JPH07288070A - 真空バルブ - Google Patents

真空バルブ

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JPH07288070A
JPH07288070A JP8046994A JP8046994A JPH07288070A JP H07288070 A JPH07288070 A JP H07288070A JP 8046994 A JP8046994 A JP 8046994A JP 8046994 A JP8046994 A JP 8046994A JP H07288070 A JPH07288070 A JP H07288070A
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JP
Japan
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insulating container
end plate
vacuum valve
electrodes
sealing
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JP8046994A
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English (en)
Inventor
Koichi Inagaki
宏一 稲垣
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60—Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66—Vacuum switches
    • H01H33/662—Housings or protective screens
    • H01H33/66207—Specific housing details, e.g. sealing, soldering or brazing
    • H01H2033/66215—Details relating to the soldering or brazing of vacuum switch housings
    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60—Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66—Vacuum switches
    • H01H33/662—Housings or protective screens
    • H01H33/66207—Specific housing details, e.g. sealing, soldering or brazing

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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空バルブにおける絶縁容器と端板とを封着
する封着部の封着材を容易にかつ安価に製作できるとと
もに、機械的強度の高い小型の真空バルブを得ること。 【構成】 封着部の封着材を線材または帯板材を環状に
形成して、その両端を溶接またはろう付け加工し、この
封着材を用いて筒状の絶縁容器の両端部に端板をろう付
けにより固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接離可能な接点を有する
真空バルブの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば実公平2−45951
号公報に開示された従来の真空バルブを示す断面図であ
る。図10において、絶縁容器21は円筒形のセラミッ
ク等により構成されており、この絶縁容器21の両端に
は端板24、25が封着部22、23を介してそれぞれ
取付けられている。絶縁容器21の内部には固定電極棒
28に接続された固定電極26と可動電極棒29に接続
された可動電極27が対向して配設されている。固定電
極棒28は一方の端板24に固定されており、他方の端
板25は可動電極棒29を摺動可能に保持している。端
板25と可動電極棒29との間にはベローズ30が配設
されており、可動電極棒29は真空バルブ内部の気密を
保ちながら、接離動作できるように構成されている。ま
た、この真空バルブの内部にはシールド31および32
が設けられており、絶縁容器21の内壁面およびベロー
ズ30がアークにより発生する蒸気で汚染されるのを防
止されている。
【0003】図11は、図10に示した従来の真空バル
ブにおける封着部22の近傍を示した断面図である。絶
縁容器21の端部にはMo−Mnからなる約20μm厚
