイル端子固定用突起が形
成され、 上記コイル端子は、ばね性を有する金属からなり、上記
ボビンのフランジに対向しかつ接して配置される平板部
と、この平板部から起立して形成され、上記電源用接片
を弾性的に挾持し、当該電源用接片に電気的に接続され
る端子接続部と、上記平板部の一方の端部に連なって形
成され、上記コイルの端部が巻回され電気的に接続さ
れ、かつ、端子接続部の起立方向とは逆方向に曲げられ
たコイル端部接続片と、上記平板部の他方の端部に連な
って形成され、端子接続部の起立方向と同一方向に曲げ
られた湾曲部と、コイル端部接続片と端子接続部との間
において平板部から端子接続部の起立方向とは逆方向に
突出して形成された一対の突片からなり、上記ボビンの
フランジに形成されたコイル端子固定用突起を圧接状態
で把持する突起把持部とを備えていることを特徴とする
継電器のコイル端子固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988106323U JPH0728664Y2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 継電器のコイル端子固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988106323U JPH0728664Y2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 継電器のコイル端子固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0227646U JPH0227646U (ja) | 1990-02-22 |
| JPH0728664Y2 true JPH0728664Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31339725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988106323U Expired - Fee Related JPH0728664Y2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 継電器のコイル端子固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728664Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5810330Y2 (ja) * | 1975-04-30 | 1983-02-25 | 松下電工株式会社 | デンジソウチノコイルリ−ドセンセツゾクソウチ |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP1988106323U patent/JPH0728664Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0227646U (ja) | 1990-02-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |