JPH10321094A - 真空バルブ - Google Patents
真空バルブInfo
- Publication number
- JPH10321094A JPH10321094A JP12877597A JP12877597A JPH10321094A JP H10321094 A JPH10321094 A JP H10321094A JP 12877597 A JP12877597 A JP 12877597A JP 12877597 A JP12877597 A JP 12877597A JP H10321094 A JPH10321094 A JP H10321094A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating container
- claw
- brazing material
- vacuum valve
- end plate
- Prior art date
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- Pending
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- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 仮組み立て作業の簡略化及び製造コストの削
減を可能とする真空バルブを提供すること。 【解決手段】 絶縁容器の両端には、端板兼用の封着部
材が、箔状の銀ろう材14を介してろう付けされている。
封着部材は、端板部の周縁を略垂直に湾曲させて周側部
を形成してある。銀ろう材14は、輪状部の周方向の4箇
所に封着部材の周側部の内面と嵌合させるための爪部14
a が設けられている。爪部14a は、輪状部の幅の中程で
下面側へ取り付けられており、矩形である。また輪状部
の周方向において、各爪部14a 間の4箇所には、絶縁容
器の内面と嵌合させるための爪部14b が設けられてい
る。爪部14b は、輪状部の内周縁に、上面側で先端を少
し外側へ向けて斜めに取り付けられており、同じく矩形
をなす。さらに爪部14b の外面には半球状の突起14c を
備える。
減を可能とする真空バルブを提供すること。 【解決手段】 絶縁容器の両端には、端板兼用の封着部
材が、箔状の銀ろう材14を介してろう付けされている。
封着部材は、端板部の周縁を略垂直に湾曲させて周側部
を形成してある。銀ろう材14は、輪状部の周方向の4箇
所に封着部材の周側部の内面と嵌合させるための爪部14
a が設けられている。爪部14a は、輪状部の幅の中程で
下面側へ取り付けられており、矩形である。また輪状部
の周方向において、各爪部14a 間の4箇所には、絶縁容
器の内面と嵌合させるための爪部14b が設けられてい
る。爪部14b は、輪状部の内周縁に、上面側で先端を少
し外側へ向けて斜めに取り付けられており、同じく矩形
をなす。さらに爪部14b の外面には半球状の突起14c を
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空バルブに関
し、詳しくはこれを組み立てる際の位置決めの簡略化に
関する。
し、詳しくはこれを組み立てる際の位置決めの簡略化に
関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、特公昭56-34975号公報に開示さ
れた従来の真空バルブを示す模式的断面図である。図中
1は、円筒形の例えばアルミナセラミックからなる絶縁
容器であり、絶縁容器1の両端には、これと同軸状の封
着部材22を夫々介して円形の端板3,4が、市販の銀ろ
う材を用いてろう付けされている。一方の端板4の内面
中央には先端に電極8を備えた固定電極棒6が取り付け
られており、他方の端板3は中央が開口されており、先
端に電極7を備えた可動電極棒5がここにベローズ11を
介して取り付けられている。従って可動電極棒5及び電
極7は気密性を保ちながら軸方向への移動が可能であ
る。端板3内面の周縁より少し内側には、電極7,8を
囲僥し固定電極棒6の中程まで達する長さを有し、先端
側を少し小径になした略円筒形のアークシールド9が取
り付けられている。また端板4内面の周縁より少し内側
には、アークシールド9より少し大きい直径を有しアー
クシールド9の先端まで覆う円筒形のアークシールド10
が取り付けられている。
れた従来の真空バルブを示す模式的断面図である。図中
1は、円筒形の例えばアルミナセラミックからなる絶縁
容器であり、絶縁容器1の両端には、これと同軸状の封
着部材22を夫々介して円形の端板3,4が、市販の銀ろ
