JPH0728748B2 - メナキノン−4の製造法 - Google Patents
メナキノン−4の製造法Info
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- JPH0728748B2 JPH0728748B2 JP61041840A JP4184086A JPH0728748B2 JP H0728748 B2 JPH0728748 B2 JP H0728748B2 JP 61041840 A JP61041840 A JP 61041840A JP 4184086 A JP4184086 A JP 4184086A JP H0728748 B2 JPH0728748 B2 JP H0728748B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微生物によるメナキノン−4の製造法に関す
る。
る。
メナキノン−4は、医薬用のビタミンK2として知られて
おり、血液の凝固を促進する脂溶性ビタミンで抗出血性
作用を有する重要な生理活性物質である。
おり、血液の凝固を促進する脂溶性ビタミンで抗出血性
作用を有する重要な生理活性物質である。
メナキノン−4の製造法としては、合成法および動植物
組織からの抽出法が知られている。しかしながら前者は
原料の入手が困難な上、コスト高であり、一方、後者は
供給量が限られ抽出操作が煩雑なことも加わつてコスト
高をまぬがれず、いずれも実用に適している方法とはい
い難い。
組織からの抽出法が知られている。しかしながら前者は
原料の入手が困難な上、コスト高であり、一方、後者は
供給量が限られ抽出操作が煩雑なことも加わつてコスト
高をまぬがれず、いずれも実用に適している方法とはい
い難い。
反面、メナキノン−4を菌体外に効率的に蓄積する微生
物あるいは条件を見出すことが出来れば、工業的に大量
に生産できるので、非常に有利であるが、今までにメナ
キノン−4を菌体外に効率的に蓄積する微生物あるいは
条件は見出されていない。
物あるいは条件を見出すことが出来れば、工業的に大量
に生産できるので、非常に有利であるが、今までにメナ
キノン−4を菌体外に効率的に蓄積する微生物あるいは
条件は見出されていない。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、微生物
によるメナキノン−4の生産を目的とするものである。
によるメナキノン−4の生産を目的とするものである。
前記の目的を達成すべく、本発明者が鋭意検討を重ねた
結果、メナキノン−4を生産しない菌株を親株として変
異処理を行ない、菌体内にメナキノン−4を生産する菌
株を得ることに成功して特許出願した(特願昭60−5545
8号)。その後、このメナキノン−4生産菌株について
さらに研究を重ねた結果、このメナキノン−4生産菌株
は、生成したメナキノン−4を菌体内に蓄積するととも
に、菌体外に排出すること、および、さらにこの菌株の
培養において培地または培養液に界面活性剤を添加する
ことにより、さらに多量のメナキノン−4を、菌体外に
排出することを見出し、本発明を完成した。
結果、メナキノン−4を生産しない菌株を親株として変
異処理を行ない、菌体内にメナキノン−4を生産する菌
株を得ることに成功して特許出願した(特願昭60−5545
8号)。その後、このメナキノン−4生産菌株について
さらに研究を重ねた結果、このメナキノン−4生産菌株
は、生成したメナキノン−4を菌体内に蓄積するととも
に、菌体外に排出すること、および、さらにこの菌株の
培養において培地または培養液に界面活性剤を添加する
ことにより、さらに多量のメナキノン−4を、菌体外に
排出することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はメナキノン−4を生産する能力を有
する微生物の培養液から、該微生物菌体外へ排出された
メナキノン−4を採取することを特徴とするメナキノン
−4の製造法である。
する微生物の培養液から、該微生物菌体外へ排出された
メナキノン−4を採取することを特徴とするメナキノン
−4の製造法である。
本発明に使用される菌株は、メナキノン−4を生産し菌
体外へも排出する菌株であればいずれの菌株でもよい。
しかしながら現在のところ、メナキノン−4を菌体外に
排出する野生株は知られておらず、変異処理等により、
メナキノン−4生産株を造成しなければならない。この
メナキノン−4生産株の調製法は特願昭60−55458号に
おけると同様である。
体外へも排出する菌株であればいずれの菌株でもよい。
しかしながら現在のところ、メナキノン−4を菌体外に
排出する野生株は知られておらず、変異処理等により、
メナキノン−4生産株を造成しなければならない。この
メナキノン−4生産株の調製法は特願昭60−55458号に
おけると同様である。
すなわち、変異処理を行なう親株としては、側鎖のイソ
プレン数が5以上であるメナキノンを生産する微生物が
用いられる。一般にメナキノンを生産する微生物は放線
菌、細菌であり、またメナキノン・タイプはメナキノン
−5〜メナキノン−14であるので、これらすべてのメナ
キノン生産微生物を親株として用いることが可能であ
る。これらすべてのメナキノン生産微生物を親株として
変異処理を行なうことにより、メナキノン−4を生産す
る変異株を取得することは可能であるが、メナキノン−
4生産株が得られる確率の高く好ましい微生物は、メナ
キノン−6生産微生物である。
プレン数が5以上であるメナキノンを生産する微生物が
用いられる。一般にメナキノンを生産する微生物は放線
菌、細菌であり、またメナキノン・タイプはメナキノン
−5〜メナキノン−14であるので、これらすべてのメナ
キノン生産微生物を親株として用いることが可能であ
る。これらすべてのメナキノン生産微生物を親株として
変異処理を行なうことにより、メナキノン−4を生産す
る変異株を取得することは可能であるが、メナキノン−
4生産株が得られる確率の高く好ましい微生物は、メナ
キノン−6生産微生物である。
メナキノン−6生産微生物としては、たとえば、Staphy
lococcus sciuri,Flavobacterium aquatile,Flavobacte
rium breve,Flavobacterium odoratum,Flavobacterium
sulfureum var miyamizu,Flavobacterium menigosaptic
um,Cytophaga aquatilisおよび、Cytophaga johnsonal
などがあり、これらはいずれも公知菌である。
lococcus sciuri,Flavobacterium aquatile,Flavobacte
rium breve,Flavobacterium odoratum,Flavobacterium
sulfureum var miyamizu,Flavobacterium menigosaptic
um,Cytophaga aquatilisおよび、Cytophaga johnsonal
などがあり、これらはいずれも公知菌である。
変異処理方法としては、通常行なわれている方法でよい
が、就中、UV処理、NTG(N−メチル−N′−ニトロ−
N−ニトロソグアニジン)処理およびEMS(エチルメタ
ンサルフアネート)処理などが好ましい。
が、就中、UV処理、NTG(N−メチル−N′−ニトロ−
N−ニトロソグアニジン)処理およびEMS(エチルメタ
ンサルフアネート)処理などが好ましい。
変異処理した後のメナキノン−4を生産する変異株(以
下メナキノン−4生産株と記す)の選抜は、通常行なわ
れている方法−たとえばランダムスクリーニング法、あ
るいは薬剤耐性株、薬剤感受性株からのスクリーニング
等の方法により行なうことができる。薬剤としては、通
常はメナキノン生合成阻害物質が使用されるが、メナキ
ノン生合成阻害物質として、たとえば1−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、ウスニン酸およびメナジオンなどがあ
る。
下メナキノン−4生産株と記す)の選抜は、通常行なわ
れている方法−たとえばランダムスクリーニング法、あ
るいは薬剤耐性株、薬剤感受性株からのスクリーニング
等の方法により行なうことができる。薬剤としては、通
常はメナキノン生合成阻害物質が使用されるが、メナキ
ノン生合成阻害物質として、たとえば1−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、ウスニン酸およびメナジオンなどがあ
る。
メナキノン−4生産株は、たとえばメナキノン−6生産
する能力を有するフラボバクテリウム アクアタイル
No.238−7(微工研菌寄第8113号)を親株として、変異
および選抜を繰り返えし、メナキノン−4を生産する能
力を有する菌株としてフラボバクテリウム アクアタイ
ル HNA 250−15(微工研菌寄第8114号)、フラボバク
テリウム アクアタイル USNγ−2(微工研菌寄第811
5号)およびフラボバクテリウム アクアタイル K3−1
5(微工研菌寄第8116号)を順次得た。しかして菌体内
のメナキノン−4の含有量はこの順で増加し、これらの
うちフラボバクテリウム アクアタイル K3−15のメナ
キノン−4の含有量が最も高い。このフラボバクテリウ
ム アクアタイル K3−15は生成したメナキノン−4を
菌体内に蓄積するとともに、菌体外へも排出する。
する能力を有するフラボバクテリウム アクアタイル
No.238−7(微工研菌寄第8113号)を親株として、変異
および選抜を繰り返えし、メナキノン−4を生産する能
力を有する菌株としてフラボバクテリウム アクアタイ
ル HNA 250−15(微工研菌寄第8114号)、フラボバク
テリウム アクアタイル USNγ−2(微工研菌寄第811
5号)およびフラボバクテリウム アクアタイル K3−1
5(微工研菌寄第8116号)を順次得た。しかして菌体内
のメナキノン−4の含有量はこの順で増加し、これらの
うちフラボバクテリウム アクアタイル K3−15のメナ
キノン−4の含有量が最も高い。このフラボバクテリウ
ム アクアタイル K3−15は生成したメナキノン−4を
菌体内に蓄積するとともに、菌体外へも排出する。
なお、この菌株の培養に際して、培地または培養液に、
界面活性剤を添加することにより、メナキノン−4の菌
体外への排出量が増加する。
界面活性剤を添加することにより、メナキノン−4の菌
体外への排出量が増加する。
本発明に使用される界面活性剤としては、非イオン性界
面活性剤が好ましく、この代表例として(商品名として
表示する)、ユニオン(高級アルコール)、エマルゲン
(ポリオキシエチレン オレイルエーテル)、ブラウノ
ン(ノニルフエニル、ヒマシ油)、レオドール(ポリオ
キシエチレン ソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキ
シエチレン)、リカノン(ポリオキシエチレン オレイ
ルエーテル)、シルバン(ソルビタン モノパルシテー
ト)、アミゼツト(ヤシ脂肪酸 モノエタノールアミ
ド)およびニユーコール(特殊ノニオン)などがある。
これらの界面活性剤は、培地または培養液に添加される
が、培地または培養初期の培養液に添加することが好ま
しい。
面活性剤が好ましく、この代表例として(商品名として
表示する)、ユニオン(高級アルコール)、エマルゲン
(ポリオキシエチレン オレイルエーテル)、ブラウノ
ン(ノニルフエニル、ヒマシ油)、レオドール(ポリオ
キシエチレン ソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキ
シエチレン)、リカノン(ポリオキシエチレン オレイ
ルエーテル)、シルバン(ソルビタン モノパルシテー
ト)、アミゼツト(ヤシ脂肪酸 モノエタノールアミ
ド)およびニユーコール(特殊ノニオン)などがある。
これらの界面活性剤は、培地または培養液に添加される
が、培地または培養初期の培養液に添加することが好ま
しい。
培地または培養液の界面活性剤の濃度は0.01wt/v%(以
下 %と記す)乃至生育抑制濃度の範囲内であればよ
く、使用する菌株、培養液の菌体濃度および界面活性剤
の種類などにより適宜選択されるが、通常は0.01〜1%
程度、好ましくは0.01〜0.3%程度とされる。
下 %と記す)乃至生育抑制濃度の範囲内であればよ
く、使用する菌株、培養液の菌体濃度および界面活性剤
の種類などにより適宜選択されるが、通常は0.01〜1%
程度、好ましくは0.01〜0.3%程度とされる。
メナキノン生産微生物を培養するに当つて用いられる栄
養培地は、炭素源、窒素源および無機塩などを含有する
微生物の培養に用いられる通常の培地が用いられる。
養培地は、炭素源、窒素源および無機塩などを含有する
微生物の培養に用いられる通常の培地が用いられる。
前記の炭素源としては、これらの微生物が資化しうるも
のであればいずれでもよく、グルコース、フラクトー
ス、シユークロース、マルトース、廃糖蜜、でん粉およ
びでん粉加水分解物などの炭水化物、グリセロールおよ
びソルビトールなどの糖アルコール、アスパラギン酸、
グルタミン酸、リジン、アラニン、グリシン、プロリン
およびメチオニンなどのアミノ酸類、乳酸、ピルビ酸、
酢酸、りんご酸、ぎ酸、こはく酸、フマーム酸、くえん
酸、プロピオン酸および脂肪酸などの有機酸類ならびに
エタノール、プロパノールおよびブタノールなどのアル
コール類を単独あるいは、組合わせて使用できる。これ
らのうち、特にグリセロールが最も好ましい。
のであればいずれでもよく、グルコース、フラクトー
ス、シユークロース、マルトース、廃糖蜜、でん粉およ
びでん粉加水分解物などの炭水化物、グリセロールおよ
