JPH046720B2 - - Google Patents
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- JPH046720B2 JPH046720B2 JP60055508A JP5550885A JPH046720B2 JP H046720 B2 JPH046720 B2 JP H046720B2 JP 60055508 A JP60055508 A JP 60055508A JP 5550885 A JP5550885 A JP 5550885A JP H046720 B2 JPH046720 B2 JP H046720B2
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- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、式
で表わされるG0069A物質及びその塩に関するも
のである。 本発明のG0069A物質及びその塩は、制癌作用
及び抗真菌作用を有しており、医薬として有用で
ある。 従来技術 本発明のG0069A物質及びその塩は、文献未記
載の新規物質である。 発明の目的 本発明の目的は、制癌作用及び抗真菌作用を有
する新規物質を提供することにある。 発明の開示 本発明のG0069A物質の理化学的性質は、次の
通りである。 (1) 実験式:C13H21N3O6(高分解能フアーストア
トミツク ボンバードメント マススペクトロ
メトリー法)。 (2) 分子量:315(マススペクトロメトリー法)。 (3) 呈色反応:ニンヒドリン反応陽性、キサント
プロテイン反応陽性。 (4) 溶剤に対する溶解性:水に易溶、メタノー
ル、エタノール、アセトン、エーテル及びクロ
ロホルムに難溶、 (5) 赤外吸収スペクトル、νKBr nax(cm-1):3350、
2960、1775、1765、1670、1600、1380、1345、
1190、1120、1070、1045、985、725。 (6) 紫外吸収スペクトル、λnax(nm)、H2O:195
(ε:9980)。 (7) 物質の性質:白色粉末の両性物質。 (8) 融 点:200℃以上(分解)。 G0069A物質は新規な抗生物質群に属し、その
化学名は3−(バリル−3−セリノ)−7−オキソ
−4−オキサ−1−アザビシクロ〔3,2.0〕ヘ
プタン又は2−(バリル−3−セリノ)クラバム
である。 本発明のG0069A物質は、G0069A物質生産菌
を培地に培養し、得られる培養物からG0069A物
質を分離、採取することにより製造することがで
きる。 G0069A物質生産菌は、発明者らが中華人民共
和国雲南省西双版納の土壌から新たに分離した菌
株で、ストレプトミセス属に属するものである。 このG0069A物質生産菌は、工業技術院微生物
工業研究所に受託番号微工研条寄第706号として
寄託されている。 G0069A物質生産菌の菌学的性質は、下記の通
りである。 (a) 形態 G0069A物質生産菌は、顕微鏡下でよく枝分
れした基中菌糸から螺旋形成をもつた気菌糸を
伸長し、輪生枝は認められない。成熟した胞子
鎖は10個以上の胞子の連鎖を認め、胞子の大き
さは0.96〜1.4×0.8〜0.96ミクロン程度で、胞
子の表面は平滑である。 (b) 各種培地における生育状態 (1) グルコース・アスパラギン寒天培地(28℃
培養) うす黄茶の発育上に、白〜うすピンク白の
気菌糸を着生し、わずかにうす黄茶の溶解性
色素を産生する。 (2) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP
培地−5、28℃培養) うす黄の発育上に、灰白色の気菌糸を着生
し、わずかにうす黄色の溶解性色素を産生す
る。 (3) スターチ・無機塩寒天培地(ISP培地−
4、28℃培養) うすオリーブの発育上に、明るい茶灰の気
菌糸を着生し、溶解性色素の産生は認められ
ない。 (4) イースト・麦芽寒天培地(ISP培地−2、
28℃培養) 暗い茶色の発育上に茶灰の気菌糸を着生
し、わずかに茶色の溶解性色素を産生する。 (5) チロシン寒天培地(28℃培養) 暗い茶色の発育上に明るい黄味灰の気菌糸
を着生し、暗い茶色の溶解性色素を産生す
る。 (6) 栄養寒天培地(28℃培養) 発育は茶色、気菌糸は着生せず、茶色の溶
解性色素を産生する。 (7) オートミール寒天培地(ISP培地−3、28
℃培養) うす黄の発育上に黄味灰の気菌糸を着生
し、溶解性色素はやや黄色味をおびる。 (8) シユクロース・硝酸寒天培地(28℃培養) 無色の発育上に気菌糸をわずかに着生し、
溶解性色素は認められない。 (9) クラシリニコフNo.1合成寒天培地(28℃培
養) 発育は黄茶、気菌糸は着生せず、溶解性色
素は黄茶をおびる。 (10) ガウスNo.1合成寒天培地(28℃培養) 黄茶の発育上に黄味灰の気菌糸を着生し、
わずかに黄茶をおびる程度の溶解性色素産生
する。 (c) 生理的諸性質 (1) 生育温度範囲 20〜37℃の何れの温度でも発育する。 (2) ゼラチンの液化(28℃培養)、セルロース
の分解性、脱脂乳の凝固及びペプトン化(37
℃培養)は陰性、スターチの加水分解、硝酸
塩の還元、硫化水素の産生、メラニン様色素
の生成(トリプトン・イースト・プロス、
ISP培地−1;ペプトン×イースト・鉄寒
天、ISP培地−6;チロジン寒天、ISP培地
−7)は陽性である。 (3) 炭素源の利用性(プリドハム・ゴトリーブ
寒天培地、28℃培養) D−キシロース、イノシトール、D−マン
ニトール、D−フラクトース、L−ラムノー
ス、シユクロース、ラフイノース、D−グル
コースを利用してよく生育し、セルロース、
L−アラビノースは利用しない。 (4) 細胞壁構成成分の分析 全菌体加水分解物中に、L,L−ジアミノ
ピメリン酸が検出される。 これらの性状により既知菌種を野々村のジヤー
ナル オブ フアーメンテーシヨン テクノロジ
イ(Journal of Fermentation Technology)
52,78〜92(1974)、プリドハム著,バージエイズ
マニユアル オブ デターミネイテイブ バク
テリオロジー,第8版,(Bergey's Manual of
Determinative Bacteriology,8th edition)
1974、およびハンドブツク オブクラシイフイケ
ーシヨン オブ ストレプトマイセテス
(Handbook of Classification of
Streptomycetes),1975により検索すると、
G0069A物質生産菌株に最も近縁の種としてスト
レプトマイセス ブルネオグリセウス フルマイ
エト オクダ(Streptomyces brunneogriseus
Furumai et Okuda)[ジヤーナル オブ アン
チバイオテイツクス(Journal of antibiotics)、
21,85〜90(1968)]が挙げられる。G0069A物質
生産菌株とストレプトマイセス ブルネオグリセ
ウス フルマイ エト オクダを比較すると、後
者については、ミルクの凝固、ペプトン化、ゼラ
チンの液化を示す点、またL−アラビノースを利
用するイノシトールを利用しない点において、い
くつかの相違点はあるものの、両者はよく一致し
ている。これらの結果から、G0069A物質生産菌
株はストレプトマイセス ブルネオグリゼウスの
亜種と考えられる。 次に、本発明のG0069A物質を、例えば上記の
ようなストレプトミセス属に属するG0069A物質
生産菌を培地に培養することによつて製造する場
合について説明する。 培養方法は原則的には一般微生物の培養方法に
準ずるが、通常は液体培地による撹拌通気培養法
が有利である。培養に用いられる培地としては、
ストレプトミセス属に属するG0069A物質生産菌
が利用できる栄養源を含有する培地であればよ
い。 すなわち、合成培地、半合成培地あるいは天然
培地を用いることができる。培地の組成は、炭素
源としては例えばグルコス、マンノース、グリセ
リン、シユクロース、糖蜜、でん粉、液化でん粉
等が用いられ、窒素源としては例えば肉エキス、
カザミノ酸、ペプトン、グルテンミール、コーン
ミール、綿実油、大豆粉、コーンスチープリカ
ー、乾燥酵母、リン酸アンモニウム、硫酸アンモ
ニウム、尿素等が用いられる。また、例えばリン
酸水素2ナトリウム、リン酸2水素カリウム、炭
酸カルシウム、塩化マグネシウム等の金属のリン
酸塩、炭酸塩、塩化物等の無機塩も必要に応じて
添加される。また、培養中発泡の著しい時には、
例えば大豆油、亜麻仁油等の植物油、オクタデカ
ノール、テトラデカノール、ヘプタデカノール等
の高級アルコール類、各種シリコン化合物等の消
泡剤を適宜添加してもよい。 G0069A物質生産菌は、通常20〜40℃程度の温
度下で生育する。G0069A物質の生産は25〜40℃
程度の範囲で行なうのが好ましい。本培養の培養
時間は、通常50〜100時間程度が適当であり、培
地の濃厚化に従つて、培養時間を更に延長しても
よい。培養中は、撹拌通気培養で通常行なわれる
ように、培地へ滅菌空気を吹き込むのが好まし
い。微生物の効率的生育のためには、タンク培養
に用いる空気量を1分間あたり、栄養培地1容量
部に対して0.3〜0.6容量部程度とし、毎分200〜
400回転程度で撹拌するのがよい。以上述べた培
養条件から、使用生産菌株の特性に応じて、それ
ぞれ最適の条件を適宜選択して適用することがで
きる。 このようにして培養中に蓄積されたG0069A物
質は、主に培養液中に含有されているので、遠心
分離又は過により培養物から菌体を除去した
後、液から一般抗生物質の製造に用いられる常
用の手段によつて分離精製できる。すなわち、減
圧濃縮、凍結乾燥、溶媒抽出、液性交換例えば陽
イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、非イオン性
吸着樹脂等の樹脂による処理、あるいは活性炭、
けい酸、シリカゲル、アルミナ等の吸着剤による
処理、あるいは結晶化、再結晶等の手段を単独あ
るいは任意の順序に組み合わせ、又反復して用い
ることによりG0069A物質の分離、精製そして採
取を行なうことができる。 G0069A物質に用いられる塩としては医薬上で
通常用いる塩を意味し、例えば、ナトリウム、カ
リウム、リチウム等のアルカリ金属塩、カルシウ
ム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、及び
トリメチルアミン、トリエチルアミン等の有機ア
ミン塩等を、また用いられる酸としては塩酸、硝
酸、硫酸等の無機酸塩あるいはギ酸、酢酸、シユ
ウ酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸及びパラー
トルエンスルホン酸等の有機酸塩等を挙げること
ができる。 かくして得られる本発明G0069A物質は制癌作
用及び抗真菌作用を有しており、医薬として有用
である。 実施例 次に実施例を挙げて更に詳細に説明する。 実施例 発酵能地(デンプン1.0%、ソイビーンミール
2.0%、ペプトン0.5%、塩化ナトリウム0.4%、硫
酸アンモニウム0.25%、ブドウ糖2.0%、リン酸
水素二カリウム0.002%、硫酸マグネシウム0.025
%、コーンステイープリカー0.25%、炭酸カルシ
ウムム0.6%)、PH7.2〜7.4の1を500ml容三角フ
ラスコ10本に100mlずつ分注し、120℃、20分間オ
ートクレーブで殺菌後、スターチ寒天培地上で発
育したG0069A物質生産菌(微工研条寄第706号)
分生胞子及び菌糸体の0.5cm2を各フラスコに接種
し、27℃2日間回転振とう培養(毎分220回転、
10cm)を行なつた。得られた培養液を種培養とし
て、上記の発酵培地100mlを分注した500ml容三角
フラスコ100本に接種し、27℃で3日間回転振と
う培養(毎220回転、10cm)を行なつた。培養終
了後、遠心分離し、その上澄液について以下の分
離操作を行なつた。 培養液5をMCIゲルHP−20(三菱化成製)
1の樹脂塔に通過し、吸着させる。活性成分を
水2で溶出後、この活性成分を含む4水溶液
をDEAE−セフアデツクスA−25(フアルマシア
製)0.5に通過させた。DEAE−セフアデツク
スA−25に素通りした活性成分を含む水溶液4
を凍結乾燥し、淡黄色状粗粉末4gを得た。 前記淡黄色状粗粉末500mgを水2mlに溶解し、
C18−ODS樹脂(山村化学研究所製)のカラム
(11×500mm)にチヤージし、活性成分を水にて溶
出させ、凍結乾燥するとG0069A物質の白色粉末
20mgが得られた。
のである。 本発明のG0069A物質及びその塩は、制癌作用
及び抗真菌作用を有しており、医薬として有用で
ある。 従来技術 本発明のG0069A物質及びその塩は、文献未記
載の新規物質である。 発明の目的 本発明の目的は、制癌作用及び抗真菌作用を有
する新規物質を提供することにある。 発明の開示 本発明のG0069A物質の理化学的性質は、次の
通りである。 (1) 実験式:C13H21N3O6(高分解能フアーストア
トミツク ボンバードメント マススペクトロ
メトリー法)。 (2) 分子量:315(マススペクトロメトリー法)。 (3) 呈色反応:ニンヒドリン反応陽性、キサント
プロテイン反応陽性。 (4) 溶剤に対する溶解性:水に易溶、メタノー
ル、エタノール、アセトン、エーテル及びクロ
ロホルムに難溶、 (5) 赤外吸収スペクトル、νKBr nax(cm-1):3350、
2960、1775、1765、1670、1600、1380、1345、
1190、1120、1070、1045、985、725。 (6) 紫外吸収スペクトル、λnax(nm)、H2O:195
(ε:9980)。 (7) 物質の性質:白色粉末の両性物質。 (8) 融 点:200℃以上(分解)。 G0069A物質は新規な抗生物質群に属し、その
化学名は3−(バリル−3−セリノ)−7−オキソ
−4−オキサ−1−アザビシクロ〔3,2.0〕ヘ
プタン又は2−(バリル−3−セリノ)クラバム
である。 本発明のG0069A物質は、G0069A物質生産菌
を培地に培養し、得られる培養物からG0069A物
質を分離、採取することにより製造することがで
きる。 G0069A物質生産菌は、発明者らが中華人民共
和国雲南省西双版納の土壌から新たに分離した菌
株で、ストレプトミセス属に属するものである。 このG0069A物質生産菌は、工業技術院微生物
工業研究所に受託番号微工研条寄第706号として
寄託されている。 G0069A物質生産菌の菌学的性質は、下記の通
りである。 (a) 形態 G0069A物質生産菌は、顕微鏡下でよく枝分
れした基中菌糸から螺旋形成をもつた気菌糸を
伸長し、輪生枝は認められない。成熟した胞子
鎖は10個以上の胞子の連鎖を認め、胞子の大き
さは0.96〜1.4×0.8〜0.96ミクロン程度で、胞
子の表面は平滑である。 (b) 各種培地における生育状態 (1) グルコース・アスパラギン寒天培地(28℃
培養) うす黄茶の発育上に、白〜うすピンク白の
気菌糸を着生し、わずかにうす黄茶の溶解性
色素を産生する。 (2) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP
培地−5、28℃培養) うす黄の発育上に、灰白色の気菌糸を着生
し、わずかにうす黄色の溶解性色素を産生す
る。 (3) スターチ・無機塩寒天培地(ISP培地−
4、28℃培養) うすオリーブの発育上に、明るい茶灰の気
菌糸を着生し、溶解性色素の産生は認められ
ない。 (4) イースト・麦芽寒天培地(ISP培地−2、
28℃培養) 暗い茶色の発育上に茶灰の気菌糸を着生
し、わずかに茶色の溶解性色素を産生する。 (5) チロシン寒天培地(28℃培養) 暗い茶色の発育上に明るい黄味灰の気菌糸
を着生し、暗い茶色の溶解性色素を産生す
る。 (6) 栄養寒天培地(28℃培養) 発育は茶色、気菌糸は着生せず、茶色の溶
解性色素を産生する。 (7) オートミール寒天培地(ISP培地−3、28
℃培養) うす黄の発育上に黄味灰の気菌糸を着生
し、溶解性色素はやや黄色味をおびる。 (8) シユクロース・硝酸寒天培地(28℃培養) 無色の発育上に気菌糸をわずかに着生し、
溶解性色素は認められない。 (9) クラシリニコフNo.1合成寒天培地(28℃培
養) 発育は黄茶、気菌糸は着生せず、溶解性色
素は黄茶をおびる。 (10) ガウスNo.1合成寒天培地(28℃培養) 黄茶の発育上に黄味灰の気菌糸を着生し、
わずかに黄茶をおびる程度の溶解性色素産生
する。 (c) 生理的諸性質 (1) 生育温度範囲 20〜37℃の何れの温度でも発育する。 (2) ゼラチンの液化(28℃培養)、セルロース
の分解性、脱脂乳の凝固及びペプトン化(37
℃培養)は陰性、スターチの加水分解、硝酸
塩の還元、硫化水素の産生、メラニン様色素
の生成(トリプトン・イースト・プロス、
ISP培地−1;ペプトン×イースト・鉄寒
天、ISP培地−6;チロジン寒天、ISP培地
−7)は陽性である。 (3) 炭素源の利用性(プリドハム・ゴトリーブ
寒天培地、28℃培養) D−キシロース、イノシトール、D−マン
ニトール、D−フラクトース、L−ラムノー
ス、シユクロース、ラフイノース、D−グル
コースを利用してよく生育し、セルロース、
L−アラビノースは利用しない。 (4) 細胞壁構成成分の分析 全菌体加水分解物中に、L,L−ジアミノ
ピメリン酸が検出される。 これらの性状により既知菌種を野々村のジヤー
ナル オブ フアーメンテーシヨン テクノロジ
イ(Journal of Fermentation Technology)
52,78〜92(1974)、プリドハム著,バージエイズ
マニユアル オブ デターミネイテイブ バク
テリオロジー,第8版,(Bergey's Manual of
Determinative Bacteriology,8th edition)
1974、およびハンドブツク オブクラシイフイケ
ーシヨン オブ ストレプトマイセテス
(Handbook of Classification of
Streptomycetes),1975により検索すると、
G0069A物質生産菌株に最も近縁の種としてスト
レプトマイセス ブルネオグリセウス フルマイ
エト オクダ(Streptomyces brunneogriseus
Furumai et Okuda)[ジヤーナル オブ アン
チバイオテイツクス(Journal of antibiotics)、
21,85〜90(1968)]が挙げられる。G0069A物質
生産菌株とストレプトマイセス ブルネオグリセ
ウス フルマイ エト オクダを比較すると、後
者については、ミルクの凝固、ペプトン化、ゼラ
チンの液化を示す点、またL−アラビノースを利
用するイノシトールを利用しない点において、い
くつかの相違点はあるものの、両者はよく一致し
ている。これらの結果から、G0069A物質生産菌
株はストレプトマイセス ブルネオグリゼウスの
亜種と考えられる。 次に、本発明のG0069A物質を、例えば上記の
ようなストレプトミセス属に属するG0069A物質
生産菌を培地に培養することによつて製造する場
合について説明する。 培養方法は原則的には一般微生物の培養方法に
準ずるが、通常は液体培地による撹拌通気培養法
が有利である。培養に用いられる培地としては、
ストレプトミセス属に属するG0069A物質生産菌
が利用できる栄養源を含有する培地であればよ
い。 すなわち、合成培地、半合成培地あるいは天然
培地を用いることができる。培地の組成は、炭素
源としては例えばグルコス、マンノース、グリセ
リン、シユクロース、糖蜜、でん粉、液化でん粉
等が用いられ、窒素源としては例えば肉エキス、
カザミノ酸、ペプトン、グルテンミール、コーン
ミール、綿実油、大豆粉、コーンスチープリカ
ー、乾燥酵母、リン酸アンモニウム、硫酸アンモ
ニウム、尿素等が用いられる。また、例えばリン
酸水素2ナトリウム、リン酸2水素カリウム、炭
酸カルシウム、塩化マグネシウム等の金属のリン
酸塩、炭酸塩、塩化物等の無機塩も必要に応じて
添加される。また、培養中発泡の著しい時には、
例えば大豆油、亜麻仁油等の植物油、オクタデカ
ノール、テトラデカノール、ヘプタデカノール等
の高級アルコール類、各種シリコン化合物等の消
泡剤を適宜添加してもよい。 G0069A物質生産菌は、通常20〜40℃程度の温
度下で生育する。G0069A物質の生産は25〜40℃
程度の範囲で行なうのが好ましい。本培養の培養
時間は、通常50〜100時間程度が適当であり、培
地の濃厚化に従つて、培養時間を更に延長しても
よい。培養中は、撹拌通気培養で通常行なわれる
ように、培地へ滅菌空気を吹き込むのが好まし
い。微生物の効率的生育のためには、タンク培養
に用いる空気量を1分間あたり、栄養培地1容量
部に対して0.3〜0.6容量部程度とし、毎分200〜
400回転程度で撹拌するのがよい。以上述べた培
養条件から、使用生産菌株の特性に応じて、それ
ぞれ最適の条件を適宜選択して適用することがで
きる。 このようにして培養中に蓄積されたG0069A物
質は、主に培養液中に含有されているので、遠心
分離又は過により培養物から菌体を除去した
後、液から一般抗生物質の製造に用いられる常
用の手段によつて分離精製できる。すなわち、減
圧濃縮、凍結乾燥、溶媒抽出、液性交換例えば陽
イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、非イオン性
吸着樹脂等の樹脂による処理、あるいは活性炭、
けい酸、シリカゲル、アルミナ等の吸着剤による
処理、あるいは結晶化、再結晶等の手段を単独あ
るいは任意の順序に組み合わせ、又反復して用い
ることによりG0069A物質の分離、精製そして採
取を行なうことができる。 G0069A物質に用いられる塩としては医薬上で
通常用いる塩を意味し、例えば、ナトリウム、カ
リウム、リチウム等のアルカリ金属塩、カルシウ
ム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、及び
トリメチルアミン、トリエチルアミン等の有機ア
ミン塩等を、また用いられる酸としては塩酸、硝
酸、硫酸等の無機酸塩あるいはギ酸、酢酸、シユ
ウ酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸及びパラー
トルエンスルホン酸等の有機酸塩等を挙げること
ができる。 かくして得られる本発明G0069A物質は制癌作
用及び抗真菌作用を有しており、医薬として有用
である。 実施例 次に実施例を挙げて更に詳細に説明する。 実施例 発酵能地(デンプン1.0%、ソイビーンミール
2.0%、ペプトン0.5%、塩化ナトリウム0.4%、硫
酸アンモニウム0.25%、ブドウ糖2.0%、リン酸
水素二カリウム0.002%、硫酸マグネシウム0.025
%、コーンステイープリカー0.25%、炭酸カルシ
ウムム0.6%)、PH7.2〜7.4の1を500ml容三角フ
ラスコ10本に100mlずつ分注し、120℃、20分間オ
ートクレーブで殺菌後、スターチ寒天培地上で発
育したG0069A物質生産菌(微工研条寄第706号)
分生胞子及び菌糸体の0.5cm2を各フラスコに接種
し、27℃2日間回転振とう培養(毎分220回転、
