JPH0728794Y2 - 天井のスピーカ設置構造 - Google Patents

天井のスピーカ設置構造

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JPH0728794Y2
JPH0728794Y2 JP1987070423U JP7042387U JPH0728794Y2 JP H0728794 Y2 JPH0728794 Y2 JP H0728794Y2 JP 1987070423 U JP1987070423 U JP 1987070423U JP 7042387 U JP7042387 U JP 7042387U JP H0728794 Y2 JPH0728794 Y2 JP H0728794Y2
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龍彦 堀内
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、間隔を隔てて配置した複数のランナーに天井
仕上材を支持させ、ランナーとして、空調用の吸込口や
吹出口などを天井下に臨ませるための上下に貫通するス
リット開口をそれら間に形成する状態の対のものを設け
てある天井にスピーカを設置するための構造に関する。
〔従来の技術〕
上記天井においてスピーカを設置するに、従来では、天
井仕上材に、スピーカの放音孔を天井下に臨ませるため
の孔明けを施し、その天井仕上材にスピーカを取り付け
る設置構造が採用されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来の設置構造による場合には、次の
ような欠点があった。
つまり、天井仕上材に対する孔明けを必要とするので、
施工に手間が掛かり、特に、間仕切壁を位置変更させて
部屋の配置替えを行う際等に必要となる設置場所の変更
を行う場合は、天井仕上材に形成の放音用の開口を修復
する必要があることが相乗して非常に手間取る。
本考案の目的は、施工が容易な天井のスピーカ設置構造
を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による天井のスピーカ設置構造の特徴構成は、前
記スリット開口の両側に位置する対のランナーの上に、
スリット状の放音孔を備えた導音箱にスピーカユニット
を取り付けてなるスピーカを、前記放音孔が前記スリッ
ト開口に沿う姿勢でそのスリット開口を通して天井下に
臨む状態で取付けてある点にある。
〔作用〕
空調用の吸込口や吹出口などを天井下に臨ませるために
天井に本来的に形成されているスリット開口を通して放
音孔が天井下に臨むようにスピーカをランナー上に取り
付けてあるから、スピーカの放音孔を天井下に臨ませる
ための特別な開口を天井に別途形成することが不要であ
り、かつ、間仕切壁の位置変更等に伴って設置位置を変
更した際、開口の修復作業が不要である。
しかも、放音孔をスリット状に形成し、その放音孔がス
リット開口に沿う姿勢でスピーカを取り付けてあるか
ら、放音孔の寸法のうちスリット長手方向、つまりスリ
ット開口に沿った方向での寸法を十分に確保することが
でき、これによって、幅の狭いスリット開口を通して天
井下に放音する形式を採用しながらも、スリット開口を
通して天井下に臨む放音孔の面積を十分に確保すること
ができる。
特にスピーカユニットを天井裏に臨む状態で導音箱の外
面に取り付けた場合には、スピーカユニットに対する作
業を、導音箱をランナーから取り外すことなく行える。
〔考案の効果〕
その結果、本考案によれば、設置位置の変更をも含めス
ピーカの設置を作業性良く行え、しかも、スピーカの性
能低下を招来することなくスピーカを設置することがで
きる天井のスピーカ設置構造を提供できるようになっ
た。特にスピーカユニットを天井裏に臨むようにした場
合にはスピーカに対するメンテナンスを容易に行える。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明する。
建物内の室の天井は、第4図及び第5図に示すように、
一般にシステム天井と呼ばれているので、縦横に架設さ
れたTバーからなるランナー(3)どうしに亘って、ボ
ードからなる天井仕上材(4)を載置して構成されてい
る。各ランナー(3)は、吊りボルト(5)を介して、
上階の床スラブ(6)から吊り下げ支持されている。
ランナー(3)には、第5図(イ)に示すように、単独
で架設されて、両側の天井仕上材(4)を支持している
ものや、第5図(ロ)に示すように、上下に貫通するス
リット開口(A)を形成するように適当間隔をおいてほ
ぼ平行に架設されて、それらにわたり空調用の吹出口
(7)を前記スリット開口(A)を通して天井下に臨ま
せる状態に載置支持している対のものや、第5図(ハ)
に示すように間に照明器具(8)を載置支持しているも
の等がある。
そして、この天井にはスピーカ(S)が取り付けられて
いる。
前記スピーカ(S)は、第1図ないし第3図に示すよう
に、スピーカユニット(1)と、放音孔(2a)を備えた
導音箱(2)とから構成されている。
導音箱(2)は、台形状の一対の壁部材(2A),(2B)
を所定間隔を隔ててほぼ平行に対向配置し、それら一対
の壁部材(2A),(2B)の周縁どうしの隙間のうち、台
形の下底に相当する部分以外の部分を壁部材(2C)によ
って閉塞することで構成されている。
この導音箱(2)の放音孔(2a)は、一対の壁部材(2
A),(2B)の下底に相当する部分どうしの隙間を開口
することで、スリット状に形成されている。また、第3
図に示すように、この放音孔(2a)の幅(d)は、スピ
ーカユニット(1)の口径(D)よりも小に形成されて
いる。
前記スピーカユニット(1)は、導音箱(2)の一対の
壁部材(2A),(2B)のうちの一方の外面に取り付けら
れている。この壁部材(2A)には、第3図に示すよう
に、スピーカユニット(1)からの発生音波を導音箱
(2)内に導く開口(2b)が形成されている。
そして、スピーカ(S)は、前記空調用の吹出口(7)
の幅とほぼ同じ幅に形成され、第4図及び第6図に示す
ように、前記対のランナー(3)の上にわたって、それ
らランナー(3)の長手方向に沿う姿勢、つまり、放音
孔(2a)がスリット開口(A)に沿う姿勢でスリット開
口(A)を通して天井下に臨む状態で前記空調用の吹出
口(7)とスリット開口(A)に沿う方向に並べて設置
してある。
これにより、スピーカ(S)を設置するに際して、単に
ランナー(3)の上に載せるだけの極めて簡単な施工で
済ませることを可能にし、しかも、スピーカ(S)の存
在を目立たないものにして天井面の意匠に違和感を与え
ることを少なくしている。
次に、このスピーカ(S)の音響特性を説明する。
まず、音響特性測定のための実験条件を述べると、第1
図ないし第3図に示すものと同じ形成寸法の供試スピー
カ(S′)を製作し、この供試スピーカ(S′)を、天
井や壁への実際の設置状態と同じ条件になるように、第
7図に示すように、内部に吸音フェルトを貼り付けた箱
(9)内に取り付け、供試スピーカ(S′)の放音孔
(2a)に相当する部分のこの箱(9)に、スリット状の
開口(9a)を形成した。
図中の各部の寸法は、以下のとおりである。
a=420mm b= 25mm c=180mm d=600mm e=450mm f=250mm また、スピーカユニット(1)としては、口径が[12c
m]の丸型スピーカユニットを用いた。
そして、第8図に示すように、箱(9)の前面から真正
面に[1m]離れた測定点(i)と、この測定点(i)に
対して水平方向及び垂直方向に夫々[45°]づつズレた
2つの測定点(j),(k)との3つの測定点におい
て、夫々、[1W]入力時[1m]の距離で[94dB]の音圧
レベルのある[100Hz〜5000Hz]の範囲のピンクノイズ
を、[1W]及び[3W]で供試スピーカ(S′)に入力し
た場合の出力音圧レベルを測定した。
次の第1表に、その測定結果を示す。
また、測定点(i)における周波数特性を、第9図のグ
ラフに実線で示す。なお、第8図において、破線は、供
試スピーカ(S′)に用いたスピーカユニット(1)の
みをそのコーンが前方を向く状態で箱(9)に取り付
け、同じ条件で測定した結果を示している。
このグラフから、放音孔(2a)がスリット状に形成され
たスピーカ(S)は、高音域において若干の出力低下が
あるものの、全体としては、通常のスピーカとよく似た
周波数特性を呈することが分かる。
さらに、上述の供試スピーカ(S)を用いてアナウンス
と音楽とに対する聴感実験を行って、アナウンスに関し
ては明瞭度が損なわれることなく聞きとることができ、
音楽に関してはハイファイ音ではないがBGMとして何ら
問題なく聞くことができる、という結果を得た。
〔別実施例〕
次に、本考案の別の実施例を列記する。
〈1〉スピーカ(S)の導音箱(2)の形状を、第10図
に示すように側面視半円状に形成したり、第11図に示す
ように側面視矩形状に形成したりする。
〈2〉第12図に示すように、スピーカ(S)の導音箱
(2)を、スリット状の放音孔(2a)を備えた先端部
(2X)と、それよりも幅広の基端部(2Y)とから構成す
る。そして、放音孔(2a)に対向する基端部(2Y)の後
側の壁部材(2D)にスピーカユニット(1)を取り付け
る。また、図示はしないが、このように先端部(2X)に
放音孔(2a)を形成し、基端部(2Y)にスピーカユニッ
ト(1)を取り付けた構成の場合、先端部(2X)と基端
部(2Y)とを独立した箱体として構成し、それらをチュ
ーブ又はダクト等で連通させてもよい。
〈3〉第13図に示すように、第11図に示した実施例を一
部変更し、スピーカ(S)のスピーカユニット(1)が
取り付けられた壁部材(2A)に対向する壁部材(2B)を
曲面に形成することで、導音箱(2)の内部を、奥側に
おいて幅広に、放音孔(2a)に近付くほど幅狭なものに
構成する。
〈4〉第14図に示すように、スピーカ(S)の放音孔
(2a)の幅方向において対向する一対の壁部材(2A),
(2B)を、導音箱(2)の奥側において拡がるように設
け、放音孔(2a)の長手方向において対向するとともに
上記一対の壁部材(2A),(2B)の周縁どうしを連結す
る一対の壁部材(2c)を、導音箱(2)の奥側において
搾まるように設け、さらに放音孔(2a)に対向してそれ
ら各壁部材(2A),(2B),(2C)の周縁どうしを連結
する壁部材(2E)にスピーカユニット(1)を取り付け
る。
〈5〉スピーカ(S)の導音箱(2)の壁部材(2A),
(2B),(2C),(2D),(2E)の材質は、金属であっ
ても木材であっても、さらには合成樹脂であってもよ
い。
〈6〉ひとつの導音箱(2)に取り付けるスピーカユニ
ット(1)の個数は不問である。
〈7〉スピーカ(S)のスピーカユニット(1)として
は、図示したコーン形の他、ドーム形やホーン形等、種
々の形式のものを用いることが可能である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本考案の実施例を示し、第1図は
スピーカの斜視図、第2図はスピーカの側面図、第3図
は第2図におけるIII−III線断面図、第4図はシステム
天井を示す一部切欠斜視図、第5図(イ)ないし(ハ)
はシステム天井要部の断面図、第6図はスピーカ設置状
態を示す天井要部の断面図、第7図は音響特性測定用の
装置の斜視図、第8図は測定条件を示す斜視図、第9図
は測定周波数特性のグラフである。第10図ないし第14図
は夫々別の実施例を示す第1図に相当するスピーカの斜
視図である。 (1)……スピーカユニット,(2)……導音箱、(2
a)……放音孔、(3)……ランナー、(4)……天井
仕上材、(A)……スリット開口、(S)……スピー
カ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高宮 俊二 大阪府大阪市北区末広町1番22号 日本通 信小野特機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−11562(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔を隔てて配置した複数のランナー
    (3)に天井仕上材(4)を支持させ、ランナー(3)
    として、上下に貫通するスリット開口(A)をそれら間
    に形成する状態の対のものを設けてある天井において、
    前記スリット開口(A)の両側に位置する対のランナー
    (3)の上に、スリット状の放音孔(2a)を備えた導音
    箱(2)にスピーカユニット(1)を取り付けてなるス
    ピーカ(S)を、前記放音孔(2a)が前記スリット開口
    (A)に沿う姿勢でそのスリット開口(A)を通して天
    井下に臨む状態で取付けてある天井のスピーカ設置構
    造。
  2. 【請求項2】前記スピーカユニット(1)を、導音箱
    (2)の外面に天井裏に臨む状態に取り付けてある実用
    新案登録請求の範囲第1に記載の天井のスピーカ設置構
    造。
JP1987070423U 1987-05-12 1987-05-12 天井のスピーカ設置構造 Expired - Lifetime JPH0728794Y2 (ja)

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JPS63178985U JPS63178985U (ja) 1988-11-18
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JPS5611562U (ja) * 1979-07-02 1981-01-31

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