びソルビトールなどの糖アルコール、アスパラギン酸、
グルタミン酸、リジン、アラニン、グリシン、プロリン
およびメチオニンなどのアミノ酸類、乳酸、ピルビ酸、
酢酸、りんご酸、ぎ酸、こはく酸、フマーム酸、くえん
酸、プロピオン酸および脂肪酸などの有機酸類ならびに
エタノール、プロパノールおよびブタノールなどのアル
コール類を単独あるいは、組合わせて使用できる。これ
らのうち、特にグリセロールが最も好ましい。
窒素源としては、りん酸塩、マグネシウム塩、鉄塩、そ
の他必要に応じて微量金属塩が用いられ、さらにアミノ
酸、核酸、ビタミン、酵母エキスおよび麦芽エキスなど
の生育促進物質も使用される。また、使用菌株が栄養要
求性を示す場合には、その要求性物質を培地に添加す
る。
の他必要に応じて微量金属塩が用いられ、さらにアミノ
酸、核酸、ビタミン、酵母エキスおよび麦芽エキスなど
の生育促進物質も使用される。また、使用菌株が栄養要
求性を示す場合には、その要求性物質を培地に添加す
る。
メナキノン−4生産微生物の培養は、pH5〜8.5、培養温
度20〜40℃で1〜10日間好気的に振盪又は通気撹拌培養
することによつて行なわれる。
度20〜40℃で1〜10日間好気的に振盪又は通気撹拌培養
することによつて行なわれる。
培養液が遠心分離および過などの固液分離手段により
菌体を分離した後の培養上澄液からメナキノン−4を抽
出、単離する。
菌体を分離した後の培養上澄液からメナキノン−4を抽
出、単離する。
培養上澄液中からメナキノン−4を単離するには、常法
をそのまま適用できる。すなわち、たとえば、培養上澄
液そのまま、あるいは、濃縮したのち、たとえば、ヘキ
サン、ベンゼン、およびエチルエーテルなどの水に不溶
な有機溶媒を加え、有機溶媒層へメナキノン−4を転溶
し、メナキノン−4抽出物を濃縮後、エーテルに溶解
し、シリカゲルカラムクロマトグラフイーを行ない、メ
ナキノン−4画分を分取し、濃縮して得られる。
をそのまま適用できる。すなわち、たとえば、培養上澄
液そのまま、あるいは、濃縮したのち、たとえば、ヘキ
サン、ベンゼン、およびエチルエーテルなどの水に不溶
な有機溶媒を加え、有機溶媒層へメナキノン−4を転溶
し、メナキノン−4抽出物を濃縮後、エーテルに溶解
し、シリカゲルカラムクロマトグラフイーを行ない、メ
ナキノン−4画分を分取し、濃縮して得られる。
メナキノン−4の同定は、高速液体クロマトグラフイ
ー、薄層クロマトグラフイー、UVおよびIRスペクトル、
マススペクトルなどの結果からメナキノン−4であるこ
とを確認することによつてなされる。また定量法として
は、高速液体クロマトグラフイー法が使用される。
ー、薄層クロマトグラフイー、UVおよびIRスペクトル、
マススペクトルなどの結果からメナキノン−4であるこ
とを確認することによつてなされる。また定量法として
は、高速液体クロマトグラフイー法が使用される。
以下実施例にて具体的に説明する。
実施例 1 A メナキノン−4生産株の取得 親株として、メナキノン−6生産株であるフラボバクテ
リウム アクアタイル No.238−7(微工研菌寄第8113
号)を用いた。なお、本菌株は、自然界より新たに分離
した菌株であるが、その分類学的特徴からバージエイズ
マニユアル オブ システマテイツク バクテリオロ
ジー 第1巻(1984)によりフラボバクテリウム アク
アタイルと同定した。この菌の菌学的性質は、たとえ
ば、「ビタミン 第58巻 p.409〜419(1984)」に記載
されている。
リウム アクアタイル No.238−7(微工研菌寄第8113
号)を用いた。なお、本菌株は、自然界より新たに分離
した菌株であるが、その分類学的特徴からバージエイズ
マニユアル オブ システマテイツク バクテリオロ
ジー 第1巻(1984)によりフラボバクテリウム アク
アタイルと同定した。この菌の菌学的性質は、たとえ
ば、「ビタミン 第58巻 p.409〜419(1984)」に記載
されている。
ベプトン−グリセロール液体培地(M31培地−グリセロ
ール 10g、ポリペプトン15g、酵母エキス 1g、K2HPO4
3g、NaCl 2g、MgSO4・7H2O 0.2gおよび純水 1000m
l、pH 7.0)で30℃で24時間生育させたフラボバクテリ
ウム アクアタイル No.238−7の菌体を、N−メチル
−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン 100μg/ml
を含む0.1Mリン酸緩衝液(pH 7.0)中に108個/mlとな
るように懸濁し、30℃で30分間振盪した。その後、遠心
分離機で集菌した菌体を、0.1Mリン酸緩衝液で洗浄後、
同様な緩衝液中に106/mlとなるように再び懸濁した。1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 350μg/mgを添加した
ペプトン−グリセロール寒天平板培地(前記M−31培地
に寒天20g/を添加したもの)上に前記懸濁液0.1mlを
塗布し、出現したコロニーを1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸耐性株として採取した。これらの耐性株の中から
メナキノン−4生産株としてフラボバクテリウム アク
アタイル HNA 250−15(微工研菌寄第8114号)を得
た。さらに、フラボバクテリウム アクアタイル HNA
250−15を親株として、つぎのようにして、菌体内の
メナキノン−4の生産性がより高い菌が得られた。すな
わち、ペプトン−グリセロール液体培地で30℃、24時間
生育させたフラボバクテリウム アクアタイル HNA 2
50−15を0.1Mリン酸緩衝液(pH 7.0)中に108個/mlと
なるように懸濁させ、UV処理(10W紫外線ランプ2本、4
0cm)を30秒間行なつた。ウスニン酸 4μg/mlを添加
したペプトン−グリセロール寒天平板培地上に前記処理
液 0.1mlを塗布し出現したコロニーをウスニン酸耐性
株として採取した。これらの耐性株の中から親株(HNA
250−15)に比べてメナキノン−4生産能力が明らか
に高いフラボバクテリウム アクアタイル USNγ−2
(微工研菌寄第8115号)を得た。
ール 10g、ポリペプトン15g、酵母エキス 1g、K2HPO4
3g、NaCl 2g、MgSO4・7H2O 0.2gおよび純水 1000m
l、pH 7.0)で30℃で24時間生育させたフラボバクテリ
ウム アクアタイル No.238−7の菌体を、N−メチル
−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン 100μg/ml
を含む0.1Mリン酸緩衝液(pH 7.0)中に108個/mlとな
るように懸濁し、30℃で30分間振盪した。その後、遠心
分離機で集菌した菌体を、0.1Mリン酸緩衝液で洗浄後、
同様な緩衝液中に106/mlとなるように再び懸濁した。1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 350μg/mgを添加した
ペプトン−グリセロール寒天平板培地(前記M−31培地
に寒天20g/を添加したもの)上に前記懸濁液0.1mlを
塗布し、出現したコロニーを1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸耐性株として採取した。これらの耐性株の中から
メナキノン−4生産株としてフラボバクテリウム アク
アタイル HNA 250−15(微工研菌寄第8114号)を得
た。さらに、フラボバクテリウム アクアタイル HNA
250−15を親株として、つぎのようにして、菌体内の
メナキノン−4の生産性がより高い菌が得られた。すな
わち、ペプトン−グリセロール液体培地で30℃、24時間
生育させたフラボバクテリウム アクアタイル HNA 2
50−15を0.1Mリン酸緩衝液(pH 7.0)中に108個/mlと
なるように懸濁させ、UV処理(10W紫外線ランプ2本、4
0cm)を30秒間行なつた。ウスニン酸 4μg/mlを添加
したペプトン−グリセロール寒天平板培地上に前記処理
液 0.1mlを塗布し出現したコロニーをウスニン酸耐性
株として採取した。これらの耐性株の中から親株(HNA
250−15)に比べてメナキノン−4生産能力が明らか
に高いフラボバクテリウム アクアタイル USNγ−2
(微工研菌寄第8115号)を得た。
さらに、フラボバクテリウム アクアタイル USNγ−
2を親株として、前記と同様にUV処理によつて変異処理
を行ない、メナジオン 20μg/mlを添加したペプトン−
グリセロール寒天平板培地上に前記処理液 0.1mlを塗
布し、ここで出現したコロニーをメナジオン耐性株とし
て採取した。
2を親株として、前記と同様にUV処理によつて変異処理
を行ない、メナジオン 20μg/mlを添加したペプトン−
グリセロール寒天平板培地上に前記処理液 0.1mlを塗
布し、ここで出現したコロニーをメナジオン耐性株とし
て採取した。
これらの耐性菌の中から親株(USNγ−2)に比べて菌
体内のメナキノン−4生産性が明らかに一層高いフラボ
バクテリウム アクアタイル K3−15(微工研菌寄第81
