JPH07292188A - 成形材料およびポリスチレンの安定化方法 - Google Patents

成形材料およびポリスチレンの安定化方法

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JPH07292188A
JPH07292188A JP9728795A JP9728795A JPH07292188A JP H07292188 A JPH07292188 A JP H07292188A JP 9728795 A JP9728795 A JP 9728795A JP 9728795 A JP9728795 A JP 9728795A JP H07292188 A JPH07292188 A JP H07292188A
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polystyrene
styrene
ppm
stabilizer
aps
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JP9728795A
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Hans-Dieter Schwaben
シュヴァーベン ハンス−ディーター
Dietmar Dr Bender
ベンダー ディートマー
Carola Hedtmann-Rein
ヘットマン−ライン カロラ
Rainer Moors
モールス ライナー
Andreas Jung
ユング アンドレアス
Rainer Schlichtmann
シュリッヒトマン ライナー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押出機または射出成形機中の剪断領域中での
熱的もしくは機械的負荷において、スチレンの新規の生
成を阻止するかまたは少なくとも抑制する手段を見出す
こと。 【構成】 主要成分として、ポリスチレンの他に、25
0ppmより少ないスチレンおよび1種以上のフェノー
ル性酸化防止剤0.05〜0.5重量%を含有する成形
材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】標準ポリスチレン(PS)は簡単
に加工できる材料であり、これは高い剛性、良好な熱形
状安定性および優れた透明性からなるその優れた特性の
組合せに基づき包装の用途に大量に使用される。
【0002】
【従来の技術】PSの熱酸化安定性は、大多数の適用に
対して酸化防止剤の添加なしで使用されるほど高い。熱
酸化の損傷は、経験的に材料を繰り返し加工する、たと
えば熱成形製品の製造の際に生じる製造屑の再利用の際
に生じる。特に、PSからなる発泡シートの再加工の場
合、熱酸化の損傷と同時に生じる分子量の分解を減少さ
せるために特定の安定剤が利用される。それにより発泡
構造の変化を阻止することができる(Taschenbuch der
Kunststoffadditive; Gaechter/Mueller編集, 第3版,
Carl Hanser Verlag Muenchen, Wien, 第75/76
頁)。
【0003】大規模工業的に、PSはスチレンのラジカ
ル重合によりまたは純粋に熱的にまたは開始剤、たとえ
ばペルオキシドを用いて製造される。
【0004】この重合は完全に完了しない、つまり10
0%の転化率にならず、引き続く脱モノマーにおいても
未反応のスチレンを完全に除去することができないため
に、通常のポリスチレンのモノスチレン含量は350〜
1000ppmの範囲内にある。官能性(organoleptis
ch)内容物、たとえばチョコレートおよびケーキの場
合、スチレンのこの残留含量が障害となることもある。
従って、ポリマー中でできる限り低いスチレン含量を厳
守するべきである。通常のラジカル重合方法の場合に
は、このためにいわゆる脱ガスを行い、この脱ガスの際
に連行剤を用いてスチレン含量の減少を100ppmよ
り下にすることができる(US 3987325、EP
359432)。この高度に脱ガスしたポリスチレン
のための使用領域は、このような高度に脱ガスしたポリ
スチレンとスチレン−ブタジエンブロックコポリマーと
の混合物からなる特に2軸性に配向したポリスチレンシ
ート(BOPS−シート)および熱成形可能なシートで
ある。
【0005】ほとんどモノマー不含のポリスチレンは、
非極性溶剤中のアニオン性重合を用いて製造することが
できる(APS;<10ppmスチレン)。開始剤とし
て、この場合、構成においてリチウムの有機金属化合
物、たとえばn−ブチル−リチウムが用いられる(M. S