のメタライズ層21aが形成されており、絶縁容器21
と封着部22が銀ろう材により気密に接合されるように
構成されている。また、封着部22と端板24とはろう
付けまたは溶接により接合され封着されている。一方、
可動電極棒29近傍のの封着部23も、前記封着部22
と同様に、絶縁容器21および端板25に気密に接合さ
れている。
【0004】一般的に真空バルブは、短絡電流が大きい
程、その際に発生する電磁力が大きくなる。また、電圧
が高い程開閉速度を速くする必要があり、端板や封着部
には高強度のものが必要とされる。封着部の材料には、
低価格である銅を用いると、ろう付け時の熱により熱変
化して、強度が弱くなるという欠点を有している。この
ために、従来の真空バルブにおいて端板の材料として
は、Fe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金、Cu−N
i合金等の高強度で高価格の材料が用いられていた。
【0005】従来の真空バルブにおいて、円筒状の絶縁
容器21と円板状の端板24、25とを同心状に正確に
所定の位置に取り付けるためには、何らかの位置決め手
段が必要であった。このために、従来の真空バルブは、
組立時において絶縁容器21の外側に別体の治具等の特
別の位置決め手段を設けたり、真空バルブの構成部品と
して位置決め手段を特別に設けたものがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空バルブは以
上のように構成されており、封着部の封着材は板材料か
ら所望の形状に切断して、プレス加工により製作されて
いるので、高価格の材料にもかかわらず、不使用の部分
が発生し、材料に無駄があった。このために、従来の真
空バルブは高価になるという問題があった。
【0007】また、絶縁容器の端部においてメタライズ
層が形成されているために、メタライズ層の両端近傍に
おいて電界の集中がおこり、耐電圧性能が低下するとい
う問題があった。
【0008】さらに、絶縁容器の外側に位置決め手段を
用いて端板等を絶縁容器に封着する場合には、別に組み
立てるための特別の装置が必要となるとともに、組立が
複雑になるという問題があった。さらに、端板と絶縁容
器とをろう付けする場合、それぞれの熱膨張係数の違い
から、ろう付け時に高温に晒されたとき、端板と絶縁容
器が直径方向にずれが生じ、端板と絶縁容器とを正確に
配設することができなかった。一方、真空バルブの構成
部品による内側からの位置決め手段を端板に設けた場
合、端板と絶縁容器との熱膨張係数の違いから、ろう付
け時に絶縁容器が破壊されるという問題があった。例え
ば、端板がステンレス鋼製である場合には、その熱膨張
係数は約20×10-6/℃であり、絶縁容器がセラミッ
クである場合には、その熱膨張係数は約8×10-6/℃
である。このために、高温(800℃)のろう付け加工
では高強度のステンレス鋼鋼からなる端板とセラミック
の絶縁容器との間で、それぞれの熱膨張係数の違いから
絶縁容器の内径側を圧迫するために、セラミックの絶縁
容器を破壊するという問題があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高価な封着部の封着材の使用量
を削減して、製造費を低く抑えることができるととも
に、高い機械的強度を有する信頼性の高い真空バルブを
得ることを目的とする。
【0010】また、本発明は、絶縁容器の端部に形成さ
れたメタライズ層近傍において、電界の集中を緩和し、
耐電圧性能の高い真空バルブを得ることを目的とする。
【0011】さらに、本発明は、端板を絶縁容器の所定
の位置に正確に取り付けることができるとともに、ろう
付け時に高温に晒されたときにも、絶縁容器を破壊する
ことのない、信頼性の高い真空バルブを得ることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る真空バルブ
は、一対の接離可能な電極と、前記電極を収納する実質
的に筒状の絶縁容器と、前記絶縁容器の両端を閉塞する
ように配設された端板と、前記端板と前記絶縁容器を封
着し、線材または帯板材を環状に形成した封着材を有す
る封着部とを具備する。
【0013】本発明に係る真空バルブは、一対の接離可
能な電極と、前記電極を収納する実質的に筒状の絶縁容
器と、前記絶縁容器の両端縁部に形成されたメタライズ
層、前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設され、前
記メタライズ層に対向する部位に環状の溝を形成した端
板と、線材または帯板材を環状に形成した封着材を有
し、前記端板と前記絶縁容器とを封着したとき前記端板
に形成された溝内部に少なくとも一部が配置される封着
部とを具備する。
【0014】本発明に係る真空バルブは、一対の接離可
能な電極と、前記電極を収納する実質的に筒状の絶縁容
器と、前記絶縁容器の両端縁部に形成されたメタライズ
層と、前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設され、
前記メタライズ層に対向する部位に環状の溝を形成し、
前記絶縁容器に封着したとき当該溝内部に前記絶縁容器
の縁部に形成された前記メタライズ層を配置する端板
と、前記端板と前記絶縁容器を封着し、線材または帯板
材を環状に形成した封着材を有する封着部とを具備す
る。
【0015】本発明に係る真空バルブは、一対の接離可
能な電極と、前記電極を収納する実質的に筒状の絶縁容
器と、前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設され、
前記絶縁容器の両端の内壁面と接する位置に屈曲可能な
突出部を有する端板と、前記端板と前記絶縁容器とを封
着し、線材または帯板材を環状に形成した封着材を有す
る封着部とを具備する。
【0016】本発明に係る真空バルブは、一対の接離可
能な電極と、前記電極を収納する実質的に円筒状の絶縁
容器と、前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設さ
れ、前記絶縁容器の両端の内壁面と接する同一円周上の
位置に屈曲可能な少なくとも3箇所の突出部を有する端
板、前記端板と前記絶縁容器とを封着し、線材または帯
板材を環状に形成した封着材を有する封着部とを具備す
る。
【0017】本発明に係る真空バルブは、また前記封着
材の線材または帯板材の断面形状が円形、楕円形または
矩形である封着部を有する。
【0018】本発明に係る真空バルブは、さらに前記封
着材の材質がFe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金ま
たはCu−Ni合金である封着部を有する。
【0019】
【作用】本発明に係る真空バルブにおいて、封着部の封
着材は、線材または帯板材を環状に形成して、その両端
をろう付けまたは溶接したものであり、この封着材は実
質的筒状の絶縁容器の端部と端板との間に配設されてろ
う付けにより、それぞれに固着されて、絶縁容器内部を
密封する。
【0020】また、本発明に係る真空バルブにおいて
は、端板に形成された環状の溝の内部に封着部の少なく
ともその一部が配設されて、絶縁容器端部に形成された
メタライズ層近傍に同電位の端板が配設され、メタライ
ズ層近傍における電界集中は緩和されている。
【0021】さらに、本発明に係る真空バルブにおいて
は、端板に形成された環状の溝の内部に絶縁容器の縁部
が配置され、絶縁容器縁部に形成されたメタライズ層を
端板により取り囲み、メタライズ層近傍における電界集
中は緩和されている。
【0022】また、本発明に係る真空バルブにおいて
は、絶縁容器の縁部を被うように形成された端板の溝の
内部に、位置決め用の薄い突出部が絶縁容器の縁部内壁
と接する位置に形成されており、端板を絶縁容器の所定
の位置に固着するとき、当該突出部を絶縁容器の縁部に
当接させて封着部をろう付け加工する。
【0023】さらに、本発明に係る真空バルブにおいて
は、絶縁容器の縁部を被うように形成された端板の溝の
内部に、少なくとも3つの変形可能な位置決め用の突出
部が絶縁容器の縁部内壁と接する位置に形成されてお
り、端板を絶縁容器の所定の位置に固着するとき、当該
突出部を絶縁容器の縁部内壁に当接させて封着部をろう
付け加工する。
【0024】また、本発明に係る真空バルブにおいて
は、断面形状が円形、楕円形または矩形である線材また
は帯板材を環状に形成して、その両端縁部が固着され、
絶縁容器と端板とを封着する。
【0025】さらに、本発明に係る真空バルブにおいて
は、封着材の材質をFe−Ni−Co合金、Fe−Ni
合金またはCu−Ni合金を用いて、セラミック製の絶
縁容器と金属製の端板とを封着する。
【0026】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の真空バルブの実施例1を図を参照して説
明する。図1は実施例1の真空バルブを示す断面図であ
る。図1において、絶縁容器1は、例えば円筒形のアル
ミナセラミック等のセラミックにより構成されており、
この円筒形の絶縁容器1の両端にはステンレス鋼等の金
属により形成された端板4、5が封着部2、3を介して
それぞれ取り付けられている。このために、絶縁容器1
内部の空間は密封状態となっている。絶縁容器1内には
金属の固定電極棒8に接続された固定電極6と金属の可
動電極棒9に接続された可動電極7が対向して配設され
ている。固定電極棒8は一方の端板4に固定されてお
り、他方の端板5は可動電極棒9を摺動可能に保持して
いる。端板5と可動電極棒9との間にはベローズ10が
配設されており、可動電極棒9は真空バルブ内部の気密
を保ちながら、接離動作できるように構成されている。
また、この真空バルブの内部にはシールド11および1
2が設けられており、絶縁容器1の内壁面およびベロー
ズ10がアークにより発生する蒸気で汚染されるのを防
止している。
【0027】前記端板4、5と絶縁容器1とを封着する
封着部2の封着材は、アルミナセラミックの熱膨張係数
に近いFe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金またはC
u−Ni合金の線材が用いられている。このような合金
を封着材として使用することにより、アルミナセラミッ
クで形成された絶縁容器1と封着部2との接合部は、ろ
う付け組立時の熱応力による破壊が防止されている。実
施例1の封着材としては、例えば、2mmの直径のコバ
ール(Fe:53%,Ni:29%,Co:18%の合
金)の線材を所定長さに切断して環状に形成し、その切
断端部を自動溶接機等により、溶接または銀ろう等によ
るろう付けにより接合したものを用いている。図2は、
図1に示した真空バルブにおける封着部2近傍を示した
断面図である。図2に示すように、アルミナセラミック
の絶縁容器1とステンレス鋼等の金属の封着部2とを銀
ろう等によるろう付けにより気密に接合するために、絶
縁容器1の端部にはメタライズ層であるMo−Mn等か
らなる約20μm厚のメタライズ層2aが形成されてい
る。また、端板4、5には封着部2を溶接またはろう付
けする位置に段部が形成されており、封着部2の位置決
めを容易なものとしている。
【0028】前述のように、封着部2の封着材は、直線
状の線材を円環状に形成して、その両端部を溶接または
ろう付け加工して、接合したものである。このように加
工された環状の線材は絶縁容器1の両端縁部に形成され
たメタライズ層2aと端板4、5との間に配設され、銀
ろう材により固着されて、絶縁容器1と端板4、5を封
着している。この銀ろう等によるろう付け加工により、
環状の線材の接合部分は銀ろう材により覆われるので、
この接合部分の気密性は十分に確保されている。このよ
うに、封着部2の封着材として細い線材を使用している
ので、真空バルブの軸方向(図1における上下方向)の
寸法を小さくすることができる。端板4、5はステンレ
ス鋼等の金属材料の厚い板材(例えば、5mm厚の板
材)を用いて製作されているために、本実施例の真空バ
ルブは機械的開閉時の衝撃力や短絡遮断時の電磁力に対
して、十分な強度を有するように構成することができ
る。
【0029】なお、上記実施例1では、封着部2の材料
として線材を用いたが、図3に示すように、上記実施例
1における封着材と同じ、Fe−Ni−Co合金、Fe
−Ni合金またはCu−Ni合金の帯板材を環状に形成
して用いて封着部32を構成しても、上記実施例1と同
様の効果を奏する。図3の(a)は帯板材を環状に形成
したところを示す斜視図であり、図3の(b)は封着部
32の近傍を示す断面図である。図3の(a)に示すよ
うに、封着材320は、直線状の帯板材を所定長さに切
断して環状に形成し、その切断端部320aを自動溶接
機等により、溶接または銀ろう等によるろう付けにより
接合して形成されている。第3図の(b)に示すよう
に、前記封着材320を用いた封着部32は、端板4と
絶縁容器1の縁部に形成されたメタライズ層2aとの間
に配設され、銀ろう等によるろう付け加工されている。
【0030】図4および図5は封着部42および52の
封着材として、その断面形状が楕円形状および正方形状
の線材や帯板材等を用いたものを示した他の実施例であ
り、それぞれの封着部42、52近傍を示す断面図であ
る。これらの実施例の場合においても、上記実施例1と
同様の効果を有しており、封着部42、52の加工に材
料の無駄がなく、かつ容易に封着部42、52が形成さ
れる。
【0031】実施例2 図6は本発明の真空バルブの実施例2を示す断面図であ
る。図6において、前述の実施例1に対応する構造の部
分は、図1の真空バルブと同じ材料によって構成され、
同様の機能および効果を有するので同じ符号を付してそ
の説明を省略し、実施例1における説明を準用する。図
6において、ステンレス鋼等の金属により形成された端
板34および35には環状の溝34aおよび35aがそ
れぞれ形成されており、封着部2の一部が収納されるよ
うに構成されている。このように端板34、35を構成
することにより、各々同電位の端板34、35の内側面
が絶縁容器1の端部に形成されたメタライズ層2aに近
接して配設されるため、前述の実施例1の真空バルブに
比べて、メタライズ層2aの近傍における電界はさらに
緩和される。このために、絶縁容器1の内側と外側にお
ける端板間の耐電圧性能が向上し、高い耐電圧構造を有
する真空バルブとなる。
【0032】実施例2において、封着部2としては前述
の実施例1において示した線材等を用いて、封着部2の
軸方向(図6における上下方向)の高さ低く構成してい
るので、この封着部2を収納するために端板34、35
の厚みを特別に厚くする必要がなく、真空バルブの軸方
向の寸法を前述の実施例1に比べてさらに小さくするこ
とが可能となる。なお、実施例2の真空バルブにおい
て、前述の実施例1において述べたように、封着材の線
材または帯板材はFe−Ni−Co合金、Fe−Ni合
金またはCu−Ni合金を用いており、その断面形状は
図2、図3、図4および図5に示したように円形、長方
形、楕円形および正方形の封着材が用いられている。以
上のように、実施例2によれば、特殊な部品を用いるこ
となく、端板34、35のみに溝34a、35aを加工
することにより、メタライズ層2a近傍の電界傾度の緩
和を図ることが可能となるために、組立が容易で信頼性
の高い真空バルブが得られる。
【0033】実施例3 図7は本発明の真空バルブの実施例3を示す断面図であ
る。図7において、前述の実施例1に対応する構造の部
分は、図1の真空バルブと同じ材料によって構成され、
同様の機能および効果を有するので同じ符号を付してそ
の説明を省略し、実施例1における説明を準用する。図
7に示すように、ステンレス鋼等の金属により形成され
た端板44には、2段の溝44aおよび44bが形成さ
れている。第1の溝44aは、封着部2の一部が収納さ
れるように形成されており、第2の溝44bは絶縁容器
1の縁部がその内部に収納されるように形成されてい
る。したがって、第1の溝44aと第2の溝44bは同
心の円環状に形成されている。このように第1の溝44
aおよび第2の溝44bが構成されているために、絶縁
容器1の縁部に形成されているメタライズ層2aは、第
2の溝44bの内側に配置され、端板44に取り囲まれ
ている。このように、メタライズ層2aの内側および外
側が各々同電位の端板により覆われているために、メタ
ライズ層2aの内側と外側の近傍における電界は緩和さ
れている。さらに、実施例3の真空バルブは、耐電圧上
必要な絶縁容器1の軸方向の長さを確保しつつ、両側の
端板44、44をお互に近づけて配設することが可能と
なるために、真空バルブの小型化を達成することができ
る。なお、実施例3の真空バルブにおいて、前述の実施
例1において述べたように、封着材の線材または帯板材
はFe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金またはCu−
Ni合金を用いており、その断面形状は図2、図3、図
4および図5に示したように円形、長方形、楕円形およ
び正方形の封着材が用いられている。
【0034】実施例4 図8は本発明の真空バルブの実施例4を示す断面図であ
る。図8において、前述の実施例1に対応する構造の部
分は、図1の真空バルブと同じ材料によって構成され、
同様の機能および効果を有するので同じ符号を付してそ
の説明を省略し、実施例1における説明を準用する。図
8において、ステンレス鋼等の金属により形成された端
板54には環状の2段の溝54aおよび54bが形成さ
れている。第1の溝54aは、封着部2の一部が収納さ
れるように形成されており、第2の溝54bは絶縁容器
1の縁部がその内部に収納されるように形成されてい
る。したがって、第1の溝54aと第2の溝54bは同
心の円環状に形成されている。このように第1の溝54
aおよび第2の溝54bが構成されているために、絶縁
容器1の縁部に形成されているメタライズ層2aは、第
2の溝54bの内側に配置され、端板54に取り囲まれ
ている。このように、メタライズ層2aの内側および外
側が端板54により覆われているために、メタライズ層
2aの内側と外側の近傍における電界は緩和されてい
る。
【0035】図8に示すように、第2の溝54bの内部
に突出部54cが絶縁容器1の縁部の内壁面に接する位
置に形成されている。この突出部54cは、例えば0.
5mm以下の薄い円環状の突起であり、第1の溝54
a、第2の溝54bとは同心状に形成されている。絶縁
容器と端板とを同心状に正確に組み立てるためには、何
らかの位置決め手段が必要であるが、従来の装置におい
ては、絶縁容器の外側に別体の位置決め手段を設けた
り、真空バルブの構成部品として特別の位置決め手段を
設けていた。上記実施例4の真空バルブは、位置決め手
段として単に端板54に突出部54cを形成したもので
ある。
【0036】実施例4の真空バルブにおいて、端板54
に薄い突出部54cが形成されており、組立時におい
て、この突出部54cを絶縁容器1の内壁面に近接する
ように配置して、銀ろう等によるろう付け加工する。こ
の銀ろう等によるろう付け加工時において、端板54の
突起54cがアルミナセラミックの絶縁容器1の内壁面
を押圧した場合には、端板54の突出部54cが非常に
薄く形成されているために、この突出部54cが屈曲変
形して、絶縁容器1の割れは防止されている。例えば、
端板54がステンレス鋼製である場合には、その熱膨張
係数は約20×10-6/℃であり、絶縁容器1がアルミ
ナセラミックである場合には、その熱膨張係数は約8×
10-6/℃であるので、高温(800℃)の銀ろう等に
よるろう付け加工ではステンレス鋼製の端板54の突出
部54cが絶縁容器1の内壁面を押圧するが、突出部5
4cが0.5mm以下の薄い突起であるために、この突
出部54c自体が屈曲して、絶縁容器1の破壊は防止さ
れている。このために、実施例4の真空バルブは、組立
が容易であるとともに、不良品が発生しない信頼性の高
い装置となっている。なお、実施例4の真空バルブにお
いて、前述の実施例1において述べたように、封着材の
線材または帯板材はFe−Ni−Co合金、Fe−Ni
合金またはCu−Ni合金を用いており、その断面形状
は図2、図3、図4および図5に示したように円形、長
方形、楕円形および正方形の封着材が用いられている。
【0037】実施例5 図9は、本発明の真空バルブの実施例5に用いられるス
テンレス鋼等の金属製の端板64を示す図であり、図9
の(a)はこの端板64の断面図であり、図9の(b)
は図9の(a)に示した端板64を下方より見た裏面図
である。実施例5の真空バルブの端板64以外の前述の
実施例1に対応する構造の部分は、図1の真空バルブと
同じ材料によって構成され、同様の機能および効果を有
するので同じ符号を付してその説明を省略し、実施例1
における説明を準用する。前述の実施例4における端板
54には突出部54cが環状に形成されていたが、図9
に示す実施例5の端板64は、位置決め用の突出部であ
る突起64cが、絶縁容器の内壁面と接する対角線上の
位置に4個形成されている。これらの突起64cは薄
く、例えば、0.5mm以下に、形成されているため
に、突起64cの機械的強度は弱く、この端板64を絶
縁容器に銀ろう等によるろう付けする時の押圧力は、突
起64cの屈曲変形により吸収され、絶縁容器の破壊は
防止されている。このために、実施例5の真空バルブは
信頼性が高く、容易に組立ることのできる装置である。
なお、実施例5の真空バルブにおいて、前述の実施例1
において述べたように、封着材の線材または帯板材はF
e−Ni−Co合金、Fe−Ni合金またはCu−Ni
合金を用いており、その断面形状は図2、図3、図4お
よび図5に示したように円形、長方形、楕円形および正
方形の封着材が用いられている。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、封着部
における封着材を線材または帯板状の板を環状に形成し
て溶接または銀ろう等によるろう付けにより加工して用
いたので、使用材料の無駄がなく、製造費を低く抑える
ことができるとともに、高い機械的強度を有する真空バ
ルブを得る効果がある。
【0039】また、本発明によれば、絶縁容器の端部に
形成されたメタライズ層に近接して端板が配設されるた
めに、メタライズ層近傍の電界の集中は緩和され、耐電
圧性能の高い真空バルブを得る効果がある。
【0040】さらに、本発明によれば、絶縁容器の端部
に形成されたメタライズ層が端板に形成された溝内部に
収納されるために、メタライズ層近傍の電界の集中は緩
和されるとともに、かつ小型の真空バルブを得る効果が
ある。
【0041】また、本発明によれば、端板の絶縁容器の
端部の内壁面と近接する位置に屈曲可能な突出部を形成
しているために、端板を絶縁容器の所定の位置に正確に
取り付けることができるとともに、銀ろう等によるろう
付け時に高温に晒されたときにも、その突出部の屈曲変
形により絶縁容器が破壊されることのない、信頼性の高
い真空バルブを得る効果がある。
【0042】さらに、本発明によれば、端板の絶縁容器
の端部の内壁面と接する位置に屈曲可能な薄い突出部を
少なくとも3個形成しているために、端板を絶縁容器の
所定の位置に容易にかつ正確に取り付けることができる
とともに、銀ろう等によるろう付け時に高温に晒された
ときには、その突出部の屈曲変形により絶縁容器が破壊
されることのない、信頼性の高い真空バルブを得る効果
がある。
【0043】また、本発明によれば、断面形状が円形、
楕円形または矩形である線材または帯板材を環状に形成
し、その両端縁部を固着し、絶縁容器と端板とを封着す
るように構成したので、組立が容易であるとともに、材
料の無駄のない安価な真空バルブを得る効果がある。
【0044】さらに、本発明によれば、封着材の材質を
セラミックの熱膨張係数に近いFe−Ni−Co合金、
Fe−Ni合金またはCu−Ni合金を用いて、セラミ
ック製の絶縁容器と金属製の端板とを封着するように構
成したので、ろう付け加工の高温時に絶縁容器が破壊さ
れることのない、信頼性の高い真空バルブを得る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の真空バルブの実施例1を示す断面図
である。