う材を用いてろう付けされている。一方の端板4の内面
中央には先端に電極8を備えた固定電極棒6が取り付け
られており、他方の端板3は中央が開口されており、先
端に電極7を備えた可動電極棒5がここにベローズ11を
介して取り付けられている。従って可動電極棒5及び電
極7は気密性を保ちながら軸方向への移動が可能であ
る。端板3内面の周縁より少し内側には、電極7,8を
囲僥し固定電極棒6の中程まで達する長さを有し、先端
側を少し小径になした略円筒形のアークシールド9が取
り付けられている。また端板4内面の周縁より少し内側
には、アークシールド9より少し大きい直径を有しアー
クシールド9の先端まで覆う円筒形のアークシールド10
が取り付けられている。
【0003】次にこの真空バルブの製造方法について述
べる。先ず、部分組立てを行う。即ち、電極8,固定電
極棒6,端板4,アークシールド10及び封着部材22を非
酸化雰囲気中でろう付けすることにより固定側部分組み
立て品を組み立てる。また電極7,可動電極棒5,ベロ
ーズ11,端板3,アークシールド9及び封着部材22を非
酸化雰囲気中でろう付けすることにより固定側部分組み
立て品を組み立てる。そしてこれら二つの部分組み立て
品と絶縁容器1の間にろう材を挟み、真空炉の中に配置
し、炉内を400 〜600 ℃の高温でベーキングして脱ガス
を十分に行う。その後、ろう付け温度に加熱してろう材
を溶かし、気密封じを行う。二つの部分組み立て品と絶
縁容器とその間に挟むろう材の位置決めは、絶縁容器1
の端面に設けられた段にろう材を嵌合し、そこへ部分組
み立て品の封着部材22を嵌合することにより行われる。
べる。先ず、部分組立てを行う。即ち、電極8,固定電
極棒6,端板4,アークシールド10及び封着部材22を非
酸化雰囲気中でろう付けすることにより固定側部分組み
立て品を組み立てる。また電極7,可動電極棒5,ベロ
ーズ11,端板3,アークシールド9及び封着部材22を非
酸化雰囲気中でろう付けすることにより固定側部分組み
立て品を組み立てる。そしてこれら二つの部分組み立て
品と絶縁容器1の間にろう材を挟み、真空炉の中に配置
し、炉内を400 〜600 ℃の高温でベーキングして脱ガス
を十分に行う。その後、ろう付け温度に加熱してろう材
を溶かし、気密封じを行う。二つの部分組み立て品と絶
縁容器とその間に挟むろう材の位置決めは、絶縁容器1
の端面に設けられた段にろう材を嵌合し、そこへ部分組
み立て品の封着部材22を嵌合することにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、真空バルブの組
み立ては以上のように行われているが、二つの部分組み
立て品と絶縁容器1とを組み立てる際に挟み込むろう材
の位置決めのために、絶縁容器1に径方向の段を寸法公
差±0.5mm未満で設ける必要があり、絶縁容器1のコス
トを高くしている。また部分組み立て品と絶縁容器1と
その間に挟み込むろう材との間に位置決め可能な部分が
ない場合は、位置決めを行い、しかもその状態を保持す
るための設備及び治工具をこれらの外周に取り付けてお
く必要がある。従って仮組み立て作業が複雑であり、ま
た真空炉内における仮組み立て品の占有空間が大きいた
めに製造コストの上昇を招来するという問題がある。
み立ては以上のように行われているが、二つの部分組み
立て品と絶縁容器1とを組み立てる際に挟み込むろう材
の位置決めのために、絶縁容器1に径方向の段を寸法公
差±0.5mm未満で設ける必要があり、絶縁容器1のコス
トを高くしている。また部分組み立て品と絶縁容器1と
その間に挟み込むろう材との間に位置決め可能な部分が
ない場合は、位置決めを行い、しかもその状態を保持す
るための設備及び治工具をこれらの外周に取り付けてお
く必要がある。従って仮組み立て作業が複雑であり、ま
た真空炉内における仮組み立て品の占有空間が大きいた
めに製造コストの上昇を招来するという問題がある。
【0005】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、ろう材に爪部を付加することにより、仮組み
立て作業の簡略化及び製造コストの削減を可能とする真
空バルブを提供することを目的とする。
のであり、ろう材に爪部を付加することにより、仮組み
立て作業の簡略化及び製造コストの削減を可能とする真
空バルブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
絶縁容器と各端板との間に介在させる環状のろう材は、
端板を嵌合させるために環軸に関して同径位置に設けら
れた少なくとも3個の第1爪部と、絶縁容器を嵌合させ
るために環軸に関して同径位置に設けられた少なくとも
3個の第2爪部とを有することを特徴とする。
絶縁容器と各端板との間に介在させる環状のろう材は、
端板を嵌合させるために環軸に関して同径位置に設けら
れた少なくとも3個の第1爪部と、絶縁容器を嵌合させ
るために環軸に関して同径位置に設けられた少なくとも
3個の第2爪部とを有することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、第2爪部は絶縁容器との接触面に突起を有し、第2
爪部と前記絶縁容器とのなす角は弾性的に可変であるこ
とを特徴とする。
て、第2爪部は絶縁容器との接触面に突起を有し、第2
爪部と前記絶縁容器とのなす角は弾性的に可変であるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、第2爪部は絶縁容器との接触側へ凸の屈曲部を有
し、第2爪部と絶縁容器とのなす角は弾性的に可変であ
ることを特徴とする。
て、第2爪部は絶縁容器との接触側へ凸の屈曲部を有
し、第2爪部と絶縁容器とのなす角は弾性的に可変であ
ることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1におい
て、第2爪部は、環径方向の位置が異なる位置に、夫々
少なくとも3個設けられていることを特徴とする。
て、第2爪部は、環径方向の位置が異なる位置に、夫々
少なくとも3個設けられていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る真空バルブを示す模
式的断面図である。図中1は、円筒形の例えばアルミナ
セラミックからなる絶縁容器であり、絶縁容器1の両端
には、端板兼用の封着部材2が、箔状の銀ろう材14を介
してろう付けされている。封着部材2は、端板部の周縁
を略垂直に湾曲させて周側部2aを形成してある。封着部
材2の材料としては、熱膨張係数が絶縁容器1のアルミ
ナセラミックに近いFe−Ni−Co合金、Fe−Ni
合金、又は熱膨張係数は大きく異なるが塑性変形するこ
とにより、残留応力が小さくなるCu−Ni合金が使用
される。
示す図面に基づき具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る真空バルブを示す模
式的断面図である。図中1は、円筒形の例えばアルミナ
セラミックからなる絶縁容器であり、絶縁容器1の両端
には、端板兼用の封着部材2が、箔状の銀ろう材14を介
してろう付けされている。封着部材2は、端板部の周縁
を略垂直に湾曲させて周側部2aを形成してある。封着部
材2の材料としては、熱膨張係数が絶縁容器1のアルミ
ナセラミックに近いFe−Ni−Co合金、Fe−Ni
合金、又は熱膨張係数は大きく異なるが塑性変形するこ
とにより、残留応力が小さくなるCu−Ni合金が使用
される。
【0011】一方の封着部材2の内面中央には先端に電
極8を備えた固定電極棒6が取り付けられており、端板
部の外周部には周側部2aより少し長いアークシールド10
が取り付けられている。他方の封着部材2は中央が開口
されており、先端に電極7を備えた可動電極棒5がここ
にベローズ11を介して取り付けられている。従って可動
電極棒5及び電極7は気密性を保ちながら軸方向への移
動が可能である。絶縁容器1内面の中程には電極8及び
電極7の移動領域を覆う長さのアークシールド9が取り
付けられている。
極8を備えた固定電極棒6が取り付けられており、端板
部の外周部には周側部2aより少し長いアークシールド10
が取り付けられている。他方の封着部材2は中央が開口
されており、先端に電極7を備えた可動電極棒5がここ
にベローズ11を介して取り付けられている。従って可動
電極棒5及び電極7は気密性を保ちながら軸方向への移
動が可能である。絶縁容器1内面の中程には電極8及び
電極7の移動領域を覆う長さのアークシールド9が取り
付けられている。
【0012】図2は図1の分解断面図である。電極8、
固定電極棒6及び一方の封着部材2を組み立てた固定側
部分組み立て品12と、電極7、固定電極棒5、ベローズ
11及び他方の封着部材2を組み立てた可動側部分組み立
て品13と、銀ろう材14とに分けて示されている。これら
2つの部分組み立て品12, 13は非酸化雰囲気中でろう付
けされている。銀ろう材14は、これらを最終的に気密封
止組み立てする際に使用するものである。
固定電極棒6及び一方の封着部材2を組み立てた固定側
部分組み立て品12と、電極7、固定電極棒5、ベローズ
11及び他方の封着部材2を組み立てた可動側部分組み立
て品13と、銀ろう材14とに分けて示されている。これら
2つの部分組み立て品12, 13は非酸化雰囲気中でろう付
けされている。銀ろう材14は、これらを最終的に気密封
止組み立てする際に使用するものである。
【0013】図3は銀ろう材14を示す拡大斜視図であ
る。銀ろう材14は、絶縁容器1の厚みと略同じ幅を有す
る輪状の箔の所定位置に各爪部を有する。即ち、輪状部
の周方向の4箇所には、封着部材2の周側部2aの内面と
嵌合させるための爪部14a が設けられている。爪部14a
は、輪状部の幅の中程で下面側へ取り付けられており、
矩形である。また輪状部の周方向において、各爪部14a
間の4箇所には、絶縁容器1の内面と嵌合させるための
爪部14b が設けられている。爪部14b は、輪状部の内周
縁に、上面側で先端を少し外側へ向けて斜めに取り付け
られており、同じく矩形をなす。さらに爪部14b の外面
には半球状の突起14c を備える。
る。銀ろう材14は、絶縁容器1の厚みと略同じ幅を有す
る輪状の箔の所定位置に各爪部を有する。即ち、輪状部
の周方向の4箇所には、封着部材2の周側部2aの内面と
嵌合させるための爪部14a が設けられている。爪部14a
は、輪状部の幅の中程で下面側へ取り付けられており、
矩形である。また輪状部の周方向において、各爪部14a
間の4箇所には、絶縁容器1の内面と嵌合させるための
爪部14b が設けられている。爪部14b は、輪状部の内周
縁に、上面側で先端を少し外側へ向けて斜めに取り付け
られており、同じく矩形をなす。さらに爪部14b の外面
には半球状の突起14c を備える。
【0014】突起14c の厚み(高さ)は、図4に示す如
く、絶縁容器1の内径rの製造ばらつき寸法が±αであ
る場合、2αに設定されており、爪部14b の輪状部に対
する角度が変化することにより、突起14c の頂部による
半径が2αだけ変化するように作製されている。図4
(a) は半径が最小である場合を示し、図4(b) は最大で
ある場合を示す。
く、絶縁容器1の内径rの製造ばらつき寸法が±αであ
る場合、2αに設定されており、爪部14b の輪状部に対
する角度が変化することにより、突起14c の頂部による
半径が2αだけ変化するように作製されている。図4
(a) は半径が最小である場合を示し、図4(b) は最大で
ある場合を示す。
【0015】図5は、銀ろう材14と封着部材2との嵌合
部分を説明するための拡大断面図である。封着部材2の
周側部2aの内面の寸法公差は±0.5mm以下で成形されて
いるため、爪部14a のみで安定した拘束力が得られる。
図6は、銀ろう材14と絶縁容器1との嵌合部分を説明す
るための拡大断面図である。絶縁容器1の内面1aの寸法
公差は、一般に±0.5mm以上と大きいが、突起14c を設
けることにより、内面1aと突起14c とが接触し、内面1a
と爪部14b とのなす角θが45°以下(爪部14b が銀ろう
材14の輪状部の内周より外側に位置する場合も含む)と
なり、位置決め及びその状態を維持する拘束力が安定し
て得られる。これにより絶縁容器1と2つの部分組み立
て品12, 13は同軸状に配置される。
部分を説明するための拡大断面図である。封着部材2の
周側部2aの内面の寸法公差は±0.5mm以下で成形されて
いるため、爪部14a のみで安定した拘束力が得られる。
図6は、銀ろう材14と絶縁容器1との嵌合部分を説明す
るための拡大断面図である。絶縁容器1の内面1aの寸法
公差は、一般に±0.5mm以上と大きいが、突起14c を設
けることにより、内面1aと突起14c とが接触し、内面1a
と爪部14b とのなす角θが45°以下(爪部14b が銀ろう
材14の輪状部の内周より外側に位置する場合も含む)と
なり、位置決め及びその状態を維持する拘束力が安定し
て得られる。これにより絶縁容器1と2つの部分組み立
て品12, 13は同軸状に配置される。
【0016】爪部14a, 14bは、絶縁容器1と同軸上に中
心を有する円周上に配置され、夫々少なくとも3つ備え
ればよい。また、爪部14b を輪状部の外周縁に設け、突
起14c をその内面に形成し、絶縁容器1の外面と嵌合さ
せ、爪部14a を周側部2aの外面と嵌合させる構成として
もよい。
心を有する円周上に配置され、夫々少なくとも3つ備え
ればよい。また、爪部14b を輪状部の外周縁に設け、突
起14c をその内面に形成し、絶縁容器1の外面と嵌合さ
せ、爪部14a を周側部2aの外面と嵌合させる構成として
もよい。
【0017】実施の形態2.図7は、実施の形態2に係
る真空バルブの銀ろう材14を示す斜視図である。銀ろう
材14は、実施の形態1と同様に、爪部14a が輪状部の周
方向の4箇所に設けられており、また輪状部の周方向に
おいて、各爪部14a 間の4箇所には、絶縁容器1の内面
と嵌合させるための爪部14b が設けられている。爪部14
b は、輪状部の内周縁に、上面側へ向けて取り付けられ
ており、同じく矩形をなす。さらに本実施の形態におけ
る爪部14b は、突起14c に代えて、その稜線が水平であ
り外側に凸の屈曲部14d を備える。
る真空バルブの銀ろう材14を示す斜視図である。銀ろう
材14は、実施の形態1と同様に、爪部14a が輪状部の周
方向の4箇所に設けられており、また輪状部の周方向に
おいて、各爪部14a 間の4箇所には、絶縁容器1の内面
と嵌合させるための爪部14b が設けられている。爪部14
b は、輪状部の内周縁に、上面側へ向けて取り付けられ
ており、同じく矩形をなす。さらに本実施の形態におけ
る爪部14b は、突起14c に代えて、その稜線が水平であ
り外側に凸の屈曲部14d を備える。
【0018】屈曲部14d の厚み(高さ)は、突起14c の
場合と同様、絶縁容器1の内径rの製造ばらつき寸法が
±αである場合、2αに設定されており、爪部14b の輪
状部に対する角度が変化することにより、屈曲部14d の
頂部による半径が2αだけ変化するように作製されてい
る。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、図
示及び説明を省略する。
場合と同様、絶縁容器1の内径rの製造ばらつき寸法が
±αである場合、2αに設定されており、爪部14b の輪
状部に対する角度が変化することにより、屈曲部14d の
頂部による半径が2αだけ変化するように作製されてい
る。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、図
示及び説明を省略する。
【0019】図8は、銀ろう材14と絶縁容器1との嵌合
部分を説明するための拡大断面図である。絶縁容器1の
内面1aの寸法公差は、一般に±0.5mm以上と大きいが、
屈曲部14d を設けることにより、内面1aと屈曲部14d と
が接触し、内面1aと爪部14b(平坦部14e )とのなす角
θが45°以下となり、位置決め及びその状態を維持する
拘束力が安定して得られる。これにより絶縁容器1と2
つの部分組み立て品12, 13は同軸状に配置される。
部分を説明するための拡大断面図である。絶縁容器1の
内面1aの寸法公差は、一般に±0.5mm以上と大きいが、
屈曲部14d を設けることにより、内面1aと屈曲部14d と
が接触し、内面1aと爪部14b(平坦部14e )とのなす角
θが45°以下となり、位置決め及びその状態を維持する
拘束力が安定して得られる。これにより絶縁容器1と2
つの部分組み立て品12, 13は同軸状に配置される。
【0020】本実施の形態においても爪部14a, 14bは、
絶縁容器1と同軸上に中心を有する円周上に配置され、
夫々少なくとも3つ備えればよい。また、爪部14b を輪
状部の外周縁に設け、屈曲部14d を内側に凸として形成
し、絶縁容器1の外面と嵌合させ、爪部14a を周側部2a
の外面と嵌合させる構成としてもよい。
絶縁容器1と同軸上に中心を有する円周上に配置され、
夫々少なくとも3つ備えればよい。また、爪部14b を輪
状部の外周縁に設け、屈曲部14d を内側に凸として形成
し、絶縁容器1の外面と嵌合させ、爪部14a を周側部2a
の外面と嵌合させる構成としてもよい。
【0021】実施の形態3.図9は、実施の形態3に係
る真空バルブの銀ろう材14を示す斜視図である。銀ろう
材14は、本実施の形態における爪部14a は輪状部の周方
向の3箇所に略等間隔に設けられており、また輪状部の
周方向において、各爪部14a 間には、絶縁容器1の内面
と嵌合させるための爪部14f, 14gが略等間隔に設けられ
ている。爪部14f は、輪状部の幅の内周側から1/3 程度
の位置で上面側へ取り付けられており、矩形をなす。爪
部14g は、輪状部の内周縁で上面側へ取り付けられてお
り、矩形をなす。その他の構成は実施の形態1と同様で
あるので、図示及び説明を省略する。
る真空バルブの銀ろう材14を示す斜視図である。銀ろう
材14は、本実施の形態における爪部14a は輪状部の周方
向の3箇所に略等間隔に設けられており、また輪状部の
周方向において、各爪部14a 間には、絶縁容器1の内面
と嵌合させるための爪部14f, 14gが略等間隔に設けられ
ている。爪部14f は、輪状部の幅の内周側から1/3 程度
の位置で上面側へ取り付けられており、矩形をなす。爪
部14g は、輪状部の内周縁で上面側へ取り付けられてお
り、矩形をなす。その他の構成は実施の形態1と同様で
あるので、図示及び説明を省略する。
【0022】図10,11は、銀ろう材14と絶縁容器1との
嵌合部分を説明するための拡大断面図である。絶縁容器
1の内面1aの寸法公差は、一般に±0.5mm以上と大きい
が、場合によってその大きさは異なる。図10は寸法公差
が比較的大きい場合を示し、図11は比較的小さい場合を
示す。
嵌合部分を説明するための拡大断面図である。絶縁容器
1の内面1aの寸法公差は、一般に±0.5mm以上と大きい
が、場合によってその大きさは異なる。図10は寸法公差
が比較的大きい場合を示し、図11は比較的小さい場合を
示す。
【0023】公差が大きい場合、径方向において外側に
位置する爪部14f が絶縁容器1と接触し、これらのなす
角θが45°以下となる。これにより位置決め及びその状
態を維持する拘束力が安定して得られる。このとき径方
向において内側に位置する爪部14g は絶縁容器1と接触
しない。
位置する爪部14f が絶縁容器1と接触し、これらのなす
角θが45°以下となる。これにより位置決め及びその状
態を維持する拘束力が安定して得られる。このとき径方
向において内側に位置する爪部14g は絶縁容器1と接触
しない。
【0024】公差が小さい場合、径方向において内側に
位置する爪部14g が絶縁容器1と接触し、これらのなす
角θが45°以下となる。これにより位置決め及びその状
態を維持する拘束力が安定して得られる。このとき径方
向において外側に位置する爪部14f は絶縁容器1との間
でなす角θが45°以上となり拘束力をほとんど有さない
ため、位置決めには無関係である。
位置する爪部14g が絶縁容器1と接触し、これらのなす
角θが45°以下となる。これにより位置決め及びその状
態を維持する拘束力が安定して得られる。このとき径方
向において外側に位置する爪部14f は絶縁容器1との間
でなす角θが45°以上となり拘束力をほとんど有さない
ため、位置決めには無関係である。
【0025】以上より、いずれの場合も絶縁容器1と2
つの部分組み立て品12, 13は同軸状に配置される。
つの部分組み立て品12, 13は同軸状に配置される。
【0026】本実施の形態においても爪部14a, 14f, 14
g は、絶縁容器1と同軸上に中心を有する円周上に配置
され、夫々少なくとも3つ備えればよい。
g は、絶縁容器1と同軸上に中心を有する円周上に配置
され、夫々少なくとも3つ備えればよい。
【0027】なお各図において、絶縁容器1の銀ろう材
14との接触部分を角張って示しているが、実際には角部
に面取りが施されており、銀ろう材14を嵌合する際の引
っ掛かりが無いように成形されている。また爪部14a, 1
4b, 14f, 14gの形状は、矩形に限るものではない。
14との接触部分を角張って示しているが、実際には角部
に面取りが施されており、銀ろう材14を嵌合する際の引
っ掛かりが無いように成形されている。また爪部14a, 1
4b, 14f, 14gの形状は、矩形に限るものではない。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の真空バルブ
は、ろう材が爪部を有することにより、仮組み立て時
に、絶縁容器と端板との位置決めが容易に且つ確実に行
え、その状態を維持することができるので、作業が簡略
化され、また位置決め治具,及び保持治具を必要としな
いので、製造コストの削減が図れる。
は、ろう材が爪部を有することにより、仮組み立て時
に、絶縁容器と端板との位置決めが容易に且つ確実に行
え、その状態を維持することができるので、作業が簡略
化され、また位置決め治具,及び保持治具を必要としな
いので、製造コストの削減が図れる。
【0029】請求項2記載の真空バルブは、請求項1記
載の真空バルブの効果に加えて、絶縁容器の内面の寸法
公差が大きくても、該内面と突起とが接触し、該内面と
第2爪部とのなす角が45°以下となることにより、部品
公差が吸収され、位置決め及びその状態を維持する拘束
力が安定して得られる。これにより絶縁容器と、電極及
び端板で構成される2つの部分組み立て品は同軸状に配
置される。
載の真空バルブの効果に加えて、絶縁容器の内面の寸法
公差が大きくても、該内面と突起とが接触し、該内面と
第2爪部とのなす角が45°以下となることにより、部品
公差が吸収され、位置決め及びその状態を維持する拘束
力が安定して得られる。これにより絶縁容器と、電極及
び端板で構成される2つの部分組み立て品は同軸状に配
置される。
【0030】請求項3記載の真空バルブは、請求項1記
載の真空バルブの効果に加えて、絶縁容器の内面の寸法
公差が大きくても、該内面と屈曲部とが接触し、該内面
と第2爪部とのなす角θが45°以下となることにより、
部品公差が吸収され、位置決め及びその状態を維持する
拘束力が安定して得られる。これにより絶縁容器と2つ
の部分組み立て品は同軸状に配置される。
載の真空バルブの効果に加えて、絶縁容器の内面の寸法
公差が大きくても、該内面と屈曲部とが接触し、該内面
と第2爪部とのなす角θが45°以下となることにより、
部品公差が吸収され、位置決め及びその状態を維持する
拘束力が安定して得られる。これにより絶縁容器と2つ
の部分組み立て品は同軸状に配置される。
【0031】請求項4記載の真空バルブは、請求項1記
載の真空バルブの効果に加えて、公差が比較的大きい場
合は、径方向において外側に位置する第2爪部が絶縁容
器と接触し、これらのなす角θが45°以下となる。この
とき径方向において内側に位置する第2爪部は絶縁容器
と接触しない。また公差が比較的小さい場合は、径方向
において内側に位置する第2爪部が絶縁容器と接触し、
これらのなす角θが45°以下となる。このとき径方向に
おいて外側に位置する第2爪部は絶縁容器との間でなす
角θが45°以上となり拘束力をほとんど有さないため、
位置決めには無関係である。いずれの場合も部品公差が
吸収され、位置決め及びその状態を維持する拘束力が安
定して得られ、絶縁容器と2つの部分組み立て品は同軸
状に配置される等、本発明は優れた効果を奏する。
載の真空バルブの効果に加えて、公差が比較的大きい場
合は、径方向において外側に位置する第2爪部が絶縁容
器と接触し、これらのなす角θが45°以下となる。この
とき径方向において内側に位置する第2爪部は絶縁容器
と接触しない。また公差が比較的小さい場合は、径方向
において内側に位置する第2爪部が絶縁容器と接触し、
これらのなす角θが45°以下となる。このとき径方向に
おいて外側に位置する第2爪部は絶縁容器との間でなす
角θが45°以上となり拘束力をほとんど有さないため、
位置決めには無関係である。いずれの場合も部品公差が
吸収され、位置決め及びその状態を維持する拘束力が安
定して得られ、絶縁容器と2つの部分組み立て品は同軸
状に配置される等、本発明は優れた効果を奏する。
【図1】 実施の形態1に係る真空バルブを示す模式的
断面図である。
断面図である。
【図2】 図1の分解断面図である。
【図3】 図1に示す銀ろう材の拡大斜視図である。
【図4】 図1に示す銀ろう材の許容範囲を説明する図
である。
である。
【図5】 図1に示す銀ろう材と封着部材との嵌合部分
を説明するための拡大断面図である。
を説明するための拡大断面図である。
【図6】 図1に示す銀ろう材と絶縁容器との嵌合部分
を説明するための拡大断面図である。
を説明するための拡大断面図である。
【図7】 実施の形態2における銀ろう材を示す斜視図
である。
である。
【図8】 図7に示す銀ろう材と絶縁容器との嵌合部分
を説明するための拡大断面図である。
を説明するための拡大断面図である。
【図9】 実施の形態3における銀ろう材を示す斜視図
である。
である。
【図10】 図9に示す銀ろう材と絶縁容器との嵌合部
分を説明するための拡大断面図である。
分を説明するための拡大断面図である。
【図11】 図9に示す銀ろう材と絶縁容器との嵌合部
分を説明するための拡大断面図である。
分を説明するための拡大断面図である。
【図12】 従来の真空バルブを示す模式的断面図であ
る。
る。
1 絶縁容器、2 封着部材、5 可動電極棒、6 固
定電極棒、7,8 電極、11 ベローズ、14 銀ろう
材、14a, 14b, 14f, 14g 爪部、14c 突起、14d 屈曲
部、14e 平坦部。
定電極棒、7,8 電極、11 ベローズ、14 銀ろう
材、14a, 14b, 14f, 14g 爪部、14c 突起、14d 屈曲
部、14e 平坦部。
Claims (4)
- 【請求項1】 固定電極と、可動電極と、その内部でこ
れらの開閉が行われる筒状の絶縁容器と、該絶縁容器の
一端に取り付けられ、前記固定電極を固定保持する端板
と、前記絶縁容器の他端に取り付けられ、可撓材を介し
て前記可動電極を保持する端板と、各端板と前記絶縁容
器との間に介在させる環状のろう材とを備え、該ろう材
は、前記端板を嵌合させるために環軸に関して同径位置
に設けられた少なくとも3個の第1爪部と、前記絶縁容
器を嵌合させるために環軸に関して同径位置に設けられ
た少なくとも3個の第2爪部とを有することを特徴とす
る真空バルブ。 - 【請求項2】 第2爪部は絶縁容器との接触面に突起を
有し、第2爪部と前記絶縁容器とのなす角は弾性的に可
変であることを特徴とする請求項1記載の真空バルブ。 - 【請求項3】 第2爪部は絶縁容器との接触側へ凸の屈
曲部を有し、第2爪部と絶縁容器とがなす角は弾性的に
可変であることを特徴とする請求項1記載の真空バル
ブ。 - 【請求項4】 第2爪部は、環径方向の位置が異なる位
置に、夫々少なくとも3個設けられていることを特徴と
する請求項1記載の真空バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12877597A JPH10321094A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 真空バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12877597A JPH10321094A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 真空バルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10321094A true JPH10321094A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14993169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12877597A Pending JPH10321094A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 真空バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10321094A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008016449A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Schneider Electric Industries Sas | 電気装置内への素子取り付け方法及びそのような方法で取り付けられた少なくとも2つの部品を有する例えばバキュームスイッチのような電気装置 |
| JP2014012332A (ja) * | 2008-05-23 | 2014-01-23 | Ngk Insulators Ltd | 薄肉輪状部材を用いた部品の組立方法並びに円筒形又は円柱形の部品のフランジ面に薄肉輪状部材を取り付けた組み立て体の製造方法及び製造装置 |
| JP6372634B1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-08-15 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブおよびこれを用いた真空遮断器 |
| JP2023167829A (ja) * | 2022-05-13 | 2023-11-24 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブの製造方法 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP12877597A patent/JPH10321094A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008016449A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Schneider Electric Industries Sas | 電気装置内への素子取り付け方法及びそのような方法で取り付けられた少なくとも2つの部品を有する例えばバキュームスイッチのような電気装置 |
| JP2014012332A (ja) * | 2008-05-23 | 2014-01-23 | Ngk Insulators Ltd | 薄肉輪状部材を用いた部品の組立方法並びに円筒形又は円柱形の部品のフランジ面に薄肉輪状部材を取り付けた組み立て体の製造方法及び製造装置 |
| JP6372634B1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-08-15 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブおよびこれを用いた真空遮断器 |
| JP2023167829A (ja) * | 2022-05-13 | 2023-11-24 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブの製造方法 |
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