warc: "Living Polymers and Mechanism of Anionic Po
lymerization" in Advances Polymer Science 49, Spri
nger Verlag [1983]参照)。
【0006】従って、極めてスチレン貧有のポリスチレ
ンを製造することに成功しているが、熱付加の下で急速
に再度モノマーのスチレンが生じてしまうことは公知で
ある(J. Appl. Polym. Sci., 37, S. 1079-1088; US-4
221905)。試験では、高度に脱ガスしたポリスチレンお
よびAPSもこのような欠点の特性を有することが示さ
れる。
【0007】この結果、高度に脱ガスしたポリスチレン
もしくはAPSの利点は加工の際に再び失われてしま
う。
【0008】米国特許第4221905号明細書中で
は、スチレン−アクリルニトリル−コポリマーのための
「モノマー捕捉剤」としてミルセンの添加およびゴムを
用いて耐衝撃性に改質したポリスチレンが記載されてい
る。
【0009】従って、ミルセン0.5%は耐衝撃性改質
ポリスチレン中でスチレン含量の再度の上昇を緩慢化さ
せるが、実際の使用にとってこの上昇は著しく高く、特
にこの米国特許で選択された加工条件は穏和であると考
えられ、通常はより高い温度で加工されることは公知で
あるという背景から、実際にスチレンの新規生成は米国
特許に記載されたものよりも著しく速く進行する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、たとえば押出機または射出成形機中の剪断領域中で
の熱的もしくは機械的負荷において、スチレンの新規の
生成を阻止するかまたは少なくとも抑制する手段を見出
すことであった。本発明の直接の対象は特許請求の範囲
に詳説した成形材料およびそこに記載されたその製造方
法である。
【0011】
【課題を解決するための手段】特に2,4,6−三置換
フェノールがAPSの熱的負荷の間のスチレンの新規生
成を明らかに減少させることが見出された。環の2,
4,6−位置でアルキル基により置換されているフェノ
ールが有利であり、その際、アルキル基は場合によりエ
ーテル基またはチオエーテル基を含んでいることができ
る。2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
(1)が特に有利である。これは試験した化合物の内で
スチレンの構築に関して最良の安定化作用を示す。著し
い剪断領域で280℃での数回の押出の後でさえ、実際
の観点のもとでスチレン含量の許容可能な僅かな上昇が
生じるだけである。それに対して、流動性の上昇および
平均分子量の低下により示される分枝鎖の分解は、
(1)の使用の場合には適度に妨げられるだけである。
この安定剤の作用は、この構造に著しく依存する(表1
および表2参照)。
【0012】この結果は、熱酸化性の鎖分解およびモノ
マー分解が2つの別の化学反応であることを明らかにし
ている。鎖分解が安定剤(1)により適度に抑制される
だけであるが、モノマー分解は完全に阻止される。
【0013】同じ結果が、高度に脱ガスされたポリスチ
レンを用いて得られた。安定剤(1)0.3重量%の添
加は、ここではスチレンの新規生成を完全に阻止した
(表5参照)。
【0014】ポリスチレンの平均分子量Mw(以後Mw
平均Mwを表す)は、十分な機械的特性を保証するため
に、有利に100000〜500000g/molにあ
るのが好ましい。
【0015】安定剤の濃度は、この作用に関して重要な
影響を及ぼす。本発明においては、(1)の濃度は0.
05〜0.5%の範囲内にあるのが有利である。より低
い濃度の場合、安定化効果は不十分となりえる。より高
い濃度でも付加的効果はない。0.2〜0.4%の濃度
が特に有利である(表4参照)。
【0016】この安定剤は、ポリマーの製造の場合にま
たは濃縮物として加工する場合に選択的に添加すること
ができる。表2〜5の測定順序のために、安定剤は穏和
な押出条件下で、高度に脱ガスしたもしくはアニオン性
ポリスチレン中で5%の濃縮物(マスターバッチ)とし
て安定化されていない出発生成物中へ混入された。安定
化する作用は、実際に添加物の種類に依存する(表6参
照)。濃縮物としての添加は、加工者の要求に応じた配
量を柔軟に行うことができるため有利である。
【0017】それに対して、ポリスチレンの製造の間の
安定剤の添加は、安定剤の均質の分配を達成することが
でき、さらに通常200℃を上回る温度で行われる脱ガ
スの間にすでに安定化が保証されているために有利であ
る。
【0018】化合物(1)は本発明による有効な安定剤
である。その高い揮発性(沸点は13mbarで136
℃)は、確かに(1)が真空脱ガス装置中で著しい程度
でポリマーから除去され、それによりこの作用は低下す
ることを引き起こす。
【0019】脱ガス装置中での沈着を引き起こすことも
あり、これは障害のない運転を損なう。
【0020】この問題は、すでにポリマーの製造の際ま
たはその直後に使用される付加的安定化により取り除く
ことができる。
【0021】難揮発性の安定剤を用いた安定化の目的
は、ポリスチレンを脱ガスの間、つまり脱ガス装置およ
びその導管中でスチレンの新規生成に対して安定化する
ことにある。
【0022】難揮発性安定剤を選択する場合、関連文献
中に記載された化合物(たとえば、Gaechter/Mueller,
Seite 42-50)が参照される。この化合物の適性につい
ての根拠として、25℃でのその蒸気圧を考慮すること
ができ、この蒸気圧は5・10-4Paを下回るのが好ま
しい。
【0023】本発明の意味において難揮発性化合物の例
は、次に記載(表1)する化合物2〜11である。
【0024】ラジカルにより製造されたポリスチレンの
場合、難揮発性安定剤をすでに予備脱ガスしたポリスチ
レン溶融物(0.3重量%よりも少ないスチレン含量)
中に、およびアニオン性ポリスチレンの場合、重合の中
断の後に添加するのが有利である。必要な量の安定剤
は、0.05〜0.5重量%の範囲内にある。
【0025】ラジカルポリスチレンの製造の場合の重合
反応器中での安定剤の添加は、所望の安定効果が生じな
いために意味がない。
【0026】アニオン性ポリスチレンは連続的に運転さ
れる撹拌容器中で溶剤としてシクロヘキサン中でおよび
開始剤としてs−ブチルリチウムを用いて製造された。
生成物の不均等性Mw/Mn(以後Mnは平均Mnを表す)
は1.9〜2.2の間にあった。溶剤はポリスチレンか
ら脱ガス押出機を用いて除去された。溶剤の残留量は試
験した全ての試料において0.1%を下回る。
【0027】表5および6中での試験のための出発材料
として、BASF社の市販品のポリスチレン(Polystyr
ol KR 2601)を使用した。
【0028】安定剤不含のポリスチレン、ならびに重合
中にもしくは0.1%のスチレンを有する予備脱ガスし
たポリスチレン中に安定剤(7)0.3重量%を添加し
たポリスチレンの製造は、引き続く2工程の脱ガスを有
する反応カスケード中で高温でおよび低圧でラジカル重
合により行い、その際、第2の脱ガス工程において連行
剤を使用した。
【0029】クラッシュ押出(Crash-Extrusion)を用
いた熱安定性の評価 熱安定性の評価のために、この材料をいわゆるクラッシ
ュ押出にかけた。この場合、著しく剪断するスクリュー
コンビネーションを備えた2軸スクリュー押出機中で、
少なくとも280℃の材料温度での押出を行った。押出
機中の平均滞留時間は72秒であった。負荷をなおさら
に上昇させ、かつ製品屑の再加工の場合の特性をシュミ
レートするために数回押出加工した。
【0030】安定化していないポリスチレンおよびポリ
スチレン中の安定剤の5%の濃縮物1〜6%からなる顆
粒混合物を試験した。第2の測定順序において、この顆
粒混合物をまず2軸スクリュー押出機中で200℃で穏
和な条件下で押し出した。こうして得られたコンパウン
ドを次にクラッシュ押出にかけた。測定結果の比較を保
証するために、安定剤なしの基準材料を同様に200℃
で予備押出加工した。
【0031】 押出機(Extruder ZSK 53) 回転数:150Upm Werner & Pfleiderer社の製品 ブレーカープレート3mm 押出量:50kg/h シリンダー1 210℃ シリンダー6 230℃ シリンダー12 260℃ 材料温度 280℃ 分析:スチレン含量はヘッドスペース(Head-Space)ガ
スクロマトグラフィーにより測定した。
【0032】分子量の測定のために、自動評価システム
を備えたGPC装置(GPC-Anlage des Fabrikats Water
s mit automatischem Auswertesystm)(Fa. Polymer S
tandards社、Mainz在)を利用した。
【0033】分子量のための相対的尺度として、さら
に、トルエン中で25℃で5g/lの濃度で測定される
DIN53727による粘度数(VZ)が挙げられる。
【0034】表1 安定剤
【0035】
【表1】
【0036】表2 アニオン性により製造されたポリスチレン(APS)の
熱安定性;フェノール性安定剤の試験 出発材料APS:Mw/Mn=2、MVR200/5=2.1
ml/10分;モノスチレン7ppm、VZ=102.
9ml/g;Mw=274000g/mol 二軸スクリュー押出機中でのクラッシュ押出し:材料温
度280℃、平均滞留時間72秒、最小滞留時間70
秒;最大滞留時間74秒
【0037】
【表2】
【0038】* APS94%およびAPSをベースと
する5%の濃縮物の安定剤6%からなるコンパウンド、
220℃の材料温度で製造。
【0039】表3 APSの熱安定性;フェノール性安定剤の試験 出発材料APS:Mw/Mn=2、MVR200/5=2.1
ml/10分;モノスチレン7ppm、VZ=102.
9ml/g;Mw=274000g/mol 二軸スクリュー押出機中でのクラッシュ押出し:材料温
度280℃、平均滞留時間(VWZ)72秒、最小VW
Z70秒;最大VWZ74秒
【0040】
【表3】
【0041】* APSおよびAPSをベースとする5
%の濃縮物の安定剤6%からなるコンパウンド、220
℃の材料温度で製造 ** 粘度数。
【0042】表4 アニオン性ポリスチレンの熱安定性;化合物1の異なる
濃度の試験 出発材料APS:Mw/Mn=2、MVR200/5=1.4
ml/10分;モノスチレン7ppm; 二軸スクリュー押出機中でのクラッシュ押出し:材料温
度280℃、平均滞留時間(VWZ)72秒、最小VW
Z70秒;最大VWZ74秒
【0043】
【表4】
【0044】* APSおよびAPSをベースとする5
%の濃縮物の安定剤0〜6%からなるコンパウンド、2
20℃の材料温度で製造。
【0045】表5 PSの熱安定性; 出発材料PS:Mw/Mn=2、MVR200/5=1.8m
l/10分;モノスチレン90ppm、VZ=108.
5ml/g; 二軸スクリュー押出機中でのクラッシュ押出し:材料温
度280℃、平均滞留時間(VWZ)72秒、最小VW
Z70秒;最大VWZ74秒
【0046】
【表5】
【0047】* PSおよびPS中の5%の濃縮物の安
定剤0〜6%からなるコンパウンド、220℃の材料温
度で製造。
【0048】表6 標準PSの熱安定性 安定化されていない標準PSと5%の濃縮物の化合物1
(MB)との混合物 出発材料:PS VZ 108.5ml/g;MVR
200/5=2.3ml/10分;モノスチレン90ppm 二軸スクリュー押出機中でのクラッシュ押出し:材料温
度280℃、平均滞留時間(VWZ)72秒;最小VW
Z70秒;最大VWZ74秒
【0049】
【表6】
【0050】表7 ラジカル重合標準ポリスチレン(粘度数:104ml/
g)の熱安定性 多様な材料温度での射出成形加工;モノスチレン含量
[ppm]
【0051】
【表7】
【0052】表7の記載から、115ppmのスチレン
含量を有する安定化されていないポリスチレンは射出成
形加工の際に、再度急速にスチレン約250ppmまで
新規に生成されることが明らかである。
【0053】すでに重合反応器中で安定剤を添加した場
合には、実際に安定化作用はもはや示さない。
【0054】予備脱ガスしたポリスチレン中に安定剤を
添加することは、顆粒物中のスチレン量をより少ないま
まにとどめ、かつ加工の際にスチレンの新規生成を阻止
し、つまり安定剤のこの有利な添加方法の場合、その安
定化作用は維持される。
【0055】押出機中での脱ガスの際のポリスチレンの
安定化(表8参照) 押出脱ガスは、本発明の場合にポリスチレンの特に高い
負荷を意味する。化合物7の0.1%の添加により、モ
ノマー生成を中程度ならびに高い押出回転数の場合に有
効に減少させる。
【0056】シクロヘキサン中のAPSの85重量%の
溶液は、T=140℃で歯車ポンプを用いて脱ガス押出
機へ供給した。押出機の出口での材料温度は220℃で
あった。この押出機は、3つの脱ガスドームを有してお
り、このドームは500、200もしくは100mba
rで運転された。
【0057】表8 押出脱ガスの際のAPSの安定化 (APS:Mn=200000g/mol;Mw/Mn
1.1)
【0058】
【表8】
【0059】スチレンの移行(マイグレーション) 官能性(感知性)の概念は定量化することはできない、
それというのも、食料品の味覚的または嗅覚的影響の程
度の評価は主観的であるためである。
【0060】スチレンの官能性の原因は包装材料から内
容物へのスチレンのマイグレーションにある。このマイ
グレーションはEG−基準87/711の配慮の下で周
知の方法を用いて測定ならびに表示することができる。
【0061】相応する測定は、65ppmのスチレン含
量を有する高度に脱ガスした耐衝撃性のポリスチレン
(I)について行い、およびスチレン440ppmをな
お含有するポリスチレン(II)と比較した。
【0062】スチレンの移行を測定された試験媒体とし
て、合成脂肪(HB307)、水中3%の酢酸を用い
た。
【0063】マイグレーションの測定のために使用され
た65ppmのスチレン含量を有する高度に脱ガスした
耐衝撃性のポリスチレンは、(A. Echte, Advances in
Chemistry, Series 222 "Rubber-Toughend Styrene Pol
ymers, Fig. 27, Seite 39参照)により製造され、その
際、脱ガスのために連行剤を使用した。この耐衝撃性ポ
リスチレンは8%のポリブタジエン含量、2.7μmの
平均粒度を有するセル粒子モルホロジー、69ml/g
の粘度数を有し、鉱油を含有していなかった。
【0064】比較のために使用されたスチレン440p
pmを含有するポリスチレンは、同様の方法で連行剤な
しで得られた。
【0065】表9 スチレンのマイグレーション(貯蔵条件:40℃で10
日間)
【0066】
【表9】
【0067】表9は包装対象物中でのスチレン含量が少
ない場合に、食料品へのスチレンのマイグレーションを
減少させることができることを明らかに示している。
【0068】脂肪含有の食料品へのマイグレーションは
水含有のものへの場合よりもより高いことが示される。
【0069】安定剤として有利に使用される化合物
(1)自体は実際に、脂肪含有の食料品についてのモデ
ル物質として使用したマーガリン中へ移行せず[K. Cwi
ek, Rocz. Panstw. Zakl. Hig., 37(1), 44 - 47]、石
油エーテルまたはジエチルエーテル中へ極めて僅かな程
度で移行する[K. Cwiek et al, Rocz. Panstw. Zakl.
Hig., 36(5), 406 - 410]のが有利である。
【0070】Ind. Eng. Chem. Res. 26, 1668 - 1670
(1987)により、安定剤1の耐衝撃性ポリスチレンへの拡
散係数は3・10-13cm2/sであり、このことは、た
いていの場合一般的な貯蔵時間に対して2μg/dm2
より少なく、しばしば1μg/dm2より少ない移行を
示している。
【0071】従って、本発明により達成される工業的進
歩を次にまとめることができる:スチレンマイグレーシ
ョンは、若干の場合には検出限界を下回るまで劇的に減
少し、さらに明らかな新規のマイグレーションは生じ
ず、つまり、食料品中へのポリスチレンからなる包装対
象からの総合的マイグレーションは明らかに減少する。
フロントページの続き (72)発明者 カロラ ヘットマン−ライン ドイツ連邦共和国 ラーデンブルク ハウ プトシュトラーセ 23 (72)発明者 ライナー モールス ドイツ連邦共和国 ゲルマースハイム ダ ンツィガー シュトラーセ 5 (72)発明者 アンドレアス ユング ドイツ連邦共和国 マンハイム エル 4.3 (72)発明者 ライナー シュリッヒトマン ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ビュルガーマイスター−ホルラッ ヒャー−シュトラーセ 55

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主要成分として、ポリスチレンの他に、
    250ppmより少ないスチレンおよび1種以上のフェ
    ノール性酸化防止剤0.05〜0.5重量%を含有する
    成形材料。
  2. 【請求項2】 2,4,6−三置換フェノールを含有す
    る請求項1記載の成形材料。
  3. 【請求項3】 熱の影響下でのスチレンの新規生成に対
    して、250ppmより少ないスチレンの含量を有する
    ポリスチレンを安定化する方法において、ポリスチレン
    に1種以上のフェノール性酸化防止剤0.05〜0.5
    重量%を添加するポリスチレンの安定化方法。
  4. 【請求項4】 スチレン0.3重量%より少ない含量を
    有するモノマー含有ポリスチレンに、難揮発性フェノー
    ル性酸化防止剤0.05〜0.5重量%を添加し、この
    混合物からスチレンおよび場合により溶剤を除去し、次
    いで2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
    0.05〜0.5重量%を添加する請求項3記載の方
    法。
JP9728795A 1994-04-22 1995-04-21 成形材料およびポリスチレンの安定化方法 Withdrawn JPH07292188A (ja)

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