JPH07290175A - 金属製二重構造物の製造方法 - Google Patents
金属製二重構造物の製造方法Info
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- JPH07290175A JPH07290175A JP9245994A JP9245994A JPH07290175A JP H07290175 A JPH07290175 A JP H07290175A JP 9245994 A JP9245994 A JP 9245994A JP 9245994 A JP9245994 A JP 9245994A JP H07290175 A JPH07290175 A JP H07290175A
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Landscapes
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- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な設備で、容易に、肉厚の変動が少ない
二重構造物を製造し、またこれにより生産性の向上を図
る。 【構成】 円筒状金属管5の一端を受治具1に形成した
環状溝7に挿入して受ける一方、他端を前記受側端に向
かって押し込むことにより、前記受側端を前記環状溝7
に沿って連続して内側又は外側に湾曲させて、内側管1
1と外側管12からなる二重構造に形成する。
二重構造物を製造し、またこれにより生産性の向上を図
る。 【構成】 円筒状金属管5の一端を受治具1に形成した
環状溝7に挿入して受ける一方、他端を前記受側端に向
かって押し込むことにより、前記受側端を前記環状溝7
に沿って連続して内側又は外側に湾曲させて、内側管1
1と外側管12からなる二重構造に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道管、流体輸送管等の
二重管や、水筒、ジャー、ポット、マグカップ等の二重
容器に利用される金属製二重構造物の製造方法に関す
る。
二重管や、水筒、ジャー、ポット、マグカップ等の二重
容器に利用される金属製二重構造物の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の二重管は、内側管と外側管をそれ
ぞれ別個に製造して、外側管の中に内側管を挿入した
後、それらの両端部を直接あるいは環状のカバーで接合
して形成されている。なお、必要に応じて、内側管と外
側管の間の空間を減圧することにより断熱構造とされ
る。一方、カップやコップ等の広口の二重容器は、有底
内容器と有底外容器を別個に形成し、有底外容器の中に
有底内容器を挿入した後、それらの口部を接合して形成
されている。また、水筒やポット等の比較的口の狭い二
重容器は、有底内容器を底無しの外容器に底から挿入し
た後、お互いに口部を接合してから、外容器に底板を取
り付けるようにしている。一般に、これらの二重容器の
内容器と外容器の間の空間は減圧されて断熱される。
ぞれ別個に製造して、外側管の中に内側管を挿入した
後、それらの両端部を直接あるいは環状のカバーで接合
して形成されている。なお、必要に応じて、内側管と外
側管の間の空間を減圧することにより断熱構造とされ
る。一方、カップやコップ等の広口の二重容器は、有底
内容器と有底外容器を別個に形成し、有底外容器の中に
有底内容器を挿入した後、それらの口部を接合して形成
されている。また、水筒やポット等の比較的口の狭い二
重容器は、有底内容器を底無しの外容器に底から挿入し
た後、お互いに口部を接合してから、外容器に底板を取
り付けるようにしている。一般に、これらの二重容器の
内容器と外容器の間の空間は減圧されて断熱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法では、内側管と外側管を接合したり、内容器と
外容器を接合するために、それらの加工に高精度が要求
される。また、接合部分が多いうえ、接合後の後仕上げ
が必要であるため、製造工程が多く、コスト高となって
いた。そこで、このような金属製二重構造物の製造を簡
略化するために、底を上にした有底外筒体の内側に下型
を挿入し、底部外周を保持型により一定圧力で保持しつ
つ、底部の上方から押型を降下させて底部を内側に有底
外筒体の開口部近くまで押し込むことにより二重構造を
形成した後、その開口部を蓋体で閉塞する方法が提案さ
れている(特開平1−150426号公報)。
製造方法では、内側管と外側管を接合したり、内容器と
外容器を接合するために、それらの加工に高精度が要求
される。また、接合部分が多いうえ、接合後の後仕上げ
が必要であるため、製造工程が多く、コスト高となって
いた。そこで、このような金属製二重構造物の製造を簡
略化するために、底を上にした有底外筒体の内側に下型
を挿入し、底部外周を保持型により一定圧力で保持しつ
つ、底部の上方から押型を降下させて底部を内側に有底
外筒体の開口部近くまで押し込むことにより二重構造を
形成した後、その開口部を蓋体で閉塞する方法が提案さ
れている(特開平1−150426号公報)。
【0004】ところが、この提案による方法では、有底
筒状体の内側に下型を挿入するため、その筒状体の長さ
だけの下型を設ける必要があり、製造設備が大型化す
る。また、底部を内側に押し込むため、形成される内容
器部の側壁が薄肉化する虞れがある等の問題を有してい
る。さらに、押込部分にしわが発生しないように保持型
の圧力調整をする必要があるため、その成形作業は容易
ではない。本発明は、かかる問題点を解決することを課
題とするものであり、簡単な設備で、容易に、肉厚の変
動が少ない二重構造物を製造することができ、またこれ
により生産性が高められる金属製二重構造物の製造方法
を提供することを目的とする。
筒状体の内側に下型を挿入するため、その筒状体の長さ
だけの下型を設ける必要があり、製造設備が大型化す
る。また、底部を内側に押し込むため、形成される内容
器部の側壁が薄肉化する虞れがある等の問題を有してい
る。さらに、押込部分にしわが発生しないように保持型
の圧力調整をする必要があるため、その成形作業は容易
ではない。本発明は、かかる問題点を解決することを課
題とするものであり、簡単な設備で、容易に、肉厚の変
動が少ない二重構造物を製造することができ、またこれ
により生産性が高められる金属製二重構造物の製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、円筒状金属管の一端を受治具に形成した
環状溝に挿入して受ける一方、他端を前記受側端に向か
って押し込むことにより、前記受側端を前記環状溝に沿
って連続して湾曲させて、内側管と外側管からなる二重
構造に形成する方法である。前記金属管の受側端は、内
側に湾曲させてもよいし、外側に湾曲させてもよい。ま
た、前記金属管の受側端のカール先端を、当該金属管に
挿通したリングのカール先端受部で支持しつつ湾曲させ
るのが好ましい。
め、本発明は、円筒状金属管の一端を受治具に形成した
環状溝に挿入して受ける一方、他端を前記受側端に向か
って押し込むことにより、前記受側端を前記環状溝に沿
って連続して湾曲させて、内側管と外側管からなる二重
構造に形成する方法である。前記金属管の受側端は、内
側に湾曲させてもよいし、外側に湾曲させてもよい。ま
た、前記金属管の受側端のカール先端を、当該金属管に
挿通したリングのカール先端受部で支持しつつ湾曲させ
るのが好ましい。
【0006】二重管を製造するには、前記円筒状金属管
として両端開口管を使用し、前記金属製二重構造物の湾
曲側と反対側の端部において外側管と内側管の間の環状
の空間を気密に閉塞する。二重容器を製造するには、前
記円筒状金属管として両端開口管を使用し、前記金属製
二重構造物の内側管の湾曲側と反対側の端部を閉塞する
カバーを取り付けるとともに、外側管の湾曲側と反対側
の端部を閉塞するカバーを取り付ける。ここで、前記円
筒状金属管の押込側端を、予め内方に鼻曲げ加工してお
いてもよい。また、前記円筒状金属管の受側端に、予
め、内側に湾曲して受治具の環状溝に挿入可能な第1湾
曲部と、該第1湾曲部の先端に当該第1湾曲部と逆向き
に湾曲して内方に向かう第2湾曲部とを形成しておくこ
とも可能である。
として両端開口管を使用し、前記金属製二重構造物の湾
曲側と反対側の端部において外側管と内側管の間の環状
の空間を気密に閉塞する。二重容器を製造するには、前
記円筒状金属管として両端開口管を使用し、前記金属製
二重構造物の内側管の湾曲側と反対側の端部を閉塞する
カバーを取り付けるとともに、外側管の湾曲側と反対側
の端部を閉塞するカバーを取り付ける。ここで、前記円
筒状金属管の押込側端を、予め内方に鼻曲げ加工してお
いてもよい。また、前記円筒状金属管の受側端に、予
め、内側に湾曲して受治具の環状溝に挿入可能な第1湾
曲部と、該第1湾曲部の先端に当該第1湾曲部と逆向き
に湾曲して内方に向かう第2湾曲部とを形成しておくこ
とも可能である。
【0007】二重容器を形成する他の方法では、前記円
筒状金属管として一端開口他端閉塞管を使用し、前記金
属製二重構造物の湾曲側と反対側の端部を閉塞するカバ
ーを取り付けて。ここで、前記円筒状金属管の閉塞端の
外周に、予め、内側に湾曲して受治具の環状溝に挿入可
能な湾曲部を形成してもよい。以上のように製造された
二重管や二重容器において、前記カバーを取り付けた
後、前記金属製二重構造物の内側管と外側管の間の空間
を減圧するようにしてもよい。
筒状金属管として一端開口他端閉塞管を使用し、前記金
属製二重構造物の湾曲側と反対側の端部を閉塞するカバ
ーを取り付けて。ここで、前記円筒状金属管の閉塞端の
外周に、予め、内側に湾曲して受治具の環状溝に挿入可
能な湾曲部を形成してもよい。以上のように製造された
二重管や二重容器において、前記カバーを取り付けた
後、前記金属製二重構造物の内側管と外側管の間の空間
を減圧するようにしてもよい。
【0008】
【作用】円筒状金属管の一端を受治具に形成した環状溝
に挿入して受ける一方、他端を前記受側端に向かって押
し込むと、前記受側端は前記環状溝に沿って湾曲変形
し、内側又は外側に巻き返されてカール部を形成する。
そして、この湾曲変形が連続的に行われて、カール先端
部が金属管に沿って上昇する結果、二重構造が形成され
る。金属管のカール先端部をリングで支持すると、その
カール先端部が丸まろうとするのが阻止されるので、カ
ール先端部は押し込みに従って滑らかに上昇する。
に挿入して受ける一方、他端を前記受側端に向かって押
し込むと、前記受側端は前記環状溝に沿って湾曲変形
し、内側又は外側に巻き返されてカール部を形成する。
そして、この湾曲変形が連続的に行われて、カール先端
部が金属管に沿って上昇する結果、二重構造が形成され
る。金属管のカール先端部をリングで支持すると、その
カール先端部が丸まろうとするのが阻止されるので、カ
ール先端部は押し込みに従って滑らかに上昇する。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。 (1)外巻きによる二重構造体の製造方法 図1は、外巻きによる二重構造体の製造方法を実施する
装置を示し、1は受け治具、2は押込み治具、3はガイ
ドリング、4はストッパーである。受け治具1は図示し
ない固定面に固定されている。この受け治具1の上面に
は、加工前の金属管5の内側にガタつくこと無く挿入可
能な径を有する円柱状のガイド部6が突設されている。
また、ガイド部6の周囲には略半円形断面の環状溝7が
形成されている。この環状溝7は半円形状が好ましく、
その半径Rは、図4に示すように、使用する金属管5の
肉厚tの3倍から7倍、好ましくは5倍である。環状溝
7には、予め加工油が塗布されている。
明する。 (1)外巻きによる二重構造体の製造方法 図1は、外巻きによる二重構造体の製造方法を実施する
装置を示し、1は受け治具、2は押込み治具、3はガイ
ドリング、4はストッパーである。受け治具1は図示し
ない固定面に固定されている。この受け治具1の上面に
は、加工前の金属管5の内側にガタつくこと無く挿入可
能な径を有する円柱状のガイド部6が突設されている。
また、ガイド部6の周囲には略半円形断面の環状溝7が
形成されている。この環状溝7は半円形状が好ましく、
その半径Rは、図4に示すように、使用する金属管5の
肉厚tの3倍から7倍、好ましくは5倍である。環状溝
7には、予め加工油が塗布されている。
【0010】押込み治具2は、図示しない昇降装置によ
って上下に昇降可能になっている。この押込み治具2の
下端には、金属管5の上端に差し込まれて金属管5を保
持する保持部8が形成されている。ガイドリング3は、
金属管5の外側に挿通可能な内径を有し、下面には環状
のカール先端受け部9が突設されている。カール先端受
け部9の肉厚は、図4に示すように、環状溝7の半径R
の2倍より金属管5の肉厚tの2倍を差し引いた値、す
なわち金属管5の湾曲部5cの内半径rの2倍より小さ
く形成され、湾曲してきたカール先端部5bを受けるこ
とができるようになっている。なお、カール先端受部9
の肉厚を前記内半径の2倍にすると、上部カール形状を
なしとすることができる。ストッパー4は、ガイドリン
グ3のカール先端受け部9の下端の位置を規制するため
に、ガイドリング3を下方から支持するものである。こ
のカール先端受け部9の規制範囲Yは、図4に示すよう
に、受け治具1の環状溝7の中心より上方で、湾曲部5
cの外半径Rの寸法以下でよいが、カールに支障のない
範囲で下方に延長してもよい。なお、前記ガイドリング
3は、必ずしも必要ではないが、外巻きの場合、カール
先端が内方に巻き込まれ易いので、使用した方がよい。
って上下に昇降可能になっている。この押込み治具2の
下端には、金属管5の上端に差し込まれて金属管5を保
持する保持部8が形成されている。ガイドリング3は、
金属管5の外側に挿通可能な内径を有し、下面には環状
のカール先端受け部9が突設されている。カール先端受
け部9の肉厚は、図4に示すように、環状溝7の半径R
の2倍より金属管5の肉厚tの2倍を差し引いた値、す
なわち金属管5の湾曲部5cの内半径rの2倍より小さ
く形成され、湾曲してきたカール先端部5bを受けるこ
とができるようになっている。なお、カール先端受部9
の肉厚を前記内半径の2倍にすると、上部カール形状を
なしとすることができる。ストッパー4は、ガイドリン
グ3のカール先端受け部9の下端の位置を規制するため
に、ガイドリング3を下方から支持するものである。こ
のカール先端受け部9の規制範囲Yは、図4に示すよう
に、受け治具1の環状溝7の中心より上方で、湾曲部5
cの外半径Rの寸法以下でよいが、カールに支障のない
範囲で下方に延長してもよい。なお、前記ガイドリング
3は、必ずしも必要ではないが、外巻きの場合、カール
先端が内方に巻き込まれ易いので、使用した方がよい。
【0011】この装置を用いて金属製二重構造体を製造
するには、まず、必要な長さの金属管5を準備する。こ
の金属管5としては、金属板をロールして長手方向に溶
接接合したロール管や、押し出しによるシームレス管を
利用することができる。次に、金属管5の下端を受け治
具1のガイド部6に差し込み、金属管5の外側にガイド
リング3を挿通した後、金属管5の上端に押込み治具2
の保持部8を挿入する。なお、金属管5の下端はカール
しやすいように、予め外側に若干の湾曲部を形成しても
よい。この状態で、図示しない昇降装置により押込み治
具2を下降させて金属管5を受け治具1に向かって押し
込む。これにより、金属管5の下端が図4中2点鎖線で
示すように、環状溝7に沿って湾曲して変形し、外側に
巻き返されてカール部5a(以下、このカール部5aの
うち、先端部分をカール先端部5b、環状溝に沿う部分
を湾曲部5cという。)を形成する。そして、カール先
端部5bがガイドリング3のカール先端受け部9に当接
すると、それ以上の湾曲変形の進展が阻止される。
するには、まず、必要な長さの金属管5を準備する。こ
の金属管5としては、金属板をロールして長手方向に溶
接接合したロール管や、押し出しによるシームレス管を
利用することができる。次に、金属管5の下端を受け治
具1のガイド部6に差し込み、金属管5の外側にガイド
リング3を挿通した後、金属管5の上端に押込み治具2
の保持部8を挿入する。なお、金属管5の下端はカール
しやすいように、予め外側に若干の湾曲部を形成しても
よい。この状態で、図示しない昇降装置により押込み治
具2を下降させて金属管5を受け治具1に向かって押し
込む。これにより、金属管5の下端が図4中2点鎖線で
示すように、環状溝7に沿って湾曲して変形し、外側に
巻き返されてカール部5a(以下、このカール部5aの
うち、先端部分をカール先端部5b、環状溝に沿う部分
を湾曲部5cという。)を形成する。そして、カール先
端部5bがガイドリング3のカール先端受け部9に当接
すると、それ以上の湾曲変形の進展が阻止される。
【0012】しかし、押込み治具2による金属管5の押
し込みをさらに続けると、図2に示すように、金属管5
の下部の直管部分が順次環状溝7に送り込まれ、連続的
に巻き返されて湾曲変形し、湾曲部5cを形成するの
で、カール先端部5bはガイドリング3のカール先端受
け部9に当接した状態で、ガイドリング3とともに上昇
する。カール先端部5bが金属管5の押込み端近傍まで
上昇時点で押し込みを停止すると、図3に示すように二
重構造体10が得られる。
し込みをさらに続けると、図2に示すように、金属管5
の下部の直管部分が順次環状溝7に送り込まれ、連続的
に巻き返されて湾曲変形し、湾曲部5cを形成するの
で、カール先端部5bはガイドリング3のカール先端受
け部9に当接した状態で、ガイドリング3とともに上昇
する。カール先端部5bが金属管5の押込み端近傍まで
上昇時点で押し込みを停止すると、図3に示すように二
重構造体10が得られる。
【0013】(2)内巻きによる二重構造体の製造方法 図5は、内巻きによる二重構造体の製造方法を実施する
装置を示し、1′は受け治具、2′は押込み治具であ
る。受け治具1′は、図示しない固定面に固定されてい
る。この受け治具1′の上面には、加工前の金属管5が
ガタつくこと無く挿入可能な径を有する環状のガイド部
6′が突設されている。また、ガイド部6′の内周囲に
は略半円形断面の環状溝7′が形成されている。この環
状溝7′は、前記外巻用の装置の受け治具1の環状溝7
と同様に形成されている。押込み治具2′は、前記外巻
用装置と同様に、図示しない昇降装置によって上下に昇
降可能であるとともに、その下端には、金属管5の上端
に差し込まれて金属管を保持する保持部8′が形成され
ている。
装置を示し、1′は受け治具、2′は押込み治具であ
る。受け治具1′は、図示しない固定面に固定されてい
る。この受け治具1′の上面には、加工前の金属管5が
ガタつくこと無く挿入可能な径を有する環状のガイド部
6′が突設されている。また、ガイド部6′の内周囲に
は略半円形断面の環状溝7′が形成されている。この環
状溝7′は、前記外巻用の装置の受け治具1の環状溝7
と同様に形成されている。押込み治具2′は、前記外巻
用装置と同様に、図示しない昇降装置によって上下に昇
降可能であるとともに、その下端には、金属管5の上端
に差し込まれて金属管を保持する保持部8′が形成され
ている。
【0014】この装置を用いて金属製二重構造体を製造
するには、まず、必要な長さの金属管5の下端を受け治
具1′のガイド部6′に差し込み、金属管5の上端に押
込み治具2′の保持部8′を挿入する。なお、金属管5
の下端はカールしやすいように、予め内側に若干の湾曲
部を形成してもよい。この状態で、図示しない昇降装置
により押込み治具2′を下降させて金属管5を受け治具
1′に向かって押し込む。これにより、金属管5の下端
が、前述の外巻方法と同様に、環状溝7′に沿って湾曲
して変形し、内側に巻き返される。そして、押し込み治
具2′による金属管5の押し込みをさらに続けると、金
属管5の下端の直管部分が順次環状溝に送り込まれ、連
続的に巻き返されて湾曲変形して湾曲部5cを形成する
ので、カール先端部5bは図5に示すように上昇してゆ
く。このカール先端部5bが金属管5の押込み端近傍ま
で上昇した時点で押し込みを停止すると、二重構造体が
得られる。なお、内巻きの場合は、カール先端部5bが
金属管5に接触した時点でカールの進行が停止する傾向
があり、ガイドリングを設けなくとも、二重構造を得る
ことができるが、外巻きと同様に(図示しない)ガイド
リングを設け、カール先端部5bの湾曲変形の進展を阻
止することもできる。
するには、まず、必要な長さの金属管5の下端を受け治
具1′のガイド部6′に差し込み、金属管5の上端に押
込み治具2′の保持部8′を挿入する。なお、金属管5
の下端はカールしやすいように、予め内側に若干の湾曲
部を形成してもよい。この状態で、図示しない昇降装置
により押込み治具2′を下降させて金属管5を受け治具
1′に向かって押し込む。これにより、金属管5の下端
が、前述の外巻方法と同様に、環状溝7′に沿って湾曲
して変形し、内側に巻き返される。そして、押し込み治
具2′による金属管5の押し込みをさらに続けると、金
属管5の下端の直管部分が順次環状溝に送り込まれ、連
続的に巻き返されて湾曲変形して湾曲部5cを形成する
ので、カール先端部5bは図5に示すように上昇してゆ
く。このカール先端部5bが金属管5の押込み端近傍ま
で上昇した時点で押し込みを停止すると、二重構造体が
得られる。なお、内巻きの場合は、カール先端部5bが
金属管5に接触した時点でカールの進行が停止する傾向
があり、ガイドリングを設けなくとも、二重構造を得る
ことができるが、外巻きと同様に(図示しない)ガイド
リングを設け、カール先端部5bの湾曲変形の進展を阻
止することもできる。
【0015】(3)二重管の製造方法 前述のようにして、外巻き又は内巻きにより製造された
二重構造体10より二重管を製造するには、図6に示す
ように、湾曲部5cと反対側における内側管11と外側
管12の端部の間に、コ字形断面を有する環状の端カバ
ー13を挿入し、a,b部分を溶接により接合すると、
二重管14が得られる。なお、この端カバー13の取り
付けを容易にするために、上記ガイドリング3のカール
先端受部9の厚さを湾曲部5cの内半径の2倍としてカ
ール上部の湾曲をさせないようにするか、カール先端部
5bを適宜切断してもよい。なお、用途によっては、こ
のようなカバー13を取り付けず、直接溶接したり、あ
るいは端部を開放した二重構造体10のまま使用するこ
とができる。また、凍結防止パイプや、高温又は低温流
動体の輸送管のように、高度な断熱性が要求される場合
には、後述する方法によって、内側管11と外側管12
の間を高い真空度に減圧することができる。
二重構造体10より二重管を製造するには、図6に示す
ように、湾曲部5cと反対側における内側管11と外側
管12の端部の間に、コ字形断面を有する環状の端カバ
ー13を挿入し、a,b部分を溶接により接合すると、
二重管14が得られる。なお、この端カバー13の取り
付けを容易にするために、上記ガイドリング3のカール
先端受部9の厚さを湾曲部5cの内半径の2倍としてカ
ール上部の湾曲をさせないようにするか、カール先端部
5bを適宜切断してもよい。なお、用途によっては、こ
のようなカバー13を取り付けず、直接溶接したり、あ
るいは端部を開放した二重構造体10のまま使用するこ
とができる。また、凍結防止パイプや、高温又は低温流
動体の輸送管のように、高度な断熱性が要求される場合
には、後述する方法によって、内側管11と外側管12
の間を高い真空度に減圧することができる。
【0016】(4)二重容器製造方法 前述の方法で製造された二重構造体10において、図7
に示すように、その内側管11の湾曲部5cとは反対側
の端部に、皿形の内底カバー15を挿入して、c部分を
溶接により接合した後、外側管12の端部にコップ状の
外底カバー16を嵌合してd部分を溶接により接合する
と、マグカップやコップに最適な二重容器17が得られ
る。なお、使用する金属管5(図1および図5参照)の
長さや口径を変えることにより、水筒やジャー、ポット
等の容量の大きい二重容器17を製造することができ
る。また、前記二重管14の場合と同様に、内側管11
と外側管12の間を減圧すれば、断熱性に優れた二重容
器17が得られる。
に示すように、その内側管11の湾曲部5cとは反対側
の端部に、皿形の内底カバー15を挿入して、c部分を
溶接により接合した後、外側管12の端部にコップ状の
外底カバー16を嵌合してd部分を溶接により接合する
と、マグカップやコップに最適な二重容器17が得られ
る。なお、使用する金属管5(図1および図5参照)の
長さや口径を変えることにより、水筒やジャー、ポット
等の容量の大きい二重容器17を製造することができ
る。また、前記二重管14の場合と同様に、内側管11
と外側管12の間を減圧すれば、断熱性に優れた二重容
器17が得られる。
【0017】(5)二重容器の製造方法の他の実施例 両端開口の金属管を利用して本発明により容器を形成す
る方法の他の実施例として、図8および図9に示す方法
がある。図8の方法では、金属管5の上端部すなわち押
込み側の端部を、予め内方に鼻曲げ加工しておき、これ
を前述の外巻きによる方法によって二重構造体10を成
形する。この方法によると、鼻曲げ部5dが二重容器1
7の内底周囲に位置し、その鼻曲げ部5dの縁と内底カ
バー15の外周とを突き合わせ溶接によって接合するこ
とができるので、内底面が滑らかになる。
る方法の他の実施例として、図8および図9に示す方法
がある。図8の方法では、金属管5の上端部すなわち押
込み側の端部を、予め内方に鼻曲げ加工しておき、これ
を前述の外巻きによる方法によって二重構造体10を成
形する。この方法によると、鼻曲げ部5dが二重容器1
7の内底周囲に位置し、その鼻曲げ部5dの縁と内底カ
バー15の外周とを突き合わせ溶接によって接合するこ
とができるので、内底面が滑らかになる。
【0018】図9の方法では、金属管5の下端部すなわ
ち湾曲側の端部を、成形前に、まず内方に鼻曲げし、さ
らにその鼻曲げ部5eをプレス加工して第1湾曲部5f
と第2湾曲部5gを形成しておく。第1湾曲部5fは金
属管5の下端から内側に180°湾曲し、図5に示す前
記受け治具1′の環状溝7′に挿入可能な形状とする。
また、第2湾曲部5gは、第1湾曲部5fの先端に連続
して、当該第1湾曲部5fとは逆向きに約90°湾曲し
て内方に向かう形状とする。このように前加工した金属
管5を前述の内巻による方法によって二重構造体10を
成形すると、第2湾曲部5gが二重容器17の内底周囲
に位置する。したがって、前記図8の方法と同様に、第
2湾曲部5gの縁と内底カバー15の外周とを突き合わ
せ溶接によって接合することができるので、内底面が滑
らかとなる。なお、この方法によると、金属管5がその
まま二重容器17の外側管12となるので、表面に加工
の影響がでないとともに、外側管12の端部がカールさ
れないので、底板16の取り付けがし易い特徴がある。
ち湾曲側の端部を、成形前に、まず内方に鼻曲げし、さ
らにその鼻曲げ部5eをプレス加工して第1湾曲部5f
と第2湾曲部5gを形成しておく。第1湾曲部5fは金
属管5の下端から内側に180°湾曲し、図5に示す前
記受け治具1′の環状溝7′に挿入可能な形状とする。
また、第2湾曲部5gは、第1湾曲部5fの先端に連続
して、当該第1湾曲部5fとは逆向きに約90°湾曲し
て内方に向かう形状とする。このように前加工した金属
管5を前述の内巻による方法によって二重構造体10を
成形すると、第2湾曲部5gが二重容器17の内底周囲
に位置する。したがって、前記図8の方法と同様に、第
2湾曲部5gの縁と内底カバー15の外周とを突き合わ
せ溶接によって接合することができるので、内底面が滑
らかとなる。なお、この方法によると、金属管5がその
まま二重容器17の外側管12となるので、表面に加工
の影響がでないとともに、外側管12の端部がカールさ
れないので、底板16の取り付けがし易い特徴がある。
【0019】次に、一端が開口し他端が閉鎖した金属管
を利用して本発明により容器を形成する方法の実施例と
しては、図10乃至図15に示す方法がある。図10、
図11は、予め、押込み側端部にカバー5hを溶接によ
り接合した金属管5を利用する方法である。この金属管
5から、図10に示すように、外巻きによる方法により
二重構造体10を成形すると、予め取り付けておいた前
記カバー5hが二重容器17の内底なるので、外底カバ
ー16を外側管12に取り付けるだけで二重容器17が
完成する。また、前記金属管5から、図11に示すよう
に、内巻による方法により二重構造体10を成形する
と、前記カバー5hが外底に位置するので、成形後に内
底カバー15を内側管11に取り付けることにより二重
容器とすることができる。
を利用して本発明により容器を形成する方法の実施例と
しては、図10乃至図15に示す方法がある。図10、
図11は、予め、押込み側端部にカバー5hを溶接によ
り接合した金属管5を利用する方法である。この金属管
5から、図10に示すように、外巻きによる方法により
二重構造体10を成形すると、予め取り付けておいた前
記カバー5hが二重容器17の内底なるので、外底カバ
ー16を外側管12に取り付けるだけで二重容器17が
完成する。また、前記金属管5から、図11に示すよう
に、内巻による方法により二重構造体10を成形する
と、前記カバー5hが外底に位置するので、成形後に内
底カバー15を内側管11に取り付けることにより二重
容器とすることができる。
【0020】図12乃至図14は、プレス加工により予
め成形された一端開口、他端閉塞の金属管5を利用する
方法である。この金属管5の閉塞側端部を上にして、図
12に示すように、外巻による方法により二重構造体1
0を成形すると、閉塞部5iが二重容器17の内底に位
置するので、外側管12に外底カバー16を取り付ける
と二重容器17が得られる。この方法では、内底が予め
プレス加工されているので、溶接線が無く、外観がよ
い。また、前記金属管5の閉塞側端部を上にして、図1
3に示すように、内巻による方法により二重構造体10
を成形すると、閉塞部5iが外底に位置するので、内側
管11に内底カバー15を取り付ければよい。