16号)を得た。
体内のメナキノン−4生産性が明らかに一層高いフラボ
バクテリウム アクアタイル K3−15(微工研菌寄第81
16号)を得た。
B メナキノンの採取 ペプトン−グリセロール液体培地(M31培地)100mlを1
容三角フラスコに入れ、120℃、20分間加熱殺菌を行
なつた。他のフラスコには、前記の培地組成にそれぞれ
0.1g/の種々の界面活性剤を添加し、120℃、20分間加
熱殺菌した。
容三角フラスコに入れ、120℃、20分間加熱殺菌を行
なつた。他のフラスコには、前記の培地組成にそれぞれ
0.1g/の種々の界面活性剤を添加し、120℃、20分間加
熱殺菌した。
それぞれのフラスコに、前記Aで得られた菌株を界面活
性剤を含まない前記のM31培地を用いて30℃で1日間、
前培養(試験管培養)して得られたフラボバクテリウム
アクアタイル K3−15の菌体を培地に対して1容量%
接種し、培養温度30℃で回転振とう培養を行なつた。培
養開始3日目に、培養液を遠心分離し、培養上澄液のメ
ナキノン−4含量を測定した。培養上澄液1mlにn−ブ
タノール 2mlを加え、10分間振とうした後、3000rpmで
5分間遠心分離を行ない、上澄液を高速液体クロマト分
析を行なつてメナキノン−4を分析した。
性剤を含まない前記のM31培地を用いて30℃で1日間、
前培養(試験管培養)して得られたフラボバクテリウム
アクアタイル K3−15の菌体を培地に対して1容量%
接種し、培養温度30℃で回転振とう培養を行なつた。培
養開始3日目に、培養液を遠心分離し、培養上澄液のメ
ナキノン−4含量を測定した。培養上澄液1mlにn−ブ
タノール 2mlを加え、10分間振とうした後、3000rpmで
5分間遠心分離を行ない、上澄液を高速液体クロマト分
析を行なつてメナキノン−4を分析した。
結果を表1に示す。
実施例 2 グリセロール 10g/、ポリペプトン15g/、酵母エキ
ス 1g/、K2HPO4 3g/、NaCl 2g/、MgSO4・7H2O
0.2g/を基本培地として、これにエマルゲン 430
(花王(株)の製品)をそれぞれ 0.1/、0.5g/、
1.0g/となるように添加した培地100mlを1容三角フ
ラスコに入れ、120℃、20分間加熱殺菌を行なつた。実
施例1Aと同様にして得られた菌株を前記の基本培地を用
いて30℃で1日間前培養(試験管培養)して得られた、
フラボバクテリウム アクアタイル K3−15の菌体を培
地に対して1容量%接種し、培養温度30℃で回転振とう
培養を行なつた。培養開始3日目に培養液を遠心分離
し、培養上澄液中のメナキノン−4含量を測定した。結
果を表2に示す。
ス 1g/、K2HPO4 3g/、NaCl 2g/、MgSO4・7H2O
0.2g/を基本培地として、これにエマルゲン 430
(花王(株)の製品)をそれぞれ 0.1/、0.5g/、
1.0g/となるように添加した培地100mlを1容三角フ
ラスコに入れ、120℃、20分間加熱殺菌を行なつた。実
施例1Aと同様にして得られた菌株を前記の基本培地を用
いて30℃で1日間前培養(試験管培養)して得られた、
フラボバクテリウム アクアタイル K3−15の菌体を培
地に対して1容量%接種し、培養温度30℃で回転振とう
培養を行なつた。培養開始3日目に培養液を遠心分離
し、培養上澄液中のメナキノン−4含量を測定した。結
果を表2に示す。
実施例 3 界面活性剤としてリカノンUA5012(新日本理化(株)の
製品)を用いた他は、実施例2と同様に行なつた。
製品)を用いた他は、実施例2と同様に行なつた。
培養上澄液中のメナキノン−4含量を表3に示す。
実施例 4 界面活性剤としてニユーコール 2614(新日本理化
(株)の製品)を用いた他は、実施例2と同様に行なつ
た。
(株)の製品)を用いた他は、実施例2と同様に行なつ
た。
培養上澄液中のメナキノン−4含量を表4に示す。
〔発明の効果〕 本発明によれば、医薬品として価値の高いメナキノン−
4を、メナキノン−4生産微生物を培養することによ
り、容易にかつしかも効率よく製造することが出来る。
4を、メナキノン−4生産微生物を培養することによ
り、容易にかつしかも効率よく製造することが出来る。
Claims (1)
- 【請求項1】フラボバクテリウム属に属し、メナキノン
−4を生産する能力を有する微生物の培養液から、該微
生物菌体外へ排出されたメナキノン−4を採取すること