【図2】 図1の真空バルブの封着部近傍を示す断面図
である。
【図3】 本発明の真空バルブの封着部の他の実施例を
示す封着部近傍を示す斜視図および断面図である。
【図4】 本発明の真空バルブの封着部の他の実施例を
示す封着部近傍を示す断面図である。
【図5】 本発明の真空バルブの封着部の他の実施例を
示す封着部近傍を示す断面図である。
【図6】 本発明の真空バルブの実施例2を示す断面部
である。
【図7】 本発明の真空バルブの実施例3を示す断面図
である。
【図8】 本発明の真空バルブの実施例4を示す断面図
である。
【図9】 本発明の真空バルブの実施例5の端板を示す
断面図と裏面図である。
【図10】 従来の真空バルブを示す断面図である。
【図11】 従来の真空バルブの封着部近傍を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 絶縁容器、2 封着部、3 封着部、4 端板、5
端板、6 固定電極、7 可動電極。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の接離可能な電極、 前記電極を収納する実質的に筒状の絶縁容器、 前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設された端板、 前記端板と前記絶縁容器を封着し、線材または帯板材を
    環状に形成した封着材を有する封着部、 を具備することを特徴とする真空バルブ。
  2. 【請求項2】 一対の接離可能な電極、 前記電極を収納する実質的に筒状の絶縁容器、 前記絶縁容器の両端縁部に形成されたメタライズ層、 前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設され、前記メ
    タライズ層に対向する部位に環状の溝を形成した端板、 線材または帯板材を環状に形成した封着材を有し、前記
    端板と前記絶縁容器とを封着したとき前記端板に形成さ
    れた溝内部に少なくとも一部が配置される封着部、 を具備することを特徴とする真空バルブ。
  3. 【請求項3】 一対の接離可能な電極、 前記電極を収納する実質的に筒状の絶縁容器、 前記絶縁容器の両端縁部に形成されたメタライズ層、 前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設され、前記メ
    タライズ層に対向する部位に環状の溝を形成し、前記絶
    縁容器に封着したとき当該溝内部に前記絶縁容器の縁部
    に形成された前記メタライズ層を配置する端板、 前記端板と前記絶縁容器を封着し、線材または帯板材を
    環状に形成した封着材を有する封着部、 を具備することを特徴とする真空バルブ。
  4. 【請求項4】 一対の接離可能な電極、 前記電極を収納する実質的に筒状の絶縁容器、 前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設され、前記絶
    縁容器の両端の内壁面と接する位置に屈曲可能な突出部
    を有する端板、 前記端板と前記絶縁容器とを封着し、線材または帯板材
    を環状に形成した封着材を有する封着部、 を具備することを特徴とする真空バルブ。
  5. 【請求項5】 一対の接離可能な電極、 前記電極を収納する実質的に円筒状の絶縁容器、 前記絶縁容器の両端を閉塞するように配設され、前記絶
    縁容器の両端の内壁面と接する同一円周上の位置に屈曲
    可能な少なくとも3箇所の突出部を有する端板、 前記端板と前記絶縁容器とを封着し、線材または帯板材
    を環状に形成した封着材を有する封着部、 を具備することを特徴とする真空バルブ。
  6. 【請求項6】 前記封着材の線材または帯板材の断面形
    状が円形、楕円形または矩形である封着部を有する請求
    項1、2、3、4または5記載の真空バルブ。
  7. 【請求項7】 前記封着材の材質がFe−Ni−Co合
    金、Fe−Ni合金またはCu−Ni合金である封着部
    を有する請求項1、2、3、4または5記載の真空バル
    ブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100323745B1 (ko) * 1999-12-14 2002-02-19 이종수 절연통과 씨일컵(Seal Cup)을 접합한 브레이징층을갖는 진공인터랩터
JP2003203546A (ja) * 2002-01-09 2003-07-18 Toshiba Corp モールド真空開閉器
KR101018129B1 (ko) * 2009-11-13 2011-02-25 주식회사 한국전자재료 아크챔버 제조방법 및 아크챔버를 가진 전력차단기

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