10cm)を行なつた。得られた培養液を種培養とし
て、上記の発酵培地100mlを分注した500ml容三角
フラスコ100本に接種し、27℃で3日間回転振と
う培養(毎220回転、10cm)を行なつた。培養終
了後、遠心分離し、その上澄液について以下の分
離操作を行なつた。 培養液5をMCIゲルHP−20(三菱化成製)
1の樹脂塔に通過し、吸着させる。活性成分を
水2で溶出後、この活性成分を含む4水溶液
をDEAE−セフアデツクスA−25(フアルマシア
製)0.5に通過させた。DEAE−セフアデツク
スA−25に素通りした活性成分を含む水溶液4
を凍結乾燥し、淡黄色状粗粉末4gを得た。 前記淡黄色状粗粉末500mgを水2mlに溶解し、
C18−ODS樹脂(山村化学研究所製)のカラム
(11×500mm)にチヤージし、活性成分を水にて溶
出させ、凍結乾燥するとG0069A物質の白色粉末
20mgが得られた。
第1図は本発明のG0069A物質の紫外線吸収ス
ペクトル(水)を、第2図はその赤外線吸収スペ
クトル(KBr法)を、そして第3図はそのプロ
トン核磁気共鳴スペクトル(重水)を示す。
ペクトル(水)を、第2図はその赤外線吸収スペ
クトル(KBr法)を、そして第3図はそのプロ
トン核磁気共鳴スペクトル(重水)を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で表わされるG0069A物質及びその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60055508A JPS61212587A (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | G0069a物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60055508A JPS61212587A (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | G0069a物質 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61212587A JPS61212587A (ja) | 1986-09-20 |
| JPH046720B2 true JPH046720B2 (ja) | 1992-02-06 |
Family
ID=13000615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60055508A Granted JPS61212587A (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | G0069a物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61212587A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9214603D0 (en) * | 1992-07-09 | 1992-08-19 | Taiho Pharmaceutical Co Ltd | 4-oxa-1-azabicyclo (3,2,0) heptan-7-one derivatives as antitumor agents |
| GB9400239D0 (en) * | 1994-01-07 | 1994-03-02 | Taiho Pharmaceutical Co Ltd | -3-(7-oxo-1-aza-4-oxabicyclo (3.2.0) hept-3-yl) alanine derivative as antitumor agent |
| GB9400220D0 (en) * | 1994-01-07 | 1994-03-02 | Taiho Pharmaceutical Co Ltd | Novel 3-(substituted methyl)-4-oxa-1-azabicycle (3.2.0) heptan-7-one derivatives useful as antitumor agents |
-
1985
- 1985-03-18 JP JP60055508A patent/JPS61212587A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61212587A (ja) | 1986-09-20 |
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