を特徴とするメナキノン−4の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61041840A JPH0728748B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | メナキノン−4の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61041840A JPH0728748B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | メナキノン−4の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62201592A JPS62201592A (ja) | 1987-09-05 |
| JPH0728748B2 true JPH0728748B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=12619453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61041840A Expired - Lifetime JPH0728748B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | メナキノン−4の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728748B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6677141B2 (en) | 1998-05-17 | 2004-01-13 | Honda Trading Corporation | Edible compositions of Bacillus subtilis natto cells containing water-soluble vitamin K |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2906816B1 (fr) * | 2006-10-04 | 2012-04-06 | Gervais Danone Sa | Variants de bacteries lactiques utiles pour produire la vitamine k2 et leurs applications a la preparation de produits alimentaires |
| WO2012011589A1 (ja) * | 2010-07-22 | 2012-01-26 | 株式会社カネカ | 脂溶性生理活性物質の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61265097A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-22 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 発酵法によるメナキノン−4の製造法 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP61041840A patent/JPH0728748B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6677141B2 (en) | 1998-05-17 | 2004-01-13 | Honda Trading Corporation | Edible compositions of Bacillus subtilis natto cells containing water-soluble vitamin K |
| US6677143B2 (en) | 1998-05-17 | 2004-01-13 | Honda Trading Company | Method for culturing Bacillus subtilis natto to produce water-soluble vitamin K and food product, beverage, or feed containing the cultured microorganism or the vitamin K derivative |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62201592A (ja) | 1987-09-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |