JPH07287094A - 応力腐食割れ防止方法およびこれを適用したプラント - Google Patents
応力腐食割れ防止方法およびこれを適用したプラントInfo
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- JPH07287094A JPH07287094A JP6081671A JP8167194A JPH07287094A JP H07287094 A JPH07287094 A JP H07287094A JP 6081671 A JP6081671 A JP 6081671A JP 8167194 A JP8167194 A JP 8167194A JP H07287094 A JPH07287094 A JP H07287094A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、BWRプラントの炉内構造
物の応力腐食割れを防止する方法を提供することにあ
る。 【構成】 炉水のpHおよび溶存酸素濃度を、pH約6
〜10、溶存酸素濃度50〜150ppbの範囲内で調
整する。この場合、制御装置10内に、目標とするpH
および溶存酸素濃度の組合せである運転データを備えて
おく。そして、その時の運転状態などに応じて、最適な
運転データを選択し、当該運転データにおいて規定され
ている数値となるように、炉水のpHおよび溶存酸素濃
度を調整する。 【効果】 少ない水素注入量で大きな応力腐食割れ抑制
効果を得ることができる。運転の自由度が高まる
物の応力腐食割れを防止する方法を提供することにあ
る。 【構成】 炉水のpHおよび溶存酸素濃度を、pH約6
〜10、溶存酸素濃度50〜150ppbの範囲内で調
整する。この場合、制御装置10内に、目標とするpH
および溶存酸素濃度の組合せである運転データを備えて
おく。そして、その時の運転状態などに応じて、最適な
運転データを選択し、当該運転データにおいて規定され
ている数値となるように、炉水のpHおよび溶存酸素濃
度を調整する。 【効果】 少ない水素注入量で大きな応力腐食割れ抑制
効果を得ることができる。運転の自由度が高まる
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント、特に、BW
Rプラント及び火力プラントの炉内構造物の応力腐食割
れを防止するのに適した応力腐食割れ防止方法およびこ
れを適用したプラントに関する。
Rプラント及び火力プラントの炉内構造物の応力腐食割
れを防止するのに適した応力腐食割れ防止方法およびこ
れを適用したプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】BWRプラントの炉内構造材には、オー
ステナイト系ステンレス綱及びニッケル基合金が多く使
用されている。該プラントには、溶接部が多数存在する
ことから、溶接熱影響部での材料の鋭敏化による応力腐
食割れの発生が懸念されている。応力腐食割れは、冶金
的、力学的諸因子に、環境の腐食作用が重畳して発生す
るため、これら各方面からの対策が提案されてきた。こ
のうち、水素注入法は環境側からの応力腐食割れ対策と
して有効であることが知られ、国外のプラントでは既に
実用化されている。なお、水素注入法とは、炉水中に水
素を注入して酸化剤の濃度を低減することにより応力腐
食割れを防止するという技術である。
ステナイト系ステンレス綱及びニッケル基合金が多く使
用されている。該プラントには、溶接部が多数存在する
ことから、溶接熱影響部での材料の鋭敏化による応力腐
食割れの発生が懸念されている。応力腐食割れは、冶金
的、力学的諸因子に、環境の腐食作用が重畳して発生す
るため、これら各方面からの対策が提案されてきた。こ
のうち、水素注入法は環境側からの応力腐食割れ対策と
して有効であることが知られ、国外のプラントでは既に
実用化されている。なお、水素注入法とは、炉水中に水
素を注入して酸化剤の濃度を低減することにより応力腐
食割れを防止するという技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水素注入はタービン系
の放射能レベルの上昇を招く。サイト面積の狭い我が国
のBWRプラントにおいて水素注入を行うと、敷地境界
の線量率制限(スカイシャイン)を超えてしまうことが
予想される。そのため、我が国では水素注入は実施され
てない。しかし、交換が困難な炉内材料の健全性向上及
び長寿命化等を考慮すると、国内プラントに対しても水
素注入運転の必要性が高まっている。
の放射能レベルの上昇を招く。サイト面積の狭い我が国
のBWRプラントにおいて水素注入を行うと、敷地境界
の線量率制限(スカイシャイン)を超えてしまうことが
予想される。そのため、我が国では水素注入は実施され
てない。しかし、交換が困難な炉内材料の健全性向上及
び長寿命化等を考慮すると、国内プラントに対しても水
素注入運転の必要性が高まっている。
【0004】火力プラントにおいては硼酸ナトリウムと
水酸化アンモニウムの混合溶液を用いたボラタイル処理
が実施されているが、これは金属材料表面からの全面溶
解を防止することを目的として開発されたものであり、
ヒドラジン等を添加して溶存酸素濃度を約10ppb以
下にまで低減するものである。このようなボラタイル処
理法を発電プラントに適用すれば、運転中の炉水の溶存
酸素が完全に除去され、揮発性N16の濃度が増大するこ
とが懸念されるので応力腐食割れ防止対策として必ずし
も得策ではない。また、溶存酸素濃度を不用意に低減す
ることは粒内型の応力腐食割れを助長することになるの
で応力腐食割れ対策として望ましくはない。
水酸化アンモニウムの混合溶液を用いたボラタイル処理
が実施されているが、これは金属材料表面からの全面溶
解を防止することを目的として開発されたものであり、
ヒドラジン等を添加して溶存酸素濃度を約10ppb以
下にまで低減するものである。このようなボラタイル処
理法を発電プラントに適用すれば、運転中の炉水の溶存
酸素が完全に除去され、揮発性N16の濃度が増大するこ
とが懸念されるので応力腐食割れ防止対策として必ずし
も得策ではない。また、溶存酸素濃度を不用意に低減す
ることは粒内型の応力腐食割れを助長することになるの
で応力腐食割れ対策として望ましくはない。
【0005】したがって、現状ではこのような水処理方
式による応力腐食割れ対策は講じられておらず、炉内構
造物の応力腐食割れを効果的に防止する手段はなかっ
た。
式による応力腐食割れ対策は講じられておらず、炉内構
造物の応力腐食割れを効果的に防止する手段はなかっ
た。
【0006】本発明は、このような状況を鑑みて材料の
応力割れ防止方法、特に、少ない水素注入量でSCCの
発生を抑制できる応力腐食割れ防止方法を提供すること
を目的とする。
応力割れ防止方法、特に、少ない水素注入量でSCCの
発生を抑制できる応力腐食割れ防止方法を提供すること
を目的とする。
【0007】また、本発明は、構造材の応力腐食割れを
抑えることのできるプラントを提供することを目的とす
る。
抑えることのできるプラントを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、様々な実
験を行った結果、応力腐食割れの抑制効果が現れる溶存
酸素濃度はpHによって異なるという知見を得た(具体
的なデータについては、後ほど実施例1として説明す
る。)。溶存酸素濃度50ppbの場合にはpH6〜1
0の範囲で効果が認められた。溶存酸素濃度100pp
bの場合にはpH7〜10の範囲で効果が認められた。
溶存酸素濃度150ppbの場合にはpH8〜9の範囲
で効果が認められた。つまり、炉水のpHを所定の範囲
内に保つことによって、少ない注入水素量で応力腐食割
れの発生及び進展を防止できるとの知見を得た。本発明
は係る知見に基づいてなされたものである。
験を行った結果、応力腐食割れの抑制効果が現れる溶存
酸素濃度はpHによって異なるという知見を得た(具体
的なデータについては、後ほど実施例1として説明す
る。)。溶存酸素濃度50ppbの場合にはpH6〜1
0の範囲で効果が認められた。溶存酸素濃度100pp
bの場合にはpH7〜10の範囲で効果が認められた。
溶存酸素濃度150ppbの場合にはpH8〜9の範囲
で効果が認められた。つまり、炉水のpHを所定の範囲
内に保つことによって、少ない注入水素量で応力腐食割
れの発生及び進展を防止できるとの知見を得た。本発明
は係る知見に基づいてなされたものである。
【0009】本発明は上記目的を達成するためになされ
たものであり、その一態様としては、水溶液中における
材料の応力腐食割れ防止方法において、水溶液中におけ
る材料の応力腐食割れ防止方法において、pH6〜1
0、溶存酸素濃度150ppb以下の条件を満たす範囲
内で、上記水溶液のpHおよび溶存酸素濃度を互いに連
携して調整することを特徴とする材料の応力腐食割れ防
止方法が提供される。
たものであり、その一態様としては、水溶液中における
材料の応力腐食割れ防止方法において、水溶液中におけ
る材料の応力腐食割れ防止方法において、pH6〜1
0、溶存酸素濃度150ppb以下の条件を満たす範囲
内で、上記水溶液のpHおよび溶存酸素濃度を互いに連
携して調整することを特徴とする材料の応力腐食割れ防
止方法が提供される。
【0010】上記pHの調整は、アルカリ性物質の添加
により行なうものであってもよい。上記記載のアルカリ
性物質には、LiOH、KOH、NaOH、Ca(O
H)2、NH4OHからなる群のうちの少なくとも1つが
含まれることが好ましい。
により行なうものであってもよい。上記記載のアルカリ
性物質には、LiOH、KOH、NaOH、Ca(O
H)2、NH4OHからなる群のうちの少なくとも1つが
含まれることが好ましい。
【0011】上記酸素濃度の調整は、水素の注入により
行なってもよい。
行なってもよい。
【0012】上記材料は、ステンレス鋼または、ニッケ
ル基合金であることが好ましい。
ル基合金であることが好ましい。
【0013】本発明の第2の態様としては、水を保持す
る反応炉と、上記反応炉中の水のpHを調整するpH調
整装置と、上記反応炉中の水の溶存酸素濃度を調整する
溶存酸素濃度調整装置と、上記水のpHと、上記水中の
溶存酸素濃度と、の予め定められた対応関係を規定した
運転データを備え、該運転データに規定されているpH
と溶存酸素濃度との対応関係が実現されるように上記p
H調整装置および溶存酸素濃度調整装置を制御する制御
装置と、を有することを特徴とするプラントが提供され
る。
る反応炉と、上記反応炉中の水のpHを調整するpH調
整装置と、上記反応炉中の水の溶存酸素濃度を調整する
溶存酸素濃度調整装置と、上記水のpHと、上記水中の
溶存酸素濃度と、の予め定められた対応関係を規定した
運転データを備え、該運転データに規定されているpH
と溶存酸素濃度との対応関係が実現されるように上記p
H調整装置および溶存酸素濃度調整装置を制御する制御
装置と、を有することを特徴とするプラントが提供され
る。
【0014】上記溶存酸素濃度調整装置は、上記水中に
水素を注入することによって、溶存酸素濃度を低減させ
るものであることが好ましい。
水素を注入することによって、溶存酸素濃度を低減させ
るものであることが好ましい。
【0015】上記pH調整装置は、上記水中にアルカリ
性物質を注入することによって、pHを調整するもので
あることが好ましい。
性物質を注入することによって、pHを調整するもので
あることが好ましい。
【0016】上記アルカリ性物質は、リチウム元素を含
んだものであることが好ましい。
んだものであることが好ましい。
【0017】上記pH調整装置は、上記アルカリ性物質
を上記水中から除去する除去手段を更に有することが好
ましい。
を上記水中から除去する除去手段を更に有することが好
ましい。
【0018】上記除去手段は、上記アルカリ性物質を吸
着するイオン交換樹脂であってもよい。
着するイオン交換樹脂であってもよい。
【0019】
【作用】制御装置は、運転データに規定されているpH
と溶存酸素濃度との対応関係が実現されるように、pH
調整装置および溶存酸素濃度調整装置を制御する。pH
調整装置は、アルカリ性物質(例えば、LiOH、KO
H、NaOH、Ca(OH)2、NH4OH)を水に注入
して、pHを調整する。また、注入したアルカリ性物質
は、イオン交換樹脂を用いてアルカリ性物質を除去す
る。溶存酸素濃度調整装置は水中に水素を注入して、溶
存酸素濃度を調整する。
と溶存酸素濃度との対応関係が実現されるように、pH
調整装置および溶存酸素濃度調整装置を制御する。pH
調整装置は、アルカリ性物質(例えば、LiOH、KO
H、NaOH、Ca(OH)2、NH4OH)を水に注入
して、pHを調整する。また、注入したアルカリ性物質
は、イオン交換樹脂を用いてアルカリ性物質を除去す
る。溶存酸素濃度調整装置は水中に水素を注入して、溶
存酸素濃度を調整する。
【0020】反応炉を構成する材料が、ステンレス鋼、
ニッケル基合金である場合には、上記水溶液のpHを6
〜10に調整し、かつ、溶存酸素濃度を50ppb〜1
50ppbに調整する。運転データを、この範囲内で適
当なものとしておくことによって、様々な運転条件等に
あわせて最適な運転を行うことができる。例えば、水素
注入量をできるだけ抑えた運転、あるいは、逆に、アル
カリ性物質の注入量をできるだけ抑えた運転とすること
ができる。
ニッケル基合金である場合には、上記水溶液のpHを6
〜10に調整し、かつ、溶存酸素濃度を50ppb〜1
50ppbに調整する。運転データを、この範囲内で適
当なものとしておくことによって、様々な運転条件等に
あわせて最適な運転を行うことができる。例えば、水素
注入量をできるだけ抑えた運転、あるいは、逆に、アル
カリ性物質の注入量をできるだけ抑えた運転とすること
ができる。
【0021】なお、pH調整装置に、アルカリ性物質の
除去手段としてイオン交換樹脂を設けておけば、pH調
整の応答性が向上する。
除去手段としてイオン交換樹脂を設けておけば、pH調
整の応答性が向上する。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0023】実施例1 図1は、応力腐食割れに対するpHの影響を調べた結果
である。
である。
【0024】試験は、溶存酸素200ppbを含む炉水
水質模擬環境下において、定荷重応力腐食割れ試験方法
により行った。被試験材には、主要炉内機器構成材料と
して使用され、溶接等の熱影響により応力腐食割れ感受
性を有するSUS304鋼を用いた。pHの調整には硫
酸及び水酸化リチウムを用いた。付加応力は設計許容応
力の2.5倍とした。試験の結果(図1)からわかると
おり、pH1.0〜6.0の範囲では0.3〜10時間
の範囲で破断した。しかし、pH7.5〜10の範囲で
は1000時間経過後も破断しなかった。このことか
ら、応力腐食割れが酸性側で発生し易く、アルカリ側で
は発生しないことがわかった。
水質模擬環境下において、定荷重応力腐食割れ試験方法
により行った。被試験材には、主要炉内機器構成材料と
して使用され、溶接等の熱影響により応力腐食割れ感受
性を有するSUS304鋼を用いた。pHの調整には硫
酸及び水酸化リチウムを用いた。付加応力は設計許容応
力の2.5倍とした。試験の結果(図1)からわかると
おり、pH1.0〜6.0の範囲では0.3〜10時間
の範囲で破断した。しかし、pH7.5〜10の範囲で
は1000時間経過後も破断しなかった。このことか
ら、応力腐食割れが酸性側で発生し易く、アルカリ側で
は発生しないことがわかった。
【0025】図2は、溶存酸素濃度の低減による応力腐
食割れ抑制効果に及ぼすpHの影響を調べた結果であ
る。図2は、溶存酸素を200ppb含む通常炉水水質
模擬環境下における、SUS304鋼の応力腐食割れ感
受性について定歪速度引張試験法による試験結果であ
る。pH1〜10の全ての範囲で割れが認められるが、
pH7の領域で応力腐食割れの破面率が最も小さい。こ
れよりpHが高くても低くても破面率が増加する傾向が
みられる。
食割れ抑制効果に及ぼすpHの影響を調べた結果であ
る。図2は、溶存酸素を200ppb含む通常炉水水質
模擬環境下における、SUS304鋼の応力腐食割れ感
受性について定歪速度引張試験法による試験結果であ
る。pH1〜10の全ての範囲で割れが認められるが、
pH7の領域で応力腐食割れの破面率が最も小さい。こ
れよりpHが高くても低くても破面率が増加する傾向が
みられる。
【0026】図3〜図5は、溶存酸素濃度を、それぞれ
50ppb,100ppb及び150ppbまで低減し
た場合の鋭敏化SUS304鋼の応力腐食割れ感受性に
ついて低歪速度引張試験法により検討した結果である。
溶存酸素濃度150ppbの場合、pH8.0〜9.0
の範囲では応力腐食割れの発生がみられなかった。応力
腐食割れの抑制効果がみられるpH領域は、溶存酸素濃
度が低下するにつれて拡大する傾向がみられる。
50ppb,100ppb及び150ppbまで低減し
た場合の鋭敏化SUS304鋼の応力腐食割れ感受性に
ついて低歪速度引張試験法により検討した結果である。
溶存酸素濃度150ppbの場合、pH8.0〜9.0
の範囲では応力腐食割れの発生がみられなかった。応力
腐食割れの抑制効果がみられるpH領域は、溶存酸素濃
度が低下するにつれて拡大する傾向がみられる。
【0027】図6は、アルカリ性物質の種類による応力
腐食割れ抑制効果の違いを検討した結果である。試験
は、低歪速度引張試験法により行った。また、アルカリ
性物質としては、NaOH、KOH、NH4OHの3種
類を用いた。図6から明らかなように、応力腐食割れの
pH依存性は、アルカリ性物質の種類にはよらず、一定
である。このことから、溶存酸素濃度の低減による応力
腐食割れの抑制効果はアルカリ性物質の種類ではなく、
溶液中のpHに依存することがわかった。
腐食割れ抑制効果の違いを検討した結果である。試験
は、低歪速度引張試験法により行った。また、アルカリ
性物質としては、NaOH、KOH、NH4OHの3種
類を用いた。図6から明らかなように、応力腐食割れの
pH依存性は、アルカリ性物質の種類にはよらず、一定
である。このことから、溶存酸素濃度の低減による応力
腐食割れの抑制効果はアルカリ性物質の種類ではなく、
溶液中のpHに依存することがわかった。
【0028】図7は、pH上昇による応力腐食割れの抑
制効果が、ニッケル基合金にも認められるか否かを検討
した結果である。試験は、溶存酸素を100ppb含む
高温水中において低歪速度引張試験法により行った。被
験材は、インコネル600である。図7から明らかなよ
うに、ステンレス鋼の場合と同様インコネル600につ
いても、pH7.5〜10の範囲で応力腐食割れ抑制効
果がみられた。
制効果が、ニッケル基合金にも認められるか否かを検討
した結果である。試験は、溶存酸素を100ppb含む
高温水中において低歪速度引張試験法により行った。被
験材は、インコネル600である。図7から明らかなよ
うに、ステンレス鋼の場合と同様インコネル600につ
いても、pH7.5〜10の範囲で応力腐食割れ抑制効
果がみられた。
【0029】第1表は、本発明の効果を実証することを
目的として、pHの違い(つまり、アルカリ性物質添加
の有無)による、材料の応力腐食割れ発生寿命を比較検
討したものである。本実験は、全て実機と同一の環境条
件下で実施したものであるが、応力レベル及び鋭敏化度
については実機環境より過酷な加速条件下で行ったもの
である。
目的として、pHの違い(つまり、アルカリ性物質添加
の有無)による、材料の応力腐食割れ発生寿命を比較検
討したものである。本実験は、全て実機と同一の環境条
件下で実施したものであるが、応力レベル及び鋭敏化度
については実機環境より過酷な加速条件下で行ったもの
である。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、アルカリ性物質
を添加しない場合に比べてアルカリ性物質を添加した場
合の方が、応力腐食割れ破断寿命が約30倍以上に延び
ることがわかる。つまり、本発明により応力腐食割れ対
策を立てた場合のプラント寿命は少なくとも30倍以上
延びることになる。このことから本発明は、実際の応力
腐食割れ対策として極めて有効であることがわかる。
を添加しない場合に比べてアルカリ性物質を添加した場
合の方が、応力腐食割れ破断寿命が約30倍以上に延び
ることがわかる。つまり、本発明により応力腐食割れ対
策を立てた場合のプラント寿命は少なくとも30倍以上
延びることになる。このことから本発明は、実際の応力
腐食割れ対策として極めて有効であることがわかる。
【0032】以上述べたように、溶存酸素濃度が100
ppb以下の場合、pH7.5〜10の範囲では応力腐
食割れの発生は認められなかった。このように、pHを
7.5〜10に保つことは、応力腐食割れ抑制の効果を
高める上で極めて有効であることがわかった。
ppb以下の場合、pH7.5〜10の範囲では応力腐
食割れの発生は認められなかった。このように、pHを
7.5〜10に保つことは、応力腐食割れ抑制の効果を
高める上で極めて有効であることがわかった。
【0033】水素注入と、pH調整とを組み合わせたこ
とにより、実際のプラント運転に適用した場合のプラン
ト制御の自由度が高まる。例えば、なんらかの理由によ
って、水素注入量を最小限に抑えたい場合には、pHを
8〜9にする。このようにすれば、酸素濃度が150p
pb程度であっても応力腐食割れを防止できる。一方、
pHをあまり高くしたくない場合には、その代わりに水
素の注入量を増大させる。例えば、水素注入量を増やし
て酸素濃度を50ppb程度にまで下げる。このように
すれば、pHが6程度であっても応力腐食割れを防止で
きる。なお、ここで述べたようなpHと溶存酸素濃度と
の組合せが、後述する運転データ100に相当するもの
である。
とにより、実際のプラント運転に適用した場合のプラン
ト制御の自由度が高まる。例えば、なんらかの理由によ
って、水素注入量を最小限に抑えたい場合には、pHを
8〜9にする。このようにすれば、酸素濃度が150p
pb程度であっても応力腐食割れを防止できる。一方、
pHをあまり高くしたくない場合には、その代わりに水
素の注入量を増大させる。例えば、水素注入量を増やし
て酸素濃度を50ppb程度にまで下げる。このように
すれば、pHが6程度であっても応力腐食割れを防止で
きる。なお、ここで述べたようなpHと溶存酸素濃度と
の組合せが、後述する運転データ100に相当するもの
である。
【0034】第2の実施例を図8を用いて説明する。
【0035】本実施例は、本発明の応力腐食割れ抑制方
法を適用したBWR型原子力プラントである。
法を適用したBWR型原子力プラントである。
【0036】該BWRプラントは、原子炉1、アルカリ
性物質注入装置2、水素注入装置3、再循環系4、原子
炉炉心5、再循環ポンプ6、ジェットポンプ7、主蒸気
系8、主給水系9、制御装置10を含んで構成されてい
る。原子炉1等の各構造部材は、ステンレス(SUS3
04)を用いて構成されている。
性物質注入装置2、水素注入装置3、再循環系4、原子
炉炉心5、再循環ポンプ6、ジェットポンプ7、主蒸気
系8、主給水系9、制御装置10を含んで構成されてい
る。原子炉1等の各構造部材は、ステンレス(SUS3
04)を用いて構成されている。
【0037】原子炉1中の炉水が沸騰してできた蒸気
は、主蒸気系8によって発電タービンに導かれる。そし
て、復水器を経て、主給水系9を通じて再び原子炉1に
戻される。また、これとは別に、原子炉1中の炉水は、
炉内ジェットポンプ7および再循環ポンプ6によって、
原子炉1と再循環系4との間を循環されている。アルカ
リ性物質注入装置2および水素注入装置3は、該再循環
系4に設けられている。
は、主蒸気系8によって発電タービンに導かれる。そし
て、復水器を経て、主給水系9を通じて再び原子炉1に
戻される。また、これとは別に、原子炉1中の炉水は、
炉内ジェットポンプ7および再循環ポンプ6によって、
原子炉1と再循環系4との間を循環されている。アルカ
リ性物質注入装置2および水素注入装置3は、該再循環
系4に設けられている。
【0038】アルカリ性物質注入装置2は、再循環系4
にアルカリ性物質を注入するためのものである。本実施
例においては、水酸化リチウム(LiOH)を注入す
る。また、アルカリ性物質注入装置2は、pHを検出す
るための機器も備えている。検出したpH値は、制御装
置10へ出力している。この他、アルカリ性物質注入装
置2は、炉水中の様々な不純物などを除去するためのイ
オン交換樹脂も備えている。該イオン交換樹脂は、注入
するアルカリ性物質を除去しないように、Li型のもの
を使用している。
にアルカリ性物質を注入するためのものである。本実施
例においては、水酸化リチウム(LiOH)を注入す
る。また、アルカリ性物質注入装置2は、pHを検出す
るための機器も備えている。検出したpH値は、制御装
置10へ出力している。この他、アルカリ性物質注入装
置2は、炉水中の様々な不純物などを除去するためのイ
オン交換樹脂も備えている。該イオン交換樹脂は、注入
するアルカリ性物質を除去しないように、Li型のもの
を使用している。
【0039】水素注入装置3は、水素を注入して、炉水
中の溶存酸素濃度を低減させるためのものである。水素
注入装置3は、溶存酸素濃度を検出するための機器も備
えている。検出した溶存酸素濃度は、制御装置10へ出
力している。
中の溶存酸素濃度を低減させるためのものである。水素
注入装置3は、溶存酸素濃度を検出するための機器も備
えている。検出した溶存酸素濃度は、制御装置10へ出
力している。
【0040】アルカリ性物質注入装置2および水素注入
装置3は、制御装置10からの指示に従って作動してい
る。
装置3は、制御装置10からの指示に従って作動してい
る。
【0041】炉内ジェットポンプ7は、ダウンカマ−の
炉水を直接吸込むように設計され、その流量はプラント
の大きさによって若干異なるが2Nm3/s程度であ
る。
炉水を直接吸込むように設計され、その流量はプラント
の大きさによって若干異なるが2Nm3/s程度であ
る。
【0042】制御装置10は、本実施例の原子力プラン
ト全体を制御するものであり、コンピュータ、記憶装
置、表示装置等を含んで構成されている。該制御装置1
0は、検出されたpH値、溶存酸素濃度に基づいて、ア
ルカリ性物質注入装置2および水素注入装置3をフィー
ドバック制御し、炉水の溶存酸素濃度及びpHをコント
ロールする構成となっている。この場合の炉水の酸素濃
度およびpHは、上記第1の実施例で示した範囲内(す
なわち、酸素濃度50〜150ppb、pH6〜10)
となるようにする。該制御装置10の記憶装置内には、
放射性廃棄物の増大等を考慮して決定された、[pH−
−酸素濃度]の組合せを規定した運転データ100が格
納されており、実際の制御は該運転データ100を参照
しつつ行う。該運転データ100として格納されるpH
と酸素濃度との組合せは1組だけに限らない。該組合せ
を複数用意しておき、その時のプラントの状態等に応じ
て、適宜最適な組合せを選択し、該選択した組合せの
[pH−−酸素濃度]を実現するようにアルカリ注入装
置2、水素注入装置3を制御してもよい。例えば、本実
施例においてはアルカリ性物質としてリチウムを含んだ
ものを使用しているが、該リチウムは放射化しないとい
う利点がある反面、燃料棒に付着(あるいは燃料棒内に
侵入)しやすいという問題がある。従って、燃料棒を取
り替えてからの期間が長くなるにつれてアルカリ物質の
注入量をできるだけ少なくした運転データ100を選択
して運転を行うようにしてもよい。あるいは、敷地面積
が小さいBWRにおいては、できるだけ水素注入量が少
ない運転データ100を選択して運転を行うようにして
もよい。
ト全体を制御するものであり、コンピュータ、記憶装
置、表示装置等を含んで構成されている。該制御装置1
0は、検出されたpH値、溶存酸素濃度に基づいて、ア
ルカリ性物質注入装置2および水素注入装置3をフィー
ドバック制御し、炉水の溶存酸素濃度及びpHをコント
ロールする構成となっている。この場合の炉水の酸素濃
度およびpHは、上記第1の実施例で示した範囲内(す
なわち、酸素濃度50〜150ppb、pH6〜10)
となるようにする。該制御装置10の記憶装置内には、
放射性廃棄物の増大等を考慮して決定された、[pH−
−酸素濃度]の組合せを規定した運転データ100が格
納されており、実際の制御は該運転データ100を参照
しつつ行う。該運転データ100として格納されるpH
と酸素濃度との組合せは1組だけに限らない。該組合せ
を複数用意しておき、その時のプラントの状態等に応じ
て、適宜最適な組合せを選択し、該選択した組合せの
[pH−−酸素濃度]を実現するようにアルカリ注入装
置2、水素注入装置3を制御してもよい。例えば、本実
施例においてはアルカリ性物質としてリチウムを含んだ
ものを使用しているが、該リチウムは放射化しないとい
う利点がある反面、燃料棒に付着(あるいは燃料棒内に
侵入)しやすいという問題がある。従って、燃料棒を取
り替えてからの期間が長くなるにつれてアルカリ物質の
注入量をできるだけ少なくした運転データ100を選択
して運転を行うようにしてもよい。あるいは、敷地面積
が小さいBWRにおいては、できるだけ水素注入量が少
ない運転データ100を選択して運転を行うようにして
もよい。
【0043】該プラントについて、水素注入量と酸素濃
度との対応関係が予めわかっているのであれば、上記運
転データ100として、[pH−−水素注入量]の組合
せを示すデータを有するようにしてもよい。同様に、ア
ルカリ物質注入量とpHとの関係が予めわかっているの
であれば、[アルカリ物質注入量−−酸素濃度(あるい
は、水素注入量)]の組合せを運転データ100として
備えるようにしてもよい。
度との対応関係が予めわかっているのであれば、上記運
転データ100として、[pH−−水素注入量]の組合
せを示すデータを有するようにしてもよい。同様に、ア
ルカリ物質注入量とpHとの関係が予めわかっているの
であれば、[アルカリ物質注入量−−酸素濃度(あるい
は、水素注入量)]の組合せを運転データ100として
備えるようにしてもよい。
【0044】該運転データ100は、本発明の応力腐食
割れ方法を適用するプラントの目的、種類、運転上の制
約に応じて、最適なものを用意することが好ましい。例
えば、本発明の方法を火力発電プラント等に適用する場
合には、放射性廃棄物の増大等の問題が生じることはな
いため、運転データ100は、BWRプラントにおける
それとは異なるものとなるはずである(もちろん、同じ
になることもあり得る。)。
割れ方法を適用するプラントの目的、種類、運転上の制
約に応じて、最適なものを用意することが好ましい。例
えば、本発明の方法を火力発電プラント等に適用する場
合には、放射性廃棄物の増大等の問題が生じることはな
いため、運転データ100は、BWRプラントにおける
それとは異なるものとなるはずである(もちろん、同じ
になることもあり得る。)。
【0045】以上説明したとおり、本実施例では、アル
カリ性物質注入装置2によって、炉水のpHを6〜10
の所望の値にすることができる。これにより、水素の注
入量をできるだけ少なくしつつ、応力腐食割れを抑制す
ることができる。従って、プラントの寿命が長くするこ
とができる。
カリ性物質注入装置2によって、炉水のpHを6〜10
の所望の値にすることができる。これにより、水素の注
入量をできるだけ少なくしつつ、応力腐食割れを抑制す
ることができる。従って、プラントの寿命が長くするこ
とができる。
【0046】本実施例では、注入するアルカリ性物質と
してLiOHを採用している。リチウムは、中性子を吸
収せず放射化することがないため放射性廃棄物(特に、
放射性N16)の増大を招くこともない。これは、運転コ
ストの低減、安全性の向上につながる。アルカリ性物質
は、これに限定されるものではなく、他にも、KOH、
NaOH、Ca(OH)2、NH4OH等を適用すること
ができる。但し、これにあわせて、イオン交換樹脂も適
宜最適なものに変更する必要がある。例えば、NH4O
Hを使用する場合には、NH4OH型イオン交換樹脂を
用いる。
してLiOHを採用している。リチウムは、中性子を吸
収せず放射化することがないため放射性廃棄物(特に、
放射性N16)の増大を招くこともない。これは、運転コ
ストの低減、安全性の向上につながる。アルカリ性物質
は、これに限定されるものではなく、他にも、KOH、
NaOH、Ca(OH)2、NH4OH等を適用すること
ができる。但し、これにあわせて、イオン交換樹脂も適
宜最適なものに変更する必要がある。例えば、NH4O
Hを使用する場合には、NH4OH型イオン交換樹脂を
用いる。
【0047】上記実施例においては、原子力プラントに
ついて説明したが、本発明の適用対象はこれに限定され
るものではない。他のプラント、特に、発電プラントへ
適用することもできる。
ついて説明したが、本発明の適用対象はこれに限定され
るものではない。他のプラント、特に、発電プラントへ
適用することもできる。
【0048】上記実施例においては、注入するアルカリ
性物質を除去しないようなイオン交換樹脂を用いてい
た。しかし、注入するアルカリ性物質も吸着するような
イオン交換樹脂を用いてもよい。この場合には、水のp
Hは、アルカリ性物質の注入量と、イオン交換樹脂によ
るアルカリ性物質の吸着能力と、のバランスの上に成立
することになる。その結果、pHを下げようとする作用
が強まるため、pH調整(特に、pHを下げること)を
より迅速に行うことができる。
性物質を除去しないようなイオン交換樹脂を用いてい
た。しかし、注入するアルカリ性物質も吸着するような
イオン交換樹脂を用いてもよい。この場合には、水のp
Hは、アルカリ性物質の注入量と、イオン交換樹脂によ
るアルカリ性物質の吸着能力と、のバランスの上に成立
することになる。その結果、pHを下げようとする作用
が強まるため、pH調整(特に、pHを下げること)を
より迅速に行うことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば注
入する水素濃度を最小限に抑えつつ応力腐食割れ防止効
果を上げることができる。水素注入量が同じであれば、
応力腐食割れ破断寿命を大幅(約13倍以上)に延ばす
ことができる。また、アルカリ性物質として、リチウム
を含んだものを使用すれば、主蒸気系に揮発するN16の
問題がなく、N16の抑制にも有効である。
入する水素濃度を最小限に抑えつつ応力腐食割れ防止効
果を上げることができる。水素注入量が同じであれば、
応力腐食割れ破断寿命を大幅(約13倍以上)に延ばす
ことができる。また、アルカリ性物質として、リチウム
を含んだものを使用すれば、主蒸気系に揮発するN16の
問題がなく、N16の抑制にも有効である。
【0050】さらには、その時のプラントの状態に合わ
せて、[水素注入量(酸素濃度)−−アルカリ物質注入
量(pH)]の組合せを、適宜、変更して適用すること
ができる。従って、プラント運転上の自由度が高い。例
えば、アルカリ性物質の注入量を抑えて、水素注入量を
増やすといったことも可能である。
せて、[水素注入量(酸素濃度)−−アルカリ物質注入
量(pH)]の組合せを、適宜、変更して適用すること
ができる。従って、プラント運転上の自由度が高い。例
えば、アルカリ性物質の注入量を抑えて、水素注入量を
増やすといったことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】応力腐食割れ発生時間と、pHとの関係を示し
たグラフである。
たグラフである。
【図2】溶存酸素濃度200ppbの条件下における、
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
【図3】溶存酸素濃度50ppbの条件下における、応
力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
【図4】溶存酸素濃度100ppbの条件下における、
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
【図5】溶存酸素濃度150ppbの条件下における、
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
【図6】pH調整に用いるアルカリ性物質の種類毎の、
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
応力腐食割れの破面率とpHとの関係を示すグラフであ
る。
【図7】本発明をニッケル基合金およびステンレス鋼に
適用した場合の効果を比較したグラフである。
適用した場合の効果を比較したグラフである。