め成形された一端開口、他端閉塞の金属管5を利用する
方法である。この金属管5の閉塞側端部を上にして、図
12に示すように、外巻による方法により二重構造体1
0を成形すると、閉塞部5iが二重容器17の内底に位
置するので、外側管12に外底カバー16を取り付ける
と二重容器17が得られる。この方法では、内底が予め
プレス加工されているので、溶接線が無く、外観がよ
い。また、前記金属管5の閉塞側端部を上にして、図1
3に示すように、内巻による方法により二重構造体10
を成形すると、閉塞部5iが外底に位置するので、内側
管11に内底カバー15を取り付ければよい。
【0021】前記一端開口、他端閉塞の金属管5は、そ
の閉塞側端部を下に向けることによっても、二重容器1
7を形成することができる。すなわち、閉塞側端部を下
にした金属管5の閉塞部5iを、図14に示すように、
予めプレス加工により内側に向かって押し出し、閉塞部
5iの外周に湾曲部5jを形成しておく。続いて、この
湾曲部5jを図5に示す受け治具1′の環状溝7′に挿
入して、前述の内巻きによる方法により二重構造体10
を形成すると、前記閉塞部5iがそのまま上昇して二重
容器17の内底を形成するので、外側管12に外底カバ
ー16を取り付ければ、二重容器17となる。
の閉塞側端部を下に向けることによっても、二重容器1
7を形成することができる。すなわち、閉塞側端部を下
にした金属管5の閉塞部5iを、図14に示すように、
予めプレス加工により内側に向かって押し出し、閉塞部
5iの外周に湾曲部5jを形成しておく。続いて、この
湾曲部5jを図5に示す受け治具1′の環状溝7′に挿
入して、前述の内巻きによる方法により二重構造体10
を形成すると、前記閉塞部5iがそのまま上昇して二重
容器17の内底を形成するので、外側管12に外底カバ
ー16を取り付ければ、二重容器17となる。
【0022】図15は、両端開口の金属管5の下端をま
ず鼻曲げしてその鼻曲げ部5eの縁にカバー5kを取り
付けることにより、一端開口、他端閉塞とした金属管5
を利用する方法である。この金属管5の閉塞端を下にし
てその鼻曲げ部5eに、図14に示す方法と同様にし
て、予めプレス加工により湾曲部5jを形成しておく。
そして、その湾曲部5jを図5に示す受け治具1′の環
状溝7′に挿入して、図14の方法と同様に、二重構造
体10を成形して、外側管12に外底カバー16を取り
付けることにより、二重容器17が完成する。この方法
は、プレス管ではなく、ロール管やシームレス管等を利
用するので、ジャーやポット等の大型の容器を製造する
ことができる。
ず鼻曲げしてその鼻曲げ部5eの縁にカバー5kを取り
付けることにより、一端開口、他端閉塞とした金属管5
を利用する方法である。この金属管5の閉塞端を下にし
てその鼻曲げ部5eに、図14に示す方法と同様にし
て、予めプレス加工により湾曲部5jを形成しておく。
そして、その湾曲部5jを図5に示す受け治具1′の環
状溝7′に挿入して、図14の方法と同様に、二重構造
体10を成形して、外側管12に外底カバー16を取り
付けることにより、二重容器17が完成する。この方法
は、プレス管ではなく、ロール管やシームレス管等を利
用するので、ジャーやポット等の大型の容器を製造する
ことができる。
【0023】(6)真空二重容器の製造方法 図16は、本発明に係る方法により、真空二重容器、具
体的には取手付きのマグカップを製造する方法を示す。
まず、両端開口の金属管5の下端を内方に鼻曲げし(ス
テップA)、その鼻曲げ部5eにカバー5kを突き合わ
せ溶接により接合して一端開口、他端閉塞管とする(ス
テップB)。続いて、この金属管のカバー5kをプレス
加工により内方に押し出し、鼻曲げ部5eに湾曲部5j
を形成する(ステップC)。次に、金属管5の側壁に穴
18を穿設し(ステップD)、該穴18にチップ管19
を溶接により接合した後(ステップE)、2個の取手取
付用ナット20,20を有する座板21を金属管5の外
壁面に取り付ける(ステップF)。なお、取手取付用ナ
ット20,20とチップ管19は一直線上にあるのが好
ましい。
体的には取手付きのマグカップを製造する方法を示す。
まず、両端開口の金属管5の下端を内方に鼻曲げし(ス
テップA)、その鼻曲げ部5eにカバー5kを突き合わ
せ溶接により接合して一端開口、他端閉塞管とする(ス
テップB)。続いて、この金属管のカバー5kをプレス
加工により内方に押し出し、鼻曲げ部5eに湾曲部5j
を形成する(ステップC)。次に、金属管5の側壁に穴
18を穿設し(ステップD)、該穴18にチップ管19
を溶接により接合した後(ステップE)、2個の取手取
付用ナット20,20を有する座板21を金属管5の外
壁面に取り付ける(ステップF)。なお、取手取付用ナ
ット20,20とチップ管19は一直線上にあるのが好
ましい。
【0024】次に、前記金属管5の湾曲部5jを受け治
具1′の環状溝7′に挿入し、前述の図15の方法に従
って、内巻きによる方法により二重構造体を成形する
(ステップG)。そして、内側管11と外側管12の間
に輻射防止用のアルミ箔22を挿入して、ゲッター23
が取り付けられた外底カバー16を取り付けた後、内側
管11と外側管12の間の空間の空気を高温下で排気し
て、高真空状態に減圧し、チップ管19を封止する(ス
テップH)。そして、最後に底に底体24を装着すると
ともに、前記ナット20,20を利用して取手25をね
じ止めし、チップ管19をその取手25で覆うようにす
る(ステップI)。これにより、断熱性に優れた真空二
重構造のマグカップ26が得られる。なお、ステップB
の後、外側管の開放端部に底体24の側壁に相当する厚
さ分内方向に段部を形成しておけば、ステップIにおけ
る底体24を取り付けた際、底体24の側壁の突出しな
い真空二重マグカップ26を得ることができる。本発明
に使用する金属管5は、円形が好ましいが、カールに支
障のない範囲内で任意に形状を選ぶことができ、これに
伴い円形以外の二重構造を形成することができる。
具1′の環状溝7′に挿入し、前述の図15の方法に従
って、内巻きによる方法により二重構造体を成形する
(ステップG)。そして、内側管11と外側管12の間
に輻射防止用のアルミ箔22を挿入して、ゲッター23
が取り付けられた外底カバー16を取り付けた後、内側
管11と外側管12の間の空間の空気を高温下で排気し
て、高真空状態に減圧し、チップ管19を封止する(ス
テップH)。そして、最後に底に底体24を装着すると
ともに、前記ナット20,20を利用して取手25をね
じ止めし、チップ管19をその取手25で覆うようにす
る(ステップI)。これにより、断熱性に優れた真空二
重構造のマグカップ26が得られる。なお、ステップB
の後、外側管の開放端部に底体24の側壁に相当する厚
さ分内方向に段部を形成しておけば、ステップIにおけ
る底体24を取り付けた際、底体24の側壁の突出しな
い真空二重マグカップ26を得ることができる。本発明
に使用する金属管5は、円形が好ましいが、カールに支
障のない範囲内で任意に形状を選ぶことができ、これに
伴い円形以外の二重構造を形成することができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜11の発明によれば、以下の効果を有する。円筒状
金属管の一端を受けて、他端を押し込むだけ二重構造が
形成されるので、従来の方法のような筒体全長を受ける
下型や圧力調整を要する保持型等は不要であり、金属管
の下端のみ受ける受治具を設けるだけでよい。このた
め、簡単な設備で容易に二重構造物を製造することがで
きる。
1〜11の発明によれば、以下の効果を有する。円筒状
金属管の一端を受けて、他端を押し込むだけ二重構造が
形成されるので、従来の方法のような筒体全長を受ける
下型や圧力調整を要する保持型等は不要であり、金属管
の下端のみ受ける受治具を設けるだけでよい。このた
め、簡単な設備で容易に二重構造物を製造することがで
きる。
【0026】受け治具は円筒状金属管の一端を受けるだ
けであり、従来のように筒体の長さに合わせて下型を調
整する必要はないので、作業が簡単である。特に、二重
管を製造する場合のように長い金属管を利用する場合に
は有利である。単一の部品である円筒状金属管から押し
込みにより一度で二重構造を形成するので、従来のよう
に2部品を組合わせて形成する場合に必要な両部品の嵌
合部の加工及び精度管理が不要となり、著しい経済効果
がある。また、従来のような圧力調整を要する保持型を
使用しないため、加工傷が少なく、完成後の表面処理が
容易である。
けであり、従来のように筒体の長さに合わせて下型を調
整する必要はないので、作業が簡単である。特に、二重
管を製造する場合のように長い金属管を利用する場合に
は有利である。単一の部品である円筒状金属管から押し
込みにより一度で二重構造を形成するので、従来のよう
に2部品を組合わせて形成する場合に必要な両部品の嵌
合部の加工及び精度管理が不要となり、著しい経済効果
がある。また、従来のような圧力調整を要する保持型を
使用しないため、加工傷が少なく、完成後の表面処理が
容易である。
【0027】内側管と外側管の間の間隔は、従来内側管
と外側管の組合わせによる方法ではその組合わせ精度に
左右され、また有底筒体の深絞りによる方法では下型の
厚さにより制限されていたが、本発明によれば環状溝の
大きさを小さくすることによって、その間隔を狭めるこ
とができる。このため、同一内径でも外径が小さくてコ
ンパクトであり、同一外径でも容量の大きい金属製二重
構造物を製造することができる。
と外側管の組合わせによる方法ではその組合わせ精度に
左右され、また有底筒体の深絞りによる方法では下型の
厚さにより制限されていたが、本発明によれば環状溝の
大きさを小さくすることによって、その間隔を狭めるこ
とができる。このため、同一内径でも外径が小さくてコ
ンパクトであり、同一外径でも容量の大きい金属製二重
構造物を製造することができる。
【0028】内側管と外側管の接続部分は、押し込みに
より自動的に形成され、湾曲した継ぎ目のない状態にな
るので、溶接によって接続していた従来の方法に比べ
て、滑らかでかつきれいに仕上がる。このため、その接
続部分に口を当てても、唇や下が傷つくことはなく、飲
み易いコップや水筒等の二重容器を製造することができ
る。
より自動的に形成され、湾曲した継ぎ目のない状態にな
るので、溶接によって接続していた従来の方法に比べ
て、滑らかでかつきれいに仕上がる。このため、その接
続部分に口を当てても、唇や下が傷つくことはなく、飲
み易いコップや水筒等の二重容器を製造することができ
る。
【0029】上記効果に加えて、特に請求項4の発明に
よれば、金属管のカール先端がリングで支持されるの
で、そのカール先端が丸まって上昇を妨げることはな
く、滑らかに二重構造を形成することができる。
よれば、金属管のカール先端がリングで支持されるの
で、そのカール先端が丸まって上昇を妨げることはな
く、滑らかに二重構造を形成することができる。
【図1】 外巻による真空二重構造物の製造方法による
製造初期の状態を示す断面図。
製造初期の状態を示す断面図。
【図2】 図1と同じ方法による製造途中の状態を示す
断面図。
断面図。
【図3】 図1と同じ方法による製造の最終状態を示す
断面図。
断面図。
【図4】 受け治具の環状溝部の拡大断面図。
【図5】 内巻による真空二重構造物の製造方法による
製造途中の状態を示す断面図。
製造途中の状態を示す断面図。
【図6】 本発明による方法により製造された二重管の
断面図。
断面図。
【図7】 本発明による方法により製造された二重容器
の断面図。
の断面図。
【図8】 他の実施例に係る方法による二重容器の製造
工程を示す図。
工程を示す図。
【図9】 他の実施例に係る方法による二重容器の製造
工程を示す図。
工程を示す図。
【図10】 他の実施例に係る方法による二重容器の製
造工程を示す図。
造工程を示す図。
【図11】 他の実施例に係る方法による二重容器の製
造工程を示す図。
造工程を示す図。
【図12】 他の実施例に係る方法による二重容器の製
造工程を示す図。
造工程を示す図。
【図13】 他の実施例に係る方法による二重容器の製
造工程を示す図。
造工程を示す図。
【図14】 他の実施例に係る方法による二重容器の製
造工程を示す図。
造工程を示す図。
【図15】 他の実施例に係る方法による二重容器の製
造工程を示す図。
造工程を示す図。
【図16】 本発明による真空二重容器の製造工程を示
す図。
す図。
1…受け治具、 2…押込み治具、5…
金属管、 7…環状溝、11…内側
管、 12…外側管。
金属管、 7…環状溝、11…内側
管、 12…外側管。
Claims (11)
- 【請求項1】 円筒状金属管の一端を受治具に形成した
環状溝に挿入して受ける一方、他端を前記受側端に向か
って押し込むことにより、前記受側端を前記環状溝に沿
って連続して湾曲させて、内側管と外側管からなる二重
構造に形成することを特徴とする金属製二重構造物の製
造方法。 - 【請求項2】 前記金属管の受側端を内側に湾曲させる
請求項1に記載の金属製二重構造物の製造方法。 - 【請求項3】 前記金属管の受側端を外側に湾曲させる
請求項1に記載の金属製二重構造物の製造方法。 - 【請求項4】 前記金属管の受側端のカール先端を、当
該金属管に挿通したリングのカール先端受部で支持しつ
つ湾曲させる請求項2又は3のいずれかに記載の金属製
二重構造物の製造方法。 - 【請求項5】 前記円筒状金属管として両端開口管を使
用し、前記金属製二重構造物の湾曲側と反対側の端部に
おいて外側管と内側管の間の環状の空間を気密に閉塞し
て二重管を形成する請求項1から4のいずれかに記載の
金属製二重構造物の製造方法。 - 【請求項6】 前記円筒状金属管として両端開口管を使
用し、前記金属製二重構造物の内側管の湾曲側と反対側
の端部を閉塞するカバーを取り付けるとともに、外側管
の湾曲側と反対側の端部を閉塞するカバーを取り付けて
二重容器とする請求項1から4のいずれかに記載の金属
製二重構造物の製造方法。 - 【請求項7】 前記円筒状金属管の押込側端を、予め内
方に鼻曲げ加工する請求項6に記載の金属製二重容器の
製造方法。 - 【請求項8】 前記円筒状金属管の受側端に、予め、内
側に湾曲して受治具の環状溝に挿入可能な第1湾曲部
と、該第1湾曲部の先端に当該第1湾曲部と逆向きに湾
曲して内方に向かう第2湾曲部とを形成する請求項6に
記載の金属製二重構造物の製造方法。 - 【請求項9】 前記円筒状金属管として一端開口他端閉
塞管を使用し、前記金属製二重構造物の湾曲側と反対側
の端部を閉塞するカバーを取り付けて二重容器とする請
求項1から4のいずれかに記載の金属製二重構造物の製
造方法。 - 【請求項10】 前記円筒状金属管の閉塞端の外周に、
予め、内側に湾曲して受治具の環状溝に挿入可能な湾曲
部を形成する請求項9に記載の金属製二重構造物の製造
方法。 - 【請求項11】 前記カバーを取り付けた後、前記金属
製二重構造物の内側管と外側管の間の空間を減圧する請
求項5から10のいずれかに記載の金属製二重構造物の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9245994A JP2866002B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 金属製二重構造物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9245994A JP2866002B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 金属製二重構造物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07290175A true JPH07290175A (ja) | 1995-11-07 |
| JP2866002B2 JP2866002B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=14054959
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9245994A Expired - Fee Related JP2866002B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 金属製二重構造物の製造方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2866002B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005296083A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 真空二重構造の加熱容器 |
| JP2006239771A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-09-14 | Katayama Kogyo Co Ltd | 二重管及びその製造方法 |
| CN105215218A (zh) * | 2015-08-12 | 2016-01-06 | 膳魔师(江苏)家庭制品有限公司 | 一种真空瓶内外管及外管底压入治具及压入方法 |
| DE102007051331B4 (de) | 2006-10-27 | 2018-08-16 | Cummins Filtration Ip, Inc. | Mehrwandiges Rohr und Verfahren zur Herstellung |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1994
- 1994-04-28 JP JP9245994A patent/JP2866002B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2866002B2 (ja) | 1999-03-08 |
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