【図8】本発明の第2の実施例である原子力プラントの
概要構成図である。
概要構成図である。
1…原子炉、 2…アルカリ性物質注入装置、 3…水
素注入装置、 4…再循環系、 5…原子炉炉心、 6
…再循環ポンプ、 7…ジェットポンプ、 8…主蒸気
系、 9…主給水系配管、 10…制御装置、 100
…運転データ
素注入装置、 4…再循環系、 5…原子炉炉心、 6
…再循環ポンプ、 7…ジェットポンプ、 8…主蒸気
系、 9…主給水系配管、 10…制御装置、 100
…運転データ
Claims (11)
- 【請求項1】水溶液中における材料の応力腐食割れ防止
方法において、 pH6〜10、溶存酸素濃度150ppb以下の条件を
満たす範囲内で、上記水溶液のpHおよび溶存酸素濃度
を互いに連携して調整することを特徴とする材料の応力
腐食割れ防止方法。 - 【請求項2】上記pHの調整は、アルカリ性物質の添加
により行なうこと、 を特徴とする請求項1記載の応力腐食割れ防止方法。 - 【請求項3】上記記載のアルカリ性物質には、LiO
H、KOH、NaOH、Ca(OH)2、NH4OHから
なる群のうちの少なくとも1つが含まれること、 を特徴とする請求項2記載の応力腐食割れ防止方法。 - 【請求項4】上記酸素濃度の調整は、水素の注入により
行なうこと、 を特徴とする請求項1記載の応力腐食割れ防止方法。 - 【請求項5】上記材料は、ステンレス鋼または、ニッケ
ル基合金であること、 を特徴とする請求項1記載の応力腐食防止方法。 - 【請求項6】水を保持する反応炉と、 上記反応炉中の水のpHを調整するpH調整装置と、 上記反応炉中の水の溶存酸素濃度を調整する溶存酸素濃
度調整装置と、 上記水のpHと上記水中の溶存酸素濃度との予め定めら
れた対応関係を規定した運転データを備え、該運転デー
タに規定されているpHと溶存酸素濃度との対応関係が
実現されるように上記pH調整装置および溶存酸素濃度
調整装置を制御する制御装置と、 を有することを特徴とするプラント。 - 【請求項7】上記溶存酸素濃度調整装置は、上記水中に
水素を注入することによって、溶存酸素濃度を低減させ
るものであること、 を特徴とするプラント。 - 【請求項8】上記pH調整装置は、上記水中にアルカリ
性物質を注入することによって、pHを調整するもので
あること、 を特徴とするプラント。 - 【請求項9】上記アルカリ性物質は、リチウム元素を含
んだものであること、 を特徴とする請求項8記載のプラント。 - 【請求項10】上記pH調整装置は、上記アルカリ性物
質を上記水中から除去する除去手段を更に有すること、 を特徴とする請求項8記載のプラント。 - 【請求項11】上記除去手段は、上記アルカリ性物質を
吸着するイオン交換樹脂であること、 を特徴とする請求項10記載のプラント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6081671A JPH07287094A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 応力腐食割れ防止方法およびこれを適用したプラント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6081671A JPH07287094A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 応力腐食割れ防止方法およびこれを適用したプラント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07287094A true JPH07287094A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13752813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6081671A Pending JPH07287094A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 応力腐食割れ防止方法およびこれを適用したプラント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07287094A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000058974A1 (en) * | 1999-03-26 | 2000-10-05 | Hitachi, Ltd. | Method of operating reactor |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP6081671A patent/JPH07287094A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000058974A1 (en) * | 1999-03-26 | 2000-10-05 | Hitachi, Ltd. | Method of operating reactor |
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